JP2000323930A - 高周波装置 - Google Patents

高周波装置

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JP2000323930A
JP2000323930A JP11127135A JP12713599A JP2000323930A JP 2000323930 A JP2000323930 A JP 2000323930A JP 11127135 A JP11127135 A JP 11127135A JP 12713599 A JP12713599 A JP 12713599A JP 2000323930 A JP2000323930 A JP 2000323930A
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signal
multiplier
phase noise
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Atsushi Yamada
敦史 山田
Eiji Suematsu
英治 末松
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相雑音を低減でき、信号の品質を向上でき
る高周波装置を提供する。 【解決手段】 発振源11の周波数f0の基本波信号を
2分配して、2逓倍器12,3逓倍器13に夫々入力す
る。上記2逓倍器12からの周波数2f0の信号と3逓
倍器13からの周波数3f0の信号を周波数混合器14
に入力する。上記周波数混合器14は、2逓倍器12,
3逓倍器13からの周波数2f0,3f0の信号を周波数
混合して、周波数5f0(=2f0+3f0)の信号を出力
する。上記周波数混合器14は、周波数5f0の信号を
出力すると共に、周波数f0の基本波信号の位相雑音に
対して低減された周波数3f0の信号の位相雑音を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波帯
(特にミリ波帯)の通信システムに用いられ、局部発振信
号を生成する高周波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波装置としては、2逓倍器ま
たは3逓倍器を縦続接続して構成し、比較的周波数の高
いミリ波帯領域で所望の次数の逓倍波を得るものがあ
る。
【0003】上記高周波装置として、2逓倍器を3段縦
続接続した8逓倍器の構成が1998年電子情報通信学
会エレクトロニクスソサイエティ大会C−2−23に示
されている。上記高周波装置は、図8に示すように、逓
倍器82と、逓倍器83と、逓倍器84とを縦続接続し
て構成している。上記逓倍器82に入力された周波数f
0の基本波信号は、逓倍器82で2逓倍されて周波数2
f0の信号となり、逓倍器83に入力された周波数2f0
の信号は、逓倍器83で2逓倍されて周波数4f0の信
号となり、さらに、逓倍器84に入力された周波数4f
0の信号は、逓倍器85で2逓倍されて周波数8f0の信
号となる。
【0004】また、上記8逓倍器の構成の高周波装置と
は別に、ダイオードやトランジスタの出力信号に含まれ
る高調波から所望の次数の高調波を取り出すことも行わ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記図8に
示す高周波装置では、逓倍次数Nの増加によってN逓倍
された信号の位相雑音特性は、20×log(N)に従っ
て劣化し、例えば8次の逓倍波を取り出そうとすると、
18.1dBだけ位相雑音が増加し、信号の品質が低下
するという問題がある。また、上記ダイオードやトラン
ジスタの出力信号に含まれる高調波から所望の次数の高
調波を取り出す場合も、同様に、高調波次数Nの増加に
従ってN次の信号の位相雑音特性は劣化し、信号の品質
が低下するという問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、位相雑音を低
減でき、信号の品質を向上できる高周波装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の高周波装置は、基本波信号を出力する発
振源と、上記発振源から入力された上記基本波信号に基
