JP2000328825A - 施錠装置及び施錠システム - Google Patents

施錠装置及び施錠システム

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JP2000328825A
JP2000328825A JP11143842A JP14384299A JP2000328825A JP 2000328825 A JP2000328825 A JP 2000328825A JP 11143842 A JP11143842 A JP 11143842A JP 14384299 A JP14384299 A JP 14384299A JP 2000328825 A JP2000328825 A JP 2000328825A
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Japan
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unit
lock
remote control
locking
hand
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JP11143842A
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English (en)
Inventor
Muneyuki Watanabe
宗行 渡辺
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NIHON MALL KK
Original Assignee
NIHON MALL KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔操作が可能でセキュリティ性の高いもの
とする。 【解決手段】 錠駆動部26により駆動される遠隔操作
用錠部20、外部電話機18から遠隔操作用錠部20を
駆動するための指示情報を受信する通信制御部32、指
示情報を受信したときに錠駆動部26の駆動信号を出力
する信号処理部36、及び、遠隔操作用錠部20をその
手元で施解錠する駆動機構部24を備える。信号処理部
36は、外部電話機18から指示情報を受信したときに
遠隔操作用錠部20を施錠するための駆動信号のみを出
力する。駆動機構部24は、鍵装着部241に装着され
る鍵の回動操作により遠隔操作用錠部20を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等に付設され
ているドア等の開閉部を遠隔操作により施錠可能にする
施錠装置及び施錠システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外出して留守になるときには、空
き巣や泥棒等に侵入されないように家屋等の建物に付設
されているドア等の開閉部に取り付けられているシリン
ダー錠やレバータンブラー錠等により施錠を行うように
なっている。また、近年、ホームセキュリティシステム
が進歩し、電話回線等を利用して遠隔地から暗証情報を
用いてドア等の開閉部の施錠及び解錠を行うようにする
施解錠システムも提案されている(特開平10―292
688号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
シリンダー錠等による施錠方法では、施錠を行うのを忘
れて外出した場合には、せっかく外出しているにも関わ
らず急いで帰宅しなければならない事態を招くことにな
るという問題があった。また、上記遠隔操作による施解
錠システムでは、遠隔地から施錠や解錠を行うことがで
きるため、例えば、自宅内部に異常が発生したために防
犯管理や防災管理等を委託している保安者が自宅内に立
ち入る必要が生じたような場合に合鍵を預けておかなく
ても居住者による遠隔操作により立ち入りが可能になる
という利点があるが、暗証情報により解錠が可能になる
ことから他人に暗証情報が盗まれて悪用される虞がある
という問題があった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、遠隔操作が可能でセキュリティの信頼性が高い施
錠装置及び施錠システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、第1駆動手段により駆動可能な
遠隔操作用錠部と、外部送信機から前記遠隔操作用錠部
を駆動するための指示情報を受信する受信機と、前記指
示情報を受信したことに応じて前記第1駆動手段の駆動
信号を出力する信号処理部と、前記遠隔操作用錠部をそ
の手元で施解錠する手元施解錠手段とを備え、前記信号
処理部は前記外部送信機から指示情報を受信したときに
前記遠隔操作用錠部を施錠するための駆動信号のみを出
力するものであることを特徴としている。
【0006】この構成によれば、外部送信機からの遠隔
操作用錠部を駆動するための指示情報を受信したとき、
信号処理部からは遠隔操作用錠部を施錠するための駆動
信号のみが出力されるようになっているので、この駆動
信号により遠隔操作用錠部が施錠される。一方、遠隔操
作用錠部の手元では手元施解錠手段によって遠隔操作用
錠部が施錠又は解錠される。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に係る
ものにおいて、前記施解錠手段は、鍵装着部に装着され
る鍵の回動操作により前記遠隔操作用錠部を駆動する駆
動機構部を備えたことを特徴としている。
【0008】この構成によれば、遠隔操作用錠部の手元
では、鍵装着部に鍵が装着されて回動操作がおこなわれ
ると、それに応じて駆動機構部により遠隔操作用錠部が
駆動され、遠隔操作用錠部が施錠又は解錠される。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項2に係る
ものにおいて、前記駆動機構部は、前記遠隔操作用錠部
に係合され、前記鍵の回動操作に応じて回動することに
より前記遠隔操作用錠部をその施錠位置と解錠位置との
間で移動させる係合部材を備えたことを特徴としてい
る。
【0010】この構成によれば、遠隔操作用錠部に係合
される係合部材が鍵の回動操作に応じて回動されること
により、遠隔操作用錠部が施錠位置と解錠位置との間で
移動される。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項1に係る
ものにおいて、前記手元施解錠手段は、手動により施解
錠可能な手元操作用錠部と、該手元操作用錠部の施解錠
動作を検出する検出手段とを備え、前記手元操作用錠部
が施錠されたときに前記信号処理部から駆動信号を出力
させて前記遠隔操作用錠部を施錠し、前記手元操作用錠
部が解錠されたときに前記信号処理部から駆動信号を出
力させて前記遠隔操作用錠部を解錠するものであること
を特徴としている。
【0012】この構成によれば、手動により施解錠可能
な手元操作用錠部が施錠されたときに信号処理部から駆
動信号が出力されて遠隔操作用錠部が施錠され、手動に
より施解錠可能な手元操作用錠部が解錠されたときに信
号処理部から駆動信号が出力されて遠隔操作用錠部が解
錠される。
【0013】また、請求項5の発明は、請求項1に係る
ものにおいて、前記手元施解錠手段は、第2駆動手段に
より駆動可能な手元操作用錠部と、前記第2駆動手段を
駆動して前記手元操作用錠部を施解錠する手元操作部
と、前記手元操作用錠部の施解錠状態を検出する検出手
段とを備え、前記手元操作用錠部が施錠されたときに前
記信号処理部から駆動信号を出力させて前記遠隔操作用
錠部を施錠し、前記手元操作用錠部が解錠されたときに
前記信号処理部から駆動信号を出力させて前記遠隔操作
用錠部を解錠するものであることを特徴としている。
【0014】この構成によれば、第2駆動手段により駆
動可能な手元操作用錠部が手元操作部により施錠された
ときに信号処理部から駆動信号が出力されて遠隔操作用
錠部が施錠され、第2駆動手段により駆動可能な手元操
作用錠部が手元操作部により解錠されたときに信号処理
部から駆動信号が出力されて遠隔操作用錠部が解錠され
る。
