JP2000333441A - 絶縁ゲート型半導体素子のゲート制御回路 - Google Patents

絶縁ゲート型半導体素子のゲート制御回路

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    • H03K17/16Modifications for eliminating interference voltages or currents
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、絶縁ゲート型半導体素子のデッ
ドタイムを短縮して高周波でスイッチング動作させるこ
とができ、PWMインバータ装置などの電力変換装置に
おいて信頼性の高い絶縁ゲート型半導体素子のゲート制
御回路を提供する。 【解決手段】 本発明は、コンデンサ17と半導体ス
イッチSW3の直列回路を絶縁ゲート型半導体素子11
のゲートGとエミッタE間に接続し、半導体スイッチS
W3をスイッチング制御回路13よりドライブ回路16
を介してオン・オフ制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁ゲート型半導
体素子のゲート回路に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS型ゲート構造を有する絶縁ゲート
型半導体素子、たとえばMOS−FET、IGBT、I
EGT(Injection Enhanced Gate Transistor)は、電
圧駆動型であり、ゲート容量のキャパシタンスを充電・
放電する電流がオンオフ切替え時に瞬間流れるが、定常
時はゲート電流は流れない。従って、ゲートパワーは非
常に小さくできること、またMOS構造特有の高速動作
が可能であることから、近年ではこの種の電圧駆動型の
半導体素子の開発が進められ、高圧大電流(例えば、
4.5kV−1000A級)の絶縁ゲート型半導体素子
が開発されて電力変換装置へ応用され始めている。
【0003】絶縁ゲート型半導体素子は、高電圧、大電
流化に伴いコレクタ・エミッタ間、コレクタ・ゲート
間、ゲート・エミッタ間のそれぞれのキャパシタンスが
大きくなってくる。
【0004】図5は、絶縁ゲート型半導体素子11を駆
動する従来ゲート回路を簡単化して示した図である。絶
縁ゲート型半導体素子11の制御極(ゲート)Gは、ゲ
ート抵抗15を介してオンオフ制御信号が半導体スイッ
チSW1、SW2により供給される。尚、図6は、絶縁
ゲート型半導体素子を使用してインバータ回路を構成し
た時の1相分の回路を示している。
【0005】また、図7は、図5で示したゲート駆動回
路によりPWMインバータ動作させた時のゲート電圧波
形と絶縁ゲート型半導体素子の電圧(Vce)と電流
(Ic)を示したものである。ターンオン・ターンオフ
時にはゲート・エミッタ間の容量特性によりミラー電圧
時間が現れる。特にターンオン時には高耐圧素子ほどミ
ラー電圧時間が長くなる傾向がある。これは、特にゲー
ト・エミッタ間の容量はコレクタ・エミッタ間電圧に依
存するためで、ターンオンによりコレクタ・エミッタ電
圧が低下してくるとゲート・エミッタ容量が増加するこ
とにある。PWMインバータでは負荷電流をより正弦波
にするため、そのスイッチング周波数を高くすることが
望まれるが、前記ミラー時間により最少オン時間やデッ
ドタイムの制約がでるため上限周波数が制限されてしま
うことになる。ミラー時間短縮のためにはゲート抵抗を
小さすればよいが、絶縁ゲート型半導体素子のスイッチ
ング特性も早くなり、ターンオン時には急峻な電流の立
ち上がり(di/dt)、ターンオフ時には急峻な電圧
の立ち上がり(dv/dt)により素子を破損する場合
がある。
【0006】図7に示すように、ターンオン・ターンオ
フ時には、図6の上下アーム(U,X)のゲート信号
は、デッドタイムToを設け上下短絡を防止している。
しかしながら、反対アーム絶縁ゲート型半導体素子をタ
ーンオンすると、各端子間のキャパシタンスの分担によ
り、特に電流の急変(di/dt)や電圧の急変(dv
/dt)によりゲート・エミッタの電圧が正方向に持ち
上がるという現象(図7のA部)が確認されている。こ
れを防止するためゲート・エミッタ間にコンデンサを設
けることが有効であるが、コンデンサを設けると絶縁ゲ
ート型半導体素子のスイッチング時間が遅くなるためス
イッチング損失が増加する問題が発生する。
【0007】図5乃至図7を使用して絶縁ゲート型半導
体素子11を使用した図6の如きインバータ回路の問題
