JP2000333030A - 色変換装置、色変換方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

色変換装置、色変換方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000333030A
JP2000333030A JP11143094A JP14309499A JP2000333030A JP 2000333030 A JP2000333030 A JP 2000333030A JP 11143094 A JP11143094 A JP 11143094A JP 14309499 A JP14309499 A JP 14309499A JP 2000333030 A JP2000333030 A JP 2000333030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立方体補間技術を用いてある表色系で表現さ
れた色信号を他の表色系の色信号に変換する際に、メモ
リ容量を低減しつつ効率良く色変換をおこなうことがで
きる色変換装置、色変換方法および記録媒体を提供する
こと。 【解決手段】 変換パラメータ算定部11が一辺をw/
2(wは格子間隔)とする部分空間に含まれる座標位置
に対応する変換パラメータを変換パラメータ記憶部12
に記憶し、入力色であるL* * * 値が入力された際
に、格子点特定部14が色変換テーブル13を用いて特
定した格子空間上の座標を格子内座標算定部15が算出
し、変換パラメータ検索部16が変換パラメータ記憶部
12から検索された変換パラメータに基づいて、補間演
算部17が補間演算をおこなってL * * * 値に対応
するCMY値を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の格子間隔
をもつ多次元の変換座標空間の各格子点に、第1の色空
間の入力色に対応する第2の色空間の出力色を格納した
多次元変換テーブルを有し、変換座標空間の各格子点以
外の入力色に対応する出力色を補間演算により算出する
色変換装置、色変換方法および記録媒体に関し、特に、
メモリ容量を低減しつつ効率良く色変換をおこなうこと
ができる色変換装置、色変換方法および記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタやディスプレイなどのカ
ラー画像機器では、原色系のRGB表色系やCMY表色
系を用いて色彩表現がおこなわれていたが、かかる原色
系の色彩表現では、個別の機器に依存した色信号値でそ
の色彩が表現されるために、異なるカラー画像機器の間
で色を一致させることが難しい。このため、最近では、
輝度色差分離系のL* * * 表色系などを用いて、画
像データをカラー画像機器に依存しない絶対的な色で表
現し、画像データをプリンタに出力する際に、このL*
* * 表色系で表現された色信号をCMY表色系など
の色信号に変換する色変換技術を用いることが多い。
【0003】ここで、この色変換技術の代表的なものと
して、多次元変換テーブルを用いた色変換技術が知られ
ているが、ある表色系から他の表色系へのあらゆる対応
関係をすべて多次元変換テーブルに記憶するには膨大な
メモリ容量が必要となるため、この多次元変換テーブル
を補間演算と組み合わせて色変換をおこなう立方体補間
技術(CuBeアルゴリズム)が広く用いられている。この
立方体補間技術とは、多次元変換テーブルを所定の幅の
格子点の集合で構成し、入力色が所在する多次元変換テ
ーブル上の立方体を特定し、特定した立方体を形成する
格子空間の8頂点の色から出力色を補間演算により算定
するものである。
【0004】図15(a)は、この立方体補間技術によ
り、L* * * 表色系の色をCMY表色系の色に変換
する際の変換座標空間の説明図である。なお、ここでは
説明の便宜上、L* 値、a* 値およびb* 値をそれぞれ
0〜255の範囲の値とした場合を示すこととする。同
図に示すように、この変換座標空間は、L* 軸、a*
およびb* 軸に複数の格子点を設けた3次元の色空間で
あり、各格子点に出力色であるCMY値が対応づけられ
る。
【0005】具体的には、各格子点には、CMY表色系
の色をなすC[ L][a][b] 、M[L][a][b] および
Y[ L][a][b] が格納される。なお、このL、aおよ
びbは、それぞれ格子番号を示し、たとえば、w=32
である場合、L* * * 値(0,0,0)が、L=
0,a=0,b=0に対応し、L* * * 値(32,
0,0)が、L=1,a=0,b=0に対応し、L*
* * 値(32,128,128)が、L=1,a=
4,b=4に対応する。このため、かかる立方体補間技
術では、まず最初に変換対象となる入力色をなす
conv、aconvおよびbco nvが定まると、座標位置(L
conv,aconv,bconv)を囲む8つの格子点A1〜A8を選
択する。
【0006】図15(b)は、求めた8つの格子点と座
標との関係の一例を示す図であり、同図に示すように、
入力色の座標(Lconv,aconv,bconv)は、8つの格
子点A1〜A8で形成される格子空間の内部に所在する。こ
のため、この入力色の各座標を格子間隔で剰余演算し
て、格子空間内部における入力色の座標位置(Lw,a
w,bw)を算定する。このようにして、格子空間内部
の入力色の座標を求めたならば、図15(c)に示すよ
うに、この座標を基準として格子空間を8つの直方体に
分割し、分割した各直方体の体積V1〜V8(以下「変換パ
ラメータV1〜V8」と言う)を算出する。
【0007】具体的には、この変換パラメータV1〜V8
は、 V8=(w−Lw)×(w−aw)×(w−bw) V7= Lw×(w−aw)×(w−bw) V6=(w−Lw)×aw×(w−bw) V5= Lw×aw×(w−bw) V4=(w−Lw)×(w−aw)×bw V3= Lw×(w−aw)×bw V2=(w−Lw)×aw×bw V1= Lw×aw×bw の算定式から算定する。
【0008】その後、各格子点A1〜A8のCMY値にV1〜
V8の重みをつけた平均値を算出し、算出した平均値を変
換対象となる入力色の座標(Lconv,aconv,bconv
のCMY値とする。
【0009】このように、従来の立方体補間技術では、
まず最初に補間処理に用いる格子点A1〜A8を選択し、選
択した格子点A1〜A8がなす立方体内部での座標(Lw,
aw,bw)を算定し、算定した座標に基づいて8分割
した直方体の体積すなわち変換パラメータV1〜V8をそれ
ぞれ求め、求めた変換パラメータV1〜V8を用いて補間処
理を実行していた。なお、かかる変換パラメータV1〜V8
をその都度求めていたのでは処理遅延が生ずるため、一
般には格子空間内部の座標位置ごとにあらかじめ変換パ
ラメータV1〜V8を算定しておき、補間処理をおこなう際
に該当する変換パラメータを検索する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の立方体補間技術によると、あらかじめ格子空間内
部に所在するすべての点について、変換パラメータV1〜
V8を算定して保持する必要があるので、極めて大量のデ
ータを保持しなければならず、メモリ容量上の問題が生
ずる。特に、格子空間の一辺の大きさである格子間隔w
を広くすると、この格子空間内部に所在する座標点の数
が増えるため、保持すべき変換パラメータV1〜V8のデー
タ量が累増する。
【0011】もともと、かかる立方体補間技術は、すべ
ての色変換を多次元変換テーブルのみでおこなう場合に
生ずるメモリ容量の問題を計算量でカバーするためのも
のであるから、かかる立方体補間技術で用いる変換パラ
メータに多くのメモリ容量を要したのでは、この立方体
補間技術を採用した意味がない。これらのことから、か
かる立方体補間技術を用いて色変換をおこなう際に、い
かにして変換パラメータを保持するためのメモリ容量を
低減するかが極めて重要な課題となっている。
【0012】この発明は、上記問題(課題)に鑑みてな
されたものであり、立方体補間技術を用いてある表色系
で表現された色を他の表色系の色に変換する際に、メモ
リ容量を低減しつつ効率良く色変換をおこなうことがで
きる色変換装置、色変換方法および記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明にかかる色変換装置は、変換パラメ
ータ算定手段(図2の変換パラメータ算定部11に対
応)が、格子空間の一部をなす部分空間に所在する各座
標位置を基準として該格子空間を分割した変換パラメー
タを算定して記憶手段(図2の変換パラメータ記憶部1
2に対応)に記憶する。そして、色変換手段(図2の格
子内座標算定部15、変換パラメータ検索部16および
補間演算部17に対応)は、第1の色空間の入力色を受
け付けた際に、該入力色の格子空間内での座標位置に対
応する変換パラメータを記憶手段から検索し、検索した
変換パラメータに基づいて第2の色空間の出力色を算定
することとしたので、メモリ容量を低減しつつ効率良く
色変換をおこなうことができる。
【0014】また、請求項2の発明にかかる色変換装置
は、請求項1の発明において、座標位置算定手段(図2
の格子内座標算定部15に対応)が、入力色が所在する
格子空間内での当該入力色に対応する座標位置を算定
し、算定された座標位置に対応する変換パラメータを検
索手段(図2の変換パラメータ検索部16に対応)が記
憶手段から検索し、検索された変換パラメータおよび入
力色が所在する格子空間を形成する各格子点に格納した
第2の色空間の出力色から補間演算手段(図2の補間演
算部17に対応)が入力色に対応する出力色を補間演算
することとしたので、たとえばL* * * 値のような
入力色をCMY値のような出力値に変換することができ
る。
【0015】また、請求項3の発明にかかる色変換装置
は、請求項2の発明において、変換パラメータ算定手段
は、格子間隔の1/2を一辺とする部分空間に所在する
各座標位置に対応する変換パラメータを算定し(図3の
ステップS101〜S112に対応)、検索手段は、座
標位置算定手段により算定された座標位置の各座標成分
が格子間隔の1/2よりも大きな場合には、該当する座
標成分の値を格子間隔から減じた値を新たな座標成分と
した座標位置に対応する変換パラメータを記憶手段から
検索する(図4のステップS201〜S211に対応)
こととしたので、p次元の色空間の色変換をおこなう場
合に、記憶手段に記憶する変換パラメータのメモリ容量
を従来の1/2p まで低減することができる。
【0016】また、請求項4の発明にかかる色変換装置
は、請求項2または3の発明において、変換パラメータ
算定手段は、部分空間に所在する座標位置の各座標成分
の大きさが所定の大小関係にある場合にのみ当該座標位
置に対応する変換パラメータを算定し(図7のステップ
S301〜S312)、検索手段は、入力色の前記格子
空間内での座標位置を示す各座標成分の値が所定の大小
関係を満たすように各座標成分を並べ替え、並べ替えた
新たな座標成分を有する座標位置に対応する変換パラメ
ータを記憶手段から検索する(図8のステップS401
〜S412)こととしたので、p次元の色空間の色変換
をおこなう場合に、記憶手段に記憶する変換パラメータ
のメモリ容量を従来の1/(pの階乗)まで低減するこ
