JP2000327977A - インク組成物及び印刷プロセス - Google Patents

インク組成物及び印刷プロセス

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JP2000327977A JP2000104295A JP2000104295A JP2000327977A JP 2000327977 A JP2000327977 A JP 2000327977A JP 2000104295 A JP2000104295 A JP 2000104295A JP 2000104295 A JP2000104295 A JP 2000104295A JP 2000327977 A JP2000327977 A JP 2000327977A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の耐光性、耐水性及び画質を高めること
ができる音響インクジェット印刷用インクを提供する。 【解決手段】 (1)約60℃乃至約120℃の融点及
び約25乃至約80dB/mmの音響損失値を有する固体オ
キサゾリン化合物と、(2)約25℃乃至約100℃の
融点を有するカルバミン酸エステル化合物と、(3)ア
ルコール化合物と、(4)耐光性成分と、(5)耐光性
酸化防止剤と、(6)着色剤と、を含むインク組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインク組成物に関
し、更に詳細には、本発明は、記録媒体上に画像を印刷
するための音響インクプリンタなどのように例えば米国
特許第5,121,141号、同第5,111,220
号及び同第5,371,531号に関連する音響インク
印刷プロセス及び装置に特に有用であり、融点が約60
℃乃至150℃の間、好ましくは70乃至90℃の間で
あるインクに関する。本発明のインクは、その実施態様
では、(1)相変化インク、即ち、例えば、適切な時間
(例えば約1乃至約100ミリ秒、好ましくは約2乃至
約7ミリ秒のように10ミリ秒よりも短い時間)の間に
液体状態から固体状態へ変化するインクであって、約1
20℃よりも低い融点、好ましくは約60℃乃至約10
0℃の間の融点を有し、約100dB/mmよりも低い低音
響損失値を有し、例えば、紙などの基体の細孔を充填す
ることができるオキサゾリン化合物などの非水系相変化
色拡散化合物又は添加剤を含むインクと、(2)例え
ば、約150℃(摂氏)よりも高い沸点、更に詳細には
約150乃至約225℃の沸点を有し、約25乃至約1
00℃の間の融点、好ましくは約60乃至約100℃の
間の融点を有し、音響損失が低く、主としてエネルギ消
費を低減又は最小限にすることが可能であり、その音響
損失が低い、即ち、60dB/mmにほぼ等しい非水系クリ
ース(crease、折目)改良カルバミン酸エステル、チオ
尿素、又はその混合物と、(3)グロス(gloss、光
沢)改良アルコール化合物と、(4)耐光性UV吸収剤
などの耐光性成分と、(5)耐光性酸化防止剤と、
(6)染料、顔料又はその混合物などの着色剤と、を含
む。
【0002】更に詳細には、本発明は、(1)例えば融
点が約120℃よりも低く、好ましくは約60℃乃至約
100℃の間であり、音響損失が低く、その音響損失は
例えば約100dB/mmよりも低い又は約100dB/mmに等
しく、好ましくは約25乃至約80dB/mmである非水系
固体オキサゾリン化合物と、(2)例えば融点が約25
℃乃至約100℃の間、好ましくは約60℃乃至約90
℃の間であり、音響損失が低く、その音響損失は例えば
約60dB/mmよりも低く、好ましくは約5乃至約40dB/
mmの間である非水系カルバミン酸エステル、チオ尿素、
又はその混合物と、(3)沸点が例えば約150℃より
も高く、約350℃よりも低く、好ましくは約170℃
乃至約220℃の間であり、融点が例えば約25℃乃至
約90℃の間であり、音響損失が低く、その音響損失は
例えば約60dB/mmよりも低く、好ましくは約5乃至約
40dB/mmの間の範囲であるグロス改良アルコール化合
物と、(4)UV吸収剤などの耐光性化合物と、(5)
酸化防止剤と、(6)着色剤と、を含む相変化音響イン
ク組成物に関する。このようなインクを用いると、容認
可能な画像耐久度を有する、優れた現像画像を普通紙及
び被覆紙上に生成することができ、後溶融工程なしに、
透明紙上で優れた投影効率を生じることができ、更に、
優れた耐クリース性を生じる。またここで、インクは、
容認可能な耐光性、実施態様では例えば約90乃至約1
00パーセントの優れた耐光性、及び例えば約95乃至
約100パーセントの間の優れた耐水性を有する。更に
は、本発明の実施態様では水が存在する必要がない、あ
るいは1パーセントより少ない最少量の水が選択され、
水は存在しないほうが好ましいので、本発明の実施態様
では、望ましくない用紙のカールを除去又は最小限にす
ることができる。インク中に水が存在しない場合、乾燥
装置を回避することができ、これにより、音響インクジ
ェット装置及びプロセスのコストが最小限にされる。
【0003】
【従来の技術】米国特許第5,006,170号及び同
第5,122,187号(そのそれぞれの開示は参照に
よってここに完全に組み込まれる)は、着色剤と、バイ
ンダと、ヒドラジン、環状アミン、尿素、カルボン酸、
スルホン酸、アルデヒド、ケトン、炭化水素、エステ
ル、フェノール、アミド、イミド、及びハロカーボン等
の推進薬と、を含むインクジェット印刷に適したインク
組成物を開示する。
【0004】米国特許第5,700,316号は、着色
剤と、ポリ(アルキレンオキシド)−アルキレート、ポ
リ(アルキレンオキシド)−ジアルキレート、ポリオキ
サ−アルカノエートエステル、又はポリオキサ−アルカ
ンジオエートジエステルのビヒクルと、から成るインク
組成物を開示する。このインクは、約125℃乃至約1
65℃の温度で、約1センチポアズ乃至約15センチポ
アズの粘度を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】既知のインク組成物及びプロセスはその意図さ
れた目的には適するが、インクジェット印刷に適する音
響相変化インク組成物は依然として必要とされている。
更に、広範な種類の普通紙と適合し、普通紙及び被覆紙
上に写真のような品質の画像をもたらす相変化インク組
成物が必要とされている。更には、普通紙上に高品質、
耐光性、及び耐水性の画像を生成する相変化インク組成
物が必要とされている。また、高品質テキスト及び高品
質グラフィックスで広範な種類の普通紙上に低コストで
高品質の速乾性の画像を生成し、インクビヒクルが用紙
の構造内に拡散し続ける間に染料などの着色剤は用紙表
面に保持される相変化インクジェットインク組成物も必
要とされている。更には、最小限のフェザリング(feat
hering、毛羽立ち)を示す相変化インクジェットインク
組成物が必要とされている。更に、最小限の色彩間にじ
みを示す相変化インクジェットインク組成物が必要であ
る。また、優れた画像耐久度を示す相変化インクジェッ
トインク組成物が必要である。更に、音響インクジェッ
ト印刷プロセスで使用するのに適する相変化インクジェ
ットインク組成物が必要である。更に、印刷の前に基体
が加熱されて、印刷の後に外界温度へ冷却されるインク
ジェット印刷プロセス(加熱及び遅延印刷プロセス)に
適する相変化ホットインク組成物が必要とされる。ま
た、比較的低い染料濃度で高い光学濃度が達成できるイ
ンクジェット印刷に適するインク組成物が必要とされて
いる。印刷後の紙などの基体のカールが最小限にされ
る、あるいは回避されるインクジェット印刷に適するイ
ンク組成物が必要とされている。もう1つ必要とされて
いるのは、低融点アルコールから誘導される結晶化抑制
希釈剤によって凝固中の球晶(球形のインク結晶)サイ
ズが従来の約6乃至約9マイクロメートルから約2乃至
約4マイクロメートル、実施態様では約1乃至約3マイ
クロメートルへ減少され、これにより、例えば投影効率
及び耐クリース性が改良されるインクである。また、低
粘度のインクが必要とされており、これによって、例え
ば、電力消費の約35パーセントの減少が可能になり、
これにより印刷速度は、例えば、約25ページ/分から
約40ページ/分へ増大する。このインクは、優れたイ
ンク方向性をもたらす噴射能力の改良を可能にでき、し
たがって、約5ミクロンの値、好ましくは、約3ミクロ
ンよりも低い値のようにプリントのエッジの乱れ(edge
raggedness)を低くすることができる。エッジの乱れ
はライン中央からラインエッジまで測定された平均ライ
ン幅の偏差であり〔中間周波数ラインエッジノイズ(MF
LN)としても知られる〕、光学顕微鏡で測定することが
できる。更には、耐久性があり(約60より少ないクリ
ース)、情報の損失が実質的にない、又は全くないよう
に用紙を折りたたむ圧力に耐えることができる画像を生
成するインクが必要である。ここで、クリース(折目)
は、ゼログラフィ画像の評価で使用されるのと同じ既知
