JP2000322621A - 発光性セキュリティマーク検証用エレクトロルミネッセント半導体固体素子 - Google Patents

発光性セキュリティマーク検証用エレクトロルミネッセント半導体固体素子

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JP2000322621A
JP2000322621A JP29740599A JP29740599A JP2000322621A JP 2000322621 A JP2000322621 A JP 2000322621A JP 29740599 A JP29740599 A JP 29740599A JP 29740599 A JP29740599 A JP 29740599A JP 2000322621 A JP2000322621 A JP 2000322621A
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radiation
led
ultraviolet
semiconductor solid
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JP29740599A
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Frank Kappe
カッペ フランク
Benedikt Ahlers
アーレルス ベネディクト
Arnim Franz-Burgholz
フランツ−ブルクホルツ アルニム
Roland Gutmann
グートマン ローラント
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Bundesdruckerei GmbH
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Bundesdruckerei GmbH
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    • G07D7/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
    • G07D7/06Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency using wave or particle radiation
    • G07D7/12Visible light, infrared or ultraviolet radiation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は紫外線及び赤外線発光ダイオード
(LED)を用いて発光性セキュリティマークを簡単に
かつ高い信頼性で視覚化する方法及び装置の提供を目的
とする。 【解決手段】 本発明の発光性セキュリティマーク検査
する方法によれば、有価証券、有価物、機密文書及び機
密物にあるエレクトロルミネッセント半導体固体素子か
ら放出された不可視波長域の放射線が可視波長域での放
射線を励起するために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線や赤外線を
発光するダイオード(LED)を使って発光性セキュリ
ティマークを検証する方法及び装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】発光性セキュリティマークは、有価証券
(銀行券、クレジット・カード等)の検証及び保護分野
でかなり以前から使用されている。機密物や有価物に適
用されたセキュリティマークを高信頼性及び適正コスト
で視覚化する適切な方法及び装置を開発するために数多
くの努力がなされてきた。
【0003】多くの場合、上記の適切な方法及び装置
は、売場で銀行券、クレジット・カード又は小切手を検
証するため開発されている。”売場”とは、銀行券、ク
レジット・カード、小切手等の有価証券又は機密文書、
及び身分証明書等が配布、取扱、交換、確認されると考
えられる全ての場所のことである。当事者に有価証券や
機密文書の信用性を高い信頼性で証明するために、上述
のとおり発光性セキュリティーの形を視覚化する方法及
び装置を実現する努力がなされてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発光性
セキュリティマークを視覚化する既存の方法及び装置
は、簡単に扱え、セキュリティマークが十分に高い信頼
性で検出できるという段階までは進歩していない。した
がって、本発明の基本的な課題は、装置の使用及びセキ
ュリティマークの検出が簡単でありいつでも繰り返し可
能であり、そしてユーザや直ぐ近くにいる人の健康を害
することなく、かつ検証方法は電源コードやデータ伝送
