JP2000333038A - レベル調整装置および方法 - Google Patents

レベル調整装置および方法

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JP2000333038A
JP2000333038A JP11136858A JP13685899A JP2000333038A JP 2000333038 A JP2000333038 A JP 2000333038A JP 11136858 A JP11136858 A JP 11136858A JP 13685899 A JP13685899 A JP 13685899A JP 2000333038 A JP2000333038 A JP 2000333038A
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signal
video signal
clamp
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JP11136858A
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仁志 伊達
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログビデオ信号をデジタルに変換すると
きに、信号レベルの誤差を自動的に補正し、正しいレベ
ルのデジタルビデオ信号を簡単に得る。 【解決手段】 アナログの輝度信号Y、色差信号R−
Y、B−Yは、バッファ2、クランプ回路3、アンプ回
路5、A/Dコンバータ7、フィルタ回路9を介して、
エンコーダ10へ供給される。エンコーダ10では、供
給された信号Y、色差信号R−Y、B−YがREC60
1に合った10ビットのデータに変換される。6.75
MHzと13.5MHzのクロックの状態によって、信
号Y、R−YまたはB−Yが選択され、タイミングセレ
クタ信号でマイコン30に取り込むタイミングが決めら
れる。その信号のレベルと正規のレベルとの誤差に基づ
いて、マイコン30からクランプ回路3、アンプ回路
5、A/Dコンバータ7へ制御信号が供給され、正規の
レベルになるまで繰り返される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオ信号のレ
ベル調整を行うレベル調整装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、放送システムでは、カメラなどの
周辺機器のデジタル化が進んでいる。しかしながら、そ
の周辺機器間を接続しているケーブルに、信号を伝送す
るときには、アナログ信号で伝送している。すなわち、
周辺機器の入力段および出力段でA/D変換およびD/
A変換され、ケーブルにアナログ信号が伝送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アナログビデオ信号を
扱う放送システムでは、もともとある程度の誤差は防ぎ
ようがないものであった。その誤差が含まれるアナログ
ビデオ信号をシステムの途中でデジタルに変換した後、
デジタル放送システムで扱うと、誤差があるため、デジ
タル信号の定義にマッチしなくなってしまうことがあ
る。
【0004】例えば、レベルの大きいアナログビデオ信
号をデジタルビデオ信号に変換すると、定義の最大値を
越えてしまうためクリップされてしまうことがある。ア
ナログビデオ信号には、セットアップが付加されている
場合もあるので、その分も誤差となる。特に実害がない
誤差であったとしてもデジタルビデオ信号の場合は、測
定器を使えば絶対的なレベルが直読出来るため、誤差と
して認識されやすい。同期信号を基準としてレベルを補
正する方法もあるが、この同期信号にも誤差が含まれて
いるため、補正後の信号をデジタルビデオ信号として扱
うには問題がある。このように、一般のアナログビデオ
信号をデジタルビデオ信号へ変換して扱うには特殊なレ
ベル補正が必要となるため、基準信号を使用することは
望めないという問題があった。
【0005】従って、この発明の目的は、アナログビデ
オ信号をデジタルビデオ信号に変換するときに、信号レ
ベルの誤差を自動的に補正し、正しいレベルのデジタル
ビデオ信号を簡単に得ることができるレベル調整装置お
よび方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号へ変換す
るときのレベル調整装置において、アナログビデオ信号
からDC電位を再生するクランプ手段と、アナログビデ
オ信号に対してゲインを与えるアンプ手段と、アナログ
ビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するA/D変換
