JP2000332355A - 面発光型半導体レーザ - Google Patents

面発光型半導体レーザ

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JP2000332355A
JP2000332355A JP11142370A JP14237099A JP2000332355A JP 2000332355 A JP2000332355 A JP 2000332355A JP 11142370 A JP11142370 A JP 11142370A JP 14237099 A JP14237099 A JP 14237099A JP 2000332355 A JP2000332355 A JP 2000332355A
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electrode
transverse mode
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昌宏 吉川
Hideo Nakayama
秀生 中山
Hiroki Otoma
広己 乙間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、高輝度基本横モード光出力を
有する面発光型半導体レーザを提供する。 【解決手段】 半導体基板51と、該半導体基板51上
に順次積層された下部多層膜反射鏡53、活性層領域5
4、及び上部多層膜反射鏡55と、該上部多層膜反射鏡
55の上層であってレーザ光の出射中心の周辺部に開口
部61を取り囲むように設けられた金属材料からなる上
部電極60と、非酸化領域58として形成された電流狭
窄部と、を備えた面発光型半導体レーザにおいて、前記
上部電極60が設けられた出射中心の周辺部の多層膜反
射鏡55の反射率が、出射中心の多層膜反射鏡55の反
射率よりも低くなるようにし、該反射率の低下の程度に
応じ、前記開口部61の径を非酸化領域58の径より大
きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面発光型半導体レ
ーザに関し、詳しくは、高輝度基本横モード光出力を有
する面発光型半導体レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】垂直共振器型面発光レーザ(Vertical C
avity Surface Emitting Laser、以下「VCSEL」と
もいう。)は、端面発光型レーザに比べて、製造コスト
が低いこと、製造の歩留まりが高いこと、2次元アレイ
化が容易なこと、などの多くの利点を有していることか
ら、近年、多くの用途にこれを使用することが検討され
ている。
【0003】例えば、Kenichi Iga, Fumio Koyama and
Susumu Kinoshita,”Surface Emitting Semiconductor
Lasers”,IEEE Journal of Quantum Elecronics, 19
88,24,pp.1845-1855には、VCSELの構造、レーザ特
性、用途等が説明されている。現在においては、そのレ
ーザ特性は大きく改善され、光通信などの分野では、実
用化に至っている。
【0004】しかし、従来のVCSELは、基本横モー
ド光出力がいまだ小さく、せいぜい2〜3mW程度であ
り、そのため用途が限定されている。VCSELの基本
横モード光出力が増大して、例えば5mW以上となれ
ば、レーザビームプリンタ等の画像書き込み装置や、光
磁気ディスク装置等にも、VCSELを使用することが
可能となる。
【0005】特開平10−56233号公報には、高輝
度基本横モード光出力を有するVCSELが提案されて
いる。この提案では、基本横モード光出力の高出力化
を、基本横モード以外に副次的に発生する高次横モード
のレーザ発振条件を選択的に抑制することにより実現し
ている。すなわち、VCSELにおける基本横モード発
振は光導波路の中心(光軸に近接して)に生じ、高次横
モード発振は光軸から離間した遠隔の位置において生じ
ることから、光軸からの離間距離が増大するに従って共
振器の光学損失を漸進的に増大させ、それによって注入
電流値を増やしながら多モード発振への移行を抑え、基
本横モード光出力の増加を可能にしている。
【0006】具体的に説明すると、このVCSELは、
図8に示すように、導電型半導体基板171と、下部D
BR層172と、下部DBR層172とは逆の伝導モー
ドを有する上部DBR層174と、下部DBR層172
と上部DBR層174の間に挟まれた活性層領域173
と、イオン打ち込み等により形成した低反射率ゾーン1
