JP2000321938A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JP2000321938A
JP2000321938A JP11129640A JP12964099A JP2000321938A JP 2000321938 A JP2000321938 A JP 2000321938A JP 11129640 A JP11129640 A JP 11129640A JP 12964099 A JP12964099 A JP 12964099A JP 2000321938 A JP2000321938 A JP 2000321938A
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JP11129640A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Ogawa
睦夫 小川
Matsuo Yomogida
松雄 蓬田
Takamitsu Abe
孝光 阿部
Hideaki Matsuda
秀明 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置に対して個人用の設定を容易に
行うことができるようにする。 【解決手段】 画像形成指示装置に近づいたIDカード
9のRF−ID素子10からIDコードがRF通信装置
8によって読み取られるようにし、RF通信装置8によ
ってIDコードが読み取られると、個人設定ファイルに
記憶されている設定モードを呼び出し、画像形成指示装
置により画像形成命令が送られる画像形成装置1の設定
モードを個人設定ファイルから呼び出された設定モード
に設定するようにした。これにより、IDカード9の所
持者が画像形成指示装置に近づくだけで画像形成装置1
の設定モードが個人設定ファイルから呼び出された設定
モードに設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に対
して個人用の設定を行うことができる画像形成システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機や印刷機等の画像形成装置
では、画像形成に際して各種の設定を行うことができる
ようになっている。各種の設定というのは、例えば、画
像形成サイズ、両面コピー、ソート、ステープリング等
である。そして、近年では、ディスプレイパネルやタッ
チパネル等に各種の設定のためのインストラクションを
表示することで、各種の設定操作を容易に行うことがで
きるようにした画像形成装置も広く普及している。
【0003】ここで、図11に、タッチパネルを用い、
両面コピーでとじ代を付ける設定のための操作を説明す
る。まず、「両面」をタッチして選択する(図11
(a))。次いで、「とじ代」をタッチして選択し(図
11(b))、「→」キーと「←」キーとを用いて表面
側のとじ代値を設定する(図11(c))。この場合、
表面側がデフォルトである。そして、「裏面」をタッチ
して選択し(図11(d))、「→」キーと「←」キー
とを用いて裏面側のとじ代値を設定する(図11
(e))。こうして、両面コピーでとじ代を付ける場合
の設定操作が完了する。そこで、スタートキーを押下す
ることで両面コピーでとじ代を付けるような画像形成が
なされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複写機や印刷機等の画
像形成装置を使用する場合、ある特定の個人について
は、毎回同じような設定内容で画像形成を行うことが良
くある。例えば、ある会社のある社員は、ほとんど毎
回、両面コピーでとじ代を付けるような設定で画像形成
を行う、というようなことがあり得る。ところが、この
ような場合、その社員は、毎回、図11(a)〜図11
(e)に例示したような操作を強いられることになり、
画像形成のための操作がきわめて煩雑となる。
【0005】本発明の目的は、画像形成装置に対して個
人用の設定を容易に行うことができるようにすることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
システムの発明は、画像形成指示装置からの画像形成命
令に応じて画像形成動作を実行する画像形成装置と、画
像形成指示装置の近傍に配置され、少なくともIDコー
ドを記憶するRF−ID素子を内蔵するIDカードのR
F−ID素子からIDコードを読み取るRF通信装置
と、IDコード毎に設定モードを記憶する個人設定ファ
イルと、画像形成指示装置に近づいたIDカードのRF
−ID素子からIDコードがRF通信装置によって読み
取られると、個人設定ファイルに記憶されている設定モ
ードを呼び出し、画像形成指示装置により画像形成命令
が送られる画像形成装置の設定モードを個人設定ファイ
ルから呼び出された設定モードに設定するモード設定手
段と、を備える。ここで、RF−ID素子の「RF−I
D」というのは、「Radio Frequency Identification」
の略称である。このようなRF−IDは、小型の記録媒
