JP2000333982A - 人工肛門用パウチの脱臭用具 - Google Patents
人工肛門用パウチの脱臭用具Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F5/00—Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
- A61F5/44—Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
- A61F5/441—Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices having venting or deodorant means, e.g. filters ; having antiseptic means, e.g. bacterial barriers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人工肛門を有する患者が気にする排泄物やガ
スの臭いを、常時脱臭してパウチ外に放出することを助
ける、汎用のパウチにそのまま使用でき、且つ低コスト
で作用確実な人工肛門用パウチの脱臭用具を提供する。 【解決手段】 人工肛門用パウチの内壁に装着するもの
であって、パウチ壁面に穿設した針穴の周囲を覆うよう
に接着させるリング状の支持体と、該支持体に固着され
内部に脱臭剤を収納した通気性袋体とから構成される、
人工肛門用パウチの脱臭用具。
スの臭いを、常時脱臭してパウチ外に放出することを助
ける、汎用のパウチにそのまま使用でき、且つ低コスト
で作用確実な人工肛門用パウチの脱臭用具を提供する。 【解決手段】 人工肛門用パウチの内壁に装着するもの
であって、パウチ壁面に穿設した針穴の周囲を覆うよう
に接着させるリング状の支持体と、該支持体に固着され
内部に脱臭剤を収納した通気性袋体とから構成される、
人工肛門用パウチの脱臭用具。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工肛門用パウチの内
部に装着される脱臭用具に関するものである。
部に装着される脱臭用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、直腸ガンなどの手術で、肛門の機
能を温存する技術が発達しているが、それでもなお、人
工肛門(ストーマ)を有する患者(オストミー)は増加
する傾向にある。これは、食事の洋風化に伴い、直腸ガ
ン患者が増大していることに起因する。
能を温存する技術が発達しているが、それでもなお、人
工肛門(ストーマ)を有する患者(オストミー)は増加
する傾向にある。これは、食事の洋風化に伴い、直腸ガ
ン患者が増大していることに起因する。
【0003】ところで、人工肛門患者の殆どは、排泄物
とガスを溜める袋状のパウチを人体に取り付けている。
最近のパウチは、人体への接着性及びガス密封性に優
れ、臭いが漏れることは殆どない。しかし、ガスが溜ま
るとパウチ内は高圧になり、臭気がもれたり甚だしい場
合にはパウチの破損を招く。
とガスを溜める袋状のパウチを人体に取り付けている。
最近のパウチは、人体への接着性及びガス密封性に優
れ、臭いが漏れることは殆どない。しかし、ガスが溜ま
るとパウチ内は高圧になり、臭気がもれたり甚だしい場
合にはパウチの破損を招く。
【0004】そこで、ある種のパウチには、ガス抜き孔
を設けたり、ガス抜きチューブやガス抜きチャンバーを
取り付けたものも考案されている。この内ガス抜き孔タ
イプのもの(特開昭60−24840)では、漏出する
ガスの脱臭のため、ガス抜き孔の外部に脱臭袋を取り付
けるようになっている。しかしこの場合、排泄物がガス
抜き孔を塞ぐことが多く、十分なガス抜きができなくな
る。またガス抜きチューブやチャンバーを設けたもの
(実開昭57−1288819、特開平6−27724
5、特開平7−16251等)は、その構造から言って
高価なものとなり、毎日手軽に使用できるものではな
い。尚、実開昭55−54110には、ガス抜き孔の内
側に脱臭袋を取り付ける人工肛門装具が示されている。
