JP2000322252A - プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2000322252A
JP2000322252A JP11133233A JP13323399A JP2000322252A JP 2000322252 A JP2000322252 A JP 2000322252A JP 11133233 A JP11133233 A JP 11133233A JP 13323399 A JP13323399 A JP 13323399A JP 2000322252 A JP2000322252 A JP 2000322252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
project
plan
growth curve
software development
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP11133233A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Tamura
直樹 田村
Mikiro Sasaki
幹郎 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11133233A priority Critical patent/JP2000322252A/ja
Publication of JP2000322252A publication Critical patent/JP2000322252A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェア開発プロジェクトの工程計画の
妥当性を計画・立案時に確認でき、その後のプロジェク
ト運営中に工程計画の妥当性を継続的に検証し、計画通
りに開発運営されていない場合にそのリスクを早期に見
いだすこと。 【解決手段】 過去のソフトウェア開発グループが作成
した生産物実績値を保存する実績値保存部10と、該保
存部10によって保存された過去の複数の実績値に対す
る統計値を算出する統計処理部20と、該処理部20で
生成された統計値を保存する判定基準保存部30と、評
価対象のソフトウェア開発プロジェクトの計画値の情報
を入力するプロジェクト計画値入力部40と、統計値に
対する計画値の差分を算出し、統計値を基準とした該差
分の値をもとに評価対象のソフトウェア開発プロジェク
トの運営計画を評価するプロジェクト計画評価部50
と、評価結果を表示出力するプロジェクト計画評価表示
部60と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大規模なソフト
ウェア開発プロジェクトによってソフトウェア製品の開
発管理を行う際に、ソフトウェア開発プロジェクトの運
営計画を評価し、支援するプロジェクト管理支援装置、
プログラム管理支援方法およびその方法をコンピュータ
に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大規模なソフトウェア開発のプロ
ジェクト管理は、顧客要求や見積り規模に応じて、プロ
ジェクト運営資金を確保し、またプロジェクトに従事す
る技術者を確保するプロジェクト計画・立案と、この作
業を通して得られたプロジェクト計画・立案の結果通り
にプロジェクトの運営が行われるように作業を管理する
プロジェクト工程管理との二つの作業によって構成され
る。
【0003】上述した二つの作業のうち、前者のプロジ
ェクト計画・立案では、後者のプロジェクト工程管理の
基本となるプロジェクト計画を作成する。このプロジェ
クト計画は、開発工程で生じる各成果物の期限と作成担
当者等を定める。このプロジェクト計画の作成は、各工
程での作業工数に基づいて計画を作成することを基本と
し、この工数見積りの手法の一つには、ファンクション
ポイント法やCOCOMOモデル等のいわゆる見積りモ
デルが用いられてきた(文献「ソフトウェアのコスト見
積り技術」、大筆著、情報処理、Vol.33 No.8 Aug.199
2 参照)。
【0004】ファンクションポイント法は、顧客要求に
現れるソフトウェアが具現化しなけれなならない機能項
目数や、実現する機能の複雑度をもとに、開発工数の見
積りを行う方法である。また、COCOMOモデルで
は、ソフトウェアプログラムソースコードの生産高を予
想し、この予想に基づいて最適な開発工数と開発期間を
求める方法である。
【0005】これらのアプローチは、いずれも、既存の
プロジェクトの成果と、プロジェクトの実行期間、コス
ト等の実績値から、統計的手法に基づいて予測モデルを
構築するというものである。また、いずれのモデルにお
いても、基本的に、蓄積されたプロジェクトの記録の平
均値に基づいて、プロジェクトの見積り、たとえば、開
発遂行に必要なコスト、人材、時間の推測値の計算等の
見積りが行われる。このようにして得られた平均的なプ
ロジェクト動向をもとに、プロジェクト管理社は、予算
や人材を獲得し、また開発工期の大枠を決定するように
していた。
【0006】一方、大規模なソフトウェア開発プロジェ
クトの工程管理では、これまでにプロトタイピングやス
パイラルモデル等の新しい開発手順が提案されている
が、基本的には、工程の上流で確定した仕様に基づい
て、下流の工程の作業を行うことを前提とし、各工程の
作業が、各工程で作成される各種仕様書、プログラムソ
ースコード、あるいは試験成績書等のソフトウェア生産
物の作成と利用の関係に基づいて、直接的につながりを
持たせて構成される、いわゆるウォータフォールモデル
が用いられてきた。特にこのウォータフォールモデルの
各作業工程で作成されるソフトウェア生産物の完成をも
って、工程の終了を確認するという方法が一般的にとら
れてきた。
【0007】しかし、現実のソフトウェア開発では、開
発の進行に伴って、設計仕様が段階的に確定し、あるい
はソフトウェア製品の顧客・ユーザの要求そのものも時
間とともに変化していく状況に置かれる場合が多く、こ
のような状況のなかで全ての要求仕様、設計仕様等が確
定しないうちに開発が進行してしまうという状況も亜多
かった。また、個人個人の作業進捗状況は、各個人の間
隔に依存して行われ、この結果、作業進捗状況を客観的
な指標で表現することが難しかった。
【0008】このような問題から、プロジェクトの計画
・立案作業で作成される計画をプロジェクトの概略見積
りとし、これに対して、プロジェクトを進行させなが
ら、順次見直しをかけ、この見直しに対応して計画修正
を順次発生させるという形態をとっていた。また、この
計画見直しは、当初のプロジェクト計画・立案時に立て
た開発計画が達成不可能と判明した時などのように計画
遅延が明確になった状況においても行われてきた。
【0009】図25は、上述したプロジェクト運営管理
上の問題に対応した従来のプロジェクト運営管理支援装
置の構成を示す図である(特開平8−106494号公
報参照)。図25において、クライアントマシン200
は、各開発メンバがそれぞれ利用するクライアントマシ
ンである。サーバマシン400は、各クライアントマシ
ン200の要求に応じた処理を行う。
【0010】各クライアントマシン200は、開発メン
バが、製品モデル、開発活動モデル、リソースモデルを
作成する際に使用する作成部201を有し、作成された
モデルは、それぞれ、サーバマシン400の製品モデル
格納部202、開発活動モデル格納部203、リソース
モデル格納部204に格納される。なお、製品モデルに
は、製品の構造、属性、特性等が記述される。また、開
発活動モデルには、開発全体の活動を部分的な活動に分
割した活動単位毎に活動単位間の先行関係や活動の予定
と実績などが記述される。そして、リソースモデルに
は、試作品の製造設備や試験設備などの開発に要する設
備の能力や開発従事者の情報が記述される。
【0011】つぎに、サーバマシン400は、開発活動
モデルがリンクした製品モデルから原価を推定する原価
推定部205、開発活動モデルがリンクした製品モデル
から性能を推定する性能推定部206、開発活動モデル
の単位毎に開発作業量とリソースから開発日程を推定す
る日程推定部207を有し、これらが推定した推定値
は、推定値格納部208に格納される。なお、各推定値
はそれぞれ原価推定値格納部281、性能推定値格納部
282、日程推定値格納部283に保存される。
【0012】また、目標値格納部212は、原価、性
能、日程の目標値を保存する。この目標値は、開発当初
において、企画・構想の結果として、目標値割付部21
3を用いて決定され、目標値格納部212に保存され
る。目標値格納部212に保存された目標値は、開発の
進行に伴って変更されたり、詳細化されたりする。この
変更や詳細化は、各開発メンバの協議や判断によって行
われるが、コミュニケーション管理部211は、これら
の協議や判断と、これに基づく目標値の変更や詳細化を
管理する。
【0013】この目標値と上述した原価、性能、日程の
推定値とは一致するとは限らないが、目標値に一致する
ように開発活動は管理される必要がある。このような管
理を実現するために、推定値・目標値レビュー部109
は、推定値と目標値との差異をチェックし、このチェッ
ク結果をクライアントマシン200を介して開発メンバ
に知らせたり、参照できるようにする。また、目標値
は、種々のレベルの部分的目標値があり、これらの部分
的な値と全体の値とは整合性がとられていなければなら
ない。全体・部分整合性維持部210は、この整合性を
チェックし、整合性が崩れる場合は、クライアントマシ
ン200を介して開発メンバに知らせ、整合性を崩す目
標値の変更を行わないようにする。
【0014】つぎに、図26を参照して、図25に示し
たプロジェクト運用管理支援装置を用いた開発日程の管
理と進行動作について説明する。まず、目標値割付部2
13内の図示しない日程割付部によって開発開始時にお
ける日程目標を目標値格納部212に設定する。この目
標値設定は、新製品の企画・構想担当者が新製品の発売
時期等をもとにして定める。そして、日程割付部は、過
去の開発実績値のデータを入力し、このデータを参考に
して、定められた開発時期を実現するのに必要な開発活
動の単位毎に日程割付を行う。その後、たとえば、機械
電気担当者は、開発活動モデルに示される自分の担当部
分の設計を行い、設計結果を製品モデル格納部202に
格納するとともに、設計中および未着手の開発活動に関
して作業量を推定し、活動計画を開発活動モデルに設定
する(601)。
【0015】また、設計担当者だけでなく、試作、試験
の担当者も、開発活動モデルで示されるそれぞれの担当
部分の作業結果を製品モデル格納部202に格納した
り、作業中および未着手の開発活動に関して作業量を推
定して、活動計画を開発活動モデルに設定したり、開発
に使用できる設備や人員等のリソースデータをリソース
モデル格納部204に保存する(602)。
【0016】この開発活動モデルから日程推定部207
は、その時点の開発進行状況と、残りの開発作業量を把
握し(603)、リソースモデル格納部204に格納さ
れている開発設備や人員のデータを用いて、その後の開
発日程を推定し、日程推定値を推定値格納部208に格
納する(604)。ここで、日程推定部207は、つぎ
のような計算方式を用いる。すなわち、まず日程推定部
207は、開発活動モデル格納部203から対象プロジ
ェクトの現在の日程データの取得を行う。
【0017】つぎに、リソースに関する情報をリソース
モデル格納部204から取得する。つぎに進捗度の計算
を行うが、ここでは、実施項目の終了状況の統計的分析
による残りの工数の推定を行う。二つの指標を利用し、
その一つは、推定時点までに問題が収集した項目と、そ
れに要した工数から残りの工数を推定する指標である。
他の一つは、推定時点までに解決した問題と、それに要
した工数から残りの工数を推定する指標である。推定値
・目標値レビュー部209は、日程推定値とこれに対応
する日程目標値とを比較し(605)、その情報を開発
メンバが参照出来るようにする。
【0018】上述のように作業が進み、日程推定値が日
程目標値を達成できないことが判明した場合、推定値・
目標値レビュー部209は、この情報を開発メンバに伝
え、対策を要求する。対策としては、目標達成の上でネ
ックとなっている開発活動の順序の変更や、開発リソー
スの増強等がある。いずれの場合も、他の開発活動に影
響するので、開発メンバの協議(607)が必要にな
る。コミュニケーション管理部211は、協議された内
容に従って、目標値格納部212の目標値を変更した
り、リソースモデルや開発活動モデルを変更する(60
8)。日程推定部207は、変更された開発活動モデル
から、その後の開発日程を再推定し、日程推定値を推定
値格納部208に保存する。
【0019】一方、協議および判断され、目標値格納部
212に反映された内容は、全体・部分整合性維持部2
10が評価する。そして、推定値と目標値、もしくは、
個々の部分の目標値と全体の目標値の不整合がある場合
には、その情報を開発メンバに伝える。こうして調整さ
れた日程は、図27に示すような、いわゆるGANTチ
ャートと呼ばれる図法を用いて管理される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たプロジェクト運営管理支援装置を用いたとしても、プ
ロジェクト計画立案時に十分な資金や人材等の割当を行
えなかったプロジェクトは、プロジェクトの継続が不可
能になり、プロジェクトの運営途中で中断され、あるい
は開発プロジェクトが経済的な損失を出しながら、プロ
ジェクトを推敲する等の状況に追い込まれることが多か
った。
【0021】このような事態に陥る原因は、プロジェク
ト運営管理の際のリスク管理が妥当な方法で行われてい
ないことにある。一般に、ソフトウェア開発プロジェク
トの開始時に、このプロジェクトに割り当てられた人材
や資金を大きく変えることは難しく、また、請負型のソ
フトウェア開発では、契約によって工期が決定されてお
り、この条件を変更することが難しい状況にある。従っ
て、問題が顕在化した時に、急遽、資金や人材の割当を
変更することは難しく、こうした事態への対処方法を予
め用意しておくことが重要とされているが、従来のプロ
ジェクト運営管理では、このようなリスク管理が行われ
ていないという問題点があった。
【0022】このプロジェクト運営上のリスクを生み出
す要因の一つには、ソフトウェア開発プロジェクトで特
に顕著となる、個々のプロジェクト従事者の経験に伴う
作業効率の違いが挙げられる。特に、ある分野のソフト
ウェアを開発する際、この分野のソフトウェア開発の経
験の有無が、個々のプロジェクト従事者の作業能率を大
きく変えると言われている。
【0023】このような問題点を解決するため、たとえ
ば、特開平9−259178号公報には、個人の作業進
捗について、作業実績に基づいて作業効率を考慮して工
程スケジュールを補正するという技術が開示されてい
る。しかし、この技術を用いても、結局、個人単位に作
業を割り当てた段階ではじめて工程計画の達成可能性が
評価されるので、プロジェクト運営のリスク管理という
側面からすれば、リスクの表面化までに時間がかかると
いう問題点があった。
【0024】一方、当初のプロジェクト計画・立案に利
用される見積りモデルを用いて、ソフトウェア開発プロ
ジェクトが利用できる人材や資金が割り当てられたとし
ても、たとえば、つぎのような問題点があった。すなわ
ち、(1)上述したファンクションポイント法やCOC
OMOモデル等のプロジェクト見積り技法を利用した場
合、これらのプロジェクト見積りモデルの精度を改善す
る方法として、開発組織の特性に合わせた見積りモデル
の改修を前提とすることが広く知られているが、同時に
この改修を行う上で重要となる過去の開発プロジェクト
の記録データの信頼性がそれほど高くない、(2)プロ
ジェクト見積りモデルは「平均値」に基づく見積りを算
出するものであることから、見積りモデルで算出された
期間、資金でソフトウェア開発プロジェクトを終了する
ことができる可能性は半数にしかならないという統計モ
デルの根本的な問題がある、(3)さらに、COCOM
Oモデルである場合には開発予定ソースコード量を、フ
ァンクションポイント法である場合には顧客要求に現れ
る要求項目数を入力として見積り値をそれぞれ与える
が、開発の当初の時点で開発予定プログラムのソースコ
ードサイズを与えること、あるいは顧客要求が確定して
いない段階で顧客要求の要求項目数や開発対象ソフトウ
ェア製品の複雑度等を与えること等の経験に基づく見積
り作業が要求されるので、これらの見積り精度は必ずし
も高くなく、結果として見積りモデルの採用が広く行わ
れていない、ということである。
【0025】この問題点を解決するため、たとえば、ES
TIMATE Professional(登録商標)(Software Producct
ivity Contre社 http://www.spc.ca/prodducts/estima
te/estimate.htm)のようなプロジェクト見積り支援ツ
ールには、記録された過去のプロジェクトの見積り情報
を度数分布として表示するようにしている(図28参
照)。
【0026】しかし、このようなプロジェクト見積り支
援ツールを用いても、プロジェクト開始段階で立てた計
画の妥当性を確認する手段を与えるのみで、プロジェク
ト運営に伴って具現化する、様々なリスク要因に対して
適切な対応策を与えるか否かの判断を下す手段を与える
ものでない。特に、開発プロジェクトのどの時点、すな
わち開発プロジェクトの運営途中のどの時点で、リスク
が具体化するかを常に監視しようとするリスク管理の立
場からは、何ら改善を与えるものではなかった。
【0027】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
ソフトウェア開発プロジェクトの立ち上げ時の計画・立
案作業において作成されるプロジェクトの工程計画の妥
当性を確認できるようにするとともに、その後のプロジ
ェクト運営中に、工程計画の妥当性を継続的に検証し、
計画通りに開発運営されていない場合にそのリスクを早
期に見いだすことができるプロジェクト管理支援装置、
プログラム管理支援方法およびその方法をコンピュータ
に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体を得ることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるプロジェクト管理支援装置は、ソ
フトウェア開発プロジェクトの運営計画を評価し、支援
するプロジェクト管理支援装置において、過去のソフト
ウェア開発グループが作成したソフトウェア生産物の生
産量および生産期間を含む実績値を保存する実績値保存
手段と、前記実績値保存手段によって保存された過去の
