JP2000324036A - テレビジョン放送用中継装置 - Google Patents

テレビジョン放送用中継装置

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JP2000324036A
JP2000324036A JP13118199A JP13118199A JP2000324036A JP 2000324036 A JP2000324036 A JP 2000324036A JP 13118199 A JP13118199 A JP 13118199A JP 13118199 A JP13118199 A JP 13118199A JP 2000324036 A JP2000324036 A JP 2000324036A
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television
signal
transmission
television signal
intermediate frequency
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JP13118199A
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Nobushige Fukuoka
宣重 福岡
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成器に要求される電力容量が小さく、隣接
チャンネルを合成でき、合成器を小型にできるテレビジ
ョン放送用中継装置を提供すること。 【解決手段】 受信アンテナ11で受信された信号の中
から所定チャンネルのテレビジョン信号を通過させる入
力フィルタ12、テレビジョン信号を中間周波数に変換
する受信変換部13、テレビジョン信号を増幅する中間
周波数増幅部15と、テレビジョン信号を送信周波数に
変換する送信換部16とからそれぞれが構成される複数
の中継装置101、102、10nを有するテレビジョ
ン放送用中継装置において、中継装置101、102、
10nそれぞれの送信変換部16から出力されるテレビ
ジョン信号を合成する合成器17と、合成器17で合成
されたテレビジョン信号を増幅する広帯域増幅器18
と、増幅されたテレビジョン信号を送信する送信アンテ
ナ20とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号に変
調されたテレビジョン信号を中継するテレビジョン放送
用中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送の場合、テレビジョン
信号が送信される放送局から遠く離れた地域では、受信
される電波強度が弱くなり、良好なテレビ画像が再生で
きなくなる。このような地域では、たとえば、テレビジ
ョン信号の受信状態の良い場所に中継局を設け、親局か
ら送信されたテレビジョン信号を中継局で受信し、そし
て、中継局からテレビジョン信号を再送信するテレビジ
ョン放送用中継装置が利用されている。
【0003】ここで、従来のテレビジョン放送用中継装
置について、アナログ信号に変調されたテレビジョン信
号を中継する場合を例にとり図5を参照して説明する。
符号501、502、…50nはそれぞれ、所定チャン
ネルのテレビジョン信号、たとえば周波数が相違するチ
ャンネル1、チャンネル2、…、チャンネルnのテレビ
ジョン信号を中継する中継装置である。各中継装置50
1、502、…50nは、中継するテレビジョン信号の
チャンネルが相違しているものの、回路構成は同じにな
っている。したがって、ここでは、1つの中継装置たと
えば中継装置501について、その構成および動作を説
明し、他の中継装置502、…50nについては、対応
する部分に同一の符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0004】親局(図示せず)から送信されたテレビジ
ョン信号、たとえば、アナログ信号に変調されたテレビ
ジョン信号が受信アンテナ51で受信される。受信アン
テナ51で受信されたテレビジョン信号は入力フィルタ
52に入力される。入力フィルタ52は、受信アンテナ
51で受信されたテレビジョン信号の中から、中継装置
501が中継する1つの自局チャンネルのテレビジョン
信号を選択する。入力フィルタ52が選択したテレビジ
ョン信号は2分され、その一方は、現用系を構成する第
1の信号回路Aに送られる。また、他方は、予備系を構
成する第2の信号処理回路Bに送られる。