この装具では、排泄物がガス抜き孔を塞ぐことはない
が、同様に特殊形状のため高価になる欠点がある。
を設けたり、ガス抜きチューブやガス抜きチャンバーを
取り付けたものも考案されている。この内ガス抜き孔タ
イプのもの(特開昭60−24840)では、漏出する
ガスの脱臭のため、ガス抜き孔の外部に脱臭袋を取り付
けるようになっている。しかしこの場合、排泄物がガス
抜き孔を塞ぐことが多く、十分なガス抜きができなくな
る。またガス抜きチューブやチャンバーを設けたもの
(実開昭57−1288819、特開平6−27724
5、特開平7−16251等)は、その構造から言って
高価なものとなり、毎日手軽に使用できるものではな
い。尚、実開昭55−54110には、ガス抜き孔の内
側に脱臭袋を取り付ける人工肛門装具が示されている。
この装具では、排泄物がガス抜き孔を塞ぐことはない
が、同様に特殊形状のため高価になる欠点がある。
【0005】そこで、通常は、簡単な構造の袋状のパウ
チを使用し、パウチ内にガスが溜まるとトイレなどに駆
け込んで、針でパウチに孔を開け、ガスの放出後、透明
粘着テープなどで針孔を塞ぐことが行われている。その
ため、オストミーは常時針を携帯していなければなら
ず、また常にパウチの膨れ具合を確認したりトイレの所
在を確認するなど、精神的に大きな負担を負わされてい
る。
チを使用し、パウチ内にガスが溜まるとトイレなどに駆
け込んで、針でパウチに孔を開け、ガスの放出後、透明
粘着テープなどで針孔を塞ぐことが行われている。その
ため、オストミーは常時針を携帯していなければなら
ず、また常にパウチの膨れ具合を確認したりトイレの所
在を確認するなど、精神的に大きな負担を負わされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した特
殊な脱臭構造に頼らず、また針と透明粘着テープによる
不便なガス放出操作をしたりせずに、一般市販のパウチ
にそのまま装着でき、且つ、無臭化したガスが常時放出
ができる人工肛門用パウチの脱臭用具を提供するもので
ある。
殊な脱臭構造に頼らず、また針と透明粘着テープによる
不便なガス放出操作をしたりせずに、一般市販のパウチ
にそのまま装着でき、且つ、無臭化したガスが常時放出
ができる人工肛門用パウチの脱臭用具を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の人工肛門用パウ
チの脱臭用具は、人工肛門用パウチの内壁に装着するも
のであって、パウチ壁面に接着させる支持体と、該支持
体に接着され内部に脱臭剤を収納した通気性袋体とから
構成され、該支持体は、パウチ壁面に接着した状態で支
持体の中央部寄りにガス抜き孔が穿設できるようにリン
グ状をしているものである。
チの脱臭用具は、人工肛門用パウチの内壁に装着するも
のであって、パウチ壁面に接着させる支持体と、該支持
体に接着され内部に脱臭剤を収納した通気性袋体とから
構成され、該支持体は、パウチ壁面に接着した状態で支
持体の中央部寄りにガス抜き孔が穿設できるようにリン
グ状をしているものである。
【0008】通気性袋体は、布、不織布、和紙、多孔プ
ラスチックフイルム、或いはこの組合せなど、通気性に
優れた素材から製造される。ただ、袋体内部に水分が浸
透すると、脱臭剤の吸着能が低下するので、防水性も備
えていることが望ましい。しかし、両性質は通常は相反
するので、両性質のバランスを考慮して使用素材を決め
るとよい。中でも、不織布に多孔プラスチックフイルム
をラミネートした素材は、通気性が大きく防水性にも優
れ、好ましいものの一つである。
ラスチックフイルム、或いはこの組合せなど、通気性に
優れた素材から製造される。ただ、袋体内部に水分が浸
透すると、脱臭剤の吸着能が低下するので、防水性も備
えていることが望ましい。しかし、両性質は通常は相反
するので、両性質のバランスを考慮して使用素材を決め
るとよい。中でも、不織布に多孔プラスチックフイルム
をラミネートした素材は、通気性が大きく防水性にも優
れ、好ましいものの一つである。
【0009】通気性袋体に収納する脱臭剤としては、活
性炭やゼオライトなど、糞便臭、ガス臭の主要成分であ
