JP2000331383A - 光記録媒体、トラッキング制御方法、トラッキング制御装置およびグルーブ形成方法 - Google Patents

光記録媒体、トラッキング制御方法、トラッキング制御装置およびグルーブ形成方法

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JP2000331383A
JP2000331383A JP11135480A JP13548099A JP2000331383A JP 2000331383 A JP2000331383 A JP 2000331383A JP 11135480 A JP11135480 A JP 11135480A JP 13548099 A JP13548099 A JP 13548099A JP 2000331383 A JP2000331383 A JP 2000331383A
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JP11135480A
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Goro Fujita
五郎 藤田
Yoshiyuki Teraoka
善之 寺岡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度記録が可能な光記録媒体を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 光磁気ディスクにグルーブを形成する場
合に、半径方向に隣り合うグルーブGdとグルーブGt
とは、深さ、または、半径方向の幅が異なるようにする
か、または、深さと半径方向の幅との両方が異なるよう
にして形成する。このようにすることによって、トラッ
クピッチを再生装置などの光記録媒体を利用する装置の
光学系のカットオフよりも狭いトラックピッチの光記録
媒体を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光記録媒体、こ
の光記録媒体を用いる場合のトラッキング制御方法、ト
ラッキング制御装置、グルーブ形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの場合には、信号が記録され
た、または、信号を記録する目的トラックを光ビームで
正確に走査するようにするために、3ビーム法や、1ビ
ームプッシュプル法などの各種のトラッキング制御方法
が提案されている。
【0003】例えば、3ビーム法は、目的トラックを走
査するメインビームと、このメインビームに対して、信
号記録または再生方向(トラック方向)にずらされると
ともに、トラック方向と直交する方向である半径方向
に、互いに逆方向にずらすようにされた2つのサブビー
ムとで、光ディスク上を走査するようにする。
【0004】そして、2つのサブビームに対応するよう
に設けられたサブビーム用の2つの受光素子でサブビー
ムの反射光を受光し、この反射光の受光量の差分をトラ
ッキングエラー信号として用いてトラッキング制御を行
うことによりる、メインビームが正確に目的トラックを
走査するようにされる。
【0005】また、1ビームプッシュプル法は、1つの
光ビームで光ディスク上を走査するようにする。この1
つの光ビームの反射光を受光する受光素子としては、少
なくとも、光ビームのビームスポットのトラック方向と
直交する方向の1/2の領域からの反射光を受光する第
1の受光領域と、ビームスポットの残りの1/2の領域
からの反射光を受光する第2の受光領域とに分けられた
ものを用いる。
【0006】そして、第1の受光領域の受光出力から、
第2の受光領域の受光出力を減算することによりトラッ
キングエラー信号を形成し、このトラッキングエラー信
号を用いてトラッキング制御が行うことにより、光ビー
ムが正確に目的トラックを走査するようにされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
などの光記録媒体に対しては、より多くのデータを記録
できるようにしたいとする高密度記録の要求が高くなっ
てきている。この要求に対応する1つの方法として、ト
ラックピッチを小さくすることにより、データを記録す
るランドトラック、または、グルーブトラックをより多
く光磁気ディスクに形成して、データの記録密度を向上
させることが考えられる。
【0008】しかしながら、ピットの記録密度や、トラ
ックピッチは、光ディスクの再生装置や記録再生装置の
光学系の対物レンズのNA(Numerical Ap
erture:開口率)と、光ディスクに照射する光ビ
ームの波長λとにより決定される。このため、光ディス
クにおいて、高密度化に伴いトラックピッチをつめてい
くと、その空間周波数が再生光学系のカットオフに近付
き、トラッキングエラー信号のピットやグルーブから受
ける変調度が小さくなり、トラッキング制御が安定にか
からなくなってしまう。
【0009】つまり、光ディスクに照射された光ビーム
の反射光のピットやグルーブによる変調度は、空間周波
数の関数で表される。この関数は、MTF(Modul
ation Transfer Function)と
呼ばれ、光ディスクからの反射光の振幅の伝達関数であ
る。
【0010】そして、光ディスクに照射した光ビームの
反射光を受光することにより形成される再生信号と、ト
ラッキングエラー信号についてのMTFは、図14に示
すようになる。図14において、MTF1は、再生信号
についてのMTFであり、MTD2は、トラッキングエ
ラー信号についてのMTFである。
【0011】そして、光ディスクからの反射光の変化量
(ピットなどによる変調度)が「0」になる周波数は、
カットオフと呼ばれ、前述したように、再生装置や記録
再生装置の光学系の対物レンズのNAと、光ビームの波
長λにより決定される。この、カットオフfcは、 カットオフfc = 2NA/λ …(1) で求められる。
【0012】対物レンズのNAを、例えばNA=0.4
5、光ビームの波長λを、例えば、λ=0.78μmと
すると、 カットオフfc = 2NA/λ = 1154(本/
mm) となり、1154本/mmの空間周波数がカットオフで
ある。
【0013】この場合には、半径方向の1mm当たりに
1154本以上のグルーブが形成されると、正確にトラ
ッキング制御を行うことができないことを意味する。こ
のように、光磁気ディスクのトラックピッチをつめてい
くと、その光磁気ディスクの空間周波数は、再生装置や
記録再生装置の光学系のカットオフfcに近付く。
【0014】このため、図14において、トラッキング
エラー信号のMTFが示すように、空間周波数がカット
オフfcに近付くほど、トラッキングエラー信号がグル
ーブから受ける変調度が小さくなり、トラッキング制御
を安定に行うことができなくなるという問題がある。
【0015】以上のことにかんがみ、この発明は、トラ
ックピッチを小さくした場合にも安定にトラッキング制
御を行うことができる光記録媒体、この光記録媒体を用
いる場合のトラッキング制御方法、トラッキング制御装
置、および、トラックピッチを小さくした場合にも安定
にトラッキング制御を行うことができる光記録媒体を形
成する場合のグルーブの形成方法を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の光記録媒体は、信号記録ま
たは再生方向に沿う方向のグルーブが、前記信号記録ま
たは再生方向と直交する方向に見たときに、一定の間隔
をもって、複数本形成された状態となる光記録媒体であ
って、前記信号記録または再生方向と直交する方向の前
記複数本のグルーブの深さまたは幅が、周期的に異なる
ようにされてなることを特徴とする。
【0017】この請求項1に記載の発明の光記録媒体に
よれば、深さまたは幅、または、深さと幅が異なるグル
ーブからの反射光の反射率は異なるので、トラックピッ
チを小さくした場合にも、グルーブから受ける変調度の
大きなトラッキングエラー信号を形成することができる
ようにされる。
【0018】これにより、トラックピッチを狭くして、
空間周波数が光学系のカットオフを上回る場合でも、装
置側の構成を変更することなく、変調度の大きなトラッ
キングエラー信号の形成が可能な光記録媒体が実現され
る。つまり、トラックピッチを狭くすることによって、
高密度に信号の記録が可能であって、かつ、適正に信号
を再生したり記録することができるようにされた光記録
媒体が実現される。
【0019】また、請求項2に記載の発明の光記録媒体
は、請求項1に記載の光記録媒体であって、前記信号記
録または再生方向と直交する方向には、深さまたは幅の
異なる2種類の前記グルーブが交互に形成されてなるこ
とを特徴とする。
【0020】この請求項2に記載の発明の光記録媒体に
よれば、深さまたは幅、または、深さと幅が異なる2種
類のグルーブが、信号記録または再生方向と直交する方
向に交互に形成されることにより、隣り合うグルーブ同
士は、必ず異なったものとなるようにされる。この場
合、深さまたは幅、または、深さと幅が異なるグルーブ
からの光ビームの反射光は、その光量が異なるので、ト
ラックピッチをつめても、グルーブからの変調度の大き
なトラッキングエラー信号を形成することができるよう
にされる。
【0021】これにより、トラックピットを狭くして、
記録容量を高めるようにしても、ランド、または、グル
ーブのどちらについても、メインビームが走査するよう
にトラッキング制御をかけることができる記録媒体を実
現することができる。
【0022】また、請求項3に記載の発明の光記録媒体
は、前記信号記録または再生方向と直交する方向には、
深さまたは幅の異なる2種類の前記グルーブが、その一
方のグルーブが、他方のグルーブの2本おきに形成され
る状態で形成されてなることを特徴とする。
【0023】この請求項3に記載の発明の光記録媒体に
