JP2000321270A - 尿分析装置 - Google Patents

尿分析装置

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JP2000321270A JP11128320A JP12832099A JP2000321270A JP 2000321270 A JP2000321270 A JP 2000321270A JP 11128320 A JP11128320 A JP 11128320A JP 12832099 A JP12832099 A JP 12832099A JP 2000321270 A JP2000321270 A JP 2000321270A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の構成を複雑化させることなく、しかも
検査速度を低下させことなく、全体として洗浄能力を向
上させることができる尿分析装置を提供する。 【解決手段】 試薬パッドに尿を滴下する前に、ノズル
から吸引された尿に含まれる所定成分の濃度を検出する
濃度検出手段を構成する発光ダイオード24、ホトダイ
オード25,26、およびCPU11と、濃度検出手段
による検出結果に基づいて、洗浄手段による洗浄能力を
可変させる洗浄能力制御手段を構成するCPU11とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄手段を有し、
試薬パッドを利用した尿分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】全自動尿化学分析装置においては、一般
に、検査対象としての尿をノズルから吸引し、その尿を
ノズルから試薬パッドに滴下することにより、試薬パッ
ドの反応に基づいて尿の検査を行なっている。また、試
薬パッドへの尿の滴下が終了し、次の検体としての尿を
吸引する前に、ノズルを含む尿の流路を洗浄液により洗
浄している。このように洗浄を行うのは、たとえば検体
が血尿であった場合、尿中のヘモグロビンが流路中に残
留し、洗浄を行わないと、次の検体としての尿が正常な
尿であったとしても、その中にヘモグロビンが混ざり込
むので、試薬パッドによる検査の結果、血尿と誤判定さ
れてしまうためである。
【0003】このような洗浄を良好に行うために、従
来、超音波振動子を用いてノズルを振動させ、ノズルに
付着した検体を振り落とす構成の分注ノズル洗浄装置が
提案されている(特開平5−1983号公報参照)。
【0004】ところが、このような装置では、超音波振
動子によりノズルを振動させるための構成が複雑なもの
となり、製造コストの上昇を招くと同時に、装置の小型
化、軽量化の妨げとなることがあった。
【0005】また、他の例では、ブラシによりノズルを
洗浄する構成のピペット洗浄装置が提案されている(実
開平6−15772号公報参照)。
【0006】このような装置においても、超音波振動を
利用する場合と同様に、ブラシを回転および移動させる
ための構成が複雑なものとなり、製造コストの上昇を招
くと同時に、装置の小型化、軽量化の妨げとなることが
あった。
【0007】そこで、装置の構成を複雑化させない洗浄
方法としては、たとえば、各検体の検査毎に、充分な量
の洗浄液で充分に時間をかけて洗浄を行うという方法が
考えられる。
【0008】ところが、全ての検体中における充分な洗
浄が必要な高濃度の血尿の検体の割合は、たとえば1パ
ーセント以下という低い値であり、このように稀な検体
に対処するために、全ての検体に対して過剰な洗浄を行
うことは、検査効率を大幅に低下させてしまう結果とな
る。特に、ヘモグロビンの場合、正常な尿中に含まれる
ヘモグロビンの濃度と、血尿中に含まれるヘモグロビン
の濃度との差が著しく、たとえば10000倍以上の場
合もある。したがって、このような高濃度の血尿に対処
するためには、洗浄能力を充分に高める必要があり、全
