JP2000325885A - バイブレーティンググリッド - Google Patents

バイブレーティンググリッド

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JP2000325885A
JP2000325885A JP11141735A JP14173599A JP2000325885A JP 2000325885 A JP2000325885 A JP 2000325885A JP 11141735 A JP11141735 A JP 11141735A JP 14173599 A JP14173599 A JP 14173599A JP 2000325885 A JP2000325885 A JP 2000325885A
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grid
sieve
sieved
vibrating grid
vibrating
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JP11141735A
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Minobu Watanabe
美信 渡邊
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Nakayama Iron Works Ltd
Original Assignee
Nakayama Iron Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粘土状の被ふるい物でも目詰まりが少なく、粒
度別に多段階に選別でき、単位時間の処理量を調節でき
る。 【構成】グリッド本体20の加振機26を起動させる
と、グリッド本体20は概略反時計回りの円運動を行
う。グリッド本体20の円運動により、被ふるい物は前
方に放り出されるような運動でふるわれながら移送され
る。グリッド本体20の角度は任意に変え、被ふるい物
の滞留時間を調節できる。被ふるい物は、板状の部材を
鉛直に配置した上下2段に配置されたバーふるい66で
ふるいにかけられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイブレーティン
ググリッドに関する。更に詳しくは、粘土のような粘性
物でも目詰まりしにくい振動ふるい、すなわちバイブレ
ーティンググリッドに関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建築工事に伴って出てくる土木・
建設残土は、従来は埋立て処理が主流であった。しかし
ながら、これを埋立てするための処理場の不足、又新規
処理場の設置は環境破壊を伴うこと等から土木・建設残
土は可能な限りリサイクルしなければならない状況であ
る。この残土の中で粘土質等の土木・建設残土は、これ
に石灰、セメント等の地盤改良材を混合してこれを改良
し、掘削現場に埋め戻しする方法が採られている。
【0003】この土木・建設残土の改良を行うとき、大
きな石、木片等の異物を除くために最初にふるい(篩)
にかけて選別しなければならない。ところが、粘性のあ
る土木・建設残土は、その粘性のためにふるい(網、グ
リッド等)に詰まり、ふるいを塞ぐことが多い。この目
詰まりを防ぐために、ふるいに振動を与えてふるい効果
を促進するものが使用されている。しかしながら、この
振動ふるいを使用しても粘性のある土木・建設残土は、
ふるいを通過することが困難なことがある。
【0004】土木・建設残土に限らず同様の問題は、砕
石場等でも発生する。砕石場では粒度別に砕石を分離、
選別しなければならない。このときも粘性の高い表土等
を含んだものの場合は、同様の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
技術背景のもとになされたものであり、下記目的を達成
する。本発明の目的は、粘土状の被ふるい物でも目詰ま
りし難いバイブレーティンググリッドを提供することに
ある。本発明の他の目的は、粘土状の被ふるい物を大き
さ別に多段階に選別できるバイブレーティンググリッド
を提供することにある。本発明の更に他の目的は、被ふ
るい物の単位時間の処理量を調節できるバイブレーティ
ンググリッドを提供することにある。本発明の更に他の
目的は、被ふるい物を投入し易くするために補助ホッパ
ーを備えたバイブレーティンググリッドを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバイブレーティ
ンググリッドは、機台と、前記機台に搭載された本体で
あるグリッド本体と、前記機台と前記グリッド本体との
間に介在され、前記グリッド本体を弾性的に支持するた