点を整理すると、図6の如く絶縁ゲート型半導体素子1
1にダイオード12を逆並列接続したスイッチング素子
を直流電源間に直列接続してインバータ回路やPWM制
御の整流回路が構成される。このような構成でスイッチ
ング制御回路13より抵抗器14、半導体スイッチSW
1またはSW2及び抵抗器15を介して、上側アームU
の絶縁ゲート型半導体素子11と下側アームXの絶縁ゲ
ート型半導体素子11を交互にオンオフ動作させる。
【0008】図7において、時刻ta1の時点までは下
側アームXがオンしており、時刻ta1でスイッチング
制御回路13によって半導体スイッチSW1をオフし、
SW2をオンさせて、下側アームXの絶縁ゲート型半導
体素子11をオフさせるためのゲート制御信号が供給さ
れる。
【0009】しかし、上記ミラー時間のため、絶縁ゲー
ト型半導体素子11のゲート電圧Vxgeはすぐに負電
圧とはならず、ミラー時間を経た時刻tb1より電流I
cが現象をはじめ、電圧Vxceも増加をはじめる。下
側アームXの絶縁ゲート型半導体素子11がオフを完了
した後の時刻tc1で上側アームUの絶縁ゲート型半導
体素子11をオンするため、スイッチング制御回路13
で半導体スイッチSW1をオンしSW2をオフしてゲー
ト制御信号Vugeを供給する。上側アームUの電流I
cは時刻td1より増加をはじめ、電圧Vuceも減少
をはじめる。上側アームUをオフして、下側アームXを
オンさせる場合も同様に時刻ta2〜te2で示される
ように動作する。
【0010】このように上下アームU、Xの絶縁ゲート
型半導体素子11を交互にオン・オフする時には、上述
の如く、上下アームの短絡を防止する目的でデッドタイ
ムToを設ける必要があった。また、相手側アームのス
イッチング動作によって、オフしている絶縁ゲート型半
導体素子11のゲートGとエミッタE間の電圧Vgeが
図7のA部の如く正電圧に持ち上げられ、オフしている
べき絶縁ゲート型半導体素子11が、このA部の電圧変
化によって誤オンする危険性があった。
【0011】これらの点から、絶縁ゲート型半導体素子
11を使用する場合に、デッドタイムToの短縮とゲー
ト制御信号Vgeの外乱による急変を防止することが重
要な課題となっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】高電圧、大電流の絶縁
ゲート型半導体素子をPWMインバータ装置などに応用
する場合に、絶縁ゲート型半導体素子のミラー時間を短
縮し、PWMインバータ装置のデッドタイムを短縮で
き、また直流電源間に接続された相手アームの絶縁ゲー
ト型半導体素子のターンオンによるdv/dtなどによ
ってゲートGとエミッタE間の電位が急変させられ、絶
縁ゲート型半導体素子が誤点弧する危険性を防止する絶
縁ゲート型半導体素子のゲート制御回路が望まれてい
る。
【0013】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、絶縁ゲート型半
導体素子のデッドタイムを短縮して高周波でスイッチン
グ動作させることができ、PWMインバータ装置などの
電力変換装置において信頼性の高い絶縁ゲート型半導体
素子のゲート制御回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、スイッチング制御回路から
の制御信号で直列接続された第1及び第2の半導体スイ
ッチを交互にオンオフさせて、絶縁ゲート型半導体素子
のゲート端子とエミッタ端子間に正または負のゲート制
御信号を与える絶縁ゲート型半導体素子のゲート制御回
路において、上記絶縁ゲート型半導体素子の上記ゲート
端子と上記エミッタ端子間に少なくともコンデンサと第
3の半導体スイッチとから成る直列回路を設け、上記ゲ
ート制御信号を負に制御する期間のうちの所定時間だけ
上記直列回路の半導体スイッチをオンすることを特徴と
する。従って、ゲート端子とエミッタ端子間に負電圧の
ゲート制御信号を与えている期間に等価的にコンデンサ
を接続しているので、この期間にゲート端子とエミッタ
端子間電位が外的要因で正電圧方向に変動しようとする
のを防止して、絶縁ゲート型半導体素子が誤オンするの
を防止することができる。
【0015】また、請求項2に係る発明は、上記直列回
路の第3の半導体スイッチと逆並列にダイオードを設
け、上記直列回路のコンデンサを充電することを特徴と
する。従って、上記コンデンサを所定の電圧まで確実に
充電できるので、絶縁ゲート型半導体素子が誤オンする
のを防止することができる。
