JP2000330880A - 動的データ管理システムおよび動的データ管理方式 - Google Patents
動的データ管理システムおよび動的データ管理方式Info
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- JP2000330880A JP2000330880A JP11139269A JP13926999A JP2000330880A JP 2000330880 A JP2000330880 A JP 2000330880A JP 11139269 A JP11139269 A JP 11139269A JP 13926999 A JP13926999 A JP 13926999A JP 2000330880 A JP2000330880 A JP 2000330880A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 無駄なデータ転送や処理を省いて、サーバお
よびクライアント間のデータ量の低減並びに処理の高速
化を実現可能にする。 【解決手段】 クライアントCの業務アプリケーション
8が総合データベース9からデータを参照するたびに、
そのデータの履歴をデータ履歴ファイル6にファイル履
歴情報として登録しておき、ネットワークコネクション
の際に前記参照したデータの種類とバージョン情報にも
とづき、各クライアントCで必要とされるデータの全て
をサーバSからクライアントCへダウンロードし、前記
総合データベース9のデータ更新を行う。
よびクライアント間のデータ量の低減並びに処理の高速
化を実現可能にする。 【解決手段】 クライアントCの業務アプリケーション
8が総合データベース9からデータを参照するたびに、
そのデータの履歴をデータ履歴ファイル6にファイル履
歴情報として登録しておき、ネットワークコネクション
の際に前記参照したデータの種類とバージョン情報にも
とづき、各クライアントCで必要とされるデータの全て
をサーバSからクライアントCへダウンロードし、前記
総合データベース9のデータ更新を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サーバとクライ
アント間で分散する総合データベースを持ち、サーバか
らデータをダウンロードしてクライアント側の総合デー
タベースに格納して業務データとして参照する動的デー
タ管理システムおよび動的データ管理方式に関する。
アント間で分散する総合データベースを持ち、サーバか
らデータをダウンロードしてクライアント側の総合デー
タベースに格納して業務データとして参照する動的デー
タ管理システムおよび動的データ管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーバとクライアント間で分散す
る総合データベース(以下、総合DBという)を備えた
動的データ管理システムは、次のように構成されてい
る。すなわち、いくつかの業務を行うクライアントにサ
ーバから業務ごとのデータをダウンロードして、参照や
他の処理をおこなうようなシステムでは、サーバ側には
総合DBと、データ抽出機能と、データ転送機能とが設
けられており、クライアント側にはデータ転送機能と、
業務アプリケションと、総合DBと、DB登録・抽出機
能とが設けられている。
る総合データベース(以下、総合DBという)を備えた
動的データ管理システムは、次のように構成されてい
る。すなわち、いくつかの業務を行うクライアントにサ
ーバから業務ごとのデータをダウンロードして、参照や
他の処理をおこなうようなシステムでは、サーバ側には
総合DBと、データ抽出機能と、データ転送機能とが設
けられており、クライアント側にはデータ転送機能と、
業務アプリケションと、総合DBと、DB登録・抽出機
能とが設けられている。
【0003】このようなシステムでは、まず、クライア
ント側の業務アプリケーションが起動し、サーバに対し
てデータのダウンロードの要求を行うと、サーバはその
クライアントで行う業務データを抽出して、クライアン
トに送信する。このため、クライアントではその送信さ
れたデータを受信し、そのデータを総合DBに登録し、
業務アプリケーションに返す。そして、再び、違う業務
を行うときは上記同様の手順で処理を行う。
ント側の業務アプリケーションが起動し、サーバに対し
てデータのダウンロードの要求を行うと、サーバはその
クライアントで行う業務データを抽出して、クライアン
トに送信する。このため、クライアントではその送信さ
れたデータを受信し、そのデータを総合DBに登録し、
業務アプリケーションに返す。そして、再び、違う業務
を行うときは上記同様の手順で処理を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の動的データ管理システムにあっては、サーバが業
務で利用するデータをまとめてクライアントにダウンロ
ードしてくるため、クライアントの総合DBに既にある
データも重複してダウンロードしてくることになること
から、無駄なデータ転送を招くという課題があった。ま
た、サーバにデータ更新がなくてもサーバ側でもクライ
アント側でもデータを処理しようとするため、無駄な処
理が発生してしまうという課題があった。
従来の動的データ管理システムにあっては、サーバが業
務で利用するデータをまとめてクライアントにダウンロ
ードしてくるため、クライアントの総合DBに既にある
データも重複してダウンロードしてくることになること
から、無駄なデータ転送を招くという課題があった。ま
た、サーバにデータ更新がなくてもサーバ側でもクライ
アント側でもデータを処理しようとするため、無駄な処
理が発生してしまうという課題があった。
【0005】この発明は前記課題を解決するものであ
り、無駄なデータ転送や処理を省いてサーバおよびクラ
イアント間のデータ量の低減並びに処理の高速化を実現
できる動的データ管理システムおよび動的データ管理方
式を得ることを目的とする。
り、無駄なデータ転送や処理を省いてサーバおよびクラ
イアント間のデータ量の低減並びに処理の高速化を実現
できる動的データ管理システムおよび動的データ管理方
式を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明にかかる動的データ管理システム
は、クライアントの業務アプリケーションの起動により
起動され、データ履歴ファイルから履歴情報を抽出する
とともに、その抽出した履歴情報をサーバへ送信するデ
ータダウンロード機能と、該データダウンロード機能か
ら受信した履歴情報がサーバ側の総合データベースのデ
ータバージョンと異なるとき、その総合データベースか
らデータを抽出し、この抽出したデータを前記データダ
ウンロード機能に転送するデータ抽出機能と、該データ
抽出機能からクライアントに転送されてきたデータが、
前記データダウンロード機能によって格納されるクライ
アント側の総合データベースとを設けて、データロード
機能により、前記業務アプリケーションから要求があっ
た業務データを、前記クライアント側の総合データベー
スから選択してその業務アプリケーションに渡すととも
