JP2000321070A - ストラップダウン慣性航法装置 - Google Patents
ストラップダウン慣性航法装置Info
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- JP2000321070A JP2000321070A JP11130080A JP13008099A JP2000321070A JP 2000321070 A JP2000321070 A JP 2000321070A JP 11130080 A JP11130080 A JP 11130080A JP 13008099 A JP13008099 A JP 13008099A JP 2000321070 A JP2000321070 A JP 2000321070A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開発費用を抑制すると共に要求される方位ド
リフトを満足する低コストのストラップダウン慣性航法
装置を提供する。 【解決手段】 低精度ストラップダウン慣性航法装置を
具備し、外付けの補正用ジャイロ装置2を具備し、補正
用ジャイロ装置2の出力に基づいて低精度ストラップダ
ウン慣性航法装置に内蔵される低精度ジャイロのドリフ
トを補正するドリフト補正処理部3を具備するストラッ
プダウン慣性航法装置。
リフトを満足する低コストのストラップダウン慣性航法
装置を提供する。 【解決手段】 低精度ストラップダウン慣性航法装置を
具備し、外付けの補正用ジャイロ装置2を具備し、補正
用ジャイロ装置2の出力に基づいて低精度ストラップダ
ウン慣性航法装置に内蔵される低精度ジャイロのドリフ
トを補正するドリフト補正処理部3を具備するストラッ
プダウン慣性航法装置。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ストラップダウ
ン慣性航法装置に関し、特に、開発費用を抑制すると共
に要求される方位ドリフトを満足する低コストのストラ
ップダウン慣性航法装置に関する。
ン慣性航法装置に関し、特に、開発費用を抑制すると共
に要求される方位ドリフトを満足する低コストのストラ
ップダウン慣性航法装置に関する。
【0002】
【従来の技術】慣性航法装置は、直交する3軸であるX
軸、Y軸、Z軸に沿って設けられた合計3個の加速度計
により航行体の加速度ベクトルを検出し、これを積分し
て速度を求め、更に積分して変位量を求めるものであ
る。予め求めておいた航行体の既知の出発点位置にこの
変位量を加算して現在位置を求めることができる。直交
する3軸であるX軸、Y軸、Z軸としては、地球の緯線
に沿ってX軸を設定すると共に地球の経線に沿ってY軸
を設定し、垂直上方に沿ってZ軸を設定すると好都合で
ある。これを実現しようとして、これらの加速度計はジ
ンバル装置により常に水平と北向きに保持されるプラッ
トホームに取り付け固定される。プラットホームには3
軸に沿って合計3個のジャイロが設けられ、これらのジ
ャイロはプラットホームが傾斜しようとするとこの傾斜
を検出し、プラットホームの位置を水平に修正する。
軸、Y軸、Z軸に沿って設けられた合計3個の加速度計
により航行体の加速度ベクトルを検出し、これを積分し
て速度を求め、更に積分して変位量を求めるものであ
る。予め求めておいた航行体の既知の出発点位置にこの
変位量を加算して現在位置を求めることができる。直交
する3軸であるX軸、Y軸、Z軸としては、地球の緯線
に沿ってX軸を設定すると共に地球の経線に沿ってY軸
を設定し、垂直上方に沿ってZ軸を設定すると好都合で
ある。これを実現しようとして、これらの加速度計はジ
ンバル装置により常に水平と北向きに保持されるプラッ
トホームに取り付け固定される。プラットホームには3
軸に沿って合計3個のジャイロが設けられ、これらのジ
ャイロはプラットホームが傾斜しようとするとこの傾斜
を検出し、プラットホームの位置を水平に修正する。
【0003】以上の慣性航法装置は加速度計を水平と北
向きに保持されるプラットホームに取り付け固定するも
のであったが、3個の加速度計および3個のジャイロを
航行体に直に取り付け固定するものが実用化されてお
り、これをストラップダウン慣性航法装置と称してい
る。ストラップダウン慣性航法装置は、プラットホーム
の代わりに、電子計算機により加速度計の出力である航
行体座標系の加速度計ベクトルを上述のX軸、Y軸、Z
軸より成る座標系に変換する。以下、図6を参照してス
トラップダウン慣性航法装置の従来例を簡単に説明す
る。
向きに保持されるプラットホームに取り付け固定するも
のであったが、3個の加速度計および3個のジャイロを
航行体に直に取り付け固定するものが実用化されてお
り、これをストラップダウン慣性航法装置と称してい
る。ストラップダウン慣性航法装置は、プラットホーム
の代わりに、電子計算機により加速度計の出力である航
行体座標系の加速度計ベクトルを上述のX軸、Y軸、Z
軸より成る座標系に変換する。以下、図6を参照してス
トラップダウン慣性航法装置の従来例を簡単に説明す
る。
【0004】図6において、1はストラップダウン慣性
航法装置の全体を示す。11は座標変換マトリクス部、
12は座標変換マトリクス修正値計算部、13は水平加
速度鉛直加速度計算部、14は姿勢角方位角計算部であ
る。座標変換マトリクス部11にはX軸加速度計、Y軸
加速度計、Z軸加速度計が接続されている。座標変換マ
