JP2000329892A - 改良型制御棒駆動機構取扱装置とその取扱い方法 - Google Patents
改良型制御棒駆動機構取扱装置とその取扱い方法Info
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Abstract
な短尺機器の取付け、取外しを短期間で行うことができ
る取扱装置とその取扱い方法を提供する。 【解決手段】円板状プラットホーム10上に半径方向に移
動自在の補助取扱台車23を設け、所定の位置へ移動し、
固定する。次に、上下動機構33でテーブル36を上昇し、
取扱対象物のモータユニット8に受座29をセットする。
位置の微調整が必要な場合にはスライド位置調整機構26
で受座29をずらす。また、モータユニット8を取付ける
場合等、フランジの位相合せが必要な時、回転位置調整
機構25で受座29を回す。その後、取付ボルトを工具によ
り取外し、テーブル36を下降してモータユニット8の取
外しを完了する。取外されたモータユニット8をアタッ
チメント台車17に搭載し、カート16に受渡され、原子炉
圧力容器1外の補修室へ搬出される。
Description
子炉の原子炉圧力容器の底部に取付ける改良型制御棒駆
動機構の取扱装置とその取扱い方法に関する。
炉圧力容器の底部に電動式の改良型制御棒駆動機構が設
けられており、定期検査の際に予め定めた本数の改良型
制御棒駆動機構を原子炉から取外し、保守点検を行った
後に再び原子炉へ取付けることによって、機能保持に努
めている。
本体、スプールピース、モーターブラケット、モータユ
ニットの4種類の機器から構成され、原子炉圧力容器の
底部に縦・横おおよそ300 mmピッチで隣り合って設けら
れている制御棒駆動機構ハウジングに、前記した順に改
良型制御棒駆動機構取扱装置を使用してそれぞれ専用の
取付ボルトによって取付けられている。
扱装置を説明図する。図10中、符号1は原子炉圧力容器
で、底部のみを部分的に示している。原子炉圧力容器1
はペデスタル2に据付けられて支持されている。ペデス
タル2は大型円筒形で、内部には円筒形のペデスタル空
間3が形成されている。原子炉圧力容器1の底部には制
御棒駆動機構ハウジング4が複数本設けられている。
改良型制御棒駆動機構9が取付けられる。改良型制御棒
駆動機構9は制御棒駆動機構本体5,スプールピース
6,モーターブラケット7,モータユニット8の4種類
の機器で構成され、それぞれ専用の取付ボルトによって
フランジで取付けられている。
トホーム10が回転自在に設置されており、プラットホー
ム10は、円形レールに沿って旋回する。プラットホーム
10には交換器11が取付けられ、交換器11はプラットホー
ム10の上に径方向に敷設したレールに沿って移動する。
して上昇または下降する昇降台車12およびこの昇降台車
12に搭載した制御棒駆動機構本体5を水平から垂直また
はその逆に回転する回転フレーム13を備えている。ま
た、回転フレーム13には図示しないつかみ腕が設けられ
ていて、昇降台車12に搭載した制御棒駆動機構本体5を
回転フレーム13に対して固定できるようになっている。
が取付けられ、脱着機台車はボルト脱着機14を格納して
プラットホーム10の下部を交換機11と平行に移動する。
プラットホーム10に隣接して搬送台車となるカート16が
設けられ、カート16はプラットホーム10と原子炉一次格
納容器外側の補修室との間を往復移動する。
ト台車17が設けられ、アタッチメント台車17は改良型制
御棒駆動機構9を構成する前記4種類の機器に対応して
設けられている制御棒駆動機構本体用アタッチメント1
8,スプールピース用アタッチメント19,モーターブラ
ケット用アタッチメント20,モータユニット用アタッチ
メント21の4種類のアタッチメントを格納して、プラッ
トホーム10上を交換機11と平行に移動する。
は、それぞれがボルト脱着機14の上部と勘合する構造に
なっている。ボルト脱着機14と一体にとなったアタッチ
メントは、そのアタッチメントに対応する改良型制御棒
駆動機構9の構成機器を被取扱機器として、その機器の
取付け取外しができるようになっている。
作を例に通常の動作を説明する。初めにモータユニット
8の取外し動作を説明する。まず、取扱準備として取外
すモータユニット8と図示しない制御棒駆動機構位置指
示装置にコネクタ接続されている複数本の電気ケーブル
を取外し、取扱装置と干渉しないようにモータユニット
8の周囲へ遠ざけて処理する。最初に脱着機台車15を回
転フレーム13に接近させる。
格納されているボルト脱着機14を昇降台車12に受取り、
脱着機台車15を逃がす。続いてアタッチメント台車17に
格納されているモータユニット用アタッチメント21を受
け渡し位置へ合わせる。
ーム13に接近させる。再び、昇降台車12を上昇してモー
タユニット用アタッチメント21をボルト脱着機14の上部
に勘合して受取り、アタッチメント台車17を逃がす。
を移動して、取外し対象物のモータユニット8の中心位
置にボルト脱着機14と一体に組合せたモータユニット用
アタッチメント21を位置合わせする。また、ボルト脱着
機14を旋回して取外すモータユニット8の回転位置にモ
ータユニット用アタッチメント21の回転位置を位相合わ
せする。
ユニット8にモータユニット用アタッチメント21を装着
し、ボルトレンチを駆動して取付ボルトを緩める。ボル
トが緩んだら昇降台車12を下降してモータブラケット7
からモータユニット8を取外し、所定の位置まで下降す
る。ここで、アタッチメント台車17を回転フレーム13に
接近させる。
ト8とモータユニット用アタッチメント21を一体でアタ
ッチメント台車17に受渡し、アタッチメント台車17を逃
がす。プラットホーム10を移動してカート16のレールの
位置合せを行い、カート16をプラットホーム10に移動す
る。図示しない巻上げ手段を使って取外したモータユニ
ット8を吊り上げ、カート16に搭載して図示しない補修
室へ移送する。
明する。最初に、取扱準備として複数本の図示しない制
御棒駆動機構位置指示装置を手作業で取外す。次にアタ
ッチメント台車17に格納されているモータブラケット用
アタッチメント20を受け渡し位置へ合わせる。その後、