ての検体に対してこのような高い洗浄能力での洗浄を行
った場合、検査効率が著しく低下するのである。
【0009】一方、検査装置以外の技術分野では、たと
えば、洗浄の初期に洗浄液の透過率により洗浄条件を決
定し、洗浄中における洗浄液の透過率に応じて洗浄条件
を補正する構成の食器の洗浄機が提案されている(特開
平5−211976号公報参照。
【0010】ところが、このような構成を尿分析装置に
採用した場合、次のような問題が発生する。
【0011】先ず第1に、洗浄中に洗浄液をモニタする
ために、洗浄中に洗浄液の透過率を測定する必要がある
ことから、洗浄動作を一時中断しなければならず、この
ため洗浄時間が長くなってしまう。
【0012】第2に、食器洗浄機や洗濯機などのバッチ
処理を行う装置では、随時洗浄時間を長くしても問題は
ないが、尿分析装置では連続動作で複数の検体を測定す
るので、測定中に洗浄時間を変更すると他の検体の測定
動作に影響を及ぼす結果となり、好ましくない。
【0013】なお、試薬パッドにより尿中のヘモグロビ
ン濃度を検出し、洗浄の制御を行う方法も考えられる
が、以下の理由により適さない。第1の理由として、充
分な洗浄を必要とする血尿の濃度は試薬パッドの検出限
界より遥かに高濃度であり、試薬パッドの反応を利用す
る方法では必要以上に充分な洗浄を行い効率が悪くな
る。第2の理由として、試薬パッドの反応には一定の時
間を必要とし、その反応の終了時まで充分な洗浄が必要
かどうかわからないために装置の処理能力が著しく低下
してしまうという問題がある。
【0014】
【発明の開示】本発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、装置の構成を複雑化させることな
く、しかも検査速度を低下させことなく、全体として洗
浄能力を向上させることができる尿分析装置を提供する
ことを、その課題とする。
【0015】上記の課題を解決するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0016】本発明の第1の側面によれば、検査対象と
しての尿をノズルから吸引し、その尿をノズルから試薬
パッドに滴下することにより、試薬パッドの反応に基づ
いて尿の検査を行い、試薬パッドへの尿の滴下が終了し
たときに、ノズルを含む尿の流路を洗浄液により洗浄す
る洗浄手段を有する尿分析装置であって、試薬パッドに
尿を滴下する前に、ノズルから吸引された尿に含まれる
所定成分の濃度を検出する濃度検出手段と、濃度検出手
段による検出結果に基づいて、洗浄手段による洗浄能力
を可変させる洗浄能力制御手段とを備えたことを特徴と
する、尿分析装置が提供される。
【0017】好ましい実施形態によれば、洗浄能力制御
手段は、濃度検出手段による検出結果に応じて、洗浄手
段による洗浄回数を可変させる。
【0018】他の好ましい実施形態によれば、洗浄能力
制御手段は、濃度検出手段による検出結果に応じて、洗
浄手段による洗浄液の使用量を可変させる。
【0019】他の好ましい実施形態によれば、濃度検出
手段は、所定波長の光による尿の吸光度に基づいて所定
成分の濃度を検出する。
【0020】他の好ましい実施形態によれば、濃度検出
手段は、尿の吸光度を複数の波長について測定し、それ
らの測定結果に基づいて尿に含まれる所定成分の濃度を
演算することにより、所定成分以外の成分による検出誤
差を低減させる。
【0021】他の好ましい実施形態によれば、ノズルか
ら吸引された尿の温度を測定する温度測定手段を有し、
洗浄能力制御手段は、濃度検出手段による検出結果と温
度測定手段による測定結果とに基づいて、洗浄手段によ
る洗浄能力を可変させる。
【0022】他の好ましい実施形態によれば、濃度検出
手段は、尿に含まれるヘモグロビンの濃度を検出する。
【0023】他の好ましい実施形態によれば、濃度検出
手段は、尿に含まれるグルコースの濃度を検出する。
【0024】他の好ましい実施形態によれば、濃度検出
