JP2000325461A - 空間内の気体処理方法及びその装置 - Google Patents

空間内の気体処理方法及びその装置

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JP2000325461A
JP2000325461A JP11138456A JP13845699A JP2000325461A JP 2000325461 A JP2000325461 A JP 2000325461A JP 11138456 A JP11138456 A JP 11138456A JP 13845699 A JP13845699 A JP 13845699A JP 2000325461 A JP2000325461 A JP 2000325461A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱臭滅菌機能のための基本構成部品類が単純
で、応用範囲が広く、コストの安い建築物の各部材に脱
臭等処理機能を付加した気体の処理方法及びその装置を
提供する。 【解決手段】 基体11の表面に二酸化チタンをコーテ
ィングして複数個の触媒体8を形成し、該触媒体8の集
合を形状変更自在な収納容器9に収納し、前記収納容器
9と、収納容器9内の触媒体8に紫外線を照射する光源
10とを気体通過路中に設置し、処理すべき気体を前記
気体通過路中に吸引して、前記収納容器9内の触媒体8
に接触させ、処理後の気体を空間内に送出することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばビル、マ
ンション、戸建て住宅等建築物の内部、食肉類加工、魚
類加工等の加工場の内部、ゴミ処理、し尿処理場の内部
及び見学者通路、さらには各所建物及び周辺施設でのゴ
ミ集積所などに存する空間内気体(例として空気)の処
理方法(例として脱臭、減菌方法)及びその装置等に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅環境が急速に整備されたこと
に伴い、現代人の日常生活状況がきわめて便利化されて
きている。しかし、その一方で住環境の整備、充実が逆
に空気質の急速な悪化をもたらし、それが深刻な環境汚
染課題とされている。
【0003】例えば、自動車の排気ガスや工場排煙等の
増加により、外気中の窒素酸化物(NOx)濃度が増加
し、当該窒素酸化物濃度の増加が喘息、酸性雨などの公
害の原因となっているのである。また、高齢化社会が進
み高齢者に対する病院又は自宅介護の必要性が急増して
いるが、当該介護時における室内の臭気は介護者にとっ
ても大きな負担となっている。
【0004】ここで、二酸化チタン等は、紫外線を照射
すると脱臭、滅菌作用を発揮するいわゆる光触媒として
知られており、最近では、この光触媒の効果に着目し、
光触媒を活用した空気清浄器が市販されている程であ
る。光触媒作用につき説明すると、二酸化チタンは非常
に化学的に安定な化合物であり、しかも半導体としての
特性を持っている。
【0005】そして、二酸化チタンはバンドギャップの
エネルギーに相当する紫外線を吸収し、価電子帯の電子
が励起され、正孔が生成される。この正孔が非常に強い
酸化力を持つため、二酸化チタンの表面の様々な物質を
酸化分解することができる。すなわち、二酸化チタン
は、紫外線を照射すれば、その表面にある物質を何でも
分解してしまうのである。
【0006】よって、二酸化チタンを各種の材料に混ぜ
込んだり、あるいは表面上にコーティングすることによ
り表面に付着する汚れや雑菌、さらに空気中の臭いなど
も分解してしまうのである。しかも室内光に含まれる微
量な紫外線でも有効に作用することが証明されている。
【0007】そしてこの光触媒作用を利用して、抗菌材
料や汚れない材料、消臭材料等が生成できる。さらに、
二酸化チタンは食品添加物にも使用されるなど、人体に
安全で、かつ資源的にも豊富な物質なのである。また、
光触媒の効果としては、臭気成分を含むガスの分解によ
る脱臭、空気中を浮遊する菌類の滅菌、健康障害ガスの
分解、窒素酸化物の分解などもあげられている。
【0008】
【解決しようとする課題】しかして、従来からある光触
媒を利用した空気清浄器は、空気清浄器を使用する部屋
の広さに合わせて規格化されたものが多い。そして、前
記の規格化された空気清浄器では実際に部屋の中で使用
してみても室内の空気質の改善が必ずしも保証されない
のである。
【0009】すなわち、市販されている空気清浄器は、
浄化能力の目安として、例えば“8畳から12畳用”な
ど部屋の広さに対応した表示をしているにすぎず、実際
に室内の様々な臭気濃度や処理速度に対応した浄化能力
を有するものとはなっていないからである。このため、
購入者はたとえこの種の空気清浄器を使用した場合であ
っても充分に満足する空気質は得られないことが多い。
【0010】また、長時間使用しても処理された室内の
空気は均質なものとはならず、所々によどみが生じてし
まうとの課題もある。一方、従来の光触媒は固体状をな
す金属物で形成されており、もって使用する形状に合わ
せた成型が必要となる。このため商品に合致した成型に
対するコストも割高となり、また応用範囲も限定される
ものとなっていた。
【0011】かくして、本発明は上記従来の課題に鑑み
て創案されたものであり、脱臭滅菌機能のための基本構
成部品類が単純で、応用範囲が広く、コストの安い建築
物の各部材に脱臭等処理機能を付加した気体の処理方法
及びその装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による気体の処理
方法及びその装置等は、基体の表面に二酸化チタンをコ
ーティングして複数個の触媒体を形成し、該触媒体の集
合を形状変更自在な収納容器に収納し、前記収納容器
と、収納容器内の触媒体に紫外線を照射する光源とを気
体通過路中に設置し、処理すべき気体を前記気体通過路
中に吸引して、前記収納容器内の触媒体に接触させ、処
理後の気体を空間内に送出することを特徴とし、また
は、基体の表面に二酸化チタンをコーティングして複数
個の触媒体を形成し、該触媒体の集合を形状変更自在な
収納容器に収納し、前記収納容器と、収納容器内の触媒
体に紫外線を照射する光源とを空気通過路中に設置し、
処理すべき空気を前記空気通過路中に吸引して、前記収
納容器内の触媒体に接触させ、処理後の空気を室内に送
風することを特徴とし、または、前記構成において、空
気通過路としては建築物の天井内、壁内、床内に存する
既存空間を使用したことを特徴とし、または、基体の表
面に二酸化チタンをコーティングして形成した複数の触
媒体と、前記触媒体の集合を収納する通気性を備えた形
状変更自在な収納容器と、前記収納容器内の触媒体に紫
外線を照射する光源と、前記触媒体に処理すべき気体を
送風する送風機と、有することを特徴とし、または、基
体の表面に二酸化チタンをコーティングして形成した複
数の触媒体と、前記触媒体の集合を収納する通気性を備
えた形状変更自在な収納容器と、前記収納容器内の触媒
体に紫外線を照射する光源と、前記触媒体に処理すべき
気体を送風する送風機と、有することを特徴とし、また
は、前記の収納容器の表面にも二酸化チタンをコーティ
ングして触媒体としたことを特徴とし、または、基体の
表面に二酸化チタンをコーティングして形成した複数の
触媒体を形成し、該複数の触媒体を処理部内で浮遊さ
せ、前記処理部内に設けた光源で複数の触媒体に紫外線
を照射すると共に、処理すべき気体を導入し、前記処理
部で複数の触媒体に処理すべき気体を接触させたことを
特徴とし、または、基体の表面に二酸化チタンをコーテ
ィングして形成した複数の触媒体と、前記複数の触媒体
を収納して浮遊させる処理部と、処理部内に処理すべき
気体を送風する送風機と、前記処理部内に設けられ、前
記複数の触媒体に紫外線を照射する光源と、を有するこ
とを特徴とし、または、基体の表面に二酸化チタンをコ
ーティングして形成した複数の触媒体と、前記複数の触
媒体を収納して浮遊させる処理部と、処理部内に処理す
べき空気を送風する送風機と、前記処理部内に設けら
れ、前記複数の触媒体に紫外線を照射する光源と、処理
部の内面に設けられ、光源からの紫外線を反射する反射
板と、を有することを特徴とし、または、基体の表面に
二酸化チタンをコーティングして形成した複数の触媒体
と、前記複数の触媒体が収納可能とされ、かつ収納した
触媒体を放出する機構を備えた収納ホッパーと、空気導
入口から導入された処理すべき気体を強制的に吸い込む
ファンと、前記空気導入口と連通し、導入された気体と
前記放出された触媒体とを接触させて処理する処理部
と、前記処理部で処理された気体を排出する放出口と、
前記処理部で使用された複数の触媒体を前記供給ホッパ
ー内に戻す戻し部と、前記処理部内を通過する触媒体に
紫外線を照射する光源と、を備えたことを特徴とし、ま
たは、前記構成において、処理すべき気体の濃度や量に
応じて、処理部の大きさが変更自在とされ、かつ処理部
内の触媒体及び光源の数が増減可能とされたことを特徴
とし、または、前記触媒体は形状自在になしえ、大きさ
を自在にしうることを特徴とするものである。
【0013】このように本発明では、大量の小粒ビーズ
状に形成した触媒体を用い、もって、光触媒全体の形状
を自在なものとなしえ、かつ所定の建築空間内において
処理すべき気体との接触面積を最大限のものとした光触
媒構造の処理方法及びその装置を創案したものである。
例えば、いわゆる触媒形状と該触媒体を保持する保持機
