JP2000325278A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000325278A
JP2000325278A JP11139729A JP13972999A JP2000325278A JP 2000325278 A JP2000325278 A JP 2000325278A JP 11139729 A JP11139729 A JP 11139729A JP 13972999 A JP13972999 A JP 13972999A JP 2000325278 A JP2000325278 A JP 2000325278A
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忠 松代
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正樹 高橋
Hiroo Oshima
裕夫 大島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常使用時に、被掃除面に強力に吸いつくの
を防止し、使い勝手の良い電気掃除機を提供することを
目的とする。 【解決手段】 吸引のための電動送風機2とこの電動送
風機2の電流を検知する電流検出手段5と前記電流検出
手段5の出力により電動送風機2の消費電力を制御する
位相制御手段11とを備え、電流検出手段5の出力と制
御位相を対応させ、制御位相に制限を設けて電動送風機
2を制御するようにして、制御位相の変化幅を制限し、
通常使用状態で容易に最大消費電力になるのを防ぎ、強
力な吸いつきによる操作性の劣化をなくし、使い勝手の
向上を図る効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機の電流
を検出して電動送風機の吸い込み力を制御する電気掃除
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機について、図11から
図14を用いて説明する。まず、電気掃除機の全体構成
を図14により説明する。すなわち、電気掃除機の本体
1内には、吸込力を発生する電動送風機2と、この電動
送風機2で吸い込む塵埃を捕集する集塵室9とを設けて
いる。本体1の前方には集塵室9に臨む吸込口3を設
け、この吸込口3にホース4の一端側を接続している。
ホース4の他端側には手元操作部6を設け、この手元操
作部6に延長管7の一端側が接続され、延長管7の他端
側に吸込具8が接続されている。そして、電動送風機2
を運転すると、床面の塵埃を吸込具8から吸い込み、こ
の吸い込まれた塵埃は延長管7、ホース4を介して集塵
室9に捕集される。電動送風機2の駆動を制御するため
に、図11に示す回路構成がある。つまり、電動送風機
2は交流電源10に駆動手段12を介して接続されてお
り、駆動手段12による位相制御を行うことで電動送風
機2の電力制御を行っていた。
【0003】また、近年の電気掃除機では吸込性能を高
めることが行われる。電気掃除機の吸い込み性能を表す
一つである「吸込仕事率」について説明する。図13は
電動送風機2をある固定位相で位相制御して運転させ、
風量を変化させたときの風量、消費電力、真空度、吸込
仕事率との関係を示す図で、真空度と風量とは風量が増
加するにしたがって真空度が低下するという関係であ
る。また、吸込仕事率は、常数*風量*真空度で計算さ
れるので、上述した風量と真空度との関係からある風量
の時に吸込仕事率はピークになり、このピークを境に風
量が増減すると放物線を描くように、吸込仕事率は低下
していく。さらに、実際の掃除はこの吸込仕事率がピー
クになる付近の風量で行われるように設計されている。
【0004】また、我国(日本)には、JIS規格と
か、電気用品取締法等の制約があり、家庭用電気掃除機
の定格消費電力は1kW以下にする必要があるため、最
大消費電力を1kW以下に抑える必要がある。また、吸
込仕事率がピークとなる風量より大きい風量の場合に
は、図13に示すように消費電力が増大してしまうた
め、吸込仕事率がピークとなる点で消費電力を定格消費
電力に設定すると、吸込仕事率がピークとなる風量より
増加した場合には消費電力が定格消費電力を越えてしま
い、一方、吸込仕事率がピークとなる風量より減少した
