JP2000324404A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2000324404A
JP2000324404A JP11134157A JP13415799A JP2000324404A JP 2000324404 A JP2000324404 A JP 2000324404A JP 11134157 A JP11134157 A JP 11134157A JP 13415799 A JP13415799 A JP 13415799A JP 2000324404 A JP2000324404 A JP 2000324404A
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慎治 大澤
Yukio Endo
幸雄 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】AD変換器の特性を精度良く測定でき、かつテ
スト時間を短縮できる固体撮像装置を提供すること。 【解決手段】半導体チップ1上に画素セルをアレイ状に
配置してなる画素領域4と、画素領域4の各画素セルを
選択する垂直シフトレジスタ5と、選択された画素セル
の信号が読み出される垂直信号線18-1〜18-nと、垂
直信号線18-1〜18-nに読み出された信号をAD変換
するAD変換器7とを具備する。そして、AD変換器7
をテストするためのテスト信号VTESTを、垂直信号線1
8-1〜18-nを通してAD変換器7に入力するテスト信
号入力回路22を具備することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、AD変換器をオ
ンチップ化した固体撮像装置に係わり、特にAD変換器
をテストするためのテスト機能を備えた固体撮像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の固体撮像装置の構成を示
す構成図である。
【0003】図8に示すように、従来の固体撮像装置
は、タイミング発生回路2、負荷トランジスタ群3、画
素領域4、垂直シフトレジスタ5、基準電圧発生器(V
REF)6、AD変換器(ADC)7、バッファ(BU
F)8、水平シフトレジスタ9、およびコントロール回
路(CONT)10から構成される。これらの回路はそ
れぞれ半導体チップ1上に形成されている。
【0004】タイミング発生回路2は、固体撮像装置を
駆動するためのタイミングパルスを発生する。画素領域
4は、光を信号電荷に変換する画素セル13を含み、撮
像部として機能する。負荷トランジスタ群3は、信号電
荷をアナログ信号として検出するための検出用アンプ回
路の一部を構成する。垂直シフトレジスタ5は、画素セ
ル13を水平1ライン毎に順次選択する選択手段として
機能する。基準電圧発生器6は、AD変換に用いられる
基準電圧VREFを発生する。基準電圧発生器6は、コン
トロール回路10により制御される。AD変換器7はコ
ラム型のAD変換器である。コラム型のAD変換器は、
たとえば特開平09−247494号「信号導出回路及
び撮像装置」に開示されている。水平シフトレジスタ9
は、AD変換されたデジタル信号を、垂直信号線(18
-1〜18-n)1ライン毎に順次選択し、バッファ8に転
送する。バッファ8は、転送されたデジタル信号を低イ
ンピーダンスで、半導体チップ1の外部に出力する。
【0005】図9は、従来の固体撮像装置を、より詳細
に示す構成図である。
【0006】図9に示すように、画素セル13は、リー
ドトランジスタ14、ドライバトランジスタ15、アド
レストランジスタ16、リセットトランジスタ17、お
よびフォトダイオード20から構成されている。フォト
ダイオード20は、入射された光を光電変換して信号電
荷として蓄積する。アドレストランジスタ16は、垂直
シフトレジスタ5からの選択信号に応答して画素セル1
3を活性状態とする。リセットトランジスタ17は、垂
直シフトレジスタ5からのリセット信号に応答して検出
ノード19をリセットする。リードトランジスタ14
は、検出ノード19がリセットされた後、垂直シフトレ
ジスタ5からのリード信号に応答してフォトダイオード
20に蓄積された信号電荷が検出ノード19に読み出さ
れる。検出ノード19の電圧は、読み出された信号電荷
の量に応じて変化する。この電圧変化は、ソースフォロ
ワのドライバトランジスタ15を介して、各垂直信号線
18-1〜18-nそれぞれにアナログ信号として出力され
る。各垂直信号線18-1〜18-nには、ソースフォロワ
の負荷トランジスタ3-1〜3-nがそれぞれ接続されてい
る。負荷トランジスタ3-1〜3-nそれぞれのゲートには
DC電圧が印加されている。DC電圧は電源11から供