複数の実績値に対する平均値および分散を少なくとも含
む統計値を算出する統計処理手段と、前記統計処理手段
によって生成された統計値を保存する判定基準保存手段
と、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの計
画生産量および計画生産期間を含む計画値の情報を入力
する計画値入力手段と、前記統計値に対する前記計画値
の差分を算出し、前記統計値を基準とした該差分の値を
もとに評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの
運営計画を評価する評価手段と、前記評価手段の評価結
果を表示出力する表示手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0029】この発明によれば、実績値保存手段が、過
去のソフトウェア開発グループが作成したソフトウェア
生産物の生産量および生産期間を含む実績値を保存し、
統計処理手段が、前記実績値保存手段によって保存され
た過去の複数の実績値に対する平均値および分散を少な
くとも含む統計値を算出し、この統計値は、判定基準保
存手段に保存される。一方、計画値入力手段は、評価対
象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの計画生産量お
よび計画生産期間を含む計画値の情報を入力する。評価
手段は、前記統計値に対する前記計画値の差分を算出
し、前記統計値を基準とした該差分の値をもとに評価対
象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの運営計画を評
価し、表示手段が、この評価結果を表示出力する。
【0030】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
装置は、上記の発明において、前記評価手段は、前記統
計値を基準とした該統計値に対する計画値の差分をもと
に、該統計値の平均値と分散とを用いた偏差値を算出し
て、前記評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクト
の運営計画を評価することを特徴とする。
【0031】この発明によれば、評価手段が、前記統計
値を基準とした該統計値に対する計画値の差分をもと
に、該統計値の平均値と分散とを用いた偏差値を算出し
て、前記評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクト
の運営計画を評価するようにしている。
【0032】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
装置は、上記の発明において、前記実績値保存手段に保
存された実績値のうちの評価対象項目と該評価対象項目
の実績値の抽出/評価処理手順である処理手法とを入力
する入力手段と、前記入力手段によって入力された対象
実績値の項目と処理手法とを記憶する記憶手段と、評価
対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対応する実
績値の抽出/評価処理を行わせる前記処理手法を前記統
計処理手段に対して設定する第1の設定手段と、評価対
象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対応する評価
対象項目を前記計画値入力手段に対して設定する第2の
設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0033】この発明によれば、入力手段が、前記実績
値保存手段に保存された実績値のうちの評価対象項目と
該評価対象項目の実績値の抽出/評価処理手順である処
理手法とを入力し、記憶手段が記憶し、第1の設定手段
が、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対
応する実績値の抽出/評価処理を行わせる前記処理手法
を前記統計処理手段に対して設定し、第2の設定手段
が、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対
応する評価対象項目を前記計画値入力手段に対して設定
するようにしている。
【0034】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
装置は、上記の発明において、評価対象の前記ソフトウ
ェア開発プロジェクトに対する各工程情報を前記記憶手
段から抽出し、当該工程情報が示す工程終了時期に到達
した時点で前記評価手段を起動させる第3の設定手段を
さらに備えたことを特徴とする。
【0035】この発明によれば、第3の設定手段が、評
価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対する各
工程情報を前記記憶手段から抽出し、当該工程情報が示
す工程終了時期に到達した時点で前記評価手段を起動さ
せるようにしている。
【0036】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
装置は、上記の発明において、前記実績値保存手段が保
存する実績値に対応し、過去のソフトウェア開発グルー
プが作成したソフトウェア生産物の計画生産量および計
画生産期間を含む計画値を保存する計画値保存手段と、
評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトのソフト
ウェア生産物の実績値を保存する対象プロジェクト実績
値保存手段と、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジ
ェクトのソフトウェア生産物の計画値を保存する対象プ
ロジェクト計画値保存手段と、をさらに備え、前記統計
処理手段は、前記実績値保存手段に保存された実績値と
該実績値に対応する前記計画値保存手段に保存された計
画値との差分を算出し、該差分に対する平均値および分
散を少なくとも含む差分統計値を算出し、前記評価手段
は、前記対象プロジェクト実績値保存手段が保存する実
績値と前記対象プロジェクト計画値保存手段が保存する
計画値との差分を算出し、前記差分統計値を基準して該
差分との差分の値をもとに評価対象の前記ソフトウェア
開発プロジェクトの運営計画を評価することを特徴とす
る。
【0037】この発明によれば、計画値保存手段が、前
記実績値保存手段が保存する実績値に対応し、過去のソ
フトウェア開発グループが作成したソフトウェア生産物
の計画生産量および計画生産期間を含む計画値を保存
し、対象プロジェクト実績値保存手段が、評価対象の前
記ソフトウェア開発プロジェクトのソフトウェア生産物
の実績値を保存し、対象プロジェクト計画値保存手段
が、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトのソ
フトウェア生産物の計画値を保存し、前記統計処理手段
は、前記実績値保存手段に保存された実績値と該実績値
に対応する前記計画値保存手段に保存された計画値との
差分を算出し、該差分に対する平均値および分散を少な
くとも含む差分統計値を算出し、前記評価手段は、前記
対象プロジェクト実績値保存手段が保存する実績値と前
記対象プロジェクト計画値保存手段が保存する計画値と
の差分を算出し、前記差分統計値を基準して該差分との
差分の値をもとに評価対象の前記ソフトウェア開発プロ
ジェクトの運営計画を評価するようにしている。
【0038】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
装置は、上記の発明において、前記評価手段は、前記判
定基準保存手段が保存する平均値を用いた時間と生産量
との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標準偏差を加
減した補助成長曲線とを生成する成長曲線生成手段と、
前記基準成長曲線を時間軸方向に伸張して、評価対象の
前記ソフトウェア開発プロジェクトの実績値に近似する
予想成長曲線を生成する成長曲線補正手段と、前記基準
成長曲線が目標生産量に到達する時点と前記予想成長曲
線が目標生産量に到達する時点との差である遅延時間を
算出する算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0039】この発明によれば、成長曲線生成手段が、
前記判定基準保存手段が保存する平均値を用いた時間と
生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標準偏
差を加減した補助成長曲線とを生成し、成長曲線補正手
段が、前記基準成長曲線を時間軸方向に伸張して、評価
対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの実績値に近
似する予想成長曲線を生成し、算出手段が、前記基準成
長曲線が目標生産量に到達する時点と前記予想成長曲線
が目標生産量に到達する時点との差である遅延時間を算
出し、この遅延時間を含めて上述した基準成長曲線、補
助成長曲線、予想成長曲線、および予想成長曲線に対応
する補助成長曲線を、時間と生産量との関係を示す領域
情報に表示出力する。
【0040】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
装置は、上記の発明において、前記評価手段は、前記判
定基準保存手段が保存する平均値を用いた時間と生産量
との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標準偏差を加
減した補助成長曲線とを生成する成長曲線生成手段と、
前記基準成長曲線を時間軸方向および生産軸方向に伸張
して、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの
実績値に近似する予想成長曲線を生成する成長曲線補正
手段と、前記基準成長曲線が目標生産量に到達する時点
と前記予想成長曲線が所定生産量に安定する時点との差
である遅延時間を算出するとともに、前記所定生産量で
ある予想生産量あるいは前記目標生産量と前記所定生産
量である予想生産量との差を算出する算出手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0041】この発明によれば、成長曲線生成手段が、
前記判定基準保存手段が保存する平均値を用いた時間と
生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標準偏
差を加減した補助成長曲線とを生成し、成長曲線補正手
段が、前記基準成長曲線を時間軸方向および生産軸方向
に伸張して、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェ
クトの実績値に近似する予想成長曲線を生成し、算出手
段が、前記基準成長曲線が目標生産量に到達する時点と
前記予想成長曲線が所定生産量に安定する時点との差で
ある遅延時間を算出するとともに、前記所定生産量であ
る予想生産量あるいは前記目標生産量と前記所定生産量
である予想生産量との差を算出し、この遅延時間および
目標生産量あるいは目標生産量と予想生産量との差を含
めて上述した基準成長曲線、補助成長曲線、予想成長曲
線、および予想成長曲線に対応する補助成長曲線を、時
間と生産量との関係を示す領域情報に表示出力する。
【0042】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
装置は、上記の発明において、前記評価手段は、前記判
定基準保存手段に保存された分散値をもとに、正規時間
経過に対する計画値からの遅延度を表す複数の補助遅延
基準線を生成する基準線生成手段と、前記対象プロジェ
クト実績値保存手段に保存された実績値から現在の時点
を決定し、該現在の時点における該実績値と前記プロジ
ェクト計画値保存手段に保存された現在の時点における
計画値との差分値を決定する現況取得手段と、前記正規
時間経過に対する計画値からの遅延度を表す領域上に前
記複数の補助遅延基準線および前記現在の時点に対応す
る差分値を当該領域上に重畳表示出力する表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0043】この発明によれば、基準線生成手段が、前
記判定基準保存手段に保存された分散値をもとに、正規
時間経過に対する計画値からの遅延度を表す複数の補助
遅延基準線を生成し、現況取得手段が、前記対象プロジ
ェクト実績値保存手段に保存された実績値から現在の時
点を決定し、該現在の時点における該実績値と前記プロ
ジェクト計画値保存手段に保存された現在の時点におけ
る計画値との差分値を決定し、表示手段が、前記正規時
間経過に対する計画値からの遅延度を表す領域上に前記
複数の補助遅延基準線および前記現在の時点に対応する
差分値を当該領域上に重畳表示出力するようにしてい
る。なお、この遅延度を該遅延度に影響を与える出現不
具合数としてもよい。
【0044】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
方法は、ソフトウェア開発プロジェクトの運営計画を評
価し、支援するプロジェクト管理支援方法において、過
去のソフトウェア開発グループが作成したソフトウェア
生産物の生産量および生産期間を含む実績値を保存する
実績値保存工程と、前記実績値保存工程によって保存さ
れた過去の複数の実績値に対する平均値および分散を少
なくとも含む統計値を算出する統計処理工程と、前記統
計処理工程によって生成された統計値を保存する判定基
準保存工程と、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジ
ェクトの計画生産量および計画生産期間を含む計画値の
情報を入力する計画値入力工程と、前記統計値に対する
前記計画値の差分を算出し、前記統計値を基準とした該
差分の値をもとに評価対象の前記ソフトウェア開発プロ
ジェクトの運営計画を評価する評価工程と、前記評価工
程の評価結果を表示出力する表示工程と、を含むことを
特徴とする。
【0045】この発明によれば、実績値保存工程によっ
て、過去のソフトウェア開発グループが作成したソフト
ウェア生産物の生産量および生産期間を含む実績値を保
存し、統計処理工程によって、前記実績値保存工程によ
って保存された過去の複数の実績値に対する平均値およ
び分散を少なくとも含む統計値を算出し、この統計値
は、判定基準保存工程によって保存される。さらに、計
画値入力工程によって、評価対象の前記ソフトウェア開
発プロジェクトの計画生産量および計画生産期間を含む
計画値の情報を入力し、評価工程は、前記統計値に対す
る前記計画値の差分を算出し、前記統計値を基準とした
該差分の値をもとに評価対象の前記ソフトウェア開発プ
ロジェクトの運営計画を評価し、表示工程が、この評価
結果を表示出力する。
【0046】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
方法は、上記の発明において、前記評価工程は、前記統
計値を基準とした該統計値に対する計画値の差分をもと
に、該統計値の平均値と分散とを用いた偏差値を算出し
て、前記評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクト
の運営計画を評価することを特徴とする。
【0047】この発明によれば、評価工程が、前記統計
値を基準とした該統計値に対する計画値の差分をもと
に、該統計値の平均値と分散とを用いた偏差値を算出し
て、前記評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクト
の運営計画を評価するようにしている。
【0048】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
方法は、上記の発明において、前記実績値保存工程に保
存された実績値のうちの評価対象項目と該評価対象項目
の実績値の抽出/評価処理手順である処理手法とを入力
する入力工程と、前記入力工程によって入力された対象
実績値の項目と処理手法とを記憶する記憶工程と、評価
対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対応する実
績値の抽出/評価処理を行わせる前記処理手法を前記統
計処理工程に対して設定する第1の設定工程と、評価対
象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対応する評価
対象項目を前記計画値入力工程に対して設定する第2の
設定工程と、を含むことを特徴とする。
【0049】この発明によれば、入力工程によって、前
記実績値保存工程によって保存された実績値のうちの評
価対象項目と該評価対象項目の実績値の抽出/評価処理
手順である処理手法とを入力し、記憶工程によって記憶
し、第1の設定工程によって、評価対象の前記ソフトウ
ェア開発プロジェクトに対応する実績値の抽出/評価処
理を行わせる前記処理手法を前記統計処理手段に対して
設定し、第2の設定工程によって、評価対象の前記ソフ
トウェア開発プロジェクトに対応する評価対象項目を前
記計画値入力工程に対して設定するようにしている。
【0050】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
方法は、上記の発明において、評価対象の前記ソフトウ
ェア開発プロジェクトに対する各工程情報を前記記憶手
段から抽出し、当該工程情報が示す工程終了時期に到達
した時点で前記評価工程を起動させる第3の設定工程を
さらに含むことを特徴とする。
【0051】この発明によれば、第3の設定工程によっ
て、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対
する各工程情報を前記記憶手段から抽出し、当該工程情
報が示す工程終了時期に到達した時点で前記評価工程を
起動させるようにしている。
【0052】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
方法は、上記の発明において、前記実績値保存工程によ
って保存される実績値に対応し、過去のソフトウェア開
発グループが作成したソフトウェア生産物の計画生産量
および計画生産期間を含む計画値を保存する計画値保存
工程と、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクト
のソフトウェア生産物の実績値を保存する対象プロジェ
クト実績値保存工程と、評価対象の前記ソフトウェア開
発プロジェクトのソフトウェア生産物の計画値を保存す
る対象プロジェクト計画値保存工程と、をさらに含み、
前記統計処理工程は、前記実績値保存工程に保存された