に、前記データ履歴ファイルのバージョン情報と業務情
報を履歴情報として更新するようにしたものである。
に、請求項1の発明にかかる動的データ管理システム
は、クライアントの業務アプリケーションの起動により
起動され、データ履歴ファイルから履歴情報を抽出する
とともに、その抽出した履歴情報をサーバへ送信するデ
ータダウンロード機能と、該データダウンロード機能か
ら受信した履歴情報がサーバ側の総合データベースのデ
ータバージョンと異なるとき、その総合データベースか
らデータを抽出し、この抽出したデータを前記データダ
ウンロード機能に転送するデータ抽出機能と、該データ
抽出機能からクライアントに転送されてきたデータが、
前記データダウンロード機能によって格納されるクライ
アント側の総合データベースとを設けて、データロード
機能により、前記業務アプリケーションから要求があっ
た業務データを、前記クライアント側の総合データベー
スから選択してその業務アプリケーションに渡すととも
に、前記データ履歴ファイルのバージョン情報と業務情
報を履歴情報として更新するようにしたものである。
【0007】のた、請求項2の発明にかかる動的データ
管理システムは、前記サーバにおいて総合データベース
から抽出したデータを業務単位のデータ分割ファイルに
分割し、クライアントとのセッションが張られている間
は、前記総合データベースのデータを更新した場合前記
データ分割ファイルの更新を行い、このデータ分割ファ
イルを最新の状態にしておき、業務データの要求がきた
とき、その業務データのみを送信可能にするデータ管理
機能を設けたものである。
管理システムは、前記サーバにおいて総合データベース
から抽出したデータを業務単位のデータ分割ファイルに
分割し、クライアントとのセッションが張られている間
は、前記総合データベースのデータを更新した場合前記
データ分割ファイルの更新を行い、このデータ分割ファ
イルを最新の状態にしておき、業務データの要求がきた
とき、その業務データのみを送信可能にするデータ管理
機能を設けたものである。
【0008】また、請求項3の発明にかかる動的データ
管理システムは、前記データダウンロード機能に、前記
サーバとクライアントとのコネクションを張ったとき
に、データ履歴ファイルから履歴情報を抽出する履歴情
報参照手段と、前記履歴情報からクライアントで使用さ
れた業務データ情報とデータのバージョン情報をサーバ
側のデータ抽出機能に転送する履歴情報送信手段と、前
記サーバから受信したデータをクライアント側の総合デ
ータベースに格納するデータ登録手段とを設けたもので
ある。
管理システムは、前記データダウンロード機能に、前記
サーバとクライアントとのコネクションを張ったとき
に、データ履歴ファイルから履歴情報を抽出する履歴情
報参照手段と、前記履歴情報からクライアントで使用さ
れた業務データ情報とデータのバージョン情報をサーバ
側のデータ抽出機能に転送する履歴情報送信手段と、前
記サーバから受信したデータをクライアント側の総合デ
ータベースに格納するデータ登録手段とを設けたもので
ある。
【0009】また、請求項4の発明にかかる動的データ
管理システムは、前記データロード機能に、前記業務ア
プリケーションから要求があった業務データをクライア
ント側の総合データベースから選択して前記業務アプリ
ケーションのデータ出力手段へ出力するデータ抽出手段
と、該データ抽出手段からの業務データの出力の際に、
データ履歴ファイルにおける履歴情報としてのバージョ
ン情報と業務情報を更新する履歴情報更新手段とを設け
たものである。
管理システムは、前記データロード機能に、前記業務ア
プリケーションから要求があった業務データをクライア
ント側の総合データベースから選択して前記業務アプリ
ケーションのデータ出力手段へ出力するデータ抽出手段
と、該データ抽出手段からの業務データの出力の際に、
データ履歴ファイルにおける履歴情報としてのバージョ
ン情報と業務情報を更新する履歴情報更新手段とを設け
たものである。
【0010】また、請求項5の発明にかかる動的データ
管理システムは、前記サーバのデータ抽出機能に、前記
データダウンロード機能から送信された履歴情報を受信
する履歴情報受信手段と、該履歴情報受信手段で受信し
た履歴情報とサーバ側の総合データベースのデータバー
ジョンが一致するか否かを判断する抽出判断手段と、抽
出判断手段による判断の結果、データバージョンが異な
れば前記サーバ側の総合データベースからデータを抽出
するデータ抽出手段と、該データ抽出手段で抽出された
データを前記データダウンロード機能に転送するデータ
送信手段とを設けたものである。
管理システムは、前記サーバのデータ抽出機能に、前記
データダウンロード機能から送信された履歴情報を受信
する履歴情報受信手段と、該履歴情報受信手段で受信し
た履歴情報とサーバ側の総合データベースのデータバー
ジョンが一致するか否かを判断する抽出判断手段と、抽
出判断手段による判断の結果、データバージョンが異な
れば前記サーバ側の総合データベースからデータを抽出
するデータ抽出手段と、該データ抽出手段で抽出された
データを前記データダウンロード機能に転送するデータ
送信手段とを設けたものである。
【0011】また、請求項6の発明にかかる動的データ
管理方式は、クライアントの業務アプリケーションがク
ライアント側の総合データベースからデータを参照する
たびに、そのデータの履歴をデータ履歴ファイルにファ
イル履歴情報として登録しておき、ネットワークコネク
ションの際に前記参照したデータの種類とバージョン情
報にもとづき、各クライアントで必要とされるデータの
全てをサーバからクライアントへダウンロードし、前記
総合データベースのデータ更新を行うようにしたもので
ある。
管理方式は、クライアントの業務アプリケーションがク
ライアント側の総合データベースからデータを参照する
たびに、そのデータの履歴をデータ履歴ファイルにファ
イル履歴情報として登録しておき、ネットワークコネク
ションの際に前記参照したデータの種類とバージョン情
報にもとづき、各クライアントで必要とされるデータの
全てをサーバからクライアントへダウンロードし、前記
総合データベースのデータ更新を行うようにしたもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1において、Sはサーバ、Cは
クライアントである。サーバSにおいて、1はサーバ側
の総合データベース(総合DB)、2はデータのダウン
ロード要求により総合DB1からデータを抽出するデー
タ抽出機能、3はクライアントにデータを送信するデー
タ転送機能、4はクライアント側のデータを受信するデ
ータ転送機能、5は必要データをダウンロードするデー
タダウンロード機能、6は参照されたデータ情報が登録
されているデータ履歴ファイル、7はデータ履歴ファイ
ルに履歴情報を書き込むデータロード機能、8はデータ
ロード機能を起動する業務アプリケーション、9はクラ
イアント側の総合データベースである。
図について説明する。図1において、Sはサーバ、Cは
クライアントである。サーバSにおいて、1はサーバ側
