JP2000322420A - 空間データ登録方法および検索方法 - Google Patents

空間データ登録方法および検索方法

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JP2000322420A
JP2000322420A JP11126917A JP12691799A JP2000322420A JP 2000322420 A JP2000322420 A JP 2000322420A JP 11126917 A JP11126917 A JP 11126917A JP 12691799 A JP12691799 A JP 12691799A JP 2000322420 A JP2000322420 A JP 2000322420A
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Kayo Tokuda
圭世 徳田
Masanori Mori
真紀 森
Takaaki Yamada
隆亮 山田
Hirotaka Mizuno
浩孝 水野
Shuji Kitazawa
修司 北澤
Yoshito Okawa
義人 大川
Naoyuki Koga
尚之 古賀
Kazumori Daba
和盛 駄場
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住所情報を含む既存情報データベースのコンテ
ンツを他のいずれの地図情報にも対応づけて登録でき、
登録時に対応づけた地図情報のみらなず、他のいずれの
地図にも対応づけて検索結果を得ることができる。 【解決手段】登録するデータを読込んでメモリに記憶す
る処理110と、住所情報シソーラスに対し住所情報を
検索キーとして座標値データを取得する処理112と、
登録用データと座標値データとを用いて検索に用いるデ
ータを作成する処理114と、生成したインデクスをデ
ータベースに登録する処理116と、登録結果に関する
情報を出力する処理118からなる。また検索条件を読
み込んで記憶する処理120と、住所情報シソーラスを
検索し座標値データを検索し取得する空間キー変換処理
122と、データベースを検索する処理124と、検索
結果出力処理126とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住所情報を含むデ
ータ(以下、空間データと呼ぶ)と地図データとの位置
関係について、両データを対応づけるデータを作成しデ
ータベースに格納する登録方法および該データベースを
検索する検索方法に関し、特に、ある場所を特定の地図
上に対応付けるだけでなく、地域自体に(つまり、どの
地図上にも)対応付けることができるように、空間デー
タと地図データとの位置関係について、住所、郵便番号
などの空間的要素を有する文字列データの情報をもとに
該データベースの管理サイトに登録する登録方法および
該管理サイトを検索する検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】住所情報を含むデータとそのデータを関
連づけたい地図上の位置とを対応づける場合、従来は対
話形式で対応づけを行っていた。例えば、WWW上で提供
されているMapion(http://www.mapion.co.jp/)などの
地図情報サービスでは、店舗情報のような目標物を地図
上に対応づけてユーザに登録させる機能がある。また、
一般の地図情報システムにおいては、どの住民がどこに
住んでいるか、高齢者が地図上でどのように分布してい
るかなど、住民情報と地図とを対応づけて表示する機能
がある。このようなシステムでは、店舗情報や住民情報
と地図情報との位置の対応関係を定義した定義データを
予め登録する必要がある。従来の登録方法では、例えば
個々のデータを計算機の表示装置に表示し、マウスなど
の座標入力装置により関連付けるデータを指定する方法
を用いて、位置関係を定義し、この定義データを登録し
ていた。また従来の検索方法では、検索結果を表示する
地図が明示的に指定されているか、あるいは暗黙的に決
まっており、その地図上の位置を示す定義データを持つ
データのみが検索対象となっていた。検索結果を表示す
る際には、地図との位置関係の定義データを読込み、検
索された情報と地図情報とを対応づけ位置合わせを行う
ことにより、検索結果を表示させる方法が用いられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
データ登録方法では、住所情報を含むデータとそのデー
タを関連づけたい地図上の位置とを対応づけるために、
一括して対応づけることは困難であった。例えば、病院
の所在地情報を保持する既存情報データベースのデータ
と地図情報データベースの地図とを対応づける場合、対
話形式の対応づけでは莫大な工数(時間数)がかかり、
現実的ではない。また、システムが自動的にデータと地
図との位置関係を対応づける場合には、対応づけられる
側のデータが所在地の緯経度データのような座標値情報
を持っている必要がある。しかし、既存情報データベー
スが必ずしも座標値情報を持っているわけではなく、自
動対応づけが可能な既存情報データベースは一部の機関
のみに限られていた。また、従来の検索方法では、住所
情報を含むデータを地図上の位置に対応づけたデータを
検索して表示する場合、いくつかの問題があった。すな
わち、従来の登録方法で登録されたデータを検索する場
合、住所情報を含む前記データは地図上に直接対応づけ
られるため、登録した住所情報を含むデータを、登録時
に対応づけた地図以外の地図上で検索し表示することは
できなかった。つまり、従来の方法では、Aという地図
にのみ目標位置を対応づけられるが、それ以外のBやC
の地図にはその目標位置を対応づけることができなかっ
た。
【0004】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、既存のデータベースの情報を対話的な手段
を用いることなく、他のいずれの地図情報データベース
にも対応づけて登録することができ、かつ登録された複
数の異種情報データベースの情報を一元的に検索するこ