づいて、次数の異なる複数の逓倍波信号を出力する逓倍
器と、上記逓倍器からの複数の逓倍波信号を周波数混合
する周波数混合器とを備えたことを特徴としている。
【0008】上記請求項1の高周波装置によれば、上記
逓倍器は、上記発振源から入力された上記基本波信号に
基づいて、次数の異なる複数の逓倍波信号を出力する。
そして、上記周波数混合器は、逓倍器からの複数の逓倍
波信号を周波数混合して、周波数混合された信号を出力
する。このとき、上記周波数混合器は、周波数混合され
た信号と共に、次数の異なる複数の逓倍波信号のうちの
次数の大きい方の位相雑音を出力する。上記周波数混合
器から出力される位相雑音は、上記基本波信号の位相雑
音に対して、入力される逓倍波の次数が小さいほど低く
なるので、縦続接続された逓倍器により周波数逓倍した
場合と比較して位相雑音が低減された信号を得ることが
でき、信号の品質を向上できる。
【0009】また、請求項2の高周波装置は、請求項1
の高周波装置において、上記逓倍器は、2逓倍器および
3逓倍器であって、上記周波数混合器は、上記2逓倍器
からの2倍波信号および上記3逓倍器からの3倍波信号
を周波数混合して、5倍波信号または8倍波信号を出力
することを特徴としている。
【0010】上記請求項2の高周波装置によれば、縦続
接続された逓倍器により周波数逓倍した場合と比較し
て、位相雑音が低減された5倍波信号または8倍波信号
を得ることができる。
【0011】また、請求項3の高周波装置は、請求項1
の高周波装置において、上記逓倍器は、2倍波信号と3
倍波信号の両方を出力する1つの逓倍器であって、上記
周波数混合器は、上記逓倍器からの2倍波信号および3
倍波信号を周波数混合して、5倍波信号または8倍波信
号を出力することを特徴としている。
【0012】上記請求項3の高周波装置によれば、縦続
接続された逓倍器により周波数逓倍した場合と比較し
て、位相雑音が低減された5倍波信号または8倍波信号
を得ることができる。
【0013】また、請求項4の高周波装置は、請求項1
乃至3のいずれか1つの高周波装置において、上記発振
源に位相同期発振器または注入同期発振器を用いたこと
を特徴としている。
【0014】上記請求項4の高周波装置によれば、上記
発振源に低位相雑音の位相同期発振器または注入同期発
振器を用いることによって、位相雑音をさらに低減でき
ると共に、周波数の安定化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の高周波装置を図
示の実施の形態により詳細に説明する。
【0016】(第1実施形態)図1はこの発明の第1実
施形態のマイクロ波ミリ波帯の高周波装置のブロック図
を示している。この高周波装置10は、図1に示すよう
に、周波数f0の信号を出力する発振源11と、上記発
振源11からの周波数f0の信号を受けて、周波数2f0
の信号を出力する2逓倍器12と、上記発振源11から
の周波数f0の信号を受けて、周波数3f0の信号を出力
する3逓倍器13と、上記2逓倍器12からの周波数2
f0の信号と逓倍器13からの周波数3f0の信号とを受
けて、周波数5f0の信号を出力する周波数混合器14
とを備えている。上記周波数混合器14は、周波数混合
用素子の入出力非線形性を利用している。
【0017】次に、上記構成の高周波装置10の動作に
ついて説明する。 図1に示すように、発振源11から出力された周波数f
0の信号は、2逓倍器12で周波数2f0の信号となって
出力されると共に、3逓倍器13で周波数3f0の信号
となって出力される。 そして、上記周波数2f0,3f0
の信号は、周波数混合器14で周波数混合されて、周波
数混合器14から5f0(=2f0+3f0)の信号が出力
される。上記周波数混合器14の出力には、2つの入力
波信号のうちの次数の大きい方の位相雑音が出力される
ため、この場合、周波数3f0の信号の位相雑音が出力
されることになる。
【0018】したがって、上記周波数混合器14から出
力される位相雑音は、周波数f0の基本波信号の位相雑
音に対して20log3=9.5dBの劣化となる。こ
れに対して、ダイオードやトランジスタの出力信号に含
まれる高周波から5倍波を取り出した場合の位相雑音の
劣化は、20log5=14.0dBであるので、この
発明により4.5dBだけ位相雑音を低減させる効果が