トリクス修正値計算部12にはX軸ジャイロ、Y軸ジャ
イロ、Z軸ジャイロが接続されている。
航法装置の全体を示す。11は座標変換マトリクス部、
12は座標変換マトリクス修正値計算部、13は水平加
速度鉛直加速度計算部、14は姿勢角方位角計算部であ
る。座標変換マトリクス部11にはX軸加速度計、Y軸
加速度計、Z軸加速度計が接続されている。座標変換マ
トリクス修正値計算部12にはX軸ジャイロ、Y軸ジャ
イロ、Z軸ジャイロが接続されている。
【0005】X軸加速度計、Y軸加速度計、Z軸加速度
計により検出出力されたX軸、Y軸およびZ軸方向の加
速度信号は、座標変換マトリクス部11に入力され、こ
こにおいて航行体座標系の加速度計ベクトルを例えば南
北軸、東西軸、鉛直軸より成る座標系に変換される。座
標変換マトリクス部11において座標変換された加速度
計ベクトルは水平加速度鉛直加速度計算部13に入力さ
れ、ここにおいて南北軸方向および東西軸方向の水平加
速度および鉛直加速度が計算される。ここで、座標変換
マトリクスは時々刻々に変化する。この変化量はX軸、
Y軸、Z軸ジャイロの検出出力を座標変換マトリクス修
正値計算部12に入力して計算により求められる。座標
変換マトリクス部11において座標変換された加速度計
ベクトルは姿勢角方位角計算部14にも供給され、ここ
において姿勢角と方位角が計算される。
計により検出出力されたX軸、Y軸およびZ軸方向の加
速度信号は、座標変換マトリクス部11に入力され、こ
こにおいて航行体座標系の加速度計ベクトルを例えば南
北軸、東西軸、鉛直軸より成る座標系に変換される。座
標変換マトリクス部11において座標変換された加速度
計ベクトルは水平加速度鉛直加速度計算部13に入力さ
れ、ここにおいて南北軸方向および東西軸方向の水平加
速度および鉛直加速度が計算される。ここで、座標変換
マトリクスは時々刻々に変化する。この変化量はX軸、
Y軸、Z軸ジャイロの検出出力を座標変換マトリクス修
正値計算部12に入力して計算により求められる。座標
変換マトリクス部11において座標変換された加速度計
ベクトルは姿勢角方位角計算部14にも供給され、ここ
において姿勢角と方位角が計算される。
【0006】ところで、X軸ジャイロおよびY軸ジャイ
ロはバイアス誤差を発生する特性を有するものであるの
で、座標変換マトリクスは徐々にドリフトする。その結
果、南北軸方向および東西軸方向の水平加速度信号は真
の水平成分とは相違するに到り、地球重力加速度成分を
有するものとなる。そこで、座標変換マトリクス修正値
計算部12に水平加速度の姿勢誤差をフィードバックす
ることにより水平加速度信号をゼロにし、座標変換マト
リクスの水平軸ドリフトを抑制することができる。しか
し、方位方向のドリフトについては、主としてZ軸ジャ
イロのバイアス誤差がそのまま残存してこれにより方位
角出力にドリフトが発生する。
ロはバイアス誤差を発生する特性を有するものであるの
で、座標変換マトリクスは徐々にドリフトする。その結
果、南北軸方向および東西軸方向の水平加速度信号は真
の水平成分とは相違するに到り、地球重力加速度成分を
有するものとなる。そこで、座標変換マトリクス修正値
計算部12に水平加速度の姿勢誤差をフィードバックす
ることにより水平加速度信号をゼロにし、座標変換マト
リクスの水平軸ドリフトを抑制することができる。しか
し、方位方向のドリフトについては、主としてZ軸ジャ
イロのバイアス誤差がそのまま残存してこれにより方位
角出力にドリフトが発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、ストラ
ップダウン慣性航法装置型方位計の従来例は主としてZ
ジャイロのバイアスが方位計の方位角ドリフトとなるの
で、方位角ドリフト精度を向上するにはZ軸ジャイロに
低バイアス高精度ジャイロを使用しなければならない。
ップダウン慣性航法装置型方位計の従来例は主としてZ
ジャイロのバイアスが方位計の方位角ドリフトとなるの
で、方位角ドリフト精度を向上するにはZ軸ジャイロに
低バイアス高精度ジャイロを使用しなければならない。
【0008】一方において、X軸ジャイロおよびY軸ジ
ャイロのバイアスについては、上述した通り座標変換マ
トリクス修正値計算部12に水平加速度の姿勢誤差をフ
イードバツクすることにより抑制することができるの
で、これらを高精度ジャイロにより構成する必要ない。
従って、低価格を維持しながら高精度に方位角を得るに
は、方位計としてのストラップダウン慣性航法装置1は
低価格のX軸ジャイロおよびY軸ジャイロと高価格のZ
軸ジャイロという構成とせざるを得ない。しかし、スト
ラップダウン慣性航法装置1は、方位計としての用途以
外に、X軸、Y軸およびZ軸ジャイロが同等の精度を必
要とする用途に適用される場合も多く、低価格のX軸ジ
ャイロおよびY軸ジャイロと高価格のZ軸ジャイロとい
う構成のストラップダウン慣性航法装置1を敢えて開発
することは、開発に発生する費用と売上げ高との間の関
係を勘案して必ずしも得策ではない場合がある。しか
も、ジャイロの精度は上は価格が数100万円のオーダ
ーの高精度のリングレーザジャイロから下は数100円
程度の低精度の振動ジャイロに到るまで、ジャイロによ
り千差万別であり、要求される方位角ドリフト精度によ
り使用するジャイロは選択変更される。すべての用途に
対応する製品を開発することはコストの点からみて上策