コードを用いない装置によって実施できるように有価証
券、機密文書、有価物及び機密物を検証する方法や装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は独立した請
求項1及び8に係わる発明によって解決される。本発明
の重要部分は、有価証券と機密文書や物品に適用されて
いる発光性セキュリティマークを確認するために、逓降
変換効果を利用してセキュリティマークを視覚化する紫
外線波長域と赤外線波長域の両方の放射を使う適切な検
証方法及び装置で有価証券や機密文書の信用を証明する
簡易方法を与えることにある。逓降変換は特別にドープ
された発光性物質が不可視域の放射線で刺激され、発光
性物質のドープによってエネルギー帯を越え、エネルギ
ー状態の集中の後、スペクトルの可視部分で放射線を放
出する効果である。この放射線は裸眼でも検知できるた
め、検査対象の機密文書及び有価証券や物品のセキュリ
ティマークの有無も試験する。
【0006】発光性効果を発生させるには二種類の物質
を使用する。一方は”蛍光”という観察できない残光を
伴う発光性物質である。他方は”燐光”という残光の効
果を発する発光性物質である。機密性や有価性のある文
書及び物品にセキュリティマークを適用する場合、どち
らの発光性物質が使用されても違いはない。セキュリテ
ィマークの有無を試験することが重要なのである。発光
性セキュリティマークを励起するには紫外線を発光性セ
キュリティマークに当てる必要がある。従来、紫外線照
射のため扱いにくい発光性管を必要としていた。その高
電源のためこれらの発光性管は電源ケーブルに繋げら
れ、そしてその寸法も扱いにくかったため、手軽に簡単
には使用できなかった。本発明の重要な特徴は、紫外線
域で動作する発光ダイオードの使用によって試験装置は
キーホルダー型のペンダントの様に小型の非常に手頃な
構造と小さな寸法で作れる。その結果として、コードレ
スで簡単に持ち運びができ、操作できる初めての試験装
置が生産できる。
【0007】LEDの電力消費量は管と比べて低いた
め、LEDバッテリー(ボタン電池と呼ばれる)ですぐ
に充電できる。この電圧電源によって発光性セキュリテ
ィ素子を検証するための試験は至る所で実行できること
を明らかにする。更に、試験装置は、小型かつ軽量であ
るため、支障なく携帯可能であり、日常品の様にいつで
も手に取ることができるようにすることによって、誰に
よってもいつでも使える様になっている。
【0008】本発明の重要な特徴は複数のダイオードが
ほぼ同方向に少なくとも部分的に可視波長域の外に放射
線を出射する束を形成する様に一つの複合配列に配置さ
れていることである。少なくとも部分的に可視スペクト
ラムの可視部分の外に放射線を放射する目的のために複
数のLEDを使用する重要性はビームの放出を束にする
ことの方が高い輝度を達成し、よって発光性セキュリテ
ィマークをより強く視覚化することを可能にすることで
ある。
【0009】本発明の更なる基本的な安全性の特徴とし
て、第1の安全面、即ち視覚的な装置動作中標識を実現
するため、可視域の光を放出する少なくとも一つのLE
DがLEDの束の中に含まれている。本発明の追加(任
意)安全面は、スペクトラムの不可視部分で動作するL
EDがオンしている状態を聴覚的に示す装置動作中標識
である。これらの安全面が取り入れられているので、
(網膜の視神経の焼き付きによる)眼の傷害が、知覚さ
れないために眼の瞬き反射を刺激できない放射線ビーム
によって故意或いは偶発的に引き起こされることは防止
される。
【0010】過去に使用された蛍光灯と比較した場合の
本発明の更なる利点は、LEDの動作寿命は蛍光灯のそ
れの数倍であることである。蛍光灯の動作寿命は頻繁に
スイッチオン及びスイッチオフすることで特に短くなり
通常の連続動作時間1000 時間をはるかに下回る。しか
しLEDは連続動作時間で数千時間である。上記の通り
本発明によれば、試験装置は、コードレスであり、いつ
でもどこでも使用することができ、長い寿命を持ってい
るという利点が得られる。
【0011】この特定応用の高い融通性は紫外線LED
(UV−LED) の導入という完全に新しいコンセプト
の認識によって達成された。紫外線LEDの構造形態と
電気的特性は、通例的なLEDと同様である。従来、可
視波長域(波長400〜700ナノメートル)及び赤外
線(IR;波長700〜1000ナノメートル)のLE
Dは一般的に使われていた。これらは主としてディスプ
レイ素子として工業で使われ(青、緑、黄、赤 LE
D)或いは遠隔制御装置や光バリヤ(IR−LED) に
使われている。より短い波長のLEDの要求は、波長が
短くなるにつれて例えばCD及びDVD上のデータ光学
記憶密度が、増加していることに基づくものである。
【0012】長い間、連続製造に適する技術がないため
短波長の青色LEDを生産できなかった。ここ5年間Ni
chia企業は青光(及びレーザー)ダイオードを連続生産