とができる空間データ登録方法および検索方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の空間データ登録方法では、登録用データを
読込んでメモリに記憶する登録情報読込処理と、住所情
報シソーラスに対し住所情報を検索キーとして座標値デ
ータを取得する参照情報読込処理と、前記登録用データ
と前記座標値データとからデータを作成するインデクス
生成処理と、生成したインデクスをデータベースに登録
するデータベース登録処理と、登録結果に関する情報を
出力する処理とを有することを特徴としている。特に、
参照情報読込処理を用いた登録方法により、前記登録用
データと地図上の位置とを直接対応づける操作を行うこ
となく、住所情報を含む登録用データとそのデータを関
連付けたい地図上の位置とを対応付けることができるの
で、一括して登録用データと地図上の位置とを対応付け
ることが容易になる。また、緯経度情報を持っていない
が住所情報を含んでいるような既存の情報データベース
の情報を、自動的に地図上に一括対応づけできるように
なる。
【0006】さらに、本発明の空間データ検索方法で
は、検索条件を読み込んでメモリに記憶する検索条件読
込処理と、住所情報シソーラスを検索し検索条件に含ま
れる住所情報を検索キーとして座標値データを検索し取
得する空間キー変換処理と、前記検索条件と前記座標値
データとを用いてデータベースを検索するデータベース
検索処理と、検索結果出力処理とを有することを特徴と
している。特に、空間キー変換処理を用いた検索方法に
より、例えば住所情報などの空間キーを入力して検索を
行った場合、空間キーに対応する座標値情報で検索する
ため、登録時に対応づけた地図とは関係なく検索が可能
である。そのため、登録時に対応づけた地図以外を指定
して、住所情報を含むデータを取得することができる。
さらに、登録時に対応づけた地図に関わりなく情報共有
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明による登録方法お
よび検索方法の処理概要を示す図である。図1におい
て、本発明による登録方法を実現するための登録処理1
00と、本発明による検索方法を実現するための検索処
理102と、空間キーの構造データおよび座標データか
ら成る空間シソーラスデータ104と、前記登録処理1
00により登録され、かつ前記検索処理102により検
索されるデータである空間キーインデクスデータ106
とから構成される。空間シソーラスデータ104と空間
キーインデクスデータ106とは、いずれも外部記憶フ
ァイル等に格納されており、また登録処理100と検索
処理102とは、いずれもROM等に記憶されたプログ
ラム処理ステップ群である。登録処理100は、以下の
ステップから構成される。最初にステップ110で登録
情報読込処理を行い、次にステップ112で空間シソー
ラスデータ104を参照し、参照情報読込処理を行う。
ステップ114でインデクス生成処理を行い、ステップ
116で前記ステップ114で生成されたインデクスを
空間キーインデクスデータ106としてデータベースに
登録する。最後に、ステップ118で登録結果出力処理
をする。ここで、登録結果の出力はユーザに対して行わ
れるフィードバックであったり、あるいはログとしてシ
ステムが保存する場合を含んでいる。
【0008】一方、検索処理102は、以下のステップ
から構成される。最初にステップ120で検索情報読込
処理を行い、次にステップ122で空間シソーラスデー
タ104を参照し、検索キー変換処理を行う。ステップ
124では、空間キーインデクスデータ106に対しデ
ータ検索処理を行う。最後に、ステップ126で検索結
果出力処理を行い、検索結果を返す。空間シソーラスデ
ータ104は、構造データ130と座標データ132と
から構成される。構造データ130は、空間シソーラス
が保持するデータ間の階層構造を含むデータであり、座
標データ132は、空間シソーラスの空間キーと、該空
間キーの座標値を保持するデータである。座標データ1
32は、前記空間キーと前記座標値以外の情報を持って
いても構わない。また、座標データと構造データはリン
クづけられており、座標データに存在する住所情報に関
して構造データが存在するものとする。空間キーインデ
クスデータの構造については、図10で後述する。
【0009】図2は、本発明を実施するためのアーキテ
クチャの一例を示す図である。計算機200は、入力装
置202と、FD(フレキシブルディスク)リーダ20
4と、前記プログラムを格納しているFD206と、該
プログラムを計算機200上で実行する際に計算機内で
記憶するためのメモリ208と、FDリーダ204を介
しFD206から読み込まれた登録処理プログラム21
0および検索処理プログラム212と、空間シソーラス
データを格納する空間シソーラスデータベース214
と、空間キーインデクスデータを格納するための情報デ
ータベース216とから構成される。前記構成を持つ計
算機200により、これらのプログラムは実施すること
ができる。ここで、入力装置202は、キーボード以外
に、マウス、ジョイスティックなどの入力装置も含む。
また、本発明によるプログラムを格納する媒体として、
FD以外に、CD、MOなどの記憶媒体でもよく、した
がってFDリーダ204は、CDやMOなどのリーダで
あっても構わない。また、前記202〜216以外の装
置またはプログラムが存在しても構わない。
【0010】次に、図3および図4を用いて、空間シソ
ーラスデータ104について説明する。空間シソーラス
データ104としては、住所情報に限らず、駅や建造物
のような目標物の座標値を持つ目標物シソーラス、郵便
番号と住所を対応づけた郵便番号シソーラス、電話番号
と契約者と住所を対応づけた電話番号シソーラスなどの
バリエーションが考えられる。地上のいずれかの地点に
関係づけ可能な情報を空間キーと定義すると、空間キー
とそれに対応する座標値の情報であれば、空間シソーラ
スデータ104として利用可能である。図3は、本発明
で用いる空間シソーラスデータ104の構造データ13
0を示す図である。図3では、構造データ130の一例
が示されており、住所構造データ300と、郵便番号構
造データ310と、電話番号構造データ320を保有す
る。例えば、「東京都千代田区神田駿河台1丁目」とい
