JP2000323864A - 蓋の開閉機構及びそれを用いた配線ダクト装置 - Google Patents

蓋の開閉機構及びそれを用いた配線ダクト装置

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JP2000323864A
JP2000323864A JP11129178A JP12917899A JP2000323864A JP 2000323864 A JP2000323864 A JP 2000323864A JP 11129178 A JP11129178 A JP 11129178A JP 12917899 A JP12917899 A JP 12917899A JP 2000323864 A JP2000323864 A JP 2000323864A
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JP11129178A
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Hironori Kiso
博紀 木曽
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋片を、開状態と閉状態とにおいて安定して
保持しうるようにする。 【解決手段】 基片1aと蓋片7とに、ヒンジ部8と直
交する方向を向いて互いに連通する切欠孔16を穿設
し、この切欠孔16内に、閉位置における蓋片7とほぼ
同形のくの字形をなす弾性変形可能な開閉保持片17
を、その両端を前記基片1aと蓋片7とに板厚方向に撓
曲可能としてそれぞれ接続して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉位置と開位置と
の間を節度感をもって開閉しうるようにした蓋の開閉機
構、及びこの開閉機構を用いた配線ダクト装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、机上に載置した電気機器等
の配線コード類を、幕板に沿って、縦方向に体裁よく収
納しうるようにした配線ダクト装置を案出し、先に特許
出願している(特開平8−98720号公報参照)。
【0003】このものは、図11の横断平面図に示すよ
うに、幕板(31)の側縁に、上下方向を向く平面視L字形
の取付板(32)を前方に向けて連設し、幕板(31)と取付板
(32)との間に、上下方向を向く平面視外向E字形をなす
可撓性の硬質合成樹脂よりなるダクト(33)における後片
(34)と中央片(35)を、前片(36)の側端縁(36a)が側脚(3
7)等と近接するようにして嵌合し、前片(36)を開閉し
て、配線コード(D)を出し入れするとともに、ダクト(3
3)を取り外すことにより、後片(34)と中央片(35)との間
にも配線コード(D)を収容しうる構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した配線
ダクト装置は、前片(36)を軟質合成樹脂として、その開
閉を容易とはしているが、前片(36)の内方に配線コード
(D)を出し入れする際には、前片(36)を開いた状態に手
で押えながら行わなければならず、配線コード(D)の出
し入れ作業が面倒であった。また、前片(36)には、指を
引っ掛ける部分が形成されていないため、容易に開閉す
ることができなかった。さらに、係止片(39)と係合する
中央片(35)の係合突条(40)が、中央片(35)の長さ方向の
全長に亘って突設されているため、取付板(32)に対する
ダクト(33)の着脱が面倒であった。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑み、蓋を開位
置と閉位置とにおいて安定して保持しうるようにするこ
とにより、配線コードの出し入れ作業を容易に行いうる
とともに、ダクトの着脱も簡単になし得るようにした、
蓋の開閉機構及びそれを用いた配線ダクト装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の蓋の開閉機構に
よると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1) 収容部の開口の一側部に設けた基片の前記開口側
の縁部に、前記開口を開閉する蓋片を、ヒンジ部を介し
て、基片に対しくの字形をなす閉位置と、それと反対方
向に逆くの字形をなす開位置との間を回動可能に設けた
蓋の開閉機構において、前記基片と蓋片とに、ヒンジ部
を中心として互いに連続する切欠孔を穿設し、この切欠
孔内に、閉位置における蓋片の基片に対する屈曲角とほ
ぼ同一の屈曲角をもってくの字形に屈曲する弾性変形可
能な開閉保持片を、その両端を、切欠孔の縁部におい
て、前記基片と蓋片とに板厚方向に撓曲可能としてそれ
ぞれ接続して配設する。
【0007】(2) 上記(1)項において、基片と蓋片と
開閉保持片を合成樹脂により一体成形するとともに、開
閉保持片と、基片及び蓋片との接続部を薄肉とすること
により、開閉保持片が基片及び蓋片に対して板厚方向に