の総合データベース(総合DB)、2はデータのダウン
ロード要求により総合DB1からデータを抽出するデー
タ抽出機能、3はクライアントにデータを送信するデー
タ転送機能、4はクライアント側のデータを受信するデ
ータ転送機能、5は必要データをダウンロードするデー
タダウンロード機能、6は参照されたデータ情報が登録
されているデータ履歴ファイル、7はデータ履歴ファイ
ルに履歴情報を書き込むデータロード機能、8はデータ
ロード機能を起動する業務アプリケーション、9はクラ
イアント側の総合データベースである。
【0013】図2は前記サーバSおよびクライアントC
の詳細を示し、クライアントCの業務アプリケーション
8はデータダウンロード機能5を起動するアプリケーシ
ョンロード手段81と、総合DB9から抽出されたデー
タを出力するデータ出力手段82とを有する。また、デ
ータダウンロード機能5は、サーバとクライアントのコ
ネクションを張った際に、データ履歴ファイル6から履
歴情報を抽出する履歴情報参照手段51と、参照した履
歴情報から、クライアントで使用された業務データ情報
とデータのバージョン情報をサーバ側のデータ抽出機能
2に、データ転送機能3およびデータ転送機能4を介し
て転送する履歴情報送信手段52とを有する。
の詳細を示し、クライアントCの業務アプリケーション
8はデータダウンロード機能5を起動するアプリケーシ
ョンロード手段81と、総合DB9から抽出されたデー
タを出力するデータ出力手段82とを有する。また、デ
ータダウンロード機能5は、サーバとクライアントのコ
ネクションを張った際に、データ履歴ファイル6から履
歴情報を抽出する履歴情報参照手段51と、参照した履
歴情報から、クライアントで使用された業務データ情報
とデータのバージョン情報をサーバ側のデータ抽出機能
2に、データ転送機能3およびデータ転送機能4を介し
て転送する履歴情報送信手段52とを有する。
【0014】一方、サーバSのデータ抽出機能2は、履
歴情報受信手段21と、抽出判断手段22と、データ抽
出手段23と、データ送信手段24とを有し、これらの
うち、履歴情報受信手段21はデータダウンロード機能
5から送信された履歴情報をデータ転送機能3を介して
受信し、抽出判断手段22は受信した履歴情報と総合D
B1のデータバージョンを比較し、バージョンが異なれ
ばデータ抽出手段23で総合DB1からデータを抽出す
るように機能する。抽出するデータの種類は、履歴情報
に登録された業務データについてすべて比較を行う。ま
た、データ送信手段24は、抽出されたデータがあった
場合、データ転送機能3を介してデータダウンロード機
能5に転送するように機能する。抽出判断手段22でバ
ージョンが同じならば、データ送信手段24により、ク
ライアントにデータ転送機能3およびデータ転送機能4
を介して、バージョン更新なし情報を転送する。
歴情報受信手段21と、抽出判断手段22と、データ抽
出手段23と、データ送信手段24とを有し、これらの
うち、履歴情報受信手段21はデータダウンロード機能
5から送信された履歴情報をデータ転送機能3を介して
受信し、抽出判断手段22は受信した履歴情報と総合D
B1のデータバージョンを比較し、バージョンが異なれ
ばデータ抽出手段23で総合DB1からデータを抽出す
るように機能する。抽出するデータの種類は、履歴情報
に登録された業務データについてすべて比較を行う。ま
た、データ送信手段24は、抽出されたデータがあった
場合、データ転送機能3を介してデータダウンロード機
能5に転送するように機能する。抽出判断手段22でバ
ージョンが同じならば、データ送信手段24により、ク
ライアントにデータ転送機能3およびデータ転送機能4
を介して、バージョン更新なし情報を転送する。
【0015】さらに、前記データダウンロード機能5に
は、データ登録手段53が設けられ、このデータ登録手
段53は、データ送信手段24より受信したデータがあ
るならば、総合DB9にデータを格納し、データロード
機能7を起動する。バージョン変更なしならば、即座に
データロード機能7を起動するように機能する。また、
クライアントCのデータロード機能7は、業務アプリケ
ーションから要求のあった業務データを、総合DB9か
ら選択してデータ出力手段82に渡すデータ抽出手段7
1と、その業務データの出力の際にデータ履歴ファイル
6に履歴情報としてデータのバージョン情報と業務情報
を更新する履歴情報更新手段72とを有する。
は、データ登録手段53が設けられ、このデータ登録手
段53は、データ送信手段24より受信したデータがあ
るならば、総合DB9にデータを格納し、データロード
機能7を起動する。バージョン変更なしならば、即座に
データロード機能7を起動するように機能する。また、
クライアントCのデータロード機能7は、業務アプリケ
ーションから要求のあった業務データを、総合DB9か
ら選択してデータ出力手段82に渡すデータ抽出手段7
1と、その業務データの出力の際にデータ履歴ファイル
6に履歴情報としてデータのバージョン情報と業務情報
を更新する履歴情報更新手段72とを有する。
【0016】次に、図3に示すフローチャートを参照し
ながら動作について詳細に説明する。まず、業務アプリ
ケーション8のアプリケーションロード手段81では業
務アプリケーションが起動することで、履歴情報参照手
段51が起動する(ステップA1)。履歴情報参照手段
51では、データ履歴ファイル6から履歴情報を抽出す
る(ステップA2)。この履歴情報とは、業務アプリケ
ーションが総合DB9から参照したデータのバージョン
情報と、そのクライアントで利用されたデータの種類で
クライアントで参照した最新のデータ情報の履歴であ
る。こうして抽出された履歴情報を、履歴情報送信手段
52がデータ転送機能4およびデータ転送機能3を介し
てサーバに送信する(ステップA3)。
ながら動作について詳細に説明する。まず、業務アプリ
ケーション8のアプリケーションロード手段81では業
務アプリケーションが起動することで、履歴情報参照手
段51が起動する(ステップA1)。履歴情報参照手段
51では、データ履歴ファイル6から履歴情報を抽出す
る(ステップA2)。この履歴情報とは、業務アプリケ
ーションが総合DB9から参照したデータのバージョン
情報と、そのクライアントで利用されたデータの種類で
クライアントで参照した最新のデータ情報の履歴であ
る。こうして抽出された履歴情報を、履歴情報送信手段
52がデータ転送機能4およびデータ転送機能3を介し
てサーバに送信する(ステップA3)。
【0017】一方、サーバSではクライアントCから受
け取った履歴情報を履歴情報受信手段21で受信し(ス
テップA4)、この受信した履歴情報とサーバS側の総
合DB1のデータバージョンを比較する。すなわち、ま
ず、要求のあったクライアントCで利用されている業務
データの種類を抽出し、そのデータと履歴情報のデータ
バージョンを抽出判断手段22で比較する。データバー
ジョンが履歴情報と同じならば、クライアントCに対し
て、データ送信手段24がデータ転送機能3およびデー
タ転送機能4を介してデータバージョン変更なし情報を
クライアントCへ送信し、ステップA10に進む(ステ
