JP2000330069A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000330069A
JP2000330069A JP14066499A JP14066499A JP2000330069A JP 2000330069 A JP2000330069 A JP 2000330069A JP 14066499 A JP14066499 A JP 14066499A JP 14066499 A JP14066499 A JP 14066499A JP 2000330069 A JP2000330069 A JP 2000330069A
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Tatsuo Chiaki
千明  達生
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厳密な視度調整を実現し、長時間使用しても
視覚疲労を生じない良好な品質の画像表示を行う。 【解決手段】 自由曲面プリズム1の取付面8aがプリ
ズムの焦点面と直角な面上に位置し、かつ自由曲面プリ
ズム1の取付フランジ7aの側面が、ホルダ2のプリズ
ム取付フランジ7aにそれぞれ設けられたプリズム位置
決め段差の側面と嵌合する構成とすることにより、視度
望遠鏡などの視度測定器により視度を測定しながら、自
由曲面プリズム1の位置を決めてねじで固定することが
でき、液晶パネル4に塵埃が付着したり傷が生ずること
なく、連続的かつ精密に視度設定を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部に装着し自由
曲面プリズムを使用して映像を見る表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、頭部に装着して表示部に映る映像
を見るヘッドマウントディスプレイ(HMD)と呼ばれ
る映像表示装置が、ビデオ映像やパーソナルコンピュー
タの画面を見ることを目的として実用されている。この
HMDは没入感を得ながら周囲に影響を与えることな
く、自由な場所でビデオ等を鑑賞するための装置である
が、頭に装着して使用するために、自然な映像を疲労な
く見るためには視度と輻輳角が一致していることが要求
される。
【0003】また、外出先でファックスを見ることを目
的としたファックス映像表示装置や、携帯テレビ電話の
ような携帯型映像表示装置も提案されており、これらの
装置においては、視度が明視の距離に設定されているこ
とが要求される。
【0004】本出願人は先に特開平7―104209号
公報において、頭部に装着して使用するHMDに適した
小型で軽量な光学系として自由曲面プリズムを開示し、
更に特開平9−73005号公報において、この自由曲
面プリズムの機器への固定方法を開示している。また、
携帯型の映像表示装置としては、特開平7−23589
2号公報に小型虚像ディスプレイを具備するトランシー
バが開示されており、更に特開平8−327920号公
報においてこのような機器に適した表示素子と光学系が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例のHMDにおいては、映像を疲労なく自然に見る
ためには、視度と輻輳角が一致していることと、左右の
映像の縦方向の向きが一致していることが要求される。
一方で、特開平9−73005号公報の装置は、プリズ
ムを固定するホルダに対して液晶パネルを固定する際
に、自由曲面プリズムの材料の屈折率のばらつきやホル
ダの機械的寸法のばらつきに起因する視度のばらつきを
所定値に調節するために、液晶パネルとホルダの間に適
正な厚さの視度調整ワッシャを挟んだ上で、液晶パネル
を所定の輻輳角となる位置に調節して固定している。し
かし、この方法では視度調整ワッシャを連続した厚さに
設定できないために、映像を疲労なく自然に見ることの
できる所定の範囲に設定できるが、視度と輻輳角を完全
に一致させることが難しいという問題点がある。
【0006】また、 特開平8−327920号公報に開
示されている映像表示装置においても、小型化を図り携
帯性を高めるために、光学系として特開平7−1042
09号公報の自由曲面プリズムを使用することができる
が、視度調整ワッシャが連続的な値を取れないために、
同様に視度が厳密に所定値に設定できないという問題点
がある。
【0007】更に、この種の装置においては、液晶パネ
ル上の映像を拡大して見るために、塵埃の付着や液晶パ
ネルの表面に生じ易い傷に対して極めて厳しい管理が必
要となる。従って、液晶パネルと光学系を位置決めする