給される。各垂直信号線18-1〜18-nに出力されたア
ナログ信号はAD変換器7に入力される。この後、アド
レストランジスタ16を“オフ”することで、各垂直信
号線18-1〜18-nを画素領域4から切り離し、画素セ
ル13を非選択状態とする。AD変換器7は水平1ライ
ン分のアナログ信号を、水平1ライン分のデジタル信号
にAD変換し、蓄積する。このような一連の動作が終わ
った後、水平シフトレジスタ9から、各垂直信号線18
-1〜18-n毎に順次選択信号を出力させていく。これに
より、AD変換器7に蓄積された水平1ライン分のデジ
タル信号は、垂直信号線18-1〜18-nの1ライン毎に
順次バッファ8に読み出され、出力されていく。
【0007】上記AD変換器7をオンチップ化した固体
撮像装置では、そのAD変換器7の特性をテストするの
に、光を画素領域4に入射して信号電荷を発生させる。
このように光電変換して得たアナログ信号をAD変換器
7に入力し、AD変換する。そして、AD変換されたデ
ジタル信号を評価することで、AD変換器7の特性を測
定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記テスト方
法では、アナログ信号を光電変換して得るため、その電
圧値を精度良く知ることができない。このため、AD変
換されたデジタル信号の値が正しいか否かを精度良く判
定することが難しい。即ち、AD変換器7の特性を精度
良く測定することが困難である。
【0009】また、入力されるアナログ信号の最小値か
ら最大値までの間、AD変換器7の変換精度が問題ない
か否かを確認するためには、入射させる光の強度を変化
させなければならない。しかし、このような方法では、
変化させた光が安定するまで、待ち時間が発生し、テス
ト時間が長くなってしまう。
【0010】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、AD変換器の特性を精度良く測定で
き、かつテスト時間を短縮できる固体撮像装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、半導体基板上に光電変換素子を含む
複数の画素セルをアレイ状に配置してなる画素領域と、
前記画素領域手段の各画素セルを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された画素セルの信号が読み出
される複数の垂直信号線と、前記垂直信号線に読み出さ
れた信号をAD変換するAD変換手段と、前記AD変換
手段をテストするためのテスト信号を、前記画素領域外
から前記垂直信号線を通して前記AD変換手段に入力す
るテスト手段とを具備することを特徴としている。
【0012】上記構成を有する固体撮像装置によれば、
AD変換手段をテストするためのテスト信号を、画素領
域外から垂直信号線を通してAD変換手段に入力する。
即ち、画素領域に光を入射しなくてもテスト信号を垂直
信号線に入力でき、画素領域に光を入射せずにAD変換
手段をテストすることができる。これにより、光電変換
して得た信号をテスト信号に用いずに済み、垂直信号線
に入力されたテスト信号の電圧値と、このテスト信号を
AD変換して得たデジタル信号の値とを精度良く対応づ
けることができる。よって、画素領域に光を入射する場
合に比べて、AD変換手段の特性を精度良く測定するこ
とが可能となる。
【0013】また、入力される信号の最小値から最大値
までの間、AD変換器の変換精度が問題ないか否かを確
認する場合、テスト信号の電圧を変化させれば良い。よ
って、光の強度を変化させる場合に比べて、たとえば光
が安定するまでの待ち時間を省略できる分、テスト時間
を短くすることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0015】[第1の実施形態]図1は、この発明の第
1の実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す構成図で
ある。
【0016】図1に示すように、第1の実施形態に係る
固体撮像装置は、タイミング発生回路2、負荷トランジ
スタ群3、画素領域4、垂直シフトレジスタ5、基準電
圧発生器(VREF)6、AD変換器(ADC)7、バッ
ファ(BUF)8、水平シフトレジスタ9、コントロール
回路(CONT)10、およびテスト信号入力回路22か
ら構成される。これらの回路はそれぞれ半導体チップ1
上に形成されている。
【0017】タイミング発生回路2は、固体撮像装置を
駆動するためのタイミングパルスを発生する。画素領域
4は、光を信号電荷に光電変換する画素セル13を含
み、撮像部として機能する。画素セル13は、画素領域
4にアレイ状に配置されている。負荷トランジスタ群3
は、信号電荷をアナログ信号として検出するための検出
用アンプ回路の一部を構成する。垂直シフトレジスタ5
は、画素セル13を、水平1ライン毎に順次選択する選
択手段として機能する。基準電圧発生器6は、AD変換
の基準となる基準電圧VREFを発生し、コントロール回
路10により制御される。AD変換器7は、画素セル1
3から出力されたアナログ信号を垂直信号線(18-1〜
18-n)1ライン毎に、基準電圧VREFと比較してデジ
タル信号にAD変換する。AD変換器7の一例はコラム
型のAD変換器である。コラム型のAD変換器として
は、たとえば特開平09−247494号に開示された
ものを使用することができる。AD変換器7は、1水平
期間中、AD変換したデジタル信号を蓄積する。水平シ
フトレジスタ9は、AD変換されたデジタル信号を垂直
信号線(18-1〜18-n)1ライン毎に順次選択し、バ
ッファ8に転送する。バッファ8は、転送されたデジタ
ル信号を低インピーダンスで、たとえば半導体チップ1
の外部に出力する。
【0018】テスト信号入力回路22は、AD変換器7
をテストするためのテスト信号VTESTを、垂直信号線1
8-1〜18-nに入力する。これにより、テスト信号VTE
STは、垂直信号線18-1〜18-nを通してAD変換器7
に入力される。第1の実施形態においては、テスト信号
入力回路22はコントロール回路10により制御され
る。このため、第1の実施形態に係る固体撮像装置のコ
ントロール回路10には、基準電圧発生器6を制御する
機能の他、少なくともテスト期間中、負荷トランジスタ
群3を“オフ”させて垂直信号線18-1〜18-nを高イ
ンピーダンスとする機能、およびテスト信号入力回路2
2を制御する機能がそれぞれ付加されている。たとえば
第1の実施形態では、コントロール回路10はコントロ
ールパルスPHIZを出力し、負荷トランジスタ群3を
“オフ”させるとともに、コントロールパルスPTEST1
を出力し、テスト信号入力回路22を制御し、テスト信
号VTESTを垂直信号線18-1〜18-nに入力する。
【0019】図2は、この発明の第1の実施形態に係る
固体撮像装置の一回路例を示す回路図である。
【0020】図2に示すように、画素セル13は、リー
ドトランジスタ14、ドライバトランジスタ15、アド
レストランジスタ16、リセットトランジスタ17、お
よびフォトダイオード20から構成されている。フォト
ダイオード20は、入射された光を光電変換して信号電
荷として蓄積する。アドレストランジスタ16は、垂直
シフトレジスタ5からの選択信号に応答して画素セル1
3を活性状態とする。リセットトランジスタ17は、垂
直シフトレジスタ5からのリセット信号に応答して検出
ノード19をリセットする。リードトランジスタ14
は、検出ノード19がリセットされた後、垂直シフトレ
ジスタ5からのリード信号に応答してフォトダイオード
20に蓄積された信号電荷が検出ノード19に読み出さ
れる。検出ノード19の電圧は、読み出された信号電荷
の量に応じて変化する。この電圧変化は、ソースフォロ
ワのドライバトランジスタ15を介して、各垂直信号線
18-1〜18-nそれぞれにアナログ信号として出力され
る。各垂直信号線18-1〜18-nには、ソースフォロワ
の負荷トランジスタ3-1〜3-nがそれぞれ接続されてい
る。負荷トランジスタ3-1〜3-nそれぞれのゲートに
は、コントロールパルスPHIZが印加される。各垂直信
号線18-1〜18-nに出力されたアナログ信号はAD変
換器7に入力される。この後、アドレストランジスタ1
6を“オフ”することで、各垂直信号線18-1〜18-n
を画素領域4から切り離し、画素セル13を非選択状態
とする。AD変換器7は水平1ライン分のアナログ信号
を、水平1ライン分のデジタル信号にAD変換し、蓄積
する。このような一連の動作が終わった後、水平シフト
レジスタ9から、各垂直信号線18-1〜18-n毎に順次
選択信号を出力させていく。これにより、AD変換器7
に蓄積された水平1ライン分のデジタル信号は、垂直信
号線18-1〜18-nの1ライン毎に順次バッファ8に読
み出され、出力されていく。
【0021】AD変換器7をテストする場合、コントロ
ール回路10からのコントロールパルスPHIZにより負
荷トランジスタ3-1〜3-nをそれぞれ“オフ”させる。
なお、リードトランジスタ14、アドレストランジスタ
16はそれぞれ“オフ”されており、垂直信号線18-1
〜18-nはそれぞれ、高インピーダンスとなる。また、
この一回路例においては、半導体チップ1内にテスト信
号発生回路12を備えている。テスト信号発生回路12
は、コントロール回路10からの制御信号に基づき、テ
スト信号VTESTを出力する。テスト信号VTESTは、入力
用トランジスタ22-1〜22-nに入力される。入力用ト
ランジスタ22-1〜22-nはそれぞれ、コントロール回
路10からのコントロールパルスPTEST1により制御さ
れ、テスト信号VTESTを垂直信号線18-1〜18-nに入
力するとき、“オン”される。これにより、テスト信号
VTESTは、垂直信号線18-1〜18-nを通してAD変換
器7に入力される。AD変換器7は、入力されたテスト
信号VTESTを基準電圧VREFと比較し、デジタル信号に
AD変換する。この後、変換されたデジタル信号をバッ
ファ8を介して、たとえば半導体チップ1の外部に出力
し、出力されたデジタル信号を評価することで、AD変
換器7の特性を測定する。このようにして、AD変換器
7をテストする。
【0022】上記第1の実施形態に係る固体撮像装置で
あると、テスト信号VTESTを、垂直信号線18-1〜18
-nに入力するテスト信号入力回路22を有する。これに
より、画素領域4に光を当てなくても、テスト信号VTE
STを垂直信号線18-1〜18-nに印加でき、AD変換器
7をテストすることができる。
【0023】さらに上記テスト信号VTESTの電圧値は、
回路により電気的に設定できる。このため、テスト信号
VTESTの電圧値の設定精度は、テスト信号を光電変換し
て得る場合に比べて、より向上する。よって、AD変換
器7の特性を、より高い精度で測定することができる。
【0024】また、AD変換器7の変換精度が、入力さ
れる信号の最小値から最大値までの間、問題ないか否か
を確認する場合には、テスト信号VTESTの電圧値を変化
させれば良い。よって、画素領域4に光を当てる場合に
比べて、たとえば光が安定するまでの待ち時間が無い
分、AD変換器7の変換精度を、より短い時間で確認す
ることができる。
【0025】なお、第1の実施形態において、入力用ト
ランジスタ22-1〜22-nを“オン”させるタイミング
の一例は、AD変換器7の信号取り込みタイミングに同
期させることである。このためには、たとえば入力用ト
ランジスタ22-1〜22-nを、画素セル13からアナロ
グ信号を垂直信号線18-1〜18-nに読み出す期間(水
平ブランキング期間)に、リードトランジスタ14を
“オン”させるタイミングと同様なタイミングで“オ
ン”させれば良い。
【0026】あるいはAD変換器7をテストしている
間、入力用トランジスタ22-1〜22-nを“オン”させ
ておき、テスト信号発生回路12からテスト信号VTEST
を出力するタイミングを、AD変換器7の信号取り込み
タイミングに同期させるようにしても良い。この場合に
は、テスト信号VTESTを、リードトランジスタ14を
“オン”させるタイミングと同様なタイミングで、テス
ト信号発生回路12から出力させれば良い。
【0027】[第2の実施形態]第1の実施形態では、
テスト信号VTESTを半導体チップ1内のテスト信号発生
回路12から出力して、垂直信号線18-1〜18-nに入
力するようにしたが、テスト信号VTESTは、半導体チッ
プ1の外部から、垂直信号線18-1〜18-nに入力する
ようにしても良い。このような装置の一例を、以下、第
2の実施形態として説明する。
【0028】図3は、この発明の第2の実施形態に係る
固体撮像装置の一回路例を示す回路図である。なお、図
3は、第2の実施形態に係る装置の主要部のみを示して
いる。
【0029】図3に示すように、半導体チップ1にはテ
スト信号VTESTを受けるテストパッド25が設けられて
いる。テスト信号VTESTはICテスタ26から出力され
てテストパッド25に入力される。入力されたテスト信
号VTESTはスイッチ24を介して半導体チップ1に取り
込まれる。スイッチ24の一例はトランジスタである。
スイッチ24は、コントロール回路10からのコントロ
ールパルスPTEST2により制御され、テスト信号VTEST
を入力用トランジスタ22-1〜22-nに入力するとき
“オン”される。これにより、スイッチ24が“オン”
することによって、テスト信号VTESTは入力用トランジ
スタ22-1〜22-nに入力される。この後、第1の実施
形態と同様に、AD変換器7をテストする。
【0030】このような第2の実施形態に係る装置にお
いても、第1の実施形態に係る装置と、同様の効果を得
ることができる。
【0031】なお、コントロールパルスPTEST2は、コ
ントロールパルスPTEST1と同じパルスであっても良
く、また、AD変換器7の信号取り込みタイミングに同
期してスイッチ24を“オン”させるようなパルスであ
っても良い。
【0032】[第3の実施形態]図4は、この発明の第
3の実施形態に係る固体撮像装置の一回路例を示す回路
図である。
【0033】図4に示すように、第3の実施形態に係る
装置は、互いに直列に接続された抵抗23-1〜23-n+1
からなる抵抗列23を、さらに具備する。抵抗列23の
一端にはテスト信号VTESTが入力され、その他端は接地