体(データキャリア)とリーダライタとの組み合わせに
より、電波を使って個体の識別やデータの送受信を行う
システムである。また、「設定モード」というのは、画
像形成サイズ、両面コピー、ソート、ステープリング等
のような画像形成に際しての各種の設定を意味する。さ
らに、「IDカード」は、その形状が限定されず、カー
ド形状をしたものだけでなく、例えばペン形状などの棒
形状をしたもの等も含む。
【0007】したがって、IDカードの所持者が画像形
成指示装置に近づくことでそのIDカードに内蔵されて
いるRF−ID素子が記憶するIDコードがRF通信装
置に読み取られる。すると、個人設定ファイルに記憶さ
れている設定モードが呼び出され、画像形成指示装置に
より画像形成命令が送られる画像形成装置の設定モード
が個人設定ファイルから呼び出された設定モードに設定
される。これにより、画像形成装置に対して個人用の設
定が容易に行われる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成システムにおいて、画像形成指示装置は、画像形
成装置と一体に設けられている。この場合、画像形成指
示装置は、画像形成装置に設けられたスタートボタン等
によって構成される。そして、このような場合には、R
F通信装置も画像形成装置と一体に設けることができる
(請求項3)。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載の画
像形成システムにおいて、画像形成指示装置は、画像形
成装置と別体で離間した位置に配置されている。この場
合、画像形成指示装置は、例えば画像形成装置にLAN
接続されたパーソナルコンピュータによって構成され
る。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の画像形成装置において、画像形成装
置に接続されたコンピュータを更に備え、個人設定ファ
イルはコンピュータに管理されている。これにより、個
人設定ファイルはコンピュータに管理されることから、
複数台の画像形成装置をコンピュータの管理下に置き、
各画像形成装置について個人設定ファイルを設けること
で、複数台の画像形成装置で個人用の設定が容易に行わ
れる。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか一記載の画像形成システムにおいて、個人設
定ファイルは、IDコード毎に複数の設定モードを記憶
しており、モード設定手段によって設定される設定モー
ドを選択する選択手段を更に備える。したがって、複数
の設定モードのうちから所望の設定モードが選択手段に
選択される。つまり、請求項6記載の発明は、複数の設
定モードの設定・選択を可能とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一記載の画像形成システムにおいて、画像形
成指示装置に近づいたIDカードのRF−ID素子から
IDコードがRF通信装置によって読み取られると、画
像形成装置において設定された設定モードを個人設定フ
ァイルに記憶するモード記憶手段を更に備える。
【0013】したがって、画像形成装置において設定さ
れている設定内容がモード記憶手段によって個人設定フ
ァイルに記憶され、個人設定ファイルに容易に設定モー
ドが記憶される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図10に基づいて説明する。図1は、システム全体の
概略ブロック図である。本実施の形態の画像形成システ
ムは、画像形成装置となる複数台の複写機1や複数台の
印刷機2がLAN制御装置3を介してコンピュータとし
てのホストコンピュータ4や複数台のパーソナルコンピ
ュータ5にLAN接続されている。つまり、LAN制御
装置3は、ハブやルータ等によって構成され、ホストコ
ンピュータ4とパーソナルコンピュータ5と複写機1と
印刷機2との間での通信を可能としている。そして、ホ
ストコンピュータ4には格納装置6が接続されている。
この格納装置6は、ハードディスク装置、光磁気ディス
ク装置等、その種類を問わない。
【0015】図2は、RF−IDシステムの概要を説明
するための模式図である。本実施の形態の画像形成シス
テムでは、複写機1や印刷機2とそれらの操作者7との
間でRF−IDによる個体の識別及びデータの送受信を
行う。ここで、RF−IDというのは、「Radio Freque
ncy Identification」の略称であり、このようなRF−
IDは、小型の記録媒体(データキャリア)とリーダラ
イタとの組み合わせにより、電波を使って個体の識別や
データの送受信を行うシステムである。なお、RF−I
Dは、例えば特開平10−273208号公報等にも紹
介されているような周知の技術であるので、その説明は
省略する。
【0016】本実施の形態では、ホストコンピュータ4
にLAN接続された複写機1にRF通信装置8が内蔵さ
れ、操作者7が身に付けているIDカードとしての社員
証9に内蔵されているRF−ID素子10とRF通信装