ホルダに液晶パネルを組み込んだ後に、視度調整ワッシ
ャの組み込みや取換えを行う必要が生じ、そのために液
晶パネルを取り外したり、再度組み込んだりすることに
よって品質の低下に繋がるという問題点がある。
【0008】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
厳密な視度調整を実現し、良好な品質の画像を表示し得
る表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る表示装置は、表示素子を拡大表示する3
つの光学面から成る自由曲面プリズムを有し、該自由曲
面プリズムの側面に前記表示素子の表示面と直角な面を
有する取付フランジを設けたことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る表示装置は、表示素子
と、該表示素子上の像を拡大する自由曲面プリズムを含
む光学系と、バックライト手段と、前記表示素子と前記
光学系を支持するホルダと、前記表示素子を駆動する電
気回路基板と、外装カバーとを有し、前記自由曲面プリ
ズムの両側面に前記表示素子の表示面と直角な面を有す
る取付フランジをそれぞれ有し、前記ホルダは前記表示
素子の表示面と直角なプリズム取付面を有することを特
徴とする。
【0011】また、本発明に係る表示装置は、拡大表示
機能を有する自由曲面プリズムを有し、該自由曲面プリ
ズムは他部材に取り付けるための取付面を有し、該取付
面を焦点面と直角としたことを特徴とする。
【0012】更に、本発明に係る表示装置は、表示素子
と、該表示素子を固定するためのホルダと、前記表示素
子を拡大表示するためのプリズム素子とを有し、該プリ
ズム素子の取付面を前記表示素子の表示面に対し直角に
設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は第1の実施例の単眼ビュワーの
分解斜視図を示し、図2は図1の線Xに沿った断面図、
図3は図2のA方向から見た正面図、図4は図2のB方
向から見た平面図である。この単眼ビュワーは自由曲面
プリズム1、ホルダ2、基板ユニット3、液晶パネル
4、外装カバー5、6から構成されている。
【0014】自由曲面プリズム1はアクリル樹脂等で作
られており、特開平7−1O4209号公報に開示され
ている光学的特性を有している。自由曲面プリズム1の
側面には、取付フランジ7a、7bが一体に形成されて
おり、これらの取付フランジ7a、7bには、それぞれ
取付面8a、8bが設けられ、取付フランジ7aの取付
面8a及び取付フランジ7bの取付面8bは、自由曲面
プリズム1の焦点面Fに対して直角な面となっている。
また、取付フランジ7a、7bの側面は自由曲面プリズ
ム1の入射面の中心から射出面の中心を結ぶ光軸に対し
て平行な面となっており、更に取付フランジ7a、7b
にはそれぞれ長孔9a、9bが設けられている。
【0015】ホルダ2はポリカーボネート樹脂等で造ら
れ、液晶パネル4の取付用開口部10、取付孔11a、
11b、プリズム取付フランジ12a、12bが設けら
れており、プリズム取付フランジ12aには、プリズム
取付面13a、プリズム位置決め段差14a、リブ15
a、プリズム取付孔16aが設けられている。同様に、
プリズム取付フランジ12bには、プリズム取付面13
b、プリズム位置決め段差14b、リブ15b、プリズ
ム取付孔16bが設けられている。
【0016】プリズム取付面13a、13bは液晶パネ
ル4の表示面に直角な方向に設けられており、位置決め
段差14a、14bは自由曲面プリズム1の取付フラン
ジ7a、7bの側面と嵌合するような寸法、形状とされ
ている。
【0017】自由曲面プリズム1はホルダ2に対して、
ねじ17a、17bをそれぞれ自由曲面プリズムの長孔
9a、9bを介して、プリズム取付孔16a、16bに
締め込むことによって、ねじ止めされて固定されてい
る。
【0018】基板ユニット3はバックライト18と回路
基板19により構成され、回路基板19は図示しない映
像信号を入力する手段、液晶パネル4、バックライト1
8に電気的に接続されて、ホルダ2に接着など周知の手
段で固定されている。また回路基板19には、映像信号
を入力しその信号に基づいた映像を液晶パネル4上に表
示し、バックライト18を点灯する回路が実装されてい
る。
【0019】液晶パネル4は周知の透過型液晶パネルで
あり、ホルダ2の取付用開口部10に接着などの方法に
よって位置決め固定され、回路基板19に図示しないフ
レキシブルプリント基板により電気的に接続されてい
る。また、液晶パネル4の表示面はホルダ2によって所