手段と、デジタルビデオ信号に変換されたカラーバーか
ら所定の部分を取り込む取り込み手段と、取り込まれた
所定の部分のレベルと、所定の部分の正規のレベルとを
比較する比較手段と比較手段の比較結果に基づいて、ク
ランプ手段のクランプレベル、アンプ手段のゲインおよ
び/またはA/D変換手段の基準レベルを制御する制御
手段とからなることを特徴とするレベル調整装置であ
る。
【0007】請求項4に記載の発明は、アナログビデオ
信号をデジタルビデオ信号へ変換するときのレベル調整
方法において、クランプ手段によって、アナログビデオ
信号からDC電位を再生し、アンプ手段によって、アナ
ログビデオ信号に対してゲインを与え、アナログビデオ
信号をデジタルビデオ信号に変換し、デジタルビデオ信
号に変換されたカラーバーから所定の部分を取り込み、
取り込まれた所定の部分のレベルと、所定の部分の正規
のレベルとを比較し、比較手段の比較結果に基づいて、
クランプ手段のクランプレベル、アンプ手段のゲインお
よび/またはA/D変換手段の基準レベルを制御するよ
うにしたことを特徴とするレベル調整方法である。
【0008】放送業務用のカメラに基準信号として、通
常備わっているカラーバーの所望の部分を検出し、輝度
信号Y、色差信号R−YおよびB−Yのそれぞれのレベ
ルが検出された部分の正規のレベルと一致しているか否
かを判定する。そのレベルが一致していないと判定され
た場合、一致していないと判定された信号のクランプ回
路のクランプレベルおよび/またはアンプ回路のゲイン
を制御し、そのレベルが所定の範囲内になるように、繰
り返し制御が行われる。また、クランプ回路およびアン
プ回路の代わりに、A/Dコンバータの基準レベルを制
御し、所望の部分のレベルが所定の範囲内になるように
することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。この発明が適用された一
実施形態を図1および図2に示す。アナログ輝度信号Y
が入力端子1aを介して、バッファ2aへ供給される。
バッファ2aでは、供給されるアナログ輝度信号Yが保
持される。
【0010】クランプ回路3aには、後述するマイコン
(マイクロコンピュータ)30から供給されるクランプ
レベル制御信号が入力端子4aを介して供給される。そ
のクランプレベル制御信号に応じて、クランプ回路3a
では、供給されたアナログ輝度信号Yのクランプレベル
が制御される。これは、アナログ輝度信号Yが入力され
た後、DC電位を再生し、固定するクランプ回路3aで
あり、マイコン30によってクランプの電位が固定でき
るように構成される。
【0011】アンプ回路5aには、マイコン30から供
給されるゲイン制御信号が入力端子6aを介して供給さ
れる。そのゲイン制御信号に応じて、アンプ回路5aで
は、供給されたアナログ輝度信号Yのゲインが制御され
る。
【0012】A/Dコンバータ7aには、マイコン30
から供給される基準レベル制御信号(リファレンス電
圧)が入力端子8aを介して供給される。その基準レベ
ル制御信号に基づいて、A/Dコンバータ7aでは、供
給されたアナログ輝度信号Yがディジタル化される。こ
のように、クランプ回路3aおよびアンプ回路5aに供
給されるマイコン30からのクランプレベル制御信号お
よびゲイン制御信号とは別の手段として、A/Dコンバ
ータ7aの基準レベル制御信号がマイコン30から供給
され、等価な効果を得ることもできる。
【0013】フィルタ回路9aでは、A/Dコンバータ
7aから供給されたディジタル輝度信号Yに対してフィ
ルタリング処理が施され、エンコーダ10へ供給され
る。このフィルタ回路9aは、デジタルビデオ信号の規
格に合ったフィルタである。また、このフィルタ回路9
aの代わりに、A/Dコンバータ7aの前段にアナログ
フィルタを配置しても等価な効果を得ることができる。
【0014】アナログ色差信号R−Yが入力端子1bを
介して、バッファ2bへ供給される。バッファ2bで
は、供給されるアナログ色差信号R−Yが保持される。
クランプ回路3bには、マイコン30から供給されるク
ランプレベル制御信号が入力端子4bを介して供給され
る。そのクランプレベル制御信号に応じて、クランプ回
路3bでは、供給されたアナログ色差信号R−Yのクラ
ンプレベルが制御される。アンプ回路5bには、マイコ
ン30から供給されるゲイン制御信号が入力端子6bを
介して供給される。そのゲイン制御信号に応じて、アン
プ回路5bでは、供給されたアナログ色差信号R−Yの
ゲインが制御される。
【0015】A/Dコンバータ7bには、マイコン30
から供給される基準レベル制御信号が入力端子8bを介
して供給される。その基準レベル制御信号に基づいて、
A/Dコンバータ7bでは、供給されたアナログ色差信
