JP2000332428A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2000332428A
JP2000332428A JP11135011A JP13501199A JP2000332428A JP 2000332428 A JP2000332428 A JP 2000332428A JP 11135011 A JP11135011 A JP 11135011A JP 13501199 A JP13501199 A JP 13501199A JP 2000332428 A JP2000332428 A JP 2000332428A
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JP
Japan
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case
main body
ferrite core
cable
card
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JP11135011A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Sakaguchi
裕隆 坂口
Atsuhito Ohashi
篤人 大橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に持ち運ぶことのできるようにする。 【解決手段】本発明は、接続線に、磁性体を収納し、外
面に複数のケース側凹部又はケース側凸部が所定の第1
のピッチで設けられたケースを設けるようにし、本体部
に、ケース側凹部又はケース側凸部に嵌合してケースを
着脱自在に保持する所定の第2のピッチの複数の本体部
側凸部又は本体部側凹部を設けるようにしたことによ
り、本体部の持ち運び時に、ケースを本体部側凸部又は
本体部側凹部に保持して一体化することができると共
に、当該ケースを必要に応じて第1又は第2のピッチ単
位で変位させて本体部側凸部又は本体部側凹部に保持す
ることにより本体部に対して信号線がたわむことを防止
し、当該本体部に対してケースと共に信号線をも一体化
することができ、かくして容易に持ち運ぶことのできる
電子機器を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器に関し、例
えばCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )
からこれに予め記録された所定のデータを再生するドラ
イブ装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドライブ装置においては、CD−
ROMが着脱自在に装填される本体部と、外部接続用の
所定のコネクタとが信号ケーブルを介して電気的に接続
されて構成されている。
【0003】そしてこのドライブ装置においては、コネ
クタを介して例えばパーソナルコンピュータに電気的に
接続されることにより当該パーソナルコンピュータに対
する外部接続用の電子機器として用いられている。
【0004】実際上このドライブ装置においては、パー
ソナルコンピュータからコネクタ及び信号ケーブルを順
次介して再生命令が与えられると、この再生命令に基づ
いてCD−ROMからこれに予め記録された所定のデー
タを再生すると共に、当該再生したデータを信号ケーブ
ル及びコネクタを順次介してパーソナルコンピュータに
送出する。
【0005】このようにしてドライブ装置においては、
CD−ROMに予め記憶された各種データをパーソナル
コンピュータに供給し得るようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
ドライブ装置においては、筒状の磁性体でなるフェライ
トコアに信号ケーブルが挿通され、当該信号ケーブルに
生じる電気的な雑音をこのフェライトコアにより低減さ
せている。
【0007】ところがこのフェライトコアは、信号ケー
ブルの径よりも格段的に太い径を有している。
【0008】このためドライブ装置を持ち運ぶときに
は、本体部に対してこのフェライトコアがかさばり、取
り扱いが煩雑になることにより容易には持ち運び難い問
題があった。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、容易に持ち運ぶことのできる電子機器を提案しよう
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、本体部と、電気的な雑音を低減さ
せる磁性体が設けられ、本体部に電気的に接続される接
続線とを有する電子機器において、接続線に、磁性体を
収納し、外面に複数のケース側凹部又はケース側凸部が
所定の第1のピッチで設けられたケースを設けるように
し、本体部に、ケース側凹部又はケース側凸部に嵌合し
てケースを着脱自在に保持する所定の第2のピッチの複
数の本体部側凸部又は本体部側凹部を設けるようにし
た。
【0011】この結果、本体部の持ち運び時に、ケース
を本体部側凸部又は本体部側凹部に保持して一体化する
ことができると共に、当該ケースを必要に応じて第1又
は第2のピッチ単位で変位させて本体部側凸部又は本体
部側凹部に保持することにより本体部に対して信号線が
たわむことを防止し、当該本体部に対してケースと共に
信号線をも一体化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0013】(1)本実施の形態によるドライブ装置1
の全体構成 図1において、1は全体として本発明を適用したドライ
ブ装置を示し、本体部2と、カード型コネクタ3とが信
号ケーブル4を介して電気的に接続されて構成されてい
る。
【0014】本体部2の内部にはCD−ROMドライブ