定視度の自由曲面プリズム1の焦点面に固定されるよう
になっており、バックライト18に照明された液晶パネ
ル4上の映像が、ホルダ2の取付用開口部10から自由
曲面プリズム1に入射するようになっている。
【0020】外装カバー5はABS樹脂等で造られ、ホ
ルダ固定ボス20a、20b、カバー固定ボス21a、
21b、開口窓22を有し、ホルダ固定ボス20a、2
0bには、ホルダ2が取付孔11a、11bを介してビ
スにより固定されている。
【0021】外装カバー6もABS樹脂等で造られ、自
由曲面プリズム1、ホルダ2、回路基板ユニット3、液
晶パネル4から成る表示ユニットを覆う形状寸法とさ
れ、外装カバー5に対して外装カバー6の内側に設けら
れた図示しないボスに、外装カバー5のカバー取付ボス
21a、21bを介して、ねじ締めによって固定されて
いる。
【0022】このような構成の単眼ビュワーを頭部に装
着して、使用者は液晶パネル4に表示された映像を自由
曲面プリズム1により拡大して観察する。本実施例の表
示装置においては、自由曲面プリズム1の材料の屈折率
のばらつきや、ホルダ2の機械的寸法のばらつきによっ
て、虚像を表示する距離である視度にばらつきが発生す
る。この種の視度設定は装置を使用する環境により行
い、例えば機械の整備時に頭部に装着して整備マニュア
ルを表示して使用する場合には、整備する機械までの視
度に等しい−2〜−1ディオプタ、即ち0.5〜1m程
度の距離に設定することが望ましい。
【0023】このように、装置の視度は正確に設定した
値とすることが要求されるが、実際上は視度がばらつい
てしまうことがある。従って、本実施例においては、自
由曲面プリズム1の取付面8a、8bがプリズムの焦点
面と直角な面上に位置し、かつ自由曲面プリズム1の取
付フランジ7a、7bの側面が、ホルダ2のプリズム取
付フランジ12a、12bにそれぞれ設けられたプリズ
ム位置決め段差14a、14bの側面と嵌合する構成と
されている。
【0024】このような構成にすることによって、視度
望遠鏡などの視度測定器により視度を測定しながら、自
由曲面プリズム1の位置を決めてねじで固定することが
でき、液晶パネル4に塵埃が付着したり傷が生ずること
なく、連続的かつ精密に視度設定を行うことができる。
【0025】また、図5に示すようにホルダ2のプリズ
ム取付面13a、13bの液晶パネル4方向の上面に孔
23a、23bを設ければ、樹脂を成形してホルダ2を
作製する際に、使用する金型の構造を液晶パネル4の取
付用開口部10と、プリズム取付面13a、13bを形
成する部分とを同様にスライド部材を用いて構成できる
ので、自由曲面プリズム1の焦点面を液晶パネル4の表
示面に、より精度良く一致させることが可能となり、画
面位置や画面内の焦点面Fに傾きを生ずることなく、視
度を調整することができる。
【0026】図6は第2の実施例の双眼のHMDの表示
スロット部分の分解斜視図、図7は正面図を示し、HM
Dの装着部分や表示部を覆う外装カバーは図示を省略し
てある。双眼のHMDは自由曲面プリズム30、31、
プリズムホルダ32、液晶パネルホルダ33、液晶パネ
ルホルダ34、基板ユニット35、36、液晶パネル3
7、38から構成されている。
【0027】自由曲面プリズム30、31は第1の実施
例と同様にアクリル樹脂等で造られ、特開平7−1O4
2O9号公報に開示の光学的特性を有している。自由曲
面プリズム30の両側面には、取付フランジ39a、3
9bが一体に設けられ、取付フランジ39a、39bに
は第1の実施例と同様に自由曲面プリズム30の焦点面
に対して直角な方向にそれぞれ取付面が設けられてい
る。また、取付フランジ39a、39bの側面は、光軸
に対して平行な面となっており、取付フランジ39a、
39bには、それぞれ長孔40a、40bが設けられて
いる。
【0028】また、自由曲面プリズム31の両側面に
は、プリズム取付フランジ41a、41bが一体に設け
られ、取付フランジ41a、41bには自由曲面プリズ
ム31の焦点面に対して直角な方向にそれぞれ取付面が
設けられている。また、取付フランジ41a、41bの
側面は、光軸に対して平行な面となっており、取付フラ
ンジ41a、41bにはそれぞれ長孔42a、42bが
設けられている。
【0029】プリズムホルダ32はポリカーボネート樹
脂等で造られており、液晶パネル取付面43、液晶パネ
ル取付孔44a、44b、45a、45bが設けられて
いる。また、プリズムホルダ32にはプリズム取付フラ
ンジ46a、46b、47a、47bが設けられてい
る。プリズム取付フランジ46a、46bには自由曲面
プリズム30が取り付けられており、プリズム取付フラ
