JP2000333115A - 映像撮影装置及びこれを用いた映像の編集方法、並びに記録媒体 - Google Patents

映像撮影装置及びこれを用いた映像の編集方法、並びに記録媒体

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JP2000333115A
JP2000333115A JP11137634A JP13763499A JP2000333115A JP 2000333115 A JP2000333115 A JP 2000333115A JP 11137634 A JP11137634 A JP 11137634A JP 13763499 A JP13763499 A JP 13763499A JP 2000333115 A JP2000333115 A JP 2000333115A
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video
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camera
image
editing
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JP11137634A
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English (en)
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Masanari Matsui
政就 松井
Hiroko Kurihara
裕子 栗原
Miwako Atsumi
美和子 渥美
Naoki Kamaya
直樹 釜谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像の編集に好適な構成の映像撮影装置及び
これを用いて簡易的に映像の編集を行うことができる映
像の編集方法、並びに記録媒体を提供する。 【解決手段】 情報が記入される部分10,11が外面
2に設けられた映像撮影装置1を構成する。また、この
映像撮影装置1に記入された情報12,15,16を取
り込み、この映像撮影装置1により撮影された映像18
と、情報15,16に基づく映像とを、組み合わせて映
像S1 ,S2 ,S3 を作成するように映像の編集を行
う。また、映像撮影装置1により撮影された映像18
と、映像撮影装置1に記入された情報15,16に基づ
く映像とが、組み合わされて作成された映像S1
2 ,S3 が記録されている記録媒体20を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像撮影装置、及
びこの映像撮影装置により撮影された映像を編集する映
像の編集方法と、編集された映像が記録された記録媒体
に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より記録再生機能等を備えた携帯用
ビデオカメラが普及している。このような携帯用ビデオ
カメラは、非常に高価であると共に、カメラ操作も複雑
であり、それ自体大きなものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常ビデオ
編集を行うには、ごく簡単な編集を行う場合であって
も、再生側と記録側の2台の映像記録再生装置(ビデオ
デッキ等)が必要であり、これら2台の映像記録再生装
置を接続して、それぞれタイミングを合わせながら動作
させて編集作業を行う必要がある。
【0004】しかしながら、2台の映像記録再生装置を
購入するという金銭的負担がかかること、タイミングを
合わせるコツが必要であること、さらに編集作業の手間
と時間がかかること等から、一般の人々にとってはたと
え簡単なビデオ編集作業であっても、実際に自分で編集
を行うことが大変困難であった。
【0005】また、画像にタイトルを入れる場合には、
専用のタイトラーも必要となるため、さらに金銭的負担
やタイトラーの操作に習熟するための手間と時間がかか
ることになる。
【0006】そこで、依頼者に代わって上述の簡単なビ
デオ編集を行うサービスが考えられる。これによれば、
映像機器の操作に慣れていない人でも、自分が撮影した
映像から簡易編集された映像を得ることができる。
【0007】一方、本出願人は、ビデオカメラ自体を安
価に入手でき、誰でも何の準備もせずに直ちに使用可能
であり、かつより小型にすることにより携帯に便利であ
り、しかも撮影後に希望する記録媒体への変換、そして
上述のビデオ編集サービスまでしてユーザに戻してもら
えるといういわゆる使い捨て方式のビデオカメラ、及び
その流通システムを提案している。
【0008】そして、この流通システムにおいて、上述
のビデオ編集サービスを行うためには、上述したビデオ
編集の手間や時間を低減して、編集に要する時間やコス
トを小さくすることが不可欠である。
【0009】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、映像の編集に好適な構成の映像撮影装置及びこ
れを用いて簡易的に映像の編集を行うことができる映像
の編集方法、並びに記録媒体を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の映像撮影装置
は、情報が記入される部分が外面に設けられたものであ
る。
【0011】本発明の映像の編集方法は、映像撮影装置
に記入された情報を取り込み、この映像撮影装置により
撮影された映像と、情報に基づく映像とを、組み合わせ
て映像を作成するものである。
【0012】本発明の記録媒体は、映像撮影装置により
撮影された映像と、この映像撮影装置に記入された情報
に基づく映像とが、組み合わされて作成された映像が記
録されているものである。
【0013】上述の本発明の映像撮影装置の構成によれ
ば、情報が記入される部分が外面に設けられたことによ
り、この部分に情報を記入することにより、情報を自動
的に読みとることができる。この読みとった情報は、映
像撮影装置に記録された映像の編集やインデックスプリ
ントの作成等に利用することができる。
【0014】上述の本発明の映像の編集方法によれば、
映像撮影装置に記入された情報を取り込み、この情報に
基づく映像を撮影された映像と組み合わせることによ
り、容易に映像撮影装置に記入された情報を含んだ映像
を作成することができる。記入された情報は、例えばタ