とはいい難い。これは方位計供給側の論理であるが、一
方において、ユーザ側にとっても使用目的に応じて種々
の装置が用意されれば有り難いことである反面、コスト
の上からは好ましくはない。
ャイロのバイアスについては、上述した通り座標変換マ
トリクス修正値計算部12に水平加速度の姿勢誤差をフ
イードバツクすることにより抑制することができるの
で、これらを高精度ジャイロにより構成する必要ない。
従って、低価格を維持しながら高精度に方位角を得るに
は、方位計としてのストラップダウン慣性航法装置1は
低価格のX軸ジャイロおよびY軸ジャイロと高価格のZ
軸ジャイロという構成とせざるを得ない。しかし、スト
ラップダウン慣性航法装置1は、方位計としての用途以
外に、X軸、Y軸およびZ軸ジャイロが同等の精度を必
要とする用途に適用される場合も多く、低価格のX軸ジ
ャイロおよびY軸ジャイロと高価格のZ軸ジャイロとい
う構成のストラップダウン慣性航法装置1を敢えて開発
することは、開発に発生する費用と売上げ高との間の関
係を勘案して必ずしも得策ではない場合がある。しか
も、ジャイロの精度は上は価格が数100万円のオーダ
ーの高精度のリングレーザジャイロから下は数100円
程度の低精度の振動ジャイロに到るまで、ジャイロによ
り千差万別であり、要求される方位角ドリフト精度によ
り使用するジャイロは選択変更される。すべての用途に
対応する製品を開発することはコストの点からみて上策
とはいい難い。これは方位計供給側の論理であるが、一
方において、ユーザ側にとっても使用目的に応じて種々
の装置が用意されれば有り難いことである反面、コスト
の上からは好ましくはない。
【0009】この発明は、高精度の方位情報を必要とし
ない時は低価格のジャイロを使用した汎用ストラップダ
ウン慣性航法装置を使用し、高精度の方位情報を必要と
する時は高精度のジャイロを選択して汎用ストラップダ
ウン慣性航法装置に接続することにより簡単に高精度方
位計を構成することにより、開発費用を抑制すると共に
要求される方位ドリフトを満足する低コストのストラッ
プダウン慣性航法装置を提供するものである。
ない時は低価格のジャイロを使用した汎用ストラップダ
ウン慣性航法装置を使用し、高精度の方位情報を必要と
する時は高精度のジャイロを選択して汎用ストラップダ
ウン慣性航法装置に接続することにより簡単に高精度方
位計を構成することにより、開発費用を抑制すると共に
要求される方位ドリフトを満足する低コストのストラッ
プダウン慣性航法装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1:低精度ストラ
ップダウン慣性航法装置を具備し、外付けの補正用ジャ
イロ装置2を具備し、補正用ジャイロ装置2の出力に基
づいて低精度ストラップダウン慣性航法装置に内蔵され
る低精度ジャイロのドリフトを補正するドリフト補正処
理部3を具備するストラップダウン慣性航法装置を構成
した。
ップダウン慣性航法装置を具備し、外付けの補正用ジャ
イロ装置2を具備し、補正用ジャイロ装置2の出力に基
づいて低精度ストラップダウン慣性航法装置に内蔵され
る低精度ジャイロのドリフトを補正するドリフト補正処
理部3を具備するストラップダウン慣性航法装置を構成
した。
【0011】そして、請求項2:請求項1に記載される
ストラップダウン慣性航法装置において、補正用ジャイ
ロ装置2は、入力軸がストラップダウン慣性航法装置内
蔵の低精度ジャイロ16Z の入力軸と平行な高精度の補
正用ジャイロ21と補正用ジャイロ21の出力を積分す
る補正用ジャイロ積分計算部22より成り、ドリフト補
正処理部3は、ストラップダウン慣性航法装置内蔵の低
精度ジャイロ16Z の出力を積分する積分計算部31
と、補正用ジャイロ積分計算部22の出力と積分計算部
31の出力の間の差分を求める差分計算部32と、スト
ラップダウン慣性航法装置内蔵の低精度ジャイロ16Z
の出力および差分計算部32の出力を入力してドリフト
補正し、ドリフト補正後の出力を座標変換マトリクス修
正値計算部12に出力するドリフト補正部33より成る
ストラップダウン慣性航法装置を構成した。
ストラップダウン慣性航法装置において、補正用ジャイ
ロ装置2は、入力軸がストラップダウン慣性航法装置内
蔵の低精度ジャイロ16Z の入力軸と平行な高精度の補
正用ジャイロ21と補正用ジャイロ21の出力を積分す
る補正用ジャイロ積分計算部22より成り、ドリフト補
正処理部3は、ストラップダウン慣性航法装置内蔵の低
精度ジャイロ16Z の出力を積分する積分計算部31
と、補正用ジャイロ積分計算部22の出力と積分計算部
31の出力の間の差分を求める差分計算部32と、スト
ラップダウン慣性航法装置内蔵の低精度ジャイロ16Z
の出力および差分計算部32の出力を入力してドリフト
補正し、ドリフト補正後の出力を座標変換マトリクス修
正値計算部12に出力するドリフト補正部33より成る
ストラップダウン慣性航法装置を構成した。
【0012】また、請求項3:請求項2に記載されるス
トラップダウン慣性航法装置において、積分計算部31
は、ストラップダウン慣性航法装置内蔵の低精度ジャイ
ロ16Z の出力に代えてドリフト補正部33のドリフト
補正後の出力を積分するストラップダウン慣性航法装置
を構成した。更に、請求項4:請求項3に記載されるス
トラップダウン慣性航法装置において、ドリフト補正部
33は、差分計算部32の出力する差分を入力してこれ
