JP2000327938A - 水溶性赤色酸性染料、その調製方法および使用方法 - Google Patents

水溶性赤色酸性染料、その調製方法および使用方法

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JP2000327938A JP2000057182A JP2000057182A JP2000327938A JP 2000327938 A JP2000327938 A JP 2000327938A JP 2000057182 A JP2000057182 A JP 2000057182A JP 2000057182 A JP2000057182 A JP 2000057182A JP 2000327938 A JP2000327938 A JP 2000327938A
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ボルフガング・バウアー
Josef Dr Geisenberger
ヨーゼフ・ガイゼンベルガー
Heidemarie Menzel
ハイデマリー・メンツエル
Reinhard Pedrazzi
ラインハルト・ペドラツツイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 公知のマゼンタ染料より、特に色合い、イン
クの貯蔵安定性、および耐水堅牢性に関して優れてお
り、同時にインクジェットの分野で必要とされる他の特
性を満たす水溶性染料。 【解決手段】 一般式I、例えば式7

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性酸性染料、
それらを調製する方法、天然および合成繊維材料を染色
および印刷するためのそれらの使用方法、ならびに本発
明の染料を含む記録液、特にインクジェットプロセス用
の記録液、および紙のパルプ染色用の液体配合物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプロセスは、記録液の液
滴が1つまたは複数のノズルから、印刷される基体に誘
導される非接触型の印刷プロセスである。高い鮮明度お
よび解像度の印刷物を得るためには、記録液および記録
液に存在する染料は、特に純度、粒子がないこと、溶解
性貯蔵安定性、粘度、表面張力、および伝導性に関し
て、非常に厳しい要求を満たさなければならない。
【0003】特に着色力、色合い、明度、および堅牢
性、たとえば耐光堅牢性、耐水堅牢性、および摩擦堅牢
性に、非常に厳しい要求が課せられる。屋外領域でのイ
ンクジェット用途、および写真品質のインクジェット印
刷物の製作に関しては、特に高い耐光堅牢性が非常に重
要である。場合によっては、これらの特性は、異なる特
性を有する種々の染料の混合物を用いることによって得
られる。これは、たとえばEP0825233A2、お
よび米国特許第5188664号に記載されている。
【0004】色合い、高い明度、および着色力、高い耐
光堅牢性および良好な耐水堅牢性を所望の組合せで有す
る水溶性マゼンタ染料の開発は、非常に困難であること
がこれまで明らかになっていた(たとえば、P.Gre
gory、High−Technology Appl
ications of Organic Color
ants、Plenum Press、New Yor
k(1991)、197〜201頁参照)。
【0005】綿繊維の染色または印刷に用いることので
きる水溶性反応性染料が知られている。さらに、これら
の染料はインクジェット印刷用のインクを生成するため
に用いることもできる(Surface Coatin
gs International 77(1994)
36〜41)。しかしながら、知られている反応性染料
は、インクジェットプロセス用の記録液の生成に関連し
て、特にインクおよび記録液の貯蔵安定性、および結果
として得られる印刷物の耐光堅牢性に関して欠点を有す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、公知のマ
ゼンタ染料より、特に色合い、インクの貯蔵安定性、お
よび耐水堅牢性に関して優れており、同時にインクジェ
ットの分野で必要とされる他の特性を満たす水溶性染料
が求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、課せら
れた要求が、以下に定義する水溶性酸性染料によって満
たされることが見出された。