号R−Yがディジタル化される。フィルタ回路9bで
は、A/Dコンバータ7bから供給されたディジタル色
差信号R−Yに対してフィルタリング処理が施され、エ
ンコーダ10へ供給される。
【0016】アナログ色差信号B−Yが入力端子1cを
介して、バッファ2cへ供給される。バッファ2cで
は、供給されるアナログ色差信号B−Yが保持される。
クランプ回路3cには、マイコン30から供給されるク
ランプレベル制御信号が入力端子4cを介して供給され
る。そのクランプレベル制御信号に応じて、クランプ回
路3cでは、供給されたアナログ色差信号B−Yのクラ
ンプレベルが制御される。アンプ回路5cには、マイコ
ン30から供給されるゲイン制御信号が入力端子6cを
介して供給される。そのゲイン制御信号に応じて、アン
プ回路5cでは、供給されたアナログ色差信号B−Yの
ゲインが制御される。
【0017】A/Dコンバータ7cには、マイコン30
から供給される基準レベル制御信号が入力端子8cを介
して供給される。その基準レベル制御信号に基づいて、
A/Dコンバータ7cでは、供給されたアナログ色差信
号B−Yがディジタル化される。フィルタ回路9cで
は、A/Dコンバータ7cから供給されたディジタル色
差信号B−Yに対してフィルタリング処理が施され、エ
ンコーダ10へ供給される。
【0018】エンコーダ10は、デジタルビデオ信号の
規格にあった信号にするための変換回路である。一例と
して、このエンコーダ10では、10ビットに量子化し
たデジタルフォーマットの規格であるREC601にあ
った信号に変換される。エンコーダ10から出力される
10ビットのデータは、パラレル/シリアルコンバータ
11へ供給される。また、この10ビットのデータは、
出力端子13を介して他のシステム、および出力端子1
4を介して図2に示す検出回路へ供給される。この10
ビットのデータは、一例として、図3Aに示すように、
10ビットのそれぞれが、B−Y、Y、R−Y、Y、B
−Y、Y、R−Y、Y、・・・のように時間的に連続し
ている。
【0019】パラレル/シリアルコンバータ11では、
デジタルビデオ信号の規格にあった信号に変換される。
すなわち、このパラレル/シリアルコンバータ11で
は、供給された10ビットのデータに対してSDI(Se
rial Digital Interface)符号化が施される。SDI符
号化が施された信号は、出力端子12から出力される。
【0020】次に、図2に示す検出回路の一例を説明す
る。EX−ORゲート23の一方の入力端子には、6.
75MHzのクロック(図3D)が供給され、他方の入
力端子には、マイコン30から6.75MHzのセレク
タ信号が供給される。EX−ORゲート23では、供給
されるクロックと、セレクタ信号との排他的論理和が出
力される。そのEX−ORゲート23の出力は、AND
ゲート25の一方の入力端子に供給される。
【0021】EX−ORゲート24の一方の入力端子に
は、13.5MHzのクロック(図3C)が供給され、
他方の入力端子には、マイコン30から13.5MHz
のセレクタ信号が供給される。EX−ORゲート24で
は、供給されるクロックと、セレクタ信号との排他的論
理和が演算される。EX−ORゲート24の出力は、A
NDゲート25の他方の入力端子に供給される。
【0022】ANDゲート25では、EX−ORゲート
23および24から供給される信号の論理積が演算され
る。ANDゲート25の出力は、ANDゲート26の一
方の入力端子に供給される。このANDゲート25の出
力は、図3E、図3Fおよび図3Gに示す何れか1つの
信号である。図3Eは、色差信号B−Yを選択するパル
スであり、図3Fは、色差信号R−Yを選択するパルス
であり、図3Gは、輝度信号Yを選択するパルスであ
る。
【0023】このシステムでは、入力端子21から供給
される6.75MHzがローレベル、且つ入力端子22
から供給される13.5MHzがローレベルのときに、
EX−ORゲート23および24の出力をハイレベルと
する6.75MHzのセレクタ信号および13.5MH
zのセレクタ信号がマイコン30からEX−ORゲート
23および24に供給されると、色差信号B−Yを選択
するパルス(図3E)がANDゲート25から出力され
る。具体的には、6.75MHzのクロックがローレベ
ルのときに、ハイレベルとなる6.75MHzのセレク
タ信号がEX−ORゲート23に供給されると、EX−
ORゲート23の出力がハイレベルとなる。そして、1
3.5MHzのクロックがローレベルのときに、ハイレ
ベルとなる13.5MHzのセレクタ信号がEX−OR
ゲート24に供給されると、EX−ORゲート24の出
力がハイレベルとなる。
【0024】同様に、入力端子21から供給される6.
