JP2000324402A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000324402A
JP2000324402A JP11134339A JP13433999A JP2000324402A JP 2000324402 A JP2000324402 A JP 2000324402A JP 11134339 A JP11134339 A JP 11134339A JP 13433999 A JP13433999 A JP 13433999A JP 2000324402 A JP2000324402 A JP 2000324402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブルーミング現象の発生を防ぐ。 【解決手段】 複数画素を加算して読み出す第1の読み
出し方式と複数画素の加算を行わない第2の読み出し方
式の双方に対応した撮像素子2と、撮像素子2の露光期
間には前記第1および第2の読み出し方式共通に所定の
基板電圧を印加し、撮像素子2の露光終了から信号転送
路への転送開始までの期間には撮像素子2の読み出し方
式に応じた所定の基板電圧を印加する手段6と、を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像素子を有し、撮
像素子より得た映像信号を動画像および静止画像として
出力する撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6〜図8にて示すように、撮像
素子たるCCDの読み出し方が垂直方向の2画素ずつを
加算させて読み出すフィールド読み出しの場合にはフィ
ールド読み出し用の基板電圧(VSUB電圧)をCCD
に供給し、CCDの読み出し方が垂直方向の2画素を加
算させずに1画素ずつ読み出すフレーム読み出しの場合
にはフレーム読み出し用の基板電圧(VSUB)をCC
Dに供給するように制御されている。
【0003】あるいは別の制御方法として、フレーム読
み出しの場合とフィールド読み出しの場合の双方ともC
CDに供給する基板電圧を同一の電圧とするよう制御す
るものもある。
【0004】なお、異なる2つの走査方法において基板
電圧の値を変えた例としては例えば、特公平7−937
06号公報がある。
【0005】図9は特公平7−93706号公報に開示
されるCCDの単位画素の断面図である。図9におい
て、71はフォトダイオード(PD)、72はトランス
ファゲート領域、81は1/2段の垂直転送CCD(V
−CCD)、82はPウエル、83はチャネルストッ
プ、84はn-−SUB(n-基板)、85はPウエルと
-基板との間に印加する逆バイアス電圧VSUB、8
6は入射光である。ここでは、V−CCDとトランスフ
ァゲート領域が共通の転送電極で駆動されるトランスフ
ァゲートレス電極構成となっている。
【0006】そして、特公平7−93706号公報で
は、隣接する2つの水平画素列の信号を1回の水平走査
で同時に読み出して1フィールドで全画面を読み出す第
1の走査方法と、1回の水平走査で1つの水平画素列の
信号をインターレス走査で読み出して2フィールド(1
フレーム)で全画面を走査する第2の走査方法とで、逆
バイアス電圧(基板電圧)VSUBを切り換えることが
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮像素
子たるCCDの性質は基板電圧が変化すると、基板方向
に捨てられる電荷に対する障壁のポテンシャルのピーク
が変わる。基板電圧を高く変化させるとポテンシャルの
ピークは浅い方向に移動し、1画素に蓄積できる電荷量
が減少する。基板電圧を低く変化させるとポテンシャル
のピークは深い方向に移動し、1画素に蓄積できる電荷
量が増加する。また、ポテンシャルのピーク位置が浅い
方向に移動した場合は波長の長い光である赤色の感度が
小さくなり、逆にポテンシャルのピーク位置が深い方向
に移動した場合は波長の長い光である赤色の感度が大き
くなる性質を持っている。
【0008】上記CCDの性質に鑑みると、基板電圧を
フィールド読み出しに適するようにするためには、フィ
ールド読み出しが2画素をCCDの垂直転送路(信号転
送路)にて加算する仕組みであることから、基板電圧を
高くしポテンシャルのピークを浅めにすることで1画素
あたりの飽和蓄積電荷量を小さくし、垂直転送路にて2
画素加算の際に2画素の電荷量が垂直転送路の蓄積電荷
量を超えないようにする必要がある。このフィールド読
み出しに適した基板電圧をフレーム読み出し時に用いる