イトルや字幕として映像に表示することができる。
【0015】上述の本発明の記録媒体の構成によれば、
上述の組み合わせて作成された映像が記録されているこ
とにより、撮影されたままの映像に付加価値を加えるこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、情報が記入される部分
が外面に設けられた映像撮影装置である。
【0017】また本発明は、上記映像撮影装置におい
て、情報が記入される部分が、外面に直接記入がなされ
る構成とする。
【0018】また本発明は、上記映像撮影装置におい
て、外面の情報が記入される部分に、情報を記入したラ
ベルが貼り付けられる構成とする。
【0019】本発明は、映像撮影装置に記入された情報
を取り込み、この映像撮影装置により撮影された映像
と、情報に基づく映像とを、組み合わせて映像を作成す
る映像の編集方法である。
【0020】また本発明は、上記映像の編集方法におい
て、情報は映像撮影装置の外面に直接記入された情報を
用いる。
【0021】また本発明は、上記映像の編集方法におい
て、情報は映像撮影装置の外面に貼り付けられたラベル
に記入された情報を用いる構成とする。
【0022】本発明は、映像撮影装置により撮影された
映像と、この映像撮影装置に記入された情報に基づく映
像とが、組み合わされて作成された映像が記録されてい
る記録媒体である。
【0023】また本発明は、上記記録媒体において、情
報が映像撮影装置の外面に直接記入された情報である構
成とする。
【0024】また本発明は、上記記録媒体において、情
報が映像撮影装置の外面に貼り付けられたラベルに記入
された情報である構成とする。
【0025】本発明の一実施の形態として、映像撮影装
置、この場合はビデオカメラの概略構成図を図1〜図4
に示す。図1は表面からの斜視図、図2は裏面からの斜
視図、図3は内部を透過させた図、図4はビデオカメラ
本体をケースから外した図である。
【0026】このビデオカメラ1は、例えば樹脂ケース
からなるキャビネット1C内に部品が封入されて成るビ
デオカメラ本体を、外装ケースであるボール紙製ケース
2に納めて構成される。このビデオカメラ1では、ボー
ル紙製ケース2によって外装された状態で、その表面に
は、キャビネット1C表面に形成された2つのビューフ
ァインダの前面側の窓6,7、レンズ4、撮影釦となる
記録釦3、マイクロホン5のみがボール紙製ケース2の
前面開口2aを通して外部に露出される。この場合、ビ
デオカメラ1の中心線に沿って、カメラ上端側から下端
側に向かって一方のビューファインダの前面側の窓7と
レンズ4と記録釦3の順に配置されている。マイクロホ
ン5は、レンズ4を挟んで左右対称位置に設けられる。
【0027】キャビネット1Cの表側において、一方の
ビューファインダ(第2のビューファインダ)の前面側
の窓7、レンズ4、記録釦3及びマイクロホン5が形成
される円形状の領域が他部より少し盛り上がって形成さ
れると共に、記録釦3が形成される部分は、レンズ4付
近より一段低くなるように段差が形成されている。これ
は、記録釦3を操作するときに、不用意に指でレンズ4
を隠すことがないようにするためである。
【0028】本実施の形態のビデオカメラ1は、記録媒
体がユーザー自らでは交換できないように封入され、機
能としては、記録機能のみであり、かつ操作部も記録釦
3のみであるので、全体として小型に構成することがで
きる。
【0029】また、このビデオカメラ1は、一方のビュ
ーファインダ(第2のビューファインダ)の前面側の窓
7、レンズ4及び記録釦3が中心線上に設けられている
ので、左手又は右手のいずれで持っても、同じ状態で撮
影することができる。即ち、利き目、利き手に拘わら
ず、誰もが不便なく撮影できる利点を有している。
【0030】ビデオカメラ1の裏面には、図2及び図4
に示すように、ボール紙製ケース2の背面開口2bを通
して、裏面から接眼して覗く第1のビューファインダの
覗き窓8が臨んでいる。また、この覗き窓8の脇のキャ
ビネットが露出した部分1Cには、ランプ(例えば撮影
中であることを表示するランプ)8Lが設けられてい
る。
【0031】そして、このビデオカメラ1の裏面には、
タイトル書き込み欄10と、日付書き込み欄11、及び
ID番号12として数字とバーコードとが、それぞれボ
ール紙製ケース2に印刷されている。
【0032】尚、情報が記入される部分即ち上述のタイ
トル書き込み欄10、日付書き込み欄11及びID番号
12は、ビデオカメラ1の外面に記入されていればよ
く、例えば別紙やシールにこれらの欄を設けて、情報を
記入した後にボール紙製ケース2に貼付するようにして
もよい。別紙やシールにした場合は、ケース2に貼る手
間を要するが、平面になるため記入がしやすいという利
点を有する。
【0033】さらに、ビデオカメラ1の上面には、ボー
ル紙製ケース2の上面開口2cを通して、上方の離れた
位置から覗く第2のビューファインダの覗き窓9が臨ん
でいる。この覗き窓9の脇のキャビネットが露出した部
分1Cには、前述のランプ8Lと同様のランプ9Lが複
数設けられている。
【0034】裏面から接眼して覗く第1のビューファイ
ンダでは、図3に示すように、内部の2つのミラー13
A,13Bによって、前面側の窓6から覗き窓8まで光
路をシフトさせている。一方、上方の離れた位置から覗
く第2のビューファインダでは、図3に示すように、ミ
ラー14によって光路を直角に折り曲げている。
【0035】尚、これら2つのビューファインダーは、
光学式ビューファインダー或いは電子式ビューファイン
ダ(CRT表示又は液晶表示等)のいずれにより構成し
ても良い。離れた位置から覗く第2のビューファインダ
については、目の位置までの距離の許容範囲が広くなる
ので、電子式ビューファインダの方が好ましい。
【0036】次に、上述のビデオカメラ1の使用状態及
び動作を説明する。図5は、このビデオカメラ1の使用
状態の一形態を示す。ビデオカメラ1は片手で持ち、そ
の指で記録釦3を押して、簡単に撮影することができ
る。このビデオカメラ1では、ビューファインダ7、レ
ンズ4及び記録釦3が中心線上に設けられるので、利き
目、利き手を選ばずに、任意の持ち手で撮影ができる。
【0037】このビデオカメラ1は、小型であり、カメ
ラ1を握った状撮影態では肘が脇腹に自然に当たる状態
を作るので、撮影ぶれを防ぐことができる。縦平面形状
のカメラ前面に記録釦3が配されているため、記録釦
(いわゆるシャッタ釦)3を押すと、カメラ1を顔に押