う住所情報では、「東京都千代田区神田駿河台」がその
1つ上位の階層レベルにある。さらに、例えば「千代田
区」は「東京都」の1段階下位の階層レベルであり、
「千代田区」は「神田駿河台」の1段階上位の階層レベ
ルである。構造データ130は、このように空間キーの
階層構造を保有する。図3の住所構造データでは、住所
構造データとして、中央区本町1丁目,2町目、中央区
桜町1丁目,2丁目が示され、郵便番号構造データで
は、100,101,102,103,110,11
1,112,113,の郵便番号上位が示され、電話番
号構造データでは、(03)(327)(****),
(03)(328)(****)が示されている。
【0011】図4は、本発明で用いる空間シソーラスデ
ータ104の座標データ132を示す図である。図4で
は、座標データ132の一例が示されており、住所座標
データ400と、目標物座標データ410と、郵便番号
座標データ420と、電話番号座標データ430と、メ
ソッド定義座標データ440とを有する。図1から明ら
かなように、各空間シソーラスは、座標データ132お
よび構造データ130により構成される。例えば、住所
情報シソーラスは住所構造データ(図3の300)と住
所座標データ(図4の400)から成り、郵便番号情報
シソーラスは、郵便番号構造データ(図3の310)と
郵便番号座標データ(図4の420)とから成る。座標
データと構造データとは対応づけられており、座標デー
タに存在する情報の空間キー(例えば、図4に示す東京
都千代田区神田1−2−3)についてのみ構造データが
存在するが、空間キーの種類によっては必ずしも構造デ
ータを持つ必要はない。なお、住所座標データ400の
代表点座標値は、例えば区役所の位置の座標、駅の位置
の座標、領域座標値が示す領域の中点座標等にすること
を、予め決めておく。
【0012】各座標データは、空間キーデータ(住所、
目標物、郵便番号、電話番号等)と座標値データを有す
るが、それ以外の情報を持っていても構わない。例え
ば、電話番号座標データ430は電話番号を空間キーと
しそれに対応する代表点座標値を持つが、他に、契約者
名や、契約電話の所在地を示す住所情報を保有してい
る。すなわち、電話番号座標データの中に住所座標デー
タの空間キーを保有している。こうした場合、該空間キ
ーでさらに住所情報シソーラスの情報を利用することに
より、電話番号が対応する住所の領域座標値や緯経度情
報を利用することもできる。また、空間シソーラスの中
には、住所や目標物というような空間キーと座標値を変
換するための情報の他に、文字列と数値との変換ルール
を記述したデータも用意する。メソッド定義情報シソー
ラスは、曖昧検索を支援するための変換ルールを用意し
たもので、例えば「近く」「徒歩N分」というような検
索メソッドを定義する。例えば、「横浜駅から徒歩10
分圏内」という検索を行う場合、「横浜駅」という空間
キーをもとに、目標物座標データ410を参照して座標
値データに変換する処理と、「徒歩10分圏内」という
メソッドをもとに、メソッド定義座標データ440を参
照し「800m以内」に変換する処理とにより、取得し
た前記座標値データの地点から800m以内の登録情報
を検索する処理を行うことを可能とするためのデータで
ある。
【0013】図5は、本発明の登録方法の処理内容を示
すフローチャートである。図1に示す登録処理100
は、以下のステップで実行される。ステップ500で登
録情報を読み込み、ステップ502で、前記読み込んだ
情報から空間キーを抽出する。ステップ504で、該空
間キーを検索キーとして空間シソーラスデータを検索
し、最終的な検索キーを決定する。ステップ506で、
該検索キーをもとに空間シソーラスデータから代表点座
標および領域座標の値を取得する。次に、ステップ51
0で、空間キーに対応する座標領域の外接四角に関する
情報を計算し、ステップ512で、登録情報と座標値情
報と外接四角情報から空間キーインデクス情報を生成す
る。ステップ514で空間キーインデクスを情報データ
ベースに格納する。次に、ステップ516で登録結果に
関する情報を出力する。
【0014】図6は、図5におけるステップ504で行
われる処理の詳細フローチャートである。図6におい
て、ステップ550は、ステップ502で読込んだ情報
から抽出した空間キーである住所情報を、初期の検索キ
ーとして住所情報シソーラスを検索する。ステップ55
2は、初期の検索キーである住所情報と、住所情報シソ
ーラスの保持する住所情報が完全一致するかどうかの判
定を行うステップであり、完全一致する場合はステップ
554に進み、完全一致しない場合はステップ556に
進む。ステップ554では、該住所情報を最終的な検索
キーとして設定する処理を行い、ステップ506に進
む。また、ステップ556では、該住所情報を、住所情
報シソーラスの構造データの形式に分解する処理を行
い、ステップ558に進む。例えば、検索キーが丁目ま
での住所情報であるのに対して、住所情報シソーラスの
住所情報は番地までの情報であれば、これを丁目と番地
に分解する。ステップ558では、分解した住所情報、
前記住所構造データとを比較し、上位から順に一致する
階層レベルまで辿り、不一致部がみつかったか、あるい
は最後まで辿ったら、ステップ560に進む。ステップ
560では、一致した階層レベルまでの住所情報を既定
フォーマットに結合し、ステップ562に進む。ステッ
プ562では、結合した住所情報を最終的な検索キーと
して設定し、ステップ506に進む。ステップ506で
は、最終的な検索キーをもとに住所情報シソーラスから
代表点座標値および領域座標を取得する処理を行う。
【0015】図7は、本発明の検索方法の詳細な処理フ
ローチャートである。図1に示す検索処理102は、以
下のステップで実行される。ステップ600で入力され
た検索条件を読み込み、ステップ602で、前記読み込
んだ情報から空間キーを抽出する。ステップ604で、
該空間キーを検索キーとして空間シソーラスデータを検
索し、ステップ606で、空間シソーラスから代表点座
標および領域座標の値を取得する。ステップ610で、
前記検索条件と取得した座標値情報を用いて情報データ
ベースを検索する。次に、ステップ612では、検索結
