JP2000331808A - 薄膜抵抗体形成方法及びこの方法により形成された薄膜抵抗体とこの薄膜抵抗体を用いた歪センサ - Google Patents

薄膜抵抗体形成方法及びこの方法により形成された薄膜抵抗体とこの薄膜抵抗体を用いた歪センサ

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JP2000331808A
JP2000331808A JP11143319A JP14331999A JP2000331808A JP 2000331808 A JP2000331808 A JP 2000331808A JP 11143319 A JP11143319 A JP 11143319A JP 14331999 A JP14331999 A JP 14331999A JP 2000331808 A JP2000331808 A JP 2000331808A
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thin
thin film
tcr
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Minoru Ogawa
実 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパッタリング法により抵抗温度係数が略ゼ
ロの薄膜抵抗体を得ることである。 【解決手段】 NiCrを主成分とした合金ターゲット
を用いてスパッタリング法により薄膜抵抗体を形成する
ようにした薄膜抵抗体形成方法において、前記薄膜抵抗
体の抵抗温度係数が略ゼロになるように前記スパッタリ
ングに使用するアルゴンガスに混合する窒素ガスの混合
量を調整することである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NiCrを主成分
とする薄膜抵抗体の抵抗温度係数(TCR)を調整する
ことができる薄膜抵抗体形成方法及びこの方法により形
成された薄膜抵抗体とこの薄膜抵抗体を用いた歪センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜抵抗体等を含む微少回路の製
造には薄膜技術が利用されている。薄膜抵抗体として従
来から良く知られているのは、Ta、TaN、Ta−S
iO2、Cr−SiO2、NiCrなどであり、中でも、
比較的安定性が高く、製造が容易なため、NiCr合金
が広く用いられている。
【0003】通常、NiCr合金抵抗体は、Niリッチ
の組成で使われることが多い。その理由は、Crが多く
なると、経時変化が大きく安定性に欠けるようになり、
また機械的にもろくなる為である。一般には、Ni80
wt%、Cr20wt%を基調にした合金が用いられ
る。ところがこの組成の合金をターゲットとしてスパッ
タリング法により得られた膜の抵抗体は、抵抗温度係数
(TCR)が約130ppm/℃と大きくゼロ付近の値
が得られ難い。
【0004】これに対して、従来からNiCr薄膜抵抗
体は真空蒸着法により形成され、薄膜形成時、または、
形成後に空気若しくは酸素を成膜槽に導入し、NiCr
成分中のCrの一部を酸化させてCrO、またはCr2
3を生成させて、TCRをゼロ付近に近づける試みが
なされていた。しかし、この方法は、再現性が乏しく実
用化は稀であった。
【0005】この問題を解決するため、特開昭58−1
19601号公報に開示されているように、NiCr合
金に対しSiを添加したNiCrSi3元系合金が提案
されている。更には、TCRのバラツキを低減し、安定
性、特に、耐湿負荷寿命性を改善したNiCrTaSi
4元系合金が、特開昭60−27013号公報に開示さ
れている。その他、特開昭57−173909号公報に
は、NiCrSiFe4元系合金が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの3元
系合金や4元系合金の金属材料を調整して作成されたス
パッタリング用のターゲットを用いて形成された薄膜抵
抗体の抵抗温度係数(TCR)は、微妙な組成のずれに
よりTCRの変動が生ずる問題があった。例えば、Ni
CrSiの3元系合金を用いたターゲットの組成がNi
72.4wt%、Cr18.1wt%、Si9.5wt
%でTCRがゼロ付近であっても、再度同一組成で作成
した場合に微妙にTCRがずれる問題があった。特に合
金成分の多いものほどずれ易い。特にTCRの厳密な管
理が要請される4つの抵抗体のブリッジで構成される圧
力センサ等の歪センサに用いられる抵抗体は、TCRが
ほぼゼロが必要とされている。上記圧力センサが使用さ