ある。したがって、位相雑音を低減でき、信号の品質を
向上できる高周波装置を実現することができる。
【0019】(第2実施形態)図2はこの発明の第2実
施形態のマイクロ波ミリ波帯の高周波装置のブロック図
を示している。この第2実施形態と第1実施形態との異
なる点は、周波数混合器24がハーモニックミキサーで
構成されている点である。
【0020】図2に示すように、上記高周波装置20
は、周波数f0の信号を出力する発振源21と、上記発
振源21からの周波数f0の信号を受けて、周波数2f0
の信号を出力する2逓倍器22と、上記発振源11から
の周波数f0の信号を受けて、周波数3f0の信号を出力
する3逓倍器23と、上記2逓倍器12からの周波数2
f0の信号と逓倍器13からの周波数3f0の信号とを受
けて、周波数8f0の信号を出力する周波数混合器24
とを備えている。なお、上記周波数混合器24は、アン
チパラレルダイオードペア等で構成する。
【0021】次に、上記構成の高周波装置20の動作に
ついて説明する。 上記発振源21から出力された周波数f0の信号は、2
逓倍器22で周波数2f0の信号となって出力されると
共に、3逓倍器23で周波数3f0の信号となって出力
される。この周波数2f0,3f0の信号を周波数混合器
24で周波数混合し、周波数8f0(=2f0+2(3f
0))の信号を出力する。この場合、上記周波数混合器2
4の出力には、2つの入力波信号のうちの次数の大きい
方の位相雑音が出力されるため、周波数6f0(=2(3
f0))の信号の位相雑音が出力されることになる。
【0022】したがって、上記周波数混合器24から出
力される位相雑音は、周波数f0の基本波信号の位相雑
音に対して20log6=15.5dBの劣化となる。
従来の8逓倍器の位相雑音の劣化は20log8=1
8.1dBであったから、この発明により2.6dBだけ
位相雑音を低減させる効果がある。したがって、位相雑
音を低減でき、信号の品質を向上できる高周波装置を実
現することができる。
【0023】(第3実施形態)図3はこの発明の第3実
施形態のマイクロ波ミリ波帯の高周波装置のブロック図
である。この高周波装置30は、周波数f0の信号を出
力する発振源31と、上記発振源31からの周波数f0
の信号を受けて、周波数2f0の信号を出力する2逓倍
器32と、上記発振源11からの周波数f0の信号を受
けて、周波数3f0の信号を出力する3逓倍器33と、
上記2逓倍器32からの周波数2f0の信号を受けて、
不用な周波数成分が除去された周波数2f0の信号を出
力するフィルター35と、上記3逓倍器33からの周波
数3f0の信号を受けて、不用な周波数成分が除去され
た周波数3f0の信号を出力するフィルター36と、上
記フィルター35からの周波数2f0の信号とフィルタ
ー36からの周波数3f0の信号とを受けて、周波数5
f0の信号を出力する周波数混合器34と、上記周波数
混合器34からの周波数5f0の信号を受けて、不用な
周波数成分が除去された周波数5f0の信号を出力する
フィルター37と、上記フィルター37からの周波数5
f0の信号を増幅して出力する増幅器38とを備えてい
る。上記周波数混合器34は、周波数混合用素子の入出
力非線形性を利用している。
【0024】次に、上記構成の高周波装置30の動作に
ついて説明する。 上記発振源31から出力された周波数f0の信号は、2
逓倍器32で周波数2f0の信号となって出力されると
共に、3逓倍器33で周波数3f0の信号となって出力
される。上記2逓倍器32の出力信号からフィルター3
5で不用な周波数成分の信号を取り除いて、周波数2f
0の信号のみを取り出すと共に、3逓倍器33の出力信
号からフィルター36で不用な周波数成分の信号を取り
除いて、周波数3f0の信号のみを取り出す。この周波
数2f0,3f0の信号を周波数混合器34で周波数混合
する。そして、上記周波数混合器34の出力信号からフ
ィルター37で不用な周波数成分の信号を取り除いて、
周波数5f0(=2f0+3f0)の信号のみを取り出した
後、増幅器38によって増幅する。上記周波数混合器3
4の出力には、2つの入力波信号のうちの次数の大きい
方の位相雑音が出力されるため、この場合、周波数3f
0の信号の位相雑音が出力されることになる。
【0025】したがって、上記周波数混合器34から出