よれば、2種類のグルーブトラックを用いて、信号記録
または再生方向と直交する方向に、一方のグルーブトラ
ックが、3つのランドトラック毎、つまり、トラックピ
ッチの3周期毎に形成するようにされる。
【0024】この場合には、3ビーム法を用い、各光ス
ポットの反射光に応じた各光スポット毎のRF信号に基
づいて、メイン光スポットが走査する目的トラックを判
別して、この判別結果に応じて、3つの光ビームのうち
のどの反射光からトラッキングエラー信号を形成するよ
うにするかを特定する。この特定したプッシュプル信号
を用いてトラッキング制御を行うことによって、正確に
トラッキング制御を行うことができるようにされる。
【0025】これにより、トラックピッチを狭くするよ
うにしても、2種類のグルーブを用い、一方のグルーブ
を他方のグルーブの2本おきに形成するようにしておけ
ば、正確にトラッキング制御が可能な記録媒体を実現す
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による光記録媒体、トラッキング制御方法、トラッキ
ング制御装置およびグルーブトラックの形成方法の一実
施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態
においては、MD(ミニディスク)と呼ばれる小型の光
磁気ディスクにこの発明による光記録媒体を適用した場
合を例にして説明する。
【0027】[第1の実施の形態]以下に説明するこの
第1の実施の形態は、光磁気ディスクに形成されたラン
ドとグルーブのうち、グルーブをデータの記録トラック
として用いるグルーブ記録の光磁気ディスクを用いる場
合の例である。また、この第1の実施の形態の記録再生
装置は、ただ1つの光ビームを光磁気ディスクに照射
し、この1つの光ビームの光磁気ディスクからの反射光
を受光して、再生信号RF、トラッキングエラー信号T
E、フォーカスエラー信号FEを形成するいわゆる1ビ
ーム方式の場合の例である。
【0028】図1は、この第1の実施の形態の記録再生
装置を説明するためのブロック図であり、図2は、この
実施の形態の記録再生装置の4分割フォトディテクタ
と、RF回路とを説明するためのブロック図である。ま
た、図3は、この第1の実施の形態の記録再生装置で用
いられる記録媒体である光磁気ディスク100を説明す
るための図である。
【0029】図1に示すように、この第1の実施の形態
の記録再生装置は、スピンドルモータ11、光ピックア
ップ部12、RF回路13、サーボ回路14、データ復
調回路15、データECC(Error Correc
ting Code)復号回路16、出力端子17、ア
ドレス復調回路18、アドレスECC復号回路19、コ
ントロール部20、レーザパワー制御回路21、LDド
ライブ回路22、入力端子31、ECC付加部32、デ
ータ変調回路33、マグネットドライブ回路34、外部
磁界発生用コイル35を備えている。
【0030】ピックアップ部12は、レーザダイオード
等の光ビームの光源、コリンメータレンズ、対物レン
ズ、偏光ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズなど
の光学部品、後述する4分割フォトディテクタ121、
スレッドモータなどを備えたものである。また、この実
施の形態において、光ピックアップ部12の光学系のN
Aは、0.52であり、また、光源から照射される光ビ
ームの波長λは、0.66μmである。
【0031】そして、この第1の実施の形態の記録再生
装置は、前述もしたようにいわゆる1ビーム方式の記録
再生装置であり、再生時においては、ただ1つの光ビー
ムを光磁気ディスク100に照射し、この1つの光ビー
ムの光磁気ディスク100からの反射光を、図2に示す
4分割フォトディテクタ121で受光する。4分割フォ
トディテクタ121の各フォトディテクタA、B、C、
Dは、光電変換を行って、受光した反射光に応じた電気
信号をRF回路13に供給する。
【0032】RF回路13は、図2に示したように、再
生信号生成部131、トラッキングエラー信号生成部1
32、フォーカスエラー信号生成部133を備えてい
る。RF回路13の各信号生成部131、132、13
3のそれぞれは、4分割フォトディテクタ121の各フ
ォトディテクタA、B、C、Dのそれぞれから、それら
が受光した光ビームの光磁気ディスク100からの反射
光に応じた電気信号の供給を受けて、再生信号RF、ト
ラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE
を形成する。
【0033】すなわち、4分割フォトディテクタ121
の各フォトディテクタA、B、C、Dからの出力信号を
A、B、C、Dで表すと、再生信号生成部131は、
(A+B+C+D)なる演算を行って再生信号RFを形
成し、これをデータ復調回路15、アドレスデータ復調
回路18に供給する。
【0034】また、トラッキングエラー信号生成部13
2は、(A+D)−(B+C)なる演算を行って、トラ
ッキングエラー信号TEを形成し、これをサーボ回路1
4に供給する。フォーカスエラー信号生成部133は、
(A+C)−(B+D)なる演算を行って、フォーカス
エラー信号FEを形成し、これをサーボ回路14に供給
する。
【0035】サーボ回路14は、RF回路13からのト
ラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE
に基づいて、トラッキングサーボ信号、フォーカスサー
ボ信号を形成し、これを光ピックアップ部12に供給す
る。これにより、光ピックアップ部12から照射される
光ビームのトラッキングサーボ、フォーカスサーボが行
われ、光磁気ディスク100のグルーブトラック上を正
確に、良好な大きさの光スポットの光ビームで走査する
ことができるようにされる。
【0036】ところで、この実施の形態の光磁気ディス
ク100は、図3に示すように、そのトラックピッチT
cは、0.5μmである。そして、前述したように、こ
の実施の形態の光ピックアップ12の光学系のNAは、
0.52であり、光ピックアップ12から照射される光
ビームの波長λは、0、66μmである。
【0037】このため、前述した(1)式にしたがえ
ば、この第1の実施の形態の光ピックアップ12の光学
系のカットオフfcは、 カットオフfc = 2NA/λ = 1575.75
(本/mm) となり、この場合のトラックピッチTcは、 トラックピッチTc = 1/fc = 0.634
(μm) となる。
【0038】このように、光ピックアップ12の光学系
のカットオフを越えたトラックピッチの光磁気ディスク
を用いた場合には、光ビームが正確にグルーブトラック
を走査することができないので、光磁気ディスク100
に記録されているデータの再生や、光磁気ディスク10
0へのデータの記録ができなくなる。
【0039】しかし、この第1の実施の形態の光磁気デ
ィスク100は、信号の記録または再生方向(トラック
方向)と直交する方向である半径方向の隣り合うグルー
ブトラック同士は、深さが変えられて形成されている。
図3において、グルーブトラックGdと、グルーブトラ
ックGtとは、光磁気ディスク100の半径方向の幅は
同じであるが、深さが異なるグルーブトラックである。
【0040】つまり、この第1の実施の形態の光磁気デ
ィスク100には、深さの異なる2種類のグルーブトラ
ックが光磁気ディスク100の半径方向に周期的に形成
されている。この例は、深さの異なるグルーブを光磁気
ディスク100の半径方向に交互に形成することによ
り、同じ深さのグルーブトラックが、トラックピッチの
2周期毎に形成するようにされている。
【0041】そして、例えば、図3に示すように、光磁
気ディスク100上に光スポットSPを形成するように
光ビームを照射すると、この光スポットSPからの反射
光を受光する図2に示した4分割フォトディテクタ12
1においては、フォトディテクタA、Dが受光する反射
光の光量と、フォトディテクタB、Cが受光する反射光
の光量とは、深さの異なるグルーブトラックからの反射
光を含んでいるために異なることになる。このように、
深さの異なるグルーブトラックからの反射光の反射率は
異なる。
【0042】このため、前述したように、(A+D)−
(B+C)なる演算を行って、トラッキングエラー信号
TEを形成し、このトラッキングエラー信号TEが、
「0」になるように、トラッキング制御を行えば、光磁
気ディスク100に形成されたグルーブトラック上を光
ビームが正確に走査するように制御することができる。
【0043】図4は、この第1の実施の形態の記録再生
装置において、トラッキングエラー信号TEとして用い
られる前述した(A+D)−(B+C)なる演算により
求められるプッシュプル信号を説明するための図であ
る。この図4において、横軸は、光磁気ディスク100
上においての光スポットの半径方向の位置を示し、縦軸
はトラッキングエラー信号(プッシュプル信号)の強度
を示している。
【0044】図4において、トラッキングエラー信号T
E0、TE1、TE2、TE3のそれぞれは、いづれも
図3に示したように、トラックピッチが0.5μmとな
るようにグルーブトラックが形成された光磁気ディスク
100からの反射光に応じて形成されるトラッキングエ
ラー信号の波形を示したものである。しかし、光磁気デ
ィスク100の半径方向に隣り合うグルーブトラック同
士の深さの組み合わせが異なる。
【0045】つまり、図4において、トラッキングエラ
ー信号TE0は、図3に示したグルーブトラックGd、
Gtとも、その深さを光ビームの波長λの1/8にした
場合に形成されるトラッキングエラー信号の波形であ
る。グルーブトラックからの反射光と、ランドトラック
からの反射光の光量の差は、グルーブトラックの深さ
を、波長λの1/8にした場合に最大になることが知ら
れている。
【0046】しかし、光磁気ディスク100に形成され