75と、損失決定素子176と、電極177及び178
とにより構成され、光軸179に沿ってレーザ光が出射
される。
【0007】損失決定素子176は、光軸179と直交
する方向において光軸179からの距離が増大するのに
従って共振器の光学損失を漸進的に増大させるために、
凹状の形状に加工されている。この凹状の形状の損失決
定素子176は、共振器のレーザ光を屈折する作用と、
共振器のレーザ光を側方に拡散させるか、または焦点を
ずらす作用の両方を有する。したがって、この損失決定
素子176により、光軸179と直交する方向における
光軸179からの距離が増大するのに従って屈折損失が
増大し、共振器の光学損失が大きくなる。一方、このV
CSELにおける基本横モード発振は光軸179に近接
して生じ、高次横モード発振は光軸179から離間した
遠隔の位置において生じる。
【0008】その結果、高次横モードに関して共振器の
光学損失が増大し、高次横モードのレーザ発振の開始に
必要とされるしきい値電流密度が増大し、最大基本横モ
ード光出力が増大することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、特開平
10−56233号公報に開示された技術によれば、原
理的には基本横モードの高出力化が可能となる。しか
し、同時に、基本横モード特性にも悪影響を与えるこ
と、所定の形状の損失決定素子176を安定に形成する
ことが著しく困難であること、等の問題を有している。
【0010】すなわち、特開平10−56233号公報
に開示された技術では、上述したように、VCSELに
おける基本横モード発振は光導波路の中心(光軸に近接
して)に生じ、高次横モード発振は光軸から離間した遠
隔の位置において生じることを利用して、共振器の反射
率をその中央から周辺に向かうに従って漸進的に減少さ
せ、すなわち、光学損失を漸進的に増大させ、そのこと
によって高次横モードのレーザ発振を抑制している。
【0011】一方、伊賀健一、小山二三夫著“面発光レ
ーザ”(オーム社、1990)にも説明されているよう
に、VCSELは、一般に、活性領域が小さいため、共
振器には高い反射率が必要とされる。実際に、現在研究
されているVCSELの共振器は、99%以上の反射率
を有している。逆に、共振器の反射率が低いと、しきい
値電流密度が上がり、レーザ発振が起こりにくくなる。
【0012】ところが、特開平10−56233号公報
に開示された技術では、光軸179から少しでも離間し
た位置では、共振器の反射率が低下する構造となってお
り、高次横モードのレーザ発振を抑制するのみならず、
基本横モードのレーザ発振も同時に抑制され、結果的に
は、十分な高輝度基本横モード光出力を得ることができ
ない問題がある。
【0013】また、損失決定素子176は、図8に示し
たように凹状の形状とするか、または凸状の形状とする
ことにより、湾曲した表面を有することを特徴としてい
る。したがって、損失決定素子176の形状を作製する
方法は重要であって、特開平10−56233号には詳
細に説明されている。
【0014】その一例を簡単に説明すると、図9(a)
に示すように、湾曲表面を形成しようとする層181の
表面にフォトレジスト182を塗布する。次に、図9
(b)に示すように、通常の露光、現像、ベーク工程を
用いて円筒形フォトレジスト柱183を形成する。この
フォトレジスト柱183を、約5〜20分にわたって、
約250〜300℃の温度で加熱すると、図9(c)に
示すように、凸状の湾曲面を有する形状の層184に変
形する。この層184を室温に戻した後も、その凸状の
湾曲面の形状を安定に保持している。
【0015】次に、上方から反応性イオンエッチング
(RIE)を用いて、ドライエッチングを施すと、層1
84がエッチングマスクとして作用して、その形状を反
映する結果、図9(d)に示すように、凸状の湾曲面を
有する構造185が形成される。
【0016】以上、凸状の湾曲面を有する構造を形成す
る方法について説明したが、層181上の中央部ではな
くて、その周辺部にフォトレジスト柱183を設けるよ
うにすれば、層181上の中央部に凹状の湾曲面を有す
る構造を形成することができる。
【0017】しかし、エッチングマスクとして作用する
層184の形状は、所定の位置において所定の湾曲面を
有することが必要とされるが、この湾曲面がいつも同じ
になるように、再現性よく、また、位置依存性なく、形
成することは,現在のエッチング技術によっても相当に
困難である。特に、VCSEL素子を多数設けて二次元
アレイ化するような場合には、この問題が顕著となる。
【0018】さらに、所定の湾曲面を有する形状と所定
の膜厚を有する損失決定素子176を形成するために、
RIE工程においてエッチングマスクとして作用する層
