JP2000332996A - 刷版検版画像高速表示装置 - Google Patents

刷版検版画像高速表示装置

Info

Publication number
JP2000332996A
JP2000332996A JP11136524A JP13652499A JP2000332996A JP 2000332996 A JP2000332996 A JP 2000332996A JP 11136524 A JP11136524 A JP 11136524A JP 13652499 A JP13652499 A JP 13652499A JP 2000332996 A JP2000332996 A JP 2000332996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
display
scaled
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11136524A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Inage
達也 稲毛
Akiyuki Yamaguchi
昭幸 山口
Kazunari Iyoda
一成 伊豫田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP11136524A priority Critical patent/JP2000332996A/ja
Publication of JP2000332996A publication Critical patent/JP2000332996A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】表示に要する時間を短縮することと、再現性、
視認性に優れた高品質画像を得ることができる画像高速
表示装置を提供する。 【解決手段】表示変倍率を指示入力する指示入力手段
と、基準画像データとその基準画像データの変倍画像デ
ータとが含まれる画像情報ファイルから前記表示変倍率
に対応する変倍画像データを選択する画像選択手段と、
前記選択した変倍画像データから前記表示変倍率の表示
画像データを生成する表示画像生成手段とを有する画像
高速表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷の技術分野に属
する。特に、刷版工程における検版等を目的として刷版
イメージデータ等の大容量の画像データをモニター画面
に変倍して表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製版データから直接的に印刷版の版面に
版画像を形成するダイレクト刷版工程において、製版デ
ータはRIP(raster image processing )装置によっ
て、ダイレクト刷版装置に出力するデータ形式に変換さ
れる。刷版出力前検査においては、このRIP済ファイ
ル、すなわち、Cyan,Magent,Yellow,Black ,特色
1,・・・の各版画像情報ファイルを読み込み表示して
検査することが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このRIP装置から出
力されるファイル、およびRIP済ファイルや変換版画
像情報ファイルはデータ容量が極めて大きいものとな
る。データ容量が大きくなるほど、表示速度が低下して
しまう。さらに、平均化処理にて変倍画像表示を行う場
合、変倍率が小さい(すなわち縮小される)ほどディス
プレイ装置に表示される元々のデータの範囲(幅×高
さ)は大きくなる。そのため、読み込むデータ容量が大
きくなり、処理に時間がかかるため、表示速度が低下し
てしまう。
【0004】また、単純間引き処理では、処理速度は速
いものの、縮小率が大きくなると情報が欠落し、視認性
が悪くなる。また、コダック社のデータファイルの規格
である“Flash Pix ”では、画像を1/2、1/4、・
・・、1/2n で縮小画像を持つため、これ以外の縮小
率では、補間処理が必要となるため、精度、処理速度に
おいて問題がある。
【0005】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものである。その目的は、表示に要する時間を短縮
することと、再現性、視認性に優れた高品質画像を得る
ことができる画像高速表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の本発
明によって解決される。すなわち、本発明の請求項1に
係る画像高速表示装置は、表示変倍率を指示入力する指
示入力手段と、基準画像データとその基準画像データの
変倍画像データとが含まれる画像情報ファイルから前記
表示変倍率に対応する変倍画像データを選択する画像選
択手段と、前記選択した変倍画像データから前記表示変
倍率の表示画像データを生成する表示画像生成手段とを
有するようにしたものである。
【0007】本発明によれば、指示入力手段により表示
変倍率が指示入力され、画像選択手段により基準画像デ
ータとその基準画像データの変倍画像データとが含まれ
る画像情報ファイルから表示変倍率に対応する変倍画像
データが選択され、表示画像生成手段により選択した変