しつける方向に力が働くのでいわゆるシャッタぶれが起
きにくい。記録釦3を凹面(段差下)に配置することに
より記録釦の位置を自然に認知することができ、しかも
指の上のオーバーハング部が撮影時に誤ってレンズの前
に指が移動しないガイドの役目を果たしている。
【0038】次に、本実施の形態のビデオカメラ1にお
いて、ボール紙製ケース2表面に記入された情報を元に
行われる編集について図6を用いて説明する。まず、ビ
デオカメラ1のボール紙製ケース2表面に情報が記入さ
れた状態を図6Aに示す。図6Aに示すように、ボール
紙製ケース2表面のタイトル書き込み欄10と日付書き
込み欄11に、それぞれ手書きのタイトル文字15と日
付16が記入されている。また、前述のようにケース2
表面にはID番号12が記入されている。
【0039】次に、図6Bに上述の情報を基に作成され
たラベルが貼付されたカセットを示す。図6Bに示すよ
うに、記録メディア例えば磁気テープのカセット20に
おいて、そのラベル21,22に、ボール紙製ケース2
表面の情報即ち手書きのタイトル文字15と日付16と
ID番号12が記載される。具体的には、カセット20
の主面のテープが見える2つの窓20Wの間に貼られた
ラベル21に手書きのタイトル文字15が記載され、ビ
デオデッキに挿入された際に手前の面となる側面(以下
背面とする)に貼られたラベル22に日付16及びID
番号12が記載されている。
【0040】これらのラベル21,22は、販売店でカ
セット20に貼り付けるようにしてもよく、また後述す
るラベルシート(ラベルが印刷されたシート;図12参
照)23の状態で販売店からユーザーに渡して、ユーザ
ーがテープのカセット20に貼り付けるようにしてもよ
い。
【0041】図6Cに上述の情報を基に編集した画像を
示す。この画像は、編集によりカセット20等の記録媒
体に記録される。図6Cに示すように、実際の画像で
は、テープに記録される画像の冒頭の部分に手書きのタ
イトル文字15や日付16が入る。
【0042】まず、最初の映像S1 では、背景が例えば
青のベタ画像(ブルーバック)17で始まり、手書きの
タイトル文字15がブルーバック17と同時に或いはそ
の後から表示される。次の映像S2 では、タイトル文字
15はそのままで、ブルーバック17の代わりに最初の
画像18が入る。続く3番目の映像S3 では、引き続き
最初の画像18を表示しながら、タイトル文字15が消
えて、代わりに日付16が表示されている。
【0043】本実施の形態のビデオカメラ1によれば、
ビデオカメラ1のボール紙製ケース2の表面即ちビデオ
カメラ1の外面に記入された情報を基に編集を行うこと
により、このようなタイトル文字15や日付16が入っ
た映像S1 〜S3 を容易に作成することができる。
【0044】これにより、撮影された映像をより価値の
高い映像や見る人の興味を引く映像とすることができ
る。
【0045】上述の本実施の形態のビデオカメラ1は、
例えば図20に示すようなリサイクル用ビデオカメラの
流通システムに適用して特に有効である。
【0046】図20に示すように、この流通システム
は、ビデオカメラを使用する消費者(ユーザー)、ビデ
オカメラを販売する販売店、ビデオカメラの販売会社、
ビデオカメラを製造するメーカー、ラボ、そして使用済
みのビデオカメラをリサイクルして再生する生産/リサ
イクル工場により構成されている。
【0047】ラボでは、メディアチェンジ即ち映像が記
録された媒体を取り出して別の記録媒体に記録する作業
と、記録された映像の編集とが行われる。
【0048】この構成により、詳細を後述するように、
消費者がリサイクル用ビデオカメラに記録した映像を他
の記録媒体に記録すると共に、容易に編集を行えるよう
にしている。また、使用済みのビデオカメラ本体は、リ
サイクルして何回も再生できるようにしている。
【0049】そして、この図20に示す流通システム
は、基本的には次のような流れで行われる。尚、図20
では、未撮影カメラ本体の流れ、撮影済カメラ本体の流
れ、本体リサイクルの流れ、記録メディアの流れをそれ
ぞれ矢印を区別して示している。
【0050】販売店は、新品のカメラ本体を消費者に販
売する。消費者(ユーザー)は、販売店からビデオカメ
ラ本体を購入して、映像の撮影を行う。そして、撮影が
終了した後、消費者は撮影の済んだビデオカメラ本体を
販売店に持ち込む。このビデオカメラ本体には、撮影し
た映像を記録した記録媒体例えば磁気テープ等が入って
いる。
【0051】販売店は、集めた撮影済ビデオカメラ本体
をラボに送り込む。ラボでは、送り込まれた撮影済ビデ
オカメラ本体から記録媒体を取り出し、この記録媒体に
記録された内容に所定の処理を加えて、他のメディア
(記録媒体)例えば家庭用ビデオのビデオカセットやビ
デオCDにダビングし、これらを販売店に送り返す。具
体的には、撮影済みカメラに記録された映像を、ラボ内
の記憶媒体に記録・蓄積する。販売店は、ラボから届い
た編集済メディアを消費者に渡す。
【0052】このようにして、消費者は、先にリサイク
ル用ビデオカメラで撮影した映像に対して、自ら手間を
かけて編集作業を行わなくても、所定の内容に編集され
た映像として得ることができる。
【0053】一方、ラボで記録媒体を取り出した撮影済
のビデオカメラ本体は、メーカーに引き取られ、さらに
生産/リサイクル工場に売却される。
【0054】このビデオカメラ本体は、ラボ・メーカー
・生産/リサイクル工場のいずれかの段階で分解され
て、不要な部品や再生できない部品が除去される。例え
ばラボにおいて、本体から記録媒体を取り出すと共に、
本体を分解することが可能である。分解された撮影済み
のカメラ本体は、カメラ本体のリサイクルのためにラボ
からメーカーに送られる。
【0055】ラボではブランクメディアに編集した映像
を書き込んで、編集済みメディアとして販売店を通じて
消費者(ユーザー)に送る。
【0056】そして、残りの部品は、生産/リサイクル
工場で、洗浄によりごみや汚れ等を除去したり、或いは
溶融させて原料に戻して再度製造したりすることにより
再生される。そして、再生ができない部品を付加して、
未記録の記録媒体を入れた後、正常に動作するか否かの
検査がなされ、不良があれば構成部品の交換が行われ、
新しいビデオカメラ本体として復元される。
【0057】こうして復元された新しいビデオカメラ本
体は、生産/リサイクル工場からメーカーに納品され、
販売会社に振替される。そして、販売会社から販売店に
卸売りされて、販売店で販売がなされる。以上の流通経