と、1画素当たりの飽和蓄積電荷量を小さくしているた
め、フレーム読み出しのCCD出力の飽和レベルが低く
なり、ダイナミックレンジが小さくなる問題がある。
【0009】逆に、基板電圧をフレーム読み出しに適す
るように基板電圧を低くしポテンシャルのピークを深め
にして1画素当たりの蓄積電荷量を大きくすると、この
基板電圧でフィールド読み出しを行うと垂直転送路にて
2画素加算の際に2画素の電荷量が垂直転送路の蓄積電
荷量を超えてしまい、溢れた電荷は他の画素信号にまざ
るブルーミング現象が生じる問題がある。
【0010】また、フィールド読み出しおよびフレーム
読み出しのそれぞれに合わせた基板電圧を用いるとダイ
ナミックレンジおよびブルーミングの問題は回避できる
が、基板電圧の違いにより分光感度差がフィールド読み
出しとフレーム読み出しとで生じてしまい、最終的に得
られる映像の色再現性および輝度レベルが異なる問題が
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため、本出願に係る第1の発明は、複数画素を加
算して読み出す第1の読み出し方式と複数画素の加算を
行わない第2の読み出し方式の双方に対応した撮像素子
と、前記撮像素子の露光期間には前記第1および第2の
読み出し方式共通に所定の基板電圧を印加し、前記撮像
素子の露光終了から信号転送路への転送開始までの期間
には前記撮像素子の読み出し方式に応じた所定の基板電
圧を印加する手段と、を有することを特徴とするもので
ある。
【0012】上記本出願に係る第1の発明によれば、撮
像素子に供給する基板電圧をフィールド読み出しおよび
フレーム読み出しを行う前の露光期間においては共通の
基板電圧とすることで分光感度差の発生を防ぎ、フィー
ルド読み出しとフレーム読み出しでの色再現性を同一と
することができる。そして露光期間終了から信号読み出
し開始までに各々に適した基板電圧とすることにより、
各々に適した飽和蓄積電荷量とすることが可能となり、
フィールド読み出し時においては信号転送路たる垂直転
送路に転送する前に垂直転送路の蓄積電荷量を超える電
荷を撮像素子の基板方向に捨てることができ、ブルーミ
ング現象の発生を防ぐことができる。
【0013】本出願に係る第2の発明は、複数画素を加
算して読み出す第1の読み出し方式と複数画素の加算を
行わない第2の読み出し方式の双方に対応した撮像素子
と、前記撮像素子の露光期間中に複数の基板電圧を、印
加する手段と、を有することを特徴とする。
【0014】上記第2の発明において、前記複数の基板
電圧を印加する手段による各々の電圧印加期間は露光期
間の変化に応じて設定されることが望ましい。また、前
記複数の基板電圧のうちの一つもしくは前記複数の基板
電圧の電圧印加期間と露光期間との比率は、該露光期間
の変化に係わらず一定になるように前記複数の基板電圧
のうち一つもしくは前記複数の基板電圧の電圧印加期間
を設定することが望ましい。
【0015】本出願に係る第2の発明は、撮像素子から
連続的に信号を読み出す場合は、露光期間終了と信号読
み出し開始が同時であるため、複数種類の基板電圧を撮
像素子に印加するべく、露光期間内に基板電圧を変更す
るようにしたものである。そして、第1の基板電圧を撮
像素子の垂直転送路への転送開始前に撮像素子に印加
し、露出制御により変化する露光時間の長さに応じて、
露光時間と第2の基板電圧が印加される期間の比率が一
定となるように、第1の基板電圧から第2の基板電圧に
変更するタイミングを設定することで、2種類の基板電
圧を印加するシステムにおいて露光時間が変化しても撮
像素子の感度および分光感度の変化を防ぐことができ
る。
【0016】本出願に係る第3の発明は、複数画素を加
算して読み出す第1の読み出し方式と複数画素の加算を
行わない第2の読み出し方式の双方に対応した撮像素子
と、前記撮像素子に光を入射および遮光する光学機構
と、前記撮像素子の露光時間を制御する電子シャッター
手段と、前記光学機構と前記電子シャッターとで定めら
れる露光期間には所定の基板電圧を印加し、該撮像素子
の露光終了から信号転送路への転送開始までの期間には
前記撮像素子の読み出し方式に応じた所定基板電圧を印
加し、前記電子シャッター手段と前記撮像素子へ入力さ
れる読み出し信号とで定められる露光期間には、各々の
電圧印加期間が露光期間の変化に応じて設定される複数
の基板電圧を印加する基板電圧印加手段と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0017】上記第3の発明において、前記電子シャッ