果を出力する。ここで、ステップ604で行われる処理
は、図5に示したステップ504と同一の処理を以って
実施される。すなわち、両方とも、空間シソーラスを参
照して最終的な検索キーを決定する処理である。
【0016】(空間シソーラスデータの空間キーと一致
する場合の登録処理)次に、登録情報の例を挙げて説明
する。日本国内の病院データベースに格納されている各
病院のデータを、地図情報データベースに関連づけて登
録する場合を考える。図8は、登録する病院データの例
を示す図である。図8において、700は登録する病院
データであり、病院データ700は、病院名情報702
と、所在地情報704と、アクセスのための交通機関情
報706と、電話番号情報708と、FAX番号情報7
08と、診療科情報710とから成る。今回の例では、
病院データ700は地図情報を持たないため、既存の地
図情報データベースと対応づけて登録する。該病院デー
タには、空間キーとして、住所、郵便番号、電話番号、
駅などの目標物の情報が含まれているが、住所情報を空
間キーとして地図上に対応づける場合を説明する。
【0017】図9は、住所情報シソーラスが保持する内
容の例を示す図である。以下、本発明による登録方法お
よび検索方法を実施する際に、図9の住所情報シソーラ
スを利用するものとする。図9において、800は住所
情報シソーラスの住所構造データであり、810は住所
情報シソーラスの住所座標データである。最初に、図5
に示すように、病院データ700を読み込む(ステップ
500)。次に、該病院データ700から、空間キーと
して所在地情報704、即ち「東京都中央区桜町2-1」
を抽出し(ステップ502)、メモリ上に記憶する。次
に、空間キー「東京都中央区桜町2-1」で住所座標デー
タ810を参照し、最終的な検索キーを決定し(ステッ
プ504)、ステップ506に進む。このときの処理に
ついて、図6に従って詳細に説明する。住所情報を初期
の検索キーとして住所情報シソーラスを参照し(ステッ
プ550)、ステップ552に進む。ここで、住所座標
データ810には「東京都中央区桜町2-1」と一致する
住所情報が存在するため(ステップ552)、ステップ
554に進む。ここでは、最終的な検索キーを「東京都
中央区桜町2-1」に設定し(ステップ554)、ステッ
プ506に進む。
【0018】ここでは、図9の住所座標データ810か
ら「東京都中央区桜町2-1」の代表点座標値である(1
90,871)と領域座標値である(187,830),
(190, 829),(191,837),. . . .を取得する
(ステップ506)。次に、空間キーに対応する領域の
外接四角の座標値を計算する(ステップ510)。例え
ば、空間キーが住所情報である場合、その領域座標デー
タは点の集合、すなわちポリゴンデータ(点集合デー
タ)であり、住所座標データ810から得た座標値デー
タ(187,830),(190, 829),(191,83
7),. . . .を元に、最小/最大のx座標値およびy座
標値、すなわち外接四角を示す2点の座標値データを
得、メモリに記憶する。次に、登録情報と、前記取得し
た座標値情報と、外接四角の座標値情報とから空間キー
インデクスを生成する(ステップ512)。ここで、登
録情報は病院データ700であり、取得した座標値は前
記「東京都中央区桜町2-1」の代表点座標値として取得
した(190,871)であり、外接四角は前ステップ
で求めた2点のデータである。この時に作成する空間キ
ーインデクスの構造について、以下に説明する。
【0019】図10は、空間キーインデクスの項目リス
ト900と、病院データ700を登録する場合に該項目
リスト900の各項目に対応するインデクスデータ90
2を示した図である。図10において、912は登録I
Dとしてミドルウェアが付加したデータであり、914
は病院データ700の登録タイトルとして登録者が作成
したデータであり、918は病院データ700を保持す
るサイトで、該ファイルを一意に識別するために付けら
れたコンテンツURI(情報がどこにあるかを示すため
のアドレス)であり、920は登録時に該ファイル70
0を対応付ける下敷コンテンツの登録IDである。ここ
で、前記下敷コンテンツは、既に登録されているもので
あり、登録IDを有するものである。922は、前記下
敷コンテンツを保持するサイトで、該コンテンツを一意
に識別するために付けられたコンテンツURIであり、
924は、前記下敷コンテンツのタイトルである。下敷
コンテンツと登録コンテンツとの関係は、下敷コンテン
ツ内のある領域に登録コンテンツが対応付けられてい
る。次に、926は、登録するデータの属するカテゴリ
である。例えば、病院データ700は、登録時にそのカ
テゴリとして「病院」や「医療機関」とすることができ
る。928は登録者データであり、これはメールアカウ
ントなど本人を一意に特定できるデータである。
【0020】930は情報が登録された日時を示す登録
日であり、932は登録するコンテンツであって、この
場合には、病院データ700が作成された日時である。
934は登録情報の有効期限であり、ここではなし、と
なっている。936は登録した下敷コンテンツの座標上
の代表点を示す値であり、938は該下敷コンテンツの
座標上の対応領域を示す値の集合であり、940はベー
ス座標上の代表点の座標値であり、942は領域を示す
座標値の集合であり、944は領域の外接四角を示す2
点の座標値であり、946は病院データ700の著作権
を持つ著作権利先の情報であり、948は登録情報を利
用する場合の使用条件を記述したデータ、ここでは1参
照当りの使用料金が示されている。950は、登録時に
利用した空間シソーラスデータの座標データに関する、
登録レベルを表す値である。例えば、登録時に利用した
座標値情報に対応する住所キーの階層レベルに応じて登
録レベルを設定する。病院データ700に関しては、該
病院データ700が保持する住所情報と住所座標データ
が保持する住所キーとが一致しているため、病院データ
700を登録する際には正確な座標値情報を用いること
ができる。したがって、この場合、登録レベルを「0」
としている。図5のステップ512では、以上のような
インデクスデータ902を作成し、ステップ514に進