実績値と該実績値に対応する前記計画値保存工程によっ
て保存された計画値との差分を算出し、該差分に対する
平均値および分散を少なくとも含む差分統計値を算出
し、前記評価工程は、前記対象プロジェクト実績値保存
工程によって保存される実績値と前記対象プロジェクト
計画値保存工程によって保存される計画値との差分を算
出し、前記差分統計値を基準して該差分との差分の値を
もとに評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの
運営計画を評価することを特徴とする。
【0053】この発明によれば、計画値保存工程によっ
て、前記実績値保存工程によって保存される実績値に対
応し、過去のソフトウェア開発グループが作成したソフ
トウェア生産物の計画生産量および計画生産期間を含む
計画値を保存し、対象プロジェクト実績値保存工程によ
って、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの
ソフトウェア生産物の実績値を保存し、対象プロジェク
ト計画値保存工程によって、評価対象の前記ソフトウェ
ア開発プロジェクトのソフトウェア生産物の計画値を保
存し、前記統計処理工程によって、前記実績値保存工程
によって保存された実績値と該実績値に対応する前記計
画値保存工程によって保存された計画値との差分を算出
し、該差分に対する平均値および分散を少なくとも含む
差分統計値を算出し、前記評価工程によって、前記対象
プロジェクト実績値保存工程によって保存される実績値
と前記対象プロジェクト計画値保存工程によって保存さ
れる計画値との差分を算出し、前記差分統計値を基準し
て該差分との差分の値をもとに評価対象の前記ソフトウ
ェア開発プロジェクトの運営計画を評価するようにして
いる。
【0054】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
方法は、上記の発明において、前記評価工程は、前記判
定基準保存工程によって保存される平均値を用いた時間
と生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標準
偏差を加減した補助成長曲線とを生成する成長曲線生成
工程と、前記基準成長曲線を時間軸方向に伸張して、評
価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの実績値に
近似する予想成長曲線を生成する成長曲線補正工程と、
前記基準成長曲線が目標生産量に到達する時点と前記予
想成長曲線が目標生産量に到達する時点との差である遅
延時間を算出する算出工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0055】この発明によれば、成長曲線生成工程によ
って、前記判定基準保存工程によって保存される平均値
を用いた時間と生産量との関係を示す基準成長曲線と該
平均値に標準偏差を加減した補助成長曲線とを生成し、
成長曲線補正工程によって、前記基準成長曲線を時間軸
方向に伸張して、評価対象の前記ソフトウェア開発プロ
ジェクトの実績値に近似する予想成長曲線を生成し、算
出工程によって、前記基準成長曲線が目標生産量に到達
する時点と前記予想成長曲線が目標生産量に到達する時
点との差である遅延時間を算出し、この遅延時間を含め
て上述した基準成長曲線、補助成長曲線、予想成長曲
線、および予想成長曲線に対応する補助成長曲線を、時
間と生産量との関係を示す領域情報に表示出力する。
【0056】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
方法は、上記の発明において、前記評価工程は、前記判
定基準保存工程によって保存される平均値を用いた時間
と生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標準
偏差を加減した補助成長曲線とを生成する成長曲線生成
工程と、前記基準成長曲線を時間軸方向および生産軸方
向に伸張して、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジ
ェクトの実績値に近似する予想成長曲線を生成する成長
曲線補正工程と、前記基準成長曲線が目標生産量に到達
する時点と前記予想成長曲線が所定生産量に安定する時
点との差である遅延時間を算出するとともに、前記所定
生産量である予想生産量あるいは前記目標生産量と前記
所定生産量である予想生産量との差を算出する算出工程
と、を含むことを特徴とする。
【0057】この発明によれば、成長曲線生成工程によ
って、前記判定基準保存工程によって保存される平均値
を用いた時間と生産量との関係を示す基準成長曲線と該
平均値に標準偏差を加減した補助成長曲線とを生成し、
成長曲線補正工程によって、前記基準成長曲線を時間軸
方向および生産軸方向に伸張して、評価対象の前記ソフ
トウェア開発プロジェクトの実績値に近似する予想成長
曲線を生成し、算出工程によって、前記基準成長曲線が
目標生産量に到達する時点と前記予想成長曲線が所定生
産量に安定する時点との差である遅延時間を算出すると
ともに、前記所定生産量である予想生産量あるいは前記
目標生産量と前記所定生産量である予想生産量との差を
算出し、この遅延時間および目標生産量あるいは目標生
産量と予想生産量との差を含めて上述した基準成長曲
線、補助成長曲線、予想成長曲線、および予想成長曲線
に対応する補助成長曲線を、時間と生産量との関係を示
す領域情報に表示出力する。
【0058】つぎの発明にかかるプロジェクト管理支援
方法は、上記の発明において、前記評価工程は、前記判
定基準保存工程に保存された分散値をもとに、正規時間
経過に対する計画値からの遅延度を表す複数の補助遅延
基準線を生成する基準線生成工程と、前記対象プロジェ
クト実績値保存工程によって保存された実績値から現在
の時点を決定し、該現在の時点における該実績値と前記
プロジェクト計画値保存工程によって保存された現在の
時点における計画値との差分値を決定する現況取得工程
と、前記正規時間経過に対する計画値からの遅延度を表
す領域上に前記複数の補助遅延基準線および前記現在の
時点に対応する差分値を当該領域上に重畳表示出力する
表示工程と、を含むことを特徴とする。
【0059】この発明によれば、基準線生成工程によっ
て、前記判定基準保存工程によって保存された分散値を
もとに、正規時間経過に対する計画値からの遅延度を表
す複数の補助遅延基準線を生成し、現況取得工程によっ
て、前記対象プロジェクト実績値保存工程によって保存
された実績値から現在の時点を決定し、該現在の時点に
おける該実績値と前記プロジェクト計画値保存工程によ
って保存された現在の時点における計画値との差分値を
決定し、表示工程によって、前記正規時間経過に対する
計画値からの遅延度を表す領域上に前記複数の補助遅延
基準線および前記現在の時点に対応する差分値を当該領
域上に重畳表示出力するようにしている。なお、この遅
延度を該遅延度に影響を与える出現不具合数としてもよ
い。
【0060】つぎの発明にかかる記録媒体は、上記の発
明に記載した方法をコンピュータに実行させるプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0061】この発明によれば、上記の発明に記載した
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体によって、上記の
発明に記載された方法が示す機能を実現できる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるプロジェクト管理支援装置、プロジェクト
管理支援方法およびこの方法をコンピュータに実行させ
るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0063】実施の形態1.まず、この発明の実施の形
態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態
1であるプロジェクト管理支援装置の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、このプロジェクト管理支援
装置の実績値保存部10は、過去のソフトウェア開発プ
ロジェクトが作成した各種仕様書、プログラムソースコ
ード、あるいは試験成績書等のソフトウェア生産物の生
産量に関する情報(実績値)を記憶する。
【0064】実績値保存部10の記憶内容は、たとえ
ば、図2に示すような表形式で保存される。図2では、
過去のソフトウェア開発プロジェクトを構成する各工程
10a、開発コード量等の評価尺度として用いるパラメ
ータである項目10b、各工程10aの生産量10d、
および各工程10aの生産量10dを作成するのに要し
た期間10cに対する各情報が記憶される。
【0065】なお、図6に示した記憶内容の期間10c
では、週単位で表現しているが、ソフトウェア開発プロ
ジェクト内容に対応させて、月、日、時間等の各種の単
位を用いるようにしてもよい。また、図6に示した記録
内容は、ソフトウェア開発プロジェクトを構成する各工
程単位で記録するようにしているが、「製造」工程およ
び「設計」工程の他に、たとえば、工程が「要求分析」
工程である場合には、たとえば、「機能項目数」なる項
目(パラメータ)として記憶される。なお、図2におけ
る生産量10dの単位「LOC」は、コード行数(Line
Of Code)である。
【0066】統計処理部20は、実績値保存部10に保
存された実績値をもとに、過去に行われた全てのソフト
ウェア開発プロジェクトに対する実績値の平均値、中央
値、分散等の統計値を算出する。
【0067】判定基準保存部30は、統計処理部20が
算出した統計値を保存する。図3は、判定基準保存部3
0が保存する情報内容の一例を示す図である。図3に示
す情報内容は、図2に示した情報内容と同様に表形式で
記憶される。図3に示した情報内容では、各工程30a
毎に、図2に示した項目10bに対応し、工程の進捗状
況を把握するために計測する項目10b、図2に示した
期間10cに対する生産量10dの平均値である平均開
発量30c、図2に示した期間10cに対する生産量1
0dの中央値30d、および図2に示した期間10cに
対する生産量10dの標準偏差30eが記憶される。こ
の平均開発量30c、中央値30d、標準偏差30e
は、上述した統計値であり、統計処理部20によって算
出される。なお、標準偏差30eの値は、実績値保存部
10に保存された全てのソフトウェア開発プロジェクト
の実績値を母集団としている。
【0068】プロジェクト計画値入力部40は、プロジ
ェクト管理者によって、現在、計画・立案中であって、
これから運営が開始されるソフトウェア開発プロジェク
トに対する予定開発規模や設定マイルストン等の情報
(計画値)を入力する。プロジェクト計画評価部50
は、プロジェクト計画値入力部40から入力された計画
値と、判定基準保存部30に保存された統計値とをもと
に、プロジェクト計画値入力部40から入力された計画
値に対応するソフトウェア開発プロジェクトの計画の実
現性を評価する。プロジェクト計画評価表示部60は、
プロジェクト計画評価部50による評価結果を表示出力
する。
【0069】つぎに、図4〜図6に示すフローチャート
を参照して、図1に示したプロジェクト管理支援装置の
動作処理手順について説明する。図4は、このプロジェ
クト管理支援装置の全体フローチャートである。図4に
おいて、まず、統計処理部20は、実績値保存部10に
実績値が新規に登録されたか否かを判断する(ステップ
S1)。実績値が新規に登録されていない場合(ステッ
プS1,NO)には、ステップS3に移行し、実績値が
新規に登録されている場合(ステップS1,YES)に
は、実績値をもとに平均値、中央値、標準偏差等の統計
値を算出する統計処理を行って(ステップS2)、ステ
ップS3に移行する。
【0070】その後、プロジェクト計画評価部50は、
プロジェクト計画値入力部40から計画値が新規に入力
されたか否かを判断する(ステップS3)。計画値が新
規に入力されていない場合(ステップS3,NO)に
は、ステップS1に移行して上述した処理を繰り返し、
計画値が新規に入力されている場合(ステップS3,Y
ES)には、統計処理された統計値と入力された計画値
との偏差を算出してプロジェクト計画評価表示部60に
表示するプロジェクト計画評価処理を行って(ステップ
S4)、ステップS1に移行し、上述した処理を繰り返
す。
【0071】つぎに、図5に示すフローチャートを参照
して、ステップS2における統計処理部20による統計
処理手順について説明する。図5において、まずステッ
プS12〜S14までの処理を各マイルストン毎に繰り
返し行い、全てのマイルストンに対する処理が終了した
場合に本処理を終了する(ステップS11,S15)。
【0072】まず、ステップS12では、実績値保存部
10に保存されている実績値の中から、対象のマイルス
トンの実績値を取り出し、生産量の平均値(平均開発
量)30cを算出し、この平均値30cを判定基準保存
部30に保存する。その後、さらにこのマイルストンの
実績値から、生産量の中央値30dを算出し、この中央
値30dを判定基準保存部30に保存する(ステップS
13)。さらに、このマイルストンの実績値から、生産
量の分散(標準偏差)30eを算出し、この分散30e
を判定基準保存部30に保存する(ステップS14)。
そして、上述したように、つぎのマイルストンに対する
ステップ12〜S14の処理を繰り返し、全てのマイル
ストンに対する処理を実行する。
【0073】なお、統計処理部20による平均値30
c、中央値30d、分散30eを算出する際、統計処理
部20は、生産量10dを期間10cで正規化した値を
用いて処理する。この正規化の処理には、種々の方法が
あるが、ここでは、生産量10dを期間10cで単純に
除算した値を用いている。もちろん、その他の正規化の
処理によって求めるようにしてもよく、以下に述べる処
理も同様である。
【0074】つぎに、図6に示すフローチャートを参照
して、ステップS4におけるプロジェク計画評価部50
によるプロジェクト計画評価処理手順について説明す
る。ステップS3において入力される計画値とは、上述
したように、新規のソフトウェア開発プロジェクトの計
画・立案が行われ、この計画・立案が示す開発の工程
と、各工程の期間(計画生産期間)と、各工程でのソフ
トウェア生産物の生産量(計画生産量)とである。すな
わち、この計画値は、上述した実績値に対応した値とな
っている。
【0075】図6において、プロジェクト計画評価部5
0は、ステップS22、S23の処理を各マイルストン
毎に繰り返し行い、全てのマイルストンに対する処理が
終了するまで繰り返す(ステップS21,S24)。ま
ず、ステップS22において、プロジェクト計画評価部
50は、プロジェクト計画値入力部40から入力された
計画生産期間と計画生産量とに対して、判定基準保存部
30に保存された統計値をもとにして、それぞれの偏差
値を算出する。
【0076】この偏差値は評価結果としてその後プロジ
ェクト計画評価表示部60に表示出力される(ステップ
S23)。そして、上述したように、ステップS22,
S23の処理の全てのマイルストンに対する処理が実行
されるまで繰り返し行う。ここでの全てのマイルストン
とは、プロジェクト計画値入力部40から入力される計
画値に対応するマイルストンであり、各工程毎に行われ
ることになる。
【0077】この偏差値は、実績値保存部10に保存さ
れた過去の実績値に対して、この実績値が正規分布をし
ているとの仮定のもとに、+σ(平均値+分散)に位置
する場合には「40」の値を与え、−σ(平均値−分
散)に位置する場合には「60」の値を与えるようにし
ている。この偏差値の意味は、たとえば、入力された計
画値が+σの位置にある場合、すなわち偏差値が「4
0」である場合、過去のソフトウェア開発プロジェクト
の実績値に対して上位27%の位置にあることを示し、
平均的なソフトウェア開発プロジェクトの実績値より
も、かなり高めの設定をもった計画であるとの評価を示
すことになる。
【0078】そして、このような評価結果をもとに、プ
ロジェクト管理者は、たとえば、上述した偏差値が「4
0」の場合には、このソフトウェア開発プロジェクトに
対する人および工数を増大させたり、計画期間を長めに
設定し直したり、さらには、この工程におけるソフトウ
ェア生産物の生産量を減少させるような開発要求仕様に
変更する等の策、すなわちソフトウェア開発プロジェク
ト遂行上のリスクに対する予防策を、ソフトウェア開発
プロジェクトの計画・立案段階で、予め講じることが可
能となる。
【0079】また、ステップS21〜S24で行われる
処理は各マイルストン、すなわち各工程単位の評価結果
を偏差値として出力するため、プロジェクト管理者は、
計画したソフトウェア開発プロジェクトを遂行する際に
問題となる工程を予め予測することができる。
【0080】その後、プロジェクト計画評価部50は、
過去のソフトウェア開発プロジェクト単位の実績値をも
とに、計画・立案したソフトウェア開発プロジェクト全
体に対する偏差値を求め、この結果をプロジェクト計画
評価表示部60に表示出力し(ステップS25)、本処
理を終了する。この評価結果をもとに、プロジェクト管
理者は、ソフトウェアこのソフトウェア開発プロジェク
ト全体に対する偏差をも得ることができ、ソフトウェア
開発プロジェクト全体に対するリスク管理を予め行うこ
とができる。
【0081】なお、上述した実施の形態1では、実績値
保存部10に過去のソフトウェア開発プロジェクトの実
績値を表形式で保存するようにしていたが、実績値保存
部10は、過去のソフトウェア開発プロジェクトのソフ
トウェア生産物をそのまま保存し、統計処理部20が実
績値保存部10に保存しているソフトウェア生産物から
実績値を自動抽出するようにしてもよい。たとえば、実
績値保存部10にそのまま保存されているソフトウェア
生産物から、開発コード量、要求機能項目数、実時間制
約の個数等の実績値を自動抽出するようにしてもよい。
【0082】また、上述した実施の形態1における統計
処理部20は、ソフトウェア生産物の生産高の推移を単
純な線形の成長曲線として仮定していたが、たとえば、
COCOMOモデルにおける「期間」と「工数」を求め
る見積りモデルを採用してもよいし、あるいは次式
(1)に示すような指数型成長モデルや次式(2)に示
す遅延S字モデル等の時系列データをもとに将来の、あ
る時刻の値を求める、いわゆる成長曲線を用いた見積り
モデルを用いてもよい。 y=N{1−e-bt} …(1) y=N{1−(1+bt)e-bt} …(2)
【0083】この実施の形態1によれば、計画・立案さ
れたソフトウェア開発プロジェクトの計画値と過去のソ
フトウェア開発プロジェクトの実績値との偏差値という
形態で評価結果を出力するようにしているので、プロジ