手段は、尿に含まれるタンパク質の濃度を検出する。
【0025】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0027】図1は、本発明に係る尿分析装置を採用し
た全自動尿化学分析装置の外観斜視図であって、この全
自動尿化学分析装置は、本体部1、試験紙供給部2、サ
ンプル供給部3、およびボトルユニット4を備えてい
る。本体部1には、表示部5、操作部6、およびプリン
タ部7が設けられている。
【0028】本体部1には、移動可能なノズルが配置さ
れており、このノズルは、サンプル供給部3に載置され
た検体としての尿を収容する容器から尿を吸引し、サン
プル供給部3に移送された試験紙に設置された複数の試
薬パッドに尿を滴下すなわち点着する。
【0029】このとき、ノズルにより吸引された尿のヘ
モグロビン濃度が測定され、その測定結果と、ボトルユ
ニット4に収容されている洗浄液の温度とに基づいて、
後の洗浄工程における洗浄能力が決定される。
【0030】尿を滴下された試薬パッドは、本体部1の
内部に設置された光学系により色などを測定され、その
測定結果に基づいて検査結果が判定されて、検査結果は
プリンタ部7により印字出力される。
【0031】一方、試薬パッドへの尿の点着が終了する
と、ノズルを含む尿の流路が洗浄液により洗浄される。
このとき、上記のように決定された洗浄能力で洗浄が行
なわれる。
【0032】図2は、図1に示す全自動尿化学分析装置
の回路ブロック図であって、CPU11は、ROM1
2、RAM13、EEPROM14、およびインターフ
ェイス回路15とバス線16により相互に接続されてい
る。インターフェイス回路15には、表示部5、操作部
6、プリンタ部7、モータ駆動部21、ポンプ駆動部2
2、バルブ駆動部23、発光ダイオード24、ホトダイ
オード25,26、および温度センサ27が接続されて
いる。
【0033】CPU(central processing unit )11
は、ROM12に格納されてRAM13に読み込まれた
プログラムに基づいて動作し、全自動尿化学分析装置の
全体を制御する。
【0034】ROM(read only memory)12には、C
PU11を動作させるためのプログラムやデータが格納
されている。
【0035】RAM(random access memory)13は、
CPU1にワーク領域を提供するとともに、各種のデー
タやプログラムを一時的に記憶する。
【0036】EEPROM14は、各種の設定データな
どを記憶する。
【0037】インターフェイス回路15は、CPU1と
各種回路との間の通信を制御する。
【0038】表示部5は、LCD(liquid crystal dis
play)や発光ダイオードなどを備えており、CPU11
により制御されて各種の情報を表示する。
【0039】操作部6は、キースイッチ群などを備えて
おり、使用者の操作に応じた操作信号をCPU11に供
給する。
【0040】プリンタ部7は、CPU11により制御さ
れて、検査結果などを記録用紙に印字する。
【0041】モータ駆動部21は、CPU11により制
御されて、ノズル、試験紙、あるいは検体としての尿を
収容する容器などを移動させるための複数のモータを駆
動する。
【0042】ポンプ駆動部22は、CPU11により制
御されて、ノズルによる吸引や洗浄を行うための複数の
ポンプを駆動する。
【0043】バルブ駆動部23は、CPU11により制
御されて、ノズルによる吸引や洗浄を行うための複数の
バルブを駆動する。
【0044】発光ダイオード24は、CPU11により
制御されて、ノズルにより吸引された尿のヘモグロビン
濃度や濁度を測定するために、測定用の光を放射する。
【0045】ホトダイオード25は、発光ダイオード2
4から放射された光のうち、尿を透過した光を受光し、
その受光量に応じた検出信号をCPU11に供給する。
【0046】ホトダイオード26は、発光ダイオード2
