JP2000325381A - 人工肛門用パウチ - Google Patents

人工肛門用パウチ

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JP2000325381A
JP2000325381A JP11139538A JP13953899A JP2000325381A JP 2000325381 A JP2000325381 A JP 2000325381A JP 11139538 A JP11139538 A JP 11139538A JP 13953899 A JP13953899 A JP 13953899A JP 2000325381 A JP2000325381 A JP 2000325381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pouch
colostomy
mounting hole
space
exhaust device
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Pending
Application number
JP11139538A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuhiro Suyama
益弘 巣山
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SUYAMASABUROU SHOTEN KK
Original Assignee
SUYAMASABUROU SHOTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体を動かしてもパウチ内の排泄物が漏れ出
たり、除臭剤を使用する場合の目詰まり等が起こらず、
ガス抜きが良好に行えるようにした人工肛門用パウチを
提供する。 【解決手段】 人工肛門に取り付けて排泄物を溜める袋
状の人工肛門用パウチ1であって、パウチ本体2に、人
工肛門に接続される開口部3と、パウチ1内に溜まるガ
スを排気するための排気装置の取付孔4とを設け、パウ
チ1内部に配置した液体不透過性で且つ通気性を有する
部材5により、パウチ1内部を、上記開口部3を含む空
間Aと上記排気装置の取付孔4を含む空間Bとに仕切
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工肛門から排泄
する排泄物を溜めるパウチに関し、特に臭気を抜く手段
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の人工肛門用パウチでは、人工肛門
用パウチの上端の一部を、鋏などの切断具を使用して孔
を開け、この孔にラッパ状の連結部を有する排気チュー
ブを固着し、内部に溜まったガスを排気していた(特開
平7−246213号)。
【0003】しかし、人工肛門用パウチに孔を開けるに
は、鋏などの切断具が必要であり、切断具がない場所で
は、人工肛門用パウチに排気チューブを連結することは
できなかった。また、パウチに開口を設け、その開口に
活性炭などの除臭剤を含侵したスポンジを取り付け、臭
気を取り除く方法も従来知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、身体を
激しく動かしたり、身体を横にしたりすると、パウチに
溜まっている排泄物が除臭剤に触れて目詰まりを起こ
し、ガス抜きが上手く行われないという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来の問題に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、身体を動かして
もパウチ内の排泄物が漏れ出たり、除臭剤を使用する場
合の目詰まり等が起こらず、ガス抜きが良好に行えるよ
うにした人工肛門用パウチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、人工肛門に取り付けて排泄物を溜める袋
状の人工肛門用パウチにおいて、人工肛門に接続される
開口部と、パウチ内に溜まるガスを排気するための排気
装置の取付孔とを設けるとともに、パウチ内部に液体不
透過性で且つ通気性を有する部材を配置し、該部材によ
りパウチ内部を前記開口部を含む空間と前記排気装置の
取付孔を含む空間とに仕切ることを特徴としている。
【0007】また、上記構成において、前記液体不透過
性で且つ通気性を有する部材は、基材上に多孔質膜をラ
ミネートしてなることを特徴としている。また、 上記
構成において、前記排気装置の取付孔を覆うようにして
除臭剤を取り付けることを特徴としている。
【0008】かかる構成において、人工肛門からパウチ
内に流入した排泄物は、パウチ内部に配置した液体不透
過性で且つ通気性を有する部材により、前記人工肛門に
接続される開口部を含む空間から前記排気装置の取付孔
を含む空間への流入が阻止され、排泄物中の水分につい
ても同様に流入が阻止される。
【0009】一方、発生したガスは、液体不透過性で且
つ通気性を有する部材を通過するために、前記人工肛門
に接続される開口部を含む空間から前記排気装置の取付
孔を含む空間へ流入し、排気される。このとき、前記排
気装置の取付孔に除臭剤を取り付けておくと、パウチ内
のガスは除臭されて外部に放出されるが、パウチ内の排
泄物やそれに含まれる水分が直接に除臭剤に触れること
がないので、除臭剤の目詰まりや脱臭効力の減退を防止
する。その結果、パウチのガス抜きは良好に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図1は本発明の人工肛門用パウ
チの一実施形態を示す側断面図である。本発明に係る人
工肛門用パウチ1は、人工肛門に取り付けて排泄物を溜
める袋状の人工肛門用パウチであり、パウチ本体2に、
人工肛門に接続される開口部3と、パウチ本体2内に溜
まるガスを排気するための排気装置の取付孔4とを設け
ている。また、パウチ本体2の内部には、液体不透過性
で且つ通気性を有する部材5を配置し、該部材5によっ
てパウチ本体2の内部を上記開口部3を含む空間A(以
下、単に「空間A」と称する)と上記排気装置の取付孔
4を含む空間B(以下、単に「空間B」と称する)とに
仕切っている。
【0011】パウチ本体2は、樹脂シート等を貼り合せ
て袋状に形成したもので、これに上記開口部3と取付孔
4を設けており、それ以外はすべて閉じられた構造とな
っている。なお、上記取付孔4は予め形成しておいても
よいし、後述するように排気装置を取り付ける際に形成
するようにしてもよい。
【0012】液体不透過性で且つ通気性を有する部材5
はパウチ本体2の内部を空間Aと空間Bに仕切るように
配置するが、当該部材5は、例えば図2に示すように、
基材5a上に多孔質膜5bをラミネートした2層構造の
ものが用いられる。基材5aとしては、たとえばポリオ
レフィン系不織布やポリエステル織布などが用いられ、
多孔質膜5bとしては、たとえばポリテトラフルオロエ
チレン多孔質膜などが用いられる。多孔質膜の微細孔の
大きさとしては0.1ミクロンから3ミクロン程度が適
当である。当該部材5は、パウチ本体2の内部に配置
し、図1に示す実施形態では、パウチ本体2の対向する
面同士を連結するようにして配置し、その端縁はパウチ
本体2と貼り合せて固定する。貼り合せる方法として
は、適当な接着剤を用いて貼り合せるほか、熱融着によ
る方法等を用いることができる。
【0013】ここで、空間Aと空間Bとの容積比は、空
間Aがパウチ全体の容積(一杯に膨らんだ状態での容
積)の3/4以上であることが望ましい。以上の構成に
おいて、人工肛門から開口部3を介してパウチ1の空間
A内に排泄物が流入して溜まる。そして、このとき、身
体を激しく動かしたり、身体を横にしたりしても、パウ
チ1内部に配置した液体不透過性で且つ通気性を有する
部材5により空間Aと空間Bとは仕切られているため、
空間A内に溜まった排泄物が空間Bに流入することはな
く、排泄物中の水分についても同様に空間B内への流入
は阻止されるので、排泄物等が取付孔4から誤って漏れ
出るような不都合は起こらない。
【0014】一方、発生したガスは、液体不透過性で且
つ通気性を有する部材5を自由に通過するために、空間
Aから空間Bへ流入し、取付孔4を介して排気される。
このとき、上記取付孔4に除臭剤を取り付けておくと、
パウチ1内のガスは除臭されて外部に放出されるので望
ましいが、本実施形態では、パウチ1内の排泄物やそれ
に含まれる水分等が直接に空間B内の除臭剤に触れるこ
とがないので、除臭剤の目詰まりや脱臭効力の減退など
の不都合が起こらず、その結果、パウチのガス抜きは良
好に行われる。
【0015】図3は本発明に係る人工肛門用パウチの別
の実施形態を示す側断面図である。前述の図1に示す実
施形態においては、液体不透過性で且つ通気性を有する
部材5をパウチ本体2の対向する面同士を連結するよう
に配置しているが、本実施形態では、排気装置の取付孔
4を覆うようにして取付孔4を設ける面に貼り合せる構
造としている。
【0016】図4はパウチに排気装置を取り付けた状態
のものの平面図、図5はパウチの使用状態を示す概略図
である。図4は、パウチ1に溜まったガスを、好きな時
に好きな場所で自由に放出できるように、排気装置とし
て排気チューブ7を取り付けたものである。かかる排気
チューブ7は、例えば後述する取付フランジ及び接着基
板等によってパウチ本体2に設けた取付孔4に取り付け
られている。また、パウチ本体2に設けた開口部3の周
縁には両面接着テープが貼付されており、その表面をド
ーナツ形の剥離紙6で保護している。また、パウチ1の
人体に接する側の面の下半分には不織布等が貼られてい
て、人体に対する感触を良くしている。なお、図4に示
すパウチ1は、左側(正面から見ると右側)に取付孔4
を有しているが、人体に対するパウチ1の取付位置によ
っては、パウチ1の右側に取付孔4を有していても勿論
構わない。そして、上記剥離紙6を剥がし、パウチ1の
開口部3を人工肛門10に取り付け、腹部にしっかりと
貼り付けて使用する(図5参照)。
【0017】前述の図4に示した排気チューブ7の取付
けは、例えば以下の手順で行う。まず、排気チューブ7
の基端には取付フランジ8を取り付ける。この取付フラ
ンジ8は、図6に示すように、円板状の本体部11上の
中央に突部12を有し、本体部11の底部に環状の嵌合
凹部13を一体に形成したものである。また、接着基板
9は、図7に示すように、環状部14上に上記取付フラ
ンジの嵌合凹部13と嵌合する環状の嵌合凸部15と、
開口突起16を一体に形成している。
【0018】そして、取付フランジ8を両面接着テープ
等を使用してパウチ1に固定する。次に、接着基板9を
パウチ1の開口部3よりパウチ1の内部に入れ、取付フ
ランジ8と接着基板9とを、パウチシートを挟み対向さ
せ、かつ嵌合凹部13と嵌合凸部15を嵌合する。この
とき、開口突起16によりパウチ1に前記の取付孔4が
開き、取付フランジ8及び接着基板9はパウチ1を挟着
する。以上の構成にすると、排気チューブを取り付ける
ための取付孔をパウチに予め設けておかなくてもよい。
ただし、排気チューブの取付は上記の構成に限定されな
いことはもちろんである。例えば、上記取付フランジの
ようなものを用いずに、パウチの取付孔から突出する開
口突起を設けた上記接着基板のようなものを用い、その
開口突起に排気チューブを直接取り付けるようにしても
よい。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の人
工肛門用パウチによれば、パウチ内部に配置した液体不
透過性で且つ通気性を有する部材によりパウチ内部は、
人工肛門に接続される開口部を含む空間と排気装置の取
付孔を含む空間とに仕切られているため、使用者が身体
を激しく動かしたり、身体を横にしたりしても、人工肛
門からパウチ内に流入した排泄物は、前記人工肛門に接
続される開口部を含む空間から前記排気装置の取付孔を
含む空間へ流入することはなく、排泄物中の水分につい
ても同様に流入は阻止されるので、排泄物等が排気装置
の取付孔から誤って漏れ出るような不都合は起こらな
い。
【0020】一方、発生したガスは、液体不透過性で且
つ通気性を有する部材を自由に通過できるために、排気
装置の取付孔を介して排気装置により排気することがで
きる。また、上記取付孔に除臭剤を取り付けておくと、
パウチ内のガスは除臭されて外部に放出されるが、本発
明のパウチならば、パウチ内に溜まった排泄物やそれに
含まれる水分等が直接に除臭剤に触れることがないの
で、除臭剤の目詰まりや脱臭効力の減退などの不都合が
起こらず、その結果、パウチのガス抜きは良好に行われ
るという効果を奏する。
【0021】そして、本発明のパウチは、簡単な構成で
優れた効果を奏するもので、製造も容易でコストダウン
を図れるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工肛門用パウチの一実施形態を示す
側断面図である。
【図2】液体不透過性で且つ通気性を有する部材の断面
図である。
【図3】本発明の人工肛門用パウチの別の実施形態を示
す側断面図である。
【図4】排気装置を取り付けた状態のパウチの平面図で
ある。
【図5】パウチの使用状態を示す概略図である。
【図6】排気チューブの取付フランジの断面図である。
【図7】排気チューブ取付用の接着基板の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 人工肛門用パウチ 2 パウチ本体 3 開口部 4 取付孔 5 液体不透過性で且つ通気性を有する部材 6 剥離紙 7 排気チューブ 8 取付フランジ 9 接着基板 10 人工肛門
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月31日(1999.5.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA01 EA30 HD01 HE10 HT06 4C077 AA26 BB10 DD12 DD24 EE06 FF05 KK13 KK17 LL02 LL13 PP08 PP12 PP18 4C098 AA09 CC19 CD10 CE02 CE14 DD01 DD03 DD10 DD13 DD23 DD24 DD26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工肛門に取り付けて排泄物を溜める袋
    状の人工肛門用パウチにおいて、人工肛門に接続される
    開口部と、パウチ内に溜まるガスを排気するための排気
    装置の取付孔とを設けるとともに、パウチ内部に液体不
    透過性で且つ通気性を有する部材を配置し、該部材によ
    りパウチ内部を前記開口部を含む空間と前記排気装置の
    取付孔を含む空間とに仕切ることを特徴とする人工肛門
    用パウチ。
  2. 【請求項2】 前記液体不透過性で且つ通気性を有する
    部材は、基材上に多孔質膜をラミネートしてなることを
    特徴とする請求項1記載の人工肛門用パウチ。
  3. 【請求項3】 前記排気装置の取付孔を覆うようにして
    除臭剤を取り付けることを特徴とする請求項1又は2記
    載の人工肛門用パウチ。
JP11139538A 1999-05-20 1999-05-20 人工肛門用パウチ Pending JP2000325381A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2484978A (en) * 2010-10-29 2012-05-02 Salts Healthcare Ltd Ostomy appliance with gas permeable, liquid impermeable barrier

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030318