184の消失時点または消失後において、適切な位置で
エッチングを終了することは著しく困難である。
【0019】また、VCSEL素子を多数設けて二次元
アレイ化するような場合には、同一基板上、または異な
る基板上において、フォトレジスト柱183と損失決定
素子176を構成している材料間でエッチング選択比を
高精度に制御することは非常に困難であり、そのため、
各VCSEL素子間で損失決定素子176の反射率特性
を揃えることはきわめて困難である。
【0020】以上のように、損失決定素子176の形状
や膜厚を、同一基板上の各VCSEL素子間で、または
異なる基板上の各VCSEL素子間で、あるいはプロセ
スのロットが異なる各VCSEL素子間で、バラツキを
なくすこと、あるいはバラツキを小さくすることは、き
わめて困難である。
【0021】一方、損失決定素子176の凹状の湾曲面
の形状を利用して、光軸179から離間するに従って共
振器の光学損失を漸進的に増大させ、それによって注入
電流値を増大させて、高次横モードのレーザ発振への移
行を抑制し、基本横モードのレーザ発振を可能としてい
るので、損失決定素子176の凹状の湾曲面の形状が異
なれば、高次横モードのレーザ発振へ移行するVCSE
Lの光出力値、すなわち、基本横モードの最大光出力値
が異なってくる。その結果、同一基板上の各VCSEL
素子間で、または異なる基板上の各VCSEL素子間
で、あるいはプロセスのロットが異なる各VCSEL素
子間で、各VCSEL素子の基本横モードの最大光出力
値が異なることとなり、高輝度基本横モード光出力が要
求される用途に対しては、特開平10−56233号公
報に開示された技術を工業的に利用することは困難であ
る。
【0022】従って、本発明の目的は、製造が容易で、
高輝度基本横モード光出力を有する面発光型半導体レー
ザを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、下記の手段により、基本横モード発振に悪影響
を与えることなく、面発光型半導体レーザを高輝度で発
振させることができることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0024】すなわち、本発明の面発光型半導体レーザ
は、上部に、下部多層膜反射鏡、活性層領域、及び上部
多層膜反射鏡が順次積層され、下部に、下部電極が設け
らた半導体基板と、該上部多層膜反射鏡の上層であって
前記活性層領域で発生したレーザ光の出射中心の周辺部
に出射口部を取り囲むように設けられ、前記下部電極と
対をなし前記活性層領域に電流注入するための金属材料
からなる上部電極と、前記上部電極と前記下部電極との
間に設けられ、電流流路の周縁部を絶縁化して形成され
た電流狭窄部と、を備え、その上部に前記上部電極が設
けられた出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が、
出射中心の多層膜反射鏡の反射率よりも低くなるように
し、該反射率の低下の程度に応じ、前記出射口部の径を
前記電流狭窄部の径より大きくする度合いを大きくした
ことを特徴とする。
【0025】上部電極を設けることにより、出射中心の
周辺部の多層膜反射鏡の反射率が、出射中心の多層膜反
射鏡の反射率よりも低くなるようにする方法としては、
以下の方法がある。 (1)前記上部電極を、Au、Pt、Ti、Ge、Z
n、Ni、In、及びWから選択される金属材料を2種
以上積層して形成する方法。 (2)前記上部電極を、金属材料を蒸着して蒸着膜を形
成した後、250〜500℃の温度範囲でアニールを行
い、該蒸着膜とこれに隣接する層との間でアロイ化を進
行させることにより形成する方法。 (3)前記上部電極を、Au、Pt、Ti、Ge、Z
n、Ni、In、及びWから選択される少なくとも1種
の金属材料を蒸着して蒸着膜を形成した後、250〜5
00℃の温度範囲でアニールを行い、該蒸着膜とこれに
隣接する層との間でアロイ化を進行させることにより形
成する方法。
【0026】アロイ化のためのアニールは、300〜4
00℃の温度範囲で行うことがより好ましく、アニール
は、赤外線によるフラッシュアニール、レーザアニー
ル、高周波加熱、電子ビームによるアニール、及びラン
プ加熱によるアニールから選択されるいずれかの方法に
より行うことが好ましい。
【0027】本発明の面発光型半導体レーザにおいて
は、上記の上部電極を設けることにより、前記出射中心
の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が80%以下となるよ
うにすることが好ましく、60%以下とすることがより
好ましい。
【0028】本発明は、上部電極に用いる金属材料の構