【0015】また、請求項6の発明は、請求項1乃至5
のいずれかに係るものにおいて、前記遠隔操作用錠部の
施解錠状態を検出する検出手段を備え、前記信号処理部
は、前記遠隔操作用錠部が施錠状態にあるときに前記外
部送信機から指示情報を受信しても前記遠隔操作用錠部
の解錠動作を禁止する動作禁止手段を備えたことを特徴
としている。
【0016】この構成によれば、遠隔操作用錠部が施錠
状態にあるときに外部送信機から遠隔操作用錠部を駆動
するための指示情報を受信しても動作禁止手段により遠
隔操作用錠部の解錠動作が行われないようにされる。
【0017】また、請求項7の発明は、請求項6に係る
ものにおいて、前記動作禁止手段は、前記信号処理部か
らの駆動信号の出力を禁止する出力禁止手段であること
を特徴としている。
【0018】この構成によれば、出力禁止手段により信
号処理部から駆動信号が出力されないようにされ、これ
により外部送信機から遠隔操作用錠部を駆動するための
指示情報を受信しても遠隔操作用錠部の解錠動作が行わ
れないようにされる。
【0019】また、請求項8の発明は、請求項7に係る
ものにおいて、前記指示情報に関連する照合情報を記憶
する記憶手段を備え、前記出力禁止手段は、前記外部送
信機からの指示情報と前記記憶手段の照合情報とを照合
して両情報が一致したときに前記駆動手段の駆動を許可
するものであって、前記遠隔操作用錠部が施錠状態にあ
るときにその照合を禁止する照合手段からなることを特
徴としている。
【0020】この構成によれば、外部送信機からの指示
情報と記憶手段に記憶されている照合情報とを照合して
両情報が一致したときに駆動手段の駆動が許可されるこ
とになるが、遠隔操作用錠部が施錠状態にあるときには
両情報の照合が行われないようにされる。
【0021】また、請求項9の発明は、請求項6に係る
ものにおいて、前記動作禁止手段は、前記遠隔操作用錠
部が施錠状態にあるときに該遠隔操作用錠部の施錠位置
からの移動を阻止する移動阻止手段であることを特徴と
している。
【0022】この構成によれば、遠隔操作用錠部が施錠
状態にあるとき、移動阻止手段により遠隔操作用錠部の
施錠位置からの移動が禁止される。これにより、遠隔操
作用錠部が施錠状態にあるときに外部送信機から指示情
報を受信しても、遠隔操作用錠部が誤動作等により解錠
されるようなことがなくなる。
【0023】また、請求項10の発明は、請求項9に係
るものにおいて、前記移動阻止手段は、前記遠隔操作用
錠部に形成された係合部と、前記遠隔操作用錠部が施錠
されたときに前記係合部に離脱可能に係合される係合部
材とを備えたことを特徴としている。
【0024】この構成によれば、遠隔操作用錠部の係合
部に係合部材が離脱可能に係合されることにより遠隔操
作用錠部の施錠位置からの移動が禁止される。これによ
り、遠隔操作用錠部が施錠状態にあるときに外部送信機
から指示情報を受信しても、誤動作等により遠隔操作用
錠部が解錠されるようなことがなくなる。
【0025】また、請求項11の発明は、請求項1乃至
5のいずれかに係るものにおいて、前記遠隔操作用錠部
の施解錠状態を検出する検出手段と、前記外部送信機か
ら前記遠隔操作用錠部の施解錠状態を問い合わせる問合
情報を受信したことに応じて前記検出手段で検出した施
解錠状態を回答する状態回答手段とを備えたことを特徴
としている。
【0026】この構成によれば、外部送信機から遠隔操
作用錠部の施解錠状態を問い合わせる問合情報を受信し
たとき、施錠装置の遠隔操作用錠部の施解錠状態が回答
される。このように外部からの施解錠状態の問い合せに
対して回答がなされるので、施錠されているとの回答を
受けた居住者は安心して外出先で用を足すことができ
る。
【0027】また、請求項12の発明は、前記指示情報
を送信する外部送信機と、該外部送信機と電話回線を介
して接続される請求項1乃至10のいずれかに記載の施
錠装置とからなることを特徴としている。
【0028】この構成によれば、外部送信機からの遠隔
操作用錠部を駆動するための指示情報を送信したとき、
施錠装置の信号処理部からは遠隔操作用錠部を施錠する
ための駆動信号が出力され、この駆動信号により遠隔操
作用錠部が施錠される。一方、遠隔操作用錠部の手元で
は手元施解錠手段によって遠隔操作用錠部が施錠又は解
錠される。
【0029】また、請求項13の発明は、請求項12に
係るものにおいて、前記外部送信機は、前記遠隔操作用
錠部の施解錠状態を問い合わせる問合情報を送信すると
共に、前記施錠装置から施解錠状態を回答する回答情報
を受信するものであり、前記施錠装置は、前記問合情報
を受信すると共に、前記回答情報を送信するものである
ことを特徴としている。
【0030】この構成によれば、外出先からの施解錠状
態の問い合せに対して回答がなされるので、施錠状態に
あるとの回答を受けた居住者は安心して外出先で用を足
すことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る施錠装置が適用される施錠システムの構成を示す
ブロック図である。この図において、施錠システム10
は、家屋等の建物に付設されているドア等の開閉部12
の施解錠(施錠及び解錠)を行う施錠装置14と、この
施錠装置14と電話回線16を介して接続され、外部か
らの遠隔操作により開閉部12の施錠を指示する外部電
話機18とから構成されている。
【0032】施錠装置14は、開閉部12に矢印で示す
前後方向(図では左右方向)にスライド可能に取り付け
られたロックピン等からなる長尺状の遠隔操作用錠部2
0と、鍵の回転操作により遠隔操作用錠部20を前後方
向に移動させ、この遠隔操作用錠部20を壁等の固定部
13に配設された錠受部22に対して着脱させる駆動機
構部24と、この駆動機構部24を利用して遠隔操作用
錠部20を前方に移動させて錠受部22に自動装着する
錠駆動部26と、錠受部22に配設され、遠隔操作用錠
部20が錠受部22に装着されたことを検出する光セン
サ等からなる施錠センサ28と、遠隔操作用錠部20の
錠駆動部26による施錠動作を制御する制御部30と、
外部電話機18との間で信号の送受信を行うモデム等か
らなる通信制御部32とを備えている。
【0033】駆動機構部24は、外出時等に開閉部12
の手元で遠隔操作用錠部20の施錠を行うと共に、帰宅
時等にその解錠を行う施解錠手段を構成するもので、図
2(a)に概略構成を示すように、後述する鍵34が挿
入される鍵穴241aを前面に有する鍵装着部である内
筒241と、内筒241が収納される外筒242と、内
筒241と外筒242とに跨って一列に配設された複数
のピン体243とで構成されている。各ピン体243
は、上部ピン243aと下部ピン243bとに例えば各
ピン体243毎に長さを異ならせて分割されており、ば
ね244により上部ピン243aが下部ピン243b側
に押圧された状態となっている。
【0034】このように構成された駆動機構部24は、
その内筒241に、図2(b)に示すように、各ピン体
243の分割長さに対応して山と谷とが刻設された鍵3
4が鍵穴241aから挿入されると、各上部ピン243
aと各下部ピン243bとの当接部分が内筒241と外
筒242との境界部分に位置することになり、この状態
で鍵34を内筒241と共に周方向に回転できるように
なっている。また、図2(c)に示すように、遠隔操作
用錠部20に形成された係合溝201に、内筒241に
一体に形成されてなる係合突起245が係合されてお
り、この係合突起245が内筒241の回転に応じて回
転することにより遠隔操作用錠部20を前後方向に進退
させるようになっている。
【0035】錠駆動部26は、図3に示すように、内筒
241における鍵34の挿入側とは反対側に配設されて
いる鍵部261と、鍵部261を内筒241に対して進
退させるソレノイド262と、ソレノイド262を鍵部
261と共に回転させるステッピングモータ263とか
ら構成されており、ソレノイド262を駆動して鍵部2
61を内筒241内に挿入し、ステッピングモータ26
3を駆動して鍵部261と共に内筒241を周方向に回
転させることにより鍵34の回転による場合と同様に係
合突起245の回転により遠隔操作用錠部20を前後方
向に進退させるようになっている。