路が繰り返されて、ビデオカメラの再利用がなされる。
【0058】尚、この図20に示した流通経路は一例で
あり、その他例えばラボや生産リサイクル工場をメーカ
ー内部に設けた場合も考えられる。
【0059】次に、本実施の形態のビデオカメラ1を用
いて編集を行う場合に、図20のラボ内の構成を図7に
示す。このラボ100では、外箱データ読取手段10
1、カメラ分解の課程102、自動編集装置103、ラ
ベル作製装置104を備える。外箱データ読取手段10
1は、ビデオカメラ1のボール紙製ケース2に記入され
た情報を読みとるもので、ID情報読取の課程105、
日付情報読取の課程106、タイトル情報読取の課程1
07を有する。
【0060】そして、このラボ100における作業の流
れは、次のように行われる。まず、消費者(ユーザー)
又は販売店から、撮影済みビデオカメラ本体がラボ10
0に送られる。
【0061】ラボ100に届いた撮影済ビデオカメラ本
体は、外箱データ読取手段101において、外箱即ちボ
ール紙製ケース2表面に記載された情報が読みとられ
る。即ちID情報読取の課程105、日付情報読取の課
程106、タイトル情報読取の課程107が順次行われ
て、それぞれ読みとったデータを自動編集装置103に
送る。
【0062】そして、この情報が読みとられた後、撮影
済ビデオカメラ本体はカメラ分解の課程102で分解さ
れ、このとき記録媒体例えば撮像済カセットが取り出さ
れ、残りのビデオカメラ本体が図示しないリサイクルシ
ステムに回されて、メーカーに送られる。
【0063】ビデオカメラ本体から記録媒体が取り出さ
れた後には、自動編集装置103において記録媒体に記
録された映像に対して、映像の編集がなされる。この自
動編集装置103では、先にボール紙製ケース2から読
みとったデータ(例えばID情報、日付情報、タイトル
情報)を使用して、映像の編集を行うと共にカセットの
ラベル作成用のデータを作成する。
【0064】また、撮像済カセット例えば専用小型ビデ
オカセットは、自動編集装置103で編集されたビデオ
信号をカセットに記録して編集済カセットが作製され
る。さらに、ラベル作成用のデータはラベル作製装置1
04に送られ、そのデータを基にラベル作製装置104
でカセット20に貼り付けるラベル21,22が作製さ
れる。このとき、ラベル21,22は、例えばラベルシ
ートの状態で作製される。
【0065】そして、作製された編集済カセット(編集
済メディア)とラベルは、ラボ100から消費者又は販
売店に送られる。
【0066】さらに、図7に示したラボ100における
自動編集装置103の詳細な構成を図8に示す。図8に
示すように、この自動編集装置103は、制御装置(コ
ントローラ)111、メディア再生装置112、マスタ
ーメモリ装置113、タイトル作成装置114、メディ
ア記録装置115及びハードディスクドライブ116を
備えてなる。
【0067】制御装置111は、メディア再生装置11
2・マスターメモリ装置113・タイトル作成装置11
4・メディア記録装置115を制御する。メディア再生
装置112では、撮影済メディア(ビデオカセット等)
に記録された映像を再生して、再生した映像のデータを
マスターメモリ装置113に記憶する。
【0068】マスターメモリ装置113では、メディア
再生装置112から受け渡しされた撮影済メディア内の
映像データをハードディスクドライブ116に記憶す
る。また、ボール紙製ケース2から読みとったID番
号、日付情報、及びタイトルの情報等を使用して、タイ
トル作成用のデータを作成する。このタイトル作成用デ
ータは、タイトル作成装置114に送られる。これら読
みとった情報は、さらにラベル印刷用情報として先の図
7に示したラベル作製装置104に送られる。
【0069】タイトル作成装置114では、マスターメ
モリ装置113を通してきたタイトル作成用のデータを
元にタイトルの画像を作成する。そして、マスターメモ
リ装置113を経た映像データと、このタイトルの画像
を合成してメディア記録装置115に送る。
【0070】メディア記録装置115では、合成した画
像をブランクメディアに記録して編集済メディアを作成
する。尚、この編集済メディアに用いられる記録媒体の
種類は、VHSビデオカセットの他、デジタルビデオカ
セットやビデオCD(CD−R)等でもよく、ユーザー
の注文に応じて変更できるようにする。
【0071】上述のラボ100及びその自動編集装置1
03の構成によれば、ビデオカメラ1のボール紙製ケー
ス2に記入された日付16等の情報を読み取り、自動編
集装置103でこの読みとった情報を基に自動的に編集
が行われるので、編集作業の多くの部分を自動化するこ
とができる。
【0072】尚、マスターメモリ装置113とハードデ
ィスクドライブ116は、自動編集装置103に不可欠
な構成ではなく、これらを備えていなくても自動編集装
置103を構成して編集を行うことができる。その場合
には、メディア再生装置112で再生された映像データ
と、タイトル作成装置114で作成されたタイトルの映
像とが合成されて、メディア記録装置115においてブ
ランクメディアに記録されることになる。
【0073】自動編集装置103内にマスターメモリ装
置113とハードディスクドライブ116とを備えるこ
とにより、例えばメディア記録装置115における記録
を待たなくとも、メディア再生装置112における編集
済メディアの再生を次々に行うことができる。即ち、多
数の撮影済メディアに対して編集作業を行う場合におい
て、時間的なロスを低減できる利点を有する。
【0074】ところで、上述の図20に示した流通シス
テムに用いられるビデオカメラ本体は、一般のビデオカ
メラに通常装備されているホワイトバランス回路やつな
ぎ撮りシステムや手ぶれ補正回路を内蔵しないことによ
り、ビデオカメラ本体の製造コストを削減して、リサイ
クルして用いるのに適切な程度まで製造原価を低減する
ことが可能である。
【0075】この場合には、撮影済メディアに記録され
た映像は、ホワイトバランス修正や手ぶれ補正等の信号
処理がなされず、補正されないままで記録されている。
このため、例えば図7のラボ100の構成では、図8に
示す自動編集装置103内のマスターメモリ装置113
とメディア記録装置115の間において、これらの信号
処理を行う課程を設けるようにする。
【0076】そして、メディア再生装置112で再生さ
れた補正されていないビデオ信号は、さらにホワイトバ
ランス、つなぎ撮り、手ぶれ等の状態が検出され、これ
らの状態についてもビデオ信号の時系列に関連されてマ