することによってこの技術ギャップを克服しようとして
いた。技術の更なる発展によってもっと短い波長のLE
Dの原型を生産することを容易にさせた。これらのLE
Dは波長域370ナノメートルで動作し、つまり標準的
な市販紫外線ランプ(波長375ナノメートル)とほぼ
同じである。
【0013】紫外線蛍光灯と比較した場合の紫外線LE
Dの利点は、寸法が小さく(LEDケーシング標準は高
さ6.2mm、直径5mm)、低いパワードロー(powe
r draw)(約60ミリワット)、高い光学出力( 約75
0ミリワット)及び長い寿連続動作時間(約2000時
間)である。その結果として、LEDの寿命は、高い頻
度のスイッチオン及びオフを考慮しない蛍光管の寿命の
二倍近い。
【0014】蛍光管と比較した場合の更なる利点は、L
EDはスイッチオンされるとすぐに完全な光学出力を送
出することである。蛍光管は管の中にある気体を点火
し、それから作業のために輝度と即応性を達成するのに
一定の時間を要する。このため、蛍光管は、スイッチオ
ンしてから動作状態を達成するまでに待ち時間があり更
に電力消費量が多いという欠点が必ず伴う。
【0015】LEDの無欠陥動作は3.5乃至4.5ボ
ルトの電圧電源を要する。充分な長期間に亘る電圧電源
は適切なサイズの電池から得られる。紫外線LEDへの
供給に定電流源を使って光の一定輝度を保つことができ
る。使用されるトランジスタはLEDの電圧が一定であ
ることを保証し、当該のアプリケーションでは輝度は一
定である。定電流源の使用は、必要なレベルに電子回路
によって制限された4.5ボルト以上の電圧を採用する
ことを許可する。上記データに基づくと、結果に得られ
る電流消費量は約10 ミリアンペアである。この様な動
作条件下、約2000時間という動作可能時間は製造者
の依頼書から明らかである。従来型タイプ LR44
(1.5ボルト)アルカリ性バッテリーを使用して、動
作時間約12時間が達成できる。機密文書又は有価証券
の検証に10秒かかるとしたら、4320回ほどの試験
動作を行うことができる。
【0016】セキュリティマークに使用されている個別
の発光色は夫々減衰や色あせの速度が違うことを活用す
るため、本発明は、紫外線又は赤外線のビームから引起
された発光放射線の放出用の励起が使用LEDに供給し
た動作電圧のパルスに影響されので、有価証券及び機密
文書や物品にある発光性セキュリティマークには様々な
色が現れる。発光マークから発光される放射線の変色ス
ペクトラムの基本は各減衰定数の大きさが異なる様々な
色を使用することによって、放出された周波数の違う発
光放射線が重なり合うことである。ここでは、減衰定数
が明らかに違う発光性色を使用する方がよい。これによ
ってセキュリティマークの放出性はパルス状か断続的及
び/又は変調形式のLEDへの電圧電源によって生成さ
れる。
【0017】これらの特性が顕著となる例として、もし
電圧供給がパルス化されていないか変調されていない状
態であれば両方(又は全て)の使用されている発光色は
最大反射を示す。その結果として、反射電力と減衰定数
によって支配されたセキュリティマークの量及びその反
射輝度の比率による色の混合が得られる。LEDへの電
圧電源がパルス化されるか又は断続的及び/又は変調さ
れた修正であれば、セキュリティマークへの赤外線と紫
外線の放出はこの電源電圧の電圧形状に直接影響され
る。半導体固体物質から放出された紫外線又は赤外線ビ
ームは該当電圧から付勢されると直ぐに最大限の放射電
力に到達し、消勢が始まるまでは保ち続けるため、電圧
によって直接管理される。その結果、発光性セキュリテ
ィマークは供給される動作電圧の形態で赤外線及び紫外
線に照らされる。この電圧電源の断続及び/又は変調さ
れた形態によって減衰定数によるセキュリティマークに
使用される発光性色の反射特性を眼が検知する。
【0018】例えば、A色の減衰定数がB色の10分の
1である時、A色の放射線特性として、B色と放射線強
度を比較したとき、ゼロに向かう様にLEDへの電圧電
源の断続的及び/又は変調形態に影響される。その結果
としてB色だけが可視可能な反射効果である。動作電圧
のパルス比がスイッチオンの方がスイッチオフの状態よ
りも長い様に調整されている場合、A色(B色よりも減
衰定数が小さい)も又眼に知覚可能な放射線を放出す
る。従って、A色とB色の比率に対応する反射放射線の
周波数の混合が得られ、その結果として、眼が反射され
る発光性色の色彩変化を知覚する。
【0019】例えばA色が緑、B色が青とし、電圧電源
にパルスがないものとするとセキュリティ要素の反射色
は緑/青となる。電圧電源のパルス化及び/又は変調形
態があり、電圧のオンとオフ状態のパルス時間比率変化
がある場合、A色(緑)は色褪せ、青色は変化しない。
この変調は緑色の反射が完全に無くなるまで進められ
る。この場合、減衰定数の大きい青色だけが可視放射線
を放出している。