ェクト管理者は、計画・立案し、これから運営しようと
するソフトウェア開発プロジェクトの計画の妥当性を事
前に的確に把握することができる。
【0084】また、工程単位の偏差値およびプロジェク
ト全体に対する偏差値を評価結果として出力するように
しているので、プロジェクト全体はもとろん、プロジェ
クト内において注意を払うべき工程を事前に把握するこ
とができ、プロジェクト運営におけるリスク管理を容易
に遂行することが可能となる。さらに、偏差値は、具体
的なソフトウェア生産物の生産量を基準として算出する
ようにしているので、評価結果の具体性もあり、信頼度
の高い見積り評価を得ることができる。
【0085】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。実施の形態1では、実績値保
存部10がソフトウェア開発プロジェクトの実績値を予
め表形式で保存するようにしていたが、実施の形態2で
は、実績値保存部10がソフトウェア開発プロジェクト
をそのまま保存していることを前提とし、統計処理部2
0が実績値保存部10に保存されたソフトウェア開発プ
ロジェクトから所望の実績値を確実に自動抽出できるよ
うにしている。
【0086】図7は、この発明の実施の形態2であるプ
ロジェクト管理支援装置の構成を示すブロック図であ
る。図7において、上述したように、実績値保存部11
は、過去のソフトウェア開発プロジェクトで開発したソ
フトウェア生産物をそのまま保存する。たとえば、修正
作業等についての変化を時間に従って継続的に保存して
いる。この保存は、具体的には、オブジェクト管理シス
テムのようなPCTE(Portable Common Tool Envi
roment)等のソフトウェアレポジトリや、既存のソフト
ウェア構成管理ツール等を利用するようにしている。
【0087】測定項目・手段入力部90は、実績値保存
部11に保存されているソフトウェア生産物に対し、計
測対象となる項目と、この項目を抽出するための計測手
段を設定入力する。たとえば、開発組織毎に計測対象と
するソフトウェア生産物の種類が異なる場合には、計測
対象となるソフトウェア生産物の種類と、この種類を抽
出するための計測手段について入力する。
【0088】測定方法手段設定記憶部92は、測定項目
・手段入力部90によって入力された情報を記憶する。
図8は、測定方法手段設定記憶部92が記憶する情報内
容の一例を示す図である。図8において、測定方法手段
設定記憶部92は、工程92a、この工程92aで計測
する項目92b、この工程92aの期間の抽出する際の
プログラムコードが記載される期間算出方法92c、項
目92bに示された計測項目を抽出する際のプログラム
コードが記載される生産量算出方法92d、生産量算出
方法92dが指定するプログラムコードを用いて抽出さ
れた計測項目から、平均値、中央値、分散等の統計値を
算出するためのプログラムのプログラムコードが記載さ
れた評価基準算出方法92eが、それぞれ工程92a毎
に記憶される。
【0089】計測手段設定部80は、計測方法手段設定
記憶部92に保存された項目92b、期間算出方法92
c、生産量算出方法92d、および評価基準算出方法9
2eを読み出し、統計処理部21に出力する設定を行
う。また、計測項目設定部70は、プロジェクト管理者
に対する問い合わせ項目を生成すべく、計測方法手段記
憶部92に記憶された工程92aと項目92bとを設定
し、プロジェクト計画値入力部41に与える。
【0090】統計処理部21は、統計処理部20に相当
し、計測手段設定部70から受け渡される項目92b、
期間算出方法92c、生産量算出方法92d、および評
価基準算出方法92eを解釈、実行し、評価基準算出方
法92eに示された統計値を算出し、この統計結果を判
定基準保存部31に保存する。判定基準保存部31は、
判定基準保存部30に相当するが、計測手段設定部80
によって与えられた工程、項目に依存して変更される点
が異なる。ただし、各工程、各項目に対して、平均値、
中央値、標準偏差が与えられる点は、判定基準保存部3
0と同じである。
【0091】プロジェクト計画値入力部41は、プロジ
ェクト管理者が、これから運営するソフトウェア開発プ
ロジェクトの計画・立案を行った結果としてのプロジェ
クト計画の計画値を入力するが、プロジェクト計画値入
力部40と異なり、計測項目設定部70によって抽出さ
れた工程、項目に対応する計画値をプロジェクト管理者
に尋ねるようにしている。
【0092】プロジェクト計画評価部51は、プロジェ
クト計画値入力部41から計画値が入力された時に起動
し、与えられた計画値と判定基準保存部31に保存され
た統計値とから、計画・立案したソフトウェア開発プロ
ジェクトの妥当性を評価する。この評価結果は、プロジ
ェクト計画評価表示部61に出力される。
【0093】図7に示したプロジェクト管理支援装置の
全体動作処理は、図4のフローチャートをもとに説明し
た処理と同じであり、実績値保存部11に実績値が新規
に登録された場合に統計処理が起動され、プロジェクト
計画値入力部41からプロジェクト計画評価部51に計
画値が入力された場合にプロジェクト計画評価処理が起
動される。また、プロジェクト計画評価部51によるプ
ロジェクト計画評価処理も図6に示したプロジェクト計
画評価処理と同じである。
【0094】そこで、図9のフローチャートを参照し
て、統計処理部21による統計処理手順について説明す
る。統計処理部21は、予め、計測手段設定部80か
ら、図8に示した工程92a、項目92b、期間算出方
法92c、生産量算出方法92d、評価基準算出方法9
2eを取得し、設定を行う。
【0095】なお、期間算出方法92c、生産量算出方
法92d、評価基準算出方法92eのプログラムコード
については、たとえば、マイクロソフト社のExcel
(登録商標)やAccess(登録商標)等のソフトウ
ェアで利用されるマクロプログラム言語を用いてもよ
く、また、Unix(登録商標)で広く利用されるシェ
ルプログラム(Shell Program)のようなプログラムを
用いてもよい。すなわち、このプログラムコードの表記
方法、およびプログラムコードの解釈方法については種
々の方法によって実現することができる。
【0096】図9において、まず統計処理部21は、測
定方法手段設定記憶部92に保存された工程(マイルス
トン)を読み込み(ステップS31)、読み込んだ工程
に対応する判定基準保存部31内の表情報を初期化す
る。その後、統計処理部21は、ステップ33〜35の
処理をマイルストン毎に行い、全てのマイルストンに対
する処理が終了した時点で本処理を終了し、ステップS
2にリターンする(ステップS31,S36)。
【0097】ステップS33では、まず計測手段設定部
80によって抽出された期間算出方法92cが示すプロ
グラムコードを実行し、このプログラムコードが示すプ
ログラムによって、実績値保存部11に保存された過去
のソフトウェア開発プロジェクトのソフトウェア生産物
の記録から、ソフトウェア生産物の更新情報等の情報を
抽出し、この抽出した情報をもとに各工程の遂行にかか
った時間を算出する。
【0098】その後、さらに統計処理部21は、計測手
段設定部80によって抽出された生産量算出方法92d
が示すプログラムコードを実行し、このプログラムコー
ドが示すプログラムによって、実績値保存部11に保存
された過去のソフトウェア開発プロジェクトのソフトウ
ェア生産物の記録から、ソフトウェア生産物の最終生産
量を算出する(ステップS34)。
【0099】さらに、統計処理部21は、計測手段設定
部80によって抽出された評価基準算出方法92eが示
すプログラムコードを実行し、このプログラムコードが
示すプログラムによって、ステップS33で算出した時
間およびステップS34で算出した最終生産量をもと
に、実績値の平均値、中央値、および分散等の統計値を
求める(ステップS35)。これらステップS33〜S
35によって算出された時間、最終生産量、および統計
値は、判定基準保存部31の初期化された部分に保存さ
れる。
【0100】この実施の形態2によれば、統計手段設定
部80によって所望の計測対象を得て、この所望の計測
対象に対する実測値の統計値を算出して評価に資するよ
うにしているので、個々の開発組織毎の歴史的な事情等
によって異なる計測対象の項目について、この項目に対
する内容を容易に変更し、また必要に応じて新しい項目
を追加することが可能となる。この項目に対する内容の
変更、追加等によって、ソフトウェア開発プロジェクト
の計画・立案時に、個々の開発組織の実状に即して、作
成されたソフトウェア開発プロジェクトの計画の達成可
能性を評価することができる。また、項目に対する内容
の変更、追加等が可能であるため、単一工程に対する複
数の目標となる指標をも設定することができ、さらに多
面的な評価結果を得ることもできる。
【0101】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。実施の形態1,2では、いず
れも、ソフトウェア開発プロジェクトの計画・立案時に
おける評価を対象とするものであったが、この実施の形
態3では、現在進行中のソフトウェア開発プロジェクト
に対する評価を行えるようにしている。
【0102】図10は、この発明の実施の形態3である
プロジェクト管理支援装置の構成を示すブロック図であ
る。図10において、実績値保存部10は、図1に示し
た実績値保存部10と同一の構成であり、図2に示した
表形式で実績値が保存されている。計画値保存部12
は、実績値保存部10が保存するソフトウェア開発プロ
ジェクトの計画・立案時の計画値が保存されている。
【0103】すなわち、実績値保存部10には、過去の
ソフトウェア開発プロジェクトの実績値が保存され、計
画値保存部12には、過去のソフトウェア開発プロジェ
クトの計画・立案時の計画値が保存されている。この計
画値保存部12による過去のソフトウェア開発プロジェ
クトの計画値は、図1に示したプロジェクト計画値入力
部40によって入力され、プロジェクトの終了毎に順次
蓄積される。
【0104】統計処理部23は、実績値保存部10に保
存された実績値と計画値保存部12に保存された計画値
とをもとにこれらの値の差分を算出し、この結果を差分
情報記憶部23aに記憶する。さらに、統計処理部23
は、この差分の平均値、中央値、分散等の統計値を算出
する。判定基準保存部32は、図1に示した判定基準保
存部30に対応し、統計処理部23が算出した統計値を
保存する。この統計値は、過去のソフトウェア開発プロ
ジェクトに対する誤差判定基準となる。
【0105】対象プロジェクト実績値保存部100は、
現在進行中のソフトウェア開発プロジェクトの現在の実
績値、すなわちプロジェクト運用開始後の実績値を保存
する。たとえば、工程、実際にかかった工数、期間、さ
らには実際に開発された生産量を保存する。一方、対象
プロジェクト計画値保存部130は、対象プロジェクト
実績値保存部100が保存するソフトウェア開発プロジ
ェクトに対応し、現在進行中のソフトウェア開発プロジ
ェクトの計画・立案が示す計画工数、計画工期、さらに
は計画生産量等の運用開始前の計画値を保存する。すな
わち、対象プロジェクト実績値保存部100は、現在進
行中のソフトウェア開発プロジェクトの実績値を保存
し、対象プロジェクト計画値保存部130は、現在進行
中のソフトウェア開発プロジェクトの計画・立案時の計
画値が保存されている。
【0106】プロジェクト実績評価部110は、対象プ
ロジェクト実績値保存部100に保存されたプロジェク
ト運用開始後に得られた実績値と、対象プロジェクト計
画値保存部130に保存された運用開始前に計画された
計画値とを比較し、この比較結果を差分情報記憶部11
1aに記憶し、この記憶された差分が、判定基準保存部
32に保存された誤差判定基準に照らし、誤差判定基準
に対してどのような位置にあるのかを評価する。プロジ
ェクト実績評価表示部62は、プロジェクト実績評価部
110による評価結果を表示出力する。
【0107】つぎに、図10に示したプロジェクト管理
支援装置の動作処理について説明すると、まず、図11
は、このプロジェクト管理支援装置の動作処理手順を示
す全体フローチャートである。図11において、統計処
理部23は、まず実績値保存部10に保存される実績値
と計画値保存部12に保存される計画値とが追加入力さ
れたか否かを判断する(ステップS41)。実績値と計
画値とが追加入力されない場合(ステップS41,N
O)には、ステップS43に移行し、実績値と計画値と
が追加入力された場合(ステップS41,YES)に
は、統計処理部23は、実績値と計画値との差分から誤
差判定基準である統計値を算出する統計処理を行って
(ステップS42)、ステップS43に移行する。
【0108】ステップ43では、現在進行中のソフトウ
ェア開発プロジェクト(対象プロジェクト)の実績値と
計画値とが追加入力されたか否かを判断する。この対象
プロジェクトの実績値と計画値とが追加入力されない場
合(ステップS43,NO)には、ステップS41に移
行して、上述した処理を繰り返し、対象プロジェクトの
実績値と計画値とが追加入力された場合(ステップS4
3,YES)には、プロジェクト計画評価部110は、
この対象プロジェクトの実績値と計画値との差分を求
め、この差分と統計処理部23が算出した誤差判定基準
とから、対象プロジェクトを評価する処理を行って(ス
テップS44)、ステップS41に移行し、上述した処
理を繰り返す。なお、ステップS44の処理が起動され
るのは、現在進行中のソフトウェア開発プロジェクト内
の作業が、あるマイルストンに到達した、すなわちある
工程が終了してつぎの工程に進んだ時点で行われること
になる。
【0109】つぎに、図12に示すフローチャートを参
照して、ステップS42における統計処理部23による
統計処理手順の詳細について説明する。図12におい
て、まず統計処理部23は、ステップS52〜S58の
処理を各マイルストン毎に繰り返し処理を行い、全ての
マイルストンに対する処理が終了すると、ステップS4
2にリターンする(ステップS51,S59)。
【0110】各マイルストン毎の処理について、まずス
テップS52では、計画値保存部12に保存された計画
値および実績値保存部10に保存された実績値とを取り
出し、計画値と実績値との差分を算出する。この差分
は、計画値保存部12に保存されたマイルストンにおけ
る計画されたソフトウェア生産物の生産量、工程期間か
ら、実績値保存部10に保存された同じマイルストンに
おけるソフトウェア生産物の生産量の実績値、実際の工
程期間をそれぞれ減算するという演算によって求められ
る。この演算結果は、差分情報記憶部23aに記憶され
る。
【0111】さらに、統計処理部23は、ステップS5
2で求めた生産量の差分の平均値を算出し(ステップS
53)、この生産量の差分の中央値を算出し(ステップ
S54)、この生産量の差分の標準偏差を算出する(ス
テップS54)。さらに、統計処理部23は、ステップ
S52で求めた生産時間の差分の平均値を算出し(ステ
ップS56)、この生産時間の差分の中央値を算出し
(ステップS57)、この生産時間の差分の標準偏差を
算出する(ステップS58)。そして、これら生産量お
よび生産時間の平均値、中央値、標準偏差からなる統計
値を誤差判定基準として判定基準保存部32に保存す
る。
【0112】つぎに、図13に示すフローチャートを参
照して、ステップS44におけるプロジェクト実績評価
処理手順の詳細について説明する。図13において、ま
ずプロジェクト実績評価部110は、ステップS62〜
S64の処理を各マイルストン毎に繰り返し処理を行
い、全てのマイルストンに対する処理が終了すると、ス
テップS66に移行し、ステップS66の処理後にステ
ップS44にリターンする。
【0113】各マイルストン毎の処理について、まずス
テップS62では、対象プロジェクト実績値保存部10
0に保存された、このマイルストンのソフトウェア生産
物の生産量と、このマイルストンに到達するまでにかか
った時間とを、対象プロジェクト計画値保存部130に
保存された、このマイルストンのソフトウェア生産物の
計画生産量と、このマイルストンに到達するまでにかか
ると予想した計画作業時間とからそれぞれ減算し、この
減算結果である差分を差分情報記憶部111aに一時保
存する。
【0114】その後、判定基準保存部32に保存された
誤差判定標準および対象プロジェクトの統計値とから、
対象プロジェクトの偏差値を算出する(ステップS6
3)。すなわち、対象プロジェクトのソフトウェア生産
物の生産量の偏差値と日程工数の偏差値とが求められ
る。その後、この偏差値は、プロジェクト計画評価表示
部62に表示出力される(ステップS64)。
【0115】上述した各マイルストン毎の処理が終了す
ると、その後、対象プロジェクト全体に対する計画値と
実績値との差分をもとに、偏差値を算出し(ステップS
66)、この偏差値をプロジェクト計画評価表示部62
に表示出力し、ステップS44にリターンする。
【0116】この実施の形態3では、過去のソフトウェ
ア開発プロジェクトの実績値および計画値から誤差判定
標準を算出し、この誤差判定標準と現在進行中の対象プ
ロジェクトの実績値および計画値から求めた統計値とか
ら現在進行中の対象プロジェクトが計画通りに進行して
いるか否かを評価判定することができ、この評価判定結
果から、過去のソフトウェア開発プロジェクトに対して
どの程度改善されているかを容易に評価判定することが
できる。
【0117】具体的な評価判定としては、偏差値を利用
しているので、たとえば、評価判定が50の場合には平
均的な遅延が出ていると評価することができ、評価判定
が50を越える場合には、現在進行中のソフトウェア開
発プロジェクトが過去のソフトウェア開発プロジェクト
に対して悪化していることを認識でき、早急な対応策を
採らなければならないことがわかる。
【0118】また、生産量と生産期間という二つの計測
項目についての実績値を用いた評価判定を行うため、対
象プロジェクトの計画・立案時に作成したプロジェクト
計画のどの部分に問題があったのかを発見することがで
き、その後のソフトウェア開発プロジェクトの計画・立
案作業の際の見積り精度を改善することが可能となる。
【0119】実施の形態4.つぎに、この発明の実施の
形態4について説明する。実施の形態3では、現在進行
中のソフトウェア開発プロジェクトに対する評価判定を
過去のソフトウェア開発プロジェクトに対する偏差値を
用いていたが、この実施の形態4では、さらに実施の形
態2と同様に、ソフトウェア開発プロジェクト毎に異な
る実績値の評価を容易に行えるようにしたものである。
【0120】図14は、この発明の実施の形態4である
プロジェクト管理支援装置の構成を示すブロック図であ
る。図14において、実績値保存部11は、実施の形態
2における実績値保存部11と同じであり、そのまま過