スターメモリ装置113に記録されるようにする。さら
に、このマスターメモリ装置113に記録された情報
は、メモリ媒体例えばハードディスクドライブ116に
記録される。
【0077】尚、ハードディスクドライブ116に記録
された情報は、一定期間(例えば半年間)記憶され、そ
の間何の再生要求もなければ、期間が満了次第ハードデ
ィスクドライブ116から消去されるようにする。一
方、この一定期間内に再生要求があれば、その時点から
さらに一定期間(例えば半年間)延長して記憶されてい
るようにする。
【0078】尚、以上の説明では、映像データについて
述べているが、音声データも同様に処理されることはも
ちろんである。
【0079】次に、本発明の映像撮影装置の他の実施の
形態を説明する。本実施の形態は、ビデオカメラを例え
ば遊園地等の施設において使う場合を示す。本実施の形
態のビデオカメラの概略構成図を図9及び図10に示
す。図9は表面からの斜視図を示し、図10は裏面から
の斜視図を示す。
【0080】このビデオカメラ31は、図9に示すよう
に、ボール紙製ケース2の表面側に「○△遊園地」と施
設を示す文字32が印刷されている。尚、この文字32
の代わりに、施設を示す標章(シンボルマーク等)を印
刷するようにしてもよい。
【0081】一方、ボール紙製ケース2の裏面側には、
図10に示すように、図2のタイトル書き込み欄10の
代わりに、やや小さい名前書き込み欄33が設けられて
いる。この名前書き込み欄33は、後述するように例え
ば被写体の人の名前(「太郎と花子」等)を手書き文字
34で記入するようにしている。
【0082】この場合には、施設内に設けられた店舗や
露店を図20の販売店として、このこでビデオカメラ3
1の販売と、撮影後のビデオカメラ31の回収及びラボ
への送付とを行うようにすればよい。
【0083】次に、本実施の形態のビデオカメラ31に
おいて、ボール紙製ケース2表面に記入された情報を元
に行われる編集について、図11を用いて説明する。ま
ず、ビデオカメラ31のボール紙製ケース2表面に情報
が記入された状態を図11Aに示す。図11Aに示すよ
うに、ボール紙製ケース2表面の名前書き込み欄33
に、手書きのタイトル文字(名前)34が記入されてい
る。また、図6Aと同様にID番号12と日付16が記
入されている。
【0084】図11Bに上述の情報を基に作成されたラ
ベルが貼付されたカセットを示す。図11Bに示すよう
に、この場合に製作されるラベル21,22は、主要な
部分は図6Bに示した場合と同様であるが、タイトルに
ついては、施設の名前を示す部分(「in ○△遊園
地」)35が用意され、これをタイトル書き込み欄33
に記入した手書き文字(「太郎と花子」等の名前)34
と組み合わせて記載している。
【0085】図11Bに示すように、磁気テープのカセ
ット20において、そのラベル21,22に、ボール紙
製ケース2表面の情報即ち手書きのタイトル文字34と
日付16とID番号12が記載される。
【0086】図11Cに上述の情報を基に編集した画像
を示す。画像の進行は図6Cと同様である。図11Cに
示すように、画像に入れるタイトル文字も、同様に施設
の名前を示す部分(「in ○△遊園地」)35をレデ
ィメイドで活字もしくは手書き文字で用意し、これをタ
イトル書き込み欄33に記入した手書き文字34(「太
郎と花子」等)と組み合わせて表示している。
【0087】そして、最初の映像S1 では、この組み合
わせによるタイトル文字34,35が背景のブルーバッ
ク17と同時に或いはその後から表示される。次の映像
2 では、タイトル文字34,35はそのままで、ブル
ーバック17の代わりに最初の画像36が入る。続く3
番目の映像S3 では、引き続き最初の画像36を表示し
ながら、タイトル文字34,35が消えて、代わりに日
付16が表示されている。
【0088】この図11B及び図11Cの場合は、タイ
トルを構成する2つの部分34,35を上下に並べてい
る。その他の配置例えば斜め配置や縦書き等も可能であ
る。
【0089】尚、本実施の形態において、その他の構成
は図1〜図6に示したビデオカメラ1と同様であるの
で、同一符号を付して重複説明を省略する。
【0090】さらに、本実施の形態において、ラベルの
他の形態を示す。図12Aはラベルが貼られるビデオカ
セット20を示し、図12Bは図12Aのビデオカセッ
ト20に貼られるラベル20,21が印刷されたラベル
シート23を示す。ラベルシート23の上部には、カセ
ット20の背面に貼り付けるラベル22が配置されてい
る。このラベル22には、タイトル文字34,35と日
付16、そしてID番号12が記載されている。ラベル
シート23の下部には、カセットの表面に貼り付けるラ
ベル21が2つ配置されている。この2つのラベル21
は、手書き文字34の部分があるラベル21Aと、文字
と絵がいずれもレディメイドの画像37であるラベル2
1Bとの2種類あって、ユーザーがいずれかを選択して
カセット20に貼ることができるようにしている。
【0091】ラベルシート23に印刷されたこれらのラ
ベル21(21A,22B),22を、ラボ等でユーザ
ーの注文に応じてカセット20に貼り付けるようにす
る。尚、販売店でユーザーの注文に応じてラベルをカセ
ット20に貼り付けるようにしてもよく、或いはこの印
刷されたラベルシート23の状態でユーザーに渡し、ユ
ーザーがラベル21を選択してカセット20に貼り付け
るようにしてもよい。
【0092】ところで、他人が撮影したビデオ(映像)
をそのまま再生して見ても、当事者以外の者にとっては
苦痛となることがある。即ち、撮影した映像をそのまま
再生して見た場合には、撮影者のセンスにより、見る人
にとって退屈なことがある。特に最初の部分は重要で、
最初の部分の映像が面白くないと、見る人に興味を抱か
せることが困難になる。
【0093】そこで、撮影された映像のうち代表的な画
像(以下代表画とする)を複数ピックアップして、これ
を切り替えて表示するフラッシュ映像を作成し、このフ
ラッシュ映像を撮影された映像の一部例えば冒頭に入れ
るようにビデオ編集を行うことにより、見る人の興味を
引くようにする。
【0094】図13Aに、このフラッシュ映像を用いた
場合の映像の一形態を示す。タイトルを表示する最初の
映像S1 の後、映像S2 から映像S7 を含み、映像S21
までフラッシュ映像が表示されている。即ちこの場合、
フラッシュ映像は20個の映像である。その後、映像S
22からユーザーが撮影した通常の映像となっている。