成やアニール条件等を変えることにより、電極が設けら
れる出射中心の周辺部において、多層膜反射鏡の反射率
を大きく低下させることができ、反射率がある程度低下
した場合には、出射口径(以下、「上部電極アパーチャ
径」とも称する)を、前記電流狭窄部の径(以下、「電
流狭窄アパーチャ径」とも称する)より大きくした方
が、少ない基本横モードの損失で、高次横モードを抑制
することができ、基本横モード光出力の高出力化を図る
ことができるという知見に基づきなされたものである。
【0029】図1は、電流狭窄アパーチャ径を3.5μ
mと一定にしたVCSELにおいて、出射中心の周辺部
の多層膜反射鏡の反射率を99%から70%まで低下さ
せた場合の上部電極アパーチャ径、基本横モードの損
失、及び高次横モードの損失の関係を示すグラフであ
る。横軸は上部電極アパーチャ径である。一方、縦軸は
高次横モードの損失と基本横モードの損失との差を基本
横モードの損失で除算した値であり、この除算値が大き
い方が、少ない基本横モードの損失で高次横モードが抑
制されている。
【0030】図1から分かるように、出射中心の周辺部
の多層膜反射鏡の反射率が99%と高い場合には、上部
電極アパーチャ径の大小に拘らず基本横モードの損失が
大きい。一方、出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射
率が95%、90%、、、、75%と低下するに従い、
基本横モードの損失は相対的に減少し、かつ、前記除算
値を示す曲線は上部電極アパーチャ径に対して上に凸の
放物線を描き、上部電極アパーチャ径が電流狭窄アパー
チャ径よりも数%から数十%大きくなる一定範囲の上部
電極アパーチャ径で最大値を有するようになる。即ち、
一定範囲の上部電極アパーチャ径で基本横モードの損失
が最小となるようになる。
【0031】従って、出射中心の周辺部における多層膜
反射鏡の反射率低下の程度に応じ、電流狭窄アパーチャ
径に対して上部電極アパーチャ径を大きくすると、少な
い基本横モードの損失で高次横モードが抑制されるよう
になる。
【0032】出射中心における多層膜反射鏡の反射率は
通常99%以上である。これに対し、基本横モードの損
失を低減するためには、出射中心の周辺部における多層
膜反射鏡の反射率を80%以下にまで低下させるのが好
ましく、60%以下とするのがより好ましい。
【0033】GaAs基板上に、Auを蒸着した後、ア
ニール温度を370℃としてアロイ化を行い、白色光を
GaAs側からAu/GaAs界面へ入射させて反射強
度変化を調べた。結果を図2に示す。図2から分かるよ
うに、アロイ化を行うことによって反射率は大きく低下
する。このように、Auを蒸着後に適当な温度でアニー
ル処理を行うことによって、Au/GaAs界面のGa
As側からの反射率を大きく変化させることができる。
【0034】従って、前記コンタクト層に上部電極を形
成する際に、金属材料を蒸着した後、250〜500℃
の温度範囲でアニールを行い、前記コンタクト層との間
でアロイ化を進行させて金属電極を形成することによ
り、出射口の中央領域に比べその周辺部の多層膜反射鏡
の反射率を大きく低下させることができる。この反射率
低下の度合いに応じて、上部電極アパーチャ径を電流狭
窄アパーチャ径よりも数%から数十%大きくすることに
よって、VCSELの基本横モードの出力を大きくする
ことができる。
【0035】次に、GaAs基板上にAuを蒸着したサ
ンプルと、GaAs基板上にAu/Tiを蒸着したサン
プルとを作製し、白色光をGaAs側からAu/GaA
s界面、Au/Ti/GaAs界面へそれぞれ入射させ
て、所定の波長領域での反射強度のアニール温度依存性
を調べた。結果を図3に示す。図3から分かるように、
Au/GaAs界面にTiの層を挿入することによっ
て、Au/Ti/GaAs界面のGaAs側からの反射
率を大きく変化させることができる。このように、金属
膜を二つ以上の金属から構成することによって、金属/
GaAs界面のGaAs側からの反射率を大きく変化さ
せることができる。
【0036】従って、前記コンタクト層に上部電極を形
成する際に、二つ以上の金属材料を使用して金属電極を
形成することにより、出射口の中央領域に比べその周辺
部の多層膜反射鏡の反射率を大きく低下させることがで
きる。この反射率低下の度合いに応じて、上部電極アパ
ーチャ径を電流狭窄アパーチャ径よりも数%から数十%
大きくすることによって、VCSELの基本横モードの
出力を大きくすることができる。
【0037】次に、GaAs基板上に、Au/Tiを蒸
着した後、アニール温度を370℃としてアロイ化を行
い、白色光をGaAs側からAu/GaAs界面へ入射
させて、所定の波長領域での反射強度変化を調べた。結
果を図4に示す。図4から分かるように、アロイ化を行
うことによって、Au/Ti/GaAs界面の反射率を
4割ほど低下させることができる。このように、二つ以
上の金属から構成される金属/GaAs界面に、更に、
アニール処理を行うことにより、金属/GaAs界面の
GaAs側からの反射率を大きく変化させることができ
る。
【0038】従って、前記コンタクト層に上部電極を形
成する際に、二つ以上の金属材料を使用して、さらにこ
の金属材料を蒸着した後、250〜500℃の温度範囲
でアニールを行い、前記コンタクト層との間でアロイ化
を進行させて金属電極を形成することにより、出射口の
中央領域に比べその周辺部の多層膜反射鏡の反射率を大
きく低下させることができる。この反射率低下の度合い
に応じて、上部電極アパーチャ径を電流狭窄アパーチャ
径よりも数%から数十%大きくすることによって、VC
SELの基本横モードの出力を大きくすることができ
る。
【0039】以上説明してきたように、本発明の面発光
型半導体レーザによれば、基本横モード発振の特性を損
なうことなく、副次的に発生する高次横モードのレーザ
発振条件を選択的に抑制することができ、基本横モード
出力を高めることができる。
【0040】また、特殊形状の反射率低下構造を設ける
ことなく出射領域の周辺部における反射率を低下させる
ことができ、製造が容易である。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施の形
態に基づき、詳細に説明する。 (第1の実施形態)本発明の第1の実施形態に係る面発
光型半導体レーザの構造を図5(e)に示す。本実施形
態では、上部DBRミラー上にアロイ化により膜厚20
0nmのAuからなる金属電極がp側電極として形成さ
れている。以下、本実施形態に係る面発光型半導体レー
ザの構造を製造方法に従って説明する。
【0042】まず、図5(a)に示すように、有機金属
気相成長(MOCVD)法により、n型GaAs基板5
1上に、キャリア濃度1×1018cm-3膜厚0.2μm
程度のn型GaAsバッファ層52を積層し、その上
に、Al0.9Ga0.1AsとAl 0.3Ga0.7Asとをそれ
ぞれの膜厚が媒質内波長の1/4となるように交互に4
0.5周期積層した1×1018cm-3で総膜厚が約4μ
m、キャリア濃度1×1018cm-3となる下部n型DB
R層53、アンドープ下部Al0.5Ga0.5Asスぺーサ
ー層とアンドープ量子井戸活性層(膜厚90nmAl
0.11Ga0.89As量子井戸層3層と膜厚50nmAl
0.3Ga0.7As障壁層4層とで構成されている)とアン
ドープ上部Al0.5Ga0.5Asスぺーサー層とで構成さ
れた膜厚が媒質内波長となる活性層領域54、その上
に、キャリア濃度1×1018cm-3で膜厚が媒質内波長
の1/4となるp型AlAs層55、その上にAl0.9
Ga0.1AsとAl0.3Ga0.7Asとをそれぞれの膜厚
が媒質内波長の1/4となるように交互に29.5周期
積層したキャリア濃度1×1018cm-3で総膜厚が約2
μmとなる上部p型DBR層56を順次積層する。
【0043】ここで、図示しないが、キャリア濃度1×
1019cm-3となる膜厚10nm程のp型GaAsコン
タクト層を最上部に積層しても良い。また、詳しくは述
べないが、DBR層の電気的抵抗を下げるためにAl
0.9Ga0.1AsとAl0.3Ga0 .1Asの界面にAl組成
を90%から30%に段階的に変化させた膜厚が9nm
程度の領域を設けることも可能である。
【0044】ここで原料ガスとしては、トリメチルガリ
ウム、トリメチルアルミニウム、トリメチルインジウ
ム、アルシン、フォスフィン、ドーパント材料としては
p型用にシクロペンタジニウムマグネシウム、n型用に
セレン化水素またはシランを用い、成長時の基板温度は
750℃とし、真空を破ることなく、原料ガスを順次変
化し、連続して成膜をおこなった。
【0045】続いて、図5(b)に示すように、フォト
リソグラフィーにより結晶成長層上にレジストマスクR
を形成し、四塩化炭素をエッチングガスとしてもちいた
反応性イオンエッチングにより下部n型DBR層53の
途中までエッチングし、径30μm程度の円柱もしくは
角柱の半導体柱s(ポスト)を形成する。
【0046】その後、約400℃の炉中で水蒸気により
p型AlAs層55だけを側方から酸化し、高抵抗化し
た酸化領域57を形成し、電流狭窄構造を作製する。こ
の時、酸化されずに残された非酸化領域58が電流注入
領域となり、電流狭窄アパーチャ径は約3.5μmであ
る。なお、電流狭窄アパーチャ径を赤外線顕微鏡などを
用いて測定する。
【0047】レジストRを除去した後、図5(c)に示