75MHzがハイレベル、且つ入力端子22から供給さ
れる13.5MHzがローレベルのときに、EX−OR
ゲート23および24の出力をハイレベルとする6.7
5MHzのセレクタ信号および13.5MHzのセレク
タ信号がマイコン30からEX−ORゲート23および
24に供給されると、色差信号R−Yを選択するパルス
(図3F)がANDゲート25から出力される。具体的
には、6.75MHzのクロックがハイレベルのとき
に、ローレベルとなる6.75MHzのセレクタ信号が
EX−ORゲート23に供給されると、EX−ORゲー
ト23の出力がハイレベルとなる。そして、13.5M
Hzのクロックがローレベルのときに、ハイレベルとな
る13.5MHzのセレクタ信号がEX−ORゲート2
4に供給されると、EX−ORゲート24の出力がハイ
レベルとなる。
【0025】また、入力端子22から供給される13.
5MHzがハイレベルのときに、EX−ORゲート23
および24の出力をハイレベルとする6.75MHzの
セレクタ信号および13.5MHzのセレクタ信号がマ
イコン30からEX−ORゲート23および24に供給
されると、輝度信号Yを選択するパルス(図3G)がA
NDゲート25から出力される。具体的には、6.75
MHzのクロックがローレベルのときに、ハイレベルと
なる6.75MHzのセレクタ信号がEX−ORゲート
23に供給されると、EX−ORゲート23の出力がハ
イレベルとなる。そして、13.5MHzのクロックが
ハイレベルのときに、ローレベルとなる13.5MHz
のセレクタ信号がEX−ORゲート24に供給される
と、EX−ORゲート24の出力がハイレベルとなる。
【0026】ANDゲート26の他方の入力端子には、
マイコン30からタイミングセレクタ信号が供給され
る。ANDゲート26では、供給されるANDゲート2
5からの信号と、タイミングセレクタ信号(図3H)と
の論理積が演算される。ANDゲート26の出力は、D
フリップフロップ27のD端子に供給される。このAN
Dゲート26の出力は、図3J、図3Kおよび図3Lに
示す何れか1つの信号である。図3Jは、色差信号B−
Yを選択するパルス(図3E)と、タイミングセレクタ
信号(図3H)との論理積であり、図3Kは、色差信号
R−Yを選択するパルス(図3F)と、タイミングセレ
クタ信号(図3H)との論理積であり、図3Lは、輝度
信号Yを選択するパルス(図3G)と、タイミングセレ
クタ信号(図3H)との論理積である。
【0027】Dフリップフロップ27のクロック端子に
は、27MHzのクロック(図3B)が供給される。D
フリップフロップ27では、供給されるANDゲート2
6からの信号が、27MHzのクロック(図3B)でラ
ッチされる。そのラッチされた結果は、Dフリップフロ
ップ27のQ端子からDフリップフロップ29a〜29
jのクロック端子に供給される。このDフリップフロッ
プ27のQ端子からの出力は、図3M、図3Nおよび図
3Pに示す何れか1つの信号である。図3Mは、図3J
に示す信号を27MHzのクロック(図3B)でラッチ
したものであり、図3Nは、図3Kに示す信号を27M
Hzのクロック(図3B)でラッチしたものであり、図
3Pは、図3Lに示す信号を27MHzのクロック(図
3B)でラッチしたものである。
【0028】Dフリップフロップ29a〜29jのD端
子には、上述したエンコーダ10から出力される10ビ
ットのデータ(図3A)のbit9〜bit0が入力端
子28a〜28jを介して供給される。Dフリップフロ
ップ29a〜29jでは、供給される10ビットのデー
タ(図3A)が、Dフリップフロップ27から供給され
る信号でラッチされる。そのラッチされた結果は、Dフ
リップフロップ29a〜29jのQ端子から10ビット
のデータ(図3Q)がマイコン30に供給される。この
図3に示す一例では、図3Mに示す信号によって、10
ビットのデータ(図3A)から色差信号B−Yのデータ
(図3Q)がDフリップフロップ27のQ端子からマイ
コン30へ取り込まれる。
【0029】このようにして取り込まれた色差信号B−
Yの10ビットのデータ(図3Q)は、マイコン30に
おいて、色差信号B−Yの正規のレベルと比較され、そ
の誤差量が判定される。この正規のレベルには、補正の
ための基準信号、一例として、図4に示すカラーバーが
使用される。判定結果は、D/Aコンバータ31に供給