【0008】本発明は式(I)
【0009】
【化4】 の酸性染料であって、上式で、R、R、およびR
は、互いに独立して、A−X−COOM、A−X−SO
M、OR、またはNRであり、Aは、N
、またはSであり、Xは、直鎖または分枝(C
16)−アルキレン基、直鎖または分枝の、ヒドロキ
シル、カルボキシルもしくはアミノ置換(C
16)−アルキレン基、アリーレン基、またはヒドロ
キシル、カルボキシルもしくはスルホ置換アリーレン基
であり、R、R、およびRは、互いに独立して、
水素、または(C〜C)−アルキルであるか、ある
いは1つまたは複数、たとえば2、3、または4のヒド
ロキシル、2−ヒドロキシエトキシ、(C〜C)−
アルコキシもしくはアミノ基で置換された(C
)−アルキルであり、Rは、水素、メチル、また
はエチルであり、Mは、一価のカチオン、または多価カ
チオンの一当量であり、nは、0、または1である酸性
染料を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】好ましい式(I)の化合物では、
Xは直鎖または分枝(C〜C)−アルキレン基、直
鎖または分枝の、ヒドロキシル、カルボキシルもしくは
アミノ置換(C〜C)−アルキレン基、フェニレン
基であるか、またはヒドロキシル、カルボキシルもしく
はスルホ置換フェニレン基である。特に好ましくは、X
は(C 〜C)−アルキレン、またはフェニレン基で
ある。Xは、たとえばメチレン、エチレン、エタン−
1,1−ジイル、プロパン−1,1−ジイル、1,2−
プロピレン、1,3−プロピレン、1,6−へキシレ
ン、2−メチルプロパン−1,1−ジイル、3−メチル
ブタン−1,1−ジイル、2−メチルブタン−1,1−
ジイル、2−ヒドロキシエタン−1,1−ジイル、2−
カルボキシエタン−1,1−ジイル、3−カルボキシプ
ロパン−1,1−ジイル、5−アミノペンタン−1,1
−ジイル、3−アミノプロパン−1,1−ジイル、また
は4−アミノブタン−1,1−ジイルである。
【0011】R、R、およびRは、たとえば、水
素、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエ
チル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピ
ル、メトキシエチル、またはエトキシエチルであり、好
ましくは水素、ヒドロキシエチル、およびヒドロキシプ
ロピルである。
【0012】Rは、好ましくは水素である。
【0013】Mは、好ましくは水素、またはリチウム、
ナトリウムもしくはカリウムイオン、または式(II) R1011 (II) のアンモニウムイオンであって、上式で、R、R
10、およびR11は、互いに独立して、水素、非置
換の(C〜C)−アルキル、または1つまたは複
数、たとえば2、3、または4のヒドロキシルもしくは
2−ヒドロキシエトキシ基で置換された(C〜C
−アルキルである。Mは、さらに、好ましくは前記カチ
オンの混合物である。
【0014】好ましい式(I)の水溶性酸性染料におい
て、基R、R、およびRは、互いに独立して、A
−X−COOM、およびA−X−SOMである。
【0015】特に好ましい本発明の式(I)の染料にお
いて、基R、R、およびRは、A−X−SO
である。
【0016】本発明の式(I)の酸性染料は、たとえ
ば、式(III)
【0017】
【化5】 [式中、Mおよびnはすでに定義されたとおりであり、
、XおよびXはハロゲン原子、好ましくは塩
素、または臭素原子である]の反応性染料を、式(I
V)、(V)、(VI)、および/または(VII)
【0018】
【化6】 で表される1つまたは複数の、たとえば1、2、もしく
は3の化合物と反応させることによって調製できる。
【0019】この反応は、通常はpH3から14、好ま
しくは7.5から12、温度10℃から100℃、好ま
しくは40℃から80℃で、水性媒体中で行われる。式
(IV)〜(VII)の化合物は適切な判断により、基
からXにつき1から2.5倍のモル量で用いられ
る。
【0020】式(III)の化合物は、たとえばDE−
A−3918653に記載の、それ自体知られている方
法で調製できる。
【0021】使用できる式(IV)のカルボン酸の例
は、グリシン、N−メチルグリシン、2−アミノプロピ
オン酸、3−アミノプロピオン酸、2−アミノ酪酸、3
−アミノ酪酸、6−アミノヘキサンカルボン酸、バリ