るアンモニアや硫化水素、メルカプタン等を良好に吸着
するものであれば、何れも使用可能である。中でも、天
然ゼオライトと鉄化合物を混合成型したゼオライト系化
合物は、吸着容量、吸着能ともに優れたものである。こ
のゼオライト系化合物は、小さな顆粒状に成型するとよ
い。また、通気性袋体は縦横が3〜6cm程度のもの
で、脱臭剤を5〜10g程度の充填した場合の平均的な
厚みが3〜10mm程度のものである。この脱臭剤を充
填した袋体は、折り曲げるかそのままの状態で、直径が
30〜60mmのパウチの開口部から挿入できる程度の寸法
とする。尚、パウチ自体の大きさは15cm×20cm前後
である。
性炭やゼオライトなど、糞便臭、ガス臭の主要成分であ
るアンモニアや硫化水素、メルカプタン等を良好に吸着
するものであれば、何れも使用可能である。中でも、天
然ゼオライトと鉄化合物を混合成型したゼオライト系化
合物は、吸着容量、吸着能ともに優れたものである。こ
のゼオライト系化合物は、小さな顆粒状に成型するとよ
い。また、通気性袋体は縦横が3〜6cm程度のもの
で、脱臭剤を5〜10g程度の充填した場合の平均的な
厚みが3〜10mm程度のものである。この脱臭剤を充
填した袋体は、折り曲げるかそのままの状態で、直径が
30〜60mmのパウチの開口部から挿入できる程度の寸法
とする。尚、パウチ自体の大きさは15cm×20cm前後
である。
【0010】支持体は、厚みが0.5〜10mmより好ま
しくは2〜6mmで、外径が20〜40mmφ程度のリ
ング状のもので、内径はパウチ壁面にガス抜き孔を開け
る目的から、1〜5mmφ程度のもので十分である。ま
た支持体は、ゴムやプラスチックの発泡体など柔軟な素
材のものが剥離強度が強くなるので好ましい。そして、
支持体の両面には感圧接着剤層を設ける。或いは、通気
性袋体側には接着剤を塗布して両者を予め一体化してお
いてもよい。
しくは2〜6mmで、外径が20〜40mmφ程度のリ
ング状のもので、内径はパウチ壁面にガス抜き孔を開け
る目的から、1〜5mmφ程度のもので十分である。ま
た支持体は、ゴムやプラスチックの発泡体など柔軟な素
材のものが剥離強度が強くなるので好ましい。そして、
支持体の両面には感圧接着剤層を設ける。或いは、通気
性袋体側には接着剤を塗布して両者を予め一体化してお
いてもよい。
【0011】本発明の脱臭用具は、通常、人工肛門用パ
ウチの裏側(人口肛門に接続しない側)の内壁に接着固
定して使用する。これは、取り付けし易いことによる。
また取り付け箇所は、パウチのできるだけ上部寄りが好
ましい。これは、パウチ内に溜まった汚物に通気性袋体
がなるべく接触しないようにするためである。固定は、
まず、支持体をパウチの開口部(人口肛門接続部の孔、
30〜60mmφ)から挿入し、片面側を接着固定す
る。次いで、脱臭剤を充填した通気性袋体を同じく開口
部から挿入し、支持体の他の面に接着固定する。尚、通
気性袋体と支持体とは、市販の段階或いは取付の段階
で、接着剤や感圧接着剤(粘着剤)で予め一体化しても
よいし、或いは、パウチの内部に別個に挿入し、感圧接
着剤で一体化するようにしてもよい。前者の場合、その
一体化されたものを人口肛門接続部の孔から挿入し、支
持体の片面をパウチ内壁のできるだけ上部に固定する。
ウチの裏側(人口肛門に接続しない側)の内壁に接着固
定して使用する。これは、取り付けし易いことによる。
また取り付け箇所は、パウチのできるだけ上部寄りが好
ましい。これは、パウチ内に溜まった汚物に通気性袋体
がなるべく接触しないようにするためである。固定は、
まず、支持体をパウチの開口部(人口肛門接続部の孔、
30〜60mmφ)から挿入し、片面側を接着固定す
る。次いで、脱臭剤を充填した通気性袋体を同じく開口
部から挿入し、支持体の他の面に接着固定する。尚、通
気性袋体と支持体とは、市販の段階或いは取付の段階
で、接着剤や感圧接着剤(粘着剤)で予め一体化しても
よいし、或いは、パウチの内部に別個に挿入し、感圧接
着剤で一体化するようにしてもよい。前者の場合、その
一体化されたものを人口肛門接続部の孔から挿入し、支
持体の片面をパウチ内壁のできるだけ上部に固定する。
【0012】次に、ガス抜き孔について説明する。一般