めの弾性支持手段と、前記グリッド本体を被ふるい物を
流す方向に傾斜させるための傾斜手段と、前記グリッド
本体に振動を与えるための振動発生手段と、前記グリッ
ド本体に配置され、前記被ふるい物が流れる方向に沿っ
て複数配置されたバーふるいとからなる。
【0007】前記バーふるいは、金属製等の板状のもの
で作られ、前記被ふるい物が流れる上流側から下流側に
向かってテーパーに形成されている。上流、下流とは、
重力方向の流れをいう。前記バーふるいは、板状のもの
で作られ、前記被ふるい物が流れる上流側から下流側に
向かって広がる方向と角度を有して配置されている。こ
のために、下流側が隙間が広く形成されるので被ふるい
物が透過し易い。
【0008】前記バーふるいは、前記上流側に配置され
た上流バーふるいと、前記上流バーふるいより高さが低
く下流側に配置された下流バーふるいとからなる。被ふ
るい物が上流バーふるいから下流バーふるいに落下する
とき、反転、ほぐし作用を起こしふるい効率が良くな
る。
【0009】前記グリッド本体の上部に配置され、かつ
前記機台に支持され前記グリッド本体に投入された被ふ
るい物を受け止めるための補助ホッパーとを設けると良
い。被ふるい物は、機台で支持されているのでグリッド
本体に負荷がかからない。また、バックホー等のバケッ
トで大量に被ふるい物を投入しても、ふるいの負荷が分
散される効果がある。
【0010】前記グリッド本体は、90度単位で旋回さ
せて被ふるい物の排出方向を変換できるように着脱自在
に支持台に設けられている。このグリッド本体の方向変
換により、被ふるい物の投入がどちらの方向からも可能
になる。前記バーふるいの上部に前記バーふるいと直交
する方向に前記被ふるい物の流れを堰止めするための堰
止め部材が配置されていると良い。被ふるい物の滞留時
間が長くなり、ふるいが効率的にできる。
【0011】前記グリッド本体で前記バーふるいの下部
に網ふるいを配置しても良い。被ふるい物の種類、サイ
ズにより、ふるいの種類を種々選択できる。前記堰止め
部材は、断面がL字状の形をした山形部材であり、前記
上流側は高さが高い山形鋼であり、前記下流側は前記上
流側より低い山形鋼であると良い。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]次に、本発明の
実施の形態1を説明する。図1、2及び3は、本発明の
実施の形態1を示し、図1はバイブレーティンググリッ
ドの正面図、図2は右側面図、図3は平面図である。機
台1は、バイブレーティンググリッド10を搭載し支持
するための台である。機台1の前方の両側の2ヶ所に
は、板材を溶接して突出させた軸支持部2が機台1と一
体にそれぞれ設けられ形成されている。
【0013】一方、機台1の上方には、グリッド支持台
5が配置されている。グリッド支持台5の前方には、軸
支持部2と対応する位置に板材を溶接して突出させた軸
支持部4が形成されている。機台1の軸支持部2と、グ
リッド支持台5の軸支持部4とは、前方の揺動軸3で揺
動自在に連結されている。グリッド支持台5は、グリッ
ド支持台5と機台1との間の両側面に配置された2本の
油圧シリンダ6により駆動される。油圧シリンダ6の下
端は、軸7により機台1の側面に揺動自在に支持されて
いる。なお、油圧シリンダ6は、空気圧シリンダ、電動
機によるネジ駆動等であっても良い。更に、これらの動
力機構に限らず、ボルト、ナット等のような機構的手段
により固定するものであっても良い。
【0014】油圧シリンダ6のピントンロッド8は、軸
9によりグリッド支持台5の側面に揺動自在に支持され
ている。ピントンロッド8と油圧シリンダ6とは、ピン
14を挿入することにより相対移動できないように相互
に固定できる。結局、グリッド支持台5は、機台1上に
揺動軸3で揺動自在に支持されている。この揺動軸3に
よる揺動支持により、グリッド支持台5は機台1に対し
て予め決められた傾斜角度位置に油圧シリンダ6により
駆動され、その伸縮位置にピン14でロックできる。
【0015】グリッド支持台5の上には、4個の弾性機
構支持台11が配置されている。弾性機構支持台11
は、概略は台形の底辺を斜め(角度θ)に切断した形を
したものであり、この上部に弾性支持機構12を介して
バイブレーティンググリッド10が搭載されている。弾
性支持機構12は、バイブレーティンググリッド10を
この上に搭載し、上下動自在に支持するための緩衝機構
である。
【0016】弾性支持機構12は公知のものであり、2
本の揺動部材13とこの各揺動部材13の両端に配置さ
れ断面が正方形の捻り水平軸(図示せず)を捻り方向に
弾性支持するゴム弾性部材(図示せず)とから構成され
ている。上部の揺動部材13の下部の水平軸と、下部の
揺動部材13の上部の水平軸は連結され一体に上下動さ
れる。
【0017】従って、弾性支持機構12は全体としては
