JP2000324064A - 伝送特性測定システム - Google Patents

伝送特性測定システム

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JP2000324064A
JP2000324064A JP12624099A JP12624099A JP2000324064A JP 2000324064 A JP2000324064 A JP 2000324064A JP 12624099 A JP12624099 A JP 12624099A JP 12624099 A JP12624099 A JP 12624099A JP 2000324064 A JP2000324064 A JP 2000324064A
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light
wavelength
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Shiro Ryu
史郎 笠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定波長と近い基準波長を使用して伝送特性
を測定する。 【解決手段】 基準用レーザ10は基準信号光を出力
し、測定用レーザ12は測定波長の光を出力する。外部
変調器14,16は、発振器18から出力される変調信
号に従い、それぞれ基準用レーザ10の出力光及び測定
用レーザ12の出力光を強度変調する。光合成器20
は、外部変調器14,16の出力光を合成又は波長多重
して、測定対象の光伝送路22に出力する。光分波器2
4は、光伝送路22からの光を4分割し、第1の分割光
を光帯域通過フィルタ26に、第2の分割光を光帯域阻
止フィルタ28にそれぞれ供給する。光帯域通過フィル
タ26は、基準波長λrのみを通過する光フィルタであ
り、光帯域阻止フィルタ28は基準波長λrの透過を阻
止する光フィルタである。光受信器30は光帯域通過フ
ィルタ26の出力光を電気信号に変換し、光受信器32
は光帯域阻止フィルタ28の出力を電気信号に変換す
る。位相比較器34は、光受信器30,32の出力の位
相を比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送特性測定シス
テムに関し、より具体的には、光伝送媒体の伝送特性を
測定する伝送特性測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】光伝送路は、一般的には、光ファイバか
らなるが、長距離の場合、信号光を増幅する光増幅器が
所定間隔で挿入される。高速のデータ信号で変調された
光信号を長距離伝送するには、光伝送路の波長対振幅特
性及び波長対波長分散特性等をできるだけ正確に把握す
る必要がある。特に、波長分散特性は、伝送可能な伝送
速度を制限する主要な要因となるので、できるだけ正確
に把握する必要がある。
【0003】光伝送路の分散特性を測定する従来の方式
は、例えば、平成7年特許出願公告第9386号公報又
は米国特許第4,984,884号明細書に記載されて
いる。以下、図4を参照して、その方式を簡単に説明す
る。
【0004】110は基準用レーザ、112は測定用レ
ーザであり、その波長は互いに充分に離れている。例え
ば、信号波長帯が1.55μm帯である場合、測定用レ
ーザ112の波長λmを信号波長帯と同じ1.55μm
帯とし、基準用レーザ110の波長λrを1.3μm帯
とする。外部変調器114,116は、発振器118か
ら出力される変調信号に従い、それぞれ基準用レーザ1
10の出力光及び測定用レーザ112の出力光を強度変
調する。光合成器120は、外部変調器114,116
の出力光を合成又は波長多重して、測定対象の光伝送路
122に出力する。
【0005】光伝送路122を伝送した光(基準信号光
と測定信号光)は、光分波器124に入射する。光分波
器124は光伝送路122からの光を3分割し、第1の
分割光を波長分離器126に供給する。波長分離器12
6は、基準用レーザ110から出力される1.3μm帯
基準信号光(波長λr)と測定用レーザ112から出力
される1.55μm帯測定信号光(波長λm)を相互に
分離し、前者を光受信器128に、後者を光受信器13
0に供給する。光受信器128は、基準信号光の光強度
を示す電気信号を出力し、光受信器130は、測定信号
光の光強度を示す電気信号を出力する。光受信器12
8,130の出力の振幅は、発振器118から出力され
る変調信号と同じ周波数で変動する。
【0006】位相比較器132は、光受信器128,1
30の出力の位相を比較する。位相比較器130の位相