とができる。特に、上記請求項3の発明と組み合わせた
場合には、従来の1/(2p ×pの階乗)までメモリ容
量を低減することができる。
【0017】また、請求項5の発明にかかる色変換装置
は、請求項2、3または4の発明において、変換パラメ
ータ算定手段は、部分空間に所在する座標位置の各座標
成分が格子間隔の1/2である場合には、該座標位置を
基準として格子空間を分割した複数の分割領域の一部の
みを変換パラメータとして算定し(図10のステップS
501〜S514に対応)、検索手段は、入力色の格子
空間内での座標位置に対応する変換パラメータを記憶手
段から検索した際に、検索した変換パラメータから他の
変換パラメータを算定する(図11のステップS603
〜S614に対応)こととしたので、q個の成分が格子
間隔の1/2となる場合に、記憶手段に記憶する変換パ
ラメータのメモリ容量を従来の1/2q まで低減するこ
とができる。
【0018】また、請求項6の発明にかかる色変換装置
は、請求項2〜5の発明において、変換パラメータ算定
手段は、部分空間に所在する座標位置が格子空間の平面
上に所在する場合には、該平面を座標位置で分割した面
積を変換パラメータとして算定し、部分空間に所在する
座標位置が格子空間の線分上に所在する場合には、該線
分を座標位置で分割した線分長を変換パラメータとして
算定し(図13のステップS701〜S712に対
応)、補間演算手段は、入力色の格子空間内での座標位
置の座標成分の0の数に応じて、線分長、面積または体
積を変換パラメータとする補間演算処理をおこなう(図
14のステップS805〜S808に対応)こととした
ので、r次元の色空間で色変換をおこなう場合に、記憶
手段に記憶する変換パラメータのメモリ容量を従来の
(r−1)乗根に低減することができる。
【0019】また、請求項7の発明にかかる色変換方法
は、格子空間の一部をなす部分空間に所在する各座標位
置を基準として該格子空間を分割した変換パラメータを
算定して記憶手段に記憶し、第1の色空間の入力色を受
け付けた際に、該入力色の格子空間内での座標位置に対
応する変換パラメータを記憶手段から検索し、検索した
変換パラメータに基づいて第2の色空間の出力色を算定
することとしたので、メモリ容量を低減しつつ効率良く
色変換をおこなうことができる。
【0020】また、請求項8の発明にかかる色変換方法
は、請求項7の発明において、入力色が所在する格子空
間内での当該入力色に対応する座標位置を算定し、算定
された座標位置に対応する変換パラメータを記憶手段か
ら検索し、検索された変換パラメータおよび入力色が所
在する格子空間を形成する各格子点に格納した第2の色
空間の出力色から入力色に対応する出力色を補間演算す
ることとしたので、たとえばL* * * 値のような入
力色をCMY値のような出力値に変換することができ
る。
【0021】また、請求項9の発明にかかる色変換方法
は、請求項8の発明において、格子間隔の1/2を一辺
とする部分空間に所在する各座標位置に対応する変換パ
ラメータを算定し(図3のステップS101〜S112
に対応)、座標位置算定工程で算定された座標位置の各
座標成分が格子間隔の1/2よりも大きな場合には、該
当する座標成分の値を格子間隔から減じた値を新たな座
標成分とした座標位置に対応する変換パラメータを記憶
手段から検索する(図4のステップS201〜S211
に対応)こととしたので、p次元の色空間の色変換をお
こなう場合に、記憶手段に記憶する変換パラメータのメ
モリ容量を従来の1/2p まで低減することができる。
【0022】また、請求項10の発明にかかる色変換方
法は、請求項8または9の発明において、部分空間に所
在する座標位置が第1の座標成分、第2の座標成分およ
び第3の座標成分からなる場合に、第1の座標成分の値
が第2の座標成分の値以上であり、かつ、第2の座標成
分の値が第3の座標成分の値以上となる場合にのみ当該
座標位置に対応する変換パラメータを算定し(図7のス
テップS301〜S312)、入力色の格子空間内での
座標位置を示す各座標成分をその値が大きな順に並べ替
え、並べ替えたものを新たな座標成分とした座標位置に
対応する変換パラメータを記憶手段から検索する(図8
のステップS401〜S412)こととしたので、p次
元の色空間の色変換をおこなう場合に、記憶手段に記憶
する変換パラメータのメモリ容量を従来の1/(pの階
乗)まで低減することができる。特に、上記請求項9の
発明と組み合わせた場合には、従来の1/(2p ×pの
階乗)までメモリ容量を低減することができる。
【0023】また、請求項11の発明にかかる色変換方
法は、請求項8、9または10の発明において、部分空
間に所在する座標位置の各座標成分が格子間隔の1/2
である場合には、該座標位置を基準として格子空間を分
割した複数の分割領域の一部のみを変換パラメータとし
て算定し(図10のステップS501〜S514に対
応)、入力色の格子空間内での座標位置に対応する変換
パラメータを記憶手段から検索した際に、検索した変換
パラメータから他の変換パラメータを算定する(図11
のステップS603〜S614に対応)こととしたの
で、q個の成分が格子間隔の1/2となる場合に、記憶
手段に記憶する変換パラメータのメモリ容量を従来の1
/2q まで低減することができる。
【0024】また、請求項12の発明にかかる色変換方
法は、請求項8〜11の発明において、部分空間に所在
する座標位置が格子空間の平面上に所在する場合には、
該平面を座標位置で分割した面積を変換パラメータとし
て算定し、部分空間に所在する座標位置が格子空間の線
分上に所在する場合には、該線分を座標位置で分割した
線分長を変換パラメータとして算定し(図13のステッ
プS701〜S712に対応)、入力色の格子空間内で
の座標位置の座標成分の0の数に応じて、線分長、面積
または体積を変換パラメータとする補間演算処理をおこ
なう(図14のステップS805〜S808に対応)こ
ととしたので、r次元の色空間で色変換をおこなう場合
に、記憶手段に記憶する変換パラメータのメモリ容量を
従来の(r−1)乗根に低減することができる。
【0025】また、請求項13の発明にかかる記録媒体
は、格子空間の一部をなす部分空間に所在する各座標位
置を基準として該格子空間を分割した変換パラメータを
算定して記憶手段に記憶し、第1の色空間の入力色を受
け付けた際に、該入力色の格子空間内での座標位置に対
応する変換パラメータを記憶手段から検索し、検索した
変換パラメータに基づいて第2の色空間の出力色を算定
することとしたので、メモリ容量を低減しつつ効率良く
色変換をおこなう動作をコンピュータによって実現する
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる色変換装置、色変換方法およびその方法を
コンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳
細に説明する。なお以下では、L* * * 表色系で表
現された色信号をCMY表色系の色信号に変換する場合
について説明する。
【0027】(実施の形態1)まず最初に、本実施の形
態1にかかる色変換処理の概念について説明する。図1
は、本実施の形態1にかかる色変換処理の概念を説明す
るための説明図である。なお、ここでは格子サイズwを
16とする。
【0028】同図(a)は、入力色P1が格子空間の内
部の座標(3,6,11)に位置する場合を示してお
り、同図(b)は、入力色P2が座標(3,6,5)に
位置する場合を示している。かかる場合に、従来の立方
体補間技術によれば、同図(a)に示す変換パラメータ
V1〜V8と、同図(b)に示す変換パラメータV1〜V8とを
それぞれ別個に保持することになる。たとえば、同図
(a)中に斜線で示す直方体Q1は、同図(b)に示す
直方体Q2とその形状が同じであり、同図(a)に示す
他の直方体についても、同図(b)に同じ形状のものが
存在する。
【0029】このように、従来の立方体補間技術では、
格子空間内部の座標位置が異なる場合には、たとえ同じ
形状の直方体の組み合わせからなる変換パラメータであ
っても、これらを別個に保持していたので、変換パラメ
ータを記憶するためのメモリ容量が累増する。
【0030】そこで、本実施の形態1では、格子空間内
部の座標位置(Lw,aw,bw)の座標成分であるL
w、awまたはbwが、この格子間隔wの1/2を越え
る場合には、この座標位置(Lw,aw,bw)に対応
する変換パラメータを記憶しないこととし、この座標成
分を格子間隔wから減じた値を座標成分とする座標位置
における変換パラメータを利用することにより、変換パ
ラメータに要するメモリ容量を低減する。
【0031】具体的には、図1(b)に示す座標位置P
2に対応する変換パラメータV1〜V8は保持するものの、
同図(a)に示す座標位置P1に対応する変換パラメー
タについては保持せず、かかる座標位置P1のCMY値
を補間演算するにあたっては、座標位置P2に対応する
変換パラメータを利用する。
【0032】つぎに、本実施の形態1にかかる色変換装
置の構成について説明する。図2は、本実施の形態1に
かかる色変換装置10の構成を示す機能ブロック図であ
る。同図に示す色変換装置10は、従来の立方体補間技
術のように格子空間内部のすべての座標位置に対応する
変換パラメータをあらかじめ算定するのではなく、一辺
がw/2の部分空間の各座標位置に対応する変換パラメ
ータのみをあらかじめ算定する。
【0033】たとえば、この格子空間の格子間隔がwで
ある場合には、この格子空間の内部にw×w×w個の座
標位置が存在するため、従来の立方体補間技術では、w
×w×w個の座標位置に対応する変換パラメータをそれ
ぞれ記憶する。これに対して、この実施の形態1では、
一辺がw/2の部分空間の内部に所在する(w/2)×
(w/2)×(w/2)個の座標位置に対応する変換パ
ラメータのみしか記憶しないため、変換パラメータの記
憶に要するメモリ容量を従来の1/8に低減することが
できる。
【0034】図2に示すように、色変換装置10は、変
換パラメータ算定部11と、変換パラメータ記憶部12
と、色変換テーブル13と、格子点特定部14と、格子
内座標算定部15と、変換パラメータ検索部16と、補
間演算部17とを有する。
【0035】変換パラメータ算定部11は、格子間隔w
を受け付けた際に、一辺がw/2の部分空間に所在する
各座標位置に対応する変換パラメータを算出し、算出し
た変換パラメータを変換パラメータ記憶部12に格納す
る処理部である。すなわち、この変換パラメータ算定部
11は、従来のように格子空間の内部に所在するすべて
の座標位置の変換パラメータを算出するのではなく、あ
くまでもその一辺がw/2となる部分空間に所在する座
標位置に対応する変換パラメータのみを算定する。
【0036】変換パラメータ記憶部12は、変換パラメ
ータ算定部11が算出した変換パラメータを部分空間の
各座標位置に対応づけて記憶する記憶部である。このた
め、かかる部分空間の座標位置を指定すると、指定した
座標位置に対応する変換パラメータを検索することがで
きる。
【0037】色変換テーブル13は、L* * * 値と
CMY値とを対応づけて記憶する多次元変換テーブルで
ある。ただし、この色変換テーブル13は、とり得るL
* 値、a* 値およびb* 値をそれぞれ連続値ではなく離