構については、固定化されていない小粒ビーズ状触媒体
を例えばステンレスで形成した金網等網目部材等(二酸
化チタンをコ−ティングしたものが好ましい)で成形さ
れた収納容器に入れ処理ガスと効果的に接触させる機構
をとるのである。
【0014】そして、小粒状触媒体を例えば、パーライ
ト型ビーズ、硝子型ビーズ、金属繊維毛玉状ビーズなど
で構成するのである。さらに、軽量金属製毛玉状に触媒
体を形成し、これを風圧力を持った気流に乗せ、風洞状
の処理部内で処理すべき気体と共存させ、また前記触媒
体と処理すべき気体を分離する機構を設け、処理すべき
気体は通過させ、触媒体は循環させる構造とした。
【0015】そして、このとき光触媒効果のある紫外線
を照射する光源を設けることが条件となる。紫外線を照
射する光源としてはブラックライト、蛍光灯、光触媒励
起用冷陰極管、紫外線灯などが用いられる。さらには、
自然光でも構わないものである。
【0016】
【発明の実施の態様】以下本発明の実施の態様につき説
明する。図1、図2に第1発明の実施例を示す。天井1
内に空調機2が設けられており、この空調機2内に本発
明の脱臭装置6が組み込まれている。
【0017】図1及び図2を参照して説明すると、空調
機2内にはファン3が取り付けられ、中央の吸気口4か
ら吸い込まれた空気はフィルター5及び脱臭装置6を通
過して前記ファン3により排気口7に排出され、脱臭処
理された空気は建物の室内に戻される。ここで、一般に
空調機2はあらかじめ建築物の構築と同時に組み込まれ
るのが常であり、この既設の空調機2の中に脱臭装置6
を組み込むこととなる。
【0018】なお、建築物の構築と同時に本発明の脱臭
装置6を組み込んだ空調機2を取り付けることも出来
る。しかして、脱臭装置6は、大量数の触媒体8とこの
大量の触媒体8を形状変更可能にして収納する収納容器
9と収納容器9内の触媒体8に紫外線を照射する光源1
0とを有して構成される。
【0019】ここで、触媒体8は、小粒ビーズ状をなす
基体11の表面に二酸化チタンがコーティングされて形
成される。触媒体8を小粒ビーズ状に形成すれば、全体
として形状自在となりかつ触媒体8と処理すべき空気と
の接触面積が多いものとなるからである。しかして、基
体11についてその材質は何ら限定されるものではない
が、いわゆるパーライトで形成されたビーズ、黒曜石を
中間発泡させたビーズ、硝子玉で形成されたビーズ、金
属繊維を毛玉状にして形成したビーズなどが例としてあ
げられる。
【0020】黒曜石を中間発泡させたビーズはきわめて
軽量化でき、しかも表面積を多くとれる。硝子のビーズ
は紫外線の透過量が多いし、ある程度の耐熱性が期待で
きる。金属繊維による毛玉状のビーズは、軽量かつ表面
積が多く、しかも耐摩耗性がある。前述の複数大量の触
媒体8は通常方形板状をなす収納容器9内に収納され
る。収納容器9は例えば金属板などで方形板状に枠組み
され、それら枠間に金網などの網目部材12を貼って内
部を覆い形成される。
【0021】なお、収納容器9のフレーム部分について
は、樹脂材を使用しても構わない。そして、大量のビー
ズ状をなす触媒体8は網目部材12で覆われた収納容器
9内に収納される。しかして、この収納容器9にも二酸
化チタンをコーティングして使用することが出来る。こ
の場合、収納容器9自体が触媒体となる。
【0022】光源10は通常蛍光灯、ブラックライト、
光触媒励起用冷陰極管等が用いられる。微少な紫外線量
でも充分に光触媒の効果が得られるからである。本実施
例では、大量の触媒体8が収納された収納容器9は間隔
をあけて2つ設置されている。そしてその中間に光源1
0が設置される。建物の室内から吸入された脱臭すべき
空気は吸入口4から吸入され、2つの収納容器9に収納
されている触媒体8に接触し、通過する。
【0023】その際、光源10を挟み込むように設けら
れた触媒体8には光源10から紫外線が照射されてお
り、触媒作用が行われる。もって吸入された空気は脱臭
等されて再び排気口7から室内に戻される。図3は、既
製品の天井扇に本発明による脱臭装置6を組み込んだ例
であり、ファン3の下に存する空間に脱臭装置6を容易
に組み込むことが出来る。
【0024】さらに、各図に建築部材との複合化による
脱臭滅菌方法及びそれらの装置の応用例を以下に示す。
例えば、図4では、天井1内の空間に本発明を応用した
ものである。図4から理解されるように、複数の触媒体
8を収納した収納容器9を所定間隔をおいて縦型に並
べ、その間に蛍光灯などで形成された光源10を設置し
て脱臭装置6を構成してある。
【0025】図4についても天井1内に本発明を応用し
たものであるが、図4ではファン3を設けずに自然換気
としてあるが、これにファン3を設けて強制換気型とし
ても構わない。図5では天井1内の隅の空間に本発明を
応用したもので、光源10として自然光を使用すべく、
建物にスリット13が設けられている。
【0026】図6では鉄骨系の建物に本発明を応用した
もので、符号14は自然光を透過できるよう透明の部材
で形成された屋根材である。しかして、触媒体8は天井
の部分に設けても構わないし、前記透明の屋根材14内
に設けても構わない。また、双方に設けても構わないも
のである。なお、換気作用については自然送風としても
構わないし、強制換気型にしても構わない。
【0027】図7では、システムキッチン36に本発明
を応用したもので、特にゴミ受けバスケット部分から発
生する臭気を脱臭するものとして機能する。しかして、
シンク上部に臭気を吸い込む吸い込み口37を設け、こ
の吸い込み口37から臭気を吸い込んで流し台下部に設
けた触媒体8及び光源10に接触、通過させるものとし
てある。
【0028】図8では、屋外に置かれたゴミ箱15の下
に触媒体8を収納した収納容器9を設置したもので、自
然採光が採れるよう、該触媒体8はゴミ箱15の下の外
側端部に置かれている。そして、ゴミ箱15と設置部1
6との間には隙間が形成され、空気の通路とされる。
【0029】図9では、建物内において、給排水関係設
備用配管材のパイプ17が設置されるが、これらのパイ
プ17は壁内に収納され隠されている。しかして、図9
の実施例ではこのパイプ17に大量の触媒体8を入れた
収納容器9を巻き付けたものである。よって、収納容器
9はフレキシブルな繊維や布で形成したものがよい。さ
らに対向する壁の内面にも大量の触媒体8を入れた収納
容器9を取り付け、その間に空気が通過できるようにし
てある。また、建物の外壁にスリット13を設けて自然
採光、自然換気できるようにしてある。
【0030】また、クローゼット18内に触媒体8を収
納した収納容器9,9を一対とその間に光源10を設置
してユニット化した脱臭装置6を設置することもでき
る。図10は建物の壁内に本発明を応用したもので、壁
の内側に間隔を置いて触媒体8を収納した収納容器9を
設けたものである。光源10は自然光で、換気も自然換
気としてある。図11は図10の実施例を外側から見た
図である。
【0031】なお、この実施例で、光源10を蛍光灯な
どの人工光源に、換気をファン3を用いた強制換気にす
ることもできる。図12は建物の間仕切り壁19内に本
発明を応用したもので、間仕切り壁19の下部にスリッ
ト13を設け、天井1に設けたファン3により強制換気
させたものである。
【0032】図13は鉄骨系の建物の壁に本発明を応用
したもので、この実施例によれば、脱臭、減菌のみなら
ず、防音効果も奏することが出来る。このタイプはゴミ
集積所、魚肉加工場、屠殺場等に用いられる。図14及
び図15は機械20内に本発明を組み込んだ例であり、
いわゆるRAチャンバー内に触媒体8を収納した収納容
器9と光源10とファン3を設置してある。
【0033】図16は建物の床下に本発明を応用したも
ので、特にOAフロアーとしての利用が望まれる。床材
21の裏側に触媒体8を入れた収納容器9を取り付け、
かつ床材21にスリット13を設けると共に、床下に光
源10を設置して構成してある。図17はフローリング
22に本発明を応用したもので、フローリング22にス
リット13を形成し、自然光と自然換気を行い、触媒体
8を入れた収納容器9は床下にセットしたものである。
なお、図に示すように光源10を内部に組み込むことも
できる。
【0034】このように、天井1内、壁内、床下などに
光触媒を組み込んだ装置を設置し、光触媒を効率的に励
起させることができる波長帯で発光するランプと強制循
環するファン3により室内空間の空気を円滑に脱臭等の
処理が行える。図18はゴミ焼却場のプラットホーム2
3内に本発明を応用したもので、プラットホーム23内
の上面と側面に触媒体8を入れた収納容器9を間隔を置
いてセットし、ファン3により強制換気してある。
【0035】光源10については内部に蛍光灯などの人
工光源をセットしても構わないし、セットしないとき
は、屋根24や壁に設けた採光用窓からの自然光で行
う。図19は作りつけ家具25に本発明を応用したもの
で、いすの下に光源10と触媒体8を入れた収納容器9
をセットしてある。空気の流通についてはいすの内部に
ファン3をセットしてもよいし、自然換気型としてもよ
い。
【0036】図20は作りつけの家具や事務キャビネッ
ト26に本発明を応用したもので、下部に触媒体8を入
れた収納容器9と光源10をセットし、空気の流通は自
然換気としてある。図21及び図22はげた箱39に本
発明を応用したもので、図21ではげた箱39の下部に
脱臭装置6を設置し、げた箱39の裏面に穴を開け、か
つこの穴と連通する通気路を形成し、前記の脱臭装置6
につなげたものである。これは一般に既設げた箱に本発
