JP2000329680A - 走査型ケルビンプローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型ケルビンプローブ顕微鏡

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JP2000329680A
JP2000329680A JP2000070655A JP2000070655A JP2000329680A JP 2000329680 A JP2000329680 A JP 2000329680A JP 2000070655 A JP2000070655 A JP 2000070655A JP 2000070655 A JP2000070655 A JP 2000070655A JP 2000329680 A JP2000329680 A JP 2000329680A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査型ケルビンプローブ顕微鏡において、試
料表面の電位情報を検出する場合に不要となる周波数成
分を抑圧し、測定される試料表面の電位情報のS/Nを
向上させることを目的とする。 【解決手段】 試料表面の凹凸を測定する場合には、導
電性カンチレバー探針2を振動させるための交流信号
と、試料の電位情報を測定するために導電性カンチレバ
ー探針と試料間に印可する交流電圧信号を同時に作用さ
せ、電位情報測定時には、導電性カンチレバー探針と試
料間に交流電圧信号を作用させ、試料表面を走査測定す
ることを特徴とする走査型ケルビンプローブ顕微鏡。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型プローブ顕
微鏡の分野に属し、特にカンチレバー探針と試料間に働
く力を利用して物理量を測定する走査型原子間力顕微鏡
の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ顕微鏡の原理は、プロー
ブと試料を接近させた時の両者に作用する物理量を利用
することにあり、この種の顕微鏡は、前記物理量がプロ
ーブに及ぼす影響を測定することにより、試料表面物理
量観察を行う新しいタイプの顕微鏡の一種である。走査
型原子間力顕微鏡は、走査型プローブ顕微鏡の一種であ
り、カンチレバー探針と試料間に作用する原子間力を利
用して、カンチレバー探針と試料間の距離を制御するも
のである。走査型原子間力顕微鏡では、前記カンチレバ
ー探針と試料間の距離を一定に制御しながら、試料の面
内方向に、圧電素子などの3次元微動機構にて面内走査
し、カンチレバー探針と試料間の距離を制御する前記圧
電素子などの微動機構の制御量を画像化することによ
り、試料表面の形状あるいは物理量などを観察すること
ができる。
【0003】走査型原子間力顕微鏡の基本原理を利用し
た物理量測定装置として走査型ケルビンプローブ顕微鏡
がある。この装置は、試料表面の凹凸情報と試料表面の
電位分布を測定することを目的としたものである。
【0004】走査型ケルビンプローブ顕微鏡の測定原理
図を図2に示す。測定対象となる試料1と導電性カンチ
レバー探針2間に交流電圧を印可する。この交流印可電
圧により、導電性カンチレバー探針と試料間には静電力
が作用する。前記導電性カンチレバー探針と試料間に印
可する交流電圧の周波数をωとすると、試料は導電性カ
ンチレバー探針に対して相対的に固定されている場合、
導電性カンチレバー探針は、周波数ωの交流電圧により
下記(1)式に記述する力Fの静電力を受けることにな
る。 ここでKは、導電性カンチレバー探針と試料間の距離に
依存する定数である。Vdcは試料の表面の電位、Vacは導
電性カンチレバー探針と試料間に印可する交流電圧、ω
は前記交流電圧Vacの角周波数、tは時間である。従っ
て、導電性カンチレバー探針に作用する静電力は、前記
試料の有する表面電位による直流成分項(第1項のVd
c2)と導電性カンチレバー探針と試料間に印可した角周
波数ωの交流電圧の周波数成分ω項(第2項の2・Vdc・
Vac・Sinωt)とその2倍の周波数成分2ω項(第3項
の(Vac2/2)・(1-Cos2ωt))の力を受けることにな
る。
【0005】走査型ケルビンプローブ顕微鏡では、試料
の表面電位を測定するために、前記(1)式の周波数成