【0016】更に、請求項3に係る発明は、上記ゲート
制御信号を負の信号とする上記第2の半導体スイッチの
オンに合わせて、上記直列回路の第3の半導体スイッチ
もオンさせて、上記絶縁ゲート型半導体素子がオンから
オフに移行する時間を短縮することを特徴とする。従っ
て、絶縁ゲート型半導体素子をオフさせるためにゲート
端子とエミッタ端子に負電圧のゲート制御信号を与える
タイミングで第3の半導体スイッチをオンさせることに
よって、上記コンデンサの充電電荷を急速に放電させる
ことができるので、ミラー時間を短縮して、絶縁ゲート
型半導体素子のデッドタイムを短縮できる。
【0017】また、請求項4に係る発明は、上記直列回
路のコンデンサを充電するため、上記第1の半導体スイ
ッチのオン期間の所定の期間だけオンする第4の半導体
スイッチを設けたことを特徴とする。従って、上記コン
デンサを確実に充電する第4の半導体スイッチを設けて
いるので、請求項1乃至請求項3と同等の効果を奏す
る。
【0018】更に、請求項5に係る発明は、上記第1の
半導体スイッチのオン期間の所定の期間だけオンさせ、
上記絶縁ゲート型半導体素子のゲート電流を増加させる
ように、上記第1の半導体スイッチと等価的に並列とな
るように少なくとも第5の半導体スイッチを設けたこと
を特徴とする。従って、絶縁ゲート型半導体素子のオン
動作時に第5の半導体スイッチを動作させることによっ
て、オン動作時のミラ−時間も短縮することができ、絶
縁ゲート型半導体素子のデッドタイムを一層短くするこ
とができる。
【0019】また更に、請求項6に係る発明は、上記絶
縁ゲート型半導体素子のゲート端子とエミッタ端子間に
電圧制限素子を設け、上記絶縁ゲート型半導体素子のゲ
ート端子とエミッタ端子間に正または負のゲート制御信
号が与えられる時、上記ゲート端子と上記エミッタ端子
間に過大な負のゲート制御信号が印加されるのを防止す
ることを特徴とする。従って、絶縁ゲート型半導体素子
のゲート端子とエミッタ端子間の素子内部の容量特性に
より絶縁ゲート型半導体素子の印加電圧の変化などによ
って、ゲート端子とエミッタ端子間に過大な負電圧のゲ
ート制御信号が表れる事があるが、電圧制限素子の挿入
によって、ゲート端子とエミッタ端子間を過大な電圧よ
り保護でき、絶縁ゲート型半導体素子の動作信頼性を向
上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0021】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態について、図1及び図2を用いて説明する。図1
において、SW3は半導体スイッチ、16は半導体スイ
ッチSW3のドライブ回路、17はコンデンサ、18は
ダイオードである。尚、図5と同一番号を付した回路構
成要素は、図5と同一機能の回路構成要素である。
【0022】図1において、コンデンサ17と半導体ス
イッチSW3の直列回路を絶縁ゲート型半導体素子11
のゲートGとエミッタE間に接続し、半導体スイッチS
W3をスイッチング制御回路13よりドライブ回路16
を介してオン・オフ制御する。
【0023】図2は、本実施の形態の作用を説明するタ
イムチャート図である。図2に示すように、時刻ton
から時刻toffの期間は、絶縁ゲート型半導体素子1
1をオンして、絶縁ゲート型半導体素子11あるいはダ
イオード12に電流を流すために、スイッチング制御回
路13によって半導体スイッチSW1はオン、半導体ス
イッチSW2はオフ、また、ドライブ回路16を介して
半導体スイッチSW3もオフに制御される。時刻ton
で半導体スイッチSW1がオンしてから、時刻t1で絶
縁ゲート型半導体素子の電圧VCEが減少しはじめ、時
刻t2で完全にオン状態になる。
【0024】本実施の形態においては、絶縁ゲート型半
導体素子のオン時のミラー時間はコンデンサ17を半導
体スイッチSW3によってこの期間切り離しているか
ら、従来より短くすることができる。即ち、時刻tof
fで絶縁ゲート型半導体素子をオフさせるため、半導体
スイッチSW1をオフさせ半導体スイッチSW2をオン
させる。半導体スイッチSW2のオン時に半導体スイッ
チSW3もオンさせる。
【0025】絶縁ゲート型半導体素子11は、ミラー時
間が経過した時刻t3より電流Icが減少をはじめ、時
刻t4でオフ状態となる。絶縁ゲート型半導体素子11
のオフ状態では、ゲートGとエミッタE間に半導体スイ
ッチSW3がオンして等価的にコンデンサ17が挿入さ
れているから、相手側アームの電流の急変や電圧の急変