圧縮弾性機構を構成する。弾性支持機構12は、グリッ
ド本体20を弾性的に弾性機構支持台11に上下動自在
に支持している。グリッド本体20は、上の天板と底板
がない箱状の形をしたものである。
【0018】グリッド本体20の側板21の4ヶ所に
は、板材である弾性機構取付台22が一体に突出するよ
うに固定配置されている。4ヶ所の弾性機構取付台22
の下面23には、弾性支持機構12の上部の水平軸が連
結され、弾性機構支持台11の上面24にはその下部の
水平軸がそれぞれ連結されている。グリッド本体20の
対向する側の側板には、加振機26とこれを駆動するモ
ータ27が配置されている。
【0019】加振機26の加振方向は必ずしも特定され
ないが、グリッド本体20を主に上下方向に加振する。
加振機26は、内部に偏芯したウェイトを備え、これを
回転駆動して振動を生起する周知の機構である。加振機
26と反対側のグリッド本体20の側板21には、ウェ
イト25が配置固定されている。ウェイト25は、グリ
ッド本体20の対向する側の側板に配置された加振機2
6とこれを駆動するモータ27の重量をバランスするた
めのウェイトである。
【0020】グリッド本体20の最上部には角錐状のホ
ッパー30が構成されている。ホッパー30は、被ふる
い物を上部から受け入れ下部へ円滑に流下させるための
ものである。ホッパー30の一辺は、形成されてなく排
出口31を構成するために開放されている。排出口31
は、後述するバーふるい(篩)から除かれた大きな異物
を除去するためのものである。排出口31の下段位置に
は、排出樋32が配置されている。排出樋32は排出口
31から排出された被ふるい物をガイドするためのもの
である。
【0021】機台1の下面には、固定足50の上端が固
定されている。固定足50は、バイブレーティンググリ
ッド10を支持するための足である。固定足50の下端
は、支持台(図示せず)の上にボルト孔51に挿入され
たボルト(図示せず)で固定される。従って、バイブレ
ーティンググリッド10は、ボルトを外すことにより、
90度単位で任意の方向に向きを変えることができる。
【0022】[ふるい35]図4は、グリッド本体20
の内部を示す断面図である。図5は、図4のV−V線か
ら見たバーふるいの一部拡大図である。グリッド本体2
0の内部には、上下2段にふるいが配置されている。上
部に配置された上段ふるい36は、比較的大きな異物を
除去するためのふるいであり、下部に配置された下段ふ
るい37は比較的小さな異物を除去するためのふるいで
ある。グリッド本体20の内部には、上段ふるい36を
支持固定するために断面形状が略正方形のパイプ材であ
る4本のクロス部材40が配置されている(図4参
照)。
【0023】4本のクロス部材40の両端は、それぞれ
グリッド本体20の側板21に固定されている。側板2
1にはクロス部材40を固定するために固定用のボルト
孔41が形成されている。ボルト孔41は、後方位置
(被ふるい物の投入側)には上下3列の位置に配置さ
れ、前方位置(被ふるい物の排出側)にはこの下列の2
列と同一の高さにボルト孔41が配置されている。この
ボルト孔41は、同一高さの網等を固定するときに使用
される。
【0024】クロス部材40の一端は、4個のボルト孔
41に挿入されたボルト42により固定されている。従
って、従って、クロス部材40は着脱、交換自在であ
る。後方側の2本のクロス部材40上には、上流バーふ
るい43が平行に複数個が配置固定されている。単体の
上流バーふるい43は、その頂部には頂板44が配置さ
れている。頂板44は、細長い金属の板材で作られてお
り、その先端はテーパー状に細く形成されている。
【0025】頂板44の下面には、その長手方向に板材
である支持板45の上面が一体に固定されている。支持
板45の下端の後方位置と前方位置は、それぞれ固定板
46に固定されている。固定板46は、後方位置と前方
位置のクロス部材40の上面にボルト47で固定されて
いる。
【0026】これと同一構造の上流バーふるい43が、
前方位置の2本のクロス部材40の上面に配置固定され
ている。前方位置のクロス部材40の上面と後方位置の
クロス部材40の上面とは、上下方向に段差を有してい
る。この段差により、後方位置(被ふるい物の投入側)
に投入された被ふるい物はふるわれながら、下流側の下
流バーふるい48上に落下するので、ふるい効率が良く
なる。
【0027】グリッド本体20の下部には、4本の下段
クロス部材52が配置されている。下段クロス部材52
の上には、鉛直にかつ平行に配置した3枚の織網支持板
54が配置されている(図1参照)。織網支持板54の
前後は、織網支持板54を鉛直に支承するための支承板
55が配置されている。支承板55は、4本の各下段ク
ロス部材52上に搭載されている。織網支持板54の上
には、織網53が配置されている。