される。一例として、このD/Aコンバータ31には、
6個のD/Aコンバータが含まれている。例えば、D/
Aコンバータ31の出力端子32aと入力端子4aとが
接続され、マイコン30からD/Aコンバータ31を介
してアナログ化されたクランプレベル制御信号がクラン
プ回路3aへ供給される。そして、D/Aコンバータ3
1の出力端子32bと入力端子6aとが接続され、マイ
コン30からD/Aコンバータ31を介してアナログ化
されたゲイン制御信号がアンプ回路5aへ供給される。
【0030】同様に、D/Aコンバータ31の出力端子
32cおよび32eと入力端子4bおよび4cとが接続
され、マイコン30からクランプレベル制御信号がクラ
ンプ回路3bおよび3cへ供給される。そして、D/A
コンバータ31の出力端子32dおよび32fと入力端
子6bおよび6cとが接続され、マイコン30からゲイ
ン制御信号がアンプ回路5bおよび5cへ供給される。
【0031】この一例では、マイコン30で判定された
誤差量をゼロまたは所定の範囲内に、例えば±5%以内
にするために、D/Aコンバータ31を介してクランプ
回路3a、3bおよび3cへクランプレベル制御信号を
供給し、および/またはアンプ回路5a、5bおよび5
cへゲイン制御信号を供給し、その調整が繰り返し行わ
れる。また、クランプ回路および/またはアンプ回路の
代わりに、A/Dコンバータ7a、7bおよび7cに基
準レベル制御信号を供給し、マイコン30で判定された
誤差量をゼロまたは所定の範囲内とするまで、調整を繰
り返すようにしても良い。
【0032】具体的に、上述した補正のための基準信号
は、例えば図4Aに示すカラーバーとする。放送業務用
のカメラ、信号発生器には、通常規格化されたカラーバ
ーが備わっており、ビデオテープ等に記録を行うとき、
通常最初の数秒間はカラーバーを録画するのでカラーバ
ーは、入手しやすい信号である。このカラーバーは、N
TSCの場合、各色が時間に換算して約7.5μsec で
あるので、特別な回路を用意しなくてもマイコン30の
プログラムで任意の色のタイミングを作って検出が可能
である。
【0033】図4Bは、図4Aのカラーバーに対応した
輝度信号Yのレベルであり、図4Cは、図4Aのカラー
バーに対応した色差信号R−Yのレベルであり、図4D
は、図4Aのカラーバーに対応した色差信号B−Yのレ
ベルである。
【0034】すなわち、完全に調整されたグレイの各レ
ベルは、輝度信号Yが2D1h(hは16進数を表
す)、色差信号R−Yが200h、色差信号B−Yが2
00hとなる。また、黄色の各レベルは、輝度信号Yが
286h、色差信号R−Yが236h、色差信号B−Y
がB0hとなる。以下、同様に各色の各レベルが規定さ
れている。
【0035】ここで、輝度信号Yのレベル調整を行う一
例のフローチャートを図5に示す。ステップS1では、
供給されたカラーバーの中から輝度信号Yの黒を取り込
み、その黒のレベルが正規のレベル、すなわち40hか
否かが判定される。輝度信号Yの黒のレベルが40hで
あると判定された場合、ステップS2へ制御が移り、輝
度信号Yの黒のレベルが40hでないと判定された場
合、ステップS3へ制御が移る。ステップS3では、輝
度信号Yの黒を40hとするために、クランプ回路3a
のクランプレベルが制御される。すなわち、クランプレ
ベル制御信号がマイコン30からクランプ回路3aへ出
力される。
【0036】ステップS2では、供給されたカラーバー
の中から輝度信号Yの白を取り込み、その白のレベルが
正規のレベル、すなわち3AChか否かが判定される。
輝度信号Yの白のレベルが3AChであると判定された
場合、ステップS1に制御が戻り、輝度信号Yの白のレ
ベルが3AChでないと判定された場合、ステップS4
へ制御が移る。ステップS4では、輝度信号Yの白を3
AChとするために、アンプ回路5aのゲインが制御さ
れる。すなわち、ゲイン制御信号がマイコン30からア
ンプ回路5aへ出力される。これらの制御が繰り返さ
れ、輝度信号Yのレベル調整が行われる。
【0037】また、色差信号R−Yのレベル調整を行う
一例のフローチャートを図6に示す。ステップS11で
は、供給されたカラーバーの中から色差信号R−Yの無
色を取り込み、その無色のレベルが正規のレベル、すな
わち200hか否かが判定される。色差信号R−Yの無
色のレベルが200hであると判定された場合、ステッ
プS12へ制御が移り、色差信号R−Yの無色のレベル