ップA6)。
け取った履歴情報を履歴情報受信手段21で受信し(ス
テップA4)、この受信した履歴情報とサーバS側の総
合DB1のデータバージョンを比較する。すなわち、ま
ず、要求のあったクライアントCで利用されている業務
データの種類を抽出し、そのデータと履歴情報のデータ
バージョンを抽出判断手段22で比較する。データバー
ジョンが履歴情報と同じならば、クライアントCに対し
て、データ送信手段24がデータ転送機能3およびデー
タ転送機能4を介してデータバージョン変更なし情報を
クライアントCへ送信し、ステップA10に進む(ステ
ップA6)。
【0018】これに対して、データバージョンが履歴情
報と異なれば、要求のあったクライアントCで利用され
ている業務データでクライアントCとのデータバージョ
ンが異なるデータを、データ抽出手段23により総合D
B1からすべて抽出する(ステップA7)。そして、こ
うして抽出したデータを、データ送信手段24がデータ
転送機能3およびデータ転送機能4を介してクライアン
トCへ送信する(ステップA8)。クライアントCでは
サーバSから受信したデータを、データ登録手段53に
より総合DB9に登録する(ステップA9)。そして、
業務で利用されるデータをデータ抽出手段71で総合D
B9から抽出する(ステップA10)。
報と異なれば、要求のあったクライアントCで利用され
ている業務データでクライアントCとのデータバージョ
ンが異なるデータを、データ抽出手段23により総合D
B1からすべて抽出する(ステップA7)。そして、こ
うして抽出したデータを、データ送信手段24がデータ
転送機能3およびデータ転送機能4を介してクライアン
トCへ送信する(ステップA8)。クライアントCでは
サーバSから受信したデータを、データ登録手段53に
より総合DB9に登録する(ステップA9)。そして、
業務で利用されるデータをデータ抽出手段71で総合D
B9から抽出する(ステップA10)。
【0019】さらに、こうして抽出されたデータの情報
を用いて、履歴情報更新手段72によりデータ履歴ファ
イル6の更新を行い(ステップA11)、これと並行し
て、抽出されたデータを、データ出力手段82にて出力
する(ステップA12)。この後、引き続き他の業務が
あるか否かの判断を行い、もし、業務があるのならばス
テップA1に戻る。こうして業務終了まで前記処理が繰
り返し行われる(ステップA13)。
を用いて、履歴情報更新手段72によりデータ履歴ファ
イル6の更新を行い(ステップA11)、これと並行し
て、抽出されたデータを、データ出力手段82にて出力
する(ステップA12)。この後、引き続き他の業務が
あるか否かの判断を行い、もし、業務があるのならばス
テップA1に戻る。こうして業務終了まで前記処理が繰
り返し行われる(ステップA13)。
【0020】次に、具体例を図4および図5を参照して
説明する。図4は業務を行う前のデータ状態を示し、こ
こで、業務を行うクライアントCとしてクライアント1
Cを使用する。このシステムにおいて使用する業務は業
務1から4まである。クライアント1Cで行う業務は、
業務1と業務3である。対応するデータはデータ1とデ
ータ3である。データ履歴ファイルにはバージョン情報
とデータの種類が登録されている。サーバ側のデータベ
ースにおけるデータのバージョンは異なる。また、図5
は、上記の状態から業務1と業務3を行う処理の流れを
示す。
説明する。図4は業務を行う前のデータ状態を示し、こ
こで、業務を行うクライアントCとしてクライアント1
Cを使用する。このシステムにおいて使用する業務は業
務1から4まである。クライアント1Cで行う業務は、
業務1と業務3である。対応するデータはデータ1とデ
ータ3である。データ履歴ファイルにはバージョン情報
とデータの種類が登録されている。サーバ側のデータベ
ースにおけるデータのバージョンは異なる。また、図5
は、上記の状態から業務1と業務3を行う処理の流れを
示す。
【0021】まず、業務1を行う業務アプリケーション
8を起動する(ステップA1)。次に、履歴情報をデー
タ履歴ファイル6から抽出して(ステップA2)、サー
バSとの間で送受信し(ステップA3,A4)、データ
1とデータ3のデータベースとデータバージョンを比較
する(ステップA5)。この場合、サーバSのデータベ
ースのデータバージョンが異なるため、データを抽出し
てクライアント1Cに送信し(ステップA7,A8)、
クライアント1Cのデータベースにデータ1とデータ3
を登録し(ステップA9)、続いてそのデータ1とデー
タ3をクライアント1Cのデータベースから抽出し(ス
テップA11)、データ履歴ファイルの情報を更新する
(ステップA11)。次に、引き続き業務3があるので
ステップA1に戻り、再びステップA2で履歴情報を抽
出する。また、サーバSに履歴情報を送信し、前記のよ
うにデータバージョンを比較する。図5の場合、データ
バージョンが同じなのでステップA10に進み、クライ
アント1Cの総合データベース9からデータ3を抽出し
て、履歴情報を更新する。なお、引き続きの業務がない
ので、ここで処理を終了する。
8を起動する(ステップA1)。次に、履歴情報をデー
タ履歴ファイル6から抽出して(ステップA2)、サー
バSとの間で送受信し(ステップA3,A4)、データ
1とデータ3のデータベースとデータバージョンを比較
する(ステップA5)。この場合、サーバSのデータベ
ースのデータバージョンが異なるため、データを抽出し
てクライアント1Cに送信し(ステップA7,A8)、
クライアント1Cのデータベースにデータ1とデータ3
を登録し(ステップA9)、続いてそのデータ1とデー
タ3をクライアント1Cのデータベースから抽出し(ス
テップA11)、データ履歴ファイルの情報を更新する
(ステップA11)。次に、引き続き業務3があるので
ステップA1に戻り、再びステップA2で履歴情報を抽
出する。また、サーバSに履歴情報を送信し、前記のよ
うにデータバージョンを比較する。図5の場合、データ
バージョンが同じなのでステップA10に進み、クライ
アント1Cの総合データベース9からデータ3を抽出し
て、履歴情報を更新する。なお、引き続きの業務がない
ので、ここで処理を終了する。
【0022】図6はこの発明の実施の他の形態を示し、
1はサーバS側の総合DB、2はデータダウンロード要
求により総合DB1からデータを抽出するデータ抽出機
能、3はクライアントにデータを送信するデータ転送機
能、4はクライアント側のデータを受信するデータ転送
機能、5は必要データをダウンロードするデータダウン
ロード機能、6は参照されたデータ情報が登録されてい
るデータ履歴ファイル、7はデータ履歴ファイルに履歴
情報を書き込むデータロード機能、8はデータロード機
能を起動する業務アプリケーション、9はディスプレイ
などのデータを出力するデータ出力装置、10はデータ
を管理するデータ管理機能である。
1はサーバS側の総合DB、2はデータダウンロード要
求により総合DB1からデータを抽出するデータ抽出機
能、3はクライアントにデータを送信するデータ転送機
能、4はクライアント側のデータを受信するデータ転送