場合には消費電力が定格消費電力より低下してしまう。
【0005】そこで、近年では、吸込仕事率がピーク、
すなわち最大となる風量で、消費電力が最大となるよう
に電力制御し、吸込仕事率を最大限にする電気掃除機の
制御が提案され、それが主流となってきている。
【0006】この種の電気掃除機の電動送風機2の制御
を図11により説明する。図11において、5は電動送
風機2に供給される電流を検出する電流検出手段であ
る。11は電流検出手段5の検出結果と使用者が設定す
る手許操作部6の設定値に応じて電動送風機2の位相制
御量を設定する位相制御手段で、マイクロコンピュータ
で構成される。12はこの制御結果に基づいて電動送風
機2を駆動する駆動手段であり、電動送風機2、電流検
出手段5、および駆動手段12は交流電源10間に直列
に接続されている。
【0007】以上の構成において図12を参照しながら
動作を説明する。図12(c)に示すように、風量Q
0、Q1、Q2、Q3に対し、消費電力をW0、W1、
W2、W3となるように位相制御量をt0(全導通)、
t1、t2、t3と定める。なお、消費電力W0の場合
に吸込仕事率が最大となるように設定している。次に、
風量に対し、電流検出手段5の出力を表したものが図1
2(a)であり、電流検出手段5の出力と位相制御量を
表したものが図12(b)である。
【0008】現状A点(風量Q3、位相制御量t3、電
流検出手段5の出力V3)の時、吸込具8が紙などでふ
さがれた場合、風量が低下すると消費電力は図12
(c)のB点に低下し、電流検出手段5の出力は図12
(a)のB点(VB)に低下し、位相制御量は図12
(b)よりtBに設定され、t3>TBのため消費電力
を増大するようになる。消費電力が増大すると電流検出
手段5の出力が上昇し、位相制御量を遅らせ消費電力を
減少させる。最終的には風路負荷抵抗によるC点(風量
Q2、位相制御量t2、電流検出手段5の出力V2)に
て安定する。このように吸込具8が紙などでふさがれた
場合や集塵室9にゴミがたまってくると風量が変化し、
図12(a)〜図12(c)の太い実線で示す動作を行
い、風量の低下により消費電力は最大まで制御できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成で
は、吸込具8が紙などでふさがれた場合や密閉度の高い
じゅうたんなどの床面で操作された場合には、一旦消費
電力が低下しても、電動送風機2への位相制御量を可変
して、消費電力を増大させてしまうので、吸込力が増大
して操作性が重くなるという課題があった。
【0010】反面、集塵室9にゴミが満杯状態となった
場合に、十分な吸引力を発生させるために消費電力を増
大させる必要があり、単に消費電力を低く抑えるという
制御だけでは、ゴミが満杯の際の吸引性能を低下させて
しまうという課題を有していた。
【0011】本発明は、上記課題を解決するものであっ
て、強力な吸いつきによる操作性の不具合をなくし、使
い勝手の向上を図るとともに、集塵室内のゴミ量が増加
しても吸引性能の低下を抑制する電気掃除機を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、吸引のための電動送風機と、この電動送風
機の電流を検知する電流検出手段と、前記電流検出手段
の出力により電動送風機の入力を制御する位相制御手段
とを備え、電流検出手段の出力と制御位相を対応させ、
位相制御量に制限を設けて電動送風機を制御するように
したことを課題解決手段とし、制御位相の変化幅を制限
し、通常使用状態で容易に最大消費電力になるのを防
ぎ、強力な吸いつきによる操作性の劣化をなくし、吸い
込み性能を安定化させ、使い勝手の向上を図る効果を有
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
吸引のための電動送風機と、この電動送風機の電流を検
知する電流検出手段と前記電流検出手段の出力により電
動送風機の消費電力を制御する位相制御手段とを備え、
電流検出手段の出力と制御位相を対応させ、制御位相に
制限を設けて電動送風機を制御するようにしたことを課
題解決手段とし、制御位相の変化幅を制限し、通常使用
状態で容易に最大消費電力になるのを防ぎ、強力な吸い