去のソフトウェア開発プロジェクトの実績値が保存され
ている。計画値保存部12は、実施の形態3における計
画値保存部12と同じであり、過去のソフトウェア開発
プロジェクトの計画値が保存される。
【0121】統計処理部23は、実施の形態2における
統計処理部21および実施の形態3における統計処理部
23に対応し、後述する計測手段設定部80によって設
定される項目92b、期間算出方法92c、生産量算出
方法92d、および評価基準算出方法92eに従って実
績値を実績値保存部11から取り出し、これに対応する
計画値を計画値保存部12から取得し、この実測値と計
画値との差分の平均値等の統計値を算出する。判定基準
保存部32は、統計処理部32によって算出された統計
値を誤差判定標準として保存する。
【0122】測定項目・手段入力部91は、実施の形態
2における測定項目・手段入力部90に、測定を行う時
期を設定する機能が追加されている。測定方法手段設定
記憶部92は、測定項目・手段入力部91によって設定
入力された内容を記憶する。計測項目設定部70は、実
施の形態2における計測項目設定部70と同じ構成であ
るが、その出力先は、プロジェクト実績評価部111で
ある。また、計測手段設定部80は、実施の形態2にお
ける計測手段設定部80と同じ構成であり、設定内容は
統計処理部23に出力される。計測時期設定部120
は、測定方法手段記憶部92に記憶された実績値の測定
を行う時期の情報を抽出し、この時期に到達したときに
プロジェクト実績評価部111を起動せしめる処理を行
う。
【0123】対象プロジェクト実績保存部100は、実
施の形態3における対象プロジェクト実績保存部100
を同じであり、現在進行中のソフトウェア開発プロジェ
クトの実績値を保存し、対象プロジェクト計画値保存部
130は、実施の形態3における対象プロジェクト計画
値保存部130と同じであり、現在進行中のソフトウェ
ア開発プロジェクトの計画値を保存する。
【0124】プロジェクト実績評価部111は、計測項
目設定部70によって設定された工程、項目に対応する
対象プロジェクト実績値保存部100に保存されている
実績値と対象プロジェクト計画値保存部130に保存さ
れている計画値とから、実績値と計画値との差分を算出
し、さらにこれらの統計値を算出し、この統計値と判定
基準保存部32に保存されている誤差判定基準とから対
象プロジェクトの偏差値を算出して、対象プロジェクト
を評価判定し、その結果をプロジェクト実績評価表示部
62に表示出力する。
【0125】つぎに、図14に示したプロジェクト管理
支援装置の動作処理について説明する。図14に示した
プロジェクト管理支援装置の全体動作処理手順は、図1
1に示したフローチャートに基づいた説明と同じであ
り、実績値保存部10に保存される実績値および計画保
存部12に保存された計画値とが追加入力されたときに
統計処理が実行され、また、対象プロジェクト実績値保
存部100に保存される実績値および対象プロジェクト
計画部130に保存される計画値とが追加入力されたと
きにプロジェクト実績評価処理が実行される。
【0126】また、図14に示したステップS42に対
応する統計処理部23の統計処理は、図12に示したフ
ローチャートに基づいた説明と同一である。ただし、統
計処理部23は、最終的に計画値と実績値の差分に対応
する統計値から偏差値を求め、この偏差値を評価判定基
準として判定基準保存部32に保存させる。
【0127】つぎに、図15に示すフローチャートを参
照して、図11のステップS44に対応するプロジェク
ト実績評価処理手順の詳細について説明する。図15に
おいて、まず統計処理部23は、測定方法手段設定記憶
部92に保存された工程(マイルストン)を読み込み
(ステップS71)、指定されたマイルストンに達した
か否か(ある工程が終了したか)否かを判断する(ステ
ップS72)。指定されたマイルストンに達しない場合
(ステップS72,NO)には、本処理を終了してリタ
ーンする。なお、このマイルストンに達したか否かの指
定は、計測時期設定部120によって設定される。
【0128】一方、指定されたマイルストンに達した場
合(ステップS72,YES)には、ステップS74〜
S77の処理を各マイルストン毎に繰り返し処理を行
い、全てのマイルストンに対する処理が終了すると、ス
テップS79に移行し、その後リターンする。
【0129】各マイルストン毎の処理について、まずス
テップS74では、計測項目設定部70を介して測定方
法手段設定記憶部92から、測定項目を読み込む。その
後、この読み込んだ測定項目に対応する、対象プロジェ
クト実績値保存部100に保存された実測値と対象プロ
ジェクト計画値保存部130に保存された計画値とを取
得し、これらの差分を算出し、差分情報記憶部111a
に一時記憶する(ステップS75)。この差分は、ソフ
トウェア生産物の生産量および作業期間の差分である。
【0130】その後、差分情報記憶部111aから差分
を取り出し、この差分の統計値を算出し、この統計値と
判定基準保存部32に保存された誤差判定基準とから、
この統計値の偏差値を算出する(ステップS76)。こ
の偏差値は、プロジェクト計画評価表示部62に表示出
力される(ステップS77)。上述した各マイルストン
毎の処理が終了すると、その後、対象プロジェクト全体
に対する計画値と実績値との差分をもとに、偏差値を算
出し(ステップS79)、この偏差値をプロジェクト計
画評価表示部62に表示出力し、リターンする。
【0131】この実施の形態4では、現在進行中のソフ
トウェア開発プロジェクトに対する評価判定を過去のソ
フトウェア開発プロジェクトに対する偏差値を用いる実
施の形態3の構成に、さらにソフトウェア開発プロジェ
クト毎に異なる実績値の評価を行うようにしているの
で、対象プロジェクトに対する評価判定を精度よく行う
ことができる。ここで、対象プロジェクトの計画値と実
績値との差が大きくなる、すなわち偏差値が大きくなっ
てしまう場合には、プロジェクト管理の観点から、プロ
ジェクトのキャンセルを行わざるを得ない場合が生じ、
このような事態をプロジェクトの進行中に予め予測し
て、スケジュールの再調整等の対応策を事前に採るとい
うリスク管理のための判断を容易に行うことができる。
【0132】実施の形態5.つぎに、この発明の実施の
形態5について説明する。実施の形態1〜4では、計画
・立案したソフトウェア開発プロジェクトあるいは現在
進行中のソフトウェア開発プロジェクトに対する評価判
定を過去のソフトウェア開発プロジェクトをもとに求め
るようにしているが、この実施の形態5では、評価判定
を時間変化のパラメータを加えて今後の作業進捗の予測
を行い、工程の作業進捗度合いの遅れを早期に見積もる
ようにしている。
【0133】図16は、この発明の実施の形態5である
プロジェクト管理支援装置の構成を示すブロック図であ
り、このプロジェクト管理支援装置は、実施の形態3に
示した構成を前提としている。なお、他の実施の形態に
ついても同様に適用できるものである。
【0134】図16において、判定基準保存部32は、
誤差判定基準である判定基準値33を保存している。プ
ロジェクト実績評価部110の基準成長曲線生成部14
0は、この判定基準値33をもとにソフトウェア生産物
の成長曲線である基準成長曲線141aを生成し、この
生成した基準成長曲線141aは、生産基準値141に
保存される。
【0135】対象プロジェクト実績値保存部100内の
生産実績値101は、対象プロジェクトの実績値を、各
工程の生産物単位で、時間情報とともに記憶する。一
方、対象プロジェクト計画値保存部130内の生産計画
値131は、対象プロジェクトの計画値を、各工程での
ソフトウェア生産物の生産量と生産期間とを記憶する。
【0136】プロジェクト実行評価部110内の基準成
長曲線補正部142は、生産基準値141に保存された
基準成長曲線141aを、生産計画値に記憶されたプロ
ジェクトの生産物計画値と生産期間計画値とに合わせて
伸張し、さらに生産実績値101によって記憶された実
際のソフトウェア生産物の生産累積量から、基準成長曲
線を補正し(図18の予想成長曲線142a参照)、計
画工期との差異を算出する。遅延期間予想値143は、
基準成長曲線補正部142によって算出された工程の遅
延期間Tdを記憶する。なお、その他の構成は実施の形
態3と同じであり、同一構成部分については同一符号を
付している。
【0137】つぎに、図17に示すフローチャートおよ
び図18を参照して、プロジェクト実績評価部110に
よるプロジェクト実績評価処理について説明する。な
お、このプロジェクト実績評価処理は、判定基準値33
が修正される毎に起動される。図17において、まず、
基準成長曲線生成部140は、判定基準値33が修正さ
れると、判定基準値33に保存されている、ソフトウェ
ア開発プロジェクトのもつ平均的な作業進捗のパラメー
タに対する平均値をもとに、ソフトウェア生産物の基準
成長曲線を作成する(ステップS81)。
【0138】この基準成長曲線は、時間に対する開発量
(生産量)の変化を表す曲線であり、上述した式(1)
による指数型の成長曲線を用いてもよいし、式(2)に
よる遅延S字曲線としての成長曲線を用いるようにして
もよい。成長曲線がどのような数式によって表され、こ
の数式による見積りモデルを用いるかは、たとえば、ソ
フトウェア開発プロジェクトチームのこれまでの統計、
あるいは終了時期を見積もる工程、たとえば、要求分析
工程、設計工程、製造工程、試験工程等工程と生産量を
継続的に計測する際の計測項目とに依存して決定され
る。なお、この基準成長曲線を生成するに際し、重要な
ことは、判定基準値33に保存されている平均値に基づ
いていることである。
【0139】その後、この平均値に基づいて生成された
基準成長曲線に対して標準偏差σを追加した+σ成長曲
線と、基準成長曲線に対して標準偏差σを減算した−σ
成長曲線とを生成する(ステップS82)。
【0140】つぎに、基準成長曲線補正部142は、生
産計画値131内の生産物計画値および生産期間計画値
等の工程計画に基づいて、生産基準値141に保存され
た標準成長曲線が工程期間(目標終了時期t1)と目標
生産量(目標値Ta)に適合するように伸張する処理を
行う(ステップS83)。たとえば、図18に示すよう
な時間に対する生産量の関係を示す図上に、基準成長曲
線141a、+σ成長曲線141b、および−σ成長曲
線141cが生成される。
【0141】その後、基準成長曲線補正部142は、生
産実績値101から、時間情報を含んだソフトウェア生
産物の生産量、すなわち実績値を読み込み、図18に示
す時間に対する生産量の関係を示す図上にプロットする
(ステップS84、図18の101a)。
【0142】さらに、基準成長曲線補正部142は、ス
テップS83で得られた基準成長曲線141aを時間軸
方向に伸張し、ステップS84でプロットした曲線10
1aに近似するまで伸張した予想成長曲線142aを生
成するとともに、この基準成長曲線141aの伸張に合
わせて+σ成長曲線141bおよび−σ成長曲線141
cも時間軸方向に伸張した+σ予想成長曲線142bお
よび−σ予想成長曲線142cを生成する(ステップS
85)。たとえば、図18において、基準成長曲線14
1aを、プロットした曲線101aに近似するまで時間
軸方向に伸張した予想成長曲線142aを生成し、この
予想成長曲線142aの伸張に伴って+σ予想成長曲線
142bと−σ予想成長曲線142cとを生成する。
【0143】その後、予想成長曲線142aが目標値T
aに安定する点、すなわち予想成長曲線142aと目標
値Taとの交点Txを求め(ステップS86)、この交
点Txに対応する時間(推定終了時期t2)を求め、目
標終了時期t1から推定終了時期t2までの遅延期間T
dを算出して遅延期間予想値143に記憶し(ステップ
S87)、本処理を終了してリターンする。
【0144】なお、上述した実施の形態では、+σ成長
曲線および−σ成長曲線の補助曲線は、ともに標準偏差
σを平均値に対して加減することによって求めたが、±
σのほかに、±2σ、あるいは±3σを単独あるいは合
わせて表示出力するようにしてもよいし、さらには、母
集団に対する10%の誤差をもった成長曲線を生成する
ようにしてもよい。
【0145】この実施の形態5によれば、過去の誤差判
定基準を用いて時間的変化を示す基準成長曲線を描き、
これを実際の工程の進捗状況に合わせた予想成長曲線を
求め、この予想成長曲線から工程が終了する推定終了時
期を求めて最終的に工程の遅延期間を求めるようにして
いるので、工程の途中であっても工程の作業進捗度合い
の遅れを早い時期に見積もることができる。
【0146】さらに、±σの分散をもった曲線を基準成
長曲線および予想成長曲線に対応させて描くようにして
いるので、2次元的かつ視覚的に、将来の工程の進捗誤
差がどの程度生起しうるのかを容易に把握し、管理する
ことができ、工程での問題を早期に検出し、問題解決の
ための対策を早期に行うという支援が可能となる。
【0147】実施の形態6.つぎに、この発明の実施の
形態6について説明する。実施の形態5では、基準成長
曲線をもとに実際の工程の進捗状況に合わせた予想成長
曲線を生成し、この予想成長曲線をもとに推定終了時期
を求めて遅延期間を算出するようにしていたが、この実
施の形態6では、予想成長曲線を時間軸方向への伸張の
みならず生産量軸方向への伸張を加味して精度の高い予
想成長曲線を生成し、遅延期間の予想値を精度高く求め
るようにしている。
【0148】図19は、この発明の実施の形態6である
プロジェクト管理支援装置の構成を示すブロック図であ
り、このプロジェクト管理支援装置は、実施の形態5に
示した構成を前提としているが、基準成長曲線補正部1
42に対応する基準成長曲線補正部150の処理および
最終生産量予想値152が新たに構成されている点が実
施の形態5と異なる。
【0149】図16において、判定基準保存部32は、
誤差判定基準である判定基準値33を保存している。プ
ロジェクト実績評価部110の基準成長曲線生成部14
0は、この判定基準値33をもとにソフトウェア生産物
の成長曲線である基準成長曲線141aを生成し、この
生成した基準成長曲線141aは、生産基準値141に
保存される。
【0150】対象プロジェクト実績値保存部100内の
生産実績値101は、対象プロジェクトの実績値を、各
工程の生産物単位で、時間情報とともに記憶する。一
方、対象プロジェクト計画値保存部130内の生産計画
値131は、対象プロジェクトの計画値を、各工程での
ソフトウェア生産物の生産量と生産期間とを記憶する。
【0151】プロジェクト実行評価部110内の基準成
長曲線補正部142は、生産基準値141に保存された
基準成長曲線141aを、生産計画値に記憶されたプロ
ジェクトの生産物計画値と生産期間計画値とに合わせて
伸張し、さらに生産実績値101によって記憶された実
際のソフトウェア生産物の生産累積量から、基準成長曲
線を補正し(図18の予想成長曲線142a参照)、計
画工期との差異を算出する。遅延期間予想値151は、
基準成長曲線補正部150によって算出された工程の遅
延期間Tdを記憶する。また、最終生産量予想値152
は、基準成長曲線補正部150によって算出された推定
生産量Tbを記憶する。
【0152】つぎに、図20に示すフローチャートおよ
び図21を参照して、プロジェクト実績評価部110に
よるプロジェクト実績評価処理について説明する。な
お、このプロジェクト実績評価処理は、判定基準値33
が修正される毎に起動される。図20において、まず、
基準成長曲線生成部140は、判定基準値33が修正さ
れると、判定基準値33に保存されている、ソフトウェ
ア開発プロジェクトのもつ平均的な作業進捗のパラメー
タに対する平均値をもとに、ソフトウェア生産物の基準
成長曲線を作成する(ステップS91)。
【0153】この基準成長曲線は、時間に対する開発量
(生産量)の変化を表す曲線であり、上述した式(1)
による指数型の成長曲線を用いてもよいし、式(2)に
よる遅延S字曲線としての成長曲線を用いるようにして
もよい。成長曲線がどのような数式によって表され、こ
の数式による見積りモデルを用いるかは、たとえば、ソ
フトウェア開発プロジェクトチームのこれまでの統計、
あるいは終了時期を見積もる工程、たとえば、要求分析
工程、設計工程、製造工程、試験工程等工程と生産量を
継続的に計測する際の計測項目とに依存して決定され
る。なお、この基準成長曲線を生成するに際し、重要な
ことは、判定基準値33に保存されている平均値に基づ
いていることである。
【0154】その後、この平均値に基づいて生成された
基準成長曲線に対して標準偏差σを追加した+σ成長曲
線と、基準成長曲線に対して標準偏差σを減算した−σ
成長曲線とを生成する(ステップS82)。
【0155】つぎに、基準成長曲線補正部142は、生
産計画値131内の生産物計画値および生産期間計画値
等の工程計画に基づいて、生産基準値141に保存され
た標準成長曲線が工程期間(目標終了時期t1)と目標
生産量(目標値Ta)に適合するように伸張する処理を
行う(ステップS93)。たとえば、図21に示すよう
な時間に対する生産量の関係を示す図上に、基準成長曲
線141a、+σ成長曲線141b、および−σ成長曲
線141cが生成される。
【0156】その後、基準成長曲線補正部150は、生
産実績値101から、時間情報を含んだソフトウェア生
産物の生産量、すなわち実績値を読み込み、図21に示
す時間に対する生産量の関係を示す図上にプロットする
(ステップS94、図21の101a)。
【0157】さらに、基準成長曲線補正部150は、ス
テップS93で得られた基準成長曲線141aを時間軸
方向および生産量軸方向に伸張し、ステップS94でプ
ロットした曲線101aに近似するまで伸張した予想成
長曲線150aを生成するとともに、この基準成長曲線
141aの伸張に合わせて+σ成長曲線141bおよび
−σ成長曲線141cも時間軸方向および生産量軸方向
に伸張した+σ予想成長曲線150bおよび−σ予想成
長曲線150cを生成する(ステップS95)。
【0158】たとえば、図20において、基準成長曲線
141aを、プロットした曲線101aに近似するまで
時間軸方向および生産量軸方向に伸張した予想成長曲線
150aを生成し、この予想成長曲線150aの伸張に
伴って+σ予想成長曲線150bと−σ予想成長曲線1
50cとを生成する。このように、基準成長曲線を時間
軸方向だけでなく、生産量軸方向に対しても伸張して予
想成長曲線を求めるのは、時間軸方向のみの伸張では、
プロットした曲線101aに近似し得ない場合があり、
生産量軸方向に伸張することによって、曲線101aに
精度よく近似することができるからである。
【0159】その後、予想成長曲線150aが安定する
点を求める(ステップS96)。この安定する点とは、
時間の変化に対して生産量の変化がほとんど認められな