【0028】織網53の両端は曲げられており、この曲
げ部分がグリッド本体20の内面に設けられた係止部5
6に係合されている。結局、織網53、織網支持板5
4、及び支承板55は、下段ふるい37を構成する。下
段ふるい37は、上段ふるい36を通過した被ふるい物
をさらにふるいにかけるものである。これを通過したも
のは落下し、通過しないものは排出口57から排出され
る。
【0029】[バイブレーティンググリッド10の使用
方法]前述したバイブレーティンググリッド10の使用
方法を以下説明する。図6(a),(b)及び(c)
は、バイブレーティンググリッドの使用状態を示す側面
図である。図6(a)はバイブレーティンググリッドを
水平にしたときの使用状態を示す側面図、図6(b)は
最大傾斜角度の中間位置に傾斜したときの角度を示す側
面図、図6(c)は最大傾斜角度に傾斜させたときの角
度を示す側面図である。
【0030】弾性支持機構12は、グリッド本体20の
傾斜角度を大きくすると、被ふるい物の上からの荷重に
より耐久性が悪くなるので、可能な限り垂直状態で使用
されるのが望ましい。このために、図6(a)に示すよ
うにグリッド本体20を水平状態においた状態で、弾性
支持機構12は角度θ傾いており本例では−9度になる
ように配置されている。
【0031】グリッド本体20の前面と後面も−9度に
傾斜している。同様に、弾性支持機構12の上下の捻り
軸(図示せず)の中心を結ぶ線も−9度に傾斜してい
る。グリッド本体20をこの状態にして加振機26を起
動させると、グリッド本体20は概略反時計回りの円運
動を行う。グリッド本体20の円運動により、被ふるい
物は前方に放り出されるような運動で移送される。この
グリッド本体20を水平状態に置いた状態は、被ふるい
物をふるい35上の滞留時間を長くするときに良い。
【0032】図6(b)は、グリッド本体20の各側面
を鉛直の状態であり、弾性支持機構12の上下の捻り軸
の中心を結ぶ線も鉛直に置かれている。従って、グリッ
ド本体20の前面、後面及び左右の側面は鉛直である。
グリッド本体20をこの状態にして加振機26を起動さ
せると、グリッド本体20は概略反時計回りの円運動を
行う。グリッド本体20の円運動により、被ふるい物は
前方に放り出されるような運動で移送される。このグリ
ッド本体20を鉛直に置いた状態は、被ふるい物をふる
い35上の滞留時間を比較的短くするときに良い。従っ
て、被ふるい物の処理時間は比較的短くなり、処理量は
多い。
【0033】図6(c)は、グリッド本体20の前後面
が最大に傾斜して+19度の状態であり、弾性支持機構
12の上下の捻り軸の中心を結ぶ線も+19度である。
従って、グリッド本体20の前面、後面及び左右の側面
も+19度だけ前方に傾いている。グリッド本体20を
この状態にして加振機26を起動させると、グリッド本
体20は概略反時計回りの円運動を行う。グリッド本体
20の円運動により、被ふるい物は前方に放り出される
ような運動で移送される。
【0034】同時に、ふるい35の面は前方に傾斜して
いるので、重力により被ふるい物は転動する。グリッド
本体20を前方に傾けた状態は、被ふるい物をふるい3
5上の滞留時間を比較的短くする。従って、被ふるい物
の処理時間は極めて短くなり、処理量は多い。
【0035】[ふるいの実施の形態2]図7は、ふるい
の実施の形態2の平面図である。図8は、図7のVIII−
VIII線で切断したときの部分拡大図である。前述した実
施の形態1のふるい35の上流バーふるい43と下流バ
ーふるい48の最上部には、断面がL字状の等辺山形鋼
で作られた複数の堰部材58が平行に配置されている。
堰部材58は、被ふるい物が投入側である後方側から前
方位置に流るのを堰き止めて滞留時間を長くして、ふる
い効率を高めるためのものである。実施の形態1のふる
いに比べると、ふるい35上での被ふるい物の滞留時間
が長いのでふるい効率が良い。
【0036】[ふるいの実施の形態3]図9は、ふるい
の実施の形態3の平面図であり、図10は図9のX−X
線で切断したときの断面図である。実施の形態3のふる
い60は、断面がL字状の等辺山形鋼61を碁盤の目状
に配置したものである。等辺山形鋼61の各辺は、鉛直
方向に傾斜しているので粘着性のある被ふるい物が分割
され易い(図10参照)。また、被ふるい物がふるい6
0の上に滞留する時間が長くなり、ふるい60を透過し
易くなる。
【0037】図11に示すものは、ふるいの実施の形態
3の変形を示すふるいの一部断面図である。碁盤の目状
のふるい60の堰方向の等辺山形鋼61a,61b及び
61cの高さHが異なる。被ふるい物が流れる方向の上
流から下流へ行くにしたがって、少しづつサイズが小さ
くなる。即ち、H>H’>H’’の関係にある。したが
って、被ふるい物の流れは、この落差のために上流から
下流に円滑に流れることになる。
