JP2000325485A - 造影剤導入セット及び造影剤注入装置 - Google Patents

造影剤導入セット及び造影剤注入装置

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JP2000325485A
JP2000325485A JP11143370A JP14337099A JP2000325485A JP 2000325485 A JP2000325485 A JP 2000325485A JP 11143370 A JP11143370 A JP 11143370A JP 14337099 A JP14337099 A JP 14337099A JP 2000325485 A JP2000325485 A JP 2000325485A
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Yoshihiro Hirose
善弘 廣瀬
Tsuneo Ueki
庸夫 植木
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/007Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests for contrast media

Abstract

(57)【要約】 【課題】容器に残った造影剤を造影剤保存ラインを構成
する造影剤導入針に穿刺したまま、定量筒リザーバーに
残った造影剤と共に造影剤保存ラインを保存し次の症例
に使用することができる造影剤導入セットを提供するこ
と。 【解決手段】少なくとも導入チューブ13の先端に造影
剤導入針10又はコネクター29を装着し、送液チュー
ブ13aの途中に定量筒リザーバー15及び逆流防止弁
16を装着した造影剤保存ライン9と、送液チューブ1
3bの途中に逆流防止弁16aを装着した接続ライン8
とから構成される造影剤導入セット2。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は造影剤導入セット及
び造影剤注入装置の改良に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図3は従来の造影剤注
入装置1Aの概略図で、その操作方法の一連を以下に説
明する。造影剤注入装置1Aは耐圧用多連活栓3の右側
三方活栓20の連結部と連結した造影剤導入セット4
2、中央三方活栓20aの連結部と連結した生理食塩液
導入セット46、左側三方活栓20bの連結部と連結し
た血圧モニタリングライン5、前記耐圧用多連活栓3の
左端部に形成したカテーテル連結部26aと装着される
血管造影用カテーテル4、前記耐圧多連活栓3の右端部
に形成した連結部26bと装着される耐圧用シリンジ7
が備えられている。
【0003】耐圧用多連活栓3の連結部26bに耐圧用
シリンジ7を装着した後、前記三方活栓20aと連結し
た生理食塩液導入セット46の送液チューブ53aに配
置されたロールクランプ19cを閉じ、生理食塩液導入
セット46の先端に設けた生理食塩液導入針22を生理
食塩液入り容器(図示せず)の口部に穿刺する。前記ロ
ールクランプ19cを開き三方活栓20、20aのハン
ドルを操作して耐圧用シリンジ7のピストンを引っ張
り、該耐圧用シリンジ7内に生理食塩液を充填する。
(その時三方活栓20aと三方活栓20bの間と三方活
栓20と造影剤導入セット42の間は遮断されてい
る。) 耐圧用多連活栓3の三方活栓20a、20bのハンドル
を操作して、前記耐圧用多連活栓3内の流路及び前記三
方活栓20bと連通する血圧モニタリングライン5の耐
圧チューブ25とカテーテル連結部26aに前記耐圧用
シリンジ7のピストンを押して生理食塩液を満たす。
(その時三方活栓20aと生理食塩液導入セット46の
間、三方活栓20と造影剤導入セット42の間は遮断さ
れている。)その後三方活栓20、20a、20bのハ
ンドル操作により耐圧用多連活栓3の流路とカテーテル
連結部26a、耐圧チューブ25、生理食塩液導入セッ
ト46、連結部26bの各流路を遮断する。