ター手段と前記撮像素子へ入力される読み出し信号とで
定められる露光期間には、各々の電圧印加期間が露光期
間の変化に応じて設定される複数の基板電圧を印加する
とともに、該複数の基板電圧のうち一つもしくは複数の
基板電圧の電圧印加期間と露光期間との比率は露光期間
の変化に係わらず一定になるよう該複数の基板電圧のう
ち一つもしくは複数の基板電圧の電圧印加期間を設定
し、前記複数の電圧の切り換えは、前記撮像素子から信
号を読み出す期間には行わないことが望ましい。
【0018】本出願に係る第3の発明は、撮像素子から
連続的に信号を読み出す場合とフィールド読み出しの静
止画とフレーム読み出しの静止画の分光感度差の発生を
防ぎ、連続的に信号を読み出すときの映像とフィールド
読み出し静止画とフレーム読み出し静止画での色再現性
を同一とすることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0020】(第1の実施例)図1は本発明の撮像装置
の構成の第1実施例のブロック図であり、同図におい
て、1は光を集光させる光学系、2は光学系1により集
光した光を電気信号に変換するセンサーであるところの
撮像素子であるCCD、3はCCD2より出力された電
気信号より所望の信号成分を取り出すCDS回路、4は
CDS回路3の出力信号をデジタル信号に変換するAD
変換器、5はCCD2の読み出し信号(XSG1,XS
G2)および電子シャッター信号(ESH)を含むCC
D2・CDS回路3およびAD変換器4を駆動させるた
めの駆動タイミング信号を発生させるタイミングジェネ
レータ(TG)、6はCCD2に基板電圧(VSUB電
圧)を与え基板電圧を制御するVSUB制御回路、7は
メモリ、8はメモリ7およびバスをコントロールし、か
つTG5に水平同期・垂直同期信号(HD・VD)を供
給し、VSUB制御回路6に基板電圧制御信号(Vsu
b_Control)を供給し、かつAD変換器4およ
びメモリ7からの映像信号に対して所定の処理を施すメ
モリ&バスコントローラー&プロセス回路、9はシステ
ム全体を制御するシステムコントローラー、10は光学
系1で集光した光をCCD2に入射させる、あるいは遮
光させる手段であるところのメカシャッターであり、1
1はCCD2で露光した映像信号を所定の処理を施した
後に記録するための記録媒体であり、12はメモリ&バ
スコントローラー&プロセス回路8で処理を施された映
像信号を表示する映像表示手段である。
【0021】図5(A)はCCDの概略的構成を示す断
面図、図5(B)はCCDの水平方向および垂直方向の
ポテンシャル図である。
【0022】図5(A)において、21はn型半導体基
板、22はp型半導体領域、23はn型光電変換領域、
24は垂直転送CCDのnチャネル領域、25はp型チ
ャネルストップ領域、26はトランスファゲート領域、
27は転送電極である。図9と同様に、垂直転送CCD
とトランスファゲート領域が共通の転送電極で駆動され
るトランスファゲートレス電極構成となっている。28
がn型半導体基板21に基板電位(VSUB)を与える
電源である。
【0023】電源28によりn型半導体基板21に印加
する基板電圧(VSUB)がある電圧値の場合におい
て、CCDの深さ方向の障壁が図5(B)に示すaであ
るとき、基板電圧値を下げると障壁は図5(B)のbに
示すように大きくなる。この障壁はo1に蓄積された電
荷がo3の方向へ移動するのを妨げる働きがある。
【0024】一方、n型半導体基板21にパルス状に電
圧(ESH)を印加すると、障壁aはcに変化し、o1
にある電荷はo3に全て移動させることができる。この
動作を用いてo1に電荷を蓄える開始時間を任意に設定
することができる。このパルス状の電圧(ESH)を電
子シャッターと呼び、このパルス状の電圧を与える手段
が電子シャッター手段である。
【0025】図2および図3は上記撮像装置の動作を示
すタイミング図であり、同図を用いて上記撮像装置の動
作を説明する。
【0026】フレーム読み出し静止画露光時は、メカシ
ャッター10を開いた状態で電子シャッター(ESH)
出力後(T11)を露光開始とし、メカシャッター10が
閉じられたところで(T12)、CCD2の露光を完了
し、その後読み出し信号XSG1・XSG2によりCC
D2より各画素電荷をフレーム読み出しを行い、各画素
データをメモリ7に記憶した後に、所定の処理を施して
記録媒体11に記録する露光方式をとる。
【0027】フィールド読み出し静止画露光時は、メカ
シャッター10を開いた状態で電子シャッター(ES