力される位相雑音は、周波数f0の基本波信号の位相雑
音に対して20log3=9.5dBの劣化となる。こ
れに対してダイオードやトランジスタの出力信号に含ま
れる高周波から5倍波を取り出した場合の位相雑音の劣
化は、20log5=14.0dBであるので、この発
明により4.5dBだけ位相雑音を低減させる効果があ
る。したがって、位相雑音を低減でき、信号の品質を向
上できる高周波装置を実現することができる。
【0026】(第4実施形態)図4はこの発明の第4実
施形態のマイクロ波ミリ波帯の高周波装置のブロック図
である。この第4実施形態と第3実施形態と異なる点
は、周波数混合器44がハーモニックミキサーで構成さ
れている点である。
【0027】図4に示すように、上記高周波装置40
は、周波数f0の信号を出力する発振源41と、上記発
振源41からの周波数f0の信号を受けて、周波数2f0
の信号を出力する2逓倍器42と、上記発振源41から
の周波数f0の信号を受けて、周波数3f0の信号を出力
する3逓倍器43と、上記2逓倍器42からの周波数2
f0の信号を受けて、不用な周波数成分が除去された周
波数2f0の信号を出力するフィルター45と、上記3
逓倍器43からの周波数3f0の信号を受けて、不用な
周波数成分が除去された周波数3f0の信号を出力する
フィルター46と、上記フィルター45からの周波数2
f0の信号とフィルター46からの周波数3f0の信号と
を受けて、周波数8f0の信号を出力する周波数混合器
44と、上記周波数混合器44からの周波数8f0の信
号を受けて、不用な周波数成分が除去された周波数8f
0の信号を出力するフィルター47と、上記フィルター
47からの周波数8f0の信号を増幅して出力する増幅
器48とを備えている。なお、上記周波数混合器44
は、アンチパラレルダイオードペア等で構成している。
【0028】次に、上記構成の高周波装置40の動作に
ついて説明する。 上記発振源41から出力された周波数f0の信号は、2
逓倍器42で周波数2f0の信号となって出力されると
共に、3逓倍器43で周波数3f0の信号となって出力
される。上記2逓倍器42の出力信号からフィルター4
5で不用な周波数成分の信号を取り除いて、周波数2f
0の信号のみを取り出すと共に、3逓倍器43の出力信
号からフィルター46で不用な周波数成分の信号を取り
除いて、周波数3f0の信号のみを取り出す。この周波
数2f0,3f0の信号を周波数混合器44で周波数混合
する。上記周波数混合器44の出力信号からフィルター
47で不用な周波数成分の信号を取り除いて、周波数8
f0(=2f0+2(3f0))の信号のみを取り出した
後、増幅器48によって増幅する。上記周波数混合器4
4の出力には、2つの入力波信号のうちの次数の大きい
方の位相雑音が出力されるため、この場合、周波数6f
0(=2(3f0))の信号の位相雑音が出力されることに
なる。
【0029】したがって、上記周波数混合器44から出
力される位相雑音は、周波数f0の基本波信号の位相雑
音に対して20log6=15.5dBの劣化となる。
従来の8逓倍器の位相雑音の劣化は20log8=1
8.1dBであったから、この発明により2.6dBだけ
位相雑音を低減させる効果がある。したがって、位相雑
音を低減でき、信号の品質を向上できる高周波装置を実
現することができる。
【0030】(第5実施形態)図5はこの発明の第5実
施形態のマイクロ波ミリ波帯の高周波装置のブロック図
である。この高周波装置50は、周波数f0の信号を出
力する発振源51と、上記発振源51からの周波数f0
の信号を受けて、周波数2f0,3f0の信号を出力する
逓倍器52と、上記逓倍器52からの周波数2f0の信
号を受けて、不用な周波数成分が取り除かれた周波数2
f0の信号を出力するフィルター55と、上記逓倍器5
2からの周波数3f0の信号を受けて、不用な周波数成
分が取り除かれた周波数3f0の信号を出力するフィル
ター56と、上記フィルター55からの周波数2f0の
信号とフィルター56からの周波数3f0の信号とを受
けて、周波数5f0の信号を出力する周波数混合器54
と、上記周波数混合器54からの周波数5f0の信号を
受けて、不用な周波数成分が除去された周波数5f0の
信号を出力するフィルター57と、上記フィルター57
