JP2000328716A - 鉄筋連結装置および鉄筋連結方法 - Google Patents

鉄筋連結装置および鉄筋連結方法

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JP2000328716A JP11139776A JP13977699A JP2000328716A JP 2000328716 A JP2000328716 A JP 2000328716A JP 11139776 A JP11139776 A JP 11139776A JP 13977699 A JP13977699 A JP 13977699A JP 2000328716 A JP2000328716 A JP 2000328716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充填材の剪断破壊を確実に阻止することがで
き、しかも組立が容易な鉄筋連結装置および方法を提供
する。 【解決手段】 ねじ鉄筋22の端部にスリーブ継手30
の筒部31が螺合により連結されている。このスリーブ
継手30の他の筒部32には一対の係止部36,37が
形成されている。この係止部36、37に強制的に拡径
されたコイルスプリング40の両端が係止される。この
状態でねじ鉄筋12をスリーブ継手30に挿入する。次
に、コイルスプリング40の両端係止状態を解除し、コ
イルスプリング40をその弾性復元力により、ねじ鉄筋
12の端部に巻きつける。次に、充填材60をスリーブ
継手30に充填する。コイルスプリング40は、ねじ鉄
筋12のねじ山12aよりピッチが大きく、このねじ山
12a間に入り込むとともに、ねじ山12aより径方向
外側に突出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレキャスト鉄筋
コンクリート構造体等の異形鉄筋同士を連結する装置お
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プレキャスト鉄筋コンクリート構造体を
連結する際、その主筋となる異形鉄筋同士を連結する必
要がある。この異形鉄筋の連結は、スリーブ継手を介し
て行うのが一般的である。詳述すると、一直線上に配置
された異形鉄筋の端部をスリーブ継手に挿入し、このス
リーブ継手にモルタルを充填する。このモルタルの硬化
によって、異形鉄筋同士が連結される。
【0003】上記鉄筋連結装置では、上記異形鉄筋が大
きな引っ張り荷重を受けた時、上記モルタルが、異形鉄
筋の環状の節に外接する仮想円筒面に沿って剪断破壊す
ることがあった。これは、節のピッチが短いため節間に
介在されるモルタルの量が十分でなく、上記仮想円筒面
に沿う剪断応力に対抗できないためである。
【0004】そこで、特開平6−307023号公報で
は、異形鉄筋の外周に補強筋を固定し、モルタルの剪断
破壊を防止している。本発明に近い実施形態では、同公
報の図3に示すように、複数の補強筋を螺旋状に所定間
隔をおいて巻いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記補強筋
は、上記異形鉄筋に沿わせながらその外周に溶接等で固
定する必要があり、作業が煩雑であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる鉄筋連結
装置および方法は、異形鉄筋としてねじ鉄筋を用い、少
なくとも一方のねじ鉄筋とスリーブ継手とを充填材を介
して連結するために、このねじ鉄筋のねじ山を利用した
ものである。本発明の第1の態様は、鉄筋連結装置にお
いて、上記一方のねじ鉄筋の端部に、ねじ鉄筋のねじ山
よりピッチが大きいコイル部材が巻かれており、このコ
イル部材は、上記ねじ山間に入り込み、ねじ山より径方
向,外方向に突出し、上記スリーブ継手の内周面から離
れていることを特徴とする。
【0007】本発明の第2の態様は、第1態様の鉄筋連
結装置において、上記コイル部材はコイルスプリングか
らなり、その自然状態での内接円径が上記ねじ鉄筋のね
じ山の外接円径より小さいことを特徴とする。本発明の
第3の態様は、第2態様の鉄筋連結装置において、上記
スリーブ継手の内周には、上記コイルスプリングの両端
を拡径状態で係止するための一対の係止部が形成されて
いることを特徴とする。
【0008】本発明の第4の態様は、鉄筋連結方法にお
いて、自然状態でのピッチが上記一方のねじ鉄筋のねじ
山より大きく、自然状態での内接円径がこのねじ山の外
接円径より小さいコイルスプリングを、強制的に拡径さ
せた状態で上記スリーブ継手に収容するとともに、その
両端をスリーブ継手の内周に形成された一対の係止部に
係止させ、上記一方のねじ鉄筋の端部を上記拡径状態の
コイルスプリングおよびスリーブ継手に挿入し、次に、