アタッチメント台車17を回転フレーム13に接近させる。
再び昇降台車12を上昇してモータブラケット用アタッチ
メント20をボルト脱着機14の上部に嵌合して受取り、ア
タッチメント台車17を逃がす。
を移動して、取外し対象物のモータブラケット7の中心
位置にボルト脱着機14と一体に組合せたモータブラケッ
ト用アタッチメント20を位置合わせする。また、ボルト
脱着機14を旋回して取外すモータブラケット7の回転位
置にモータブラケット用アタッチメント20の回転位置を
位相合せする。
ブラケット7にモータブラケット用アタッチメント20を
装着し、ボルトレンチを駆動して取付ボルトを緩める。
ボルトが緩んだら昇降台車12を下降してスプールピース
6からモータブラケット7を取外し、所定の位置まで下
降する。ここで、アタッチメント台車17を回転フレーム
13に接近させる。
ット7とモータブラケット用アタッチメント20を一体で
アタッチメント台車17に受渡し、アタッチメント台車17
を逃がす。モータブラケット用アタッチメント20からモ
ータブラケット7を取外し、図示しない補修室へ搬出す
る。
する。最初にアタッチメント台車17に格納されているス
プールピース用アタッチメント19を受け渡し位置へ合わ
せる。その後アタッチメント台車17を回転フレーム13に
接近させる。再び昇降台車12を上昇してスプールピース
用アタッチメント19をボルト脱着機14の上部に嵌合して
受取り、アタッチメント台車17を逃がす。
を移動して、取外すスプールピース6の中心位置にボル
ト脱着機14と一体に組合せたスプールピース用アタッチ
メント19を位置合せする。また、ボルト脱着機14を旋回
して取外すスプールピース6の回転位置にスプールピー
ス用アタッチメント19の回転位置を位相合せする。
ルピース6にスプールピース用アタッチメント19を装着
し、ボルトレンチを駆動して取付ボルトを緩める。ボル
トが緩んだら昇降台車12を下降して制御棒駆動機構本体
5からスプールピース6を取外し、所定の位置まで下降
する。
ーム13に接近させる。続いて、昇降台車を下降してスプ
ールピース6とスプールピース用アタッチメント19を一
体でアタッチメント台車17に受渡し、アタッチメント台
車17を逃がす。プラットホーム10を移動してカート16の
レールの位置合せを行い、カート16をプラットホーム10
に移動する。
を所定の場所へ排水した後に、図示しない巻上げ手段を
使用して取外したスプールピース6を吊り上げ、カート
16に搭載して図示しない補修室へ移送する。
説明する。最初にアタッチメント台車17に格納されてい
る制御棒駆動機構本体用アタッチメント18を受け渡し位
置へ合わせる。その後、アタッチメント台車17を回転フ
レーム13に接近させる。再び、昇降台車12を上昇して制
御棒駆動機構本体用アタッチメント18をボルト脱着機14
の上部に勘合して受取り、アタッチメント台車17を逃が
す。
を移動して、取外す制御棒駆動機構本体5の中心位置に
ボルト脱着機14と一体に組合せた制御棒駆動機構本体用
アタッチメント18を位置合わせする。さらに、ボルト脱
着機14を旋回して取外す制御棒駆動機構本体5の回転位
置に制御棒駆動機構本体用アタッチメント18の回転位置
を位相合わせする。
駆動機構本体5に制御棒駆動機構本体用アタッチメント
18を装着し、ボルトレンチを駆動して取付ボルトを緩め
る。ボルトが緩んだら昇降台車12を下降して制御棒駆動
機構ハウジング4と制御棒駆動機構本体5の各フランジ
間に僅かな隙間を設ける。
リング・アンカップリング機構で制御棒駆動機構本体5
の図示しないボールスピンドル下端を押上げる。続いて
ボルト脱着機14を45°旋回することによって制御棒駆動
機構本体5を一緒に旋回し、制御棒駆動機構本体5と図
示しない制御棒および制御棒案内管とのバヨネットカッ
プリングによる連結を解除する。
機構ハウジング4から制御棒駆動機構本体5を引抜き、
所定の位置まで下降する。ここで、回転フレーム13に内
蔵する図示しないつかみ腕で制御棒駆動機構本体5をつ
かみ、荷重を支持する。
ム13に接近させる。続いて、昇降台車12を下降して制御
棒駆動機構本体5から制御棒駆動機構本体用アタッチメ
ント18を切離して、アタッチメント台車17に受渡し、ア
タッチメント台車17を逃がす。その後、脱着機台車15を
回転フレーム13に接近させる。再び、昇降台車12を下降
してボルト脱着機14を脱着機台車15に受渡し、脱着機台
車15を逃がす。
し、図示しないつかみ腕につかまれて荷重を宙づり状態
に支持されている制御棒駆動機構本体5に昇降台車12の
搭載面を当接して荷重を支持する。
した後、昇降台車15を下限位置まで下降し、制御棒駆動
機構本体5を制御棒駆動機構ハウジング4から完全に引
抜く。ここで、再び図示しないつかみ腕で制御棒駆動機
構本体5をつかむ。
交換機11を移動した後に、回転フレーム13を垂直位置か
ら水平位置へ回転する。続いて、プラットホーム10を移
動してカート16のレールの位置合せを行い、カート16を
プラットホーム10に移動する。その後、カート16の図示
しない受取アームを受取位置まで上昇した後、昇降台車
12を最下限位置へ移動する。
フレーム13の中に格納した後、図示しない受取アームを
格納位置まで下降して制御棒駆動機構本体5のカート16
への受渡しを完了する。最後に、制御棒駆動機構本体5
を搭載したカート16を図示しない補修室まで移送して、
改良型制御棒駆動機構9の取外し操作を完了する。な
お、改良型制御棒駆動機構9の取付け操作は取外し操作
の逆の手順で行う。
改良型制御棒駆動機構取扱装置22自体が、非常に複雑で
繊細な取扱を必要とする制御棒駆動機構本体5の取扱い
を中心にして設計製作され、モータユニット8のような
短尺で比較的軽重量の機器から、制御棒駆動機構本体5
のような長尺重量物の機器まで、4種類の機器全ての取
扱が機械化および遠隔自動化されている。
比較的軽重量の短尺機器を取扱う場合にも、前述した通
りの複雑な手順を踏んで取扱操作を行うために、1体の
取扱作業に多くの時間を費すことになり、改良型制御棒
駆動機構9の取外しおよび再取付け作業の期間が長期間
になる課題がある。
れたもので、改良型制御棒駆動機構のモータユニットに
代表される短尺機器の取外しおよび再取付け作業を、補