【0004】耐圧用多連活栓3の連結部26bに前記耐
圧用シリンジ7(前記使用した中の生理食塩液は廃棄さ
れている)を装着した後、前記三方活栓20と連結した
造影剤導入セット42の送液チューブ53に配置された
ロールクランプ19bを閉じ、造影剤導入セット42の
先端に設けた造影剤導入針10を造影剤入り容器の口部
に穿刺する。前記ロールクランプ19bを開き三方活栓
20のハンドルを操作して連結部26bを経て耐圧用シ
リンジ7のピストンを引っ張り、該耐圧用シリンジ7内
に造影剤を充填する。(その時三方活栓20と20aの
間は遮断されている。) 耐圧用多連活栓3の三方活栓20、20bのハンドルを
操作して、前記耐圧用多連活栓3内の流路及びカテーテ
ル連結部26aに、前記耐圧用シリンジ7のピストンを
押して造影剤を満たす。(その時三方活栓20と造影剤
導入セット42の間、三方活栓20aと生理食塩液導入
セット46の間、三方活栓20bと耐圧チューブ25の
間は遮断されている。)その後耐圧用多連活栓3の流路
を三方活栓20、20bのハンドル操作によりカテーテ
ル連結部26a、耐圧チューブ25、連結部26bの流
路を遮断する。事前に血管造影用カテーテル4を患者の
血管に挿入しその基部と造影剤で満たされたカテーテル
連結部26aを空気が入らないように連結する。続いて
三方活栓20のハンドルを操作し、患者に注入する造影
剤を造影剤導入セット42から耐圧用シリンジ7のピス
トンを引いて必要な注入量を充填する。そして耐圧用多
連活栓3の三方活栓20、20bを操作して、前記耐圧
用多連活栓3及び血管造影用カテーテル4を経て耐圧用
シリンジ7の造影剤を一気に患者の血管に注入する。
(その時三方活栓20と造影剤導入セット42の間と三
方活栓20bと耐圧チューブ25の間は遮断されてい
る。) また三方活栓20のハンドルを操作して耐圧用多連活栓
3内の流路と耐圧用シリンジ7及び造影剤導入セット2
内の流路との連通を遮断し、三方活栓20bのハンドル
を操作し、血管造影用カテーテル4と血圧モニタリング
ライン5を連通することで患者の血圧を常時監視するこ
とができる。
【0005】造影剤を血管に注入した後エックス線透過
により、血管の狭窄部などの位置や状態を調べることが
でき今後の治療方法を決める手段となる。血管造影検査
が終了した後、使用された造影剤注入装置1Aはすべて
一回限りの使用で廃棄され、残った造影剤に血液や造影
剤の混ざった不潔な液が流れ込んだ可能性があり廃棄し
ている。しかしながら血管造影に用いる市販品の造影剤
は20mL、50mL、100mLで目的ごとに造影剤
の量を使い分けていたが、操作中に予想以上の造影剤を
必要としたり、特に心臓血管造影では一症例で100m
L以上使用することがあり、造影剤導入セット42に設
けた造影剤導入針10が一本である為、造影剤が一症例
で足らない場合造影剤の差し替えをしなければならない
ので操作中に手間を取っていた。そこで本発明者らは以
上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果次の発
明に達した。
【0006】
【課題を解決する為の手段】[1]本発明は、少なくと
も導入チューブ13の先端に造影剤導入針10又はコネ
クター29を装着し、送液チューブ13aの途中に定量
筒リザーバー15及び逆流防止弁16を装着した造影剤
保存ライン9と、送液チューブ13bの途中に逆流防止
弁16aを装着した接続ライン8とから構成される造影
剤導入セット2を提供する。 [2]本発明は、前記造影剤導入針10又はコネクター
29を装着した複数の導入チューブ13を分岐管14に
接続し、前記分岐管14の下流に前記送液チューブ13
aを接続し、前記定量筒リザーバー15の下流に逆流防
止弁16を配置し、前記送液チューブ13aの下端にコ
ネクターを有する三方活栓18を設けた造影剤保存ライ
ン9と、前記送液チューブ13bの先端に、前記造影剤
保存ライン9と脱着可能なコネクター17aを装着し、
前記送液チューブ13bの下端に耐圧用多連活栓3と連
結するコネクター17bを装着し、前記コネクター17
aと前記コネクター17bの間に逆流防止弁16aを配