が収納され、当該CD−ROMドライブのトレイに設け
られた操作パネル5が本体部2の矢印aに示す前方向の
側面(以下、これを正面と呼ぶ)2Aに配置されてい
る。
【0015】この操作パネル5には、本体部2の内部か
らCD−ROMドライブのトレイを自動で外部に引き出
し、また当該引き出したトレイを本体部2の内部に自動
で収納するためのイジェクトボタン6と、内部に装填さ
れたCD−ROMへのアクセス状態(すなわちデータの
再生中)を表す発光ダイオード(LED:Light EmittingDi
ode)でなるアクセス表示ランプ7とが設けられると共
に、本体部2の内部からCD−ROMドライブのトレイ
を手動で外部に引き出すためのマニュアルイジェクト穴
8が穿設されている。
【0016】また本体部2の矢印bに示す上方向の一面
2Bには、起動中であることを表す発光ダイオード(LE
D )でなる電源ランプ9が設けられると共に、この本体
部2の矢印cに示す右方向の側面2Cには外部接続用端
子10が設けられている。
【0017】一方、カード型コネクタ3は、偏平矩形状
に形成されたPCMCIA(Personal Comuputer Memor
y Card International Association)カード(いわゆる
PC(Personal Comuputer)カード)でなるカード本体
11を有し、当該カード本体11の前方向の側面に所定
のコネクタ11Aが埋設されると共に、後方向の側面に
硬質材でなる第1のケーブル保持部材12と、軟質材で
なる第2のケーブル保持部材13とが順次設けられてい
る。
【0018】ここで第2のケーブル保持部材13は、信
号ケーブル4の一端側を保持し、この信号ケーブル4が
左右方向に曲げられたときに、側面に所定ピッチで設け
られた複数の突起部同士を付き当て、これにより当該信
号ケーブル4の曲がりを規制してこの信号ケーブル4が
極端に曲がりすぎて破損することを防止し得るようにな
されている。
【0019】また第1のケーブル保持部材12は、カー
ド本体11に保持されると共に、第2のケーブル保持部
材13を保持し、信号ケーブル4内に設けられた複数の
信号線を当該第2のケーブル保持部材13に保持された
この信号ケーブル4の一端側から内部の穴部を通してカ
ード本体11内に挿入している。
【0020】そして信号ケーブル4の各信号線は、カー
ド本体11の内部においてコネクタ11Aに導通接続さ
れている。
【0021】従ってこのドライブ装置1においては、カ
ード型コネクタ3を例えばパーソナルコンピュータ(図
示せず)に設けられた対応するカードスロットに挿入す
ることにより本体部2と、このパーソナルコンピュータ
とを信号ケーブル4及びカード型コネクタ3を順次介し
て電気的に接続する。
【0022】この状態において本体部2は、パーソナル
コンピュータから供給される電源電圧をカード型コネク
タ3及び信号ケーブル4を順次介して内部に取り込み、
当該取り込んだ電源電圧に基づいて起動すると共に、こ
のとき電源ランプ9を点灯させることにより起動してい
ることをユーザに報知する。
【0023】そして本体部2は、イジェクトボタン6が
押下されると、操作パネル5と一体にCD−ROMドラ
イブのトレイを前方向に自動でスライドさせて外部に引
き出すと共に、この状態においてトレイ内にCD−RO
Mが装填され、再びイジェクトボタン6が押下されると
このトレイを後方向に自動でスライドさせてCD−RO
Mを内部に取り込む。
【0024】これにより本体部2は、パーソナルコンピ
ュータからカード型コネクタ3及び信号ケーブル4を順
次介して再生命令が与えられると、この再生命令に基づ
いて内部のCD−ROMからこれに予め記録された所定
のデータを再生すると共に、当該再生したデータを信号
ケーブル4及びカード型コネクタ3を順次介してパーソ
ナルコンピュータに送出する。
【0025】因みに信号ケーブル4は、フェライトコア
ケース14に収納された筒状の磁性体でなるフェライト
コア(図示せず)に挿通され、当該信号ケーブル4に生
じる電気的な雑音をこのフェライトコアにより低減させ
ている。
【0026】(2)本体部2の外部の構成 かかる構成に加えこのドライブ装置1の場合、図2に示
すように、本体部2の一面2Bと対向する他面2Dに
は、カード型コネクタ3のカード本体11に対応するカ
ード用凹部15Aと、信号ケーブル4に対応するケーブ
ル用凹部15Bとがカード型コネクタ3の第1及び第2
のケーブル保持部材12及び13に対応する保持部材用
凹部15Cを介して連通させて設けられている。
【0027】実際上カード用凹部15Aは、その開口部
の形状及び大きさがカード本体11の一面の形状(四角
形)及び大きさに応じて選定されると共に、その深さが
このカード本体11の厚みとほぼ同等となるように選定
されている。
【0028】またケーブル用凹部15Bは、その長さが
信号ケーブル4の長さに応じて選定されることにより本
体部2の後方向の側面(以下、これを背面と呼ぶ)2E
の左端部から当該本体部2の左方向の側面近傍を通って
正面2A側のほぼ中央まで伸びるL字状に形成され、そ
の幅及び深さがこの信号ケーブル4の径とほぼ同等とな
るように選定されている。
【0029】さらに保持部材用凹部15Cは、その開口
部の形状及び大きさが第1及び第2のケーブル保持部材
12及び13の上方向の面の形状(台形)及び大きさに
応じて選定されると共に、その深さがこの第1及び第2
のケーブル保持部材12及び13の厚みとほぼ同等とな
るように選定されている。
【0030】これによりこの本体部2においては、図3
に示すように、カード型コネクタ3のカード本体11、
第1及び第2のケーブル保持部材12及び13、信号ケ
ーブル4の一部を、それぞれ対応するカード用凹部15
A、保持部材用凹部15C、ケーブル用凹部15B内に
本体部2の他面2Dから外部に突出しないように挿入す
ることができる。