に市販されているパウチには、上記特殊なものを除きガ
ス抜き孔は設けられていない。ガスが溜まった場合に、
使用者が適宜針などの尖ったもので穿設し、次いで透明
粘着テープ等でシールするものである。これに対し、本
発明の脱臭用具を使用する場合、支持体を取り付けたあ
と、或いは支持体と通気性袋体を取り付けたのちに、永
久的なガス抜き孔を設ける。ガス抜き孔は、固着した支
持体のリング内のなるべく中央寄りの位置に、針などの
尖ったもので微小孔を穿設する。加熱した針などで穿設
すると、周囲が溶解物で補強される。尚、パウチに予め
ガス抜き孔を穿設しておき、そのあとから脱臭用具を取
り付けるようにしてもよいが、パウチの反対側の壁にも
孔をあけてしまうおそれがあるし、支持体の孔とガス抜
き孔を重ねるのも困難であり、この方法は好ましくな
い。
に市販されているパウチには、上記特殊なものを除きガ
ス抜き孔は設けられていない。ガスが溜まった場合に、
使用者が適宜針などの尖ったもので穿設し、次いで透明
粘着テープ等でシールするものである。これに対し、本
発明の脱臭用具を使用する場合、支持体を取り付けたあ
と、或いは支持体と通気性袋体を取り付けたのちに、永
久的なガス抜き孔を設ける。ガス抜き孔は、固着した支
持体のリング内のなるべく中央寄りの位置に、針などの
尖ったもので微小孔を穿設する。加熱した針などで穿設
すると、周囲が溶解物で補強される。尚、パウチに予め
ガス抜き孔を穿設しておき、そのあとから脱臭用具を取
り付けるようにしてもよいが、パウチの反対側の壁にも
孔をあけてしまうおそれがあるし、支持体の孔とガス抜
き孔を重ねるのも困難であり、この方法は好ましくな
い。
【0013】このように、本支持体は針孔を開けるとき
支えとなるとともに、針孔を開けるとき、反対側のパウ
チ壁面にまで達するのを防止する等重要な役目を果た
す。また、支持体はパウチ内壁面への通気性袋体の接着
(粘着)効果を高める効果を有するとともに、パウチ壁
面でのガス抜き孔(針孔)の変形拡大を防止する効果も
ある。
支えとなるとともに、針孔を開けるとき、反対側のパウ
チ壁面にまで達するのを防止する等重要な役目を果た
す。また、支持体はパウチ内壁面への通気性袋体の接着
(粘着)効果を高める効果を有するとともに、パウチ壁
面でのガス抜き孔(針孔)の変形拡大を防止する効果も
ある。
【0014】本発明の脱臭用具を用いると、排泄物に設
けたガス抜き孔が直接汚物に触れることがないので、ガ
ス抜き孔は決して閉塞せず、ガスは脱臭された状態で常
時パウチ外へ放出される。そのため、パウチが膨れて破
裂したりすることは完全に防がれるし、悪臭が周囲に漏
れることも防止できる。また、パウチ内部においても脱
臭するので、パウチ交換時にも臭いを発散しない効果も
ある。しかも、現在市販の殆どのタイプのパウチにもそ
のまま装着できるので、現在使用しているパウチがその
まま利用できるものである。
けたガス抜き孔が直接汚物に触れることがないので、ガ
ス抜き孔は決して閉塞せず、ガスは脱臭された状態で常
時パウチ外へ放出される。そのため、パウチが膨れて破
裂したりすることは完全に防がれるし、悪臭が周囲に漏
れることも防止できる。また、パウチ内部においても脱
臭するので、パウチ交換時にも臭いを発散しない効果も
ある。しかも、現在市販の殆どのタイプのパウチにもそ
のまま装着できるので、現在使用しているパウチがその
まま利用できるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の脱臭用具の一例を示す
ものである。この脱臭用具1は、通気性袋体2と支持体
3からなり、両者は接着剤4で一体化されている。通気
性袋体2は、不織布に多孔プラスチックフイルムをラミ
ネートしたものを素材とし、これを横55mm、縦45
mmの三方シールで仕上げたものである。そして、その
内部には、ゼオライトと水酸化鉄や硫酸鉄などの鉄化合
物を主剤とする脱臭剤21が5〜10g充填してある。
この脱臭剤は、24時間で1g当たり3.5万ppm の硫化
水素ガスを吸着するし、アンモニアガスは同じく300
0〜3500ppm を吸着する能力を有している。従っ