4から放射された光のうち、尿により散乱された光を受
光し、その受光量に応じた検出信号をCPU11に供給
する。
【0047】温度センサ27は、洗浄液の温度を検出
し、検出信号をCPU11に供給する。
【0048】なお、図示していないが、インターフェイ
ス回路15には、検査結果のデータを出力するための任
意数の出力端子、試験紙に印刷されたバーコードを読み
取ってそのデータをCPU11に供給するバーコードリ
ーダ、洗浄液の残量が所定量以下になったことを検出し
て検出信号をCPU11に供給する液切れセンサなどが
接続されている。
【0049】図3は、図1に示す全自動尿化学分析装置
におけるノズル洗浄部の概略構成図であって、ノズル3
1は、比重計測部32およびヘモグロビン濃度検出部3
3を介して点着ポンプ34に接続されている。点着ポン
プ34は、三方切替弁35の常閉ポート35cに接続さ
れている。三方切替弁35の常開ポート35oは、洗浄
液ボトル36に接続されており、三方切替弁35の共通
ポート35mは、吸引ポンプ37に接続されている。
【0050】ノズル31を洗浄するための洗浄槽41の
底部は、開閉バルブ42を介して吸排切替ボトル43に
接続されており、洗浄槽41の頂部は、開閉バルブ44
を介して吸排切替ボトル43に接続されている。廃液槽
45は、開閉バルブ46を介して吸排切替ボトル43に
接続されている。吸排切替ボトル43は、三方切替弁4
7を介してエアポンプ48の吸引ポート48aに接続さ
れており、エアポンプ48の排気ポート48bは、三方
切替弁49を介して吸排切替ボトル43に接続されてい
る。
【0051】ノズル31は、モータ駆動部21によって
水平方向および上下方向に移動させられる。
【0052】点着ポンプ34、吸引ポンプ37、および
エアポンプ48は、ポンプ駆動部22によって駆動され
る。
【0053】三方切替弁35,47,49、および開閉
バルブ42,44,46は、バルブ駆動部23により駆
動される。
【0054】図4は、ヘモグロビン濃度検出部33の概
略断面図であって、ヘモグロビン濃度検出部33には、
発光ダイオード24、ホトダイオード25、およびホト
ダイオード26が設置されている。発光ダイオード24
とホトダイオード25とは、透明な樹脂管あるいはガラ
ス管からなる尿の流路51を挟んで相対向しており、ホ
トダイオード26は、発光ダイオード24とホトダイオ
ード25とを結ぶ直線に対して直交する状態で流路51
に対向している。
【0055】次に動作を説明する。尿の吸引に際して
は、ノズル31が、尿を収容した容器の上方位置まで移
動し、下降する。そして三方切替弁35が、常閉ポート
35cと共通ポート35mとが連通する状態に切り替え
られ、吸引ポンプ37が吸引方向に駆動される。これに
より、ノズル31から尿が吸引され、点着ポンプ34に
尿が供給される。
【0056】このとき、比重計測部32により尿の比重
が測定され、また、ヘモグロビン濃度検出部33により
尿のヘモグロビン濃度が測定される。比重計測部32に
おいては、周知の方法で、光学系を利用して比重の測定
が行われる。
【0057】ヘモグロビン濃度検出部33においては、
ホトダイオード26により尿の濁度が測定され、その結
果を利用して、ホトダイオード25により尿のヘモグロ
ビン濃度が測定される。
【0058】すなわち、発光ダイオード24は、マルチ
タイプの発光ダイオードであって、ほぼ565nmの波
長の光とほぼ660nmの波長の光とを選択的に放射す
ることが可能である。そして、先ず発光ダイオード24
からほぼ660nmの波長の光を放射させる。これによ
り、レンズ付きのPINダイオードからなるホトダイオ
ード26が、尿からの散乱光を受光し、その受光光量に
応じた検出電流を出力する。この検出電流は、ヘモグロ
ビン濃度検出部33に備えられた演算増幅器を含む電流
−電圧変換回路によって電圧に変換され、さらにインタ
ーフェイス回路15に備えられたA/D変換回路によっ
てディジタルデータに変換されて、CPU11に供給さ