【0095】フラッシュ映像の表示は、例えばこの20
個の映像(代表画)を略所定時間例えば2秒ずつで切り
替わるように行うことができる。
【0096】尚、フラッシュ映像に加えて、さらにフラ
ッシュ映像の内容に合うBGMも合わせて挿入すると、
より楽しめるものとなる。
【0097】この場合には、例えば図8に示した自動編
集装置103において、制御装置111からの制御に基
づき、マスターメモリ装置113等で代表画を集めたフ
ラッシュ映像が作製される。そして、このフラッシュ映
像は、タイトル作成装置114で作成されたタイトルの
映像、及びユーザーが撮影した映像とつながるように編
集されて、メディア記録装置115により記録媒体に記
録される。
【0098】尚、フラッシュ映像の挿入位置は、冒頭の
他に、編集映像の途中で内容が大きく変わる位置やカッ
トが変わるカットチェンジの位置(つなぎ撮りの位
置)、或いは末尾であってもよい。
【0099】具体的には、図13Bに示すように、例え
ばカットチェンジの位置(つなぎ撮りの位置)CCの画
像を、フラッシュ映像に用いる代表画(図中△印)とし
て選択する。このカットチェンジの位置CCでは、画像
の連続性が切れるので、後からこのカットチェンジの位
置CCを自動的に検出することが可能である。また、図
13Bでは、カットチェンジの位置CCの画像の他に、
カットチェンジの位置CCから所定の時間t経過毎の画
像も代表画として選択している。
【0100】このようなフラッシュ映像で代表画からな
るダイジェストを見せることにより、テープ全体の映像
の内容を短時間でチェックすることができ、また見る人
にテープに記録された内容に興味を引かせることもでき
る。そして、ユーザーが自分で撮影した映像がビデオク
リップ風のパッケージとなり、一般ユーザーでは独自に
簡単にできないような仕上がりになる。
【0101】さらに、本発明のさらに他の実施の形態を
次に示す。本実施の形態は、先に図9〜図11に示した
構成のビデオカメラ31を、さらにアプリケーションサ
ービスとして発展させたものである。即ち遊園地等の特
定の場所で、専用の使いきりビデオカメラをユーザーが
購入又は借用して、撮影後にラボに出した際に、編集に
より特別のアプリケーションを施されるようにするもの
である。この場合も、施設内に設けられた店舗や露店を
図20の販売店とすればよい。
【0102】上述の特別のアプリケーションとしては、
具体的には事前に用意された(レディメイドの)その場
所特有の「オープニング・ビデオ」や「エンディング・
ビデオ」の映像が、編集時にユーザーが撮影した映像の
始めと終わりにそれぞれ加わるように自動編集されて記
録媒体に記録されるものである。このような編集サービ
スを行うことにより、編集された映像の付加価値をより
高めるという利点を有する。
【0103】「オープニング・ビデオ」は、例えば施設
を上空から鳥瞰した映像や、人気の高い遊具やイベント
の映像等を用意することができる。そして、施設名や遊
具・イベントの名前や解説をタイトルや字幕として入れ
ることができる。「エンディング・ビデオ」には、上述
した映像の他、例えば当該施設の内容や近日開催される
イベント、姉妹施設等の宣伝映像(コマーシャルフィル
ム)を入れることもできる。尚、これらのレディメイド
の映像をそれぞれ複数種類用意して、ユーザーが注文す
る際にその中から選択できるようにしても良い。
【0104】本実施の形態において、ビデオカメラに記
入された情報に基づいて作成された映像を図14に示
す。尚、図14の映像は、図9〜図11に示したビデオ
カメラ31及び記入された情報16,34を用いてい
る。
【0105】最初の映像S1 は、図11Cの最初の映像
1 と同様である。次に示す映像SA では、日付16と
共にオープニングの映像38として上述のレディメイド
の「オープニング・ビデオ」の一映像が表示されてい
る。次に示す映像SB では、図11Cの映像S2 やS3
と同様に、ユーザーが撮影した最初の映像36が表示さ
れている。
【0106】途中を省略して、図14中下段左の映像S
M では、ユーザーが撮影した一連の映像の最後の映像3
9が表示されている。そして、次の映像SM+1 では、
「エンディング・ビデオ」の一映像として施設の予告C
Mの映像40Aが表示されている。さらに、最後の映像
N では、「エンディング・ビデオ」の他の映像即ち
「END」という終了を示すタイトルが入った映像40
Bが表示されている。
【0107】このように、編集された映像が得られるの
で、見る人にテープに記録された内容に興味を引かせる
ことができる。そして、ユーザーが自分で撮影した映像
が、価値がより高まった仕上がりになる。
【0108】特に、施設全体の映像やその大きい部分
(建物・遊具・アトラクション等)の映像は、ユーザー
が直接撮影することが難しく、上述のレディメイドの映
像にこのような施設全体等の映像を入れておくことによ
り、思い出として施設を想起させることにもなり、また
映像にもメリハリがつく。
【0109】ところで、本発明の映像撮影装置は、上述
したビデオカメラ1,31以外の映像撮影装置にも適用
することができ、いわゆるレンズ付きカメラ、デジタル
スチルカメラ等の静止画を撮影する映像撮影装置にも適
用することができる。
【0110】本発明の別の実施の形態として、静止画を
撮影するカメラに適用した場合を図15に示す。図15
Aはカメラの表面側の斜視図、図15Bはカメラの裏面
側の斜視図を示す。
【0111】このカメラ41は、いわゆるレンズ付きカ
メラと呼ばれるもので、ユーザーが写真を撮影した後、
カメラを現像に出して中の写真フィルムを取り出して現
像すると共に、残りのカメラ本体は分解される。即ち、
フィルム1本分の撮影が可能な使いきりのカメラであ
る。
【0112】尚、このカメラ41の場合も、前述のビデ
オカメラ1と同様に、再利用可能な部品に対して洗浄等
を行い、他の部品を付加してカメラ本体を復元すること
が可能である。
【0113】カメラ41の上面にはシャッタ43が設け
られ、前面中央にはレンズ44、レンズ44の上方には
ファインダの前面側の窓45が設けられている。裏面側
の上部にはフィルム巻き取りつまみ47が形成され、裏
面中央上部にはファインダー46が設けられている。
【0114】また、カメラ41の外箱例えばボール紙製
のケース42の裏面には、タイトル記入欄50、日付記
入欄51、ID番号52が印刷されている。この他、図
示しないがフィルムの残枚数を表示する窓を設けてもよ
い。
