JP2000332958A - 色ズレ検査装置、色ズレ検査方法、記録媒体、色ズレ補正装置および画像入出力装置 - Google Patents

色ズレ検査装置、色ズレ検査方法、記録媒体、色ズレ補正装置および画像入出力装置

Info

Publication number
JP2000332958A
JP2000332958A JP11137716A JP13771699A JP2000332958A JP 2000332958 A JP2000332958 A JP 2000332958A JP 11137716 A JP11137716 A JP 11137716A JP 13771699 A JP13771699 A JP 13771699A JP 2000332958 A JP2000332958 A JP 2000332958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
output
scanning direction
shift
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11137716A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Ieyama
満 家山
Yasunori Miyauchi
康範 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PFU Ltd filed Critical PFU Ltd
Priority to JP11137716A priority Critical patent/JP2000332958A/ja
Publication of JP2000332958A publication Critical patent/JP2000332958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入出力装置の出荷試験において、色ズレ
検査は作業者の目視検査で行っている。例えばスキャナ
装置では、白バーと黒バーが交互に印刷されたテストチ
ャートを読取り、読取った画像をディスプレイに表示
し、白と黒との境界に赤、緑、青あるいはその中間の色
が確認される場合は色ズレが有りとしていた。しかしな
がら、視覚による検査であるため、作業者により検査結
果にバラツキがあり、品質を均一に保つことができない
という問題点があった。 【解決手段】 白バーと黒バーが交互に印刷されたテス
トチャートを読み取り、白と黒の境界で発生する色ズレ
を、読取り出力レベルの中央値となる副走査方向におけ
る座標を各色成分毎に算出し、各色成分の座標間のズレ
量に置き換え、そのズレ量が許容するズレ量内にあるこ
とを確認する手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、色ズレ検査装
置、色ズレ検査方法、記録媒体、色ズレ補正装置および
画像入出力装置に関するものであり、特に、白バーと黒
バーが交互に印刷されたテストチャートを読み取り、各
色成分毎の出力波形データを解析し、白バーと黒バーの
境界に現れる色ズレを各色成分間の出力波形における副
走査方向の読取り座標のズレ量として算出し、このズレ
量を基に色ズレを検査する。
【0002】
【従来の技術】画像入出力装置の出荷試験において、色
ズレ検査は作業者の目視検査に頼っていた。スキャナな
どの画像入力装置では、白バーと黒バーが交互に印刷さ
れたテストチャートを読取り、読取った画像をディスプ
レイなどに表示し、白と黒との境界が白から黒、あるい
は黒から白に変化する場合は色ズレが無く、白と黒との
境界に赤、緑、青あるいはその中間の色が確認される場
合は色ズレが有りと目視で確認していた。
【0003】また、カラープリンタなど画像出力装置で
は、白バーと黒バーを交互に出力するテストチャートを
印刷し、白と黒との境界にシアン、マゼンダ、イエロー
あるいはその中間の色が確認されることで色ズレの有無
を目視で確認していた。
【0004】図13に、従来の画像入力装置の色ズレ検
査方法の概略図を示す。図中、1301はコンピュー
タ、1302は色ズレ検査対象である画像入力装置、1
303は表示装置である。またコンピュータ1301に
は、白バーと黒バーが交互に印刷されたテストチャート
1304を画像入力装置1302で読み取り、読み取っ
た画像データを表示装置1303に表示する画像読取り
/表示部1311が設けられている。
【0005】色ズレ検査を行う作業者は、コンピュータ
を操作し、画像入力装置1302で読み取ったテストチ
ャート1304の画像を見て、白と黒の境界に色ズレが