つきによる操作性の劣化をなくし、吸い込み性能を安定
化させ、使い勝手の向上を図る効果を有する。
【0014】本発明の請求項2記載の発明は、吸引のた
めの電動送風機と、この電動送風機の電流を検知する電
流検出手段と、前記電流検出手段の出力により電動送風
機の消費電力を制御する位相制御手段とを備え、電流検
出手段の出力と制御位相を対応させた特性を複数種設け
て電動送風機を制御するようにしたことを課題解決手段
とし、動作モードにより消費電力の変化範囲を変え、動
作モードに適した吸い込み性能を得、安定した吸い込み
力を持続させ、使い勝手の向上を図る効果を有する。
【0015】本発明の請求項3記載の発明は、吸引のた
めの電動送風機と、この電動送風機の電流を検知する電
流検出手段と、前記電流検出手段の出力により電動送風
機の消費電力を制御する位相制御手段とを備え、電動送
風機の入力バラツキが既知のもとに最小の入力の電動送
風機に応じて電流検出手段の出力と制御位相を対応さ
せ、電動送風機のバラツキに応じて制御位相を補正して
電動送風機を制御するようにしたことを課題解決手段と
し、風量と消費電力のばらつきをなくし、吸い込み性能
の安定した電気掃除機の供給ができる効果を有する。
【0016】本発明の請求項4記載の発明は、吸引のた
めの電動送風機と、この電動送風機の固定子巻線の一部
にダイオードブリッジを接続し、前記ダイオードブリッ
ジの出力にダイオードを介し抵抗とコンデンサからなる
積分回路を有し、電流を検知すると共に前記ダイオード
ブリッジの出力にはもう一つダイオードを介し、コンデ
ンサにて微分した後、抵抗とコンデンサから成る積分回
路とを有し、回転数を検知し、この2つの出力にて電動
送風機を制御するようにしたことを課題解決手段とし、
風量に対する制御位相の精度を向上させ、安定した吸い
込み力を持続させる効果を有する。
【0017】本発明の請求項5記載の発明は、吸引のた
めの電動送風機と、この電動送風機と発電機を機構的に
直結し、発電機の出力により電動送風機の位相制御量を
設定するようにしたことを課題解決手段とし、電動送風
機の電流にノイズ等が有っても電気的に絶縁された発電
機の出力で電動送風機の電流が代用で検出され、ノイズ
が多い電動送風機でも制御の精度が低下することなく、
安定した吸い込み力を持続させる効果を有する。
【0018】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて図1を用いて説明する。なお、従来例と同一部分
については同一符号を付して説明を省略する。
【0019】電動送風機2、電流検出手段5、及び駆動
手段12は交流電源10間に直列に接続されている。5
は前記電動送風機2に供給される電流を検出する電流検
出手段である。11は前記電流検出手段5の検出結果と
この手元操作部6の設定値に応じて電動送風機2の位相
制御量を設定する位相制御手段、30は位相制御手段の
出力の平均を演算する演算手段、31は演算手段30に
より位相制御範囲を決定する位相制御範囲決定手段、1
2はこの位相制御範囲決定手段31の結果に基づいて電
動送風機2を駆動する駆動手段である。
【0020】図2(b)に示す電流検出手段5の出力に
対して位相制御範囲決定手段31が設定する位相制御量
の動作範囲をA・B・Cの3つの範囲に制限する。動作
範囲Aでの電流検出手段の出力に対し、取りうる位相制
御量はta1、ta2、…tanとし、同様に動作範囲
Bでの電流検出手段の出力に対し、取りうる位相制御量
はtb1、tb2、…tbn、また動作範囲Cでの電流
検出手段の出力に対し、取りうる位相制御量はtc1、
tc2、…tcnとする。ここでtcnはフル導通を意
味する。
【0021】例えば、図2の(b)に示すAの状態(掃
除機に取り付けられた未使用の集塵袋に次第にごみが堆
積していく状態)で通常の掃除を行っているときには、
集塵袋のごみの増加に伴い風量が低下し、図2(a)に
示すように電流検出手段5の出力が低下すると制御位相
量がta1→ta2・・となり、同時に図2(c)に示
すように消費電力は増加していく。なお、風量が低下す
ると消費電力が増大するように、電流検出手段5の出力
に対しての位相制御量を定めるものとする。このとき、
吸い込み具8が紙などで塞がれると風量が一気に低下す
るが、図2(b)に示されるように位相制御量はtan
