JP2000324117A - Utopiai/fにおけるclad装置及びセルの送受信方法 - Google Patents

Utopiai/fにおけるclad装置及びセルの送受信方法

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JP2000324117A
JP2000324117A JP12648999A JP12648999A JP2000324117A JP 2000324117 A JP2000324117 A JP 2000324117A JP 12648999 A JP12648999 A JP 12648999A JP 12648999 A JP12648999 A JP 12648999A JP 2000324117 A JP2000324117 A JP 2000324117A
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Hitoshi Sasaki
斉 佐々木
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線上に伝送されるATMセルに対してUT
OPIA I/F Level1でプロトコル処理を行
うCLAD装置において、複数回線分のプロトコル処理
を1つのプロトコル処理手段で行えるようにする。 【解決手段】 複数のPHYレイヤ処理ブロック11〜
1nで受信されたATMセルを各々の受信回線の識別情
報と共に多重化してプロトコル処理ブロック3へ出力す
るセル多重化処理部21と、多重化されたATMセルを
分離するとともに分離された各ATMセルに含まれる回
線の識別情報に基づいてそれらのATMセルを複数のP
HYレイヤ処理ブロック11〜1nへ振り分けるセル分
離処理部22からなるセル多重・分離処理ブロック2と
を備えてCLAD装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回線により
伝送されているATM(非同期転送モード)セルに対し
てCLAD(Cell Assembly and Disassembly)処理を
行う装置に関し、特に、装置内の各ブロック間のインタ
フェースにATM Forum勧告のUTOPIA(Universa
l Test and Operation PHY Interface for ATM)
I/Fを用いるものに関する。
【0002】
【従来の技術】ATMは、広域通信網の基本技術として
開発され、音声、データ、映像などの通信メディアによ
らず、ATMセルと呼ばれる53バイト長のパケット単
位で通信する方式である。このATMでは、コネクショ
ンの設定機能を用いることにより、電話のような1対1
の通信に限らず、1対n、n対n(nは2以上の自然
数)での双方向通信も可能となる。
【0003】双方向通信のために必要となる、上り方向
(下位レイヤ→上位レイヤ方向)と下り方向(上位レイ
ヤ→下位レイヤ方向)のそれぞれの回路を一つの回路に
統合する技術が、特開平8−163142「プロトコル
処理法とその回路」に示される。ここでは、AAL処理
をはじめとする様々なプロトコル変換をCPUとメモリ
によって行っており、その処理方法や手順は全てソフト
ウェアによって決定されている。図7にその構成例を示
す。
【0004】図7の構成では、上り方向と下り方向のそ
れぞれの処理を同一の回路内で行なうために、回路内に
セル多重・分離回路を備えている。これにより、同様な
機能を持つ上り方向のプロトコル処理回路と下り方向の
プロトコル処理回路をそれぞれに持つ必要がなくなり、
ハードウェア規模を縮小することができる。また、上り
方向のプロトコル処理回路と下り方向のプロトコル処理
回路間でやりとりされる管理セルの生成・送出に関する
処理を1つのCPUで処理することになるため、ソフト
ウェア処理の簡易化につながる、等の効果を上げること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】UTOPIA I/F
Level1では、以上のような方法で1回線分のプ
ロトコル処理が可能となっている。そのため、2回線分
のプロトコル処理を行う場合には、2組のプロトコル処
理回路が必要となる。つまり、ハードウェアやソフトウ
ェアの処理能力に関係なく、n回線分の処理を行うため
には、n組のプロトコル処理が必要となる。複数回線に
対する処理は、UTOPIA I/F Level2と
して規格が存在するが、このインタフェースをサポート
する装置はまだ少なく、高価なものとなっている。