散値とする。たとえば、L*値、a* 値およびb*
が、それぞれ0〜255の範囲の値とした場合に、その
格子間隔wを16とすると、0,16,32,…,24
0,256の値となる。その結果、L* * *
(0,0,0)やL* * * 値(16,16,32)
などは色変換テーブル13上に存在するものの、L*
* * 値(1,1,1)やL* * * 値(15,1
6,32)などはこの色変換テーブル13上には存在し
ない。なお、かかるL* * * 値(16,16,3
2)は、格子空間の種別を特定するためにL=1、a=
1およびb=2と表記される。
【0038】格子点特定部14は、入力色であるL*
* * 値が入力された際に、色変換テーブル13を用い
て、当該入力色の所在する格子空間を形成する格子点を
特定する処理部である。具体的には、この格子点特定部
14は、L* * * 値(L conv,aconv,bconv)が
入力されたならば、 L=int (Lconv÷w) a=int (aconv÷w) b=int (bconv÷w) の算定式により格子点A1(L,a,b)を求め、この格
子点A1を含む格子空間を形成する他の格子点A2(L+
1,a,b)、A3(L,a+1,b)、A4(L+1,a
+1,b)、A5(L,a,b+1)、A6(L+1,a,
b+1)、A7(L,a+1,b+1)、A8(L+1,a
+1,b+1)を求める。なお、この「w」は格子間隔
を示す定数であり、「int 」は小数点の切り捨てを意味
するものとする。
【0039】格子内座標算定部15は、入力色であるL
* * * 値(Lconv,aconv,b conv)の各座標を格
子間隔で剰余演算して、かかるA1〜A8を頂点とする格子
空間内での入力色の座標位置を算定する処理部である。
具体的には、この格子空間内部における入力色の座標位
置を(Lw,aw,bw)とすると、 Lw=Lconv%w aw=aconv%w bw=bconv%w の算定式により格子空間内部の座標位置を算定する。な
お、この「%」は、除算した余りを意味するものとす
る。
【0040】変換パラメータ検索部16は、格子内座標
算定部15が算定した座標位置(Lw,aw,bw)に
対応する変換パラメータを変換パラメータ記憶部12か
ら検索する処理部である。具体的には、この変換パラメ
ータ検索部16は、Lw、awおよびbwがともにw/
2よりも小さな場合には、この座標位置(Lw,aw,
bw)に対応する変換パラメータを変換パラメータ記憶
部12から検索する。
【0041】これに対して、Lw、awまたはbwのい
ずれかがw/2よりも大きな場合には、Lw=w−L
w、aw=w−awまたはbw=w−bwの演算をおこ
なって、このLw、awおよびbwをw/2以下とした
後に、座標位置(Lw,aw,bw)に対応する変換パ
ラメータを変換パラメータ記憶部12から検索する。
【0042】補間演算部17は、L* * * 値が所在
する格子空間の各格子点のCMY値と、変換パラメータ
検索部16が検索した変換パラメータとを用いて、入力
色のCMY値を補間演算により求める処理部である。具
体的には、 C={C[ L][a][b] ×V8 + C[ L+1][a][b] ×V7 +C[ L][a+1][b] ×V6 + C[ L+1][a+1][b] ×V5 +C[ L][a][b+1] ×V4 + C[ L+1][a][b+1] ×V3 +C[ L][a+1][b+1] ×V2+ C[ L+1][a+1][b+1] × V1}÷(w×w×w) M={M[ L][a][b] ×V8 + M[ L+1][a][b] ×V7 +M[ L][a+1][b] ×V6 + M[ L+1][a+1][b] ×V5 +M[ L][a][b+1] ×V4 + M[ L+1][a][b+1] ×V3 +M[ L][a+1][b+1] ×V2+ M[ L+1][a+1][b+1] × V1}÷(w×w×w) Y={Y[ L][a][b] ×V8 + Y[ L+1][a][b] ×V7 +Y[ L][a+1][b] ×V6 + Y[ L+1][a+1][b] ×V5 +Y[ L][a][b+1] ×V4 + Y[ L+1][a][b+1] ×V3 +Y[ L][a+1][b+1] ×V2+ Y[ L+1][a+1][b+1] × V1}÷(w×w×w) の算定式により、CMY値を算定する。
【0043】ただし、上記変換パラメータ検索部16
が、Lw=w−Lw、aw=w−awまたはbw=w−
bwの演算をおこなった後に変換パラメータを検索した
場合には、変換パラメータの入れ替えをおこなう。
【0044】たとえば、格子間隔wが16であり、格子
空間内の座標位置(Lw,aw,bw)が(4,5,
9)である場合には、本来の変換パラメータは、 V8=12×11×7 V7= 4×11×7 V6=12× 5×7 V5= 4× 5×7 V4=12×11×9 V3= 4×11×9 V2=12× 5×9 V1= 4× 5×9 となる。
【0045】しかしながら、bw>(w/2)であるた
めに、bw=w−bwとした(4,5,7)の変換パラ
メータ V8=12×11×9 V7= 4×11×9 V6=12× 5×9 V5= 4× 5×9 V4=12×11×7 V3= 4×11×7 V2=12× 5×7 V1= 4× 5×7 を変換パラメータとして用いるため、このV4とV8を入れ
替え、V3とV7を入れ替え、V2とV6を入れ替え、V1とV5を
入れ替えた後に、上記補間演算をおこなう。
【0046】つぎに、図2に示す変換パラメータ算定部
11による変換パラメータの算定手順について具体的に
説明する。図3は、図2に示す変換パラメータ算定部1
1による変換パラメータの算定手順を示すフローチャー
トである。
【0047】同図に示すように、まず最初に格子間隔w
を入力したならば(ステップS101)、変数Lw、a
wおよびbwをそれぞれ初期化して0とした後(ステッ
プS102〜S104)、格子空間内の座標位置(L
w,aw,bw)における変換パラメータV1〜V8を算出
し(ステップS105)、算出した変換パラメータV1〜
V8を変換パラメータ記憶部12に記憶する(ステップS
106)。その後、変数bwをインクリメントして(ス
テップS107)、この変数bwがw/2よりも大きい
か否かを判断し(ステップS108)、w/2以下であ
る場合には(ステップS108否定)、上記ステップS
105に移行して、変換パラメータの算出処理を繰り返
す。
【0048】これに対して、変数bwがw/2よりも大
きな場合には(ステップS108肯定)、変数awをイ
ンクリメントした後(ステップS109)、この変数a
wがw/2よりも大きいか否かを判断し(ステップS1
10)、w/2以下である場合には(ステップS110
否定)、上記ステップS104に移行して、変換パラメ
ータの算出処理を繰り返す。
【0049】そして、変数awがw/2よりも大きな場
合には(ステップS110肯定)、変数Lwをインクリ
メントした後(ステップS111)、この変数Lwがw
/2よりも大きいか否かを判断し(ステップS11
2)、w/2以下である場合には(ステップS112否
定)、上記ステップS103に移行して、変換パラメー
タの算出処理を繰り返し、w/2よりも大きな場合には
(ステップS112肯定)処理を終了する。
【0050】上記一連の処理をおこなうことにより、変
数Lw、awおよびbwが0以上w/2以下となる座標
位置に対応する変換パラメータV1〜V8を算出して変換パ
ラメータ記憶部12に記憶することができる。
【0051】つぎに、図2に示す色変換装置10による
* * * 値からCMY値への色変換手順について具
体的に説明する。図4は、図2に示す色変換装置10に
よるL* * * 値からCMY値への色変換手順を示す
フローチャートである。
【0052】同図に示すように、まず最初に入力色をな
すL* * * 値を入力したならば(ステップS20
1)、格子点特定部14が色変換テーブル13を用いて
* * * 値の所在する格子空間を形成する格子点を
特定し(ステップS202)、格子内座標算定部15が
このL* * * 値の格子空間上の座標(Lw,aw,
bw)を算定する(ステップS203)。その後、変換
パラメータ検索部16は、Lw値がw/2よりも大きい
か否かを判断し(ステップS204)、このLw値がw
/2よりも大きな場合には(ステップS204肯定)、
格子間隔wからLw値を減じたw−LwをLw値とする
(ステップS205)。なお、このLw値がw/2以下
である場合には(ステップS204否定)、そのままス
テップS206に移行する。
【0053】また、この変換パラメータ検索部16は、
aw値がw/2よりも大きいか否かを判断し(ステップ
S206)、このaw値がw/2よりも大きな場合には
(ステップS206肯定)、格子間隔wからaw値を減
じたw−awをaw値とする(ステップS207)。な
お、このaw値がw/2以下である場合には(ステップ
S206否定)、そのままステップS208に移行す
る。
【0054】さらに、この変換パラメータ検索部16
は、bw値がw/2よりも大きいか否かを判断し(ステ
ップS208)、このbw値がw/2よりも大きな場合
には(ステップS208肯定)、格子間隔wからbw値
を減じたw−bwをbw値とする(ステップS20
9)。なお、このbw値がw/2以下である場合には
(ステップS208否定)、そのままステップS210
に移行する。
【0055】そして、かかるLw、awおよびbwのチ
ェックを終了したならば、変換パラメータ検索部16
は、(Lw,aw,bw)の変換パラメータを変換パラ
メータ記憶部12から検索し(ステップS210)、検
索された変換パラメータに基づいて補間演算部17が上
記補間演算をおこなってCMY値を算出する(ステップ
S211)。
【0056】上記一連の処理をおこなうことにより、変
換パラメータ記憶部12に記憶された(w/2)×(w
/2)×(w/2)個の座標位置に対応する変換パラメ
ータを用いて、入力色であるL* * * 値に対応する
CMY値を出力することが可能となる。
【0057】つぎに、図2に示す色変換装置10をパー
ソナルコンピュータを用いて実現する場合のハードウエ
ア構成について説明する。図5は、図2に示す色変換装
置10をパーソナルコンピュータを用いて実現する場合
のハードウエア構成を示すブロック図である。
【0058】同図において、CPU51は、パーソナル
コンピュータの全体制御をおこなう中央処理装置であ
り、ROM52は、オペレーティングシステムの他に、
図2に示す変換パラメータ算定部11、格子点特定部1
4、格子内座標算定部15、変換パラメータ検索部16
および補間演算部17の処理をおこなう色変換プログラ
ムを記憶したメモリであり、RAM53は、CPU51
のワークエリアとして使用されるメモリである。
【0059】また、HDD(ハードディスクドライブ)
54はCPU51の制御にしたがってHD(ハードディ
スク)55に対するデータのリード/ライトを制御する
2次記憶装置であり、FDD(フロッピー(登録商標)
ディスクドライブ)56は、CPU51の制御にしたが
ってFD(フロッピーディスク)57に対するデータの
リード/ライトを制御する外部記憶装置である。
【0060】また、ディスプレイ58は、ドキュメン
ト、画像、機能情報等を表示する表示デバイスであり、