H)出力後(T21)を露光開始とし、メカシャッター1
0が閉じられたところで(T22)、CCD2の露光を完
了し、その後読み出し信号XSG1,XSG2によりC
CD2より各画素電荷を上下2画素ずつ加算した信号を
出力するフィールド読み出しを行い、各画素データをメ
モリ7に記憶した後、所定の処理を施して記録媒体11
に記録する露光方式をとる。
【0028】フレーム読み出し静止画露光時において、
メモリ&バスコントローラー&プロセス回路8は図2に
示すように、CCD2の露光を開始する以前(T11以
前)にVsub_ControlをLとしてVSUB制
御回路6によりCCD2に対してVSUB電圧として露
光用VSUB電圧を供給する。メモリ&バスコントロー
ラー&プロセス回路8によりメカシャッター10に対し
MSHでメカシャッターを閉じてCCD2の露光を終了
する(T12)。この露光終了に合せてVsub_Con
trolをHとし、VSUB制御回路6によりCCD2
に対してVSUB電圧としてフレーム読み出し用VSU
B電圧を供給する。このフレーム読み出し用VSUB電
圧は露光期間で設定された基板電圧(露光用VSUB電
圧)と同じもしくは露光期間で設定された基板電圧より
低くする。
【0029】フィールド読み出し静止画露光時におい
て、メモリ&バスコントローラー&プロセス回路8は図
3に示すように、CCD2の露光を開始する以前(T21
以前)にVsub_ControlをLとしてVSUB
制御回路6によりCCD2に対してVSUB電圧を露光
用VSUB電圧を供給する。メモリ&バスコントローラ
ー&プロセス回路8によりメカシャッター10に対しM
SHでメカシャッターを閉じてCCD2の露光を終了す
る(T22)。この露光終了に合せてVsub_Cont
rolをHとし、VSUB制御回路6によりCCD2に
対してVSUB電圧としてフィールド読み出し用VSU
B電圧を供給する。このフレーム読み出し用VSUB電
圧は露光期間で設定された基板電圧(露光用VSUB電
圧)より高くする。
【0030】上記の様に、撮像素子となるCCDに供給
する基板電圧をフィールド読み出しおよびフレーム読み
出しを行う前の露光期間(T11〜T12、T21〜T22)に
おいては共通の基板電圧(露光用VSUB電圧)とする
ことで分光感度差の発生を防ぎ、フィールド読み出しと
フレーム読み出しでの色再現性および輝度レベルを同一
とすることができる。そして露光期間終了からCCD読
み出し終了までの期間をフィールド読み出しおよびフレ
ーム読み出し各々に適した基板電圧(フレーム読み出し
用VSUB電圧又はフィールド読み出し用VSUB電
圧)とすることにより、フィールド読み出し時において
は垂直転送路に転送する前に垂直転送路の飽和蓄積電荷
量を超える電荷をCCD基板方向に捨てることができ、
ブルーミング現象の発生を防ぐことができ、またフレー
ム読み出し時においては飽和CCD出力を大きくとるこ
とができる。
【0031】なお、本実施例では、色変動抑制手段は、
露光時間時にはフレーム読み出し、フィールド読み出し
共通の基板電圧を印加し、読み出し時には、読み出しの
モードに応じた基板電圧を印加するように制御を行うV
SUB制御回路が相当する。
【0032】(第2の実施例)フィールド読み出し動画
露光は、CCD2に対して連続的にフィールド読み出し
を行いメモリ&バスコントローラー&プロセス回路8で
所定の処理を施し映像表示手段12に映像を表示および
記録媒体に記録し、さらに映像信号を加工しシステム制
御に必要なデータを取得できる状態とする。
【0033】フィールド読み出し動画露光において、メ
カシャッター10は常時開いている状態でCCD2の露
光期間は電子シャッター出力終了時から読み出し信号
(XSG1,2)出力までの期間(E1,E2,E3)
である。また、CCD2から露光した映像信号を読み出
す期間は読み出し信号(XSG1,2)出力より所定時
間経過後より始まりCCD2の持つ画素ライン数分の水
平期間経過時で終了する(図4のCCD OUTとして
記す)。同図に示すように露光時間の終了がCCDへの
読み出し信号(XSG1,2)により定められる。この
ように露光期間終了と読み出し開始までの時間差が無い
あるいは短い場合においては、メモリ&バスコントロー
ラー&プロセス回路8は図4に示すようにCCD2の読
み出し信号(XSG1,2)出力(T1)からCCD2
から露光した映像信号の読み出し期間の終了時点(T
2)までの期間、Vsub_ControlをLとして
VSUB制御回路6によりCCD2に対してVSUB電
圧として露光用VSUB電圧を供給し、フレーム読み出
し静止画像およびフィールド読み出し静止画像と分光感
度が同じになるようにする。
【0034】次いで映像信号の読み出し期間の終了時点
(T2)から次のCCD2の読み出し信号(XSG1,
2)出力(T1)までの間でVsub_Control
をHとするタイミング(T3)を設定し、(T3)から
(T1)までの期間をVSUB制御回路6によりCCD
2に対してVSUB電圧としてフィールド読み出し用V
SUB電圧を供給することにより、垂直転送路で電荷が
溢れてブルーミングが発生することを防ぐ。
【0035】Vsub_ControlをHとするタイ
ミング(T3)は、電子シャッター(ESH)で定めら
れる露光時間長(E1,E2,E3)とVsub_Co
ntrolがHの期間およびVSUB電圧としてフィー
ルド読み出し用VSUB電圧を供給する期間(F1,F
2,F3)の比率が一定となるように設定する。
【0036】このように露光期間中に複数の基板電圧設
定を行う場合において、露光時間と一つの基板電圧設定
期間との比率が一定となるようにすることで、被写体輝
度の変化に応じた露光時間制御が行われてもCCDより
読み出す映像信号の感度および分光感度を一定にするこ
とができ、かつ、フレーム読み出し静止画像およびフィ
ールド読み出し静止画像との分光感度差を減少させる効
果が得られる。
【0037】なお、図4において示すCCD OUTの
(A&B)1、(A&B)2等の期間は撮像素子から信号
を読み出す期間を示しているが、この期間内では基板電
圧の切り換えを行わない。この期間で基板電圧を変更す
るとCCDから読み出した信号にノイズが載ってしまう
からである。
【0038】本実施例では、色変動抑制手段は、露光時
間の1部の期間(下記の露光時間F1,F2,F3を除
く期間)に静止画モードの露光時間時の基板電圧を印加
し、露光時間の1部の期間(F1,F2,F3)に、フ
ィールド読み出し用の基板電圧を印加するとともに、そ
の期間(F1,F2,F3)を露光時間に応じて変える
ように制御するVSUB制御回路が相当する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィールド読み出しとフレーム読み出しでの色再現性を
同一とすることができる。フィールド読み出し時および
フレーム読み出し時においては信号転送路たる垂直転送
路に転送する前に垂直転送路の蓄積電荷量を超える電荷
を撮像素子の基板方向に捨てることができ、ブルーミン
グ現象の発生を防ぐことができる。
【0040】また本発明によれば、撮像素子から連続的
に信号を読み出す場合において、複数種類の基板電圧を
印加するシステムにおいて露光時間が変化しても撮像素
子の感度および分光感度の変化を防ぐことができる。
【0041】また本発明によれば、撮像素子から連続的
に信号を読み出す場合とフィールド読み出しの静止画と
フレーム読み出しの静止画の分光感度差の発生を防ぎ、
連続的に信号を読み出す場合の映像とフィールド読み出
し静止画とフレーム読み出し静止画での色再現性を同一
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシステムの構成を説明す
るブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る制御タイミングを
説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る制御タイミングを
説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る制御タイミングを
説明する図である。
【図5】CCDの概略的構成を示す断面図およびCCD
の水平方向および垂直方向のポテンシャル図である。
【図6】従来の制御タイミングを説明する図である。
【図7】従来の制御タイミングを説明する図である。
【図8】従来の制御タイミングを説明する図である。
【図9】特公平7−93706号公報に開示されるCC
Dの単位画素の断面図である。
【符号の説明】
1 光学系 2 CCD 3 CDS回路 4 AD変換器 5 タイミングジェネレータ(TG) 6 VSUB制御回路 7 メモリ 8 メモリ&バスコントローラー&プロセス回路 9 システムコントローラー 10 メカシャッター 11 記録媒体 12 映像表示手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数画素を加算して読み出す第1の読み
    出し方式と複数画素の加算を行わない第2の読み出し方
    式の双方に対応した撮像素子と、前記撮像素子の露光期