機能、5は必要データをダウンロードするデータダウン
ロード機能、6は参照されたデータ情報が登録されてい
るデータ履歴ファイル、7はデータ履歴ファイルに履歴
情報を書き込むデータロード機能、8はデータロード機
能を起動する業務アプリケーション、9はディスプレイ
などのデータを出力するデータ出力装置、10はデータ
を管理するデータ管理機能である。
【0023】また、図7は図6の詳細を示し、前記業務
アプリケーション8はアプリケーションロード手段81
およびデータ出力手段82を含む。これらのうち、デー
タロード手段81はデータダウンロード機能5を起動
し、データ出力手段82は総合DB9から抽出されたデ
ータを出力するように機能する。さらに、データダウン
ロード機能5はサーバSとクライアントCのコネクショ
ンを張った際に、データ履歴ファイル6から履歴情報を
抽出する履歴情報参照手段51と、参照した履歴情報か
ら、クライアントで使用された業務データ情報とデータ
のバージョン情報をサーバS側のデータ抽出機能2に、
データ転送機能4およびデータ転送機能3を介して転送
し、セッション管理手段104にセッション情報をわた
し、さらに業務単位のデータ分割ファイルの要求を行
う。履歴情報送信手段52とを有する。
アプリケーション8はアプリケーションロード手段81
およびデータ出力手段82を含む。これらのうち、デー
タロード手段81はデータダウンロード機能5を起動
し、データ出力手段82は総合DB9から抽出されたデ
ータを出力するように機能する。さらに、データダウン
ロード機能5はサーバSとクライアントCのコネクショ
ンを張った際に、データ履歴ファイル6から履歴情報を
抽出する履歴情報参照手段51と、参照した履歴情報か
ら、クライアントで使用された業務データ情報とデータ
のバージョン情報をサーバS側のデータ抽出機能2に、
データ転送機能4およびデータ転送機能3を介して転送
し、セッション管理手段104にセッション情報をわた
し、さらに業務単位のデータ分割ファイルの要求を行
う。履歴情報送信手段52とを有する。
【0024】一方、サーバSのデータ抽出機能2は、履
歴情報受信手段21と、抽出判断手段22と、データ抽
出手段23と、データ送信手段24とを有し、これらの
うち、履歴情報受信手段21は、データダウンロード機
能5から送信された履歴情報をデータ転送機能3および
データ転送機能4を介して受信し、また、抽出判断手段
22は受信した履歴情報と総合DB1のデータバージョ
ンを比較し、バージョンが異なればデータ抽出手段23
で総合DB1からデータを抽出するように機能する。抽
出するデータの種類は、履歴情報に登録された業務デー
タについてすべて比較を行う。また、データ送信手段2
4は、抽出されたデータがあった場合、データ転送機能
3およびデータ転送機能4を介してデータダウンロード
機能5に転送するように機能する。抽出判断手段22で
バージョンが同じならば、データ送信手段24により、
クライアントCにデータ転送機能3およびデータ転送機
能4を介して、バージョン更新なし情報を転送する。
歴情報受信手段21と、抽出判断手段22と、データ抽
出手段23と、データ送信手段24とを有し、これらの
うち、履歴情報受信手段21は、データダウンロード機
能5から送信された履歴情報をデータ転送機能3および
データ転送機能4を介して受信し、また、抽出判断手段
22は受信した履歴情報と総合DB1のデータバージョ
ンを比較し、バージョンが異なればデータ抽出手段23
で総合DB1からデータを抽出するように機能する。抽
出するデータの種類は、履歴情報に登録された業務デー
タについてすべて比較を行う。また、データ送信手段2
4は、抽出されたデータがあった場合、データ転送機能
3およびデータ転送機能4を介してデータダウンロード
機能5に転送するように機能する。抽出判断手段22で
バージョンが同じならば、データ送信手段24により、
クライアントCにデータ転送機能3およびデータ転送機
能4を介して、バージョン更新なし情報を転送する。
【0025】さらに、前記データダウンロード機能5に
は、データ登録手段53が設けられ、このデータ登録手
段53は、データ送信手段24より受信したデータがあ
るならば、総合DB9にデータを格納し、データロード
機能7を起動する。バージョン変更なしならば、即座に
データロード機能7を起動するように機能する。また、
クライアントCのデータロード機能7は、業務アプリケ
ーション8から要求のあった業務データを総合DB9か
ら選択してデータ出力手段82に渡すデータ抽出手段7
1と、その業務データの出力の際にデータ履歴ファイル
6に履歴情報としてデータのバージョン情報と業務情報
を更新する履歴情報更新手段とを有する。
は、データ登録手段53が設けられ、このデータ登録手
段53は、データ送信手段24より受信したデータがあ
るならば、総合DB9にデータを格納し、データロード
機能7を起動する。バージョン変更なしならば、即座に
データロード機能7を起動するように機能する。また、
クライアントCのデータロード機能7は、業務アプリケ
ーション8から要求のあった業務データを総合DB9か
ら選択してデータ出力手段82に渡すデータ抽出手段7
1と、その業務データの出力の際にデータ履歴ファイル
6に履歴情報としてデータのバージョン情報と業務情報
を更新する履歴情報更新手段とを有する。
【0026】また、データ管理機能10は、データ分割
ファイル101,データ分割手段102,データ更新管
理手段103およびセッション管理手段104を有し、
これらのうちデータ分割ファイル101は、データ分割
手段102で各業務単位のデータに分割されたファイル
であり、データ分割手段102は、抽出されたデータを
業務単位のファイルに分割するように機能する。また、
データ更新管理手段103は、クライアントとセッショ
ンが張られている間、総合DB1のデータを更新した場
合、データ分割ファイル101の更新を行うように機能
する。さらに、セッション管理手段104はクライアン
トからセッションを張られている間、常備のデータ分割
ファイル101を最新の状態にしておき、業務データの
要求がきた場合、その業務データだけを送信できるよう
に管理する。
ファイル101,データ分割手段102,データ更新管
理手段103およびセッション管理手段104を有し、
これらのうちデータ分割ファイル101は、データ分割
手段102で各業務単位のデータに分割されたファイル
であり、データ分割手段102は、抽出されたデータを
業務単位のファイルに分割するように機能する。また、
データ更新管理手段103は、クライアントとセッショ
ンが張られている間、総合DB1のデータを更新した場
合、データ分割ファイル101の更新を行うように機能
する。さらに、セッション管理手段104はクライアン
トからセッションを張られている間、常備のデータ分割
ファイル101を最新の状態にしておき、業務データの
要求がきた場合、その業務データだけを送信できるよう
に管理する。
【0027】次に、図8のフローチャートを参照して動
作を詳細に説明する。まず、アプリケーションロード手
段81では業務アプリケーション8が起動することで、