たグルーブトラックGd、Gtがいずれも波長λの1/
8であった場合には、図2に示した4分割フォトディテ
クタ121のフォトディテクタA、D側と、フォトディ
テクタB、C側とで光スポットSPからの反射光の光量
は一致してしまう。このため、この場合には、トラッキ
ングエラー信号TE0は、図4に示したようにフラット
な波形になり、トラッキングエラー信号としては用いる
ことはできない。
【0047】つまり、図3において、光スポットSPの
中心が、ランドトラックT1の半径方向の中心位置P1
にある場合は、図4において、半径方向の位置(Rad
ial Position)が「0」の場合に相当し、
光スポットSPの中心が、グルーブトラックGd、Gt
の半径方向の中心位置P2、P3にある場合には、図4
において、半径方向の位置が、0.25、−0.25の
場合に相当する。
【0048】この図3および図4からも分かるように、
グルーブトラックGd、Gtの深さがともに、波長λの
1/8である場合には、光ビームを光磁気ディスク10
0のどの位置に照射しても、トラッキングエラー信号T
E0は、一定であるので、このトラッキングエラー信号
TE0を用いてもトラッキング制御を行うことはできな
い。
【0049】これに対し、トラッキングエラー信号TE
1は、例えば、グルーブトラックGdの深さが、波長λ
の1/8であり、グルーブトラックGtの深さが、波長
λの0/8の場合に形成されるものである。つまり、こ
の場合には、光磁気ディスク100の半径方向にグルー
ブトラックGdだけが10μm毎に形成された場合のト
ラッキングエラー信号である。
【0050】この場合には、トラッキングエラー信号T
E1を用いてトラッキング制御を行えば、深さが波長λ
の1/8のグルーブトラックGdと、深さが波長λの0
/8(深さがない)のグルーブトラックGtとのどちら
をも光ビームが走査するように制御することができる。
すなわち、トラッキングエラー信号TE1を用いれば、
図3において、光磁気ディスク100の半径方向の位置
P2、または、位置P3が示す位置に光ビームの走査位
置を引き込み、図3において、スポットSP2、SP3
が示すように、光ビームがグルーブトラックGd、Gt
を走査するようにトラッキング制御をかけることができ
る。
【0051】また、トラッキングエラー信号TE2は、
例えば、グルーブトラックGdの深さが、波長λの1/
8であり、グルーブトラックGtの深さが、波長λの1
/16の場合に形成されるものである。この場合にも、
トラッキングエラー信号TE2を用いてトラッキング制
御を行えば、深さが波長λの1/8のグルーブトラック
Gdと、深さが波長λの1/16のグルーブトラックG
tとのどちらをも光ビームが走査するように制御するこ
とができる。
【0052】この場合にも、トラッキングエラー信号T
E2を用いれば、図3において、光磁気ディスク100
の半径方向の位置P2、または、位置P3が示す位置に
光ビームの走査位置を引き込み、図3において、スポッ
トSP2、SP3が示すように、光ビームがグルーブト
ラックGd、Gtを走査するようにトラッキング制御を
かけることができる。
【0053】同様に、トラッキングエラー信号TE3
は、例えば、グルーブトラックGdの深さが、波長λの
1/8であり、グルーブトラックGtの深さが、波長λ
の1/6の場合に形成されるものである。この場合に
も、トラッキングエラー信号TE3を用いてトラッキン
グ制御を行えば、深さが波長λの1/8のグルーブトラ
ックGdと、深さが波長λの1/6のグルーブトラック
Gtとのどちらをも光ビームが走査するように制御する
ことができる。
【0054】つまり、図3において、光磁気ディスク1
00の半径方向の位置P2、P3が示す位置に光ビーム
の走査位置を引き込み、図3において、スポットSP
2、SP3が示すように、光ビームがグルーブトラック
Gd、Gtを走査するようにトラッキング制御をかける
ことができる。
【0055】このように、この実施の形態においては、
光磁気ディスク100は、その半径方向の隣り合うグル
ーブトラック同士が、深さが異なるように形成されてお
り、光ピックアップ12の光学系のカットオフを越えた
トラックピッチでグルーブトラックを形成するようにし
ても、トラッキングエラー信号を適切に形成し、これを
用いて適切にトラッキング制御を行うことができるよう
にされる。
【0056】そして、前述したように、RF回路13の
再生信号生成部131において形成された再生信号RF
は、データ復調回路15と、アドレス復調回路18とに
供給するようにされている。
【0057】この実施の形態の記録再生装置は、使用者
からの指示に応じた光磁気ディスク100上の位置から
データを再生するため、アドレス復調回路18は、これ
に供給された再生信号RFから、アドレスデータを抽出
する。この実施の形態において、アドレスデータは、光
磁気ディスク100のグルーブトラックに、例えば微小
な凹部(ピット)を設けることにより記録されており、
再生信号RFの変化に応じてアドレスデータを抽出する
ことができるようにされている。
【0058】そして、アドレス復調回路18は、抽出し
たアドレスデータを復調し、復調したアドレスデータを
アドレスECC回路19に供給する。アドレスECC復
調回路19は、復調されたアドレスデータのエラー検出
およびエラー訂正を行って、復元したアドレスデータを
コントロール部20に供給する。
【0059】コントロール部20は、供給されたアドレ
スデータにより、光ビームが走査している光磁気ディス
ク100上の位置を得て、この再生アドレスデータを基
準として、光磁気ディスク100上の目的とするトラッ
クを走査するように、光ビームの走査位置の移動指示情
報などを含む制御信号をサーボ回路14に供給する。
【0060】サーボ回路14は、コントロール部20か
らの制御信号に基づいて、光ピックアップ部12から照
射する光ビームの走査位置を変更するように制御する制
御信号を形成し、これを光ピックアップ部12に供給す
る。これにより、使用者により指示された光磁気ディス
ク100上の位置からデータを読み出すことができるよ
うにされる。
【0061】なお、この実施の形態の記録再生装置にお
いては、レーザパワー制御回路21にも再生信号RFが
供給されするようにされている。レーザパワー制御回路
21は、これに供給された再生信号RFに基づいて、光
ピックアップ部12から照射する光ビームのパワーを制
御するための光ビームのパワーエラー信号ERを形成
し、これをLDドライブ回路22に供給する。
【0062】LDドライブ回路22は、パワーエラー信
号ERに応じて、光ピックアップ部12から光磁気ディ
スク100に照射する光ビームのパワーを制御する制御
信号を形成し、これを光ピックアップ12に供給するこ
とにより、光ビームのパワーが常時適正なものとなるよ
うに制御される。
【0063】光磁気ディスク100に記録されている使
用者が目的とするデータは、前述したように、再生信号
RFとして、データ復調回路15に供給されるので、デ
ータ復調回路15は、これに供給された再生信号RFを
波形整形し、“0”、“1”のデータに変換して、これ
をECC復号回路19に供給する。ECC復号回路19
は、エラー検出および誤り訂正を行って、元のデータを
復元し、これをデータの出力端子17を通じて出力す
る。
【0064】このようにして、光磁気ディスク100に
記録されているデータを再生して利用することができる
ようにされる。そして、前述したように、トラックピッ
チを狭くしても、隣り合うグルーブの深さを異ならせて
おくことにより、トラッキングエラー信号を確実かつ適
正に形成することができる。
【0065】この第1の実施の形態においては、グルー
ブトラックの深さを光磁気ディスク100の半径方向に
隣り合うグルーブトラック同士では異なるようにするこ
とにより、トラックピッチより長い周期のトラッキング
エラー信号を形成して、このトラッキングエラー信号に
より適正にトラッキング制御を行うようにしている。
【0066】換言すれば、グルーブトラック間のトラッ
クピッチが、光ピックアップ部12の光学系のカットオ
フより高ければ、トラッキングエラー信号として用いら
れるプッシュプル信号は、深さの異なるグルーブトラッ
クにより変調されたトラックピッチの2倍の周期の変調
が検出するようにされる。
【0067】また、奇数グルーブトラックと、偶数グル
ーブトラックとでは、トラッキングエラー信号の極性を
変えることにより、奇数グルーブトラックと、偶数グル
ーブトラックとのいづれにも引き込むことができる。
【0068】また、トラックピッチを狭めると共に、グ
ルーブトラックの深さを異なるようにしても、グルーブ
トラックが有する記録トラック間のガードバンドとして
の効果が失われることもない。
【0069】このように、データの記録容量をより向上
させた高密度記録が可能な光磁気ディスクを実現し、こ
れを提供して利用できるようにすることができる。
【0070】なお、この実施の形態の記録再生装置は、
記録機能を備えたものであり、光磁気ディスク100に
データを光磁気記録することができるものである。した
がって、この実施の形態の記録再生装置が、入力端子3
1を通じて入力されるデータを光磁気ディスク100に
記録するようにする記録モードにされているときには、
以下のようにして、データを光磁気ディスク100に記
録する。
【0071】入力端子31を通じて入力されたータは、
ECC付加回路32に供給され、ここで誤り訂正符号が
付加された後、データ変調回路33に供給される。デー
タ変調回路33は、誤り訂正符号が付加されたデータ
を、光磁気ディスク100に記録する際に適当な、例え
ば、EFM変調方式で変調し、これをマグネットドライ
ブ回路34に供給する。
【0072】マグネットドライブ回路34は、記録デー
タに応じて、外部磁界発生用コイル35を駆動させる。