【0020】本発明ではLEDの動作電圧の変調タイプ
は有価証券、有価物及び機密文書の検査中に変化するこ
とができる。即ち、セキュリティマークの全周波数スペ
クトルが精査できるのである。これは、反射放射線の周
波数の総和の結果である反射色の変化に明らかである。
【0021】電圧電源の更なるオプションとしてDC/
DC変換器の使用によるものである。このICはバッテ
リーの電圧を効果的に増幅することができる。よって1
又は2個のタイプLR44バッテリーで動く紫外線LE
Dの電子回路システムを設計できる。この実施例は定電
流を使用した実施例の選択肢である。紫外線LEDのケ
ーシング及び関連する電圧供給においては、幾つかの実
施例が設計されている。一つの実施例では、寸法が小さ
いため、不便に思うことなく人はキーホルダーに付けズ
ボンのポケットにいれて持ち運びができる。紫外線LE
Dの人間工学はユニットがポケットや鞄で運ばれる際に
誤って作業しない様に防ぐことである。更に、検査装置
を作業するボタンを右利きにも左利きの人にも便利に使
用できる様に生産されることが注目されていた。又、ス
イッチオン時の可聴かつ検知可能な音はユーザに検査装
置を不注意に作業しない様、確実にしている。
【0022】ケーシングは熱可塑性射出成形によるアク
リロニトリル・ブタジエンスチレン共重合樹脂(AB
S)によって作られている。腰又は肩の高さから石床の
様に堅い床に落とした時に受ける試験装置の機能損傷を
避けるためにエラストマー物質が使用されることが望ま
しい。試験装置の損傷への高い耐性は本発明の安全特徴
の一つである。試験装置は確実に安全に動作するために
ケーシングが防まつ構造になっている。更に突出物質か
らの傷を防ぐ様に紫外線LEDは配置され、放出される
紫外線及び/又は赤外線のビーム角は常に約10度に保
たれている。
【0023】本発明の実施例では、実験装置は固定ユニ
ットとして作られている。固定紫外線LEDランプは規
則的で集中的な照明を与えるため多数のLEDが設けら
れている。この検証ユニットは任意で紫外線フィルター
が設けられうる。このフィルターはダイオードから発光
される紫外線に入り込んだ可視青成分を減らし、発光性
の視感度を高める。又、紫外線ランプに関連する発光性
の色堅牢度は保たれる。
【0024】検知場所に位置された時に有価証券や機密
文書、有価物を探知するには近接センサーが備えられて
いる。有価証券や機密文書、機密物を探知するにはこの
近接センサーは、LEDへの電圧電源をスイッチオンす
る。上述の検査プロセスは開始されうる。紫外線LED
検証ユニットは確認のために置かれた機密文書のユニッ
ト下の存在を探知するセンサーを備えている。この時だ
け紫外線LEDのスイッチはオンになる。この様なセン
サーは簡単な光バリヤの形態を取ることもある。この解
法の利点は、紫外線LEDが必要時だけ操作されること
である。この様な動作状態では、使用期間もかかる動作
状態が可能でない固定紫外線ランプよりも数倍伸びる。
更に電力消費量及び紫外線放出は紫外線ランプ用に通常
採用される連続作業よりも低い。
【0025】紫外線LED及び赤外線LEDが結合され
た時、更に可能性が広がる。紫外線光線の下で発光する
セキュリティマーク以外でも、赤外線によって照射され
ると可視光域に集中する(周波数逓降変換又は反ストー
クス)マーク物質の使用は増加している。紫外線及び赤
外線LEDを組み合わせることは両方のセキュリティマ
ークが確認できるためとても役立つ。
【0026】この固定ユニットの開発によって、固定式
及び携帯式の両方の試験装置が実現される。仮に紫外線
発光及び赤外線発光のセキュリティマークが一つのグラ
フィックな要素として統合された場合、両方の波長域を
使用することで両方のセキュリティマークを検知するこ
とができる。二つの全く違うセキュリティマークは異な
った色を持つことになる。結果として、セキュリティマ
ークは顕著にかつ簡単に検証できる様になる。
【0027】本発明は、実施例と共に下記の通り説明す
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、ケーシング5、紫外線L
ED2、赤外線LED3、可視波長域のLED4、そし
てバッテリー6からなる紫外線/赤外線LEDポインタ
である。聴覚的な装置動作中標識12及び押しボタン9
もまた本発明の実施例に記載されている。押しボタン9
を操作すると特定された動作レベルでバッテリー6から
LED2、3、4、に電子回路を通って電圧が供給さ
れ、光が点く。又、聴覚的な装置動作中標識12はスプ
リング入りの押しボタン9を操作すると信号を発する。
この可聴信号や可視波長域LEDは、可視形式及び可聴
形式の警告信号を発生させないでLEDから不可視放射
線が放出されないことを保証する。可視信号の放射は眼
の筋肉の閉反射を刺激する。紫外線/赤外線LEDから
放出された紫外線及び/又は赤外線は、確認される有価
