JP2002113026A

JP2002113026A - 人工肛門用パウチの脱臭用具

Info

Publication number: JP2002113026A
Application number: JP2000310062A
Authority: JP
Inventors: Keiji Shiina; 啓二椎名
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-10-11
Filing date: 2000-10-11
Publication date: 2002-04-16

Abstract

(57)【要約】【課題】人工肛門を有する患者が気にする排泄物やガ
スの臭いを、常時脱臭してパウチ外に放出することを助
ける、汎用のパウチにそのまま使用でき、且つ低コスト
で作用確実な人工肛門用パウチの脱臭用具を提供する。【解決手段】人工肛門用パウチの内壁に装着するもの
であって、パウチ壁面に穿設した針穴の周囲を覆うよう
に接着させる円盤状、三角形盤状、四角形盤状、その他
の多角形盤状の支持体と、該支持体に固着され内部に脱
臭剤を収納した通気性袋体とから構成される、人工肛門
用パウチの脱臭用具。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、人工肛門用パウチの内
部に装着される脱臭用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】現在、直腸ガンなどの手術で、肛門の機
能を温存する技術が発達しているが、それでもなお、人
工肛門（ストーマ）を有する患者（オストミー）は増加
する傾向にある。これは、食事の洋風化に伴い、直腸ガ
ン患者が増大していることに起因する。

【０００３】ところで、人工肛門患者の殆どは、排泄物
とガスを溜める袋状のパウチを人体に取り付けている。
最近のパウチは、人体への接着性及びガス密封性に優
れ、臭いが漏れることは殆どない。しかし、ガスが溜ま
るとパウチ内は高圧になり、臭気が漏れたり甚だしい場
合にはパウチの破損を招く。

【０００４】そこで、ある種のパウチには、ガス抜き孔
を設けたり、ガス抜きチューブやガス抜きチャンバーを
取り付けたものも考案されている。この内ガス抜き孔タ
イプのもの（特開昭６０−２４８４０：ＵＳＰ４４９０
１４５）では、漏出するガスの脱臭のため、ガス抜き孔
の外部に脱臭袋を取り付けるようになっている。しかし
この場合、排泄物がガス抜き孔を塞ぐことが多く、十分
なガス抜きができなくなる。またガス抜きチューブやチ
ャンバーを設けたもの（実開昭５７−１２８８８１９、
特開平６−２７７２４５：ＵＳＰ５３０６２６４、特開
平７−１６２５１等）は、その構造から言って高価なも
のとなり、毎日手軽に使用できるものではない。尚、実
開昭５５−５４１１０には、ガス抜き孔の内側に脱臭袋
を取り付ける人工肛門装具が示されている。この装具で
は、排泄物がガス抜き孔を塞ぐことはないが、同様に特
殊形状のため高価になる欠点がある。

【０００５】そこで、通常は、簡単な構造の袋状のパウ
チを使用し、パウチ内にガスが溜まるとトイレなどに駆
け込んで、針でパウチに孔を開け、ガスの放出後、透明
粘着テープなどで針孔を塞ぐことが行われている。その
ため、オストミーは常時針を携帯していなければなら
ず、また常にパウチの膨れ具合を確認したりトイレの所
在を確認するなど、精神的に大きな負担を負わされてい
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した特
殊な脱臭構造に頼らず、また針と透明粘着テープによる
不便なガス放出操作をしたりせずに、一般市販のパウチ
にそのまま装着でき、且つ、無臭化したガスが常時放出
ができる人工肛門用パウチの脱臭用具を提供するもので
ある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の人工肛門用パウ
チの脱臭用具は、人工肛門用パウチの内壁に装着するも
のであって、パウチ内壁面に接着させる支持体と、該支
持体に接着され内部に脱臭剤を収納した通気性袋体とか
ら構成さているものである。更に本発明の人工肛門用パ
ウチの脱臭用具は、パウチ面にガス抜き孔が穿設し易い
ように、支持体の中央部寄りの小孔が穿設されているも
のである。