【0006】そこで本発明は、UTOPIA I/F
Level1をインタフェースとして用いる装置におい
て、複数の回線分のプロトコル処理を一つのプロトコル
処理手段によって行い、UTOPIA I/F Lev
el2と同様の効果を安価に実現することができるCL
AD装置を提供することをその課題とする。本発明の他
の課題は、上記CLAD装置を用いてATMセルを伝送
する上で好適となるセルの送受信方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のCLAD装置
は、複数の回線との間でセルの送受信を行う複数のレイ
ヤ処理手段と、これらのレイヤ処理手段との間でプロト
コル変換を含む所要のセル処理、例えばAAL(ATM Ad
aptation Layer)処理等を行うプロトコル処理手段とを
有し、複数のレイヤ処理手段との間のインタフェースに
UTOPIA I/F Level1を用いる装置であ
って、複数のセルを使用回線の識別情報と共に多重化す
るセル多重化手段と、使用回線の識別情報と共に多重化
されたセルを分離するとともに分離された各々のセルに
含まれる回線の識別情報をもとに当該セルを該当するレ
イヤ処理手段へ振り分けるセル分離手段とを備え、複数
のレイヤ処理手段で受信したセルをセル多重化手段で多
重化し、プロトコル処理手段で処理された多重化セルを
セル分離手段で分離するようにしたものである。レイヤ
処理手段の数は、通常は、接続対象の回線数と同じとな
る。
【0008】セル多重化手段は、個々のセルに含まれる
ヘッダ領域のVPIの上位数ビットで定義された位置に
前記識別情報を挿入するように構成される。VPIに付
加される識別情報は、各回線で同じVPIを使用した場
合に、どの回線から到着したセルかを判別するために使
用される。プロトコル手段は、VPIから検出した前記
識別情報で特定される回線に対応したセルを所定単位で
組み立てる。セル分離手段は、分離されたセルに含まれ
る回線情報をもとに出力すべき回線を識別し、該当回線
に対応するレイヤ処理手段に対してセルの取り込みを許
可する信号を送る回線識別部と、この回線識別部の出力
信号と同期してセルを出力するタイミング調整部とを含
んで構成される。
【0009】本発明によるセルの送受信方法は、インタ
フェースにUTOPIA I/FLevel1を採用す
る装置に接続された複数の回線との間でセルの送受信を
行う方法であって、複数の回線から受信したセルを各々
当該回線の識別情報と共に多重化する段階と、多重化さ
れたセルを分離するとともに分離されたセルに含まれる
使用回線の識別情報をもとに使用回線を特定し、特定し
た回線からセルを送信する段階とを含み、擬似的にUT
OPIA I/F Level2の機能を形成するよう
にした方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明をATMセルの送
受信に適用したCLAD装置の一実施形態を示す構成図
である。このCLAD装置は、UTOPIA I/F
Level1をインタフェースに用いるATM交換機の
回線終端装置の一部を構成するものであり、従来、PH
Yレイヤ処理手段と1対1に対応してATMセルの分割
・組立を行ってAAL(ATM Adaptation Layer)処理を
行うプロトコル処理手段を、n個のPHYレイヤ処理手
段に対しても対応できるようにしたものである。つま
り、n個の回線#1〜回線#nを収容しており、n回線
分の処理を1つのプロトコル処理手段で行うようにした
ものである。
【0011】このCLAD装置は、具体的は、図1に示
されるように、複数の機能ブロック、すなわちレイヤ処
理手段の一例となるPHYレイヤ処理ブロック11〜1
nと、セル多重化手段の機能及びセル分離手段の一部の
機能を有するセル多重・分離処理ブロック2と、セル分
離手段の残部の機能及びプロトコル処理手段の機能を有
するプロトコル処理ブロック3とから構成される。PH
Yレイヤ処理ブロック11〜1nとセル多重・分離処理
ブロック2との間、セル多重・分離処理ブロック2とプ
ロトコル処理ブロック3との間のインタフェースには、
それぞれUTOPIA I/F Level1が用いら
れている。これによって、PHYレイヤ処理ブロック1
1〜1nとプロトコル処理ブロック3の双方に搭載され
ているFIFOメモリを介した、ATMセルのハンドシ
ェイクが行われるようになっている。
【0012】PHYレイヤ処理ブロック11〜1nは、
該当する回線#1〜回線#nとの間で各々ATMセルの
送受信を行なう機能を有し、伝送路フレームからのセル