【0005】第1の信号処理回路Aおよび第2の信号処
理回路Bは同じ構成になっている。そのため、ここで
は、第1の信号処理回路Aについて説明し、第2の信号
処理回路Bについては、第1の処理回路Aに対応する部
分に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0006】第1の信号処理回路Aに送られたテレビジ
ョン信号は受信変換部53に入力する。受信変換部53
は、局部発振器54から送られる局発信号L1によって
テレビジョン信号を中間周波数に変換し、中間増幅部5
5に送る。中間増幅部55では、テレビジョン信号が増
幅され、また、自動利得制御機能により出力が一定にな
るように制御される。また、入力の有無が検知され、入
力のない場合には中継動作が停止される。
【0007】そして、中間増幅部55から出力されたテ
レビジョン信号は、送信変換部56に送られる。送信変
換部56は、局部発振器57から送られる局発信号L2
によって、テレビジョン信号を送信周波数に変換する。
送信周波数に変換されたテレビジョン信号は、切替器5
8を経て電力増幅部59に入力され、所定の送信出力に
増幅される。その後、出力フィルタ60において、電力
増幅器59で発生した不要波が除去され、合成器61に
送られる。
【0008】切替器58は、正常の運用状態では、たと
えば、現用系を構成する第1の信号処理回路Aと電力増
幅器59とを接続し、第1の信号処理回路Aで処理され
たテレビジョン信号を電力増幅器59に供給している。
そして、第1の信号処理回路Aが故障すると、第2の信
号処理回路Bの側に切り替わり、第2の信号処理回路B
で処理されたテレビジョン信号が電力増幅器59に供給
される。
【0009】また、合成器61には、他の中継装置50
2、…、50nから、それぞれのチャンネルに対応した
テレビジョン信号が入力されている。そして、合成器6
1では、各中継装置501、502、…、50nから出
力される複数のテレビジョン信号が合成され、合成され
た複数のテレビジョン信号がアンテナ62から送信され
る。
【0010】上記したテレビジョン放送用中継装置は、
複数の中継装置を一か所に集中して配置できる構成にな
っている。そのため、テレビジョン信号を送信するアン
テナやアンテナを設置する鉄塔などを複数のチャンネル
で共用でき、設備費用を低減できる。
【0011】ここで、従来のテレビジョン放送用中継装
置に使用される合成器61について図6を参照して説明
する。符号T1、T2、Tnは合成器61の入力端で、
入力端T1、T2、Tnは、図5の各中継装置501、
502、…、50nを構成する出力フィルタ60の出力
端に接続されている。そして、入力端T1、T2、Tn
には、各中継装置501、502、…、50nで処理さ
れたテレビジョン信号CH1、CH2、CHnを通過さ
せる帯域フィルタ71、72、7nが接続されている。
また、帯域フィルタ71、72、7nは共通の点Pに接
続され、点Pは合成器61の出力端OUTに接続されて
いる。
【0012】上記した構成において、各中継装置50
1、502、…、50nで処理されたテレビジョン信号
CH1、CH2、CHnは、帯域フィルタ71、72、
7nによって、各中継装置501、502、…、50n
は分離されている。したがって、合成されたテレビジョ
ン信号(CH1+CH2+CHn)として、出力端OU
Tから出力される。
【0013】なお、上記した構成の合成器61の場合、
帯域フィルタ71、72、7nに対し、それぞれのチャ
ンネルのテレビジョン信号のみを選択する急峻な特性を
もたせることが困難になっている。そのため、従来のテ
レビジョン放送用中継装置では、複数のテレビジョン信
号を合成する場合、図7(a)に示すように、隣り合う
チャンネルのテレビジョン信号どうし、たとえば、CH
1とCH2、CH2とCHn間は、少なくとも1つのチ
ャンネル分に相当する周波数だけ離れるような周波数配
列になっている。
【0014】しかし、地上デジタル放送では、その周波
数配列は、図7(b)に示すように、隣り合うチャンネ
ルCH1、CH2、CH3…間で周波数が連続する構成
が提案されている。このような周波数配列では、複数の
テレビジョン信号を合成する場合、上記したような帯域
フィルタを用いた合成器の利用は困難になる。また、帯
域フィルタの特性が改良されても、チャンネルの端に位
置する周波数部分での特性の劣化は避けられない。この
ような場合、中間周波数帯などにおいて、特性の劣化を
補償するような補償回路が必要となり、その分、回路構
成が複雑になる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビジョン放