比較結果は、光伝送路122の群遅延特性を示す。この
群遅延特性を波長で微分することにより波長分散特性を
求めることができる。すなわち、測定用レーザ112の
発振波長を、測定したい波長帯内で掃引することによ
り、所望の波長帯での波長分散特性を求めることができ
る。
【0007】図4に示す方式では、光伝送路122の実
効長が周囲温度変化等により変化した場合でも、測定信
号光と基準信号光との間で位相を比較することにより、
光伝送路122の実効長の変化の影響を受けずに、光伝
送路122の波長分散特性を測定できるという利点があ
る。
【0008】測定用レーザ112の発振波長(又は周波
数)を精密に測定するために、光分波器124の第2の
分割光を光波長計134に供給する。光波長計134
は、測定用レーザ112の掃引開始時の絶対波長を測定
する。
【0009】光波長変化モニタ装置136は、光波長計
134で測定された掃引開始波長からの変化量を測定す
るために設けられている。モニタ用レーザ138は、測
定用レーザ112の発振波長に近似した波長でレーザ発
振しており、その出力光が光合成器140に印加され
る。光合成器140には、光分波器124から第3の分
割光が供給されており、光合成器140は両入力光を合
成して、光受信器142に供給する。モニタ用レーザ1
38の発振波長が測定用レーザ112の発振波長に近接
した値に設定されているので、光受信器142は、測定
用レーザ112からの測定信号光をモニタ用レーザ13
8の出力光によりコヒーレントヘテロダイン検波する。
光受信器142の出力はスペクトラムアナライザ(又は
周波数カウンタ)144に供給される。スペクトラムア
ナライザ144は、光受信器142での検波によって得
られた中間周波電気信号から、その中間周波電気信号の
周波数、即ち測定信号光の掃引波長量を測定する。
【0010】従来の光伝送路分散特性測定方式では、測
定用レーザ112の発振波長を掃引して、光伝送路12
2の群遅延特性を精度良く測定でき、得られた群遅延特
性を波長で微分することで波長分散特性を測定できる。
但し、従来例では、波長分離器126の波長分離特性
上、基準用レーザ110の発振波長と測定用レーザ11
2の発振波長を十分離れたものにする必要があった。例
えば、測定用レーザ112の発振波長を1.55μm帯
とするとき、基準用レーザ110の発振波長を1.3μ
m帯としていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光増幅中継器
を具備する光増幅伝送路、特に、1.55μm帯に設計
された光増幅伝送路に装備される光増幅器は、通常、
1.55μm帯の光信号のみを増幅して通過させる特性
を有しており、1.3μm帯の光信号を通過できない。
【0012】従って、従来の光伝送路分散特性測定方式
は、光増幅伝送路には実質的に適用できないという問題
点があった。
【0013】この問題は、その他の狭帯域の光素子が挿
入されている光伝送路でも生じ得る。
【0014】本発明は、このような問題点を解決し、光
増幅器又はその他の狭帯域の光デバイスが挿入された光
伝送路にも適用可能な伝送特性測定システムを提示する
ことを目的とする。
【0015】本発明はまた、測定波長に近接した基準波
長の基準光を使用可能な伝送特性測定システムを提示す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る伝送特性測
定システムは、発振手段と、当該発振手段から出力され
る周波数信号により強度変調された、基準波長の基準信
号光を発生する基準信号光発生手段と、当該発振手段か
ら出力される周波数信号により強度変調された、測定波
長の測定信号光を発生する測定光発生手段と、当該基準
信号光と当該測定信号光を合波して、測定対象たる光伝
送媒体に供給する合波手段と、当該光伝送媒体を透過し
た光から基準波長成分及び測定波長成分を分離する波長
分離手段と、当該波長分離手段で分離された基準波長成
分を電気信号に変換する第1の光受信手段と、当該波長
分離手段で分離された測定波長成分を電気信号に変換す
る第2の光受信手段と、当該第1の光受信手段及び当該
第2の光受信手段の出力の位相を比較する位相比較手段
と、当該第1の光受信手段の出力に従い、当該波長分離
手段における当該基準波長成分の抽出中心波長を自動制
御する制御手段とからなることを特徴とする。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0018】図1は、本発明の第1実施例の概略構成ブ
ロック図を示す。10は基準用レーザ、12は測定用レ
ーザであり、その発振波長は近接している。例えば1.