撓曲可能とする。
【0008】また、本発明の配線ダクト装置によると、
上記課題は、次のようにして解決される。 (1) 机の側脚と幕板との内隅部に、前面が開口する配
線収容部を形成する上下方向を向く配線ダクトを設けた
配線ダクト装置において、側脚と対向する配線ダクトの
内側の側壁を基片とし、かつ前記開口を開閉する蓋片
を、請求項1記載の蓋の開閉機構をもって開閉自在に設
ける。
【0009】(2) 上記(1)項において、蓋片の先端縁
に、指掛け用の切欠溝を設ける。
【0010】(3) 上記(1)又は(2)項において、配線
ダクトの基片の後部寄りに、幕板等の側端部に着脱可能
として係合する後片と中間片とを設ける。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図10に基づいて説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、ポリプロピレ
ン(PP)よりなる配線ダクト(1)は、机(2)における幕
板(3)と側脚(4)との後端内側の隅部に上下方向に向け
て設けられ、机上に載置された電気機器等の配線コード
(D)を収納するものである。なお、左右の配線ダクト
(1)は、左右対称形で同一構成となっているため、以下
の詳細な説明は左方のものについてのみ行う。
【0013】図3〜図8に拡大して示すように、配線ダ
クト(1)は、側脚(4)と対向する内側の側壁をなす前後
方向を向く基片(1a)と、基片(1a)の後端、中間部及び前
端よりそれぞれ外側方に向かって延出する後片(5)、中
間片(6)、及び蓋片(7)とを備える平面形が概ねE字状
に形成され、外側面は開口している。蓋片(7)は、基片
(1a)と連なる基部に形成した薄肉のヒンジ部(8)を中心
として、平面視くの字形をなす閉位置と、その反対側に
逆くの字形をなす開位置との間を回動しうるようになっ
ている。ヒンジ部(8)の上下2個所には、後述する蓋片
(7)の開閉機構(9)(9)が設けられている。蓋片(7)の
先端部中央には、指掛け用の切欠溝(10)が形成されてい
る。中間片(6)の前面の中央部と上下部には、前方に膨
出する先細り状の係合突条(11)が一体的に形成されてい
る。
【0014】配線ダクト(1)は、その後片(5)と中間片
(6)とを、幕板(3)と、その両側端に前方及び内方にL
字形に屈曲させて連設された取付片(12)との間に内側方
より嵌合し、上記各係合突条(11)を取付片(12)の後向係
止片(13)に弾性的に係合させることにより、幕板(3)と
側脚(4)との後端隅部に着脱可能として取付けられてい
る。
【0015】配線ダクト(1)を取付けた状態において、
基片(1a)、後片(5)、中間片(6)、幕板(3)の取付片(1
2)、側脚(4)及び蓋片(7)により、上下方向を向く前後
2つの配線収容部(14)(15)が形成され、これらの収容部
に配線コード(D)を収容することができる。
【0016】蓋片(7)の各開閉機構(9)は、次のように
構成されている。図9及び図10にも示すように(左側
方より見た斜視図を示す)、基片(1a)と蓋片(7)とに、
ヒンジ部(8)と直交する方向を向く上下1対の切欠孔(1
6)(16)を形成し、これら1対の切欠孔(16)(16)内に、閉
位置における蓋片(7)の基片(1a)に対する屈曲角とほぼ
同一の屈曲角をもってくの字形に屈曲する開閉保持片(1
7)を、その両端を切欠孔(16)の縁部において基片(1a)及
び蓋片(7)に接続させて、配線ダクト(1)と一体的に連
設してある。開閉保持片(17)の中央の屈曲部(17a)の厚
さは、ヒンジ部(8)よりも厚く(薄肉としない分だけ厚
い)し、同じく基片(1a)及び蓋片(7)と連なる前後の端
部は、左側面側に上下方向を向く凹溝(18)を形成するこ
とにより薄肉としてある。
【0017】次に、蓋片(7)を開閉する際の作用につい
て説明する。蓋片(7)は、上下の開閉保持片(17)がくの
字形断面に形成され、かつ屈曲部(17a)の厚さもヒンジ
部(8)よりも厚く形成されているため、開閉保持片(17)
の弾性保持力(撓み剛性)により閉じた状態に保持される
(図8、図9参照)。
【0018】この閉位置から、蓋片(7)を前方に開く
と、蓋片(7)は、ヒンジ部(8)を中心として回動する。
この際、開閉保持片(17)には引張力が作用して、屈曲部
(17a)を中心に開き方向に弾性変形させられるが、屈曲
部(17a)の剛性が大きいため、フラットな状態まで変形
することはなく、若干開き加減のくの字形のままに保持
される。
【0019】蓋片(7)が、基片(1a)とほぼ同一面をなす
位置(この位置をデッドポイントと称する)まで開かれる
と、開閉保持片(17)は、その両端に薄肉の凹溝(18)を形
成してあるため、その部分を撓ませて全体を浅いくの字
形を保ったまま内方に変位するとともに、開き方向の弾
性変形量は最大となる。
【0020】そして、蓋片(7)がデッドポイントを越え
て反対側に逆くの字形に屈曲すると、図8及び図10に
示すように、開閉保持片(17)はさらに内方へ向かって変
位するとともに、開き方向に弾性変形させられていた状
