JP2000320855A - 送風機ならびに該送風機を備えた空気調和機および空気清浄機 - Google Patents

送風機ならびに該送風機を備えた空気調和機および空気清浄機

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JP2000320855A
JP2000320855A JP11127006A JP12700699A JP2000320855A JP 2000320855 A JP2000320855 A JP 2000320855A JP 11127006 A JP11127006 A JP 11127006A JP 12700699 A JP12700699 A JP 12700699A JP 2000320855 A JP2000320855 A JP 2000320855A
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flow fan
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Mugihei Ikemizu
麦平 池水
Kazuo Nishikawa
和男 西川
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒を励起するための光源を有する装置に
おいて、光源を設置するための特別なスペースを要求し
ない光源の配置を提供する。 【解決手段】 クロスフローファン1は、透光性を有す
る材料で構成される羽根1aを備える。この羽根により
取囲まれるクロスフローファン1の中央部に光源2を設
置する。かかる構造のクロスフローファン1を、空気調
和機あるいは空気清浄機内に組込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光触媒を利用し
た空気調和機および空気清浄機などに使用される送風
機、該送風機を備えた空気調和機および空気清浄機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、脱臭用に光触媒を用いた空気
清浄機や空気調和機は知られている。これらは、たとえ
ば特開平10−160181号、特開平10−9661
号あるいは特開平8−128662号等に開示されてい
る。また、空気調和機の熱交換用フィンに光触媒を塗布
し、親水性を得るというものも考案されている。この技
術に関しては、たとえば特開平9−77535号や特開
平9−229585号などに開示されている。
【0003】これらの機器に搭載された光触媒は、励起
するために光を照射されなければならない。そのため、
本体内に光源を設けることが一般に行なわれている。本
体内に光源を設けない場合には、機器内部に室内光を取
入れたり、一定期間ごとに太陽光にあてることなどがな
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように機器本体
内に光源を設けた場合、光源の設置スペースを特別に確
保する必要がある。そのため、光源を搭載しない場合に
比べ、コスト面、製品の大きさ、配置によっては通風抵
抗などの面で不利である。
【0005】また、室内光はあまり紫外光を含まないた
め、光触媒として広く用いられているTiO2に対して
励起効果が低い。加えて、室内光を機器に取込むために
構造上の制約をも受ける。太陽光の場合には、屋外で使
用する機器でない限り連続して利用することは困難であ
り、ユーザが能動的に光照射を行なう必要が生じる。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものである。この発明の目的は、機器本体
内に光触媒を励起するための光源を設置する際に、光源
のための特別な設置スペースを必要としない光源の配置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る送風機は、
内部に光触媒を励起するための光源を備える。
【0008】このように送風機内部に光源を配置してい
るので、送風機の外部に別途光源を設置するためのスペ
ースを確保する必要がなくなる。よって、該送風機を組
込んだ機器本体内部に、光触媒を励起するための光源を
設置するための特別なスペースが不要となる。
【0009】上記の光源の周囲に位置する送風機の少な
くとも一部は、好ましくは、透光性を有する材料で構成
される。
【0010】それにより、光源からの光は送風機を透過
して機器本体内部に設置された光触媒フィルタ等に達す
ることができ、光触媒を励起することができる。
【0011】送風機の表面の少なくとも一部は、光を反
射する材料で構成されてもよい。それにより、光を散乱
させることができ、光の照射領域を拡大することができ
る。
【0012】また、送風機の表面の少なくとも一部に、
光触媒または光触媒と吸着剤の混合物を塗布してもよ
い。
【0013】それにより、光触媒フィルタ等を別途設け