が200hでないと判定された場合、ステップS13へ
制御が移る。ステップS13では、色差信号R−Yの無
色を200hとするために、クランプ回路3bのクラン
プレベルが制御される。すなわち、クランプレベル制御
信号がマイコン30からクランプ回路3bへ出力され
る。
【0038】ステップS12では、供給された信号の中
から色差信号R−Yの赤を取り込み、その赤のレベルが
正規のレベル、すなわち350hか否かが判定される。
色差信号R−Yの赤のレベルが350hであると判定さ
れた場合、ステップS11に制御が戻り、色差信号R−
Yの赤のレベルが350hでないと判定された場合、ス
テップS14へ制御が移る。ステップS14では、色差
信号R−Yの赤を350hとするために、アンプ回路5
bのゲインが制御される。すなわち、ゲイン制御信号が
マイコン30からアンプ回路5bへ出力される。これら
の制御が繰り返され、色差信号R−Yのレベル調整が行
われる。
【0039】このように、図3Aに示す10ビットのデ
ータから所望の色を検出し、図3Qに示すようにマイコ
ン30に取り込み、各レベルが基準信号の5%以内か否
かを判定し、カラーバーが正しい色に表示されているか
否かが判定される。そして、カラーバーの各色の輝度信
号Y、色差信号R−YおよびB−Yが正規のレベルにな
るまで、クランプ回路およびアンプ回路、またはA/D
コンバータの制御が繰り返し行われる。このように、正
規のレベルに最も近くなるまで、マイコン30で調整が
行われる。このとき、カラーバーの各色が正規のレベル
以内か否かを、LEDを用いてOK/NGを表示するよ
うにしても良い。
【0040】このように、デジタルビデオ信号とクロッ
クとの関係は、一例として図3B、図3Cおよび図3D
に示すようになる。この関係は、1つのシステム上で
は、一定となる。この関係にある場合、上述したよう
に、輝度信号Yを選択するパルス(図3G)、色差信号
R−Yを選択するパルス(図3F)および色差信号B−
Yを選択するパルス(図3E)を、マイコン30からの
2つのセレクタ信号によって生成することができる。
【0041】そして、マイコン30は、検出したい所望
の色の位置でタイミングセレクタ信号(図3H)をハイ
レベルとすることによって、所望の色を検出することが
できる。このとき、カラーバーで同じ色が7.5μsec
続く場合、この時間の中でタイミングセレクタ信号が多
少ずれても同じ結果になる。すなわち、13.5MHz
の精度でマイコン30からタイミングセレクタ信号(図
3H)を出力することは困難であるが、この方式でカラ
ーバーの各色のデータ(レベル)を検出するには、約±
3μsec の精度でパルスを発生することができれば実現
できる。
【0042】このように、タイミングセレクタ信号は、
データの略中央で立ち上がるパルスになるので、図3
M、図3Nおよび図3Pに示すようにデータを正確に取
り込むことができる。
【0043】この実施形態では、マイコン30からの
6.75MHzのセレクタ信号と、13.5MHzのセ
レクタ信号の2本の信号で輝度信号Y、色差信号R−Y
およびB−Yの何れか1つの信号が選択され、マイコン
30からのタイミングセレクタ信号(図3H)で10ビ
ットのデータを取り込むタイミングが決定される。よっ
て、カラーバーの所望の位置のレベルを検出することが
できる。その検出結果に基づいて、クランプ回路および
アンプ回路、またはA/Dコンバータの制御が、正規の
レベルになるまで繰り返される。
【0044】なお、上述したようなレベル調整を行う前
に、各色のレベルを検出して、想定しうる誤差、例えば
5%以内か否かを判定して、本当にカラーバーか否かを
判定した後にレベル調整を行うようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】この発明に依れば、簡単で、廉価な回路
で正確なレベル検出ができる。すなわち、マイコン30
とのインターフェースのラインが13本で済むので、回
路規模を抑えることができる。例えば、3チャンネル×
10ビットの手法で行ったほうが工夫なしでできるが、
31本以上になるので、回路規模が大きくなる。
【0046】また、この発明に依れば、検出箇所がデジ
タルビデオ出力部とほぼ同じなので、途中のアナログ回
路での誤差の影響も補正できる。また、途中の回路の誤
差および/または故障などを正確に判断できるので、自