すように、プラズマCVD装置を用いてSiN膜59を
蒸着した後、通常のフォトリソ工程とバッファーフッ酸
を用いたSiN膜のエッチングにより、ポスト上部のS
iN膜59を除去する。
【0048】その後、図5(d)に示すように、フォト
リソ工程を用いてポスト上部中央に、4.3μm(電流
狭窄アパーチャ径3.5μm)径のレジストパターンT
を形成し、その上方からEB蒸着機を用いて、Auを2
00nmの厚さで蒸着し、その後、アニール温度370
℃で10分間アニールを行うことにより、p側電極60
を形成する。p側電極60の下の上部多層膜反射鏡の反
射率は85%であった。
【0049】最後に、アセトンを用いて、レジストパタ
ーンTを除去する。この時、レジストパターンT上のA
uは取り除かれ、レジストパターンによって調整された
上部電極アパーチャ径を持ったレーザの出射領域である
開口部61が形成され、図5(e)に示すVCSELが
完成する。上部電極下の上部多層膜反射鏡の反射率は、
最後のアニール条件に依存して変化し、その径は電流狭
窄アパーチャ径よりも数%から数十%大きいものであ
る。また、図示していないが、基板裏面には、n側電極
としてAu/Geが蒸着されている。
【0050】本実施形態に係るVCSELにおいては、
ポスト中央部出射口下の上部多層膜反射鏡の反射率は高
いが、p型電極下はアロイ化によって反射率が低くな
る。その反射率差に応じて、電流狭窄アパーチャ径と上
部電極アパーチャ径とを調整することによって、高次横
モード発振が抑制される。
【0051】従って、従来のVCSELでは、反射率が
周辺に行くに従い漸進的に減少する方式であるため、基
本横モードを得るために電流狭窄アパーチャ径を3μm
以下とする必要があったが、本発明によれば、電流狭窄
アパーチャ径がそれ以上となっても基本横モードによる
レーザ発振が可能で、高輝度基本横モード光出力を得る
ことができる。
【0052】第1の実施形態で説明したVCSELの基
本横モードのレーザ発振および高次モードのレーザ発振
と、図8に示す従来のVCSELとについて、基本横モ
ードのレーザ発振および高次モードのレーザ発振を調べ
たところ、図6に示す結果が得られた。図6から、活性
層への電流注入量を増加させた場合に、両VCSELと
もに高次モードのレーザ発振が抑制され、基本横モード
だけが発振するが、第1の実施形態に係るVCSELで
は、従来のVCSELに比べて基本横モードのレーザ発
振を開始する電流のしきい値が低くなり、光電変換効率
が向上していることがわかる。
【0053】本実施形態では、半導体柱sを形成するの
に下部n型DBR層までエッチングした場合を説明した
が、上部Al0.5Ga0.5Asスぺーサー層まででエッチ
ングをストップする構造、もしくは、基板までをエッチ
ングする構造も可能である。
【0054】また、本実施形態では、活性層にAlGa
Asを用いた例を説明したが、GaAsもしくはInG
aAsを用いた近赤外用、InGaPもしくはAlGa
InPを用いた赤色用のVCSELにも適用できる。更
には、GaN系やZnSe系等の青色もしくは紫外線用
のVCSEL、InGaAsP系等の1.3〜1.5μ
m帯用のVCSELにも利用できることはもちろんであ
る。 (第2の実施形態)本発明の第2の実施形態に係る面発
光型半導体レーザの構造を図7に示す。本実施形態で
は、p型コンタクト層上にアロイ化により膜厚10nm
のTiと膜厚200nmのAu薄膜からなる金属電極が
p側電極として形成されている。また、積層体をポスト
型にエッチングはせずに、上部DBR層の一部にプロト
ンを打ち込み高抵抗化させ電流狭窄構造をとっている。
以下、本実施形態に係る面発光型半導体レーザの構造を
製造方法に従って説明する。
【0055】第1の実施形態と同様にして、n型GaA
s基板51上に、n型GaAsバッファ層52、下部n
型DBR層53、活性層領域54、上部p型DBR層5
6を順次積層する。上部電極60とのコンタクト性を改
善するために、コンタクト層としてp型GaAs層72
を積層してもよい。
【0056】次に、得られた積層体をポスト型にエッチ
ングはせずに、マスクパターンを形成し、その後、基板
上部からプロトンを打ち込むことにより、p型DBR層
56の一部を高抵抗化させることによって高抵抗化領域
71を形成し、マスクパターンによって電流狭窄アパー
チャ径3.5μmの電流狭窄構造を作製する。
【0057】続いて、フォトリソ工程を用いてポスト上
部中央にレジストパターンを形成し、その上方からEB
蒸着機を用いて、Tiを10nm、Auを200nmの
厚さで蒸着し、p側電極60を形成する。その後、さら
にアニール温度370℃で10分間のアニールを行って
もよい。p側電極60の下の上部多層膜反射鏡の反射率
は75%であった。