【0115】本実施の形態のカメラ41においては、ボ
ール紙製のケース42に印刷されたタイトル記入欄50
と日付記入欄51に、それぞれ手書き文字によるタイト
ル53及び日付54を記入することにより、タイトル5
3と日付54とID番号52の情報を読みとって、いわ
ゆるインデックスプリント(1本の写真フィルムに撮影
された画像を1枚のシートに印刷したもの)を作成する
ことができる。
【0116】このカメラ41のボール紙製のケース42
に情報が記入された状態を、図16Aに示す。ボール紙
製のケース42のタイトル記入欄50と日付記入欄51
に、それぞれ手書き文字によるタイトル(「AさんB子
さん結婚式」)53及び日付(99年9月9日)54が
記入されている。
【0117】この場合のインデックスプリントの内容の
一形態を図16Bに示す。インデックスプリント55の
紙面に、撮影した画像56に加えて、カメラ41のケー
ス42から読みとったタイトル53や日付54及びID
番号52が印刷されている。
【0118】また、本実施の形態の場合のラボの構成を
図17に示す。このラボ120では、外箱データ読取手
段121、カメラ分解の課程122、現像の課程12
3、制御及びメモリ手段124、映像情報読取の課程1
25、インデックスプリント印刷の課程126、印画紙
へのプリントの課程127を備える。
【0119】外箱データ読取手段121、カメラを分解
する課程122は、先に図7に示したビデオカメラの場
合のラボ100のものと同様のものであり、同様にID
情報読取の課程131、日付情報読取の課程132、タ
イトル情報読取の課程133を有する。
【0120】そして、このラボ120における作業の流
れは、次のように行われる。まず、撮影済カメラ本体か
ら撮影済写真フィルムを取り出し、撮影された写真の現
像を行う。一方、外箱データ読取手段121がカメラ本
体41の外箱(ボール紙製ケース)42に記入された情
報を読みとる。この読みとったデータは、制御及びメモ
リ手段124に送られる。
【0121】そして、この外箱42の情報が読みとられ
た撮影済カメラ本体41は、カメラ分解の課程122で
分解され、撮影済写真フィルムが取り出される。尚、カ
メラ本体41を再利用する場合には、さらに残りのカメ
ラ本体が図示しないリサイクルシステムに回されて、メ
ーカーに送られる。
【0122】また、映像情報読み取りの課程125で、
現像した写真フィルムから映像情報を読みとり、この映
像情報のデータを制御及びメモリ手段124に送ると共
に、印画紙へのプリントの課程127で印画紙に現像し
た写真プリントを作成する。さらに、制御及びメモリ手
段124において、読みとったデータをインデックスプ
リント印刷の課程126に送り、インデックスプリント
を印刷する。
【0123】そして、作成したインデックスプリントと
プリントした写真をラボ120から消費者又は販売店に
送る。
【0124】上述の本実施の形態のカメラ41によれ
ば、映像撮影装置の外面であるボール紙製ケース42に
情報を記入される部分としてタイトル書き込み欄50と
日付書き込み欄51とを有しているので、前述のビデオ
カメラ1,31と同様に、これらの部分50、51に記
入された情報即ち手書きタイトル文字53と日付54を
読みとって利用することができ、例えばインデックスプ
リント55に画像に添えて印刷することができる。
【0125】尚、映像撮影装置がデジタルスチルカメラ
である場合には、撮影時に映像を記録する媒体は、写真
フィルムの代わりにディスク媒体(磁気ディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク等)や半導体メモリその他の記
録媒体もあり得る。
【0126】本発明のさらに別の実施の形態のビデオカ
メラの概略構成図(表面からの斜視図)を図18に示
す。この図18に示すビデオカメラ61は、菓子の箱等
で採用されているように、ビデオカメラのボール紙製ケ
ース2の外箱の一部2Aを開けることが可能となってい
る。
【0127】このケース2を開けることが可能な部分2
Aでは、プラスチック製キャビネット61Cに小さい釦
63が3つ形成され、また前面のキャビネット61Cが
露出する部分には時計(時刻表示)62が設けられてい
る。そして、3つの釦63により時計62の時刻を合わ
せることができるようになっている。
【0128】また、ボール紙製ケース2の下端の一部分
には、その内部にキャビネット61Cが入っていない隙
間64が形成されている。このように隙間64を形成し
ておくことにより、図19に示すように、万一映像撮影
装置61を床70等に落としても、ボール紙製ケース2
はつぶれても本体の入ったキャビネット61Cには力が
かからないようにすることができる。この隙間64は、
中空のままでもよく、中に発泡スチロールやゴム等のク
ッション材や衝撃吸収剤を入れてもよい。
【0129】その他の構成は、先に図1に示した実施の
形態のビデオカメラ1と同様であるので、同一符号を付
して重複説明を省略する。
【0130】尚、時刻合わせ釦63以外にも、ビデオの
調整釦等を設けるようにしてもよい。また、時計62の
代わりに日付表示を行うようにしてもよい。
【0131】本実施の形態のビデオカメラ61において
採用した構成、即ちケース2の開けることが可能な部分
2Aや、その中のキャビネット61Cに形成された釦6
3や、ケース2の下端部に形成された隙間64は、前述
の実施の形態の映像撮影装置即ち図9に示したビデオカ
メラ21や図15に示したカメラ41にも適用可能であ
り、本発明の映像撮影装置の適用範囲内であれば採用す
ることができる。
【0132】本発明は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
【0133】
【発明の効果】上述の本発明によれば、情報が記入され
る部分が映像撮影装置の外面に設けられたことにより、
この部分に情報を記入することにより、情報を自動的に
読みとることができる。この読みとった情報は、映像撮
影装置に記録された映像の編集やインデックスプリント
の作製等に利用することができる。そして、映像の編集
に利用した場合には、簡易的な編集を短時間かつ少ない
手間で行うことができる。
【0134】また、映像撮影装置に記入された情報を取
り込み、この情報に基づく映像を撮影された映像と組み
合わせることにより、容易に映像撮影装置に記入された
情報を含んだ映像を作成することができる。これによ
り、映像撮影装置により撮影された映像にさらに付加価
値をつけることができる。また、価値が高められた映像