明を後付けしたタイプである。
【0037】また、図22ではクローゼット型のげた箱
39に本発明を応用した例であり、上部に脱臭装置6を
取り付けると共に、脱臭装置6と連通し、空気の通路と
なるダクト40を設けたものである。このように、室内
空間に分散した臭気分子を脱臭等処理するための効率的
な気流を形成する手段として、内装材の各所で吸い込み
壁の中間部分や天井内の空間に処理する空気を流通さ
せ、本発明による方法、装置で処理するのである。
【0038】図23はたとえばマンションのユニットバ
ス27に応用したもので、内部に光源10と触媒体8を
入れた収納容器9とファン3とをユニットにして組み込
んである。空気の吸い込み、送出についてはマンション
住戸各室天井に開閉可能な開閉部材を取り付けておき、
脱臭したい部屋のみ開としたり、あるいは全体の部屋を
開としたりして、柔軟、詳細に処理できるようにしてお
くものとする。
【0039】次に図24、図25及び図26は第2発明
の実施例であり、特に高濃度の気体の処理する場合に用
いられる。図24乃至図25において、処理部32は中
空パイプ状に形成され、上下方向に向けて設置される。
そして、この処理部32の中には複数の触媒体8が収納
され、また、中央軸方向には蛍光灯などで形成された光
源10が設置されている。
【0040】さらに、処理部32の内壁には前記光源1
0からの紫外線を反射して光源効率を向上させるべく反
射板41が設けられている。該処理部32の上下端部は
複数の触媒体8が飛び出さないよう飛散防止ネット37
が設けられていると共に、下端部側にはファン3が接続
されており、処理すべき気体がこのファン3により処理
部32内に送出される。
【0041】ファン3が稼働すると、送り出された気体
により、処理部32内の複数の触媒体8は処理部32内
で浮遊する。すなわち、上方向に向けて吹き上げる気体
の圧力とビーズ状をなす一つ一つの触媒体8の重量とが
丁度バランスのとれた状態となり処理部32内で浮遊す
るのである。従って、本実施例の方法及び装置である
と、処理すべき気体と触媒体8との接触面積を大きくと
ることが出来ると共に、長時間接触させることが可能と
なる。
【0042】さらに、処理すべき気体の濃度あるいは処
理すべき気体の量、すなわち脱臭、減菌使用とする空間
の大きさに合わせて処理部32の長さ、触媒体8の個
数、触媒体8の大きさ、光源10の数、送出する気体の
風量を変化させて自在に対応することが出来るもののと
なっている。しかも、基本となる構成部品はきわめてシ
ンプルで光源10及び触媒体8の交換はきわめて容易で
ある。
【0043】次に、図26では、第2発明の第2実施例
を示したもので、大量複数の触媒体8は収納ホッパー2
8内に充填されている。そしてこの収納ホッパー28の
下部には触媒体8を放出する放出口29が設けられ、該
放出口29は開閉バルブ30で塞がれている。そして、
前記開閉バルブ30は規則的に、あるいは決められた時
間毎に開けられ、触媒体8を下側に放出する。
【0044】前記収納ホッパー28は中空パイプ状の循
環路31とつながっており、放出された複数の触媒体8
は循環路31内に一つずつ落とされる。ここで、循環路
31の中間部には処理部32が形成されており、この処
理部32の外側には光源10となる蛍光灯が設置されて
いる。そして循環路31の先端側には処理部32を通過
した触媒体8が放出される排出口33が設けられ、該排
出口33は使用された触媒体8を収納ホッパー28内に
戻す瓶を逆さにした形状をなす戻し部34とつながって
いる。
【0045】よって、戻し部34に戻された複数の触媒
体8は戻し部34から収納ホッパー28内に戻される。
また、処理された気体は戻し部34の上方に設けられた
気体流通口35から流出されるものとなる。なお、ファ
ン3は図3において循環路31の基端側に取り付けられ
ており、処理すべき気体を循環路31内に強制的に送り
込む。
【0046】以上において、循環路31内に送り込まれ
た気体は処理部32で直接複数の触媒体8に接し、光触
媒が行われる。そして、光触媒として使用された触媒体
8と処理された気体は戻し部34に収納され、処理され
た気体は気体流通口35から外に流出される。しかし
て、この気体を再度ファン3により処理部32に戻して
も構わない。
【0047】また、戻し部34に戻された触媒体8は収
納ホッパー28内に収納され、再度放出口29から循環
路31内に放出される。このように、本実施例では何度
も触媒体8を、場合によっては処理すべき気体をも循環
させることが出来、もって高濃度の気体の処理を行うの
に適している。以上、本発明を応用した各実施例によれ
ば、生活空間内で発生する臭気で困っている場所につき
何処でも脱臭、減菌が可能とされる。
【0048】また、建築部材の中に収納できるシステ
ム、すなわち各建築部材の中に組み込んで処理空気を流
通させる機構なので、建物内のスペースを狭くするおそ
れが全くない。さらに、ビーズ型触媒とステンレス金網
とランプとの簡素な主要構成部材であるため、建築部材
の中にどのようにでも組み込むことができる。
【0049】また、活用する場所の臭気濃度空間容積、
処理対策時間の各ニーズに合わせて触媒体や光源を簡単
に増減することが出来るため、規格量産された空調機に
ない優れた効果を奏する。そして、触媒体をセットした
フレキシブルなマット状の製品では脱臭機能と吸音機能
を備える複合的効果が得られる。
【0050】さらに、前記したように脱臭滅菌機能のた
めの基本構成が単純であるため、応用範囲が広く、製造
コストを安価にすることが出来る。また、触媒体の形状
に制約がないため、天井・壁・屋根・家具に組み込むこ
とができ、設置スペースを新たに必要とせず、省スペー
ス化が実現できる。さらに、いわゆる気流シュミレーシ
ョンを活用すれば、室内気流の澱みを制御し、効率的な
脱臭をすることもできる。
【0051】そして、本発明の有する滅菌効果から空気
感染などにも効果をあげることが出来る。
【0052】
【発明の効果】かくして本発明は以上の構成よりなる。
そして本発明による建築空間内の気体脱臭の方法及びそ
の装置であれば、生活空間内で発生する臭気で困ってい
る場所につき何処でも脱臭、減菌が可能とされる。
【0053】また、建築部材の中に収納できるシステ
ム、すなわち各建築部材の中に組み込んで処理空気を流
通させる機構なので、建物内のスペースを狭くするおそ
れが全くない。さらに、ビーズ型触媒とステンレス金網
とランプとの簡素な主要構成部材であるため、建築部材
の中にどのようにでも組み込むことができる。
【0054】また、活用する場所の臭気濃度空間容積、
処理対策時間の各ニーズに合わせて触媒体や光源を簡単
に増減することが出来るため、規格量産された空調機に
ない優れた効果を奏する。そして、触媒体をセットした
フレキシブルなマット状の製品では脱臭機能と吸音機能
を備える複合的効果が得られる。
【0055】さらに、前記したように脱臭滅菌機能のた
めの基本構成が単純であるため、応用範囲が広く、製造
コストを安価にすることが出来る。また、触媒体の形状
に制約がないため、天井・壁・屋根・家具に組み込むこ
とができ、設置スペースを新たに必要とせず、省スペー
ス化が実現できる。さらに、いわゆる気流シュミレーシ
ョンを活用すれば、室内気流の澱みを制御し、効率的な
脱臭をすることもできる。
【0056】そして、本発明の有する滅菌効果から空気
感染などにも効果をあげることが出来るとの優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施例の構成を説明する説明図(そ
の1)である。
【図2】第1発明の実施例の構成を説明する説明図(そ
の2)である。
【図3】第1発明を天井内に実施した際の構成を説明す
る説明図(その1)である。
【図4】第1発明を天井内に実施した際の構成を説明す
る説明図(その2)である。
【図5】第1発明を天井内に実施した際の構成を説明す
る説明図(その3)である。
【図6】第1発明を天井内に実施した際の構成を説明す
る説明図(その4)である。
【図7】第1発明をシステムキッチンに実施した際の構
成を説明する説明図である。
【図8】第1発明をゴミ箱に実施した際の構成を説明す
る説明図である。
【図9】第1発明を建物内で実施した際の構成を説明す
る説明図である。
【図10】第1発明を壁内で実施した際の構成を説明す
る説明図(その1)である。
【図11】第1発明を壁内で実施した際の構成を説明す
る説明図(その2)である。
【図12】第1発明を間仕切り壁内で実施した際の構成
を説明する説明図である。
【図13】第1発明を壁内で実施した際の構成を説明す
る説明図(その3)である。
【図14】第1発明を機械内で実施した際の構成を説明
する説明図である。
【図15】第1発明を機械内で実施した際の構成の詳細
を説明する詳細説明図である。
【図16】第1発明を床下内で実施した際の構成を説明
する説明図(その1)である。
【図17】第1発明を床下内で実施した際の構成を説明
する説明図(その2)である。
【図18】第1発明をゴミ焼却場内で実施した際の構成
を説明する説明図である。
【図19】第1発明を作りつけ家具内で実施した際の構
成を説明する説明図(その1)である。
【図20】第1発明を作りつけ家具内で実施した際の構
成を説明する説明図(その2)である。
【図21】第1発明をげた箱内で実施した際の構成を説
明する説明図(その1)である。
【図22】第1発明をげた箱内で実施した際の構成を説
明する説明図(その2)である。
【図23】第1発明をユニットバス内で実施した際の構
