JP2000329342A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2000329342A
JP2000329342A JP11138198A JP13819899A JP2000329342A JP 2000329342 A JP2000329342 A JP 2000329342A JP 11138198 A JP11138198 A JP 11138198A JP 13819899 A JP13819899 A JP 13819899A JP 2000329342 A JP2000329342 A JP 2000329342A
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combustion
temperature
predetermined
vaporizer
silicon
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JP11138198A
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English (en)
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Takehiko Shigeoka
武彦 重岡
Kazutada Momoda
和忠 桃田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石油温風暖房機に用いる燃焼装置に関し、燃
焼の異常状態に応じた異常表示を行い良好な燃焼が維持
できるようにする。 【解決手段】 気化器21の温度が第2所定温度より高
い状態で燃焼センサー35の出力が第1所定値より低く
なったときに、制御部44は異常信号を表示部46へ出
力し、表示部46はシリコンが付着の予告手段を作動を
するようになっているので、使用者に明確にシリコンが
付着ということを報知することができるとともに、使用
者は事前にシリコンが付着時の処置例えばシリコン除去
するクリーニングなどの処置をすることができ、燃焼装
置の寿命を延ばすことができるようになり、異常に至る
前に処置が可能となり安全性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料を燃焼させる石
油温風暖房機等の燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の燃焼装置は、室内の空気を
燃焼用空気として取り入れ、室内に燃焼排ガスを放出す
る開放型燃焼装置と室外の空気を燃焼用空気として取り
入れ、室外に燃焼排ガスを放出する密閉型燃焼装置とが
ある。前者においては最近のような気密性の高い室内等
で使用した場合、室内の酸素濃度が低下し酸欠状態とな
って不完全燃焼を起こし、一酸化炭素の発生量が増大す
るという問題を有し、後者においては燃焼用空気と排気
ガスの通路となる給排気筒の詰まりで不完全燃焼を起こ
し排気管外れや排気管の一部が破損した場合、その排気
ガスが室内に逆流するというような問題があった。
【0003】そこで、近年では燃焼状態の変化を敏感に
検出する方法の燃焼センサーとして、燃焼火炎中にフレ
ームロッドを配設し、フレームロッドとバーナ間に電圧
を印加して、その間に流れる微弱なイオン電流を利用し
て、火炎の有無や酸素濃度の低下等による異常燃焼を検
出し、酸素濃度が基準値よりも低下して不完全燃焼が発
生した場合や給油系、給気系の不具合による異常燃焼が
発生した場合に安全装置を働かせて燃焼を停止させるも
のが知られている。
【0004】ここで従来の開放型燃焼装置の例を用いて
説明する。図13は従来の開放型燃焼装置の構成を示す
ものであり、まずタンク1にカートリッジタンク2から
燃料が供給されるとともに、同タンク2の燃料はポンプ
3によって気化器4に供給され、ここで気化されてノズ
ル5より噴出される。そしてこのノズル5から噴出され
た燃料は、エジェクタ効果により一次空気を吸引しなが
らバーナ部6に供給され、そこで燃焼される。生じた燃
焼排ガスは、バーナ部6の周囲を覆うように配設された
燃焼筒7で上方へ導かれ、上記燃焼筒7を覆ったダクト
8で送風機9からの室内空気流と混合され、温風として
室内へ排出されて暖房に利用される。そして、この燃焼
装置はポンプ3の駆動周波数や印加電圧を変えて燃料供
給量を調節すると、一次空気量もそれにつれて増減し、
燃料と空気の比が一定に保たれたまま燃焼量を変えるこ
とができるようになっている。
【0005】また、燃焼火炎中にはバーナ部6の近傍に
配設したフレームロッド10が配設してあり、このフレ
ームロッド10とバーナ部6に電圧を印加すると、燃焼
火炎のイオン化現象でフレームロッド10とバーナ部6
の間に微弱なイオン電流が流れ、その電流を計測するこ
とによって、着火検出や燃焼安定性などの燃焼状態を得
られる。そこで燃焼装置の制御部は、燃焼状態に対応す
るフレームロッド10とバーナ部6の間に電圧を印加し
流れた電流量を測定して得らることを燃焼センサーとし
て用い、この燃焼センサーの出力を得て、燃焼制御する
ようになっていて、バーナ部39の燃焼が何らかの原因
で異常を生じた場合、例えば燃焼用空気が極端に少なく
なったり酸欠状態になった場合には燃焼センサーの電流
値が下がり、異常として機器停止しようとする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成の燃焼装置、例えば密閉型燃焼装置にお
いては、油配管工事等で使用するシール材にシリコンオ
イルが含有されていたり、送油経路に使用するホースに
シリコンオイルが含有されている等、何らかの理由で燃
料中にシリコンオイルが混ざった場合や、開放型燃焼装
置においては、シリコンオイルを含有するヘアースプレ
イ、化粧品等を頻繁に使用すると、室内にシリコンオイ
ルが飛散して蒸発し、この蒸発したシリコンオイルが燃
焼用空気と混合してバーナに供給される。このように給
油系や給気系を経由してシリコンオイルを含有した混合
ガスがバーナ部6に供給され燃焼すると、シリコンオイ
ルから二酸化硅素(SiO2)が生成される。この生成
された二酸化硅素は燃焼火炎中で浮遊するが、燃焼火炎
中に配設されたフレームロッド10とバーナ部6の間に
常時、印加されている電圧により帯電され、フレームロ
ッド10の表面の酸化皮膜と結合して、フレームロッド
10の表面に蓄積する。そのため、フレームロッド10
の表面抵抗が増大して、フレームロッド10とバーナ部
6の間に流れるイオン電流が減少する。
【0007】つまり、燃焼状態は正常にもかかわらず燃
焼センサーの出力が低下して、予め設定している検出レ
ベル以下となり所定時間保持すると、燃焼検出部65が
燃焼不良と判断して、燃焼制御部66により運転を停止
してしまうという問題があった。近年特に、建材や化粧
品にシリコンを含有した商品が多くなり、前記現象によ
るトラブルが多発する傾向になってきた。
【0008】また、フレームロッド10にシリコンが付
着してイオン電流が減少するため、着火検出レベルおよ
び失火などの異常検出レベルを極端に低いレベルに設定
して検出を行うというような方法も考えられるが、この
場合ノイズ等による誤動作やイオン電流が微弱であるた
め燃焼火炎以外の不純物付着などによる洩れ電流の影響
を受け易いという問題があり、安易に検出レベルを低下
させるということができなかった。
【0009】本発明は上記問題を解決するもので、燃焼
センサーの出力と検出した気化器の温度を比較すること
で、バーナ部6にシリコンが付着したことを検出して、
長期にわたって安全に燃焼装置が使用できることを課題
としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、燃料を貯蔵するタンクと、前記タンクから燃
料を吸引吐出するポンプと、前記ポンプによって供給さ
れる燃料を気化しノズルより噴出させる気化器と、気化
ガスを燃焼させるとともに前記気化器をその燃焼熱で加
熱するバーナ部と、前記バーナ部近傍に配設し前記バー
ナの燃焼炎中に入れたフレームロッドとバーナ部の間に
電圧を印加し流れた電流量を測定して燃焼状態を検知す
るフレームロッド方式の燃焼センサーと、前記気化器の
温度を検出する気化器温度検出手段と、前記気化器を昇
温させるヒータと、前記燃焼センサーなどの信号を受け
て前記ポンプなどの運転条件を制御して前記バーナ部の
燃焼を制御する制御部と、前記制御部からの信号に基づ
いて前記バーナ部の運転条件などの状態を表示する表示
部とを備え、前記制御部は、前記気化器の温度が低下し
て燃焼異常を生じる直前の第1所定温度と、通常燃焼時
の温度より低く第1所定温度より高い第2所定温度を設
定し、燃焼開始から所定時間後の気化器温度検出手段に
よって検出した気化器の温度が、第2所定温度より高い
状態で、燃焼センサーの出力が第1所定値より低くなっ
たときに、制御部はシリコンが付着したとしての異常信
号を表示部へ出力し、表示部でシリコンが付着の予告手
段を作動をする構成としてある。
【0011】上記発明によれば、経年的にポンプの能力
が低下してポンプからの燃料供給量が極端に減少した場
合や、変質したり異種油が混合した不良燃料を燃焼さ
せ、気化器のノズルにタールが付着して噴出圧損が極端
に大きくなった場合等には、ノズルからの気化ガスの噴
出量が減少して燃焼量が低下する。そして燃焼量が減少
すると、気化器の受熱部に対するバーナ部からの加熱量
が減少して、受熱量が低下し、気化器温度が下がり、こ
れを気化器温度検出手段が検出するので、経年変化やタ
ール付着による燃焼量低下を検出することが出来る。し
たがって燃焼開始から所定時間後つまり、着火直後など
の過渡期を除く安定時に、気化器温度検出手段によって
検出した気化器の温度が第1所定温度より低くなったと
きに、燃焼量ダウンしたとして判断でき、また、気化器
の温度が第1所定温度より高い状態で燃焼センサーの出
力が第1所定値より低くなったときに、燃焼量ダウン以
外の原因による燃焼センサーの出力の低下として判断で
きる。
【0012】ここで、燃焼量ダウン以外の原因による燃
焼センサーの出力の低下の原因として、大きく、燃焼セ
ンサーのフレームロッドロッド等のバーナ部にシリコン
が付着した場合と、密閉室内で燃焼装置を使用して燃焼
用空気の酸素が欠乏した酸欠燃焼の場合に分けられる。
【0013】前者のシリコンが付着した場合は、燃焼量
が変化しないので受熱部から回収する熱量が低下しない
ので、気化器温度検出手段によって検出する気化器の温
度が通常燃焼と変わらず、気化器温度検出手段によって
検出した気化器の温度が、第1所定温度より高めに設定
した第2所定温度より高い状態で、燃焼センサーの出力
が第1所定値より低くなったときに、シリコンが付着し
たとして判断できる。
【0014】また後者の酸欠燃焼の場合は、燃焼用空気
量は変化しないが燃焼用空気の酸素成分が不足するた
め、バーナ部での燃料を燃焼させるための時間が長くな
るつまり空気不足の状態で燃焼炎が長くなるリフト燃焼
となため、この酸欠燃焼が進行していくと、燃焼量が変
化しないが受熱部から回収する熱量は低下し、気化器温
度検出手段によって検出する気化器の温度が低下してい
くとともに、不完全燃焼状態となり、燃焼センサーの出
力も低下していく。このとき、気化器温度検出手段によ
って検出する気化器の温度は、燃焼量が変化しないた
め、受熱部から回収する熱量は低下していくが、タール
付着等で燃焼量が減少する場合に比べ、燃焼センサーの
出力の低下の度合いに対して、気化器の温度低下の度合
いは緩やかであり、気化器の温度が第1所定温度より高
く第2所定温度より低い状態で、燃焼センサーの出力が
第1所定値より低くなったときに、酸欠燃焼状態として
判断できる。
【0015】即ち、気化器の温度が第2所定温度より高
い状態で、燃焼センサーの出力が第1所定値より低くな
ったときにシリコンが付着したと判断でき、燃焼センサ
ーの出力が第1所定値より高めに設定した第2所定値よ
り高い状態で、気化器の温度が第1所定温度より低くな
ったときに、タール付着等で燃焼量が減少したと判断で
き、気化器の温度が第1所定温度より高く第2所定温度
より低い状態で、燃焼センサーの出力が第1所定値より
低くなったときに、酸欠燃焼と判断できる。
【0016】つまり、気化器の温度が第2所定温度より
高い状態で燃焼センサーの出力が第1所定値より低くな
ったときに、制御部は異常信号を表示部へ出力し、表示
部はシリコンが付着の予告手段を作動をするようになっ
ているので、使用者に明確にシリコンが付着ということ
を報知することができるとともに、使用者は事前にシリ
コンが付着時の処置例えばシリコン除去するクリーニン
グなどの処置をすることができ、装置の寿命を延ばすこ
とができるようになり、異常に至る前に処置が可能とな
り安全性も向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、燃料を貯蔵す
るタンクと、前記タンクから燃料を吸引吐出するポンプ
と、前記ポンプによって供給される燃料を気化しノズル
より噴出させる気化器と、気化ガスを燃焼させるととも
に前記気化器をその燃焼熱で加熱するバーナ部と、前記
バーナ部近傍に配設し前記バーナの燃焼炎中に入れたフ
レームロッドとバーナ部の間に電圧を印加し流れた電流
量を測定して燃焼状態を検知するフレームロッド方式の
燃焼センサーと、前記気化器の温度を検出する気化器温
度検出手段と、前記気化器を昇温させるヒータと、前記
燃焼センサーなどの信号を受けて前記ポンプなどの運転
条件を制御して前記バーナ部の燃焼を制御する制御部
と、前記制御部からの信号に基づいて前記バーナ部の運
転条件などの状態を表示する表示部とを備え、前記制御
部は、前記気化器の温度が低下して燃焼異常を生じる直
前の第1所定温度と、通常燃焼時の温度より低く第1所
定温度より高い第2所定温度を設定し、燃焼開始から所
定時間後の前記気化器温度検出手段によって検出した前
記気化器の温度が、前記第2所定温度より高い状態で、
前記燃焼センサーの出力が前記第1所定値より低くなっ
たときに、前記制御部はシリコンが付着したとしての異
常信号を前記表示部へ出力し、この表示部でシリコンが
付着の予告手段を作動させる構成としたものである。
【0018】そして、経年的にポンプの能力が低下して
ポンプからの燃料供給量が極端に減少した場合や、変質
したり異種油が混合した不良燃料を燃焼させ、気化器の
ノズルにタールが付着して噴出圧損が極端に大きくなっ
た場合等には、ノズルからの気化ガスの噴出量が減少し
て燃焼量が低下する。そして燃焼量が減少すると、気化
器の受熱部に対するバーナ部からの加熱量が減少して、
受熱量が低下し、気化器温度が下がり、これを気化器温
度検出手段が検出するので、経年変化やタール付着によ
る燃焼量低下を検出することが出来る。したがって燃焼
開始から所定時間後つまり、着火直後などの過渡期を除
く安定時に、気化器温度検出手段によって検出した気化
器の温度が第1所定温度より低くなったときに、燃焼量
ダウンしたとして判断でき、また、気化器の温度が第1
所定温度より高い状態で燃焼センサーの出力が第1所定
値より低くなったときに、燃焼量ダウン以外の原因によ
る燃焼センサーの出力の低下として判断できる。
【0019】ここで、燃焼量ダウン以外の原因による燃
焼センサーの出力の低下の原因として、大きく、燃焼セ
ンサーのフレームロッドロッド等のバーナ部にシリコン
が付着した場合と、密閉室内で燃焼装置を使用して燃焼
用空気の酸素が欠乏した酸欠燃焼の場合に分けられる。
【0020】前者のシリコンが付着した場合は、燃焼量
が変化しないので受熱部から回収する熱量が低下しない
ので、気化器温度検出手段によって検出する気化器の温
度が通常燃焼と変わらず、気化器温度検出手段によって
検出した気化器の温度が、第1所定温度より高めに設定
した第2所定温度より高い状態で、燃焼センサーの出力
が第1所定値より低くなったときに、シリコンが付着し
たとして判断できる。
【0021】また後者の酸欠燃焼の場合は、燃焼用空気
量は変化しないが燃焼用空気の酸素成分が不足するた
め、バーナ部での燃料を燃焼させるための時間が長くな
るつまり空気不足の状態で燃焼炎が長くなるリフト燃焼
となため、この酸欠燃焼が進行していくと、燃焼量が変
化しないが受熱部から回収する熱量は低下し、気化器温
度検出手段によって検出する気化器の温度が低下してい
くとともに、不完全燃焼状態となり、燃焼センサーの出
力も低下していく。このとき、気化器温度検出手段によ
って検出する気化器の温度は、燃焼量が変化しないた
め、受熱部から回収する熱量は低下していくが、タール
付着等で燃焼量が減少する場合に比べ、燃焼センサーの
出力の低下の度合いに対して、気化器の温度低下の度合
いは緩やかであり、気化器の温度が第1所定温度より高
く第2所定温度より低い状態で、燃焼センサーの出力が
第1所定値より低くなったときに、酸欠燃焼状態として
判断できる。
【0022】即ち、気化器の温度が第2所定温度より高
い状態で、燃焼センサーの出力が第1所定値より低くな
ったときにシリコンが付着したと判断でき、燃焼センサ
ーの出力が第1所定値より高めに設定した第2所定値よ
り高い状態で、気化器の温度が第1所定温度より低くな
ったときに、タール付着等で燃焼量が減少したと判断で
き、気化器の温度が第1所定温度より高く第2所定温度
より低い状態で、燃焼センサーの出力が第1所定値より
低くなったときに、酸欠燃焼と判断できる。
【0023】つまり、気化器の温度が第2所定温度より
高い状態で燃焼センサーの出力が第1所定値より低くな
ったときに、制御部は異常信号を表示部へ出力し、表示
部はシリコンが付着の予告手段を作動をするようになっ
ているので、使用者に明確にシリコンが付着ということ
を告知することができるとともに、使用者は事前にシリ
コンが付着時の処置例えばシリコン除去するクリーニン
グなどの処置をすることができ、装置の寿命を延ばすこ
とができるようになり、異常に至る前に処置が可能とな
り安全性も向上する。
【0024】請求項2の発明は、制御部は、気化器の温
度が低下して燃焼異常を生じる直前の第1所定温度と、
通常燃焼時の温度より低く前記第1所定温度より高い第
2所定温度を設定し、燃焼開始から所定時間後の気化器
温度検出手段によって検出した気化器の温度が、前記第
2所定温度より高い状態で、燃焼センサーの出力が第1
所定値より低くなったときに、前記制御部はシリコンが
付着したとして、異常のフラッグを記憶するとともに、
燃焼開始時の燃焼センサーなどの異常信号を受けて装置
停止したときに、シリコンが付着したとしての異常信号
を表示部へ出力し、この表示部でシリコンが付着の警告
手段を作動をする構成としたものである。
【0025】そして、請求項1と同様に気化器の温度が
第2所定温度より高い状態で、燃焼センサーの出力が第
1所定値より低くなったときに、制御部はシリコンが付
着したとして、制御部は異常のフラッグを記憶し、この
異常のフラッグがある場合で、燃燃焼開始時の燃焼セン
サーなどの異常信号を受けて装置停止したときに、シリ
コンが付着したとしての異常信号を表示部へ出力し、表
示部はシリコンが付着の警告手段を作動をするので、使
用者は、異常停止の原因をシリコンが付着と判断できる
ようになる。
【0026】したがって、使用者は、シリコンが付着の
処置例えばシリコン除去するクリーニングなどの処置を
することができ、メンテナンス性は向上する。また表示
部は、装置停止したときに、シリコンが付着の警告手段
を作動をするので、使用者が異常の予告と異常状態であ
る場合の誤認識して、まだ使用可能であるのに使用でき
ないという不安感を防止することができるようになる。
【0027】さらに、異常のフラッグを記憶するので、
燃焼開始から所定時間以内に、燃焼センサーなどの異常
信号を受けて装置停止したときや、気化器温度検出手段
の検出温度が第2所定温度付近で燃焼量ダウンで不安定
になり燃焼センサーなどの他の異常信号を受けて装置停
止した場合においても、表示部はシリコンが付着の警告
手段を作動をするので、使用者は、異常停止の原因をシ
リコンが付着と判断でき、その範囲が拡大されるように
なる。
【0028】請求項3の発明は、制御部は、気化器の温
度が低下して燃焼異常を生じる直前の第1所定温度と、
通常燃焼時の温度より低く前記第1所定温度より高い第
2所定温度を設定し、燃焼開始から所定時間後の気化器
温度検出手段によって検出した気化器の温度が、前記第
2所定温度より高い状態で、燃焼センサーの出力が第1
所定値より低くなったときに、前記制御部はシリコンが
付着したとして、異常信号を表示部へ出力し、この表示
部でシリコンが付着の警告手段を作動をするとともに、
機器停止するよう制御する構成としたものである。
【0029】そして、請求項1と同様に気化器の温度が
第2所定温度より高い状態で、燃焼センサーの出力が第
1所定値より低くなったときに、制御部はシリコンが付
着したとして、異常信号を表示部へ出力し、表示部でシ
リコンが付着の警告手段を作動をするとともに、装置停
止するよう制御するので、シリコンが付着する事によっ
て生じる燃焼用空気通路や燃焼排ガス通路の閉塞による
異常燃焼等を防止することはでき、安全性は増すととも
に使用者に明確にシリコンが付着ということを告知する
ことができ、シリコンが付着の処置つまりクリーニング
などの処置が効果的に出来、メンテナンス性が向上す
る。
【0030】請求項4の発明は、前記制御部は、気化器
の温度が低下して燃焼異常を生じる直前の第1所定温度
と、通常燃焼時の温度より低く前記第1所定温度より高
い第2所定温度を設定し、燃焼開始から所定時間後の気
化器温度検出手段によって検出した気化器の温度が、前
記第2所定温度より高い状態で、燃焼センサーの出力が
第1所定値より低くなったときに、前記制御部はシリコ
ンが付着したとして、異常信号を表示部へ出力し、この
表示部でシリコンが付着の警告手段を作動をして機器停
止するとともに、シリコン除去手段を作動する構成とた
ものである。
【0031】そして、請求項3と同様の効果が得られる
とともに、シリコンが付着に対して燃焼センサーの出力
が敏感すぎて早切れしやすいものにおいては、シリコン
が付着の処置つまりクリーニングなどの処置を自動的に
行うシリコン除去手段を作動するので、使用者のメンテ
ナンスが不要となり、使い勝手は向上するとともに、長
期に安全に使用することが出来るようになる。
【0032】請求項5の発明は、燃料を貯蔵するタンク
と、前記タンクから燃料を吸引吐出するポンプと、前記
ポンプによって供給される燃料を気化しノズルより噴出
させる気化器と、この気化ガスを燃焼させるとともに前
記気化器をその燃焼熱で加熱するバーナ部と、前記バー
ナ部近傍に配設し前記バーナの燃焼炎中に入れたフレー
ムロッドと前記バーナ部の間に電圧を印加し流れた電流
量を測定して燃焼状態を検知するフレームロッド方式の
燃焼センサーと、前記気化器の温度を検出する気化器温
度検出手段と、前記気化器を昇温させるヒータと、前記
燃焼センサーなどの信号を受けて前記ポンプなどの運転
条件を制御して前記バーナ部の燃焼を制御する制御部
と、前記制御部からの信号に基づいて前記バーナ部の運
転条件などの状態を表示する表示部とを備え、前記制御
部は、前記気化器の温度が低下して燃焼異常を生じる直
前の第1所定温度と、燃焼異常を生じて機器が使用不能
となる直前の時の燃焼センサーの出力に相当する第1所
定値と、通常燃焼時より低く前記第1所定値より高い第
2所定値を設定し、前記燃焼センサーの出力が前記第2
所定値より高い状態で、燃焼開始から所定時間後の前記
気化器温度検出手段によって検出した前記気化器の温度
が、前記第1所定温度より低くなったときに、前記制御
部は異常燃焼量ダウンしたとして、異常信号を表示部へ
出力し、この表示部は燃焼量ダウンの警告手段を作動さ
せるとともに、機器停止するものである。
【0033】そして、請求項1のように、燃焼センサー
の出力が第2所定値より高い状態で、気化器の温度が第
1所定温度より低くなったときに、タール付着等で燃焼
量が減少したと判断でき、このとき、制御部は異常燃焼
量ダウンしたとして、異常信号を表示部へ出力し、表示
部は燃焼量ダウンの警告手段を作動をするとともに、機
器停止するよう制御するので、燃焼量ダウン時に燃焼セ
ンサーなどの異常信号を受ける前に機器停止することは
でき、安全性は増すとともに、燃焼量ダウンの処置つま
りクリーニングなどの処置が効果的に出来、メンテナン
ス性が向上する。
【0034】請求項6の発明は、燃料を貯蔵するタンク
と、前記タンクから燃料を吸引吐出するポンプと、前記
ポンプによって供給される燃料を気化しノズルより噴出
させる気化器と、この気化ガスを燃焼させるとともに前
記気化器をその燃焼熱で加熱するバーナ部と、前記バー
ナ部近傍に配設し前記バーナの燃焼炎中に入れたフレー
ムロッドと前記バーナ部の間に電圧を印加し流れた電流
量を測定して燃焼状態を検知するフレームロッド方式の
燃焼センサーと、前記気化器の温度を検出する気化器温
度検出手段と、前記気化器を昇温させるヒータと、前記
燃焼センサーなどの信号を受けて前記ポンプなどの運転
条件を制御して前記バーナ部の燃焼を制御する制御部
と、前記制御部からの信号に基づいて前記バーナ部の運
転条件などの状態を表示する表示部とを備え、前記制御
部は、前記気化器の温度を燃焼異常を生じる直前の第1
所定温度と、通常燃焼時の温度より低く前記第1所定温
度より高い第2所定温度と、燃焼異常を生じて機器が使
用不能となる直前の時の前記燃焼センサーの出力に相当
する第1所定値と、通常燃焼時より低く前記第1所定値
より高い第2所定値を設定し、燃焼開始から所定時間後
の前記気化器温度検出手段によって検出した前記気化器
の温度が、前記第1所定温度より高く第2所定温度より
低い状態で、前記燃焼センサーの出力が前記第2所定値
より低くなったときに、前記制御部は酸欠状態として、
異常信号を表示部へ出力し、この表示部で酸欠の予告手
段を作動する構成としてある。
【0035】そして、請求項1のように、気化器の温度
が第1所定温度より高く第2所定温度より低い状態で、
燃焼センサーの出力が第2所定値より低くなったとき
に、酸欠燃焼と判断でき、このとき、制御部は酸欠燃焼
による異常燃焼したとして、異常信号を表示部へ出力
し、表示部は酸欠燃焼による異常燃焼の予告手段を作動
をするようになっているので、使用者に酸欠燃焼状態で
あることを明確に告知でき、使用者が酸欠燃焼の処置つ
まり窓の開放して空気の入れ換えなどの処置が的確に出
来るようになり、機器停止することなく出来、使い勝手
は増すとともに、して安全性は向上する。
【0036】請求項7の発明は、制御部は、気化器の温
度を燃焼異常を生じる直前の第1所定温度と、通常燃焼
時の温度より低く前記第1所定温度より高い第2所定温
度と、燃焼異常を生じて機器が使用不能となる直前の時
の燃焼センサーの出力に相当する第1所定値と、通常燃
焼時のより低く前記第1所定値より高い第2所定値を設
定し、燃焼開始から所定時間後の気化器温度検出手段に
よって検出した気化器の温度が、第1所定温度より高く
第2所定温度より低い状態で、燃焼センサーの出力が前
記第1所定値より低くなったときに、前記制御部は酸欠
状態として、異常信号を表示部へ出力し、この表示部で
酸欠の警告手段を作動をするとともに、機器停止するも
のである。
【0037】そして、請求項6と同様の効果が得られ、
気化器の温度が第1所定温度より高く第2所定温度より
低い状態で、燃焼センサーの出力が第1所定値より低く
なったときに、酸欠燃焼と判断でき、このとき、制御部
は酸欠燃焼による異常燃焼したとして、異常信号を表示
部へ出力し、表示部は酸欠燃焼による異常燃焼の警告手
段を作動をするとともに、機器停止するよう制御するの
で、使用者に酸欠燃焼状態であることを明確に告知で
き、使用者が酸欠燃焼の処置つまり窓を開放して空気の
入れ換えなどの処置が的確に出来るようになり、安全性
は増すとともに、間違った対処例えばバーナ部の修理な
どを防止することが出来、メンテナンス性が向上する。
【0038】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。
【0039】(実施例1)図1は本発明の実施例1の燃
焼装置の構成図である。また図2は同燃焼装置を用いた
温風暖房装置の構成図、図3は同制御ブロック図、図
4、図5は同燃焼装置の燃焼量と受熱量との関係を示す
特性図、図6、図7、図8は同燃焼装置のシーケンスを
示すフローチャートである。
【0040】まず、図1を用いて燃焼装置20の構成を
説明する。21は真鍮製の気化器で、その上部に円形の
バーナ受け座22を設け、バーナ受け座22のほぼ中央
に位置するようにノズル23を配置し、バーナ受け座2
2とノズル23の間に燃焼用空気を供給する一次空気取
り入れ用の開口を設け、そして、ノズル23に連通する
連通口24を介して円筒状の気化室25を外周方向に伸
ばして一体形成してある。
【0041】上記気化室25には、気化を促進する気化
素子26を配設してあり、また、ノズル23の反対側の
下部端に燃料を供給する燃料供給口27を配設してあ
る。また気化器21の気化室25の反対側のバーナ受け
座22の下面側に沿うようにヒータ28とその近傍に気
化器温度検出手段29が配設してある。
【0042】30はノズル23の上方に位置する如くバ
ーナ受け座22に載置した無底筒状の混合管で、ノズル
23と対向しており、ノズル23から噴出された燃料ガ
スとその燃料ガスの噴出によるエジェクター効果で吸引
する一次空気とを混合させるようになっている。
【0043】31は混合管30を覆う如く上開口部側か
らバーナ受け座22に重ねて着した有天筒状のバーナ部
で、下部周壁に多数の炎孔31aを形成してある。
【0044】32は炎孔31Aの外周部を囲む如くバー
ナ受け座22に取り付けた上向きテーパー状のバーナリ
ング、33はバーナ受け座22に形成した受熱部であ
る。
【0045】34は、バーナ部31の近傍に配設したフ
レームロッドで、このフレームロッド34とバーナ部3
1に電圧を印加して流れた電流量を測定して得らること
を燃焼センサー35として用いている。
【0046】図2において、36は本体ケースで、その
下方側部に液体燃料を保有するタンク37とそのタンク
37上部に着脱自在なカートリッジタンク38が配設し
てある。39はタンク37の上面に取付けたしたポンプ
で、その上端から送油パイプ40を導出して燃焼装置2
0に燃料を供給するようになっている。41は燃焼装置
20からの燃焼ガスを上方へ導く燃焼筒で、その背部に
室内空気流を取入れ送出する送風機42が配設してあ
る。43は燃焼筒41からの燃焼排ガスと送風機42か
らの室内空気流を混合して温風にするダクトである。4
4はポンプ39、ヒータ28、そして送風機42を制御
する制御部で、図3に示すように、操作部45から入力
される運転条件信号や燃焼センサー、気化器温度検出手
段等29の出力に基づいて予め決められたシーケンスで
ポンプ39や送風機42などを制御し、またバーナ部3
1の運転条件などの状態を表示部46で表示するように
制御している。
【0047】上記構成において、カートリッジタンク3
8から一定油面を保つようにタンク37に供給されてい
る液体燃料は、ポンプ39によってタンク37から吸い
上げられ、送油パイプ40、燃料供給口27を介して燃
焼装置20の気化室25に送られる。送られた燃料はヒ
ータ28で所定温度以上に保たれた気化室25内で気化
し高圧の燃料ガスとなってノズル23から噴出され、そ
の際エジェクタ効果により一次空気を吸引しながら気化
室25の下流側に設けた混合管30内で混合されてバー
ナ部31内に供給され、炎孔31Aから噴出して燃焼さ
れる。そして生じた燃焼排ガスは燃焼筒41の上方へ流
れてゆき、ダクト43内で送風機42からの室内空気流
と混合され、温風として排出されて暖房に利用される。
そして、制御部20は操作部で設定された条件に基づい
て、ヒータ28、ポンプ39、送風機42などを予め決
められたシーケンスで制御して、運転の開始、停止、燃
焼量の可変等の運転制御し、またバーナ部31の運転条
件などの状態を表示部46で表示するように制御してい
る。
【0048】次に、上記燃焼装置20での燃焼について
説明する。ノズル23より噴出された燃料ガスは、エジ
ェクタ効果により一次空気を吸引しながら気化室25の
下流側に設けた混合管30内で流れ込んでここで混合さ
れ、混合管30の上開口部からバーナ部31内に放出さ
れて混合管30外周を折り返し流れて、バーナ部31の
下方の周壁に設けた多数の炎孔31Aから噴出し、燃焼
する。
【0049】このとき上記混合ガスはバーナ部31に折
り返して混合管30の周囲を流れ、この部分で拡散混合
及び圧力の均一化が促進されて炎孔31Aから均一に噴
出し、均一な火炎を形成する。そしてこの火炎はその外
周に位置するように設けたバーナリング32によって上
方向きになるようその火炎形成方向を制御され、リフト
のない安定した燃焼を行うようになる。また、受熱フラ
ンジ8はバーナ部31の炎孔31Aに形成される火炎で
加熱され、この火炎からの熱回収作用によって、気化室
25の温度を一定温度以上に保つようになり、ヒータ2
8への通電を軽減することが可能となる。
【0050】そして、この温風暖房装置の制御部44が
周囲の雰囲気温度と比較して操作部45から入力される
運転条件信号などに基づいて、ポンプ39の駆動周波数
や印加電圧を変えて燃料供給量を調節すると、一次空気
量もそれにつれて増減し、燃料と空気の比が一定に保た
れたまま燃焼量を変えることができるようになってい
る。
【0051】また、制御部44は燃焼状態に対応するフ
レームロッド34とバーナ部31の間に電圧を印加し流
れた電流量を測定して得らることを用いた燃焼センサー
35の出力を得て、燃焼制御するようになっていて、バ
ーナ部31の燃焼が何らかの原因で異常を生じた場合、
例えば燃焼用空気が極端に少なくなったり酸欠状態にな
った場合には燃焼センサー35の電流値が下がり第1所
定値より低くなったときに、異常として機器を停止しよ
うとする。
【0052】つぎに、上記気化器21の受熱について説
明する。気化器21の受熱は、バーナ部31の燃焼火炎
からの熱を受熱部33で受熱して、ヒータ28の通電の
一部あるいは全部が軽減されるのであるが、その受熱量
は、受熱部33の高さを高くするなど高温にさらされる
受熱面積を多くすれば増し、また燃焼量を高くすれば高
いほど増える。この受熱量と、燃料が気化するときに使
用される気化潜熱などの気化熱量と、高温に保たれた気
化器21自身の冷却・放熱量などの熱の収支によって、
気化器21の温度は変化し、本構成の実験によれば図4
の如く、燃焼量が所定レベルを越えると受熱量が勝り、
ヒータ28への通電が不要となる。
【0053】そこで、燃焼可変幅の下限が上記所定レベ
ルの燃焼量となるように、受熱量を構成的に調整してあ
り、これにより通常はヒータ28への通電は不要とな
り、かつ気化器21の温度は少なくとも第2所定温度以
上に保持されるようになる。
【0054】ところが、長期間使用していてポンプ39
の能力が低下しポンプ39の吐出流量が減少したり、変
質油や異種油が混合した燃料を燃焼させて気化器21の
気化素子26やノズル23にタールが付着し噴出圧損が
極端に大きくなったりすると、ノズル23からの気化ガ
ス噴出量が低下して、燃焼量が燃焼可変幅の下限燃焼量
よりも減少してくる。これにより気化器21は気化器2
1の受熱部33に対するバーナ部31からの加熱量が減
少して、受熱部33から回収する熱量が低下した分温度
低下をはじめ、これを気化器温度検出手段29が検出す
ることで、経年変化やタール付着による燃焼量低下を検
出することが出来ようになる。
【0055】したがって燃焼開始から所定時間後つま
り、着火直後などの過渡期を除く安定時に、気化器温度
検出手段29によって検出した気化器21の温度が第2
所定温度より低くなったときに、燃焼量ダウンしたとし
て判断でき、また、気化器21の温度が第2所定温度よ
り高い状態で燃焼センサー35の出力が第1所定値より
低くなったときに、燃焼量ダウン以外の原因による燃焼
センサー35の出力の低下として判断できる。
【0056】ここで、燃焼量ダウン以外の原因による燃
焼センサー35の出力の低下の原因として、大きく、燃
焼センサー35のフレームロッド34等のバーナ部31
にシリコンが付着した場合と、密閉室内で燃焼装置を使
用して燃焼用空気の酸素が欠乏した酸欠燃焼の場合に分
けられる。
【0057】前者のシリコンが付着した場合は、燃焼量
が変化しないので受熱部33から回収する熱量が低下し
ないので、気化器温度検出手段29によって検出する気
化器21の温度が通常燃焼と変わらず、気化器温度検出
手段29によって検出した気化器21の温度が、第1所
定温度より高めに設定した第2所定温度より高い状態
で、燃焼センサー35の出力が第1所定値より低くなっ
たときに、シリコンが付着したとして判断できる。
【0058】また後者の酸欠燃焼の場合は、燃焼用空気
量は変化しないが燃焼用空気の酸素成分が不足するた
め、バーナ部31での燃料を燃焼させるための時間が長
くなるつまり空気不足の状態で燃焼炎が長くなるリフト
燃焼となるため、この酸欠燃焼が進行していくと、燃焼
量が変化しないが受熱部33から回収する熱量は低下し
気化器温度検出手段29によって検出する気化器21の
温度が低下していくとともに、不完全燃焼状態となり、
燃焼センサー35の出力も低下していく。
【0059】このとき、気化器温度検出手段29によっ
て検出する気化器21の温度は、燃焼量が変化しないた
め、受熱部33から回収する熱量は低下していくが、タ
ール付着等で燃焼量が減少する場合に比べ、本構成の実
験によれば図5に示すように、燃焼センサー35の出力
の低下の度合いに対して、気化器21の温度低下の度合
いは緩やかであり、気化器の温度が第1所定温度より高
く第2所定温度より低い状態で、燃焼センサーの出力が
第1所定値より低くなったときに、酸欠燃焼状態として
判断できる。
【0060】そして、タール付着等で燃焼量が減少する
場合は燃焼センサー35の出力が第1所定値より高めに
設定した第2所定値より高い状態にある。
【0061】即ち、気化器21の温度が第2所定温度よ
り高い状態で、燃焼センサー35の出力が所定値より低
くなったときにシリコンが付着したと判断でき、燃焼セ
ンサー35の出力が第1所定値より高めに設定した第2
所定値より高い状態で、気化器21の温度が第2所定温
度より低くなったときに、タールの付着などで燃焼量が
減少したと判断でき、気化器21の温度が第2所定温度
より低い状態で、燃焼センサー35の出力が第1所定値
より低くなったときに、酸欠燃焼と判断できる。
【0062】そこで、制御部は、気化器21の温度を燃
焼異常を生じる直前の第1所定温度と、通常燃焼時の温
度より低く第1所定温度より高い第2所定温度と、燃焼
異常を生じて機器が使用不能となる直前の時の燃焼セン
サー35の出力に相当する第1所定値と、通常燃焼時の
より低く第1所定値より高い第2所定値を設定し、図6
のフローチャートに示すように、燃焼開始から所定時間
後の気化器温度検出手段29によって検出した気化器2
1の温度が、第2所定温度より高い状態で、47の燃焼
センサー35の出力が第1所定値より低くなったとき
に、制御部44は、シリコンが付着したとして、48で
異常信号を表示部46へ出力し、49において表示部4
6でシリコンが付着の警告手段を作動をするとともに、
50で装置停止するよう制御する。
【0063】そして、気化器21の温度が第2所定温度
より高い状態で燃焼センサー35の出力が第1所定値よ
り低くなったときに、制御部44は異常信号を表示部4
6へ出力し、表示部46はシリコンが付着の予告手段を
作動をするようになっているので、使用者に明確にシリ
コンが付着ということを報知することができるととも
に、使用者は事前にシリコンが付着時の処置例えばシリ
コン除去するクリーニングなどの処置をすることがで
き、装置の寿命を延ばすことができるようになり、異常
に至る前に処置が可能となり安全性も向上する。
【0064】また、図7のフローチャートに示すよう
に、燃焼センサー35の出力が第2所定値より高い状態
で、51の燃焼開始から所定時間後の気化器21温度検
出手段によって検出した気化器21の温度が第1所定温
度より低くなったときに、制御部44は異常燃焼量ダウ
ンしたとして、52で異常信号を表示部46へ出力し、
53において表示部46は燃焼量ダウンの警告手段を作
動をするとともに、54で機器停止するよう制御するよ
うにしてある。
【0065】そして、燃焼センサー35の出力が第2所
定値より高い状態で、気化器21の温度が第1所定温度
より低くなったときに、タール付着などで燃焼量が減少
したと判断でき、このとき、制御部44は異常燃焼量ダ
ウンしたとして、異常信号を表示部46へ出力し、表示
部46は燃焼量ダウンの警告手段を作動をするととも
に、機器停止するよう制御するので、燃焼量ダウン時に
燃焼センサー35などの異常信号を受ける前に機器停止
することはでき、安全性は増すとともに、燃焼量ダウン
の処置つまりクリーニングなどの処置が効果的に出来、
メンテナンス性が向上する。
【0066】さらに、図8のフローチャートに示すよう
に、制御部44は、燃焼開始から所定時間後の気化器2
1温度検出手段によって検出した気化器21の温度が、
第1所定温度より高く第2所定温度より低い状態で、ス
テップ55の燃焼センサー35の出力が第1所定値より
低くなったときに、制御部44は酸欠状態として、ステ
ップ56で異常信号を表示部46へ出力し、ステップ5
7において表示部46で酸欠の警告手段を作動をすると
ともに、ステップ58で機器停止するよう制御するよう
にしてある。
【0067】そして、気化器21の温度が第1所定温度
より高く第2所定温度より低い状態で、燃焼センサー3
5の出力が第1所定値より低くなったときに、酸欠燃焼
と判断でき、このとき、制御部44は酸欠燃焼による異
常燃焼したとして、異常信号を表示部46へ出力し、表
示部46は酸欠燃焼による異常燃焼の警告手段を作動を
するとともに、機器停止するよう制御するので、使用者
に酸欠燃焼状態であることを明確に報知でき、使用者が
酸欠燃焼の処置つまり窓の開放して空気の入れ換えなど
の処置が的確に出来るようになり、安全性は増すととも
に、間違った対処例えばバーナ部31の修理などを防止
することが出来、メンテナンス性が向上する。
【0068】このように、制御部44は、シリコンが付
着、燃焼量ダウンそして酸欠燃焼とそれぞれの症状にあ
わせて、異常状態を警告手段を作動をするとともに、機
器停止するよう制御するようにしてあり、使用者に明確
に原因を告知でき、使用者が原因に対するの処置を的確
に出来るようになり、安全性は増すとともに、間違った
対処を防止することが出来、メンテナンス性が向上す
る。
【0069】(実施例2)図9は本発明の実施例2のシ
ーケンスを示すフローチャートである。実施例1で述べ
た部分と同じ部分は同一番号を付記して説明を省略し、
異なる部分のみを説明する。
【0070】図9において、制御部44は、燃焼開始か
ら所定時間後の気化器21温度検出手段29によって検
出した気化器21の温度が、第1所定温度より高めに設
定した第2所定温度より高い状態で、ステップ59の燃
焼センサー35の出力が第1所定値より低くなったとき
に、制御部44はシリコンが付着したとして、ステップ
60で異常のフラッグを記憶するとともに、ステップ6
1の燃焼開始時の燃焼センサー35などの異常信号を受
けて装置停止したときに、ステップ62でシリコンが付
着したとしての異常信号を表示部46へ出力し、ステッ
プ63において表示部46でシリコンが付着の警告手段
を作動をし、64で機器停止するよう構成としてある。
【0071】そして、実施例1と同様に気化器21の温
度が第2所定温度より高い状態で、燃焼センサー35の
出力が第1所定値より低くなったときに、制御部44は
シリコンが付着したとして、制御部44は異常のフラッ
グを記憶し、この異常のフラッグがある場合で、燃燃焼
開始時の燃焼センサー35などの異常信号を受けて装置
停止したときに、シリコンが付着したとしての異常信号
を表示部46へ出力し、表示部46はシリコンが付着の
警告手段を作動をするので、使用者は、異常停止の原因
をシリコンが付着と判断できるようになる。
【0072】したがって、使用者は、シリコンが付着の
処置例えばシリコン除去するクリーニングなどの処置を
することができ、メンテナンス性は向上する。また表示
部46は、装置停止したときに、シリコンが付着の警告
手段を作動をするので、使用者が異常の予告と異常状態
である場合の誤認識して、まだ使用可能であるのに使用
できないという不安感を防止することができるようにな
る。
【0073】さらに、異常のフラッグを記憶するので、
燃焼開始から所定時間以内に、燃焼センサー35などの
異常信号を受けて装置停止したときや、気化器21温度
検出手段29の検出温度が第2所定温度付近で燃焼量ダ
ウンで不安定になり燃焼センサー35などの他の異常信
号を受けて装置停止した場合においても、表示部46は
シリコンが付着の警告手段を作動をするので、使用者
は、異常停止の原因をシリコンが付着と判断でき、その
範囲が拡大されるようになる。
【0074】(実施例3)図10は本発明の実施例3の
シーケンスを示すフローチャートである。実施例1で述
べた部分と同じ部分は同一番号を付記して説明を省略
し、異なる部分のみを説明する。
【0075】図10において、前記制御部44は、燃焼
開始から所定時間後の気化器21温度検出手段29によ
って検出した気化器21の温度が、第1所定温度より高
めに設定した第2所定温度より高い状態で、ステップ6
5の燃焼センサー35の出力が第1所定値より低くなっ
たときに、制御部44は、シリコンが付着したとして、
ステップ66で異常信号を表示部46へ出力し、ステッ
プ67において表示部46でシリコンが付着の予告手段
を作動をする構成としてある。
【0076】そして、実施例1と同様に、気化器21の
温度が第2所定温度より高い状態で燃焼センサー35の
出力が第1所定値より低くなったときに、制御部44は
異常信号を表示部46へ出力し、表示部46はシリコン
が付着の予告手段を作動をするようになっているので、
使用者に明確にシリコンが付着ということを報知するこ
とができるとともに、使用者は事前にシリコンが付着時
の処置例えばシリコン除去するクリーニングなどの処置
をすることができ、装置の寿命を延ばすことができるよ
うになり、異常に至る前に処置が可能となり安全性も向
上する。
【0077】(実施例4)図11は本発明の実施例4の
シーケンスを示すフローチャートである。実施例1で述
べた部分と同じ部分は同一番号を付記して説明を省略
し、異なる部分のみを説明する。
【0078】図11において、前記制御部44は、燃焼
開始から所定時間後の気化器21温度検出手段29によ
って検出した気化器21の温度が、第1所定温度より高
めに設定した第2所定温度より高い状態で、ステップ6
8の燃焼センサー35の出力が第1所定値より低くなっ
たときに、制御部44はシリコンが付着したとして、ス
テップ69で異常信号を表示部46へ出力し、ステップ
70において表示部46でシリコンが付着の警告手段を
作動をし、71で機器停止するとともに、72でシリコ
ン除去手段を作動する構成としてある。
【0079】そして、実施例3と同様の効果が得られる
とともに、シリコンが付着に対して燃焼センサー35の
出力が敏感すぎて早切れしやすいものにおいては、シリ
コンが付着の処置つまりクリーニングなどの処置を自動
的に行うシリコン除去手段を作動するので、使用者のメ
ンテナンスが不要となり、使い勝手は向上するととも
に、長期に安全に使用することが出来るようになる。
【0080】(実施例5)図12は本発明の実施例5の
シーケンスを示すフローチャートである。実施例1で述
べた部分と同じ部分は同一番号を付記して説明を省略
し、異なる部分のみを説明する。
【0081】図12において、制御部44は、気化器2
1の温度を燃焼異常を生じる直前の第1所定温度と、通
常燃焼時の温度より低く第1所定温度より高い第2所定
温度と、燃焼異常を生じて機器が使用不能となる直前の
時の燃焼センサー35の出力に相当する第1所定値と、
通常燃焼時のより低く第1所定値より高い第2所定値を
設定し、燃焼開始から所定時間後の気化器21温度検出
手段によって検出した気化器21の温度が、第1所定温
度より高く第2所定温度より低い状態で、ステップ73
の燃焼センサー35の出力が第2所定値より低くなった
ときに、制御部44は酸欠状態として、ステップ74で
異常信号を表示部46へ出力し、ステップ75において
表示部46で酸欠の予告手段を作動をする構成としてあ
る。
【0082】そして、請求項1のように、気化器21の
温度が第1所定温度より高く第2所定温度より低い状態
で、燃焼センサー35の出力が第2所定値より低くなっ
たときに、酸欠燃焼と判断でき、このとき、制御部44
は酸欠燃焼による異常燃焼したとして、異常信号を表示
部46へ出力し、表示部46は酸欠燃焼による異常燃焼
の予告手段を作動をするようになっているので、使用者
に酸欠燃焼状態であることを明確に報知でき、使用者が
酸欠燃焼の処置つまり窓の開放して空気の入れ換えなど
の処置が的確に出来るようになり、機器停止することな
く出来、使い勝手は増すとともに、して安全性は向上す
る。
【0083】なお上記実施例は、シリコンが付着、燃焼
量ダウンあるいは酸欠燃焼した場合に異常状態を警告手
段を作動をするとともに、機器停止するよう制御するよ
う同時に説明し、その他の構成を個別に説明したが、こ
れは、それぞれ個別にしてもよく、また、どのような組
み合わせにしてもよく、また制御部44は異常信号を表
示部46へ出力したときに、表示部46は警告手段ある
いは予告手段を作動すると説明したが、これはブザーや
ランプ点灯・点滅等の使用者に明確に異常表示として判
断できるものであればよく、本発明の目的・効果を達成
するものであれば実施例の構成に限られることなくどの
ように構成してもよいものである。
【0084】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
気化器の温度が第2所定温度より高い状態で燃焼センサ
ーの出力が第1所定値より低くなったときに、制御部は
異常信号を表示部へ出力し、表示部はシリコンが付着の
予告手段を作動をするようになっているので、使用者に
明確にシリコンが付着ということを報知することができ
るとともに、使用者は事前にシリコンが付着時の処置例
えばシリコン除去するクリーニングなどの処置をするこ
とができ、装置の寿命を延ばすことができるようにな
り、異常に至る前に処置が可能となり安全性も向上す
る。
【0085】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
に気化器の温度が第2所定温度より高い状態で、燃焼セ
ンサーの出力が第1所定値より低くなったときに、制御
部はシリコンが付着したとして、制御部は異常のフラッ
グを記憶し、この異常のフラッグがある場合で、燃燃焼
開始時の燃焼センサーなどの異常信号を受けて装置停止
したときに、シリコンが付着したとしての異常信号を表
示部へ出力し、表示部はシリコンが付着の警告手段を作
動をするので、使用者は、異常停止の原因をシリコンが
付着と判断できるようになる。
【0086】したがって、使用者は、シリコンが付着の
処置例えばシリコン除去するクリーニングなどの処置を
することができ、メンテナンス性は向上する。また表示
部は、装置停止したときに、シリコンが付着の警告手段
を作動をするので、使用者が異常の予告と異常状態であ
る場合の誤認識して、まだ使用可能であるのに使用でき
ないという不安感を防止することができるようになる。
【0087】さらに、異常のフラッグを記憶するので、
燃焼開始から所定時間以内に、燃焼センサーなどの異常
信号を受けて装置停止したときや、気化器温度検出手段
の検出温度が第2所定温度付近で燃焼量ダウンで不安定
になり燃焼センサーなどの他の異常信号を受けて装置停
止した場合においても、表示部はシリコンが付着の警告
手段を作動をするので、使用者は、異常停止の原因をシ
リコンが付着と判断でき、その範囲が拡大されるように
なる。
【0088】請求項3の発明によれば、請求項1と同様
に気化器の温度が第2所定温度より高い状態で、燃焼セ
ンサーの出力が第1所定値より低くなったときに、制御
部はシリコンが付着したとして、異常信号を表示部へ出
力し、表示部でシリコンが付着の警告手段を作動をする
とともに、装置停止するよう制御するので、シリコンが
付着する事によって生じる燃焼用空気通路や燃焼排ガス
通路の閉塞による異常燃焼等を防止することはでき、安
全性は増すとともに使用者に明確にシリコンが付着とい
うことを報知することができ、シリコンが付着の処置つ
まりクリーニングなどの処置が効果的に出来、メンテナ
ンス性が向上する。
【0089】請求項4の発明によれば、請求項3と同様
の効果が得られるとともに、シリコンが付着に対して燃
焼センサーの出力が敏感すぎて早切れしやすいものにお
いては、シリコンが付着の処置つまりクリーニングなど
の処置を自動的に行うシリコン除去手段を作動するの
で、使用者のメンテナンスが不要となり、使い勝手は向
上するとともに、長期に安全に使用することが出来るよ
うになる。
【0090】請求項5の発明によれば、請求項1で述べ
たように、燃焼センサーの出力が第2所定値より高い状
態で、気化器の温度が第1所定温度より低くなったとき
に、タール付着などで燃焼量が減少したと判断でき、こ
のとき、制御部は異常燃焼量ダウンしたとして、異常信
号を表示部へ出力し、表示部は燃焼量ダウンの警告手段
を作動をするとともに、機器停止するよう制御するの
で、燃焼量ダウン時に燃焼センサーなどの異常信号を受
ける前に機器停止することはでき、安全性は増すととも
に、燃焼量ダウンの処置つまりクリーニングなどの処置
が効果的に出来、メンテナンス性が向上する。
【0091】請求項6の発明によれば、請求項1で述べ
たように、気化器の温度が第1所定温度より高く第2所
定温度より低い状態で、燃焼センサーの出力が第2所定
値より低くなったときに、酸欠燃焼と判断でき、このと
き、制御部は酸欠燃焼による異常燃焼したとして、異常
信号を表示部へ出力し、表示部は酸欠燃焼による異常燃
焼の予告手段を作動をするようになっているので、使用
者に酸欠燃焼状態であることを明確に報知でき、使用者
が酸欠燃焼の処置つまり窓の開放して空気の入れ換えな
どの処置が的確に出来るようになり、機器停止すること
なく出来、使い勝手は増すとともに、して安全性は向上
する。
【0092】請求項7の発明によれば、請求項6と同様
の効果が得られ、気化器の温度が第1所定温度より高く
第2所定温度より低い状態で、燃焼センサーの出力が第
1所定値より低くなったときに、酸欠燃焼と判断でき、
このとき、制御部は酸欠燃焼による異常燃焼したとし
て、異常信号を表示部へ出力し、表示部は酸欠燃焼によ
る異常燃焼の警告手段を作動をするとともに、機器停止
するよう制御するので、使用者に酸欠燃焼状態であるこ
とを明確に報知でき、使用者が酸欠燃焼の処置つまり窓
を開放して空気の入れ換えなどの処置が的確に出来るよ
うになり、安全性は増すとともに、間違った対処例えば
バーナ部の修理などを防止することが出来、メンテナン
ス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における燃焼装置の構成図
【図2】同燃焼装置を用いた温風暖房装置の構成図
【図3】同制御ブロック図
【図4】同燃焼装置の燃焼量と受熱量との関係を示す特
性図
【図5】同燃焼装置の燃焼量と受熱量との関係を示す特
性図
【図6】同シーケンスを示すフローチャート
【図7】同シーケンスを示すフローチャート
【図8】同シーケンスを示すフローチャート
【図9】本発明の実施例2におけるシーケンスを示すフ
ローチャート
【図10】本発明の実施例3におけるシーケンスを示す
フローチャート
【図11】本発明の実施例4におけるシーケンスを示す
フローチャート
【図12】本発明の実施例5におけるシーケンスを示す
フローチャート
【図13】従来の燃焼装置の構成図
【符号の説明】
21 気化器 23 ノズル 28 ヒータ 29 気化器温度検出手段 31 バーナ部 34 フレームロッド 35 燃焼センサー 39 ポンプ 44 制御部 46 表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を貯蔵するタンクと、前記タンクから
    燃料を吸引吐出するポンプと、前記ポンプによって供給
    される燃料を気化しノズルより噴出させる気化器と、気
    化ガスを燃焼させるとともに前記気化器をその燃焼熱で
    加熱するバーナ部と、前記バーナ部近傍に配設し、前記
    バーナの燃焼炎中に入れたフレームロッドと前記バーナ
    部の間に電圧を印加し流れた電流量を測定して燃焼状態
    を検知するフレームロッド方式の燃焼センサーと、前記
    気化器の温度を検出する気化器温度検出手段と、前記気
    化器を昇温させるヒータと、前記燃焼センサーなどの信
    号を受けて前記ポンプなどの運転条件を制御して前記バ
    ーナ部の燃焼を制御する制御部と、前記制御部からの信
    号に基づいて前記バーナ部の運転条件などの状態を表示
    する表示部とを備え、前記制御部は、前記気化器の温度
    が低下して燃焼異常を生じる直前の第1所定温度と、通
    常燃焼時の温度より低く第1所定温度より高い第2所定
    温度を設定し、燃焼開始から所定時間後の前記気化器温
    度検出手段によって検出した前記気化器の温度が、前記
    第2所定温度より高い状態で、前記燃焼センサーの出力
    が前記第1所定値より低くなったときに、前記制御部は
    シリコンが付着したとしての異常信号を前記表示部へ出
    力し、この表示部でシリコンが付着の予告手段を作動さ
    せる燃焼装置。
  2. 【請求項2】制御部は、気化器の温度が低下して燃焼異
    常を生じる直前の第1所定温度と、通常燃焼時の温度よ
    り低く前記第1所定温度より高い第2所定温度を設定
    し、燃焼開始から所定時間後の気化器温度検出手段によ
    って検出した気化器の温度が、前記第2所定温度より高
    い状態で、燃焼センサーの出力が第1所定値より低くな
    ったときに、前記制御部はシリコンが付着したとして、
    異常のフラッグを記憶するとともに、燃焼開始時の燃焼
    センサーなどの異常信号を受けて装置停止したときに、
    シリコンが付着したとしての異常信号を表示部へ出力
    し、この表示部でシリコンが付着の警告手段を作動させ
    る請求項1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】制御部は、気化器の温度が低下して燃焼異
    常を生じる直前の第1所定温度と、通常燃焼時の温度よ
    り低く第1所定温度より高い第2所定温度を設定し、燃
    焼開始から所定時間後の気化器温度検出手段によって検
    出した気化器の温度が、前記第2所定温度より高い状態
    で、燃焼センサーの出力が第1所定値より低くなったと
    きに、制御部はシリコンが付着したとして、異常信号を
    表示部へ出力し、この表示部でシリコンが付着の警告手
    段を作動をするとともに、機器停止するよう制御させる
    請求項1記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】制御部は、気化器の温度が低下して燃焼異
    常を生じる直前の第1所定温度と、通常燃焼時の温度よ
    り低く前記第1所定温度より高い第2所定温度を設定
    し、燃焼開始から所定時間後の気化器温度検出手段によ
    って検出した気化器の温度が、前記第2所定温度より高
    い状態で、燃焼センサーの出力が第1所定値より低くな
    ったときに、前記制御部はシリコンが付着したとして、
    異常信号を表示部へ出力し、この表示部でシリコンが付
    着の警告手段を作動をして機器停止するとともに、シリ
    コン除去手段を作動させる請求項1記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】燃料を貯蔵するタンクと、前記タンクから
    燃料を吸引吐出するポンプと、前記ポンプによって供給
    される燃料を気化しノズルより噴出させる気化器と、こ
    の気化ガスを燃焼させるとともに前記気化器をその燃焼
    熱で加熱するバーナ部と、前記バーナ部近傍に配設し前
    記バーナの燃焼炎中に入れたフレームロッドと前記バー
    ナ部の間に電圧を印加し流れた電流量を測定して燃焼状
    態を検知するフレームロッド方式の燃焼センサーと、前
    記気化器の温度を検出する気化器温度検出手段と、前記
    ヒータと、前記燃焼センサーなどの信号を受けて前記ポ
    ンプなどの運転条件を制御して前記バーナ部の燃焼を制
    御する制御部と、前記制御部からの信号に基づいて前記
    バーナ部の運転条件などの状態を表示する表示部とを備
    え、前記制御部は、前記気化器の温度が低下して燃焼異
    常を生じる直前の第1所定温度と、燃焼異常を生じて機
    器が使用不能となる直前の時の燃焼センサーの出力に相
    当する第1所定値と、通常燃焼時のより低く第1所定値
    より高い第2所定値を設定し、燃焼センサーの出力が前
    記第2所定値より高い状態で、燃焼開始から所定時間後
    の前記気化器温度検出手段によって検出した前記気化器
    の温度が、前記第1所定温度より低くなったときに、前
    記制御部は異常燃焼量ダウンしたとして、異常信号を表
    示部へ出力し、この表示部は燃焼量ダウンの警告手段を
    作動をするとともに、機器停止させる燃焼装置。
  6. 【請求項6】燃料を貯蔵するタンクと、前記タンクから
    燃料を吸引吐出するポンプと、前記ポンプによって供給
    される燃料を気化しノズルより噴出させる気化器と、気
    化ガスを燃焼させるとともに前記気化器をその燃焼熱で
    加熱するバーナ部と、前記バーナ部近傍に配設し前記燃
    焼炎中に入れたフレームロッドと前記バーナ部の間に電
    圧を印加し流れた電流量を測定して燃焼状態を検知する
    フレームロッド方式の燃焼センサーと、前記気化器の温
    度を検出する気化器温度検出手段と、前記気化器を昇温
    させるヒータと、前記燃焼センサーなどの信号を受けて
    前記ポンプなどの運転条件を制御して前記バーナ部の燃
    焼を制御する制御部と、前記制御部からの信号に基づい
    て前記バーナ部の運転条件などの状態を表示する表示部
    とを備え、前記制御部は、前記気化器の温度を燃焼異常
    を生じる直前の第1所定温度と、通常燃焼時の温度より
    低く第1所定温度より高い第2所定温度と、燃焼異常を
    生じて機器が使用不能となる直前の時の燃焼センサーの
    出力に相当する第1所定値と、通常燃焼時のより低く第
    1所定値より高い第2所定値を設定し、燃焼開始から所
    定時間後の前記気化器温度検出手段によって検出した前
    記気化器の温度が、前記第1所定温度より高く前記第2
    所定温度より低い状態で、燃焼センサーの出力が前記第
    2所定値より低くなったときに、前記制御部は酸欠状態
    として、異常信号を表示部へ出力し、この表示部で酸欠
    の予告手段を作動するとともに、機器停止させる燃焼装
    置。
  7. 【請求項7】前記制御部は、気化器の温度を燃焼異常を
    生じる直前の第1所定温度と、通常燃焼時の温度より低
    く第1所定温度より高い第2所定温度と、燃焼異常を生
    じて機器が使用不能となる直前の時の燃焼センサーの出
    力に相当する第1所定値と、通常燃焼時のより低く第1
    所定値より高い第2所定値を設定し、燃焼開始から所定
    時間後の気化器温度検出手段によって検出した気化器の
    温度が、前記第1所定温度より高く前記第2所定温度よ
    り低い状態で、燃焼センサーの出力が前記第1所定値よ
    り低くなったときに、前記制御部は酸欠状態として、異
    常信号を表示部へ出力し、この表示部で酸欠の警告手段
    を作動をするとともに、機器停止するよう制御してなる
    請求項6記載の燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115459A (ja) * 2006-11-03 2008-05-22 Korea Electric Power Corp 燃料添加剤によるガスタービン高温部品の耐食・耐酸化コーティング層形成方法

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JP2008115459A (ja) * 2006-11-03 2008-05-22 Korea Electric Power Corp 燃料添加剤によるガスタービン高温部品の耐食・耐酸化コーティング層形成方法

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