JP2000329635A - 筒内圧力検出装置 - Google Patents
筒内圧力検出装置Info
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- JP2000329635A JP2000329635A JP11136322A JP13632299A JP2000329635A JP 2000329635 A JP2000329635 A JP 2000329635A JP 11136322 A JP11136322 A JP 11136322A JP 13632299 A JP13632299 A JP 13632299A JP 2000329635 A JP2000329635 A JP 2000329635A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動による誤検出を防止した筒内圧力検出装
置を提供する。 【解決手段】 筒内の圧力変化を筒自体の膨脹や収縮か
ら検出する筒内圧力検出装置であって、筒50外周に沿
って巻き付けられたベルト1と、ベルト1の変形量を測
定する歪みゲージ4a、4bと、を有し、筒50の内圧
の変化をベルト1によって筒50の円周長変化として検
出することを特徴とする筒内圧力検出装置。
置を提供する。 【解決手段】 筒内の圧力変化を筒自体の膨脹や収縮か
ら検出する筒内圧力検出装置であって、筒50外周に沿
って巻き付けられたベルト1と、ベルト1の変形量を測
定する歪みゲージ4a、4bと、を有し、筒50の内圧
の変化をベルト1によって筒50の円周長変化として検
出することを特徴とする筒内圧力検出装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒内圧力の変化を
検出するための装置に関し、特に、筒内の圧力変化を筒
自体の膨脹や収縮から検出する筒内圧力検出装置に関す
る。
検出するための装置に関し、特に、筒内の圧力変化を筒
自体の膨脹や収縮から検出する筒内圧力検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】筒内圧力検出装置は、その用途の一つと
して、ディーゼルエンジンの燃料噴射圧力を計測するた
めに用いられている。このような用途では、筒内の圧力
を開放させることなく検出する手法が求められている。
して、ディーゼルエンジンの燃料噴射圧力を計測するた
めに用いられている。このような用途では、筒内の圧力
を開放させることなく検出する手法が求められている。
【0003】従来、このような要求を満たすものとし
て、筒に孔をあけることなく、内部圧力の変化による筒
自体の膨脹や収縮を測定することで、検出するものがあ
る。
て、筒に孔をあけることなく、内部圧力の変化による筒
自体の膨脹や収縮を測定することで、検出するものがあ
る。
【0004】例えば特開平8−101086号公報に
は、筒の膨脹や収縮による半径方向の変化を筒の直径方
向に対向する位置に設けられている歪みゲージによって
計測することで、筒内圧力の変化を検出する装置が開示
されている。
は、筒の膨脹や収縮による半径方向の変化を筒の直径方
向に対向する位置に設けられている歪みゲージによって
計測することで、筒内圧力の変化を検出する装置が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の技術では、筒の直径方向と言う2点間距離の変
化を測定しているため、筒が振動したり、また、歪みゲ
ージ自体に振動が加わったときに、誤検出してしまうと
言った問題がある。
報記載の技術では、筒の直径方向と言う2点間距離の変
化を測定しているため、筒が振動したり、また、歪みゲ
ージ自体に振動が加わったときに、誤検出してしまうと
言った問題がある。
【0006】これは、筒内の圧力変化による筒自体のわ
ずかな変形量を測定しているため、例えば振動によっ
て、測定位置が筒の円周方向にずれた場合に、筒自体が
真円ではないため測定している2点間距離が変化して、
これを内部圧力の変化と誤検出したり、同様に、測定位
置が筒の軸方向にずれた場合や、歪みゲージが傾斜した
場合、筒が曲げ振動により楕円形に変化した場合(この
場合、筒の円周長さは変化しない)などでも、2点間距
離が変化するため誤検出となる。また、歪みゲージが、
筒の直径方向の2点間距離を測定していることから、測
定している直径方向に振動が加わると、その振動荷重に
よりゲージ自体が動いて誤検出することもある。
ずかな変形量を測定しているため、例えば振動によっ
て、測定位置が筒の円周方向にずれた場合に、筒自体が
真円ではないため測定している2点間距離が変化して、
これを内部圧力の変化と誤検出したり、同様に、測定位
置が筒の軸方向にずれた場合や、歪みゲージが傾斜した
場合、筒が曲げ振動により楕円形に変化した場合(この