が記録された記録媒体が得られる。
【0135】従って、本発明は、例えば映像の編集サー
ビスに適用した場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のビデオカメラの概略構
成図(表面からの斜視図)である。
【図2】図1のビデオカメラの裏面からの斜視図であ
る。
【図3】図1のビデオカメラの一部内部を示す図であ
る。
【図4】図1のビデオカメラの分解斜視図である。
【図5】図1のビデオカメラの使用状態を説明する図で
ある。
【図6】図1のビデオカメラを用いた編集を説明する図
である。 A ビデオカメラのケースに情報が記入された状態であ
る。 B ラベルが貼られたビデオカセットである。 C 編集により得られる画像である。
【図7】図1のビデオカメラの場合のラボ内の構成を示
す図である。
【図8】図7における自動編集装置の詳細な構成を示す
図である。
【図9】本発明の他の実施の形態のビデオカメラの概略
構成図(表面からの斜視図)である。
【図10】図9のビデオカメラの裏面からの斜視図であ
る。
【図11】図9のビデオカメラを用いた編集を説明する
図である。 A ビデオカメラのケースに情報が記入された状態であ
る。 B ラベルが貼られた状態のビデオカセットである。 C 編集により得られる画像である。
【図12】A ラベルが貼られるビデオカセットであ
る。 B 図11Aの情報を用いて作成したラベルシートを示
す図である。
【図13】A フラッシュ映像を用いた場合の映像の一
形態を示す。 B カットチェンジの位置と代表画の位置の関係を示す
図である。
【図14】図9のビデオカメラに記入された情報に基づ
いて作成された映像の他の形態を示す図である。
【図15】本発明の別の実施の形態のカメラの概略構成
図である。 A 表面からの斜視図である。 B 裏面からの斜視図である。
【図16】A 図15のカメラのケースに情報が記入さ
れた状態である。 B 図16Aの情報により得られるインデックスプリン
トである。
【図17】図15のカメラの場合のラボ内の構成を示す
図である。
【図18】本発明のさらに別の実施の形態のビデオカメ
ラの概略構成図(表面からの斜視図)である。
【図19】図18のビデオカメラを落とした状態を示す
図である。
【図20】本発明が適用可能なリサイクル用ビデオカメ
ラの流通システムを示す図である。
【符号の説明】
1,31,61 ビデオカメラ、2,42 ボール紙製
ケース、3 記録釦、4,44 レンズ、5 マイクロ
ホン、10,50 タイトル書き込み欄、11日付書き
込み欄、12,52 ID番号、13A,13B,14
ミラー、15,53 手書きタイトル文字、16,5
4 日付、20 カセット、21,21A,21B,2
2 ラベル、23 ラベルシート、33 名前書き込み
欄、41カメラ、43 シャッタ、55 インデックス
プリント、62 時計、64隙間、100,120 ラ
ボ、103 自動編集装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渥美 美和子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 釜谷 直樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C018 AA04 AA05 AB12 AB13 5C022 AA11 AA13 AC02 AC03 AC32 AC42 AC54 AC79 5C023 AA02 AA14 AA18 AA21 AA34 AA37 BA01 CA03 CA04 CA05 DA04 5C053 FA08 FA14 FA21 FA27 HA30 JA01 JA16 JA21 JA22 KA04 KA24 LA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記入される部分が外面に設けられ
    たことを特徴とする映像撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記情報が記入される部分は、上記外面
    に直接記入がなされることを特徴とする請求項1に記載
    の映像撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記外面の上記情報が記入される部分
    に、情報を記入したラベルが貼り付けられることを特徴
    とする請求項1に記載の映像撮影装置。
  4. 【請求項4】 映像撮影装置に記入された情報を取り込
    み、 上記映像撮影装置により撮影された映像と、上記情報に
    基づく映像とを、組み合わせて映像を作成することを特
    徴とする映像の編集方法。
  5. 【請求項5】 上記情報は、上記映像撮影装置の外面に
    直接記入された情報を用いることを特徴とする請求項4
    に記載の映像の編集方法。
  6. 【請求項6】 上記情報は、上記映像撮影装置の外面に
    貼り付けられたラベルに記入された情報を用いることを
    特徴とする請求項4に記載の映像の編集方法。
  7. 【請求項7】 映像撮影装置により撮影された映像と、 上記映像撮影装置に記入された情報に基づく映像とが、 組み合わされて作成された映像が記録されていることを
    特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 上記情報は、上記映像撮影装置の外面に
    直接記入された情報であることを特徴とする請求項7に
    記載の記録媒体。
  9. 【請求項9】 上記情報は、上記映像撮影装置の外面に
    貼り付けられたラベルに記入された情報であることを特
    徴とする請求項7に記載の記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002183288A (ja) * 2000-12-18 2002-06-28 Toshiba Corp ビデオ変換サービスシステム及びビデオ変換サービス方法

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JP2002183288A (ja) * 2000-12-18 2002-06-28 Toshiba Corp ビデオ変換サービスシステム及びビデオ変換サービス方法

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