【0036】制御部30は、所定の演算乃至制御処理を
行うCPU36と、所定の処理プログラムが記憶されて
いるROM38と、処理データを一時的に記憶するRA
M40と、遠隔操作用錠部20の駆動に関連する指示情
報を書き換え可能に記憶するEEPROM等の記憶部4
2とを備えている。CPU36には、錠駆動部26、施
錠センサ28及び表示部44が接続されている。この表
示部44は、遠隔操作用錠部20の施解錠状態を表示し
たり、施錠装置14に動作異常が生じたとき等に居住者
に対して警報を表示したりするものである。
【0037】また、CPU36には、遠隔操作用錠部2
0が施錠されているか解錠されているかの施解錠状態を
判別する状態判別手段361、外部電話機18から遠隔
操作用錠部20の施解錠状態の問合情報(問合信号)を
受信したときに回答信号を出力する回答信号生成手段3
62、外部電話機18から遠隔操作用錠部20に対して
駆動を指示する指示情報(指示信号)を受信したときに
予め記憶部42に記憶されている照合情報(指示情報に
関連する照合情報)と受信した指示情報とが一致するか
否かを照合する照合手段363、遠隔操作用錠部20を
錠受部22に装着するための施錠信号を出力する信号処
理部364、及び、外部電話機18から指示情報を受信
したことに応じて信号処理部364で施錠信号を生成し
て錠駆動部26を駆動する遠隔駆動制御手段365とし
ての各機能実現手段を備えている。信号処理部364に
は、施錠信号を生成する施錠信号生成手段364aとし
ての機能実現手段を有している。
【0038】なお、状態判別手段361は、遠隔操作用
錠部20が錠受部22に装着されて施錠センサ28から
ON信号が出力されているときに施錠状態にあると判別
し、遠隔操作用錠部20が錠受部22から離脱して施錠
センサ28からOFF信号が出力されているときに解錠
状態にあると判別する。すなわち、施錠センサ28と状
態判別手段361とで遠隔操作用錠部20の施解錠状態
を検出する検出手段を構成する。また、照合手段363
は、外部電話機18からの指示情報と記憶部42の照合
情報とが一致したときに錠駆動部26の駆動を許可する
もので、遠隔操作用錠部20が解錠状態にあるときにの
み両情報を照合し、遠隔操作用錠部20が施錠状態にあ
るときには両情報の照合を禁止するように設定されてい
る。
【0039】すなわち、照合手段363は、遠隔操作用
錠部20が施錠状態にあるときに指示情報を受信しても
信号処理部364からの駆動信号の出力を禁止する出力
禁止手段を構成する。これにより、遠隔操作用錠部20
が施錠状態にあるときに外部電話機18から遠隔操作用
錠部20に対して駆動を指示する指示情報を受信した場
合には照合不能になって遠隔操作用錠部20が誤動作に
より解錠されてしまうというような虞がなくなり、セキ
ュリティの信頼性が向上する。
【0040】通信制御部32は、外部電話機18から送
信されてくるアナログ信号をデジタル信号に変換する一
方、制御部30で生成されるデジタル信号をアナログ信
号に変換して外部電話機18に送信するもので、受信し
た信号が遠隔操作用錠部20の施解錠状態を問い合わせ
るための問合情報であるか否かを判別する問合情報判別
手段321、受信した信号が遠隔操作用錠部20の駆動
を指示する指示情報であるか否かを判別する指示情報判
別手段322、及び、遠隔操作用錠部20の施解錠状態
の問い合わせを受けたときに施錠センサ28からの検出
信号に基づいて状態判別手段361で判別した施解錠状
態の判別結果を外部電話機18に回答する状態回答手段
323としての各機能実現手段を備えている。なお、状
態回答手段323は、図略の音声RAMから読み出した
音声情報に基づいて合成した音声で回答(例えば、「ド
アは施錠されています」、「ドアは施錠されていませ
ん」等)するようになっている。また、通信制御部32
に切換えスイッチを介して室内電話機33を接続してお
くと、外部電話機18との間で通話を行うことが可能と
なる。
【0041】外部電話機18は、内部に設置されている
制御部48に、施錠装置14に回線接続するための電話
番号を送信する番号送信手段481、遠隔操作用錠部2
0の施解錠状態の問合情報を送信する問合情報送信手段
482、遠隔操作用錠部20に対して駆動を指示する指
示情報送信手段483、及び、施錠装置14から回答情
報を受信する回答情報受信手段484としての各機能実
現手段を備えている。
【0042】次に、上記のように構成された施錠システ
ム10における外部電話機18による施錠装置14の遠
隔操作に基づく動作を図4に示すフローチャートに基づ
いて説明する。ここでは、外部電話機18と通信制御部
32との間で交信される種々の通信制御信号については
説明を省略している。なお、ここでは、遠隔操作用錠部
20の施解錠状態の如何にかかわらず、外部電話機18
からは遠隔操作用錠部20に対する駆動を指示する指示
情報が送信されるものとして説明する。
【0043】まず、施錠装置14と外部電話機18間の
回線が接続されると、外部電話機18から遠隔操作用錠
部20の施錠状態を問い合わせる問合情報を受信したか
否かが問合情報判別手段462により判別される(ステ
ップS1)。判定が否定されると問合情報を受信するま
で待機し、判定が肯定されると状態判別手段361によ
り判別された施解錠状態に対応して回答信号生成手段3
62で回答信号が生成され、この回答信号に基づいて状
態回答手段323により外部電話機18に対して施解錠
状態が回答される(ステップS3)。なお、状態判別手
段361による判別結果はRAM40に記憶され、この
記憶内容は判別の度に更新されるようになっている。
【0044】次いで、外部電話機18から遠隔操作用錠
部20に対して駆動を指示する指示情報を受信したか否
かが指示情報判別手段322により判別される(ステッ
プS5)。判定が否定されると駆動を指示する指示情報
を受信するまで待機し、判定が肯定されると遠隔操作用
錠部20が解錠状態にあるか否かが施錠センサ28によ
り検出された検出信号に基づいて状態判別手段361に
より判別される(ステップS7)。
【0045】この判定が肯定されると、受信した指示情
報と記憶部42に記憶されている照合情報とが照合手段
363で照合され、両情報が一致するか否かが判別され
る(ステップS9)。判定が肯定されると、信号処理部
364で施錠信号が生成されると共に、この施錠信号に
より錠駆動部26が駆動されて遠隔操作用錠部20の施
錠が行われる(ステップS11)。その後、遠隔操作用
錠部20が施錠されたか否かが施錠センサ28と状態判
別手段361とで判別され(ステップS13)、判定が
肯定されたときは施錠された旨が回答され(ステップS
15)、判定が否定されたときは施錠されていない旨が
回答される(ステップS17)。これらの回答は、ステ
ップS3の場合と同様の方法で行われる。なお、ステッ
プS7及びステップS9で判定が否定されたときは、施
錠システム10の動作は終了する。
【0046】この図4のフローチャートに基づく動作説
明では、上述のように遠隔操作用錠部20の施解錠状態
の如何にかかわらず、外部電話機18から遠隔操作用錠
部20に対する駆動を指示する指示情報が送信されるも
のとして説明しているが、ステップS3で遠隔操作用錠
部20が施錠状態にある旨の回答が行われた場合、通常
はその段階で操作が中止されることになる。また、遠隔
操作用錠部20が解錠状態にある場合、ステップS11
で遠隔操作用錠部20が施錠されると、その段階で動作
が終了されるようにしてもよい。
【0047】このように構成された施錠システム10に
よれば、外出先から電話回線を介して遠隔操作用錠部2
0の施解錠状態の確認を行うことができ、施錠を忘れて
外出したときには遠隔操作により施錠を行うことができ
るので、居住者は安心して外出先で用を足すことができ
ることになる。また、信号処理部364は、外部電話機
18から遠隔操作用錠部20に対する駆動を指示する指
示情報を受信した場合に施錠信号のみを生成するように
構成されているので、施錠状態にある遠隔操作用錠部2
0が誤動作して解錠されることがなくなりセキュリティ
の信頼性に優れたものとなる。
【0048】また、遠隔操作用錠部20が解錠状態にあ