置8との間で通信を行うよう構成されている。図示はし
ないが、印刷機2にもRF通信装置8が内蔵され、操作
者7が身に付けているIDカードとしての社員証9に内
蔵されているRF−ID素子10とRF通信装置8との
間で通信を行うよう構成されている。
【0017】図2の模式図及び図3の複写機1の概略ブ
ロック図に示すように、複写機1は、RF通信装置8を
内蔵し、画像読取部11と画像形成部12とを備え、こ
れらのRF通信装置8、画像読取部11及び画像形成部
12を駆動制御する駆動制御回路13を備える。この駆
動制御回路13は、マイクロコンピュータによって構成
され、このマイクロコンピュータのROMに格納された
動作プログラムに従い各種の制御動作を実行する。例え
ば、画像読取部11による画像読取動作、画像形成部1
2による読取画像の画像形成動作等が実行される。この
ような画像読取動作及び画像形成動作は、図2に示すよ
うに、複写機1のスタートボタン14の押下をトリガと
してマイクロコンピュータの制御により実行され、ここ
に、図示しない画像形成指示装置の機能が実行される。
もっとも、画像形成動作は、駆動制御回路13に接続さ
れた通信回路15を介して複写機1にLAN接続された
パーソナルコンピュータ5等からの指令によって開始さ
れるような構成であってもよい。この場合には、パーソ
ナルコンピュータ5等での複写命令や印刷命令が画像形
成指示装置の機能として実行されることになる。そし
て、図2に示すように、複写機1のフロントパネル16
には、前述したスタートボタン14の他に、テンキー1
7及びタッチパネル18も配置されている。なお、パー
ソナルコンピュータ5等での複写命令や印刷命令が画像
形成指示装置の機能として実行される構成である場合に
は、RF通信装置8はそのパーソナルコンピュータ5に
内蔵されるか接続されて近傍に配置されることになる。
さらに、そのような複写機1における各部8,11,1
2,13,15は、電源回路19からの給電によって動
作する。
【0018】ここで、図3には複写機1の例を示した
が、印刷機2もほぼ同一のブロック構成となっている。
【0019】次いで、図4のRF−ID素子10の概略
ブロック図に示すように、RF−ID素子10は、EE
PROM20が接続された制御回路21にRF回路22
が接続されて構成されている。RF回路22は、電波通
信を実現するためのアナログ回路であり、制御回路21
はRF回路22を介して送受信されたデータを処理する
デジタル回路である。そして、EEPROM20には、
RF−ID素子10を内蔵する社員証9の持ち主のID
コードが記憶保持されている。
【0020】図5は、社員証9の可視表示部分の特性を
示すグラフである。社員証9にはその所持者である社員
の顔写真が貼付されている他、その社員の氏名、所属
名、配属先等の社員情報が可視的に記録されている。こ
のような社員情報が記録されている部分に用いられてい
るのは、リライト可能な可逆性材料である。つまり、こ
の可逆性材料というのは、印加エネルギーに応じて常温
復帰時の光反射特性が少なくとも2種類に可逆的に変化
する材料を意味し、印加エネルギーとしては、熱、光、
電界、磁気等が用いられる。このような可逆性材料とし
ては、常温では透明度又は色調が保持されながら、エネ
ルギーを印加することにより光反射特性、具体的には、
透明度又は色調が可逆的に変化するような材料であれば
どのようなものでもよい。例えば、熱によって光反射特
性が変化する熱可逆性材料としては、特開平7−689
78号公報、特開平9−6844号公報等に開示されて
いる。このように、そのような可逆性材料自体は公知で
あるため、その説明は省略する。
【0021】次いで、ホストコンピュータ4は、その格
納装置6中に各種ファイル構造を備える。図6は個人設
定ファイルのファイル構造を示す模式図である。個人設
定ファイル23は、社員証9に内蔵されているRF−I
D素子10のEEPROM20に格納されたIDコード
に対応するIDコード24毎に設定モード、つまり、個
人モード番号25及び設定内容26を記憶する。個人モ
ード番号25及び設定内容26は、1つのIDコード2
4について複数設定可能となっている。ここで、設定モ
ードというのは、画像形成サイズ、両面コピー、ソー
ト、ステープリング等のような画像形成に際しての各種
の設定を意味する。
【0022】このような画像形成システムにおいて、操
作者7である社員が複写機1や印刷機2に近づいた場合
の処理を図7ないし図10のフローチャートに基づいて
説明する。社員証9を身に付けた社員が複写機1や印刷
機2に近づいた場合にはRF通信装置8においてRF反
応が生ずる(図7のステップS101及び図9のステッ
プS201)。これらの場合、設定モードを個人設定フ
ァイル23に記憶させるための処理と、個人設定ファイ
ル23に設定されている個人用の設定モードを呼び出し
て複写機1や印刷機2に設定するための処理とのいずれ
の処理も実行可能である。そこで、ここでは、2つの処
理をそれぞれ別々に説明する。
【0023】〔個人設定ファイル23に設定モードを記