れる。これによりCPU11が、予めEEPROM14
に記憶されている検量線データに基づいて、尿の濁度を
演算する。
【0059】図5に、尿の吸光度と電流−電圧変換回路
の出力電圧との関係を示す。
【0060】図6に、ホルマジンを照射した場合におけ
る光源の波長と吸光度との関係を示す。
【0061】図7に、精製水および各種濃度のホルマジ
ンからなる試料を作製し、それら試料を流路51に通し
た場合の、電流−電圧変換回路の出力、標準偏差などを
示す。
【0062】次に、発光ダイオード24からほぼ565
nmの波長の光を放射させる。これにより、レンズ付き
のPINダイオードからなるホトダイオード25が、尿
からの透過光を受光し、その受光光量に応じた検出電流
を出力する。この検出電流は、ヘモグロビン濃度検出部
33に備えられた演算増幅器を含む電流−電圧変換回路
およびゲイン補正回路によって電圧に変換され、さらに
インターフェイス回路15に備えられたA/D変換回路
によってディジタルデータに変換されて、CPU11に
供給される。これによりCPU11が、ホトダイオード
25からの検出電流に基づくデータから先に求めた濁度
のデータを減算し、その結果に基づいて、予めEEPR
OM14に記憶されている検量線データを利用して尿の
ヘモグロビン濃度を演算する。
【0063】図8に、尿中におけるヘモグロビン濃度と
吸光度との関係を示す。
【0064】図9に、尿のヘモグロビン濃度と吸光度、
平均吸光度、標準偏差などとの関係を示す。なお、基準
尿の吸光度を0としている。
【0065】図10は、全血添加尿および実尿の吸収ス
ペクトルを示しており、実線61〜63が実尿、実線6
4〜67が全血添加尿、実線68が基準尿である。ま
た、実線64はヘモグロビン濃度が100mg/dl、
実線65はヘモグロビン濃度が50mg/dl、実線6
6はヘモグロビン濃度が40mg/dl、実線67はヘ
モグロビン濃度が30mg/dlの全血添加尿である。
実線63は濁った実尿である。
【0066】このように、尿における光の吸収は、ヘモ
グロビン濃度だけに起因するものではなく、濁度にも起
因する。すなわち、実際に測定した尿の吸光度から濁度
に起因する吸光度を減算した値がヘモグロビン濃度に起
因する吸光度に相当する。このため、実際に測定した尿
の吸光度から濁度に起因する吸光度を減算すべく、ホト
ダイオード25により565nmの吸光度と660nm
の吸光度を求め、両者の差が小さいときには濁度に起因
する吸光度の変化と見なしているのである。このように
することにより、薬尿、濃い色調尿、混濁尿などのヘモ
グロビン濃度を正確に求めることができる。
【0067】上記の演算の結果、尿のヘモグロビン濃度
が閾値を越えた場合、CPU11が、その旨をRAM1
3に記憶させる。これは、ノズル31などの洗浄に際し
ての洗浄能力を通常よりも高くするためである。閾値
は、温度センサ27によって検出される洗浄液の温度に
応じて、複数種類用意されている。
【0068】点着に際しては、CPU11によりモータ
駆動部21が制御されて、ノズル31が試験紙の試薬パ
ッド上に移動する。そして、CPU11によりポンプ駆
動部22が制御されて、点着ポンプ34が駆動され、ノ
ズル31から所定量の尿が試薬パッドに点着される。こ
のような動作が試験紙に設置された試薬パッドの数だけ
繰り返され、点着工程が終了する。
【0069】尿を点着された各試薬パッドは、光を用い
た周知の方法により分析され、CPU11によりプリン
タ部7が制御されて、分析結果がプリンタ部7により記
録用紙に印刷されるとともに、必要に応じて表示部5に
表示される。
【0070】一方、点着の終了後、CPU11によりモ
ータ駆動部21が制御されて、ノズル31が洗浄槽41
上に移動し、下降する。これによりノズル31は、全体
が洗浄槽41の内部に位置することになる。そして、C
PU11によりバルブ駆動部23が制御され、三方切替
弁35の常開ポート35oと共通ポート35mとが連通