【０００８】通気性袋体は、布、不織布、和紙、多孔プ
ラスチックフイルム、或いはこの組合せなど、通気性に
優れた素材から製造される。ただ、袋体内部に水分が浸
透すると、脱臭剤の吸着能が低下するので、防水性も備
えていることが望ましい。しかし、両性質は通常は相反
するので、両性質のバランスを考慮して使用素材を決め
るとよい。中でも、不織布に多孔プラスチックフイルム
をラミネートした素材は、通気性が大きく防水性にも優
れ、好ましいものの一つである。

【０００９】通気性袋体に収納する脱臭剤としては、活
性炭やゼオライトなど、糞便臭、ガス臭の主要成分であ
るアンモニアや硫化水素、メルカプタン等を良好に吸着
するものであれば、何れも使用可能である。中でも、天
然ゼオライトと鉄化合物を混合成型したゼオライト系化
合物は、吸着容量、吸着能ともに優れたものである。こ
のゼオライト系化合物は、小さな顆粒状に成型するとよ
い。また、通気性袋体は縦横が３〜６ｃｍ程度のもの
で、脱臭剤を５〜１０ｇ程度の充填した場合の平均的な
厚みが３〜１０ｍｍ程度のものである。この脱臭剤を充
填した袋体は、折り曲げるかそのままの状態で、直径が
３０〜６０ｍｍのパウチの開口部から挿入できる程度の
寸法とする。尚、パウチ自体の大きさは１５ｃｍ×２０
ｃｍ前後である。

【００１０】支持体は、厚みが0.５〜１０ｍｍより好ま
しくは２〜６ｍｍで、径又は一辺が１０〜４０ｍｍ程度
の円盤状、四角形盤状、多角形盤状のものである。ま
た、その中央部寄りに直径１〜３ｍｍ程度の小孔を穿設
したものにおいては、この小孔が、後述するパウチのガ
ス抜き孔を形成する場合に役立つものである。支持体
は、ゴムやプラスチックの発泡体など柔軟な素材のもの
が剥離強度が強くなるので好ましい。そして、支持体の
両面には感圧接着剤層を設ける。或いは、通気性袋体側
には接着剤を塗布して両者を予め一体化しておいてもよ
い。

【００１１】この支持体は、発泡体など柔軟な素材シー
トの両面に感圧接着剤層を設け且つその表面及び裏面を
剥離紙で覆ったものに、裏面剥離紙を除いて適宜寸法に
切れ目を入れて、該裏面剥離紙（台紙）上に複数個形成
すると、作成効率がよくなる。この場合、裏面剥離紙を
台紙とし、その上に複数個の支持体が貼り付けられた状
態となる。そして、この切れ目の入れ方により、円盤
状、三角形盤状、四角形盤状、多角形盤状など様々な形
状のものが得られる。尚、三角形、四角形、六角形の場
合には、隙間なくカットができるので素材シートの無駄
が生じない。

【００１２】また、支持体が台紙上に取り付けられてい
る場合、支持体の取り外しは簡単であるが、支持体から
の表面剥離紙除去はし難い場合が多い。そこで、例えば
支持体の縁部の一部において感圧接着剤層と表面剥離紙
が接触しない部分を形成しておくと、その部分から表面
剥離紙が剥離し易くなる。そのため例えば、表面の感圧
接着剤層上に細幅のテープを縦又は横方向に適宜間隔を
おいて貼り着け、表面剥離紙で覆った後該細幅テープの
ほぼ中央線上に縦又は横の切り目を入れるようにする
と、この細幅テープ部分から剥離が容易に行なわれるこ
とになる。

【００１３】本発明の脱臭用具は、通常、人工肛門用パ
ウチの裏側（人口肛門に接続しない側）の内壁に接着固
定して使用する。これは、取り付けし易いことによる。
また取り付け箇所は、パウチのできるだけ上部寄りが好
ましい。これは、パウチ内に溜まった汚物に通気性袋体
がなるべく接触しないようにするためである。固定は、
まず、支持体をパウチの開口部（人口肛門接続部の孔、
３０〜６０ｍｍφ）から挿入し、片面側を接着固定す
る。次いで、脱臭剤を充填した通気性袋体を同じく開口
部から挿入し、支持体の他の面に接着固定する。尚、通
気性袋体と支持体とは、市販の段階或いは取付の段階
で、接着剤や感圧接着剤（粘着剤）で予め一体化しても
よいし、或いは、パウチの内部に別個に挿入し、感圧接
着剤で一体化するようにしてもよい。前者の場合、その
一体化されたものを人口肛門接続部の孔から挿入し、支
持体の片面をパウチ内壁のできるだけ上部に固定する。

