JP2000332459A - ジャンクションブロック、及び該ジャンクションブロックに対する電装品の装着方法 - Google Patents

ジャンクションブロック、及び該ジャンクションブロックに対する電装品の装着方法

Info

Publication number
JP2000332459A
JP2000332459A JP11136861A JP13686199A JP2000332459A JP 2000332459 A JP2000332459 A JP 2000332459A JP 11136861 A JP11136861 A JP 11136861A JP 13686199 A JP13686199 A JP 13686199A JP 2000332459 A JP2000332459 A JP 2000332459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
detection member
connector
junction block
electrical component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11136861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3687410B2 (ja
Inventor
Tsutomu Naito
努 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP13686199A priority Critical patent/JP3687410B2/ja
Publication of JP2000332459A publication Critical patent/JP2000332459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3687410B2 publication Critical patent/JP3687410B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】特定の電装品の不完全装着の検知に加え、他の
電装品の不完全装着をも検知することのできるジャンク
ションブロックを提供する。 【解決手段】ブロック本体2の表面に形成された各ハウ
ジング3a,3bには、コネクタ21,22が装着可能
になっている。各ハウジング3a,3bの両側面には、
突起7a,7bがそれぞれ突設されている。そして、こ
れら各突起7a,7bには検知部材11が取り付けら
れ、同検知部材11は矢印M1,M2方向に往復動可能
となっている。また、ハウジング3aの両側にはバネ収
容部4が形成され、その内部には圧縮コイルバネ5が収
容されている。このバネ5は、一端がバネ収容部4の内
壁面に当接し、他端が検知部材11の一部に当接してい
る。このため、検知部材11は、バネ5によって矢印M
2方向に常時付勢され、これによりハウジング3aへの
コネクタ21の装着が可能な位置に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両内に搭
載されるジャンクションブロックに係り、詳しくは、電
装品をジャンクションブロックに装着する際に、電装品
が不完全装着状態となることを防止するための検知部材
を備えたジャンクションブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リレーやコネクタ等の車両用電
装品は、専用のジャンクションブロックに収容された状
態で車両内に搭載される。
【0003】電装品は、通常、ジャンクションブロック
に設けられた装着部に装着されることにより、ジャンク
ションブロック内に敷設されたバスバー等と電気的に接
続される。電装品を装着部に装着させる際には、同電装
品に対して所定の押圧力を付与する必要がある。しかし
ながら、電装品に対する押圧力が不足していると、電装
品が不完全な状態で装着されてしまう場合がある。こう
した不完全装着時には、電装品と装着部との電気的な接
続状態も不安定となってしまい、ひいては接続不良を生
じるおそれがある。このため、作業者は、電装品の装着
状態を確認する必要がある。ところが、電装品が完全に
装着されているか否かの判別は一般に困難である。
【0004】そこで、従来では、例えば図9及び図10
に示すように、ジャンクションブロック51のブロック
本体52の表面にリテーナ53を別途設けている。そし
て、このリテーナ53によって電装品としてのコネクタ
54aの不完全装着を検知できるようにしている。
【0005】すなわち、図9に示すように、ブロック本
体52の表面52aには、ガイド孔55が透設されてい
る。このガイド孔55は、該表面52aに隣接して形成
された両装着部56a,56b間に透設されている。リ
テーナ53の下面には、スライド部57が突設されてい
る。このスライド部57はガイド孔55に挿着される。