い、すなわち時間変化量に対する生産量変化が所定値以
下になった点であり、図21では点Pcであり、この点
Pcに対する生産量は生産量(推定生産量)Tbであ
る。
【0160】その後、この点Pcに対応する推定生産量
Tbと目標値(計画生産量)Taとの差分を算出し、こ
の差分と推定生産量Tbとを最終生産量予想値12に保
存し(ステップS97)、さらにこの点Pcに対応する
時間(推定終了時期t2)を求め、目標終了時期t1か
ら推定終了時期t2までの遅延期間Tdを算出して遅延
期間予想値151に記憶し(ステップS97)、本処理
を終了してリターンする。
【0161】なお、実施の形態5を含め、この実施の形
態6では、+σ成長曲線等の補助曲線を時間軸方向の分
散として生成しているが、生産量軸方向の分散とした補
助曲線として生成するようにしてもよい。
【0162】この実施の形態6によれば、過去の誤差判
定基準を用いて時間的変化を示す基準成長曲線を描き、
これを実際の工程の進捗状況に合わせた予想成長曲線を
求め、この予想成長曲線から工程が終了する推定終了時
期を求めて最終的に工程の遅延期間および推定生産量を
求めるようにしているので、工程の途中であっても工程
の作業進捗度合いの遅れを早い時期に見積もることがで
きるとともに、生産量軸方向に対しても伸張した予想成
長曲線としているので、実際の工程の進捗状況に一層近
似した予想成長曲線を得ることができ、精度の高い予測
を行うことができる。
【0163】実施の形態7.つぎに、この発明の実施の
形態7について説明する。この実施の形態7では、複数
のソフトウェア開発プロジェクトの正規化時間に対する
計画値からの遅延度を求め、対象プロジェクトの遅延度
が過去のソフトウェア開発プロジェクトに対してどの程
度であるかを評価判定できるようにしている。
【0164】図22は、この発明の実施の形態7である
プロジェクト管理支援装置の構成を示すブロック図であ
り、このプロジェクト管理支援装置は、実施の形態7に
示した構成を前提としているが、プロジェクト実績評価
部110内の構成が異なり、その他の構成は実施の形態
7と同じである。
【0165】図22において、プロジェクト実績評価部
110は、スケジュール回復率算出部160とプロジェ
クト現況情報取得部161とを有する。プロジェクト回
復率算出部160は、判定基準保存部32内の判定基準
値33の誤差判定基準をもとに、スケジュール回復率の
指標である、スケジュール遅延の偏差値を算出し、この
偏差値を複数の補助曲線としてプロジェクト実績値評価
部62に表示出力する。一方、プロジェクト現況情報取
得部161は、対象プロジェクトの各工程における計画
値に対する実績値の遅延度を算出し、その結果をプロジ
ェクト実績評価表示部62に表示出力する。
【0166】つぎに、図23に示すフローチャートおよ
び図24を参照して、プロジェクト実績評価部110内
のスケジュール回復率算出部160による処理手順につ
いて説明する。なお、このスケジュール回復率算出部1
60は、判定基準値33が修正される毎に起動される。
図23において、まず、スケジュール回復率算出部16
0は、ステップS102〜S107の処理を予め設定さ
れた複数の遅延基準線の線幅の単位で処理を繰り返し、
全ての線幅の処理が終了した時点で処理を終了する。
【0167】ステップS102では、ステップS103
の処理を過去の全てのソフトウェア開発プロジェクトに
対して行い、全てのソフトウェア開発プロジェクトに対
する処理が終了するとステップS105に移行する。ス
テップS103では、計画値保存部12に保存された過
去のソフトウェア開発プロジェクトの計画値および実績
値保存部10に保存された過去のソフトウェア開発プロ
ジェクトの実績値をもとに、最終的なスケジュール遅延
が、現在指定されている線幅の偏差値内に存在するソフ
トウェア開発プロジェクトを抽出し、この抽出したソフ
トウェア開発プロジェクトの情報をプロジェクト情報記
憶部160cに記憶する。
【0168】その後、ステップS105では、プロジェ
クト情報記憶部160cに記憶されたプロジェクトの各
工程毎にステップS106の処理を行い、全ての工程に
対する処理が終了するとステップS108に移行する。
ステップS106では、プロジェクト情報記憶部160
cに記憶されたプロジェクトの各工程に対して、遅れ幅
が最大となったプロジェクトの遅延時間である遅延度を
取り出し、この遅延度を正規化時間に対応する計画値か
らの遅延度の図上にプロットし、これらのプロットを結
んだ遅延基準線を、指定された線幅に対応した遅延側の
遅延基準線として、プロジェクト実績評価表示部62に
表示出力する。
【0169】このようなスケジュール回復率算出部16
0の処理によって、たとえば、図24に示すように、正
規化時間に対する計画値からの遅延度の図上に複数の遅
延基準線160aが表示出力される。これら複数の遅延
基準線160aは、たとえば、標準偏差σ、1/2σ、
1/4σ等の遅延幅毎に、正規化時間に対する計画値の
遅延度を示す領域を区分することになる。従って、図2
4に示した複数の遅延基準線160aによれば、矢印1
60bが示す方向に向かうに従って、スケジュール回復
の可能性が低くなるといえる。
【0170】一方、プロジェクト現況情報取得部161
は、対象プロジェクト内の各工程が終了した時点で起動
され、生産計画値131および生産実績値101をもと
に、この時点におけるこれまでの全工程計画に対する遅
延度を算出し、上述した正規化時間に対する計画値から
の遅延度の図上に、この算出した遅延度をプロットし
て、プロジェクト実績評価表示部62に表示出力する。
【0171】たとえば、点161aは、現時点における
対象プロジェクトの遅延度を示し、標準偏差σ以上の遅
延が生じていることがわかる。また、点161bは、前
回の工程終了時における対象プロジェクトの遅延度を示
し、この結果、現時点では、かなりの遅延が生じている
ことがわかる。
【0172】なお、この実施の形態では、正規化時間に
対する計画値からの遅延度の2次元領域を用いている
が、この遅延度に代えて、ソフトウェア開発の各工程で
算出することができる出現不具合数、たとえば、設計工
程では、設計レビューで提出される不具合指摘数、ま
た、製造工程では、コードレビューによって指摘される
不具合数、さらに試験工程では、ソフトウェア試験によ
って算出されるソフトウェア不具合数等の不具合数を当
てはめ、この不具合数という異なる指標をもってプロジ
ェクト管理するようにしてもよい。
【0173】この場合、ソフトウェア開発プロジェクト
の品質上の問題がどのように拡大し、収束していくか
を、過去のソフトウェア開発プロジェクトとの比較で容
易に把握することが可能となり、対象プロジェクトに対
するプロジェクト管理者による品質改善の支援を行うこ
とができる。
【0174】この実施の形態7によれば、正規化時間に
対する計画値からの遅延度の領域上に、過去のソフトウ
ェア開発プロジェクトの遅延基準線を用いて領域区分
し、現時点における対象プロジェクトの遅延が、この区
分された領域のどの範囲に属するかによって対象プロジ
ェクトの現況を把握するようにしているので、プロジェ
クトの工程進展に伴って、当初の計画値からどのような
遅延が蓄積しいていくか常に把握し、履歴をとることが
できる。この結果、たとえば、一定の遅延度を越えた場
合に、スケジュールの見直し、割当人工数の見直し等の
対応策を早急に行うことができ、リスク管理を適時に行
うことができる。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、実績値保存手段が、過去のソフトウェア開発グルー
プが作成したソフトウェア生産物の生産量および生産期
間を含む実績値を保存し、統計処理手段が、前記実績値
保存手段によって保存された過去の複数の実績値に対す
る平均値および分散を少なくとも含む統計値を算出し、
この統計値は、判定基準保存手段に保存される。一方、
計画値入力手段は、評価対象の前記ソフトウェア開発プ
ロジェクトの計画生産量および計画生産期間を含む計画
値の情報を入力する。評価手段は、前記統計値に対する
前記計画値の差分を算出し、前記統計値を基準とした該
差分の値をもとに評価対象の前記ソフトウェア開発プロ
ジェクトの運営計画を評価し、表示手段が、この評価結
果を表示出力するようにしているので、プロジェクト管
理者は、計画・立案し、これから運営しようとするソフ
トウェア開発プロジェクトの計画の妥当性を事前に的確
に把握することができ、リスク管理を容易かつ確実に行
うことが可能になるという効果を奏する。
【0176】つぎの発明によれば、評価手段が、前記統
計値を基準とした該統計値に対する計画値の差分をもと
に、該統計値の平均値と分散とを用いた偏差値を算出し
て、前記評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクト
の運営計画を評価するようにしているので、具体的な数
値によって評価結果を表すことができ、信頼度の高い見
積り評価を得ることができるという効果を奏する。
【0177】つぎの発明によれば、入力手段が、前記実
績値保存手段に保存された実績値のうちの評価対象項目
と該評価対象項目の実績値の抽出/評価処理手順である
処理手法とを入力し、記憶手段が記憶し、第1の設定手
段が、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに
対応する実績値の抽出/評価処理を行わせる前記処理手
法を前記統計処理手段に対して設定し、第2の設定手段
が、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対
応する評価対象項目を前記計画値入力手段に対して設定
するようにしているので、個々の開発組織毎の歴史的な
事情等によって異なる評価対象の項目について、この項
目に対する内容を容易に変更し、また必要に応じて新し
い項目を追加することが可能となるとともに、この項目
に対する内容の変更、追加等によって、ソフトウェア開
発プロジェクトの計画・立案時に、個々の開発組織の実
状に即して、作成されたソフトウェア開発プロジェクト
の計画の達成可能性を評価することができるという効果
を奏する。また、項目に対する内容の変更、追加等が可
能であるため、単一工程に対する複数の目標となる指標
をも設定することができ、さらに多面的な評価結果を得
ることもできるという効果を奏する。
【0178】つぎの発明によれば、第3の設定手段が、
評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対する
各工程情報を前記記憶手段から抽出し、当該工程情報が
示す工程終了時期に到達した時点で前記評価手段を起動
させるようにしているので、評価対象プロジェクトに対
する評価判定をタイミングよく、かつ精度よく行うこと
ができ、リスク管理のための判断を容易に行うことがで
きるという効果を奏する。
【0179】つぎの発明によれば、計画値保存手段が、
前記実績値保存手段が保存する実績値に対応し、過去の
ソフトウェア開発グループが作成したソフトウェア生産
物の計画生産量および計画生産期間を含む計画値を保存
し、対象プロジェクト実績値保存手段が、評価対象の前
記ソフトウェア開発プロジェクトのソフトウェア生産物
の実績値を保存し、対象プロジェクト計画値保存手段
が、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトのソ
フトウェア生産物の計画値を保存し、前記統計処理手段
は、前記実績値保存手段に保存された実績値と該実績値
に対応する前記計画値保存手段に保存された計画値との
差分を算出し、該差分に対する平均値および分散を少な
くとも含む差分統計値を算出し、前記評価手段は、前記
対象プロジェクト実績値保存手段が保存する実績値と前
記対象プロジェクト計画値保存手段が保存する計画値と
の差分を算出し、前記差分統計値を基準して該差分との
差分の値をもとに評価対象の前記ソフトウェア開発プロ
ジェクトの運営計画を評価するようにしているので、現
在進行中の対象プロジェクトが計画通りに進行している
か否かを評価判定することができ、この評価判定結果か
ら、過去のソフトウェア開発プロジェクトに対してどの
程度改善されているかを容易に評価判定することができ
るという効果を奏する。
【0180】つぎの発明によれば、成長曲線生成手段
が、前記判定基準保存手段が保存する平均値を用いた時
間と生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標
準偏差を加減した補助成長曲線とを生成し、成長曲線補
正手段が、前記基準成長曲線を時間軸方向に伸張して、
評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの実績値
に近似する予想成長曲線を生成し、算出手段が、前記基
準成長曲線が目標生産量に到達する時点と前記予想成長
曲線が目標生産量に到達する時点との差である遅延時間
を算出し、この遅延時間を含めて上述した基準成長曲
線、補助成長曲線、予想成長曲線、および予想成長曲線
に対応する補助成長曲線を、時間と生産量との関係を示
す領域情報に表示出力するようにしているので、対象プ
ロジェクトの工程の途中であっても、工程の作業進捗度
合いの遅れを早い時期に見積もることができるという効
果を奏する。また、たとえば、±σの分散をもった補助
成長曲線を基準成長曲線および予想成長曲線に対応させ
て描くようにしているので、2次元的かつ視覚的に、将
来の工程の進捗誤差がどの程度生起しうるのかを容易に
把握し、管理することができ、工程での問題を早期に検
出し、問題解決のための対策を早期に行うという支援が
可能となるという効果を奏する。
【0181】つぎの発明によれば、成長曲線生成手段
が、前記判定基準保存手段が保存する平均値を用いた時
間と生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標
準偏差を加減した補助成長曲線とを生成し、成長曲線補
正手段が、前記基準成長曲線を時間軸方向および生産軸
方向に伸張して、評価対象の前記ソフトウェア開発プロ
ジェクトの実績値に近似する予想成長曲線を生成し、算
出手段が、前記基準成長曲線が目標生産量に到達する時
点と前記予想成長曲線が所定生産量に安定する時点との
差である遅延時間を算出するとともに、前記所定生産量
である予想生産量あるいは前記目標生産量と前記所定生
産量である予想生産量との差を算出し、この遅延時間お
よび目標生産量あるいは目標生産量と予想生産量との差
を含めて上述した基準成長曲線、補助成長曲線、予想成
長曲線、および予想成長曲線に対応する補助成長曲線
を、時間と生産量との関係を示す領域情報に表示出力す
るようにしているので、対象プロジェクトの工程の途中
であっても、工程の作業進捗度合いの遅れを早い時期に
見積もることができるとともに、生産量軸方向に対して
も伸張した予想成長曲線としているので、実際の工程の
進捗状況に一層近似した予想成長曲線を得ることがで
き、精度の高い予測を行うことができるという効果を奏
する。
【0182】つぎの発明によれば、基準線生成手段が、
前記判定基準保存手段に保存された分散値をもとに、正
規時間経過に対する計画値からの遅延度を表す複数の補
助遅延基準線を生成し、現況取得手段が、前記対象プロ
ジェクト実績値保存手段に保存された実績値から現在の
時点を決定し、該現在の時点における該実績値と前記プ
ロジェクト計画値保存手段に保存された現在の時点にお
ける計画値との差分値を決定し、表示手段が、前記正規
時間経過に対する計画値からの遅延度を表す領域上に前
記複数の補助遅延基準線および前記現在の時点に対応す
る差分値を当該領域上に重畳表示出力するようにしてい
るので、正規化時間に対する計画値からの遅延度の領域
上に、過去のソフトウェア開発プロジェクトの遅延基準
線を用いて領域区分し、現時点における対象プロジェク
トの遅延が、この区分された領域のどの範囲に属するか
というスケジュール回復可能性によって対象プロジェク
トの現況を把握することができ、プロジェクトの工程進
展に伴って、当初の計画値からどのような遅延が蓄積し
いていくかを常に把握し、履歴をとることができ、リス
ク管理を適切に行うことができるという効果を奏する。
【0183】つぎの発明によれば、実績値保存工程によ
って、過去のソフトウェア開発グループが作成したソフ
トウェア生産物の生産量および生産期間を含む実績値を
保存し、統計処理工程によって、前記実績値保存工程に
よって保存された過去の複数の実績値に対する平均値お
よび分散を少なくとも含む統計値を算出し、この統計値
は、判定基準保存工程によって保存される。さらに、計
画値入力工程によって、評価対象の前記ソフトウェア開
発プロジェクトの計画生産量および計画生産期間を含む
計画値の情報を入力し、評価工程は、前記統計値に対す
る前記計画値の差分を算出し、前記統計値を基準とした
該差分の値をもとに評価対象の前記ソフトウェア開発プ
ロジェクトの運営計画を評価し、表示工程が、この評価
結果を表示出力するようにしているので、プロジェクト
管理者は、計画・立案し、これから運営しようとするソ
フトウェア開発プロジェクトの計画の妥当性を事前に的
確に把握することができ、リスク管理を容易かつ確実に
行うことが可能になるという効果を奏する。
【0184】つぎの発明によれば、評価工程が、前記統
計値を基準とした該統計値に対する計画値の差分をもと
に、該統計値の平均値と分散とを用いた偏差値を算出し
て、前記評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクト
の運営計画を評価するようにしているので、具体的な数
値によって評価結果を表すことができ、信頼度の高い見
積り評価を得ることができるという効果を奏する。
【0185】つぎの発明によれば、入力工程によって、
前記実績値保存工程によって保存された実績値のうちの
評価対象項目と該評価対象項目の実績値の抽出/評価処
理手順である処理手法とを入力し、記憶工程によって記
憶し、第1の設定工程によって、評価対象の前記ソフト
ウェア開発プロジェクトに対応する実績値の抽出/評価
処理を行わせる前記処理手法を前記統計処理手段に対し
て設定し、第2の設定工程によって、評価対象の前記ソ
フトウェア開発プロジェクトに対応する評価対象項目を
前記計画値入力工程に対して設定するようにしているの
で、個々の開発組織毎の歴史的な事情等によって異なる
評価対象の項目について、この項目に対する内容を容易
に変更し、また必要に応じて新しい項目を追加すること
が可能となるとともに、この項目に対する内容の変更、
追加等によって、ソフトウェア開発プロジェクトの計画
・立案時に、個々の開発組織の実状に即して、作成され
たソフトウェア開発プロジェクトの計画の達成可能性を
評価することができるという効果を奏する。また、項目
に対する内容の変更、追加等が可能であるため、単一工