の方法で、本発明のインクを用いて印刷された画像で測
定される。圧力によって折目がつけられた画像の平均幅
は、(a)画像の印刷領域を内側に折りたたみ、(b)
折りたたまれた画像の上に、幅2インチ、外径3イン
チ、内径2.25インチ,860グラムの重さの標準テ
フロン被覆銅ロールを通過させ、(c)用紙を広げて、
折目がつけられた画像表面からとれたトナーを綿棒でふ
き取り、(d)画像アナライザでインクのない折目がつ
いた領域の平均幅を測定することによって、用紙に印刷
されたカラー又は黒色のベタ領域画像上で得ることがで
きる。
【0006】これらの及び他の必要性は、本発明のイン
クによってその実施態様で達成可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の態様は以下のものに関連
する。(1)融点が、例えば(全体にわたって、特に範
囲及び成分のリストについて)、約60℃乃至約120
℃であり、音響損失値が約25乃至約80dB/mmである
固体オキサゾリン化合物と、(2)融点が約25℃乃至
約100℃のカルバミン酸エステル化合物と、(3)ア
ルコール化合物と、(4)耐光性成分と、(5)耐光性
酸化防止剤と、(6)着色剤と、を含むインク組成物。
(1)固体オキサゾリン化合物が約25乃至約80dB/m
mの音響損失値を有し、(2)カルバミン酸エステルが
約5乃至約40dB/mmの音響損失値を有するインク組成
物。オキサゾリン化合物が約15乃至約90重量パーセ
ントの量で存在し、カルバミン酸エステルが約35乃至
約4重量パーセントの量で存在し、アルコールが約25
乃至約3重量パーセントの量で存在し、耐光性成分が約
5乃至約1重量パーセントの量で存在し、酸化防止剤が
約5乃至約1重量パーセントの量で存在し、着色剤が約
15乃至約1重量パーセントの量で存在し、インク組成
物の全体量が約100パーセントであるインク組成物。
オキサゾリン化合物が、(1)5−(ヒドロキシメチ
ル)−5’(メトキシステアレート)オキサゾリンと、
(2)2−ステアリル−5−(ヒドロキシメチル)−
5’(メトキシステアレート)オキサゾリンと、(3)
それらの混合物と、より成る群から選択されるインク組
成物。カルバミン酸エステル化合物が、(1)カルバミ
ン酸ブチルと、(2)カルバミン酸tert-ブチルと、
(3)N−(3−アミノプロピル)カルバミン酸tert-
ブチルと、(4)N−(3−ヒドロキシプロピル)カル
バミン酸tert-ブチルと、(5)tert-ブチル−N−ベン
ジロキシカルバメートと、(6)tert-ブチル−N−ヒ
ドロキシカルバメートと、(7)tert-ブチル−N−ア
リルカルバメートと、(8)tert-ブチル−N−(tert-
ブトキシカルボニルオキシ)カルバメートと、(9)te
rt-ブチル−N−[2−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシ
フェニル)−1−メチルエチル]カルバメートと、(1
0)tert-ブチル−(2,4−ジニトロフェノキシ)カ
ルバメートと、(11)カルバミン酸ベンジルと、(1
2)N−ヒドロキシカルバミン酸ベンジルと、(13)
N−(2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸ベンジル
と、(14)ベンジル−N,N−ジメチルジチオカルバ
メートと、(15)N−メチル−N−フェニルカルバミ
ン酸エチルと、(16)エチルジフェニルカルバメート
と、(17)シアノメチル−N,N−ジメチル−ジメチ
ルジチオカルバメートと、(18)4,4’−メチレン
−ビス(ジブチルジチオカルバメート)と、(19)N
−ヒドロキシメチル−N−メチル−ジチオカルバミン酸
カリウムと、(20)ジメチルジチオカルバミン酸ナト
リウムと、(21)エチレンビス−ジチオカルバミン酸
二ナトリウムと、(22)ジエチルジチオカルバミン酸
ジエチルアンモニウムと、(23)(S)−(−)−テ
トラヒドロ−5−オキソ−3−フラニルカルバミン酸ベ
ンジルと、(24)ジエチルジチオカルバミン酸、アン
モニウム塩と、(25)ジエチルジチオカルバミン酸、
ジエチルアンモニウム塩と、(26)ジエチルジチオカ
ルバミン酸、ナトリウム塩と、(27)N−メチルカル
バミン酸4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル、N−
(2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸ベンジルと、よ
り成る群から選択されるインク組成物。アルコールが、
(1)アルキルが約6乃至約12個の炭素原子を含むシ
クロアルキルアルコール、(2)4−tert-ブチルシク
ロヘキサノール、(3)3−アミノメチル−3,5,5
−トリメチルシクロヘキサノール、(4)2,2,6,
6−テトラクロロシクロヘキサノール、(5)アルカン
鎖中の炭素原子の数が約5乃至約12の範囲であるシク
ロアルカンメタノール、(6)ジシクロヘキシルメタノ
ール、(7)3−シクロヘキシル−1−プロパノール、
(8)2−アミノ−3−シクロヘキシル−1−プロパノ
ール、(9)(S)−2−(tert-ブトキシカルボニル
アミノ)−3−シクロヘキシル−1−プロパノール、
(10)アルカン鎖中の炭素の数が約5乃至約8の範囲
であるシクロアルカンジオール、(11)シス−3,5
−シクロヘキサジエン−1,2−ジオール、(12)p
−メンタン−3,8−ジオール、(13)シクロヘキサ
ンジメタノール、(14)3−シクロヘキセン−1,1
−ジメタノール、(15)1,3−ジオキサン−5,5
−ジメタノール、又は(16)ピペリジンメタノールシ
クロアルキルアルコールであるインク組成物。アルコー
ルが、(1)アルキル鎖中の炭素数が約6乃至約22個
の範囲であるアルキルアルコールと、(2)アルカン鎖
中の炭素数が約5乃至約14個の範囲であるアルカンジ
オールと、よりなる群から選択される線状アルコールで
あるインク組成物。アルコールが、(a)5−アミノ−
1−ペンタノール、(b)ニトロメタントリスプロパノ
ール、(c)6−アミノ−1−ヘキサノール、(d)1
1−ブロモ−1−ウンデカノール、(e)12−ブロモ
−1−ドデカノール、(f)2−メチル−2−プロピル
−1,3−プロパンジオール、(g)2,2−ジエチル
−1,3−プロパンジオール、(h)2−(ヒドロキシ
メチル)−1,3−プロパンジオール、(i)2,2,
4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、(j)2
−ブチン−1,4−ジオール、(k)(±)−3,6−
ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、(l)
3,6−ジチア−1,8−オクタンジオール、及び
(m)2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールアルキルアルコールより成る群から選
択される線状アルコールであるインク組成物。アルコー
ルが、(1)2−(2−アミノエトキシ)エタノール、
(2)2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール、
(3)アミノ−1−プロパノール、(4)アミノ−1−
ブタノール、(5)2−アミノ−3−メチル−1−ブタ
ノール、(6)DL−2−アミノ−1−ヘキサノール、
及び(7)(S)−(−)−N−(tert−ブトキシカル
ボニル)ロイシノールより成る群から選択されるアミノ
アルコールであるインク組成物。アルコールが芳香族ア
ルコールであるインク組成物。アルコールが、(1)ア
ルキル基中の炭素原子数が約0乃至約8個の範囲である
アルキルベンジルアルコール、(2)アルコキシ基中の
炭素数が約1乃至4個の範囲であるアルコキシ及びアリ
ールオキシベンジルアルコール、(3)アルキル中の炭
素数が約1乃至約4の範囲であるアルキルアルキルベン
ジルアルコール、(4)2−アミノ−3−メチルベンジ
ルアルコール、(5)アルコキシ基中の炭素原子数が約
1乃至約4の範囲であるアルコキシアルコキシベンジル
アルコール、(6)2−ヒドロキシ−3−メトキシベン
ジルアルコール、(7)3,4,5−トリメトキシベン
ジルアルコール、(8)フェニルプロパノール、(9)
3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−プロパノール、
(10)(S)(−)−1−フェニル−1−ブタノー
ル、(11)2−アミノ−1−フェニルエタノール、
(12)3,4−ジメトキシフェネチルアルコール、
(13)2−フェニル−1,2−プロパンジオール、
(14)3−フェノキシ−1,2−プロパンジオール、
(15)フェネチルアルコール、及び(16)ベンジル
アルコールであるインク組成物。耐光性成分が、(1)
1,1−(1,2−エタンジイル)ビス(3,3,5,
5−テトラメチルピペラジノン)、(2)6−エトキシ
−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチルキノリ
ン、(3)2−(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェ
ノキシ)エチルアクリレート、(4)2−ドデシル−N
−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニ
ル)スクシンイミド、及び(5)1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジニル/β,β,β’,β’
−テトラメチル−3,9−(2,4,8,10−テトラ
オキソスピロ(5,5)ウンデカン)ジエチル]−1,
2,3,4−ブタンテトラカルボキシレートより成る群
から選択されるインク組成物。耐光性酸化防止化合物
が、(1)アンチモンジアルキルホスホロジチオエー
ト、(2)モリブデンオキシスルフィドジチオカルバメ
ート、(3)ニッケル−ビス(0−エチル(3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネー
ト、及び(4)N−(1,2−ジカルボキシエチル)−
N−オクタデシルスルホスクシナメートテトラナトリウ
ムより成る群から選択されるインク組成物。本発明のイ
ンクを音響インクジェットプリンタに組み込み、インク
滴が像様パターンで基体上へ射出されるようにすること
を含む印刷プロセス。クリース値が約8乃至約15であ
り、ヘイズ(haze、ぼやけ)値が約10乃至約18であ
り、グロス値が約85乃至約90である現像画像が生成
されるプロセスであって、このインクは約10乃至約8
0dB/mmの音響損失値を有すると共に、このインクは約
125℃乃至約165℃の温度で約1センチポアズ乃至
約10センチポアズの粘度を有するプロセス。本発明の
インクのプールを有する音響インクプリンタを提供し、
インク滴が像様パターンで基体上へ射出されるようにす
ることを含むプロセス。クリース値が約8乃至約14で
あり、ヘイズ値が約10乃至約18であり、グロス値が
約80乃至約95である画像が生成されるプロセスであ
って、このインクは約10乃至約80dB/mmの音響損失
値を有すると共に、このインクは約125℃乃至約16
5℃の温度で約1センチポアズ乃至約10センチポアズ
の粘度を有するプロセス。着色剤が約0.5乃至約20
重量パーセントの量で選択されるインク組成物。着色剤
が顔料又は染料であるインク組成物。着色剤がシアン、
マゼンタ、黄、黒,又はその混合物の顔料であるインク
組成物。オキサゾリン化合物がステアリルオキサゾリン
又はジステアリルオキサゾリンであるインク組成物。粘
度が約1センチポアズ乃至約10センチポアズのインク
組成物であって、このインクは、クリース値が約8乃至
約15、ヘイズ値が約10乃至約18、グロス値が約8
5乃至約90の現像画像を生成する組成物。(1)オキ
サゾリン化合物、(2)カルバミン酸エステル、(3)
任意のアルコール化合物、(4)耐光性化合物、(5)
酸化防止剤、及び(6)着色剤を含む組成物。オキサゾ
リンは融点が約60℃乃至約120℃、音響損失値が約
25乃至約80dB/mmの固体であり、カルバミン酸エス
テル化合物は約25℃乃至約100℃の融点及び約5乃
至約40dB/mmの音響損失値を有する組成物。約10乃
至約80dB/mmの音響損失値を有するインクであって、
約125℃乃至約165℃の温度で約1センチポアズ乃
至約10センチポアズの粘度を有するインク。着色剤が
顔料又は染料である組成物。実質的に水が存在しないイ
ンク。水が存在しないインク。インクとしての役割を果
たす組成物。実質的に水が存在しないインク。水を全く
含まないインク。(1)例えば、約5乃至約40dB/mm
の音響損失値及び例えば約60℃乃至約120℃の融点
を有するか、あるいは、約60dB/mm等しいか、それ以
下,好ましくは約5乃至約40dB/mmの間の範囲の低音
響損失値を有する、5−(ヒドロキシメチル)−5’
(メトキシステアレート)オキサゾリン及び2−ステア
リル−5−(ヒドロキシメチル)−5’(メトキシステ
アレート)オキサゾリン(以下の式を有する)等のアル
キル化オキサゾリンと、(2)融点が約100℃よりも
低く、好ましくは約60℃乃至約100℃の間であり、
低音響損失値を有し、その音響損失は例えば約100dB
/mmよりも低く、好ましくは約25乃至約80dB/mmの間
の範囲であるクリース改良カルバミン酸エステル又はチ
オ尿素添加剤と、(3)グロス改良アルコール化合物
と、(4)UV吸収剤と、(5)酸化防止剤と、(6)
様々な適性な量で存在する着色剤と、を含むインク。
【0008】
【化1】
【0009】オキサゾリンは、例えば約60℃乃至約1
20℃、好ましくは約75℃乃至100℃の融点を有す
る化合物であるのが好ましく、例えば約1乃至約98重
量パーセント量で存在する。例えば約5乃至約40dB/m
mの音響損失値を有するカルバミン酸エステル、チオ尿
素、又はその混合物は、例えば約39乃至約0.5重量
パーセントの量でインク組成物中に存在する。例えば約
5乃至約40dB/mmの音響損失値を有するアルコール化
合物は、例えば約30乃至約0.5重量パーセントの量
でインク組成物中に存在する。UV吸収剤などの耐光性
成分は例えば約5乃至約0.25重量パーセントの量で
存在し、酸化防止剤は例えば約5乃至約0.25重量パ
ーセントの量で存在する。着色剤は例えば約20乃至約
0.5重量パーセントの量で存在し、すべてのインク成
分の合計は約100パーセントである。好ましい実施例
では、例えば約5乃至約40dB/mmの音響損失値を有す
る固体オキサゾリン化合物は約15乃至約90重量パー
セントの量で存在し、例えば約100℃よりも低い融点
を有するクリース改良カルバミン酸エステル又はチオ尿
素化合物は約35乃至約4重量パーセントの量で存在
し、例えば約5乃至約40dB/mmの音響損失値を有する
グロス改良アルコール化合物は例えば約25乃至約3重
量パーセントの量でインク組成物中に存在し、耐光性U
V吸収剤は約5乃至約1重量パーセントの量で存在し、
酸化防止剤は約5乃至約1重量パーセントの量で存在
し、着色剤は約15乃至約1重量パーセントの量で存在
する。
【0010】インク組成物は、例えば[1+39+30+
5+5+20=100]乃至[98+0.5+0.5+0.
25+0.25+0.5=100]の範囲の量、好ましく
は[15+35+25+5+5+15=100]乃至[90+
4+3+1+1+1=100]の範囲の量の、(1)例えば
約60℃乃至約120℃の融点、及び約25乃至約80
dB/mmの音響損失値を有する固体オキサゾリン化合物
と、(2)例えば約25℃乃至約100℃の融点を有す
るカルバミン酸エステル化合物と、(3)アルコール化
合物と、(4)耐光性成分と、(5)耐光性酸化防止剤
と、(6)着色剤と、を含む。
【0011】これらの組成の範囲、及びここに示される
他の範囲は、種々のインク組成物で生成された画像の1
50℃の粘度、150℃での噴射能力、画質(高光学濃
度、低クリース、高グロス)、耐光性、及び耐水性の値
の実験データ分析に基づく統計的設計等の、多数の既知
の技法を用いて確立することができる。
【0012】例えば約100℃よりも低い融点、及び例
えば約5乃至約40dB/mmの音響損失値を有するクリー
ス剤として機能できるカルバミン酸エステル化合物は、
例えば、(1)カルバミン酸ブチル(アルドリッチ#B
9,080‐7)、(2)カルバミン酸tert−ブチル(アルド
リッチ#16,739‐8)、(3)N−(3−アミノプロピ
ル)カルバミン酸tert−ブチル(アルドリッチ#43,699
‐2)、(4)N−(3−ヒドロキシプロピル)カルバ
ミン酸tert−ブチル(アルドリッチ#41,644‐4)、
(5)tert−ブチル−N−(ベンジルオキシ)−カルバ
メート(アルドリッチ#40,769‐0)、(6)tert−ブ
チル−N−ヒドロキシカルバメート(アルドリッチ#2
2,615‐7)、(7)tert−ブチル−N−アリルカルバメ
ート(アルドリッチ#42,233‐9)、(8)tert−ブチ
ル−N−(tert−ブトキシカルボニルオキシ)カルバメ
ート(アルドリッチ#41,279‐1)、(9)tert−ブチ
ル−N−[2−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシフェニ
ル)−1−メチルエチル]カルバメート(アルドリッチ
#40,429‐2)、(10)tert−ブチル−(2,4−ジ
ニトロフェノキシ)カルバメート(アルドリッチ#33,3
05‐0)、(11)カルバミン酸ベンジル(アルファオ
ーガニクス#A11569)、(12)N−ヒドロキシカルバ
ミン酸ベンジル(アルドリッチ#32,327‐6)、(1
3)N−(2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸ベンジ
ル(アルドリッチ#40,790‐9)、(14)ベンジル−
N,N−ジメチルジチオカルバメート(アルドリッチ#
36,822‐9)、(15)N−メチル−N−フェニルカル