抽出/伝送路フレームへのセルマッピング、セル同期処
理等を行う。
【0013】セル多重・分離処理ブロック2は、PHY
レイヤ処理ブロック11〜1nで受信されたATMセル
を多重化してプロトコル処理ブロック3へ出力するセル
多重処理部21、プロトコル処理ブロック3から送られ
たATMセル(多重化されたセル)を分離して、PHY
レイヤ処理ブロック11〜1nへ振り分けるセル分離処
理部22より構成される。
【0014】プロトコル処理ブロック3は、様々な上位
アプリケーションのデータ単位(パケット)とATMセ
ルとの整合・調整を行うAALレイヤのプロトコル変換
その他のセル処理を行うためのブロックであり、各々が
システムバス34で接続されるAALレイヤ処理部3
1、CPU32、メモリ33を含んで構成される。セル
処理は、具体的には、上位アプリケーションのデータ単
位をATMセルに分割する処理(セル化)と、逆にAT
Mセルを上位アプリケーションのデータ単位に組立る処
理(デセル化)とを含む。このようなプロトコル変換や
セル処理に必要なデータは、必要に応じてCPU32ま
たはAALレイヤ処理ブロック31によりメモリ上に読
み書きされ、これによって上記処理を行えるようになっ
ている。
【0015】以上のように構成されるCLAD装置にお
いて、ATMセルを送受信する場合、セル多重・分離処
理ブロック2では、次のような処理を実行する。
【0016】セル多重処理部21は、PHYレイヤ処理
ブロック11〜1nから送られる複数のATMセルを多
重化する。UTOPIA I/Fを用いるPHYレイヤ
処理ブロック11〜1nやプロトルコ処理部ブロック3
は、FIFOメモリを持っているため、回線#1〜回線
#nの伝送速度がプロトルコ処理ブロック3の処理能力
に対して十分に遅いときは、n組のPHYレイヤ処理ブ
ロック11〜1nからの出力を制御し、プロトコル処理
ブロック3とのインタフェースをとることが可能であ
る。
【0017】セル多重時における回線#1〜回線#nの
区別は、ATMセルヘッダ内に回線識別のための領域を
定義することにより行う。例えば、4回線の回線識別を
ヘッダ内のVPI(Virtual Path Identifier)の上位
2ビットを使用して行う場合、セル多重処理部21で
は、その定義されたビット位置に、回線#1からのAT
Mセルであれば“00”、回線#2からのATMセルで
あれば“01”、回線#3からのATMセルであれば
“10”、回線#4からのATMセルであれば“11”
を識別情報として書き込む。プロトルコ処理部ブロック
3では、このVPIにより回線#1〜#4を識別し、識
別できた各回線に対応したATMセルを上位アプリケー
ションのデータ単位(パケット)に組み立てることにな
る。
【0018】セル多重処理部21は、プロトコル処理ブ
ロック3からのATMセル受信可能を示す信号をもと
に、上記4つの回線#1〜#4に対応する4つのPHY
レイヤ処理ブロック11〜14に対するATMセルの出
力制御を行う。この制御は、各PHYレイヤ処理ブロッ
ク11〜14内のFIFOメモリがオーバフローしない
ように行う必要があり、そのためのアルゴリズムとして
は、例えばラウンドロビン方式が適している。
【0019】一方、セル分離処理部22は、プロトコル
処理ブロック3からのATMセルを分離してn組のPH
Yレイヤ処理ブロック11〜1nに振り分ける。UTO
PIA I/Fを用いるPHYレイヤ処理ブロック11
〜1nやプロトコル処理ブロック3は、上述のようにF
IFOメモリを備えているので、回線#1〜回線#nの
伝送速度がプロトコル処理ブロック3の処理能力に対し
て十分に遅いことを考慮すると、プロトコル処理ブロッ
ク3から出力されるATMセルをn組のPHYレイヤ処
理ブロック11〜1nに分離することは可能である。
【0020】回線#1〜回線#nへの振り分けは、AT
Mセルヘッダ内に回線識別のための領域を定義すること
により、プロトコル処理ブロック3で行う。例えば上述
のセル多重処理と同様、4回線への振り分けにATMセ
ルのヘッダ部のVPIの上位2ビットを使用する場合、
回線識別のためのビットを付加し、回線#1に出力され
るATMセルに対しては“00”、回線#2に出力され
るATMセルに対しては“01”、回線#3に出力され
るATMセルに対しては“10”、回線#4に出力され
るATMセルに対しては“11”を書き込む。セル分離
処理部22では、この識別ビットを参照してプロトコル
処理ブロック3からのATMセルを、4つのPHYレイ
ヤ処理ブロック11〜14からのATMセル受信可能を
示す信号をもとに、プロトコル処理ブロック3に対して