倍画像データから表示変倍率の表示画像データが生成さ
れる。すなわち、画像情報ファイルには基準画像データ
とその基準画像データの変倍画像データとが含まれてお
り、その画像情報ファイルから表示変倍率に対応する変
倍画像データが選択される。したがって、表示に要する
時間を短縮することと、再現性、視認性に優れた高品質
画像を得ることができる画像高速表示装置が提供され
る。
【0008】本発明の請求項2に係る画像高速表示装置
は、請求項1に係る画像高速表示装置において、前記画
像選択手段は、前記表示変倍率に対応する変倍画像デー
タとして、前記表示変倍率の整数倍の変倍率の変倍画像
データを選択するようにしたものである。本発明によれ
ば、変倍画像データに対して整数倍分の1に変倍(縮
小)することにより表示変倍率の表示画像データが生成
される。したがって、データ処理が単純化かつ適正化さ
れ、表示に要する時間を短縮することと、再現性、視認
性に優れた高品質画像を得ることができる。
【0009】本発明の請求項3に係る画像高速表示装置
は、請求項1または2に係る画像高速表示装置におい
て、前記変倍率は1以下(縮小)であって、前記表示変
倍率の整数倍の前記変倍率の変倍画像データが複数存在
する場合には、前記画像選択手段は、前記変倍率がより
大きい変倍画像データを選択するようにしたものであ
る。本発明によれば、表示データを得るデータ処理がさ
らに単純化かつ適正化され、表示に要する時間を短縮す
ることと、再現性、視認性に優れた高品質画像を得るこ
とができる。
【0010】本発明の請求項4に係る画像高速表示装置
は、請求項1〜3のいずれかに係る画像高速表示装置に
おいて、前記基準画像データから変倍率を変えた複数の
変倍画像データを生成する変倍画像生成手段と、前記基
準画像データと前記変倍画像データとを1つの画像情報
ファイルとして生成する画像情報ファイル生成手段と、
前記画像情報ファイルを記憶する記憶手段と、を有する
ようにしたものである。本発明によれば、変倍画像生成
手段により基準画像データから変倍率を変えた複数の変
倍画像データが生成され、画像情報ファイル生成手段に
より前記基準画像データと前記変倍画像データとが1つ
の画像情報ファイルとして生成され、記憶手段により画
像情報ファイルが記憶される。すなわち、画像高速表示
装置において画像情報ファイルが生成され記憶される。
したがって、表示データを得るデータ処理を高速に実行
することができる。
【0011】本発明の請求項5に係る画像高速表示装置
は、請求項1〜4のいずれかに係る画像高速表示装置に
おいて、前記基準画像データはダイレクト刷版のための
刷版画像データであるようにしたものである。本発明に
よれば、データ容量の大きなダイレクト刷版のための刷
版画像データに適用されるため、表示に要する時間を短
縮することと、再現性、視認性に優れた高品質画像を得
ることの効果が著しい。
【0012】本発明の請求項6に係る画像高速表示装置
は、請求項1〜5のいずれかに係る画像高速表示装置に
おいて、前記変倍画像データは多値画像データであるよ
うにしたものである。本発明によれば、再現性、視認性
に特に優れた高品質画像を得ることができる。
【0013】本発明の請求項7に係る画像高速表示装置
は、請求項4〜6のいずれかに係る画像高速表示装置に
おいて、変倍画像生成手段は、nを自然数として前記基
準画像データのn×nの範囲の画素を前記変倍画像デー
タの1画素に変倍する変倍率(すなわち変倍率1/n)
で変倍画像データを生成する場合には、前記基準画像デ
ータのn×nの範囲の画素の画素値の総和をn×nで割
り算した値(すなわち平均値)を前記変倍画像データの
画素値として前記変倍画像データを生成するようにした
ものである。
【0014】本発明によれば、変倍画像生成手段により
基準画像データのn×nの範囲の画素値の平均値を変倍
画像データの1画素の画素値として1/nの変倍率の変
倍画像データが生成される。平均値が用いられることに
より、再現性、視認性に特に優れた高品質画像を得るこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
により説明する。本発明の画像高速表示装置の構成を図
1に示す。図1において、1は画像高速表示装置、2は
入力部、3は演算部、4は記憶部、5は表示部、6は変
倍画像生成手段、7は画像情報ファイル生成手段、8は
画像選択手段、9は表示画像生成手段、10は画像情報
ファイル、11は表示変倍率、12は表示画像データで
ある。また、21は単頁画像ファイル、22は面付工
程、23は面付済ファイル、24はRIP(raster ima
geprocessor)、25はRIP済ファイル、26はCT
P出力機、27は刷版である。
【0016】画像高速表示装置1は、パーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション等のデータ処理装置のソフ
トウェアとハードウェアによって構成することができ
る。すなわち、画像高速表示装置1は、キーボード、マ
ウス等から成る入力部2、CPU(central processing
unit )等によって構成される演算部3、主メモリやハ
ードディスク装置等によって構成される記憶部4、CR
T(cathode ray tube)や液晶による表示部5から構成