55μm帯の光信号を伝送する光伝送路の伝送特性を測
定する場合、本実施例では、測定用レーザ12は、1.
55μm帯の測定信号光を発生し、基準用レーザ10
は、従来例と異なり1.55μm帯の基準信号光を発生
する。但し、測定用レーザ12の出力光の波長λmと基
準用レーザ10の出力光の波長λrは一致しない。
【0019】より具体的には、測定用レーザ12の掃引
範囲が1540〜1560nmであった場合、光増幅器
の帯域としては、例えば1530〜1560m程度の波
長幅があるので、基準用レーザ10の波長λrは、測定
用レーザ12の準長帯域から若干離れ、かつ光増幅器の
帯域内の波長であれば良い。本実施例では、基準用レー
ザ10の発振波長として、例えば1530nmを選択し
た。
【0020】外部変調器14,16は、発振器18から
出力される変調信号に従い、それぞれ基準用レーザ10
の出力光及び測定用レーザ12の出力光を強度変調す
る。光合成器20は、外部変調器14,16の出力光を
合成又は波長多重して、測定対象の光伝送路22に出力
する。
【0021】光伝送路22を伝送した光(基準信号光と
測定信号光)は、光分波器24に入射する。光分波器2
4は光伝送路22からの光を4分割し、第1の分割光を
光帯域通過フィルタ26に、第2の分割光を光帯域阻止
フィルタ28にそれぞれ供給する。光帯域通過フィルタ
26は、基準波長λrのみを通過する光フィルタであ
り、光帯域阻止フィルタ28は基準波長λrの透過を阻
止する光フィルタである。光帯域通過フィルタ26の中
心波長は、基準用レーザ10の出力波長(上述の例で
は、1530nm)に設定され、通過半値幅は測定用レ
ーザ12の出力波長を含むことのないように、例えば、
3nm程度に設定される。これにより、光帯域通過フィ
ルタ26は、基準用レーザ10の出力光のみを抽出でき
る。光帯域阻止フィルタ28の中心波長は、光帯域通過
フィルタ26の中心波長と同一の波長に設定され、その
阻止帯域幅は、光帯域通過フィルタ26の通過帯域幅と
同程度にする。これにより、光帯域阻止フィルタ28
は、光伝送路22を伝送した光から基準信号光のみを除
去した光、すなわち、測定用レーザ12の出力光成分の
みを抽出する。
【0022】光帯域通過フィルタ26の出力光は光受信
器30に入射し、光帯域阻止フィルタ28の出力光は光
受信器32に入射する。光受信器30は、光帯域通過フ
ィルタ26の出力光、すなわち、基準信号光を電気信号
に変換し、光受信器32は、光帯域阻止フィルタ28の
出力光、すなわち、測定信号光を電気信号に変換する。
従って、光受信器30,32の出力の振幅は、発振器1
8から出力される変調信号と同じ周波数で変動する。
【0023】位相比較器34は、光受信器30,32の
出力の位相を比較する。位相比較器34の位相比較結果
は、光伝送路22の群遅延特性を示す。この群遅延特性
を波長で微分することにより波長分散特性を求めること
ができる。すなわち、測定用レーザ12の発振波長を、
測定したい波長帯内で掃引することにより、所望の波長
帯での波長分散特性を求めることができる。
【0024】検波器36は、光受信器30の出力から発
振器18の発振周波数成分を検波する。検波器36の出
力は、光受信器30の出力における、発振器18の発振
周波数成分の振幅を示す。制御回路38は、検波器36
の出力に従い、検波器36の出力が最大になるように光
帯域通過フィルタ26の通過中心周波数及び光帯域阻止
フィルタ28の阻止中心周波数を制御する。これによ
り、基準用レーザ10の発振波長λrが多少変動するこ
とがあっても、支障無く、光帯域通過フィルタ26で基
準信号光を抽出でき、光帯域阻止フィルタ28で基準信
号光を除去できる。
【0025】分波器24は第3の分割光を光波長計40
に供給する。光波長計40は例えば、測定用レーザ12
の掃引開始時の絶対波長を測定するのに利用される。
【0026】光波長変化モニタ装置42は、従来例の光
波長変化モニタ装置136と同様の構成からなり、その
目的も光波長変化モニタ装置136と同じく、光波長計