【0038】[ふるいの実施の形態4]図12は、ふる
いの実施の形態4の平面図であり、図13は図12の左
側面図である。実施の形態4のふるい65は、バーふる
い66を互いに角度を有して配置したものである。バー
ふるい66は、板状のものを鉛直に配置したものであ
る。バーふるい66の間には角度αが形成されている。
このために、バーふるい66の下端の前後は、連結板6
7で相互に連結されている。連結板67はクロス部材4
0上に搭載され、ボルト68で固定されている。ふるい
65は、前述したものと同様に上下2段に形成されてい
る。
【0039】下段クロス部材52上には、鋼板69がボ
ルト80で固定されている。鋼板69は、バーふるい6
6から透過した被ふるい物からクロス部材52の保護と
これを受け止めてグリッド本体20から転動させて排出
するためのものである。
【0040】[補助ホッパーの実施の形態1]前記した
実施の形態では、ホッパー30は、グリッド本体20の
上部に一体に設けられていた。ホッパー30には、被ふ
るい物が大量に投入されるとこれを受け止めるためにこ
の重みによりグリッド本体20に負荷が発生する。図1
4(a)は、グリッド本体20の上部に補助ホッパー7
0を配置した補助ホッパーの実施の形態1を示す正面図
である。図14(b)は、図14(a)の右側面図であ
る。
【0041】補助ホッパー70をグリッド本体20とは
別体で配置したものである。補助ホッパー70は、一辺
のみがない角錐状のものである。補助ホッパー70の側
板71には、支柱72の上端が固定されその下端はグリ
ッド支持台5上に固定されている。結局、補助ホッパー
70は、グリッド本体20上に固定されず、グリッド支
持台5上に支持固定されている。これは、グリッド本体
20の軽量化で機体寿命を延ばすためである。
【0042】図15(a)は、グリッド本体20の上部
に補助ホッパー75を配置した補助ホッパーの実施の形
態2を示す正面図である。図15(b)は、図15
(a)の右側面図である。同様に補助ホッパー75をグ
リッド本体20とは別体で配置したものである。補助ホ
ッパー75は、一辺のみがない角錐状のものである。
【0043】補助ホッパー75の側板76には、支柱7
7の上端が固定されその下端はグリッド支持台5上に固
定されている。更に、補助ホッパー75の後部の後板7
8が延長されて設けられている。後板78には支柱79
の上端が固定され、この下端はグリッド支持台5上に支
持固定されている。
【0044】結局、補助ホッパー75は、グリッド本体
20上に固定されず、グリッド支持台5上に支持固定さ
れている。延長された後板78上には、バックホー等の
バケットから被ふるい物を投入し、この中から少しづつ
被ふるい物をふるいにかけるので負荷が少なくて済む。
【0045】[その他の実施の形態]前述した実施の形
態では上段に配置したふるいは、バーふるいである上段
ふるい36(図3)であり、碁盤目状のふるい60(図
9)であった。このふるいは、金属線を編んだ織網で構
成しても良い。
【0046】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明のバイブレ
ーティンググリッドは、粘土状の被ふるい物でも目詰ま
りが少なく、粒度別に多段階に選別でき、単位時間の処
理量を調節できるという効果がある。また、補助ホッパ
ーを配置したので被ふるい物の投入が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、バイブレーティンググリッドの正面図
である。
【図2】図2は、図1の右側面図である。
【図3】図3は、図1の平面図である。
【図4】図4は、グリッド本体20の内部を示す断面図
である。
【図5】図5は、図4のV−V線で切断したときのバー
ふるいの部分拡大図である。
【図6】図6(a),(b)及び(c)は、バイブレー
ティンググリッドの使用状態を示す側面図である。
【図7】図7は、ふるいの実施の形態2の平面図であ
る。
【図8】図8は、図7のVIII−VIII線で切断したときの
部分拡大図である。
【図9】図9は、ふるいの実施の形態3の平面図であ
る。
【図10】図10は、図9のX−X線で切断したときの
断面図である。
【図11】図11は、ふるいの実施の形態3の変形を示
すふるいの一部断面図である。
【図12】図12は、ふるいの実施の形態4の平面図で
ある。
【図13】図13は、図12の左側面図である。
【図14】図14(a)は、グリッド本体の上部に補助
ホッパーを配置した補助ホッパーの実施の形態1を示す
正面図である。図14(b)は、図14(a)の右側面
図である。
【図15】図15(a)は、グリッド本体の上部に補助
ホッパーを配置した補助ホッパーの実施の形態2を示す
正面図である。図15(b)は、図15(a)の右側面
図である。
【符号の説明】