む。ステップ514では、ステップ512で作成した空
間キーインデクスデータ912を情報データベースに格
納し、ステップ516に進む。ステップ516では、登
録結果を出力する。これは、ユーザへのフィードバック
や、ログへの書き出しを意味している。
【0021】(空間シソーラスデータの空間キーと一致
する場合の検索処理)次に検索例として、前記病院デー
タ700を検索する場合を説明する。前記登録方法によ
り登録された病院データ700は、情報データベースに
図10に示すようなインデクスデータ902として登録
されている。図11は、図10により登録された情報を
検索する場合の入力画面例を示す図である。図11にお
いて、1000は検索を行うための入力画面、1002
は検索キーとして入力する住所情報を入力するための住
所入力欄、1004は検索結果を出力するための地図表
示領域である。1006〜1014は、空間キーによる
検索以外の検索条件を指定するための領域であり、例え
ば1006のカテゴリ条件指定領域、1008の登録者
指定領域、1010の投稿日指定領域、1012の目標
物指定領域、1014の使用条件指定領域などが設けら
れている。
【0022】図7および図11に従って、本発明の検索
方法を実行する。先ず最初に検索条件を読み込む(ステ
ップ600)。この場合、住所入力領域1002に入力
された文字列「東京都中央区桜町2-1」と、カテゴリ条
件指定領域1006に指定された文字列「病院」が検索
条件として読み込まれる。次に、受信した検索条件から
空間キーを抽出する(ステップ602)。この場合、住
所入力領域1002に入力された文字列「東京都中央区
桜町2-1」が空間キーとして抽出される。次に、空間キ
ー「東京都中央区桜町2-1」で図9に示す住所座標デー
タ810を参照し、最終的な検索キーを決定し(ステッ
プ604)、ステップ606に進む。このときの処理に
ついては図5に示すステップ504の処理と同様であ
り、詳細には図6に示すステップ550〜ステップ56
2の処理によって行われる。この場合、住所座標データ
810に住所キー「東京都中央区桜町2-1」が存在する
ため、最終的な検索キーは「東京都中央区桜町2-1」と
なる。
【0023】次に、住所座標データ810から、前記住
所キー「東京都中央区桜町2-1」の代表点座標値として
(190,871)、領域座標値として(187,83
0)(190,829)(191,837). . . .を取得す
る(ステップ606)。次に、検索条件とステップ60
6で取得した座標値情報とを用いて、データベースを検
索する(ステップ610)。この場合、座標値情報は
(190,871)であり、その他の検索条件としてカ
テゴリ指定領域1006に入力された「病院」があり、
2種類の情報を用いてデータベースを検索する。この場
合、前記代表点座標値(190,871)の周辺検索
で、図10に示す登録項目900の「ベース座標上代表
点」に対応するインデクスデータ902の値を検索し、
さらに、「カテゴリ」=「病院」も検索条件とし、その
検索結果を出力する(ステップ612)。
【0024】図12は、図11による検索結果の出力画
面例を示す図である。画面1100は検索結果の画面で
あり、1102は検索結果の地図上での位置情報を視覚
的にマーキングしたマークであり、1104は検索結果
として出力された、病院データ700の登録時に指定し
たタイトルである。前記登録方法および検索方法の説明
においては、住所情報シソーラスを用いたが、空間キー
として住所の他に、郵便番号、電話番号、駅などの目標
物の情報が病院データ700には含まれているため、郵
便番号シソーラス、電話番号シソーラス、目標物シソー
ラスを用いた検索を行うこともできる。
【0025】(空間シソーラスデータの空間キーと一致
しない場合の登録処理)次に、地図に対応付けて登録す
る病院データの住所情報と、このとき利用する住所情報
シソーラスが持つ住所情報が完全一致しない場合の処理
について説明する。図13は、登録する病院データを示
す図である。登録時に利用する住所情報シソーラスは、
図9で示した住所構造データ800および住所座標デー
タ810である。図13において、1200は登録する
病院データである。病院データ1200は、図8の病院
データ700と同じフォーマットで記述されており、病
院名情報と、所在地情報と、交通機関情報と、電話番号
情報と、FAX番号情報と、診療科情報とから成る。該
病院データ1200には空間キーとして、住所、郵便番
号、電話番号、駅などの目標物の情報が含まれている
が、住所情報を空間キーとして地図上に対応づける場合
を説明する。最初に登録の場合、病院データ1200を
読み込む(ステップ500)。次に、該病院データ12
00から、空間キーとして所在地情報、即ち「東京都中
央区桜町3-5-1」を抽出し、メモリ上に記憶する(ステ
ップ502)。次に、空間キー「東京都中央区桜町3-5-
1」を検索キーとして住所座標データ810を参照し、
最終的な検索キーを設定し(ステップ504)、ステッ
プ506に進む。ステップ504の処理は、図6のステ
ップ550〜ステップ562の処理から成る。このステ
ップについて以下で説明する。
【0026】図14は、最終的な検索キー設定の過程で
行われる処理によるデータを示す図である。図14にお
いて、1302は、図6のステップ550で初期の検索
キーとして設定された住所キーである。1304は、ス
テップ556で住所キー1302を分解した後の住所分
解データである。1310は、ステップ558で比較に
用いる住所構造データを抜粋したデータであり、階層レ
ベルがN=5まで、つまり3丁目5番地までしかないこ
とを示している。1306は、ステップ560で結合し
た住所文字列、つまり一致している階層までの住所のみ
を結合した文字列である。1312は、ステップ562
で最終的な検索キーとして設定した住所文字列1306
を用いて住所座標データ810を検索した結果、得られ
た座標データである。図6において、先ず、図5のステ
ップ504で得られた空間キー「東京都中央区桜町3-5-
1」を初期の検索キーとして設定し、住所情報シソーラ
スを参照する(ステップ550)。次にステップ550
で設定した初期の検索キー「東京都中央区桜町3-5-1」