成を説明する説明図である。
【図24】第2発明の実施例の構成を説明する説明図
(その1)である。
【図25】第2発明の実施例の構成を説明する説明図
(その2)である。
【図26】第2発明の実施例の構成を説明する説明図
(その3)である。
【符号の説明】
1 天井 2 空調機 3 ファン 4 吸気口 5 フィルター 6 脱臭装置 7 排気口 8 触媒体 9 収納容器 10 光源 11 基体 12 網目部材 13 スリット 14 屋根材 15 ゴミ箱 16 設置部 17 パイプ 18 クローゼット 19 間仕切り壁 20 チャンバー 21 床材 22 フローリング 23 ゴミ焼却場のプラットホーム 24 屋根 25 作りつけ家具 26 事務キャビネット 27 ユニットバス 28 収納ホッパー 29 放出口 30 開閉バルブ 31 循環路 32 処理部 33 排出口 34 戻し部 35 気体流通口 36 システムキッチン 37 吸い込み口 38 飛散防止用ネット 39 げた箱 40 ダクト 41 反射板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月21日(2000.2.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 空間内の気体処理方法及びその
装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばビル、マ
ンション、戸建て住宅等建築物の内部、食肉類加工、魚
類加工等の加工場の内部、ゴミ処理、し尿処理場の内部
及び見学者通路、さらには各所建物及び周辺施設でのゴ
ミ集積所などに存する空間内気体(例として空気)の処
理方法(例として脱臭、減菌方法)及びその装置等に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅環境が急速に整備されたこと
に伴い、現代人の日常生活状況がきわめて便利化されて
きている。しかし、その一方で住環境の整備、充実が逆
に空気質の急速な悪化をもたらし、それが深刻な環境汚
染課題とされている。
【0003】例えば、自動車の排気ガスや工場排煙等の
増加により、外気中の窒素酸化物(NOx)濃度が増加
し、当該窒素酸化物濃度の増加が喘息、酸性雨などの公
害の原因となっているのである。また、高齢化社会が進
み高齢者に対する病院又は自宅介護の必要性が急増して
いるが、当該介護時における室内の臭気は介護者にとっ
ても大きな負担となっている。
【0004】ここで、二酸化チタン等は、紫外線を照射
すると脱臭、滅菌作用を発揮するいわゆる光触媒として
知られており、最近では、この光触媒の効果に着目し、
光触媒を活用した空気清浄器が市販されている程であ
る。光触媒作用につき説明すると、二酸化チタンは非常
に化学的に安定な化合物であり、しかも半導体としての
特性を持っている。
【0005】そして、二酸化チタンはバンドギャップの
エネルギーに相当する紫外線を吸収し、価電子帯の電子
が励起され、正孔が生成される。この正孔が非常に強い
酸化力を持つため、二酸化チタンの表面の様々な物質を
酸化分解することができる。すなわち、二酸化チタン
は、紫外線を照射すれば、その表面にある物質を何でも
分解してしまうのである。
【0006】よって、二酸化チタンを各種の材料に混ぜ
込んだり、あるいは表面上にコーティングすることによ
り表面に付着する汚れや雑菌、さらに空気中の臭いなど
も分解してしまうのである。しかも室内光に含まれる微
量な紫外線でも有効に作用することが証明されている。
【0007】そしてこの光触媒作用を利用して、抗菌材
料や汚れない材料、消臭材料等が生成できる。さらに、
二酸化チタンは食品添加物にも使用されるなど、人体に
安全で、かつ資源的にも豊富な物質なのである。また、
光触媒の効果としては、臭気成分を含むガスの分解によ
る脱臭、空気中を浮遊する菌類の滅菌、健康障害ガスの
分解、窒素酸化物の分解などもあげられている。
【0008】
【解決しようとする課題】しかして、従来からある光触
媒を利用した空気清浄器は、空気清浄器を使用する部屋
の広さに合わせて規格化されたものが多い。そして、前
記の規格化された空気清浄器では実際に部屋の中で使用
してみても室内の空気質の改善が必ずしも保証されない
のである。
【0009】すなわち、市販されている空気清浄器は、
浄化能力の目安として、例えば“8畳から12畳用”な
ど部屋の広さに対応した表示をしているにすぎず、実際
に室内の様々な臭気濃度や処理速度に対応した浄化能力
を有するものとはなっていないからである。このため、
購入者はたとえこの種の空気清浄器を使用した場合であ
っても充分に満足する空気質は得られないことが多い。
【0010】また、長時間使用しても処理された室内の
空気は均質なものとはならず、所々によどみが生じてし
まうとの課題もある。一方、従来の光触媒は固体状をな
す金属物で形成されており、もって使用する形状に合わ
せた成型が必要となる。このため商品に合致した成型に
対するコストも割高となり、また応用範囲も限定される
ものとなっていた。
【0011】かくして、本発明は上記従来の課題に鑑み
て創案されたものであり、脱臭滅菌機能のための基本構
成部品類が単純で、応用範囲が広く、コストの安い建築
物の各部材に脱臭等処理機能を付加した気体の処理方法
及びその装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による気体の処理
用法及びその装置等は、室内の処理すべき気体を吸入す
る吸入口と、吸入口から前記気体を吸入して収納する収
納空間と、収納空間内に設置された脱臭装置と、前記脱
臭装置で処理された気体を送出口から送風する送風部材
と、を有する気体の処理装置であり、前記脱臭装置は、
小粒ビーズ状をなす基体の表面に二酸化チタンがコーテ
ィングされて形成された大量数の触媒体を形状変更可能
な収納容器に収納して形成した触媒体ユニットと、触媒
体に紫外線を照射する光源とを有して形成され、前記収
納容器は、処理すべき気体が通過する表裏面に網目部材
を用い、かつ該網目部材間には大量数の触媒体を収納す
べく収納部を設けてフレーム材で枠組みししてなり、か
つ前記フレーム部材には二酸化チタンをコーティング可
能にして形成し、前記吸入口は建築物に設けられた新設
あるいは既存空調機の吸入口で代用し、前記収納空間は
前記空調機の内部空間で代用し、前記送出口は前記空調
機の送出口で代用し、前記送風部材は前記空調機のファ
ンで代用したことを特徴とし、または、室内の処理すべ
き気体を吸入する吸入口と、吸入口から前記気体を吸入
して収納する収納空間と、収納空間内に設置された脱臭
装置と、前記脱臭装置で処理された気体を送出口から送
風する送風部材と、を有する気体の処理装置であり、前
記脱臭装置は、小粒ビーズ状をなす基体の表面に二酸化
チタンがコーティングされて形成された大量数の触媒体
を形状変更可能な収納容器に収納して形成した触媒体ユ
ニットと、触媒体に紫外線を照射する光源とを有して形
成され、前記基体は、パーライト、発泡させた黒曜石、
硝子玉あるいは毛玉状にした金属繊維で形成し、前記収
納容器は、処理すべき気体が通過する表裏面に網目部材
を用い、かつ該網目部材間には大量数の触媒体を収納す
べく収納部を設けてフレーム材で枠組みししてなり、か
つ前記フレーム部材には二酸化チタンをコーティング可
能にして形成し、前記吸入口は建築物天井裏面に設けら
れた新設あるいは既存空調機の吸入口で代用し、前記収
納空間は前記空調機の内部空間で代用し、前記送出口は
前記空調機の送出口で代用し、前記送風部材は前記空調
機のファンで代用したことを特徴とし、または、室内の
処理すべき気体を吸入する吸入口と、吸入口から前記気
体を吸入して収納する収納空間と、収納空間内に設置さ
れた脱臭装置と、前記脱臭装置で処理された気体を送出
口から送風する送風部材と、を有する気体の処理装置で
あり、前記脱臭装置は、小粒ビーズ状をなす基体の表面
に二酸化チタンがコーティングされて形成された大量数
の触媒体を形状変更可能な収納容器に収納して形成した
触媒体ユニットと、触媒体に紫外線を照射する光源とを
有して形成され、前記収納容器は、処理すべき気体が通
過する表裏面に網目部材を用い、かつ該網目部材間には
大量数の触媒体を収納すべく収納部を設けてフレーム材
で枠組みししてなり、かつ前記フレーム部材には二酸化
チタンをコーティング可能にして形成し、前記吸入口は
建築物天井裏隅部に設けられた新設あるいは既存の換気
口で代用し、前記収納空間は天井裏隅部の内部空間で代
用し、前記送出口は天井裏隅部に設けられた新設あるい
は既存の換気口で代用し、前記送風部材は自然の換気風
でで代用し、脱臭装置の光源は自然光で代用したことを
特徴とし、または、室内の処理すべき気体を吸入する吸
入口と、吸入口から前記気体を吸入して収納する収納空
間と、収納空間内に設置された脱臭装置と、前記脱臭装
置で処理された気体を送出口から送風する送風部材と、
を有する気体の処理装置であり、前記脱臭装置は、小粒
ビーズ状をなす基体の表面に二酸化チタンがコーティン
グされて形成された大量数の触媒体を形状変更可能な収
納容器に収納して形成した触媒体ユニットと、触媒体に
紫外線を照射する光源とを有して形成され、前記基体
は、パーライト、発泡させた黒曜石、硝子玉あるいは毛
玉状にした金属繊維で形成し、前記収納容器は、処理す
べき気体が通過する表裏面に網目部材を用い、かつ該網
目部材間には大量数の触媒体を収納すべく収納部を設け