助取扱台車を使用して短期間で取扱うことができる改良
型制御棒駆動機構取扱装置とその取扱い方法を提供する
ことを目的とする。
は、原子炉圧力容器を据付けるためのペデスタル内部に
形成された円筒形空間に設けられたプラットホームと、
このプラットホームの径方向に敷設したレールに沿って
移動し、制御棒駆動機構本体を搭載して上昇または下降
する昇降台車と、この昇降台車に搭載した制御棒駆動機
構本体を水平から垂直またはその逆に回転する回転フレ
ームを備える交換機と、前記昇降台車に登載して改良型
制御棒駆動機構の取付け取外しを行うボルト脱着機と、
前記プラットホームに近接し原子炉一次格納容器外側の
補修室との間で前記改良型制御棒駆動機構を移送するカ
ートと、取扱対象物の重量を支持して上下動を可能と
し、前記プラットホーム上を自在に移動できる補助取扱
台車とを具備したことを特徴とする。
のモータユニットのような比較的軽重量の短尺機器を取
扱う場合に補助取扱台車を使用するが、最初にプラット
ホーム上でモータユニットの取付け取外し位置に補助取
扱台車を位置合せし、つぎに補助取扱台車を上昇してモ
ータユニットの重量を支持した状態で手動工具を使用し
て取付ボルトを緩める。
ラケットからモータユニットを取外し、そのままの状態
でプラットホーム上を移動してさらに補修室まで移送す
るか、またはモータユニットをカートに搭載して補修室
へ移送する。このようにして、複雑な手順を踏んで取扱
操作を行う必要がなく、改良型制御棒駆動機構の取外し
および再取付け作業を短期間に行うことができる。
の径方向に敷設したレールに沿って移動できるようにす
ると、プラットホームの旋回動作とレール上での補助取
扱台車の移動動作の組合せで、モータユニットの取付け
取外し位置に補助取扱台車を容易に位置合せすることが
でき、さらに複雑な手順を踏んで行う取扱操作の占める
割合が減少するので、改良型制御棒駆動機構の取外しお
よび再取付け作業を短期間に行うことができる。
良型制御棒駆動機構取扱装置において、補助取扱台車
は、モータユニット全体の回転位置調整機構と、モータ
ユニット全体のスライド位置調整機構と、台車の移動を
阻止する固定機構と、モータユニットの電磁ブレーキ解
除機構を備えることを特徴とする。
回転位置調整機構と、モータユニット全体のスライド位
置調整機構の組合せによって、モータユニットの取付け
取外し位置に補助取扱台車を容易にしかも正確に位置合
せすることができ、固定機構によって台車の移動を阻止
することもできる。
タユニットの回転軸が自由に回転できるので、スプール
ピースとの間のギヤカップリングの連結および解除操作
が容易に行え、さらに複雑な手順を踏んで行う取扱操作
の占める割合が減少するので、改良型制御棒駆動機構の
取外しおよび再取付け作業を短期間に行うことができ
る。
は2の改良型制御棒駆動機構取扱装置において、補助取
扱台車で取付け取外しするモータユニットを、旋回プラ
ットホームと補修室の間で移送するための運搬台車を備
えたことを特徴とする。
補修室の間で運搬台車を使って取付け取外しするモータ
ユニットの移送を行うことによって、補助取扱台車をモ
ータユニットの移送に使用する必要がなくなり、モータ
ユニットの取付け取外し操作の効率が向上し、さらに複
雑な手順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減少する
ので、改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取付け作
業を短期間に行うことができる。
し3の改良型制御棒駆動機構取扱装置において、補助取
扱台車の移動手段として自在首振り車輪を備えたことを
特徴とする。
段に自在首振り車輪を使用することによって、プラット
ホーム上で補助取扱台車の任意の方向へ容易に移動する
ことができ、モータユニットの取付け取外し位置に補助
取扱台車を容易に位置合せすることができる。したがっ
て、複雑な手順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減
少するので、改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取
付け作業を短期間に行うことができる。
補助取扱台車の移動機構としてフランジ付車輪を設ける
と、プラットホーム上のレールに沿って補助取扱台車を
容易に移動することができ、プラットホームの旋回動作
との組合せでモータユニットの取付け取外し位置に補助
取扱台車を容易に位置合せすることができる。したがっ
て、複雑な手順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減
少するので、改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取
付け作業を短期間に行うことができる。
し4の改良型制御棒駆動機構取扱装置において、補助取
扱台車の上下動手段としてパンタグラフ式上下動機構を
備えたことを特徴とする。
手段としてパンタグラフ式上下動機構を使用することに
よって、限られたスペースで大きな上下動ストロークを
得ることができ、プラットホーム上でのモータユニット
の移動と、モータブラケットの取付け高さへの昇降動作
を確実に行うことができる。したがって、複雑な手順を
踏んで行う取扱操作の占める割合が減少するので、改良
型制御棒駆動機構の取外しおよび再取付け作業を短期間
に行うことができる。
リンダ式上下動機構を備えることにより、補助取扱台車
の上下動手段としてシリンダ式上下動機構を使用するこ
とによって、限られたスペースで大きな上下動ストロー
クを得ることができ、プラットホーム上でのモータユニ
ットの移動と、モータブラケットの取付け高さへの昇降
動作を確実に行うことができる。したがって、複雑な手
順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減少するので、
改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取付け作業を短
期間に行うことができる。
ワイヤロープまたはチェーンによる巻上げ式上下動機構