態から、元のくの字形に弾性的に復元しようとするた
め、蓋片(7)は引っ張られ、開いた状態に保持される。
【0021】この蓋片(7)の開閉動作は、デッドポイン
トを境にして節度感をもって行われる。このように、蓋
片(7)は、開閉保持片(17)が元の屈曲角に戻った状態
で、開位置に安定して保持されるため、従来のように前
片を手で押えることなく、配線コード(D)の配線、交換
等を容易に行なうことができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の蓋の開閉機構によれば、
蓋片は、閉位置及び開位置において、それぞれ開閉保持
片の弾性保持力と弾性復元力とにより、開状態及び閉状
態に保持され、かつ開閉動作を節度感をもって行うこと
ができる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、開閉保持片
を、切欠孔内に樹脂の成形と同時に容易に設けることが
できる。
【0024】請求項3記載の配線ダクト装置によれば、
上記の蓋の開閉機構を備えているので、蓋片を開いた状
態で配線コードの配線や交換を容易に行なうことができ
る。
【0025】請求項4のように、蓋片に指掛け用の切欠
溝を設けると、蓋片の開閉を容易に行なうことができ
る。
【0026】請求項5記載の発明によれば、机の幕板等
の側端部への配線ダクトの着脱を容易に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の配線ダクト装置を備えた
机の正面図である。
【図2】同じく、図1における机の左部の拡大正面図で
ある。
【図3】配線ダクトの正面図である。
【図4】同じく、左側面図である。
【図5】同じく、図4のV−V線の縦断背面図である。
【図6】図2におけるVI−VI線の拡大横断平面図であ
る。
【図7】同じく、図2におけるVII−VII線の拡大横断平
面図である。
【図8】同じく、図2におけるVIII−VIII線の拡大横断
平面図である。
【図9】蓋片の閉状態を左側方より見た要部の斜視図で
ある。
【図10】同じく、開状態を左側方より見た要部の斜視
図である。
【図11】従来の配線ダクト装置を備える机の後側端部
の横断平面図である。
【符号の説明】
(D)配線コード (1)配線ダクト (1a)基片 (2)机 (3)幕板 (4)側脚 (5)後片 (6)中間片 (7)蓋片 (8)ヒンジ部 (9)開閉機構 (10)切欠溝 (11)係合突条 (12)取付片 (13)後向係止片 (14)(15)配線収容部 (16)切欠孔 (17)開閉保持片 (17a)屈曲部 (18)凹溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容部の開口の一側部に設けた基片の前
    記開口側の縁部に、前記開口を開閉する蓋片を、ヒンジ
    部を介して、基片に対しくの字形をなす閉位置と、それ
    と反対方向に逆くの字形をなす開位置との間を回動可能
    に設けた蓋の開閉機構において、 前記基片と蓋片とに、ヒンジ部を中心として互いに連続
    する切欠孔を穿設し、この切欠孔内に、閉位置における
    蓋片の基片に対する屈曲角とほぼ同一の屈曲角をもって
    くの字形に屈曲する弾性変形可能な開閉保持片を、その
    両端を、切欠孔の縁部において、前記基片と蓋片とに板
    厚方向に撓曲可能としてそれぞれ接続して配設したこと
    を特徴とする蓋の開閉機構。
  2. 【請求項2】 基片と蓋片と開閉保持片を合成樹脂によ
    り一体成形するとともに、開閉保持片と、基片及び蓋片
    との接続部を薄肉とすることにより、開閉保持片が基片
    及び蓋片に対して板厚方向に撓曲可能とした請求項1記
    載の蓋の開閉機構。
  3. 【請求項3】 机の側脚と幕板との内隅部に、前面が開
    口する配線収容部を形成する上下方向を向く配線ダクト
    を設けた配線ダクト装置において、側脚と対向する配線
    ダクトの内側の側壁を基片とし、かつ前記開口を開閉す
    る蓋片を、請求項1記載の蓋の開閉機構をもって開閉自
    在に設けたことを特徴とする配線ダクト装置。
  4. 【請求項4】 蓋片の先端縁に、指掛け用の切欠溝を設
    けた請求項3記載の配線ダクト装置。
  5. 【請求項5】 配線ダクトの基片の後部寄りに、幕板等
    の側端部に着脱可能として係合する後片と中間片とを設
    けた請求項3又は4記載の配線ダクト装置。
JP11129178A 1999-05-10 1999-05-10 蓋の開閉機構及びそれを用いた配線ダクト装置 Pending JP2000323864A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014514763A (ja) * 2011-04-14 2014-06-19 ジー−フォーム,エルエルシー 保護ケースおよびその製造方法

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