バミン酸エチル(アルドリッチ#30,951‐6)、(1
6)カルバミン酸エチルジフェニル(アルドリッチ#3
7,291-9)、(17)シアノメチル−N,N−ジメチル
ジチオカルバメート(アルドリッチ#28,054-9)、(1
8)4,4’−メチレン−ビス(ジブチルジチオカルバ
メート)(バンルーブ 7723、バンデルビルト社)、
(19)N−ヒドロキシメチル−N−メチル−ジチオカ
ルバミン酸カリウム(ブサン40、バックマンラボラトリ
ーズ社)、(20)ジメチルジチオカルバミン酸ナトリ
ウム、(21)エチレンビス−ジチオカルバミン酸二ナ
トリウム、(22)ジエチルジチオカルバミン酸ジエチ
ルアンモニウム(アルファオーガニクス#A10458)、
(23)(S)−(−)−テトラヒドロ−5−オキソ−
3−フラニルカルバミン酸ベンジル(アルドリッチ#4
1,924-9)、(24)ジエチルジチオカルバミン酸,アン
モニウム塩(アルドリッチ#35,954-8)、(25)ジエ
チルジチオカルバミン酸、ジエチルアンモニウム塩(ア
ルドリッチ#31,811-6)、(26)ジエチルジチオカル
バミン酸、ナトリウム塩、三水和物(アルドリッチ#2
2,868-0)、及び(27)N−メチルカルバミン酸4−
ブロモー3,5−ジメチルフェニル(アルドリッチ#3
4,694-2)等より成る群から選択される。
【0013】例えば約25℃乃至約100℃の間の融
点、及び例えば約5乃至約40dB/mmの音響損失値を有
するクリース剤として機能できるチオ尿素化合物は、例
えば、(1)1−アリル−2−チオ尿素(アルドリッチ
#10,880‐41)、(2)1−アリル−3−(2−ヒドロ
キシエチル)−2−チオ尿素(アルドリッチ#A3,280‐
2)、(3)1−メチル−2−チオ尿素(アルドリッチ
#M8,460-7)、(4)1−メタリル−3−メチル−2−
チオ尿素(アルドリッチ#19,046-2)、(5)1,3−
ジブチル−2−チオ尿素(アルドリッチ#D4,959-8)、
(6)1,1,3,3−テトラメチル−2−チオ尿素
(アルドリッチ#11,516-9)、(7)N,N’−ジ−n
−プロピルチオ尿素(アルファオーガニクス#A1721
7)、及び(8)1−ベンジル−3−メチル−2−チオ
尿素(アルドリッチ#27,550-6)等より成る群から選択
される。
【0014】オキサゾリンの例には、ヒドロキシアルコ
キシオキサゾリン、更に詳細には、(1)5−(ヒドロ
キシメチル)−5’(メトキシステアレート)オキサゾ
リン、(2)2−ステアリル−5−(ヒドロキシメチ
ル)−5’(メトキシステアレート)オキサゾリン、及
び(3)それらの混合物等の既知の適切なオキサゾリン
が含まれる。
【0015】アルコールの例には、次の(A)から
(E)のような種々の適切なアルコールが含まれる。
(A)(1)アルキル鎖中の炭素数が6乃至12個、好
ましくは約8乃至10個の範囲である、シクロヘキサノ
ール(アルドリッチ#10,589-9)、シクロヘプタノール
(アルドリッチ#C9,880-2)、シクロドデカノール(ア
ルドリッチ#C9,740-7)等のシクロアルキルアルコー
ル、(2)4−tert−ブチルシクロヘキサノール(アル
ドリッチ#B9,200-1)、(3)3−アミノメチル−3,
5,5−トリメチルシクロヘキサノール(アルドリッチ
#19,479-4)、(4)2,2,6,6−テトラクロロシ
クロヘキサノール(アルドリッチ#18,681-3)、(5)
アルカン鎖中の炭素数が約5乃至約12、好ましくは約
8乃至約10の範囲である、シクロペンタンメタノール
(アルドリッチ#10,398-5)、シクロヘキサンメタノー
ル(アルドリッチ#C10,580-5)、シクロヘプタンメタ
ノール(アルドリッチ#13,865-7)、シクロドデカンメ
タノール(アルドリッチ#11,224-0)等のシクロアルカ
ンメタノール、(6)ピペリジンメタノール(アルドリ
ッチ#15,522-5、アルドリッチ#15,523-3)、のよう
な環状アルコール。
【0016】(B)(1)アルキル鎖中の炭素数が約1
個から、好ましくは約6乃至22個、更に好ましくは約
10乃至約16個の範囲である、ヘキシルアルコール
(アルドリッチ#H1330-3)、ヘプチルアルコール(ア
ルドリッチ#H280-5)、オクチルアルコール(アルドリ
ッチ#29,324-5)、ノニルアルコール(アルドリッチ#
13,121-0)、デシルアルコール(アルドリッチ#23,976
-3)、ウンデシルアルコール(アルドリッチ#U100-
1)、1−ドデカノール(アルドリッチ#12,679-9)、
1−テトラデカノール(アルドリッチ#18,538-8)、1
−ペンタデカノール(アルドリッチ#41,222-8)、1−
ヘキサデカノール(アルドリッチ#25,874‐1)、1−
エイコサノール(アルドリッチ#23,449-4)、1−ドコ
サノール(アルドリッチ#16,910-2)等のアルキルアル
コール、(2)アルカン鎖中の炭素数が例えば約1か
ら、更に詳細には約5乃至約14、好ましくは約8乃至
約12の範囲である、1,5−ペンタンジオール(アル
ドリッチ#P770-3)、1,6−ヘキサンジオール(アル
ドリッチ#H1,180-7)、1,7−ヘプタンジオール(ア
ルドリッチ#H220‐1)、1,2−オクタンジオール
(アルドリッチ#21,370-5)等のアルカンジオール、
(3)3,6−ジチア−1,8−オクタンジオール(ア
ルドリッチ#23,533-4)、(4)2,4,7,9−テト
ラメチル−5−デシン−4,7−ジオール(アルドリッ
チ#27,838-6)、のような線状アルコール。
【0017】(C)(1)2−(2−アミノエトキシ)
エタノール(アルドリッチ#A5,405-9)、(2)2−
(2−アミノエチルアミノ)エタノール(アルドリッチ
#12,758-2)、(3)アミノ−1−プロパノール(アル
ドリッチ#23,886-4、29,768-2、19,217-1、A7,620-
6、23,984-4)、(4)2−アミノ−1−ブタノール
(アルドリッチ#A4,380-6)、(5)4−アミノ−1−
ブタノール(アルドリッチ#17,833-0)、(6)2−ア
ミノ−3−メチル−1−ブタノール(アルドリッチ#1
8,483-7)、(7)DL−2−アミノ−1−ヘキサノー
ル(アルドリッチ#23,767-1)、(8)(S)−(−)
−N−(tert−ブトキシカルボニル)ロイシノール(ア
ルドリッチ#44,119-8)、のようなアミノアルコール。
【0018】(D)(1)アルキル基中の炭素原子数が
例えば0乃至約8個、好ましくは約4乃至約6個の範囲
である、ベンジルアルコール(アルドリッチ#10,800-
6)、3−メチルベンジルアルコール(アルドリッチ#1
8,821-2)、4−メチルベンジルアルコール(アルドリ
ッチ#12,780-9)、2−フェニルベンジルアルコール
(アルドリッチ#18,882-4)、2−フェネチルベンジル
アルコール(アルドリッチ#18,478-0)等のアルキルベ
ンジルアルコール、(2)アルコキシ基中の炭素数が例
えば約1乃至約4個の範囲である2−メトキシベンジル
アルコール(アルドリッチ#M1,080-8)、3−メトキシ
ベンジルアルコール(アルドリッチ#M1,100-6)、4−
メトキシベンジルアルコール(アルドリッチ#13,690-
5)、2−エトキシベンジルアルコール(アルドリッチ
#19,066-7)、4−エトキシベンジルアルコール(アル
ドリッチ#19,047-0)、4−ブトキシベンジルアルコー
ル(アルドリッチ#18,424-1)や、アリールオキシ基中
の炭素数が好ましくは約6乃至約8個である3−ベンジ
ルオキシベンジルアルコール等のアルコキシ及びアリー
ルオキシベンジルアルコール、(3)アルキル中の炭素
数が例えば約1乃至約4の範囲である2,4−ジメチル
ベンジルアルコール(アルドリッチ#18,878-6)、
2,5−ジメチルベンジルアルコール(アルドリッチ#
18,932-4)等のアルキルアルキルベンジルアルコール、
(4)3,4,5−トリメトキシベンジルアルコール
(アルドリッチ#T7,000-9)、のような芳香族アルコ
ール。
【0019】(E)(1)フェニルプロパノール(アル
ドリッチ#P3,080-2、アルドリッチ#14,085-6)、
(2)3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−プロパノ
ール(アルドリッチ#19,741-6)、(3)(S)−
(−)−1−フェニル−1−ブタノール(アルドリッチ
#31,731-4)、(4)2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール(アルドリッチ#A7,240-5)、(5)3,4−ジメ
トキシフェネチルアルコール(アルドリッチ#19,765-
3)、(6)2−フェニル−1,2−プロパンジオール
(アルドリッチ#21,376-4)、(7)3−フェノキシ−
1,2−プロパンジオール(アルドリッチ#10,819-
7)、のようなフェニルアルコール誘導体。
【0020】主として現像画像をUV劣化から保護する
耐光性成分は既知であり、(1)N−p−エトキシカル
ボニルフェニル)−N’−エチル−N’−フェニルホル
ムアジン(ギバウダン社)、(2)1,1−(1,2−
エタン−ジイル)ビス(3,3,5,5−テトラメチル
ピペラジノン)(グッドリッチケミカルズ)、(3)
2,2,4−トリメチル−1,2−ヒドロキノリン(モ
ベイ社)、(4)6−エトキシ−1,2−ジヒドロ−
2,2,4−トリメチルキノリン(モンサント−ケミカ
ルズ)、(5)2,4,6−トリス−(N−1,4−ジ
メチルペンチル−4−フェニレンジアミノ)−1,3,
5−トリアジン(ユニロイヤル社)、(6)2−(4−
ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシ)エチルアクリ
レート、(7)2−ドデシル−N−(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジニル)サクシンイミド、
(8)2−ドデシル−N−(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジニル)サクシンイミド、(9)
N−(1−アセチル−2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジニル)−2−ドデシルサクシンイミド(以
上4つはすべてアルドリッチケミカルズから得られ
る)、(10)2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジニル/β,β,β’,β’−テトラメチル−3,
9−(2,4,8,10−テトラオキソスピロ(5,
5)−ウンデカン)ジエチル]−1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボキシレート、(11)[1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル/β,β,
β’,β’−テトラメチル−3,9−(2,4,8,1
0−テトラオキソ−スピロ−(5,5)ウンデカン)ジ
エチル]−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレ
ート、(12)(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジニル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
キシレート(以上3つはすべてフェアマウント社から得
られる)、(13)ジブチルジチオカルバミン酸ニッケ
ル(フェロー社からUV-チェクAM-105として得られ
る)、が含まれる。
【0021】主として現像画像を酸化から保護する耐光
性酸化防止剤には、(1)アンチモンジアルキルホスホ
ロジチオアート、(2)モリブデンオキシスルフィドジ
チオカルバメート、(両者ともバンダービルト社から得
られる)、(3)(ニッケル−ビス(o−エチル(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホス
ホネート(チバガイギー社)、及び(4)テトラナトリ
ウム−N−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オク
タデシルスルホサクシナメート(アメリカンシアナミド
社から得られる)、等が含まれる。
【0022】一般的には約1乃至約25重量パーセン
ト、例えば約2乃至約12重量パーセントの有効量で存
在する適切な着色剤には顔料及び染料が含まれ、油溶性
染料が好ましい。ビヒクル中に分散又は溶解可能であ
り、他のインク成分と相溶性であれば、どの染料又は顔
料が選択されてもよい。着色剤には、顔料、染料、それ
らの混合物、染料の混合物、顔料の混合物などが含まれ
る。
【0023】適切な顔料の例には、バイオレットトナー
VT-8015(ポールユーリッヒ)、パリオゲンバイオレッ
ト 5100(BASF)、パリオゲンバイオレット 5890(BAS
F)、パーマネントバイオレット VT 2645(ポールユー
リッヒ)、ヘリオゲングリーンL8730(BASF)、アーガ
イルグリーン XP-111-S(ポールユーリッヒ)、ブリリ
アントグリーントナー GR 0991(ポールユーリッヒ)、
リソルスカーレット D3700(BASF)、トルイジンレッド
(アルドリッチ)、スカーレットフォーサーモプラスト
NSD PS PA (ユージンクールマンオブカナダ)、E.D.
トルイジンレッド(アルドリッチ)、リソルルビントナ
ー(ポールユーリッヒ)、リソルスカーレット 4440(B
ASF)、ボンレッド C(ドミニオンカラー社)、ロイヤ
ルブリリアントレッド RD-8192(ポールユーリッヒ)、
オラセットピンクRF(チバガイギー)、パリオゲンレッ
ド3871K(BASF)、パリオゲンレッド 3340(BASF)、リ
ソルファストスカーレット L4300(BASF)、ヘリオゲン
ブルー L6900,L7020(BASF)、ヘリオゲンブルー K690
2,K6910(BASF)、ヘリオゲンブルー D6840,D7080(B
ASF)、スーダンブルー OS(BASF)、ネオペンブルー F
F4012(BASF)、PVファストブルー B2G01(アメリカン
ヘキスト)、イルガライトブルー BCA(チバガイギ
ー)、パリオゲンブルー 6470(BASF)、スーダン III
(レッドオレンジ)(マテソン、コールメンベル)、ス
ーダン II(オレンジ)(マテソン、コールメンベ
ル)、スーダンオレンジ G(アルドリッチ)、スーダン
オレンジ 220(BASF)、パリオゲンオレンジ 3040(BAS
F)、オルソオレンジ OR 2673 (ポールユーリッヒ)、
パリオゲンイエロー 152,1560(BASF)、リソルファス
トイエロー0991K(BASF)、パリオトルイエロー 1840
(BASF)、ノボパームイエロー FGL(ヘキスト)、パー
マネントイエロー YE 0305 (ポールユーリッヒ)、ル
モゲンイエロー D0790(BASF)、スコ−イエロー L1250
(BASF)、スコ−イエロー D1355(BASF)、スコファス
トイエロー D1355, D1351(BASF)、ホスタパームピン
クE(アメリカンヘキスト)、ファナルピンク D4830(B
ASF)、シンクアシアマゼンタ(デュポン)、パリオゲ
ンブラック L0084(BASF)、ピグメントブラック K801
(BASF)、並びに、リーガル330(登録商標)(キャボ
ット)、カーボンブラック 5250、及びカーボンブラッ
ク 5750(コロンビアンケミカル社)等のカーボンブラ
ックが含まれる。
【0024】染料の例には、ポンタミン、フードブラッ
ク2、カロディレクトターコイスFBL スプラコンク(ダ
イレクトブルー199)(カロライナカラーアンドケミカル
から得られる)、スペシャルファストターコイス 8 GLリ
キッド(ダイレクトブルー86)(モベイケミカルから
得られる)、イントラボンドリキッドターコイスGLL
(ダイレクトブルー86)(クロンプトンアンドノウルズ
から得られる)、シブラクロンブリリアントレッド 38-
A(リアクティブレッド4)(アルドリッチケミカルか
ら得られる)、ドリマレンブリリアントレッド X-2B
(リアクティブレッド 56)(パイラム社から得られ
る)、レバフィックスブリリアントレッドE-4B (モベイ
ケミカルから得られる)、レバフィックスブリリアント
レッド E6-BA (モベイケミカルから得られる)、プロシ
オンレッド H8B(リアクティブレッド31)(ICIアメ
リカから得られる)、パイラムサーティファイド D&C
レッド #28 (アシッドレッド92)(パイラムから得ら
れる)、ダイレクトブリルピンクB グラウンドクルード
(クロンプトンアンドノウルズから得られる)、カルタ
ゾルイエロー GTF プレスケーキ(サンドズ社から得ら
れる)、タートラジンエキストラコンク(FD&C イエロ
ー #5、アシッドイエロー23)(サンドズ社から得ら
れる)、カロディレクトイエロー RL(ダイレクトイエ
ロー86)(カロライナカラーアンドケミカルから得ら
れる)、カルタゾルイエロー GTF リキッドスペシャル
110(サンドズ社から得られる)、D&C イエロー #10
(アシッドイエロー3)(トリコンから得られる)、イエ
ローシェイド 16948(トリコンから得られる)、バスア
シッドブラック X 34 (BASFから得られる)、カルタブ
ラック2GT(サンドズ社から得られる)、などが含まれ
る。特に好ましいのは油溶性染料であり、油溶性染料の
種類の中では、本発明のビヒクル及び染料レベリング化
合物と相溶性であるため、アルコール溶解性染料が好ま
しい。適切なアルコール溶解性染料の例には、ネオザポ
ンレッド 492(BASF)、オラゾルレッド G (チバガイ
ギー)、ダイレクトブリリアントピンク B (クロンプ
トン−ノールズ)、アイゼンスピロンレッド C-BH(保
土谷化学工業)、カヤノルレッド 3BL(日本化薬)、レ
バノルブリリアントレッド 3BW(モベイケミカル社)、
レバダームレモンイエロー(モベイケミカル社)、スピ
リットファストイエロー 3G、アイゼンスピロンイエロ
ー C-GNH(保土谷化学工業)が含まれる。
【0025】本発明のインクは、特に、インク中での液
晶相の形成を容易にするために印刷プロセス中に紙や透
明材料等の基体が加熱される印刷プロセスに適する。透
明基体が使用される場合、透明シートのベースシートと
して典型的に使用されるポリエステルはこれより高い温
度で変形しやすいので、温度は、典型的には、最高約1
00℃乃至約110℃ヘ制限される。しかしながら、特
別に調合された透明材料及び紙の基体はより高い温度に
耐えることができ、150℃の温度、又はある場合には
200℃もの温度にさらされるのに適することが多い。
典型的な加熱温度は約40℃乃至約140℃であり、好
ましくは約60℃乃至約95℃であるが、温度はこれら
の範囲外でもよい。
【0026】本発明のインクは、成分の単純混合などの
あらゆる適切な方法によって調製することができる。更
に詳細には、カラー相変化インク組成物は、約40dB/m
mの音響損失値及び60℃乃至120℃の間の融点を有
する70重量パーセントの化合物2−ステアリル−5−
(ヒドロキシメチル)−5’(メトキシステアレート)
オキサゾリンと、カルバミン酸エステル又はチオ尿素か
ら誘導され、約50℃乃至約95℃の間の融点を有する
10重量パーセントのクリース改良化合物と、5重量パ
ーセントのグロス改良アルコール化合物と、5重量パー
セントの耐光性UV吸収剤と、5重量パーセントの耐光
性酸化防止剤と、5重量パーセントの着色剤と、を混合
することによって調製できる。得られた混合物は、次
に、約120℃の温度へ加熱されることができ、均一な
溶液が形成されるまで約60分間攪拌された後、25℃
へ冷却された。
【0027】本発明のインクは、音響インクジェット印
刷プロセスでの使用に特に適する。
【0028】オキサゾリン、カルバミン酸エステル、ア
ルコール、UV吸収剤などの耐光性化合物、及び酸化防
止剤は、好ましくは、固体状態で結晶性又は半結晶性で
ある。材料は、空間格子にその原子の規則的な配列を有
する結晶から主に構成されれば、結晶性であると考えら
れる。空間格子のこの原子配列が不規則である場合、材
料はアモルファスであると考えられる。構造の一部が結
晶性であり、もう一部がアモルファスである中間状態
は、半結晶性と呼ばれる。紙又は透明材料などの基体上
で凝固する際、本発明の相変化インク材料は球晶形態で
結晶化し、球晶のサイズは、好ましくは、例えば約0.
1乃至約10ミクロンであり、最適な投影効率のため
に、最も好ましくは約1乃至約4ミクロンの間である。
球晶サイズは、直交偏光を用いて光学顕微鏡によって、
あるいは低角固体光散乱法(R. S. ステイン及び M. B.
ロードス、J. Appl. Phys., 31, 1873 (1960))によっ
て、測定することができる。単色の鉛直に偏光された光
は、サンプルを通過される。散乱光は、Hv散乱法とし
て知られるように、光軸が水平であるもう1つのニコル
プリズムで分析される。球晶サイズは、四葉のクローバ
の散乱パターンにおける最大強度の位置から測定され
る。約10ミクロンよりも大きいサイズの大型球晶は、
もろいプリントをもたらすであろう。球晶のサイズは、
例えば、オキサゾリン、カルバミン酸エステル、及びア
ルコールの3つから成るブレンドを調合することによっ
て制御することができる。凝固の際、オキサゾリン、カ
ルバミン酸エステル及びアルコールは、互いのマトリッ
クス中に小型球晶の結晶領域の分散相を形成できる。光
学顕微鏡で測定されるサイズが例えば好ましくは約0.
5乃至約1マイクロメートルの小さい球晶サイズである
この形態は投影効率を改良し、耐クリース性を増大させ
る。約0.5乃至約1マイクロメートルの球晶サイズを
有するインクは透明材料上に印刷されるときに最少量の
光を散乱させ、これにより投影効率を改良するので、理
想的である。また、主にインク分子間の優れた分子内結
合のために、小さい球晶サイズでは、クリースに対する
耐性も増大される。
【0029】音響損失の大きさは次のようにして測定さ
れた。オキサゾリン及びカルバミン酸エステルなどの種
々の液体ビヒクルのサンプルは2つの変換器の間に配置
され、温度は150℃に設定された。サンプルは150
℃で5分間平衡にされた。2つの変換器は互いに音響信
号を最大にするようにセットされた。信号の振幅及び位
置が記録された。2つの変換器は、25.4ミクロン乃
至125.4ミクロンの範囲の距離だけ隔てられ、その
都度信号の振幅及び位置が記録された。各測定は3回実
行され、同一材料の3つのサンプルが測定された。次
に、異なる分離距離で得られた振幅値を比率で出すこと
によって、減衰dB/mmが計算された。
【0030】例えば、ここに列挙される2.1乃至2.
3の間の黒色[ネオザポンブラックX51, C.I. #1219
5]、1.80乃至1.85の間のシアン[スーダンブ
ルー 670, C.I. #61554]、1.90乃至1.95の間
のマゼンタスーダンレッド 462[C.I. #26050]、及び
1.37乃至1.45の間のイエロー[スーダンイエロ
ー 146, C.I. #12700]の光学濃度値は、パシフィック
スペクトログラフカラーシステムで得られた。このシス
テムは、光学センサ及びデータターミナルの2つの主要
部品から成る。光学センサは6インチの積分球を用い
て、拡散照明及び8度のビューイングを提供する。この
センサは、透過及び反射の両方のサンプルを測定するた
めに使用できる。反射サンプルが測定される場合、鏡面
成分が含まれであろう。高解像度で全分散の回折格子モ
ノクロメータは、380乃至720ナノメートルのスペ
クトルを走査するために使用された。データターミナル
は、12インチのCRTディスプレイ、オペレーティン
グパラメータの選択及び三刺激値の入力のための数字キ
ーボード、並びに製品の標準情報の入力のための英数字
キーボ−ドを特徴とする。
【0031】耐光性値は、マイクロスカル社(英国、ロ
ンドン)から得られるマークV耐光性テスタで測定され
た。インクジェット画像の耐水性値は、25℃で5分間
水洗した前後に記録された光学濃度データを用いて得ら
れた。
【0032】粘度は、カリ−メドからのストレスレオメ
ータモデルCSL 100で150℃で測定された。すべての
実験は、1250s-1のせん断速度で実行された。
【0033】圧力によって折目がつけられた画像の平均
幅は、(a)画像の印刷領域を内側に折りたたみ、
(b)折りたたまれた画像の上に、幅2インチ、外径3
インチ、内径2.25インチ、重さ860グラムの標準
テフロン被覆銅ロールを通過させ、(c)用紙を広げ
て、折目がつけられた画像表面からとれたトナーを綿棒
でふき取り、(d)画像アナライザでトナーのない折目
がついた領域の平均幅を測定することによって、用紙に
印刷されたカラー又は黒色のベタ領域画像上で得ること
ができる。
【0034】例えば10乃至30の間、好ましくは10
乃至20の間である画像のヘイズ値は、パシフィックサ
イエンティフィック社から得られるヘイズメータ XL-21
1 ヘイズガード(登録商標)システムを用いて、マイラー
(登録商標)等の非被覆ポリエステル上に印刷された画像
で測定された。
【0035】以下の特定例が提供される。これらの例は
実例であることを意図されたものであり、本発明は、明
示された材料、条件又はプロセスパラメータに制限され
ない。すべての部及びパーセントは、他に示されていな
い限りは重量によるものである。
【0036】例I 黒色の相変化インク組成物は、62℃の融点及び35dB
/mmの音響損失値を有する70重量パーセントの2−ス
テアリル−5−(ヒドロキシメチル)−5’(メトキシ
ステアレート)オキサゾリンと、20dB/mmの音響損失
値及び60℃の融点を有する10重量パーセントのクリ
ース改良化合物N−(2−ヒドロキシエチル)カルバミ
ン酸ベンジル(アルドリッチ #40,790-9)と、22dB/
mmの音響損失値及び55℃の融点を有する5重量パーセ
ントのグロス改良化合物1−ヘキサデカノール(アルド
リッチ #25,874-1)と、5重量パーセントのUV吸収
剤2−ドデシル−N−(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジニル)サクシンイミド(アルドリッチ
#41,317-8)と、5重量パーセントの酸化防止剤テトラ
ナトリウム−N−(1,2−ジカルボキシエチル)−N
−オクタデシルスルホサクシナメート(エアロゾル 22
N、アメリカンシアナミド社)と、5重量パーセントの
着色剤ネオザポンブラック X51[C.I. ソルベントブラ
ック、C.I. #12195](BASF)と、を混合することによ
って調製された。得られた混合物は約120℃の温度へ
加熱され、均一な溶液が形成されるまで約60分の間攪
拌された後、25℃へ冷却された。この黒色インクは、
音響損失値が41dB/mmであり、粘度は150℃で5.
15cpsであった。
【0037】例II 青色の相変化インク組成物は、62℃の融点及び35dB
/mmの音響損失値を有する70重量パーセントの2−ス
テアリル−5−(ヒドロキシメチル)−5’(メトキシ
ステアレート)オキサゾリンと、104℃の融点および
38dB/mmの音響損失値を有する10重量パーセントの
クリース改良化合物(S)−(−)−テトラヒドロ−5
−オキソ−3−フラニルカルバメート(アルドリッチ
#41,924-9)と、24dB/mmの音響損失値及び60℃の
融点を有する5重量パーセントのグロス改良化合物1,
3−ジオキサン−5,5−ジメタノール(アルドリッチ
#22,062-0)と、5重量パーセントのUV吸収剤2−
ドデシル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジニル)サクシンイミド(アルドリッチ #41,31
7-8)と、5重量パーセントの酸化防止剤テトラナトリ
ウム−N−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オク
タデシルスルホサクシナメート(エアロゾル 22N、アメ
リカンシアナミド社)と、5重量パーセントの着色剤ス
ーダンブルー 670[C.I. #61554](BASF)と、を混合
することによって調製された。得られた混合物は約12
0℃の温度へ加熱され、均一な溶液が形成されるまで約
60分の間攪拌された後、25℃へ冷却された。音響損
失値が39dB/mm、150℃における粘度が5.15c
psの青色インクが得られた。
【0038】例III 黄色の相変化インク組成物は、62℃の融点及び35dB
/mmの音響損失値を有する70重量パーセントの2−ス
テアリル−5−(ヒドロキシメチル)−5’(メトキシ
ステアレート)オキサゾリンと、79℃の融点および3
7dB/mmの音響損失値を有する10重量パーセントのク
リース改良化合物tert−ブチル−(2,4−ジニトロフ
ェノキシ)カルバメート(アルドリッチ #33,305-0)
と、26dB/mmの音響損失値及び79℃の融点を有する
5重量パーセントのグロス改良化合物シクロオクタンジ
オール(アルドリッチ #17,903-5)と、5重量パーセ
ントのUV吸収剤2−ドデシル−N−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジニル)サクシンイミド
(アルドリッチ #41,317-8)と、5重量パーセントの
酸化防止剤テトラナトリウム−N−(1,2−ジカルボ
キシエチル)−N−オクタデシルスルホサクシナメート
(エアロゾル 22N、アメリカンシアナミド社)と、5重
量パーセントの着色剤スーダンイエロー 146[C.I. #1
2700](BASF)と、を混合することによって調製され
た。得られた混合物は約100℃の温度へ加熱され、均
一な溶液が形成されるまで約60分の間攪拌された後、
25℃へ冷却された。音響損失値が38dB/mm、150
℃における粘度が5.05cpsの黄色インクが得られ
た。
【0039】例IV 赤色の相変化インク組成物は、62℃の融点及び35dB
/mmの音響損失値を有する70重量パーセントの2−ス
テアリル−5−(ヒドロキシメチル)−5’(メトキシ
ステアレート)オキサゾリンと、75℃の融点および3
7dB/mmの音響損失値を有する10重量パーセントのク
リース改良化合物シアノメチル−N,N−ジメチルジチ
オカルバメート(アルドリッチ #28,054-2)と、30d
B/mmの音響損失値及び70℃の融点を有する5重量パー
セントのグロス改良化合物1−ドコサノール(アルドリ
ッチ #16,910-2)と、5重量パーセントのUV吸収剤
2−ドデシル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジニル)サクシンイミド(アルドリッチ #4
1,317-8)と、5重量パーセントの酸化防止剤テトラナ
トリウム−N−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−
オクタデシルスルホサクシナメート(エアロゾル 22N、
アメリカンシアナミド社)と、5重量パーセントの着色
剤スーダンレッド 462[C.I. #26050](BASF)と、を
混合することによって調製された。混合物は約120℃
の温度へ加熱され、均一な溶液が形成されるまで約60
分の間攪拌された後、25℃へ冷却された。得られた赤
色インクは、音響損失値が38dB/mmであり、粘度は1
50℃で5.02cpsであった。
【0040】上記4つのインクのそれぞれは、プリント
ヘッドに近づいたときにインクを液化するための加熱手
段と共に、ほぼ均一な加熱溶融インク厚膜をプリントヘ
ッドを横切って輸送するためのキャリヤが備えられた米
国特許第4,745,419号に開示されたような音響
インクジェットプリンタに組み込まれた。液滴イジェク
タはキャリヤを介してインクへ音響的に接続され、その
出力焦平面は液化インクの自由表面と本質的に共平面で
あり、これにより、個々のインク滴を命令でそこから射
出できるようになる。インクはプリントヘッドを横切っ
て十分に速い速度で移動され、インクが与える自由表面
を実質的に一定のレベルでプリントヘッドに維持する。
薄いプラスチック及び金属ベルト及びウェブを含む様々
なキャリヤを使用することができ、インクの自由表面は
完全に露出されてもよいし、あるいはメッシュ又は有孔
層によって部分的に被覆されてもよい。インクを液化す
るために別個の加熱要素が提供されてもよいし、あるい
は、キャリヤの下表面が電気抵抗材料の薄層で被覆さ
れ、局部抵抗性加熱によってインクを液化してもよい。
600spiでピクセル当り12滴までの約2ピコリッ
トルの液滴を生成するために、160MHzの噴射周波
数が使用された。上記4つのインクのそれぞれは、J. A
ppl. Phys, 65(9), 1 May 1989及びその中の参考文献
(その開示は参照によってここに完全に組み込まれる)
に開示される噴射メカニズムを利用する音響インクジェ
ット印刷テスト設備に組み込まれた。600spiでピ
クセル当り12滴までの約2ピコリットルの液滴を生成
するために、160MHzの噴射周波数が使用された。
用紙に形成された画像は、2.30(黒)、1.87
(シアン)、1.90(マゼンタ)、1.35(黄)の
光学濃度値を有する優れた色品質と、鋭いエッジを示
し、耐光性値は、黒(99.5パーセント)、シアン
(99.5パーセント)、マゼンタ(97パーセン
ト)、黄(99パーセント)であり、耐水性値は、黒
(99.5パーセント)、シアン(99パーセント)、
マゼンタ(99パーセント)、黄(100パーセン
ト)、であった。黒、シアン、マゼンタ、及び黄のイン
ク画像のクリース値は、黒(12)、シアン(13)、
マゼンタ(15)、黄(10)と測定された。非被覆マ
イラ−TM上に形成された画像は、1.54(黒)、1.
52(シアン)、1.42(マゼンタ)、0.96
(黄)の光学濃度値を有する優れた色品質と、鋭いエッ
ジを示した。黒、シアン、マゼンタ、及び黄のインク画
像のヘイズ値は、黒(15)、シアン(18)、マゼン
タ(10)、黄(14)と測定され、画像のグロス値は
上記インク全てについて約90で測定された。インク球
晶の半径は、1乃至3マイクロメートルの間であると測
定され、したがって、透明紙に印刷されたときに10乃
至20の間のヘイズ値が可能になった。
【0041】例V 黒色の相変化インク組成物は、62℃の融点及び35dB
/mmの音響損失値を有する70重量パーセントの2−ス
テアリル−5−(ヒドロキシメチル)−5’(メトキシ
ステアレート)オキサゾリンと、71℃の融点及び36
dB/mmの音響損失値を有する10重量パーセントのクリ
ース改良化合物カルバミン酸エチルジフェニル(アルド
リッチ #37,291-9)と、33dB/mmの音響損失値及び6
0℃の融点を有する5重量パーセントのグロス改良化合
物2−アミノ−3−シクロヘキシル−1−プロパノール
(アルドリッチ #42,161-8)と、5重量パーセントの
UV吸収剤[1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジニルβ,β,β’,β’−テトラメチル−3,
9−(2,4,8,10−テトラオキソスピロ(5,
5)ウンデカン)ジエチル]−1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート(ミキシム HALS 63、フェアマ
ウント社)と、5重量パーセントの酸化防止剤テトラナ
トリウム−N−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−
オクタデシルスルホサクシナメート(エアロゾル 22N、
アメリカンシアナミド社)と、5重量パーセントの着色
剤ネオザポンブラック X51[C.I. ソルベントブラッ
ク、C.I. #12195](BASF)と、を混合することによっ
て調製された。混合物は約120℃の温度へ加熱され、
均一な溶液が形成されるまで約60分の間攪拌された
後、25℃へ冷却された。得られた黒色インクは、音響
損失値が39dB/mmであり、粘度は150℃で5.1c
psであった。
【0042】例VI 青色の相変化インク組成物は、62℃の融点及び35dB
/mmの音響損失値を有する70重量パーセントの添加剤
2−ステアリル−5−(ヒドロキシメチル)−5’(メ
トキシステアレート)オキサゾリンと、78℃の融点及
び36dB/mmの音響損失値を有する10重量パーセント
のクリース改良化合物1−アリル−3−(2−ヒドロキ
シエチル)−2−チオ尿素(アルドリッチ#A3,280-2)
と、65℃の融点及び36dB/mmの音響損失値を有する
5重量パーセントのグロス改良化合物2−(ヒドロキシ
メチル)−1,3−プロパンジオール(アルドリッチ
#39,365-7)と、5重量パーセントのUV吸収剤2−ド
デシル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジニル)サクシンイミド(アルドリッチ #41,317-
8)と、5重量パーセントの酸化防止剤テトラナトリウ
ムN−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オクタデ
シルスルホサクシナメート(エアロゾル 22N、アメリカ
ンシアナミド社)と、5重量パーセントの着色剤スーダ
ンブルー 670[C.I. #61554](BASF)と、を混合する
ことによって調製された。混合物は約120℃の温度へ
加熱され、均一な溶液が形成されるまで約60分の間攪
拌された後、溶液は25℃へ冷却された。得られた青色
インクは、音響損失値が39dB/mm、150℃における
粘度が5.05cpsであった。
【0043】例VII 黄色の相変化インク組成物は、62℃の融点及び35dB
/mmの音響損失値を有する70重量パーセントの2−ス
テアリル−5−(ヒドロキシメチル)−5’(メトキシ
ステアレート)オキサゾリンと、76℃の融点および3
5dB/mmの音響損失値を有する10重量パーセントのク
リース改良化合物1,1,3,3−テトラメチル−2−
チオ尿素(アルドリッチ #11,516-9)と、30dB/mmの
音響損失値及び74℃の融点を有する5重量パーセント
のグロス改良化合物3−エトキシ−4−メトキシベンジ
ルアルコール(アルドリッチ #30,790-4)と、5重量
パーセントの酸化防止剤テトラナトリウム−N−(1,
2−ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスルホサ
クシナメート(エアロゾル 22N、アメリカンシアナミド
社)と、5重量パーセントの着色剤スーダンイエロー 1
46[C.I. #12700](BASF)と、を混合することによっ
て調製された。混合物は約120℃の温度へ加熱され、
均一な溶液が形成されるまで約60分の間攪拌された
後、溶液は25℃へ冷却された。得られた黄色インク
は、音響損失値が38dB/mm、150℃における粘度が
5.05cpsであった。
【0044】例VIII 赤色の相変化インク組成物は、62℃の融点及び35dB
/mmの音響損失値を有する70重量パーセントの2−ス
テアリル−5−(ヒドロキシメチル)−5’(メトキシ
ステアラート)オキサゾリンと、61℃の融点および3
7dB/mmの音響損失値を有する10重量パーセントのク
リース改良化合物1−メタリル−3−メチル−2−チオ
尿素(アルドリッチ #19,046-2)と、30dB/mmの音響
損失値及び94℃の融点を有する5重量パーセントのグ
ロス改良化合物2−メチルベンズヒドロール(アルドリ
ッチ #18,996-0)と、5重量パーセントのUV吸収剤
2−ドデシル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジニル)サクシンイミド(アルドリッチ #4
1,317-8)と、5重量パーセントの酸化防止剤テトラナ
トリウム−N−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−
オクタデシルスルホサクシナメート(エアロゾル 22N、
アメリカンシアナミド社)と、5重量パーセントの着色
剤スーダンレッド 462[C.I. #26050](BASF)と、を
混合することによって調製された。混合物は約120℃
の温度へ加熱され、均一な溶液が形成されるまで約60
分の間攪拌された後、溶液は25℃へ冷却された。得ら
れた赤色インクは、音響損失値が38dB/mmであり、粘
度は150℃で5.02cpsであった。
【0045】上記4つのインクのそれぞれは、音響イン
クジェット印刷テスト設備に組み込まれた。600sp
iでピクセル当り12滴までの約2ピコリットルの液滴
を生成するために、160MHzの噴射周波数が使用さ
れた。用紙に形成された画像は、2.25(黒)、1.
80(シアン)、1.92(マゼンタ)、1.30
(黄)の光学濃度値を有する優れた色品質と、鋭いエッ
ジを示し、耐光性値は、黒(99.5パーセント)、シ
アン(99.5パーセント)、マゼンタ(97パーセン
ト)、黄(99パーセント)であり、耐水性値は、黒
(99.5パーセント)、シアン(99パーセント)、
マゼンタ(99パーセント)、黄(100パーセン
ト)、であった。黒、シアン、マゼンタ、及び黄のイン
ク画像のクリース値は、黒(11)、シアン(14)、
マゼンタ(15)、黄(8)と測定された。ゼログラフ
ィのカラー及び黒色現像画像では、通常、約60のクリ
ース値は容認可能である。非被覆マイラ−TM上に形成さ
れた画像は、1.50(黒)、1.47(シアン)、
1.40(マゼンタ)、0.92(黄)の光学濃度値を
有する優れた色品質と、鋭いエッジを示した。黒、シア
ン、マゼンタ、及び黄のインク画像のヘイズ値は、黒
(12)、シアン(12)、マゼンタ(13)、黄(1
1)と測定された。画像のグロス値は、全てのインクに
ついて約86と測定された。インク球晶の半径は1乃至
3マイクロメートルの間で測定され、透明紙に印刷され
たときに10乃至20の間のヘイズ値がもたらされた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シャディ エル.マルホトラ カナダ国 エル5エル 2エー6 オンタ リオ州 ミシソーガ タフェイ クレセン ト 4191 (72)発明者 レイモンド ダブリュー.ウォン カナダ国 エル5エム 4ジー8 オンタ リオ州 ミシソーガ クレジット ヴァレ イ ロード 2508 (72)発明者 ダニエル シー.ボイルズ カナダ国 エル5ジェイ 2イー9 オン タリオ州 ミシソーガ ヨーヴィル ロー ド 2456 (72)発明者 カール ピー.トリップ アメリカ合衆国 04473 メーン州 オロ ノ フォレスト アベニュー 91 (72)発明者 パダパディ アール.サンダララジャン カナダ国 エル6エム 1ジー7 オンタ リオ州 オークビル メイフェア ロード 1072

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)約60℃乃至約120℃の融点及
    び約25乃至約80dB/mmの音響損失値を有するオキサ
    ゾリン化合物と、(2)約25℃乃至約100℃の融点
    を有するカルバミン酸エステル化合物と、(3)アルコ
    ール化合物と、(4)耐光性成分と、(5)耐光性酸化
    防止剤と、(6)着色剤と、を含むインク組成物。
  2. 【請求項2】 前記オキサゾリン化合物は、(1)5−
    (ヒドロキシメチル)−5’(メトキシステアレート)
    オキサゾリン、(2)2−ステアリル−5−(ヒドロキ
    シメチル)−5’(メトキシステアレート)オキサゾリ
    ン、及び(3)それらの混合物より成る群から選択さ
    れ、前記カルバミン酸エステル化合物は、(1)カルバ
    ミン酸ブチル、(2)カルバミン酸tert-ブチル、
    (3)N−(3−アミノプロピル)カルバミン酸tert-
    ブチル、(4)N−(3−ヒドロキシプロピル)カルバ
    ミン酸tert-ブチル、(5)tert-ブチル−N−ベンジル
    オキシ−カルバメート、(6)tert-ブチル−N−ヒド
    ロキシカルバメート、(7)tert-ブチル−N−アリル
    カルバメート、(8)tert-ブチル−N−(tert-ブトキ
    シカルボニルオキシ)カルバメート、(9)tert-ブチ
    ル−N−[2−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシフェニ
    ル)−1−メチルエチル]カルバメート、及び(10)
    tert-ブチル−(2,4−ジニトロフェノキシ)カルバ
    メートより成る群から選択される請求項1に記載のイン
    ク組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインクを音響インクジ
    ェットプリンタに組み込み、インク滴が像様パターンで
    基体上へ射出されるようにすることを含む印刷プロセ
    ス。
  4. 【請求項4】 実質的に水が存在しない請求項1に記載
    のインク。
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