て、5〜10gで1日分の糞便の臭気を十分に吸着する
ものである。
細に説明する。図1は、本発明の脱臭用具の一例を示す
ものである。この脱臭用具1は、通気性袋体2と支持体
3からなり、両者は接着剤4で一体化されている。通気
性袋体2は、不織布に多孔プラスチックフイルムをラミ
ネートしたものを素材とし、これを横55mm、縦45
mmの三方シールで仕上げたものである。そして、その
内部には、ゼオライトと水酸化鉄や硫酸鉄などの鉄化合
物を主剤とする脱臭剤21が5〜10g充填してある。
この脱臭剤は、24時間で1g当たり3.5万ppm の硫化
水素ガスを吸着するし、アンモニアガスは同じく300
0〜3500ppm を吸着する能力を有している。従っ
て、5〜10gで1日分の糞便の臭気を十分に吸着する
ものである。
【0016】支持体3は、厚みが3mmで、外径が20
mmφ、内径が3mmφのリング状発泡体からなり、パ
ウチに取り付ける側に感圧接着剤31を塗布している。
符号32は剥離紙である。尚、通気性袋体2と支持体3
とを別個にしておき、使用時に両者を一体化する場合に
は、支持体3の通気性袋体2を接着する側にも感圧接着
剤31を塗布して表面を剥離紙で覆っておくとよい。
mmφ、内径が3mmφのリング状発泡体からなり、パ
ウチに取り付ける側に感圧接着剤31を塗布している。
符号32は剥離紙である。尚、通気性袋体2と支持体3
とを別個にしておき、使用時に両者を一体化する場合に
は、支持体3の通気性袋体2を接着する側にも感圧接着
剤31を塗布して表面を剥離紙で覆っておくとよい。
【0017】図2は、この脱臭用具1をパウチ5の内壁
面51に装着した状態を示す。この状態で、パウチの壁
面51に針で微細なガス抜き孔52を穿設する。この状
態でパウチ5を人工肛門部分に装着する。尚、一般にパ
ウチ内部に糞便が溜まってくると、その重量でガス抜き
孔が大きくなったり該孔の部分からパウチが裂けること
があるが、本脱臭用具の場合、支持体3がガス抜き孔5
2の周囲を保護するので、このような問題を避けること
ができる。図中、符号53はパウチの人体に接する側の
壁面、符号54は人工肛門に接続する開口部である。
面51に装着した状態を示す。この状態で、パウチの壁
面51に針で微細なガス抜き孔52を穿設する。この状
態でパウチ5を人工肛門部分に装着する。尚、一般にパ
ウチ内部に糞便が溜まってくると、その重量でガス抜き
孔が大きくなったり該孔の部分からパウチが裂けること
があるが、本脱臭用具の場合、支持体3がガス抜き孔5
2の周囲を保護するので、このような問題を避けること
ができる。図中、符号53はパウチの人体に接する側の
壁面、符号54は人工肛門に接続する開口部である。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の脱臭用具
は、パウチ壁面に穿設したガス抜き孔の周囲を覆うよう
に接着させるリング状の支持体と、該支持体に固着され
内部に脱臭剤を収納した通気性袋体とから構成されるも
のである。従って、 1) リング状支持体のため、針などによるガス抜き孔の
穿設が、簡単、確実且つ安全に行なえる。 2) 排泄物に設けたガス抜き孔が直接汚物に触れること
がないので、ガス抜き孔は決して閉塞せず、ガスは脱臭
された状態で常時パウチ外へ放出される。そのため、パ
ウチが膨れて破裂したりすることは完全に防がれるし、
悪臭が周囲に漏れることも防止できる。 3) パウチ内部においても脱臭するので、パウチ交換時
にも臭いを発散しない効果もある。 4) 現在市販の殆どのタイプのパウチにもそのまま装着
できるので、現在使用しているパウチがそのまま利用で
きるものである。 5) 支持体がガス抜き孔の周囲を保護しているので、パ
ウチ内部に糞便が溜まっても、ガス抜き孔が変形したり
パウチが裂けるおそれはない。 6) 本発明の脱臭用具は構造が簡単なため安価に得られ
るし、軽量・コンパクトで取扱も簡単である。 などの多くの利点を有するものである。
は、パウチ壁面に穿設したガス抜き孔の周囲を覆うよう
に接着させるリング状の支持体と、該支持体に固着され
内部に脱臭剤を収納した通気性袋体とから構成されるも