ンジ47a、47bには自由曲面プリズム31が取り付
けられている。
【0030】プリズム取付フランジ46aには、プリズ
ム取付面48a、プリズム位置決め段差49a、リブ5
0a、プリズム取付孔51aが設けられている。同様
に、プリズム取付フランジ46bには、プリズム取付面
48b、プリズム位置決め段差49b、リブ50b、プ
リズム取付孔51bが設けられている。
【0031】液晶パネル取付面43は自由曲面プリズム
30の焦点面に平行になるように造られており、プリズ
ム取付面48a、48bは自由曲面プリズム30の焦点
面に直角な方向に設けられている。また、プリズム位置
決め段差49a、49bは、自由曲面プリズム30の取
付フランジ39a、39bの側面と嵌合するような寸
法、形状とされている。自由曲面プリズム30はプリズ
ムホルダ32に対して、ねじをそれぞれ長孔40a、4
0bを介してプリズム取付孔51a、51bに締め込む
ことによって、ねじ止めされ固定されている。
【0032】このようにして、第lの自由曲面プリズム
30は図7のY方向のプリズムホルダ32の液晶パネル
取付面43に対して直角な方向、即ち自由曲面プリズム
30のピント調整方向に、調整可能にプリズムホルダ3
2に固定することができる。
【0033】同様に、プリズム取付フランジ47aに
は、プリズム取付面52a、プリズム位置決め段差53
a、リブ54a、プリズム取付孔55aが設けられてい
る。同様に、プリズム取付フランジ47bには、プリズ
ム取付面52b、プリズム位置決め段差53b、リブ5
4b、プリズム取付孔55bが設けられている。
【0034】液晶パネル取付面43は自由曲面プリズム
31の焦点面とも平行にされており、プリズム取付面5
2a、52bは自由曲面プリズム31の焦点面に直角な
方向になるように設けられている。また、プリズム位置
決め段差53a、53bは自由曲面プリズム31の取付
フランジ4la、41bの側面と嵌合するような寸法、
形状とされている。
【0035】自由曲面プリズム31はプリズムホルダ3
2に対して、それぞれ長孔42a、42bを介して、プ
リズム取付孔55a、55bにねじを締め込むことによ
って、ねじ止めされ固定される。このようにして、自由
曲面プリズム31もまた、図7のY方向のプリズムホル
ダ32の液晶パネル取付面43に対して直角な方向、即
ち自由曲面プリズム31のピント調整方向に調整可能に
プリズムホルダ32に固定することができる。また、プ
リズムホルダ32は取付孔56を介して、ねじ止めなど
の手段により外装カバーに取り付けられている。
【0036】液晶パネルホルダ33はポリカーボネート
樹脂等を略箱形状に成形して造られており、液晶パネル
固定用の開口57と取付フランジ58a、58bを有し
ており、取付フランジ58a、58bにはそれぞれ固定
孔59a、59bが設けられている。
【0037】また、液晶パネルホルダ33の液晶固定用
の開口57の底面部には段差60が設けられており、液
晶パネル37は段差60上に接着などの手段により固定
されている。更に、液晶パネルホルダ33の底面部に
は、液晶パネル37上の映像を自由曲面プリズム30に
入射させるための開口61が設けられている。
【0038】液晶パネルホルダ33の底面62は液晶固
定用の開口57の底面部に設けられた段差60と平行と
されており、液晶パネルホルダ33の映像表示面と平行
になっている。また、液晶パネル37の取付フランジ5
8aに設けられた固定孔59aは、取付ねじ63aに対
して所定のクリアランスを有するように形成されてお
り、同様に取付フランジ58bに設けられた固定孔59
bも、取付ねじ63bに対して所定のクリアランスを有
するように形成されている。
【0039】このようにして、液晶パネルホルダ33は
取付ねじ63a、63bでプリズムホルダ32に取り付
ける際に、プリズムホルダ32の液晶パネル取付面43
内でクリアランス分だけ調整して取り付けることが可能
となる。即ち、これらのクリアランスは双眼のHMDに
おいて必要となる左右の光軸合わせの調整代となり、調
整が行われる際には自由曲面プリズム30の射出側から
見た液晶パネル37の視度が変化することなく、光軸合
わせが実行可能となっている。
【0040】同様に、液晶パネルホルダ34もポリカー
ボネート樹脂等を略箱形状に成形して造られており、液
晶パネル固定用の開口64と取付フランジ65a、65
bを有し、取付フランジ65a、65bにはそれぞれ固
定孔66a、66bが設けられている。
【0041】液晶パネルホルダ34の液晶固定用の開口
64の底面部には段差67が設けられており、液晶パネ
ル38は段差67上に接着などの手段により固定され