40で測定された掃引開始波長からの変化量を測定すこ
とである。モニタ用レーザ44は、測定用レーザ12の
発振波長に近似した波長でレーザ発振しており、その出
力光が光合成器46に印加される。光合成器46には、
光分波器24から第4の分割光が供給されており、光合
成器46は両入力光を合成して、光受信器48に供給す
る。モニタ用レーザ44の発振波長は、測定用レーザ1
2の発振波長に近接した値に設定されているので、光受
信器48は、測定用レーザ12からの測定信号光をモニ
タ用レーザ44の出力光によりコヒーレントヘテロダイ
ン検波する。光受信器48の出力はスペクトラムアナラ
イザ(又は周波数カウンタ)50に供給される。スペク
トラムアナライザ50は、光受信器48での検波によっ
て得られた中間周波電気信号から、その中間周波電気信
号の周波数、即ち測定信号光の掃引波長量を測定する。
【0027】光帯域通過フィルタ26及び光帯域阻止フ
ィルタ28により、基準信号光と測定信号光を精密に分
離できるので、基準波長λrと測定波長λmを近接した
ものにできる。従って、光増幅器等の狭帯域光デバイス
を含んだ光伝送路の分散特性等も、光伝送路の実効長の
変化の影響を受けずに精度良く測定できる。
【0028】図2は、本発明の第2実施例の概略構成ブ
ロック図を示す。受信側において、基準信号光と測定信
号光を高精度に分離するフィルタ部分が変更されてい
る。図1と同じ構成要素には同じ符号を付加してある。
【0029】変更部分を詳細に説明する。光分波器52
は、光伝送路22を伝送した光(基準信号光と測定信号
光)を3分割し、第1の分割光を光サーキュレータ54
のポートAに、第2の分割光を光波長計40に、第3の
分割光を光波長変化モニタ装置42にそれぞれ供給す
る。光サーキュレータ54は、ポートAの入力光をポー
トBから出力し、ポートBの入力光をポートCから出力
する光素子である。光サーキュレータ54のポートBは
光帯域通過フィルタ56に接続する。光帯域通過フィル
タ56は、狭い通過幅で基準波長λrのみを極く狭い通
過半値幅で通過し、それ以外の波長、特に測定波長帯域
を反射する光フィルタである。一般に、特定波長帯を通
過する光フィルタは、その特定波長帯以外の波長を反射
する光素子として機能する。
【0030】光帯域通過フィルタ56は、光サーキュレ
ータ54のポートBからの光の内、基準信号光を通過し
て光受信器30に供給し、測定信号光を反射して光サー
キュレータ54のポートBに供給する。光サーキュレー
タ54は、光帯域通過フィルタ56により反射されてポ
ートBに入力する光をポートCから出力する。光サーキ
ュレータ54のポートCの出力光は光受信器32に入射
する。
【0031】このように、光サーキュレータ54及び光
帯域通過フィルタ56により、図1に示す実施例の光帯
域通過フィルタ26及び光帯域阻止フィルタ28と同様
に、基準信号光が光受信器30に入射し、測定信号光が
光受信器32に入射する。
【0032】図1に示す実施例と同様に、検波回路36
及び制御回路38が、光帯域通過フィルタ56の通過中
心波長を基準波長λrに一致する波長に制御する。
【0033】光サーキュレータ54を用いることによ
り、光帯域阻止フィルタが不要になり、光帯域阻止フィ
ルタの中心周波数の設定作業が不要になる。また、光伝
送路22からの光の分割数を4から3に減らすことがで
きる。
【0034】一般的に光伝送路の分散特性の測定は、地
理的に離れた2地点間で行われる。このな場合、送信側
の各種設定条件、例えば基準波長、測定波長の掃引範囲
及び掃引開始波長等の測定条件情報を受信側に伝送し、
受信側の機器に設定する必要がある。通常は、送信側と
受信側にそれぞれ測定者を配置し、電話等の通信手段を
用いてこれらの測定条件情報をやりとりすることになる
が、このようなやりとりは煩雑なだけでなく、最低2名
の測定者と彼らの間の通信手段が必要になる。そこで、
人手を介在させずに測定条件情報を送信側から受信側に
伝送する手段が望まれる。これはまた、測定条件情報を
受信側で自動設定するのにも必要である。