【0058】最後に、アセトンを用いて、レジストパタ
ーンを除去する。この時、レジストパターン上のTiと
Auは取り除かれ、レジストパターンによって4.8μ
mの上部電極アパーチャ径を持ったレーザの出射領域で
ある開口部61が形成され、図7に示すVCSELが完
成する。上部電極下の上部多層膜反射鏡の反射率は、最
後のアニール条件に依存して変化し、その径は電流狭窄
アパーチャ径よりも数%から数十%大きいものである。
また、図示していないが、基板裏面には、n側電極とし
てAu/Geが蒸着されている。
【0059】また、出射口中央とプロトンを打ち込みで
形成した電流狭窄部中央は光学軸にできるだけ一致する
ことが望ましい。
【0060】第1及び第2の実施形態では、電流狭窄ア
パーチャ径を3.5μmとしたが、電流狭窄アパーチャ
径は、3.5μmに限定されるわけではなく、3〜20
μmの範囲であればよい。
【0061】第1及び第2の実施形態では、上部電極ア
パーチャ径を4.8μmとしたが、上部電極アパーチャ
径は、高次横モードの損失と基本横モードの損失との差
を基本横モードの損失で除算した値が最大となるよう
に、即ち、基本横モードの損失が最小となるように選択
することが好ましい。
【0062】第1及び第2の実施形態では、Tiの膜厚
を10nm、Auの膜厚を200nmとしたが、Tiの
膜厚は10nmに限定されるわけではなく、2〜100
nmの間であればよく、同様にAuの膜厚も100〜1
000nmの間であればよい。
【0063】第1及び第2の実施形態では、アロイ化は
370℃10分の条件で行ったが、アニール温度は25
0℃〜500℃、望ましくは300℃〜400℃の範囲
で材料に応じて適宜選択され、アニール時間は10分に
限定されるわけではなく、0〜30分の間でアニール温
度を勘案して適宜選択される。
【0064】第1及び第2の実施形態では、蒸着はEB
蒸着としたが、これに限定されるものではなく、抵抗加
熱法、スパッタリング法、マグネトロンスパッタリング
法、CVD法を用いてもよい。また、アニール方法とし
て通常の電気炉を用いた熱アニールに限定されるもので
はなく、赤外線によるフラッシュアニールやレーザアニ
ール、高周波加熱、電子ビームによるアニール、ランプ
加熱によるアニールにより、同等の効果を得ることも可
能である。
【0065】第1及び第2の実施形態では、電極材料と
してTiとAu用いたが、この他に、Pt、Ge、Z
n、Ni、In、W、Cr、Pd、Mo、Ag、Al、
Te、Siを用いることが可能であり、同時に三種以上
の金属を用いて電極を形成してもよい。
【0066】第1及び第2の実施形態では、下部電極を
n型とし、上部電極をp型としたが、下部電極をp型と
し、上部電極をn型とすることもできる。いずれをn型
あるいはp型としても、本発明の効果を発現するもので
ある。
【0067】尚、第1の実施形態として、アニール温度
370℃でアロイ化されたAu電極と選択酸化型VCS
ELを組み合わせた例を、第2の実施形態として、Au
/Ti電極とプロトンインプラ型VCSELを組み合わ
せた例を、それぞれ説明したが、電極形成方法とVCS
EL構造はどの組み合わせを用いても、同様の効果を得
ることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、製造が容易で、高輝度
基本横モード光出力を有する面発光型半導体レーザが提
供される。これにより、高輝度基本横モード光出力を有
するVCSELを安価に製造することができ、プリンタ
装置、光磁気ディスク装置等、高輝度の基本横モード光
出力を要求する用途にも、VCSELを利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電流狭窄アパーチャ径一定条件で、出射中心
の周辺部の多層膜反射鏡の反射率を変化させた場合の上
部電極アパーチャ径、基本横モードの損失、及び高次横
モードの損失の関係を示すグラフである。
【図2】Au/GaAs界面におけるアニールによる白
色光の反射強度変化を示すグラフである。
【図3】Au/u−GaAs界面とAu/Ti/u−G
aAs界面における白色光の反射強度変化を示すグラフ
である。
【図4】Au/Ti/u−GaAs界面のにおけるアニ
ールによる白色光の反射強度変化を示すグラフである。
【図5】(a)〜(e)は、本発明の第1の実施形態に
係るVCSELの製造工程を順に示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るVCSELおよ
び従来例のVCSELにおける光出力と注入電流の関係
を示すグラフである。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るVCSELの断