と完全一致する住所情報が図9の住所座標データ810
に存在するか否かを判断する(ステップ552)。この
場合、該検索キー「東京都中央区桜町3-5-1」と一致す
る住所情報が住所座標データ810に存在しない、つま
り住所座標データ810では、桜町3-5までしか登録さ
れていないため、ステップ556にすすむ。この時、住
所キー1302には「東京都中央区桜町3-5-1」が内部
で保持されている。
【0027】次に、住所キー1302を住所構造データ
の形式に分解し(ステップ556)、ステップ558に
進む。住所構造データ800は「都道府県、市区町村、
大字町名、小字丁目名、街区符号、住居番号1、住居番
号2」の形式であるため、ここでは「東京都、中央区、
桜町、3、5、1、(なし)」に分解し、住所分解データ
1304を得る。この時、区切り子として用いている
「-」は排除する。ここで、例えば住所キーが「〜3丁目
5番地1号」「〜3の5の1」であり、住所情報シソーラ
スが「〜3-5-1」の形式で表現されている場合でも、小
字丁目名や街区符号と住居番号との間の区切り子である
「丁目」「番地」「号」「の」などを排除する。次に、
前記分解したデータと住所構造データ800とを比較
し、上位から一致するレベルまで順に辿り(ステップ5
58)、ステップ560に進む。ここでは、住所分解デ
ータ1304の「東京都、中央区、桜町、3、5、1」と
住所構造データ800を比較しながら、一致するデータ
を辿る。住所構造データ800にはデータとして141
0の「東京都、中央区、桜町、3、5」までが存在するた
め、ここまで辿ることができる。
【0028】次に、一致したレベルまでの情報を既定フ
ォーマットに結合し(ステップ560)、ステップ56
2に進む。ここで既定フォーマットとは、住所情報シソ
ーラスの住所座標データ810の住所情報が記述されて
いるフォーマットと同一のものである。住所座標データ
810は、小字丁目名、街区符号、住所記号を「-」で
結合したフォーマットを用いている。したがってここで
は、住所文字列1306として「東京都中央区桜町3-
5」が得られる。次に、結合した住所情報を最終的な検
索キーとして設定し(ステップ562)、ステップ50
6に進む。ここでは、住所文字列1306の「東京都中
央区桜町3-5」が住所情報シソーラスの座標データ81
0を検索するための最終的な検索キーとして設定され
る。次に、住所座標データ810から代表点座標値およ
び領域座標値を取得する(ステップ506)。住所座標
データ810には住所文字列1306に対応する座標デ
ータが存在するため、代表点座標値(224,871)
と、領域座標値(221,867)(223,870)
(225,881),. . . .を取得し、住所キー130
2の「東京都中央区桜町3-5-1」の代表点座標値および
領域座標値として用いる。以上の処理により、図5のス
テップ504の処理が実施される。
【0029】次に、空間キーに対応する領域の外接四角
の座標値を計算する(ステップ510)。空間キーが住
所情報である場合、その領域座標データは点の集合すな
わちポリゴンデータであり、住所座標データ810から
得た領域座標値(221,867)(223,870)
(225,881),. . . .を元に、最小/最大のx座
標値およびy座標値、すなわち外接四角を示す2点の座
標値データを得、メモリに記憶する。次に、登録情報
と、前記取得した座標値情報と、外接四角の座標値情報
とから空間キーインデクスを生成する(ステップ51
2)。ここで、登録情報は病院データ1200であり、
取得した座標値情報は前記「東京都中央区桜町3-5-1」
の代表点座標値として取得した(190,871)およ
び領域座標値(187,830),(190,829),(1
91,837),. . . .であり、外接四角は該領域座標値
から求めた2点の座標値である。これらのデータを用い
てインデクスデータを作成し、ステップ514に進む。
【0030】図15は、図14で作成するインデクスデ
ータの例を示す図である。1402は、病院データ12
00を登録する場合に作成されるインデクスデータであ
る。1404は、インデクスデータ1402の位置の精
度レベルを示すための登録レベル値である。インデクス
データ1402は、図8の病院データ700の登録時に
作成されるインデクスデータ902と同様に作成される
が、インデクスデータ1402の登録レベル値1404
について説明する。図13の病院データ1200におい
て、該病院データが持つ住所情報「東京都中央区桜町3-
5-1」の階層レベルNが6であるのに対し、実際に登録
時に利用する座標値データは「東京都中央区桜町3-5」
のデータにより補完したものである。補完した座標値デ
ータに対応する住所情報の階層レベルNは5であること
から、階層レベルの差を登録レベルとし、インデクスデ
ータの項目「登録レベル」を「1」に設定した。すなわ
ち、「1」は階層レベル6−5=1を表している。次
に、作成したインデクスデータをデータベースに格納し
(ステップ514)、ステップ516に進む。次に、登
録結果を書き出す処理を行う(ステップ516)。
【0031】(空間シソーラスデータの空間キーと一致
しない場合の検索処理)図16は、登録された情報を検
索する場合の入力画面例を示す図である。図13に示し
た病院データ1200を検索する場合について説明す
る。前記登録方法により登録された病院データ1200
は、情報データベースに登録されている。図16におい
て、1500は検索条件の入力画面である。図16で
は、住所入力欄1002に、「東京都中央区桜町3丁目5
番1号」と入力し、カテゴリに「病院」と入力した場合
について説明する。検索方法を実行する図7のステップ
600〜ステップ604は、図8の病院データ700を
検索する場合と同様に行う。図7のステップ604の処
理を実行するための図6のステップ550〜ステップ5
62については、図13の病院データ1200を登録す
る場合と同様に行い、検索方法を実行する図7のステッ
プ606〜ステップ612は図8の病院データ700を
検索する場合と同様に行う。検索結果には、空間キーイ
ンデクスの登録レベルを考慮し、検索結果タイトル表示
欄1016には位置精度の良い情報から順に表示するこ