外部磁界発生用コイル35は、図1に示すように、光ピ
ックアップ部12の延長線上に、光ピックアップ部12
に対向するように設けられ、光ピックアップ部12と同
期して光磁気ディスク100の半径方向に移動すること
ができるようにされたものである。そして、外部磁界発
生用コイル35は、マグネットドライブ回路34からの
記録データに応じて、+(プラス)、−(マイナス)の
記録磁界を発生させる。
【0073】このとき、コントロール部20により、前
述したように光磁気ディスク100から読み出されたア
ドレスデータを基準として用いて、各部を制御し、光ピ
ックアップ部12から照射される光ビームの光磁気ディ
スク100上の照射位置や、外部磁界発生用コイル35
からの磁界がかけられる光磁気ディスク100上の位置
などが調整されるとともに、例えば、コントロール部2
0からの制御に応じて、レーザパワー制御回路21によ
り、光ピックアップ部12からの光ビームのパワーが記
録に適したパワーとなるようにされる。
【0074】そして、光磁気ディスク100は、所定の
回転数で回転するようにされており、光磁気ディスク1
00上の目的とする位置から、外部磁界発生用コイル3
5の極性に応じた記録マークがグルーブトラック上に形
成され、記録データが光磁気ディスク100のグルーブ
トラックに記録される。
【0075】このデータの記録時においても、RF回路
のトラッキングエラー信号生成部132において生成さ
れるトラッキングエラー信号TEに基づいて、トラッキ
ング制御が行われ、グルーブトラックの目的とする位置
からデータを記録することができるようにされる。
【0076】[第2の実施の形態]この第2の実施の形
態は、図3を用いて前述した光磁気ディスク100をラ
ンド部分をデータを記録するトラックとするランド記録
の記録媒体として用いる場合の例であり、3ビーム法を
用いる場合の例である。3ビーム法を用いる点を除け
ば、この第2の実施の形態の記録再生装置も、図1をも
ちいて前述した第1の実施の形態の記録再生装置とほぼ
同様に構成されるものである。このため、この第2の実
施の形態の記録再生装置も、図1に示した記録再生装置
と同様の構成を有するものとして、図1をも参照しなが
ら、この第2の実施の形態の記録再生装置にいて説明す
る。
【0077】この第2の実施の形態の記録再生装置の場
合には、前述したように3ビーム法を用いるものであ
り、後述もするように、メインビームと、2つのサブビ
ームの合計3本の光ビームを光磁気ディスク100に照
射するようにされている。そして、この3本の光ビーム
のそれぞれの反射光を受光するために、3つのフォトデ
テクタが光ピックアップ部12に設けられている。
【0078】図5は、この第2の実施の形態の記録再生
装置の光ピックアップ部12に設けられる3つのフォト
ディテクタ、フォトディテクタ121、122、123
と、RF回路13とを説明するための図である。この第
2の実施の形態の記録再生装置の光ピックアップ部12
には、図5に示すように、メインビームの光磁気ディス
ク100からの反射光を受光する4分割フォトディテク
タ121と、2つのサブビームの光磁気ディスク100
からの反射光をそれぞれ別個に受光する2分割フォトデ
ィテクタ122、123とを備えている。
【0079】つまり、この第2の実施の形態の記録再生
装置の場合には、3ビーム法を用いるので、トラッキン
グエラー信号TE形成用の2分割フォトディテクタ12
2、123が設けられたものである。そして、この第2
の実施の形態の記録再生装置の場合には、図5に示すよ
うに、4分割フォトディテクタの各分割フォトディテク
タA、B、C、Dからの信号に加えて、2分割フォトデ
ィテクタ122の各分割フォトディテクタE、Fからの
信号と、2分割フォトディテクタ123の各分割フォト
ディテクタG、Hからの信号が、RF回路13に供給す
るようにされる。
【0080】RF回路13は、前述した第1の実施の形
態の場合と同様に、この第2の実施の形態においても、
再生信号生成部131、トラッキングエラー信号生成部
134、フォーカスエラー信号生成部133とを備えた
ものである。そして、この第2の実施の形態のRF回路
13においては、トラッキングエラー信号生成部134
において生成されるトラッキングエラー信号が、前述し
た第1の実施の形態の場合とは異なる。
【0081】この第2の実施の形態のトラッキングエラ
ー信号生成回路134においては、2分割フォトディテ
クタ122、123からの出力信号に基づいて、(E−
F)−(G−H)なる演算を行って、トラッキングエラ
ー信号TEを生成するようにしている。
【0082】図6は、この第2の実施の形態の光ピック
アップ12から光磁気ディスク100に照射されるメイ
ンビームの光スポット(以下、メインスポットとい
う。)MSと、2つのサブビームの光スポット(以下、
サブスポットという。)S+、S−とを説明するための
図である。
【0083】図6に示すように、この第2の実施の形態
においても、トラックピッチは、0.5μmであり、前
述した第1の実施の形態の場合と同様に、半径方向の幅
は同じであるが、波長λの1/8の深さのグルーブGd
と、波長λの1/16の深さのグルーブGtとが、光磁
気ディスク100の半径方向に交互に形成するようにさ
れたものである。
【0084】そして、この第2の実施の形態の記録再生
装置の場合には、深さの同じグルーブ間、すなわち、グ
ルーブGdとグルーブGdとの間、あるいは、グルーブ
GtとグルーブGtとの間を単位区間TRとすると、サ
ブスポットS+、S−のそれぞれは、メインスポットM
Sに対し、単位区間TRの1/4だけ、メインスポット
MSを挟んで光磁気ディスク100の半径方向であっ
て、それぞれ異なる方向にずらされるとともに、トラッ
クの走査方向(以下、トラック方向という。)にもメイ
ンスポットMSを挟んでずらされた位置に形成するよう
にされる。
【0085】つまり、データが記録された、あるいは、
データを記録する目的ランドトラックをメインスポット
MSにより走査し、この目的ランドトラックの両側の深
さの異なるグルーブ上を、サブスポットS+、S−とが
走査するようにされる。
【0086】このように、サブスポットS+、S−をメ
インスポットMSに対して、単位区間TRの1/4だけ
ずらすようにするのは、トラッキングエラー信号として
のプッシュプル信号がグルーブGd、Gtから受ける変
調度をより大きくするためである。
【0087】図7は、光磁気ディスク100上において
のサブスポットの位置と、サブスポットからの反射光か
ら形成されるトラッキングエラー信号(プッシュプル信
号)とを説明するための図である。図7において、横軸
は、光磁気ディスク100上においての半径方向の位置
を示し、縦軸は、トラッキングエラー信号TEの強度を
示す図である。
【0088】そして、図7において、トラッキングエラ
ー信号TE1は、メインスポットMSと、例えば、サブ
スポットS+とが、光磁気ディスク100上のまったく
同じ位置を走査するようにされている場合において、サ
ブスポットS+からの反射光を受光して求められるトラ
ッキングエラー信号の波形を示している。
【0089】また、図7において、トラッキングエラー
信号TE2は、メインスポットMSと、例えば、サブス
ポットS+とが、単位区間TRの+1/4だけ半径方向
にずれた場合において、サブスポットS+からの反射光
を受光して求められるトラッキングエラー信号の波形を
示している。
【0090】また、図7において、トラッキングエラー
信号TE3は、メインスポットMSと、例えば、サブス
ポットS+とが、単位区間TRの2/4だけ半径方向に
ずれた場合において、サブスポットS+からの反射光を
受光して求められるトラッキングエラー信号の波形を示
している。つまり、サブスポットS+が、メインスポッ
トMSが走査する隣りのランドトラックを走査している
場合である。
【0091】また、図7において、トラッキングエラー
信号TE4は、メインスポットMSと、サブスポットS
−とが、単位区間TRの−1/4だけずれた場合におい
て、サブスポットS−からの反射光を受光して求められ
るトラッキングエラー信号の波形を示している。
【0092】そして、前述したように、RF回路13の
トラッキングエラー信号生成回路134においては、
(E−F)−(G−H)の演算によりトラッキングエラ
ー信号が形成される。そして、図7において、トラッキ
ングエラー信号TE2が、(E−F)により求められた
ものであり、トラッキングエラー信号TE4が、(G−
H)により求められたものである。
【0093】したがって、トラッキングエラー信号TE
2からトラッキングエラー信号TE4を減算すると、図
7において、グルーブGd、Gtから受ける変調度の一
番大きなトラッキングエラー信号TE5が得られる。こ
のように、メインスポットMSを挟んで半径方向に1/
4ずらした位置に、サイドスポットS+、S−を形成す
るようにし、このサイドスポットS+、S−からの反射
光からトラッキングエラー信号を形成すると、トラッキ
ング制御を行うために最も良好なトラッキングエラー信
号TE5を得ることができる。
【0094】そして、このトラッキングエラー信号TE
を用いてトラッキングエラー信号を行うようにすること
により、ランドトラックT1、T2上にメインビームの
走査位置を引き込むことができる。
【0095】もちろん、この3ビーム法を用いたこの実
施の形態の記録再生装置を用いて、グルーブGd、Gt
上にメインビームの走査位置を引き込むこともできる。
つまり、グルーブ記録の光磁気ディスクの場合には、ラ
ンド記録の光磁気ディスクの場合とは、極性が反転する
トラッキングエラー信号TEを用いることにより、グル
ーブ上をメインビームが走査するようにすることができ
る。
【0096】このように、トラックピッチが0.5μm
と、光ピックアップ12のカットオフを越えている場合
であって、通常は正常にトラッキング制御できない場合