履歴情報参照手段51が起動する(ステップB1)。履
歴情報参照手段51では、データ履歴ファイル6から履
歴情報を抽出する(ステップB2)。この履歴情報と
は、業務アプリケーション8が総合DB9から参照した
データのバージョン情報と、そのクライアントで利用さ
れたデータの種類で、クライアントで参照した最新のデ
ータ情報の履歴である。こうして抽出された履歴情報
を、履歴情報送信手段52がデータ転送機能4およびデ
ータ転送機能3を介してサーバに送信する(ステップB
3)。
作を詳細に説明する。まず、アプリケーションロード手
段81では業務アプリケーション8が起動することで、
履歴情報参照手段51が起動する(ステップB1)。履
歴情報参照手段51では、データ履歴ファイル6から履
歴情報を抽出する(ステップB2)。この履歴情報と
は、業務アプリケーション8が総合DB9から参照した
データのバージョン情報と、そのクライアントで利用さ
れたデータの種類で、クライアントで参照した最新のデ
ータ情報の履歴である。こうして抽出された履歴情報
を、履歴情報送信手段52がデータ転送機能4およびデ
ータ転送機能3を介してサーバに送信する(ステップB
3)。
【0028】一方、サーバSではクライアントCから受
け取った履歴情報を履歴情報受信手段21で受信し(ス
テップB4)、次に受信したデータがセッション確立後
最初の履歴データか否かを、セッション管理手段104
により判断する(ステップB5)。初めてセッションを
張るならば、履歴情報とサーバ側の総合DB1のデータ
を比較する。すなわち、まず、要求のあったクライアン
トCで利用されている業務データの種類を抽出し、その
データと履歴情報のデータバージョンを抽出判断手段2
2で比較する。データバージョンが履歴情報と同じなら
ば、ステップB7に進み、データバージョンが履歴情報
と異なれば要求のあったクライアントCにより利用され
ている業務データでクライアントとのデータバージョン
が異なるデータを、データ抽出手段23によりすべて抽
出する(ステップB8)。
け取った履歴情報を履歴情報受信手段21で受信し(ス
テップB4)、次に受信したデータがセッション確立後
最初の履歴データか否かを、セッション管理手段104
により判断する(ステップB5)。初めてセッションを
張るならば、履歴情報とサーバ側の総合DB1のデータ
を比較する。すなわち、まず、要求のあったクライアン
トCで利用されている業務データの種類を抽出し、その
データと履歴情報のデータバージョンを抽出判断手段2
2で比較する。データバージョンが履歴情報と同じなら
ば、ステップB7に進み、データバージョンが履歴情報
と異なれば要求のあったクライアントCにより利用され
ている業務データでクライアントとのデータバージョン
が異なるデータを、データ抽出手段23によりすべて抽
出する(ステップB8)。
【0029】こうして抽出されたデータを、データ分割
ファイル101に分割し(ステップB9)、続いて、セ
ッション中DBのデータが更新されたか否かを、データ
管理手段103が判断し(ステップB10)、DBが更
新されていなければ、ステップB14に進み(ステップ
B10)、一方DBが更新されたならば、データ管理手
段103が、データ分割ファイル101を更新する(ス
テップB11)。続いて、セッション管理手段104
が、どの業務データを要求しているかを判断する(ステ
ップB12)。なお、ステップB6でデータバージョン
が履歴情報と異ならないと判定された場合には、クライ
アントCに対して、データ送信手段24がデータ転送機
能3およびデータ転送機能4を介してデータバージョン
変更なし情報を送信し、ステップB14に進む(ステッ
プB7)。
ファイル101に分割し(ステップB9)、続いて、セ
ッション中DBのデータが更新されたか否かを、データ
管理手段103が判断し(ステップB10)、DBが更
新されていなければ、ステップB14に進み(ステップ
B10)、一方DBが更新されたならば、データ管理手
段103が、データ分割ファイル101を更新する(ス
テップB11)。続いて、セッション管理手段104
が、どの業務データを要求しているかを判断する(ステ
ップB12)。なお、ステップB6でデータバージョン
が履歴情報と異ならないと判定された場合には、クライ
アントCに対して、データ送信手段24がデータ転送機
能3およびデータ転送機能4を介してデータバージョン
変更なし情報を送信し、ステップB14に進む(ステッ
プB7)。
【0030】また、ステップB12に続いて、抽出され
たデータをデータ送信手段24がデータ転送機能3およ
びデータ転送機能4を介して送信する(ステップB1
3)。このため、クライアントCではサーバSから受信
したデータを、データ登録手段53により総合DB9に
登録し(ステップB14)、業務で利用されるデータを
データ抽出手段71で総合DB9から抽出する(ステッ
プB15)。こうして抽出されたデータの情報は、履歴
情報更新手段72によりデータ履歴ファイル6の更新が
行われ(ステップB16)、データをデータ出力手段8
2から出力される(ステップB16)。そして、引き続
き他の業務があるか否かの判断を行い(ステップB1
7)、もし業務があるのならば、ステップB1に戻る。
そして業務終了まで前記動作が繰り返し行われる。
たデータをデータ送信手段24がデータ転送機能3およ
びデータ転送機能4を介して送信する(ステップB1
3)。このため、クライアントCではサーバSから受信
したデータを、データ登録手段53により総合DB9に
登録し(ステップB14)、業務で利用されるデータを
データ抽出手段71で総合DB9から抽出する(ステッ
プB15)。こうして抽出されたデータの情報は、履歴
情報更新手段72によりデータ履歴ファイル6の更新が
行われ(ステップB16)、データをデータ出力手段8
2から出力される(ステップB16)。そして、引き続
き他の業務があるか否かの判断を行い(ステップB1
7)、もし業務があるのならば、ステップB1に戻る。
そして業務終了まで前記動作が繰り返し行われる。
【0031】次に、図4,図9を参照し、具体的に説明
する。図4は業務を行う前のデータ状態を示し、ここで
は業務を行うクライアントCはクライアント1Cを使用
する。このシステムにおいて使用する業務は業務1から
4まである。クライアント1Cで行う業務は、業務1と
業務3である。対応するデータはデータ1とデータ3で
ある。データ履歴ファイルにはバージョン情報とデータ
の種類が登録されている。サーバ側のデータベースのデ
ータのバージョンは異なる。
する。図4は業務を行う前のデータ状態を示し、ここで
は業務を行うクライアントCはクライアント1Cを使用
する。このシステムにおいて使用する業務は業務1から
4まである。クライアント1Cで行う業務は、業務1と
業務3である。対応するデータはデータ1とデータ3で
ある。データ履歴ファイルにはバージョン情報とデータ
の種類が登録されている。サーバ側のデータベースのデ
ータのバージョンは異なる。
【0032】図9は、前記の状態から業務1と業務3を
行うフローを示す。まず、業務1を行う業務アプリケー
ションを起動する(ステップB1)。次に履歴情報をデ
ータ履歴ファイルから抽出して(ステップB2)、クラ
イアントCおよびサーバS間で送受信し(ステップB
3,ステップB4)、初めてセッションを張るのために
(ステップB5)、データ1とデータ3のデータベース
とデータバージョンを比較する(ステップB6)。この
場合、サーバのデータベースのデータバージョンが異な
るため、データを抽出する(ステップB8)。ここで、
抽出したデータ1とデータ3のファイルに分割する(ス
テップB9)。まず、データ1をクライアント1Cが要
求しているので、データ1をクライアント1Cに送信し
(ステップB13)、クライアント1Cのデータベース
にデータ1を登録する(ステップB14)。そして、ス
テップB16でデータ履歴ファイル6の情報を更新し、
ステップB17で引き続き業務3があるのでステップB
1に戻る。
行うフローを示す。まず、業務1を行う業務アプリケー
ションを起動する(ステップB1)。次に履歴情報をデ
ータ履歴ファイルから抽出して(ステップB2)、クラ
イアントCおよびサーバS間で送受信し(ステップB
3,ステップB4)、初めてセッションを張るのために
(ステップB5)、データ1とデータ3のデータベース
とデータバージョンを比較する(ステップB6)。この
場合、サーバのデータベースのデータバージョンが異な
るため、データを抽出する(ステップB8)。ここで、
抽出したデータ1とデータ3のファイルに分割する(ス
テップB9)。まず、データ1をクライアント1Cが要
求しているので、データ1をクライアント1Cに送信し
(ステップB13)、クライアント1Cのデータベース
にデータ1を登録する(ステップB14)。そして、ス
テップB16でデータ履歴ファイル6の情報を更新し、
ステップB17で引き続き業務3があるのでステップB
1に戻る。
【0033】そして、再びステップB2で履歴情報を抽
出し、サーバSに履歴情報を送信し、ステップB5で2
度目なのでステップB10に進む。セッションを張って
からデータ3のデータベースが更新された場合、ステッ
プB11でデータ分割ファイルを更新する。ステップB
14で送信するファイルはデータ3なので、クライアン
ト1Cに送信を行い、クライアント1Cのデータベース
に登録する。クライアント1Cのデータベースからデー
タ3を抽出して、履歴情報を更新する。そして引続きの
業務がないので処理を終了する。
出し、サーバSに履歴情報を送信し、ステップB5で2
度目なのでステップB10に進む。セッションを張って
からデータ3のデータベースが更新された場合、ステッ
プB11でデータ分割ファイルを更新する。ステップB
14で送信するファイルはデータ3なので、クライアン
ト1Cに送信を行い、クライアント1Cのデータベース
に登録する。クライアント1Cのデータベースからデー
タ3を抽出して、履歴情報を更新する。そして引続きの
業務がないので処理を終了する。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、クラ
イアントの業務アプリケーションがクライアント側の総
合データベースからデータを参照するたびに、そのデー
タの履歴をデータ履歴ファイルにファイル履歴情報とし
て登録しておき、ネットワークコネクションの際に前記
参照したデータの種類とバージョン情報にもとづき、各
クライアントで必要とされるデータの全てをサーバから
クライアントへダウンロードし、前記総合データベース
のデータ更新を行うようにすることで、データバージョ
ンが変更されたデータだけサーバからダウンロードで
き、コネクションを張るたびに余計なデータをダウンロ
ードする従来型に比べて、サーバおよびクライアント間
でのデータ転送量を少なく抑えることができるという効
果が得られる。また、各クライアントで使われる業務デ
ータをコネクションを張るたびに更新しておくことで、
業務を行う際にダウンロードするデータの存在の可能性
が低くなり、使用しているクライアントのデータベース
から直接データを抽出できるため、業務アプリケーショ
ンの高速化を図れるという効果が得られる。
イアントの業務アプリケーションがクライアント側の総
合データベースからデータを参照するたびに、そのデー
タの履歴をデータ履歴ファイルにファイル履歴情報とし
て登録しておき、ネットワークコネクションの際に前記
参照したデータの種類とバージョン情報にもとづき、各
クライアントで必要とされるデータの全てをサーバから
クライアントへダウンロードし、前記総合データベース
のデータ更新を行うようにすることで、データバージョ
ンが変更されたデータだけサーバからダウンロードで
き、コネクションを張るたびに余計なデータをダウンロ
ードする従来型に比べて、サーバおよびクライアント間
でのデータ転送量を少なく抑えることができるという効
果が得られる。また、各クライアントで使われる業務デ
ータをコネクションを張るたびに更新しておくことで、
業務を行う際にダウンロードするデータの存在の可能性
が低くなり、使用しているクライアントのデータベース
から直接データを抽出できるため、業務アプリケーショ
ンの高速化を図れるという効果が得られる。
【図1】 この発明の実施の一形態による動的データ管
理システムを示すブロック図である。
理システムを示すブロック図である。
【図2】 図1に示す動的データ管理システムの詳細を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】 この発明による動的データ管理方式の実行手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の動的データ管理システムの具体例
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図5】 図4に示す具体例の実行手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】 この発明の実施の他の形態による動的データ
管理システムを示すブロック図である。
管理システムを示すブロック図である。
【図7】 図6に示す動的データ管理システムの詳細を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】 図6に示す動的データ管理システムによる処
理手順を示すフローチャートである。
理手順を示すフローチャートである。
【図9】 図4に示す具体例の他の実行手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
S サーバ C,1C クライアント 1,9 総合DB(総合データベース) 2 データ抽出機能 5 データダウンロード機能 6 データ履歴ファイル 7 データロード機能 8 業務アプリケーション 10 データ管理機能 21 履歴情報受信手段 22 抽出判断手段 23 データ抽出手段 24 データ送信手段 51 履歴情報参照手段 52 履歴情報送信手段 53 データ登録手段 71 データ抽出手段 72 履歴情報更新手段 81 アプリケーションロード手段
Claims (6)