置した接続ライン8とから構成される[1]に記載の造
影剤導入セット2を提供する。 [3]本発明は、耐圧用多連活栓3に装着する[1]な
いし[2]に記載の前記造影剤導入セット2、血管造影
用カテーテル4、血圧モニタリングライン5、生理食塩
液導入セット6、耐圧用シリンジ7を備えた造影剤注入
装置1を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の造影剤注入装置1
の概略図である。造影剤注入装置1は耐圧用多連活栓3
に装着する造影剤導入セット2、血管造影用カテーテル
4、血圧モニタリングライン5、生理食塩液導入セット
6、耐圧用シリンジ7が備えられている。前記造影剤導
入セット2は造影剤保存ライン9と接続ライン8から構
成される。
【0008】造影剤保存ライン9は次の各部材により構
成される。エアベント部11と一体に形成した造影剤導
入針10の後方の途中にジュラクランプ12を配置した
導入チューブ13を接続し、前記導入チューブ13の後
端には分岐管14が接続されている。前記分岐管14の
下流に送液チューブ13aが接続され、前記送液チュー
ブ13aの途中に定量筒リザーバー15と逆流防止弁1
6が装着され、該定量筒リザーバー15の下流に逆流防
止弁16が配置されている。該逆流防止弁16は造影剤
を上流から下流に流すが、下流から上流に流さない一方
向弁である。前記送液チューブ13aの下端にコネクタ
ー17を介して接続ライン8のコネクター17aと脱着
可能なコネクターを有する三方活栓18が設けられてい
る。図2は送液チューブ13付近のその他の実施例の概
略図である。本発明は造影剤導入針10に代えてコネク
ター29を送液チューブ13に装着して使用することが
できる。造影剤入り容器の口部がゴム栓の場合は前記造
影剤導入針10を使用するが、容器の口部にメス型のコ
ネクターを装着している場合、該メス型と嵌合するオス
型コネクター29を装着し、前記嵌合が抜け落ちない様
ルアーロック28をコネクター29の外周に装着する。
またコネクター29の形状は造影剤入り容器27の口部
の形状に対応し、該口部のコネクターがオス型なら送液
チューブ13にはメス型のコネクターを装着する。
【0009】接続ライン8は送液チューブ13bの先端
にコネクター17aを装着し、前記送液チューブ13b
の下端に耐圧用多連活栓3と連結するコネクター17b
を装着し、送液チューブ13bの途中に逆流防止弁16
aを装着し、該逆流防止弁16aの下方にロールクラン
プ19を配置することにより構成される。前記逆流防止
弁16aは造影剤を上流から下流に流すが、下流から上
流に流さない一方向弁である。生理食塩液導入セット6
は先端に生理食塩液導入針22を装着したドリップチャ
ンバー24の後方に途中にロールクランプ19aを配置
した送液チューブ13cが接続され、該送液チューブ1
3c下端には耐圧用多連活栓3の中央三方活栓20aの
連結部と接続するコネクター17cが装着されている。
血圧モニタリングライン5は患者の血圧を監視するライ
ンで、トランスデュサー21と耐圧用多連活栓3の左側
三方活栓20bの連結部と両端にコネクターを装着した
耐圧チューブ25から構成される。血管造影用カテーテ
ル4は血管内に造影剤を導くラインで、その基部は耐圧
用多連活栓3の左端部に形成したカテーテル連結部26
aと連結される。耐圧シリンジ7は主に造影剤を注入す
る時に使い、前記造影剤導入セット2に連結した耐圧用
多連活栓3の右端の連結部26bと連結される。
【0010】図1の造影剤注入装置1の操作方法の一例
を以下に説明する。造影剤導入セット2の造影剤保存ラ
イン9と接続ライン8を連結し、該接続ライン8の下端
のコネクター17bと耐圧用多連活栓3の右側三方活栓
20の連結部を連結する。生理食塩液導入セット6のコ
ネクター17cと耐圧用多連活栓3の中央三方活栓20
aの連結部を連結する。血圧モニタリングライン5のト
ランスデューサー21と耐圧チューブ25の一端を連結
し、前記耐圧チューブ25の他端と耐圧用多連活栓3の
左側三方活栓20bの連結部を連結する。前記トランス