てフレーム材で枠組みししてなり、かつ前記フレーム部
材には二酸化チタンをコーティング可能にして形成し、
屋根材が透明部材で形成されて自然光が天井裏内に透過
可能とした建築物天井裏内に前記脱臭装置を設置し、前
記光源は前記自然光で代用し、前記送風部材は、脱臭装
置の両側位置に対応する天井に設けた一対の換気口を通
過する自然風で代用するかあるいは前記換気口裏側に設
けた換気用ファンで代用したことを特徴とし、または、
処理すべき気体を吸入する吸入口と、吸入口から前記気
体を吸入して収納する収納空間と、収納空間内に設置さ
れた脱臭装置と、前記脱臭装置で処理された気体を送出
口から送風する送風部材と、を有するシステムキッチン
臭気の処理装置であり、前記脱臭装置は、小粒ビーズ状
をなす基体の表面に二酸化チタンがコーティングされて
形成された大量数の触媒体を形状変更可能な収納容器に
収納して形成した触媒体ユニットと、触媒体に紫外線を
照射する光源とを有して形成され、前記基体は、パーラ
イト、発泡させた黒曜石、硝子玉あるいは毛玉状にした
金属繊維で形成し、前記収納容器は、処理すべき気体が
通過する表裏面に網目部材を用い、かつ該網目部材間に
は大量数の触媒体を収納すべく収納部を設けてフレーム
材で枠組みししてなり、かつ前記フレーム部材には二酸
化チタンをコーティング可能にして形成し、前記吸入口
は、システムキッチンのシンク上部に設けたゴミ受けバ
スケット部分からの臭気を吸入する吸い込み口で代用
し、前記収納空間は、システムキッチン背面側及び底面
側に設けた前記吸い込み口に連通する臭気通過路で形成
し、かつ底面側に設けた臭気通過路終端部に前記脱臭装
置を設置し、前記光源を自然光で代用したことを特徴と
し、または、処理すべき気体を吸入する吸入口と、吸入
口から前記気体を吸入して収納する収納空間と、収納空
間内に設置された脱臭装置と、前記脱臭装置で処理され
た気体を送出口から送風する送風部材と、を有する方形
状をなす屋外用ゴミ箱から発生する臭気の処理装置であ
り、前記屋外用ゴミ箱背面側及び底面側に連通する臭気
通過路を設け、かつ底面側に設けた臭気通過路終端部と
なる表面側には、小粒ビーズ状をなす基体の表面に二酸
化チタンがコーティングされて形成された大量数の触媒
体を形状変更可能な収納容器に収納して形成した触媒体
ユニットを設置し、前記基体は、パーライト、発泡させ
た黒曜石、硝子玉あるいは毛玉状にした金属繊維で形成
し、前記収納容器は、脱臭すべき気体が通過する表裏面
に網目部材を用い、かつ該網目部材間には大量数の触媒
体を収納すべく収納部を設けてフレーム材で枠組みし、
かつ前記フレーム部材には二酸化チタンをコーティング
可能として形成した脱臭装置を設けてなり、前記光源に
は自然光で代用してあることを特徴とし、または、処理
すべき気体を吸入する吸入口と、吸入口から前記気体を
吸入して収納する収納空間と、収納空間内に設置された
脱臭装置と、前記脱臭装置で処理された気体を送出口か
ら送風する送風部材と、を有する気体の処理装置であ
り、建築物の壁内に配置された給排水関係設備用配管材
パイプ外周に、小粒ビーズ状をなし、パーライト、発泡
させた黒曜石、硝子玉あるいは毛玉状にした金属繊維で
形成された基体の表面に二酸化チタンがコーティングさ
れた大量数の触媒体をフレキシブル部材よりなる収納容
器内に収納して形成した触媒体ユニットを巻き付け、か
つ対向する壁面には、小粒ビーズ状をなし、パーライ
ト、発泡させた黒曜石、硝子玉あるいは毛玉状にした金
属繊維で形成された基体の表面に二酸化チタンがコーテ
ィングされた大量数の触媒体を収納容器に収納して形成
した触媒体ユニットを取り付け、両触媒体ユニットの間
に光源を設置して脱臭装置としてなり、前記壁面には触
媒体ユニットの上下端部に対応する位置に外部と連通す
る採光孔兼用換気口を設け、該採光孔兼用換気口からの
自然光及び自然換気を前記光源及び前記送風部材の代用
としたことを特徴とし、または、室内の処理すべき気体
を吸入する吸入口と、吸入口から前記気体を吸入して収
納する収納空間と、収納空間内に設置された脱臭装置
と、前記脱臭装置で処理された気体を送出口から送風す
る送風部材と、を有する気体の処理装置であり、前記脱
臭装置は、小粒ビーズ状をなす基体の表面に二酸化チタ
ンがコーティングされて形成された大量数の触媒体を形
状変更可能な収納容器に収納して形成した触媒体ユニッ
トと、触媒体に紫外線を照射する光源とを有して形成さ
れ、前記基体は、パーライト、発泡させた黒曜石、硝子
玉あるいは毛玉状にした金属繊維で形成し、前記収納容
器は、処理すべき気体が通過する表裏面に網目部材を用
い、かつ該網目部材間には大量数の触媒体を収納すべく
収納部を設けてフレーム材で枠組みししてなり、かつ前
記フレーム部材には二酸化チタンをコーティング可能に
して形成し、該脱臭装置を間仕切り壁内に設置すると共
に、前記吸入口を間仕切り壁の下部に設け、前記収納空
間を間仕切り壁内の壁内空間及び壁内空間に連通する天
井裏空間で代用し、前記送風部材は天井裏に設けたファ
ンで代用したことを特徴とし、または、室内の処理すべ
き気体を吸入する吸入口と、吸入口から前記気体を吸入
して収納する収納空間と、収納空間内に設置された脱臭
装置と、前記脱臭装置で処理された気体を送出口から送
風する送風部材と、を有する気体の処理装置であり、前
記脱臭装置は、小粒ビーズ状をなす基体の表面に二酸化
チタンがコーティングされて形成された大量数の触媒体
を形状変更可能な収納容器に収納して形成した触媒体ユ
ニットと、触媒体に紫外線を照射する光源とを有して形
成され、前記基体は、パーライト、発泡させた黒曜石、
硝子玉あるいは毛玉状にした金属繊維で形成し、前記収
納容器は、処理すべき気体が通過する表裏面に網目部材
を用い、かつ該網目部材間には大量数の触媒体を収納す
べく収納部を設けてフレーム材で枠組みししてなり、か
つ前記フレーム部材には二酸化チタンをコーティング可
能にして形成し、該脱臭装置を建物の床下に設置すると
共に床下と室内とを貫通する吸入口及び送出口を床材に
設け、前記収納空間を床下空間で代用し、前記送風部材
は吸入口及び送出口を通過する自然風で代用したことを
特徴とし、または、ゴミ焼却場プラットホーム内の処理
すべき気体を吸入する吸入口と、吸入口から前記気体を
吸入して収納する収納空間と、収納空間内に設置された
脱臭装置と、前記脱臭装置で処理された気体を送出口か
ら送風する送風部材と、を有する気体の処理装置であ
り、前記脱臭装置は、小粒ビーズ状をなす基体の表面に
二酸化チタンがコーティングされて形成された大量数の
触媒体を形状変更可能な収納容器に収納して形成した触
媒体ユニットと、触媒体に紫外線を照射する光源とを有
して形成され、前記基体は、パーライト、発泡させた黒
曜石、硝子玉あるいは毛玉状にした金属繊維で形成し、
前記収納容器は、処理すべき気体が通過する表裏面に網
目部材を用い、かつ該網目部材間には大量数の触媒体を
収納すべく収納部を設けてフレーム材で枠組みししてな
り、かつ前記フレーム部材には二酸化チタンをコーティ
ング可能にして形成し、該脱臭装置をゴミ焼却場プラッ
トホーム内の上壁及び側壁に沿って前記壁面と間隔をあ
けて設け、前記収納空間を脱臭装置と壁の間に形成し、
前記吸入口と送出口を収納空間の両端部に設け、送風部
材は吸入口あるいは送出口に設け、光源は、収納空間内
部に設けた人工光源あるいは屋根や壁に設けた採光用窓
からの自然光で形成したことを特徴とし、または、室内
の処理すべき気体を吸入する吸入口と、吸入口から前記
気体を吸入して収納する収納空間と、収納空間内に設置
された脱臭装置と、前記脱臭装置で処理された気体を送
出口から送風する送風部材と、を有する気体の処理装置
であり、前記脱臭装置は、小粒ビーズ状をなす基体の表
面に二酸化チタンがコーティングされて形成された大量
数の触媒体を形状変更可能な収納容器に収納して形成し
た触媒体ユニットと、触媒体に紫外線を照射する光源と
を有して形成され、前記基体は、パーライト、発泡させ
た黒曜石、硝子玉あるいは毛玉状にした金属繊維で形成
し、前記収納容器は、処理すべき気体が通過する表裏面
に網目部材を用い、かつ該網目部材間には大量数の触媒
体を収納すべく収納部を設けてフレーム材で枠組みしし
てなり、かつ前記フレーム部材には二酸化チタンをコー
ティング可能にして形成し、該脱臭装置を作りつけ家具
の下部に設けた収納空間に設置すると共に前記作りつけ
家具の側面に前記下部収納空間と連通する収納空間を設
け、前記吸入口を作りつけ家具の側面に設けられた収納
空間上端に形成すると共に、送出口を下部収納空間下端
に設け、前記送風部材は吸入口及び送出口を通過する自
然風で代用したことを特徴とし、または、室内の処理す
べき気体を吸入する吸入口と、吸入口から前記気体を吸
入して収納する収納空間と、収納空間内に設置された脱
臭装置と、前記脱臭装置で処理された気体を送出口から
送風する送風部材と、を有するクローゼット型げた箱内
の気体処理装置であり、前記脱臭装置は、小粒ビーズ状
をなす基体の表面に二酸化チタンがコーティングされて
形成された大量数の触媒体を形状変更可能な収納容器に
収納して形成した触媒体ユニットと、触媒体に紫外線を
照射する光源とを有して形成され、前記基体は、パーラ
イト、発泡させた黒曜石、硝子玉あるいは毛玉状にした
金属繊維で形成し、前記収納容器は、処理すべき気体が
通過する表裏面に網目部材を用い、かつ該網目部材間に
は大量数の触媒体を収納すべく収納部を設けてフレーム
材で枠組みししてなり、かつ前記フレーム部材には二酸
化チタンをコーティング可能にして形成し、該脱臭装置