した状態で、CPU11によりポンプ駆動部22が制御
され、吸引ポンプ37が吸引方向に駆動される。これに
より、吸引ポンプ37に所定量の洗浄液が吸引される。
【0071】そして、CPU11によりバルブ駆動部2
3が制御され、三方切替弁35の常閉ポート35cと共
通ポート35mとが連通し、かつ開閉バルブ42,44
が開成し、開閉バルブ46が閉成し、かつ三方切替弁4
7がエアポンプ48の吸引ポート48aと吸排切替ボト
ル43とを連通させ、三方切替弁49がエアポンプ48
の排気ポート48bと大気とを連通させる。さらに、C
PU11によりポンプ駆動部22が制御され、エアポン
プ48が駆動されるとともに、吸引ポンプ37が吐出方
向に駆動される。これにより、吸引ポンプ37の内部に
収容された洗浄液が、ノズル31を含む尿の流路を通っ
てノズル31から洗浄槽41の内部に吐出される。この
とき、吸排切替ボトル43の内部はエアポンプ48によ
り吸引されているので、洗浄槽41の内部に吐出された
洗浄液は負圧により吸排切替ボトル43の内部に吸引さ
れる。また、洗浄槽41の内部のノズル31は、洗浄液
により外壁も洗浄される。
【0072】この後、CPU11によりバルブ駆動部2
3が制御されて、開閉バルブ46が開成され、開閉バル
ブ42,44が閉成されて、かつ三方切替弁47がエア
ポンプ48の吸引ポート48aと大気とを連通させ、三
方切替弁49がエアポンプ48の排気ポート48bと吸
排切替ボトル43とを連通させる。これにより、吸排切
替ボトル43の内部が正圧になり、吸排切替ボトル43
の内部の洗浄液が廃液として廃液槽45の内部に吐出さ
れる。
【0073】ここで、CPU11により尿中のヘモグロ
ビン濃度が閾値を越えていると判断され、その旨がRA
M13に記憶されている場合、上記の洗浄動作が2回繰
り返される。したがって、ノズル31を含む尿の流路が
洗浄液により強力に洗浄され、ヘモグロビンの残留を良
好に防止できる。この結果、次の検体の分析時に、その
前の検体に含まれていたヘモグロビンに起因する誤判定
を生じることがない。
【0074】このように、検体のヘモグロビン濃度が閾
値を越えている場合にのみ、洗浄動作を2回繰り返すよ
うにしたので、装置の構成を複雑化させることなく、し
かも検査速度を低下させことなく、全体として洗浄能力
を向上させることができる。
【0075】すなわち、洗浄を2回繰り返すだけである
ので、装置の構成は何ら変更する必要がなく、ROM1
2に記憶されているプログラムの変更だけで対処可能で
あることから、装置の製作コストの上昇や大型化を招く
ことがない。
【0076】しかも、ヘモグロビン濃度が閾値を越えて
いる場合にのみ、洗浄動作を2回繰り返すので、ヘモグ
ロビン濃度が閾値を越える検体は全体の1パーセント未
満程度であることから、全体としての検査速度はほとん
ど低下しない。
【0077】なお、温度変化による発光ダイオード24
の発光光量の変化が無視できない場合、洗浄液の透過光
量などを測定して発光光量を調整すればよい。
【0078】また、光学系の機器間差やヘモグロビン濃
度検出部33の汚染などによるホトダイオード25,2
6の受光光量の減少が無視できない場合、濁度標準液な
どを用いて透過光量および散乱光量のキャリブレーショ
ンを行なえばよい。
【0079】また、発光ダイオード24の放射光のピー
ク波長の機器間差が無視できない場合、色素液などを用
いて透過光量のキャリブレーションを行なえばよい。
【0080】図11〜図16に実験結果を示す。この実
験は、上記全自動尿化学分析装置を用いて、多数の試料
を順次点着し、試料を変える毎に洗浄液により洗浄し
て、点着された試験紙の反射率を測定したものである。
また、図11〜図13は、上記のようにヘモグロビン濃
度が閾値を越えている場合には2回の洗浄を行なった結
果であり、図中のLは通常尿、Hは血尿、Wは洗浄液自
体を表している。血尿の濃度は、全血で75mg/d