【0035】図3は、このような要望を満たす本発明の
第3実施例の概略構成ブロック図を示す。図1及び図2
と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
【0036】図2に示す実施例に対する変更部分を説明
する。データ発生回路60は、受信側に送信すべき測定
条件情報を示すデータを発生する。外部変調器62は、
発振器18からの基準周波数信号とデータ発生回路60
からのデータ信号とに従い、基準用レーザ10の出力光
を強度変調する。例えば、外部変調器62は例えば、発
振器18からの周波数信号をデータ発生回路60からの
データで振幅変調した結果により、基準用レーザ10の
出力光を強度変調する。これにより、測定条件情報は、
基準信号光上の基準周波数の振幅変化として伝送され
る。
【0037】光合成器20は、外部変調器62,16の
出力光を合成又は波長多重して、測定対象の光伝送路2
2に出力する。先に説明したように、光分波器52は、
光伝送路22を伝送した光(基準信号光と測定信号光)
を3分割し、第1の分割光を光サーキュレータ54のポ
ートAに、第2の分割光を光波長計40に、第3の分割
光を光波長変化モニタ装置42にそれぞれ供給する。光
サーキュレータ54及び光帯域通過フィルタ56によ
り、基準波長λrの光とそれ以外とに分離され、前者
は、光帯域通過フィルタ56から光分波器64に入射
し、後者は光サーキュレータ54のポートCから光受信
器32に入射する。分波器64は、光帯域通過フィルタ
56の出力光を2分割し、一方をデータ用光受信器66
に、他方を光受信器30に供給する。データ用光受信器
66は、光分波器64からの光を電気信号に変換し、更
にデータ発生器60の出力データを復調する。演算回路
68は、データ用光受信器66から出力される測定条件
情報と、位相比較器34から出力される位相情報とか
ら、光伝送路22の群遅延特性及び波長分散特性などを
演算する。
【0038】この実施例では、測定条件情報を示すデー
タを復調するために、受信側で光分波器64が基準信号
光を2分割したが、勿論、光受信器30から出力される
電気信号から測定条件情報を復調しても良い。
【0039】図3に示す実施例では、基準信号光をキャ
リアとして測定条件情報を送信側から受信側に伝送する
ので、測定対象以外の伝送路を用意する必要がなく、光
源を別に用意する必要も無い。測定条件情報を基準信号
でなく、測定信号光に載せて搬送しても良い。送信側
で、外部変調器62により基準信号光を測定条件情報で
変調したが、勿論、基準用レーザ10の駆動電流を直
接、測定条件情報で変調しても良い。
【0040】上記実施例では、光波長計40及び光波長
変化モニタ装置42が受信側に配置されているが、同様
の機器を送信側に配置しても良いことはいうまでもな
い。光波長変化モニタ装置42の構成は、図示例に限定
されない。例えば、事前に測定した値により測定用レー
ザ12の波長を校正してもよい。光伝送路22の波長分
散を測定する例を説明したが、本発明は、一般的に波長
分散特性を測定する必要がある光伝送媒質一般をその測
定対象とすることができる。被測定物としては、例えば
光ファイバ、ファイバグレーティング及び光フィルタ等
がある。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、光増幅器等の狭帯域光デバイスを
含む光伝送路の伝送特性を、周囲温度の変化等による光
伝送路の実効長の変動の影響を受けないで、精度良く測
定することが可能となる。また、送信側の波長設定情報
等のデータを、別の通信回線を用いることなく受信側に
伝送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図2】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図3】 本発明の第3実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図4】 従来例の概略構成ブロック図である。