己診断を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるシステムの一実施形態の
ブロック図である。
【図2】この発明が適用されるシステムの一実施形態の
ブロック図である。
【図3】この発明が適用されるシステムを説明するため
の一例のタイミングチャートである。
【図4】カラーバーの説明に用いた略線図である。
【図5】この発明が適用される一例のフローチャートで
ある。
【図6】この発明が適用される一例のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2a、2b、2c・・・バッファ、3a、3b、3c・
・・クランプ回路、5a、5b、5c・・・アンプ回
路、7a、7b、7c・・・A/Dコンバータ、9a、
9b、9c・・・フィルタ回路、10・・・エンコー
ダ、11・・・パラレル/シリアルコンバータ、23、
24・・・EX−ORゲート、25、26・・・AND
ゲート、27、29a、29b、29c、29d、29
e、29f、29g、29h、29i、29j・・・D
フリップフロップ、30・・・マイコン、31・・・D
/Aコンバータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログビデオ信号をデジタルビデオ信
    号へ変換するときのレベル調整装置において、 アナログビデオ信号からDC電位を再生するクランプ手
    段と、 上記アナログビデオ信号に対してゲインを与えるアンプ
    手段と、 上記アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換す
    るA/D変換手段と、 上記デジタルビデオ信号に変換されたカラーバーから所
    定の部分を取り込む取り込み手段と、 取り込まれた上記所定の部分のレベルと、上記所定の部
    分の正規のレベルとを比較する比較手段と上記比較手段
    の比較結果に基づいて、上記クランプ手段のクランプレ
    ベル、上記アンプ手段のゲインおよび/または上記A/
    D変換手段の基準レベルを制御する制御手段とからなる
    ことを特徴とするレベル調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記比較手段によって、輝度信号Yの黒のレベルと、上
    記輝度信号Yの正規の黒のレベルとを比較し、上記制御
    手段によって、上記クランプ手段のクランプレベルを制
    御し、 上記比較手段によって、上記輝度信号Yの白のレベル
    と、上記輝度信号Yの正規の白のレベルとを比較し、上
    記制御手段によって、上記アンプ手段のゲインを制御す
    るようにしたことを特徴とするレベル調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記比較手段によって、色差信号R−Yの無色のレベル
    と、上記色差信号R−Yの正規の無色のレベルとを比較
    し、上記制御手段によって、上記クランプ手段のクラン
    プレベルを制御し、 上記比較手段によって、上記色差信号R−Yの赤のレベ
    ルと、上記色差信号R−Yの正規の赤のレベルとを比較
    し、上記制御手段によって、上記アンプ手段のゲインを
    制御するようにしたことを特徴とするレベル調整装置。
  4. 【請求項4】 アナログビデオ信号をデジタルビデオ信
    号へ変換するときのレベル調整方法において、 クランプ手段によって、アナログビデオ信号からDC電
    位を再生し、 アンプ手段によって、上記アナログビデオ信号に対して
    ゲインを与え、 上記アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換
    し、 上記デジタルビデオ信号に変換されたカラーバーから所
    定の部分を取り込み、 取り込まれた上記所定の部分のレベルと、上記所定の部
    分の正規のレベルとを比較し、 上記比較手段の比較結果に基づいて、上記クランプ手段
    のクランプレベル、上記アンプ手段のゲインおよび/ま
    たは上記A/D変換手段の基準レベルを制御するように
    したことを特徴とするレベル調整方法。
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