憶させる処理〕図7は、複写機1や印刷機2の設定を個
人設定ファイル23に記憶させるための複写機1や印刷
機2での処理を示すフローチャートである。図8は、複
写機1や印刷機2の設定を個人設定ファイル23に記憶
させるためのホストコンピュータ4での処理を示すフロ
ーチャートである。
【0024】まず、操作者7である社員が複写機1や印
刷機2に近づくと、RF反応が生ずる(ステップS10
1)。つまり、複写機1や印刷機2において、社員が身
に付けている社員証9に内蔵されたRF−ID素子10
とRF通信装置8との間で電波による信号の送受信が行
われ、EEPROM20に記憶されたIDコードがRF
通信装置8に読み取られる。この状態で、タッチパネル
18より個人モードの設定というタスクが選択されると
(ステップS102)、複写機1及び印刷機2の設定を
個人設定ファイル23に記憶させるための処理が実行さ
れる。つまり、タッチパネル18を利用して操作者が各
種の設定操作をすると、その設定内容が複写機1や印刷
機2の駆動制御回路13に内蔵されているRAMのワー
クエリアに一時記憶される、というモード設定作業が行
われる(ステップS103)。そして、設定操作が完了
すると、操作者はタッチパネル18によって確定を宣言
する。これにより、複写機1や印刷機2において確定処
理がなされ(ステップS104)、ホストコンピュータ
4にその設定内容を送信するという処理が実行される
(ステップS105)。送信された設定内容は、RF通
信装置8によって読み取られたIDコードと共に、LA
N制御装置3を介しLAN回線によってホストコンピュ
ータ4に送信される。
【0025】次いで、図8に示すように、ホストコンピ
ュータ4は、複写機1・印刷機2からIDコード及び設
定内容の送信を受けると(ステップS111)、該当す
るIDコードの個人設定ファイル23に受信内容を記憶
する。つまり、ホストコンピュータ4が内蔵するマイク
ロコンピュータ(CPU、メモリ等)は、個人モード番
号を自動連番付与し、設定内容を登録する(ステップS
112)。ここに、複写機1や印刷機2である画像形成
装置において設定された設定モードを個人設定ファイル
23に記憶するモード記憶手段の機能が実行される。
【0026】〔画像形成装置に設定モードを設定する処
理〕図9は、個人設定ファイル23に記憶された設定内
容に基づいて複写機1や刷機2の設定を行うための複写
機1や印刷機2での処理を示すフローチャートである。
図10は、個人設定ファイル23に記憶された設定内容
に基づいて複写機1や印刷機2の設定を行うためのホス
トコンピュータ4での処理を示すフローチャートであ
る。
【0027】まず、操作者7である社員が複写機1や印
刷機2に近づくと、RF反応が生ずる(ステップS20
1)。つまり、複写機1や印刷機2において、社員が身
に付けている社員証9に内蔵されたRF−ID素子10
とRF通信装置8との間で電波による信号の送受信が行
われ、EEPROM20に記憶されたIDコードがRF
通信装置8に読み取られる。この状態で、タッチパネル
18より個人モードで複写・印刷というタスクが選択さ
れると(ステップS202)、個人設定ファイル23に
記憶された設定内容に基づいて複写機1や印刷機2の設
定を行うための処理が実行さる。つまり、複写機1や印
刷機2は、LAN回線を通じて設定されている個人モー
ドをホストコンピュータ4に問い合わせ(ステップS2
03)、ホストコンピュータ4からの応答に待機する
(ステップS204)。この場合、ホストコンピュータ
4への問い合わせは、RF通信装置8によって読み取ら
れたIDコードについての個人設定ファイル23におけ
る個人モード番号及びその設定内容の送信要求である。
【0028】図10に示すように、ホストコンピュータ
4では、個人モードの問い合わせがあると(ステップS
211)、対応する個人モード、つまり、対応するID
コードについての個人設定ファイル23における個人モ
ード番号及びその設定内容を問い合わせがあった機器
(所定の複写機1又は所定の印刷機2)に応答する、と
いう処理が実行される(ステップS212)。
【0029】そして、ホストコンピュータ4からの応答
を受信すると(ステップS204のY)、設定されてい
る個人モード(個人モード番号、設定内容)が複写機1
や印刷機2のタッチパネル18に表示される(ステップ
S205)。そこで、タッチパネル18でのタッチ操作
によって個人モード番号が選択されると(ステップS2
06)、複写機1や印刷機2が選択された個人モードに
モード設定される(ステップS207)。このような一
連の処理(ステップS203〜207)によってモード
設定手段の機能が実行され、ステップS206の処理に
よって設定モードを選択する選択手段の機能が実行され
る。
【0030】以上説明したように、本実施の形態の画像
形成システムによれば、画像形成サイズ、両面コピー、
ソート、ステープリング等のような画像形成に際しての
各種の設定を画像形成装置である複写機1や印刷機2に
容易に行うことができる。これにより、画像形成装置に
対して個人用の設定を容易に行うことができる。