インターフェイス(I/F)59は、通信回線60を介
してネットワークに接続され、そのネットワークと内部
のインターフェイスを司るインターフェイス部である。
【0061】また、キーボード61は、文字、数値、各
種指示等の入力のためのキーを備えた入力デバイスであ
り、マウス62は、カーソルの移動や範囲選択、あるい
は表示画面に表示されたアイコンやボタンの押下やウイ
ンドウの移動やサイズの変更等をおこなうポインティン
グデバイスである。
【0062】また、スキャナ63は、OCR(Opti
cal Character Reader)機能を備
えたカラー画像を光学的に読み取る入力デバイスであ
り、プリンタ64は、表示画面に表示されたカラーデー
タなどを印刷する印刷装置であり、バス65は、上記各
部を結合するラインである。
【0063】そして、かかるパーソナルコンピュータを
色変換装置として機能させるためには、CPU51がR
OM52に記憶した色変換プログラムを読み込んで実行
し、適宜RAM53、HD55またはFD57上に色変
換テーブル13および変換パラメータを記憶しつつ、色
変換処理をおこなうことになる。
【0064】なお、かかる色変換プログラムを実行する
と、図2に示す変換パラメータ算定部11、変換パラメ
ータ記憶部12、色変換テーブル13、格子点特定部1
4、格子内座標算定部15、変換パラメータ検索部16
および補間演算部17がパーソナルコンピュータ上に顕
在化する。
【0065】上述してきたように、本実施の形態1にか
かる色変換装置10は、変換パラメータ算定部11が格
子空間の一部をなす一辺がw/2の部分空間に含まれる
座標位置に対応する変換パラメータを変換パラメータ記
憶部12に記憶しておき、入力色であるL* * *
が入力された際に、格子点特定部14が色変換テーブル
13を用いて当該入力色の所在する格子空間を形成する
格子点を特定し、格子内座標算定部15が格子空間上の
座標を算定し、変換パラメータ検索部16が、変換パラ
メータ記憶部12から該当する変換パラメータを検索
し、補間演算部17が補間演算をおこなってL* *
* 値に対応するCMY値を出力するよう構成したので、
変換パラメータ記憶部12が変換パラメータの記憶に要
するメモリ容量を低減し、もってL* * * 表色系か
らCMY表色系に効率良く色を変換することができる。
特に、記憶する変換パラメータのメモリ容量を従来の1
/8まで低減することができる。
【0066】(実施の形態2)ところで、上記実施の形
態1では、一辺がw/2の部分空間に含まれる座標位置
に対応する変換パラメータを変換パラメータ記憶部12
に記憶することとしたが、L* 軸、a* 軸およびb*
の座標変換を考慮すると、変換パラメータ記憶部12に
記憶する変換パラメータの量をさらに低減することがで
きる。
【0067】そこで以下では、L* 座標、a* 座標およ
びb* 座標の座標の入れ替えをおこなって、変換パラメ
ータ記憶部12に記憶する変換パラメータの量をさらに
低減する実施の形態2について説明する。
【0068】まず最初に、本実施の形態2にかかる色変
換処理の概念について説明する。図6は、実施の形態2
にかかる色変換処理の概念を説明するための説明図であ
る。なお、ここでは格子サイズwを16とする。同図
(a)は、入力色P1が座標(3,6,11)に位置す
る場合を示しており、同図(b)は、入力色P3が座標
(13,10,5)に位置する場合を示しており、同図
(c)は、入力色P4が座標(5,3,10)に位置す
る場合を示している。
【0069】ここで、同図(a)中に斜線で示す直方体
Q1は、同図(b)中に斜線で示す直方体Q3および同
図(c)中に斜線で示す直方体Q4とその形状が同じで
あり、同図(a)に示す他の直方体についても、同図
(b)および(c)にそれぞれ同じ形状のものが存在す
る。かかる場合に、従来の立方体補間技術はもちろんの
こと、上記実施の形態1を用いた場合であっても、同図
(a)に示すP1に対応する変換パラメータV1〜V8と、
同図(b)に示すP3に対応する変換パラメータV1〜V8
と、同図(c)に示すP4に対応する変換パラメータV1
〜V8は、それぞれ別個に保持することになる。
【0070】しかしながら、これらの座標P1、P3お
よびP4の変換パラメータは、それぞれ同じ成分からな
るので、それぞれ別個独立に重複して保持するのは効率
的ではない。そこで、本実施の形態2では、格子空間内
部の座標成分Lw、awおよびbwの入れ替えをおこな
うことによって、上記座標P1、P3およびP4の変換
パラメータを共通化し、変換パラメータの保持に要する
メモリ容量を低減する。
【0071】つぎに、本実施の形態2にかかる色変換装
置の構成について説明する。なお、この場合の色変換装
置の機能的な構成は図2に示すものと同様のものとな
り、変換パラメータ算定部11、変換パラメータ検索部
16および補間演算部17の処理が変わるため、ここで
は、かかる変換パラメータ算定部11、変換パラメータ
検索部16および補間演算部17の処理を中心に説明す
る。
【0072】変換パラメータ算定部11は、格子間隔w
を受け付けた際に、一辺がw/2からなる部分空間に所
在する各座標位置のうち、Lw≧aw≧bwを満たす座
標位置に対応する変換パラメータのみを算出して変換パ
ラメータ記憶部12に格納する処理部である。すなわ
ち、この変換パラメータ算定部11は、上記実施の形態
1にかかる色変換装置のように一辺がw/2の部分空間
のすべての座標位置に対応する変換パラメータを算出す
るのではなく、Lw≧aw≧bwを満たす座標位置に対
応する変換パラメータのみしか算定しない。
【0073】変換パラメータ検索部16は、格子内座標
算定部15が算定したLw、awおよびbwを大きな順
に並べ替え、並べ替えた値を新たなLw、awおよびb
wとした座標位置(Lw,aw,bw)に対応する変換
パラメータを変換パラメータ記憶部12から検索する。
なお、Lw、awまたはbwがw/2よりも大きな場合
に、Lw=w−Lw、aw=w−awまたはbw=w−
bwの演算をおこなう点は上記実施の形態1と同様であ
る。
【0074】補間演算部17は、L* * * 値が所在
する格子空間を形成する各格子点のCMY値と、変換パ
ラメータ検索部16が検索した変換パラメータとを用い
て、入力色のCMY値を補間演算により求める処理部で
ある。なお、この変換パラメータ変換部16が変換パラ
メータの検索時に、Lw、awおよびbwの並べ替えを
おこなった場合には、この並べ替えに対応する変換パラ
メータの入れ替えをおこなう。
【0075】このように、本実施の形態2にかかる色変
換装置10では、Lw≧aw≧bwを満たす座標位置に
対応する変換パラメータのみを変換パラメータ記憶部1
2に記憶し、Lw、awおよびbwの入れ替えをおこな
うことによって、変換パラメータを検索できるようにし
ている。
【0076】つぎに、本実施の形態2にかかる変換パラ
メータ算定部11による変換パラメータの算定手順につ
いて具体的に説明する。図7は、本実施の形態2にかか
る変換パラメータ算定部11による変換パラメータの算
定手順を示すフローチャートである。
【0077】同図に示すように、まず最初に格子間隔w
を入力したならば(ステップS301)、変数Lw、a
wおよびbwをそれぞれ初期化して0とした後(ステッ
プS302〜S304)、格子空間内の座標位置(L
w,aw,bw)における変換パラメータV1〜V8を算出
し(ステップS305)、算出した変換パラメータV1〜
V8を変換パラメータ記憶部12に記憶する(ステップS
306)。その後、変数bwをインクリメントして(ス
テップS307)、この変数bwがaw以下であるか否
かを判断し(ステップS308)、aw以下である場合
には(ステップS308肯定)、上記ステップS305
に移行して、変換パラメータの算出処理を繰り返す。
【0078】これに対して、変数bwがawよりも大き
な場合には(ステップS308否定)、変数awをイン
クリメントした後(ステップS309)、この変数aw
がLw以下であるか否かを判断し(ステップS31
0)、Lw以下である場合には(ステップS310肯
定)、上記ステップS304に移行して、変換パラメー
タの算出処理を繰り返す。
【0079】そして、変数awがLwよりも大きな場合
には(ステップS310否定)、変数Lwをインクリメ
ントした後(ステップS311)、この変数Lwがw/
2よりも大きいか否かを判断し(ステップS312)、
w/2以下である場合には(ステップS312否定)、
上記ステップS303に移行して、変換パラメータの算
出処理を繰り返し、w/2よりも大きな場合には(ステ
ップS312肯定)、処理を終了する。
【0080】上記一連の処理をおこなうことにより、変
数Lw、awおよびbwが、それぞれ0以上w/2以下
であり、かつ、Lw≧aw≧bwである場合の変換パラ
メータV1〜V8を算出して変換パラメータ記憶部12に記
憶することができる。
【0081】つぎに、本実施の形態2にかかる色変換装
置10によるL* * * 値からCMY値への色変換手
順について具体的に説明する。図8は、本実施の形態2
にかかる色変換装置10によるL* * * 値からCM
Y値への色変換手順を示すフローチャートである。
【0082】同図に示すように、まず最初に入力色であ
るL* * * 値を入力したならば(ステップS40
1)、格子点特定部14が色変換テーブル13を用いて
* * * 値の所在する格子空間を形成する格子点を
特定し(ステップS402)、格子内座標算定部15が
このL* * * 値の格子空間上の座標(Lw,aw,
bw)を算定する(ステップS403)。その後、変換
パラメータ検索部16は、Lw値がw/2よりも大きい
か否かを判断し(ステップS404)、このLw値がw
/2よりも大きな場合には(ステップS404肯定)、
格子間隔wからLw値を減じたw−LwをLw値とする
(ステップS405)。なお、このLw値がw/2以下
である場合には(ステップS404否定)、そのままス
テップS406に移行する。
【0083】また、この変換パラメータ検索部16は、
aw値がw/2よりも大きいか否かを判断し(ステップ
S406)、このaw値がw/2よりも大きな場合には
(ステップS406肯定)、格子間隔wからaw値を減
じたw−awをaw値とする(ステップS407)。な
お、このaw値がw/2以下である場合には(ステップ
S406否定)、そのままステップS408に移行す
る。
【0084】さらに、この変換パラメータ検索部16
は、bw値がw/2よりも大きいか否かを判断し(ステ
ップS408)、このbw値がw/2よりも大きな場合
には(ステップS408肯定)、格子間隔wからbw値
を減じたw−bwをbw値とする(ステップS40
9)。なお、このbw値がw/2以下である場合には
(ステップS408否定)、そのままステップS410
に移行する。
【0085】そして、かかるLw、awおよびbwのチ
ェックを終了したならば、変換パラメータ検索部16
は、このLw、awおよびbwをLw≧aw≧bwとな
るように並べ替え(ステップS410)、並べ替え後の
(Lw,aw,bw)の変換パラメータを変換パラメー
タ記憶部12から検索し(ステップS411)、検索さ
れた変換パラメータに基づいて補間演算部17が上記補
間演算をおこなってCMY値を算出する(ステップS4
12)。