【００１４】次に、ガス抜き孔について説明する。一般
に市販されているパウチには、上記特殊なものを除きガ
ス抜き孔は設けられていない。ガスが溜まった場合に
は、使用者が適宜針などの尖ったものでパウチに穿孔
し、次いで透明粘着テープ等でシールするものである。
これに対し、本発明の脱臭用具を使用する場合、支持体
を取り付けたあと、或いは支持体と通気性袋体を取り付
けたのちに、永久的なガス抜き孔を穿設する。ガス抜き
孔は、固着した支持体のなるべく中央寄りの位置に、針
などの尖ったもので微小孔を穿設する。加熱した針など
で穿設すると、周囲が溶解物で補強される。

【００１５】このガス抜き孔の穿設については、２つの
方法がある。１つは、パウチと支持体を貫いて通気性袋
体に至るガス抜き孔を設けるものである。この場合、ガ
ス抜き孔が小さくて支持体部分が分厚いなどの場合に
は、ガス抜きが充分に行われないおそれがある。また、
通気性袋体を破るおそれもある。

【００１６】２つ目は、支持体に予め小孔を設けてお
き、該小孔位置のパウチ面にガス抜き孔を穿設するもの
である。このようにすると、ガス抜き孔を穿設は極めて
簡単且つ確実に行なわれ、通気性袋体を破損するような
こともない。また、本支持体は針孔を開けるとき支えと
なるとともに、針孔を開けるとき、反対側のパウチ壁面
にまで達するのを防止する等重要な役目を果たす。更
に、上記何れの場合にといても、支持体はパウチ内壁面
への通気性袋体の接着（粘着）効果を高める効果を有す
るとともに、パウチ壁面でのガス抜き孔（針孔）の変形
拡大を防止する効果もある。

【００１７】尚、パウチに予めガス抜き孔を穿設してお
き、そのあとから脱臭用具を取り付けるようにしてもよ
い。しかし、パウチの反対側の壁にも孔をあけてしまう
おそれがあるし、支持体の孔とガス抜き孔を重ねるのも
困難であり、この方法は好ましくない。更に、前述した
永久的なガス抜き孔（と言っても、パウチ自体が１日〜
数日で使い捨てするものであはるが、）については、必
要に応じて粘着テープで孔塞ぎをしておき、適宜粘着テ
ープを剥がしてガス抜きするようにしてもよい。

【００１８】本発明の脱臭用具を用いると、排泄物に設
けたガス抜き孔が直接汚物に触れることがないので、ガ
ス抜き孔は決して閉塞せず、ガスは脱臭された状態で常
時パウチ外へ放出される。そのため、パウチが膨れて破
裂したりすることは完全に防がれるし、悪臭が周囲に漏
れることも防止できる。また、パウチ内部においても脱
臭するので、パウチ交換時にも臭いを発散しない効果も
ある。しかも、現在市販の殆どのタイプのパウチにもそ
のまま装着できるので、現在使用しているパウチがその
まま利用できるものである。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図１は、本発明の脱臭用具の一例を示す
ものである。この脱臭用具１は、通気性袋体２と支持体
３からなり、両者は接着剤４で一体化されている。通気
性袋体２は、不織布に多孔プラスチックフイルムをラミ
ネートしたものを素材とし、これを横４５ｍｍ、縦４０
ｍｍの三方シールで仕上げたものである。そして、その
内部には、ゼオライトと水酸化鉄や硫酸鉄などの鉄化合
物を主剤として成形した顆粒状の脱臭剤２１が５〜１０
ｇ充填してある。この脱臭剤は、２４時間で１ｇ当たり
3.５万ppm の硫化水素ガスを吸着するし、アンモニアガ
スは同じく３０００〜３５００ppm を吸着する能力を有
している。従って、５〜１０ｇで１日分の糞便の臭気を
十分に吸着するものである。

