JP2000324958A - マルチフィルム処理装置 - Google Patents
マルチフィルム処理装置Info
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Abstract
るようにする。 【解決手段】 .歩行型トラクタ11の作業部14
に、トンネルマルチフィルム6を除去する際に該トンネ
ルマルチフィルム6の下端部から外側に張り出して土が
被せられている押さえフィルム7を、基端部から切断す
ると共に、切断されたフィルム7を、その上に被せられ
た土9と共に反転させるフィムル切断・反転刃17を設
け、このフィムル切断・反転刃17の近傍に、フィムル
切断・反転刃17の作動と機体の走行を安定させるガイ
ド輪15を設けた。.フィムル切断・反転刃17を、
ディスク刃とした。.フィムル切断・反転刃17を、
作業部14の片側あるいは両側に装着した。
Description
ィルムを除去する際に、その下端部から外側に張り出し
て土が被せられている押さえフィルムを、基端側から切
断すると共に、切断されたフィルムを被せられた土と共
に反転させるマルチフィルム処理装置に関する。
ネルマルチ(ビニールハウス)1は、幅2が3〜4mの
ものを連続して設置する場合、それぞれの間隔3を1m
程度とっており、その間隔3の中央部分に幅30cm程
度、深さ20cm程度の排水溝4を設けている。トンネ
ルマルチ1は、圃場に立設された多数の支柱5の外側に
ビニールフィルム6を被覆し、このビニールフィルム6
が風によって吹き飛ばされないように、その裾部を押さ
えフィルム7としてトンネルマルチ1の下端部から外側
に30cm前後の長さ8で張り出させ、その上に重石と
しての土9を20cm程度の厚さ10で大量に覆ってい
る。
ルチ1においては、トンネルマルチ1内で栽培された、
例えば人参のような野菜を収穫するときにビニールフィ
ルム6を除去する必要があった。このときは、まず、鍬
のような農具を用いて人力により押さえフィルム7上に
乗せられている土9を排水溝4へ取り除き、次に、トン
ネルマルチ1の端部からビニールフィルム6を巻き取る
ようにして除去しているが、押さえフィルム7上の土9
を取り除く作業は重労働であり、また、多くの時間を要
する、といった問題点があった。本発明は、このような
問題点を解決することを目的になされたものである。
めに本発明は、 A.エンジンを搭載し、このエンジンから動力を受けて
機体を走行させる左右一対の走行車輪と、エンジンから
動力を受けて回転駆動する作業部と、作業部の移動方向
前側に設けられたガイド車輪とを備える歩行型トラクタ
において、上記作業部に、トンネルマルチフィルムを除
去する際に該トンネルマルチフィルムの下端部から外側
に張り出して土が被せられている押さえフィルムを、基
端部から切断すると共に、切断されたフィルムを、その
上に被せられた土と共に反転させるフィムル切断・反転
刃を設け、このフィムル切断・反転刃の近傍に、フィム
ル切断・反転刃の作動と機体の走行を安定させるガイド
輪を設けたことを特徴としている。
ク刃としたことを特徴としている。
の片側あるいは両側に装着したことを特徴としている。
理装置は、以下のような作用を行う。
マルチフィルムを除去する際に該トンネルマルチフィル
ムの下端部から外側に張り出して土が被せられている押
さえフィルムを、基端部から切断すると共に、切断され
たフィルムを、その上に被せられた土と共に反転させる
フィムル切断・反転刃を設け、このフィムル切断・反転
刃の近傍に、フィムル切断・反転刃の作動と機体の走行
を安定させるガイド輪を設けることで、フィムル切断・
反転刃の駆動回転により、押さえフィルムの基端部が切
断され、これと同時に切断されたフィルムは、その上に
被せられた土と共に反転させて地上部に露出し、簡単に
回収できる。また、トンネルマルチフィルムは、押さえ
フィルムの基端部が切断されているので、容易に除去す
ることができる。さらに、ガイド輪により安定したフィ
ムル切断・反転作業が行われる。
としたことで、ディスク刃は特別なものでなく入手が容
易であり、装置を低コストで生産することができる。
側あるいは両側に装着することで、圃場状況に応じて、
フィムル切断・反転刃を作業部の片側に装着したり、両
側に装着たりする選択使用が可能となり、作業性が向上
する。また、ガイド輪はフィムル切断・反転刃の作業を
安定させる。
して具体的に説明する。図1及び図2において、符号1
1は周知の歩行型トラクタであり、機体にエンジン12
を搭載し、このエンジン12から動力を受けて機体を走
行させる左右一対の走行車輪13と、エンジン12から