そして、図10にて矢印M1,M2で示すように、リテ
ーナ53は、ガイド孔55の延びる方向に沿って移動可
能となる。
【0006】このため、例えばコネクタ54aが装着部
56a内に完全に装着されていないと、リテーナ53を
矢印M1方向に移動させた際に、上板58にコネクタ5
4aの上縁が引っかかる。したがって、リテーナ53を
矢印M1方向に移動できなくなり、次工程で他方のコネ
クタ54bを装着部56b内に装着することができな
い。これにより、コネクタ54aの不完全装着を検知す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このジャン
クションブロック51では、コネクタ54aの不完全装
着を検知することができるものの、コネクタ54bにつ
いては不完全装着を検知することができない。このた
め、コネクタ54bが完全に装着されているか否かの判
別は困難である。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、特定の電装品の不完全装着の検知
に加え、他の電装品の不完全装着をも検知することので
きるジャンクションブロック、及び該ジャンクションブ
ロックに対する電装品の装着方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電装品を装着可能な
複数の装着部と、装着部形成面に沿って移動可能に設け
られ前記電装品の不完全装着を検知する検知部材とを備
え、特定の電装品が完全に装着されていないときには、
前記検知部材によって他の電装品の装着が阻害されるよ
うにしたジャンクションブロックにおいて、前記装着部
の近辺には、前記他の電装品の装着を阻害する位置に前
記検知部材の位置を維持すべく、その検知部材を常時付
勢する弾性部材が設けられていることを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のジャンクションブロックにおいて、前記弾性部材
は、前記装着部における前記検知部材の取り付け箇所に
設けられたコイルバネであることを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のジャンクションブロックに対する電
装品の装着方法であって、前記特定の電装品を対応する
前記装着部に装着した後、前記他の電装品の装着が可能
な位置に前記検知部材を移動させ、その状態で該他の電
装品を対応する前記装着部に装着することを要旨とす
る。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1〜3に記載の発明によると、特定の電装品
が、対応する装着部に完全に装着されていなければ、検
知部材によって他の電装品の装着が阻害される。このた
め、特定の電装品の不完全装着を確実に検知することが
できる。
【0013】しかも、検知部材は、弾性部材によって常
時付勢され、これにより他の電装品の装着を阻害する位
置に維持されている。このため、他の電装品を装着可能
な位置まで検知部材を移動させ、その状態で他の電装品
を対応する装着部に装着した後には、検知部材が元の位
置に戻ろうとする。このとき、他の電装品が対応する装
着部に完全に装着していれば検知部材は元の位置に戻
り、不完全装着であれば検知部材は他の電装品に引っか
かって元の位置に戻らない。したがって、検知部材が元
の位置に戻っているか否かによって他の電装品の不完全
装着をも確実に検知することができる。
【0014】請求項2に記載の発明によると、弾性部材
として、装着部における検知部材の取り付け箇所に設け
られたコイルバネを用いている。このため、簡単な構成
で検知部材に付勢力を付与することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1〜図5に基づき詳細に説
明する。なお、本実施形態においては、ジャンクション
ブロックを、車両に搭載されるコネクタブロックに具体
化している。
【0016】図1に示すように、ジャンクションブロッ
クとしてのコネクタブロック1は、合成樹脂からなるブ
ロック本体2を備えている。ブロック本体2の表面2a
には、装着部としての4つのコネクタハウジング(以
下、単に「ハウジング」という)3a〜3dが形成され
ている。したがって、ブロック本体2の表面2aが装着
部形成面となっている。各ハウジング3a〜3dは、そ
れぞれ有底無蓋の箱状に形成されている。また、ブロッ
ク本体2の内部には、種々のパターンをなすバスバー
(図示略)が敷設されており、その一部が端子としてハ
ウジング3a〜3dの底面から上方に突出している。
【0017】各ハウジング3a〜3dには、それぞれ対
応する電装品が装着されるようになっている。例えば図
3〜図5に示すように、ハウジング3aには電装品とし
てのコネクタ21が装着され、ハウジング3bにはコネ
クタ22が装着される。そして、各コネクタ21,22
に取り付けられた電線23,24の端子(図示略)とバ
スバーとが嵌合して、両者が電気的に接続される。