l,100mg/dl,500mg/dl,1000m
g/dlである。図14〜図16は、比較のために、2
回の洗浄を行なわず、従来装置の場合と同様に全ての各
試料について1回の洗浄を行なった結果である。また、
図11,図14は洗浄液の温度が摂氏25度、図12,
図15は洗浄液の温度が摂氏10度、図13,図16は
洗浄液の温度が摂氏5度である。ただし、洗浄液の温度
による閾値の変更は行なっていない。
【0081】なお、上記実施形態においては、ヘモグロ
ビン濃度が閾値を越えている場合、2回の洗浄を行なう
ように構成したが、使用する洗浄液の量を増加させて1
回の洗浄を行なうように構成してもよい。さらには、閾
値を複数設定し、ヘモグロビン濃度に応じて洗浄能力を
多段階に変化させるように構成してもよい。また、閾値
を設定せず、ヘモグロビン濃度に応じて洗浄能力をアナ
ログ的に変化させるように構成してもよい。たとえば、
ヘモグロビン濃度と洗浄液の量とを比例させるのであ
る。
【0082】また、上記実施形態においては、洗浄液の
温度に基づいて閾値を変更したが、必ずしもこのように
構成する必要はない。
【0083】また、上記実施形態においては、ヘモグロ
ビン濃度を検出して洗浄能力を変化させたが、グルコー
ス濃度を検出して洗浄能力を変化させてもよいし、タン
パク質濃度を検出して洗浄能力を変化させてもよい。あ
るいは、ヘモグロビン濃度とグルコース濃度とタンパク
質濃度とのうちのいずれか2以上を測定し、いずれか1
以上の濃度が閾値を越えていれば、洗浄能力を高めるよ
うに構成してもよい。このとき、グルコースやタンパク
質を検出するために用いる光は、近赤外光、特に130
0nmから1750nmの間の1波長若しくは複数の波
長の組み合わせが好ましい。要するに、洗浄不足により
次の検体の分析に影響を与える可能性のある成分につい
て、その濃度を測定し、その測定結果に基づいて洗浄能
力を変化させるようにすればよいのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る尿分析装置を採用した全自動尿化
学分析装置の外観斜視図である。
【図2】図1に示す全自動尿化学分析装置の回路ブロッ
ク図である。
【図3】図1に示す全自動尿化学分析装置におけるノズ
ル洗浄部の概略構成図である。
【図4】図1に示す全自動尿化学分析装置におけるヘモ
グロビン濃度検出部の概略断面図である。
【図5】尿の吸光度と電流−電圧変換回路の出力電圧と
の関係を示す説明図である。
【図6】ホルマジンを照射した場合における光源の波長
と吸光度との関係を示す説明図である。
【図7】精製水および各種濃度のホルマジンからなる試
料を作製し、それら試料を流路に通した場合の、電流−
電圧変換回路の出力、標準偏差などを示す説明図であ
る。
【図8】尿中におけるヘモグロビン濃度と吸光度との関
係を示す説明図である。
【図9】尿のヘモグロビン濃度と吸光度、平均吸光度、
標準偏差などとの関係を示す説明図である。
【図10】全血添加尿および実尿の吸収スペクトルを示
す説明図である。
【図11】洗浄液温度が摂氏25度で追加洗浄を施した
場合の実験結果を示す説明図である。
【図12】洗浄液温度が摂氏10度で追加洗浄を施した
場合の実験結果を示す説明図である。
【図13】洗浄液温度が摂氏5度で追加洗浄を施した場
合の実験結果を示す説明図である。
【図14】洗浄液温度が摂氏25度で追加洗浄を施さな
い場合の実験結果を示す説明図である。
【図15】洗浄液温度が摂氏10度で追加洗浄を施さな
い場合の実験結果を示す説明図である。
【図16】洗浄液温度が摂氏5度で追加洗浄を施さない