ン、ロイシン、イソロイシン、セリン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、リシン、1,3−ジアミノ酪酸、
1,4−ジアミノペンタンカルボン酸、2−アミノベン
ゼンカルボン酸、3−アミノベンゼンカルボン酸、4−
アミノベンゼンカルボン酸、5−アミノベンゼン−1,
3−ジカルボン酸、チオグリコール酸、および3−メル
カプトプロパンカルボン酸である。
【0022】適した式(V)のスルホン酸の例は、アミ
ノメタンスルホン酸、タウリン、2−アミノプロパンス
ルホン酸、3−アミノプロパンスルホン酸、2−アミノ
ベンゼンスルホン酸、3−アミノベンゼンスルホン酸、
4−アミノベンゼンスルホン酸、3−メルカプトプロパ
ンスルホン酸、および4−アミノベンゼン−1,3−ジ
スルホン酸である。
【0023】使用できる式(VI)のヒドロキシ化合物
の例には、水、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、n−ブタノール、イソブタノール、グリコール、
プロピレングリコール、グリコールモノメチルエーテ
ル、グリコールモノエチルエーテル、およびグリコール
モノブチルエーテルが含まれる。
【0024】適した式(VII)のアミンの例には、ア
ンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミ
ン、ヘキシルアミン、エタノールアミン、ジエタノール
アミン、2−アミノプロパノール、3−アミノプロパノ
ール、ジプロピルアミン、N−メチルエタノール、3−
ジメチルアミノプロピルアミン、および3−ジエチルア
ミノプロピルアミンが含まれる。
【0025】本発明の式(I)の酸性染料は、好ましく
は最初に得られる水性反応混合物から、通例の処理方
法、たとえば塩析、濾過、または噴霧乾燥によって、直
接に、または膜濾過によって部分的にもしくは完全に脱
塩した後に、単離することができる。別法としては、単
離は省くことができ、本発明の式(I)の染料を含む反
応混合物を、有機および/または無機塩基および/また
は保湿剤を加えることによって、ならびに所望であれ
ば、膜濾過によって部分的にまたは完全に脱塩した後
に、濃厚染料溶液に直接変えることができる。
【0026】適した無機塩基の例は、水酸化リチウム、
炭酸リチウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、およびアンモニア
である。適した有機塩基の例は、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−
アミノプロパノール、3−アミノプロパノール、ジプロ
パノールアミン、トリプロパノールアミン、N−メチル
アミノエタノール、N,N−ジメチルアミノエタノー
ル、N−フェニルアミノプロパノール、エチレンジアミ
ン、テトラメチルエチレンジアミン、テトラメチルプロ
ピレンジアミン、テトラメチルへキシレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、および
ポリエチレンイミンである。
【0027】保湿剤の例は、ホルムアミド、尿素、テト
ラメチル尿素、ε−カプロラクタム、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、ブチルグリコール、メチルセ
ロソルブ、グリセロール、N−メチルピロリドン、1,
3−ジエチル−2−イミダゾリジノン、キシレンスルホ
ン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、および
ブチルモノグリコール硫酸ナトリウムである。
【0028】本発明はさらに、天然および合成繊維材料
を染色および印刷するための、特に種々の記録媒体上に
テキストおよびイメージを記録するための、さらに紙ま
たはパルプをパルプ染色するための、式(I)の水溶性
酸性染料の使用を提供する。
【0029】本発明の式(I)の酸性染料は、たとえ
ば、一成分および二成分粉体トナー、磁気トナー、液体
トナー、重合トナー、さらに特殊なトナーなど、電子写
真トナーおよび顕色剤の着色剤として適している。
【0030】典型的なトナーバインダは付加重合、重付
加、および重縮合樹脂、たとえばスチレン、スチレンア
クリレート、スチレン−ブタジエン、アクリレート、ポ
リエステル、およびフェノール−エポキシ樹脂、ポリス
ルホン、ポリウレタンなどを、個々にまたは組合せで、
さらにポリエチレン、およびポリプロピレンであり、そ