程に対する複数の目標となる指標をも設定することがで
き、さらに多面的な評価結果を得ることもできるという
効果を奏する。
【0186】つぎの発明によれば、第3の設定工程によ
って、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに
対する各工程情報を前記記憶手段から抽出し、当該工程
情報が示す工程終了時期に到達した時点で前記評価工程
を起動させるようにしているので、評価対象プロジェク
トに対する評価判定をタイミングよく、かつ精度よく行
うことができ、リスク管理のための判断を容易に行うこ
とができるという効果を奏する。
【0187】つぎの発明によれば、計画値保存工程によ
って、前記実績値保存工程によって保存される実績値に
対応し、過去のソフトウェア開発グループが作成したソ
フトウェア生産物の計画生産量および計画生産期間を含
む計画値を保存し、対象プロジェクト実績値保存工程に
よって、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクト
のソフトウェア生産物の実績値を保存し、対象プロジェ
クト計画値保存工程によって、評価対象の前記ソフトウ
ェア開発プロジェクトのソフトウェア生産物の計画値を
保存し、前記統計処理工程によって、前記実績値保存工
程によって保存された実績値と該実績値に対応する前記
計画値保存工程によって保存された計画値との差分を算
出し、該差分に対する平均値および分散を少なくとも含
む差分統計値を算出し、前記評価工程によって、前記対
象プロジェクト実績値保存工程によって保存される実績
値と前記対象プロジェクト計画値保存工程によって保存
される計画値との差分を算出し、前記差分統計値を基準
して該差分との差分の値をもとに評価対象の前記ソフト
ウェア開発プロジェクトの運営計画を評価するようにし
ているので、現在進行中の対象プロジェクトが計画通り
に進行しているか否かを評価判定することができ、この
評価判定結果から、過去のソフトウェア開発プロジェク
トに対してどの程度改善されているかを容易に評価判定
することができるという効果を奏する。
【0188】つぎの発明によれば、成長曲線生成工程に
よって、前記判定基準保存工程によって保存される平均
値を用いた時間と生産量との関係を示す基準成長曲線と
該平均値に標準偏差を加減した補助成長曲線とを生成
し、成長曲線補正工程によって、前記基準成長曲線を時
間軸方向に伸張して、評価対象の前記ソフトウェア開発
プロジェクトの実績値に近似する予想成長曲線を生成
し、算出工程によって、前記基準成長曲線が目標生産量
に到達する時点と前記予想成長曲線が目標生産量に到達
する時点との差である遅延時間を算出し、この遅延時間
を含めて上述した基準成長曲線、補助成長曲線、予想成
長曲線、および予想成長曲線に対応する補助成長曲線
を、時間と生産量との関係を示す領域情報に表示出力す
るようにしているので、対象プロジェクトの工程の途中
であっても、工程の作業進捗度合いの遅れを早い時期に
見積もることができるという効果を奏する。また、たと
えば、±σの分散をもった補助成長曲線を基準成長曲線
および予想成長曲線に対応させて描くようにしているの
で、2次元的かつ視覚的に、将来の工程の進捗誤差がど
の程度生起しうるのかを容易に把握し、管理することが
でき、工程での問題を早期に検出し、問題解決のための
対策を早期に行うという支援が可能となるという効果を
奏する。
【0189】つぎの発明によれば、成長曲線生成工程に
よって、前記判定基準保存工程によって保存される平均
値を用いた時間と生産量との関係を示す基準成長曲線と
該平均値に標準偏差を加減した補助成長曲線とを生成
し、成長曲線補正工程によって、前記基準成長曲線を時
間軸方向および生産軸方向に伸張して、評価対象の前記
ソフトウェア開発プロジェクトの実績値に近似する予想
成長曲線を生成し、算出工程によって、前記基準成長曲
線が目標生産量に到達する時点と前記予想成長曲線が所
定生産量に安定する時点との差である遅延時間を算出す
るとともに、前記所定生産量である予想生産量あるいは
前記目標生産量と前記所定生産量である予想生産量との
差を算出し、この遅延時間および目標生産量あるいは目
標生産量と予想生産量との差を含めて上述した基準成長
曲線、補助成長曲線、予想成長曲線、および予想成長曲
線に対応する補助成長曲線を、時間と生産量との関係を
示す領域情報に表示出力するようにしているので、対象
プロジェクトの工程の途中であっても、工程の作業進捗
度合いの遅れを早い時期に見積もることができるととも
に、生産量軸方向に対しても伸張した予想成長曲線とし
ているので、実際の工程の進捗状況に一層近似した予想
成長曲線を得ることができ、精度の高い予測を行うこと
ができるという効果を奏する。
【0190】つぎの発明によれば、基準線生成工程によ
って、前記判定基準保存工程によって保存された分散値
をもとに、正規時間経過に対する計画値からの遅延度を
表す複数の補助遅延基準線を生成し、現況取得工程によ
って、前記対象プロジェクト実績値保存工程によって保
存された実績値から現在の時点を決定し、該現在の時点
における該実績値と前記プロジェクト計画値保存工程に
よって保存された現在の時点における計画値との差分値
を決定し、表示工程によって、前記正規時間経過に対す
る計画値からの遅延度を表す領域上に前記複数の補助遅
延基準線および前記現在の時点に対応する差分値を当該
領域上に重畳表示出力するようにしているので、正規化
時間に対する計画値からの遅延度の領域上に、過去のソ
フトウェア開発プロジェクトの遅延基準線を用いて領域
区分し、現時点における対象プロジェクトの遅延が、こ
の区分された領域のどの範囲に属するかという、スケジ
ュール回復可能性によって対象プロジェクトの現況を把
握することができ、プロジェクトの工程進展に伴って、
当初の計画値からどのような遅延が蓄積しいていくかを
常に把握し、履歴をとることができ、リスク管理を適切
に行うことができるという効果を奏する。
【0191】つぎの発明によれば、上記の発明に記載し
た方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって、上記
の発明に記載された方法が示す機能を実現できるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるプロジェクト
管理支援装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したプロジェクト管理支援装置内の
実績値保存部の記憶内容の一例を示す図である。
【図3】 図1に示したプロジェクト管理支援装置内の
判定基準保存部の情報内容の一例を示す図である。
【図4】 図1に示したプロジェクト管理支援装置の全
体動作処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図1に示したプロジェクト管理支援装置内の
統計処理部による統計処理手順を示す詳細フローチャー
トである。
【図6】 図1に示したプロジェクト管理支援装置内の
プロジェクト計画評価部によるプロジェクト計画評価処
理手順を示す詳細フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2であるプロジェクト
管理支援装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 図7に示したプロジェクト管理支援装置内の
測定方法手段設定記憶部の記憶内容の一例を示す図であ
る。
【図9】 図7に示したプロジェクト管理支援装置内の
統計処理部による統計処理手順を示す詳細フローチャー
トである。
【図10】 この発明の実施の形態3であるプロジェク
ト管理支援装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 図10に示したプロジェクト管理支援装置
の全体動作処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 図10に示したプロジェクト管理支援装置
内の統計処理部による統計処理手順を示す詳細フローチ
ャートである。
【図13】 図10に示したプロジェクト管理支援装置
内のプロジェクト実績評価部によるプロジェクト実績評
価処理手順を示す詳細フローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態4であるプロジェク
ト管理支援装置の構成を示すブロック図である。
【図15】 図14に示したプロジェクト管理支援装置
内のプロジェクト実績評価部によるプロジェクト実績評
価処理手順を示す詳細フローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態5であるプロジェク
ト管理支援装置の構成を示すブロック図である。
【図17】 図16に示したプロジェクト管理支援装置
内のプロジェクト実績評価部によるプロジェクト実績評
価処理手順を示す詳細フローチャートである。
【図18】 図16に示したプロジェクト管理支援装置
内のプロジェクト実績評価部による処理結果の一例を示
す図である。
【図19】 この発明の実施の形態6であるプロジェク
ト管理支援装置の構成を示すブロック図である。
【図20】 図19に示したプロジェクト管理支援装置
内のプロジェクト実績評価部によるプロジェクト実績評
価処理手順を示す詳細フローチャートである。
【図21】 図19に示したプロジェクト管理支援装置
内のプロジェクト実績評価部による処理結果の一例を示
す図である。
【図22】 この発明の実施の形態7であるプロジェク
ト管理支援装置の構成を示すブロック図である。
【図23】 図22に示したプロジェクト管理支援装置
内のスケジュール回復率算出部によるスケジュール回復
率算出処理手順を示す詳細フローチャートである。
【図24】 図22に示したプロジェクト管理支援装置
内のプロジェクト実績評価部による処理結果の一例を示
す図である。
【図25】 従来のプロジェクト管理支援装置の構成を
示すブロック図である。
【図26】 図25に示した従来のプロジェクト管理支
援装置の管理フローを示す図である。
【図27】 従来のプロジェクト管理支援装置による日
程管理用のGANTチャートである。
【図28】 過去のプロジェクトの見積り情報を度数分
布として表示するプロジェクト見積り支援ツールの一例
を示す図である。
【符号の説明】
10,11 実績値保存部、12 計画値保存部、2
0,21,23 統計処理部、30,31,32 判定
基準保存部、33 判定基準値、40,41 プロジェ
クト計画値入力部、50,51 プロジェクト計画評価
部、60,61プロジェクト計画評価表示部、70 計
測項目設定部、80 計測手段設定部、90 測定項目
・手段入力部、92 測定方法手段設定記憶部、100
対象プロジェクト実績値保存部、101 生産実績
値、110,111 プロジェクト実績評価部、120
計測時期設定部、130 対象プロジェクト計画値保
存部、131 生産計画値、140 基準成長曲線生成
部、141 生産基準値、142,150 基準成長曲
線補正部、143,151 遅延期間予想値、152最
終生産量予想値、160 スケジュール回復率算出部、
161 プロジェクト現況情報取得部。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェア開発プロジェクトの運営計
    画を評価し、支援するプロジェクト管理支援装置におい
    て、 過去のソフトウェア開発グループが作成したソフトウェ
    ア生産物の生産量および生産期間を含む実績値を保存す
    る実績値保存手段と、 前記実績値保存手段によって保存された過去の複数の実
    績値に対する平均値および分散を少なくとも含む統計値
    を算出する統計処理手段と、 前記統計処理手段によって生成された統計値を保存する
    判定基準保存手段と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの計画生
    産量および計画生産期間を含む計画値の情報を入力する
    計画値入力手段と、 前記統計値に対する前記計画値の差分を算出し、前記統
    計値を基準とした該差分の値をもとに評価対象の前記ソ
    フトウェア開発プロジェクトの運営計画を評価する評価
    手段と、 前記評価手段の評価結果を表示出力する表示手段と、 を備えたことを特徴とするプロジェクト管理支援装置。
  2. 【請求項2】 前記評価手段は、前記統計値を基準とし
    た該統計値に対する計画値の差分をもとに、該統計値の
    平均値と分散とを用いた偏差値を算出して、前記評価対
    象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの運営計画を評
    価することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア
    開発支援装置。
  3. 【請求項3】 前記実績値保存手段に保存された実績値
    のうちの評価対象項目と該評価対象項目の実績値の抽出
    /評価処理手順である処理手法とを入力する入力手段
    と、 前記入力手段によって入力された対象実績値の項目と処
    理手法とを記憶する記憶手段と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対応す
    る実績値の抽出/評価処理を行わせる前記処理手法を前
    記統計処理手段に対して設定する第1の設定手段と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対応す
    る評価対象項目を前記計画値入力手段に対して設定する
    第2の設定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のプ
    ロジェクト管理支援装置。
  4. 【請求項4】 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジ
    ェクトに対する各工程情報を前記記憶手段から抽出し、
    当該工程情報が示す工程終了時期に到達した時点で前記
    評価手段を起動させる第3の設定手段をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のプ
    ロジェクト管理支援装置。
  5. 【請求項5】 前記実績値保存手段が保存する実績値に
    対応し、過去のソフトウェア開発グループが作成したソ
    フトウェア生産物の計画生産量および計画生産期間を含
    む計画値を保存する計画値保存手段と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトのソフト
    ウェア生産物の実績値を保存する対象プロジェクト実績
    値保存手段と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトのソフト
    ウェア生産物の計画値を保存する対象プロジェクト計画
    値保存手段と、 をさらに備え、 前記統計処理手段は、前記実績値保存手段に保存された
    実績値と該実績値に対応する前記計画値保存手段に保存
    された計画値との差分を算出し、該差分に対する平均値
    および分散を少なくとも含む差分統計値を算出し、前記
    評価手段は、前記対象プロジェクト実績値保存手段が保
    存する実績値と前記対象プロジェクト計画値保存手段が
    保存する計画値との差分を算出し、前記差分統計値を基
    準して該差分との差分の値をもとに評価対象の前記ソフ
    トウェア開発プロジェクトの運営計画を評価することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のプロジ
    ェクト管理支援装置。
  6. 【請求項6】 前記評価手段は、 前記判定基準保存手段が保存する平均値を用いた時間と
    生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標準偏
    差を加減した補助成長曲線とを生成する成長曲線生成手
    段と、 前記基準成長曲線を時間軸方向に伸張して、評価対象の
    前記ソフトウェア開発プロジェクトの実績値に近似する
    予想成長曲線を生成する成長曲線補正手段と、 前記基準成長曲線が目標生産量に到達する時点と前記予
    想成長曲線が目標生産量に到達する時点との差である遅
    延時間を算出する算出手段と、 を備えたことを特徴とする請求項5に記載のプロジェク
    ト管理支援装置。
  7. 【請求項7】 前記評価手段は、 前記判定基準保存手段が保存する平均値を用いた時間と
    生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値に標準偏
    差を加減した補助成長曲線とを生成する成長曲線生成手
    段と、 前記基準成長曲線を時間軸方向および生産軸方向に伸張
    して、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの
    実績値に近似する予想成長曲線を生成する成長曲線補正
    手段と、 前記基準成長曲線が目標生産量に到達する時点と前記予
    想成長曲線が所定生産量に安定する時点との差である遅
    延時間を算出するとともに、前記所定生産量である予想
    生産量あるいは前記目標生産量と前記所定生産量である
    予想生産量との差を算出する算出手段と、 を備えたことを特徴とする請求項5に記載のプロジェク
    ト管理支援装置。
  8. 【請求項8】 前記評価手段は、 前記判定基準保存手段に保存された分散値をもとに、正
    規時間経過に対する計画値からの遅延度を表す複数の補
    助遅延基準線を生成する基準線生成手段と、 前記対象プロジェクト実績値保存手段に保存された実績
    値から現在の時点を決定し、該現在の時点における該実
    績値と前記プロジェクト計画値保存手段に保存された現
    在の時点における計画値との差分値を決定する現況取得
    手段と、 前記正規時間経過に対する計画値からの遅延度を表す領
    域上に前記複数の補助遅延基準線および前記現在の時点
    に対応する差分値を当該領域上に重畳表示出力する表示
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項5に記載のプロジェク
    ト管理支援装置。
  9. 【請求項9】 ソフトウェア開発プロジェクトの運営計
    画を評価し、支援するプロジェクト管理支援方法におい
    て、 過去のソフトウェア開発グループが作成したソフトウェ
    ア生産物の生産量および生産期間を含む実績値を保存す