【0018】各ハウジング3a,3b及び各コネクタ2
1,22には、それぞれ図示しない係合部が形成されて
いる。このため、各コネクタ21,22が各ハウジング
3a,3bに完全に装着されたときには、それら係合部
同士が係合する。そして、各コネクタ21,22は、各
ハウジング3a,3bに抜け出し不能に保持される。な
お、各係合部同士を係合させるために必要な押圧力は、
各電線23,24の端子をバスバーに完全に嵌合させる
際に必要な押圧力よりも大きくなるように設定されてい
る。すなわち、各係合部同士を係合させた際には、自ず
と各電線23,24の端子とバスバーとが完全に嵌合す
るようになっている。
【0019】ところで、図3に示すように、ハウジング
3aの両側には、一対のバネ収容部4が形成されてい
る。各バネ収容部4内には、それぞれ弾性部材としての
圧縮コイルバネ(以下、単に「バネ」という)5が収容
されている。このバネ5は、一端がバネ収容部4の内壁
面に当接し、他端が後記する検知部材11に当接した状
態で収容されている。
【0020】また、ハウジング3bの両側には、一対の
ガイド壁6が、表面2aから上方に向かって突設されて
いる。各ハウジング3a,3bの両側面には、突起7
a,7bがそれぞれ突設されている。
【0021】一方、各ハウジング3a,3b間には、検
知部材11が取り付けられている。検知部材11は、図
2に示すように、上板12と、その上板12の両側縁か
ら下方に延びる一対の被保持片13,14とから構成さ
れている。上板12の上面には、把持部12aが、両側
縁に延びる状態で突設されている。各被保持片13,1
4は、それぞれ基部15と、その基部15の両側に延設
された係合片16,17とから構成されている。各係合
片16の先端には、前記バネ5と当接可能な凹所16a
が設けられている。また、各係合片16,17には、各
係合片16,17間を結ぶ方向に延びる長孔状のガイド
孔18a,18bが透設されている。
【0022】そして、検知部材11は、前記ガイド壁6
間に各係合片17が配置され、かつ各ガイド孔18a,
18bに前記各突起7a,7bが係合された状態でブロ
ック本体2に取り付けられている。すなわち、検知部材
11は、各突起7a,7bに係合することによって保持
されている。
【0023】各ガイド孔18a,18bは長孔状をなし
ているため、各突起7a,7bは、各ガイド孔18a,
18bの長手方向に相対的に移動可能となっている。す
なわち、検知部材11は、図3に矢印M1,M2で示す
方向に、所定範囲内だけ往復動可能となっている。
【0024】また、検知部材11は、各突起7a,7b
に保持されると、前記バネ5によって矢印M2方向に常
時付勢される。このため、検知部材11は、図3に示す
ように、ハウジング3aへのコネクタ21の装着が可能
な位置に固定されている。
【0025】次に、各コネクタ21,22を各ハウジン
グ3a,3bに装着する手順について説明する。まず、
図3に示すように、コネクタ21をハウジング3aに装
着する。
【0026】その後、把持部12aを把持し、検知部材
11に対して矢印M1方向の押圧力を付与する。このと
き、コネクタ21がハウジング3aに完全に装着されて
いれば、図4に示すように、バネ5を圧縮しながら検知
部材11は矢印M1方向に移動し、上板12の下面がコ
ネクタ21の上面にほぼ接した状態となる。
【0027】そして、この状態でコネクタ22をハウジ
ング3bに装着した後、把持部12aを放して検知部材
11に対する押圧力を解除する。このとき、コネクタ2
2がハウジング3bに完全に装着されていれば、図5に
示すように、検知部材11は元の位置に戻り、上板12
の下面がコネクタ22の上面にほぼ接した状態となる。
【0028】ところで、コネクタ21の各電線23の端
子と、ハウジング3aに突出するバスバーの各端子とが
完全に嵌合していない状態(半嵌合状態)では、コネク
タ21はハウジング3aに完全に装着されない。そし
て、こうしたコネクタ21の不完全装着時には、検知部
材11を矢印M1方向に移動させる際に、上板12がコ
ネクタ21の上縁に衝突してしまう。このため、検知部
材11を矢印M1方向に移動できなくなり、ハウジング
3bにコネクタ22を装着することができない。したが
って、コネクタ21の不完全装着を確実に検知すること
ができる。
【0029】また、コネクタ22の各電線24の端子
と、ハウジング3bに突出するバスバーの各端子とが完
全に嵌合していない状態においても同様に、上板12が
コネクタ22の上縁に衝突してしまう。このため、検知
部材11に対する押圧力を解除しても、検知部材11
は、元の位置に戻らない。したがって、コネクタ22の
不完全装着をも確実に検知することができる。
【0030】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)コネクタ21がハウジング3aに完全に装着され
ていないときには、コネクタ22のハウジング3bへの
装着が阻害される。このため、コネクタ22のハウジン