れる環境下において、たとえば、温度変化が生じた時、
TCRがゼロであれば前記ブリッジもバランスも変動せ
ず安定的に計測が可能である。それ故、かかる用途にお
いて特にTCRの小さい薄膜抵抗体を形成することが嘱
望されていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
NiCrを主成分とした合金ターゲットを用いてスパッ
タリング法により薄膜抵抗体を形成するようにした薄膜
抵抗体形成方法において、前記薄膜抵抗体の抵抗温度係
数が略ゼロになるように前記スパッタリングに使用する
アルゴンガスに混合する窒素ガスの混合量を調整するよ
うにした薄膜抵抗体形成方法である。
【0008】請求項2記載の発明は、NiCrを主成分
とした合金ターゲットを用いてスパッタリングに使用す
るアルゴンガスに混合する窒素ガスの混合量を調整する
ことにより抵抗温度係数が略ゼロになるように形成され
た薄膜抵抗体である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の薄
膜抵抗体において、Ni80wt%、Cr20wt%を
主成分とする合金ターゲットを用いたことである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2記載の薄
膜抵抗体において、Ni71〜73wt%、Cr19〜
21wt%、Si9〜11wt%からなる成分の合金タ
ーゲットを用いたことである。
【0011】請求項5記載の発明は、外力により変形す
る起歪体の表面に請求項2、3又は4記載の薄膜抵抗体
を所定形状に形成して電気的に接続した歪センサであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態につい
て説明する。まず、本実施の形態に係わるNiCr合金
薄膜からなる薄膜抵抗体の形成について説明する。一般
の抵抗体薄膜の形成に使われているスパッタリング法を
用いて基板上に薄膜抵抗体を形成する。スパッタリング
に用いる合金ターゲットとして、5インチΦの形状で、
その組成は、 Ni80wt%、Cr20wt%からな
るNiCr合金を用いた。
【0013】基板、例えば、ガラス基板をスパッタ装置
の所定の位置にセットして 到達真空度 2×10-6torr以下 放電圧力 7×10-3torr (Ar+窒素ガスの圧力) 基板 無アルカリガラス 基板温度 120℃ 放電パワー RF1KW なる条件で基板上にNiCr合金薄膜を約0.1μm成
膜し、連続してその上層に電極としてのTi、Cuをそ
れぞれ0.2μm、1.5μm成膜した。
【0014】この場合の成膜条件として、スパッタリン
グに用いるアルゴンガスに所定量の窒素ガスを加えるも
のであり、アルゴンガスに対する窒素ガスの種々の混合
量においてNiCr薄膜抵抗体の成膜を行った。
【0015】具体的な混合方法としては、アルゴンガス
と窒素ガスを夫々マスフローコントローラで流量を所定
の混合比になるように制御してスパッタ装置に導入し、
所定のガス圧力に調整した。
【0016】夫々のスパッタリング条件で成膜した試料
について、所定のパターニングを行い、NiCr合金薄
膜抵抗体を作成した。この薄膜抵抗体の電極にリードを
半田付けした後に所定の特性評価を行った。そして、温
度試験槽に入れて、−40℃から120℃までの抵抗値
の変化を測定し、その薄膜抵抗体のTCRを求めた。
【0017】図1は、上記に示したような方法で試作し
たNiCr薄膜抵抗体について、アルゴンガスに対する
窒素ガスの混合量(添加量)とNiCr薄膜抵抗体の比
抵抗との関係を示す。ここで、アルゴンガスに対して窒
素ガスの混合量の増加に伴い比抵抗が増加する結果が得
られた。
【0018】また、図2は、アルゴンガスに対する窒素
ガスの混合量とNiCr薄膜抵抗体のTCRとの関係を
示す。TCRは、10cc添加付近(アルゴンガスに対
して窒素ガスが10%)までは正の方向に増加するが、
それ以上の添加は、逆に負の方向へ増加していき、略2
0〜30cc添加でTCRが0となる。この結果から、ア
ルゴンガスに加える窒素ガスの混合量によりTCRを制
御することが可能で、しかも、TCRがゼロになる条件
が設定できることを見出すことができた。この方法によ
れば、所定の薄膜抵抗体を形成するためのスパッタリン
グのターゲット組成が多少ずれていても、成膜時のアル
ゴンガスに混合する窒素ガスの混合量で調整することも
可能である。
【0019】次に、本発明の第二の実施の形態について
説明する。第一の実施の形態と同様に、スパッタリング
のターゲットとしては、5インチΦの形状で、その組成
は、Ni72.4wt%、Cr20wt% 、Si9.
5wt%からなるNiCrSi合金ターゲットを用い
た。
【0020】基板、例えば、ガラス基板をスパッタ装置
の所定の位置にセットして 到達真空度 2×10-6torr以下 放電圧力 7×10-3torr (アルゴンガス+窒素ガスの圧力) 基板 無アルカリガラス 基板温度 120℃ 放電パワー RF1KW なる条件で基板上にNiCr合金薄膜を約0.1μm成
膜し、連続してその上層に電極としてのTi、Cuをそ
れぞれ0.2μm、1.5μm成膜した。
【0021】この場合の成膜条件として、スパッタリン
グに用いるアルゴンガスに所定量の窒素ガスを加え、種
々のアルゴンガスに対する窒素ガスの混合量におけるN
iCrSi薄膜抵抗体の成膜を行った。
【0022】具体的な混合方法としては、アルゴンガス
と窒素ガスを夫々マスフローコントローラで流量を所定
の混合比になるように制御してスパッタ装置に導入し、
所定のガス圧力に調整した。
【0023】夫々のスパッタリング条件で成膜した試料
について、所定のパターニングを行い、NiCrSi合
金薄膜抵抗体を作成した。この薄膜抵抗体の電極にリー
ドを半田付けした後に所定の特性評価を行った。そし
て、温度試験槽に入れて、−40℃から120℃までの
抵抗値の変化を測定し、その薄膜抵抗体のTCRを求め
た。
【0024】図3は、上記に示したような方法で試作し
たNiCrSi薄膜抵抗体についてアルゴンガスに対す
る窒素ガスの混合量とNiCrSi薄膜抵抗体の比抵抗
との関係を示す。アルゴンガスに対して窒素ガスの混合
量の増加に伴い比抵抗が増加する結果が得られた。
【0025】また、図4は、アルゴンガスに対する窒素
ガスの混合量とNiCrSi薄膜抵抗体のTCRの関係
を示す。TCRは、窒素の混合量の増加とともに正の方
向に増加し、約4cc(アルゴンガス100ccに対し
て)付近でTCRがほぼゼロになり、さらに、窒素の混
合量が増加するにつれてプラス側にTCRが増加する傾
向にある。この結果から、前述したNiCr2元系の場
合と異なった傾向を示しているが、アルゴンガスに対す
る窒素ガスの混合量を制御することでTCRの制御が可
能なことを見出すことができた。
【0026】以上について、NiCrSi抵抗体の組成
について、Ni72.4%、Cr20wt%、Si9.
5%についての実施例をその周辺の組成についての確認
も行った。すなわち、Ni71〜73wt%、Cr19
〜21、Si9〜11wt%について同様な実験により
TCRの制御が可能であることの確認を行った。これら
の組成の変更は、スパッタリングに用いるターゲットの
上にNi、Cr、Siの材料からなるチップ片を載せて
所定のスパッタリングにより薄膜抵抗体を得た。そし
て、得られた薄膜抵抗体の組成分析を行い、上記組成範
囲を特定した。ただし、この領域内の組成におけるTC
Rの制御において、NiCrのみの組成とは異なり、窒
素ガスの添加量とともにTCRがプラスの方向にしか変
化しないことが確認されたので、窒素ガスを混合しない
場合のTCRをマイナス方向になるように調整しておく
必要がある。NiCrSi系の場合は、Siの添加量と
ともにマイナス方向にTCRをシフトさせることができ
る。
【0027】次に本発明による薄膜抵抗体の歪センサへ
の適用例として、圧力センサに適用した場合の第三の実
施の形態を、図5および図6を用いて説明する。まず、
金属弾性体材料、例えば、SUS材や高力アルミニュウ
ームを用いて加工されたダイアフラム1の感圧部となる
起歪部3の表面部に4個の歪みゲージR1,R2,R3
4からなるブリッジ回路を構成するセンサパターン2
が形成されている。そのセンサパターン2の断面構造
は、図6に示すように起歪部3の表面に絶縁樹脂層4を
形成後、スパッタリング法により、本発明によるNiC
rを主成分とした薄膜抵抗層を膜厚 0.1μmで形成
し、連続して電極層となるTi層0.2μmおよびCu
1.5μmを形成する。その後、通常の薄膜パターン形
成技術を用いて、図5に示すようなセンサパターンを形
成する。
【0028】起歪部の引張り歪みが生ずる部位にR1
よびR2の歪みゲージを形成し、圧縮歪みが生ずる部位
に歪みゲージR3およびR4を形成する。これらの4個の
ゲージは所定のリード配線パターンLにより接続されて
ブリッジ回路が形成される。ここで、VOおよびVEは、
夫々ブリッジ回路に入力される入力電圧端子および出力
電圧端子を示す。
【0029】ここで圧力センサを用いて計測する場合、
特に測定の安定性および精度のへ影響の大きいゼロ点
(ブリッジバランス)の安定性に及ぼす抵抗体のTCR
の影響について説明する。
【0030】前述のように4個の歪みゲージの抵抗値を
それぞれR1,R2,R3,R4とし、ブリッジ回路の入力
電圧をVE、出力電圧をVOとしたとき、圧力センサに印
加される計測すべき圧力がゼロの時の出力電圧をV
Oは、 Vo=Ve・{R1/(R1+R3)―R4/(R2+R4)} となる。
【0031】この式を用いて、具体的な計算は省略する
が、例えば周囲温度が10℃変化して圧縮歪みを生ずる
側に配置されているR3およびR4と引張り歪み側に配置
されているR1およびR2において温度差が1℃生じた場
合のゼロ点のドリフト量は、当該センサの最大出力電圧
値にも依存するが、通常の使用形態において、歪センサ
の抵抗体(R1、R2、R3、R4)のTCRが、例えば、
+10ppm/℃のときの1%/最大出力電圧のドリフ
ト量が生じてしまう。さらに、周囲の温度変化が大きく
なるにつれて、ドリフト量は増大してしまう。そのた
め、このゼロ点のドリフト量を低減させるためには、歪
ゲージ抵抗体のTCRを更に低減させることが要求され
る。薄膜抵抗体のTCRを調整するための、抵抗体の組
成コントロール(例えば、ターゲットのNiCrにSi
を添加する)による方法では、例えば、50ppm/℃
程度は比較的容易に実現することは可能と思われるが、
前述したように、例えば、数ppm/℃以下の制御は、
組成のわずかなずれ等によりTCRが変動してしまう
為、非常に難しい。
【0032】本実施の形態の方法を用いれば、NiCr
合金ターゲットを用いたスパッタリング法により薄膜抵
抗体を形成する際に、アルゴンガスに対して所定量の窒
素ガスの混合量を制御して、所望のTCRに調整するこ
とが可能である。
【0033】以上のように、本実施の形態における薄膜
抵抗体の適用の一例を圧力センサに適用したものについ
て説明したが、重量を計測するロードセルやトルクを計
測するトルクセンサ等のように外力を受けることにより
変形する部分に利用することができるため、これらを総
称して歪センサとして適用することができるものであ
る。その他、計測用に用いられる精密抵抗等にも幅広く