デューサー21のコネクター21aは血圧モニタリング
装置(図示せず)と接続されている。
【0011】耐圧用多連活栓3の連結部26bに耐圧用
シリンジ7を装着した後、生理食塩液導入セット6に配
置したロールクランプ19aを閉じる。スタンドに吊り
下げた生理食塩液入り容器(図示せず)の口部に生理食
塩液導入針22に穿刺し、前記ロールクランプ19aを
開き、耐圧用多連活栓3の三方活栓20aと20のハン
ドルを連結部26bに接続した耐圧用シリンジ7と前記
生理食塩液導入セット6が連通するように操作する。そ
の時中央の三方活栓20aと左側の三方活栓20bは連
通しないように遮断され、右側の三方活栓20とその連
結した接続ライン8は連通しないよう遮断される。前記
耐圧用シリンジ7のピストンを引き該耐圧用シリンジ7
内に生理食塩液を充填する。次に中央の三方活栓20a
のハンドルを右側の三方活栓20と左側の三方活栓20
bと連通するように操作し、生理食塩液の入った前記耐
圧用シリンジ7のピストンを押して左側の三方活栓20
bと連通した耐圧チューブ25とカテーテル連結部26
aに生理食塩液を満たす。その時中央の三方活栓20a
と生理食塩液導入セット6、右側の三方活栓20と連結
した接続ライン8の間は連通しないように遮断されてい
る。以上のように生理食塩液導入セット6内の生理食塩
液を耐圧用シリンジ7により、耐圧用多連活栓3内の流
路と該耐圧用多連活栓3と連通した耐圧チューブ25及
びカテーテル連結部26内に満たす。その後左側の三方
活栓20bと右側の三方活栓20のハンドルを操作して
耐圧用多連活栓3内の流路とカテーテル連結部26a及
び耐圧シリンジ7内の流路を遮断する。
【0012】造影剤導入セット2に装着されるジュラク
ランプ12とロールクランプ19を閉じ、三方活栓18
を開いて造影剤保存ライン9と接続ライン8とを連通状
態にする。耐圧用多連活栓3の右側の三方活栓20の連
結部26bに、前記耐圧用シリンジ7(前記使用した中
の生理食塩液は廃棄されている)を再び装着する。スタ
ンドに吊り下げた3本の100mLの造影剤入り容器
(図示せず)の口部に順次造影剤導入針10に穿刺した
後、ジュラクランプ12を開いて、造影剤を定量筒リザ
ーバー15に充填する。前記導入チューブ13を分岐管
14に複数本装着することで100mL以上の造影剤を
必要とする時に容器の交換を行わなくても良い。また定
量筒リザーバー15を設け、造影剤を一定量充填するこ
とで、症例で使用する造影剤の必要量が判る。接続ライ
ン8のロールクランプ19を開き、造影剤が送液チュー
ブ13bを経て、耐圧用多連活栓3内に入り、前記耐圧
用シリンジ7内に充填できるように前記右側の三方活栓
20のハンドルを操作する。その時前記右側の三方活栓
20は中央の三方活栓20aと連通しないように遮断さ
れる。前記耐圧用シリンジ7のピストンを引き該耐圧用
シリンジ7に造影剤を充填する。造影剤導入セット2に
逆流防止弁16、16aを設けることで、造影剤導入針
10に穿刺した容器内の造影剤や定量筒リザーバー15
に充填された造影剤は下流の一方向に流れ、血液や造影
剤の混ざった不潔な液が逆流して、定量筒リザーバー1
5や容器に入っている新鮮な造影剤と混合しないように
することができる。また逆流防止弁16aは接続ライン
8と造影剤保存ライン9を切り離した時の液漏れも防ぐ
ことができる。右側の三方活栓20、左側の三方活栓2
0bのハンドルを操作して、耐圧用シリンジ7内の造影
剤と耐圧用多連活栓3内及びカテーテル連結部26aの
流路を連通させる。その時右側三方活栓20の連結部と
連結する造影剤導入セット2と中央三方活栓20aの連
結部と連結する生理食塩液導入セット6と左側三方活栓
20bの連結部と連結する血圧モニタリングライン5の
耐圧チューブ25は連通しないように遮断されている。
前記耐圧用シリンジ7に充填した造影剤を前記耐圧用シ
リンジ7のピストンを押して耐圧用多連活栓3の流路と
カテーテル連結部26a内に造影剤を満たす。事前にガ
イドワイヤ(図示せず)を介して患者の血管に挿入した
血管造影用カテーテル4の基部と造影剤で満たされた耐
圧用多連活栓3の左端のカテーテル連結部26aを空気