グ3bへの装着が不能となる。これにより、コネクタ2
1の不完全装着を確実に検知することができる。
【0031】また、検知部材11は、バネ5によって常
時付勢され、これによりコネクタ22の装着を阻害する
位置に維持されている。このため、検知部材11に押圧
力を付与してコネクタ22をハウジング3bに装着可能
な位置に検知部材11を移動させ、その状態を維持する
ことにより、コネクタ22の装着が可能となる。そし
て、その後、検知部材11への押圧力を解除すると、検
知部材11は、元の位置に戻ろうとする。このとき、コ
ネクタ22がハウジング3bに完全に装着されていれ
ば、検知部材11は元の位置に戻る。しかし、コネクタ
22がハウジング3bに完全に装着されていなければ、
検知部材11はコネクタ22の上縁に引っかかって元の
位置に戻らない。したがって、検知部材11が元の位置
に戻っているか否かによってコネクタ22の不完全装着
をも確実に検知することができる。
【0032】(2)弾性部材としてコイルバネ5が用い
られている。このため、ハウジング3aの両側にバネ収
容部4を形成し、その内部にコイルバネ5を収容するだ
けで検知部材11に付勢力を付与することができる。し
たがって、コイルバネ5を用いることにより、簡単な構
成で検知部材11に付勢力を付与することができる。
【0033】(3)検知部材11は、図3及び図4に示
した矢印M1方向に移動されても、バネ作用によって自
動的に元の位置(コネクタ22の装着を阻害する位置)
に戻る。このため、コネクタ22をハウジング3bに装
着した後、作業者の手によって検知部材11を元の位置
に戻す必要がない。したがって、コネクタ22の不完全
装着を簡単に検知することができる。
【0034】(4)検知部材11は、バネ5によって常
時一方向に付勢されている。すなわち、検知部材11
は、常に一方向に付勢された位置に固定されている。こ
のため、コネクタブロック1の搬送時や車両走行時に検
知部材11がガタつくことを確実に防止することができ
る。
【0035】(5)上板12の上面には把持部12aが
形成されている。このため、把持部12aを把持するこ
とにより、検知部材11を矢印M1,M2方向に容易に
往復動させることができる。
【0036】(6)検知部材11は、その両側に形成さ
れた各被保持片13,14が、各突起7a,7bによっ
て保持されている。すなわち、前述した従来のジャンク
ションブロック51のリテーナ53とは異なり、検知部
材11は、複数の箇所で保持されている。このため、検
知部材11を、図3〜図5に示した矢印M1,M2方向
にスムーズに移動させることができる。したがって、検
知部材11がスムーズに移動しないことに起因する組付
け作業性の悪化を防止することができる。
【0037】(7)バネ5は、ハウジング3aの両側に
それぞれ個別に配置されている。このため、検知部材1
1を、図3〜図5に示した矢印M1方向にスムーズに移
動させることができる。したがって、検知部材11がス
ムーズに移動しないことに起因する組付け作業性の悪化
を防止することができる。
【0038】なお、前記第1実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 弾性部材は、前記圧縮コイルバネ5に限定されず、
例えば引っ張りバネを用いてもよい。この場合には、例
えば図6に示すように、前記バネ収容部4をハウジング
3bの両側に形成し、引っ張りバネ25をそのバネ収容
部3b内に収容する。そして、引っ張りバネ25の一端
をバネ収容部3bの内壁面に固定し、他端を前記係合片
17の先端に固定する。このようにしても、前記実施形
態と同様の効果を得ることができる。 (第2実施形態)次に、本発明を具体化した第2実施形
態を図7及び図8に基づいて説明する。
【0039】なお、本実施形態では、ジャンクションブ
ロックとして、車両に搭載されるリレーブロックに具体
化している。本実施形態において、検知部材11は、本
体31、被保持片32、2つの検出片33、規制片3
4、及び把持部35から構成されている。本体31は板
状に形成され、被保持片32は本体31の下端に突設さ
れている。各検出片33及び規制片34は、本体31の
上縁から、同本体31の面方向に対して直角をなす方向
に延設されている。把持部35は、一方の検出片33の
上面に立設されている。
【0040】また、図8に示すように、リレーブロック
1におけるブロック本体2の表面2a上には、装着部と
しての4つのリレー装着部41a,41bと、検知部材
11を保持可能な保持部42とが形成されている。図8
(b)に示すように、各リレー装着部41には、それぞ
れ対応するリレー43,44が装着可能になっている。
保持部42は、ガイド孔45とバネ収容部46とを備え
ている。ガイド孔45は、表面2aに透設された2つの
透孔であり、それぞれ長孔状をなしている。バネ収容部
46は、一方のガイド孔45と連通して設けられ、内部
に前記圧縮コイルバネ5が収容されている。
【0041】こうした検知部材11は、リレーブロック
