JP2000330604A - 制御装置 - Google Patents
制御装置Info
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- JP2000330604A JP2000330604A JP11138033A JP13803399A JP2000330604A JP 2000330604 A JP2000330604 A JP 2000330604A JP 11138033 A JP11138033 A JP 11138033A JP 13803399 A JP13803399 A JP 13803399A JP 2000330604 A JP2000330604 A JP 2000330604A
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- control
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Abstract
去できる制御装置を提供する。 【解決手段】 入力指令値と制御出力との制御偏差をロ
ーパスフィルタを通して、制御偏差の平均値を求める第
1の手段と、所望の指令値と第1の手段で求められた制
御偏差の平均値とを加算して、入力指令値を求める第2
の手段と、を設け、第2の手段で求められた入力指令値
を閉ループ系の入力指令値とする制御装置を提供する。
Description
係わり、特に制御装置の入力指令値の構成方法に関する
ものである。
システムの構成を示す図であり、同図中、5は制御され
る制御対象、6は入力指令値と制御出力との差となる制
御偏差を求める比較器、7は制御対象を制御する制御器
あるいは増幅器を表す。
の指令値(r)に一致させることであるが、従来では、
図2に示すように、制御器の入力指令値は所望の指令値
(r)そのものとしている。周知のように、定常制御誤
差を残さないために、一般的に、6の制御器に積分機能
を組み込まなければならない。
システムでは、制御器に積分機能を取入れようとする
と、システムの次数が増え、設計が難しくなる。また、
閉ループ系は既に何らかの制御器で実装された場合、制
御器に新たに積分機能を取入れようとすると、元の制御
器を全体的に設計し直して、実装し直さなければならな
い欠点がある。
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記
した問題点に対して、既存の制御器の内部構造を変更せ
ずに、制御出力を所望の指令値に一致させることのでき
る簡易方法を提供することにある。
するために、入力指令値(z)と制御出力(y)との差
となる制御偏差(e)を増幅して制御を行い、制御出力
を所望の指令値(r)に一致させるように構成する制御
システムにおいて、制御偏差(e)をローパスフィルタ
を通して制御偏差の平均値(e1)を求める第1の手段
と、第1の手段で求めた制御偏差の平均値(e1)と所
望の指令値(r)とを加算して入力指令値を求める第2
の手段を設け、第2の手段により求めた値を閉ループ系
の入力指令値(z)となるよう構成して実現する。
示す図である。同図において、2は図2で示した従来の
技術と同じ構成の制御閉ループである。1は本発明によ
る入力指令値の構成を示すブロックである。ブロック1
において、3は制御偏差(e)をローパスしてその平均
値(e1)を求める第1の手段である。4は本発明の第
2の手段であり、所望の指令値(r)と第1の手段3で
求めた制御偏差の平均値とを加算することにより、閉ル
ープ2の入力指令値を求める。本発明は図示のように、
1のブロック3、4によって得た入力指令値を閉ループ
2の入力部に入力することにより、制御対象の出力
(y)を所望の指令値(r)と一致させるようにしたも
のである。
述する。まず、制御系の定常特性を考える。定常状態に
おいては、図1のブロック2の制御偏差eは一定値と見
なせるので、ローパスフィルタのブロック3の出力(e
1)も一定値であり、しかも e1=e ...................................................... (1) となる。図1から数1の(2)式の関係式が成り立つ。
偏差(r−y)は数2の(3)式のようになり、定常
時、e=e1であるので、その偏差がゼロになるのが明
らかである。
加することによって、ブロック2の制御器の種類に関わ
らず、制御出力yの定常偏差をなくすることができ、所
望の指令値(r)に一致させることができる。
能を明らかにするために、一般性を失わず、ブロック3
のローパスフィルタ(L(s))を数3の(4)式に示
す一次ローパスフィルタとして、システムの等価制御特
性を求める。ただし、(4)式において、sはラプラス
演算子、Tはローパスフィルタの時定数を表す。
であるので、e1=L(s)・eとなる。L(s)に数
3の(4)式を代入すると、(3)式は(5)式のよう
に変形することができる。
のが明らかである。
図は図3のように等価変換できる。図3の等価ブロック
図と従来例である図2を比べると、本発明の指令値操作
により、等価的に制御器に積分機能を追加したことにな
り、積分器の時定数はローパスフィルタの時定数(T)
と同じになる。従って、定常制御偏差を無くすことがで
きる。
既存の制御器の種類と定数を変更することなく、指令値
の簡単な操作により、等価的にシステムに積分機能をも
たせることにより、定常制御偏差を無くすことができ
る。また、本発明の構成では、積分器を用いていないの
で、積分器のオーバーフロー等の不具合を避けることが
できる。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力指令値(z)と制御出力(y)との
差となる制御偏差(e)を増幅して制御を行い、制御出
力を所望の指令値(r)に一致させるように構成する制
御システムにおいて、前記制御偏差(e)をローパスフ
ィルタを通して制御偏差の平均値(e1)を求める第1
の手段と、該第1の手段で求めた制御偏差の平均値(e
1)と前記所望の指令値(r)とを加算して入力指令値
を求める第2の手段を設け、該第2の手段により求めた
入力指令値を前記制御システムの入力指令値(z)とす
ることを特徴とする制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138033A JP2000330604A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138033A JP2000330604A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000330604A true JP2000330604A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15212482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11138033A Pending JP2000330604A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000330604A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005182161A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Yamatake Corp | 制御方法および制御装置 |
JP7521712B1 (ja) | 2024-02-26 | 2024-07-24 | 富士電機株式会社 | 制御装置、制御方法、及びプログラム |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11138033A patent/JP2000330604A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005182161A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Yamatake Corp | 制御方法および制御装置 |
JP7521712B1 (ja) | 2024-02-26 | 2024-07-24 | 富士電機株式会社 | 制御装置、制御方法、及びプログラム |
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