【００２０】支持体３は、厚みが２ｍｍ、一辺が２０ｍ
ｍで、中央部に４ｍｍφの小孔３１を有する正方形盤状
の発泡体からなり、パウチに取り付ける側に感圧接着剤
３２を塗布している。符号３３は剥離紙である。尚、通
気性袋体２と支持体３とを別個にしておき、使用時に両
者を一体化する場合には、支持体３の通気性袋体２を接
着する側にも感圧接着剤を塗布して表面を剥離紙で覆っ
ておくとよい。

【００２１】図２は、この脱臭用具１をパウチ５の内壁
面５１に装着した状態を模式的に示す縦切断端面図、図
３は同じく脱臭用具１をパウチ５の内壁面５１に装着し
た状態を示す正面図である。この状態でパウチ５を人工
肛門部分に装着し、パウチの壁面５１に針で微細なガス
抜き孔５２を穿設する。尚、一般にパウチ内部に糞便が
溜まってくると、その重量でガス抜き孔が大きくなった
り該孔の部分からパウチが裂けることがあるが、本脱臭
用具の場合、支持体３がガス抜き孔５２の周囲を保護す
るので、このような問題を避けることができる。図中、
符号５３はパウチの人体に接する側の壁面、符号５４は
人工肛門に接続する開口部である。

【００２２】図４は支持体の他の例を示すもので、多数
台紙上に取り付けた状態を示し、図５はその支持体の縦
断面図である。即ちこの支持体６は、厚みが約３ｍｍの
発泡プラスチックシート６１の両面に感圧接着剤層６
２、６３を設け且つ、その表面及び裏面を剥離紙６４、
６５で覆ったものに、裏面剥離紙を除いて２２ｍｍ間隔
で縦横に切り目６６、６７を入れて、該裏面剥離紙６５
上に複数個の四角盤状のものを形成したものである。こ
の裏面剥離紙６５が、台紙となる。符号６８は５ｍｍφ
の小孔である。

【００２３】図中、符号６９は表面の感圧接着剤層６２
上において、縦又は横方向に適宜間隔をおいて貼り着け
た細幅のテープである。そして、表面剥離紙６４で覆っ
た後にこの細幅テープ６９のほぼ中央線上に縦又は横の
切り目を入れると、該テープの部分では発泡プラスチッ
クシート６１と表面剥離紙６４とが接着しておらず、こ
こから表面剥離紙の除去が簡単に行なえるようになる。

【００２４】

【発明の効果】以上述べたように、本発明の脱臭用具
は、パウチ壁面に穿設したガス抜き孔の周囲を覆うよう
に接着させる円盤状、三角形盤状、四角形盤状或いはそ
の他の多角形盤状の支持体と、該支持体に固着され内部
に脱臭剤を収納した通気性袋体とから構成されるもので
ある。そして、パウチ壁面に取り付けたのち、該壁面更
には支持体にガス抜き孔を穿設して使用するものであ
る。従って、１）排泄物に設けたガス抜き孔が直接汚物に触れること
がないので、ガス抜き孔は決して閉塞せず、ガスは脱臭
された状態で常時パウチ外へ放出される。そのため、パ
ウチが膨れて破裂したりすることは完全に防がれるし、
悪臭が周囲に漏れることも防止できる。２）パウチ内部においても脱臭するので、パウチ交換時
にも臭いを発散しない効果もある。３）現在市販の殆どのタイプのパウチにもそのまま装着
できるので、現在使用しているパウチがそのまま利用で
きるものである。４）支持体がガス抜き孔の周囲を保護しているので、パ
ウチ内部に糞便が溜まっても、ガス抜き孔が変形したり
パウチが裂けるおそれはない。５）また、支持体の中央部寄りに小孔を穿設したものに
あっては、針などによるパウチ壁面へのガス抜き孔の穿
設が、極めて簡単、確実且つ安全に行なえる利点があ
る。６）本発明の脱臭用具は構造が簡単なため安価に得られ
るし、軽量・コンパクトで取扱も簡単である。７）台紙上に多数の支持体を形成し、その縁部に発泡体
と表面剥離紙が接着していないものにあっては、支持体
表面からの剥離紙除去が簡単に行なわれるなど、多くの
利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る脱臭用具の一例を示す斜視図であ
る。