【0086】上記一連の処理をおこなうことにより、変
換パラメータ記憶部12に記憶されたw/2>Lw≧a
w≧bwの条件を満たす座標位置に対応する変換パラメ
ータを用いて、入力色であるL* * * 値に対応する
CMY値を出力することが可能となる。
【0087】上述してきたように、本実施の形態2にか
かる色変換装置は、変換パラメータ算定部11が一辺が
w/2の部分空間に含まれ、かつ、Lw≧aw≧bwの
条件を満たす座標位置に対応する変換パラメータを作成
して変換パラメータ記憶部12に記憶しておき、入力色
であるL* * * 値が入力された際に、格子点特定部
14が色変換テーブル13を用いて当該入力色の所在す
る格子空間を形成する格子点を特定し、格子内座標算定
部15が格子空間上の座標を算定し、変換パラメータ検
索部16が、変換パラメータ記憶部12から該当する変
換パラメータを検索し、補間演算部17が補間演算をお
こなってL* * * 値に対応するCMY値を出力する
よう構成したので、変換パラメータ記憶部12が変換パ
ラメータの記憶に要するメモリ容量をさらに低減し、も
ってL* * * 表色系からCMY表色系に効率良く色
を変換することができる。特に、従来の1/48までメ
モリ容量を低減することができる。
【0088】なお、本実施の形態2では、座標位置(L
w,aw,bw)の各座標要素がLw≧aw≧bwの条
件を満たす場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、bw≧aw≧Lwの条件を満た
す場合や、aw≧Lw≧bwの条件を満たす場合に適用
することもできる。その理由は、この実施の形態2のも
のは、各座標成分の大きさが一定の大小関係にある場合
にのみ変換パラメータを作成することにより、変換パラ
メータに要するメモリ容量を低減する点にその本質があ
るからである。
【0089】(実施の形態3)ところで、上記実施の形
態1および2では、格子空間上の一つの座標位置につい
てV1〜V8という8つの変換パラメータを変換パラメータ
記憶部12に記憶することとしたが、たとえばbw=w
−bwとなるような場合には、図15(c)に示すV1と
V5、V2とV6、V3とV7、V4とV8の体積がそれぞれ等しくな
るため、かかる場合に8つの体積V1〜V8を別個に保持す
ることとすると、メモリ容量上効率的ではない。そこ
で、以下では、格子空間上の一つの座標位置の変換パラ
メータV1〜V8のいくつかが同じ値を持つ場合に、この座
標位置について保持すべき変換パラメータの数を低減す
る実施の形態について説明する。
【0090】まず最初に、本実施の形態3にかかる色変
換処理の概念について説明する。図9は、実施の形態3
にかかる色変換処理の概念を説明するための説明図であ
る。なお、ここでは格子サイズwが16であるものとす
る。
【0091】同図(a)は、格子空間内部における入力
色P5が座標(3,6,8)に位置する場合を示してお
り、この場合には、bw成分の分割比が等しくなるため
(bw=w−bw)、変換パラメータV1〜V8は、 V8=V4=13×10×8 V7=V3= 3×10×8 V6=V2=13× 6×8 V5=V1= 3× 6×8 となる。
【0092】したがって、かかる場合に、変換パラメー
タV1〜V8を独立して保持することとすると、たとえば変
換パラメータV1〜V4のみを保持する場合に比べて2倍の
メモリ容量を要することになる。
【0093】また、同図(b)は、格子空間内部におけ
る入力色P6が座標(8,7,8)に位置する場合を示
しており、この場合には、Lw成分とbw成分の分割比
がそれぞれ等しくなるため(Lw=w−Lw、bw=w
−bw)、変換パラメータV1〜V8は、 V8=V7=V4=V3=8×9×8 V6=V5=V2=V1=8×7×8 となる。
【0094】したがって、かかる場合に、変換パラメー
タV1〜V8を独立して保持することとすると、たとえば変
換パラメータV1およびV3のみを保持する場合に比べて4
倍のメモリ容量を要することになる。
【0095】さらに、同図(c)は、格子空間内部にお
ける入力色P7が座標(8,8,8)に位置する場合を
示しており、この場合には、Lw成分、aw成分および
bw成分の分割比がそれぞれ等しくなるため(Lw=w
−Lw、aw=w−aw、bw=w−bw)、変換パラ
メータV1〜V8は、 V8=V7=V6=V5=V4=V3=V2=V1=8×8×8 となる。
【0096】したがって、かかる場合に、変換パラメー
タV1〜V8を独立して保持することとすると、たとえば変
換パラメータV1のみを保持する場合に比べて8倍のメモ
リ容量を要することになる。
【0097】そこで、本実施の形態3では、格子空間上
の一つの座標位置に対応する変換パラメータV1〜V8のい
くつかが同じ値となる場合には、重複する変換パラメー
タを保持しないこととして、変換パラメータの保持に要
するメモリ容量を低減している。
【0098】つぎに、本実施の形態3にかかる色変換装
置の構成について説明する。なお、この場合の色変換装
置の機能的な構成は図2に示すものと同様のものとな
り、変換パラメータ算定部11および変換パラメータ検
索部16の処理内容が変わるため、ここでは、かかる変
換パラメータ算定部11および変換パラメータ検索部1
6の処理を中心に説明する。
【0099】変換パラメータ算定部11は、格子間隔w
を受け付けた際に、一辺が(w/2)からなる部分空間
に所在する各座標位置に対応する変換パラメータのみを
算出して変換パラメータ記憶部12に格納する処理部で
ある。ここで、この変換パラメータ算定部11は、算定
した変換パラメータV1〜V8が同じ値を持つ場合には、8
つの変換パラメータV1〜V8をそれぞれ別個に記憶するの
ではなく、これらの変換パラメータのうちの重複しない
要素のみを記憶する。
【0100】具体的には、この変換パラメータ算定部1
1は、Lw=w/2、aw=w/2またはbw=w/2
となる要素が少なくとも一つ存在するか否かを確認し、
Lw、awおよびbwのいずれもがw/2でない場合に
は、8つの変換パラメータV1〜V8を記憶する。これに対
して、Lw、awまたはbwの一つ以上が、w/2であ
る場合には、8つの変換パラメータV1〜V8を全部記憶す
るのではなく、重複しない変換パラメータのみを記憶す
る。
【0101】変換パラメータ検索部16は、格子内座標
算定部15が算定した(Lw,aw,bw)に対応する
変換パラメータを変換パラメータ記憶部12から検索す
る検索部である。ただし、この変換パラメータ検索部1
6では、変換パラメータ記憶部12から検索した変換パ
ラメータが、V1〜V8でない場合には、Lw、awおよび
bwの値に応じて、8つの変換パラメータV1〜V8を算定
する。
【0102】このように、本実施の形態3にかかる色変
換装置10では、格子空間上の一つの座標位置に対応す
る変換パラメータV1〜V8のいくつかが同じ値となる場合
には、重複する変換パラメータを保持しないこととし
て、変換パラメータの保持に要するメモリ容量を低減し
ている。
【0103】つぎに、本実施の形態3にかかる変換パラ
メータ算定部11による変換パラメータの算定手順につ
いて具体的に説明する。図10は、本実施の形態3にか
かる変換パラメータ算定部11による変換パラメータの
算定手順を示すフローチャートである。
【0104】同図に示すように、変換パラメータ算定部
11が、格子空間上の一つの座標位置(Lw,aw,b
w)の変換パラメータを算出する際に、まず最初にLw
=aw=bw=w−Lwであるか否かを判断し(ステッ
プS501)、この条件に該当する場合には(ステップ
S501肯定)、1つの変換パラメータV1のみを算出し
て記憶した後に(ステップS502)処理を終了する。
【0105】つぎに、この条件に該当しない場合には
(ステップS501否定)、Lw=aw=w−Lwであ
るか否かを判断し(ステップS503)、この条件に該
当する場合には(ステップS503肯定)、2つの変換
パラメータV1およびV5を算出して記憶した後に(ステッ
プS504)処理を終了する。つぎに、この条件にも該
当しない場合には(ステップS503否定)、Lw=b
w=w−Lwであるか否かを判断し(ステップS50
5)、この条件に該当する場合には(ステップS505
肯定)、2つの変換パラメータV1およびV3を算出して記
憶した後に(ステップS506)処理を終了する。
【0106】つぎに、この条件にも該当しない場合には
(ステップS505否定)、aw=bw=w−awであ
るか否かを判断し(ステップS507)、この条件に該
当する場合には(ステップS507肯定)、2つの変換
パラメータV1およびV2を算出して記憶した後に(ステッ
プS508)処理を終了する。つぎに、この条件にも該
当しない場合には(ステップS507否定)、Lw=w
−Lwであるか否かを判断し(ステップS509)、こ
の条件に該当する場合には(ステップS509肯定)、
4つの変換パラメータV1、V3、V5およびV7を算出して記
憶した後に(ステップS510)処理を終了する。
【0107】つぎに、この条件にも該当しない場合には
(ステップS509否定)、aw=w−awであるか否
かを判断し(ステップS511)、この条件に該当する
場合には(ステップS511肯定)、4つの変換パラメ
ータV1、V2、V5およびV6を算出して記憶した後に(ステ
ップS512)処理を終了する。つぎに、この条件にも
該当しない場合には(ステップS511否定)、bw=
w−bwであるか否かを判断し(ステップS513)、
この条件に該当する場合には(ステップS513肯
定)、4つの変換パラメータV1、V2、V3およびV4を算出
して記憶した後に(ステップS514)処理を終了す
る。なお、この条件にも該当しない場合には(ステップ
S513否定)、8つの変換パラメータV1〜V8を算出し
て記憶した後に(ステップS515)処理を終了する。
【0108】上記一連の処理をおこなうことにより、同
じ変換パラメータを重複して記憶することなく、異なる
変換パラメータのみを変換パラメータ記憶部12に記憶
することができる。
【0109】つぎに、本実施の形態3にかかる変換パラ
メータ検索部16による変換パラメータの検索手順につ
いて具体的に説明する。図11は、本実施の形態3にか
かる変換パラメータ検索部16による変換パラメータの
検索手順を示すフローチャートである。
【0110】同図に示すように、変換パラメータ検索部
16が変換パラメータ記憶部12から変換パラメータを
検索したならば(ステップS601)、まず最初にこの
変換パラメータの個数が8であるか否かを調べ(ステッ
プS602)、変換パラメータの個数がV1〜V8の8つで
ある場合には(ステップS602肯定)、検索した変換
パラメータを補間演算部17に出力して処理を終了す
る。これに対して、この変換パラメータの個数が8つで
はない場合には(ステップS602否定)、Lw=w−
Lwであるか否かを判断し(ステップS603)、この
条件に該当する場合には(ステップS603肯定)、変
換パラメータV2にV1を代入し、V4にV3を代入し、V6にV5
を代入し、V8にV7を代入して(ステップS604)処理
を終了する。
【0111】また、この条件にも該当しない場合には
(ステップS603否定)、aw=w−awであるか否
かを判断し(ステップS605)、この条件に該当する
場合には(ステップS605肯定)、変換パラメータV3