されている。図4に示す一回路例では、テスト信号VTE
STは、スイッチ24を介して抵抗列23の一端に供給さ
れる。垂直信号線18-1〜18-nはそれぞれ、抵抗23
-1〜23-n+1どうしの相互接続点に順次接続されてい
る。
【0034】第3の実施形態において、AD変換器7を
テストする場合、たとえばコントロールパルスPHIZに
より負荷トランジスタ3-1〜3-nをそれぞれ“オフ”さ
せる一方、コントロールパルスPTEST1により入力用ト
ランジスタ22-1〜22-nをそれぞれ“オン”させる。
次いで、コントロールパルスPTEST2により、スイッチ
24を、たとえばAD変換器7の信号取り込みタイミン
グに同期して“オン”させる。これにより、テスト信号
VTESTは、抵抗列23を介して垂直信号線18-1〜18
-nそれぞれに入力される。この後、第1、第2の実施形
態と同様に、AD変換器7をテストする。
【0035】このような第3の実施形態に係る固体撮像
装置であると、互いに直列に接続された抵抗23-1〜2
3-n+1からなる抵抗列23を有するので、テスト信号V
TESTを、垂直信号線18-1〜18-n毎に互いに異なる電
圧値VDIVとして印加することができる。これを図5に
示す。
【0036】図5に示すように、垂直信号線18-1〜1
8-nの電圧値VDIVは、抵抗列23により、垂直信号線
18-1から垂直信号線18-nに向けて順次高くなる。ま
た、図6に垂直信号線18-1、18-k、および18-nに
入力された電圧値VDIVと基準電圧VREFとの関係を示
す。
【0037】図6に示すように、水平同期信号により規
定される1水平期間中、垂直信号線18-1〜18-nそれ
ぞれに入力された電圧値VDIVは変化しない。しかし、
垂直信号線18-1の電圧値は破線18-1に示すように最
小値となり、垂直信号線18-nの電圧値は破線18-nに
示すように最大値となる。また、垂直信号線18-1と垂
直信号線18-nとの中間に存在する垂直信号線18-kの
電圧値は実線18-kに示すように最小値と最大値との中
間値となる。なお、同図に示すように、基準電圧VREF
の一例は、時間の経過とともに電圧が直線状に上昇する
ランプ波である。
【0038】このように第3の実施形態では、AD変換
器7に入力される信号の最小値から最大値までを、一度
に入力することができる。よって、AD変換器7の変換
精度を、テスト信号VTESTの電圧値を変化させて確認す
る場合に比べ、さらに短い時間で確認することができ
る。
【0039】なお、第3の実施形態において、テスト信
号VTESTは、第1の実施形態のようにテスト信号発生回
路12から出力する、あるいは第2の実施形態のように
ICテスタ26から出力する、のどちらでも良い。
【0040】[第4の実施形態]第4の実施形態は、第
3の実施形態に準ずるものであり、抵抗列23の一端、
他端のそれぞれに、テスト信号VTEST1、VTEST2を入力
するようにしたものである。
【0041】図7は、この発明の第4の実施形態に係る
固体撮像装置の一回路例を示す回路図である。なお、図
7は、第4の実施形態に係る装置の主要部のみを示して
いる。
【0042】図7に示すように、抵抗列23の一端はス
イッチ24-1を介してテストパッド25-1に接続され、
その他端はスイッチ24-2を介してテストパッド25-2
に接続されている。テストパッド25-1にはテスト信号
VTEST1が入力され、テストパッド25-2にはテスト信
号VTEST2が入力される。テスト信号VTEST1、VTEST2
はそれぞれ、同図に示すようにICテスタ26から出力
されるようにしても良いし、テスト信号発生回路12か
ら出力されるようにしても良い。スイッチ24-1、24
-2はそれぞれコントロールパルスPTEST2により制御さ
れ、テスト信号VTEST1、VTEST2を抵抗列23に入力す
るとき、それぞれ“オン”される。
【0043】また、この一回路例では、抵抗列23の一
端、他端がそれぞれ、スイッチ27-1、27-2を介して
接地電位に、さらに接続されている。スイッチ27-1、
27-2の一例は、スイッチ24-1、24-2と同様にトラ
ンジスタであり、コントロールパルスPTEST2の反転パ
ルスbPTEST2により制御される。これにより、スイッチ
24-1、24-2が“オフ”しているとき、抵抗列23の
両端をそれぞれ接地する。
【0044】このような第4の実施形態によれば、第3
の実施形態と同様に、AD変換器7の変換精度を、短い
時間で確認できる、という効果が得られる。
【0045】さらにテスト信号VTEST1、VTEST2をそれ
ぞれ、抵抗列23の両端に入力するようにしたので、テ
スト信号VTEST1、VTEST2の電圧を適宜変化させること
で、たとえば垂直信号線18-1の電圧値を最小値、垂直
信号線18-nの電圧値を最大値としたり、反対に垂直信
号線18-1の電圧値を最大値、垂直信号線18-nの電圧
値を最小値とすることができる。このようにAD変換器
7に入力する電圧パターンを増やすことができ、AD変
換器7のテストに自由度を持たせることができる。
【0046】以上、この発明を第1〜第4の実施形態に
より説明したが、この発明は第1〜第4の実施形態に限
られるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で様々
に変形することができる。
【0047】たとえば画素セル13はアンプ内蔵型の画
素セルとしたが、画素セル13は光を電気的な信号に変
換するものであれば、如何なるものでも良い。
【0048】また、AD変換器7はコラム型のAD変換
器としたが、AD変換器7はアナログ信号をデジタル信
号に変換するものであれば、如何なるものでも良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、AD変換器の特性を精度良く測定でき、かつテスト
時間を短縮できる固体撮像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施形態に係る固体撮像装置の構
成を示す構成図。
【図2】図2は第1の実施形態に係る固体撮像装置の一
回路例を示す回路図。
【図3】図3は第2の実施形態に係る固体撮像装置の一
回路例を示す回路図。
【図4】図4は第3の実施形態に係る固体撮像装置の一
回路例を示す回路図。
【図5】図5は第3の実施形態に係る固体撮像装置にお
ける垂直信号線の電圧分布を示す図。
【図6】図6は第3の実施形態に係る固体撮像装置にお
ける垂直信号線の電圧変化を示す図。
【図7】図7は第4の実施形態に係る固体撮像装置の一
回路例を示す回路図。
【図8】図8は従来の固体撮像装置の構成を示す構成
図。
【図9】図9は従来の固体撮像装置の回路を示す回路
図。
【符号の説明】
1…半導体チップ、 2…タイミング発生回路、 3…負荷トランジスタ群、 4…画素領域、 5…垂直シフトレジスタ、 6…基準電圧発生回路、 7…AD変換器、 8…バッファ、 9…水平シフトレジスタ、 10…コントロール回路、 12…テスト信号発生回路、 22…テスト信号入力回路、 22-1〜22-n…トランジスタ、 23…抵抗列、 23-1〜23-n+1…抵抗、 24、24-1、24-2…スイッチ、 25、25-1、25-2…テストパッド、 26…ICテスタ、 27-1、27-2…スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉木 忠 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 4M118 AA09 AB01 BA14 CA02 FA06 FA50 5C024 AA01 CA00 FA01 FA11 GA31 HA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に光電変換素子を含む複数
    の画素セルをアレイ状に配置してなる画素領域と、 前記画素領域手段の各画素セルを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された画素セルの信号が読み出
    される複数の垂直信号線と、 前記垂直信号線に読み出された信号をAD変換するAD
    変換手段と、 前記AD変換手段をテストするためのテスト信号を、前
    記画素領域外から前記垂直信号線を通して前記AD変換
    手段に入力するテスト手段とを具備することを特徴とす
    る固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記テスト手段は、 前記テスト信号を前記垂直信号線に入力するテスト信号
    入力手段と、 前記テスト信号を前記テスト信号入力手段を介して前記
    垂直信号線に入力するコントロールパルスを発生するコ
    ントロールパルス発生手段とを含むことを特徴とする請
    求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記テスト手段は、 前記テスト信号を前記垂直信号線毎に異なる電圧として
    印加する電圧印加手段を含むことを特徴とする請求項1
    および請求項2いずれかに記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧印加手段は、互いに直列に接続
    された複数の抵抗を含むことを特徴とする請求項3に記
    載の固体撮像装置。
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