ATMセルの出力制御を行う。
【0021】以上のようなセル多重・分離処理ブロック
2の動作においては、VPIの上位2ビットを回線識別
用として定義するため、伝送路上で使用できるVPIに
制限ができてしまう。つまり本来8ビットの“0000
0000b”(0d)〜“11111111b”(25
5d)まで選択できるVPIが、6ビットの“0000
00b”(0d)〜“111111b”(63d)まで
縮小されてしまう(但し、VPIが8ビットであるUN
Iの場合)。
【0022】しかし、プロトコル処理ブロック3では、
各回線の違いを下記のようにVPIの違いとして処理す
ることができるため、特別な回路や処理を追加すること
なく、従来構成のものをそのまま適用することができ
る。
【0023】回線#1からのATMセルVPI00000000
b( 0d)〜00111111b( 63d) 回線#2からのATMセルVPI01000000b( 64d)〜011
11111b(127d) 回線#3からのATMセルVPI10000000b(128d)〜101
11111b(191d) 回線#4からのATMセルVPI11000000b(192d)〜111
11111b(255d)
【0024】幹線から遠く、ユーザに近い支線の端末で
の利用ではVPIをあまり必要としないことが考えられ
るため、本発明における一例も十分に有効な方法である
と推察される。
【0025】図2は、二つのPHYレイヤ処理ブロック
11、12、セル多重・分離処理ブロック2、プロトコ
ル処理ブロック3のUTOPIA I/F Level
1における主要信号を示したものである。各信号は以下
のようになっている。なお、UTOPIA I/Fに
は、バイト単位にデータ転送するオクテット・レベル・
ハンドシェイクと、セル単位にデータを転送するセル・
レベル・ハンドシェイクとが存在するが、ここではセル
・レベル・ハンドシェイクが行われているものとする。
【0026】 RxClk Rx側UTOPIA I/F転送クロック。 RxData Rx側UTOPIA I/Fデータ。 RxSOC Rx側UTOPIA I/Fセルパルス。 RxEnb 次のクロックサイクルでデータが受信可能かどうか通知。 ATMレイヤ側(プロトコル処理ブロック)のFIFOがいっぱ いになると“H”。 RxClav 次に供給すべきデータがあるかどうか通知。 PHYレイヤ側(PHYレイヤ処理ブロック)のFIFOに出力 するセルがあるとき“H”。 TxClk Tx側UTOPIA I/F転送クロック。 TxData Tx側UTOPIA I/Fデータ。 TxSOC Tx側UTOPIA I/Fセルパルス。 TxEnb 現在のクロックサイクルでデータが出力されていることを通知。 ATMレイヤ側(プロトコル処理ブロック)のFIFOに出力す るセルがあるとき“L”。 TxClav 次のセルを受け取れるかどうか通知。 PHYレイヤ側(PHYレイヤ処理ブロック)のFIFOがいっ ぱいになると“L”。
【0027】図3、図5は、それぞれセル多重処理部2
1、セル分離処理部22の具体的な構成例を示した図で
ある。ここでは、便宜上、PHYレイヤ処理ブロックが
二つの場合の例を示す。図3に示すセル多重処理部21
は、回線#1の回線情報を挿入する回線情報挿入部5
1、回線#2の回線情報を挿入する回線情報挿入部5
2、回線#1と回線#2の出力を切り替えるセレクタ7
1、72及びこれらのセレクタ71、72にセレクト信
号を入力する回線選択部6を含んで構成される。
【0028】また、図5に示すセル分離処理部22は、
プロトコル処理ブロック3から出力されるATMセルの
回線を識別する回線識別部8、各PHYレイヤ処理ブロ
ックへのデータ等の出力タイミングを調整するタイミン
グ調整部91、92、93、94より構成される。
【0029】次に、図3〜図6を参照して、本実施形態
によるセル多重・分離処理の詳細内容を説明する。 <セル多重処理>PHYレイヤ処理ブロック11、12
から出力されたATMセルは、回線情報挿入部51、5
2によってATMセルヘッダ内のVPIの最上位ビット
に回線情報が付加される。ここでは、回線#1側の回線
情報挿入部51はVPIの最上位ビットに“0”を書き
込み、回線#2側の回線情報挿入部52はVPIの最上
位ビットに“1”を書き込む。プロトコル処理ブロック
3では、回線#1と回線#2の違いをVPIで認識でき
るため、2つの回線のATMセルを個々に処理すること
が可能となる。なお、VPIの最上位ビットの位置は、
セルの先頭を示す信号「RxSOC」によって検出する
ことが可能である。
【0030】回線選択部6は、回線情報挿入部51、5
2による処理の間に回線#1のPHYレイヤ処理ブロッ
ク11から出力される信号「RxC1av1」、回線#
2のPHYレイヤ処理ブロック12から出力される信号
「RxC1av2」を監視し、回線#1、回線#2のど
ちらかを選択する信号を生成する。回線#1、回線#2
の切替はセル単位で行われ、ATMセルの伝送途中で回
線#1、回線#2の切替が発生してもそのATMセルが
壊れないようになっている。
【0031】この回線選択部6は、回線#1選択のとき
は“0”、回線#2選択のときは“1”を出力するた
め、選択されたPHYレイヤ処理ブロックからのATM
セルがセレクタ71を通してプロトコル処理ブロック3
に出力される。逆にこの回線選択部6で選択されなかっ
たPHYレイヤ処理ブロックは、該当する信号「RxE
nb1」または信号「RxEnb2」が“H”となるた
め、ATMセルの出力を停止することとなる。
【0032】図4は、セル多重処理のタイムチャートで
あり、回線#1側のPHYレイヤ処理ブロック11と回
線#2側のPHYレイヤ処理ブロック12の両回線より
ATMセルの出力要求が発生した場合の例が示されてい
る。
【0033】PHYレイヤ処理ブロック11、12から
のATMセル出力要求が重なった部分、すなわち信号
「RxClav1」,「RxClav2」の両方から
“H”が出力されている区間(図4の区間1)では、P
HYレイヤ処理ブロック11、12からのATMセルを
セル多重処理部21で生成した信号「RxEnb1」,
「RxEnb2」により制御してセル多重化を行う。な
お、信号「RxEnb1」,「RxEnb2」が“H”
である区間では、該当するPHYレイヤ処理ブロック内
FIFOにデータを蓄積させておく。
【0034】2回線分の多重化においてラウンドロビン
方式による制御を行う場合、ATMセルはPHYレイヤ
処理ブロック11,12より交互に出力される。これは
片方のPHYレイヤ処理ブロックのみのセルが出力さ
れ、もう片方のPHYレイヤ処理ブロック内のFIFO
がオーバフローしてしまうといった自体を回避するため
である。
【0035】<セル分離処理>プロトコル処理ブロック
3より出力されたATMセルは、まず回線識別部8によ
ってATMセルヘッダ内のVPI最上位ビットが検出さ
れる。検出の結果、回線識別部8は、VPI最上位ビッ
トが“0”のときは“0”(回線#1を選択)を出力
し、VPI最上位ビットが“1”のときは“1”(回線
#2を選択)を出力する。なお、VPI最上位ビットの
ビット位置は、セルの先頭を示す信号「TxSOC」に
より検出することが可能である。
【0036】回線#1、回線#2へのATMセルの振り
分けは、回線識別部8の出力信号により行われる。この
信号により選択された回線側のPHYレイヤ処理ブロッ
クでは、該当する信号「RxEnb」が“L”となるた
めにATMセルの取り込み処理を行う。逆に選択されな
かった回線側のPHYレイヤ処理ブロックは、該当する
信号「RxEnb」が“H”となるため、ATMセルの
取り込みを行わない。
【0037】PHYレイヤ処理ブロック11、12への
ATMセルのデータと制御信号は、最終的にタイミング
調整部91、92、93、94によって位相調整されて
出力される。
【0038】図6は、セル分離処理のタイムチャートで
あり、回線#1側のPHYレイヤ処理ブロック11と回
線#2側のPHYレイヤ処理ブロック12へATMセル
が振り分けられるときの各信号を示したものである。
【0039】PHYレイヤ処理ブロック11へ出力され
るATMセル部分(区間2)とPHYレイヤ処理ブロッ
ク12へ出力されるATMセル部分(区間3)の切替
は、セル分離処理部22により生成される信号「TxE
nb1」,「TxEnb2」により決定され、PHYレ
イヤ処理ブロック11、12は、信号「TxEnb
1」,「TxEnb2」が“L”区間におけるATMセ
ルを取り込むことにより実現されている。
【0040】このように、本実施形態では、従来、個々
のPHYレイヤ処理ブロックと1対1に対応してATM
セルの分割・組立を行ってAAL処理等を行うプロトコ
ル処理ブロック3を、n個のPHYレイヤ処理ブロック
に対しても対応できるようにしたので、従来手法の応用
では、PHYレイヤ処理ブロックと同数必要であったプ
ロトコル処理ブロックが1個で済むようになり、回路規
模を縮小できるようになる。
【0041】また、複数のATMセルを受信する場合は
それらを多重化し、多重化されたATMセルを送信する
場合はそれを分離して各PHYレイヤ処理ブロックに送