ることなく、脱臭を行なうことができる。
【0014】本発明に係る空気調和機は、上述の構成を
有する送風機を備える。それにより、装置本体内部に光
触媒励起用の光源を設けるスペースを別途確保する必要
がなくなり、装置本体内部のスペースを節約することが
できる。
【0015】送風機を収容する空気調和機本体の内壁の
少なくとも一部は、好ましくは、光を反射する材料で構
成される。
【0016】それにより、装置本体内壁に反射した光を
も有効に利用することができ、光の照射領域を増大する
ことができるのみならず、光を均一に光触媒に照射する
こともできる。
【0017】上記空気調和機の本体の内壁の少なくとも
一部は、光触媒または光触媒と吸着剤の混合物からなる
被覆層を有することが好ましい。
【0018】それにより、より効果的に脱臭を行なうこ
とができる。また、上記空気調和機本体の内壁の基材
は、好ましくは樹脂からなる。
【0019】それにより、一般に空気調和機において用
いられている樹脂材料をそのまま使用することができ
る。
【0020】本発明に係る空気清浄機は、上述の構成を
有する送風機を備える。それにより、前述の空気調和機
の場合と同様に、装置本体内のスペースを節約すること
ができる。
【0021】なお、空気清浄機の場合も、本体内壁の少
なくとも一部が光を反射する材料で構成されることが好
ましい。また、本体の内壁の少なくとも一部は、光触媒
または光触媒と吸着剤の混合物からなる被覆層を有する
ことが好ましい。さらに、本体内壁の基材が樹脂からな
ることが好ましい。それにより、空気調和機の場合と同
様の作用効果を期待することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を用いて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0023】(実施の形態1)まず、図1〜図4を用い
て、本発明の実施の形態1における送風機の構造につい
て説明する。図1は、本発明に係るクロスフローファン
の斜視図である。図2は、本発明に係るクロスフローフ
ァンの平面図である。なお、この平面図では、ギヤやモ
ータ等も併記している。図3は、本発明に係るクロスフ
ローファンの側面図である。図4は、ファンの固定用ギ
ヤを併記したクロスフローファンの側面図である。
【0024】まず図1を参照して、クロスフローファン
1は、羽根1aと、光源2とを備える。羽根1aは、光
源2からの光を透過させる材料、すなわち透光性を有す
る材料により構成される。具体的には、羽根1aは、た
とえば、紫外線透過性のアクリル樹脂やメタクリレート
等により構成される。なお、羽根1aの少なくとも一部
が透光性を有する材料で構成されていればよい。
【0025】光源2は、クロスフローファン1の内部に
設置される。この場合であれば光源2は、羽根1aによ
り取囲まれるクロスフローファン1の中央部に設置され
ている。このようにクロスフローファン1の内部に光源
2を設置することにより、たとえばクロスフローファン
1を組込む機器内に光源2aを設置するための特別なス
ペースを確保する必要がなくなり、機器本体内のスペー
スを節約することができる。光源2としては、たとえば
冷陰極蛍光ランプ等を挙げることができる。光源2は、
図示しないホルダによりクロスフローファン1に固定さ
れる。
【0026】図2に示すように、クロスフローファン1
の両側面に、ギヤ3,4を取付ける。ギヤ3,4は、図
3に示すように、中心部に穴を有する。このギヤ3,4
の穴から光源2としてのランプの両端に取付けられたゴ
ム製ホルダの一部を出すようにし、図2に示すようにラ
ンプの両端からリード線5を導き出す。このリード線5
を点灯装置(図示せず)に接続する。
【0027】ギヤ4は、ギヤ6を介してモータ7と接続
される。ギヤ6は、クロスフローファン1を組込む装置
本体に取付けられ、図4に示すように、このギヤ6によ
りギヤ4を装置内で固定する。図4に示す態様では、3
つのギヤ6を設けてギヤ4を固定しているが、ギヤ6の
数は任意に選択可能である。
【0028】上述の構成を有するクロスフローファン1
を回転させるには、図2に示すモータ7に通電してギヤ
6を回転させ、このギヤ6と噛み合うギヤ4を回転させ
る。それにより、ギヤ4とともにクロスフローファン1
が回転する。
【0029】なお、上記の実施の形態1では、送風機の
一例としてクロスフローファン1を挙げたが、他のタイ
プの送風機にも本願発明は適用可能である。
【0030】また、クロスフローファン1の羽根1aの
表面の少なくとも一部が光を反射する反射材で構成され
てもよい。それにより、反射光を有効利用することがで
き、光触媒への光の照射領域の増大や均一な光の照射を
図ることができる。反射材としては、たとえばアルミ箔
等を挙げることができる。
【0031】また、羽根1aの表面の少なくとも一部上
に、光触媒または光触媒と吸着剤の混合物を塗布しても
よい。それにより、本発明に係る送風機を組込んだ装置
における脱臭機能を高めることができる。光触媒として
はTiO2等を挙げることができ、吸着剤としてはゼオ
ライト等の匂い成分を吸着する材料を挙げることができ
る。
【0032】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について図5を用いて説明する。図5は、本発明の
実施の形態2におけるクロスフローファン1を示す平面
図である。
【0033】図5に示すように、本実施の形態2では、
光源2aを直管型ではなくU字管型としている。それに
より、リード線5を取出す方向を一方向のみとすること
ができ、ギヤ4を省略してモータ7を直接クロスフロー
ファン1に接続することができる。その結果、クロスフ
ローファン1の構造を簡略化することができ、コスト低
減を図ることかできる。それ以外の構成については実施
の形態1と同様であるため、説明は省略する。なお、図
5においてギヤ3を省略することも可能である。
【0034】(実施の形態3)次に、図6を用いて、本
発明の実施の形態3について説明する。図6は、本発明
に係るクロスフローファン1を組込んだ空気調和機の室
内ユニット12を示す断面図である。
【0035】図6に示すように、室内ユニット12は、
装置本体内部に、クロスフローファン1と、熱交換器9
と、フィルタ11とを備える。
【0036】クロスフローファン1は、内部に光源2を
有する。光源2としては、直管型の冷陰極蛍光ランプを
使用している。クロスフローファン1の羽根は、透光性
を有する材料で構成されている。
【0037】熱交換器9として、熱交換用のフィン全面
に光触媒(TiO2等)を塗布したものを使用する。こ
のようにフィンに光触媒を塗布し、光を照射することに
より親水性が向上し、フィンの間隔を狭くできるため効
率が向上することが知られている。
【0038】フィルタ11としては、たとえば光触媒脱
臭フィルタを挙げることができる。このフィルタ11を
使用することにより、空気中のペット臭やたばこ臭等の
匂い成分を吸着することができる。
【0039】室内ユニット12の本体内壁10上には、
反射材10aが設けられる。反射材10aは、紫外線を
反射する材料で構成され、たとえば、アルミやステンレ
スの箔や薄板を内壁10上に貼付けるか、あるいはめっ
き処理により形成することができる。なお、反射材10
aは内壁10の少なくとも一部上に設けられればよい。
【0040】上述の室内ユニット12において、クロス
フローファン1を図示しないモータ等により回転させる
ことにより、空気は吸入口から室内ユニット12本体内
部に送り込まれ、フィルタ11と熱交換器9を順次通過
する。フィルタ11を通過する際に空気中の匂い成分が
除去され、熱交換器9を通過する際に熱交換が行なわれ
る。その結果、所定の温度でかつ清浄な空気が室内に送
り込まれることとなる。
【0041】このとき、光源2からの光(この場合であ
れば紫外光)14は、クロスフローファン1に吸収され
ることなくこれを透過して熱交換器9に到達し、熱交換
器9のフィンに塗布された光触媒に照射される。さら
に、他の方向への光や、熱交換用フィンの隙間を通り抜
けた光も、一部を除き反射材10aで反射され、熱交換
器9に到達する。
【0042】このように、多くの光を多方向から光触媒
に照射することができるので、光の照射領域を拡大する
ことができるのみならず光触媒に均一に光を照射するこ
ともできる。そのため、光触媒に光があたらない部分が
できてしまうことを回避することができる。なお、上記
のような反射光をも含めた多くの光を利用することがで
きるので、光源2に対し熱交換器9の裏側に位置するフ
ィルタ11に光を照射することも可能となる。
【0043】上述の反射材10aの少なくとも一部の上
に、光触媒または光触媒と吸着剤との混合物からなる光
触媒層を形成してもよい。この場合には、光触媒層を半
透明となる厚みに形成することが好ましい。それによ
り、反射光を有効利用することができる。また、内壁1
0の基材は、ABS樹脂(acrylonitrile-butadiene-st
yrene resin)や、PS(ポリスチレン)樹脂等を用い
ることが好ましい。それにより、コスト増大を回避する
ことができる。
【0044】(実施の形態4)次に、図7および図8を
用いて、この発明の実施の形態4について説明する。図
7は、本発明に係る空気清浄機18を示す断面図であ
る。図8は、空気清浄機18に組込まれるクロスフロー
ファン1の羽根1aの断面図である。
【0045】図7に示すように、空気清浄機18は、ク
ロスフローファン1と、集塵フィルタ16と、脱臭フィ
ルタ17とを備える。
【0046】クロスフローファン1は、内部に光源2を
有する。光源2として、東芝ライテック製光触媒励起用
冷媒陰極蛍光ランプを使用している。
【0047】クロスフローファン1の羽根1aの少なく
とも一部は、紫外線を反射する材料であるアルミニウム
で構成されている。この羽根1aの表面上に、図8に示
すように、光触媒層19を形成している。光触媒層19
は、ディップコートにより塗布される。光触媒として
は、石原テクノ製光触媒ST−K01を使用した。ま
ず、この光触媒にファンをディッピングし、その後15
0℃で30分間焼成を行なう。それにより、羽根1aの
表面全面に光触媒層19を形成する。光触媒層19は、
半透明となる厚みに形成されることが好ましい。それに
より、光触媒層19を透過した光が羽根1aに反射さ
れ、当該反射光を有効利用することができる。
【0048】羽根1aへの光触媒の塗布を、スプレー法
などによって羽根1aの凹部のみに行なえば、羽根1a
の凸面で光を反射させることができる。この場合には、
光触媒層19を半透明にする必要はない。また、光触媒
を羽根1aの両面に塗付しても、光は羽根1aの隙間か
ら漏れるので、周囲で必要な光の量が少なければ光触媒
層19を半透明にする必要はない。これらの場合、光触
媒層19を厚くすることができるので、クロスフローフ
ァン1による脱臭効果を高めることができる。
【0049】空気清浄機18の本体20の内壁15上に
も、光触媒層15aが形成されている。本体20は、A
BS樹脂で構成され、その内壁15上に以下に記す方法
により光触媒層15aを形成した。まず、ABS樹脂の
プライマーとしてコルコート社製コルコートPをスプレ
ー塗布し、60℃で20分間乾燥する。その後、IPA
(isopropyl alcohl)で2倍に希釈した石原テクノ製光
触媒ST−K03をスプレー塗布し、60℃で20分間
乾燥した。それにより、内壁15の表面全面を光触媒層
15aによりコーティングした。
【0050】集塵フィルタ16は、クロスフローファン
1の風上側に設けられる。この集塵フィルタ16として
は、静電フィルタを使用した。このように集塵フィルタ
16を設置することにより、光触媒で分解不可能な埃な
どの無機物を除去することができ、周辺の空気を清浄化
するとともに光触媒に無機物が付着して光の照射が不十
分になるのを防ぐことができる。
【0051】脱臭フィルタ17は、風下側に設置され
る。脱臭フィルタ17は、活性炭やゼオライトなどの吸
着剤を含む。このような脱臭フィルタ17を設置するこ
とにより、光触媒では分解に時間がかかるため除去しに
くい高分子を吸着除去することができる。
【0052】上記のような構成を有する空気清浄機18
において、クロスフローファン1を回転させることによ
り、空気は集塵フィルタ16を通過して装置本体20内
に送り込まれる。その際に、集塵フィルタ16により空
気から埃などの無機物が除去される。その後、空気は、
装置本体20内において、クロスフローファン1の羽根
1a上に形成された光触媒層19や、本体20の内壁1
5上に形成された光触媒層15aにより、悪臭成分が除
去される。このように悪臭成分が除去された後、空気
は、脱臭フィルタ17を通過して室内へ放出される。そ
の際に、光触媒では分解に時間のかかる高分子が脱臭フ
ィルタ17により吸着除去される。
【0053】クロスフローファン1の内部に設置された
光源2からの紫外光14は、図7に示すように、羽根1
a上の光触媒層19に照射される。それにより、羽根1
a上の光触媒を励起することができる。また、装置本体
20の内壁15上に形成された光触媒層15aには、羽
根1aの隙間から光を照射することができる。それによ
り、内壁15上の光触媒層をも励起することができる。
【0054】光触媒層19が半透明である場合には、光
触媒層19を透過した光が羽根1aに反射される。よっ
て、この反射光をも各光触媒層15a,19に照射する
ことができる。それにより、反射光を含めた多くの光を
光触媒層15a,19に照射することができ、より効果
的に光触媒を励起することができる。光触媒層19が羽
根1aの表面上に選択的に形成された場合にも、同様に
反射光を有効利用することができる。
【0055】なお、内壁15上に反射材を形成し、その
上に光触媒層15aを形成してもよい。この場合、光触
媒層15aを半透明の厚みに形成することが好ましい。
また、羽根1aの少なくとも一部を透明な材料で構成し
てもよい。それにより、羽根1aを透過した光を有効利
用することができる。
【0056】また、上述の実施の形態では、本発明に係
る送風機を組込んだ装置の典型例として空気調和機およ
び空気清浄機を挙げたが、それ以外の機器に本発明に係
る送風機を適用することも考えられる。
【0057】以上のようにこの発明の実施の形態につい
て説明を行なったが、今回開示した実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのす
べての変更が含まれる。
【0058】
【発明の効果】本発明に係る送風機によれば、該送風機
を組込む装置内部のスペースを節約することができるの
で、送風機を組込む装置の小型化、製造コスト低減等を
図ることができる。また、空気の流路中に光源を設置し
ないので、通風抵抗の低減を図ることができる。
【0059】また、送風機の少なくとも一部を透光性を
有する材料で構成した場合には、光を無駄にすることな
く光触媒に照射することができる。それに加え、送風機
を作動させることなくあらゆる方向に光を照射すること
ができるので、送風や空気の取入れを行なわずに光触媒
に吸着した物質の分解のみを行なうことができる。
【0060】さらに、送風機表面の少なくとも一部を光
を反射する材料で構成した場合、反射光の有効利用がで
き、光があたらず光触媒反応が起こりにくい部分を低減
することができる。
【0061】本発明に係る空気調和機および空気清浄機
によれば、光源の設置スペースを別途設ける必要がない
ので小型化することができる。そればかりでなく、送風
機の内部に光源を設置するだけなので、設計変更をも少
なくすることができる。
【0062】また、空気調和機等の本体内壁の少なくと
も一部を反射材で構成した場合には、反射光をも有効利
用することができるので、光源を送風機内部に設置した
ことによって光源と光触媒との距離が大きくなったとし
ても光強度の低下を補うことができる。
【0063】さらに、装置内部に光触媒等からなる被覆
層を形成した場合には、新たな通風抵抗を発生させるこ
となく、脱臭効果を高めることができる。
【0064】さらに、装置本体の基材を樹脂で構成した
場合には、製造コストが増大するのを回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクロスフローファンの斜視図であ
る。
【図2】本発明に係るクロスフローファンの平面図であ
る。
【図3】本発明に係るクロスフローファンの側面図であ
る。
【図4】本発明に係るクロスフローファンとともに該フ
ァンを装置に固定するためのギヤを示す側面図である。
【図5】本発明に係るクロスフローファンの他の形態を
示す平面図である。
【図6】本発明に係る空気調和機の断面図である。
【図7】本発明に係る空気清浄機の断面図である。
【図8】本発明に係る空気清浄機において使用されるク
ロスフローファンの羽根の断面図である。
【符号の説明】
1 クロスフローファン 1a 羽根 2,2a 光源 3,4,6 ギヤ 5 リード線 7 モータ 9 熱交換器 10,15 内壁 10a 反射材 11 フィルタ 12 室内ユニット 13,20 本体 14 紫外光 16 集塵フィルタ 17 脱臭フィルタ 18 空気清浄機 19,15a 光触媒層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に光触媒を励起するための光源を備
    えたことを特徴とする送風機。
  2. 【請求項2】 前記光源の周囲に位置する前記送風機の
    少なくとも一部は透光性を有する材料で構成される、請
    求項1に記載の送風機。
  3. 【請求項3】 前記送風機の表面の少なくとも一部分
    が、光を反射する材料で構成される、請求項1に記載の
    送風機。
  4. 【請求項4】 前記送風機の表面の少なくとも一部に
    は、光触媒または光触媒と吸着剤の混合物が塗布され
    た、請求項1から3のいずれかに記載の送風機。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の送風
    機を備えた、空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記送風機を収容する本体の内壁の少な
    くとも一部が、光を反射する材料で構成される、請求項
    5に記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記送風機を収容する本体の内壁の少な
    くとも一部は、光触媒または光触媒と吸着剤の混合物か
    らなる被覆層を有する、請求項5に記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 前記本体の内壁の基材が樹脂からなる、
    請求項6または7に記載の空気調和機。
  9. 【請求項9】 請求項1から4のいずれかに記載の送風
    機を備えた、空気清浄機。
  10. 【請求項10】 前記送風機を収容する本体の内壁の少
    なくとも一部が、光を反射する材料で構成される、請求
    項9に記載の空気清浄機。
  11. 【請求項11】 前記送風機を収容する本体の内壁の少
    なくとも一部は、光触媒または光触媒と吸着剤の混合物
    からなる被覆層を有する、請求項9に記載の空気清浄
    機。
  12. 【請求項12】 前記本体の内壁の基材が樹脂からな
    る、請求項10または11に記載の空気清浄機。
JP11127006A 1999-05-07 1999-05-07 送風機ならびに該送風機を備えた空気調和機および空気清浄機 Withdrawn JP2000320855A (ja)

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