が入らないように連結する。続いて耐圧用多連活栓3の
右側の三方活栓20のハンドルを操作し、耐圧用シリン
ジ7のピストンを引き患者に注入する造影剤を耐圧用シ
リンジ7内に造影剤導入セット2から充填する。そして
右側の三方活栓20のハンドルを操作し耐圧用シリンジ
7と耐圧用多連活栓3内を連通させ、他方耐圧用多連活
栓3と造影剤導入セット2の流路を遮断して一気に耐圧
用シリンジ7内の造影剤を耐圧用多連活栓3、血管造影
剤用カテーテル4を経て患者に注入する。また三方活栓
20のハンドルを操作して耐圧用多連活栓3内の流路と
耐圧用シリンジ7及び造影剤導入セット2内の流路との
連通を遮断し、左側の三方活栓20bのハンドルを操作
し、血管造影用カテーテル4と血圧モニタリングライン
5を連通することで患者の血圧を常時監視することがで
きる。
【0013】血管造影用カテーテル4を通じて造影剤を
血管内に注入した後、エックス線透過により、血管の狭
窄部などの位置や状態を調べることができ、今後の治療
を決める手段となる。血管造影が終了した後、造影剤保
存ライン9の下端部に装着した三方活栓18のハンドル
を閉じ、接続ライン8に配置したロールクランプ19を
閉じ前記造影剤保存ライン9と前記接続ライン8との流
路を遮断する。造影剤を導く導入チューブ13に配置さ
れたジュラクランプ12を閉じ、前記造影剤保存ライン
9の三方活栓18に装着されたコネクターと連結した接
続ライン8のコネクターを離脱させた後、前記三方活栓
18に装着されたコネクターにキャップをして連結部先
端が不潔にならないように保護する。容器に残った造影
剤は造影剤保存ライン9を構成する造影剤導入針10に
穿刺したまま定量筒リザーバー15に残った造影剤と共
に保存し、次の症例に使用することができる。ただしそ
の日の最終症例で残った造影剤は廃棄し、翌日から新し
い造影剤を使用する。前記造影剤保存ライン9の造影剤
を再使用する場合は、新しい造影剤注入装置1の接続チ
ューブ8に接続して前記と同様に使用する。
【0014】血管造影用カテーテル4や耐圧用多連活栓
3の流路内に血液と造影剤が混ざった液が滞留すると凝
固する場合があり、これらを抜き取る時、前記生理食塩
液導入セット6の送液チューブ13cの途中に生理食塩
液流通弁と廃液用流通弁を装着したコネクターを設け
て、これに他のコネクターを介して廃液バックを装着す
ることができる。
【0015】
【発明の作用効果】容器に残った造影剤は造影剤保存
ライン9を構成する造影剤導入針10に穿刺したまま、
定量筒リザーバー15に残った造影剤と共に造影剤保存
ライン9を保存し次の症例に使用することができる。 造影剤保存ライン9を構成する導入チューブ13を分
岐管14に複数本装着することで、当初の予定外の造影
剤を必要とする時に新たな容器との交換を行わなくても
良い。 造影剤保存ライン9に定量筒リザーバー15を設け、
造影剤を一定量充填することで、症例で使用する造影剤
の必要量を知ることができる。 造影剤導入セット2に逆流防止弁16、16aを設け
ることで、造影剤導入針10に穿刺した容器内の造影剤
や定量筒リザーバー15に充填された造影剤は下流の一
方向に流れ、血液や造影剤の混ざった不潔な液が耐圧用
多連活栓3から逆流して、定量筒リザーバー15や容器
に入っている新鮮な造影剤と混合しないようにすること
ができる。また逆流防止弁16aにより接続ライン8と
造影剤保存ライン9を切り離した時、前記接続ライン8
からの液漏れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造影剤注入装置1の概略図
【図2】本発明の送液チューブ13付近のその他の実施
例の概略図
【図3】従来の造影剤注入装置1Aの概略図
【符号の説明】
