JP2000326124A - スローアウェイ式ツイストドリル - Google Patents

スローアウェイ式ツイストドリル

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Publication number
JP2000326124A
JP2000326124A JP11135497A JP13549799A JP2000326124A JP 2000326124 A JP2000326124 A JP 2000326124A JP 11135497 A JP11135497 A JP 11135497A JP 13549799 A JP13549799 A JP 13549799A JP 2000326124 A JP2000326124 A JP 2000326124A
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JP
Japan
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chip discharge
discharge groove
drill
cemented carbide
joined
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JP11135497A
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English (en)
Inventor
Kouhitsu Tei
幸弼 鄭
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Tungaloy Corp
Original Assignee
Toshiba Tungaloy Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Tungaloy Co Ltd filed Critical Toshiba Tungaloy Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】丸棒状をなすドリル本体の一端には、ねじれを
伴った切屑排出溝が軸線方向に延在し、その先端部には
切刃チップが着脱自在に装着されるようにしたスローア
ウェイ式ツイストドリルにおいて、スローアウェイ式ツ
イストドリルの剛性を改善すると同時に、切屑排出溝の
摩滅を抑制する。 【解決手段】切屑排出溝2のヒール部6をねじれに沿っ
て切欠きし、この切欠き部に超硬合金7を接合する。こ
の際、切屑排出溝2の壁面と超硬合金7とは、略同一面
となるように接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スローアウェイ
式ツイストドリルに関し、特にその切屑排出溝の構成に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】スローアウェイ式のドリルに対して切屑
排出性を改善するために、切屑排出溝をねじれ溝とする
ことは非常に効果的であり、この種の大方のドリルに採
用されている。しかしながら、加工穴深さがドリル直径
の3倍を超えるようになると、それでも切屑排出性は低
下してくるので、この場合の改善策として、溝の容積を
大きくしたりねじれ角を強くする方法がとられる。
【0003】溝の容積やねじれ角を大きくとることは、
一方では、ドリル本体の剛性低下を招くこととなる。剛
性の低下により、使用中にびびりが生じやすくなり、安
定切削の妨げとなる。そこで、超硬合金を補強材として
ドリル本体に貼り付けるようにしたドリルが、たとえば
特開平10−156614号公報に開示されている。こ
れは、帯状の超硬合金が、切屑排出溝に沿ってドリル本
体外周に条設された溝内に埋設されて接合されたもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】長時間ドリルを使用し
ていると、流出される切屑の擦過により、切屑排出溝が
摩滅するという問題がある。この発明は、前記に引例の
従来のスローアウェイ式ドリルがもつ剛性改善効果の特
徴を生かすと同時に、超硬合金を有効利用すべく切屑排
出溝の耐摩耗性をも改善するようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の如き
課題に鑑みなされたもので、丸棒状をなすドリル本体の
一端には、ねじれを伴った切屑排出溝が軸線方向に延在
し、その先端部には切刃チップが着脱自在に装着される
ようにしたスローアウェイ式ツイストドリルにおいて、
前記切屑排出溝のヒール部をねじれに沿って切欠きし、
当該切欠き部に超硬合金を接合するとともに、切屑排出
溝内において略同一面となるように接合されることを特
徴とする。
【0006】超硬合金は、ヤング率が高いという材料特
性を有しているために、これをドリル本体の一部に使用
することでドリル剛性が向上する。同時に、超硬合金の
非常に硬いという特性を利用して、鋭角な形状で摩滅し
やすいヒールの部分を超硬合金で置換した形として、切
屑排出溝の摩滅を抑えるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の一形態につ
いて、図を参照しながら説明する。図1〜図3におい
て、丸棒状をなすドリル本体1の一端には、ねじれを伴
った切屑排出溝2が軸線方向に延在している。切屑排出
溝2の先端部には、チップ座3が座掘りされ、これに切
刃チップ4が締付ねじ5によって着脱自在に装着され
る。2枚の切刃チップ4は、中心刃と外周刃とに分担さ
れて、その組合せでもって1切刃に構成される。通常、
先端切刃の形状を工夫して直径方向の切削力の均衡が図
られるようにするが、ソリッドドリルと同程度にまで切
削力を均衡させることは困難である。
【0008】ドリルの長さや切削条件などによっては、
この切削力の不均衡がびびりとなって現れるようにな
る。この場合に、ドリル剛性を高める手段の一つとし
て、超硬合金を補強材に使用する方法がある。そこで、
ドリル本体1のヒール部6に、切屑排出溝2のねじれに
沿って切欠きし、この切欠き内にねじれた帯状の超硬合
金7を接合する。同時に、超硬合金7は、切屑排出溝2
の壁面が略同一面となるように接合される。
【0009】ドリル本体1には、後端から連通して先端
部で開口する油穴8が穿設されている。切削時において
切屑は、油穴8から供給される切削液と一緒に切屑排出
溝2内を流出経路として外部へ排出される。このドリル
は、切屑流出が滑らかであり、切屑の擦過による切屑排
出溝2の摩滅が、耐摩耗性に優れる超硬合金7の存在に
よって抑制される。
【0010】
【発明の効果】超硬合金をスローアウェイ式ドリルの補
強材として使用したツイストドリルにおいて、超硬合金
に切屑排出溝の摩滅を防止する役目も担わせているの
で、深穴加工に対応させたねじれの強いドリルであって
も、剛性が高く、切屑排出性に優れるドリルとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 図2のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 切屑排出溝 4 切刃チップ 6 ヒール部 7 超硬合金

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸棒状をなすドリル本体の一端には、ね
    じれを伴った切屑排出溝が軸線方向に延在し、その先端
    部には切刃チップが着脱自在に装着されるようにしたス
    ローアウェイ式ツイストドリルにおいて、前記切屑排出
    溝のヒール部をねじれに沿って切欠きし、当該切欠き部
    に超硬合金を接合するとともに、切屑排出溝内において
    略同一面となるように接合されることを特徴とするスロ
    ーアウェイ式ツイストドリル。
JP11135497A 1999-05-17 1999-05-17 スローアウェイ式ツイストドリル Withdrawn JP2000326124A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216321A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Yunitakku Kk ボーリングヘッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007216321A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Yunitakku Kk ボーリングヘッド

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801