る。更に、液晶パネルホルダ34の底面部には、液晶パ
ネル38上の映像を自由曲面プリズム31に入射するた
めに開口68が設けられている。
【0042】また、液晶パネルホルダ34の底面69は
液晶固定用の開口64の底面部に設けられた段差67と
平行とされており、液晶パネル38の映像表示面と平行
になっている。液晶パネルホルダ34の取付フランジ6
5aに設けられた第3の固定孔66aは、取付ねじ70
aに対して所定のクリアランスを有するように形成され
ており、同様に取付フランジ65bに設けられた固定孔
66bも、取付ねじ70bに対して所定のクリアランス
を有するように形成されている。
【0043】このようにして、液晶パネルホルダ34は
取付ねじ70a、70bによりプリズムホルダ32に取
り付ける際に、プリズムホルダ32の液晶パネル取付面
43内において、クリアランス分だけ調整して取り付け
ることが可能となる。即ち、これらのクリアランスは双
眼のHMDにおいて必要となる左右の光軸合わせの調整
代となり、その調整が行われる際に自由曲面プリズム3
1の射出側から見た液晶パネル38の視度が変化するこ
となく、光軸合わせが実行可能とされている。
【0044】基板ユニット35はバックライト71と回
路基板72とにより構成され、回路基板72は図示しな
い映像信号を入力する手段と、液晶パネル37、バック
ライト71、回路基板73に電気的に接続されている。
更に、基板ユニット35は液晶パネルホルダ33に接着
など周知の手段で固定されており、回路基板72には映
像信号を入力しその信号に基づいた映像を液晶パネル3
7上に表示し、バックライト71を点灯する回路が実装
されている。
【0045】同様に、基板ユニット36はバックライト
74、回路基板73により構成され、回路基板73は回
路基板72、液晶パネル38、バックライト74に電気
的に接続されている。また、基板ユニット36は液晶パ
ネルホルダ34に接着など周知の手段で固定されてお
り、回路基板73には回路基板72を介して映像信号を
入力しその信号に基づいた映像を液晶パネル38上に表
示し、バックライト74を点灯する回路が実装されてい
る。
【0046】これら液晶パネル37、38は周知の透過
型液晶パネルであり、それぞれ取付開口57、64の底
面部の段差60、67上に接着などの方法によって位置
決め固定され、それぞれ回路基板72、73にフレキシ
ブルプリント基板を用いて電気的に接続されている。
【0047】このような構成の両眼HMDを頭部に装着
して、使用者は液晶パネル37、38に表示された映像
を自由曲面プリズム30、31により拡大して観察す
る。本実施例では、視軸調整をプリズムホルダ32に対
して、液晶パネル37、38の位置を調整することによ
って行い、視度調整をプリズムホルダ32に対して、自
由曲面プリズム30、31を位置調整することにより行
うことができるので、連続した値の視度調整が可能とな
る。これによって、左右の視度を正確に一致させること
が可能となると共に、仮組をして視度ワッシャを設定し
てから本組を行う必要がなくなるので、液晶パネル3
7、38の周辺に固定ねじを締めることによって発生す
る塵埃が進入の機会を減少させることができる。
【0048】このように、視軸調整と視度調整を独立し
て行うことができるので、左右の視軸と視度を正確に調
整することが可能となり、長時間の使用に対しても視覚
疲労を生じ難くすることができる。更に、視度調整のた
めに表示素子を仮組みして、視度を測定した上で再度分
解し、視度調整ワッシャを用いて再び組み立てるという
工程をなくすことができるので、表示素子に塵埃や傷が
つく可能性がなくなり、倍率が高くても良好な品質の画
像を安定して表示することができる。
【0049】本実施例においては、左右の視度調整を自
由曲面プリズム30、31を動かして行うので、HMD
を斜めに装着しないとけられが発生する可能性がある
が、自由曲面プリズム30、31の射出瞳を視度調整量
に対して十分大きくなるように光学設計することによっ
て、この問題を容易に回避することができる。即ち、H
MDに使用する自由曲面プリズム30、31の縦方向の
瞳径は4〜8mmに設定することが望ましいが、調整代
を含めて5〜9mmに設定しておけばよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る表示装
置は、自由曲面プリズムの取付フランジが有する面を表
示素子の表示面と直角になるようにしているので、取り
付けに際して自由曲面プリズムを動かして視度調節を行
うことにより、連続した視度調節が可能となり、より正
確で厳密な視度調節が実現でき、より映像を鑑賞するこ
とができる。