送用中継装置は、たとえば、それぞれの中継装置から出
力される複数のテレビジョン信号を合成する構成になっ
ている。この場合、合成器に要求される電力容量は合成
される複数の送信出力の合計となり、必要な電力容量が
大きくなる。電力容量が大きくなると、耐圧および発熱
防止のために、帯域フィルタの形状が大型になり、設置
するためのスペースも広くなる。
【0016】本発明は、上記した欠点を解決するもの
で、合成器に要求される電力容量が小さく、また、合成
器を小型にできるテレビジョン放送用中継装置を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信アンテナ
で受信された信号の中からデジタル信号に変調された所
定チャンネルのテレビジョン信号を通過させる入力フィ
ルタと、この入力フィルタを通過した前記テレビジョン
信号を中間周波数に変換する受信変換部と、この受信変
換部で中間周波数に変換された前記テレビジョン信号を
増幅する中間周波数増幅部と、この中間周波数増幅部で
増幅された前記テレビジョン信号を送信周波数に変換す
る送信換部とからそれぞれが構成され、かつ、それぞれ
で処理されるテレビジョン信号のチャンネルが相違する
複数の中継装置を有するテレビジョン放送用中継装置に
おいて、前記複数の中継装置それぞれの送信変換部から
出力される複数のテレビジョン信号を合成する合成器
と、この合成器で合成された複数のテレビジョン信号を
共通に増幅する広帯域増幅器と、この広帯域増幅器で増
幅された複数のテレビジョン信号を送信する送信アンテ
ナとを設けたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、デジ
タル信号に変調されたテレビジョン信号を中継する場合
を例にとり図1を参照して説明する。符号101、10
2、…10nは中継装置で、各中継装置101、10
2、…10nはそれぞれ、周波数が互いに相違する所定
チャンネルのテレビジョン信号を中継する構成になって
いる。各中継装置101、102、…10nは、中継す
るテレビジョン信号のチャンネルが相違するものの、同
じ回路構成になっている。したがって、ここでは、1つ
の中継装置、たとえば中継装置101について、その構
成および動作を説明し、他の中継装置102、…10n
については、重複する説明を省略する。
【0019】親局(図示せず)から送信されたテレビジ
ョン信号、たとえば、デジタル信号に変調されたテレビ
ジョン信号が受信アンテナ11で受信される。受信アン
テナ11で受信されたテレビジョン信号は入力フィルタ
12に入力する。入力フィルタ12は、中継装置101
が中継する自局チャンネルに対応するテレビジョン信号
を選択する。入力フィルタ12が選択したテレビジョン
信号は受信変換部13に入力する。受信変換部13に
は、局部発振器14から局発信号L1が送られており、
受信変換部13に入力したテレビジョン信号は局発信号
L1と混合され、中間周波数に変換され、中間増幅部1
5に送られる。
【0020】中間増幅部15に送られたテレビジョン信
号は、増幅され、また、自動利得制御機能により送信出
力の安定化が図られる。また、入力の有無が検知され、
入力のない場合には、中継動作を停止する操作が行われ
る。
【0021】そして、中間増幅部15から出力されたテ
レビジョン信号は、送信変換部16に送られる。送信変
換部16には、局部発振器14から局発信号L2が送ら
れており、送信変換部16に入力したテレビジョン信号
は局発信号L2と混合され、送信周波数に変換される。
送信周波数に変換されたテレビジョン信号は合成器17
に送られる。
【0022】合成器17には、他の中継装置102、
…、10nからも、それぞれのチャンネルに対応したテ
レビジョン信号が入力されている。そして、合成器17
において、各中継装置102、…10nから入力される
複数のテレビジョン信号が合成される。合成されたテレ
ビジョン信号は広帯域電力増幅部18で所定の送信出力
に増幅される。その後、広帯域出力フィルタ19におい
て、電力増幅器18で発生した不要波が除去され、合成
された複数のテレビジョン信号は共通の1つのアンテナ
20から送信される。
【0023】なお、デジタル信号に変調されたテレビジ
ョン信号を中継装置101、102、…、10nで中継
する場合、たとえば、それぞれの中継装置101、10
2、…、10nで受信されるテレビジョン信号と、それ
ぞれの中継装置101、102、…、10nから送信さ
れるテレビジョン信号が同じ周波数に設定されている。
この場合、局発信号L1と局発信号L2は同じ周波数に
なる。したがって、局発信号L1と局発信号L2を1つ
の局部発振器14で生成することができる。
【0024】上記した構成によれば、各中継装置10
2、…10nの送信変換部16においてテレビジョン信
号を送信周波数に変換した段階で、複数のテレビジョン
信号を合成器17で合成し、そして、合成された複数の
テレビジョン信号を広帯域増幅器で共通に増幅し、その
後、送信アンテナ20から送信している。この場合、送
信変換部16から出力される信号レベルは100dBμ
〜110dBμ程度と低くなっている。したがって、合
成器17で合成されるテレビジョン信号の信号レベルが
小さく、合成器17を小型に構成できる。
【0025】ここで、合成器17の例について、ウィル
キンソンタイプの合成器を例にとり図2を参照して説明
する。なお、図2は、3つのテレビジョン信号CH1、
CH2、CH3を合成する場合を示している。
【0026】符号T1、T2、T3は合成器17の入力
端で、入力端T1、T2、T3は、たとえば、図1の各
中継装置101、102、10nを構成する送信変換部
16の出力端に接続されている。また、入力端T1、T
2、T3はそれぞれ、ストリップ線路などで形成された
伝送線路211、212、213に接続され、また、伝
送線路211、212、213は共通の点Pに接続さ
れ、この点Pは合成器16の出力端OUTに接続されて
いる。また、各端子T1、T2、T3間に抵抗Rが接続
されている。
【0027】上記した構成において、各中継装置10
1、102、…、10nで処理されたテレビジョン信号
CH1、CH2、CH3は、伝送線路211、212、
213を経て点Pで合成され、合成されたテレビジョン
信号(CH1+CH2+CH3)となって、出力端OU
Tに出力される。
【0028】上記したウィルキンソンタイプの合成器
は、広帯域な特性をもち、帯域フィルタが使用されてい
ない。このため、テレビジョン信号の各チャンネルの周
波数配列が、図7(b)のように、連続する場合にも使
用できる。また、帯域の端での特性劣化もない。なお、
3個のテレビジョン信号を合成すると、出力レベルは1
/9に低下する。しかし、このような出力レベルの低下
は、送信変換部の出力レベルを大きくし、あるいは、電
力増幅器の利得を上げることで容易に対応できる。ま
た、複数チャンネルのテレビジョン信号を1つの電力増
幅部で増幅する場合、電力増幅器の出力レベルを大電力
化する必要がある。しかし、大電力化しても、従来技術
で説明したように、複数チャンネルのテレビジョン信号
を別々に増幅する電力増幅器を用いる場合に比較して小
型化できる。
【0029】たとえば、10Wの3波のテレビジョン信
号を合成する場合で比較すると、従来方式は、10W電
力増幅器が3台、出力フィルタが3台、合成器が1台の
構成になる。一方、発明は、30W電力増幅器が1台、
出力フィルタが1台、合成器が1台の構成となる。この
ような構成の場合、従来方式では、電力増幅器および出
力フィルタを収納する筐体が3本と、合成器のスペース
とが必要となる。これに対し、発明では、電力増幅器お
よび出力フィルタを収納する筐体が1本と、合成器のス
ペースとなり、装置全体が小型化する。
【0030】次に、本発明の他の実施形態について図3
を参照して説明する。図3では、図1に対応する部分に
は同一の符号を付し、重複する説明を一部省略する。
【0031】この実施形態の場合、所定チャンネルのテ
レビジョン信号を中継する現用の中継装置101、10
2、…、10nとは別に、予備の中継装置200が設け
られている。そして、現用の中継装置101、102、
…、10nのそれぞれ入力フィルタ12と受信変換部1
3との間に第1切替器SW1が設けられ、また、送信変
換部16と合成器17との間に第2切替器SW2が設け
られている。そして、第1切替器SW1を構成する中継
装置101、102、…、10nの切替端子a1、a
2、…、anと、第2切替器SW2を構成する中継装置
101、102、…、10nの切替端子b1、b2、
…、bnとの間に、予備の中継装置200が接続される
構成になっている。
【0032】上記した構成において、現用の中継装置1
01、102、…、10nの1つで、たとえば受信変換
部13から送信変換部16の間に異常が発生した場合、
異常が発生した中継装置101、102、…、10nの
各切替器SW1の切替端子a1、a2、…、anと、各
切替器SW2の切替端子b1、b2、…、bnとの間
に、異常が発生した中継装置101、102、…、10
nに代えて予備の中継装置200が接続される。このと
き、予備の中継装置200を構成する局部発振器14が
発生する局発信号L1、L2の周波数は、制御部31に