に一定の利得を乗算する利得調整部333と、利得調整
部333により乗算された差分と低精度ジャイロ16Z
のバイアス変動分を入力して両者を加算する加算部33
2より成るストラップダウン慣性航法装置を構成した。
トラップダウン慣性航法装置において、積分計算部31
は、ストラップダウン慣性航法装置内蔵の低精度ジャイ
ロ16Z の出力に代えてドリフト補正部33のドリフト
補正後の出力を積分するストラップダウン慣性航法装置
を構成した。更に、請求項4:請求項3に記載されるス
トラップダウン慣性航法装置において、ドリフト補正部
33は、差分計算部32の出力する差分を入力してこれ
に一定の利得を乗算する利得調整部333と、利得調整
部333により乗算された差分と低精度ジャイロ16Z
のバイアス変動分を入力して両者を加算する加算部33
2より成るストラップダウン慣性航法装置を構成した。
【0013】そして、請求項5:請求項4に記載される
ストラップダウン慣性航法装置において、利得調整部3
33と加算部332の間に積分処理部334を介在させ
たストラップダウン慣性航法装置を構成した。また、請
求項6:請求項1ないし請求項5の内の何れかに記載さ
れるストラップダウン慣性航法装置において、低精度ジ
ャイロ16Z および高精度の補正用ジャイロ21は何れ
もZ軸ジャイロであるストラップダウン慣性航法装置を
構成した。
ストラップダウン慣性航法装置において、利得調整部3
33と加算部332の間に積分処理部334を介在させ
たストラップダウン慣性航法装置を構成した。また、請
求項6:請求項1ないし請求項5の内の何れかに記載さ
れるストラップダウン慣性航法装置において、低精度ジ
ャイロ16Z および高精度の補正用ジャイロ21は何れ
もZ軸ジャイロであるストラップダウン慣性航法装置を
構成した。
【0014】更に、請求項7:請求項1ないし請求項6
の内の何れかに記載されるストラップダウン慣性航法装
置において、ドリフト補正処理部3を内蔵するストラッ
プダウン慣性航法装置を構成した。
の内の何れかに記載されるストラップダウン慣性航法装
置において、ドリフト補正処理部3を内蔵するストラッ
プダウン慣性航法装置を構成した。
【0015】
【発明の実施の形態】先ず、ストラップダウン慣性航法
装置において、X軸、Y軸、およびZ軸ジャイロを使用
して装置の方位角を検出出力する。一方において、補正
用Z軸ジャイロの出力を積分して積分値を角度信号とし
数秒程度毎の低速で間欠的にドリフト補正処理部に伝送
入力し、同時にZ軸ジャイロの出力を積分して角度信号
とし、補正用Z軸ジャイロの積分角度とZ軸ジャイロの
積分角度とを比較することにより補正用Z軸ジャイロの
バイアスとZ軸ジャイロのバイアスの差を知り、このバ
イアス差分をZ軸ジャイロの出力から減算ずることによ
り、Z軸ジャイロのバイアスを補正用Z軸ジャイロのバ
イアスに等価的に一致させ、Z軸ジャイロに補正用Z軸
ジャイロを使用したのと同一の精度を付与する。
装置において、X軸、Y軸、およびZ軸ジャイロを使用
して装置の方位角を検出出力する。一方において、補正
用Z軸ジャイロの出力を積分して積分値を角度信号とし
数秒程度毎の低速で間欠的にドリフト補正処理部に伝送
入力し、同時にZ軸ジャイロの出力を積分して角度信号
とし、補正用Z軸ジャイロの積分角度とZ軸ジャイロの
積分角度とを比較することにより補正用Z軸ジャイロの
バイアスとZ軸ジャイロのバイアスの差を知り、このバ
イアス差分をZ軸ジャイロの出力から減算ずることによ
り、Z軸ジャイロのバイアスを補正用Z軸ジャイロのバ
イアスに等価的に一致させ、Z軸ジャイロに補正用Z軸
ジャイロを使用したのと同一の精度を付与する。
【0016】
【実施例】この発明の実施例を図1を参照して説明す
る。図1において、方位計としてのストラップダウン慣
性航法装置1は基本的には図6の従来例と同一のもので
ある。2はこの発明により付加される補正用ジャイロ装
置である。補正用ジャイロ装置2は、補正用Z軸ジャイ
ロ21と補正用Z軸ジャイロ21の検出出力を入力する
補正用ジャイロ積分計算部22より成る。ここで、補正
用Z軸ジャイロ21の入力軸はストラップダウン慣性航
法装置内蔵の低精度ジャイロ16Z の入力軸と平行に設
置される。補正用Z軸ジャイロ21としては低バイアス
高精度ジャイロが選択使用される。3はこの発明により
付加されるドリフト補正処理部である。ドリフト補正処
理部3は、ストラップダウン慣性航法装置1のZ軸ジャ
イロ16Z の検出出力を入力する積分計算部31と、補
正用ジャイロ装置2の積分計算部22の計算結果とドリ
フト補正部積分計算部31の計算結果の差を求める差分
計算部32と、ストラップダウン慣性航法装置1のZ軸
ジャイロ16Z の検出出力および差分計算部32の計算
結果を入力するドリフト補正部33より成る。
る。図1において、方位計としてのストラップダウン慣
性航法装置1は基本的には図6の従来例と同一のもので
ある。2はこの発明により付加される補正用ジャイロ装
置である。補正用ジャイロ装置2は、補正用Z軸ジャイ
ロ21と補正用Z軸ジャイロ21の検出出力を入力する
補正用ジャイロ積分計算部22より成る。ここで、補正
用Z軸ジャイロ21の入力軸はストラップダウン慣性航
法装置内蔵の低精度ジャイロ16Z の入力軸と平行に設
置される。補正用Z軸ジャイロ21としては低バイアス
高精度ジャイロが選択使用される。3はこの発明により