からの周波数5f0の信号を増幅して出力する増幅器5
8とを備えている。なお、上記逓倍器52には、電界効
果トランジスタやヘテロジャンクションバイポーラトラ
ンジスタ等をピンチオフさせて用いることにより、容易
に高調波を取り出すことが可能である。また、上記周波
数混合器54は、周波数混合用素子の入出力非線形性を
利用している。
【0031】ここで、上記構成の高周波装置50の動作
について説明する。 上記発振源51から出力された周波数f0の信号は、逓
倍器52で複数の高調波となって出力される。上記逓倍
器52の出力信号は2分配され、分配された一方の信号
からフィルター55で不用な周波数成分の信号を取り除
いて、周波数2f0の信号のみを取り出すと共に、他方
の信号からフィルター56で不用な周波数成分の信号を
取り除いて、周波数3f0の信号のみを取り出す。この
周波数2f0,3f0の信号を周波数混合器54で周波数
混合する。そして、上記周波数混合器54の出力信号か
らフィルター57で不用な周波数成分の信号を取り除い
て、周波数5f0(=2f0+3f0)の信号のみを取り出
した後、増幅器58によって増幅する。上記周波数混合
器54の出力には、2つの入力波信号のうちの次数の大
きい方の位相雑音が出力されるため、この場合、周波数
3f0の信号の位相雑音が出力されることになる。
【0032】したがって、上記周波数混合器54から出
力される位相雑音は、周波数f0の基本波信号の位相雑
音に対して20log3=9.5dBの劣化となる。ダ
イオードやトランジスの5倍波を取り出した場合の位相
雑音の劣化は、20log5=14.0dBであるの
で、この発明により4.5dBだけ位相雑音を低減させ
る効果がある。したがって、位相雑音を低減でき、信号
の品質を向上できる高周波装置を実現することができ
る。
【0033】(第6実施形態)図6はこの発明の第6実
施形態のマイクロ波ミリ波帯の高周波装置のブロック図
である。この第6実施形態と第5実施形態との異なる点
は、周波数混合器64がハーモニックミキサーで構成さ
れている点である。
【0034】図6に示すように、上記高周波装置60
は、周波数f0の信号を出力する発振源61と、上記発
振源61からの周波数f0の信号を受けて、周波数2f
0,3f0の信号を出力する逓倍器62と、上記逓倍器6
2からの周波数2f0の信号を受けて、不用な周波数成
分が取り除かれた周波数2f0の信号を出力するフィル
ター65と、上記逓倍器62からの周波数3f0の信号
を受けて、不用な周波数成分が取り除かれた周波数3f
0の信号を出力するフィルター66と、上記フィルター
65からの周波数2f0の信号とフィルター66からの
周波数3f0の信号とを受けて、周波数8f0の信号を出
力する周波数混合器64と、上記周波数混合器64から
の周波数8f0の信号を受けて、不用な周波数成分が除
去された周波数8f0の信号を出力するフィルター67
と、上記フィルター67からの周波数8f0の信号を増
幅して出力する増幅器68とを備えている。なお、上記
逓倍器52には、電界効果トランジスタやヘテロジャン
クションバイポーラトランジスタ等をピンチオフさせて
用いることにより、容易に高調波を取り出すことが可能
である。また、上記周波数混合器64は、アンチパラレ
ルダイオードペア等で構成している。
【0035】次に、上記構成の高周波装置60の動作に
ついて説明する。 上記発振源61から出力された周波数f0の信号は、逓
倍器62で複数の高調波となって出力される。そして、
上記逓倍器62の出力信号は2分配され、分配された一
方の信号からフィルター65で不用な周波数成分の信号
を取り除いて、周波数2f0の信号のみを取り出すと共
に、他方の信号からフィルター66で不用な周波数成分
の信号を取り除いて、周波数3f0の信号のみを取り出
す。この周波数2f0,3f0の信号を、周波数混合器6
4で周波数混合する。上記周波数混合器64の出力信号
からフィルター67で不用な周波数成分の信号を取り除
いて、周波数8f0(=2f0+2(3f0))の信号のみ
を取り出した後、増幅器68によって増幅する。上記周
波数混合器64の出力には、2つの入力波信号のうちの
次数の大きい方の位相雑音が出力されるため、この場
合、周波数6f0(=2(3f0))の信号の位相雑音が出
力されることになる。
【0036】したがって、上記周波数混合器64から出
力される位相雑音は、周波数f0の基本波信号の位相雑
音に対して20log6=15.5dBの劣化となる。
従来の8逓倍器の位相雑音の劣化は20log8=1
8.1dBであったから、この発明により2.6dBだけ
位相雑音を低減させる効果がある。したがって、位相雑
音を低減でき、信号の品質を向上できる高周波装置を実
現することができる。
【0037】(第7実施形態)図7はこの発明の第7実
施形態のマイクロ波ミリ波帯の高周波装置のブロック図
である。この第7実施形態と第6実施形態との異なる点
は、発振源に位相同期発振器または注入同期発振器を用
いている点である。
【0038】図7に示すように、上記高周波装置70
は、周波数f0の信号を出力する発振源71と、上記発
振源71からの周波数f0の信号を受けて、周波数2f
0,3f0の信号を出力する逓倍器72と、上記逓倍器7
2からの周波数2f0の信号を受けて、不用な周波数成
分が取り除かれた周波数2f0の信号を出力するフィル
ター75と、上記逓倍器72からの周波数3f0の信号
を受けて、不用な周波数成分が取り除かれた周波数3f
0の信号を出力するフィルター76と、上記フィルター
75からの周波数2f0の信号とフィルター76からの
周波数3f0の信号とを受けて、周波数8f0の信号を出
力する周波数混合器74と、上記周波数混合器74から
の周波数8f0の信号を受けて、不用な周波数成分が除
去された周波数8f0の信号を出力するフィルター77
と、上記フィルター77からの周波数8f0の信号を増
幅して出力する増幅器78とを備えている。なお、上記
逓倍器72には、電界効果トランジスタやヘテロジャン
クションバイポーラトランジスタ等をピンチオフさせて
用いることにより、容易に高調波を取り出すことが可能
である。また、上記周波数混合器74は、アンチパラレ
ルダイオードペア等で構成している。
【0039】次に、上記構成の高周波装置70の動作に
ついて説明する。 上記発振源71から出力された周波数f0の信号は、逓
倍器72で複数の高調波となって出力される。上記逓倍
器72の出力信号は2分配され、分配された一方の信号
からフィルター75で不用な周波数成分の信号を取り除
いて、周波数2f0の信号のみを取り出すと共に、他方
の信号からフィルター76で不用な周波数成分の信号が
取り除いて、周波数3f0の信号のみを取り出す。この
周波数2f0,3f0の信号を周波数混合器74で周波数
混合する。上記周波数混合器74の出力信号からフィル
ター77で不用な周波数成分の信号を取り除いて、周波
数8f0(=2f0+2(3f0))の信号のみを取り出し
た後、増幅器78によって増幅する。上記周波数混合器
74の出力には、2つの入力波信号のうちの次数の大き
い方の位相雑音が出力されるため、この場合、周波数6
f0(=2(3f0))の信号の位相雑音が出力されること
になる。
【0040】したがって、上記周波数混合器74から出
力される位相雑音は、周波数f0の基本波信号の位相雑
音に対して20log6=15.5dBの劣化となる。
従来の8逓倍器の位相雑音の劣化は20log8=1
8.1dBであったから、この発明によl2.6dBだけ
位相雑音を低減させる効果がある。したがって、位相雑
音を低減でき、信号の品質を向上できる高周波装置を実
現することができる。
【0041】また、上記発振源71には、低位相雑音の
位相同期発振器または注入同期発振器が具備されている
ため、周波数混合器74から出力される周波数8f0の
信号は、非常に位相雑音が低く、かつ、周波数が安定し
ている。
【0042】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の高周波装置は、発振源から入力された基本波信号に
基づいて、逓倍器は、次数の異なる複数の逓倍波信号を
出力し、周波数混合器は、その逓倍器からの複数の逓倍
波信号を周波数混合するものである。
【0043】したがって、請求項1の発明の高周波装置
によれば、上記周波数混合器は、周波数混合された信号
と共に、次数の異なる複数の逓倍波信号のうちの次数の
大きい方の位相雑音を出力し、上記周波数混合器から出
力される位相雑音は、上記基本波信号の位相雑音に対し
て、入力される逓倍波の次数が小さいほど低くなるの
で、縦続接続された逓倍器により周波数逓倍した場合と
比較して位相雑音が低減された信号を得ることができ
る。したがって、位相雑音を低減でき、信号の品質を向
上することができる。
【0044】また、請求項2の発明の高周波装置によれ
ば、請求項1の高周波装置において、上記逓倍器は、2
逓倍器および3逓倍器であって、上記周波数混合器は、
上記2逓倍器からの2倍波信号および上記3逓倍器から
の3倍波信号を周波数混合して、5倍波信号または8倍
波信号を出力するので、縦続接続された逓倍器により周
波数逓倍した場合と比較して、位相雑音が低減された5
倍波信号または8倍波信号を得ることができる。
【0045】また、請求項3の発明の高周波装置によれ
ば、請求項1の高周波装置において、上記逓倍器は、2
倍波信号と3倍波信号の両方を出力する1つの逓倍器で
あって、上記周波数混合器は、上記逓倍器からの2倍波
信号および3倍波信号を周波数混合して、5倍波信号ま
たは8倍波信号を出力するので、縦続接続された逓倍器
により周波数逓倍した場合と比較して、位相雑音が低減
された5倍波信号または8倍波信号を得ることができ
る。
【0046】また、請求項4の発明の高周波装置よれ
ば、請求項1乃至3のいずれか1つの高周波装置におい
て、上記発振源に位相同期発振器または注入同期発振器
を用いることによって、位相雑音をさらに低減できると
共に、周波数の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の高周波装置
のブロック図である。
【図2】 図2はこの発明の第2実施形態の高周波装置
のブロック図である。
【図3】 図3はこの発明の第3実施形態の高周波装置
のブロック図である。
【図4】 図4はこの発明の第4実施形態の高周波装置
のブロック図である。
【図5】 図5はこの発明の第5実施形態の高周波装置
のブロック図である。
【図6】 図6はこの発明の第6実施形態の高周波装置
のブロック図である。
【図7】 図7はこの発明の第7実施形態の高周波装置
のブロック図である。
【図8】 図8は従来の高周波装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60,70…高周波装置、 11,21,31,41,51,61,71…発振源、 12,22,32,42…2逓倍器、 13,23,33,43…3逓倍器、 14,24,34,44,54,64,74…周波数混合器、 36,37,46,47, 55〜57,65〜67,75〜
77…フィルター、 48,58,68,78…増幅器、 52,62,72…逓倍器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本波信号を出力する発振源と、 上記発振源から入力された上記基本波信号に基づいて、
    次数の異なる複数の逓倍波信号を出力する逓倍器と、 上記逓倍器からの複数の逓倍波信号を周波数混合する周
    波数混合器とを備えたことを特徴とする高周波装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高周波装置において、 上記逓倍器は、2逓倍器および3逓倍器であって、 上記周波数混合器は、上記2逓倍器からの2倍波信号お
    よび上記3逓倍器からの3倍波信号を周波数混合して、
    5倍波信号または8倍波信号を出力することを特徴とす
    る高周波装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の高周波装置において、 上記逓倍器は、2倍波信号と3倍波信号の両方を出力す
    る1つの逓倍器であって、 上記周波数混合器は、上記逓倍器からの2倍波信号およ
    び3倍波信号を周波数混合して、5倍波信号または8倍
    波信号を出力することを特徴とする高周波装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    高周波装置において、 上記発振源に位相同期発振器または注入同期発振器を用
    いたことを特徴とする高周波装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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