分ω項の信号をロックインアンプ等で検出し、この検出
された信号の大きさが0となるように、試料と電気的に
接続された試料台の電位をフィードバック制御する。つ
まり、試料台に印可されるフィードバック電圧の逆極性
の電圧が、導電性カンチレバー探針直下の試料表面の電
位ということになる。従って、前記フィードバック操作
を行いながら、導電性カンチレバー探針と試料間の面内
の相対的位置関係を走査しながら測定すれば、試料表面
電位の2次元分布を得ることができる。前記ω項が0と
なるようなフィードバック制御が行われている場合、前
記導電性カンチレバー探針が試料から受ける静電力
(1)式で試料台の電位と試料の電位の合計である Vd
c = 0 が実現されており、従ってこの場合、導電性カ
ンチレバー探針が受ける静電力は下記(2)式となる。 F=K・(Vac2/2)・(1-Cos2ωt) (2) (2)式の力と導電性カンチレバー探針のバネ定数の釣
り合いで、導電性カンチレバー探針と試料間の距離の制
御が行われることになる。
【0006】図2の走査型ケルビンプローブ顕微鏡の原
理図では、試料表面の電位を検出するためのフィードバ
ックループと試料表面の凹凸情報を検出するためのフィ
ードバックループとの2つのフィードバックループで構
成される。またカンチレバーの変位を検出するために、
半導体レーザ8からのレーザ光を導電性カンチレバーに
照射し、前記カンチレバーから反射されたレーザ光をフ
ォトディテクタ9で検出する構成となっている。
【0007】試料表面の電位を検出するためのフィード
バックループでは、検出されたフォトディテクタ9から
の信号は、導電性カンチレバーの励振信号を参照信号と
したロックインアンプ11介して周波数成分ω項の信号
として出力される。この信号は、0電位と電位情報比較
器12で比較され、電位情報PID制御器13の操作を
施した後、試料台7に出力される。試料台に出力される
信号は、反転アンプ14を介して試料表面の電位極性と
同極性に変換しA/D変換器15に入力され、コンピュ
ータ17に電位情報のデジタルデータとして取り込まれ
る。
【0008】また、試料表面の凹凸情報を検出するため
のフィードバックループでは、検出されたフォトディテ
クタ9からの信号は、RMS−DC変換器18を介して
直流に変換され、導電性カンチレバー探針と試料間の距
離を設定する距離基準値発生器21と距離情報比較器1
9で比較され距離情報PID制御器20を経由して3次
元微動機構素子10の導電性カンチレバー探針と試料間
の距離を制御する素子を駆動する。また、距離情報PI
D制御器20の出力は、A/D変換器16にに入力さ
れ、コンピュータ17に試料表面の凹凸情報のデジタル
データとして取り込まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図2の構成での走査型
ケルビンプローブ顕微鏡では、試料の電位情報を検出す
るために導電性カンチレバー探針と試料間に印可する角
周波数ωの交流電圧と、試料表面の凹凸情報を検出する
ために導電性カンチレバーを振動させるために圧電素子
3を駆動する交流信号ω0の2種類の周波数成分と前記
(1)式あるいは(2)式での2ωの周波数成分が、フ
ォトディテクタ9の出力に混在している状態にあり、試
料鏡面の電位情報の検出分解能を向上する観点からは問
題であった。本発明は、上記問題を解決することにあ
り、試料表面の電位情報を検出するための角周波数成分
ωの信号の検出のS/Nを向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】試料表面の電位情報を検
出する場合に、導電性カンチチレバーから反射されてフ
ォトディテクタ9の信号として入力される信号成分に
は、導電性カンチレバー探針と試料間に印可される角周
波数ωの交流信号だけが重畳されているような状態とす
ることにより、試料表面の電位情報を検出する分解能を
向上させる。つまり、試料表面の電位情報を検出する場
合には、図1(b)のようにカンチレバーを振動させる
ための圧電素子3には、交流信号を印可しない測定操作
とすることにより、角周波数ω0の周波数成分の混在を
除去する。また、導電性カンチレバ ー探針と試料間に
印可される角周波数ωの交流電圧により、導電性カンチ