【0031】また、社員証9において、各種の社員情報
が記録されている部分は可逆性材料によって形成され、
記録されている社員情報を容易に書き換え可能である。
したがって、部署や所属の変更、姓の変更があったよう
な場合、必要情報を容易に書き換えることができる。
【0032】なお、本実施の形態では、個人設定ファイ
ル23がホストコンピュータ4に管理される例を示した
が、実施にあたっては、個人設定ファイル23は複写機
1や印刷機2によって管理される構成であっても良く、
また、社員証9が内蔵するRF−ID素子10のEEP
ROM20にファイル構成されていても良い。個人設定
ファイル23が複写機1や印刷機2によって管理される
構成である場合、個人設定ファイル23は各複写機1や
印刷機2の個々に接続されて管理される構成であっても
良く、1つの個人設定ファイル23だけが設けられてこ
の単一の個人設定ファイル23が必要に応じてアクセス
される構成であっても良い。また、個人設定ファイル2
3が各複写機1や印刷機2の個々に接続されて管理され
る構成である場合、1つの個人設定ファイル23におい
て情報の設定・更新がなされると、他の全ての個人設定
ファイル23も同様に設定・更新されるように構成され
ていても良い。さらに、個人設定ファイル23がRF−
ID素子10のEEPROM20にファイル構成されて
いる場合には、個人設定ファイル23と複写機1・印刷
機2との間で電波による情報の読み書きが行われること
になる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の画像形成システムの発明
は、画像形成指示装置に近づいたIDカードのRF−I
D素子からIDコードがRF通信装置によって読み取ら
れると、個人設定ファイルに記憶されている設定モード
を呼び出し、画像形成指示装置により画像形成命令が送
られる画像形成装置の設定モードを個人設定ファイルか
ら呼び出された設定モードに設定するようにしたので、
IDカードの所持者が画像形成指示装置に近づくだけで
画像形成装置の設定モードを個人設定ファイルから呼び
出された設定モードに設定することができ、したがっ
て、画像形成装置に対して個人用の設定を容易に行うこ
とができる。
【0034】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成システムにおいて、画像形成指示装置を画像形成
装置と一体に設けたので、IDカードの所持者が画像形
成装置において画像形成命令を与えた場合にも請求項1
記載の発明の効果を生じさせることができる。
【0035】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、RF通信装置も画像形成装置と一体に設け
たので、画像形成装置単独で、画像形成指示装置及びR
F通信装置の機能を備えさせることができる。
【0036】請求項4記載の発明は、請求項1記載の画
像形成システムにおいて、画像形成指示装置を画像形成
装置と別体で離間した位置に配置したので、IDカード
の所持者が画像形成装置から離間した位置から画像形成
命令を画像形成装置に与えた場合にも請求項1記載の発
明の効果を生じさせることができる。
【0037】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の画像形成装置において、画像形成装
置に接続されたコンピュータを更に備え、個人設定ファ
イルをコンピュータで管理するようにしたので、複数台
の画像形成装置をコンピュータの管理下に置き、各画像
形成装置について個人設定ファイルを設けることで、複
数台の画像形成装置において個人用の設定を容易に行う
ことができる。
【0038】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか一記載の画像形成システムにおいて、個人設
定ファイルにIDコード毎に複数の設定モードを記憶で
きるようにし、複数の設定モードのうちから所望の設定
モードを選択手段によって選択することができるように
したので、画像形成装置に対して複数種類の個人用の設
定を容易に設定することができる。
【0039】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一記載の画像形成システムにおいて、画像形
成指示装置に近づいたIDカードのRF−ID素子から
IDコードがRF通信装置によって読み取られると、画
像形成装置において設定された設定モードを個人設定フ
ァイルに記憶するモード記憶手段を更に備えるようにし
たので、個人設定ファイルに容易に設定モードを記憶さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例を示すシステム全体の概略
ブロック図である。
【図2】RF−IDシステムの概要を説明するための模
式図である。
【図3】画像形成装置(複写機)の概略ブロック図であ
る。
【図4】RF−ID素子の概略ブロック図である。
【図5】IDカード(社員証)の可視表示部分の特性を
示すグラフである。