動力を受けて回転駆動する作業部14と、作業部14の
移動方向前側に設けられたガイド車輪15と、操縦ハン
ドル16とを備えた周知のものである。走行車輪13は
走行回転軸13aが伸縮可能で、走行車輪13,13の
輪距を変えることができる。
回動調節可能で、この出力部に作業回転軸17aを介し
て、トンネルマルチフィルム6を除去する際に該トンネ
ルマルチフィルム6の下端部から外側に張り出して土9
が被せられている押さえフィルム7を基端部から切断す
ると共に、切断されたフィルム7を、その上に被せられ
た土9と共に反転させるフィムル切断・反転刃17を設
けている。このフィムル切断・反転刃17の近傍に、排
水溝4内を転動してフィムル切断・反転刃17の作動と
機体の走行を安定させるガイド輪15を配設している。
スク刃により構成され、図5に示すように、機体の移動
方向(矢印方向)と同じ方向に200〜300rpm程
度で回転駆動しながら押さえフィルム7を基端部から切
断し、切断された押さえフィルム7を、その上に乗せら
れた土9と共に反転させる。また、図3に示すように、
フィムル切断・反転刃17は、移動方向に対して30〜
40度の偏向角度18で偏向している。さらに、ガイド
輪15は、図4に示すように、取り付け部15aが水平
方向に回動調節可能で、排水溝4内を転動する車輪の回
転方向が変えられるようになっている。
施例では作業部14の片側のみに装着しているが、これ
を作業部14の両側に装着して一度に両側の押さえフィ
ルム7を切断、反転処理するようにしてもよいものであ
る。その場合、フィムル切断・反転刃17は、左右両側
のものが移動方向に対して30〜40度の偏向角度18
で偏向していることが望ましく、作業部14に対して作
業回転軸17aが偏向して取り付けられる。
ルチフィルム処理装置の動作について説明する。トンネ
ルマルチ1からビニールフィルム6を除去するときに
は、ガイド輪15及びフィムル切断・反転刃17を装着
した歩行型トラクタ11をトンネルマルチ1,1間に導
入し、フィムル切断・反転刃17を装着した側の走行車
輪13が押さえフィルム7の基端部上を走行するように
位置させ、また、ガイドし輪15は排水溝4内に位置さ
せ、フィムル切断・反転刃17を移動方向に駆動回転さ
せながら、ガイド輪15及び操縦ハンドル16を前にし
て機体を後進走行させる。すると、図6に示すように、
フィムル切断・反転刃17により押さえフィルム7の基
端側が切断され、この切断された押さえフィルム7を、
被せられた土9aと共に排水溝4内に反転させる。
されている上、土9aの上側になっているので、これを
巻き取るなどして容易に取り除くことができる。そし
て、残った押さえフィルム7及び土9bはわずかなの
で、ビニールフィルム6を容易に引っ張り上げることが
でき、ビニールフィルム6全体を容易に除去することが
できる。
ル切断・反転刃17により作業を行うとき、フィムル切
断・反転刃17が機体の片側にのみ装着されているとき
は、フィムル切断・反転刃17の機体一側への片寄りと
30〜40度の偏向角度18を有することにより、操縦
ハンドル16は左右の片方に力がかかってハンドルがと
られることになるが、本発明では、偏向したガイド輪1
5が排水溝4内の一側に沿って転動しているのでフィム
ル切断・反転刃17とのバランスがとれ、操縦ハンドル
16を持った作業者は楽に操縦することができる。ま
た、走行車輪13は走行回転軸13aが伸縮可能で、走
行車輪13,13の輪距を調節して走行位置を適切に調
節することができる。
両側に設けた場合には、操縦ハンドル16に偏った力が
かかることがなくなり、ガイド輪15は排水溝4の中央
部を転動することになり、手放し操縦も可能となる。な
お、ガイド輪15には、機体の走行バランス上、必要に
応じてウエイト19を、その重さを調節して用いること
ができる。
ルム処理装置によれば、以下の効果を奏することができ
る。 .歩行型トラクタの作業部に、トンネルマルチフィル
ムを除去する際に該トンネルマルチフィルムの下端部か
ら外側に張り出して土が被せられている押さえフィルム
を、基端部から切断すると共に、切断されたフィルム
を、その上に被せられた土と共に反転させるフィムル切
断・反転刃を設けたので、トンネルマルチからトンネル
マルチフィルムを除去するときに、フィムル切断・反転
刃の駆動回転により押さえフィルムの基端部を切断し、
これと同時に切断されたフィルムは、その上に被せられ
た土と共に反転させられて地上部に露出し、簡単に回収
すりことができる。そして、押さえフィルムの基端部が
切断されているので、トンネルマルチフィルムを容易に
除去することができる。また、フィムル切断・反転刃の