【0051】また、本発明に係る表示装置は、自由曲面
プリズムの取付面を焦点面と直角にすることによって、
取り付けに際しての視度調整が容易となり、より組立て
に適した構成とすることができる。
【0052】更に、本発明に係る表示装置は、ホルダに
設けた拡大表示用プリズム素子の取付面を表示素子の表
示面と直角にしたことで、組立ての際の視度調整が容易
となり、結果的により自然な映像を鑑賞することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の単眼ビュワーの分解斜視図であ
る。
【図2】自由曲面プリズムの断面図である。
【図3】正面図である。
【図4】平面図である。
【図5】自由曲面プリズムの変形例の断面図である。
【図6】第2の実施例の双眼HMDの分解斜視図であ
る。
【図7】正面図である。
【符号の説明】
1、30、31 自由曲面プリズム 2、32 プリズムホルダ 3、35、36 基板ユニット 4、37、38 液晶パネル 5、6 外装カバー 33、34 液晶パネルホルダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示素子を拡大表示する3つの光学面か
    ら成る自由曲面プリズムを有し、該自由曲面プリズムの
    側面に前記表示素子の表示面と直角な面を有する取付フ
    ランジを設けたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 表示素子と、該表示素子上の像を拡大す
    る自由曲面プリズムを含む光学系と、バックライト手段
    と、前記表示素子と前記光学系を支持するホルダと、前
    記表示素子を駆動する電気回路基板と、外装カバーとを
    有し、前記自由曲面プリズムの両側面に前記表示素子の
    表示面と直角な面を有する取付フランジをそれぞれ有
    し、前記ホルダは前記表示素子の表示面と直角なプリズ
    ム取付面を有することを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダは前記自由曲面プリズムを前
    記表示素子の横方向に位置決めする位置決め手段を有す
    る請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記自由曲面プリズムは前記ホルダに対
    して前記表示素子の表示面に直角な面内で所定範囲の任
    意の位置で固定可能とした請求項2又は3に記載の表示
    装置。
  5. 【請求項5】 拡大表示機能を有する自由曲面プリズム
    を有し、該自由曲面プリズムは他部材に取り付けるため
    の取付面を有し、該取付面を焦点面と直角としたことを
    特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 表示素子と、該表示素子を固定するため
    のホルダと、前記表示素子を拡大表示するためのプリズ
    ム素子とを有し、該プリズム素子の取付面を前記表示素
    子の表示面に対し直角に設けたことを特徴とする表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記プリズム素子の取付面を前記プリズ
    ム素子を嵌合する部所の近傍に設けた請求項6に記載の
    表示装置。
  8. 【請求項8】 前記ホルダは前記表示素子を左右眼用に
    2個保持し、それぞれの前記表示素子に対応して前記プ
    リズム素子を設け、前記ホルダは前記表示素子を前記表
    示素子の配列方向に位置調整可能にした請求項6に記載
    の表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7502153B2 (en) 2004-07-01 2009-03-10 Konica Minolta Holdings, Inc. Image display apparatus
CN103995355A (zh) * 2014-05-23 2014-08-20 北京理工大学 一种用于头盔显示器的可调节视度的光学系统
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CN112083546A (zh) * 2020-09-08 2020-12-15 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种柔性支撑装置及利用该装置装调方形曲面棱镜的方法

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