であっても、グルーブの深さを光磁気ディスクの半径方
向に交互に変えるように形成するとともに、記録再生装
置が3ビーム法を用いることによって、ランド記録の光
磁気ディスクであっても、グルーブ記録の光磁気ディス
クであっても、目的とするランドトラック、あるいは、
グルーブトラックをメインビームが走査するようにする
ことができる。
【0097】つまり、トラックピッチを従来の限界より
もさらに狭め、より多くのデータを記録することができ
る高密度記録の光磁気ディスクなどの光記録媒体を実現
することができるとともに、この高密度記録の光記録媒
体から適正にデータを再生したり、適正にデータを記録
することができる記録再生装置を提供することができ
る。
【0098】なお、この第2の実施の形態においては、
サブビームのビームスポットS+、S−の光磁気ディス
ク100上の位置は、メインビームのビームスポットに
対して、単位区間TRの4分の1の区間分ずらすように
したが、これに限るものではない。例えば、サブビーム
のビームスポットS+、S−の光磁気ディスク100上
の位置を単位区間TRの4分の1の区間の奇数倍の区間
分ずらすようにしてもよい。
【0099】[第3の実施の形態]この第3の実施の形
態は、深さの異なる2種類のグルーブが形成された光磁
気ディスクを用いるものであるが、前述の第1、第2の
実施の形態の光磁気ディスクとは異なり、深さの異なる
2種類のグルーブのうち、一方のグルーブが、光磁気デ
ィスクの半径方向に、他方のグルーブの2本おきに形成
された光磁気ディスクを用いる場合の例である。つま
り、深さの異なる2種類のうちの一方のグルーブは、光
磁気ディスクの半径方向に、トラックピッチの3周期毎
に形成するようにされたものである。
【0100】また、この第3の実施の形態の記録再生装
置は、前述した第2の実施の形態の記録再生装置と同様
に、3ビーム法を用いる場合の例であり、この点を除け
ば、図1を用いて前述した第1の実施の形態の記録再生
装置と同様に構成されるものである。このため、この第
3の実施の形態の記録再生装置も、図1に示した記録再
生装置と同様の構成を有するものとして、図1をも参照
しながら、この第3の実施の形態の記録再生装置にいて
説明する。
【0101】この第3の実施の形態の記録再生装置は、
前述した第2の実施の形態の場合と同様に、3ビーム法
を用いるものであり、後述もするように、メインビーム
と、2つのサブビームの合計3本の光ビームを光磁気デ
ィスク100に照射するようにされている。そして、こ
の3本の光ビームのそれぞれの反射光を受光するため
に、3つのフォトデテクタが光ピックアップ部12に設
けられている。
【0102】図8は、この第3の実施の形態の記録再生
装置のフォトディテクタ124、122、123と、R
F回路13とを説明するための図である。この第2の実
施の形態の記録再生装置の光ピックアップ部12には、
図8に示すように、メインビームの光磁気ディスク10
0からの反射光を受光する2分割フォトディテクタ12
4と、2つのサブビームの光磁気ディスク100からの
反射光をそれぞれ別個に受光する2分割フォトディテク
タ122、123とを備えている。
【0103】そして、この第3の実施の形態の記録再生
装置の場合には、図8に示すように、2分割フォトディ
テクタの各分割フォトディテクタA、Bからの信号と、
2分割フォトディテクタ122の各分割フォトディテク
タE、Fからの信号と、2分割フォトディテクタ123
の各分割フォトディテクタG、Hからの信号とが、RF
回路13に供給するようにされる。
【0104】この第3の実施の形態のRF回路13は、
図8に示すように、再生信号生成部135、トラック判
別およびトラッキングエラー信号生成部136、フォー
カスエラー信号生成部137とを備えたものである。そ
して、この第3の実施の形態の記録再生装置の場合、ト
ラック判別およびトラッキングエラー信号生成部136
により、各フォトディテクタ135、136、137か
らの出力信号に基づいて、各光ビームの反射光から得ら
れる再生信号RFと、トラッキングエラー信号(プッシ
ュプル信号)TEとを生成する。
【0105】各光ビームの反射光から再生信号RFを生
成するのは、後述もするように、この再生信号RFのレ
ベルに基づいて、メインビームが走査するトラックを判
別し、どの光ビームの反射光に応じて生成したトラッキ
ングエラー信号を用いるかを選択するためである。
【0106】以下、この第3の実施の形態の記録再生装
置で用いる光磁気ディスク100と、この第3の実施の
形態の記録再生装置のトラック判別およびトラッキング
エラー信号生成部136においてのトラック判別とトラ
ッキングエラー信号の生成について説明する。
【0107】図9は、この第3の実施の形態において用
いられる光磁気ディスク100と、この第3の実施の形
態の記録再生装置の光ピックアップ12から光磁気ディ
スク100に照射されるメインビームの光スポット(メ
インスポット)MSと、2つのサブビームの光スポット
(サブスポット)S+、S−とを説明するための図であ
る。
【0108】図9に示すように、この第3の実施の形態
においても、光磁気ディスク100は、波長λの1/8
の深さのグルーブGdと、波長λの1/16の深さのグ
ルーブGtとが形成されたものであるが、この第3の実
施の形態においては、グルーブGdは、グルーブGtの
2本おきに形成するようにされている。
【0109】すなわち、グルーブGdは、トラックピッ
チの3周期毎に形成するようにされている。なお、各グ
ルーブGd、Gtの幅は同じであり、また、トラックピ
ッチは、前述した第1、第2の実施の形態の場合と同様
に、0.5μmである。なお、この第3の実施の形態で
用いる光磁気ディスク100は、ランド記録、グルーブ
記録いづれも可能であるが、説明を簡単にするため、こ
の第3の実施の形態で用いる光磁気ディスク100はラ
ンド記録であるものとして説明する。
【0110】そして、この第3の実施の形態の記録再生
装置の場合には、グルーブGdとグルーブGdとの間を
単位区間TRとすると、サブスポットS+、S−のそれ
ぞれは、メインスポットMSに対し、単位区間TRの1
/3だけ、メインスポットMSを挟んで左右にずらされ
るとともに、トラック方向にもメインスポットMSを挟
んで前後にずらされた位置に形成するようにされる。
【0111】つまり、データが記録された、あるいは、
データを記録する目的ランドトラックをメインスポット
MSにより走査し、この目的ランドトラックの両側のラ
ンドトラック上を、サブスポットS+、S−とが走査す
るようにされる。この場合、メインスポットMS、サブ
スポットS+、S−のそれぞれは、その中心が、ランド
トラックの半径方向の中心にある場合に、その両側のグ
ルーブGd、Gtの一部分をも走査することが可能な大
きさとされる。
【0112】そして、この第3の実施の形態の記録再生
装置においては、図9に示したように、グルーブGdに
よって挟まれた単位区間のランドトラックT1、T2、
T3のうち、どのランドトラックをメインビームが走査
しているかを、前述もしたように、各光ビームの反射光
から得られる再生信号RFのレベルによって判別するよ
うにしている。
【0113】図10は、3つの光ビームのそれぞれの反
射光に応じて形成される再生信号RFのレベルに基づい
て行われるメインビームが走査するトラックの判別処理
を説明するための図である。
【0114】そして、図10Aに示すように、メインス
ポットMSが、ランドトラックT2を走査している場
合、サブスポットS+は、ランドトラックT3を走査
し、サブスポットS−は、ランドトラックT1を走査す
るようにされる。この図10Aの場合には、サブスポッ
トS+、S−とがともにグルーブGdの一部とグルーブ
Gtの一部とを含んで走査するようにされている。
【0115】したがって、この図10Aの場合には、サ
ブスポットS+からの反射光を受光するフォトディテク
タ122の各分割フォトディテクタE、Fからの信号を
加算して形成する再生信号RF(S+)と、サブスポッ
トS−からの反射光を受光するフォトディテクタ123
の各分割フォトディテクタG、Hからの信号を加算して
形成する再生信号RF(S−)とは、同じレベルの信号
になる。このため、再生信号RF(S+)=再生信号R
F(S−)であれば、メインスポットMSは、グルーブ
Gtに挟まれたランドトラックT2を走査していると判
別することができる。
【0116】また、図10Bに示すように、メインスポ
ットMSが、ランドトラックT1を走査している場合、
サブスポットS+は、ランドトラックT2を走査し、サ
ブスポットS−は、隣り合う単位区間TRのランドトラ
ックT3を走査するようにされる。この図10Bの場合
には、メインスポットMSと、サブスポットS−とがと
もにグルーブGdの一部とグルーブGtの一部とを含ん
で走査するようにされている。
【0117】したがって、この図10Bに示す場合、メ
インスポットMSからの反射光を受光するフォトディテ
クタ124の各分割フォトディテクタA、Bからの信号
を加算して形成する再生信号RF(MS)と、サブスポ
ットS−からの反射光を受光するフォトディテクタ12
3の各分割フォトディテクタG、Hらの信号を加算して
形成する再生信号RF(S−)とは、同じレベルの信号
になる。このため、再生信号RF(MS)=再生信号R
F(S−)であれば、メインスポットMSは、ランドト
ラックT1を走査していると判別することができる。
【0118】同様にして、メインスポットMSがランド
トラックT3を走査している場合について見ると、図1
0Cに示すように、メインスポットMSが、ランドトラ
ックT2を走査している場合、サブスポットS+は、隣
り合う単位区間TRのランドトラックT1を走査し、サ
ブスポットS−は、ランドトラックT2を走査するよう
にされる。この図10Cの場合には、メインスポットM
Sと、サブスポットS+とがともにグルーブGdの一部