よって、異常が発生した中継装置101、102、…、
10nの局発信号L1、L2の周波数に一致するように
調整される。
【0033】上記した構成によれば、予備の中継装置2
00は、複数の中継装置101、102、…、10nに
対する予備機として使用できる。そのため、従来の方式
のように、各中継装置にそれぞれ予備機が設けられた構
成に比較して、予備機の数が少なくなり、コストが低減
する。また、設置スペースを狭くできる。また、入力フ
ィルタ12はパッシブ回路で故障が少ない。このため、
予備の中継装置200の入力側を、入力フィルタ12と
受信変換部13との間に接続する構成にすることによ
り、予備の中継装置200に入力フィルタが不要とな
り、その分、回路構成が簡略化する。
【0034】次に、本発明のもう1つの他の実施形態に
ついて図4を参照して説明する。図4では、図1に対応
する部分には同一の符号を付し、重複する説明を一部省
略する。この実施形態では、一方の中継器401が現状
のアナログ放送テレビジョン信号を中継する構成で、他
方の中継器402がデジタル放送を中継する構成になっ
ている。中継器401は、アナログ信号に変調されたテ
レビジョン信号を中継する。この場合、受信周波数と送
信周波数が相違するため、受信変換部13と送信変換部
16にそれぞれ局部発振器141、142が設けられて
いる。
【0035】そして、中継器401の送信変換部16か
ら出力されるテレビジョン信号と、中継器402の送信
変換部16から出力されるテレビジョン信号とを合成器
17で合成する構成になっている。
【0036】なお、符号41は予備系で、その上段に位
置する受信変換部13から送信変換部16までの現用系
と同じ構成になっている。そして、現用系が故障した場
合に、スイッチS1によって予備系41に切り替えられ
る。また、符号42も予備系で、その上段に位置する受
信変換部13から送信変換部16までの現用系と同じ構
成になっている。そして、現用系が故障した場合に、ス
イッチS2によって予備系42に切り替えられる。
【0037】上記の実施形態では、アナログ信号に変調
されたテレビジョン信号と、デジタル信号に変調された
テレビジョン信号とを合成する構成になっている。この
構成によれば、デジタル信号に変調されたテレビジョン
信号を中継する中継装置を、たとえば新たに設置する場
合、アナログ信号に変調されたテレビジョン信号の中継
に用いられている既存の送信所やアンテナ、送信鉄塔な
どの設備を利用できる。したがって、デジタル信号に変
調されたテレビジョン信号の中継装置を設置するにあた
って、送信機の建設や送信鉄塔、アンテナの設置が不要
となり、送信所の設置費用を低減できる。なお、発明に
よれば、合成器などの機器が小型化しているため、既存
の設備の利用に有効である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、合成器に要求される電
力容量が小さく、隣接チャンネルを合成でき、合成器を
小型にできるテレビジョン放送用中継装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための回路構成図
である。
【図2】本発明に使用されている合成器を説明するため
の回路構成図である。
【図3】本発明の他の実施形態を説明するための回路構
成図である。
【図4】本発明の他の実施形態を説明するための回路構
成図である。
【図5】従来例を説明するための回路構成図である。
【図6】従来例に使用されている合成器を説明するため
の回路構成図である。
【図7】テレビジョン信号の周波数配列を説明するため
の図である。
【符号の説明】
11…受信アンテナ 12…入力フィルタ 13…受信変換部 14…局部発振器 15…中間増幅部 16…送信変換部 17…合成器 18…広帯域電力増幅部 19…広帯域出力フィルタ 20…送信アンテナ 101、102、10n…中継装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信アンテナで受信された信号の中から
    デジタル信号に変調された所定チャンネルのテレビジョ
    ン信号を通過させる入力フィルタと、この入力フィルタ
    を通過した前記テレビジョン信号を中間周波数に変換す
    る受信変換部と、この受信変換部で中間周波数に変換さ
    れた前記テレビジョン信号を増幅する中間周波数増幅部
    と、この中間周波数増幅部で増幅された前記テレビジョ
    ン信号を送信周波数に変換する送信変換部とからそれぞ
    れが構成され、かつ、それぞれで処理されるテレビジョ