1におけるブロック本体2の表面2a上に取り付けられ
ている。詳しくは、検知部材11は、被保持片32を保
持部42に保持させることによって、ブロック本体2に
取り付けられている。このため、検知部材11は、本体
31が立てた状態になるとともに、図8に矢印M1,M
2で示す方向に移動可能になっている。
【0042】また、検知部材11は、ブロック本体2に
取り付けられると、前記バネ5によって付勢される。し
たがって、検知部材11は、バネ5によって図8(a)
に矢印M2で示す方向に常時付勢され、所定の位置に固
定されている。
【0043】ところで、検知部材11の規制片34は、
図8(a)に示すように、検知部材11が矢印M2方向
に移動されたとき、すなわち検知部材11が前記所定位
置に固定されているときに、一方のリレー装着部41b
の上方を覆うようになっている。換言すれば、この状態
において規制片34は、リレー装着部41bに対するリ
レー44の装着を阻害するようになっている。また、こ
の状態においては、各リレー装着部41aに対するリレ
ー43の装着が可能となっている。
【0044】一方、各検出片33は、図8(b)に示す
ように、検知部材11が矢印M1方向に移動されたとき
に、各リレー装着部41aに装着されたリレー43の上
面部分を覆うようになっている。そして、この状態にお
いて、前記リレー装着部41bに対するリレー44の装
着が可能となっている。
【0045】次に、各リレー43,44を各リレー装着
部41a,41bに装着する手順について説明する。ま
ず、図8(a)に示すように、各リレー43をリレー装
着部41aに装着する。
【0046】その後、把持部35を把持し、検知部材1
1に対して矢印M1方向の押圧力を付与する。このと
き、各リレー43が各リレー装着部41aに完全に装着
されていれば、図8(b)に示すように、バネ5を圧縮
しながら検知部材11は矢印M1方向に移動する。これ
により、各検出片33が各リレー43の上面を覆った状
態となる。
【0047】そして、この状態でリレー44をリレー装
着部41bに装着した後、把持部35を放して検知部材
11に対する押圧力を解除する。このとき、リレー44
がリレー装着部41bに完全に装着されていれば、検知
部材11は元の位置(図8(a)の位置)に戻り、規制
片34がリレー44の上面を覆った状態となる。
【0048】ところで、各リレー43が各リレー装着部
41aのどちらか一方でも完全に装着されていないと、
検知部材11を矢印M1方向に移動させる際に、検出片
13がリレー43の上縁に衝突してしまう。このため、
検知部材11を矢印M1方向に移動できなくなり、リレ
ー装着部41bにリレー44を装着することができな
い。すなわち、規制片34によってリレー44の装着が
阻害される。したがって、各リレー43の不完全装着を
確実に検知することができる。
【0049】また、リレー44がリレー装着部41bに
完全に装着されていない状態においては、検知部材11
に対する押圧力を解除しても、規制片34がリレー44
の上縁に衝突してしまう。このため、検知部材11は、
元の位置に戻らない。したがって、リレー44の不完全
装着をも確実に検知することができる。
【0050】したがって、本実施形態によれば、前記第
1の実施形態における上記(1)〜(5)に記載の効果
に加えて、以下のような効果を得ることができる。 (8)検知部材11は、板状の本体31と、その本体3
1から延設された検出片33及び規制片34とから構成
されている。このため、検知部材11の構成を簡単化す
ることができる。
【0051】(9)検知部材11は、板状の本体31が
表面2a上に立てた状態で取り付けられることによって
保持部42に保持される。このため、表面2a上におけ
る検知部材11の取付スペースを小さく抑えることがで
き、省スペース化を図ることができる。
【0052】(10)1つの検知部材11によって3つ
のリレー43,44の不完全装着を検知することができ
る。しかも、そのための構成が、本体31に延設された
2つの検出片33と1つの規制片34とである。よっ
て、簡単な構成で複数のリレーの不完全装着を検知する
ことができる。
【0053】さらに、前記リレー43,44以外のリレ
ーも検知する必要がある場合には、そのリレーと対応す
る箇所に検出片33または規制片34を設ければよく、
本体31を別個に設ける必要もない。したがって、検知
部材11の製造コストをより低く抑えることができ、省
スペース化を図ることができる。
【0054】なお、前記各実施形態は以下のように変更
してもよい。 ・ 弾性部材は、前記コイルバネ5,25に限定されな
い。すなわち、板バネ等に変更してもよい。
【0055】・ 前記各実施形態では、ジャンクション
ブロックをコネクタブロック1及びリレーブロック1に
具体化して、電装品としてコネクタ21,22及びリレ
ー43,44に具体化している。しかし、これに限ら
ず、例えば、ジャンクションブロックをヒュージブルリ
ンクブロック等に具体化し、電装品としてヒュージブル