出するようにしたので、UTOPIA I/F Lev
el2の規格でなくてもそれと同様の効果を得ることが
でき、安価にn:1の通信ができるようになる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数回線に対する処理を考慮していないUT
OPIA I/F Level1をインタフェースに用
い、一つのプロトコル処理手段しかないCLAD装置で
あっても、UTOPIA I/F Level2と同等
の機能を擬似的に実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したCLAD装置の構成図。
【図2】本実施形態のCLAD装置に用いられる主要信
号を例示した図。
【図3】本実施形態のCLAD装置におけるセル多重処
理部の構成図。
【図4】本実施形態によるセル多重処理時の手順説明
図。
【図5】本実施形態のCLAD装置のセル分離処理部の
構成図。
【図6】本実施形態によるセル分離処理時の手順説明
図。
【図7】従来のATMプロトコル処理回路の構成図。
【符号の説明】
11〜1n PHYレイヤ処理ブロック 2 セル多重・分離処理ブロック 21 セル多重処理部 22 セル分離処理部 3 プロトコル処理ブロック 31 AALレイヤ処理部 32 CPU 33 メモリ 4 上位レイヤ処理ブロック 51、52 回線情報挿入部 6 回線選択部 71、72 セレクタ 8 回線識別部 91、92、93、94 タイミング調整部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回線との間でセルの送受信を行う
    複数のレイヤ処理手段と、これらのレイヤ処理手段との
    間でプロトコル変換を含む所要のセル処理を行うプロト
    コル処理手段とを有し、前記複数のレイヤ処理手段との
    間のインタフェースにUTOPIA I/F Leve
    l1を用いるCLAD装置であって、 複数のセルを使用回線の識別情報と共に多重化するセル
    多重化手段と、 使用回線の識別情報と共に多重化されたセルを分離する
    とともに分離された各々のセルに含まれる回線の識別情
    報をもとに当該セルを該当するレイヤ処理手段へ振り分
    けるセル分離手段とを備え、 複数のレイヤ処理手段で受信したセルを前記セル多重化
    手段で多重化し、前記プロトコル処理手段で処理された
    多重化セルを前記セル分離手段で分離することを特徴と
    するCLAD装置。
  2. 【請求項2】 前記セル多重化手段は、個々のセルに
    含まれるヘッダ領域のVPIの上位数ビットで定義され
    た位置に前記識別情報を挿入するように構成され、前記
    プロトコル処理手段は、前記VPIから検出した識別情
    報で特定される回線に対応したセルを所定単位で組み立
    てるように構成されていることを特徴とする、請求項1
    記載のCLAD装置。
  3. 【請求項3】 前記セル多重化手段は、ラウンドロビン
    方式によってセル多重化を行うように構成されているこ
    とを特徴とする、 請求項1記載のCLAD装置。
  4. 【請求項4】 前記セル分離手段は、分離されたセルに
    含まれる回線情報をもとに出力すべき回線を識別し、該
    当回線に対応するレイヤ処理手段に対してセルの取り込
    みを許可する信号を送る回線識別部と、この回線識別部
    の出力信号と同期してセルを出力するタイミング調整部
    とを含んで構成される、 請求項1、2又は3記載のCLAD装置。
  5. 【請求項5】 インタフェースにUTOPIA I/F
    Level1を採用する装置に接続された複数の回線
    との間でセルの送受信を行う方法であって、 前記複数の回線から受信したセルを各々当該回線の識別
    情報と共に多重化する段階と、 多重化されたセルを分離するとともに分離されたセルに
    含まれる使用回線の識別情報をもとに使用回線を特定
    し、特定した回線からセルを送信する段階とを含み、擬
    似的にUTOPIA I/F Level2の機能を形
    成することを特徴とするセルの送受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100393053C (zh) * 2002-06-27 2008-06-04 中兴通讯股份有限公司 多路解复用发送受控器

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