によって、負電圧のゲート制御信号が正電圧側に持ち上
げられ、絶縁ゲート型半導体素子11が誤オンする危険
性を防止することができる。
【0026】また、半導体スイッチSW2のオン動作に
合わせて、半導体スイッチSW3もオン動作させると、
絶縁ゲート型半導体素子11のゲートGには、コンデン
サ17の放電電荷もゲート制御信号として加算されるか
ら、絶縁ゲート型半導体素子11のミラー時間を短縮す
ることができる。
【0027】従って、本実施の形態においては、従来の
如く絶縁ゲート型半導体素子11のゲートGとエミッタ
E間にコンデンサを接続した場合に比較して、オン動作
時のミラー時間を短縮でき、オフ動作時のミラー時間も
短縮できるから、絶縁ゲート型半導体素子11を応用す
る装置でのデッドタイムを短縮でき、スイッチング時間
の短縮によって、スイッチング損失も減少させることが
できる。
【0028】半導体スイッチSW3と逆並列に設けたダ
イオード18は、絶縁ゲート型半導体素子11のゲート
GとエミッタE間に負電圧のゲート制御信号が与えられ
いる期間にコンデンサ17を所定の極性に充電すること
が出来るから、半導体スイッチSW3の動作によって前
記するような作用が得られる。
【0029】本実施の形態においては、コンデンサ17
と半導体スイッチSW3の直列回路と、半導体スイッチ
SW3と逆並列されたダイオード18を図示している
が、これは最少の回路構成要素を図示した物であって、
例えばダイオード18と直列に抵抗器を挿入するなど他
の回路構成要素を追加しても同一作用が得られる。
【0030】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について、図3を用いて説明する。図3におい
て、ドライブ回路19と半導体スイッチSW4を設け
て、半導体スイッチSW4を半導体スイッチSW1のオ
ン期間にオン動作させる。これによってコンデンサ17
が充電される。この半導体スイッチSW1のオン期間に
コンデンサ17を充電するように構成すると、比較的大
きな容量のコンデンサ17を設けても、コンデンサ17
を確実に充電することができ、第1の実施の形態と同様
に絶縁ゲート型半導体素子11のデッドタイムを短縮で
き、また、比較的大きな容量のコンデンサ17とするこ
とによって、絶縁ゲート型半導体素子11の誤オン防止
や、オフ動作時のミラー時間短縮を一層効果的に行うこ
とができる。
【0031】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態について、図4を用いて説明する。図4におい
て、20、21、22は抵抗器、23は電圧制限素子、
24はダイオード、SW5は半導体スイッチである。図
1や図3に示した抵抗器14は、抵抗器20,21とし
て半導体スイッチSW1やSW2の動作に合わせて設定
することができる。また、半導体スイッチSW5と抵抗
器22の直列回路を絶縁ゲート型半導体素子11のゲー
トGへ接続することによって、半導体スイッチSW1の
オン期間にドライブ回路19で半導体スイッチSW5を
オンさせて、正電圧のゲート制御信号を加算して、絶縁
ゲート型半導体素子11のオン動作時のミラ−時間を短
縮させる事ができる。これによってオン時・オフ時とも
ミラー時間を短縮し、デッドタイムを一層短くしてスイ
ッチング素子を減少させることができる。
【0032】また、絶縁ゲート型半導体素子11のゲー
トGとエミッタE間に電圧制限素子23を接続すると、
ゲートGとエミッタE間に過大な電圧のゲート制御信号
が印加されるのを防止することができる。一般にこの印
加されるゲート制御信号は半導体スイッチSW1やSW
2の電源電圧で決定され、通常は10〜20V以内程度
に制限されている。しかし、相手側アームの絶縁ゲート
型半導体素子で高い電圧変化率や高い電流変化率が発生
した時、絶縁ゲート型半導体素子の内部容量が大きいと
これらの外部要因によって、ゲートGとエミッタE間に
絶縁ゲート型半導体素子の内部容量を介して大きな電圧
が発生する場合がある。
【0033】他方、絶縁ゲート型半導体素子のゲートG
とエミッタE間の電圧耐量は、素子構造から比較的低
く、前記する理由でゲートGとエミッタE間に30Vを
超えるようなサージ電圧が常時印加されると電圧劣化す
る危険性がある。従って、絶縁ゲート型半導体素子11
のゲートGとエミッタE間に電圧制限素子23を挿入す
ると、このようなサージ電圧の印加を防止でき、絶縁ゲ
ート型半導体素子11の動作信頼性を向上させることが