リンク等に具体化してもよい。
【0056】・ 前記各実施形態の検知部材11に形成
された把持部12a,35を省略してもよい。次に、特
許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述し
た実施形態によって把握される技術的思想をその効果と
ともに以下に列挙する。
【0057】(1) 請求項2に記載のジャンクション
ブロックにおいて、前記コイルバネは、圧縮コイルバネ
であること。 (2) 請求項2に記載のジャンクションブロックにお
いて、前記コイルバネは、引っ張りバネであること。
【0058】(3) 請求項1に記載のジャンクション
ブロックにおいて、前記弾性部材は、バネ材であるこ
と。この技術的思想(3)に記載の発明によれば、弾性
部材として、板バネやジャバラ状のバネを適用すること
ができる。そして、いずれの場合においても、特定の電
装品の不完全装着及び他の電装品の不完全装着を確実に
検知することができる。
【0059】(4) 請求項1,2、技術的思想(1)
〜(3)のいずれか1項に記載のジャンクションブロッ
クにおいて、前記弾性部材は、前記装着部の両側にそれ
ぞれ設けられていること。この技術的思想(4)に記載
の発明によれば、検知部材を装着部形成面に沿ってスム
ーズに移動させることができる。したがって、検知部材
がスムーズに移動しないことに起因する組付け作業性の
悪化を防止することができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、特定の電装品の不完全装着及び他の
電装品の不完全装着を確実に検知することができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、簡単な構
成で検知部材に付勢力を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジャンクションブロックの一実施
形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態に用いられる検知部材の斜視図。
【図3】(a)は同実施形態の一部を拡大して示す平面
図、(b)はその正面図。
【図4】(a)は同実施形態の一部を拡大して示す平面
図、(b)はその正面図。
【図5】(a)は同実施形態の一部を拡大して示す平面
図、(b)はその正面図。
【図6】本発明に係るジャンクションブロックの他の実
施形態の一部を拡大して示す平面図。
【図7】本発明に係るジャンクションブロックの他の実
施形態に用いられる検知部材を示す斜視図。
【図8】同実施形態の一部を拡大して示す平面図。
【図9】従来のジャンクションブロックの一部を示す斜
視図。
【図10】図9のA−A線断面図。
【符号の説明】
1…ジャンクションブロックとしてのコネクタブロッ
ク、2…ブロック本体、3a,3b…装着部としてのコ
ネクタハウジング、4…バネ収容部、5…弾性部材とし
ての圧縮コイルバネ、11…検知部材、21…特定の電
装品としてのコネクタ、22…他の電装品としてのコネ
クタ、25…弾性部材としての引っ張りバネ、43…特
定の電装品としてのリレー、44…他の電装品としての
リレー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装品を装着可能な複数の装着部と、装
    着部形成面に沿って移動可能に設けられ前記電装品の不
    完全装着を検知する検知部材とを備え、特定の電装品が
    完全に装着されていないときには、前記検知部材によっ
    て他の電装品の装着が阻害されるようにしたジャンクシ
    ョンブロックにおいて、 前記装着部の近辺には、前記他の電装品の装着を阻害す
    る位置に前記検知部材の位置を維持すべく、その検知部
    材を常時付勢する弾性部材が設けられていることを特徴
    とするジャンクションブロック。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は、前記装着部における前
    記検知部材の取り付け箇所に設けられたコイルバネであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のジャンクションブ
    ロック。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のジャン
    クションブロックに対する電装品の装着方法であって、 前記特定の電装品を対応する前記装着部に装着した後、
    前記他の電装品の装着が可能な位置に前記検知部材を移
    動させ、その状態で該他の電装品を対応する前記装着部
    に装着することを特徴とするジャンクションブロックに
    対する電装品の装着方法。