をクローゼット型げた箱の上部壁面に設置すると共に、
該脱臭装置に連通するダクトを垂直方向に設置してダク
ト内部を収納空間とし、送出口はダクト下部に設けたこ
とを特徴とし、または、空間内の気体処理方法であり、
基体の表面に二酸化チタンをコーティングした小粒ビー
ズ状をなす触媒体を複数個形成し、該複数個の触媒体を
略垂直方向に延出して設置した中空パイプ状をなす処理
部内に収納し、処理すべき気体を前記処理部下方から上
方に向けて処理部内に導入して前記複数の触媒体を浮遊
状態とし、処理部内に設けた光源で複数の触媒体に紫外
線を照射すると共に、前記処理部で複数の触媒体におけ
る各触媒体一つ一つの表面全体に処理すべき気体を接触
可能としたことを特徴とし、または、空間内の気体処理
装置であり、基体の表面に二酸化チタンをコーティング
した小粒ビーズ状をなす複数の触媒体と、前記複数の触
媒体が収納される中空部を有し、略垂直方向へ延出して
設けられた中空パイプ状をなす処理部と、処理すべき気
体を導入する空気導入口と、空気導入口と前記処理部の
下端とを接続し連通させる管路と、前記複数の触媒体が
収納可能とされ、かつ収納した触媒体を下部の放出口か
ら放出する機構を備えて前記放出口が前記管路内に連通
された収納ホッパーと、空気導入口から導入された処理
すべき気体を強制的に吸い込み、該気体を処理部内下方
から上方に向かって送出するファンと、前記処理部内で
導入された処理すべき気体を複数の触媒体における各触
媒体一つ一つの表面全体に接触させて処理された気体を
排出する気体流通口と、前記処理部で使用された複数の
触媒体を前記供給ホッパー内に戻す戻し部と、前記気体
流通口と空気導入口とが接続され、略中間位置には略垂
直方向に延出して設置された前記処理部並びに前記管路
を含んで形成され、処理すべき気体が循環可能とされた
気体流通路と、前記処理部内を通過する触媒体に紫外線
を照射する光源と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0013】このように本発明では、大量の小粒ビーズ
状に形成した触媒体を用い、もって、光触媒全体の形状
を自在なものとなしえ、かつ所定の建築空間内において
処理すべき気体との接触面積を最大限のものとした光触
媒構造の処理方法及びその装置を創案したものである。
例えば、いわゆる触媒形状と該触媒体を保持する保持機
構については、固定化されていない小粒ビーズ状触媒体
を例えばステンレスで形成した金網等網目部材等(二酸
化チタンをコ−ティングしたものが好ましい)で成形さ
れた収納容器に入れ処理ガスと効果的に接触させる機構
をとるのである。
【0014】そして、小粒状触媒体を例えば、パーライ
ト型ビーズ、硝子型ビーズ、金属繊維毛玉状ビーズなど
で構成するのである。さらに、軽量金属製毛玉状に触媒
体を形成し、これを風圧力を持った気流に乗せ、風洞状
の処理部内で処理すべき気体と共存させ、また前記触媒
体と処理すべき気体を分離する機構を設け、処理すべき
気体は通過させ、触媒体は循環させる構造とした。
【0015】そして、このとき光触媒効果のある紫外線
を照射する光源を設けることが条件となる。紫外線を照
射する光源としてはブラックライト、蛍光灯、光触媒励
起用冷陰極管、紫外線灯などが用いられる。さらには、
自然光でも構わないものである。
【0016】
【発明の実施の態様】以下本発明の実施の態様につき説
明する。図1、図2に第1発明の実施例を示す。
【0017】天井1内に空調機2が設けられており、こ
の空調機2内に本発明の脱臭装置6が組み込まれてい
る。図1及び図2を参照して説明すると、空調機2内に
はファン3が取り付けられ、中央の吸気口4から吸い込
まれた空気はフィルター5及び脱臭装置6を通過して前
記ファン3により排気口7に排出され、脱臭処理された
空気は建物の室内に戻される。ここで、一般に空調機2
はあらかじめ建築物の構築と同時に組み込まれるのが常
であり、この既設の空調機2の中に脱臭装置6を組み込
むこととなる。
【0018】なお、建築物の構築と同時に本発明の脱臭
装置6を組み込んだ空調機2を取り付けることも出来
る。しかして、脱臭装置6は、大量数の触媒体8とこの
大量の触媒体8を形状変更可能にして収納する収納容器
9と収納容器9内の触媒体8に紫外線を照射する光源1
0とを有して構成される。
【0019】ここで、触媒体8は、小粒ビーズ状をなす
基体11の表面に二酸化チタンがコーティングされて形
成される。触媒体8を小粒ビーズ状に形成すれば、全体
として形状自在となりかつ触媒体8と処理すべき空気と
の接触面積が多いものとなるからである。しかして、基
体11についてその材質は何ら限定されるものではない
が、いわゆるパーライトで形成されたビーズ、黒曜石を
中間発泡させたビーズ、硝子玉で形成されたビーズ、金
属繊維を毛玉状にして形成したビーズなどが例としてあ
げられる。
【0020】黒曜石を中間発泡させたビーズはきわめて
軽量化でき、しかも表面積を多くとれる。硝子のビーズ
は紫外線の透過量が多いし、ある程度の耐熱性が期待で
きる。金属繊維による毛玉状のビーズは、軽量かつ表面
積が多く、しかも耐摩耗性がある。前述の複数大量の触
媒体8は通常方形板状をなす収納容器9内に収納され
る。収納容器9は例えば金属板などで方形板状に枠組み
され、それら枠間に金網などの網目部材12を貼って内
部を覆い形成される。
【0021】なお、収納容器9のフレーム部分について
は、樹脂材を使用しても構わない。そして、大量のビー
ズ状をなす触媒体8は網目部材12で覆われた収納容器
9内に収納される。しかして、この収納容器9にも二酸
化チタンをコーティングして使用することが出来る。こ
の場合、収納容器9自体が触媒体となる。
【0022】光源10は通常蛍光灯、ブラックライト、
光触媒励起用冷陰極管等が用いられる。微少な紫外線量
でも充分に光触媒の効果が得られるからである。本実施
例では、大量の触媒体8が収納された収納容器9は間隔
をあけて2つ設置されている。そしてその中間に光源1
0が設置される。建物の室内から吸入された脱臭すべき
空気は吸入口4から吸入され、2つの収納容器9に収納
されている触媒体8に接触し、通過する。
【0023】その際、光源10を挟み込むように設けら
れた触媒体8には光源10から紫外線が照射されてお
り、触媒作用が行われる。もって吸入された空気は脱臭
等されて再び排気口7から室内に戻される。図3は、既
製品の天井扇に本発明による脱臭装置6を組み込んだ例
であり、ファン3の下に存する空間に脱臭装置6を容易
に組み込むことが出来る。
【0024】さらに、各図に建築部材との複合化による
脱臭滅菌方法及びそれらの装置の応用例を以下に示す。
例えば、図4では、天井1内の空間に本発明を応用した
ものである。図4から理解されるように、複数の触媒体
8を収納した収納容器9を所定間隔をおいて縦型に並
べ、その間に蛍光灯などで形成された光源10を設置し
て脱臭装置6を構成してある。
【0025】図4についても天井1内に本発明を応用し
たものであるが、図4ではファン3を設けずに自然換気
としてあるが、これにファン3を設けて強制換気型とし
ても構わない。図5では天井1内の隅の空間に本発明を
応用したもので、光源10として自然光を使用すべく、
建物にスリット13が設けられている。
【0026】図6では鉄骨系の建物に本発明を応用した
もので、符号14は自然光を透過できるよう透明の部材
で形成された屋根材である。しかして、触媒体8は天井
の部分に設けても構わないし、前記透明の屋根材14内
に設けても構わない。また、双方に設けても構わないも
のである。なお、換気作用については自然送風としても
構わないし、強制換気型にしても構わない。
【0027】図7では、システムキッチン36に本発明
を応用したもので、特にゴミ受けバスケット部分から発
生する臭気を脱臭するものとして機能する。しかして、
シンク上部に臭気を吸い込む吸い込み口37を設け、こ
の吸い込み口37から臭気を吸い込んで流し台下部に設
けた触媒体8及び光源10に接触、通過させるものとし
てある。
【0028】図8では、屋外に置かれたゴミ箱15の下
に触媒体8を収納した収納容器9を設置したもので、自
然採光が採れるよう、該触媒体8はゴミ箱15の下の外
側端部に置かれている。そして、ゴミ箱15と設置部1
6との間には隙間が形成され、空気の通路とされる。
【0029】図9では、建物内において、給排水関係設
備用配管材のパイプ17が設置されるが、これらのパイ
プ17は壁内に収納され隠されている。しかして、図9
の実施例ではこのパイプ17に大量の触媒体8を入れた
収納容器9を巻き付けたものである。よって、収納容器
9はフレキシブルな繊維や布で形成したものがよい。さ
らに対向する壁の内面にも大量の触媒体8を入れた収納
容器9を取り付け、その間に空気が通過できるようにし
てある。また、建物の外壁にスリット13を設けて自然
採光、自然換気できるようにしてある。
【0030】また、クローゼット18内に触媒体8を収
納した収納容器9,9を一対とその間に光源10を設置
してユニット化した脱臭装置6を設置することもでき
る。図10は建物の壁内に本発明を応用したもので、壁
の内側に間隔を置いて触媒体8を収納した収納容器9を
設けたものである。光源10は自然光で、換気も自然換
気としてある。図11は図10の実施例を外側から見た
図である。
【0031】なお、この実施例で、光源10を蛍光灯な
どの人工光源に、換気をファン3を用いた強制換気にす
ることもできる。図12は建物の間仕切り壁19内に本
発明を応用したもので、間仕切り壁19の下部にスリッ