場合、筒の円周長さは変化しない)などでも、2点間距
離が変化するため誤検出となる。また、歪みゲージが、
筒の直径方向の2点間距離を測定していることから、測
定している直径方向に振動が加わると、その振動荷重に
よりゲージ自体が動いて誤検出することもある。
【0007】本発明の目的は、振動による誤検出を防止
した筒内圧力検出装置を提供することである。
した筒内圧力検出装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
る手段により達成される。
【0009】(1)筒内の圧力変化を筒自体の膨脹や収
縮から検出する筒内圧力検出装置であって、前記筒の外
周に沿って帯部材を巻き付け、該帯部材の変形量から筒
内圧力を検出することを特徴とする筒内圧力検出装置。
縮から検出する筒内圧力検出装置であって、前記筒の外
周に沿って帯部材を巻き付け、該帯部材の変形量から筒
内圧力を検出することを特徴とする筒内圧力検出装置。
【0010】(2)筒内の圧力変化を筒自体の膨脹や収
縮から検出する筒内圧力検出装置であって、前記筒の外
周に沿って巻き付けられた帯部材と、前記帯部材の変形
量を測定する変形量測定手段と、を有することを特徴と
する筒内圧力検出装置。
縮から検出する筒内圧力検出装置であって、前記筒の外
周に沿って巻き付けられた帯部材と、前記帯部材の変形
量を測定する変形量測定手段と、を有することを特徴と
する筒内圧力検出装置。
【0011】(3)前記変形量測定手段は、前記筒に対
して90度の角度をなす位置に設けられていることを特
徴とする。
して90度の角度をなす位置に設けられていることを特
徴とする。
【0012】(4)前記帯部材は、締め付け手段により
一定の張力で筒外周に沿って巻き付けられていることを
特徴とする。
一定の張力で筒外周に沿って巻き付けられていることを
特徴とする。
【0013】(5)前記締め付け手段は、固定手段によ
り前記筒に固定されることを特徴とする。
り前記筒に固定されることを特徴とする。
【0014】(6)前記固定手段は、前記筒の直径より
わずかに小さく、筒外周に圧入できる開放部を有するこ
とを特徴とする。
わずかに小さく、筒外周に圧入できる開放部を有するこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】請求項1および2記載の本発明によれ
ば、筒の外周に沿って帯部材を巻き付け、この帯部材の
変形量、すなわち、筒内圧力による筒の変形をその外周
長の変化としてとらえるので、振動により筒形状が変化
した場合でもその変化を誤って検出することを防止でき
る。また、帯部材は筒外周に沿って巻き付けられている
ため、筒の振動によりずれ難く、また、例えずれたとし
てもこれによる長さの変化はないので、振動による誤検
出を防止することができる。さらに特定の方向に振動が
加わった場合でも帯部材の場合、その特定方向に移動し
てしまうことがないので、これによる誤検出を防止する
ことができる。
ば、筒の外周に沿って帯部材を巻き付け、この帯部材の
変形量、すなわち、筒内圧力による筒の変形をその外周
長の変化としてとらえるので、振動により筒形状が変化
した場合でもその変化を誤って検出することを防止でき
る。また、帯部材は筒外周に沿って巻き付けられている
ため、筒の振動によりずれ難く、また、例えずれたとし
てもこれによる長さの変化はないので、振動による誤検
出を防止することができる。さらに特定の方向に振動が
加わった場合でも帯部材の場合、その特定方向に移動し
てしまうことがないので、これによる誤検出を防止する
ことができる。
【0016】請求項3記載の本発明によれば、変形量測
定手段を筒に対して90度の角度をなす位置に設けたこ
とで、筒が振動や曲げ歪みにより変形した場合でも、こ
のような筒自体の変形による誤検出を防止することがで
きる。
定手段を筒に対して90度の角度をなす位置に設けたこ
とで、筒が振動や曲げ歪みにより変形した場合でも、こ
のような筒自体の変形による誤検出を防止することがで
きる。
【0017】請求項4記載の本発明によれば、締め付け
手段により一定の張力で筒に帯部材を巻き付けることと
したので、筒内圧力の変化による膨脹や収縮によって帯
部材が伸び縮みするので、確実に筒内圧力の変化を検出
することができる。
手段により一定の張力で筒に帯部材を巻き付けることと
したので、筒内圧力の変化による膨脹や収縮によって帯
部材が伸び縮みするので、確実に筒内圧力の変化を検出
することができる。
【0018】請求項5記載の本発明によれば、締め付け
手段を固定手段により筒自体に固定することとしたの
で、締め付け手段が振動によって動いたり、また、振動
による慣性力によって締め付け手段が帯部材を引っ張っ
てしまうようなことを防止することができる。
手段を固定手段により筒自体に固定することとしたの