    間には前記第1および第2の読み出し方式共通に所定の
    基板電圧を印加し、前記撮像素子の露光終了から信号転
    送路への転送開始までの期間には前記撮像素子の読み出
    し方式に応じた所定の基板電圧を印加する手段と、を有
    することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像素子に光を入射及び遮光する光
    学機構と、電子シャッター手段とを有し、該光学機構と
    該電子シャッター手段により前記露光期間を制御する請
    求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 複数画素を加算して読み出す第1の読み
    出し方式と複数画素の加算を行わない第2の読み出し方
    式の双方に対応した撮像素子と、前記撮像素子の露光期
    間中に複数の基板電圧を、印加する手段と、を有する撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 電子シャッター手段を有し、該電子シャ
    ッター手段と前記撮像素子へ入力される読み出し信号と
    により前記露光期間を制御する請求項3に記載の撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数の基板電圧を印加する手段によ
    る各々の電圧印加期間は露光期間の変化に応じて設定さ
    れることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の撮
    像装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の基板電圧のうちの一つもしく
    は前記複数の基板電圧の電圧印加期間と露光期間との比
    率は、該露光期間の変化に係わらず一定になるように前
    記複数の基板電圧のうち一つもしくは前記複数の基板電
    圧の電圧印加期間を設定することを特徴とする請求項3
    又は請求項4に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 複数画素を加算して読み出す第1の読み
    出し方式と複数画素の加算を行わない第2の読み出し方
    式の双方に対応した撮像素子と、 前記撮像素子に光を入射および遮光する光学機構と、 前記撮像素子の露光時間を制御する電子シャッター手段
    と、 前記光学機構と前記電子シャッターとで定められる露光
    期間には所定の基板電圧を印加し、前記撮像素子の露光
    終了から信号転送路への転送開始までの期間には前記撮
    像素子の読み出し方式に応じた所定の基板電圧を印加
    し、前記電子シャッター手段と前記撮像素子へ入力され
    る読み出し信号とで定められる露光期間には、各々の電
    圧印加期間が露光期間の変化に応じて設定される複数の
    基板電圧を印加する基板電圧印加手段と、を有すること
    を特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記電子シャッター手段と前記撮像素子
    へ入力される読み出し信号とで定められる露光期間に
    は、各々の電圧印加期間が露光期間の変化に応じて設定
    される複数の基板電圧を印加するとともに、該複数の基
    板電圧のうち一つもしくは該複数の基板電圧の電圧印加
    期間と露光期間との比率は該露光期間の変化に係わらず
    一定になるよう該複数の基板電圧のうち一つもしくは該
    複数の基板電圧の電圧印加期間を設定し、 前記複数の電圧の切り換えは、前記撮像素子から信号を
    読み出す期間には行わないことを特徴とする請求項7に
    記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 撮像素子と、 前記撮像素子に複数種の基板電圧を印加する基板電圧印
    加手段と、 前記基板電圧印加手段により基板電圧を制御した際に生
    じる色変動を抑制するための色変動抑制手段とを有する
    ことを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記複数画素の加算は垂直方向に並ぶ
    複数画素の加算である請求項1〜8のいずれかの請求項
    に記載の撮像装置。
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