付加されるドリフト補正処理部である。ドリフト補正処
理部3は、ストラップダウン慣性航法装置1のZ軸ジャ
イロ16Z の検出出力を入力する積分計算部31と、補
正用ジャイロ装置2の積分計算部22の計算結果とドリ
フト補正部積分計算部31の計算結果の差を求める差分
計算部32と、ストラップダウン慣性航法装置1のZ軸
ジャイロ16Z の検出出力および差分計算部32の計算
結果を入力するドリフト補正部33より成る。
【0017】Z軸ジャイロ16z の出力をドリフト補正
部積分計算部31に入力して計算した積分値と、補正用
Z軸ジャイロ21の出力を補正用ジャイロ積分計算部2
2に入力して計算した積分値を差分計算部32に入力し
て両者の差分を求める。ここで、低バイアス高精度のジ
ャイロである補正用Z軸ジャイロ21の出力を真の出力
であるものとすると、差分計算部32により求められた
両積分値の差分はZ軸ジャイロ16Z のバイアス変動に
比例するものとすることができる。図2をも参照する
に、この差分はドリフト補正部33のバイアス変換部3
31に入力され、ここにおいてこの差分をその発生した
時間で除算することにより単位時間当りの角度差、即
ち、Z軸ジャイロ16z のバイアス変動が求められる。
このZ軸ジャイロ16z のバイアス変動分を加算部33
2に入力し、これによりZ軸ジャイロ16Z から入力さ
れる出力を補正することにより、バイアスを補正された
Z軸ジャイロ16Z の出力が得られ、補正後の正確なZ
軸ジャイロ16Z の出力として座標変換マトリクス修正
値計算部12に供給される。
部積分計算部31に入力して計算した積分値と、補正用
Z軸ジャイロ21の出力を補正用ジャイロ積分計算部2
2に入力して計算した積分値を差分計算部32に入力し
て両者の差分を求める。ここで、低バイアス高精度のジ
ャイロである補正用Z軸ジャイロ21の出力を真の出力
であるものとすると、差分計算部32により求められた
両積分値の差分はZ軸ジャイロ16Z のバイアス変動に
比例するものとすることができる。図2をも参照する
に、この差分はドリフト補正部33のバイアス変換部3
31に入力され、ここにおいてこの差分をその発生した
時間で除算することにより単位時間当りの角度差、即
ち、Z軸ジャイロ16z のバイアス変動が求められる。
このZ軸ジャイロ16z のバイアス変動分を加算部33
2に入力し、これによりZ軸ジャイロ16Z から入力さ
れる出力を補正することにより、バイアスを補正された
Z軸ジャイロ16Z の出力が得られ、補正後の正確なZ
軸ジャイロ16Z の出力として座標変換マトリクス修正
値計算部12に供給される。
【0018】以上の実施例は、ストラップダウン慣性航
法装置型の方位計の従来例に対してアダプタとして補正
用ジャイロ装置2およびドリフト補正処理部3を付加し
たものに相当する。これにより、現に運用されているス
トラップダウン慣性航法装置型の方位計自体に対して格
別の設計変更改変を施すことなしにその精度を向上する
ことができる。即ち、現に運用されているストラップダ
ウン慣性航法装置に取り付けられる外部インタフェ一ス
を介して伝送路40により、補正用ジャイロ装置2およ
びドリフト補正処理部3をストラップダウン慣性航法装
置に接続してZ軸ジャイロ16Z の補正を実施すること
ができる。もっとも、RS232の如き一般の外部イン
タフェースの速度はジャイロの出力レスポンスと比較し
て遅いので、そのまま単純にZ軸ジャイロ16Z の出力
に代えて補正用Z軸ジャイロ出力を使用することはでき
ないが、適宜のバッファ回路装置を介在させてZ軸ジャ
イロ16Z の補正を実施することができる。
法装置型の方位計の従来例に対してアダプタとして補正
用ジャイロ装置2およびドリフト補正処理部3を付加し
たものに相当する。これにより、現に運用されているス
トラップダウン慣性航法装置型の方位計自体に対して格
別の設計変更改変を施すことなしにその精度を向上する
ことができる。即ち、現に運用されているストラップダ
ウン慣性航法装置に取り付けられる外部インタフェ一ス
を介して伝送路40により、補正用ジャイロ装置2およ
びドリフト補正処理部3をストラップダウン慣性航法装
置に接続してZ軸ジャイロ16Z の補正を実施すること
ができる。もっとも、RS232の如き一般の外部イン
タフェースの速度はジャイロの出力レスポンスと比較し
て遅いので、そのまま単純にZ軸ジャイロ16Z の出力
に代えて補正用Z軸ジャイロ出力を使用することはでき
ないが、適宜のバッファ回路装置を介在させてZ軸ジャ
イロ16Z の補正を実施することができる。
【0019】また、ドリフト補正処理部の作用をコンピ
ュータソフトウェアで実現する場合は、ストラップダウ
ン慣性航法装置内のコンピュータを使用することもで
き、この場合はストラップダウン慣性航法装置内のソフ
トウェアの入れ替える。以上の実施例において、Z軸ジ
ャイロ16z のバイアスの補正をすることができたが、
図2に示される「バイアスを補正されたZ軸ジャイロ1
6z の出力」が補正用Z軸ジャイロ21の出力に一致し
ていることの確認がとられていない。即ち、この実施例
の補正は補正結果がフィードバックされないオープンル
ープの補正である。そこで、他の補正の仕方としてクロ
一ズドループの補正を採用した実施例を図3および図4
を参照して説明する。
ュータソフトウェアで実現する場合は、ストラップダウ
ン慣性航法装置内のコンピュータを使用することもで