面図である。
【図8】従来のVCSELの断面図である。
【図9】(a)〜(d)は、従来のVCSELの凹状の
損失決定素子の製造工程を順に示す断面図である。
【符号の説明】
51 n型GaAs基板 52 n型GaAsバッファ層 52 下部n型DBR層53 54 活性層領域 55 p型AlAs層 56 上部p型DBR層 57 酸化領域 58 非酸化領域 R レジストマスク s 半導体柱(ポスト) 56 SiN膜 57 p側電極 T レジストパターン 61 開口部 71 高抵抗化領域 72 p型GaAsコンタクト層 171 導電型半導体基板 172 下部DBR層 173 活性層領域 174 上部DBR層 175 低反射率ゾーン 176 損失決定素子 177、178 電極 179 光軸 181 湾曲表面を形成しようとする層 182 フォトレジスト 183 フォトレジスト柱 184 凸状の湾曲面を有する形状の層 185 凸状の湾曲面を有する構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乙間 広己 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AA74 AB17 CA02 CA04 CA05 CA06 CA07 CA12 CA14 CA22 DA05 DA14 DA16 DA27 EA23 EA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に、下部多層膜反射鏡、活性層領
    域、及び上部多層膜反射鏡が順次積層され、下部に、下
    部電極が設けらた半導体基板と、 該上部多層膜反射鏡の上層であって前記活性層領域で発
    生したレーザ光の出射中心の周辺部に出射口部を取り囲
    むように設けられ、前記下部電極と対をなし前記活性層
    領域に電流注入するための金属材料からなる上部電極
    と、 前記上部電極と前記下部電極との間に設けられ、電流流
    路の周縁部を絶縁化して形成された電流狭窄部と、を備
    え、 その上部に前記上部電極が設けられた出射中心の周辺部
    の多層膜反射鏡の反射率が、出射中心の多層膜反射鏡の
    反射率よりも低くなるようにし、該反射率の低下の程度
    に応じ、前記出射口部の径を前記電流狭窄部の径より大
    きくする度合いを大きくしたことを特徴とする面発光型
    半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 前記上部電極を、Au、Pt、Ti、G
    e、Zn、Ni、In、及びWから選択される金属材料
    を2種以上積層して形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の面発光型半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 前記上部電極を、金属材料を蒸着して蒸
    着膜を形成した後、250〜500℃の温度範囲でアニ
    ールを行い、該蒸着膜とこれに隣接する層との間でアロ
    イ化を進行させることにより形成したことを特徴とする
    請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 前記上部電極を、Au、Pt、Ti、G
    e、Zn、Ni、In、及びWから選択される少なくと
    も1種の金属材料を蒸着して蒸着膜を形成した後、25
    0〜500℃の温度範囲でアニールを行い、該蒸着膜と
    これに隣接する層との間でアロイ化を進行させることに
    より形成したことを特徴とする請求項1に記載の面発光
    型半導体レーザ。
  5. 【請求項5】 前記アニールを、300〜400℃の温
    度範囲で行うことを特徴とする請求項3または4に記載
    の面発光型半導体レーザ。
  6. 【請求項6】 前記アニールを、赤外線によるフラッシ
    ュアニール、レーザアニール、高周波加熱、電子ビーム
    によるアニール、及びランプ加熱によるアニールから選
    択されるいずれかの方法により行うことを特徴とする請
    求項3から5までのいずれか1項に記載の面発光型半導
    体レーザ。
  7. 【請求項7】 前記出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の
    反射率が、80%以下であることを特徴とする請求項1
    から6までのいずれか1項に記載の面発光型半導体レー
    ザ。
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