で制限されるため、図2(c)に示すように消費電力は
a3点をピークに降下し破線Aの線をたどる。図3に
て、動作範囲Aの状態で、位相制御手段11の出力の平
均を演算する演算手段30により、平均化された位相制
御量を求め、平均化された位相制御量がしきい値A1,
A2により比較し、新たな位相制御量の動作範囲A・B
・Cを位相制御範囲決定手段31にて決定する。
【0022】同様のことが図2(b)に示すBの状態
(集塵袋にある程度のごみがすでに堆積し、さらにごみ
が増加していく状態)、およびCの状態(集塵袋にごみ
がすでに堆積し、それが満杯になっていく状態)でも行
われる。特にCの状態では、集塵袋のごみの増加に伴い
風量が低下し、図2(a)に示すように電流検出手段5
の出力が低下すると制御位相量がtc1→tc2・・と
なり、最終的にtcn(フル導通)になり、消費電力は
最大まで制御できる。図2(c)に示すように消費電力
はc3点を最大消費電力点とするが、電流検出手段5の
出力に対しての位相制御量をtc1、tc2、の値を適
切に設定すればc3点近辺を最大消費電力としてフラッ
トな制御が出来る。
【0023】動作範囲B、Cの状態でもその状態での位
相制御手段11の出力の平均を演算する演算手段30に
より、平均化された位相制御量を求め、平均化された位
相制御量がしきい値B1、B2、およびC1、C2によ
り比較し、新たな位相制御範囲を位相制御範囲決定手段
31にて決定する。動作範囲B、Cでの位相制御範囲の
決定の図は省略する。
【0024】このように制御位相に制限を設けて、電動
送風機2を制御することで、吸い込み力を持続させる効
果を有するとともに、急激な風量の低下ではある程度の
消費電力の上昇にとどめ、異常な吸い付きを防止でき、
吸い込み性能を安定化させることができる。
【0025】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について図4を参照しながら説明する。なお、第1の実
施例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略す
る。
【0026】電動送風機2、電流検出手段5、及び駆動
手段12は交流電源10間に直列に接続されている。5
は前記電動送風機2に供給される電流を検出する電流検
出手段である。11は前記電流検出手段5の検出結果と
この手元操作部6の設定値に応じて電動送風機2の位相
制御量を設定する位相制御手段、32は手元操作部6よ
り位相制御量の特性を決定する位相制御特性決定手段、
12はこの位相制御特性決定手段32の結果に基づいて
電動送風機2を駆動する駆動手段である。
【0027】図5(b)に示す電流検出手段5の出力に
対して位相制御手段11が設定する位相制御量の特性を
例えばA・B・Cの3つの対応を設定する。集塵袋のご
みの増加に伴い風量が低下し、図5(a)に示すように
電流検出手段5の出力が低下すると同時に図5(c)に
示すように消費電力は増加していく。特性Cは特性Aに
対し、消費電力が低めとなる。特性を手元操作部6にて
選択すると、最大消費電力に違いを設け、電動送風機2
を制御することで、集塵室にゴミがたまってくると吸い
込み力を高めるように電動送風機を制御し、吸い込み力
を持続させる効果を有する。
【0028】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について図6、7を参照しながら説明する。なお、第1
の実施例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省
略する。
【0029】図6(b)に示す電流検出手段5の出力に
対して位相制御手段11が設定する位相制御量の特性を
Cに設定する。集塵袋のごみの増加に伴い風量が低下
し、図6(a)に示すように電流検出手段5の出力が低
下すると同時に図6(c)に示すように消費電力は増加
していく。しかし電動送風機2単体の入力のバラツキに
より電動送風機2の消費電力特性は図6(c)のから
のようになる。電動送風機2単体の入力が大きいもの
は図6(c)、電動送風機2単体の入力が小さいもの
は図6(c)の消費電力特性を示す。
【0030】そこで図7に示すように電動送風機2単体
の入力バラツキに応じて例えば可変抵抗13等により設