とも可能である。以上、登録方法および検索方法につい
て説明したが、図1に示す空間キーインデクスデータ1
06は、登録情報の内容そのものを格納している訳では
なく、登録情報へのポインタ情報、登録情報の一部、お
よび登録時の情報を保持するものである。
【0032】本実施例においては、下記の利点を有す
る。 登録の場合には、住所情報シソーラスなど空間キーと
対応する座標値の情報を保持する空間シソーラスを利用
する方法を用いることによって、空間キーを用いて間接
的に登録することができ、これにより所在地の緯経度な
ど座標値情報を持たない既存データベースの情報を、対
話的な手段を用いずに他の地図情報データベースに対応
づけて登録することができるようになる。さらに、対話
的な手段を用いずに登録できるため、システムによる一
括登録が容易となり、既存データベースの自動登録が可
能となる。 また、検索の場合には、住所情報シソーラスなど空間
キーと対応する座標値の情報を保持する空間シソーラス
を利用する方法を用いることによって、空間キーを変換
した座標値を用いて間接的に検索することができ、これ
により登録された複数の異種情報データベースの情報を
一元的に検索することができるようになる。さらに、空
間キーと空間キー以外の検索条件を併用して検索できる
ため、検索のバリエーションが拡大するというメリット
がある。 また、必ずしも空間シソーラスに登録されていない住
所情報を用いても登録することができる。検索キーとし
て入力した住所情報と、住所情報シソーラスの構造デー
タを比較し、構造レベルの近い住所情報の座標データを
用いる方法をとることにより、必ずしも空間シソーラス
に登録されていない空間キーを含む空間コンテンツを登
録することができるようになる。 また、空間キーの形式が一意でない空間コンテンツデ
ータベースを登録する場合でも、空間シソーラスの構造
データを参照して空間キーを一意に解釈することによ
り、ユーザとの対話なしに、定型フォーマットでない空
間キーを含む空間コンテンツを登録することができる。 さらに、空間キーと空間シソーラスを用いた間接的な
登録および検索を行うため、一度登録を行うだけで、登
録時に空間コンテンツを対応づけた地図情報と異なる地
図の上でも、検索結果を見ることができる。その結果、
検索を行うアプリケーションの用途に応じた地図上に登
録情報を対応づけて見せることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、既存の
データベースの情報を対話的な手段を用いることなく、
他のいずれの地図情報データベースにも対応づけて登録
することができ、かつ登録された複数の異種情報データ
ベースの情報を一元的に検索することができるので、シ
ステムによる一括登録、一括検索が可能となり、既存デ
ータベースの自動登録、自動検索が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による登録方法および検索方法の処理概
要を示す図である。
【図2】図1におけるプログラムを実施するためのアー
キテクチャの図である。
【図3】本発明で用いる空間シソーラスデータの構造デ
ータの図である。
【図4】本発明で用いられる空間シソーラスデータの座
標データの図である。
【図5】本発明の登録方法の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図6】図5における最終的な検索キーを決定する処理
の詳細なフローチャートである。
【図7】本発明の検索方法の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明で用いた登録情報の第1の例であり、病
院データを示す図である。
【図9】本発明の住所情報シソーラスが保持する情報を
示す図である。
【図10】データベースへの登録項目と実施例で用いた
インデクスデータの第1の例を示す図である。
【図11】本発明で用いる検索条件の入力画面の第1の
例を示す図である。
【図12】図11における検索結果画面例を示す図であ
る。
【図13】本発明で用いた登録情報の第2の例であり、
病院データを示す図である。
【図14】図13で用いた登録情報例に対し、座標値取
得過程で行われる処理で作成されたデータを示す図であ
る。
【図15】データベースへの登録項目と実施例で用いた
インデクスデータの第2の例を示す図である。
【図16】本発明で用いた検索条件の入力画面の第2の
例を示す図である。
【符号の説明】
100…登録処理、102…検索処理、104…空間シ
ソーラスデータ、106…空間キーインデクスデータ、
110…登録情報読込処理、112…参照情報読込処
理、114…インデクス生成処理、116…DB登録処
理、118…登録結果出力処理、120…検索情報読込
処理、122…検索キー変換処理、124…DB検索処
理、126…検索結果出力処理、130…構造データ、
132…座標データ、200…計算機、202…入力装
置、206…FD、204…FDリーダ、210…登録
処理プログラム、212…検索処理プログラム、214
…空間シソーラスデータベース、216…空間インデク
スデータを格納する情報データベース、300…住所構
造データ、310…郵便番号構造データ、320…電話
番号構造データ、400…住所座標データ、410…目
標物座標データ、420…郵便番号座標データ、430
…電話番号座標データ、440…メソッド定義座標デー
タ、1000,1500…入力画面、1100…検索結
果画面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 隆亮 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 水野 浩孝 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 北澤 修司 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 (72)発明者 大川 義人 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共情報事業部内 (72)発明者 古賀 尚之 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 駄場 和盛 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 Fターム(参考) 5B075 ND20 ND24 NK06 NK13 NK25 NK50 PP02 PP03 PP12 PP22 PQ02 PQ16 QS20 UU14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住所情報を含む空間データと、該空間デ
    ータに対する地図データとの位置関係を対応づけたデー
    タをデータベースに格納し、該データを管理する空間デ
    ータ登録方法において、 a)登録する空間データを読み込んでメモリに記憶する
    登録情報読込処理ステップと、 b)住所情報と該住所情報に対応する座標値の対からな
    る座標データおよび住所情報の階層構造を保持する構造
    データからなる住所情報シソーラスに対し、登録された
    データに含まれる住所情報を検索キーとして該座標デー
    タを参照し、対応する情報を参照情報として読み込みメ
    モリに記憶する参照情報読込処理ステップと、 c)登録するデータと該参照情報とを用いて、登録およ
    び検索に用いるデータである空間キーインデクスを生成
    するインデクス生成処理ステップと、 d)前記インデクス生成処理で作成した空間キーインデ
    クスをデータベースに登録するデータベース登録処理ス
    テップと、 e)登録結果に関する情報を出力する登録結果出力処理
    ステップとを有することを特徴とする空間データ登録方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空間データ登録方法に
    おいて、前記ステップb)の参照情報読込処理ステップ
    は、 b1)読み込んだ登録データから住所情報を抽出するス
    テップと、 b2)該住所情報を初期の検索キーとして前記住所情報
    シソーラスを参照し、最終的な検索キーを設定するステ
    ップと、 b3)ステップb1)で最終的に設定した検索キーに対
    応する代表点の座標値、または領域の座標値の組を取得
    するステップとを有することを特徴とする空間データ登
    録方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の空間データ登録方法に
    おいて、前記ステップb1)の処理ステップは、 b11)住所情報を初期の検索キーとして、住所情報シ
    ソーラスを参照するステップと、 b12)完全一致する住所情報が存在する場合、最終的
    な検索キーとして該住所情報を設定し、完全一致する住
    所情報が存在しない場合には、初期の検索キーである住
    所情報を住所情報シソーラスの構造データと同様の形式
    に分解し、分解したデータと上記構造データを上位から
    順に一致する階層レベルまで辿り、分解された住所情報
    のうち、構造データと一致した階層レベルまでの情報を
    最終的な検索キーに設定するステップとを有し、 b21)さらに、登録する空間データの住所情報に対応
    する座標値として採用された座標値データの、住所情報
    シソーラスの構造データの階層レベルに関係する情報
    を、登録データに付加してデータベースに登録するステ
    ップと、 b22)抽出した住所情報に対応する構造データの最上
    位レベルまで検索しても見つからない場合、該登録デー
    タを一意に特定する情報を予め用意されたファイルに書
    き出すステップとを有することを特徴とする空間データ
    登録方法。
  4. 【請求項4】 住所情報を含む空間データと、該空間デ
    ータに対応する地図データとの位置関係を対応づけたデ
    ータをデータベースに格納し、該データを管理するデー
    タ管理サイトに対し、住所情報を含む検索条件を指定し
    て該データベースに登録されている空間データを検索す
    る空間データ検索方法において、 a)検索条件を読み込んでメモリに記憶する検索条件読
    込処理ステップと、 b)該検索条件に含まれる住所情報を検索キーとして、
    前記住所情報シソーラスデータを検索し、対応する座標
    値データを参照情報として読み込み、メモリに記憶する
    空間キー変換処理ステップと、 c)ステップa)で読み込んだ検索条件と、ステップ
    b)で記憶した座標値データとを用いてデータベースを
    検索するデータベース検索処理ステップと、 d)検索結果を出力する検索結果出力処理ステップとを
    有することを特徴とする空間データ検索方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の空間データ検索方法に
    おいて、 前記ステップb)の空間キー変換処理ステップは、 b1)読込んだ検索条件から住所情報を抽出するステッ
    プと、 b2)該住所情報を検索キーとして前記住所情報シソー
    ラスを参照するステップと、 b3)該検索キーに対応する代表点座標値または領域座
    標値を取得するステップとを有するとともに、前記ステ
    ップb2)の処理は、 b11)検索条件中の住所情報を検索キーとして、住所
    情報シソーラスを参照するステップと、 b12)完全一致する住所情報が存在しない場合、検索
    キーである住所情報を既定フォーマットに変換するステ
    ップと、 b13)変換した住所情報を住所情報シソーラスの構造
    データと同様の形式に分解するステップと、 b14)上記分解したデータと上記構造データを上位か
    ら順に一致するレベルまで辿るステップと、 b15)分解された住所情報のうち、構造データと一致
    したレベルまでの情報を、既定フォーマットに結合する
    ステップと、 b16)結合した住所を新たな検索キーに設定するステ
    ップとを有することを特徴とする空間データ検索方法。
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