1、1A 造影剤注入装置 2、42 造影剤導入セット 3 耐圧用多連活栓 4 血管造影用カテーテル 5 血圧モニタリングライン 6、46 生理食塩液導入セット 7 耐圧用シリンジ 8 接続ライン 9 造影剤保存ライン 10 造影剤導入針 11 エアベント部 12 ジュラクランプ 13 導入チューブ 13a、13b、13c 送液チューブ 53、53a 送液チューブ 14 分岐管 15 定量筒リザーバー 16、16a 逆流防止弁 17、17a、17b、17c コネクター 18 三方活栓 19、19a、19b、19c ロールクランプ 20、20a、20b 三方活栓 21 トランスデューサー 21a コネクター 22 生理食塩液導入針 24 ドリップチャンバー 25 耐圧チューブ 26a カテーテル連結部 26b 連結部 27 造影剤入り容器 28 ルアーロック 29 コネクター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月3日(2000.3.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決する為の手段】[1]本発明は、少なくと
も導入チューブ13の先端に造影剤導入針10又はコネ
クター29を装着し、送液チューブ13aの途中に定量
筒リザーバー15及び逆流防止弁16を装着した造影剤
保存ライン9と、送液チューブ13bの下端にコネクタ
ー17bを装着し、送液チューブ13bの途中に逆流防
止弁16aを装着した接続ライン8とから構成され
記送液チューブ13aの下端及び前記送液チューブ13
bの先端にそれぞれお互いに脱着可能なコネクタ18a
及びコネクタ17aを装着した造影剤導入セット2を提
供する。 [2]本発明は、前記造影剤導入針10又はコネクター
29を装着した複数の導入チューブ13を分岐管14に
接続し、前記分岐管14の下流に前記送液チューブ13
aを接続し、前記定量筒リザーバー15の下流に逆流防
止弁16を配置し、前記送液チューブ13aの下端にコ
ネクターを有する三方活栓18を設けた造影剤保存ライ
ン9と、前記送液チューブ13bの先端に、前記造影剤
保存ライン9と脱着可能なコネクター17aを装着し、
前記送液チューブ13bの下端に耐圧用多連活栓3と連
結するコネクター17bを装着し、前記コネクター17
aと前記コネクター17bの間に逆流防止弁16aを配
置した接続ライン8とから構成される[1]に記載の造
影剤導入セット2を提供する。 [3]本発明は、耐圧用多連活栓3に装着する[1]な
いし[2]に記載の前記造影剤導入セット2、血管造影
用カテーテル4、血圧モニタリングライン5、生理食塩
液導入セット6、耐圧用シリンジ7を備えた造影剤注入
装置1を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも導入チューブ13の先端に造影
    剤導入針10又はコネクター29を装着し、送液チュー
    ブ13aの途中に定量筒リザーバー15及び逆流防止弁
    16を装着した造影剤保存ライン9と、 送液チューブ13bの途中に逆流防止弁16aを装着し
    た接続ライン8とから構成されることを特徴とする造影
    剤導入セット2。
  2. 【請求項2】前記造影剤導入針10又はコネクター29
    を装着した複数の導入チューブ13を分岐管14に接続
    し、 前記分岐管14の下流に前記送液チューブ13aを接続
    し、前記定量筒リザーバー15の下流に逆流防止弁16
    を配置し、 前記送液チューブ13aの下端にコネクターを有する三
    方活栓18を設けた造影剤保存ライン9と、 前記送液チューブ13bの先端に、前記造影剤保存ライ
    ン9と脱着可能なコネクター17aを装着し、前記送液
    チューブ13bの下端に耐圧用多連活栓3と連結するコ
    ネクター17bを装着し、前記コネクター17aと前記
    コネクター17bの間に逆流防止弁16aを配置した接
    続ライン8とから構成される請求項1に記載の造影剤導
    入セット2。
  3. 【請求項3】耐圧用多連活栓3に装着する請求項1ない
    し請求項2に記載の前記造影剤導入セット2、血管造影
    用カテーテル4、血圧モニタリングライン5、生理食塩
    液導入セット6、耐圧用シリンジ7を備えた造影剤注入
    装置1。
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