適用することは可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、NiCrを主成
分とした合金ターゲットを用いてスパッタリング法によ
り薄膜抵抗体を形成するようにした薄膜抵抗体形成方法
において、前記薄膜抵抗体の抵抗温度係数が略ゼロにな
るように前記スパッタリングに使用するアルゴンガスに
混合する窒素ガスの混合量を調整するようにしたので、
薄膜抵抗体の抵抗温度係数を略ゼロにすることが可能で
あるという効果を有する。
【0035】請求項2記載の発明は、NiCrを主成分
とした合金ターゲットを用いてスパッタリングに使用す
るアルゴンガスに混合する窒素ガスの混合量を調整する
ことにより抵抗温度係数が略ゼロになるように形成され
た薄膜抵抗体であるので、抵抗温度係数が略ゼロの薄膜
抵抗体を得ることができるという効果を有する。
【0036】請求項3記載の発明は、請求項2記載の薄
膜抵抗体において、Ni80wt%、Cr20wt%を
主成分とする合金ターゲットを用いたので、抵抗温度係
数がプラスである合金ターゲットにおいても、抵抗温度
係数が略ゼロの薄膜抵抗体を得ることができるという効
果を有する。
【0037】請求項4記載の発明は、請求項2記載の薄
膜抵抗体において、Ni71〜73wt%、Cr19〜
21wt%、Si9〜11wt%からなる成分の合金タ
ーゲットを用いたので、抵抗温度係数がマイナスである
合金ターゲットにおいても、抵抗温度係数が略ゼロの薄
膜抵抗体を得ることができるという効果を有する。
【0038】請求項5記載の発明は、外力により変形す
る起歪体の表面に請求項2、3又は4記載の薄膜抵抗体
を所定形状に形成して電気的に接続した歪センサである
ため、抵抗温度係数が略ゼロの薄膜抵抗体により安定し
た外力測定を行うことが出きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すもので、Ni
Cr膜の窒素添加量と比抵抗との関係を示すグラフであ
る。
【図2】NiCr膜の窒素添加量とTCRとの関係を示
すグラフである。
【図3】本発明の第二の実施の形態を示すもので、Ni
CrSi膜の窒素添加量と比抵抗の関係を示すグラフで
ある。
【図4】NiCrSi膜の窒素添加量とTCRの関係を
示すグラフである。
【図5】本発明の第三の実施の形態を示すもので、圧力
センサのブリッジ回路パターンを示す平面図である。
【図6】図5のA−A線の断面図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NiCrを主成分とした合金ターゲット
    を用いてスパッタリング法により薄膜抵抗体を形成する
    ようにした薄膜抵抗体形成方法において、前記薄膜抵抗
    体の抵抗温度係数が略ゼロになるように前記スパッタリ
    ングに使用するアルゴンガスに混合する窒素ガスの混合
    量を調整することを特徴とする薄膜抵抗体形成方法。
  2. 【請求項2】 NiCrを主成分とした合金ターゲット
    を用いてスパッタリングに使用するアルゴンガスに混合
    する窒素ガスの混合量を調整することにより抵抗温度係
    数が略ゼロになるように形成されたことを特徴とする薄
    膜抵抗体。
  3. 【請求項3】 Ni80wt%、Cr20wt%を主成
    分とする合金ターゲットであることを特徴とする請求項
    2記載の薄膜抵抗体。
  4. 【請求項4】 Ni71〜73wt%、Cr19〜21
    wt%、Si9〜11wt%からなる成分の合金ターゲ
    ットであることを特徴とする請求項2記載の薄膜抵抗
    体。
  5. 【請求項5】 外力により変形する起歪体の表面に請求
    項2、3又は4記載の薄膜抵抗体を所定形状に形成して
    電気的に接続したことを特徴とする歪センサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112525062A (zh) * 2021-01-08 2021-03-19 浙江工业大学 用于高压硫化氢环境中的薄膜式电阻应变计
WO2022092205A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 日東電工株式会社 積層フィルム、その製造方法およびひずみセンサ

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