にV1を代入し、V4にV2を代入し、V7にV5を代入し、V8に
V6を代入して(ステップS606)処理を終了する。
【0112】また、この条件にも該当しない場合には
(ステップS605否定)、bw=w−bwであるか否
かを判断し(ステップS607)、この条件に該当する
場合には(ステップS607肯定)、変換パラメータV5
にV1を代入し、V6にV2を代入し、V7にV3を代入し、V8に
V4を代入して(ステップS608)処理を終了する。
【0113】また、この条件にも該当しない場合には
(ステップS607否定)、Lw=aw=w−Lwであ
るか否かを判断し(ステップS609)、この条件に該
当する場合には(ステップS609肯定)、変換パラメ
ータV2、V3、V4にV1を代入し、V6、V7、V8にV5を代入し
て(ステップS610)処理を終了する。
【0114】また、この条件にも該当しない場合には
(ステップS609否定)、Lw=bw=w−Lwであ
るか否かを判断し(ステップS611)、この条件に該
当する場合には(ステップS611肯定)、変換パラメ
ータV2、V5、V6にV1を代入し、V4、V7、V8にV3を代入し
て(ステップS612)処理を終了する。
【0115】また、この条件にも該当しない場合には
(ステップS611否定)、aw=bw=w−awであ
るか否かを判断し(ステップS613)、この条件に該
当する場合には(ステップS613肯定)、変換パラメ
ータV3、V5、V7にV1を代入し、V4、V6、V8にV2を代入し
て(ステップS614)処理を終了する。なお、この条
件にも該当しない場合には(ステップS613否定)、
エラー処理をおこなう(ステップS615)。
【0116】上記一連の処理をおこなうことにより、変
換パラメータ記憶部12に8つの変換パラメータV1〜V8
が記憶されていない場合であっても、記憶された変換パ
ラメータから省略された変換パラメータを求めることが
できる。
【0117】上述してきたように、本実施の形態3にか
かる色変換装置10は、変換パラメータ算定部11が8
つの変換パラメータV1〜V8のうちの必要最小限のものの
みを変換パラメータ記憶部12に記憶し、変換パラメー
タ検索部16が、この変換パラメータ記憶部12から検
索した必要最小限の変換パラメータから8つの変換パラ
メータV1〜V8を求めるよう構成したので、変換パラメー
タ記憶部12が変換パラメータの記憶に要するメモリ容
量をより一層低減し、もってL* * * 表色系からC
MY表色系に効率良く色を変換することができる。特
に、q個の成分が格子間隔wの1/2となる場合に、記
憶する変換パラメータのメモリ容量を従来の1/2q
で低減することができる。
【0118】(実施の形態4)ところで、上記実施の形
態1〜3では、入力色であるL* * * 値をCMY値
に変換する際に、格子空間すなわち3次元空間上の体積
V1〜V8を変換パラメータとした場合を示したが、たとえ
ばLwが0となる場合には、格子空間のaw−bw平面
上に座標位置が所在することとなるため、体積V1〜V8で
はなく面積を変換パラメータとすることもできる。ま
た、Lwおよびawがともに0となる場合には、格子空
間のbw軸上に座標位置が所在することとなるため、線
分の比を変換パラメータとして用いることもできる。
【0119】このように、ある条件を満たす場合に面積
や線分の比を変換パラメータとすると、補間演算部17
の処理も高速化できるだけでなく、変換パラメータ記憶
部12に記憶する変換パラメータの数を低減することも
できる。そこで、以下では、3次元の変換パラメータだ
けでなく、1次元および2次元の変換パラメータをも用
いて、入力色であるL* * * 値をCMY値に変換す
る実施の形態4について説明する。
【0120】まず最初に、本実施の形態4にかかる色変
換処理の概念について説明する。図12は、実施の形態
4にかかる色変換処理の概念を説明するための説明図で
ある。なお、ここでは格子サイズwが16であるものと
する。
【0121】同図(a)は、格子空間内部における入力
色P8が座標(3,0,11)に位置する場合を示して
おり、この場合には、awが0であるために座標位置P
8がABFE平面上に位置することになり、3次元の変
換パラメータを用いる必要がない。
【0122】たとえば、この場合の3次元の変換パラメ
ータV1〜V8は、すでに従来技術で説明したように、 V8=(w−Lw)×(w−aw)×(w−bw) V7= Lw×(w−aw)×(w−bw) V6=(w−Lw)×aw×(w−bw) V5= Lw×aw×(w−bw) V4=(w−Lw)×(w−aw)×bw V3= Lw×(w−aw)×bw V2=(w−Lw)×aw×bw V1= Lw×aw×bw の算定式から算定されるため、aw=0を考慮すると、 V8=(w−Lw)×w×(w−bw)=13×16×5 V7= Lw×w×(w−bw)=3×16×5 V4=(w−Lw)×w×bw=13×16×11 V3= Lw×w×bw=3×16×11 を求めることとなるが、この変換パラメータV1〜V8は各
格子点に乗算する一種の重みであるため、各変換パラメ
ータV3、V4、V7およびV8にそれぞれwを乗算することに
意味はない。
【0123】換言すると、かかる場合にも3次元の変換
パラメータを用いることとすると、0にすぎない変換パ
ラメータV1、V2、V5およびV6を変換パラメータ記憶部1
2に記憶する必要があるためにメモリ容量の増加を招
く。
【0124】そこで、この実施の形態4では、この座標
位置P8のようにaw=0の場合には、2次元の変換パ
ラメータV3、V4、V7およびV8のみを記憶し、この4つの
変換パラメータを用いて補間演算をおこなうことによっ
て、変換パラメータ記憶部12のメモリ容量を低減す
る。
【0125】なお、この場合の2次元の変換パラメータ
V3、V4、V7およびV8は、 V8=(w−Lw)×(w−bw)=13×5 V7= Lw×(w−bw)=3×5 V4=(w−Lw)×bw=13×11 V3= Lw×bw=3×11 となる。
【0126】同図(b)は、格子空間内部における入力
色P9が座標(3,0,0)に位置する場合を示してお
り、この場合には、awおよびbwが0であるために座
標位置P9が線分AB上に位置することになり、2次元
や3次元の変換パラメータを用いる必要がない。このた
め、かかる場合には、変換パラメータをV7およびV8の2
つのみとし、この2つの変換パラメータを用いて補間演
算をおこなうことによって、変換パラメータ記憶部12
のメモリ容量が低減できる。
【0127】なお、この場合の1次元の変換パラメータ
V7およびV8は、 V8=(w−Lw)=13 V7= Lw=3 となる。
【0128】つぎに、本実施の形態4にかかる色変換装
置の構成について説明する。なお、この場合の色変換装
置の機能的な構成は図2に示すものと同様のものとな
り、変換パラメータ算定部11、変換パラメータ検索部
16および補間演算部17の処理内容が変わるため、こ
こでは、かかる変換パラメータ算定部11、変換パラメ
ータ検索部16および補間演算部17の処理を中心に説
明する。
【0129】変換パラメータ算定部11は、格子空間に
所在する座標位置(Lw,aw,bw)のうち、Lw、
awおよびbwがともに0でない場合には、8つの要素
V1〜V8からなる3次元の変換パラメータを算定して変換
パラメータ記憶部12に記憶し、Lw、awまたはbw
のいずれか1つが0である場合には、4つの要素からな
る2次元の変換パラメータを算定して変換パラメータ記
憶部12に記憶し、Lw、awまたはbwのいずれか2
つが0である場合には、2つの要素からなる1次元の変
換パラメータを算定して変換パラメータ記憶部12に記
憶する。
【0130】変換パラメータ検索部16は、格子内座標
算定部15が算定した(Lw,aw,bw)に対応する
変換パラメータを変換パラメータ記憶部12から検索す
る検索部である。なお、この変換パラメータ検索部16
では、Lw、awまたはbwの0の個数に応じて、1つ
の座標位置について2つ、4つまたは8つの変換パラメ
ータを検索する。
【0131】補間演算部17は、格子空間を形成する各
格子点のCMY値と、変換パラメータ検索部16が検索
した変換パラメータとを用いて、入力色のCMY値を補
間演算により求める処理部である。
【0132】具体的には、この補間演算部17では、L
w、awおよびbwがともに0でない場合には、 C={C[ L][a][b] ×V8 + C[ L+1][a][b] ×V7 +C[ L][a+1][b] ×V6 + C[ L+1][a+1][b] ×V5 +C[ L][a][b+1] ×V4 + C[ L+1][a][b+1] ×V3 +C[ L][a+1][b+1] ×V2+ C[ L+1][a+1][b+1] × V1}÷(w×w×w) M={M[ L][a][b] ×V8 + M[ L+1][a][b] ×V7 +M[ L][a+1][b] ×V6 + M[ L+1][a+1][b] ×V5 +M[ L][a][b+1] ×V4 + M[ L+1][a][b+1] ×V3 +M[ L][a+1][b+1] ×V2+ M[ L+1][a+1][b+1] × V1}÷(w×w×w) Y={Y[ L][a][b] ×V8 + Y[ L+1][a][b] ×V7 +Y[ L][a+1][b] ×V6 + Y[ L+1][a+1][b] ×V5 +Y[ L][a][b+1] ×V4 + Y[ L+1][a][b+1] ×V3 +Y[ L][a+1][b+1] ×V2+ Y[ L+1][a+1][b+1] × V1}÷(w×w×w) の算定式により、CMY値を算定する。
【0133】また、たとえばawが0の場合には、 C={C[ L][a][b] ×V8 + C[ L+1][a][b] ×V7 +C[ L][a][b+1] ×V4 + C[ L+1][a][b+1] ×V3} ÷(w×w) M={M[ L][a][b] ×V8 + M[ L+1][a][b] ×V7 +M[ L][a][b+1] ×V4 + M[ L+1][a][b+1] ×V3} ÷(w×w) Y={Y[ L][a][b] ×V8 + Y[ L+1][a][b] ×V7 +Y[ L][a][b+1] ×V4 + Y[ L+1][a][b+1] ×V3} ÷(w×w) の算定式により、CMY値を算定する。
【0134】さらに、たとえばawおよびbwがともに
0の場合には、 C={C[ L][a][b] ×V8 + C[ L+1][a][b] ×V7}÷w M={M[ L][a][b] ×V8 + M[ L+1][a][b] ×V7}÷w Y={Y[ L][a][b] ×V8 + Y[ L+1][a][b] ×V7}÷w の算定式により、CMY値を算定する。
【0135】このように、本実施の形態4にかかる色変
換装置10では、Lw、awおよびbwの0の個数に応
じて3次元、2次元または1次元の変換パラメータを用
いることとし、その結果として変換パラメータ記憶部1
2に記憶する変換パラメータの数を低減している。
【0136】つぎに、本実施の形態4にかかる変換パラ
メータ算定部11による変換パラメータの算定手順につ
いて具体的に説明する。図13は、本実施の形態4にか
かる変換パラメータ算定部11による変換パラメータの
算定手順を示すフローチャートである。
【0137】同図に示すように、変換パラメータ算定部