される。
【0017】演算部3は、変倍画像生成手段6、画像情
報ファイル生成手段7、画像選択手段8、表示画像生成
手段9を含んでいる。変倍画像生成手段6は、基準画像
データから変倍率を変えた複数の変倍画像データを生成
する。図1に示す一例において、基準画像データはRI
P済ファイル25のことである。すなわち、RIP済の
刷版画像データである。したがって、基準画像データの
ことを原画像データと呼んでもよい。
【0018】基準画像データ、すなわちRIP済の刷版
画像データはデータ容量が極めて大きい。したがって、
表示部5に表示できる程度のデータ容量の表示画像デー
タ12を生成するためには、通常は、変倍画像データは
基準画像データよりもデータ容量を小さくする必要があ
る。すなわち、変倍画像データは基準画像データを縮小
した画像データであり、変倍率は1よりも小さい。RI
P済の刷版画像データは画素値が2値の画像データであ
るが、このとき、変倍画像データ(縮小画像データ)は
多値画像データとする。これにより、高品質の変倍画像
データ(縮小画像データ)が得られる。
【0019】変倍画像生成手段6による変倍画像データ
の生成方法について、具体的な一例を説明する。nを自
然数として基準画像データのn×nの範囲の画素を変倍
画像データの1画素に変倍する変倍率、すなわち変倍率
1/nで変倍画像データを生成するものとする。このと
き、基準画像データのn×nの範囲の画素の画素値の総
和をn×nで割り算した値、すなわち、平均値を変倍画
像データの画素値として変倍画像データを生成する。
【0020】画像情報ファイル生成手段7は基準画像デ
ータと変倍画像データとを1つの画像情報ファイル10
として生成する。画像情報ファイル10は記憶部4に記
憶される。たとえば、1/3、1/4、1/5の変倍率
の変倍画像データが基準画像データとともに画像情報フ
ァイル10として記憶部4に記憶される。
【0021】入力部2は、指示入力手段としての動作を
行う。指示入力手段は画像高速表示装置1のオペレータ
による表示変倍率の指示入力を受け付ける。指示入力し
た表示変倍率は記憶部に表示変倍率11として記憶され
る。画像選択手段8は、画像情報ファイル10から、表
示変倍率11に対応する変倍画像データを選択する。表
示変倍率11に対応する変倍画像データとしては、たと
えば、表示変倍率の整数倍の変倍率の変倍画像データを
選択する。
【0022】前述したように、変倍画像データは基準画
像データを縮小した画像データであり、変倍率は1より
も小さい。このとき、表示変倍率の整数倍の変倍率の変
倍画像データが複数存在する場合には、画像選択手段8
は、変倍率がより大きい変倍画像データを選択するよう
にする。表示画像生成手段9は選択した変倍画像データ
から表示変倍率の表示画像データ12を生成する。生成
した表示画像データ12は記憶部4に記憶される。そし
て、表示部5はその表示画像データ12を画面に表示す
る。
【0023】図1において、画像高速表示装置1の左側
に描かれている図は、ダイレクト刷版工程における処理
とその前後におけるデータを示している。まず、単頁画
像ファイル21を面付工程22において面付して面付済
ファイル23を得る。勿論、印刷物が折ユニットにおい
て折加工され折丁となったとき、頁の順序や上下が適正
となるように頁単位の画像が版面に配置(面付)され
る。
【0024】次に、面付済ファイル23をRIP装置2
4において処理してRIP済ファイル25を得る。この
RIP済ファイル25はCTP出力機においてダイレク
ト刷版を行うためのデータ形式となっている。このRI
P済ファイル25を検版等の目的で表示する装置が画像
高速表示装置1である。最後に、RIP済ファイル25
はCTP(computer-to-plate )出力機において画像出
力され版画像が形成され刷版27が得られる。
【0025】次に、RIP済ファイルから画像情報ファ
イルを生成する処理についてより詳細を説明する。この
処理は画像高速表示装置1の変倍画像生成手段6と画像
情報ファイル生成手段7によって行われる。RIP済フ
ァイルから画像情報ファイルを生成する処理について絵
図として図2に示す。図2において、10は画像情報フ
ァイル、25はRIP済ファイル、31は基準画像デー
タ、32a,32b,32cは変倍画像データである。
【0026】図2に示す一例において、RIP済ファイ
ル25は、RIP済の、すなわちラスターイメージデー
タ形式の刷版画像データファイルである。RIP済ファ
イル25は、各インキ色の印刷版に対応する画像データ
から構成される。それらは、シアン(cyan)、マゼンタ
(magenta )、イエロー(yellow)、ブラック(black
)、特色n(nは番号)、の各インキ色の印刷版に対
応し、別々の画像データファイルとして製版システムの
記憶装置に記憶されている。
【0027】基準画像データ31は、それら各インキ色
の印刷版に対応する画像データを1つの画像データファ
イルとしてまとめたものである。たとえば、RIP済フ
ァイル25においては1画素のデータ長が1bitであ
るものが、基準画像データ31においては1画素のデー
タ長は1bit×6色(インキ色の数)=6bitとな
る。この処理は画像情報ファイル生成手段7によって行
われる。基準画像データ31は変倍率が1であり、RI
P済ファイル25と基準画像データ31は完全な対応関
係を有する。
【0028】変倍画像生成手段6はRIP済ファイル2
5から変倍画像データ32a,32b,32cを生成す
る。変倍画像データ32aは変倍率1/3(1/3縮
小)の画像であり、変倍画像データ32bは変倍率1/
4(1/4縮小)の画像であり、変倍画像データ32c
は変倍率1/5(1/5縮小)の画像である。これらの
変倍画像データ32a,32b,32cは、前述の基準
画像データ31とともに1つの画像情報ファイル10と
してまとめられる。
【0029】次に、変倍画像生成手段6が行う変倍処理
についてより詳細を説明する。変倍処理の一例を絵図と
して図3に示す。図3に示すように基準画像データは刷
版画像データによって構成され、刷版画像データは2値
データである。図3には刷版画像データとして、<Cy
an>,<Magenta>,<Yellow>,<B
lack>の4つのインキ色の刷版画像データの一部、
5画素×5画素の範囲が示されている。各インキ色の5
画素×5画素の範囲において、黒い画素はドットオンを
示し、白い画素はドットオフを示している。
【0030】これに対して変倍画像データは多値画像デ
ータである。図3には5画素×5画素の範囲の2値デー
タが、1画素の多値データに変換されることが示されて
いる。すなわち、変倍画像生成手段6は2値の刷版画像
データについて変倍処理を行って多値の変倍画像データ
を生成する。この変倍処理は、基準画像データの5×5
の範囲の画素の画素値の総和を5×5で割り算した値
(すなわち平均値)を変倍画像データの画素値として変
倍画像データを生成する処理として行われる。このと
き、2値データが変換されて多値データとなる場合に、
多値データのbit長が8bitである場合には、2値
データのドットオンの画素値を“255”(28 −1)
とし、2値データのドットオフの画素値を“0”として
計算を行う。
【0031】図3に示す一例において、<Cyan>の
5画素×5画素の範囲の2値データはドットオンの画素
数が17である。そこで、5画素×5画素の範囲の画素
の画素値の総和は255×17=4335となる。ま
た、この総和を5×5=25で割り算した値(すなわち
平均値)は4335÷25≒173となる。したがっ
て、変倍画像データの対応する画素の画素値は173で
ある。
【0032】他の、<Magenta>,<Yello
w>,<Black>のインキ色の2値データについて
も、同様に計算して変倍画像データの対応する画素の画
素値を得ることができる。また、変倍率1/5(n=
5)で多値データのbit長が8bitの場合を一例と
して示したが、他の変倍率、bit長の場合であっても
同様に行えることは上述の説明から明らかである。
【0033】次に、画像情報ファイルから表示画像デー
タを生成する処理についてより詳細を説明する。この処
理は画像高速表示装置1の画像選択手段8、表示画像生
成手段9、入力部2、表示部5、等によって行われる。
画像高速表示装置1のオペレータは、検版等の目的で表
示部5にRIP済ファイル25の変倍画像(縮小画像)
を表示する場合には、受注番号(品番)等とともに、表
示変倍率を入力部2から指示入力する。
【0034】画像選択手段8は、画像情報ファイル10
から、表示変倍率の整数倍の変倍率の変倍画像データを
選択する。通常は、変倍画像データは基準画像データを
縮小した画像データであり、変倍率は1よりも小さい。
このとき、表示変倍率の整数倍の変倍率の変倍画像デー
タが複数存在する場合には、画像選択手段8は、変倍率
がより大きい変倍画像データを選択するようにする。
【0035】表示変倍率(縮小率)と選択する変倍画像
データの変倍率と選択した変倍画像データに対する変倍
率との関係を表として図4に示す。図4において、「表
示変倍率」はオペレータが入力部2から指示入力する表
示変倍率である。また、「変倍率」は変倍画像データの
変倍率であり、画像選択手段8が「表示変倍率」に基づ
いて選択した変倍画像データの変倍率である。また、
「選択画像に対する変倍率」は、画像選択手段8が選択
した変倍画像データから表示画像生成手段9が表示画像
データを生成するときに、その変倍画像データを対して
行う変倍処理の変倍率である。
【0036】図4(表1)に示すように、表示変倍率1
/1と表示変倍率1/2の表示には、変倍率1/1の変
倍画像データ、すなわち基準画像データが用いられ、そ
れらの基準画像データに対する変倍処理は変倍率1/1
と変倍率1/2で行う。また、表示変倍率1/3、表示
変倍率1/4、表示変倍率1/5の表示には、各々変倍
率1/3、変倍率1/4、変倍率1/5の変倍画像デー
タが用いられ、それらの変倍画像データに対する変倍処
理はすべて変倍率1/1で行う。
【0037】また、表示変倍率1/10、表示変倍率1
/20の表示には、各々変倍率1/5の変倍画像データ
が用いられ、それらの変倍画像データに対する変倍処理
は変倍率1/2、変倍率1/4で行う。以下同様であ
る。このように、画像情報ファイルに含まれる基準画像
データと複数の変倍画像データには、表示画像データの
生成に適合する画像データがあらかじめ含まれている。
それを画像選択手段8が選択し、その選択した画像デー
タから表示画像生成手段9が表示画像データを生成し、
表示部5はその表示画像データを表示する。
【0038】なお本発明では、変倍画像を得る工程を経
て表示検査工程となるため、同一データに対する処理時
間は必ずしも短縮されない。しかし、変倍画像の生成は
自動一括バッチ処理であるのに対し、表示工程は作業者
との対話処理であるため、表示検査を行っている間に次
のデータの変倍画像生成処理を行うことができる。した
がって、作業者にとっては表示検査作業を連続的に行う
ことが可能となり、表示を高速化したメリットを受けら
れる一方、処理量増加によるデメリットは表面化しな
い。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に係る画
像高速表示装置によれば、表示に要する時間を短縮する
ことと、再現性、視認性に優れた高品質画像を得ること
ができる画像高速表示装置が提供される。また本発明の
請求項2に係る画像高速表示装置によれば、データ処理
が単純化かつ適正化され、表示に要する時間を短縮する
ことと、再現性、視認性に優れた高品質画像を得ること
ができる。本発明の請求項3に係る画像高速表示装置に
よれば、表示データを得るデータ処理がさらに単純化か
つ適正化され、表示に要する時間を短縮することと、再
現性、視認性に優れた高品質画像を得ることができる。
本発明の請求項4に係る画像高速表示装置によれば、表
示データを得るデータ処理を高速に実行することができ
る。本発明の請求項5に係る画像高速表示装置によれ
ば、データ容量の大きなダイレクト刷版のための刷版画
像データに適用されるため、表示に要する時間を短縮す
ることと、再現性、視認性に優れた高品質画像を得るこ
との効果が著しい。本発明の請求項6に係る画像高速表
示装置によれば、再現性、視認性に特に優れた高品質画
像を得ることができる。本発明の請求項7に係る画像高
速表示装置によれば、平均値が用いられることにより、
再現性、視認性に特に優れた高品質画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像高速表示装置の構成を示す図であ
る。
【図2】RIP済ファイルから画像情報ファイルを生成
する処理について示す絵図である。
【図3】変倍処理の一例を示す絵図である。
【図4】表示変倍率(縮小率)と選択する変倍画像デー
タの変倍率と選択した変倍画像データに対する変倍率と
の関係を表として示す図である。
【符号の説明】
1 画像高速表示装置 2 入力部 3 演算部 4 記憶部 5 表示部 6 変倍画像生成手段 7 画像情報ファイル生成手段 8 画像選択手段 9 表示画像生成手段 10 画像情報ファイル 11 表示変倍率 12 表示画像データ 21 単頁画像ファイル 22 面付工程 23 面付済ファイル 24 RIP(raster image processor) 25 RIP済ファイル 26 CTP出力機 27 刷版 31 基準画像データ 32a,32b,32c 変倍画像データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊豫田 一成 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H084 AE07 AE09 5C076 AA22 BA05 BB07 CB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示変倍率を指示入力する指示入力手段
    と、 基準画像データとその基準画像データの変倍画像データ
    とが含まれる画像情報ファイルから前記表示変倍率に対
    応する変倍画像データを選択する画像選択手段と、 前記選択した変倍画像データから前記表示変倍率の表示
    画像データを生成する表示画像生成手段と、 を有することを特徴とする画像高速表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像高速表示装置におい
    て、前記画像選択手段は、前記表示変倍率に対応する変
    倍画像データとして、前記表示変倍率の整数倍の変倍率
    の変倍画像データを選択することを特徴とする画像高速
    表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像高速表示装置におい
    て、前記変倍率は1以下であって、前記表示変倍率の整
    数倍の前記変倍率の変倍画像データが複数存在する場合
    には、前記画像選択手段は、前記変倍率がより大きい変
    倍画像データを選択することを特徴とする画像高速表示
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか記載の画像高速表
    示装置において、前記基準画像データから変倍率を変え
    た複数の変倍画像データを生成する変倍画像生成手段
    と、 前記基準画像データと前記変倍画像データとを1つの画
    像情報ファイルとして生成する画像情報ファイル生成手
    段と、 前記画像情報ファイルを記憶する記憶手段と、 を有することを特徴とする画像高速表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載の画像高速表
    示装置において、前記基準画像データはダイレクト刷版
    のための刷版画像データであることを特徴とする画像高
    速表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5記載の画像高速表示装置にお
    いて、前記変倍画像データは多値画像データであること
    を特徴とする画像高速表示装置。
  7. 【請求項7】請求項4〜6記載の画像高速表示装置にお
    いて、変倍画像生成手段は、nを自然数として前記基準
    画像データのn×nの範囲の画素を前記変倍画像データ
    の1画素に変倍する変倍率(すなわち変倍率1/n)で
    変倍画像データを生成する場合には、前記基準画像デー
    タのn×nの範囲の画素の画素値の総和をn×nで割り
    算した値(すなわち平均値)を前記変倍画像データの画
    素値として前記変倍画像データを生成することを特徴と
    する画像高速表示装置。
JP11136524A 1999-05-18 1999-05-18 刷版検版画像高速表示装置 Withdrawn JP2000332996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11136524A JP2000332996A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 刷版検版画像高速表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11136524A JP2000332996A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 刷版検版画像高速表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000332996A true JP2000332996A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15177203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11136524A Withdrawn JP2000332996A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 刷版検版画像高速表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000332996A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4261558B2 (ja) 画像処理方法
JP6824052B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム
US20070086055A1 (en) Information Processing Apparatus And Program Product
JP5590960B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
US8144378B2 (en) Image processing device, image processing method, and computer program product
JP5007639B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2002281306A (ja) 画像形成装置、画像形成方法および記録媒体
JP3519186B2 (ja) 画像中間調処理装置
JP2000332996A (ja) 刷版検版画像高速表示装置
JPH09193500A (ja) 印刷装置
JP2004240200A (ja) 画像形成装置
JP2004215163A (ja) 画像補間装置、画像補間方法および画像補間プログラム
JP2004112346A (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP7005796B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム
JPH07250240A (ja) 画像形成装置
JP2000032256A (ja) 画像デ―タ補間装置、画像デ―タ補間方法、画像デ―タ補間プログラムを記録した媒体
JP2004226679A (ja) 文字表示方法および装置
JP5277651B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、コンピュータプログラム
JP3476270B2 (ja) 印刷データ作成装置
JP6455676B2 (ja) 電子機器およびフォント画像出力プログラム
JP2911529B2 (ja) 印刷装置
JP3294249B2 (ja) 画像処理装置
JP3573291B2 (ja) 文字データ作成方法及び文字データ作成装置
JP3359361B2 (ja) 拡大印刷装置
JPH07250246A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801