1…機台 5…グリッド支持台 6…油圧シリンダ 10…バイブレーティンググリッド 12…弾性支持機構 20…グリッド本体 26…加振機 30…ホッパー 35,60,65…ふるい 36…上段ふるい 37…下段ふるい 40…クロス部材 44…頂板 53…織網 66…バーふるい 67…連結板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台と、 前記機台に搭載された本体であるグリッド本体と、 前記機台と前記グリッド本体との間に介在され、前記グ
    リッド本体を弾性的に支持するための弾性支持手段と、 前記グリッド本体を被ふるい物を流す方向に傾斜させる
    ための傾斜手段と、 前記グリッド本体に振動を与えるための振動発生手段
    と、 前記グリッド本体に配置され、前記被ふるい物が流れる
    方向に沿って複数配置されたバーふるいとからなるバイ
    ブレーティンググリッド。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のバイブレーティンググリ
    ッドにおいて、 前記バーふるいは、板状のもので作られ、前記被ふるい
    物が流れる上流側から下流側に向かってテーパーに形成
    されていることを特徴とするバイブレーティンググリッ
    ド。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のバイブレーティンググリ
    ッドにおいて、 前記バーふるいは、板状のもので作られ、前記被ふるい
    物が流れる上流側から下流側に向かって隙間が広がる方
    向と角度を有して配置されていることを特徴とするバイ
    ブレーティンググリッド。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のバイブレーティンググリ
    ッドにおいて、 前記バーふるいは、前記上流側に配置された上流バーふ
    るいと、前記上流バーふるいより高さが低く下流側に配
    置された下流バーふるいとからなることを特徴とするバ
    イブレーティンググリッド。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のバイブレーティンググリ
    ッドにおいて、 前記グリッド本体の上部に配置され、かつ前記機台に支
    持され前記グリッド本体に投入された被ふるい物を受け
    止めるための補助ホッパーとからなることを特徴とする
    バイブレーティンググリッド。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のバイブレーティンググリ
    ッドにおいて、 前記グリッド本体は、90度単位で旋回させて被ふるい
    物の排出方向を変換できるように着脱自在に支持台に設
    けられていることを特徴とするバイブレーティンググリ
    ッド。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5から選択される1項に記
    載のバイブレーティンググリッドにおいて、 前記バーふるいの上部に前記バーふるいと直交する方向
    に前記被ふるい物の流れを堰止めするための堰止め部材
    が配置されていることを特徴とするバイブレーティング
    グリッド。
  8. 【請求項8】請求項1ないし5から選択される1項に記
    載のバイブレーティンググリッドにおいて、 前記グリッド本体で前記バーふるいの下部に網ふるいが
    配置されていることを特徴とするバイブレーティンググ
    リッド。
  9. 【請求項9】請求項6に記載のバイブレーティンググリ
    ッドにおいて、 前記堰止め部材は、断面が等辺のL字状の形をした山形
    部材であり、前記上流側は高さが高い山形鋼であり、前
    記下流側は前記上流側より低い山形鋼であることを特徴
    とするバイブレーティンググリッド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009233583A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd 振動式篩機
CN110152992A (zh) * 2019-07-01 2019-08-23 安吉县宇宏粘土化工有限公司 一种筛分机
CN112317024A (zh) * 2020-10-10 2021-02-05 张少华 一种可筛选多级粉碎破碎机
CN116213247A (zh) * 2023-05-04 2023-06-06 四川磊蒙机械设备有限公司 振动筛及其筛板组件

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