【0031】そしてカード用凹部15Aの内側面の長手
方向の両端部(図2)には、それぞれゴム等でなる弾性
部材16が設けられている。これによりカード用凹部1
5Aは、内部にカード本体11が挿入されると、このカ
ード本体11の側面にこの弾性部材16を密着させ、か
くして内部にこのカード本体11を着脱自在に保持す
る。
【0032】またケーブル用凹部15B(図2)におい
ては、対向する内側面に上下方向とほぼ平行な突起部1
7が順次交互に設けられている。
【0033】そして信号ケーブル4の外側は弾性体で覆
われている。従ってケーブル用凹部15Bにおいては、
内部にこの信号ケーブル4が挿入されると、当該信号ケ
ーブル4の被覆に突起部17を押し付けるようにして密
着させ、かくして内部にこの信号ケーブル4を着脱自在
に保持する。
【0034】この結果保持部材用凹部15Cには第1及
び第2のケーブル保持部材12及び13を保持するよう
な機構は特に設けないものの、カード用凹部15A及び
ケーブル用凹部15B内にカード本体11及び信号ケー
ブル4が保持されると、当該保持されたカード本体11
及び信号ケーブル4により第1及び第2のケーブル保持
部材12及び13を支えるようにしてこの保持部材用凹
部15C内に見かけ上着脱自在に保持することができ
る。
【0035】これに加えケーブル用凹部15B(図2)
の保持部材用凹部15Cに通じる一端(以下、これをケ
ーブル用凹部一端と呼ぶ)には、幅広部15BXが設け
られている。
【0036】そしてケーブル用凹部15Bにおいては、
本体部2の背面2Eに通じる他端(以下、これをケーブ
ル用凹部他端と呼ぶ)からケーブル用凹部一端にかけて
信号ケーブル4が順次挿入されたときに、当該信号ケー
ブル4の一端が保持部材用凹部15C内にはみ出ても、
引き続き第1及び第2のケーブル保持部材12及び13
と、カード本体11とが対応する保持部材用凹部15C
と、カード用凹部15Aとに順次挿入されると、これに
応じて第2のケーブル保持部材13が変形して信号ケー
ブル4の一端部を幅広部15BX内に収納することがで
き、かくして信号ケーブル4の一端が本体部2の他面2
Dから外部に突出することを防止することができる。
【0037】従って本体部2においては、必要に応じて
カード型コネクタ3及び信号ケーブル4を他面2Dのカ
ード用凹部15A、ケーブル用凹部15B及び保持部材
用凹部15A〜15C内に当該他面2Dから外部に突出
しないように一体に保持することができ、このようにカ
ード型コネクタ3及び信号ケーブル4をカード用凹部1
5A、ケーブル用凹部15B及び保持部材用凹部15A
〜15C内に保持すれば、持ち運び時に携帯性を向上さ
せることができる。
【0038】またドライブ装置1を保管するときにもカ
ード用凹部15A、ケーブル用凹部15B及び保持部材
用凹部15A〜15C内にカード型コネクタ3及び信号
ケーブル4を保持すれば、このドライブ装置1の取り扱
いを容易にし、かつ保管スペースを小さくすることがで
きる。
【0039】因みにカード用凹部15Aの開口端の所定
部位には、球状の切欠き部15AXが設けられ、カード
用凹部15Aに保持しているカード本体11にこの切欠
き部15AXを介して指を引っかけることができる。
【0040】従ってカード型コネクタ3の取外し時に
は、カード本体11に切欠き部15AXを介して指を引
っかけた状態で当該カード本体11をこのカード用凹部
15Aから離す方向に持ち上げれば、当該カード本体1
1をカード用凹部15A内から取り出すことができると
共に、これに伴い保持部材用凹部15C及びケーブル用
凹部15Bの幅広部15BX内から順次第1及び第2の
ケーブル保持部材12及び13と、信号ケーブル4の一
端とを取り出すことができ、かくしてこの後この信号ケ
ーブル4の一端側をケーブル用凹部15Bから離す方向
に引っ張ることにより当該ケーブル用凹部15B内から
この信号ケーブル4を取り出すことができる。
【0041】ところでフェライトコアケース14は、図
4に示すように、端面がレーストラック形の筒状でな
り、外面の円弧状の所定部位に所定の幅を有する複数の
ケース側凹部18がこのフェライトコアケース14の長
手方向(以下、これをケース長手方向と呼ぶ)に沿って
所定ピッチで設けられている。
【0042】一方、本体部2の背面2Eには、図5に示
すように、底面が円弧状に形成されたケース保持部19
が設けられ、当該ケース保持部19のほぼ中央部には、
フェライトコアケース14のケース側凹部18とほぼ同
一の幅を有する複数の本体部側凸部20が当該ケース側
凹部18とほぼ同一のピッチで設けられている。
【0043】これによりケース保持部19は、図6に示
すように、フェライトコアケース14がケース長手方向
を左右方向とほぼ平行にして各ケース側凹部18と、各
本体部側凸部20とを対向させて押し付けられると、各
本体部側凸部20を対向する各ケース側凹部18に嵌合
させてこのフェライトコアケース14を着脱自在に保持
する。
【0044】因みにケース保持部19は、フェライトコ
アケース14を保持したときに、当該フェライトコアケ
ース14の外面のケース側凹部18が設けられた円弧状
の所定部位を内部に取り込むと共に、複数の本体部側凸
部20の間にそれぞれケース側凹部18を嵌合させるこ
とにより、このフェライトコアケース14に対する保持
力を高め、これにより例えば持ち運び途中にユーザが手
を触れるなどしてもこのフェライトコアケース14が容
易には外れないようになされている。
【0045】また本体部2の背面2Eの右側端部には、
内部から信号ケーブル4を引き出すためのケーブル引出
し用穴部21が穿設され、このケーブル引出し用穴部2
1の左内側面が左方向に広がるようにテーパ状に形成さ
れている。
【0046】さらにケーブル用凹部他端には、上方向及
び右方向に広がるテーパ部15BYが設けられている。
【0047】これによりケース保持部19にフェライト
コアケース14を保持したときには、信号ケーブル4を
ケーブル引出し用穴部21のテーパ状でなる左内側面
と、ケーブル用凹部他端のテーパ部15BYとに沿わ
せ、信号ケーブル4を本体部2の背面2Eに近づけるこ
とができる。
【0048】かくしてこのドライブ装置1においては、
持ち運び時に本体部2の他面2Dにカード型コネクタ3
及び信号ケーブル4を保持すると共に、当該信号ケーブ
ル4の他端側をこのフェライトコアケース14を介して
本体部2の背面2Eに保持することにより、当該本体部
2と、カード型コネクタ3及び信号ケーブル4とをさら
に一体化にすることができる。
【0049】ところでケース保持部19は、左右方向の
長さがフェライトコアケース14のケース長手方向の長
さよりも長い所定長さに選定され、ほぼ中央部にのみ例
えば5つの本体部側凸部20が設けられ、かつ右側端部
及び左側端部にはそれぞれ本体部側凸部20を設けない
ようにした。
【0050】またフェライトコアケース14には、ケー
ス長手方向全体に亘って、ケース保持部19の本体部側
凸部20よりも多い例えば7つのケース側凹部18を設
けるようにした。
【0051】これによりケース保持部19においては、
フェライトコアケース14を中央部から左右方向に本体
部側凸部20の設けられたピッチ単位で所定量変位させ
て保持することができる。
【0052】従って本体部2の他面2Dにカード型コネ
クタ3のカード本体11から第1及び第2のケーブル保
持部材12及び13を介して信号ケーブル4を順に挿入
して保持したときにフェライトコアケース14がケース
保持部19に対して右方向に変位したり、これとは逆に
本体部2の他面2Dに信号ケーブル4から第1及び第2
のケーブル保持部材12及び13を介してカード本体1
1を順に挿入して保持したときにフェライトコアケース
14がケース保持部19に対して左方向に変位しても、
当該フェライトコアケース14を変位した状態でケース
保持部19に保持することができ、かくして本体部2に
対して信号ケーブル4がたわむことを防止して当該本体
部2にこの信号ケーブル4を近づけて一体化することが
できる。
【0053】これに加え本体部2においては、カード型
コネクタ3をパーソナルコンピュータに接続していると
きにフェライトコアケース14をケース保持部19に保
持すれば本体部2と、パーソナルコンピュータとの間で
引き回される信号ケーブル4の長さを調節することがで
き、かくして本体部2と、パーソナルコンピュータとの
間で信号ケーブル4の引き回しが煩雑になることを防止
することができる。
【0054】ところで本体部2には、図7に示すような
マニュアルイジェクトピン22が設けられている。この
マニュアルイジェクトピン22は、針金でなるピン状部
材23の一端を例えばABS(Acrylonitrile Butadien
e Styrene )樹脂により略三角柱状に形成されたピン保
持部24により保持して形成されている。
【0055】このピン保持部24の隣り合う第1及び第
2の側面24A及び24Bにはそれぞれほぼ中央部から
一面24C側に伸びるピン側凸部25が設けられてい
る。
【0056】そして本体部2において、外部から衝撃が
加えられるなどしてCD−ROMドライブのトレイ内に
おいてCD−ROMの装填姿勢が変化し、この結果イジ
ェクトボタン6(図1)を押下してもこのトレイを自動
で外部に引き出すことができないときには、マニュアル
イジェクトピン22のピン状部材23をマニュアルイジ
ェクト穴8(図1)に挿入する。
【0057】これにより本体部2においては、マニュア
ルイジェクト穴8の内部に設けられた保持機構によるト
レイの保持をこのピン状部材23によって解除して操作
パネル5を正面2Aから突出させ、かくしてこの操作パ
ネル5と一体にトレイを手動で外部に引き出すことがで
きる。
【0058】また図8に示すように、本体部2におい
て、カード用凹部15Aの右側の内側面15AYには収
納部26が設けられている。
【0059】この収納部26においては、マニュアルイ
ジェクトピン22のピン保持部24の形状及び大きさに
応じた三角形状の切欠き部27が設けられると共に、当
該切欠き部27の三角形状の頂点から本体部2の内部空
間に通じる穴部28が穿設されている。
【0060】また切欠き部27においては、マニュアル
イジェクトピン22のピン側凸部25に対応させて第1
及び第2の壁面27A及び27Bにそれぞれほぼ中央部
から底面27C側に伸びる収納部側凹部27Dが設けら
れている。
【0061】そしてこの本体部2においては、図9に示
すように、マニュアルイジェクトピン22を使用しない
ときには、当該マニュアルイジェクトピン22のピン状
部材23をカード用凹部15A側から穴部28に差し込
むようにして切欠き部27の第1及び第2の壁面27A
及び27Bにピン保持部24の第1及び第2の側面24
A及び24Bを当接させる。
【0062】これにより本体部2においては、このとき
切欠き部27の各収納部側凹部27Dにピン保持部24
のピン側凸部25を嵌合させ、かくしてピン状部材23
を本体部2の内部空間に位置させてマニュアルイジェク
トピン22を収納部26に着脱自在に収納することがで
きる。
【0063】これに加え切欠き部27の収納部側凹部2
7Dにおいては、第1及び第2の壁面27A及び27B
の中央部側の端部(以下、これを収納部側凹部27Dの
一端部と呼ぶ)が底面27Cとほぼ平行となるように形
成されている。
【0064】またマニュアルイジェクトピン22のピン
保持部24のピン側凸部25においては、第1及び第2
の側面24A及び24Bの中央部側の端部(以下、これ
をピン側凸部25の一端部と呼ぶ)が一面24Cとほぼ
平行となるように形成されている。
【0065】そして収納部26内にマニュアルイジェク
トピン22を収納したときには、切欠き部27の収納部
側凹部27Dの一端部にこのピン保持部24のピン側凸
部25の一端部を付き当て、これにより切欠き部27の
底面27Cにこのピン保持部24の一面24Cを当接さ
せる。
【0066】これにより収納部26にマニュアルイジェ
クトピン22を収納した状態でカード用凹部15A内に
カード型コネクタ3のカード本体11に挿入するとき、
又はこのカード用凹部15A内からカード本体11を取
り外すときには、このカード本体11の移動に伴いマニ
ュアルイジェクトピン22のピン保持部24が切欠き部
27内において傾くことを防止することができ、かくし
て本体部2の内部空間に収納したピン状部材23がCD
−ROMドライブに押し付けられ、又は本体部2の内面
に押し付けられ、当該ピン状部材23が折れたり、又は
曲がるなどのように破損することを防止することができ
る。
【0067】(3)本体部2の内部の構成 ここで本体部2においては、図10に示すように、AB
S樹脂でなる筐体ケースがその底部分を形成する第1の
ケース半体29と、蓋部分を形成する第2のケース半体
30とから構成されている。
【0068】図11に示すように、第1のケース半体2
9の底面29Aには(すなわち本体部2の内部には)、
後側端部に電気的なシールド材として機能する所定の金
属材でなる第1のシールド板31が配置されると共に、
従来のドライブ装置の本体部に収納される所定の回路基
板を2分割して得られるような一方の第1の回路基板3
2がその一面32Aを前方向に向けて配置され、また右
側端部には当該回路基板を2分割して得られるような他
方の第2の回路基板33がその一面33Aを上方向に向
けて配置されている。
【0069】そして第1の回路基板32の一面32Aに
は、CD−ROMドライブ34の後方向の側面34A左
側端部に設けられた第1のドライブ用コネクタ35に対
向させて第2のドライブ用コネクタ36がその接続口を
前方向に向けて実装されると共に、他面32Bには、信
号ケーブル4内に設けられた複数の信号線が接続される
信号線用コネクタ37及び38と、フラットケーブル用
の第1のケーブル用コネクタ39とが実装されている。
【0070】これに対し第2の回路基板33には、パー
ソナルコンピュータから供給される電源電圧のレベルを
調節する回路素子等のような所定の回路素子と、フラッ
トケーブル用の第2のケーブル用コネクタ40とが実装
されている。
【0071】そして第1の回路基板32の第1のケーブ
ル用コネクタ39には、第1のシールド板31上から第
1の回路基板32の下側を通って配置されたフラットケ
ーブル41の一端が電気的に接続され、第2の回路基板
33の第2のケーブル用コネクタ40にはこのフラット
ケーブル41の他端が電気的に接続されている。
【0072】これにより第1の回路基板32の信号線用
コネクタ37及び38と、第2のドライブ用コネクタ3
6とは、このフラットケーブル41を介して第2の回路
基板33の対応する回路素子に導通接続されている。
【0073】またこの第1のケース半体29において
は、第1の回路基板32の第2のドライブ用コネクタ3
6にCD−ROMドライブ34の第1のドライブ用コネ
クタ35が直接電気的に接続され、これによりこのCD
−ROMドライブ34が第1のシールド板31及び第2
の回路基板33を覆うように配置される。
【0074】ここでCD−ROMドライブ34の内部の
左側には、CD−ROMを回転駆動させるスピンドルモ
ータや、データを再生するための光学ヘッド等(図示せ
ず)がまとめて収納されている。
【0075】これに対しCD−ROMドライブ34の内
部の右側には、CD−ROMの一部のみが収納されてい
る。
【0076】従ってCD−ROMドライブ34の右側端
部は、その厚みが左側端部の厚みよりも薄くなり、この
結果CD−ROMドライブ34の一面34Bの右側端部
には段差部34Cが設けられている。
【0077】このため第2の回路基板33においては、
形状及び大きさがCD−ROMドライブ34の段差部3
4Cの形状及び大きさに応じて選定されると共に、当該
第1のケース半体29の底面29Aからの配置の高さが
この底面29Aから段差部34Cまでの高さに応じて選
定され、かくしてCD−ROMドライブ34の段差部3
4Cの下側に入り込むように配置されている。
【0078】また第1の回路基板32においては、上下
方向とほぼ平行な幅がCD−ROMドライブ34の厚み
とほぼ同じ値となるように選定され、一面32A全体が
このCD−ROMドライブ34の側面34Aと対向する
ように配置されている。
【0079】これにより本体部2においては、内部空間
の上下方向の厚みをCD−ROMドライブ34の厚みに
大幅に近づけることができる。
【0080】これに加え第1の回路基板32において
は、上述したように一面32Aを前方向に向け、第2の
ドライブ用コネクタ36にCD−ROMドライブ34の
第1のドライブ用コネクタ35が直接電気的に接続され
ることにより当該CD−ROMドライブ34の側面34
Aに近接して配置されている。
【0081】従って本体部2においては、前後方向に対
するCD−ROMドライブ34及び第1の回路基板32
の配置スペースを小さくし、かくしてこの本体部2の前
後方向の長さをCD−ROMドライブ34の前後方向の
長さに大幅に近づけることができ、かくして前後方向及
び厚み方向に対する大きさを大幅に小さくし得るように
なされている。
【0082】一方図12に示すように、第2のケース半
体30の天板内面30Aには、ほぼ中央に開口部が円形
でなる第1のケース側凹部42が設けられると共に、当
該第1のケース側凹部42に通じる溝状の複数の第2の
ケース側凹部43がこの第1のケース側凹部42から放
射状に設けられ、右側端部には前後方向とほぼ平行なケ
ース側凸部44が設けられている。
【0083】また第2のケース半体30の天板内面30
Aには、電気的なシールド材として機能する所定の金属
材でなる第2のシールド板45が配置されている。
【0084】この第2のシールド板45の一面45Aに
は、第2のケース半体30の第1及び第2のケース側凹
部42及び43に対向させてこれとほぼ同一形状の第1
及び第2のシールド板側凸部が他面45Bからこの一面
45Aに打ち出すようにして設けられると共に、ケース
側凸部44に対向させてこれとほぼ同一形状のシールド
板側凹部が一面45Aから他面45Bに打ち出すように
して設けられている。
【0085】また第2のシールド板45の他面45Bに
は、後端部にL字状の第3のシールド板側凸部49が一
面45Aから他面45B側に打ち出すように設けられる
と共に、右側端部に前後方向とほぼ平行な第4のシール
ド板側凸部50が一面45Aから他面45B側に打ち出
すように設けられている。
【0086】そして第2のシールド板45は、第2のケ
ース半体30の天板内面30Aに一面45Aと共に第1
及び第2のシールド板側凸部と、シールド板側凹部とを
それぞれ対向する第1及び第2のケース側凹部42及び
43と、ケース側凸部44とに当接させて当該天板内面
30Aに一体に配置されている。
【0087】従って第2のケース半体30においては、
天板の第1及び第2のケース側凹部42及び43を設け
た部位の厚みがこの部位を除く他の部位に比べて薄くな
るものの、この第1及び第2のケース側凹部42及び4
3に第2のシールド板45の第1及び第2のシールド板
側凸部を当接させることによりこの天板の厚みの薄い部
位の強度が補強される。
【0088】また第2のケース半体30においては、ケ
ース側凸部44に第2のシールド板45のシールド板側
凹部を当接させて天板の強度を増加させると共に、当該
第2のシールド板45の強度が第3及び第4のシールド
板側凸部49及び50によってさらに増加させることに
よりこの第2のシールド板45と共に第2のケース半体
30の天板の強度もさらに増加させている。
【0089】ところで第2のケース半体30において
は、樹脂材によって形成されるため、天板の厚みを薄く
すると、その分この天板の強度が低下する。
【0090】これに対し第2のシールド板45において
は、金属材によって形成されるため、その厚みにより強
度を選定することができ、比較的薄い場合でもある程度
の強度をもたせることができる。
【0091】また第2のシールド板45においては、所
望する強度により厚みが選定されるものの、上述したよ
うに第1及び第2のシールド板側凸部と、シールド板側
凹部とを設けるようにして一面45A及び他面45Bに
段差部分を形成すれば、凹凸が形成されていない板に比
べて強度を増加させることができるため、その分厚みを
さらに薄くすることができる。
【0092】この結果本体部2においては、格段的に薄
く形成しても所望する強度を有する第2のシールド板4
5を用いることができると共に、第2のケース半体30
の天板の厚みを薄くしても、これに第2のシールド板4
5を当接させて一体化することにより第2のケース半体
30の天板に必要十分な強度をもたせることができ、か
くして第2のケース半体30の天板を大幅に薄く形成し
て、この天板と、第2のシールド板45とを合わせた厚
みを従来のドライブ装置の本体部よりも格段的に薄くす
ることができる。
【0093】実際上CD−ROMドライブ34は、図1
3に示すように、前後方向の長さL1が 126〔mm〕程度
でなり、かつ左右方向の幅W1が 128〔mm〕程度でな
り、さらに上下方向の厚みT1が12〔mm〕程度でなる またカード型コネクタ3のカード本体11は、図14に
示すように、前後方向の長さL2が85.6〔mm〕程度でな
り、かつ左右方向の幅W2が54〔mm〕程度でなり、さら
に上下方向の厚みT2が5〔mm〕程度でなる そして本体部2においては、CD−ROMドライブ34
を内部に収納し、かつ他面2Dにカード用凹部15A、
ケーブル用凹部15B及び保持部材用凹部15Cを設け
るようにしても、図15に示すように、前後方向の長さ
L3を 153〔mm〕程度にし、かつ左右方向の幅W3を 1
44.4〔mm〕程度としてCD−ROMドライブ34の長さ
L1及び幅W1に格段的に近づけ、また上下方向の厚み
T3を24〔mm〕程度としてCD−ROMドライブ34
と、カード型コネクタ3のカード本体11とをその厚み
方向に重ねたときの全体の厚み(すなわち17〔mm〕程
度)に格段的に近づけて形成することができ、かくして
大幅に小型化することができる。
【0094】(4)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、このドライブ装置1では、持ち運
び時に本体部2のケース保持部19の各本体部側凸部2
0にフェライトコアケース14のケース側凹部18を嵌
合させて当該ケース保持部19にこのフェライトコアケ
ース14を着脱自在に保持する。
【0095】従ってこのドライブ装置1では、持ち運び
時にフェライトコアケース14を本体部2に一体に保持
して取り扱いを容易にすることができると共に、これに
伴い信号ケーブル4のフェライトコアケース14近傍を
この本体部2の背面2Eに近づけて一体化することがで
きる。
【0096】またこのドライブ装置1では、本体部2の
他面2Dへのカード形コネクタ3及び信号ケーブル4の
保持によりフェライトコアケース14が左方向又は右方
向に変位したり、また信号ケーブル4の長さや、当該信
号ケーブル4に対するフェライトコアケース14の取付
け位置精度にばらつきが生じていても、フェライトコア
ケース14をケース保持部19に対して左右方向に変位
させて保持することができ、信号ケーブル4のフェライ
トコアケース14近傍が本体部2に対してたわむことを
防止することができる。
【0097】この結果本体部2に対するフェライトコア
ケース14と、信号ケーブル4の当該フェライトコアケ
ース14近傍との一体感をさらに向上させ、かくして持
ち運び時の本体部2の取り扱いをさらに容易にすること