定し、電圧検出手段14で検出する。例えば電動送風機
2単体の入力が大きいものは可変抵抗13が示す電圧を
大きくし、逆に電動送風機2単体の入力が小さいものは
可変抵抗13が示す電圧を小さくする。ここで、電動送
風機2単体の入力が大きい場合、電流検出手段5の出力
に対して位相制御手段11が設定する位相制御量の特性
をAに設定すると特性Cに対し、同一の電流検出手段5
の出力に対し位相制御量が変わり入力を増加する。風量
と消費電力の特性からみると図6(c)ののものが同
一風量に対し、消費電力が増加してのようになる。
【0031】このように電動送風機のバラツキがあって
も電流検出手段5の出力に対して位相制御手段11が設
定する位相制御量の特性を補正することで、風量に対す
る消費電力のバラツキがなくなり電気掃除機としてのバ
ラツキがなくなり、安定した吸い込み力を持続させる効
果を有する。
【0032】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について図8を参照しながら説明する。なお、第1の実
施例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略す
る。
【0033】図8において、電動送風機2の固定子巻線
15の一部にダイオードブリッジ16を並列に接続し、
前記ダイオードブリッジ16の出力にダイオード17を
介し抵抗19とコンデンサ20からなる積分回路を有す
ると共に前記ダイオードブリッジ16の出力にはもう一
つダイオード18、コンデンサ21を介し抵抗22とコ
ンデンサ23からなる積分回路とを有する。
【0034】以上の構成において動作を説明する。
【0035】コンデンサ20の電位は電動送風機2の固
定子巻線15に流れる電流に比例するため、同コンデン
サ20の電位で電動送風機の電流が判別でき、さらにコ
ンデンサ20の電位は電動送風機2の固定子巻線15の
電流が整流ブラシ(図示せず)との接触による変動分が
コンデンサ21にて微分されかつ抵抗22とコンデンサ
23とで積分されるため電動送風機の回転数がわかる。
電動送風機の電流と回転数の情報から風量がわかるた
め、風量に対する制御位相の精度を向上させ、安定した
吸い込み力を持続させる効果を有する。
【0036】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
について図9、10を参照しながら説明する。なお、第
1の実施例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を
省略する。
【0037】図9において、電動送風機2と発電機24
を直結し、図10(b)に示す発電機24の出力に対し
て位相制御手段11が設定する位相制御量の特性を設定
する。集塵袋のごみの増加に伴い風量が低下し、真空度
が上昇すると、電動送風機2は回転数が増加し、電動送
風機2と直結されている発電機24の出力は増加する。
よって図10(c)に示すように消費電力は増加してい
く。電動送風機の電流にノイズ等が有っても電気的に絶
縁された発電機の出力で電動送風機の電流が代用で検出
され、ノイズが多い電動送風機でも制御の精度が低下す
ることなく、安定した吸い込み力を持続させる効果を有
する。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によると、
制御位相の変化幅を制限することで、通常使用状態で容
易に最大入力になるのを防ぎ、強力な吸いつきによる操
作性の劣化をなくし、使い勝手の向上を図る効果を有す
る。
【0039】本発明の請求項2記載の発明によると、動
作モードにより制御位相の変化範囲を変え、動作モード
に適した吸い込み性能を得、安定した吸い込み力を持続
させ、使い勝手の向上を図る効果を有する。
【0040】本発明の請求項3記載の発明によると、風
量と消費電力のばらつきをなくし、吸い込み性能の安定
した電気掃除機の供給ができる効果を有する。
【0041】本発明の請求項4記載の発明によると、風
量に対する制御位相の精度を向上させ、安定した吸い込
み力を持続させる効果を有する。
【0042】本発明の請求項5記載の発明によると、電
動送風機の電流にノイズ等が有っても電気的に絶縁され
た発電機の出力で電動送風機の電流が代用で検出され、