JP13686199A 1999-05-18 1999-05-18 ジャンクションブロック、及び該ジャンクションブロックに対する電装品の装着方法 Expired - Fee Related JP3687410B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13686199A JP3687410B2 (ja) 1999-05-18 1999-05-18 ジャンクションブロック、及び該ジャンクションブロックに対する電装品の装着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13686199A JP3687410B2 (ja) 1999-05-18 1999-05-18 ジャンクションブロック、及び該ジャンクションブロックに対する電装品の装着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000332459A true JP2000332459A (ja) 2000-11-30
JP3687410B2 JP3687410B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=15185242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13686199A Expired - Fee Related JP3687410B2 (ja) 1999-05-18 1999-05-18 ジャンクションブロック、及び該ジャンクションブロックに対する電装品の装着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3687410B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006331994A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Mitsubishi Cable Ind Ltd 電気コネクタハウジング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006331994A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Mitsubishi Cable Ind Ltd 電気コネクタハウジング
JP4579053B2 (ja) * 2005-05-30 2010-11-10 三菱電線工業株式会社 電気コネクタハウジング

Also Published As

Publication number Publication date
JP3687410B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3833495B2 (ja) 電気接続箱
JP2009252453A (ja) 救援端子構造
WO1998057827A1 (en) Self-aligning connection system
JP2002125307A (ja) 電気接続箱
JPH11214102A (ja) ジョイントコネクタ
JP5420994B2 (ja) 電気接続箱
JP5030226B2 (ja) 電気接続箱
US6176735B1 (en) Accommodation block for an electrical connection box and an electrical connection box comprising the block
EP1378970A1 (en) Connecting structure of connectors
US7314376B2 (en) Electric distribution box
JP2011234484A (ja) 係止構造
KR102059929B1 (ko) 커넥터 어셈블리 및 그에 사용되는 커넥터
JP2000332459A (ja) ジャンクションブロック、及び該ジャンクションブロックに対する電装品の装着方法
WO2021256198A1 (ja) 回路構成体の保持構造、及び電気機器
JP3365355B2 (ja) 電気接続箱
JP3681586B2 (ja) 電気接続箱のバッテリーへの組付け構造
JP2018121448A (ja) プロテクタ、及び、ワイヤハーネス
JP2573399Y2 (ja) 超多極コネクタ
JP3981235B2 (ja) 電気接続箱
JP6764774B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP3755792B2 (ja) ジャンクションブロック
JP2001346315A (ja) 電気接続箱
JP3395711B2 (ja) ジャンクションブロック
JP2018206540A (ja) 車載用の電気接続箱
JP2009151962A (ja) 電気コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050530

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees