JP2000332370A - コンプライアント端子 - Google Patents

コンプライアント端子

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JP2000332370A
JP2000332370A JP11141794A JP14179499A JP2000332370A JP 2000332370 A JP2000332370 A JP 2000332370A JP 11141794 A JP11141794 A JP 11141794A JP 14179499 A JP14179499 A JP 14179499A JP 2000332370 A JP2000332370 A JP 2000332370A
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JP
Japan
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hole
beams
terminal
pushed
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP11141794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Ishii
卓爾 石井
Yasuo Suzuki
靖男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Denki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Denki Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanwa Denki Kogyo Co Ltd filed Critical Sanwa Denki Kogyo Co Ltd
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンプライアント端子で、ばねとしての変形
許容量の拡大と、スルーホールに対するバランスの良い
接触接続性の向上を図る。 【解決手段】 基端部6と先端部7とで連接され、中間
部が、中央部に縦設したスリット8によって左右両側に
分割並設されている一対の梁4、5の当該スリット面下
部内側角部及び上部外側角部並びに下部外側角部を所定
Rの曲面13、14、15、16、17、18に形成し
て一対の梁4、5がプリント基端のスルーホール内図面
に沿って軸回り方向に捩れ変形し、この反力にてスール
ーホールとの接触力を得るよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板のス
ルーホールに圧入し、電気的接続を行うコンプライアン
トタイプの端子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板のスルーホールbに
圧入して、電気的接続を行う端子には、そのコンタクト
cの圧入部構造により変形能力のない図7(A)、
(B)に示したソリッドタイプ端子aと、変形能力のあ
る図8(A)、(B)ないし図11(A)、(B)に示
したコンプライアントタイプ端子a1とがある。
【0003】コンプライアントタイプ端子a1は、さら
に軸方向に分割した梁d、eにたわみを利用する図8
(A)、(B)及び図9(A)、(B)に示した分割梁型と、断
面形状そのものが変形する図10(A)、(B)及び図11
(A)、(B)に示した断面形状変形型に分けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、ソリッド
タイプ端子a1ではコンタクトcが変形せず、プリント
基板の変形特性のみに依存するため、適用できるスルー
ホール径の範囲を広くとれない。コンプライアントタイ
プ端子a1では、コンタクトcに変形能力があるため、
上記したリゾットタイプに比べてスルーホール径の範囲
が広がり使用し易くなるが、従来のコンプライアントタ
イプの端子a1では、コンタクトcのたわみ変形の反力
で接触力を得るため、ばねとしての変形許容量を大きく
とることができない問題がある。
【0005】
【目的】本発明は、上記した従来のコンプライアントタ
イプ端子の有するこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、中央部のスリットにより左右両側に分割並設され
た一対の梁の軸回り方向の捩れ変形反力を用いて接触力
を得るように構成することにより、ばねとしての変形許
容量を大きく取ることができ、かつ両梁が互いに曲面で
接触することで、スルーホール内に押し込み時、互いに
バランスよく捩れ変形してスルーホールの内面に対し
て、均一で安定して接触力が得られるコンプライアント
端子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係わるコンプライアント端子は、基端部と
先端部とで連結され、中間部が、中央部に縦設したスリ
ットによって左右両側に分割並設されている一対の梁の
当該スリット面下部内側角部及び上部外側角部並びに下
部外側角部を所望Rの曲面に形成して、一対の梁がプリ
ント基板のスルーホール内周面に沿って軸回り方向に捩
れ変形し、この反力にてスルーホールとの接触力を得る
ように構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】プリント基板に穿設したスルーホールに端子
を、細く形成されている先端部から押し込んで行くと、
左右一対の梁が上記スルーホールの内面の当接案内され
て該スルーホール内に押し込まれ、両梁は互いにスリッ
ト面下部内側の曲面で接触し、この接触点を支点として
各内側へ捩れ変形され、スルーホール内に押し込まれ
る。
【0008】両梁は、下部外側角部の大きいRの曲面
と、上部外側角部の小さいRの曲面がスルーホールの内
面に沿って押し込まれることで、互いにバランス良く捩
れ変形されて窄まり、スルーホール内に押し込み保持さ
れるので、両梁の捩れ変形の反力がスルーホール内面に
対してバランス良く作用し、上記反力による両梁のスル
ーホール内面への接触力が安定する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンプライア
ント端子の実施形態について図面を参照して説明する。
図1はコンプライアント端子の正面図を示し、図2は同
上端子の右側面図を示し、図3は最小径のスルーホール
に同上端子を押し込んだ状態の横断面図を示し、図4は
標準径スルーホールに同上端子を押し込んだ形態の横断
面図を示し、図5は最大径のスルーホールに同上端子を
押し込んだ状態の横断面図を示し、図6はスルーホール
に同上端子の両梁が押しこまれていない状態の横断面図
を示す。
【0010】端子1は図1ないし図6に示したように、
金属にて基板2と、該基板2から上方へ延設した結線部
3と、基板2から下方へ長く延設した二個一対の梁4、
5とで一体に形成されている。
【0011】上記両梁4、5は、上方の基端部6と、下
方の先端部7で連設されており、中間部は、中央部に上
下方向へ長くスリット8を設けることで左右に並行に分
割形成されている。また、上記基板部6と先端部7は図
1に示した如く、狭幅に形成されており、上記両梁4、
5は、図1及び図6に示したように、中間部を拡幅に、
これより基板部6及び先端部7へ徐々狭幅となるよう上
部及び下部の左右外側面を対称に傾斜した傾斜面9、
9、10、10に形成されていて、図3ないし図6に示
したスルーホール11内に先端部7から挿入して押し込
むことで、スルーホール11の内周面12に上記傾斜面
10、10が案内され、両梁4,5をスルーホール11
の内に押し込易いように構成されている。
【0012】また、上記両梁4、5は、スルーホール1
1内に押し込まれない時は、図1及び図6に示したよう
に、スルーホール11径よりも広く、左右外側へ対称
に、かつ横断面略V字形状に開いた状態に形成させてあ
る。
【0013】さらに、上記両梁4、5は、上記したスリ
ット8面下部内側角部を小さいRの曲面13、14に各
形成して、該両曲面13、14を互いに接触させ、この
接触点を支点として両梁4、5が軸回り方向で内側へバ
ランス良く捩れ変形されるように設けてあると共に、両
梁4、5の上部外側角部を小さいRの曲面15、16
に、下部外側角部は大きいRの曲面17、18に各形成
して、該両梁4、5がスルーホール11の内周面12に
沿ってバランス良く窄み、捩れ変形してスルーホール1
1内に、予め設定された状態で押し込み保持されるよう
に構成されている。
【0014】また、上記両梁4、5の上記外側角部の曲
面15、16と、下部外側角部の曲面17、18がスル
ーホール11の内周面12と状態良く面接触するよう、
そのRの大きさはスルーホール11の内径に応じて適切
に選定される。
【0015】図6に示したように、図示しないプリント
基板のスルーホール11に対して当該端子1の先端部7
のみを挿入し、両梁4、5が押し込まれないときは、最
大径のスルーホール11cの径よりも大きく両梁4、5
は開いた状態にあり、この状態で端子1を最大径のスル
ーホール11cに押し込むことで、図5に示したように
両梁4、5は軸回り方向内側へ捩り変形されてスルーホ
ール11cに押し込まれるが、この時の捩り変形量は、
後述する標準径のスルーホール11bに対する押し込み
時よりも小さい。
【0016】図4に示したように、標準径のスルーホー
ル11bに対し両梁4、5が押し込まれると、該両梁
4,5は上記した方向へさらに捩れ変形される。この時
の捩れ変形量は、既述最大径のスルーホール11cによ
る場合よりも大きく、かつ後述する最小径のスルーホー
ル11bによる場合より小さい。
【0017】図3に示したように最小径のスルーホール
11aに両梁4、5が押し込まれると、上記した方向へ
さらに捩れ変形されて両梁4、5は対向面で面接触し、
図3に示した状態となる。この時の捩れ変形量は最も大
きくなる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、スリットにより左右に分割並設した二個一
対の梁のプリント基板のスルーホールに対する押し込み
による捩れ変形の反力によって、スルーホール内周面の
電気的接触を得るため、ばねとしての変形許容量を従来
例よりも大きく取ることができることで、スルーホール
径の範囲を広くとれて使用し易くなり、また、両梁のス
リット面下部内側角部の曲面相互が接触し、この接触面
を支点として両梁が捩れ変形されることと、両梁の上部
外側角部及び下部外側角部の各曲面がスルーホール内面
に沿って押し込まれ、互いにバランス良く窄むことで、
スルーホール内周面に対する接触力がバランス良く得ら
れることで、スルーホールに対して電気的接続の安定性
を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンプライアント端子の実施形態
を示す正面図である。
【図2】同上端子の右側面図である。
【図3】最小径スルーホールに同上端子を押し込んだ状
態を示す横断面図である。
【図4】標準径のスルーホールに同上端子を押し込んだ
状態を示す横断面図である。
【図5】最大径のスルーホールに同上端子を押し込んだ
状態を示す横断面図である。
【図6】スルーホールに同上端子未挿入状態を示す横断
面図である。
【図7】 (A)、(B) (A)は従来のソリッドタイプ端子の斜視図、(B)は
プリント基板のスルーホールに同上端子を押し込んだ状
態の断面図である。
【図8】 (A)、(B) (A)は従来のコンプライアントタイプ端子の斜視図、
(B)はスルーホールに同上端子を押し込んだ状態の断
面図である。
【図9】 (A)、(B) (A)は従来の他のコンプライアントタイプ端子の斜視
図、(B)はスルーホールに同上端子を押し込んだ状態
の横断面図である。
【図10】 (A)、(B) (A)は従来のさらに他のコンプライアントタイプ端子
の斜視図、(B)はスルーホールに同上端子を押し込ん
だ状態の横断面図である。
【図11】 (A)、(B) (A)は従来のさらに他のコンプライアントタイプ端子
の斜視図、(B)はスルーホールに同上端子を押し込ん
だ状態の横断面図である。
【符号の説明】
1 端子 4、5 梁 6 基端部 7 先端部 8 スリット 11 スルーホール 13、14、15、16 小さいRの曲面 17、18 大きいRの曲面
フロントページの続き Fターム(参考) 5E077 BB31 DD12 EE04 FF13 FF19 JJ30 5E336 AA01 AA07 AA09 BB01 BC02 BC04 BC14 CC05 CC07 CC08 CC22 CC26 DD08 EE15 GG11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部と先端部とで連結され、中間部
    が、中央部に縦設したスリットによって左右両側に分割
    並設されている一対の梁の当該スリット面下部内側角部
    及び上部外側角部並びに下部外側角部を所望Rの曲面に
    形成して、一対の梁がプリント基板のスルーホール内周
    面に沿って軸回り方向に捩れ変形し、この反力にてスル
    ーホールとの接触力を得るように構成したことを特徴と
    するコンプライアント端子。
JP11141794A 1999-05-21 1999-05-21 コンプライアント端子 Pending JP2000332370A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544450A (ja) * 2005-07-08 2008-12-04 ジェイ.エス.ティー.コーポレーション 圧入ピン
DE202013008679U1 (de) * 2013-10-02 2015-01-05 Helga Gamaggio Elektrisches Kontaktelement für eine Steckverbindung mit einer Leiterplatte

Cited By (3)

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JP2008544450A (ja) * 2005-07-08 2008-12-04 ジェイ.エス.ティー.コーポレーション 圧入ピン
DE202013008679U1 (de) * 2013-10-02 2015-01-05 Helga Gamaggio Elektrisches Kontaktelement für eine Steckverbindung mit einer Leiterplatte
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