ノイズが多い電動送風機でも制御の精度が低下すること
なく安定した吸い込み力を持続させる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電気掃除機のブ
ロック図
【図2】(a)同電気掃除機の電流検出手段の出力V−
風量Q特性図 (b)同電気掃除機の位相制御量S−電流検出手段の出
力V特性図 (c)同電気掃除機の消費電力W−風量Q特性図
【図3】同電気掃除機のフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例における電気掃除機のブ
ロック図
【図5】(a)同電気掃除機の電流検出手段の出力V−
風量Q特性図 (b)同電気掃除機の位相制御量S−電流検出手段の出
力V特性図 (c)同電気掃除機の消費電力W−風量Q特性図
【図6】(a)本発明の第3の実施例における電気掃除
機の電流検出手段の出力V−風量Q特性図 (b)同電気掃除機の位相制御量S−電流検出手段の出
力V特性図 (c)同電気掃除機の消費電力W−風量Q特性図
【図7】同電気掃除機の回路図
【図8】本発明の第4の実施例における電気掃除機の回
路図
【図9】本発明の第5の実施例における電気掃除機の回
路図
【図10】(a)同電気掃除機の発電機の出力−風量特
性図 (b)同電気掃除機の位相制御量−発電機の出力特性図 (c)同電気掃除機の消費電力−風量特性図
【図11】従来の電気掃除機の回路図
【図12】(a)同電気掃除機の電流検出手段の出力V
−風量Q特性図 (b)同電気掃除機の位相制御量S−電流検出手段の出
力V特性図 (c)同電気掃除機の消費電力W−風量Q特性図
【図13】同電気掃除機の風量と、真空度、消費電力、
および吸込仕事率との関係を示す特性図
【図14】同電気掃除機の全体斜視図
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 2 電動送風機 5 電流検出手段 6 手元操作部 11 位相制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 裕夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B006 FA01 FA02 3B057 DA02 DA06 DE05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引のための電動送風機と、この電動送
    風機の電流を検知する電流検出手段と、前記電流検出手
    段の出力により電動送風機の入力を制御する位相制御手
    段とを備え、電流検出手段の出力と制御位相を対応さ
    せ、制御位相に制限を設けてなる電気掃除機。
  2. 【請求項2】 吸引のための電動送風機と、この電動送
    風機の電流を検知する電流検出手段と、前記電流検出手
    段の出力により電動送風機の入力を制御する位相制御手
    段とを備え、電流検出手段の出力と制御位相を対応させ
    た特性を複数種設けてなる電気掃除機。
  3. 【請求項3】 吸引のための電動送風機と、この電動送
    風機の電流を検知する電流検出手段と、前記電流検出手
    段の出力により電動送風機の入力を制御する位相制御手
    段とを備え、最小の入力の電動送風機に応じて電流検出
    手段の出力と制御位相を対応させ、電動送風機のバラツ
    キに応じて制御位相を補正してなる電気掃除機。
  4. 【請求項4】 吸引のための電動送風機と、この電動送
    風機の固定子巻線の一部にダイオードブリッジを接続
    し、前記ダイオードブリッジの出力にダイオードを介し
    抵抗とコンデンサからなる積分回路を有すると共に前記
    ダイオードブリッジの出力にはもう一つダイオード、コ
    ンデンサを介し抵抗とコンデンサから成る積分回路とを
    有し、この2つの出力にて電動送風機を制御してなる電
    気掃除機。
  5. 【請求項5】 吸引のための電動送風機と、この電動送
    風機と発電機を直結し、前記発電機の出力により電動送
    風機の位相制御量を設定してなる電気掃除機。
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