を備えると、補助取扱台車の上下動手段としてワイヤロ
ープまたはチェーンによる巻上げ式上下動機構を使用す
ることによって、限られたスペースで大きな上下動スト
ロークを得ることができる。
ユニットの移動と、モータブラケットの取付け高さへの
昇降動作を確実に行うことができる。これに伴ない、複
雑な手順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減少する
ので、改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取付け作
業を短期間に行うことができる。
し5の改良型制御棒駆動機構取扱装置において、モータ
ユニットの取扱いを補助取扱台車を除くプラットホーム
と交換機とボルト脱着機の組合せと、プラットホームと
補助取扱台車の組合せの2通りの組合せのいずれかで行
うことを特徴とする。
いを補助取扱台車を除くプラットホームと交換機とボル
ト脱着機の組合せと、プラットホームと補助取扱台車の
組合せの2通りの組合せのどちらかを使っても行うこと
ができる。
に合わせて2通りの組合せのいずれかで行うことができ
るし、2通りの組合せを両方共使ってモータユニットの
取扱いを並行作業で行うこともできるので、改良型制御
棒駆動機構の取外しおよび再取付け作業を短期間に行う
ことができる。
し5の改良型制御棒駆動機構取扱装置において、制御棒
駆動機構本体、スプールピースおよびモータブラケット
の取扱いを補助取扱台車を除くプラットホームと交換機
とボルト脱着機の組合せで行い、モータユニットの取扱
いだけをプラットホームと補助取扱台車の組合せで行う
ことを特徴とする。
スプールピースおよびモータブラケットの取扱いを補助
取扱台車を除くプラットホームと交換機とボルト脱着機
の組合せで行い、モータユニットの取扱いだけをプラッ
トホームと補助取扱台車の組合せで行う。これにより、
複雑な手順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減少す
るので、改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取付け
作業を短期間に行うことができる。
し5の改良型制御棒駆動機構取扱装置において、制御棒
駆動機構本体およびスプールピースの取扱いを補助取扱
台車を除くプラットホームと交換機とボルト脱着機の組
合せで行い、モータブラケットの取扱いはプラットホー
ム上で手作業で行い、モータユニットの取扱いは旋回プ
ラットホームと補助取扱台車の組合せで行うことを特徴
とする。
よびスプールピースの取扱いを補助取扱台車を除くプラ
ットホームと交換機とボルト脱着機の組合せで行い、モ
ータブラケットの取扱いはプラットホーム上での手作業
またはプラットホームと補助取扱台車の組合せで行い、
モータユニットの取扱いはプラットホームと補助取扱台
車の組合せで行うために、複雑な手順を踏んで行う取扱
操作の占める割合が減少するので、改良型制御棒駆動機
構の取外しおよび再取付け作業を短期間に行うことがで
きる。
対応) 図1により本発明に係る改良型制御棒駆動機構取扱装置
の第1の実施の形態を説明する。
子炉圧力容器1のペデスタルである。ペデスタル2の内
側には円筒形の空間3が形成されている。原子炉圧力容
器1の底部には制御棒駆動機構ハウジング4が複数本設
けられている。9は改良型制御棒駆動機構で、制御棒駆
動機構本体5,スプールピース6,モータブラケット
7,モータユニット8の4種類の機器で構成され、それ
ぞれ専用の取付ボルトによってフランジで取付けられて
いる。
ムが設置されており、このプラットホーム10は、円形レ
ールに沿って旋回する。11は交換機で、プラットホーム
10の上に径方向に敷設したレールに沿って移動する。
して上昇または下降する昇降台車12およびこの昇降台車
12に搭載した制御棒駆動機構本体5を水平から垂直また
はその逆に回転する回転フレーム13を備えている。ま
た、回転フレーム13には図示しないつかみ腕が設けられ
ていて、昇降台車12に搭載した制御棒駆動機構本体5を
回転フレーム13に対して固定できるようになっている。
格納してプラットホーム10の下部を交換機11と平行に移
動する。符号16はカートで、プラットホーム10と図示し
ない原子炉一次格納容器外側の補修室との間を往復移動
する。
御棒駆動機構9を構成する前記4種類の機器に対応して
設けられている制御棒駆動機構本体用アタッチメント1
8,スプールピース用アタッチメント19,モータブラケ
ット用アタッチメント20,モータユニット用アタッチメ
ント21の4種類のアタッチメントを格納して、プラット
ホーム10上を交換機11と平行に移動する。
量を支持して上下動を可能とし、前記プラットホーム10
上を自在に移動できる。4種類のアタッチメント18,1
9,20,21はそれぞれがボルト脱着機14の上部と嵌合す
る構造になっている。ボルト脱着機14と一体になったア
タッチメントは、そのアタッチメントに対応する改良型
制御棒駆動機構9の構成機器を取扱対象物として、その
機器の取付け取外しができるようになっている。
を説明する。最初にモータユニット8の取外し動作を説
明する。まず、取扱準備として取外すモータユニット8
と図示しない制御棒駆動機構位置指示装置にコネクタ接
続されている複数本の電気ケーブルを取外し、取扱装置
と干渉しないようにモータユニット8の周囲へ遠ざけて
処理する。
ト8の取外し位置に補助取扱台車23を位置合せし、補助
取扱台車23を上昇してモータユニット8の重量を支持し
た状態で、手動工具を使って取付ボルトを緩めた後、補
助取扱台車23を下降してモータユニット8を取外し、そ
のままプラットホーム10上を移動してさらに図示しない
補修室まで移送するか、またはモータユニット8をカー
ト16に搭載して補修室へ移送する。また、従来の技術で
説明したボルト脱着機14とモータユニット用アタッチメ
ント21との組合せによる取外し動作も可能である。
明する。最初に、取扱準備として複数本の図示しない制
御棒駆動機構位置指示装置を手作業で取外す。次にプラ
ットホーム10上でモータブラケット7の取外し位置に補
助取扱台車23を位置合せし、補助取扱台車23を上昇して