るときにのみ、受信した駆動を指示する指示情報と記憶
部42に記憶されている照合情報とが照合されるように
なっているので、遠隔操作用錠部20が施錠状態にある
ときに外部電話機18から駆動を指示する指示情報が送
信されても施錠装置14ではその指示情報を受け付けな
いことになり、より一層セキュリティの信頼性に優れた
ものとなる。さらに、遠隔操作用錠部20の解錠は、遠
隔操作用錠部20の手元の駆動機構部24により行い遠
隔操作はできないようになっているので、暗証番号等の
暗証情報を盗用される虞がなくなり、この点からもセキ
ュリティの信頼性に優れたものとなる。
【0049】なお、上記実施形態における遠隔操作用錠
部20の錠駆動部26が、鍵部261、ソレノイド26
2及びステッピングモータ263により構成されている
が、図5に示すように、遠隔操作用錠部20をプランジ
ャ等の駆動軸により直接進退させるソレノイド264で
構成することもできる。
【0050】この場合、駆動機構部24は、係合突起2
45を除去する一方、鍵穴241aに挿入した鍵の回転
位置(内筒241の回転位置)を検出する第1センサ5
1及び第2センサ52を配設し、鍵が解錠位置にあると
きに第1センサ51から出力された検出信号が制御部3
0に入力され、鍵が施錠位置にあるときに第2センサ5
2から出力された検出信号が制御部30に入力されるよ
うに構成する。また、制御部30には、信号処理部36
4に遠隔操作用錠部20の解錠を行うための解錠信号を
生成する解錠信号生成手段364bとしての機能実現手
段を設ける一方、遠隔操作用錠部20の施解錠をその手
元で行うための手元駆動制御手段366としての機能実
現手段を備えておくようにする。
【0051】このような構成とすることにより、遠隔操
作用錠部20が解錠状態にあるとき、外部電話機18か
ら施錠を指示する指示情報を受信すると、遠隔駆動制御
手段365の制御に基づいて施錠信号生成手段364a
により施錠信号が生成され、この施錠信号によりソレノ
イド264が駆動されて遠隔操作用錠部20の施錠が行
われる。また、遠隔操作用錠部20が解錠状態にあると
き、鍵穴241aに鍵が挿入されて回転操作されると、
第2センサ52から出力された検出信号が制御部30に
入力され、手元駆動制御手段366の制御に基づいて施
錠信号生成手段364aにより施錠信号が生成され、こ
の施錠信号によりソレノイド264が駆動されて遠隔操
作用錠部20の施錠が行われる。
【0052】一方、遠隔操作用錠部20が施錠状態にあ
るとき、鍵穴241aに鍵が挿入されて回転操作される
と、第1センサ51から出力された検出信号が制御部3
0に入力され、手元駆動制御手段366の制御に基づい
て解錠信号生成手段364bにより解錠信号が生成さ
れ、この解錠信号によりソレノイド264が駆動されて
遠隔操作用錠部20の解錠が行われる。この場合、駆動
機構部24a、第1,第2センサ51,52及び信号処
理部364により遠隔操作用錠部20を手元で施解錠す
る手元施解錠手段が構成されることになる。
【0053】また、図5に示す構成において、遠隔操作
用錠部20に係合凹部202を形成すると共に、遠隔操
作用錠部20が前方に移動して錠受部22に装着された
ときの係合凹部202に対応する位置にソレノイド等の
駆動部53により進退されるロッドピン等からなるスト
ッパ54を配設する一方、制御部30にストッパ54の
駆動を制御するストッパ駆動制御手段367としての機
能実現手段を設けておくようにし、遠隔操作用錠部20
が施錠されたときに駆動部53によりストッパ54が係
合凹部202に装着されるようにすることもできる。こ
のストッパ54は、施錠された後の遠隔操作用錠部20
の移動を機械的に阻止する移動阻止手段を構成する。
【0054】このようなストッパ構造を採用すると、外
部電話機18からの指示情報による誤動作によって解錠
信号がソレノイド264に供給されても遠隔操作用錠部
20が解錠されるのを確実に阻止することができ、セキ
ュリティの信頼性が高められることになる。このストッ
パ54は、第1センサ51から出力される検出信号が制
御部30に入力されたとき、ソレノイド264が駆動さ
れて遠隔操作用錠部20が解錠動作に入る前にストッパ
駆動手段367により係合凹部202から離脱されるよ
うにしておけば、遠隔操作用錠部20の解錠動作に支障
が生じることはない。
【0055】図6は、本発明の第2の実施形態に係る施
錠装置が適用される施錠システムの構成を示すブロック
図である。なお、この第2の実施形態に係る施錠システ
ム10aは、基本的には第1の実施形態に係る施錠シス
テム10と略同様の構成になるものであるため、同一の
構成になるものについては同一の参照符号を付すことに
より説明を省略し、以下には主として施錠システム10
との相違点を中心に説明する。
【0056】すなわち、図6に示す施錠システム10a
では、施錠装置14が、開閉部12に矢印で示す前後方
向(図では左右方向)にスライド可能に取り付けられた
ロックピン等からなる長尺状の遠隔操作用錠部20a
と、同様に開閉部12に矢印で示す前後方向にスライド
可能に取り付けられたロックピン等からなる長尺状の手
元操作用錠部21aとを備えている。この遠隔操作用錠
部20aは、錠駆動部26aにより錠受部22aに対し
て着脱されるように構成されている。この錠駆動部26
aは、ねじ棒261aと、ねじ棒261aを回転駆動す
るステッピングモータ262aと、遠隔操作用錠部20
aに固設され、ねじ棒261aに螺合される支持体26
3aとで構成されている。錠受部22aには、施錠セン
サ28と同様の施錠センサ28aが配設されている。
【0057】また、手元操作用錠部21aは、壁等の固
定部13に配設された錠受部22b(錠受部22bは錠
受部22aと一体に形成したものでもよい。)に対して
駆動機構部24bにより着脱されるように構成されてい
る。この駆動機構部24bは、第1の実施形態における
駆動機構部24と同様の構成になるもので、前面の鍵穴
241aに鍵34(図3)を差し込んで周方向に回転さ
せることにより、内筒241に形成されている係合突起
245が回転し、この係合突起245が手元操作用錠部
21aに形成されている係合溝211aに係合されて手
元操作用錠部21aを前後方向に進退するようにしたも
のである。
【0058】また、錠受部22bには、施錠センサ28
bが配設されており、手元操作用錠部21aが錠受部2
2bに装着されたときに施錠センサ28bからON信号
が出力される一方、手元操作用錠部21aが錠受部22
bから離脱したときに施錠センサ28bからOFF信号
が出力され、これらの検出信号が制御部30に入力され
るようになっている。
【0059】また、制御部30には、信号処理部364
に遠隔操作用錠部20aを解錠するための解錠信号を生
成する解錠信号生成手段364bとしての機能実現手段
が設けられる一方、施錠センサ28bから出力される検
出信号の変化に応じて手元操作用錠部21aの施解錠状
態の変化を判別する変化判別手段368、及び、施解錠
状態の変化に応じて信号処理部364で施錠信号又は解
錠信号を生成して錠駆動部26aを駆動する手元駆動制
御手段369としての機能実現手段を備えている。
【0060】すなわち、変化判別手段368は、施錠セ
ンサ28bからの検出信号がOFFからONに変化した
ときに手元操作用錠部21aが施錠されたと判別する一
方、検出信号がONからOFFに変化したときに手元操
作用錠部21aが解錠されたと判別する。これらの施錠
センサ28bと変化判別手段368とで手元操作用錠部
21aの施解錠動作を検出する検出手段を構成する。ま
た、手元駆動制御手段369は、手元操作用錠部21a
が施錠されたときに信号処理部364で施錠信号を生成
して遠隔操作用錠部20aを施錠する一方、手元操作用
錠部21aが解錠されたときに信号処理部364で解錠
信号を生成して遠隔操作用錠部20aを解錠する。この
構成において、手元操作用錠部21aと、施錠センサ2
8bと、信号処理部364と、変化判別手段368と
で、遠隔操作用錠部20aをその手元で施解錠する手元
施解錠手段を構成する。
【0061】このように構成された施錠システム10a
では、外部電話機18による施錠装置14の遠隔操作に
基づく動作は、基本的に図4のフローチャートに示す第
1の実施形態のものと同様であるのでその説明を省略
し、以下には手元操作用錠部21aの操作に基づく遠隔
操作用錠部20aの施解錠動作について、図7、図8及
び図9に示すフローチャートに基づき説明する。
【0062】まず、外出時等における施錠時には、図7
に示すように、手元操作用錠部21aが施錠されたか否
かが施錠センサ28bからの検出信号に基づいて変化判
別手段368により判別される(ステップS21)。判
定が否定されたときは判定が肯定されるまで待機し、判
定が肯定されたときは手元駆動制御手段369の制御に
より信号処理部364で施錠信号が生成され、この施錠
信号に基づいて遠隔操作用錠部20aが施錠される(ス
テップS23)。
【0063】また、帰宅時等における解錠時には、図8
に示すように、手元操作用錠部21aが解錠されたか否
かが施錠センサ28bからの検出信号に基づいて変化判
別手段368により判別される(ステップS31)。判
定が否定されたときは判定が肯定されるまで待機し、判
定が肯定されたときは手元駆動制御手段369の制御に
より信号処理部364で解錠信号が生成され、この解錠
信号に基づいて遠隔操作用錠部20aが解錠される(ス
テップS33)。
【0064】また、外出時に施錠を忘れたために外部電
話機18による遠隔操作により遠隔操作用錠部20aを
施錠したときは、手元操作用錠部21aは解錠された状
態にあるため、帰宅時に一旦手元操作用錠部21aを施
錠し、手元操作用錠部21aと遠隔操作用錠部20aと
が共に施錠されている状態にする必要がある。この場合
における解錠時には、図9に示すように、手元操作用錠
部21aが施錠されたか否かが施錠センサ28bからの
検出信号に基づいて変化判別手段368により判別され
る(ステップS41)。判定が否定されたときは判定が
肯定されるまで待機し、判定が肯定されたときは手元操
作用錠部21aが解錠されたか否かが施錠センサ28b
からの検出信号に基づいて変化判別手段368により判
別される(ステップS43)。判定が否定されたときは
判定が肯定されるまで待機し、判定が肯定されたときは
手元駆動制御手段369の制御により信号処理部364
で解錠信号が生成され、この解錠信号に基づいて遠隔操
作用錠部20aが解錠される(ステップS45)。
【0065】このように構成された施錠システム10a
によれば、第1の実施形態の場合と同様に、外出先から
電話回線を介して遠隔操作用錠部20aの施錠状態の確
認を行うことができ、施錠を忘れて外出したときには遠
隔操作で施錠を行うことができるので、居住者は安心し
て外出先で用を足すことができることになる。また、信
号処理部364は、外部電話機18から遠隔操作用錠部
20aに対する駆動を指示する指示情報を受信した場合
に施錠信号のみを生成するように構成されているので、
施錠状態にある遠隔操作用錠部20aが誤動作により解
錠されるようなことがなくなりセキュリティの信頼性に
優れたものとなる。
【0066】また、遠隔操作用錠部20aが解錠状態に
あるときにのみ、受信した駆動を指示する指示情報と記
憶部42に記憶されている照合情報とが照合されるよう
になっているので、遠隔操作用錠部20aが施錠状態に
あるときに外部電話機18から駆動を指示する指示情報
が送信されても施錠装置14ではその指示情報を受け付
けないことになり、より一層セキュリティの信頼性に優
れたものとなる。
【0067】また、遠隔操作用錠部20aの解錠は、手
元操作用錠部21aの解錠により行い遠隔操作はできな
いようになっているので、暗証番号等の暗証情報を盗用
される虞がなくなり、この点からもセキュリティの信頼
性に優れたものとなる。さらに、手元操作用錠部21a
を施錠したときに遠隔操作用錠部20aも自動的に施錠
されて二重ロック状態となるため、開閉部12をこじ開
けて侵入するのが困難となり安全性の高いものとなる。
【0068】なお、図6に示す構成において、遠隔操作
用錠部20aに図5に示す構成と同様のストッパ構造を
採用することも可能である。すなわち、遠隔操作用錠部
20aに図5に示す係合凹部202と同様の係合凹部を
形成しておく。そして、遠隔操作用錠部20aが前方に
移動して錠受部22aに装着されたときの係合凹部に対
応する位置に、駆動部53と同様の駆動部により進退さ
れるストッパ54と同様のストッパを配設すると共に、
制御部30にストッパ駆動手段しての機能実現手段を備
えるようにしておき、遠隔操作用錠部20aが施錠され
たときにそのストッパが係合凹部に装着されるようにす
ることもできる。
【0069】このような構成とすると、外部電話機18
からの指示情報による誤動作により解錠信号が錠駆動部
26aに供給されたとしても遠隔操作用錠部20aが解
錠されるのを機械的に確実に阻止することができ、セキ
ュリティの信頼性が高められることになる。このストッ
パは、手元操作用錠部21aが解錠されたとき、錠駆動
部26aが駆動されるよりも先に係合凹部から離脱され
るようにしておけば、遠隔操作用錠部20aの解錠操作
に支障が生じることはない。
【0070】また、図6に示す構成において、図10に
示すように、錠駆動部26aを遠隔操作用錠部20aの
一方側(錠受部22aとは反対側)にプランジャ等の進
退可能な駆動軸265aが遠隔操作用錠部20aに当接
可能に配設された第1のソレノイド266aと、他方側
の錠受部22a内において遠隔操作用錠部20aにプラ
ンジャ等の進退可能な駆動軸267aが当接可能に配設
された第2のソレノイド268aとで構成することもで
きる。
【0071】この構成において、手元操作用錠部21a
の施解錠操作により遠隔操作用錠部20aを施解錠する
場合には、第1のソレノイド266aは、制御部30か
ら施錠信号だけが供給されて遠隔操作用錠部20aを錠
受部22a側に移動させるためのものとされ、第2のソ
レノイド268aは、制御部30から解錠信号だけが供
給されて遠隔操作用錠部20aを錠受部22aから離脱
させるためのものとされる。また、外部電話機18から
の指示情報により遠隔操作用錠部20aを遠隔操作する
場合には、第1のソレノイド266aにのみ制御部30
から施錠信号が供給されるようになっている。
【0072】従って、手元操作用錠部21aの施錠操作
により、又は、外部電話機18からの指示情報により遠
隔操作用錠部20aを施錠する場合、第1のソレノイド
266bに施錠信号が供給されると、第1のソレノイド
266aが駆動されて駆動軸265aが進出することに
より解錠位置にある遠隔操作用錠部20aが押圧されて
前方に移動される。その後、駆動軸265aは後退し、
遠隔操作用錠部20aはいつでも解錠可能な状態とされ
る。
【0073】また、手元操作用錠部21aの解錠操作に
より遠隔操作用錠部20aを解錠する場合、第2のソレ
ノイド268aに解錠信号が供給されると、第2のソレ
ノイド268aの駆動軸267aが進出することにより
遠隔操作用錠部20aが押圧されて後方に移動される。
その後、駆動軸267aは後退し、遠隔操作用錠部20
aはいつでも施錠可能な状態とされる。なお、錠受部2
2aに永久磁石等を配設しておき、遠隔操作用錠部20
aを金属等の磁性材料で構成するようにしておくと、錠
受部22aに装着された遠隔操作用錠部20aが磁気吸
着され、遠隔操作用錠部20aが振動等により不用意に
錠受部22aから離脱しないようにすることができる。
また、第1のソレノイド266a及び第2のソレノイド
268aに代えて、ステッピングモータやねじ軸等で同
様の機能を有するようにすることも可能である。
【0074】このような構成とされていると、外部電話
機18からの操作情報による誤動作等により第1のソレ
ノイド266aに解錠信号が供給されたとしても、第1
のソレノイド266aの駆動軸265aと遠隔操作用錠
部20aとは互いに当接されているだけであるので、施
錠状態にある遠隔操作用錠部20aが解錠されてしまう
という事態を回避することができる。なお、図6に示す
構成では、遠隔操作用錠部20a及び手元操作用錠部2
1aは、いずれも開閉部12に配設されているが、その
いずれか一方あるいはその両方を壁等の固定部13に配
設するようにすることも可能である。錠受部22a,2
2bは、遠隔操作用錠部20a及び手元操作用錠部21
aの取付箇所に対応して取り付けられることになる。
【0075】図11は、本発明の第3の実施形態に係る
施錠装置が適用される施錠システムの構成を示すブロッ
ク図である。なお、この第3の実施形態に係る施錠シス
テム10bは、基本的には第2の実施形態に係る施錠シ
ステム10aと略同様の構成になるものであるため、同
一の構成になるものについては同一の参照符号を付すこ
とにより説明を省略し、以下には主として施錠システム
10aとの相違点を中心に説明する。
【0076】すなわち、図11に示す施錠システム10
bでは、施錠装置14が、開閉部12に矢印で示す前後
方向(図中では左右方向)にスライド可能に取り付けら
れたロックピン等からなる遠隔操作用錠部20aと、同
様に開閉部12に矢印で示す前後方向にスライド可能に
取り付けられたロックピン等からなる手元操作用錠部2
1bとを備えている。この遠隔操作用錠部20aは、第
2の実施形態におけるものと同様の構成になるものであ
るため、その説明を省略する。
【0077】また、手元操作用錠部21bは、その対向
位置に配設された錠受部22c(錠受部22cは錠受部
22aと一体に形成したものでもよい。)に対して錠駆
動部26bにより着脱されるように構成されている。こ
の錠駆動部26bは、第2の実施形態における錠駆動部
26aと同様の構成になるもので、ねじ棒261bと、
ねじ棒261bを回転駆動するステッピングモータ26
2bと、手元操作用錠部21bに固設され、ねじ棒26
1bに螺合される支持体263bとで構成されている。
【0078】また、錠受部22cには、施錠センサ28
bと同様の施錠センサ28cが配設されており、手元操
作用錠部21bが錠受部22cに装着されたときに施錠
センサ28cからON信号が出力される一方、手元操作
用錠部21bが錠受部22cから離脱したときに施錠セ
ンサ28cからOFF信号が出力され、これらの検出信
号が制御部30に入力されるようになっている。この施
錠センサ28cと変化判別手段368とで手元操作用錠
部21bの施解錠動作を検出する検出手段を構成する。
また、制御部30には、錠駆動部26bを駆動するため
のテンキー等からなるキー操作部52が接続されてい
る。
【0079】また、制御部30には、錠駆動部26bを
駆動するための駆動信号を生成する信号処理部364
´、及び、キー操作部52からの入力信号により手元操
作用錠部21bを駆動するための手元錠部制御手段37
0としての機能実現手段を備えている。この信号処理部
364´は、信号処理部364と同様の構成になるもの
で、錠駆動部26bに供給する施錠信号を生成する施錠
信号生成手段364a´、及び、錠駆動部26bに供給
する解錠信号を生成する解錠信号生成手段364b´と
しての機能実現手段を備えている。この構成において、
手元操作用錠部21bと、施錠センサ28cと、信号処
理部364´と、変化判別手段368とで、遠隔操作用
錠部20aをその手元で施解錠する手元施解錠手段を構
成する。また、キー操作部52と手元錠部制御手段37
0とで手元操作部(手元操作手段)を構成する。
【0080】このように構成された施錠システム10b
では、外部電話機18による施錠装置14の遠隔操作に
基づく動作は、図4のフローチャートに示す第1の実施
形態のものと同様であり、手元操作用錠部21bの操作
に基づく遠隔操作用錠部20aの施解錠動作は、図7、
図8及び図9のフローチャートに示す第2の実施形態の
ものと同様であるのでその説明を省略し、以下には手元
操作用錠部21bのキー操作部52による施解錠動作に
ついて、図12に示すフローチャートに基づき説明す
る。
【0081】まず、キー操作部52から駆動指示信号が
入力されたか否かが手元錠部制御手段370に備わる判
別部で判別される(ステップS51)。判定が否定され
ると駆動指示信号が入力されるまで待機し、判定が肯定
されると施錠動作を指示するものか否かが手元錠部制御
手段370に備わる判別部で判別される(ステップS5
3)。判定が肯定されると、手元錠部制御手段370の
制御に基づいて施錠信号生成部364a´で施錠信号が
生成され、この施錠信号が錠駆動部26bに供給されて
手元操作用錠部21bが施錠される(ステップS5
5)。
【0082】ステップS53で判定が否定されると、解
錠動作を指示するものか否かが手元錠部制御手段370
に備わる判別部で判別される(ステップS57)。そし
て、判定が肯定されると、手元錠部制御手段370の制
御に基づいて解錠信号生成部364b´で解錠信号が生
成され、この解錠信号が錠駆動部26bに供給されて手
元操作用錠部21bが解錠される(ステップS59)。
ステップS57で判定が否定されたときは、操作ミスと
判断されて動作が終了する。
【0083】このように構成された施錠システム10b
によれば、第1,第2の実施形態の場合と同様に、外出
先から電話回線を介して遠隔操作用錠部20aの施錠状
態の確認を行うことができ、施錠を忘れて外出したとき
には遠隔操作で施錠を行うことができるので、居住者は
安心して外出先で用を足すことができることになる。ま
た、信号処理部364は、外部電話機18から遠隔操作
用錠部20aに対する駆動を指示する指示情報を受信し
た場合に施錠信号のみを生成するように構成されている
ので、施錠状態にある遠隔操作用錠部20aが誤動作に
より解錠されるようなことがなくなりセキュリティの信
頼性に優れたものとなる。
【0084】また、遠隔操作用錠部20aが解錠状態に
あるときにのみ受信した駆動を指示する指示情報と記憶
部42に記憶されている指示情報とが照合されるように
なっているので、遠隔操作用錠部20aが施錠状態にあ
るときに外部電話機18から駆動を指示する指示情報が
送信されても施錠装置14ではその指示情報を受け付け
ないことになり、より一層セキュリティの信頼性に優れ
たものとなる。
【0085】また、遠隔操作用錠部20aの解錠は、手
元操作用錠部21bの解錠により行い遠隔操作はできな
いようになっているので、暗証番号等の暗証情報を盗用
される虞がなくなり、この点からもセキュリティの信頼
性に優れたものとなる。さらに、手元操作用錠部21b
を施錠したときに遠隔操作用錠部20aも自動的に施錠
されて二重ロック状態となるため、開閉部12をこじ開
けて侵入するのが困難となり安全性の高いものとなる。
【0086】なお、図11に示す構成において、遠隔操
作用錠部20aに図5に示す構成と同様のストッパ構造
を採用することも可能である。すなわち、遠隔操作用錠
部20aに図5に示す係合凹部202と同様の係合凹部
を形成しておく一方、遠隔操作用錠部20aが前方に移
動して錠受部22aに装着されたときの係合凹部に対応
する位置に、駆動部53と同様の駆動部により進退され
るストッパ54と同様のストッパを配設しておくと共
に、制御部30にストッパ駆動手段しての機能実現手段
を備えるようにしておき、遠隔操作用錠部20aが施錠
されたときにそのストッパが係合凹部に装着されるよう
にしておくこともできる。
【0087】このような構成とすると、外部電話機18
からの指示情報による誤動作により解錠信号が錠駆動部
26aに供給されたとしても遠隔操作用錠部20aが解
錠されるのを機械的に確実に阻止することができ、セキ
ュリティの信頼性が高められることになる。このストッ
パは、手元操作用錠部21aが解錠されたとき、錠駆動
部26aが駆動されるよりも先に係合凹部から離脱され
るようにしておけば、遠隔操作用錠部20aの解錠操作
に支障が生じることはない。
【0088】また、図11に示す構成において、錠駆動
部26a,26bのいずれか一方又は両方を図10に示
すものと同様の構成とすることができる。このような構
成とされていると、外部電話機18からの指示情報によ
る誤動作によって施錠状態にある遠隔操作用錠部20a
が解錠されてしまうという事態を回避することができ
る。
【0089】また、図11に示す構成において、施錠を
忘れて外出したときに遠隔操作により遠隔操作用錠部2
0aだけを施錠するのではなく、手元操作用錠部21a
も同時に施錠するようにすることも可能である。このよ