レバーが受ける角周波数2ωの周波数成分力による信号
成分の混在を除去するために、角周波数2ωの周波数
が、導電性カンチレバーの共振周波数より充分高い周波
数となるように、導電性カンチレバー探針と試料間に印
可する角周波数ωの周波数を設定する。この様子の例を
図3に示す。このような周波数配置とすることで角周波
数2ωの信号成分は、導電性カンチレバー探針の共振周
波数より充分高い周波数領域にあり、導電性カンチレバ
ーの応答は著しく減衰し、ひいては2ωの周波数成分の
抑圧に寄与する。
【0011】図3の例では、ωLは導電性カンチレバー
探針の共振角周波数であり、導電性カンチレバー探針と
試料間に印可する角周波数ωと導電性カンチレバーが受
ける角周波数2ωの周波数のちょうど中間に配置した例
である。市販されているバネ定数3N/mのシリコンカ
ンチレバーの場合、ωLは20KHz程度 であり、ωを
13KHz程度に設定すれば、2ωは26KHz程度と
なる。このカンチレバーの場合30KHzでの応答性は
著しく減衰しており、2ωの周波数成分の抑圧に寄与す
ることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0013】図1は、請求項1に記載した代表的なブロ
ック図である。電気的スイッチ6でカンチレバーを振動
させるための圧電素子3に交流信号を印可するかしない
かを制御する。試料表面の電位情報を測定する場合には
電気的スイッチ6をOFF状態とし、圧電素子3を無励
振の状態とする。
【0014】
【実施例】図4は、請求項2、3、4に記載したブロッ
ク図である。
【0015】図5は、請求項2に記載した、導電性カン
チレバー探針の共振角周波数ωL、導電性カンチレバー
を振動させるために圧電素子3を駆動する交流信 号
ω0、試料の電位情報を検出するために導電性カンチレ
バー探針と試料間に印 可する角周波数ωの交流電圧信
号と、導電性カンチレバー探針と試料間に印可される角
周波数ωの交流電圧により、導電性カンチレバーが受け
る角周波数2ωの周波数成分力による信号の周波数成分
の配置を示した図である。
【0016】図6は、請求項3に記載した、導電性カン
チレバー探針の共振角周波数ωL、導電性カンチレバー
を振動させるために圧電素子3を駆動する交流信 号
ω0、試料の電位情報を検出するために導電性カンチレ
バー探針と試料間に印 可する角周波数ω1の交流電圧信
号と、導電性カンチレバー探針と試料間に印可される角
周波数ωの交流電圧により、導電性カンチレバーが受け
る角周波数2ωの周波数成分力による信号の周波数成分
の配置を示した図である。
【0017】図7は、請求項4に記載した、導電性カン
チレバー探針の共振角周波数ωL、導電性カンチレバー
を振動させるために圧電素子3を駆動する交流信号
ω0、試料の電位情報を検出するために導電性カンチレ
バー探針と試料間に印可する角周波数ωの交流電圧信号
と、導電性カンチレバー探針と試料間に印可される角周
波数ωの交流電圧により、導電性カンチレバーが受ける
角周波数2ωの周波数成分力による信号の周波数成分の
配置を示した図である。
【0018】図8は、図4のブロック図において図5の
周波数配置を行った場合の測定フローの一例である。試
料表面の凹凸情報を測定する場合には、図4の電気的ス
イッチ6をONした状態で前記凹凸情報の測定を行い、
試料表面の電位情報を測定する場合には、電気的スイッ
チ6をOFFした状態で前記電位情報を測定する。
【0019】図9は、図4のブロック図において図6の
周波数配置を行った場合の測定フローの一例である。試
料表面の凹凸情報を測定する場合には、図4の電気的ス
イッチ6をONした状態で前記凹凸情報の測定を行う。
この時、導電性カンチレバー探針と試料間に印可する交
流電圧信号の角周波数はωである。試料表面の電位情報
を測定する場合には、電気的スイッチ6をOFFした状
態で、前記電位情報を測定する。この時、導電性カンチ
レバー探針と試料間に印可する交流電圧信号の角周波数
はω1である。
【0020】図10は、図4のブロック図において図7
の周波数配置を行った場合の測定フローの一例である。
試料表面の凹凸情報を測定する場合には、図4の電気的
スイッチ6をONした状態で前記凹凸情報の測定を行
い、試料表面の電位情報を測定する場合には、電気的ス
イッチ6をOFFした状態で前記電位情報を測定する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、試料の電位情報を検出
するために導電性カンチレバー探針と試料間に印可する
角周波数ωの交流電圧と、試料表面の凹凸情報を検出す
るために導電性カンチレバーを振動させるために圧電素
子3を駆動する交流信号ω0の交流信号と、導電性カン
チレバー探針と試料間に印可される角周波数ωの交流電
圧により、導電性カンチレバーが受ける角周波数2ωの
周波数成分の信号の分離が行われ、フォトディテクタ9
の出力からの角周波数ω成分の信号を検出することによ
って得られる、試料表面の電位情報の検出分解能を向上
させた走査型ケルビンプローブ顕微鏡の制御装置を構成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1のブロック図で、(a)は試料の凹凸
情報測定時、(b)は試料の電位情報測定時の図であ
る。
【図2】走査型ケルビンプローブ顕微鏡の測定原理図で
ある。
【図3】導電性カンチレバーの共振周波数と導電性カン
チレバー探針と試料間に印可する交流電圧信号の角周波
数ωと、このωの交流電圧により発生する角周波数2ω
の周波数成分の周波数配置の一例である。
【図4】本発明の実現ブロック図である。
【図5】請求項2で、導電性カンチレバーの共振周波数
と導電性カンチレバー探針と試料間に印可する交流電圧
信号の角周波数ωと、このωの交流電圧により発生する
角周波数2ωの周波数成分の周波数配置図である。
【図6】請求項3で、導電性カンチレバーの共振周波数
と導電性カンチレバー探針と試料間に印可する交流電圧
信号の角周波数ωと、このωの交流電圧により発生する
角周波数2ωの周波数成分の周波数配置図である。
【図7】請求項4で、導電性カンチレバーの共振周波数
と導電性カンチレバー探針と試料間に印可する交流電圧
信号の角周波数ωと、このωの交流電圧により発生する
角周波数2ωの周波数成分の周波数配置図である。
【図8】図4のブロック図で、請求項2の場合の実施例
の測定フローである。
【図9】図4のブロック図で、請求項3の場合の実施例
の測定フローである。
【図10】図4のブロック図で、請求項4の場合の実施
例の測定フローである。
【符号の説明】
1 試料 2 導電性カンチレバー探針 3 圧電素子 4 圧電素子3を振動させる交流電圧発生器 5 導電性カンチレバー探針2と試料1間に印可する交
流電圧発生器 6 電気的スイッチ 7 試料台 8 半導体レーザ 9 フォトディテクタ 10 3次元微動素子 11 ロックインアンプ 12 電位情報比較器 13 電位情報PID制御器 14 反転アンプ 15 A/D変換器 16 A/D変換器 17 コンピュータ 18 RMS−DC変換器 19 距離情報比較器 20 距離情報PID制御器 21 距離基準値発生器 22 面内走査器 23 サンプルホールド回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月9日(2000.5.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】走査型ケルビンプローブ顕微鏡の測定原理
図を図2に示す。測定対象となる試料1と導電性カンチ
レバー探針2間に交流電圧を印する。この交流印
圧により、導電性カンチレバー探針と試料間には静電力
が作用する。前記導電性カンチレバー探針と試料間に印
する交流電圧の周波数をωとすると、試料は導電性カ
ンチレバー探針に対して相対的に固定されている場合、
導電性カンチレバー探針は、周波数ωの交流電圧により
下記(1)式に記述する力Fの静電力を受けることにな
る。 ここでKは、導電性カンチレバー探針と試料間の距離に
依存する定数である。Vdcは試料の表面の電位、Vacは導
電性カンチレバー探針と試料間に印する交流電圧、ω
は前記交流電圧Vacの角周波数、tは時間である。従っ
て、導電性カンチレバー探針に作用する静電力は、前記
試料の有する表面電位による直流成分項(第1項のVd
c2)と導電性カンチレバー探針と試料間に印した角周
波数ωの交流電圧の周波数成分ω項(第2項の2・Vdc・
Vac・Sinωt)とその2倍の周波数成分2ω項(第3項
の(Vac2/2)・(1-Cos2ωt))の力を受けることにな
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】走査型ケルビンプローブ顕微鏡では、試料
の表面電位を測定するために、前記(1)式の周波数成
分ω項の信号をロックインアンプ等で検出し、この検出
された信号の大きさが0となるように、試料と電気的に
接続された試料台の電位をフィードバック制御する。つ
まり、試料台に印されるフィードバック電圧の逆極性
の電圧が、導電性カンチレバー探針直下の試料表面の電
位ということになる。従って、前記フィードバック操作
を行いながら、導電性カンチレバー探針と試料間の面内
の相対的位置関係を走査しながら測定すれば、試料表面
電位の2次元分布を得ることができる。前記ω項が0と
なるようなフィードバック制御が行われている場合、前
記導電性カンチレバー探針が試料から受ける静電力
(1)式で試料台の電位と試料の電位の合計である Vd
c = 0 が実現されており、従ってこの場合、導電性カ
ンチレバー探針が受ける静電力は下記(2)式となる。 F =K・(Vac2/2)・(1-Cos2ωt) (2) (2)式の力と導電性カンチレバー探針のバネ定数の釣
り合いで、導電性カンチレバー探針と試料間の距離の制
御が行われることになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図2の構成での走査型
ケルビンプローブ顕微鏡では、試料の電位情報を検出す
るために導電性カンチレバー探針と試料間に印する角
周波数ωの交流電圧と、試料表面の凹凸情報を検出する
ために導電性カンチレバーを振動させるために圧電素子
3を駆動する交流信号ω0の2種類の周波数成分と前記
(1)式あるいは(2)式での2ωの周波数成分が、フ
ォトディテクタ9の出力に混在している状態にあり、試
料鏡面の電位情報の検出分解能を向上する観点からは問
題であった。本発明は、上記問題を解決することにあ
り、試料表面の電位情報を検出するための角周波数成分
ωの信号の検出のS/Nを向上させることにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】試料表面の電位情報を検
出する場合に、導電性カンチチレバーから反射されてフ
ォトディテクタ9の信号として入力される信号成分に
は、導電性カンチレバー探針と試料間に印される角周
波数ωの交流信号だけが重畳されているような状態とす
ることにより、試料表面の電位情報を検出する分解能を
向上させる。つまり、試料表面の電位情報を検出する場
合には、図1(b)のようにカンチレバーを振動させる
ための圧電素子3には、交流信号を印しない測定操作
とすることにより、角周波数ω0の周波数成分の混在を
除去する。また、導電性カンチレバ ー探針と試料間に
される角周波数ωの交流電圧により、導電性カンチ
レバーが受ける角周波数2ωの周波数成分力による信号
成分の混在を除去するために、角周波数2ωの周波数
が、導電性カンチレバーの共振周波数より充分高い周波
数となるように、導電性カンチレバー探針と試料間に印
する角周波数ωの周波数を設定する。この様子の例を
図3に示す。このような周波数配置とすることで角周波
数2ωの信号成分は、導電性カンチレバー探針の共振周
波数より充分高い周波数領域にあり、導電性カンチレバ
ーの応答は著しく減衰し、ひいては2ωの周波数成分の
抑圧に寄与する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図3の例では、ωLは導電性カンチレバー
探針の共振角周波数であり、導電性カンチレバー探針と
試料間に印する角周波数ωと導電性カンチレバーが受
ける角周波数2ωの周波数のちょうど中間に配置した例
である。つまり、ω≒2ωL/3の関係にある。市販さ
れているバネ定数3N/mのシリコンカンチレバーの場
合、ωLは20KHz程度 であり、ωを13KHz程度
に設定すれば、2ωは26KHz程度となる。このカン
チレバーの場合30KHzでの応答性は著しく減衰して
おり、2ωの周波数成分の抑圧に寄与することになる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】図1は、請求項1に記載した代表的なブロ
ック図である。電気的スイッチ6でカンチレバーを振動
させるための圧電素子3に交流信号を印するかしない
かを制御する。試料表面の電位情報を測定する場合には
電気的スイッチ6をOFF状態とし、圧電素子3を無励
振の状態とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図5は、請求項2に記載した、導電性カン
チレバー探針の共振角周波数ωL、導電性カンチレバー
を振動させるために圧電素子3を駆動する交流信 号
ω0、試料の電位情報を検出するために導電性カンチレ
バー探針と試料間に印する角周波数ωの交流電圧信号
と、導電性カンチレバー探針と試料間に印される角周
波数ωの交流電圧により、導電性カンチレバーが受ける
角周波数2ωの周波数成分力による信号の周波数成分の
配置を示した図である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図6は、請求項3に記載した、導電性カン
チレバー探針の共振角周波数ωL、導電性カンチレバー
を振動させるために圧電素子3を駆動する交流信 号
ω0、試料の電位情報を検出するために導電性カンチレ
バー探針と試料間に印する角周波数ω1の交流電圧信
号と、導電性カンチレバー探針と試料間に印される角
周波数ωの交流電圧により、導電性カンチレバーが受け
る角周波数2ωの周波数成分力による信号の周波数成分
の配置を示した図である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図7は、請求項4に記載した、導電性カン
チレバー探針の共振角周波数ωL、導電性カンチレバー
を振動させるために圧電素子3を駆動する交流信号
ω0、試料の電位情報を検出するために導電性カンチレ
バー探針と試料間に印する角周波数ωの交流電圧信号
と、導電性カンチレバー探針と試料間に印される角周
波数ωの交流電圧により、導電性カンチレバーが受ける
角周波数2ωの周波数成分力による信号の周波数成分の
配置を示した図である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】図9は、図4のブロック図において図6の
周波数配置を行った場合の測定フローの一例である。試
料表面の凹凸情報を測定する場合には、図4の電気的ス
イッチ6をONした状態で前記凹凸情報の測定を行う。
この時、導電性カンチレバー探針と試料間に印する交
流電圧信号の角周波数はωである。試料表面の電位情報
を測定する場合には、電気的スイッチ6をOFFした状
態で、前記電位情報を測定する。この時、導電性カンチ
レバー探針と試料間に印する交流電圧信号の角周波数
はω1である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、試料の電位情報を検出
するために導電性カンチレバー探針と試料間に印する
角周波数ωの交流電圧と、試料表面の凹凸情報を検出す
るために導電性カンチレバーを振動させるために圧電素
子3を駆動する交流信号ω0の交流信号と、導電性カン
チレバー探針と試料間に印される角周波数ωの交流電
圧により、導電性カンチレバーが受ける角周波数2ωの
周波数成分の信号の分離が行われ、フォトディテクタ9
の出力からの角周波数ω成分の信号を検出することによ
って得られる、試料表面の電位情報の検出分解能を向上
させた走査型ケルビンプローブ顕微鏡の制御装置を構成
することができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】導電性カンチレバーの共振周波数と導電性カン
チレバー探針と試料間に印する交流電圧信号の角周波
数ωと、このωの交流電圧により発生する角周波数2ω
の周波数成分の周波数配置の一例である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】請求項2で、導電性カンチレバーの共振周波数
と導電性カンチレバー探針と試料間に印する交流電圧
信号の角周波数ωと、このωの交流電圧により発生する
角周波数2ωの周波数成分の周波数配置図である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】請求項3で、導電性カンチレバーの共振周波数
と導電性カンチレバー探針と試料間に印する交流電圧
信号の角周波数ωと、このωの交流電圧により発生する
角周波数2ωの周波数成分の周波数配置図である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】請求項4で、導電性カンチレバーの共振周波数
と導電性カンチレバー探針と試料間に印する交流電圧
信号の角周波数ωと、このωの交流電圧により発生する
角周波数2ωの周波数成分の周波数配置図である。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 試料 2 導電性カンチレバー探針 3 圧電素子 4 圧電素子3を振動させる交流電圧発生器 5 導電性カンチレバー探針2と試料1間に印する交
流電圧発生器 6 電気的スイッチ 7 試料台 8 半導体レーザ 9 フォトディテクタ 10 3次元微動素子 11 ロックインアンプ 12 電位情報比較器 13 電位情報PID制御器 14 反転アンプ 15 A/D変換器 16 A/D変換器 17 コンピュータ 18 RMS−DC変換器 19 距離情報比較器 20 距離情報PID制御器 21 距離基準値発生器 22 面内走査器 23 サンプルホールド回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性カンチレバー探針と試料間に作用
    する物理量を検出して試料表面の形状及び試料の電位情
    報を測定する走査型ケルビンプローブ顕微鏡において、
    試料表面の凹凸情報を測定する場合には、導電性カンチ
    レバー探針を振動させるための交流信号と、導電性カン
    チレバー探針と試料間に印可する交流電圧信号の両方を
    作用させ、電位情報測定時には、前記交流信号のうち、
    前記導電性カンチレバー探針と試料間に印加する交流電
    圧信号のみを作用させて試料表面を走査測定することを
    特徴とする走査型ケルビンプローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記走査型ケルビンプローブ顕微鏡にお
    いて、試料表面の凹凸情報を測定する場合は、導電性カ
    ンチレバー探針を前記カンチレバーの共振周波数近傍の
    周波数で振動させるための交流信号と、導電性カンチレ
    バー探針と試料間に印可する前記カンチレバーの非共振
    周波数の交流電圧信号を同時に作用させ、試料表面の電
    位情報を測定する場合には、導電性カンチレバー探針と
    試料間に前記カンチレバーの非共振周波数の交流電圧を
    印可して試料表面を走査測定することを特徴とする請求
    項1に記載した走査型ケルビンプローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記走査型ケルビンプローブ顕微鏡にお
    いて、試料表面の凹凸情報を測定する場合は、導電性カ
    ンチレバー探針を前記カンチレバーの共振周波数近傍の
    周波数で振動させるための交流信号と、導電性カンチレ
    バー探針と試料間に印可する前記カンチレバーの非共振
    周波数の交流電圧信号を同時に作用させ、試料表面の電
    位情報を測定する場合には、導電性カンチレバー探針と
    試料間に前記カンチレバーの共振周波数近傍の交流電圧
    を印可して試料表面を走査測定することを特徴とする請
    求項1に記載した走査型ケルビンプローブ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記走査型ケルビンプローブ顕微鏡にお
    いて、試料表面の凹凸情報を測定する場合は、導電性カ
    ンチレバー探針を前記カンチレバーの共振周波数近傍の
    周波数で振動させるための交流信号と、導電性カンチレ
    バー探針と試料間に印可する前記カンチレバーの共振周
    波数近傍の交流電圧信号を同時に作用させ、試料表面の
    電位情報を測定する場合には、導電性カンチレバー探針
    と試料間に前記カンチレバーの共振周波数近傍の交流電
    圧を印可して試料表面を走査測定することを特徴とする
    請求項1に記載した走査型ケルビンプローブ顕微鏡。
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