れらはさらに電荷制御剤、ワックス、または流動剤など
の成分を含むことができ、あるいはこれらの成分はすぐ
後に添加されてもよい。
【0031】本発明の酸性染料はさらに、粉体および粉
体被覆材料の着色剤として、特に、たとえば金属、木
材、プラスチック、ガラス、セラミック、コンクリー
ト、繊維材料、紙、またはゴムから製造された物品の表
面を被覆するために用いられる摩擦電気的、または動電
的噴霧粉体被覆材料の着色剤として適している。
【0032】使用される粉体被覆樹脂は、典型的には、
通例の硬化剤に加えて、エポキシ樹脂、カルボキシルお
よびヒドロキシル含有ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂、およびアクリル樹脂である。樹脂の組合せも用い
られる。たとえば、エポキシ樹脂はしばしば、カルボキ
シルおよびヒドロキシル含有ポリエステル樹脂との組合
せで用いられる。典型的な硬化剤成分(その樹脂系に応
じる)は、たとえば、酸無水物、イミダゾール、および
ジシアンジアミド、およびそれらの誘導体、ブロックイ
ソシアナート、ビスアシルウレタン、フェノール樹脂、
およびメラミン樹脂、トリグリシジルイソシアヌレー
ト、オキサゾリン、およびジカルボン酸である。
【0033】本発明の酸性染料はさらに、カラーフィル
タ、ならびに加色法および減色法の着色剤として適して
いる(P.Gregory、「Topics in A
pplied Chemistry: High Te
chnology Applications of
Organic Colorants」、Plenum
Press、New York、1991、15〜2
5頁参照)。
【0034】本発明の染料は、特に記録液の調製、とり
わけインクジェット印刷プロセスの水性および非水系イ
ンク、および熱溶融プロセスに従って作用するインクお
よび/またはマイクロエマルションを基にするインク、
ならびに他の印刷、複写、刻印、筆記、作図、捺印、ま
たはレジスタプロセスに適している。非常に良好な明
度、および印刷鮮明度、さらに良好な耐光堅牢性、耐摩
擦性、および耐水堅牢性が顕著な、優れた品質の赤色画
像が得られる。
【0035】本発明はさらに、1種または複数の式
(I)の水溶性酸性染料を、単独で、または色直しの他
の水溶性染料とともに含む記録液を提供する。記録液の
厳密な組成は、所期の最終用途に適応させなければなら
ない。
【0036】すぐに使用できる記録液は一般に、式
(I)の1種または複数、たとえば2、3、または4種
の染料を総計で0.5から15重量%(乾燥ベースで算
出)、水を0から99重量%、ならびに溶媒および/ま
たは保湿剤を0.5から99.5重量%含む。1つの好
ましい実施形態において、すぐに使用できる記録液は、
染料0.5から15重量%、水35から75重量%、な
らびに溶媒および/または保湿剤10から50重量%を
含み、別の好ましい実施形態において、すぐに使用でき
る記録液は、染料0.5から15重量%、水0から20
重量%、ならびに溶媒および/または保湿剤70から9
9.5重量%を含む。すぐに使用できる記録液はまた、
以下に述べるさらなる添加剤を含んでもよい。記録液を
調製するために用いる水は、好ましくは、蒸留水または
脱イオン水の形態である。記録液に存在する保湿剤およ
び/または溶媒は、有機溶媒またはそのような溶媒の混
合物を含むことができ、好ましくは水混和性溶媒であ
る。適した溶媒の例は、一価または多価アルコール、そ
れらのエーテルおよびエステル、たとえばアルカノー
ル、特に炭素原子1から4個のもので、例としてはメタ
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、およびイソブタノールであり、二価ま
たは三価アルコール、特に炭素原子2から6個のもの
で、例としてはエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセロー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ト
リプロピレングリコール、およびポリプロピレングリコ
ールであり、多価アルコールの低級アルキルエーテル、
たとえばエチレングリコールモノメチル、モノエチルも
しくはモノブチルエーテル、およびトリエチレングリコ
ールモノメチルもしくはモノエチルエーテルであり、ケ
トンおよびケトンアルコール、たとえばアセトン、メチ
ルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、メチルペンチルケトン、シクロペンタノン、シク
ロヘキサノン、およびジアセトンアルコールであり、ア
ミド、たとえばジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、およびN−メチルピロリドンであり、さらに尿
素、テトラメチル尿素、およびチオジグリコールであ
る。
【0037】さらに、本発明の記録液は通例の添加剤、
たとえば防腐剤、カチオン性、アニオン性もしくは非イ
オン性界面活性物質(界面活性剤および湿潤剤)、およ
び粘度調節剤、たとえばポリビニルアルコール、セルロ
ース誘導体、あるいは塗膜形成剤として水溶性天然もし
くは合成樹脂、および/または付着性および耐摩擦性を
高めるためのバインダを含んでもよい。
【0038】アミン、たとえばエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、N,N−ジメ
チルエタノールアミン、およびジイソプロピルアミンな
どは、たとえば、主として記録液のpHを高める役割を
果たす。アミンは通常、記録液中に0から10重量%、
好ましくは0.5から5重量%の割合で存在する。
【0039】たとえばpHを緩衝するために、または導
電率、比熱、熱膨張率および伝導率を調節するために、
たとえば連続式ジェット、間欠式ジェット、インパルス
ジェット、またはコンパウンドジェットプロセスといっ
た印刷プロセスの実施形態に応じて、インクジェット印
刷プロセス用の記録液にさらなる添加剤を加えてもよ
い。
【0040】本発明の記録液を貯蔵しても、鮮明度の劣
る画像またはノズルの閉塞の原因となる析出物が沈積し
ない。
【0041】粘度、および表面張力に関して、本発明の
記録液はインクジェットプロセスに適した範囲内にあ
る。本発明の記録液は、優れた耐光堅牢性、耐水堅牢
性、耐摩擦性、および解像度を備えた光学密度の高い画
像を提供する。
【0042】
【実施例】以下の実施例において、純度に関する表示は
重量%である。
【0043】実施例1 次式の染料15.9gを、
【0044】
【化7】 水150mlに添加し、水10ml中のタウリン3.8
gの溶液を20℃で加える。次に、この反応混合物を6
0℃に加熱し、10モルNaOH溶液4.4mlを添加
してpHを9.0に保つ。2時間95℃で攪拌すること
によってこの反応を完了させ、その後、次式の赤色染料
を含む、得られた溶液を室温に冷却する。
【0045】
【化8】 この染料溶液を続いて膜濾過によって脱塩し、乾燥す
る。 収量:赤色粉末11.8g 水中での吸収スペクトル:λmax=550nm 結果として得られる酸性染料は、インクジェットプロセ
ス用の記録液の調製に際立って適しており、非常に良好
な耐水堅牢性および耐光堅牢性を持つ鮮明な青味を帯び
た赤色画像を提供する。
【0046】実施例2 水10ml中のタウリン3.8g溶液の代わりにエタノ
ールアミン1.83gを用いて実施例1の手順を繰り返
し、得られた染料溶液を最初に脱塩し、続いて噴霧乾燥
すると、次式の赤色染料10.4gが得られ、
【0047】
【化9】 これはインクジェットプロセス用の記録液の調製に際立
って適している。 水中での吸収極大:λmax=552nm
【0048】実施例3 実施例1に従って得られた染料溶液1000gを脱塩
し、次に市販されている通例の防腐剤、たとえば2.0
gのMergal(登録商標)K10Nと混合する。こ
れにより、貯蔵安定性があり、インクジェットプロセス
用のインクの調製に際立って適した10%濃度染料溶液
602gが得られる。
【0049】実施例4 2.5%純粋染料を含有するインクの調製:実施例1の
純粋染料2.5gを、ジエチレングリコール20.0
g、N−メチルピロリドン2.5g、トリエタノールア
ミン1.0g、および水76.4gの混合物に添加し、
25℃で攪拌しながら溶解する。
【0050】下記の表に、次式の本発明の染料をさらに
記載し、
【0051】
【化10】 この表で、式(IV)から(VII)の化合物から誘導
される基R、R、およびRを示し、ならびにカチ
オンM、および水中での吸収スペクトルを示す。
【0052】
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 ハイデマリー・メンツエル ドイツ国、65812・バート・ゾーデン、グ ルツクシユトラーセ・24 (72)発明者 ラインハルト・ペドラツツイ スイス国、4123・アルシユビル、グラーベ ンマツトベーク・59