- 【請求項1】 クライアントの業務アプリケーションの
起動により起動され、データ履歴ファイルから履歴情報
を抽出するとともに、その抽出した履歴情報をサーバへ
送信するデータダウンロード機能と、 該データダウンロード機能から受信した履歴情報がサー
バ側の総合データベースのデータバージョンと異なると
き、その総合データベースからデータを抽出し、この抽
出したデータを前記データダウンロード機能に転送する
データ抽出機能と、 該データ抽出機能からクライアントに転送されてきたデ
ータが、前記データダウンロード機能によって格納され
るクライアント側の総合データベースと、 前記業務アプリケーションから要求があった業務データ
を、前記クライアント側の総合データベースから選択し
てその業務アプリケーションに渡すとともに、前記デー
タ履歴ファイルのバージョン情報と業務情報を履歴情報
として更新するデータロード機能とを備えたことを特徴
とする動的データ管理システム。 - 【請求項2】 前記サーバにおいて総合データベースか
ら抽出したデータを業務単位のデータ分割ファイルに分
割し、クライアントとのセッションが張られている間
は、前記総合データベースのデータを更新した場合前記
データ分割ファイルの更新を行い、このデータ分割ファ
イルを最新の状態にしておき、業務データの要求がきた
とき、その業務データのみを送信可能にするデータ管理
機能を設けたことを特徴とする請求項1に記載の動的デ
ータ管理システム。 - 【請求項3】 前記データダウンロード機能が、 前記サーバとクライアントとのコネクションを張ったと
きに、データ履歴ファイルから履歴情報を抽出する履歴
情報参照手段と、 前記履歴情報からクライアントで使用された業務データ
情報とデータのバージョン情報をサーバ側のデータ抽出
機能に転送する履歴情報送信手段と、 前記サーバから受信したデータをクライアント側の総合
データベースに格納するデータ登録手段とを有すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の動的デー
タ管理システム。 - 【請求項4】 前記データロード機能が、 前記業務アプリケーションから要求があった業務データ
をクライアント側の総合データベースから選択して前記
業務アプリケーションのデータ出力手段へ出力するデー
タ抽出手段と、 該データ抽出手段からの業務データの出力の際に、デー
タ履歴ファイルにおける履歴情報としてのバージョン情
報と業務情報を更新する履歴情報更新手段とを有するこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動的デ
ータ管理システム。 - 【請求項5】 前記サーバのデータ抽出機能が前記デー
タダウンロード機能から送信された履歴情報を受信する
履歴情報受信手段と、 該履歴情報受信手段で受信した履歴情報とサーバ側の総
合データベースのデータバージョンが一致するか否かを
判断する抽出判断手段と、 抽出判断手段による判断の結果、データバージョンが異
なれば前記サーバ側の総合データベースからデータを抽
出するデータ抽出手段と、 該データ抽出手段で抽出されたデータを前記データダウ
ンロード機能に転送するデータ送信手段とを有すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の動的デー
タ管理システム。 - 【請求項6】 クライアントの業務アプリケーションが
クライアント側の総合データベースからデータを参照す
るたびに、そのデータの履歴をデータ履歴ファイルにフ
ァイル履歴情報として登録しておき、ネットワークコネ
クションの際に前記参照したデータの種類とバージョン
情報にもとづき、各クライアントで必要とされるデータ
の全てをサーバからクライアントへダウンロードし、前
記総合データベースのデータ更新を行うことを特徴とす
る動的データ管理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11139269A JP2000330880A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 動的データ管理システムおよび動的データ管理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11139269A JP2000330880A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 動的データ管理システムおよび動的データ管理方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000330880A true JP2000330880A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15241359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11139269A Pending JP2000330880A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 動的データ管理システムおよび動的データ管理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000330880A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013168222A1 (ja) | 2012-05-08 | 2013-11-14 | 1stホールディングス株式会社 | データ処理システム、サーバ、クライアント、データ管理用プログラム |
US10402785B2 (en) | 2016-06-23 | 2019-09-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Terminal apparatus |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11139269A patent/JP2000330880A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013168222A1 (ja) | 2012-05-08 | 2013-11-14 | 1stホールディングス株式会社 | データ処理システム、サーバ、クライアント、データ管理用プログラム |
US10666726B2 (en) | 2012-05-08 | 2020-05-26 | Wingarc1St Inc. | Data processing system, and program for managing data |
US10402785B2 (en) | 2016-06-23 | 2019-09-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Terminal apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031021 |