とグルーブGtの一部とを含んで走査するようにされて
いる。
【0119】したがって、この図10Cに示す場合、メ
インスポットMSからの反射光を受光するフォトディテ
クタ124の各分割フォトディテクタA、Bからの信号
を加算して形成する再生信号RF(MS)と、サブスポ
ットS+からの反射光を受光するフォトディテクタ12
2の各分割フォトディテクタE、Fからの信号を加算し
て形成する再生信号RF(S+)とは、同じレベルの信
号になる。このため、再生信号RF(MS)=再生信号
RF(S+)であれば、メインスポットMSは、ランド
トラックT3を走査していると判別することができる。
【0120】そして、図10Aに示すように、メインス
ポットMSがトラックT2を走査している場合には、こ
のメインスポットMSの反射光を受光するフォトディテ
クタ124の各分割フォトディテクタA、Bからの出力
信号を、(A−B)なる演算を行って形成するプッシュ
プル信号PP(MS)をトラッキングエラー信号TEと
して用いてトラッキング制御を行うようにする。
【0121】また、図10Bに示すように、メインスポ
ットMSがトラックT1を走査している場合には、サブ
スポットS+の反射光を受光するフォトディテクタ12
2の各分割フォトディテクタE、Fからの出力信号を、
(E−F)なる演算を行って形成するプッシュプル信号
PP(S+)をトラッキングエラー信号TEとして用い
てトラッキング制御を行うようにする。
【0122】また、図10Cに示すように、メインスポ
ットMSがトラックT3を走査している場合には、サブ
スポットS−の反射光を受光するフォトディテクタ12
3の各分割フォトディテクタG、Hからの出力信号を、
(G−H)なる演算を行って形成するプッシュプル信号
PP(S−)をトラッキングエラー信号TEとして用い
てトラッキング制御を行うようにする。
【0123】このように、メインスポットMSが走査す
るランドトラックに応じて、トラッキング制御に用いる
トラッキングエラー信号を選択するようにするのは、メ
インスポットMSが正確に目的トラックを走査するよう
に制御するためである。
【0124】図11は、メインスポットMSが走査して
いるランドトラックに応じて選択するトラッキングエラ
ー信号としてのプッシュプル信号について説明するため
の図である。
【0125】そして、図11において、メインスポット
MSが、スポットEX1が示すように、ランドトラック
T2を走査するようにされている場合には、メインスポ
ットMSからの反射光を受光して生成するプッシュプル
信号PP(MS)は、ゼロクロス点がトラックT2の半
径方向の中止に対応し、トラックT2の半径方向の中心
にメインスポットMSの中心を引き込むように制御する
ことが可能な信号となる。
【0126】これに対し、メインスポットMSがランド
トラックT2を走査する場合のサブスポットS+、S−
は、図10Aに示したように、ランドトラックT3、T
1を走査するようにされ、深さの異なるグルーブGd、
Gtの少なくとも一部分を走査するようにされている。
このため、サブスポットS+、S−からの反射光を受光
して生成するプッシュプル信号PP(S+)、PP(S
−)のゼロクロス点は、図11に示すように、光磁気デ
ィスク100の半径方向にずれたものとなり、この場
合、プッシュプル信号PP(S+)、PP(S−)をト
ラッキングエラー信号として用いてトラッキング制御を
行っても、メインスポットMSがランドトラックT2を
正確に走査するように制御することができない。
【0127】このため、メインスポットMSがランドト
ラックT2を走査する場合には、このメインスポットM
Sからの反射光に応じた信号から形成されるプッシュプ
ル信号PP(MS)を用いて、トラッキング制御を行う
ようにする。
【0128】同様に、図11において、メインスポット
MSが、スポットEX2が示すように、ランドトラック
T1を走査するようにされている場合には、図10Bに
示したように、サブスポットS+がランドトラックT2
を走査する。
【0129】この場合には、図11において、サブスポ
ットS+からの反射光を受光して生成するプッシュプル
信号PP(S+)のゼロクロス点がトラックT2の半径
方向の中止に対応し、このプッシュプル信号PP(S
+)をトラッキング制御信号として用いることによっ
て、ランドトラックT1の半径方向の中心にメインスポ
ットMSの中心を引き込むように制御することができ
る。
【0130】したがって、メインスポットMSがランド
トラックT1を走査する場合には、ランドトラックT2
を走査するサブスポットS+からの反射光に応じた信号
から形成されるプッシュプル信号PP(S+)を用い
て、トラッキング制御を行うようにする。
【0131】また、図11において、メインスポットM
Sが、スポットEX3が示すように、ランドトラックT
3を走査するようにされている場合には、図10Cに示
したように、サブスポットS−がランドトラックT2を
走査する。
【0132】この場合には、図11において、サブスポ
ットS−からの反射光を受光して生成するプッシュプル
信号PP(S−)のゼロクロス点がトラックT2の半径
方向の中止に対応し、このプッシュプル信号PP(S
−)をトラッキング制御信号として用いることによっ
て、ランドトラックT3の半径方向の中心にメインスポ
ットMSの中心を引き込むように制御することができ
る。
【0133】したがって、メインスポットMSがランド
トラックT1を走査する場合には、ランドトラックT2
を走査するサブスポットS−からの反射光に応じた信号
から形成されるプッシュプル信号PP(S−)を用い
て、トラッキング制御を行うようにする。
【0134】このように、メインスポットMSが走査す
るトラックを判別し、その判別結果に基づいて、トラッ
キングエラー信号として用いるプッシュプル信号を選択
し、その選択したプッシュプル信号を用いてトラッキン
グ制御を行うようにすることにより、メインビームが各
ランドトラックを正確に走査するようにトラッキング制
御を行うことができる。
【0135】そして、この第3の実施の形態において
は、トラック判別およびトラッキングエラー信号生成部
136が、前述のように、トラック判別およびトラッキ
ングエラー信号の生成を行う。
【0136】つまり、この第3の実施の形態において、
トラック判別およびトラッキングエラー信号生成部13
6は、前述したように、各フォトディテクタ122、1
23、124からの信号から各光ビームに対応する再生
信号RF(MS)、RF(S+)RF(S−)を生成
し、これらの再生信号に基づいて、メインスポットMS
が走査するトラックを判別する。
【0137】そして、トラック判別およびトラッキング
エラー信号生成部136は、トラック判別の結果に応じ
て、トラッキングエラー信号として用いるプッシュプル
信号を選択し、選択したプッシュプル信号を形成して、
これをサーボ回路14に供給する。
【0138】これにより、図9を用いて前述したよう
に、波長λの1/8の深さのグルーブGdが、波長λの
1/16の深さのグルーブGtの2本おきに形成するよ
うにされ、トラックピッチが0.5とされた光磁気ディ
スク100のランドトラックに記録されているデータを
読み出したり、ランドトラックにデータを記録するよう
にすることができる。
【0139】なお、この第3の実施の形態においては、
サブビームのビームスポットS+、S−は、メインビー
ムのビームスポットに対し、隣り合うグルーブGd間を
単位区間TRとし、この単位区間TRの3分の1の区間
分ずらすようにしたがこれに限るものではない。各光ビ
ームの反射光から得られる再生信号レベルに応じて、ト
ラッキングエラー信号を形成するための光ビームの選択
が可能なように、サブビームのビームスポットを、メイ
ンビームのビームスポットに対してずらすようにするこ
とができる。
【0140】また、この第3の実施の形態においては、
光磁気ディスク100はランド記録のものとして説明し
たが、グルーブ記録の光磁気ディスクの場合にこの発明
を適用することができる。つまり、図11において、波
形RF(R)は、ランド記録の光磁気ディスクからデー
タを再生する場合に形成される再生信号であり、波形R
F(G)は、グルーブ記録の光磁気ディスクからデータ
を再生する場合に形成される再生信号である。
【0141】この再生信号RF(R)、再生信号RF
(G)から分かるように、ランド記録とグルーブ記録と
では、再生信号の位相が異なる。このため、再生信号R
Fの位相に基づいて、ランド記録の光磁気ディスクか、
グルーブ記録の光磁気ディスクかを判別し、グルーブ記
録の光磁気ディスクの場合には、前述のように、再生信
号に応じて選択されるトラッキングエラー信号を用い
て、トラッキング制御を行うようにすればよい。
【0142】なお、メインスポットMSからの反射光を
受光するフォトディテクタ124は2分割のフォトディ
テクタを用いるようにしたが、4分割フォトディテクタ
を用いてももちろんよい。
【0143】[グルーブの形成方法について]前述した
第1、第2、第3の実施の形態において用いるようにし
た光記録媒体としての光磁気ディスクは、幅は同じであ
るが、深さの異なる2種類のグルーブが形成されたもの
として説明した。この場合のグルーブの形成方法には、
以下に説明する2種類の方法がある。図12、図13
は、深さの異なる2種類のグルーブを形成する方法を説
明するため図である。
【0144】図12は、2種類のグルーブを同時に形成
する方法の例である。すなわち、図12において、実線
と点線のそれぞれは、深さの異なるグルーブをしめして
いる。図12に示すように、深さの異なる2本のグルー
ブを同時に例えばスパイラル状に形成するようにすれ
ば、光磁気ディスクの半径方向に深さの異なるグルーブ
を交互に形成することができる。
【0145】また、深さが異なる2種類のグルーブを光
磁気ディスクの半径方向に交互に複数本並べて同時に形