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 の酸性染料であって、 上式で、 R、R、およびRは、互いに独立して、A−X−
    COOM、A−X−SOM、OR、またはNR
    であり、 Aは、NR、またはSであり、 Xは、直鎖または分枝(C〜C16)−アルキレン
    基、直鎖または分枝の、ヒドロキシル、カルボキシルも
    しくはアミノ置換(C〜C16)−アルキレン基、ア
    リーレン基、またはヒドロキシル、カルボキシルもしく
    はスルホ置換アリーレン基であり、 R、R、およびRは、互いに独立して、水素、ま
    たは(C〜C)−アルキルであるか、あるいは1つ
    または複数のヒドロキシル、2−ヒドロキシエトキシ、
    (C〜C)−アルコキシもしくはアミノ基で置換さ
    れた(C〜C )−アルキルであり、 Rは、水素、メチル、またはエチルであり、 Mは、一価のカチオン、または多価カチオンの一当量で
    あり、 nは、0、または1である酸性染料。
  2. 【請求項2】 Xが、ヒドロキシル、カルボキシルまた
    はアミノで置換され得る、炭素原子1から6のアルキレ
    ン基である請求項1に記載の酸性染料。
  3. 【請求項3】 Xが、ヒドロキシル、カルボキシルまた
    はスルホで置換され得るフェニレンである請求項1また
    は2に記載の酸性染料。
  4. 【請求項4】 R、R、およびRが、水素、メチ
    ル、エチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒ
    ドロキシプロピル、メトキシエチル、またはエトキシエ
    チルである請求項1から3のいずれか1項に記載の酸性
    染料。
  5. 【請求項5】 Mが水素、リチウム、ナトリウムもしく
    はカリウムイオンであるか、または式(II) R1011 (II) のアンモニウムイオンであるか、または前記カチオンの
    混合物であって、 上式で、 R、R、R10、およびR11は、互いに独立し
    て、水素、非置換の(C 〜C)−アルキルである
    か、または1つまたは複数のヒドロキシルもしくは2−
    ヒドロキシエトキシ基で置換された(C〜C)−ア
    ルキルである、請求項1から4のいずれか1項に記載の
    酸性染料。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    式(I)の酸性染料を調製する方法であって、式(II
    I) 【化2】 [式中、X、XおよびXはハロゲン原子である]
    で表される化合物を、式(IV)、(V)、(VI)、
    および/または(VII) 【化3】 で表される1つまたは複数の化合物と反応されることを
    含んでなる方法。
  7. 【請求項7】 天然または合成繊維材料を染色および印
    刷するための、記録材料上にテキストおよびイメージを
    記録するための、紙またはパルプをパルプ染色するため
    の、あるいは電子写真トナー用または粉体被覆材料用の
    着色剤としての、請求項1から5のいずれか1項に記載
    の式(I)の酸性染料の使用。
  8. 【請求項8】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    式(I)の酸性染料を1種または複数含む記録液。
  9. 【請求項9】 式(I)の1種または複数の酸性染料を
    0.5から15重量%、水を0から99重量%、および
    溶媒、保湿剤またはそれらの組合せを0.5から99.
    5重量%含む請求項8に記載の記録液。
  10. 【請求項10】 式(I)の1種または複数の酸性染料
    を0.5から15重量%、水を35から75重量%、お
    よび溶媒、保湿剤またはそれらの組合せを10から50
    重量%含む請求項8に記載の記録液。
  11. 【請求項11】 式(I)の1種または複数の酸性染料
    を0.5から15重量%、水を0から20重量%、およ
    び溶媒、保湿剤またはそれらの組合せを70から99.
    5重量%含む請求項8に記載の記録液。
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