作業足場とし、手動工具を使ってモータブラケット7の
取付ボルトを緩めた後、補助取扱台車23を下降して手作
業でモータブラケット7を取外し、図示しない補修室へ
運搬する。
ホーム10上で手動工具による手作業でも行うことがで
き、さらに、従来の技術で説明したボルト脱着機14とモ
ータブラケット用アタッチメント20との組合せによる取
外し動作も可能である。なお、スプールピース6の取外
し動作および制御棒駆動機構本体5の取外し動作は、従
来の技術で説明したとおりなので、その説明は省略す
る。
外し操作の逆の手順で行う。本実施の形態によれば、モ
ータユニット8やモータブラケット7のような比較的軽
重量の短尺機器を取扱う場合に補助取扱台車23を使用し
て行うと、補助取扱台車23をプラットホーム10上の任意
の位置に位置合せすることができる。また、作業者の手
の届くところで手作業を併用すると、装置によって複雑
な手順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減少するの
で、改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取付け作業
を短期間に行うことができる。
の第2の実施の形態を説明する。
点は、補助取扱台車23は取扱対象物の重量を支持して上
下動を可能とし、プラットホーム10の径方向に敷設した
レール24に沿って移動できるようにした点、つまりプラ
ットホーム10に径方向にレール24を敷設したことにあ
る。その他の部分は第1の実施の形態と同様なので、図
2中、図1と同一部分には同一符号を付して重複する部
分の説明は省略する。
を説明する。通常時の全体動作は第1の実施の形態と同
様であるが、初めにモータユニット8の取外し動作にお
いて、補助取扱台車23をモータユニット8の取外し位置
に位置合せする方法が相違するところである。
回して径方向に敷設したレール24の方向をモータユニッ
ト8の取外し位置に合わせ、続いてレール24に沿って補
助取扱台車23を移動してモータユニット8の取外し位置
に補助取扱台車23を位置合せし、補助取扱台車23を上昇
してモータユニット8の重量を支持した状態で、手動工
具を使って取付ボルトを緩めた後、補助取扱台車23を下
降してモータユニット8を取外す。
いても、補助取扱台車23をモータブラケット7の取外し
位置に位置合せする方法が相違するところである。その
動作は、モータユニット8の取外しの場合と同様にして
行う。なお、改良型制御棒駆動機構9の取付け操作は取
外し動作の逆の手順で行う。
やモータブラケット7のような比較的軽重量の短尺機器
を取扱う場合に、プラットホーム10上のレール24に沿っ
て移動できる補助取扱台車23を使用して行うと、プラッ
トホーム10の旋回動作と補助取扱台車23の移動動作の組
合せで、モータユニット8やモータブラケット7の取付
け取外し位置に補助取扱台車23を容易に位置合せするこ
とができる。
併用すると、装置によって複雑な手順を踏んで行う取扱
操作の占める割合が減少するので、改良型制御棒駆動機
構の取外しおよび再取付け作業を短期間に行うことがで
きる。
対応) 図3により本発明の第3の実施の形態を説明する。本実
施の形態が第1および第2の実施の形態と異なる点は、
図3に示したように補助取扱台車23はモータユニット8
全体の回転位置調整機構25と、モータユニット8全体の
スライド位置調整機構26と、台車の移動を阻止する固定
機構27と、モータユニット8の電磁ブレーキ解除機構28
と、受座29とを備えたことにある。その他の部分は第1
および第2の実施の形態と同様なので、重複する部分の
説明は省略する。
する。通常時の全体動作は第1および第2の実施の形態
と同様であるが、初めにモータユニット8の取外し動作
において、補助取扱台車23をモータユニット8の取外し
位置に位置合せし、固定部材27で台車の移動を阻止す
る。続いて補助取扱台車23を上昇して受座29でモータユ
ニット8の重量を支持した状態で、手動工具を使って取
付ボルトを緩めた後、補助取扱台車23を下降してモータ
ユニット8を取外す。
いては、モータユニット8の取外しと同様に補助取扱台
車23をモータブラケット7の取外し位置に位置合せし、
固定部材27で台車の移動を阻止する。続いて補助取扱台
車23を上昇して図示しない支持部材でモータブラケット
7の重量を支持した状態で、手動工具を使って取付ボル
トを緩めた後、補助取扱台車23を下降してモータユニッ
ト8を取外す。なお、モータブラケット7の取付け動作
は、取外しの逆の動作になる。
ず取付けるモータユニット8を受座29に搭載し、電磁ブ
レーキ解除手段28でモータユニット8の電磁ブレーキを
励磁することによってブレーキを解除する。
取付け位置に位置合せを行い、固定部材27で台車の移動
を阻止する。続いて補助取扱台車23を上昇し、回転位置
調整手段25とスライド位置調整手段26を使って取付ける
相手側のモータブラケット7のフランジと位相合せを行
う。
て、モータユニット8のフランジをモータブラケット7
のフランジに密着させる。同時にモータユニット8の回
転軸に取付いているギヤカップリングをスプールピース
6のギヤカップリングに嵌合させる。その後に手動工具
を使って取付ボルトを締め、補助取扱台車23を下降して
モータユニット8の取付けを完了する。
やモータブラケット7のような比較的軽重量の短尺機器
を取扱う場合に、装置によって複雑な手順を踏んで行う
取扱操作の占める割合が減少するので、改良型制御棒駆
動機構の取外しおよび再取付け作業を短期間に行うこと
ができる。
おいては、回転位置調整手段25とスライド位置調整手段
26によって取付フランジの位相合せと取付位置の微調整
を行うことができる。さらに、電磁ブレーキ解除手段28
でモータユニット8の電磁ブレーキを励磁することによ
りブレーキを解除することができるので、スプールピー
ス6のギヤカップリングとの嵌合も容易に行うことがで
き、したがって、モータユニット8の取付操作を短時間
で行うことができる。
応) 図4により本発明の第4の実施の形態を説明する。本実
施の形態が第1から第3の実施の形態と異なる点は、プ
ラットホーム10と図示しない補修室との間でモータユニ
ット8を移送することができる運搬台車30を備えたこと
にある。その他の部分は第1から第3の実施の形態と同
様なので、それらの説明は省略する。
を説明する。通常時の全体動作は第1から第3の実施の
形態と同様であるが、初めにモータユニット8の取外し
動作において、補助取扱台車23で取外してきたモータユ
ニット8をプラットホーム10上で運搬台車30に載せ変え
る。その後、運搬台車30を図示しない補修室まで移動す
ることによって、モータユニット8をプラットホーム10
上から図示しない補修室へ移送する。
て、取付けるモータユニット8を図示しない補修室で運
搬台車30に搭載する。その後、運搬台車30をプラットホ
ーム10上まで移動することによって、モータユニット8
を図示しない補修室からプラットホーム上へ移送し、補
助取扱台車23に載せ変える。
と図示しない補修室の間で運搬台車30を使って取付け取
外しするモータユニットの移送を行うことによって、補
助取扱台車23をモータユニット8の移送に使用する必要
がなくなり、モータユニット8の取付け取外し操作の効
率が向上する。さらに、装置によって複雑な手順を踏ん
で行う取扱操作の占める割合が減少するので、改良型制
御棒駆動機構の取外しおよび再取付け作業を短期間に行
うことができる。
および4対応) 図3により本発明の第5の実施の形態を説明する。本実
施の形態が第1,第3および第4の実施の形態と異なる
点は、補助取扱台車23の移動機構として自在首振り車輪
31を備えたことにある。その他の部分は第1,第3およ
び第4の実施の形態と同一部分には同一符号を付して重
複する部分の説明は省略する。
を説明する。通常時の全体動作は第1,第3および第4
の実施の形態と同様であるが、補助取扱台車23をモータ
ユニット8の取外し位置または取付位置に位置合せする
場合、その動作は、プラットホーム10を移動させること
なく、プラットホーム10上の補助取扱台車23を自在首振
り車輪31であらゆる方向へ移動しながら位置合せを行っ
た後に、固定部材27で台車の移動を阻止する。
移動手段に自在首振り車輪31を使用することによって、
プラットホーム10上で補助取扱台車23をあらゆる方向へ
移動することができ、また、モータユニット8の取付取
外し位置に補助取扱台車23を容易に位置合せすることが
できる。さらに、装置によって複雑な手順を踏んで行う
取扱操作の占める割合が減少するので、改良型制御棒駆
動機構の取外しおよび再取付け作業を短期間に行うこと
ができる。
応) 図5により本発明の第6の実施の形態を説明する。本実
施の形態が第2から第4の実施の形態と異なる点は、補
助取扱台車23の移動手段としてフランジ付車輪32を備え
たことにある。その他の部分は第1から第4の実施の形
態と同様なので、その部分の説明は省略する。
を説明する。通常時の全体動作は第2から第4の実施の
形態と同じであるが、補助取扱台車23をモータユニット
8の取外し位置または取付位置に位置合せする場合、そ
の動作は、プラットホーム10を旋回して径方向に敷設し
たレール24の方向をモータユニット8の取外し位置に合
わせ、続いてフランジ付車輪32でレール24に沿って補助
取扱台車23を移動してモータユニット8の取外し位置に
補助取扱台車23を位置合せし、固定部材27で台車の移動
を阻止する。
移動手段にフランジ付車輪32を使うことによって、プラ
ットホーム10上のレール24に沿って補助取扱台車23を径
方向に移動できるので、プラットホーム10の旋回動作と
補助取扱台車23の径方向移動動作の組合せで、モータユ
ニット8の取付け取外し位置に補助取扱台車23を容易に
位置合せすることができる。また、装置によって複雑な
手順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減少するの
で、改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取付け作業
を短期間に行うことができる。
応) 図5により本発明の第7の実施の形態を説明する。本実
施の形態が第1から第6の実施の形態と異なる点は、補
助取扱台車23の上下動機構としてパンタグラフ式上下動
機構33を備えたことにある。その他の部分は第1から第
6の実施の形態と同様なので、それらの説明は省略す
る。
を説明する。通常時の全体動作は第1から第6の実施の
形態と同様であるが、補助取扱台車23でモータユニット
8を上昇および下降する場合、モータユニット8の上昇
動作は、一旦パンタグラフを完全に畳んで補助取扱台車
23を下限位置まで下降する。続いて下限位置で補助取扱
台車23にモータユニット8を搭載する。その後にパンタ
グラフを伸ばして補助取扱台車23を上昇し、手動工具を
使って取付ボルトを締め、モータユニット8をモータブ
ラケット7に取付ける。
タグラフを伸ばして補助取扱台車23を上昇する。続いて
モータユニット8の重量を支持した状態で、手動工具を
使って取付ボルトを緩める。次にパンタグラフを畳みな
がらモータブラケット7からモータユニット8を取外
し、完全に畳んで補助取扱台車23を下限位置まで下降す
る。その後にモータユニット8を補助取扱台車23から取
外す。
上下動手段にパンタグラフ式上下動機構33を使用するこ
とにより、補助取扱台車23の上下動ストロークが大きく
取れることから、原子炉圧力容器1に取付けられている
改良型制御棒駆動機構9の下端位置とプラットホーム10
の上面位置との上下間隔が比較的小さくても、周囲の機
器と干渉することなく容易にモータユニット8の取付け
取外し操作を行うことができる。
行う取扱操作の占める割合が減少するので、改良型制御
棒駆動機構の取外しおよび再取付け作業を短期間に行う
ことができる。
よび6対応) 図6により本発明の第8の実施の形態を説明する。本実
施の形態が第1から第6の実施の形態と異なる点は、補
助取扱台車23の上下動機構としてシリンダ式上下動機構
34を備えたことにある。その他の部分は第1から第6の
実施の形態と同様なので、その説明は省略する。
を説明する。通常時の全体動作は第1から第6の実施の
形態と同様であるが、補助取扱台車23でモータユニット
8を上昇および下降する場合、モータユニット8の上昇
動作は、一旦シリンダロッドを完全に引き戻して補助取
扱台車23を下限位置まで下降する。続いて下限位置で補
助取扱台車23にモータユニット8を搭載する。その後に
シリンダロッドを伸ばして補助取扱台車23を上昇し、手
動工具を使って取付ボルトを締め、モータユニット8を
モータブラケット7に取付ける。
ンダロッドを伸ばして補助取扱台車23を上昇する。続い
てモータユニット8の重量を支持した状態で、手動工具
を使って取付ボルトを緩める。そしてシリンダロッドを
引き戻しながらモータブラケット7からモータユニット
8を取外し、完全に引き戻して補助取扱台車23を下限位
置まで下降する。その後にモータユニット8を補助取扱
台車23から取外す。
上下動作にシリンダ式上下動機構34を使用することによ
り、補助取扱台車23の上下動ストロークが大きく取れる
ことから、原子炉圧力容器1に取付けられている改良型
制御棒駆動機構9の下端位置とプラットホーム10の上面
位置との上下間隔が比較的小さくても、周囲の機器と干
渉することなく容易にモータユニット8の取付け取外し
操作を行うことができる。また、装置によって複雑な手
順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減少するので、
改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取付け作業を短
期間に行うことができる。
および7,8対応) 図7により本発明の第9の実施の形態を説明する。本実
施の形態が第1から第6の実施の形態と異なる点は、補
助取扱台車23の上下動機構としてワイヤロープまたはチ
ェーンによる巻上げ式上下動機構35を備えたことにあ
る。その他の部分は第1から第6の実施の形態と同様な
ので、それらの説明は省略する。
を説明する。通常時の全体動作は第1から第6の実施の
形態と同様であるが、補助取扱台車23でモータユニット
8を上昇および下降する場合、モータユニット8の上昇
動作は、一旦ワイヤロープまたはチェーンを完全に巻下
げて補助取扱台車23を下限位置まで下降する。
ユニット8を搭載する。その後にワイヤロープまたはチ
ェーンを巻上げて補助取扱台車23を上昇し、手動工具を
使って取付ボルトを締め、モータユニット8をモータブ
ラケット7に取付ける。
ヤロープまたはチェーンを巻上げて補助取扱台車23を上
昇する。続いてモータユニット8の重量を支持した状態
で、手動工具を使って取付ボルトを緩める。そして、ワ
イヤロープまたはチェーンを巻下げながらモータブラケ
ット7からモータユニット8を取外し、完全に巻下げて
補助取扱台車23を下限位置まで下降する。その後にモー
タユニット8を補助取扱台車23から取外す。
上下動作にワイヤロープまたはチェーンによる巻上げ式
上下動機構35を使うことにより、補助取扱台車23の上下
動ストロークが大きく取れることから、原子炉圧力容器
1に取付けられている改良型制御棒駆動機構9の下端位
置とプラットホーム10の上面位置との上下間隔が比較的
小さくても、周囲の機器と干渉することなく容易にモー
タユニット8の取付け取外し操作を行うことができる。
う取扱操作の占める割合が減少するので、改良型制御棒
駆動機構の取外しおよび再取付け作業を短期間に行うこ
とができる。
の取扱操作において、従来の技術で述べたような複雑な
手順を踏んで行う取扱操作の占める割合が減少するの
で、改良型制御棒駆動機構の取外しおよび再取付け作業
を短期間に行うことができる。
第1の実施の形態を説明するための装置配置図。
第2の実施の形態を説明するための装置配置図。
扱台車を示す立面図。
面図。
扱台車を示す立面図。
す立面図。
す立面図。
るための装置配置図。
内空間、4…制御棒駆動機構ハウジング、5…制御棒駆
動機構本体、6…スプールピース、7…モータブラケッ
ト、8…モータユニット、9…改良型制御棒駆動機構、
10…プラットホーム、11…交換機、12…昇降台車、13…
回転フレーム、14…ボルト脱着機、15…脱着機台車、16
…カート、17…アタッチメント台車、18…制御棒駆動機
構本体用アタッチメント、19…スプールピース用アタッ
チメント、20…モータブラケット用アタッチメント、21
…モータユニット用アタッチメント、22…改良型制御棒
駆動機構取扱装置、23…補助取扱台車、24…レール、25
…回転位置調整機構、26…スライド位置調整機構、27…
固定部材(ストッパ)、28…電磁ブレーキ解除機構、29
…受座、30…運搬台車、31…自在首振り車輪、32…フラ
ンジ付車輪、33…パンタグラフ式上下動機構、34…シリ
ンダ式上下動機構、35…巻上げ式上下動機構、36…テー
ブル。
Claims (8)
- 【請求項1】 制御棒駆動機構本体、スプールピース、
モーターブラケット、モータユニットの4種類の機器か
ら構成される改良型制御棒駆動機構を原子炉圧力容器に
取付け取外しするために使用する取扱装置において、原
子炉圧力容器を据付けるためのペデスタル内部に形成さ
れた円筒型の空間に設けられたプラットホームと、前記
制御棒駆動機構本体を搭載して上昇または下降する昇降
台車とこの昇降台車に搭載した前記制御棒駆動機構本体
を水平から垂直またはこの逆に回転する回転フレームと
を備える交換機と、前記昇降台車に搭載して改良型制御
棒駆動機構の取付け取外しを行うボルト脱着機と、前記
プラットホームと原子炉一次格納容器外側の補修室との
間で改良型制御棒駆動機構を移送するカートと、前記プ
ラットホーム上を移動自在で、取扱対象物の重量を支持
して上下動自在の補助取扱台車とを具備したことを特徴
とする改良型制御棒駆動機構取扱装置。 - 【請求項2】 前記プラットホームの径方向に前記補助
取扱台車を移動するレールを前記プラットホームに敷設
してなることを特徴とする請求項1記載の改良型制御棒
駆動機構取扱装置。 - 【請求項3】 前記補助取扱台車は、前記モータユニッ
トの回転位置調整機構と、前記モータユニットのスライ
ド位置調整機構と、前記補助取扱台車の移動を阻止する
固定機構と、前記モータユニットの電磁ブレーキ解除機
構を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の改
良型制御棒駆動機構取扱装置。 - 【請求項4】 前記補助取扱台車の移動手段として自在
首振り車輪またはフランジ付車輪を設けることを特徴と
する請求項1記載の改良型制御棒駆動機構取扱装置。 - 【請求項5】 補助取扱台車の上下動手段としてパンタ
グラフ式、シリンダ式または巻上げ式上下動機構を備え
たことを特徴とする請求項1ないし4記載の改良型制御
棒駆動機構取扱装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5記載の改良型制御棒駆
動機構取扱装置において、前記モータユニットの取扱い
を前記補助取扱台車を除く前記プラットホームと前記交
換機と前記ボルト脱着機の組合せと、前記プラットホー
ムと前記補助取扱台車の組合せの2通りの組合せのいず
れかで行うことを特徴とする改良型制御棒駆動機構の取
扱い方法。 - 【請求項7】 請求項1ないし5記載の改良型制御棒駆
動機構取扱装置において、前記制御棒駆動機構本体、前
記スプールピースおよび前記モータブラケットの取扱い
を前記補助取扱台車を除く前記プラットホームと前記交
換機と前記ボルト脱着機の組合せで行い、前記モータユ
ニットの取扱いだけを前記プラットホームと前記補助取
扱台車の組合せで行うことを特徴とする改良型制御棒駆
動機構の取扱い方法。 - 【請求項8】 請求項1ないし5記載の改良型制御棒駆
動機構の取扱装置において、前記制御棒駆動機構本体お
よび前記スプールピースの取扱いを前記補助取扱台車を
除く前記プラットホームと前記交換機と前記ボルト脱着
機の組合せで行い、前記モータブラケットの取扱いは前
記プラットホーム上での手作業または前記プラットホー
ムと前記補助取扱台車の組合せで行い、前記モータユニ
ットの取扱いを前記プラットホームと前記補助取扱台車
の組合せで行うことを特徴とする改良型制御棒駆動機構
の取扱い方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138263A JP2000329892A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 改良型制御棒駆動機構取扱装置とその取扱い方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138263A JP2000329892A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 改良型制御棒駆動機構取扱装置とその取扱い方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000329892A true JP2000329892A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15217857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11138263A Pending JP2000329892A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 改良型制御棒駆動機構取扱装置とその取扱い方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000329892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2914483A1 (fr) * | 2007-03-26 | 2008-10-03 | Areva Np Sas | Dispositif de manutention des equipements d'un reacteur nucleaire. |
US20110239797A1 (en) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. | Fine motion control rod drive mechanism handling apparatus and method of handling fine motion control rod drive mechanism |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11138263A patent/JP2000329892A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2008132362A3 (fr) * | 2007-03-26 | 2008-12-31 | Areva Np | Dispositif de manutention des équipements d'un réacteur nucléaire |
US20110239797A1 (en) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. | Fine motion control rod drive mechanism handling apparatus and method of handling fine motion control rod drive mechanism |
JP2011209253A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-20 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 改良型制御棒駆動機構取扱装置及びその装置の取扱い方法 |
US8915161B2 (en) | 2010-03-31 | 2014-12-23 | Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. | Fine motion control rod drive mechanism handling apparatus and method of handling fine motion control rod drive mechanism |
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