成するようにしてもよい。したがって、例えば、深さが
波長λの1/8のグルーブを1本と、深さが波長λの1
/16のグルーブを2本の合計3本を、深さが同じグル
ーブは隣り合うようにしてスパイラル状に同時に形成す
るようにすれば、図9を用いて前述したように、光磁気
ディスクの半径方向に、深さの異なる2種類のグルーブ
のうち、一方のグルーブを他方のグルーブの2本おきに
形成することができる。
【0146】図13は、1本のグルーブをスパイラル状
に形成するが、グルーブの形成の途中で、グルーブの形
成条件を変えることにより、2種類の異なるグルーブを
形成するようにする場合の例である。
【0147】この図13に示す例の場合には、1本のグ
ルーブを形成するようにするが、光磁気ディスクを1周
するごとに、グルーブを形成するカッティングパワーを
変える。このようにすることにより、一本のグルーブし
か形成しないが、光磁気ディスクの半径方向に隣り合う
グルーブ同士の深さを異なるようにすることができる。
【0148】また、例えば、波長λの1/8の深さのグ
ルーブを光磁気ディスクの1周分形成した後に、カッテ
ィングパワーを変えて、波長λの1/16の深さのグル
ーブを光磁気ディスクの2周分形成した後に、また、カ
ッティングパワーを変えて、波長λの1/8の深さのグ
ルーブを形成するというように制御すれば、この図13
に示す方法を用いても、図9を用いて前述したように、
光磁気ディスクの半径方向に、深さの異なる2種類のグ
ルーブのうち、一方のグルーブを他方のグルーブの2本
おきに形成することができる。
【0149】なお、前述の実施の形態においては、深さ
の異なる2種類のグルーブを用いるようにしたが、これ
に限るものではない。例えば、深さは同じであるが、光
磁気ディスクの半径方向の幅が異なる2種類のグルーブ
を形成するようにしてもよいし、深さも幅も異なる2種
類のグルーブを形成するようにしてもよい。つまり、反
射光の反射率が異なる2種類のグルーブを形成するよう
にすればよい。
【0150】また、光磁気ディスクの半径方向の幅が異
なるグルーブを形成する場合にも、図12、図13を用
いて前述した方法を用いて、半径方向の幅の異なるグル
ーブを形成することができる。つまり、幅を変える場合
には、例えば、光磁気ディスクの半径方向にカッティン
グパワーを加える領域を狭くしたり広くしたりすること
により、形成するグルーブの幅を変えることができる。
【0151】また、グルーブの深さは、前述した例に限
ることなく、様々な組み合わせが可能である。もちろ
ん、グルーブの幅についても、様々な組み合わせが可能
である。
【0152】また、前述の実施の形態においては、グル
ーブはスパイラル上に形成するものとして説明したが、
グルーブはスパイラル上に形成するものに限るものでは
ない。つまり、同心円状にグルーブを形成する場合に
も、この発明を適用することができる。
【0153】また、前述の実施の形態においては、光磁
気ディスク上の位置を示すアドレス情報は、グルーブあ
るいはランドにピットとして形成されているものとして
説明したが、アドレス情報は、グルーブトラック、ラン
ドトラックの蛇行(ウォブリング)によって記録されて
いるものであってもこの発明を適用することができる。
【0154】また、アドレスをグルーブやランドの蛇行
によって記録しない場合などにおいては、グルーブを蛇
行させるようにして、半径方向に隣り合うグルーブの蛇
行を周期的に変えるようにすることにより、トラックピ
ッチをつめた場合にも、蛇行するようにされたグルーブ
からの変調度の大きなトラッキングエラー信号を形成
し、適正にトラッキング制御を行うことができる。
【0155】また、前述の実施の形態においては、光磁
気ディスク(ミニディスク)と呼ばれる小型の光磁気デ
ィスクに、この発明により光記録媒体を適用した場合と
して説明したが、光記録媒体は、光磁気ディスクに限る
ものではない。例えば、CD(コンパクトディスク)、
DVD(デジタルビデオディスク)、光磁気カードなど
の各種の光記録媒体にこの発明を適用することができ
る。
【0156】また、前述の実施の形態においては、光記
録媒体の記録再生装置に、この発明によるトラッキング
制御方法、トラッキング制御装置を適用したものとして
説明したが、光記録媒体の再生専用装置や記録専用装置
にもこの発明を適用することができる。
【0157】また、前述の実施の形態においては、グル
ーブの深さや幅、あるいは、グルーブの深さと幅を周期
的に変えるものとして説明したが、ランドの高さや幅、
あるいは、ランドの高さと幅とを変えるようにすること
により、トラックピッチを狭めても、トラッキングエラ
ー信号を形成して、適正にトラッキング制御を行うこと
ができる。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、トラックピッチを小さくする場合のトラッキングエ
ラー信号に関する制限を、光学系のカットオフの2倍以
上に上げることができる。したがって、トラックピッチ
を小さくすることにより、より多くのデータの記録が可
能な高密度記録の光記録媒体を実現することができる。
【0159】また、トラックピッチを小さくすることに
より高密度化された光記録媒体を用いても、適正にトラ
ッキング制御を行って、データの高密度記録が可能な光
記録媒体を適正に使用するようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるトラッキング制御方法、トラッ
キング制御装置の一実施の形態が適用された光記録媒体
の記録再生装置を説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示した記録再生装置のフォトディテクタ
およびRF回路について説明するための図である。
【図3】この発明による光記録媒体と、この光記録媒体
に照射される光ビームのビームスポットとを説明するた
めの図である。
【図4】図2に示したトラッキングエラー信号生成部で
生成されるトラックキングエラー信号(プッシュプル信
号)を説明するための図である。
【図5】この発明によるトラッキング制御方法、トラッ
キング制御装置の他の例が適用された光記録媒体の記録
再生装置のフォトディテクタおよびRF回路について説
明するための図である。
【図6】この発明による記録媒体に照射される光ビーム
のビームスポットを説明するための図である。
【図7】図5に示したトラッキングエラー信号生成部に
おいて生成されるトラッキングエラー信号(プッシュプ
ル信号)を説明するための図である。
【図8】この発明によるトラッキング制御方法、トラッ
キング制御装置の他の例が適用された光記録媒体の記録
再生装置のフォトディテクタおよびRF回路について説
明するための図である。
【図9】この発明による光記録媒体の他の例と、この例
の光記録媒体に照射される光ビームの光スポットとを説
明するための図である。
【図10】メインスポットが走査する目的トラックの判
別について説明するための図である。
【図11】メインスポットが走査する目的トラックの判
別結果に応じて選択されるトラッキングエラー信号など
について説明するための図である。
【図12】この発明による光記録媒体を形成する場合の
グルーブの形成方法を説明するための図である。
【図13】この発明による光記録媒体を形成する場合の
グルーブの形成方法の他の例を説明するための図であ
る。
【図14】光記録媒体を利用する装置の光学系のカット
オフ、および、MTFについて説明するための図であ
る。
【符号の説明】
11…スピンドルモータ、12…光ピックアップ部、1
3…RF回路、14…サーボ回路、15…データ復調回
路、16…データECC(Error Correct
ing Code)復号回路、17…出力端子、18…
アドレス復調回路、19…アドレスECC復号回路、2
0…コントロール部、21…レーザパワー制御回路、2
2…LDドライブ回路、31…入力端子、32…ECC
付加部、33…データ変調回路、34…マグネットドラ
イブ回路、35…外部磁界発生用コイル、121…4分
割フォトディテクタ、131…再生信号生成部、13
2、134…トラッキングエラー信号生成部、133…
フォーカスエラー信号生成部、122、124…2分割
フォトディテクタ、135…再生信号生成部、136…
トラッキングエラー信号生成部、137…フォーカスエ
ラー信号生成部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号記録または再生方向に沿う方向のグル
    ーブが、前記信号記録または再生方向と直交する方向に
    見たときに、一定の間隔をもって、複数本形成された状
    態となる光記録媒体であって、 前記信号記録または再生方向と直交する方向の前記複数
    本のグルーブの深さまたは幅が、周期的に異なるように
    されてなる光記録媒体。
  2. 【請求項2】前記信号記録または再生方向と直交する方
    向には、深さまたは幅の異なる2種類の前記グルーブが
    交互に形成されてなる請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】前記信号記録または再生方向と直交する方
    向には、深さまたは幅の異なる2種類の前記グルーブ
    が、その一方のグルーブが、他方のグルーブの2本おき
    に形成される状態で形成されてなる請求項1に記載の光
    記録媒体。
  4. 【請求項4】信号記録または再生方向に沿う方向のグル
    ーブが、前記信号記録または再生方向と直交する方向に
    見たときに、一定の間隔をもって、複数本形成された状
    態となる光記録媒体であって、前記信号記録または再生
    方向と直交する方向の前記複数本のグルーブの深さまた
    は幅が、周期的に異なるようにされた光記録媒体を用い