【図6】個人設定ファイルのファイル構造を示す模式図
である。
【図7】画像形成装置の設定を個人設定ファイルに記憶
させるための画像形成装置での処理を示すフローチャー
トである。
【図8】画像形成装置の設定を個人設定ファイルに記憶
させるためのコンピュータ(ホストコンピュータ)での
処理を示すフローチャートである。
【図9】個人設定ファイルに記憶された設定内容に基づ
いて画像形成装置の設定を行うための画像形成装置での
処理を示すフローチャートである。
【図10】個人設定ファイルに記憶された設定内容に基
づいて画像形成装置の設定を行うためのコンピュータ
(ホストコンピュータ)での処理を示すフローチャート
である。
【図11】従来の一例として、画像形成装置で所定の設
定作業のための手順を示すディスプレイ内容の模式図で
ある。
【符号の説明】
1,2 画像形成装置(複写機、印刷機) 4 コンピュータ(ホストコンピュータ) 8 RF通信装置 9 IDカード(社員証) 10 RF−ID素子 23 個人設定ファイル 24 IDコード S112 モード記憶手段 S203〜207 モード設定手段 S206 選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 睦夫 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 (72)発明者 蓬田 松雄 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 (72)発明者 阿部 孝光 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 (72)発明者 松田 秀明 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AR03 HH03 HJ10 HK11 HL01 HL05 HN11 HN19 2C087 BB16 BC12 BC18 CA03 CA13 CB12 DA02 DA16 2H027 EE08 EE10 EJ04 EJ05 EJ08 EJ13 EJ15 FA05 FA11 FA21 FA23 FA35 FA40 FB19 FC03 GA14 GA20 ZA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成指示装置からの画像形成命令に
    応じて画像形成動作を実行する画像形成装置と、 前記画像形成指示装置の近傍に配置され、少なくともI
    Dコードを記憶するRF−ID素子を内蔵するIDカー
    ドの前記RF−ID素子から前記IDコードを読み取る
    RF通信装置と、 前記IDコード毎に設定モードを記憶する個人設定ファ
    イルと、 前記画像形成指示装置に近づいた前記IDカードの前記
    RF−ID素子から前記IDコードが前記RF通信装置
    によって読み取られると、前記個人設定ファイルに記憶
    されている設定モードを呼び出し、前記画像形成指示装
    置により画像形成命令が送られる前記画像形成装置の設
    定モードを前記個人設定ファイルから呼び出された設定
    モードに設定するモード設定手段と、を備える画像形成
    システム。
  2. 【請求項2】 前記画像形成指示装置は、前記画像形成
    装置と一体に設けられている請求項1記載の画像形成シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記RF通信装置は前記画像形成装置と
    一体に設けられている請求項2記載の画像形成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記画像形成指示装置は、前記画像形成
    装置と別体で離間した位置に配置されている請求項1記
    載の画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置に接続されたコンピュ
    ータを更に備え、前記個人設定ファイルは前記コンピュ
    ータに管理されている請求項1ないし4のいずれか一記
    載の画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記個人設定ファイルは、前記IDコー
    ド毎に複数の設定モードを記憶しており、前記モード設
    定手段によって設定される設定モードを選択する選択手
    段を更に備える請求項1ないし5のいずれか一記載の画
    像形成システム。
  7. 【請求項7】 前記画像形成指示装置に近づいた前記I
    Dカードの前記RF−ID素子から前記IDコードが前
    記RF通信装置によって読み取られると、前記画像形成
    装置において設定された設定モードを前記個人設定ファ
    イルに記憶するモード記憶手段を更に備える請求項1な
    いし6のいずれか一記載の画像形成システム。
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