で、締め付け手段が振動によって動いたり、また、振動
による慣性力によって締め付け手段が帯部材を引っ張っ
てしまうようなことを防止することができる。
【0019】請求項6記載の本発明によれば、固定手段
が筒の直径よりわずかに小さく、筒外周に圧入できる開
放部を有することとしたので、締め付け手段を筒に簡単
に取り付けることができる。
が筒の直径よりわずかに小さく、筒外周に圧入できる開
放部を有することとしたので、締め付け手段を筒に簡単
に取り付けることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の一実施の形態を説明する。
本発明の一実施の形態を説明する。
【0021】本発明を適用した実施形態は、筒の外周に
帯部材であるベルトを巻き付けこのベルトの変形量か
ら、筒の外周長の変化をとらえ、もって、筒内圧力の変
化を検出するものである。
帯部材であるベルトを巻き付けこのベルトの変形量か
ら、筒の外周長の変化をとらえ、もって、筒内圧力の変
化を検出するものである。
【0022】図1は、本実施形態の筒内圧力検出装置を
筒に取り付けた状態で、該筒の断面方向から見た図であ
り、図2は、同じく筒内圧力検出装置を筒に取り付けた
状態で、筒の側方から見た図である。
筒に取り付けた状態で、該筒の断面方向から見た図であ
り、図2は、同じく筒内圧力検出装置を筒に取り付けた
状態で、筒の側方から見た図である。
【0023】筒内圧力検出装置は、筒50の外周に沿っ
て巻き付けられるベルト1と、ベルト1を筒50に締め
付けるための締め付けホルダー2(締め付け手段)と、
締め付けホルダー2を筒50に固定するためのハウジン
グ3(固定手段)と、ベルト1の変形量を測定するため
の2個の歪みゲージ4aおよび4b(変形量測定手段)
とからなる。
て巻き付けられるベルト1と、ベルト1を筒50に締め
付けるための締め付けホルダー2(締め付け手段)と、
締め付けホルダー2を筒50に固定するためのハウジン
グ3(固定手段)と、ベルト1の変形量を測定するため
の2個の歪みゲージ4aおよび4b(変形量測定手段)
とからなる。
【0024】ベルト1は、その一端がハウジング3にネ
ジ止めされており、他端が、締め付けホルダー2から着
脱自在となっているベルト取り付け金具25(図3参
照)にネジ止めされている。なお、ベルト1の材質とし
ては、ばね鋼が好ましい。これは、筒の微小な変形によ
く追従して伸び縮みするからである。
ジ止めされており、他端が、締め付けホルダー2から着
脱自在となっているベルト取り付け金具25(図3参
照)にネジ止めされている。なお、ベルト1の材質とし
ては、ばね鋼が好ましい。これは、筒の微小な変形によ
く追従して伸び縮みするからである。
【0025】ベルト1の筒締め付け部分の長さはネジ2
7および28により調節可能となっている。
7および28により調節可能となっている。
【0026】締め付けホルダー2は、ハウジング3に設
けられた支軸26を支点として回動可能なフレーム21
(図3参照)と、ベルト取り付け金具25を締め付けて
ベルトに対して一定の張力を加える締め付けネジ22と
を有する。このように構成された締め付けホルダー2
は、ベルト1を筒50に巻き付けた後、ベルト取り付け
金具25をフレーム21内の入れて締め付けネジ22で
締め付けることにより、ベルト1を適度な張力で筒50
に巻き付けることができる。
けられた支軸26を支点として回動可能なフレーム21
(図3参照)と、ベルト取り付け金具25を締め付けて
ベルトに対して一定の張力を加える締め付けネジ22と
を有する。このように構成された締め付けホルダー2
は、ベルト1を筒50に巻き付けた後、ベルト取り付け
金具25をフレーム21内の入れて締め付けネジ22で
締め付けることにより、ベルト1を適度な張力で筒50
に巻き付けることができる。
【0027】ハウジング3は、ベルト1が締め付けホル
ダー2部分以外では接触しないように、間にベルト1が
通る2本の平行なフレーム31aおよび31bを接続し
たものである。その形状は半月形状をなし、筒50の直
径よりわずかに小さい開放部を有し、筒50に対しては
フレーム31a、31b上の各3点で固定される。この
ハウジング3により、筒50自体が振動しても締め付け
ホルダー2部分は筒50と同じように振動する。このた
め、振動による慣性力によって、締め付けホルダー2が
筒50と異なる振動を起こしたりしないので、ベルト1
が筒50の変形以外で伸び縮みすることはない。また、
ベルト1は締め付けホルダー2以外には、ハウジング3
とは接触していないため、筒内圧力の変化による微小な
変形によって確実に伸び縮みすることができる。さら
に、ハウジング3の形状が筒50の直径よりわずかに小
さい開放部を有するようにしているので、筒50への取
り付け固定が容易である。
ダー2部分以外では接触しないように、間にベルト1が
通る2本の平行なフレーム31aおよび31bを接続し
たものである。その形状は半月形状をなし、筒50の直
径よりわずかに小さい開放部を有し、筒50に対しては
フレーム31a、31b上の各3点で固定される。この
ハウジング3により、筒50自体が振動しても締め付け
ホルダー2部分は筒50と同じように振動する。このた
め、振動による慣性力によって、締め付けホルダー2が
筒50と異なる振動を起こしたりしないので、ベルト1
が筒50の変形以外で伸び縮みすることはない。また、
ベルト1は締め付けホルダー2以外には、ハウジング3
とは接触していないため、筒内圧力の変化による微小な
変形によって確実に伸び縮みすることができる。さら
に、ハウジング3の形状が筒50の直径よりわずかに小
さい開放部を有するようにしているので、筒50への取
り付け固定が容易である。
【0028】歪みゲージ4a、4bは、図示するよう
に、筒50に対してその中心を頂点として90度の角度
をなすようにベルト1に取り付けらている。
に、筒50に対してその中心を頂点として90度の角度
をなすようにベルト1に取り付けらている。
【0029】筒の変形を正確に測定するためには、筒に
巻き付けられたベルト全体の伸び縮みを測定することが
望ましいため、ベルトの全周に渡り複数の歪みゲージを
取り付けてもよいが、そうすると、歪みゲージの数が多
くその取り付けが面倒であり、また、各歪みゲージから
の信号の処理も複雑になる。本実施形態では、このよう
な複数の歪みゲージを取り付けるのではなく、わずかに
2個の歪みゲージを90度の角度をなすように取り付け
ることですませている。
巻き付けられたベルト全体の伸び縮みを測定することが
望ましいため、ベルトの全周に渡り複数の歪みゲージを
取り付けてもよいが、そうすると、歪みゲージの数が多
くその取り付けが面倒であり、また、各歪みゲージから
の信号の処理も複雑になる。本実施形態では、このよう
な複数の歪みゲージを取り付けるのではなく、わずかに
2個の歪みゲージを90度の角度をなすように取り付け
ることですませている。
【0030】これは、筒に巻き付けられたベルトのある
点における歪みを考えた場合、その点上における歪みE
は、筒内圧力による筒の円周変化に起因する歪みE1と
筒が振動などにより局部的に変形することによる歪み
(この場合筒自体の円周長は変化しない)E2の和、す
なわち、E=E1+E2となる。そして、振動に起因す
る筒の局部的な変形は、筒と言う形状から、通常、筒の
どこかが外側へ膨らむと、その膨らんだ部分に対して9
0度にある部分が内側へ凹む。これを筒断面で見た場
合、筒が楕円形に変形するものである。このような振動
に起因した筒の変形が起きた場合には、2個の歪みゲー
ジはその計測値が同じで符号が逆になっているので、そ
の和をとれば互いに相殺されて、振動に起因した筒の変
形を圧力変化として誤検出するのを防止することができ
る。
点における歪みを考えた場合、その点上における歪みE
は、筒内圧力による筒の円周変化に起因する歪みE1と
筒が振動などにより局部的に変形することによる歪み
(この場合筒自体の円周長は変化しない)E2の和、す
なわち、E=E1+E2となる。そして、振動に起因す
る筒の局部的な変形は、筒と言う形状から、通常、筒の
どこかが外側へ膨らむと、その膨らんだ部分に対して9
0度にある部分が内側へ凹む。これを筒断面で見た場
合、筒が楕円形に変形するものである。このような振動
に起因した筒の変形が起きた場合には、2個の歪みゲー
ジはその計測値が同じで符号が逆になっているので、そ
の和をとれば互いに相殺されて、振動に起因した筒の変
形を圧力変化として誤検出するのを防止することができ
る。
【0031】一方、筒内の圧力変化による筒の変形で
は、筒全体が膨脹あるいは収縮するため、2個の歪みゲ
ージによる測定結果は、互いに同符号であるので、その
和から筒全体の膨脹や収縮をとらえることができる。
は、筒全体が膨脹あるいは収縮するため、2個の歪みゲ
ージによる測定結果は、互いに同符号であるので、その
和から筒全体の膨脹や収縮をとらえることができる。
【0032】したがって、ベルトに2個歪みゲージを設
けるだけで、確実に筒内圧力の変化を検出することがで
きる。
けるだけで、確実に筒内圧力の変化を検出することがで
きる。
【0033】また、2個の歪みゲージ4aおよび4b
は、ベルト1の伸び縮みの量に応じた電圧を出力するも
ので、圧力変化時のみならず筒内圧力そのものをその電
圧から検出することも可能である。
は、ベルト1の伸び縮みの量に応じた電圧を出力するも
ので、圧力変化時のみならず筒内圧力そのものをその電
圧から検出することも可能である。
【0034】筒内圧力検出装置を筒50に取り付ける際
には、図3に示すように、ベルト1を開放した状態で、
筒50の側方からハウジング3の開放部を圧入してはめ
込み、筒50がハウジング3にはめ込まれた状態で、図
4に示すように、ベルト1を筒50に巻き付けて、ベル
ト取り付け金具25を締め付けホルダー2のフレーム2
1内に入れて、その後、締め付けネジ22によってベル
ト取り付け金具25を締める。これにより、ベルト1に
は適度な張力が与えられて、図1に示したように、筒5
0に対して隙間なくベルト1が巻き付けられる。
には、図3に示すように、ベルト1を開放した状態で、
筒50の側方からハウジング3の開放部を圧入してはめ
込み、筒50がハウジング3にはめ込まれた状態で、図
4に示すように、ベルト1を筒50に巻き付けて、ベル
ト取り付け金具25を締め付けホルダー2のフレーム2
1内に入れて、その後、締め付けネジ22によってベル
ト取り付け金具25を締める。これにより、ベルト1に
は適度な張力が与えられて、図1に示したように、筒5
0に対して隙間なくベルト1が巻き付けられる。
【0035】以上のように構成された本実施形体の筒内
圧力検出装置による筒内圧力の検出結果について説明す
る。
圧力検出装置による筒内圧力の検出結果について説明す
る。
【0036】図5は、筒内部に既存の圧力センサを装着
して筒内部の圧力を実測した結果(図5A)と、本実施
形態の筒内圧力検出装置による圧力変化の検出結果(図
5B)とを示す図である。各図において、縦軸は信号出
力(V)、横軸は、時間である(以下同様)。図から分
かる通り、本実施形態の筒内圧力検出装置は、筒内部の
圧力を実測した結果とよく一致しており、筒内圧力の変
化を正確に検出している。
して筒内部の圧力を実測した結果(図5A)と、本実施
形態の筒内圧力検出装置による圧力変化の検出結果(図
5B)とを示す図である。各図において、縦軸は信号出
力(V)、横軸は、時間である(以下同様)。図から分
かる通り、本実施形態の筒内圧力検出装置は、筒内部の
圧力を実測した結果とよく一致しており、筒内圧力の変
化を正確に検出している。
【0037】図6は、筒内圧力を急激に変化させたとき
の実測値と、本実施形態の筒内圧力検出装置による圧力
変化の検出結果を示す図である。図から分かるように、
本実施形態の筒内圧力検出装置による検出結果は、筒内
圧力が急激に変化した場合でも確実にその変化をとらえ
ている。
の実測値と、本実施形態の筒内圧力検出装置による圧力
変化の検出結果を示す図である。図から分かるように、
本実施形態の筒内圧力検出装置による検出結果は、筒内
圧力が急激に変化した場合でも確実にその変化をとらえ
ている。
【0038】図7は、筒に振動を加えたときの、従来の
検出装置(筒の直径を測定する装置)による検出結果
(図7A)と、本実施形態の筒内圧力検出装置による検
出結果(図7B)とを示す図である。図から分かるよう
に、本実施形態の筒内圧力検出装置では、従来装置と比
較して、振動の影響が約1/10以下になっており、振
動による誤検出が防止されている。
検出装置(筒の直径を測定する装置)による検出結果
(図7A)と、本実施形態の筒内圧力検出装置による検
出結果(図7B)とを示す図である。図から分かるよう
に、本実施形態の筒内圧力検出装置では、従来装置と比
較して、振動の影響が約1/10以下になっており、振
動による誤検出が防止されている。
【0039】以上のような実際の検出結果から分かるよ
うに、本実施形態の筒内圧力検出装置では、筒内圧力の
変化を確実にとらえ、かつ、振動による誤検出を防止す
ることができるしたがて、ディーゼルエンジンのような
振動が多く発生するようなものにおける筒内圧力の変化
を検出するのに好適である。
うに、本実施形態の筒内圧力検出装置では、筒内圧力の
変化を確実にとらえ、かつ、振動による誤検出を防止す
ることができるしたがて、ディーゼルエンジンのような
振動が多く発生するようなものにおける筒内圧力の変化
を検出するのに好適である。
【0040】なお、本発明は、ベルト(帯部材)に代え
て、ワイヤーを利用することもできるが、ワイヤーの場
合、測定する筒の材質によっては、筒の変形によりワイ
ヤーが筒外壁に食い込むこともあるので、帯部材と比較
すると、余り好ましいものではない。
て、ワイヤーを利用することもできるが、ワイヤーの場
合、測定する筒の材質によっては、筒の変形によりワイ
ヤーが筒外壁に食い込むこともあるので、帯部材と比較
すると、余り好ましいものではない。
【図1】 本発明を適用した実施形態の筒内圧力検出装
置を、筒断面方向から見た図である。
置を、筒断面方向から見た図である。
【図2】 上記筒内圧力検出装置を、筒側方から見た図
である。
である。
【図3】 上記筒内圧力検出装置の筒への取り付け方法
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図4】 上記筒内圧力検出装置の筒への取り付け方法
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図5】 筒内圧力の実測値(図5A)と、実施形態の
筒内圧力検出装置による検出結果(図5B)を示す図で
ある。
筒内圧力検出装置による検出結果(図5B)を示す図で
ある。
【図6】 筒内圧力の急激な変化の実測値と、実施形態
の筒内圧力検出装置による検出結果を示す図である。
の筒内圧力検出装置による検出結果を示す図である。
【図7】 筒に振動を加えたときの従来の筒内圧力検出
装置による検出結果(図7A)と、実施形態の筒内圧力
検出装置による検出結果(図7B)を示す図である。
装置による検出結果(図7A)と、実施形態の筒内圧力
検出装置による検出結果(図7B)を示す図である。
1…ベルト、 2…締め付けホルダー、 3…ハウジング、 4a,4b…歪みゲージ。
Claims (6)
- 【請求項1】 筒内の圧力変化を筒自体の膨脹や収縮か
ら検出する筒内圧力検出装置であって、 前記筒の外周に沿って帯部材を巻き付け、該帯部材の変
形量から筒内圧力を検出することを特徴とする筒内圧力
検出装置。 - 【請求項2】 筒内の圧力変化を筒自体の膨脹や収縮か
ら検出する筒内圧力検出装置であって、 前記筒の外周に沿って巻き付けられた帯部材と、 前記帯部材の変形量を測定する変形量測定手段と、を有
することを特徴とする筒内圧力検出装置。 - 【請求項3】 前記変形量測定手段は、前記筒に対して
90度の角度をなす位置に設けられていることを特徴と
する請求項2記載の筒内圧力検出装置。 - 【請求項4】 前記帯部材は、締め付け手段により一定
の張力で筒外周に沿って巻き付けられていることを特徴
とする請求項2または3記載の筒内圧力検出装置。 - 【請求項5】 前記締め付け手段は、固定手段により前
記筒に固定されることを特徴とする請求項4記載の筒内
圧力検出装置。 - 【請求項6】 前記固定手段は、前記筒の直径よりわず
かに小さく、筒外周に圧入できる開放部を有することを
特徴とする請求項5記載の筒内圧力検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11136322A JP2000329635A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 筒内圧力検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11136322A JP2000329635A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 筒内圧力検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000329635A true JP2000329635A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15172525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11136322A Withdrawn JP2000329635A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 筒内圧力検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000329635A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102252852A (zh) * | 2011-01-26 | 2011-11-23 | 中国人民解放军军事交通学院 | 柴油发动机信号采集装置及其燃烧质量检测和无负荷测功方法 |
WO2013168720A1 (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | 株式会社原子力エンジニアリング | ひずみゲージホルダー |
CN105339771A (zh) * | 2013-06-06 | 2016-02-17 | 高级传感设计工艺有限责任公司 | 用于压力测量的装置和方法 |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP11136322A patent/JP2000329635A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9638554B2 (en) | 2012-05-08 | 2017-05-02 | Nuclear Engineering, Ltd. | Strain gauge holder |
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