のである。従って、 1) リング状支持体のため、針などによるガス抜き孔の
穿設が、簡単、確実且つ安全に行なえる。 2) 排泄物に設けたガス抜き孔が直接汚物に触れること
がないので、ガス抜き孔は決して閉塞せず、ガスは脱臭
された状態で常時パウチ外へ放出される。そのため、パ
ウチが膨れて破裂したりすることは完全に防がれるし、
悪臭が周囲に漏れることも防止できる。 3) パウチ内部においても脱臭するので、パウチ交換時
にも臭いを発散しない効果もある。 4) 現在市販の殆どのタイプのパウチにもそのまま装着
できるので、現在使用しているパウチがそのまま利用で
きるものである。 5) 支持体がガス抜き孔の周囲を保護しているので、パ
ウチ内部に糞便が溜まっても、ガス抜き孔が変形したり
パウチが裂けるおそれはない。 6) 本発明の脱臭用具は構造が簡単なため安価に得られ
るし、軽量・コンパクトで取扱も簡単である。 などの多くの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る脱臭用具の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】パウチに本発明の脱臭用具を装着した状態を模
式的に示す断面図である。
式的に示す断面図である。
【図3】パウチに本発明の脱臭用具を装着した状態の正
面図である。
面図である。
1 脱臭用具 2 通気性袋体 21 脱臭剤 3 支持体 31 感圧接着剤 32 剥離紙 4 接着剤 5 パウチ 51 壁面 52 ガス抜き孔 53 壁面 54 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 人工肛門用パウチの内壁に装着するもの
であって、パウチ壁面に接着させる支持体と、該支持体
に接着され内部に脱臭剤を収納した通気性袋体とから構
成され、該支持体は、パウチ壁面に接着した状態で支持
体の中央部寄りにガス抜き孔が穿設できるようにリング
状をしていることを特徴とする人工肛門用パウチの脱臭
用具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11147829A JP2000333982A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 人工肛門用パウチの脱臭用具 |
EP00122511A EP1205166A1 (en) | 1999-05-27 | 2000-10-14 | A deodorizing implement for an ostomy pouch |
US09/688,098 US6432093B1 (en) | 1999-05-27 | 2000-10-16 | Deodorizing implement for an ostomy pouch |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11147829A JP2000333982A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 人工肛門用パウチの脱臭用具 |
EP00122511A EP1205166A1 (en) | 1999-05-27 | 2000-10-14 | A deodorizing implement for an ostomy pouch |
US09/688,098 US6432093B1 (en) | 1999-05-27 | 2000-10-16 | Deodorizing implement for an ostomy pouch |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000333982A true JP2000333982A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=27223144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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