    ン信号のチャンネルが相違する複数の中継装置を有する
    テレビジョン放送用中継装置において、前記複数の中継
    装置それぞれの送信変換部から出力される複数のテレビ
    ジョン信号を合成する合成器と、この合成器で合成され
    た複数のテレビジョン信号を共通に増幅する広帯域増幅
    器と、この広帯域増幅器で増幅された複数のテレビジョ
    ン信号を送信する送信アンテナとを設けたことを特徴と
    するテレビジョン放送用中継装置。
  2. 【請求項2】 複数の中継装置それぞれに対応して受信
    アンテナが設けられた請求項1記載のテレビジョン放送
    用中継装置。
  3. 【請求項3】 広帯域増幅器と送信アンテナとの間に、
    広帯域増幅器で増幅された複数のテレビジョン信号を通
    過させる広帯域出力フィルタが設けられた請求項1記載
    のテレビジョン放送用中継装置。
  4. 【請求項4】 受信変換部および送信変換部にそれぞれ
    に供給される局発信号が共通の局部発振器で生成された
    請求項1記載のテレビジョン放送用中継装置。
  5. 【請求項5】 送信アンテナが、広帯域増幅器で増幅さ
    れた複数のテレビジョン信号を共通に送信する請求項1
    記載のテレビジョン放送用中継装置。
  6. 【請求項6】 複数の中継装置それぞれの入力フィルタ
    と受信変換部との間に第1切替器が設けられ、かつ、複
    数の中継装置それぞれの送信変換部と合成器との間に第
    2切替器が設けられ、そして、受信されたテレビジョン
    信号を中間周波数に変換する受信変換部と、中間周波数
    に変換された前記テレビジョン信号を増幅する中間周波
    数増幅部と、増幅された前記テレビジョン信号を送信周
    波数に変換する送信換部とを有し、前記第1切替器と前
    記第2切替器との間に接続される予備の中継装置が設け
    られた請求項1記載のテレビジョン放送用中継装置。
  7. 【請求項7】 予備中継装置の受信変換部および送信変
    換部に供給する局発信号の周波数を調整する周波数制御
    手段が設けられた請求項6記載のテレビジョン放送用中
    継装置。
  8. 【請求項8】 受信アンテナで受信された信号の中から
    デジタル信号に変調された所定チャンネルのテレビジョ
    ン信号を通過させる入力フィルタと、この入力フィルタ
    を通過した前記テレビジョン信号を中間周波数に変換す
    る受信変換部と、この受信変換部で中間周波数に変換さ
    れた前記テレビジョン信号を増幅する中間周波数増幅部
    と、この中間周波数増幅部で増幅された前記テレビジョ
    ン信号を送信周波数に変換する送信変換部とを有する第
    1の中継装置、および、受信アンテナで受信された信号
    の中からアナログ信号に変調された所定チャンネルのテ
    レビジョン信号を通過させる入力フィルタと、この入力
    フィルタを通過した前記テレビジョン信号を中間周波数
    に変換する受信変換部と、この受信変換部で中間周波数
    に変換された前記テレビジョン信号を増幅する中間周波
    数増幅部と、この中間周波数増幅部で増幅された前記テ
    レビジョン信号を送信周波数に変換する送信変換部とを
    有し、かつ、前記第1の中継装置とは相違するチャンネ
    ルのテレビジョン信号を処理する第2の中継装置を具備
    し、前記第1の中継装置の送信変換部から出力されるテ
    レビジョン信号と前記第2の中継装置の送信変換部から
    出力されるテレビジョン信号とを合成する合成器と、こ
    の合成器で合成された複数のテレビジョン信号を共通に
    増幅する広帯域増幅器と、この広帯域増幅器で増幅され
    た複数のテレビジョン信号を送信する送信アンテナとを
    設けたことを特徴とするテレビジョン放送用中継装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003008929A (ja) * 2001-04-16 2003-01-10 Dx Antenna Co Ltd ブースタ
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JP2010251845A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Hochiki Corp 放送信号レベル調整装置

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