き、この場合はストラップダウン慣性航法装置内のソフ
トウェアの入れ替える。以上の実施例において、Z軸ジ
ャイロ16z のバイアスの補正をすることができたが、
図2に示される「バイアスを補正されたZ軸ジャイロ1
6z の出力」が補正用Z軸ジャイロ21の出力に一致し
ていることの確認がとられていない。即ち、この実施例
の補正は補正結果がフィードバックされないオープンル
ープの補正である。そこで、他の補正の仕方としてクロ
一ズドループの補正を採用した実施例を図3および図4
を参照して説明する。
【0020】図3および図4の実施例は、図1および図
2により図示説明される実施例において、ドリフト補正
部33においてドリフト補正された後の出力をドリフト
補正部積分計算部31に入力したものに相当する。ドリ
フト補正部33の詳細は図4に示される通りである。こ
の実施例においては、差分計算部32の出力はドリフト
補正されたZ軸ジャイロ16z の積分値と補正用Z軸ジ
ャイロ21の積分値との間の差分である。Z軸ジャイロ
16z にドリフトがあるとき、差分計算部32の出力は
ゼロではなく、この出力は利得調整部333に入力され
る。利得調整部333は設定される一定の利得を差分に
乗算する部位である。利得調整部333における乗算結
果は加算部332に入力され、同様に入力されるZ軸ジ
ャイロ16z の出力をこの乗算結果に基づいて補正す
る。ここで、Z軸ジャイロ16z の出力が補正される結
果、差分計算部32の出力は徐々に減少し、この減少に
対応して利得調整部333の出力も徐々に減少し、Z軸
ジャイロ16z の補正量も減少することとなる。この補
正量が減少すると、差分計算部32の出力は増加し、或
る状態で平衡するに到る。この平衡状態において、利得
調整部333の出力分がZ軸ジャイロ16z の補正量で
あり、Z軸ジャイロ16z の出力のドリフトは改善され
る。
2により図示説明される実施例において、ドリフト補正
部33においてドリフト補正された後の出力をドリフト
補正部積分計算部31に入力したものに相当する。ドリ
フト補正部33の詳細は図4に示される通りである。こ
の実施例においては、差分計算部32の出力はドリフト
補正されたZ軸ジャイロ16z の積分値と補正用Z軸ジ
ャイロ21の積分値との間の差分である。Z軸ジャイロ
16z にドリフトがあるとき、差分計算部32の出力は
ゼロではなく、この出力は利得調整部333に入力され
る。利得調整部333は設定される一定の利得を差分に
乗算する部位である。利得調整部333における乗算結
果は加算部332に入力され、同様に入力されるZ軸ジ
ャイロ16z の出力をこの乗算結果に基づいて補正す
る。ここで、Z軸ジャイロ16z の出力が補正される結
果、差分計算部32の出力は徐々に減少し、この減少に
対応して利得調整部333の出力も徐々に減少し、Z軸
ジャイロ16z の補正量も減少することとなる。この補
正量が減少すると、差分計算部32の出力は増加し、或
る状態で平衡するに到る。この平衡状態において、利得
調整部333の出力分がZ軸ジャイロ16z の補正量で
あり、Z軸ジャイロ16z の出力のドリフトは改善され
る。
【0021】しかし、利得調整部333の出力がゼロで
はない限り差分計算部32の出力の出力はゼロではない
から、Z軸ジャイロ16z の積分値と補正用Z軸ジャイ
ロの積分とが完全に等しくなることはない。即ち、Z軸
ジャイロ16z の補正が完全になされたとはいえない。
ここで、図3および図4により図示説明される実施例に
おけるドリフト補正部33を図5のドリフト補正部に変
更する。これは、図4のドリフト補正部33において、
利得調整部333の出力端と加算部332の出力端との
間に積分処理部334を介在させたものに相当する。こ
れによると、Z軸ジャイロ16z の積分値をフイードバ
ック補正している中にZ軸ジャイロ16z の積分値が補
正用Z軸ジャイロ21の積分値に等しくなったときに積
分処理部334の入力はゼロとなり、このときの積分処
理部334の出力はZ軸ジャイロのバイアスに等しいこ
とになる。
はない限り差分計算部32の出力の出力はゼロではない
から、Z軸ジャイロ16z の積分値と補正用Z軸ジャイ
ロの積分とが完全に等しくなることはない。即ち、Z軸
ジャイロ16z の補正が完全になされたとはいえない。
ここで、図3および図4により図示説明される実施例に
おけるドリフト補正部33を図5のドリフト補正部に変
更する。これは、図4のドリフト補正部33において、
利得調整部333の出力端と加算部332の出力端との
間に積分処理部334を介在させたものに相当する。こ
れによると、Z軸ジャイロ16z の積分値をフイードバ
ック補正している中にZ軸ジャイロ16z の積分値が補
正用Z軸ジャイロ21の積分値に等しくなったときに積
分処理部334の入力はゼロとなり、このときの積分処
理部334の出力はZ軸ジャイロのバイアスに等しいこ
とになる。
【0022】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明によれ
ば、低価格低精度のジャイロを使用して構成した汎用の
低精度のストラップダウン慣性航法装置を具備してこれ
を使用することを前提とし、高精度の方位情報を必要と
するときはその必要に応じて、高精度のジャイロを汎用
低精度のストラップダウン慣性航法装置に接続してこの
出力により低精度のジャイロの出力を補正する構成を採