できる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、絶
縁ゲート型半導体素子のミラー時間を短縮でき、また、
直流電源間に接続された相手アームの絶縁ゲート型半導
体素子のターンオンによるdv/dtなどによってゲー
トとエミッタ間の電位が急変させられ、絶縁ゲート型半
導体素子が誤点弧する危険性を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の動作を示すタ
イムチャート。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示す構成図。
【図4】 本発明の第3の実施の形態を示す構成図。
【図5】 従来の絶縁ゲート型半導体素子のゲート制
御回路を示す構成図。
【図6】 PWMインバータ回路の1相分の回路例を
示す構成図。
【図7】 図5に示した従来の絶縁ゲート型半導体素
子のゲート制御回路を駆動したときのタイムチャート。
【符号の説明】
11…絶縁ゲート型半導体素子、12,18,24…ダ
イオ−ド、13…スイッチング制御回路、14,15,
20,21,22…抵抗器、16,19…ドライブ回
路、17…コンデンサ、23…電圧制限素子、SW1,
SW2,SW3,SW4,SW5…半導体スイッチ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング制御回路からの制御信号
    で直列接続された第1及び第2の半導体スイッチを交互
    にオンオフさせて、絶縁ゲート型半導体素子のゲート端
    子とエミッタ端子間に正または負のゲート制御信号を与
    える絶縁ゲート型半導体素子のゲート制御回路におい
    て、前記絶縁ゲート型半導体素子の前記ゲート端子と前
    記エミッタ端子間に少なくともコンデンサと第3の半導
    体スイッチとから成る直列回路を設け、前記ゲート制御
    信号を負に制御する期間のうちの所定時間だけ前記直列
    回路の半導体スイッチをオンすることを特徴とする絶縁
    ゲート型半導体素子のゲート制御回路。
  2. 【請求項2】 前記直列回路の第3の半導体スイッチ
    と逆並列にダイオードを設け、前記直列回路のコンデン
    サを充電することを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲー
    ト型半導体素子のゲート制御回路。
  3. 【請求項3】 前記ゲート制御信号を負の信号とする
    前記第2の半導体スイッチのオンに合わせて、前記直列
    回路の第3の半導体スイッチもオンさせて、前記絶縁ゲ
    ート型半導体素子がオンからオフに移行する時間を短縮
    することを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半導
    体素子のゲート制御回路。
  4. 【請求項4】 前記直列回路のコンデンサを充電する
    ため、前記第1の半導体スイッチのオン期間の所定の期
    間だけオンする第4の半導体スイッチを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半導体素子のゲー
    ト制御回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の半導体スイッチのオン期間
    の所定の期間だけオンさせ、前記絶縁ゲート型半導体素
    子のゲート電流を増加させるように、前記第1の半導体
    スイッチと等価的に並列となるように少なくとも第5の
    半導体スイッチを設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の絶縁ゲート型半導体素子のゲート制御回路。
  6. 【請求項6】 前記絶縁ゲート型半導体素子のゲート
    端子とエミッタ端子間に電圧制限素子を設け、前記絶縁
    ゲート型半導体素子のゲート端子とエミッタ端子間に正
    または負のゲート制御信号が与えられる時、前記ゲート
    端子と前記エミッタ端子間に過大な負のゲート制御信号
    が印加されるのを防止することを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれかに記載の絶縁ゲート型半導体素子のゲー
    ト制御回路。
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