場合の実験結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 試験紙供給部 3 サンプル供給部 4 ボトルユニット 5 表示部 6 操作部 7 プリンタ部 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 EEPROM 15 インターフェイス回路 16 バス線 21 モータ駆動部 22 ポンプ駆動部 23 バルブ駆動部 24 発光ダイオード 25 ホトダイオード 26 ホトダイオード 27 温度センサ 31 ノズル 32 比重計測部 33 ヘモグロビン濃度検出部 34 点着ポンプ 35 三方切替弁 36 洗浄液ボトル 37 吸引ポンプ 41 洗浄槽 42 開閉バルブ 43 吸排切替ボトル 44 開閉バルブ 45 廃液槽 46 開閉バルブ 47 三方切替弁 48 エアポンプ 49 三方切替弁 51 流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G045 AA16 BB14 BB21 BB50 CB03 DA31 DA36 DA51 FA11 FA29 GC06 GC10 GC30 HA02 HA14 JA02 JA05 JA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象としての尿をノズルから吸引
    し、その尿を前記ノズルから試薬パッドに滴下すること
    により、前記試薬パッドの反応に基づいて尿の検査を行
    い、 前記試薬パッドへの尿の滴下が終了したときに、前記ノ
    ズルを含む尿の流路を洗浄液により洗浄する洗浄手段を
    有する尿分析装置であって、 前記試薬パッドに尿を滴下する前に、前記ノズルから吸
    引された尿に含まれる所定成分の濃度を検出する濃度検
    出手段と、 前記濃度検出手段による検出結果に基づいて、前記洗浄
    手段による洗浄能力を可変させる洗浄能力制御手段とを
    備えたことを特徴とする、尿分析装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄能力制御手段は、前記濃度検出
    手段による検出結果に応じて、前記洗浄手段による洗浄
    回数を可変させる、請求項1に記載の尿分析装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄能力制御手段は、前記濃度検出
    手段による検出結果に応じて、前記洗浄手段による洗浄
    液の使用量を可変させる、請求項1または2に記載の尿
    分析装置。
  4. 【請求項4】 前記濃度検出手段は、所定波長の光によ
    る尿の吸光度に基づいて所定成分の濃度を検出する、請
    求項1ないし3のいずれかに記載の尿分析装置。
  5. 【請求項5】 前記濃度検出手段は、尿の吸光度を複数
    の波長について測定し、それらの測定結果に基づいて尿
    に含まれる所定成分の濃度を演算することにより、所定
    成分以外の成分による検出誤差を低減させる、請求項4
    に記載の尿分析装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズルから吸引された尿の温度を測
    定する温度測定手段を有し、 前記洗浄能力制御手段は、前記濃度検出手段による検出
    結果と前記温度測定手段による測定結果とに基づいて、
    前記洗浄手段による洗浄能力を可変させる、請求項1な
    いし5のいずれかに記載の尿分析装置。
  7. 【請求項7】 前記濃度検出手段は、前記尿に含まれる
    ヘモグロビンの濃度を検出する、請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の尿分析装置。
  8. 【請求項8】 前記濃度検出手段は、前記尿に含まれる
    グルコースの濃度を検出する、請求項1ないし7のいず
    れかに記載の尿分析装置。
  9. 【請求項9】 前記濃度検出手段は、前記尿に含まれる
    タンパク質の濃度を検出する、請求項1ないし8のいず
    れかに記載の尿分析装置。
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