11が、格子空間上の一つの座標位置(Lw,aw,b
w)の変換パラメータを算出する際に、まず最初にLw
=aw=0であるか否かを判断し(ステップS70
1)、この条件に該当する場合には(ステップS701
肯定)、2つの1次元変換パラメータV4およびV8を算出
して記憶した後に(ステップS702)処理を終了す
る。また、この条件に該当しない場合には(ステップS
701否定)、Lw=bw=0であるか否かを判断し
(ステップS703)、この条件に該当する場合には
(ステップS703肯定)、2つの1次元変換パラメー
タV6およびV8を算出して記憶した後に(ステップS70
4)処理を終了する。
【0138】また、この条件にも該当しない場合には
(ステップS703否定)、aw=bw=0であるか否
かを判断し(ステップS705)、この条件に該当する
場合には(ステップS705肯定)、2つの変換パラメ
ータV7およびV8を算出して記憶した後に(ステップS7
06)処理を終了する。また、この条件にも該当しない
場合には(ステップS705否定)、Lw=0であるか
否かを判断し(ステップS707)、この条件に該当す
る場合には(ステップS707肯定)、4つの2次元変
換パラメータV2、V4、V6およびV8を算出して記憶した後
に(ステップS708)処理を終了する。
【0139】また、この条件にも該当しない場合には
(ステップS707否定)、aw=0であるか否かを判
断し(ステップS709)、この条件に該当する場合に
は(ステップS709肯定)、4つの2次元変換パラメ
ータV3、V4、V7およびV8を算出して記憶した後に(ステ
ップS710)処理を終了する。また、この条件にも該
当しない場合には(ステップS709否定)、bw=0
であるか否かを判断し(ステップS711)、この条件
に該当する場合には(ステップS711肯定)、4つの
2次元変換パラメータV5、V6、V7およびV8を算出して記
憶した後に(ステップS712)処理を終了する。ま
た、この条件にも該当しない場合には(ステップS71
1否定)、8つの3次元変換パラメータV1〜V8を算出し
て記憶した後に(ステップS713)処理を終了する。
【0140】上記一連の処理をおこなうことにより、L
w、awおよびbwの0の数に応じて、1次元、2次元
または3次元の変換パラメータを変換パラメータ記憶部
12に記憶することができる。
【0141】つぎに、本実施の形態4にかかる色変換装
置10によるL* * * 値からCMY値への色変換手
順について具体的に説明する。図14は、本実施の形態
4にかかる色変換装置10によるL* * * 値からC
MY値への色変換手順を示すフローチャートである。
【0142】同図に示すように、まず最初に入力色であ
るL* * * 値を入力したならば(ステップS80
1)、格子点特定部14が色変換テーブル13を用いて
* * * 値の所在する格子空間を形成する格子点を
特定し(ステップS802)、格子内座標算定部15が
このL* * * 値の格子空間上の座標(Lw,aw,
bw)を算定する(ステップS803)。
【0143】その後、変換パラメータ検索部16は、こ
の座標(Lw,aw,bw)の変換パラメータを変換パ
ラメータ記憶部12から検索するとともに(ステップS
804)、Lw、awおよびbwの0の個数を調べる
(ステップS805)。その結果、このLw、awおよ
びbwがいずれも0でない場合には、直方体の体積を変
換パラメータとする補間演算処理を実行し(ステップS
806)、0の個数が1つである場合には、平面の面積
を変換パラメータとする補間演算処理を実行し(ステッ
プS807)、0の個数が2つである場合には、線分の
比率を変換パラメータとする補間演算処理を実行する
(ステップS808)。
【0144】上記一連の処理をおこなうことにより、変
換パラメータ記憶部12に記憶された変換パラメータの
種別に応じて、変換パラメータを保持するメモリ容量を
低減しつつL* * * 値に対応するCMY値を効率良
く出力することが可能となる。
【0145】上述してきたように、本実施の形態4にか
かる色変換装置10は、変換パラメータ算定部11がL
w、awまたはbwの0の個数に応じて1次元、2次元
または3次元の変換パラメータを作成して変換パラメー
タ記憶部12に記憶しておき、入力色であるL* *
* 値が入力された際に、格子点特定部14が色変換テー
ブル13を用いて当該入力色が所在する格子空間を形成
する格子点を特定し、格子内座標算定部15が格子空間
上の座標を算定し、変換パラメータ検索部16が、変換
パラメータ記憶部12から該当する変換パラメータを検
索し、補間演算部17が1次元、2次元または3次元の
補間演算をおこなってL* * * 値に対応するCMY
値を出力するよう構成したので、変換パラメータ記憶部
12が変換パラメータの記憶に要するメモリ容量をさら
に低減し、もってL* * * 表色系からCMY表色系
に効率良く色を変換することができる。特に、記憶する
変換パラメータのメモリ容量を従来の2乗根分に低減す
ることができる。
【0146】なお、本実施の形態1〜4では、L* *
* 表色系からCMY表色系に色を変換する場合を示し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の
表色系から他の表色系に色を変換する場合に適用するこ
とができる。この表色系は、3次元表色系に限定される
ものではなく、4次元以上の表色系に適用することもで
きる。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、7また
は13の発明によれば、格子空間の一部をなす部分空間
に所在する各座標位置を基準として該格子空間を分割し
た変換パラメータを算定して記憶手段に記憶しておき、
第1の色空間の入力色を受け付けた際に、該入力色の格
子空間内での座標位置に対応する変換パラメータを記憶
手段から検索し、検索した変換パラメータに基づいて第
2の色空間の出力色を算定するよう構成したので、メモ
リ容量を低減しつつ効率良く色変換をおこなうことがで
きる。
【0148】また、請求項2または8の発明によれば、
入力色が所在する格子空間内での当該入力色に対応する
座標位置を算定し、算定された座標位置に対応する変換
パラメータを記憶手段から検索し、検索された変換パラ
メータおよび入力色が所在する格子空間を形成する各格
子点に格納した第2の色空間の出力色から入力色に対応
する出力色を補間演算するよう構成したので、たとえば
* * * 値のような入力色をCMY値のような出力
値に変換することができる。
【0149】また、請求項3または9の発明によれば、
格子間隔の1/2を一辺とする部分空間に所在する各座
標位置に対応する変換パラメータを算定し、算定された
座標位置の各座標成分が格子間隔の1/2よりも大きな
場合には、該当する座標成分の値を格子間隔から減じた
値を新たな座標成分とした座標位置に対応する変換パラ
メータを記憶手段から検索するよう構成したので、p次
元の色空間の色変換をおこなう場合に、記憶手段に記憶
する変換パラメータのメモリ容量を従来の1/2p まで
低減することができる。
【0150】また、請求項4または10の発明によれ
ば、部分空間に所在する座標位置の各座標成分の大きさ
が所定の大小関係にある場合にのみ当該座標位置に対応
する変換パラメータを算定し、入力色の前記格子空間内
での座標位置を示す各座標成分の値が所定の大小関係を
満たすように各座標成分を並べ替え、並べ替えた新たな
座標成分を有する座標位置に対応する変換パラメータを
記憶手段から検索するよう構成したので、p次元の色空
間の色変換をおこなう場合に、記憶手段に記憶する変換
パラメータのメモリ容量を従来の1/(pの階乗)まで
低減することができる。特に、上記請求項3の発明と組
み合わせた場合には、従来の1/(2p ×pの階乗)ま
でメモリ容量を低減することができる。
【0151】また、請求項5または11にかかる発明に
よれば、部分空間に所在する座標位置の各座標成分が格
子間隔の1/2である場合には、該座標位置を基準とし
て格子空間を分割した複数の分割領域の一部のみを変換
パラメータとして算定し、入力色の格子空間内での座標
位置に対応する変換パラメータを記憶手段から検索した
際に、検索した変換パラメータから他の変換パラメータ
を算定するよう構成したので、q個の成分が格子間隔の
1/2となる場合に、記憶手段に記憶する変換パラメー
タのメモリ容量を従来の1/2q まで低減することがで
きる。
【0152】また、請求項6または12にかかる発明に
よれば、部分空間に所在する座標位置が格子空間の平面
上に所在する場合には、該平面を座標位置で分割した面
積を変換パラメータとして算定し、部分空間に所在する
座標位置が格子空間の線分上に所在する場合には、該線
分を座標位置で分割した線分長を変換パラメータとして
算定し、入力色の格子空間内での座標位置の座標成分の
0の数に応じて、線分長、面積または体積を変換パラメ
ータとする補間演算処理をおこなうよう構成したので、
r次元の色空間で色変換をおこなう場合に、記憶手段に
記憶する変換パラメータのメモリ容量を従来の(r−
1)乗根に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる色変換処理の概念を説明
するための説明図である。
【図2】実施の形態1にかかる色変換装置の構成を示す
機能ブロック図である。
【図3】実施の形態1にかかる変換パラメータ算定部に
よる変換パラメータの算定手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】実施の形態1にかかる色変換装置によるL*
* * 値からCMY値への色変換手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】実施の形態1にかかる色変換装置をパーソナル
コンピュータを用いて実現する場合のハードウエア構成
を示すブロック図である。
【図6】実施の形態2にかかる色変換処理の概念を説明
するための説明図である。
【図7】実施の形態2にかかる変換パラメータ算定部に
よる変換パラメータの算定手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】実施の形態2にかかる色変換装置によるL*
* * 値からCMY値への色変換手順を示すフローチャ
ートである。
【図9】実施の形態3にかかる色変換処理の概念を説明
するための説明図である。
【図10】本実施の形態3にかかる変換パラメータ算定
部による変換パラメータの算定手順を示すフローチャー
トである。
【図11】実施の形態3にかかる変換パラメータ検索部
による変換パラメータの検索手順を示すフローチャート
である。
【図12】実施の形態4にかかる色変換処理の概念を説
明するための説明図である。
【図13】本実施の形態4にかかる変換パラメータ算定
部による変換パラメータの算定手順を示すフローチャー
トである。
【図14】実施の形態4にかかる色変換装置によるL*
* * 値からCMY値への色変換手順を示すフローチ
ャートである。
【図15】従来の立方体補間技術によりL* * *
色系の色をCMY表色系の色に変換する説明図である。
【符号の説明】