ができる。
【0098】以上の構成によれば、本体部2のケース保
持部19の各本体部側凸部20にフェライトコアケース
14のケース側凹部18を嵌合させて当該ケース保持部
19にこのフェライトコアケース14を着脱自在に保持
するようにしたことにより、持ち運び時にフェライトコ
アケース14を本体部2に一体に保持して取り扱いを容
易にすることができると共に、必要に応じてフェライト
コアケース14をケース保持部19に対して左右方向に
変位させて保持して信号ケーブル4のフェライトコアケ
ース14近傍が本体部2に対してたわむことを防止する
ことができ、かくして容易に持ち運ぶことのできるドラ
イブ装置を実現することができる。
【0099】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、フェライトコアケー
ス14のケース側凹部18の数をケース保持部19の本
体部側凸部20の数よりも多くするようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、フェライトコア
ケース14の全ての凸部の幅をケース保持部19の凹部
の幅と同等にすれば、フェライトコアケース14のケー
ス側凹部18の数をケース保持部19の本体部側凸部2
0の数より少なくしても良く、このようにしてもケース
保持部19にフェライトコアケース14を変位させて保
持することができる。
【0100】また上述の実施の形態においては、フェラ
イトコアケース14のケース側凹部18と、ケース保持
部19の本体部側凸部20とを同一のピッチで設けるよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ケース保持部19の本体部側凸部20のピッチをフ
ェライトコアケース14のケース側凹部18のピッチの
整数倍にしても良い。
【0101】因みにこの場合フェライトコアケース14
のケース側凹部18のピッチを第1のピッチとし、ケー
ス保持部19の本体部側凸部20のピッチを第2のピッ
チとすると、このようにケース側凹部18と、本体部側
凸部20とのピッチを変えてもケース保持部19にフェ
ライトコアケース14を第1のピッチ単位で変位させて
保持することができる。
【0102】さらに上述の実施の形態においては、フェ
ライトコアケース14に複数のケース側凹部18を設
け、ケース保持部19に複数の本体部側凸部20を設け
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、フェライトコアケース14に複数のケース側凸部
を所定ピッチで設け、ケース保持部19にこのケース側
凸部に嵌合する複数の本体部側凹部を同一ピッチ、又は
このケース側凸部のピッチの逓倍のピッチで設けるよう
にしても良い。
【0103】さらに上述の実施の形態においては、ケー
ス保持部19を本体部2の背面2Eに設けるようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ケース
保持部19を本体部2の種々の部位に設けるようにして
も良い。
【0104】さらに上述の実施の形態においては、底面
が円弧状に形成されたケース保持部19に複数の本体部
側凸部20を設けるようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、本体部2の所定部位に複数の本
体部側凸部又は複数の本体部側凹部を直接設けるように
しても良い。
【0105】さらに上述の実施の形態においては、端面
がレーストラック形の筒状でなるフェライトコアケース
14を設けるようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、フェライトコアを収納し、かつ外面に
複数のケース側凹部又は複数のケース側凸部を設けるこ
とができれば、端面が円形の筒状や、端面が四角形の筒
状等のようにこの他種々の形状のフェライトコアケース
を設けるようにしても良い。
【0106】さらに上述の実施の形態においては、本発
明をCD−ROMドライブ34が収納された本体部2を
有するドライブ装置1に適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、CD−R(Compac
t Disc-Recordable )、DVD−ROM(Digital Vers
atile Disc-Read Only Memory )、MO(Magneto Opti
cal )及びハードディスク等のディスク状記録媒体用の
ドライブや、メモリカード用のドライブ等が収納される
本体部を有する電子機器、またI/O(Input/Output)
アダプタ、ポート拡張器等の拡張用機器等のように、こ
の他種々の電子機器に広く適用することができる。
【0107】さらに上述の実施の形態においては、本体
部に電気的に接続される接続線として、信号ケーブル4
を適用するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、本体部に電気的に接続されるものであれ
ば、この他種々の接続線を広く適用することができる。
【0108】さらに上述の実施の形態においては、磁性
体を収納し、外面に複数のケース側凹部又はケース側凸
部が所定の第1のピッチで設けられたケースとして、フ
ェライトコアケース14を適用するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図16
(A)〜(C)に示すように、外面に一周に亘る複数の
ケース側凹部52Aがケース長手方向に沿って所定ピッ
チで設けられたフェライトコアケース52や、外面にケ
ース長手方向と平行な複数のケース側凹部53Aが当該
ケース長手方向と直交する方向に沿って所定ピッチで設
けられたフェライトコアケース53、また外面に開口部
が四角形状でなる複数のケース側凹部54Aがケース長