証券又は機密文書或いは物品の発光性セキュリティマー
クを励起する。紫外線、そして場合によっては赤外線に
よる励起はセキュリティマークのエネルギーの逓降変換
転移を生じさせ、可視波長域で放射させる。
【0029】図2は、LEDからの光線が当たる方向か
ら見た図1の実施例の平面図である。この配置では、紫
外線/赤外線のポインタユニットのケーシング5の縁に
束に配置された複数のLEDがある。図3は、本発明の
他の実施例の断面図であり、紫外線LED2、赤外線L
ED3、可視波長域LED4からなるLEDの組合せが
単一ユニットとして記述される。電子回路8、押しボタ
ン9、そしてケーシング5内に接点7のあるバッテリー
6もまた記載されている。この実施例の動作モードは、
先に説明してある実施例の動作モードと原則的には類似
している。
【0030】図4は図3の垂直断面図である。この使い
易い紫外線/赤外線LEDポインタの人間工学的設計が
明確に示されている。この構成要素、即ちケーシング
5、接点7のあるバッテリー6、押しボタン9とそのカ
バー11、不可欠な要素であるLED2、3、4の配置
は一目で分かる。ケーシングの底面には人間工学的なグ
リップの窪み10が設けられる。ケーシング5で現状又
は類似形状のアタッテメントを保持する開口部13もま
た記述されてる。押しボタン9はケーシング内に位置
し、防まつ構造のカバー11によって操作されている。
同図によると押しボタン9はケーシング5の下にある押
しボタンカバー11に意向的に圧力を加えた時のみ操作
されることが明らかである。この圧力はある程度の加圧
を必要とし、よって紫外線/赤外線LEDポインタの不
注意な操作を防ぐ。
【0031】図5は、ケーシング5に4個のバッテリー
6が設けられた配置を示す図3のA−Aによる断面図で
ある。これらのバッテリーは紫外線LED、赤外線LE
D、可視波長域LEDそして標識12の可聴装置に電圧
を供給する。図6は、図3のB−Bによる断面図であ
る。ケーシング5の左側に位置するグリップの窪み10
が見られる(グリップの窪みは図4の左下にも記載され
ている)。中央部には、押しボタン9とLED用のLE
Dユニット2、3、4がある。電子回路8の一部分もま
た記載されている。
【0032】図7は、本発明の実施例の内部構造の平面
図である。図3と同様に、LED2、3、4は複合型の
ユニットとして記述されており、それらの接続と共に図
の左側に描かれている。中央部では、電子回路8に囲ま
れた押しボタン9が描かれている。図の右側では、ボタ
ン電池の形をした4つのバッテリー6が記されており、
接点7で電子回路8に繋がっている。
【0033】図8は、図7の視線方向を90゜回転させ
た側面図であり、LED2、3、4を表す複合型ユニッ
トが必要な電子回路との接続と共に左側に示されてい
る。電子回路8は中央に記載されており、後ろに押しボ
タン9が記載されている。接点7とバッテリー6は右側
に記載されている。図9は本発明の実施例の内部の正面
図である。中央にはLED2、3、4が単一のユニット
として描かれている。その後ろには押しボタン9と電子
回路8がある。接点7とそれらのボードとの接続は図の
上側及びと下側に示されている。
【0034】本発明は具体的に記述された実施例に限定
されることはなく、これらの実施例は本発明における多
くの可能な実施例の一部である。
【図面の簡単な説明】
【図1】赤外線と紫外線LED試験装置の一実施例の断
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の実施例の断面図である。
【図4】図3の垂直断面図である。
【図5】図3のA−Aによる断面図である。
【図6】図3のB−Bによる断面図である。
【図7】図3の試験装置の内部構造である。
【図8】図4の試験装置の内部構造である。
【図9】図6の試験装置の内部構造である。
【符号の説明】
1 紫外線/赤外線 LEDポインタ 2 紫外線LED 3 赤外線LED 4 可視波長域LED 5 ケーシング 6 バッテリー 7 接点 8 電子回路 9 押しボタン 10 グリップの窪み 11 カバー 12 装置動作中標識
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルニム フランツ−ブルクホルツ ドイツ連邦共和国,10967 ベルリン,ハ ーゼンハイデ 73 (72)発明者 ローラント グートマン ドイツ連邦共和国,12349 ベルリン,シ ュトラーセ 621/18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有価証券、有価物、機密文書及び機密物
    にある発光性セキュリティマークを検査する方法であっ
    て、エレクトロルミネッセント半導体固体素子から放出
    された不可視波長域の放射線が可視波長域での放射線を