10 色変換装置 11 変換パラメータ算定部 12 変換パラメータ記憶部 13 色変換テーブル 14 格子点特定部 15 格子内座標算定部 16 変換パラメータ検索部 17 補間演算部 51 CPU 52 ROM 53 RAM 54 HDD(ハードディスクドライブ) 55 HD(ハードディスク) 56 FDD(フロッピーディスクドライブ) 57 FD(フロッピーディスク) 58 ディスプレイ 59 I/F(インターフェース) 60 通信回線 61 キーボード 62 マウス 63 スキャナ 64 プリンタ 65 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 雅芳 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2C262 AC01 BA01 BC01 BC19 GA14 5B057 AA11 BA28 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE18 CH07 CH08 CH11 5C077 LL17 MP08 PP05 PP21 PP31 PP33 PP36 PP37 PQ12 PQ22 PQ23 RR19 5C079 HB02 HB08 HB11 LA28 LA39 LB01 LB02 MA01 MA02 MA04 MA11 NA10 NA13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の格子間隔をもつ多次元の変換座標
    空間の各格子点に、第1の色空間の入力色に対応する第
    2の色空間の出力色を格納した多次元変換テーブルを有
    し、前記変換座標空間の各格子点以外の入力色に対応す
    る出力色を補間演算により算出する色変換装置におい
    て、 前記変換座標空間の隣接する格子点で形成される格子空
    間を該格子空間上の任意の座標位置を基準として分割し
    た分割領域を変換パラメータとして記憶する記憶手段
    と、 前記格子空間の一部をなす部分空間に所在する各座標位
    置に対応する変換パラメータをそれぞれ算定して前記記
    憶手段に格納する変換パラメータ算定手段と、 前記第1の色空間の入力色を受け付けた際に、該入力色
    の前記格子空間内での座標位置に対応する変換パラメー
    タを前記記憶手段から検索し、検索した変換パラメータ
    に基づいて前記第2の色空間の出力色を算定する色変換
    手段と、 を備えたことを特徴とする色変換装置。
  2. 【請求項2】 前記色変換手段は、前記入力色を受け付
    けた際に、該入力色が所在する前記格子空間内での当該
    入力色に対応する座標位置を算定する座標位置算定手段
    と、前記座標位置算定手段により算定された座標位置に
    対応する変換パラメータを前記記憶手段から検索する検
    索手段と、前記検索手段により検索された変換パラメー
    タおよび前記入力色が所在する格子空間を形成する各格
    子点に格納した第2の色空間の出力色から前記入力色に
    対応する出力色を補間演算する補間演算手段と、を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  3. 【請求項3】 前記変換パラメータ算定手段は、前記格
    子間隔の1/2を一辺とする部分空間に所在する各座標
    位置に対応する変換パラメータを算定し、前記検索手段
    は、前記座標位置算定手段により算定された座標位置の
    各座標成分が前記格子間隔の1/2よりも大きな場合に
    は、該当する座標成分の値を前記格子間隔から減じた値
    を新たな座標成分とした座標位置に対応する変換パラメ
    ータを前記記憶手段から検索することを特徴とする請求
    項2に記載の色変換装置。
  4. 【請求項4】 前記変換パラメータ算定手段は、前記部
    分空間に所在する座標位置の各座標成分の大きさが所定
    の大小関係にある場合にのみ当該座標位置に対応する変
    換パラメータを算定し、前記検索手段は、前記入力色の
    前記格子空間内での座標位置を示す各座標成分の値が所
    定の大小関係を満たすように各座標成分を並べ替え、並
    べ替えた新たな座標成分を有する座標位置に対応する変
    換パラメータを前記記憶手段から検索することを特徴と
    する請求項2または3に記載の色変換装置。
  5. 【請求項5】 前記変換パラメータ算定手段は、前記部
    分空間に所在する座標位置の各座標成分が前記格子間隔
    の1/2である場合には、該座標位置を基準として前記
    格子空間を分割した複数の分割領域の一部のみを前記変
    換パラメータとして算定し、前記検索手段は、前記入力
    色の前記格子空間内での座標位置に対応する変換パラメ
    ータを前記記憶手段から検索した際に、検索した変換パ
    ラメータから他の変換パラメータを算定することを特徴
    とする請求項2,3または4に記載の色変換装置。
  6. 【請求項6】 前記変換パラメータ算定手段は、前記部
    分空間に所在する座標位置が前記格子空間の平面上に所
    在する場合には、該平面を前記座標位置で分割した面積
    を前記変換パラメータとして算定し、前記部分空間に所
    在する座標位置が前記格子空間の線分上に所在する場合
    には、該線分を前記座標位置で分割した線分長を前記変
    換パラメータとして算定し、前記補間演算手段は、前記
    入力色の前記格子空間内での座標位置の座標成分の0の
    数に応じて、線分長、面積または体積を変換パラメータ
    とする補間演算処理をおこなうことを特徴とする請求項
    2〜5のいずれか一つに記載の色変換装置。
  7. 【請求項7】 所定の格子間隔をもつ多次元の変換座標
    空間の各格子点に、第1の色空間の入力色に対応する第
    2の色空間の出力色を格納した多次元変換テーブルを有
    し、前記変換座標空間の各格子点以外の入力色に対応す
    る出力色を補間演算により算出する色変換方法におい
    て、 前記格子空間の一部をなす部分空間に所在する各座標位
    置を基準として前記格子空間を分割した分割領域を変換
    パラメータとして算定して所定の記憶手段に記憶する変
    換パラメータ算定工程と、 前記第1の色空間の入力色を受け付けた際に、該入力色
    の前記格子空間内での座標位置に対応する変換パラメー
    タを前記記憶手段から検索し、検索した変換パラメータ
    に基づいて前記第2の色空間の出力色を算定する色変換
    工程と、 を含んだことを特徴とする色変換方法。
  8. 【請求項8】 前記色変換工程は、前記入力色を受け付
    けた際に、該入力色が所在する前記格子空間内での当該
    入力色に対応する座標位置を算定する座標位置算定工程
    と、前記座標位置算定工程により算定された座標位置に
    対応する変換パラメータを前記記憶手段から検索する検
    索工程と、前記検索工程により検索された変換パラメー
    タおよび前記入力色が所在する格子空間を形成する各格
    子点に格納した第2の色空間の出力色から前記入力色に
    対応する出力色を補間演算する補間演算工程と、を含ん
    だことを特徴とする請求項7に記載の色変換方法。
  9. 【請求項9】 前記変換パラメータ算定工程は、前記格
    子間隔の1/2を一辺とする部分空間に所在する各座標
    位置に対応する変換パラメータを算定し、前記検索工程
    は、前記座標位置算定工程により算定された座標位置の
    各座標成分が前記格子間隔の1/2よりも大きな場合に
    は、該当する座標成分の値を前記格子間隔から減じた値
    を新たな座標成分とした座標位置に対応する変換パラメ
    ータを前記記憶手段から検索することを特徴とする請求
    項8に記載の色変換方法。
  10. 【請求項10】 前記変換パラメータ算定工程は、前記
    部分空間に所在する座標位置が第1の座標成分、第2の
    座標成分および第3の座標成分からなる場合に、第1の
    座標成分の値が第2の座標成分の値以上であり、かつ、
    第2の座標成分の値が第3の座標成分の値以上となる場
    合にのみ当該座標位置に対応する変換パラメータを算定
    し、前記検索工程は、前記入力色の前記格子空間内での
    座標位置を示す各座標成分をその値が大きな順に並べ替
    え、並べ替えたものを新たな座標成分とした座標位置に
    対応する変換パラメータを前記記憶手段から検索するこ
    とを特徴とする請求項8または9に記載の色変換方法。
  11. 【請求項11】 前記変換パラメータ算定工程は、前記
    部分空間に所在する座標位置の各座標成分が前記格子間
    隔の1/2である場合には、該座標位置を基準として前
    記格子空間を分割した複数の分割領域の一部のみを前記
    変換パラメータとして算定し、前記検索工程は、前記入
    力色の前記格子空間内での座標位置に対応する変換パラ
    メータを前記記憶手段から検索した際に、検索した変換
    パラメータから他の変換パラメータを算定することを特
    徴とする請求項8、9または10に記載の色変換方法。
  12. 【請求項12】 前記変換パラメータ算定工程は、前記
    部分空間に所在する座標位置が前記格子空間の平面上に
    所在する場合には、該平面を前記座標位置で分割した面
    積を前記変換パラメータとして算定し、前記部分空間に
    所在する座標位置が前記格子空間の線分上に所在する場
    合には、該線分を前記座標位置で分割した線分長を前記
    変換パラメータとして算定し、前記補間演算工程は、前
    記座標位置算定工程により算定された座標位置の座標成
    分の0の数に応じて、線分長、面積または体積を変換パ
    ラメータとする補間演算処理をおこなうことを特徴とす
    る請求項8〜11のいずれか一つに記載の色変換方法。
  13. 【請求項13】 所定の格子間隔をもつ多次元の変換座
    標空間の各格子点に、第1の色空間の入力色に対応する
    第2の色空間の出力色を格納した多次元変換テーブルを
    有し、前記変換座標空間の各格子点以外の入力色に対応
    する出力色を補間演算により算出する色変換方法をコン
    ピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体において、 前記格子空間の一部をなす部分空間に所在する各座標位
    置を基準として前記格子空間を分割した分割領域を変換
    パラメータとして算定して所定の記憶手段に記憶する算
    定工程と、 前記第1の色空間の入力色を受け付けた際に、該入力色
    の前記格子空間内での座標位置に対応する変換パラメー
    タを前記記憶手段から検索し、検索した変換パラメータ
    に基づいて前記第2の色空間の出力色を算定する色変換
    工程と、 を実行させるためのプログラムを記録したことを特徴と
    するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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