【図２】パウチに本発明の脱臭用具を装着した状態を模
式的に示す縦切断端面図である。

【図３】パウチに本発明の脱臭用具を装着した状態の正
面図である。

【図４】支持体の他の例を示すもので、多数台紙上に取
り付けた状態を示す平面図である。

【図５】図４に示す支持体の縦断面図である。

【符号の説明】

１脱臭用具２通気性袋体２１脱臭剤３支持体３１小孔３２感圧接着剤３３剥離紙４接着剤５パウチ５１壁面５２ガス抜き孔５３壁面５４開口部６他の支持体６１発泡プラスチックシート６２表面感圧接着剤層６３裏面感圧接着剤層６４表面剥離紙６５裏面剥離紙（台紙）６６縦切れ目６７横切れ目６８小孔６９細幅テープ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】人工肛門用パウチの内壁面に装着するも
のであって、パウチ内壁面に接着させる支持体と、該支
持体に接着され内部に脱臭剤を収納した通気性袋体とか
ら構成されることを特徴とする人工肛門用パウチの脱臭
用具。
【請求項２】人工肛門用パウチの内壁面に装着するも
のであって、パウチ内壁面に接着させるリング状のもの
を除く支持体と、該支持体に接着され内部に脱臭剤を収
納した通気性袋体とから構成され、該支持体には、パウ
チ内壁面に接着した状態で支持体の中央部寄りのパウチ
面にガス抜き孔が穿設し易いように小孔が穿設されてい
ることを特徴とする人工肛門用パウチの脱臭用具。
【請求項３】通気性袋体は、布、不織布、和紙、多孔
プラスチックフイルム、或いはこれらの組合せからなる
通気性及び防水性を備えた素材から構成されるものであ
る、請求項１又は請求項２記載の人工肛門用パウチの脱
臭用具。
【請求項４】脱臭剤は、天然ゼオライトと鉄化合物を
混合し顆粒状に成型したゼオライト系化合物からなるも
のである、請求項１又は請求項２記載の人工肛門用パウ
チの脱臭用具。
【請求項５】支持体は、発泡体など柔軟な素材のもの
からなる円盤状、三角形盤状、四角形盤状、多角形盤状
のものの両面に感圧接着剤層を設けたものである、請求
項１記載の人工肛門用パウチの脱臭用具。
【請求項６】支持体は、発泡体など柔軟な素材のもの
からなる三角形盤状、四角形盤状、多角形盤状のものの
両面に感圧接着剤層を設け、且つその中央部寄りに小孔
を穿設したものである、請求項２記載の人工肛門用パウ
チの脱臭用具。
【請求項７】支持体は、発泡体など柔軟な素材シート
の両面に感圧接着剤層を設け且つその表面及び裏面を剥
離紙で覆ったものに、裏面剥離紙を除いて適宜寸法に切
り目を入れて、該裏面剥離紙上に複数個形成したもので
ある、請求項５又は請求項６記載の人工肛門用パウチの
脱臭用具。
【請求項８】支持体は、発泡体など柔軟な素材シート
の両面に感圧接着剤層を設け且つその表面及び裏面を剥
離紙で覆ったものに、裏面剥離紙を除いて適宜間隔を於
いて縦横に切り目を入れて、該裏面剥離紙上に複数個の
四角盤状のものを形成したものである、請求項５又は請
求項６記載の人工肛門用パウチの脱臭用具。
【請求項９】支持体は、表面の感圧接着剤層上に細幅
のテープを縦又は横方向に適宜間隔をおいて貼り着け、
表面剥離紙で覆った後該細幅テープのほぼ中央線上に縦
又は横の切り目を入れて構成するものである、請求項８
記載の人工肛門用パウチの脱臭用具。