うな構成とされていると、施錠を忘れて外出したときで
も二重ロック状態にすることができるため、開閉部12
をこじ開けて侵入するのが困難となり安全性の高いもの
となる。
【0090】さらに、図11に示す構成では、遠隔操作
用錠部20a及び手元操作用錠部21bは、いずれも開
閉部12に配設されているが、そのいずれか一方あるい
はその両方を壁等の固定部13に配設するようにするこ
とも可能である。錠受部22a,22cは、遠隔操作用
錠部20a及び手元操作用錠部21bの取付箇所に対応
して取り付けられることになる。
【0091】本発明に係る施錠システム10,10a,
10bは上記実施形態のように構成されているが、本発
明はそれらの構成に限定されるものではなく、種々の変
形態様を採用することができる。
【0092】例えば、外部電話機18から遠隔操作用錠
部20,20aに対する駆動を指示する指示情報を送信
するにあたり、遠隔操作用錠部20,20aの施解錠状
態を問い合わせるように構成されているが、遠隔操作用
錠部20,20aの施解錠状態を問い合わせないで遠隔
操作用錠部20,20aに対する駆動を指示する指示情
報を送信するようにしてもよい。このようにした場合、
遠隔操作用錠部20,20aが施錠されているときには
送信作業が無駄になるが、制御動作に支障が生じること
はない。
【0093】また、照合手段363は、遠隔操作用錠部
20,20aが解錠状態にあるときにのみ外部電話機1
8からの指示情報と記憶部42に記憶されている照合情
報とを照合するようになっているが、遠隔操作用錠部2
0,20aが施錠状態にあるときにも両情報を照合する
ようにしてもよい。このようにしても、制御動作に特に
支障が生じることはない。また、外部電話機18は、基
地局との間を無線で交信する携帯電話機であってもよ
く、また、電話回線を利用して施錠装置14を遠隔操作
するための専用の通信機であってもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、第1駆動手段により駆動可能な遠隔操作用錠部と、
外部送信機から遠隔操作用錠部を駆動するための指示情
報を受信する受信機と、指示情報を受信したことに応じ
て第1駆動手段の駆動信号を出力する信号処理部と、遠
隔操作用錠部をその手元で施解錠する手元施解錠手段と
を備え、信号処理部は外部送信機から指示情報を受信し
たときに遠隔操作用錠部を施錠するための駆動信号のみ
を出力するようにされているため、遠隔操作が可能でセ
キュリティの信頼性の高い施錠装置を実現することがで
きる。
【0095】また、請求項2の発明では、手元施解錠手
段は、鍵装着部に装着される鍵の回動操作により遠隔操
作用錠部を駆動する駆動機構部を備えているので、鍵の
回動操作のみで遠隔操作用錠部を施錠又は解錠すること
ができる。
【0096】また、請求項3の発明では、駆動機構部
は、遠隔操作用錠部に係合され、鍵の回動操作に応じて
回動することにより遠隔操作用錠部をその施錠位置と解
錠位置との間で移動させる係合部材を備えているので、
鍵の回動操作のみで確実に遠隔操作用錠部を施錠又は解
錠することができる。
【0097】また、請求項4の発明では、手元施解錠手
段は、手動により施解錠可能な手元操作用錠部が施錠さ
れたときに信号処理部から駆動信号を出力させて遠隔操
作用錠部を施錠し、手動により施解錠可能な手元操作用
錠部が解錠されたときに信号処理部から駆動信号を出力
させて遠隔操作用錠部を解錠するものであるため、手元
操作用錠部を施錠するだけで自動的に二重ロックが行わ
れ、セキュリティの信頼性が高いものとなる。
【0098】また、請求項5の発明では、手元施解錠手
段は、第2駆動手段により駆動可能な手元操作用錠部が
手元操作部により施錠されたときに信号処理部から駆動
信号を出力させて遠隔操作用錠部を施錠し、手元操作用
錠部が手元操作部により解錠されたときに信号処理部か
ら駆動信号を出力させて遠隔操作用錠部を解錠するもの
であるため、手元操作用錠部を施錠するだけで自動的に
二重ロックが行われ、セキュリティの信頼性が高いもの
となる。
【0099】また、請求項6の発明では、遠隔操作用錠
部が施錠状態にあるときに指示情報を受信しても遠隔操
作用錠部の解錠動作が行われないようにする動作禁止手
段を備えているので、指示情報を受信したときの誤動作
等により遠隔操作用錠部が解錠されるのを効果的に阻止
することができる。
【0100】また、請求項7の発明では、動作禁止手段
は、信号処理部からの駆動信号の出力を禁止する出力禁
止手段であるため、指示情報を受信したときの誤動作等
により遠隔操作用錠部が解錠されるのを確実に阻止する
ことができる。
【0101】また、請求項8の発明では、出力禁止手段
は、外部送信機からの指示情報と記憶手段に記憶されて
いる照合情報とを照合して両情報が一致したときに駆動
手段の駆動を許可するものであって、遠隔操作用錠部が
施錠状態にあるときにその照合を禁止する照合手段から
なるので、指示情報を受信したときの誤動作等により遠
隔操作用錠部が解錠されるのを効果的に阻止することが
できる。
【0102】また、請求項9の発明では、動作禁止手段
は、遠隔操作用錠部が施錠状態にあるときに遠隔操作用
錠部の施錠位置からの移動を阻止する移動阻止手段であ
るため、指示情報を受信したときの誤動作等により遠隔
操作用錠部が解錠されるのを確実に阻止することができ
る。
【0103】また、請求項10の発明では、移動阻止手
段は、遠隔操作用錠部に形成された係合部と、遠隔操作
用錠部が施錠されたときに係合部に離脱可能に係合され
る係合部材とを備えているので、遠隔操作用錠部の施錠
位置からの移動を確実に阻止することができる。
【0104】また、請求項11の発明では、遠隔操作用
錠部の施解錠状態を問い合わせる問合情報を受信したと
きに施解錠状態を回答する状態回答手段を備えているの
で、施錠されているとの回答を受けた居住者は安心して
外出先で用を足すことができる利便性の高い施錠装置を
実現することができる。
【0105】また、請求項12の発明では、指示情報を
送信する外部送信機と、外部送信機と電話回線を介して
接続される請求項1乃至10のいずれかに記載の施錠装
置とから構成されるので、遠隔操作が可能でセキュリテ
ィの信頼性の高い施錠システムを実現することができ
る。
【0106】また、請求項13の発明では、外部送信機
は、遠隔操作用錠部の施解錠状態を問い合わせる問合情
報を送信すると共に、その施解錠状態を回答する回答情
報を受信する受信機能を有し、施錠装置は、遠隔操作用
錠部の施解錠状態を問い合わせる問合情報を受信すると
共に、その施解錠状態を回答する回答情報を送信する送
信機能を有するので、施錠されているとの回答を受けた
居住者は安心して外出先で用を足すことができる利便性
の高い施錠システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る施錠装置が適用
される施錠システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す施錠システムの駆動機構部の構成を
説明するための図で、(a)は鍵を挿入する前の状態の
側面図、(b)は鍵を挿入した状態の側面図、(c)は
遠隔操作用錠部の進退動作を説明するための図である。
【図3】図1に示す施錠システムの錠駆動部の構成を説
明するための側面図である。
【図4】図1に示す施錠システムにおける施錠装置の遠
隔操作に基づく動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図5】図1に示す施錠システムの変形例を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る施錠装置が適用
される施錠システムの構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す第2の実施形態に係る施錠装置にお
ける手元操作用錠部の施錠時における遠隔操作用錠部の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】図6に示す第2の実施形態に係る施錠装置にお
ける手元操作用錠部の解錠時における遠隔操作用錠部の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】図6に示す第2の実施形態に係る施錠装置にお
ける手元操作用錠部の解錠時における遠隔操作用錠部の
別の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図6に示す第2の実施形態に係る施錠装置に
おける遠隔操作用錠部の錠駆動部の変形例を示す図であ
る。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る施錠装置が適
用される施錠システムの構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示す第3の実施形態に係る施錠装置
における手元操作用錠部の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
10,10a,10b 施錠システム 12 開閉部 14 施錠装置 16 電話回線 18 外部電話機(外部送信機) 20,20a,20b 遠隔操作用錠部 21a 手元操作用錠部 22 錠受部 24 駆動機構部 26 錠駆動部 28,28a,28b,28c 施錠センサ 30 制御部 32 通信制御部(受信機) 34 鍵 52 キー操作部 245 係合突起 363 照合手段 364 信号処理部 368 変化判別手段 370 手元錠部制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA02 BB02 BB25 BB42 BB46 BB59 CC12 CC18 CC20 CC27 DD01 EE02 FF04 FF06 FF07 FF09 FF13 FF34 5K048 AA06 AA15 BA13 BA52 DC07 EA16 EB02 EB03 EB12 FB04 FB11 HA11 5K101 KK11 LL01 NN16

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1駆動手段により駆動可能な遠隔操作
    用錠部と、外部送信機から前記遠隔操作用錠部を駆動す
    るための指示情報を受信する受信機と、前記指示情報を
    受信したことに応じて前記第1駆動手段の駆動信号を出
    力する信号処理部と、前記遠隔操作用錠部をその手元で
    施解錠する手元施解錠手段とを備え、前記信号処理部は
    前記外部送信機から指示情報を受信したときに前記遠隔
    操作用錠部を施錠するための駆動信号のみを出力するも
    のであることを特徴とする施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記手元施解錠手段は、鍵装着部に装着
    される鍵の回動操作により前記遠隔操作用錠部を駆動す
    る駆動機構部を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    施錠装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動機構部は、前記遠隔操作用錠部
    に係合され、前記鍵の回動操作に応じて回動することに
    より前記遠隔操作用錠部をその施錠位置と解錠位置との
    間で移動させる係合部材を備えたことを特徴とする請求
    項2記載の施錠装置。
  4. 【請求項4】 前記手元施解錠手段は、手動により施解
    錠可能な手元操作用錠部と、該手元操作用錠部の施解錠
    動作を検出する検出手段とを備え、前記手元操作用錠部
    が施錠されたときに前記信号処理部から駆動信号を出力
    させて前記遠隔操作用錠部を施錠し、前記手元操作用錠
    部が解錠されたときに前記信号処理部から駆動信号を出
    力させて前記遠隔操作用錠部を解錠するものであること
    を特徴とする請求項1記載の施錠装置。
  5. 【請求項5】 前記手元施解錠手段は、第2駆動手段に
    より駆動可能な手元操作用錠部と、前記第2駆動手段を
    駆動して前記手元操作用錠部を施解錠する手元操作部
    と、前記手元操作用錠部の施解錠動作を検出する検出手
    段とを備え、前記手元操作用錠部が施錠されたときに前
    記信号処理部から駆動信号を出力させて前記遠隔操作用
    錠部を施錠し、前記手元操作用錠部が解錠されたときに
    前記信号処理部から駆動信号を出力させて前記遠隔操作
    用錠部を解錠するものであることを特徴とする請求項1
    記載の施錠装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の施錠
    装置において、前記遠隔操作用錠部の施解錠状態を検出
    する検出手段を備え、前記信号処理部は、前記遠隔操作
    用錠部が施錠状態にあるときに前記外部送信機から指示
    情報を受信しても前記遠隔操作用錠部の解錠動作を禁止
    する動作禁止手段を備えたことを特徴とする施錠装置。
  7. 【請求項7】 前記動作禁止手段は、前記信号処理部か
    らの駆動信号の出力を禁止する出力禁止手段であること
    を特徴とする請求項6記載の施錠装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の施錠装置において、前記
    指示情報に関連する照合情報を記憶する記憶手段を備
    え、前記出力禁止手段は、前記外部送信機からの指示情
    報と前記記憶手段の照合情報とを照合して両情報が一致
    したときに前記駆動手段の駆動を許可するものであっ
    て、前記遠隔操作用錠部が施錠状態にあるときにその照
    合を禁止する照合手段からなることを特徴とする施錠装
    置。
  9. 【請求項9】 前記動作禁止手段は、前記遠隔操作用錠
    部が施錠状態にあるときに該遠隔操作用錠部の施錠位置
    からの移動を阻止する移動阻止手段であることを特徴と
    する請求項6記載の施錠装置。
  10. 【請求項10】 前記移動阻止手段は、前記遠隔操作用
    錠部に形成された係合部と、前記遠隔操作用錠部が施錠
    されたときに前記係合部に離脱可能に係合される係合部
    材とを備えたことを特徴とする請求項9記載の施錠装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至5のいずれかに記載の施
    錠装置において、前記遠隔操作用錠部の施解錠状態を検
    出する検出手段と、前記外部送信機から前記遠隔操作用
    錠部の施解錠状態を問い合わせる問合情報を受信したこ
    とに応じて前記検出手段で検出した施解錠状態を回答す
    る状態回答手段とを備えたことを特徴とする施錠装置。
  12. 【請求項12】 前記指示情報を送信する外部送信機
    と、該外部送信機と電話回線を介して接続される請求項
    1乃至10のいずれかに記載の施錠装置とからなること
    を特徴とする施錠システム。
  13. 【請求項13】 前記外部送信機は、前記遠隔操作用錠
    部の施解錠状態を問い合わせる問合情報を送信すると共
    に、前記施錠装置から施解錠状態を回答する回答情報を
    受信する受信機能を有するものであり、前記施錠装置
    は、前記外部送信機から前記遠隔操作用錠部の施解錠状
    態を問い合わせる問合情報を受信すると共に、前記遠隔
    操作用錠部の施解錠状態を回答する回答情報を送信する
    送信機能を有するものであることを特徴とする請求項1
    2記載の施錠システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100447328B1 (ko) * 2001-10-31 2004-09-07 삼성전자주식회사 잠금장치의 동작 제어를 위한 인증 시스템 및 방법
CN102644420A (zh) * 2012-04-23 2012-08-22 武汉工程大学 远程柜门锁控装置和方法

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