用することにより、慣性航法装置の開発費用を抑制する
と共に要求される精度の方位ドリフトを満足する低コス
トのストラップダウン慣性航法装置を提供することがで
きる。
ば、低価格低精度のジャイロを使用して構成した汎用の
低精度のストラップダウン慣性航法装置を具備してこれ
を使用することを前提とし、高精度の方位情報を必要と
するときはその必要に応じて、高精度のジャイロを汎用
低精度のストラップダウン慣性航法装置に接続してこの
出力により低精度のジャイロの出力を補正する構成を採
用することにより、慣性航法装置の開発費用を抑制する
と共に要求される精度の方位ドリフトを満足する低コス
トのストラップダウン慣性航法装置を提供することがで
きる。
【0023】そして、ドリフト補正処理部3は、その積
分計算部31はドリフト補正部33のドリフト補正した
後の出力をフィードバックしてクロ一ズドループの補正
を実施し、差分計算部32の出力する差分を入力してこ
れに一定の利得を乗算する利得調整部333により乗算
された差分と低精度ジャイロ16Z のバイアス変動分を
入力して両者を加算する構成を採用することにより、バ
イアスを補正されたZ軸ジャイロ16z の出力と補正用
Z軸ジャイロ21の出力の一致の程度を向上することが
できる。
分計算部31はドリフト補正部33のドリフト補正した
後の出力をフィードバックしてクロ一ズドループの補正
を実施し、差分計算部32の出力する差分を入力してこ
れに一定の利得を乗算する利得調整部333により乗算
された差分と低精度ジャイロ16Z のバイアス変動分を
入力して両者を加算する構成を採用することにより、バ
イアスを補正されたZ軸ジャイロ16z の出力と補正用
Z軸ジャイロ21の出力の一致の程度を向上することが
できる。
【0024】また、ドリフト補正部33において、利得
調整部333の出力端と加算部332の出力端との間に
積分処理部334を介在させることにより、Z軸ジャイ
ロ16z の積分値をフイードバック補正している中にZ
軸ジャイロ16z の積分値が補正用Z軸ジャイロ21の
積分値に等しくなったときに積分処理部334の入力は
ゼロとなり、このときの積分処理部334の出力を補正
用Z軸ジャイロ21の出力に一致したZ軸ジャイロのバ
イアスとして認識することができる。
調整部333の出力端と加算部332の出力端との間に
積分処理部334を介在させることにより、Z軸ジャイ
ロ16z の積分値をフイードバック補正している中にZ
軸ジャイロ16z の積分値が補正用Z軸ジャイロ21の
積分値に等しくなったときに積分処理部334の入力は
ゼロとなり、このときの積分処理部334の出力を補正
用Z軸ジャイロ21の出力に一致したZ軸ジャイロのバ
イアスとして認識することができる。
【0025】ここで、特に、ストラップダウン慣性航法
装置は主としてZジャイロのバイアスが方位計の方位ド
リフトの精度を決定するので、方位ドリフト精度を向上
するにX軸ジャイロおよびY軸ジャイロと比較して不釣
合に低バイアス高精度のZ軸ジャイロを使用する必要が
あったが、この発明によればこの必要はなく、圧倒的に
用途の広い低精度のストラップダウン慣性航法装置を廉
価に構成し、提供することができる。
装置は主としてZジャイロのバイアスが方位計の方位ド
リフトの精度を決定するので、方位ドリフト精度を向上
するにX軸ジャイロおよびY軸ジャイロと比較して不釣
合に低バイアス高精度のZ軸ジャイロを使用する必要が
あったが、この発明によればこの必要はなく、圧倒的に
用途の広い低精度のストラップダウン慣性航法装置を廉
価に構成し、提供することができる。
【図1】実施例を説明する図。
【図2】ドリフト補正部を説明する図。
【図3】他の実施例を説明する図。
【図4】他のドリフト補正部を説明する図。
【図5】更なる他のドリフト補正部を説明する図。
【図6】従来例を説明する図。
1 ストラップダウン慣性航法装置 11 座標変換マトリクス部 12 座標変換マトリクス修正値計算部 13 水平加速度鉛直加速度計算部 14 姿勢角方位角計算部 15X X軸加速度計 15Y Y軸加速度計 15Z Z軸加速度計 16X X軸ジャイロ 16Y Y軸ジャイロ 16Z Z軸ジャイロ 2 補正用ジャイロ装置 21 補正用Z軸ジャイロ 22 補正用ジャイロ積分計算部 3 ドリフト補正処理部 31 ドリフト補正部積分計算部 32 差分計算部 33 ドリフト補正部 331 バイアス変換部 332 加算部 333 利得調整部 334 積分処理部 40 伝送路
Claims (7)
- 【請求項1】 低精度ストラップダウン慣性航法装置を
具備し、 外付けの補正用ジャイロ装置を具備し、 補正用ジャイロ装置の出力に基づいて低精度ストラップ
ダウン慣性航法装置に内蔵される低精度ジャイロのドリ
フトを補正するドリフト補正処理部を具備することを特
徴とするストラップダウン慣性航法装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されるストラップダウン
慣性航法装置において、 補正用ジャイロ装置は、入力軸がストラップダウン慣性
航法装置内蔵の低精度ジャイロの入力軸と平行な高精度
の補正用ジャイロと補正用ジャイロの出力を積分する補
正用ジャイロ積分計算部より成り、 ドリフト補正処理部は、ストラップダウン慣性航法装置
内蔵の低精度ジャイロの出力を積分する積分計算部と、
補正用ジャイロ積分計算部の出力と積分計算部の出力の