ないことを確認する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す従来技術では、視覚による検査であるため、作業
者により検査結果にバラツキがあり、品質を均一に保つ
ことができないという問題点があった。また、ズレがど
の程度あるかという定量的な分析ができないという問題
点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
問題点を考慮してなされたもので、画像入出力装置にお
ける色ズレ検査装置において、白バーと黒バーが交互に
印刷されたテストチャートを読み取り、白と黒の境界で
発生する色ズレを、読取り出力レベルの中央値となる副
走査方向における座標を各色成分毎に算出し、各色成分
の座標間をズレ量に置き換え、そのズレ量が許容するズ
レ量内にあることを確認する手段を設けることにより、
画像の色ズレの合否判定を自動化することができ、画像
入出力装置の色ズレ検査を均一な品質で実施することが
できる。
【0008】また、画像入出力装置における色ズレ補正
装置において、画像入力装置の副走査方向に白バーと黒
バーが交互に印刷されたテストチャートを読み取り、各
色成分毎の出力波形データを解析し、白バーと黒バーの
境界に現れる色ズレを各色成分間の出力波形における副
走査方向の読取り座標のズレ量として算出し、算出した
ズレ量を色ズレ補正値として画像入出力装置が備える補
正値記憶部に書き込む手段を設けることにより、画像入
出力装置の色ズレを補正するための色ズレ補正値を容易
に設定することが可能となる。
【0009】また、画像入出力装置において、読取り画
像データまたは出力画像データを装置毎に設定された色
ズレ補正値により補正する手段とを設けることにより、
人手で行ってきた色ズレ補正作業をなくすことができ、
出荷検査工数を大幅に少なくすることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】(1)画像入出力装置における色
ズレ検査装置において、画像入力装置の副走査方向に白
バーと黒バーが交互に印刷されたテストチャートを読み
取り、各色成分毎の出力波形データを解析し、白バーと
黒バーの境界に現れる色ズレを各色成分間の出力波形に
おける副走査方向の読取り座標のズレ量として算出し、
このズレ量を基に色ズレを検査する手段を備えることに
より、画像の色ズレを数値として表現することができ、
画像入出力装置の色ズレ検査を均一な品質で実施するこ
とが可能となる。
【0011】(2)(1)記載の色ズレ検査装置におい
て、画像入力装置の副走査方向に白バーと黒バーが交互
に印刷されたテストチャートを読み取った読取り画像デ
ータと、白と黒の境界で発生する色ズレを各色成分の座
標間のズレ量に置き換えるときに用いられるデータとを
検査対象装置毎に記憶する色ズレデータ記憶部を備える
ことにより、色ズレの定量的なデータ収集ができ、画像
入出力装置の色ズレにおける品質データの推移を監視す
ることが可能となる。
【0012】(3)(1)または(2)記載の色ズレ検
査装置において、色ズレデータ記憶部に記憶されたデー
タを検査対象装置毎に表示する計測データ表示部を備え
ることにより、障害対応や評価試験時、計測データをわ
かりやすく表示でき、作業効率を向上させることが可能
となる。
【0013】(4)画像入出力装置における色ズレ検査
装置において、画像入力装置の副走査方向に白バーと黒
バーが交互に印刷されたテストチャートを読み取り、主
走査方向の所定領域における出力レベルの平均を各色成
分毎、かつ副走査方向における読取り座標毎に算出し、
算出した出力データの最大値と最小値の中央値が出力レ
ンジの中央値となるように出力データを補正し、さらに
各色成分毎に出力レンジの中央値となる副走査方向にお
ける仮想の座標である色ズレ計測座標を近似的に算出
し、各色成分間の色ズレ計測座標のズレ量とあらかじめ
設定されている許容ズレ量とを比較し、許容ズレ量を超
えるズレ量がある場合に色ズレありとする色ズレ検査部
を備えることにより、画像の色ズレを数値として表現す
ることができ、画像入出力装置の色ズレ検査を均一な品
質で実施することが可能となる。
【0014】(5)(4)記載の色ズレ検査装置におい
て、副走査方向における読取り座標の範囲を任意に設定
し、特定箇所の色ズレを検査することにより、障害や評
価の色ズレ調査を効率良く行うことが可能となる。
【0015】(6)画像入出力装置における色ズレ検査
方法において、画像入力装置の副走査方向に白バーと黒
バーが交互に印刷されたテストチャートを読み取り、主
走査方向の所定領域における出力レベルの平均を各色成
分毎、かつ副走査方向における読取り座標毎に算出し、