【符号の説明】
10:基準用レーザ 12:測定用レーザ 14:外部変調器 16:外部変調器 18:発振器 20:光合成器 22:光伝送路 24:光分波器 26:光帯域通過フィルタ 28:光帯域阻止フィルタ 30,32:光受信器 34:位相比較器 36:検波器 38:制御回路 40:光波長計 42:光波長変化モニタ装置 44:モニタ用レーザ 46:光合成器 48:光受信器 50:スペクトラムアナライザ(又は周波数カウンタ) 52:光分波器 54:光サーキュレータ 56:光帯域通過フィルタ 60:データ発生回路 62:外部変調器 64:分波器 66:データ用光受信器 68:演算回路 110:基準用レーザ 112:測定用レーザ 114,116:外部変調器 118:発振器 120:光合成器 122:光伝送路 124:光分波器 126:波長分離器 128,130:光受信器 132:位相比較器 134:光波長計 136:光波長変化モニタ装置 138:モニタ用レーザ 140:光合成器 142:光受信器 144:スペクトラムアナライザ(又は周波数カウン
タ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振手段と、 当該発振手段から出力される周波数信号により強度変調
    された、基準波長の基準信号光を発生する基準信号光発
    生手段と、 当該発振手段から出力される周波数信号により強度変調
    された、測定波長の測定信号光を発生する測定光発生手
    段と、 当該基準信号光と当該測定信号光を合波して、測定対象
    たる光伝送媒体に供給する合波手段と、 当該光伝送媒体を透過した光から基準波長成分及び測定
    波長成分を分離する波長分離手段と、 当該波長分離手段で分離された基準波長成分を電気信号
    に変換する第1の光受信手段と、 当該波長分離手段で分離された測定波長成分を電気信号
    に変換する第2の光受信手段と、 当該第1の光受信手段及び当該第2の光受信手段の出力
    の位相を比較する位相比較手段と、 当該第1の光受信手段の出力に従い、当該波長分離手段
    における当該基準波長成分の抽出中心波長を自動制御す
    る制御手段とからなることを特徴とする伝送特性測定シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 当該波長分離手段が、当該光伝送媒体を
    透過した光から基準波長成分を抽出する光帯域通過フィ
    ルタと、当該光伝送媒体を透過した光から基準波長成分
    を除去する光帯域阻止フィルタとからなる請求項1に記
    載の伝送特性測定システム。
  3. 【請求項3】 当該波長分離手段が、当該基準波長成分
    を透過し、且つ当該測定波長成分を反射する光帯域通過
    フィルタと、第1ポート、第2ポート及び第3ポートを
    具備し、当該第1ポートの入力光を当該第2ポートから
    出力し、当該第2ポートの入力光を当該第3ポートから
    出力する光サーキュレータであって、当該光伝送媒体を
    透過した光を当該第1ポート及び当該第2ポートを介し
    て当該光帯域通過フィルタに供給し、当該光帯域通過フ
    ィルタからの反射光を当該第2ポート及び当該第3ポー
    トを介して出力する光サーキュレータとからなる請求項
    1に記載の伝送特性測定システム。
  4. 【請求項4】 更に、当該基準信号光発生手段及び当該
    測定信号光発生手段の一方に作用して、測定条件情報を
    示すデータを当該基準信号光及び当該測定信号光の一方
    に載せる変調手段と、当該光伝送媒体を透過した光の、
    当該基準波長成分及び当該測定波長成分の一方から当該
    測定条件情報を示すデータを復調する復調手段を具備す
    る請求項1に記載の伝送特性測定システム。
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