ト13を設け、天井1に設けたファン3により強制換気
させたものである。
【0032】図13は鉄骨系の建物の壁に本発明を応用
したもので、この実施例によれば、脱臭、減菌のみなら
ず、防音効果も奏することが出来る。このタイプはゴミ
集積所、魚肉加工場、屠殺場等に用いられる。図14及
び図15は機械20内に本発明を組み込んだ例であり、
いわゆるRAチャンバー内に触媒体8を収納した収納容
器9と光源10とファン3を設置してある。
【0033】図16は建物の床下に本発明を応用したも
ので、特にOAフロアーとしての利用が望まれる。床材
21の裏側に触媒体8を入れた収納容器9を取り付け、
かつ床材21にスリット13を設けると共に、床下に光
源10を設置して構成してある。図17はフローリング
22に本発明を応用したもので、フローリング22にス
リット13を形成し、自然光と自然換気を行い、触媒体
8を入れた収納容器9は床下にセットしたものである。
なお、図に示すように光源10を内部に組み込むことも
できる。
【0034】このように、天井1内、壁内、床下などに
光触媒を組み込んだ装置を設置し、光触媒を効率的に励
起させることができる波長帯で発光するランプと強制循
環するファン3により室内空間の空気を円滑に脱臭等の
処理が行える。図18はゴミ焼却場のプラットホーム2
3内に本発明を応用したもので、プラットホーム23内
の上面と側面に触媒体8を入れた収納容器9を間隔を置
いてセットし、ファン3により強制換気してある。
【0035】光源10については内部に蛍光灯などの人
工光源をセットしても構わないし、セットしないとき
は、屋根24や壁に設けた採光用窓からの自然光で行
う。図19は作りつけ家具25に本発明を応用したもの
で、いすの下に光源10と触媒体8を入れた収納容器9
をセットしてある。空気の流通についてはいすの内部に
ファン3をセットしてもよいし、自然換気型としてもよ
い。
【0036】図20は作りつけの家具や事務キャビネッ
ト26に本発明を応用したもので、下部に触媒体8を入
れた収納容器9と光源10をセットし、空気の流通は自
然換気としてある。図21及び図22はげた箱39に本
発明を応用したもので、図21ではげた箱39の下部に
脱臭装置6を設置し、げた箱39の裏面に穴を開け、か
つこの穴と連通する通気路を形成し、前記の脱臭装置6
につなげたものである。これは一般に既設げた箱に本発
明を後付けしたタイプである。
【0037】また、図22ではクローゼット型のげた箱
39に本発明を応用した例であり、上部に脱臭装置6を
取り付けると共に、脱臭装置6と連通し、空気の通路と
なるダクト40を設けたものである。このように、室内
空間に分散した臭気分子を脱臭等処理するための効率的
な気流を形成する手段として、内装材の各所で吸い込み
壁の中間部分や天井内の空間に処理する空気を流通さ
せ、本発明による方法、装置で処理するのである。
【0038】図23はたとえばマンションのユニットバ
ス27に応用したもので、内部に光源10と触媒体8を
入れた収納容器9とファン3とをユニットにして組み込
んである。空気の吸い込み、送出についてはマンション
住戸各室天井に開閉可能な開閉部材を取り付けておき、
脱臭したい部屋のみ開としたり、あるいは全体の部屋を
開としたりして、柔軟、詳細に処理できるようにしてお
くものとする。
【0039】次に図24、図25及び図26は第2発明
の実施例であり、特に高濃度の気体の処理する場合に用
いられる。図24乃至図25において、処理部32は中
空パイプ状に形成され、上下方向に向けて設置される。
そして、この処理部32の中には複数の触媒体8が収納
され、また、中央軸方向には蛍光灯などで形成された光
源10が設置されている。さらに、処理部32の内壁に
は前記光源10からの紫外線を反射して光源効率を向上
させるべく反射板41が設けられている。
【0040】該処理部32の上下端部は複数の触媒体8
が飛び出さないよう飛散防止ネット37が設けられてい
ると共に、下端部側にはファン3が接続されており、処
理すべき気体がこのファン3により処理部32内に送出
される。
【0041】ファン3が稼働すると、送り出された気体
により、処理部32内の複数の触媒体8は処理部32内
で浮遊する。すなわち、上方向に向けて吹き上げる気体
の圧力とビーズ状をなす一つ一つの触媒体8の重量とが
丁度バランスのとれた状態となり処理部32内で浮遊す
るのである。従って、本実施例の方法及び装置である
と、処理すべき気体と触媒体8との接触面積を大きくと
ることが出来ると共に、長時間接触させることが可能と
なる。
【0042】さらに、処理すべき気体の濃度あるいは処
理すべき気体の量、すなわち脱臭、減菌使用とする空間
の大きさに合わせて処理部32の長さ、触媒体8の個
数、触媒体8の大きさ、光源10の数、送出する気体の
風量を変化させて自在に対応することが出来るもののと
なっている。しかも、基本となる構成部品はきわめてシ
ンプルで光源10及び触媒体8の交換はきわめて容易で
ある。
【0043】次に、図26では、第2発明の第2実施例
を示したもので、大量複数の触媒体8は収納ホッパー2
8内に充填されている。そしてこの収納ホッパー28の
下部には触媒体8を放出する放出口29が設けられ、該
放出口29は開閉バルブ30で塞がれている。そして、
前記開閉バルブ30は規則的に、あるいは決められた時
間毎に開けられ、触媒体8を下側に放出する。
【0044】前記収納ホッパー28は中空パイプ状の循
環路31とつながっており、放出された複数の触媒体8
は循環路31内に一つずつ落とされる。ここで、循環路
31の中間部には処理部32が形成されており、この処
理部32の外側には光源10となる蛍光灯が設置されて
いる。そして循環路31の先端側には処理部32を通過
した触媒体8が放出される排出口33が設けられ、該排
出口33は使用された触媒体8を収納ホッパー28内に
戻す瓶を逆さにした形状をなす戻し部34とつながって
いる。
【0045】よって、戻し部34に戻された複数の触媒
体8は戻し部34から収納ホッパー28内に戻される。
また、処理された気体は戻し部34の上方に設けられた
気体流通口35から流出されるものとなる。なお、ファ
ン3は図3において循環路31の基端側に取り付けられ
ており、処理すべき気体を循環路31内に強制的に送り
込む。
【0046】以上において、循環路31内に送り込まれ
た気体は処理部32で直接複数の触媒体8に接し、光触
媒が行われる。そして、光触媒として使用された触媒体
8と処理された気体は戻し部34に収納され、処理され
た気体は気体流通口35から外に流出される。しかし
て、この気体を再度ファン3により処理部32に戻して
も構わない。
【0047】また、戻し部34に戻された触媒体8は収
納ホッパー28内に収納され、再度放出口29から循環
路31内に放出される。このように、本実施例では何度
も触媒体8を、場合によっては処理すべき気体をも循環
させることが出来、もって高濃度の気体の処理を行うの
に適している。以上、本発明を応用した各実施例によれ
ば、生活空間内で発生する臭気で困っている場所につき
何処でも脱臭、減菌が可能とされる。
【0048】また、建築部材の中に収納できるシステ
ム、すなわち各建築部材の中に組み込んで処理空気を流
通させる機構なので、建物内のスペースを狭くするおそ
れが全くない。さらに、ビーズ型触媒とステンレス金網
とランプとの簡素な主要構成部材であるため、建築部材
の中にどのようにでも組み込むことができる。
【0049】また、活用する場所の臭気濃度空間容積、
処理対策時間の各ニーズに合わせて触媒体や光源を簡単
に増減することが出来るため、規格量産された空調機に
ない優れた効果を奏する。そして、触媒体をセットした
フレキシブルなマット状の製品では脱臭機能と吸音機能
を備える複合的効果が得られる。
【0050】さらに、前記したように脱臭滅菌機能のた
めの基本構成が単純であるため、応用範囲が広く、製造
コストを安価にすることが出来る。また、触媒体の形状
に制約がないため、天井・壁・屋根・家具に組み込むこ
とができ、設置スペースを新たに必要とせず、省スペー
ス化が実現できる。さらに、いわゆる気流シミュレーシ
ョンを活用すれば、室内気流の澱みを制御し、効率的な
脱臭をすることもできる。
【0051】そして、本発明の有する滅菌効果から空気
感染などにも効果をあげることが出来る。
【0052】
【発明の効果】かくして本発明は以上の構成よりなる。
そして本発明による建築空間内の気体脱臭の方法及びそ
の装置であれば、生活空間内で発生する臭気で困ってい
る場所につき何処でも脱臭、減菌が可能とされる。
【0053】また、建築部材の中に収納できるシステ
ム、すなわち各建築部材の中に組み込んで処理空気を流
通させる機構なので、建物内のスペースを狭くするおそ
れが全くない。さらに、ビーズ型触媒とステンレス金網
とランプとの簡素な主要構成部材であるため、建築部材
の中にどのようにでも組み込むことができる。
【0054】また、活用する場所の臭気濃度空間容積、
処理対策時間の各ニーズに合わせて触媒体や光源を簡単
に増減することが出来るため、規格量産された空調機に
ない優れた効果を奏する。そして、触媒体をセットした
フレキシブルなマット状の製品では脱臭機能と吸音機能
を備える複合的効果が得られる。
【0055】さらに、前記したように脱臭滅菌機能のた
めの基本構成が単純であるため、応用範囲が広く、製造
コストを安価にすることが出来る。また、触媒体の形状
に制約がないため、天井・壁・屋根・家具に組み込むこ
とができ、設置スペースを新たに必要とせず、省スペー