上記コイルスプリングの少なくとも一端の係止状態を解
除して、コイルスプリングをその弾性復元力で鉄筋の外
周に巻きつけさせ、次に、上記充填材をスリーブ継手に
充填することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態をなす
鉄筋連結のための装置と方法について、図面を参照して
説明する。本実施形態は、プレキャスト鉄筋コンクリー
ト構造体からなる柱10,20の連結に関するものであ
る。すなわち、図2,図3に示すように、下側の柱10
は、コンクリート11と、このコンクリート11に埋め
込まれた鉄筋籠とを備えている。この鉄筋籠は、垂直に
延びる主筋としてのねじ鉄筋12(一方のねじ鉄筋)を
有している。このねじ鉄筋12の上端部は、コンクリー
ト11の上面から突出している。
【0010】上側の柱20は、コンクリート21と、こ
のコンクリート21に埋め込まれた鉄筋籠とを備えてい
る。この鉄筋籠は、垂直に延びる主筋としてのねじ鉄筋
22を有している。このねじ鉄筋22の下端部は、コン
クリート21の下端面より後退した位置にある。
【0011】上記ねじ鉄筋12,22は、通常の異形鉄
筋の節に相当するねじ山12a,22aを、所定ピッチ
で形成してなる。ねじ山12a,22aはねじ鉄筋1
2,22の全周に形成されておらず、図4に示すように
軸方向から見た時、径方向に対峙する2箇所に形成さ
れ、これらねじ山12a,22aの形成箇所間は、ほぼ
平坦となっている。以下、この平坦な部位をねじ山非形
成部12b,22bと称す。
【0012】上記柱20におけるねじ鉄筋22の下端部
には、スリーブ継手30が連結されている。このスリー
ブ継手30は、上側の筒部31と、これより大径をなす
下側の筒部32(一方の端部)とを有している。筒部3
1の内周は雌ねじ31aをなしており、上記ねじ鉄筋2
2の下端部に螺合されている。なお、このねじ鉄筋22
にはロックナット23も螺合されており、このロックナ
ット23をスリーブ継手30に向かって締め付けること
により、ねじ鉄筋22とスリーブ継手30が強固に連結
されている。
【0013】上記スリーブ継手30をねじ鉄筋22に連
結した状態で、コンクリート21を打設することによ
り、スリーブ継手30はコンクリート21に埋め込まれ
ている。スリーブ継手30の筒部32の下端はコンクリ
ート21の下面と面一をなして、開口している。
【0014】スリーブ継手30の筒部32の下端には、
径方向、内方向と突出する環状のフランジ33が形成さ
れている。また、この筒部32の下端近傍の周壁には注
入口34が形成され、上端近傍の周壁には空気抜き口3
5が形成されている。これら注入口34とエア抜き口3
5には、それぞれ水平に延びるパイプ24,25の一端
が接続されており、これらパイプ24,25の他端は、
コンクリート21の側面に開口している。上記スリーブ
継手30において、筒部32の注入口34の内周には、
後述の作用をなす係止凹部36(係止部)が形成され、
筒部32の奥部内周にも係止凹部37(係止部)が形成
されている。
【0015】図1に示すように、上記柱10,20の連
結に先立って、スリーブ継手30の筒部32内には、コ
イルスプリング40(コイル部材)がセットされる。こ
のコイルスプリング40は、線径がねじ山12aの高さ
より大となっており、自然状態でのピッチが上記ねじ鉄
筋12のねじ山12aより大きく(約2倍)、自然状態
での内接円の径がねじ山12aの外接円の径より小さく
なっている。なお、この自然状態でのコイルスプリング
40の内接円径は、ねじ鉄筋12の基部(ねじ山を除く
部分)の径と同程度またはこれより小さくしてもよい。
【0016】上記コイルスプリング40は、一端が上記
係止凹部37に嵌め込まれた状態で、強制的に自然状態
より拡径されて、筒部32の内周面に接するか接近し、
他端が係止凹部36に嵌め込まれる。この両端係止によ
り、コイルスプリング40の拡径状態が維持されてい
る。この拡径状態でのコイルスプリング40の内接円の
径は、ねじ鉄筋12のねじ山12aの外接円径より大き
くなっている。
【0017】上記コイルスプリング40がスリーブ継手
30内にセットされた状態で、図2に示すように、上側
の柱20は、吊り下げられて下側の柱10の上端面に載
せられる。なお、下側の柱10の上端面には予め敷きモ
ルタル50が敷かれており、柱10,20間に隙間が無
い状態で柱20が設置される。上記柱20の柱10への
設置に際して、柱10のねじ鉄筋12の上端部が柱20
のスリーブ継手30の筒部32に挿入される。この際、
上記拡径状態のコイルスプリング40の内接円径がねじ
鉄筋12のねじ山12aの外接円径より大きいので、コ
イルスプリング40に邪魔されずに、ねじ鉄筋12の挿
入を容易に行うことができる。
【0018】次に、注入口34に形成された係止凹部3
6に嵌められたコイルスプリング40の端を、図2にお
いて矢印で示すようにパイプ24に挿入された棒等で突
くことにより、この係止状態を解除する。これにより、
図3に示すように、コイルスプリング40はその弾性復
元力によって、ねじ鉄筋12の外周に巻きつけられる。
この際、コイルスプリング40の奥側の端も係止凹部3
7から離れる。
【0019】上記コイルスプリング40は、自然状態で
は、その内接円径がねじ鉄筋12のねじ山12aの外接
円径より小さいので、ねじ山12aに当たっても弾性復
元力によりそこから滑って、図5に示すようにねじ山1
2a間に入り込むようになる。すなわち、コイルスプリ
ング40は、その内周部がねじ山12aに外接する仮想
円筒面Cより径方向内側に入り込み、軸方向から見たと
きに、図4に示すようにねじ山12aと重なるようにな
る。また、コイルスプリング40の外周部は、上記ねじ
山12aに外接する仮想円筒面Cより径方向外側に突出
する。
【0020】自然状態でのコイルスプリング40のピッ
チはねじ山12aの約2倍であり、弾性復元してねじ鉄
筋12に巻き付けられた状態でのピッチも同程度であ
る。そのため、コイルスプリング40のねじれ角はねじ
山12aのねじれ角より大きくなっているが、それにも
拘わらず、コイルスプリング40は、ねじ山12a間に
入り込むことができる。これは、図5に示すように、ね
じ山12aの間隔Dに比べて、コイルスプリング40の
線材の幅W(ねじ山12aに外接する仮想円筒面Cを横
切る部分の幅W)が小さく、コイルスプリング40が遊
びをもってねじ山12aに入り込んでいるからである。
また、ねじ鉄筋12はねじ山非形成部12bを有してい
るので、コイルスプリング40は、ねじ山12aと交差
して乗り越える必要がないからである。
【0021】本実施形態では、コイルスプリング40の
1巻き部分の少なくとも2箇所が、図5に想像線で示す
ようにねじ山12aの傾斜面に当たり、ねじ鉄筋12の
基部から浮いた状態になっている。しかし、コイルスプ
リング40の自然状態での内接円径がねじ鉄筋12の基
部径以下の場合には、上記ねじ山12a間の間隔やねじ
山非形成部12bの占有角度範囲が所定の条件を満足す
れば、上記コイルスプリング40がこの基部外周面に接
することもある。
【0022】次に、パイプ24の開口端に注入ノズルを
差し込んで、モルタル60(充填材)の充填を行う。注
入されたモルタル60は、スリーブ継手30の注入口3
4から筒部32内に入り込み、その内部空間を下から満
たしていく。これに伴い筒部22内の空気が空気抜き口
35、パイプ25を経て外部に排出される。施工者は、
このパイプ25の開口端からのモルタル60の吐出を確
認して、モルタル注入を終了する。
【0023】上記モルタル60の硬化によってねじ鉄筋
12がモルタル60に定着し、このモルタル60を介し
て、ねじ鉄筋12とスリーブ継手30が連結され、ひい
てはねじ鉄筋12,22同士が連結される。
【0024】上記連結状態で、ねじ鉄筋12,22に引
っ張り荷重が付与された時、ねじ山12a間に入り込ん
だコイルスプリング40によって、ねじ山12aに外接
する仮想円当面Cに沿うモルタル60の剪断破壊を阻止
することができる。また、コイルスプリング40のピッ
チが大きく、このコイルスプリング40の線材間に介在
されるモルタル60の量が多いため、コイルスプリング
40に外接する他の仮想円筒面に沿うモルタル60の剪
断破壊も阻止することができる。
【0025】上記コイルスプリング40は、スリーブ継
手30に予め工場等でセットしておくことができ、建設
現場では、コイルスプリング40の係止状態を解除する
だけでコイルスプリング40の弾性復元力を利用してね
じ鉄筋12に巻きつけることができるので、建築現場で
の作業性を向上させることができる。
【0026】本実施形態では、プレキャスト鉄筋コンク
リート構造体の主筋として、ねじ鉄筋12,22を用い
たので、その特性を最大限生かすことができる。すなわ
ち、スリーブ継手30とねじ鉄筋22は螺合により強固
に連結することができる。また、ねじ鉄筋12のねじ山
12a間にコイルスプリング40を入り込ませることが
できるので、ねじ鉄筋12,22に引っ張り荷重が作用
した時には、コイルスプリング40は、ねじ山12aと
コイルスプリング40との間に介在されたモルタル60
を介して、ねじ鉄筋12と実質的に一体となって働く。
そのため、このコイルスプリング40をねじ鉄筋12に
溶接等で固定しなくても、固定したと同様の作用を得る
ことができる。
【0027】本発明は上記実施形態に制約されず、種々
の形態を採用可能である。例えば、上記実施形態におい
て、コイルスプリング40の奥側の端は係止凹部37か
ら外れないようにしてもよい。この場合、この奥側の端
がスリーブ継手30の内周に残されるが、他の部分は、
スリーブ継手30の内周面から離れるので、実質的にコ
イルスプリング40はスリーブ継手30の内周面から離
れていることになる。また、上記実施形態において、局
所的にコイルスプリング40がねじ鉄筋12のねじ山1
2aに乗り上げてねじ山12a間に入り込まないことも
あるが、この場合でも他の部分がねじ山12a間に入り
込んでいれば、コイルスプリング40は実質的にねじ山
12a間に入り込んでいることになる。
【0028】上記実施形態では、コイルスプリング40
を予めスリーブ継手30内に拡径状態でセットしたが、
建築現場においてねじ鉄筋12にコイルスプリング40
を巻きつけるようにして装着した後で、このねじ鉄筋1
2をスリーブ継手30に挿入してもよい。なお、このコ
イルスプリング40の装着状態は、図3と同様である。
この場合、補助的にコイルスプリング40の一部をねじ
鉄筋12に溶接してもよい。両方のねじ鉄筋12,22
ともモルタルを介してスリーブ継手に連結してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の態
様によれば、ねじ鉄筋のねじ山間にコイル部材を入り込
ませることにより、ねじ山に外接する仮想円筒面に沿っ
て充填材が剪断破壊するのを阻止することができる。し
かも、コイル部材のピッチがねじ山よりも大きいので、
コイル部材に外接する仮想円筒面に沿って充填材が剪断
破壊するのも阻止することができる。また、このコイル
部材のねじ鉄筋の装着は容易に行うことができる。本発
明の第2の態様によれば、コイルスプリングを用いてよ
り一層容易にねじ鉄筋に装着することができる。本発明
の第3の態様によれば、コイルスプリングを予め拡径状
態でスリーブ継手に装着することができ、建築現場での
作業を削減することができる。本発明の第4の態様によ
れば、第1,第3の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄筋連結方法の一実施形態における最
初の工程であって、スリーブ継手にコイルスプリングを
セットした状態を示す断面図である。
【図2】同方法の次の工程であって、スリーブ継手にね
じ鉄筋を挿入した状態を示す断面図である。
【図3】同方法の最後の工程を示すとともに鉄筋連結装
置の構造を示す断面図である。
【図4】上記コイルスプリングのねじ鉄筋への装着状態
を軸方向から見た図である。
【図5】上記コイルスプリングとねじ鉄筋のねじ山との
関係を示す要部断面図である。
【符号の説明】
12、22 ねじ鉄筋 12a ねじ山 30 スリーブ継手 40 コイルスプリング(コイル部材) 60 モルタル(充填材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のねじ鉄筋の端部がスリーブ継手に
    挿入され、少なくとも一方のねじ鉄筋とスリーブ継手
    が、両者の間に充填された充填材を介して連結される鉄
    筋連結装置において、 上記一方のねじ鉄筋の端部には、ねじ鉄筋のねじ山より
    ピッチが大きいコイル部材が巻かれており、このコイル
    部材は、上記ねじ山間に入り込み、ねじ山より径方向,
    外方向に突出し、上記スリーブ継手の内周面から離れて
    いることを特徴とする鉄筋連結装置。
  2. 【請求項2】 上記コイル部材はコイルスプリングから
    なり、その自然状態での内接円径が上記ねじ鉄筋のねじ
    山の外接円径より小さいことを特徴とする請求項1に記
    載の鉄筋連結装置。
  3. 【請求項3】 上記スリーブ継手の内周には、上記コイ
    ルスプリングの両端を拡径状態で係止するための一対の
    係止部が形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の鉄筋連結装置。
  4. 【請求項4】 2本のねじ鉄筋の端部をスリーブ継手に
    挿入し、少なくとも一方のねじ鉄筋とスリーブ継手を、
    両者の間に充填された充填材を介して連結する鉄筋連結
    方法において、 自然状態でのピッチが上記一方のねじ鉄筋のねじ山より
    大きく、自然状態での内接円径がこのねじ山の外接円径
    より小さいコイルスプリングを、強制的に拡径させた状
    態で上記スリーブ継手に収容するとともに、その両端を
    スリーブ継手の内周に形成された一対の係止部に係止さ
    せ、 上記一方のねじ鉄筋の端部を上記拡径状態のコイルスプ
    リングおよびスリーブ継手に挿入し、 次に、上記コイルスプリングの少なくとも一端の係止状
    態を解除して、コイルスプリングをその弾性復元力で鉄
    筋の外周に巻きつけさせ、 次に、上記充填材をスリーブ継手に充填することを特徴
    とする鉄筋連結方法。
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