    励起するため使用されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 エレクトロルミネッセント半導体固体素
    子から放出された放射線は、パルス状若しくは断続的及
    び/又は変調形態であり、少なくとも高い放射電力と低
    い電力消費の中のいずれか一方を生じさせ、及び/又は
    異なる発光色と関連した異なる減衰特性を持つ最低二種
    類の発光性セキュリティマークが使用され、このセキュ
    リティマークはエレクトロルミネッセント半導体固体素
    子から放出された放射線の周波数の変動により励起さ
    れ、可視波長域で異なる波長の放射線を放出し、結果と
    して異なる色の効果をもたらすことを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 紫外線の放射はマッチ箱程度の大きさの
    検査装置に設けられたエレクトロルミネッセント半導体
    固体素子によって生成されることを特徴とする請求項1
    又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 赤外線の放射はマッチ箱程度の大きさの
    検査装置に設けられたエレクトロルミネッセント半導体
    固体素子によって生成されることを特徴とする請求項1
    又は2記載の方法。
  5. 【請求項5】 セキュリティマークを励起するための紫
    外線と赤外線の組合せは、検査装置に一体的に設けられ
    た紫外線エレクトロルミネッセント半導体固体素子及び
    赤外線エレクトロルミネッセント半導体固体素子、及び
    /又は、紫外線と赤外線が結合された一つのエレクトロ
    ルミネッセント固体素子から放出されることを特徴とす
    る請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の方法。
  6. 【請求項6】 安全性及び眼の網膜を保護するため可視
    波長域の連続ビームと閃光ビームの中の少なくとも一方
    が好ましくはLEDであるランプ素子によって、エレク
    トロルミネッセント半導体固体素子からの不可視波長域
    の放射線と同時に放出されることを特徴とする請求項1
    乃至5のうちいずれか一項記載の方法。
  7. 【請求項7】 視覚的な装置動作中標識に加えて、ラン
    プ素子が不可視波長域の放射線を放出している時、聴覚
    的な装置動作中標識が可聴信号を発することを特徴とす
    る請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 有価証券、機密文書、有価物、機密物の
    発光性セキュリティマークを検査する装置であって、最
    低一つの紫外線エレクトロルミネッセント半導体固体素
    子及び/又は最低一つの赤外線エレクトロルミネッセン
    ト半導体固体素子及び可視波長域で光を放出する選択的
    なランプ素子がケーシング内に配置され、可視波長域と
    不可視波長域の両方に存在する指向性ビームを放射する
    ことを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 エレクトロルミネッセント半導体の複合
    組立体を作動する電気接点が上記ケーシングの別の部分
    の下側の窪みに設けられたカバーを介して押しボタンス
    イッチの弾性力に対抗することによってつながることを
    特徴とする請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 エレクトロルミネッセント半導体固体
    素子の束は、バッテリー及び/又は充電式バッテリー
    と、半導体固体素子への一定の電流供給を保持する定電
    流源と、或いはソーラーモジュールや圧電変換器の様な
    他のエネルギー源とによって充電されることを特徴とす
    る請求項8又は9記載の装置。
  11. 【請求項11】 エレクトロルミネッセント半導体固体
    素子の束は、エネルギー源と、上記エネルギー源からの
    電圧をエレクトロルミネッセント半導体固体素子のため
    に必要な動作電圧に変換するDC/DC変換器とにより
    給電されることを特徴とする請求項8又は9記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 検査位置にある有価証券、機密文書、
    有価物、機密物を検出することによってユニットのスイ
    ッチが自動的にオンになる様に紫外線及び/又は赤外線
    エレクトロルミネッセント半導体固体素子は近接センサ
    ーによってスイッチがオンになることを特徴とする請求
    項8乃至11のうちいずれか一項記載の装置。
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