ス化が実現できる。さらに、いわゆる気流シミュレーシ
ョンを活用すれば、室内気流の澱みを制御し、効率的な
脱臭をすることもできる。
【0056】そして、本発明の有する滅菌効果から空気
感染などにも効果をあげることが出来るとの優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施例の構成を説明する説明図(そ
の1)である。
【図2】第1発明の実施例の構成を説明する説明図(そ
の2)である。
【図3】第1発明を天井内に実施した際の構成を説明す
る説明図(その1)である。
【図4】第1発明を天井内に実施した際の構成を説明す
る説明図(その2)である。
【図5】第1発明を天井内に実施した際の構成を説明す
る説明図(その3)である。
【図6】第1発明を天井内に実施した際の構成を説明す
る説明図(その4)である。
【図7】第1発明をシステムキッチンに実施した際の構
成を説明する説明図である。
【図8】第1発明をゴミ箱に実施した際の構成を説明す
る説明図である。
【図9】第1発明を建物内で実施した際の構成を説明す
る説明図である。
【図10】第1発明を壁内で実施した際の構成を説明す
る説明図(その1)である。
【図11】第1発明を壁内で実施した際の構成を説明す
る説明図(その2)である。
【図12】第1発明を間仕切り壁内で実施した際の構成
を説明する説明図である。
【図13】第1発明を壁内で実施した際の構成を説明す
る説明図(その3)である。
【図14】第1発明を機械内で実施した際の構成を説明
する説明図である。
【図15】第1発明を機械内で実施した際の構成の詳細
を説明する詳細説明図である。
【図16】第1発明を床下内で実施した際の構成を説明
する説明図(その1)である。
【図17】第1発明を床下内で実施した際の構成を説明
する説明図(その2)である。
【図18】第1発明をゴミ焼却場内で実施した際の構成
を説明する説明図である。
【図19】第1発明を作りつけ家具内で実施した際の構
成を説明する説明図(その1)である。
【図20】第1発明を作りつけ家具内で実施した際の構
成を説明する説明図(その2)である。
【図21】第1発明をげた箱内で実施した際の構成を説
明する説明図(その1)である。
【図22】第1発明をげた箱内で実施した際の構成を説
明する説明図(その2)である。
【図23】第1発明をユニットバス内で実施した際の構
成を説明する説明図である。
【図24】第2発明の実施例の構成を説明する説明図
(その1)である。
【図25】第2発明の実施例の構成を説明する説明図
(その2)である。
【図26】第2発明の実施例の構成を説明する説明図
(その3)である。
【符号の説明】 1 天井 2 空調機 3 ファン 4 吸気口 5 フィルター 6 脱臭装置 7 排気口 8 触媒体 9 収納容器 10 光源 11 基体 12 網目部材 13 スリット 14 屋根材 15 ゴミ箱 16 設置部 17 パイプ 18 クローゼット 19 間仕切り壁 20 チャンバー 21 床材 22 フローリング 23 ゴミ焼却場のプラットホーム 24 屋根 25 作りつけ家具 26 事務キャビネット 27 ユニットバス 28 収納ホッパー 29 放出口 30 開閉バルブ 31 循環路 32 処理部 33 排出口 34 戻し部 35 気体流通口 36 システムキッチン 37 吸い込み口 38 飛散防止用ネット 39 げた箱 40 ダクト 41 反射板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA07 AA10 BB02 CC12 JJ03 LL10 MM02 QQ17 4D048 AA22 AB03 BA07X BA41X BB01 CA01 CA02 CC40 CD05 EA01 4G069 AA03 BA04A BA04B BA48A CA01 CA10 CA17 DA06 EA01Y EA11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の表面に二酸化チタンをコーティン
    グして複数個の触媒体を形成し、 該触媒体の集合を形状変更自在な収納容器に収納し、 前記収納容器と、収納容器内の触媒体に紫外線を照射す
    る光源とを気体通過路中に設置し、 処理すべき気体を前記気体通過路中に吸引して、前記収
    納容器内の触媒体に接触させ、処理後の気体を空間内に
    送出することを特徴とする空間内の気体処理方法。
  2. 【請求項2】 基体の表面に二酸化チタンをコーティン
    グして複数個の触媒体を形成し、 該触媒体の集合を形状変更自在な収納容器に収納し、 前記収納容器と、収納容器内の触媒体に紫外線を照射す
    る光源とを空気通過路中に設置し、 処理すべき空気を前記空気通過路中に吸引して、前記収
    納容器内の触媒体に接触させ、処理後の空気を室内に送
    風することを特徴とする建築空間内の空気処理方法。
  3. 【請求項3】 前記空気通過路として建築物の天井内、
    壁内、床内に存する既存空間を使用したことを特徴とす
    る請求項2記載の建築空間内の空気処理方法。
  4. 【請求項4】 基体の表面に二酸化チタンをコーティン
    グして形成した複数の触媒体と、 前記触媒体の集合を収納する通気性を備えた形状変更自
    在な収納容器と、 前記収納容器内の触媒体に紫外線を照射する光源と、 前記触媒体に処理すべき気体を送風する送風機と、 有することを特徴とする空間内の気体を処理する空間内
    の気体処理装置。
  5. 【請求項5】 基体の表面に二酸化チタンをコーティン
    グして形成した複数の触媒体と、 前記触媒体の集合を収納する通気性を備えた形状変更自
    在な収納容器と、 前記収納容器内の触媒体に紫外線を照射する光源と、 前記触媒体に処理すべき気体を送風する送風機と、 有することを特徴とする建築空間内の空気を処理する空
    気処理装置。
  6. 【請求項6】 前記収納容器の表面にも二酸化チタンを
    コーティングして触媒体としたことを特徴とする請求項
    1,請求項2または請求項3記載の空間内の気体を処理
    する気体処理方法。
  7. 【請求項7】 前記収納容器の表面にも二酸化チタンを
    コーティングして触媒体としたことを特徴とする請求項
    4記載の空間内の気体を処理する気体処理装置。
  8. 【請求項8】 基体の表面に二酸化チタンをコーティン
    グして形成した複数の触媒体を形成し、 該複数の触媒体を処理部内で浮遊させ、 前記処理部内に設けた光源で複数の触媒体に紫外線を照
    射すると共に、処理すべき気体を導入し、 前記処理部で複数の触媒体に処理すべき気体を接触させ
    たことを特徴とする空間内の気体処理方法。
  9. 【請求項9】 基体の表面に二酸化チタンをコーティン
    グして形成した複数の触媒体と、 前記複数の触媒体を収納して浮遊させる処理部と、 処理部内に処理すべき気体を送風する送風機と、 前記処理部内に設けられ、前記複数の触媒体に紫外線を
    照射する光源と、 を有することを特徴とする空間内の気体処理装置。
  10. 【請求項10】 基体の表面に二酸化チタンをコーティ
    ングして形成した複数の触媒体と、 前記複数の触媒体を収納して浮遊させる処理部と、 処理部内に処理すべき空気を送風する送風機と、 前記処理部内に設けられ、前記複数の触媒体に紫外線を
    照射する光源と、 処理部の内面に設けられ、光源からの紫外線を反射する
    反射板と、 を有することを特徴とする建築空間内の空気処理装置。
  11. 【請求項11】 基体の表面に二酸化チタンをコーテ
    ィングして形成した複数の触媒体と、 前記複数の触媒体が収納可能とされ、かつ収納した触媒
    体を放出する機構を備えた収納ホッパーと、 空気導入口から導入された処理すべき気体を強制的に吸
    い込むファンと、 前記空気導入口と連通し、導入された気体と前記放出さ
    れた触媒体とを接触させて処理する処理部と、 前記処理部で処理された気体を排出する放出口と、 前記処理部で使用された複数の触媒体を前記供給ホッパ
    ー内に戻す戻し部と、 前記処理部内を通過する触媒体に紫外線を照射する光源
    と、 を備えたことを特徴とする空間内の気体処理装置。
  12. 【請求項12】前記請求項6または請求項8において、
    処理すべき気体の濃度や量に応じて、処理部の大きさが
    変更自在とされ、かつ処理部内の触媒体及び光源の数が
    増減可能とされたことを特徴とする空間内の気体処理方
    法。
  13. 【請求項13】前記請求項7,請求項9,請求項10ま
    たは請求項11において、処理すべき気体の濃度や量に
    応じて、処理部の大きさが変更自在とされ、かつ処理部
    内の触媒体及び光源の数が増減可能とされたことを特徴
    とする空間内の気体処理装置。
  14. 【請求項14】前記触媒体は形状自在になしえ、大きさ
    を自在にしうることを特徴とする請求項1,請求項2,
    請求項3,請求項6または請求項8記載の空間内の気体
    処理方法。
  15. 【請求項15】前記触媒体は形状自在になしえ、大きさ
    を自在にしうることを特徴とする請求項4,請求項5,
    請求項7,請求項9,請求項10または請求項11記載
    の空間内の気体処理装置。
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