間の差分を求める差分計算部と、ストラップダウン慣性
航法装置内蔵の低精度ジャイロの出力および差分計算部
の出力を入力してドリフト補正し、ドリフト補正後の出
力を座標変換マトリクス修正値計算部に出力するドリフ
ト補正部より成ることを特徴とするストラップダウン慣
性航法装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載されるストラップダウン
慣性航法装置において、 積分計算部は、ストラップダウン慣性航法装置内蔵の低
精度ジャイロの出力に代えてドリフト補正部のドリフト
補正後の出力を積分することを特徴とするストラップダ
ウン慣性航法装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載されるストラップダウン
慣性航法装置において、 ドリフト補正部は、差分計算部の出力する差分を入力し
てこれに一定の利得を乗算する利得調整部と、利得調整
部により乗算された差分と低精度ジャイロのバイアス変
動分を入力して両者を加算する加算部より成ることを特
徴とするストラップダウン慣性航法装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載されるストラップダウン
慣性航法装置において、 利得調整部と加算部の間に積分処理部を介在させたこと
を特徴とするストラップダウン慣性航法装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の内の何れかに
記載されるストラップダウン慣性航法装置において、 低精度ジャイロおよび高精度の補正用ジャイロは何れも
Z軸ジャイロであることを特徴とするストラップダウン
慣性航法装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6の内の何れかに
記載されるストラップダウン慣性航法装置において、 ドリフト補正処理部を内蔵するストラップダウン慣性航
法装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130080A JP2000321070A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | ストラップダウン慣性航法装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130080A JP2000321070A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | ストラップダウン慣性航法装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000321070A true JP2000321070A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15025518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11130080A Withdrawn JP2000321070A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | ストラップダウン慣性航法装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000321070A (ja) |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1330934C (zh) * | 2005-12-15 | 2007-08-08 | 北京航空航天大学 | 一种捷联惯性导航系统的任意双位置初始对准方法 |
WO2009156745A1 (en) * | 2008-06-26 | 2009-12-30 | The Vitec Group Plc | Methods of stabilising recorded or projected images in optical apparatus |
CN101825468A (zh) * | 2010-04-23 | 2010-09-08 | 东南大学 | 基于频域分析方法的对偶四元数捷联惯导方法 |
CN101893445A (zh) * | 2010-07-09 | 2010-11-24 | 哈尔滨工程大学 | 摇摆状态下低精度捷联惯导系统快速初始对准方法 |
CN101900573A (zh) * | 2010-07-15 | 2010-12-01 | 北京理工大学 | 一种实现陆用惯性导航系统运动对准的方法 |
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CN102155957A (zh) * | 2011-03-21 | 2011-08-17 | 哈尔滨工程大学 | 基于移动捷联航姿基准的船用光纤陀螺组件在线标定方法 |
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-
1999
- 1999-05-11 JP JP11130080A patent/JP2000321070A/ja not_active Withdrawn
Cited By (21)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |