JP2000329070A - 可変容量型油圧ポンプ制御装置 - Google Patents

可変容量型油圧ポンプ制御装置

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JP2000329070A
JP2000329070A JP11140511A JP14051199A JP2000329070A JP 2000329070 A JP2000329070 A JP 2000329070A JP 11140511 A JP11140511 A JP 11140511A JP 14051199 A JP14051199 A JP 14051199A JP 2000329070 A JP2000329070 A JP 2000329070A
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JP
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spring
spool
plunger
hydraulic pump
servo valve
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JP11140511A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Motosawa
幸裕 本澤
Toki So
東輝 曹
Haruo Kokubu
晴雄 国分
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ばねの初期セット力の調整を容易におこなう
ことができる可変容量型油圧ポンプ制御装置の提供。 【解決手段】 油圧ポンプ1の押しのけ容積を制御する
容量可変部2と、この容量可変部2を作動させるサーボ
ピストン5と、このサーボピストン5を作動させるサー
ボ弁9と、このサーボ弁9のスプール11端部19に当
接するプランジャ32を有し、エンジン50の負荷に応
じてスプール11を押付けるソレノイド30と、プラン
ジャ32による押付力方向と同方向にスプール11を付
勢するばね33と、サーボ弁9、ソレノイド30、ばね
33が収納されるケーシング35とを備え、ばね33
を、プランジャ32を付勢するように配置し、プランジ
ャ32側に位置するばね33の端部に対して反対側に位
置する当該ばね33の端部に、ケーシング35の外部か
ら押圧力を付与可能な押圧力付与手段を設けた構成にし
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械に備えられ、ポンプ入力トルクがエンジン出力
トルクを越えないようにポンプ吐出流量を制御する可変
容量型油圧ポンプ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の可変容量型油圧ポンプ制御
装置の構成を示す油圧回路図、図3は図2に示す従来技
術において得られるポンプ入力トルク特性を示す図であ
る。
【0003】この従来技術は、建設機械例えば油圧ショ
ベルに備えられるものである。当該油圧ショベルは、可
変容量型油圧ポンプ1と、この油圧ポンプ1と同期して
駆動するパイロットポンプ4と、これらの油圧ポンプ1
及びパイロットポンプ4を駆動するエンジン50とを備
えている。
【0004】なお、本願は可変容量型油圧ポンプ制御装
置を対象としているので、ここでは特には図示されてい
ないが、当該油圧ショベルは、油圧ポンプ1から吐出さ
れる圧油によって駆動するブームシリンダ、アームシリ
ンダ、バケットシリンダ、旋回モータ、走行モータ等の
アクチュエータと、これらのアクチュエータに供給され
る圧油の流れを制御する複数の方向制御弁と、これらの
方向制御弁を操作する操作装置と、上述のアクチュエー
タによって駆動するブーム、アーム、バケット等の作業
機、及び旋回体、走行体などを備えるものである。
【0005】そして、本願が対象としている可変容量型
油圧ポンプ制御装置は、以下のように構成されている。
【0006】すなわち、エンジン50によって駆動され
る油圧ポンプ1の押しのけ容積を制御する容量可変部2
と、この容量可変部2を作動させるサーボピストン5
と、このサーボピストン5にフィードバックレバー12
を介して連結されるスリーブ10、このスリーブ10内
に収納されるスプール11から成るサーボ弁9とを備え
ている。
【0007】上述したサーボピストン5は小径室6と大
径室7とを備えている。上述したパイロットポンプ4の
吐出管路8は、パイロット管路8aを介してサーボピス
トン5の小径室6に連絡され、パイロット管路8bを介
してサーボ弁9の1つのポートに連絡されている。サー
ボ弁9とサーボピストン5の大径室7とはパイロット管
路8cによって連絡され、サーボ弁9の上述した1つの
ポート側に位置する他のポートとタンク25とは管路8
dによって連絡されている。
【0008】また、サーボ弁9のスプール11の一方の
端部19に当接するプランジャ23を有し、エンジン5
0の負荷の大きさを検出する負荷検出器51から出力さ
れる信号に基づいてコントローラ52から出力される信
号に応じて作動し、スプール11に押付力を付与可能な
比例電磁ソレノイド21と、この比例電磁ソレノイド2
1のプランジャ23を囲むように配置されるとともに、
サーボ弁9のスプール11を、比例電磁ソレノイド21
のプランジャ23による押付力の付与方向と同方向に付
勢するばね20とを備えている。
【0009】サーボ弁9のスプール11の他方の端部1
4側には、この端部14に当接するパイロットピストン
15を配置してある。
【0010】上述したサーボ弁9と、比例電磁ソレノイ
ド21のプランジャ23と、ばね20と、パイロットピ
ストン15とは、1つのケーシング13内に収納されて
いる。比例電磁ソレノイド21の本体22はケーシング
13に形成した穴に嵌挿され、ケーシング13に固定さ
れている。また、パイロットピストン15の後方部分に
はケーシング13との間で形成される液室16が設けら
れており、この液室16に連通する通路17が形成され
ている。油圧ポンプ1の吐出管路1aは分岐管路18を
介して前述の通路17に連絡されている。吐出管路1a
に連通する主管路3は上述した図示しないアクチュエー
タの駆動を制御する方向制御弁のそれぞれに連絡されて
いる。
【0011】このように構成される従来の可変容量型油
圧ポンプ制御装置の作用は、以下のとおりである。
【0012】例えば、エンジン50が起動して設定回転
数まで上昇し、油圧ポンプ1、パイロットポンプ4が駆
動されたものの、図示しない方向制御弁はまだ中立状態
に保たれ、アクチュエータが操作されていない状態にあ
るものとする。
【0013】このとき、油圧ポンプ1の吐出圧は比較的
低圧であり、この低圧が分岐管路18、通路17を介し
て液室16に与えられる。したがって、パイロットピス
トン15の図2の右方向への押付力は弱く、サーボ弁9
のスプール11は図2の(ハ)位置に切換えられる。こ
れにより、パイロット管路8cがスプール11の図2の
(ハ)位置を介して管路8dに連通する。すなわち、サ
ーボピストン5の大径室7がパイロット管路8c、サー
ボ弁9のスプール11、管路8dを介してタンク25に
連通する。この間、パイロットポンプ4のパイロット圧
が、パイロット管路8aを介してサーボピストン5の小
径室6に与えられ、サーボピストン5の大径室7の圧油
がサーボ弁9のスプール11を介してタンク25に戻さ
れ、サーボピストン5は同図2の左方向に移動する。こ
れにより、可変容量部2は油圧ポンプ1の押しのけ容積
を大きくするように作動し、油圧ポンプ1から大きな流
量が吐出される。
【0014】上述したサーボピストン5の作動に伴って
フィードバックレバー12を介してサーボ弁9のスリー
ブ10が、そのスプール11の動きに追従するように動
き、パイロットピストン15による押付力と、ばね20
及び比例電磁ソレノイド21のプランジャ23の押付力
とがバランスした位置で、同図2に示すように、サーボ
弁9のスプール11は中立状態となる。これにより、サ
ーボピストン5もその位置に保持され、油圧ポンプ1か
ら安定した大きな流量が吐出される。
【0015】このような状態から、図示しない操作装置
を操作して該当する図示しない方向制御弁を切換え、ア
クチュエータを駆動し、そのアクチュエータの負荷圧が
高くなってくると、油圧ポンプ1の吐出圧も高くなる。
この高くなった吐出圧が分岐管路18、通路17を介し
て液室16に与えられ、パイロットピストン15が、ば
ね20を撓め、比例電磁ソレノイド21のプランジャ2
3を同図2の右方向に動かすようにして同図2の右方向
に移動する。これに伴って、サーボ弁9のスプール11
は図2の(イ)位置に切換えられる。これにより、パイ
ロット管路8bがサーボ弁9のスプール11を介してパ
イロット管路8cに連通し、パイロットポンプ4のパイ
ロット圧がサーボピストン5の小径室6と大径室7の双
方に与えられる。サーボピストン5の小径室6と大径室
7との面積差により、このサーボピストン5は同図2の
右方向に移動する。したがって、容量可変部2は油圧ポ
ンプ1の押しのけ容積を小さくするように作動し、油圧
ポンプ1から吐出される流量は減少する。
【0016】パイロットピストン5がサーボ弁9のスプ
ール11を同図2の右方向に押す力Fと、ばね20がス
プール11を同図2の左方向に押す力FS、及び比例電
磁ソレノイド21のプランジャ23がスプール11を同
図2の左方向に押す力FPとがつり合う(F=FS+F
P)までの間、サーボピストン5の動きに応じてフィー
ドバックレバー12を介してサーボ弁9のスリーブ10
が、スプール11に追従するように動き、これにより同
図2に示されるようにサーボ弁9のスプール11は中立
状態に復帰する。これにより、サーボピストン5もその
位置に保持され、油圧ポンプ1から安定した小さな流量
が吐出される。
【0017】このときの吐出量と吐出圧との積の関数で
ある油圧ポンプ1の入力トルクは、吐出量が小さく制御
されることに伴って、例えば図3の特性線27で示すも
のとなる。
【0018】なお、このように特性線27に相当するよ
うに油圧ポンプ1が制御されているときの油圧ポンプ1
の吐出量と吐出圧との関係は、吐出圧の増減に応じて吐
出量が減増する関係となっている。
【0019】上述のようにアクチュエータが無負荷に保
たれている状態から、アクチュエータの負荷圧が大きく
なって油圧ポンプ1の吐出圧が増加したときには、油圧
ポンプ1の吐出量を減少させるように変化させ、これに
より、油圧ポンプ1の入力トルクがエンジン50の出力
トルクを超えない範囲で、すなわちエンストを生じさせ
ないで、エンジン50の出力をアクチュエータの駆動の
ために有効に活用できる馬力制御を実現させることがで
きる。
【0020】また、このような状態で図示しないアクチ
ュエータを駆動しているときに、エンジン50に対する
負荷が例えば小さくなったことが負荷検出器51で検出
されると、その負荷信号に応じた処理がコントローラ5
2で実行され、そのコントローラ52から比例電磁ソレ
ノイド21に信号が与えられ、プランジャ23による押
付力FPがサーボ弁9のスプール11の端部19に与え
られ、スプール11は図2の左方向に移動する。これに
より、スプール11は図2の(ハ)位置に切換えられ、
サーボピストン5の大径室7がパイロット管路8c、管
路8dを介してタンク25に連通する。したがって、サ
ーボピストン5の小径室6に与えられるパイロット圧に
より当該サーボピストン5は図2の左方向に移動し、容
量可変部2が作動して油圧ポンプ1の押しのけ容積が大
きくなり、油圧ポンプ1から吐出される流量が増加す
る。これに伴ってポンプ入力トルクが増加し、例えば図
3の特性線26で示すトルク特性が得られるようにな
る。すなわち、エンジン50に対する負荷が小さくなる
ことにより増加したエンジン出力トルクに応じて、ポン
プ入力トルクもエンジン出力トルクを超えない範囲で増
加させ、これにより、エンジン50の出力をアクチュエ
ータの駆動のために有効に活用することができる。
【0021】なお、パイロットピストン15を介してサ
ーボ弁9のスプール11を同図2の右方向に押す力F
と、ばね20と比例電磁ソレノイド21のプランジャ2
3とがスプール11を左方向に押す力(FS+FP)と
がつり合う(F=FS+FP)までの間、サーボピスト
ン5の動きに伴ってフィードバックレバー12を介し
て、サーボ弁9のスリーブ10がスプール11の動きに
追従するように動き、これにより同図2に示されるよう
にサーボ弁9のスプール11は中立位置に復帰する。
【0022】さらにまた、このようにエンジン50に対
する負荷が小さい状態で図示しないアクチュエータを駆
動しているときに、エンジン50に対する負荷が大きく
なったことが負荷検出器51で検出されると、その負荷
信号に応じた処理がコントローラ52でなされ、そのコ
ントローラ52から比例電磁ソレノイド21に信号が与
えられ、プランジャ23による押付力FPが小さくなる
ように制御され、パイロットピストン15の押付力Fが
優勢(F>FS+FP)となって、サーボ弁9のスプー
ル11は図2の右方向に移動する。これにより、スプー
ル11は同図2の(イ)位置に切換えられ、サーボピス
トン5の大径室7がパイロット管路8cを介してパイロ
ット管路8bに連通する。サーボピストン5の小径室
6、大径室7の双方に与えられるパイロット圧によりサ
ーボピストン5が図2の右方向に移動し、容量可変部2
が作動して、油圧ポンプ1の押しのけ容積が小さくなる
ように制御され、油圧ポンプ1から吐出され流量が減少
するように変化する。これに伴ってポンプ入力トルクが
減少し、例えば図3の特性線27で示すトルク特性とな
る。
【0023】この場合も、パイロットピストン15を介
してサーボ弁9のスプール11を図2の右方向に押す力
Fと、ばね20と比例電磁ソレノイド21のプランジャ
23とがスプール11を左方向に押す力(FS+FP)
とがつり合う(F=FS+FP)までの間、サーボピス
トン5の動きに伴ってフィードバックレバー12を介し
てサーボ弁9のスリーブ10がスプール11の動きに追
従するように動き、これにより同図2に示されるように
サーボ弁9のスプール11は中立状態に復帰する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、所望のポン
プ入力トルク特性を確保するために、当該可変容量型油
圧ポンプ制御装置の製作時などにおいて、図2に示すば
ね20の初期的なたわみ量、すなわち初期セット力を調
整することがおこなわれている。一般に、ばね20の自
由長は、ばね20の製作時点でばらつきを生じるもので
あり、このばね20をケーシング13に収納する時に、
この自由長のばらつきを補正することが必要になる。こ
のばね20の初期セット力は、図3に示すポンプ入力ト
ルク特性のP1点の位置を決めるものである。
【0025】従来では、このばね20の初期セット力の
調整に際し、比例電磁ソレノイド21の本体22をケー
シング13から外し、ばね20と本体22との間に薄板
リング状のシム24を挿入することがおこなわれてい
る。
【0026】したがって、ケーシング13に対する比例
電磁ソレノイド21の着脱操作、シム24の挿入、配置
操作が必要であって、この調整作業が煩雑となってい
た。特に、所定のばね20の初期セット力が得られない
ときには、シム24の枚数を増減させて何度も調整作業
をやり直さなければならず、この調整作業の能率が著し
く低下しやすい。
【0027】本発明は、上記した従来技術における実状
に鑑みてなされたもので、その目的は、ばねの初期セッ
ト力の調整を容易におこなうことができる可変容量型油
圧ポンプ制御装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、エンジンによって
駆動される可変容量型油圧ポンプの押しのけ容積を制御
する容量可変部と、この容量可変部を作動させるサーボ
ピストンと、このサーボピストンとフィードバックレバ
ーを介して連結され、当該サーボピストンを作動させる
サーボ弁と、このサーボ弁のスプールの端部に当接する
プランジャを有し、上記エンジンの負荷の大きさに応じ
て上記スプールに押付力を付与可能な比例電磁ソレノイ
ドと、上記サーボ弁のスプールを、上記比例電磁ソレノ
イドのプランジャによる押付力の付与方向と同方向に付
勢するばねとを備えるとともに、少なくとも上記サーボ
弁と、上記比例電磁ソレノイドの上記プランジャと、上
記ばねとが収納されるケーシングとを備えた可変容量型
油圧ポンプ制御装置において、上記ばねを、上記比例電
磁ソレノイドの上記プランジャを付勢するように配置す
るとともに、上記比例電磁ソレノイドの上記プランジャ
側に位置する上記ばねの端部に対して反対側に位置する
当該ばねの端部に、上記ケーシングの外部から押圧力を
付与可能な押圧力付与手段を設けた構成にしてある。
【0029】このように構成した請求項1に係る発明に
よれば、サーボ弁のスプールを付勢するばねの初期セッ
ト力を調整する場合には、押圧力付与手段を操作して、
プランジャ側に位置するばねの端部に対して反対側に位
置する当該ばねの端部に押圧力を付与すればよい。プラ
ンジャ側に位置するばねの端部の動きはプランジャによ
って規制されるので、押圧力付与手段の操作量に応じた
押圧力でばねを撓めることができ、所定の初期セット力
にすることができる。この押圧力付与手段の操作はケー
シングの外部からおこなわれるので、ばねの初期セット
力の調整に際してケーシングを分解する作業とか、ケー
シング内にシム等を配置する作業などを必要とせず、し
たがって、このばねの初期セット力の調整を容易におこ
なうことができる。
【0030】また、本発明の請求項2に係る発明は、請
求項1に係る発明において、上記押圧力付与手段が、上
記ケーシング内に配置され、上記比例電磁ソレノイドの
上記プランジャ側に位置する上記ばねの端部に対して反
対側に位置する当該ばねの端部を受けるばね受け部と、
このばね受け部に連設されるとともに、上記ケーシング
の外部に進退可能に突出して設けられ、その突出した部
分にねじ部を有するロッド部と、このロッド部の上記ね
じ部に螺合するナットとを含む構成にしてある。
【0031】このように構成した請求項2に係る発明に
よれば、サーボ弁のスプールを付勢するばねの初期セッ
ト力を調整する場合には、ケーシングの外部に突出する
ロッド部を操作して、このロッド部を進退させればよ
い。これにより、ロッド部の移動に追従してばね受け部
が移動する。プランジャ側に位置するばねの端部の動き
はサーボ弁のスプールによって規制されるので、ロッド
部の進退の量、すなわち移動量に応じたばね受け部の押
圧力でばねを撓めることができ、所定の初期セット力と
することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可変容量型油圧ポ
ンプ制御装置の実施形態を図に基づいて説明する。図1
は本発明の一実施形態の構成を示す油圧回路図である。
この図1は前述した図2に対応させて描いてある。本実
施形態も、建設機械例えば油圧ショベルに装備させたも
のである。
【0033】図1において、前述した図2に示すものと
同等のものは同じ符号で示してある。すなわち、前述の
説明と重複するが本実施形態にあっても、可変容量型油
圧ポンプ1と、この油圧ポンプ1と同期して駆動するパ
イロットポンプ4と、これらの油圧ポンプ1及びパイロ
ットポンプ4を駆動するエンジン50とを備えている。
【0034】また、本実施形態に備えられる油圧ショベ
ルは、油圧ポンプ1から吐出される圧油によって駆動す
るブームシリンダ、アームシリンダ、バケットシリン
ダ、旋回モータ、走行モータ等のアクチュエータと、こ
れらのアクチュエータに供給される圧油の流れを制御す
る複数の方向制御弁と、これらの方向制御弁を操作する
操作装置と、上述のアクチュエータによって駆動するブ
ーム、アーム、バケット等の作業機、及び旋回体、走行
体などを備えている。
【0035】そして、本実施形態は、エンジン50によ
って駆動される油圧ポンプ1の押しのけ容積を制御する
容量可変部2と、この容量可変部2を作動させるサーボ
ピストン5と、このサーボピストン5にフィードバック
レバー12を介して連結されるスリーブ10、このスリ
ーブ10内に収納されるスプール11から成るサーボ弁
9とを備えている。
【0036】上述したサーボピストン5は小径室6と大
径室7とを備えている。上述したパイロットポンプ4の
吐出管路8は、パイロット管路8aを介してサーボピス
トン5の小径室6に連絡させてあり、パイロット管路8
bを介してサーボ弁9の1つのポートに連絡させてあ
る。サーボ弁9とサーボピストン5の大径室7とはパイ
ロット管路8cによって連絡させてあり、サーボ弁9の
上述した1つのポート側に位置する他のポートとタンク
25とは管路8dによって連絡させてある。
【0037】サーボ弁9のスプール11の他方の端部1
4側には、この端部14に当接するパイロットピストン
15を配置してある。
【0038】上述したサーボ弁9と、パイロットピスト
ン15とは、1つのケーシング35内に収納させてあ
る。また、パイロットピストン15の後方部分にはケー
シング35との間で形成される液室16を設けてあり、
この液室16に連通する通路17を形成してある。油圧
ポンプ1の吐出管路1aは分岐管路18を介して前述の
通路17に連絡させてある。吐出管路1aに連通する主
管路3は上述した図示しないアクチュエータの駆動を制
御する方向制御弁のそれぞれに連絡させてある。
【0039】以上の各構成については前述した図2に示
すものと同等である。
【0040】本実施形態では特に、ケーシング35内に
コイル31及びプランジャ32が配置される比例電磁ソ
レノイド30を設けてある。そのプランジャ32の先端
部はサーボ弁9のスプール11の端部19に当接可能に
配置してある。また、サーボ弁9のスプール11を付勢
するばね33を、比例電磁ソレノイド30のプランジャ
32を付勢するように、すなわちその端部がプランジャ
32の後端部34に当接するようにケーシング35の内
部に配置してある。また、ケーシング35内に配置さ
れ、プランジャ32側に位置するばね33の端部に対し
て反対側に位置するばね33の端部を受けるばね受け部
36と、このばね受け部36に一体に設けられるととも
に、ケーシング35の外部に進退可能に突出して設けら
れ、その突出した部分にねじ部を有するロッド部38
と、このロッド部38のねじ部に螺合するナット39と
を備えている。なお、上述したロッド部38は例えばケ
ーシング35に形成したねじ穴に螺合させてある。さら
に、ケーシング35の内部には、ばね受け部36の移動
を許容させるばね受け室37を形成してある。
【0041】上述したばね受け部36、ロッド部38、
ナット39、及びケーシング35に形成したばね受け室
37は、比例電磁ソレノイド30のプランジャ32側に
位置するばね33の端部に対して反対側に位置する当該
ばね33の端部に、ケーシング35の外部から押圧力を
付与可能な押圧力付与手段を設けた構成にしてある。
【0042】このように構成した本実施形態も、サーボ
弁9のスプール11に働く力のバランスについては、前
述した図2に示すものと同等である。すなわち、サーボ
弁9のスプール11を図1の右方向に移動させる力はパ
イロットピストン15の力Fであり、サーボ弁9のスプ
ール11を図1の左方向に移動させる力は、ばね33の
付勢力FSと、比例電磁ソレノイド30のプランジャ3
2の押付力FPとの和である。
【0043】したがって、本実施形態におけるポンプ制
御も、前述した図2に示すものと同様にして実施され
る。以下、図2に示したものの説明と重複するが、本実
施形態のポンプ制御について説明する。
【0044】例えば、エンジン50が起動して設定回転
数まで上昇し、油圧ポンプ1、パイロットポンプ4が駆
動されたものの、図示しない方向制御弁はまだ中立状態
に保たれ、アクチュエータが操作されていない状態にあ
るものとする。
【0045】このとき、油圧ポンプ1の吐出圧は比較的
低圧であり、この低圧が分岐管路18、通路17を介し
て液室16に与えられる。したがって、パイロットピス
トン15の図1の右方向への押付力は弱く、サーボ弁9
のスプール11は図1の(ハ)位置に切換えられる。こ
れにより、パイロット管路8cがスプール11の図1の
(ハ)位置を介して管路8dに連通する。すなわち、サ
ーボピストン5の大径室7がパイロット管路8c、サー
ボ弁9のスプール11、管路8dを介してタンク25に
連通する。この間、パイロットポンプ4のパイロット圧
が、パイロット管路8aを介してサーボピストン5の小
径室6に与えられ、サーボピストン5の大径室7の圧油
がサーボ弁9のスプール11を介してタンク25に戻さ
れ、サーボピストン5は同図1の左方向に移動する。こ
れにより、可変容量部2は油圧ポンプ1の押しのけ容積
を大きくするように作動し、油圧ポンプ1から大きな流
量が吐出される。
【0046】上述したサーボピストン5の作動に伴って
フィードバックレバー12を介してサーボ弁9のスリー
ブ10が、そのスプール11の動きに追従するように動
き、パイロットピストン15による押付力と、ばね33
及び比例電磁ソレノイド30のプランジャ32の押付力
とがバランスした位置で、同図1に示すように、サーボ
弁9のスプール11は中立状態となる。これにより、サ
ーボピストン5もその位置に保持され、油圧ポンプ1か
ら安定した大きな流量が吐出される。
【0047】このような状態から、図示しない操作装置
を操作して該当する図示しない方向制御弁を切換え、ア
クチュエータを駆動し、そのアクチュエータの負荷圧が
高くなってくると、油圧ポンプ1の吐出圧も高くなる。
この高くなった吐出圧が分岐管路18、通路17を介し
て液室16に与えられ、パイロットピストン15が、ば
ね33を撓め、比例電磁ソレノイド30のプランジャ3
2を同図1の右方向に動かすようにして同図1の右方向
に移動する。これに伴って、サーボ弁9のスプール11
は図1の(イ)位置に切換えられる。これにより、パイ
ロット管路8bがサーボ弁9のスプール11を介してパ
イロット管路8cに連通し、パイロットポンプ4のパイ
ロット圧がサーボピストン5の小径室6と大径室7の双
方に与えられる。サーボピストン5の小径室6と大径室
7との面積差により、このサーボピストン5は同図1の
右方向に移動する。したがって、容量可変部2は油圧ポ
ンプ1の押しのけ容積を小さくするように作動し、油圧
ポンプ1から吐出される流量は減少する。
【0048】パイロットピストン5がサーボ弁9のスプ
ール11を同図1の右方向に押す力Fと、ばね33がス
プール11を同図1の左方向に押す力FS、及び比例電
磁ソレノイド30のプランジャ32がスプール11を同
図2の左方向に押す力FPとがつり合う(F=FS+F
P)までの間、サーボピストン5の動きに応じてフィー
ドバックレバー12を介してサーボ弁9のスリーブ10
が、スプール11に追従するように動き、これにより同
図1に示されるようにサーボ弁9のスプール11は中立
状態に復帰する。これにより、サーボピストン5もその
位置に保持され、油圧ポンプ1から安定した小さな流量
が吐出される。
【0049】このときの吐出量と吐出圧との積の関数で
ある油圧ポンプ1の入力トルクは、吐出量が小さく制御
されることに伴って、例えば前述した図3の特性線27
で示すものとなる。
【0050】なお、このように特性線27に相当するよ
うに油圧ポンプ1が制御されているときの油圧ポンプ1
の吐出量と吐出圧との関係は、吐出圧の増減に応じて吐
出量が減増する関係となっている。
【0051】上述のようにアクチュエータが無負荷に保
たれている状態から、アクチュエータの負荷圧が大きく
なって油圧ポンプ1の吐出圧が増加したときには、油圧
ポンプ1の吐出量を減少させるように変化させ、これに
より、油圧ポンプ1の入力トルクがエンジン50の出力
トルクを超えない範囲で、すなわちエンストを生じさせ
ないで、エンジン50の出力をアクチュエータの駆動の
ために有効に活用できる馬力制御を実現させることがで
きる。
【0052】また、このような状態で図示しないアクチ
ュエータを駆動しているときに、エンジン50に対する
負荷が例えば小さくなったことが負荷検出器51で検出
されると、その負荷信号に応じた処理がコントローラ5
2で実行され、そのコントローラ52から比例電磁ソレ
ノイド30に信号が与えられ、プランジャ32による押
付力FPがサーボ弁9のスプール11の端部19に与え
られ、スプール11は図1の左方向に移動する。これに
より、スプール11は図1の(ハ)位置に切換えられ、
サーボピストン5の大径室7がパイロット管路8c、管
路8dを介してタンク25に連通する。したがって、サ
ーボピストン5の小径室6に与えられるパイロット圧に
より当該サーボピストン5は図1の左方向に移動し、容
量可変部2が作動して油圧ポンプ1の押しのけ容積が大
きくなり、油圧ポンプ1から吐出される流量が増加す
る。これに伴ってポンプ入力トルクが増加し、例えば前
述した図3の特性線26で示すトルク特性が得られるよ
うになる。すなわち、エンジン50に対する負荷が小さ
くなることにより増加したエンジン出力トルクに応じ
て、ポンプ入力トルクもエンジン出力トルクを超えない
範囲で増加させ、これにより、エンジン50の出力をア
クチュエータの駆動のために有効に活用することができ
る。
【0053】なお、パイロットピストン5を介してサー
ボ弁9のスプール11を同図1の右方向に押す力Fと、
ばね33と比例電磁ソレノイド21のプランジャ23と
がスプール11を左方向に押す力(FS+FP)とがつ
り合う(F=FS+FP)までの間、サーボピストン5
の動きに伴ってフィードバックレバー12を介して、サ
ーボ弁9のスリーブ10がスプール11の動きに追従す
るように動き、これにより同図1に示されるようにサー
ボ弁9のスプール11は中立位置に復帰する。
【0054】さらにまた、このようにエンジン50に対
する負荷が小さい状態で図示しないアクチュエータを駆
動しているときに、エンジン50に対する負荷が大きく
なったことが負荷検出器51で検出されると、その負荷
信号に応じた処理がコントローラ52でなされ、そのコ
ントローラ52から比例電磁ソレノイド30に信号が与
えられ、プランジャ32による押付力FPが小さくなる
ように制御され、パイロットピストン15の押付力Fが
優勢(F>FS+FP)となって、サーボ弁9のスプー
ル11は図1の右方向に移動する。これにより、スプー
ル11は同図1の(イ)位置に切換えられ、サーボピス
トン5の大径室7がパイロット管路8cを介してパイロ
ット管路8bに連通する。サーボピストン5の小径室
6、大径室7の双方に与えられるパイロット圧によりサ
ーボピストン5が図1の右方向に移動し、容量可変部2
が作動して、油圧ポンプ1の押しのけ容積が小さくなる
ように制御され、油圧ポンプ1から吐出され流量が減少
するように変化する。これに伴ってポンプ入力トルクが
減少し、例えば図3の特性線27で示すトルク特性とな
る。
【0055】この場合も、パイロットピストン15を介
してサーボ弁9のスプール11を図1の右方向に押す力
Fと、ばね33と比例電磁ソレノイド30のプランジャ
32とがスプール11を左方向に押す力(FS+FP)
とがつり合う(F=FS+FP)までの間、サーボピス
トン5の動きに伴ってフィードバックレバー12を介し
てサーボ弁9のスリーブ10がスプール11の動きに追
従するように動き、これにより同図1に示されるように
サーボ弁9のスプール11は中立状態に復帰する。
【0056】なお、上述では説明を簡単にするために、
可変容量型油圧ポンプ1を1つのみ設けた例について説
明したが、油圧ショベルにあっては、1つのエンジン5
0で複数の可変容量油圧ポンプ1を駆動する構成とする
ことも多い。このような場合にあっては、その複数の可
変容量油圧ポンプ1のポンプ入力トルクの合計値と、エ
ンジン50の出力トルクとの関係が考慮されるが、各油
圧ポンプ1の吐出量の制御動作等はほぼ上述と同様にし
て実施される。すなわち、ポンプ入力トルクの合計値が
エンジン出力トルクを超えない範囲で、エンジン50の
出力を有効活用できるようにそれぞれの油圧ポンプ制御
装置が、該当する油圧ポンプ1の押しのけ容積を制御す
る動作がおこなわれる。
【0057】このように構成した本実施形態では、当該
ポンプ制御装置の製作時などにおいて、サーボ弁9のス
プール11を付勢するばね33の初期セット力を所定の
値に調整する場合には、ナット39をゆるめ、あるいは
ロッド部38からナット39を外した状態にして、ケー
シング35の外部に位置するロッド部38を操作して、
このロッド部38を適宜回転させればよい。これによ
り、当該ロッド部38が進退し、ロッド部38と一体的
にばね受け部36が移動する。このとき比例電磁ソレノ
イド30のプランジャ32側に位置するばね33の端部
の動きはサーボ弁9のスプール11によって規制される
ので、ロッド部38の進退の量、すなわち移動量に応じ
たばね受け部36の押圧力でばね33を撓めることがで
き、所定の初期セット力にすることができる。
【0058】初期セット力の調整終了後は、ロッド部3
8に螺合するナット39を回転させて締結すればよい。
これにより、ロッド部38及びばね受け部36がケーシ
ング35に固定され、ばね33を所定の初期セット力を
有する安定した状態に維持することができる。
【0059】このように、ばね33の初期セット力の調
整に際しては、ケーシング35の外部においてナット3
9を回転させるだけでよく、したがって、ケーシング3
5を分解する作業とか、ケーシング35内にシム等を配
置するなどの面倒な作業を必要とせずにこのばね33の
初期セット力の調整作業を容易におこなうことができ、
当該調整作業の能率を向上させることができる。
【0060】なお、上記実施形態では、ケーシング35
にロッド部38に螺合するねじ穴を設けてあるが、本発
明は、このように構成することには限られない。例え
ば、ケーシング35にはねじ穴を設けず、単にロッド部
38の移動を許容させる空穴を設け、ケーシング35に
ナット39を溶接等によって固定し、初期セット力の調
整終了後には、別のロックナットをロッド部38に螺合
させ、この別のロックナットによってロッド部38及び
ばね受け部36をケーシング35に固定する構成にして
もよい。
【0061】また、上記実施形態では、ばね受け部36
と、ナット39に螺合するロッド部38とを一体に設け
てあるが、これらのばね受け部36とロッド部38とを
別体に設けた構成にしてもよい。このように構成したも
のも、上述の図1に示した実施形態とほぼ同等の作用効
果が得られる。
【0062】
【発明の効果】本発明の各請求項に係る発明によれば、
ばねの初期セット力の調整を、当該ばね等が収納される
ケーシングの外部においておこなうことができ、従来に
比べてこのばねの初期セット力の調整作業が容易にな
り、当該調整作業の能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変容量型油圧ポンプ制御装置の一実
施形態の構成を示す油圧回路図である。
【図2】従来の可変容量型油圧ポンプ制御装置の構成を
示す油圧回路図である。
【図3】図2に示す従来技術において得られるポンプ入
力トルク特性を示す図である。
【符号の説明】
1 可変容量型油圧ポンプ 1a 吐出管路 2 容量可変部 3 主管路 4 パイロットポンプ 5 サーボピストン 6 小径室 7 大径室 8 吐出管路 8a パイロット管路 8b パイロット管路 8c パイロット管路 8d 管路 9 サーボ弁 10 スリーブ 11 スプール 12 フィードバックレバー 14 端部 15 パイロットピストン 16 液室 17 通路 18 分岐管路 19 端部 25 タンク 30 比例電磁ソレノイド 31 コイル 32 プランジャ 33 ばね 34 後端部 35 ケーシング 36 ばね受け部(押圧力付与手段) 37 ばね受け室(押圧力付与手段) 38 ロッド部(押圧力付与手段) 39 ナット(押圧力付与手段) 50 エンジン 51 負荷検出器 52 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 31/06 340 F15B 11/02 C (72)発明者 国分 晴雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB05 AB06 BB02 CA03 DA03 DA04 DB02 3H045 AA04 AA10 AA12 AA24 AA33 AA36 BA15 CA00 DA25 EA12 EA26 EA33 3H089 AA81 DA03 DA13 DB75 DB82 EE18 EE31 FF01 GG02 JJ02 3H106 DA02 DA08 DA23 DB02 DB23 DB32 DC09 DD05 EE48 GA23 HH05 KK03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンによって駆動される可変容量型
    油圧ポンプの押しのけ容積を制御する容量可変部と、こ
    の容量可変部を作動させるサーボピストンと、このサー
    ボピストンとフィードバックレバーを介して連結され、
    当該サーボピストンを作動させるサーボ弁と、このサー
    ボ弁のスプールの端部に当接するプランジャを有し、上
    記エンジンの負荷の大きさに応じて上記スプールに押付
    力を付与可能な比例電磁ソレノイドと、上記サーボ弁の
    スプールを、上記比例電磁ソレノイドのプランジャによ
    る押付力の付与方向と同方向に付勢するばねとを備える
    とともに、 少なくとも上記サーボ弁と、上記比例電磁ソレノイドの
    上記プランジャと、上記ばねとが収納されるケーシング
    とを備えた可変容量型油圧ポンプ制御装置において、 上記ばねを、上記比例電磁ソレノイドの上記プランジャ
    を付勢するように配置するとともに、 上記比例電磁ソレノイドの上記プランジャ側に位置する
    上記ばねの端部に対して反対側に位置する当該ばねの端
    部に、上記ケーシングの外部から押圧力を付与可能な押
    圧力付与手段を設けたことを特徴とする可変容量型油圧
    ポンプ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記押圧力付与手段が、 上記ケーシング内に配置され、上記比例電磁ソレノイド
    の上記プランジャ側に位置する上記ばねの端部に対して
    反対側に位置する当該ばねの端部を受けるばね受け部
    と、 このばね受け部に連設されるとともに、上記ケーシング
    の外部に進退可能に突出して設けられ、その突出した部
    分にねじ部を有するロッド部と、 このロッド部の上記ねじ部に螺合するナットとを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の可変容量型油圧ポンプ制
    御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010144804A3 (en) * 2009-06-12 2011-04-21 G. W. Lisk Company, Inc. Proportional position feedback hydraulic servo system
CN104373406A (zh) * 2014-12-10 2015-02-25 重庆红江机械有限责任公司 一种变量泵的控制阀

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