手方向に沿って所定ピッチで設けられたフェライトコア
ケース54等のように、この他種々の形状のケース側凹
部又はケース側凸部が設けられたケースを広く適用する
ことができる。
【0109】さらに上述の実施の形態においては、所定
の情報記録媒体に対して所定の情報を記録及び又は再生
する記録及び又は再生手段として、CD−ROMドライ
ブを適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、CD−R、DVD−ROM、MO及び
ハードディスク等のディスク状記録媒体用のドライブ
や、メモリカード用のドライブ等ように、この他種々の
記録及び又は再生手段を広く適用することができる。
【0110】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、本体部
と、電気的な雑音を低減させる磁性体が設けられ、本体
部に電気的に接続される接続線とを有する電子機器にお
いて、接続線に、磁性体を収納し、外面に複数のケース
側凹部又はケース側凸部が所定の第1のピッチで設けら
れたケースを設けるようにし、本体部に、ケース側凹部
又はケース側凸部に嵌合してケースを着脱自在に保持す
る所定の第2のピッチの複数の本体部側凸部又は本体部
側凹部を設けるようにしたことにより、本体部の持ち運
び時に、ケースを本体部側凸部又は本体部側凹部に保持
して一体化することができると共に、当該ケースを必要
に応じて第1又は第2のピッチ単位で変位させて本体部
側凸部又は本体部側凹部に保持することにより本体部に
対して信号線がたわむことを防止し、当該本体部に対し
てケースと共に信号線をも一体化することができ、かく
して容易に持ち運ぶことのできる電子機器を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドライブ装置の構成の一実施の形
態を示す略線的斜視図である。
【図2】本体部の他面の構成を示す略線的斜視図であ
る。
【図3】本体部へのカード型コネクタ及び信号ケーブル
の収納の説明に供する略線的斜視図である。
【図4】フェライトコアケースの構成を示す略線的斜視
図である。
【図5】本体部の背面の構成を示す略線的斜視図であ
る。
【図6】ケース保持部へのフェライトコアケースの保持
の説明に供する略線的斜視図である。
【図7】マニュアルイジェクトピンの構成を示す略線的
斜視図である。
【図8】本体部の他面に設けられた収納部の構成を示す
略線的斜視図である。
【図9】収納部へのマニュアルイジェクトピンの収納の
説明に供する略線的斜視図である。
【図10】本体部の筐体ケースの構成を示す略線的斜視
図である。
【図11】第1のケース半体内部の構成を示す略線的斜
視図である。
【図12】第2のケース半体の構成を示す略線的斜視図
である。
【図13】CD−ROMドライブの寸法を示す略線的斜
視図である。
【図14】カード型コネクタのカード本体の寸法を示す
略線的斜視図である。
【図15】本体部の寸法を示す略線的斜視図である。
【図16】他の実施の形態によるフェライトコアケース
の構成を示す略線的斜視図である。
【符号の説明】
1……ドライブ装置、2……本体部、2E……背面、4
……信号ケーブル、14、52、53、54……フェラ
イトコアケース、18、52A、53A、54A……ケ
ース側凹部、19……ケース保持部、20……本体部側
凸部、34……CD−ROMドライブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AA02 AB44 AB45 AD13 AD17 EA23 EC04 EC05 EC12 EC16 ED03 ED23 ED28 FA04 FA14 FA17 GA04 GA07 GA08 GA12 GA52 GB43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部と、電気的な雑音を低減させる磁性
    体が設けられ、上記本体部に電気的に接続される接続線
    とを有する電子機器において、 上記接続線は、 上記磁性体を収納し、外面に複数のケース側凹部又はケ
    ース側凸部が所定の第1のピッチで設けられたケースを
    具え、 上記本体部は、 上記ケース側凹部又はケース側凸部に嵌合して上記ケー
    スを着脱自在に保持する所定の第2のピッチの複数の本
    体部側凸部又は本体部側凹部を具えることを特徴とする
    電子機器。
  2. 【請求項2】上記本体部側凸部又は本体部側凹部は、 上記第1のピッチ又は上記第2のピッチ単位で上記ケー
    スを所定方向に変位させて保持することを特徴とする請
    求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】上記本体部は、 所定の情報記録媒体に対して所定の情報を記録及び又は
    再生する記録及び又は再生手段を具えることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】上記本体部は、 複数の電気的な接続端子を有する拡張用機器でなること
    を特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6679732B2 (en) 2001-02-13 2004-01-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Data-processing apparatus with wire harness and ferrite core
WO2018190032A1 (ja) * 2017-04-13 2018-10-18 ソニー株式会社 電子機器および保護カバー

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