算出した出力データの最大値と最小値の中央値が出力レ
ンジの中央値となるように出力データを補正し、さらに
各色成分毎に出力レンジの中央値となる副走査方向にお
ける仮想の座標である色ズレ計測座標を近似的に算出
し、各色成分間の色ズレ計測座標のズレ量とあらかじめ
設定されている許容ズレ量とを比較し、許容ズレ量を超
えるズレ量がある場合に色ズレありとすることにより、
画像の色ズレを数値として表現でき、画像入出力装置の
色ズレ検査を均一な品質で実施することが可能となる。
【0016】(7)(6)記載の色ズレ検査方法におい
て、副走査方向における読取り座標の範囲を任意に設定
し、特定箇所の色ズレを検査することにより、障害や評
価の色ズレ調査を効率良く行うことが可能となる。
【0017】(8)画像入出力装置における色ズレ検査
を実行するためのプログラムを記録した記録媒体におい
て、画像入力装置の副走査方向に白バーと黒バーが交互
に印刷されたテストチャートを読み取り、主走査方向の
所定領域における出力レベルの平均を各色成分毎、かつ
副走査方向における読取り座標毎に算出し、算出した出
力データの最大値と最小値の中央値が出力レンジの中央
値となるように出力データを補正し、さらに各色成分毎
に出力レンジの中央値となる副走査方向における仮想の
座標である色ズレ計測座標を近似的に算出し、各色成分
間の色ズレ計測座標のズレ量とあらかじめ設定されてい
る許容ズレ量とを比較し、許容ズレ量を超えるズレ量が
ある場合に色ズレありとするプログラムをコンピュータ
で実行することにより、画像の色ズレを数値として表現
することができ、画像入出力装置の色ズレ検査を均一な
品質で実施することが可能となる。
【0018】(9)画像入出力装置における色ズレ補正
装置に、画像入力装置の副走査方向に白バーと黒バーが
交互に印刷されたテストチャートを読み取り、各色成分
毎の出力波形データを解析し、白バーと黒バーの境界に
現れる色ズレを各色成分間の出力波形における副走査方
向の読取り座標のズレ量として算出する色ズレ量算出手
段と、算出したズレ量の平均値を算出し色ズレ補正値と
して設定する補正値算出手段と、算出した色ズレ補正値
を画像入出力装置が備える補正値記憶部に書き込む補正
値書込み手段を備えることにより、画像入出力装置の色
ズレを補正するための色ズレ補正値を容易に設定するこ
とが可能となる。
【0019】(10)画像入出力装置に、装置固有の色
ズレを補正するための色ズレ補正値を記憶する補正値記
憶部と、読取り画像データまたは出力画像データを色ズ
レ補正値により補正する色ズレ補正手段とを備えること
により、人手で行ってきた色ズレ補正作業をなくすこと
ができ、出荷検査工数を大幅に少なくすることが可能と
なる。
【0020】
【実施例】図1に、本発明の色ズレ検査装置の構成ブロ
ック例図を示す。図中、1はコンピュータ、2は色ズレ
検査対象である画像入力装置、3は表示装置である。
【0021】またコンピュータ1には、画像入力装置2
の副走査方向に白バーと黒バーが交互に印刷されたテス
トチャート4を読み取り、主走査方向の所定領域におけ
る出力レベルの平均を各色成分毎、かつ副走査方向にお
ける読取り座標毎に算出し、算出した出力データの最大
値と最小値の中央値が出力レンジの中央値となるように
出力データを補正し、さらに各色成分毎に出力レンジの
中央値となる副走査方向における仮想の座標である色ズ
レ計測座標を近似的に算出し、各色成分間の色ズレ計測
座標のズレ量とあらかじめ設定されている許容ズレ量と
を比較し、許容ズレ量を超えるズレ量がある場合に色ズ
レありとする色ズレ検査部101と、テストチャート4
を読み取り、主走査方向の所定領域における出力レベル
の平均を各色成分毎、かつ副走査方向における読取り座
標毎に算出した読取り平均データと、各色成分毎に出力
レンジの中央値となる副走査方向における仮想の座標で
ある色ズレ計測座標および各色成分間の色ズレ計測座標
のズレ量を副走査方向における読取り座標毎に算出した
色ズレ計測データと、色ズレ量の最大値、色ズレ量の最
小値、色ズレ量の平均値、色ズレ量の標準偏差などの統
計データとを検査対象装置毎に記憶する色ズレデータ記
憶部102と、色ズレデータ記憶部102に記憶された
各データを検査対象装置毎にわかりやすい形式で表示す
る、例えば読取り画像データは画像として表示し、読取
り平均データは副走査方向座標とその座標における出力
のグラフとして表示し、色ズレ計測データおよび統計デ
ータは表形式で表示する計測データ表示部103とが設
けられている。
【0022】図2から図7を参照し、色ズレ検査部の動
作を説明する。図2は色ズレ検査部の一実施例の処理フ
ローチャート、図3は副走査方法座標における読取り平
均出力データを算出する説明図、図4は読取り平均出力
データをセンタリング補正する説明図、図5は色ズレ計
測座標を算出する説明図、図6は色ズレデータ記憶部の
一実施例の構成図、図7は計測データ表示部の一実施例
の表示画面図である。
【0023】以下、図2のフローにしたがって動作を説
明する。
【0024】ステップS201:作業者によるテストチ
ャートの読取り範囲指示があるかを判定する。読取り範
囲指示があればステップS203に進み、読取り範囲指
示がないならばステップS202に進む。
【0025】ステップS202:テストチャートの全領
域を読取り領域に設定する。そしてステップS204に
進む。
【0026】ステップS203:テストチャートの指定
された範囲を読取り領域に設定する。
【0027】ステップS204:ステップS202また
はステップS203で設定されたテストチャートの読取
り領域の画像データを読み取り、主走査方向の所定領域
における出力レベルの平均を各色成分毎、例えば赤、
緑、青色毎、かつ副走査方向における読取り座標毎に算
出し、読取り平均出力データとして一時記憶部に格納す
る。なお、テストチャートの読取り画像データも一時記
憶部に格納する。
【0028】図3の読取り平均出力データの算出テーブ
ル31は、赤色の読取り平均出力データを算出するテー
ブルであり、テーブルのA部分にはテストチャート4の
主走査方向座標の0から29と、副走査方向座標の全座
標の赤色成分の読取り画像データが格納され、B部分に
は主走査方向の座標0から29までの出力レベルの平均
値が算出されて格納される。
【0029】同様に、緑、青色の主走査方向の座標0か
ら29までの出力レベルの平均値を算出し、副走査方向
座標に対応させた赤、緑、青色の平均値を読取り平均出
力データ32として一時記憶部に格納する。
【0030】ステップS205:算出した読取り平均出
力データの最大値と最小値の中央値が出力レンジの中央
値となるようにデータを補正する。
【0031】図4(a)に、読取り平均出力データの補
正前のデータをグラフ化した図を示す。読取り平均出力
データからそのデータ内の最大値と最小値を求め、さら
に最大値と最小値の中央値を求め、この中央値が出力レ
ンジの中央値、この例では128となるように読取り平
均出力データを補正する。図4(b)が補正後のデータ
をグラフ化した図である。
【0032】ステップS206:読取り平均出力データ
の各色成分毎に出力レンジの中央値となる副走査方向に
おける仮想の座標である色ズレ計測座標を近似的に算出
し、各色成分間の色ズレ計測座標のズレ量を算出する。
【0033】例えば、読取り平均出力データをグラフ化
した図が図5の51とすると、赤色成分の出力レベルが
出力レンジの中央値(128)となる副走査方向におけ
る仮想の座標である色ズレ計測座標はCとなり、また青
色成分の色ズレ計測座標はC1となる。そして、このと
きの赤色と青色の色ズレ計測座標のズレ(C1−C)を
色ズレ量として算出している。
【0034】この処理により、図5の色ズレ計測データ
52のように、各色成分毎の色ズレ計測座標と、各色成
分間の色ズレ量が算出され、一時記憶部に格納される。
【0035】ステップS207:各色成分間の色ズレ計
測座標のズレ量とあらかじめ設定されている許容ズレ量
とを比較し、許容ズレ量を超えるズレ量があるかを確認
する。
【0036】ステップS208:ステップS207の処
理の結果、許容ズレ量を超えるズレ量があるかを判定す
る。許容ズレ量を超えるズレ量があればステップS21
1に進み、許容ズレ量を超えるズレ量がないならばステ
ップS209に進む。
【0037】ステップS209:検査合格のメッセージ
を表示装置に表示する。
【0038】ステップS210:読取り画像データ、読
取り平均出力データ、色ズレ計測データ、統計データな
どを色ズレデータ記憶部に格納する。なお、図6の色ズ
レデータ記憶部102には、読取り画像データ61、読
取り平均出力データ32、色ズレ計測データ52、統計
データ62などのデータが検査対象装置毎に格納され
る。そして、処理を終了する。
【0039】ステップS211:検査不合格のメッセー
ジを表示装置に表示する。
【0040】ステップS212:読取り画像データ、読
取り平均出力データ、色ズレ計測データ、統計データな
どを色ズレデータ記憶部に格納する。
【0041】ステップS213:読取り画像データ、読
取り平均出力データ、色ズレ計測データ、統計データな
どのデータを計測データ表示部103を介して表示装置
に表示する。なお、図7の表示画面例71は、読取り画
像データはそのままの画像を表示し、読取り平均データ
は副走査方向座標とその座標における出力のグラフとし
て表示し、色ズレ計測データおよび統計データは表形式
で表示した例である。そして、処理を終了する。
【0042】なお、実施例では画像入力装置の色ズレ検
査について説明したが、画像入力装置2を色ズレ無しの
装置とし、テストチャート4を色ズレ検査対象の画像出
力装置で印刷したものとすることにより、画像出力装置
における色ズレ検査も行うことができる。
【0043】図8に、本発明の色ズレ補正装置の構成ブ
ロック例図を示す。図中、1はコンピュータ、2は色ズ
レ検査対象である画像入力装置である。
【0044】また、画像入力装置2は装置固有の色ズレ
を補正するための色ズレ補正値を記憶する補正値記憶部
21を備え、コンピュータ1は画像入力装置の副走査方
向に白バーと黒バーが交互に印刷されたテストチャート
を読み取り、各色成分毎の出力波形データを解析し、白
バーと黒バーの境界に現れる色ズレを各色成分間の出力
波形における副走査方向の読取り座標のズレ量として算
出する色ズレ量算出手段81と、算出したズレ量の平均
値を算出し補正値として設定する補正値算出手段82
と、算出した補正値を画像入力装置2が備える補正値記
憶部21に書き込む補正値書込み手段83とを備えてい
る。
【0045】図9に、色ズレ補正装置の一実施例の処理
フローチャートを示す。以下、このフローにしたがって
動作を説明する。
【0046】ステップS901:テストチャートを読み
取り、各色成分毎の出力波形データを解析し、白バーと
黒バーの境界に現れる色ズレを、例えば緑色(G)を基
準とした各色成分間の出力波形における副走査方向の読
取り座標のズレ量として算出する。なお、この処理の詳
細は図2のステップS201からステップS206と同
じである。
【0047】ステップS902:緑色(G)以外の赤色
(R)および青色(B)の副走査方向における読取り座
標のズレ量の平均値を算出し、その値を色ズレ補正値と
する。なお、色ズレ補正値は副走査方向の読取り座標に
対してのものであり、四捨五入などを行い、整数として
いる。
【0048】ステップS903:算出した補正値を画像
入出力装置の補正値記憶部に書き込む。そして、処理を
終了する。
【0049】図10に、本発明の画像入出力装置の構成
ブロック例図を示す。図中、1001は画像入出力装置
であり、装置固有の色ズレを補正するための色ズレ補正
値を記憶する補正値記憶部1002と、読取り画像デー
タまたは出力画像データを色ズレ補正値により補正する
色ズレ補正手段1003とが備えられている。
【0050】図11、図12を参照して、色ズレ補正手
段の動作を説明する。図11は色ズレ補正手段の一実施
例の処理フローチャート、図12は色ズレ補正手段の処
理説明図である。
【0051】以下、図11のフローにしたがって動作を
説明する。
【0052】ステップS1101:補正値記憶部に格納
されている色ズレ補正値を読出し、ズレ量の幅を算出す
る。この例では緑色(G)を基準にして、赤(R)は+
1、青(B)は−1であるので、ズレ量の幅は2とな
る。
【0053】ステップS1102:RGBの出力となる
シフトバッファ1201の位置をそれぞれ設定する。こ
の例では緑色(G)を基準にして、赤色(R)は+1、
青色(B)は−1であるので、緑色(G)の出力をシフ
トバッファ(1)とすると、赤色(R)の出力はシフト
バッファ(2)、青色(B)の出力はシフトバッファ
(0)となる。
【0054】ステップS1103:ステップS1101
で算出したズレ量の幅を入力カウンタCinの最大値C
maxに設定する。
【0055】ステップS1104:入力カウンタCin
をクリアする。
【0056】ステップS1105:1ラインの画像デー
タを入力し、シフトバッファに格納する。
【0057】ステップS1106:入力カウンタCin
に1を加算する。
【0058】ステップS1107:入力カウンタCin
が最大値Cmaxより大きいかを判定する。入力カウン
タCinが大きければステップS1108に進み、入力
カウンタCinが大きくなければステップS1105に
戻る。
【0059】ステップS1108:ステップS1102
で設定されたRGBの出力となるシフトバッファの位置
にある画像データを出力する。
【0060】ステップS1109:全ての画像を出力し
たかを判定する。全ての画像を出力したならば処理を終
了し、全ての画像を出力していないならばステップS1
105に戻る。
【0061】
【発明の効果】この発明は、上記に説明したような形態
で実施され、以下の効果がある。
【0062】画像の色ズレを数値として表現することに
より、画像入出力装置の色ズレ検査を均一な品質で実施
することが可能となる。また、色ズレの定量的なデータ
収集ができ、画像入出力装置の色ズレにおける品質デー
タの推移を監視することが可能となる。また、障害対応
や評価試験時、計測データをわかりやすく表示でき、作
業効率を向上させることが可能となる。
【0063】また、画像入出力装置の補正値記憶部の値
を修正することにより、簡単に色ズレ補正作業を行うこ
とができ、出荷検査工数を大幅に少なくすることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の色ズレ検査装置の構成ブロック例図
である。
【図2】 色ズレ検査部の一実施例の処理フローチャー
トである。
【図3】 副走査方法座標における読取り平均出力デー
タを算出する説明図である。
【図4】 読取り平均出力データをセンタリング補正す
る説明図である。
【図5】 色ズレ計測座標を算出する説明図である。
【図6】 色ズレデータ記憶部の一実施例の構成図であ
る。
【図7】 計測データ表示部の一実施例の表示画面図で
ある。
【図8】 本発明の色ズレ補正装置の構成ブロック例図
である。
【図9】 色ズレ補正装置の一実施例の処理フローチャ
ートである。
【図10】 本発明の画像入出力装置の構成ブロック例
図である。
【図11】 色ズレ補正手段の一実施例の処理フローチ
ャートである。
【図12】 色ズレ補正手段の処理説明図である。
【図13】 従来の画像入力装置の色ズレ検査方法の概
略図である。
【符号の説明】 1 コンピュータ 2 画像入力装置 3 表示装置 4 テストチャート 81 色ズレ量算出手段 82 補正値算出手段 83 補正値書込み手段 101 色ズレ検査部 102 色ズレデータ記憶部 103 計測データ表示部 21、1002 補正値記憶部 1003 色ズレ補正手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入出力装置における色ズレ検査装置
    において、画像入力装置の副走査方向に白バーと黒バー
    が交互に印刷されたテストチャートを読み取り、各色成
    分毎の出力波形データを解析し、白バーと黒バーの境界
    に現れる色ズレを各色成分間の出力波形における副走査
    方向の読取り座標のズレ量として算出し、このズレ量を
    基に色ズレを検査する手段を備えることを特徴とする色
    ズレ検査装置。
  2. 【請求項2】 画像入力装置の副走査方向に白バーと黒
    バーが交互に印刷されたテストチャートを読み取った読
    取り画像データと、白と黒の境界で発生する色ズレを各
    色成分の座標間のズレ量に置き換えるときに用いられた
    データとを検査対象装置毎に記憶する色ズレデータ記憶
    部(102)を備えることを特徴とする請求項1記載の
    色ズレ検査装置。
  3. 【請求項3】 色ズレデータ記憶部に記憶されたデータ
    を検査対象装置毎に表示する計測データ表示部(10
    3)を備えることを特徴とする請求項2記載の色ズレ検
    査装置。
  4. 【請求項4】 画像入出力装置における色ズレ検査装置
    において、画像入力装置の副走査方向に白バーと黒バー
    が交互に印刷されたテストチャートを読み取り、主走査
    方向の所定領域における出力レベルの平均を各色成分
    毎、かつ副走査方向における読取り座標毎に算出し、算
    出した出力データの最大値と最小値の中央値が出力レン
    ジの中央値となるように出力データを補正し、さらに各
    色成分毎に出力レンジの中央値となる副走査方向におけ
    る仮想の座標である色ズレ計測座標を近似的に算出し、
    各色成分間の色ズレ計測座標のズレ量とあらかじめ設定
    されている許容ズレ量とを比較し、許容ズレ量を超える
    ズレ量がある場合に色ズレありとする色ズレ検査部(1
    01)を備えることを特徴とする色ズレ検査装置。
  5. 【請求項5】 副走査方向における読取り座標の範囲を
    任意に設定し、特定箇所の色ズレを検査する請求項4記
    載の色ズレ検査装置。
  6. 【請求項6】 画像入出力装置における色ズレ検査方法
    において、画像入力装置の副走査方向に白バーと黒バー
    が交互に印刷されたテストチャートを読み取り、主走査
    方向の所定領域における出力レベルの平均を各色成分
    毎、かつ副走査方向における読取り座標毎に算出し、算
    出した出力データの最大値と最小値の中央値が出力レン
    ジの中央値となるように出力データを補正し、さらに各
    色成分毎に出力レンジの中央値となる副走査方向におけ
    る仮想の座標である色ズレ計測座標を近似的に算出し、
    各色成分間の色ズレ計測座標のズレ量とあらかじめ設定
    されている許容ズレ量とを比較し、許容ズレ量を超える
    ズレ量がある場合に色ズレありとする色ズレ検査方法。
  7. 【請求項7】 副走査方向における読取り座標の範囲を
    任意に設定し、特定箇所の色ズレを検査する請求項6記
    載の色ズレ検査方法。
  8. 【請求項8】 画像入出力装置における色ズレ検査を実
    行するためのプログラムを記録した記録媒体において、 画像入力装置の副走査方向に白バーと黒バーが交互に印
    刷されたテストチャートを読み取り、主走査方向の所定
    領域における出力レベルの平均を各色成分毎、かつ副走
    査方向における読取り座標毎に算出し、算出した出力デ
    ータの最大値と最小値の中央値が出力レンジの中央値と
    なるように出力データを補正し、さらに各色成分毎に出
    力レンジの中央値となる副走査方向における仮想の座標
    である色ズレ計測座標を近似的に算出し、各色成分間の
    色ズレ計測座標のズレ量とあらかじめ設定されている許
    容ズレ量とを比較し、許容ズレ量を超えるズレ量がある
    場合に色ズレありとする色ズレ検査を実行するためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
    体。
  9. 【請求項9】 画像入出力装置における色ズレ補正装置
    において、 画像入力装置の副走査方向に白バーと黒バーが交互に印
    刷されたテストチャートを読み取り、各色成分毎の出力
    波形データを解析し、白バーと黒バーの境界に現れる色
    ズレを各色成分間の出力波形における副走査方向の読取
    り座標のズレ量として算出する色ズレ量算出手段(8
    1)と、算出したズレ量の平均値を算出し色ズレ補正値
    として設定する補正値算出手段(82)と、算出した色
    ズレ補正値を画像入出力装置が備える補正値記憶部に書
    き込む補正値書込み手段(83)を備えることを特徴と
    する色ズレ補正装置。
  10. 【請求項10】 装置固有の色ズレを補正するための色
    ズレ補正値を記憶する補正値記憶部(21、1002)
    と、読取り画像データまたは出力画像データを色ズレ補
    正値により補正する色ズレ補正手段(1003)とを備
    えることを特徴とする画像入出力装置。
JP11137716A 1999-05-18 1999-05-18 色ズレ検査装置、色ズレ検査方法、記録媒体、色ズレ補正装置および画像入出力装置 Pending JP2000332958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11137716A JP2000332958A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 色ズレ検査装置、色ズレ検査方法、記録媒体、色ズレ補正装置および画像入出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11137716A JP2000332958A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 色ズレ検査装置、色ズレ検査方法、記録媒体、色ズレ補正装置および画像入出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000332958A true JP2000332958A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15205161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11137716A Pending JP2000332958A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 色ズレ検査装置、色ズレ検査方法、記録媒体、色ズレ補正装置および画像入出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000332958A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6947177B2 (en) * 2000-08-18 2005-09-20 Paul Reed Smith Guitars Limited Partnership (Maryland) Method of color accentuation
JP2006252002A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム
JP2008060838A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Ricoh Co Ltd 画像信号処理装置、画像形成装置、画像信号処理方法、プログラムおよび記録媒体
US8792148B2 (en) 2009-10-15 2014-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Inspection method and inspection apparatus for an image reading apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6947177B2 (en) * 2000-08-18 2005-09-20 Paul Reed Smith Guitars Limited Partnership (Maryland) Method of color accentuation
JP2006252002A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム
JP2008060838A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Ricoh Co Ltd 画像信号処理装置、画像形成装置、画像信号処理方法、プログラムおよび記録媒体
US8792148B2 (en) 2009-10-15 2014-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Inspection method and inspection apparatus for an image reading apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100215177B1 (ko) 영상 데이터 보간 장치
KR100300950B1 (ko) 색보정방법및장치
JP6381281B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム
JP2022094791A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
JP2010061565A (ja) 画素補間装置、画素補間方法および画像読取装置
JP2011137895A (ja) 白抜け検出装置、画像形成装置および白抜け検出プログラム
JP2000332958A (ja) 色ズレ検査装置、色ズレ検査方法、記録媒体、色ズレ補正装置および画像入出力装置
US6281875B1 (en) Gradient-based pixel interpolation
KR20080073525A (ko) 화상처리장치, 화상처리방법 및 그 기록매체
JPH10290373A (ja) 色補正装置
JP4163199B2 (ja) 検査装置、検査方法
US20180246041A1 (en) Print data processing method, print data processing device, and recording medium having recorded therein print data processing program
JP2000246862A (ja) 画像検査装置および検査結果シート
US20110128398A1 (en) Image Processing Apparatus, Image Processing Method, and Computer Program
JP6938935B2 (ja) 画像比較装置、画像比較方法及び画像比較プログラム
JP2013074314A (ja) 画像処理方法、画像読取装置、および画像処理プログラム
JP3926918B2 (ja) 画像補正処理装置及びそのプログラム記録媒体
JP2007030301A (ja) 画像形成装置
JP3597408B2 (ja) 画像データ検査装置
TW471230B (en) Picture noise measuring method for picture reader, and recording medium therefor
JP2648206B2 (ja) 画像入出力装置における出力値補正テーブル設定方法
JP4215459B2 (ja) 画像データ比較装置、プログラムおよび記録媒体
JPH11348241A (ja) 印刷物検査方法及び装置
JP2008014703A (ja) 画像欠陥検査装置、画像欠陥検査方法、およびプログラム
JP6197486B2 (ja) 検版装置,方法およびプログラム