    る場合のトラッキング制御方法であって、 前記光記録媒体上の光ビームスポットのうちの信号記録
    または再生方向に直交する方向の1/2の領域からの反
    射光を受光する第1の受光領域と、前記光ビームスポッ
    トのうちの残りの1/2の領域からの反射光を受光する
    第2の受光領域とを有する受光素子を設け、 前記第1の受光領域からの受光出力から前記第2の受光
    領域からの受光出力を減算することによってトラッキン
    グエラー信号を形成し、 前記トラッキングエラー信号を用いて、グルーブトラッ
    クに対するトラッキング制御を行うことを特徴とするト
    ラッキング制御方法。
  5. 【請求項5】信号記録または再生方向に沿う方向のグル
    ーブが、前記信号記録または再生方向と直交する方向に
    見たときに、一定の間隔をもって、複数本形成された状
    態となる光記録媒体であって、前記信号記録または再生
    方向と直交する方向の前記複数本のグルーブの深さまた
    は幅が、周期的に異なるようにされた光記録媒体を用い
    る場合のトラッキング制御方法であって、 メインビームと、前記メインビームとはその走査位置
    が、前記信号記録または再生方向と直交する方向であっ
    て、互いに逆方向にずらすようにされた2つのサブビー
    ムとで前記光記録媒体上を走査するようにし、 前記メインビームの反射光を受光するメインビーム用の
    受光素子と、前記2つのサブビームのそれぞれの反射光
    を別々に受光するサブビーム用の2つの受光素子とを設
    け、 前記サブビーム用の2つの受光素子の受光出力から、ト
    ラッキングエラー信号を形成して、グルーブトラックま
    たはランドトラックに対するトラッキング制御を行うこ
    とを特徴とするトラッキング制御方法。
  6. 【請求項6】前記光記録媒体の前記信号記録または再生
    方向と直交する方向には、深さまたは幅の異なる2種類
    のグルーブが、交互に形成するようにされており、 2つの前記サブビームのそれぞれは、前記信号記録また
    は再生方向と直交する方向の隣り合う同じ深さまたは幅
    のグルーブの間隔をDとしたとき、((D/4)×奇
    数)だけ前記メインビームに対して前記信号記録または
    再生方向に直交する方向にずらすようにされており、 前記サブビーム用の2つの受光素子のそれぞれは、前記
    光記録媒体上のサブビームスポットのうちの信号記録ま
    たは再生方向に直交する方向の1/2の領域からの反射
    光を受光する第1の受光領域と、前記光ビームスポット
    のうちの残りの1/2の領域からの反射光を受光する第
    2の受光領域を有するようにされており、 前記サブビーム用の2つの受光素子のそれぞれについ
    て、前記第1の受光領域の受光出力から前記第2の受光
    領域の受光出力を減算し、さらに前記サブビーム用の2
    つの受光素子においての減算結果同士を減算することに
    より、トラッキングエラー信号を形成するようにするこ
    とを特徴とする請求項5に記載のトラッキング制御方
    法。
  7. 【請求項7】信号記録または再生方向と直交する方向に
    見たときに、深さまたは幅の異なる2種類の前記グルー
    ブが複数本形成された光記録媒体であって、2種類の前
    記グルーブのうち、一方のグルーブが、他方のグルーブ
    の2本おきに形成されている光記録媒体を用いる場合の
    トラッキング制御方法であって、 メインビームと、前記メインビームとはその走査位置
    が、前記信号記録または再生方向と直交する方向であっ
    て、互いに逆方向にずらすようにされた2つのサブビー
    ムとで前記光記録媒体上を走査するようにし、 前記メインビームの反射光を受光するメインビーム用の
    受光素子と、前記2つのサブビームのそれぞれの反射光
    を別々に受光するサブビーム用の2つの受光素子とを設
    け、 前記メインビーム用の受光素子からの受光出力から得ら
    れる再生信号レベルと、前記サブビーム用の2つの受光
    素子のそれぞれの受光出力から得られるそれぞれの再生
    信号レベルとに基づいて、前記メインビームが走査する
    目的とするグルーブトラックまたはランドトラックを判
    別し、 判別した目的とする前記グルーブトラックまたは前記ラ
    ンドトラックの位置に応じて、前記メインビーム用の受
    光素子と前記サブビーム用の2つの受光素子とのうちか
    ら選択される受光素子の受光出力から、トラッキングエ
    ラー信号を形成して、前記グルーブトラックまたは前記
    ランドトラックに対するトラッキング制御を行うように
    することを特徴とするトラッキング制御方法。
  8. 【請求項8】2つの前記サブビームのそれぞれは、前記
    信号記録または再生方向と直交する方向において、前記
    他方のグルーブの2本おきに形成される隣り合う前記一
    方のグルーブの間隔をDとしたとき、D/3だけ前記メ
    インビームに対してずらすようにされており、 前記メインビーム用の受光素子と、前記サブビーム用の
    2つの受光素子のそれぞれは、前記光記録媒体上のメイ
    ンビームまたはサブビームのビームスポットのうちの信
    号記録または再生方向に直交する方向の1/2の領域か
    らの反射光を受光する第1の受光領域と、前記ビームス
    ポットのうちの残りの1/2の領域からの反射光を受光
    する第2の受光領域を有するようにされており、 前記メインビームが走査する目的とする前記グルーブト
    ラックまたは前記ランドトラックの判別結果に基づい
    て、前記メインビームの受光素子と、前記サブビームの
    2つの受光素子のうちから選択される受光素子につい
    て、前記第1の受光領域の受光出力から前記第2の受光
    領域の受光出力を減算することにより、トラッキングエ
    ラー信号を形成することを特徴とする請求項7に記載の
    トラッキング制御方法。
  9. 【請求項9】信号記録または再生方向と直交する方向に
    見たときに、深さまたは幅の異なる2種類の前記グルー
    ブが複数本形成される光記録媒体であって、2種類の前
    記グルーブのうち、一方のグルーブが、他方のグルーブ
    の2本おきに形成されてなる光記録媒体を、メインビー
    ムと、前記メインビームとはその走査位置が、前記信号
    記録または再生方向と直交する方向であって、互いに逆
    方向にずらすようにされた2つのサブビームとで走査す
    るようにする場合のトラッキング制御装置であって、 前記メインビームの反射光を受光するメインビーム用の
    受光素子と、 2つの前記サブビームのそれぞれの反射光を別々に受光
    する2つのサブビーム用の受光素子と、 前記メインビーム用の受光素子の受光出力から得られる
    再生信号レベルと、2つの前記サブビーム用の受光素子
    のそれぞれの受光出力から得られるそれぞれの再生信号
    レベルとに基づいて、前記メインビームが走査する目的
    とするグルーブトラックまたはランドトラックを判別す
    るトラック判別手段と、 前記トラック判別手段による判別結果に応じて、前記メ
    インビーム用の受光素子と2つの前記サブビーム用の受
    光素子とのうちから選択される受光素子の受光出力に応
    じて、トラッキングエラー信号を形成するトラッキング
    エラー信号形成手段と、 前記トラッキングエラー信号形成手段からの前記トラッ
    キングエラー信号を用いて、前記グルーブトラックまた
    は前記ランドトラックに対するトラッキング制御を行う
    トラッキング制御手段とを備えることを特徴とするトラ
    ッキング制御装置。
  10. 【請求項10】2つの前記サブビームのそれぞれは、前
    記信号記録または再生方向と直交する方向において、前
    記他方のグルーブの2本おきに形成される隣り合う前記
    一方のグルーブの間隔をDとしたとき、D/3だけ前記
    メインビームに対してずらすようにされており、 前記メインビーム用の受光素子と、前記サブビーム用の
    2つの受光素子のそれぞれは、前記光記録媒体上のメイ
    ンビームまたはサブビームのビームスポットのうちの信
    号記録または再生方向に直交する方向の1/2の領域か
    らの反射光を受光する第1の受光領域と、前記光ビーム
    スポットのうちの残りの1/2の領域からの反射光を受
    光する第2の受光領域を有するようにされており、 前記トラッキングエラー信号形成手段は、前記トラック
    判別手段による判別結果に応じて、前記メインビームの
    受光素子と、前記サブビームの2つの受光素子のうちか
    ら選択される受光素子について、前記第1の受光領域の
    受光出力から前記第2の受光領域の受光出力を減算する
    ことにより前記トラッキングエラー信号を形成すること
    を特徴とする請求項9に記載のトラッキング制御装置。
  11. 【請求項11】信号記録または再生方向と直交する方向
    に見たときに、一定の間隔を持つようにして、複数本の
    グルーブを形成するものであって、前記複数本のグルー
    ブを、前記信号記録または再生方向と直交する方向に、
    深さまたは幅が、周期的に異なるように形成することを
    特徴とするグルーブ形成方法。
  12. 【請求項12】前記グルーブは、スパイラル上に形成さ
    れることを特徴とする請求項11に記載のグルーブ形成
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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