近傍に、フィムル切断・反転刃の作動と機体の走行を安
定させるガイド輪を設けたので、ガイド輪により安定し
た機体走行及びフィムル切断・反転作業を行うことがで
きる。
としたので、ディスク刃が特別なものでなく、容易に入
手することができ、マルチフィルム処理装置を低コスト
に生産することができる。
側あるいは両側に装着するようにしたので、圃場状況に
応じて、フィムル切断・反転刃を作業部の片側に装着し
たり、両側に装着たりする選択使用が可能となり、作業
性を向上させることができる。また、ガイド輪はフィム
ル切断・反転刃の作業を安定させることができる。
からの斜視図である。
である。
である。
略縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンを搭載し、このエンジンから動
力を受けて機体を走行させる左右一対の走行車輪と、エ
ンジンから動力を受けて回転駆動する作業部と、作業部
の移動方向前側に設けられたガイド車輪とを備える歩行
型トラクタにおいて、 上記作業部に、トンネルマルチフィルムを除去する際に
該トンネルマルチフィルムの下端部から外側に張り出し
て土が被せられている押さえフィルムを、基端部から切
断すると共に、切断されたフィルムを、その上に被せら
れた土と共に反転させるフィムル切断・反転刃を設け、
このフィムル切断・反転刃の近傍に、フィムル切断・反
転刃の作動と機体の走行を安定させるガイド輪を設けた
ことを特徴とするマルチフィルム処理装置。 - 【請求項2】 上記フィムル切断・反転刃を、ディスク
刃としたことを特徴とする請求項1記載のマルチフィル
ム処理装置。 - 【請求項3】 上記フィムル切断・反転刃を、作業部の
片側あるいは両側に装着したことを特徴とする請求項1
又は2記載のマルチフィルム処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14303199A JP3394211B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | マルチフィルム処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14303199A JP3394211B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | マルチフィルム処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000324958A true JP2000324958A (ja) | 2000-11-28 |
JP3394211B2 JP3394211B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=15329309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14303199A Expired - Fee Related JP3394211B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | マルチフィルム処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3394211B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345347A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-03 | Miyamaru Attachment Kenkyusho:Kk | マルチフィルム処理装置 |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP14303199A patent/JP3394211B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002345347A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-03 | Miyamaru Attachment Kenkyusho:Kk | マルチフィルム処理装置 |
Also Published As
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JP3394211B2 (ja) | 2003-04-07 |
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