    る実績値保存工程と、 前記実績値保存工程によって保存された過去の複数の実
    績値に対する平均値および分散を少なくとも含む統計値
    を算出する統計処理工程と、 前記統計処理工程によって生成された統計値を保存する
    判定基準保存工程と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの計画生
    産量および計画生産期間を含む計画値の情報を入力する
    計画値入力工程と、 前記統計値に対する前記計画値の差分を算出し、前記統
    計値を基準とした該差分の値をもとに評価対象の前記ソ
    フトウェア開発プロジェクトの運営計画を評価する評価
    工程と、 前記評価工程の評価結果を表示出力する表示工程と、 を含むことを特徴とするプロジェクト管理支援方法。
  10. 【請求項10】 前記評価工程は、前記統計値を基準と
    した該統計値に対する計画値の差分をもとに、該統計値
    の平均値と分散とを用いた偏差値を算出して、前記評価
    対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの運営計画を
    評価することを特徴とする請求項9に記載のソフトウェ
    ア開発支援方法。
  11. 【請求項11】 前記実績値保存工程に保存された実績
    値のうちの評価対象項目と該評価対象項目の実績値の抽
    出/評価処理手順である処理手法とを入力する入力工程
    と、 前記入力工程によって入力された対象実績値の項目と処
    理手法とを記憶する記憶工程と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対応す
    る実績値の抽出/評価処理を行わせる前記処理手法を前
    記統計処理工程に対して設定する第1の設定工程と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトに対応す
    る評価対象項目を前記計画値入力工程に対して設定する
    第2の設定工程と、 を含むことを特徴とする請求項9または10に記載のプ
    ロジェクト管理支援方法。
  12. 【請求項12】 評価対象の前記ソフトウェア開発プロ
    ジェクトに対する各工程情報を前記記憶手段から抽出
    し、当該工程情報が示す工程終了時期に到達した時点で
    前記評価工程を起動させる第3の設定工程をさらに含む
    ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載
    のプロジェクト管理支援方法。
  13. 【請求項13】 前記実績値保存工程によって保存され
    る実績値に対応し、過去のソフトウェア開発グループが
    作成したソフトウェア生産物の計画生産量および計画生
    産期間を含む計画値を保存する計画値保存工程と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトのソフト
    ウェア生産物の実績値を保存する対象プロジェクト実績
    値保存工程と、 評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトのソフト
    ウェア生産物の計画値を保存する対象プロジェクト計画
    値保存工程と、 をさらに含み、 前記統計処理工程は、前記実績値保存工程に保存された
    実績値と該実績値に対応する前記計画値保存工程によっ
    て保存された計画値との差分を算出し、該差分に対する
    平均値および分散を少なくとも含む差分統計値を算出
    し、前記評価工程は、前記対象プロジェクト実績値保存
    工程によって保存される実績値と前記対象プロジェクト
    計画値保存工程によって保存される計画値との差分を算
    出し、前記差分統計値を基準して該差分との差分の値を
    もとに評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの
    運営計画を評価することを特徴とする請求項9〜12の
    いずれか一つに記載のプロジェクト管理支援方法。
  14. 【請求項14】 前記評価工程は、 前記判定基準保存工程によって保存される平均値を用い
    た時間と生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値
    に標準偏差を加減した補助成長曲線とを生成する成長曲
    線生成工程と、 前記基準成長曲線を時間軸方向に伸張して、評価対象の
    前記ソフトウェア開発プロジェクトの実績値に近似する
    予想成長曲線を生成する成長曲線補正工程と、 前記基準成長曲線が目標生産量に到達する時点と前記予
    想成長曲線が目標生産量に到達する時点との差である遅
    延時間を算出する算出工程と、 を含むことを特徴とする請求項13に記載のプロジェク
    ト管理支援方法。
  15. 【請求項15】 前記評価工程は、 前記判定基準保存工程によって保存される平均値を用い
    た時間と生産量との関係を示す基準成長曲線と該平均値
    に標準偏差を加減した補助成長曲線とを生成する成長曲
    線生成工程と、 前記基準成長曲線を時間軸方向および生産軸方向に伸張
    して、評価対象の前記ソフトウェア開発プロジェクトの
    実績値に近似する予想成長曲線を生成する成長曲線補正
    工程と、 前記基準成長曲線が目標生産量に到達する時点と前記予
    想成長曲線が所定生産量に安定する時点との差である遅
    延時間を算出するとともに、前記所定生産量である予想
    生産量あるいは前記目標生産量と前記所定生産量である
    予想生産量との差を算出する算出工程と、 を含むことを特徴とする請求項13に記載のプロジェク
    ト管理支援方法。
  16. 【請求項16】 前記評価工程は、 前記判定基準保存工程に保存された分散値をもとに、正
    規時間経過に対する計画値からの遅延度を表す複数の補
    助遅延基準線を生成する基準線生成工程と、 前記対象プロジェクト実績値保存工程によって保存され
    た実績値から現在の時点を決定し、該現在の時点におけ
    る該実績値と前記プロジェクト計画値保存工程によって
    保存された現在の時点における計画値との差分値を決定
    する現況取得工程と、 前記正規時間経過に対する計画値からの遅延度を表す領
    域上に前記複数の補助遅延基準線および前記現在の時点
    に対応する差分値を当該領域上に重畳表示出力する表示
    工程と、 を含むことを特徴とする請求項13に記載のプロジェク
    ト管理支援方法。
  17. 【請求項17】 請求項9〜16のいずれか一つに記載
    した方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP11133233A 1999-05-13 1999-05-13 プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Abandoned JP2000322252A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11133233A JP2000322252A (ja) 1999-05-13 1999-05-13 プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11133233A JP2000322252A (ja) 1999-05-13 1999-05-13 プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000322252A true JP2000322252A (ja) 2000-11-24

Family

ID=15099835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11133233A Abandoned JP2000322252A (ja) 1999-05-13 1999-05-13 プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000322252A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002091763A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Toshiba Corp 開発承認支援システム及び記憶媒体
JP2006228222A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Internatl Business Mach Corp <Ibm> コール・センタ・トランスフォーメーション・プロセスをモデリングするための方法およびシステム
WO2011125243A1 (ja) * 2010-04-01 2011-10-13 株式会社日立製作所 作業遅延監視方法、作業管理装置および作業管理プログラム
WO2013042617A1 (ja) * 2011-09-19 2013-03-28 日本電気株式会社 工程評価装置、プログラム、及び、方法
WO2020012795A1 (ja) * 2018-07-13 2020-01-16 株式会社日立製作所 プロジェクト支援システム、プロジェクト支援装置およびプロジェクト支援方法
CN111861261A (zh) * 2020-07-30 2020-10-30 中国工商银行股份有限公司 项目测试计划的生成方法、装置以及相关测试方法
WO2021206986A1 (en) * 2020-04-08 2021-10-14 Copperleaf Technologies Inc. Portfolio performance prediction
WO2022168254A1 (ja) * 2021-02-05 2022-08-11 三菱電機株式会社 遅延予測装置、遅延予測方法、および、遅延予測プログラム

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002091763A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Toshiba Corp 開発承認支援システム及び記憶媒体
JP2006228222A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Internatl Business Mach Corp <Ibm> コール・センタ・トランスフォーメーション・プロセスをモデリングするための方法およびシステム
US8660870B2 (en) 2005-02-15 2014-02-25 International Business Machines Corporation Method and system for modeling a call center transformation process
WO2011125243A1 (ja) * 2010-04-01 2011-10-13 株式会社日立製作所 作業遅延監視方法、作業管理装置および作業管理プログラム
JP2011215977A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Hitachi Ltd 作業遅延監視方法、作業管理装置および作業管理プログラム
CN102822850A (zh) * 2010-04-01 2012-12-12 株式会社日立制作所 作业延迟监视方法、作业管理装置以及作业管理程序
US9319284B2 (en) 2010-04-01 2016-04-19 Hitachi, Ltd. Operation delay monitoring method, operation management apparatus, and operation management program
CN102822850B (zh) * 2010-04-01 2015-08-26 株式会社日立制作所 作业延迟监视方法以及作业管理装置
US8752012B2 (en) 2011-09-19 2014-06-10 Nec Corporation Process evaluation device, program and method
JP5370618B2 (ja) * 2011-09-19 2013-12-18 日本電気株式会社 工程評価装置、プログラム、及び、方法
WO2013042617A1 (ja) * 2011-09-19 2013-03-28 日本電気株式会社 工程評価装置、プログラム、及び、方法
WO2020012795A1 (ja) * 2018-07-13 2020-01-16 株式会社日立製作所 プロジェクト支援システム、プロジェクト支援装置およびプロジェクト支援方法
JP2020013189A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 株式会社日立製作所 プロジェクト支援システム、プロジェクト支援装置およびプロジェクト支援方法
JP7304139B2 (ja) 2018-07-13 2023-07-06 株式会社日立製作所 プロジェクト支援システム、プロジェクト支援装置およびプロジェクト支援方法
WO2021206986A1 (en) * 2020-04-08 2021-10-14 Copperleaf Technologies Inc. Portfolio performance prediction
CN111861261A (zh) * 2020-07-30 2020-10-30 中国工商银行股份有限公司 项目测试计划的生成方法、装置以及相关测试方法
CN111861261B (zh) * 2020-07-30 2024-04-09 中国工商银行股份有限公司 项目测试计划的生成方法、装置以及相关测试方法
WO2022168254A1 (ja) * 2021-02-05 2022-08-11 三菱電機株式会社 遅延予測装置、遅延予測方法、および、遅延予測プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sanayei et al. An integrated group decision-making process for supplier selection and order allocation using multi-attribute utility theory and linear programming
US8112305B2 (en) Systems and methods for distribution-transition estimation of key performance indicator
Uemura et al. Function‐point analysis using design specifications based on the Unified Modelling Language
US20110258008A1 (en) Business process model design measurement
Wannes et al. KPI-based approach for business process improvement
Berden et al. The building bricks of product quality: An overview of some basic concepts and principles
Stutzke et al. Software estimating technology: A survey
JP6478267B2 (ja) 組織改善活動支援装置、組織改善活動支援方法および組織改善活動支援プログラム
JP2000322252A (ja) プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
Hicks et al. Managing complex engineering projects: What can we learn from the evolving digital footprint?
Błaszczyk et al. The time‐cost trade‐off analysis in construction project using computer simulation and interactive procedure
WO2016079782A1 (ja) 業務状況管理システム、及び業務状況管理方法
WO2007105698A1 (ja) コスト算出システム、コストデータ入力システム、並びに、そのプログラム、データ構造、および、それらを記録した記録媒体
JP4226349B2 (ja) 需要予測方法及び需要予測プログラム
JPH10228463A (ja) 需要予測モデル評価方法
JP5499113B2 (ja) 生産計画調整支援装置、生産計画調整支援方法、および生産計画調整支援プログラム
KR20120100164A (ko) 수요 예측을 통한 공급망 관리 시스템 및 방법
Serpell Improving conceptual cost estimating performance
Walter et al. Knocking on industry’s door: product cost optimization in the early stages requires better software support
de Aquino Junior et al. Towards effective productivity measurement in software projects
JP4099076B2 (ja) 需要予測方法及び需要予測プログラム
Henao et al. Multiskilled personnel assignment with k-chaining considering the learning-forgetting phenomena
Jarvinen Measurement based continuous assessment of software engineering processes
Bauer Managing terminology projects
Haapio et al. Software project effort assessment

Legal Events

Date Code Title Description
A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20050421