JP4103262B2 - 空気清浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
臭い成分を分解する光触媒を担持した光触媒フィルタの近傍に発光管を配設する空気清浄装置では、光を効率良く光触媒フィルタに当てるため、通常、図9の(a)に示す様に反射板を反光触媒フィルタ側に配置している。
しかし、x軸方向の光強度は、図9の(b)に示す様に、発光管に近い所は強いが、離れるに従って弱くなる傾向にある。
【0003】
この不具合を解決するため、特開平9- 322933号公報に記載の光脱臭装置では、光触媒フィルタに沿って複数の発光管を配設している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、発光管の増設により、消費電力が増え、部品代が高くなり、ハウジングの容積が大きくなるという新たな課題が生じる。
そこで、発明者らは、反射板を放物面を有する反射鏡101に変更した空気清浄装置(図10に示す)、および放物面を有する主反射鏡102と円弧面を有する副反射鏡103とを有する脱臭装置(図11に示す)を試作した。
しかし、不要方向への光放射により全体の光強度が低下(図10、図11共)したり、主反射鏡102の熱変形を招くとともに大きな影ができる(図11)という好ましくない結果が得られた。
【0005】
本発明の目的は、吸着フィルタへ均一的に光が当たり、臭い成分の分解効率が高い空気清浄装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1について〕
円形のバルブ断面を有し、光を発光する発光管は、第2の反射鏡の中心で、且つ第1の反射鏡の焦点付近に配置されている。
第2の反射鏡は、発光管が中心付近に位置する円弧面を有し、発光管が発光する光を第1の反射鏡方向に反射させる。
第1の反射鏡は、発光管方向から来た光を吸着フィルタ方向へ反射させる。なお、発光管を第1の反射鏡の焦点に配置し、第2の反射鏡の円弧面の中心が発光管の中心に位置する場合には、第1の反射鏡は、発光管方向から来た光を吸着フィルタ方向へ反射させて平行光束にする。
【0007】
これにより、発光管に近い場所の吸着フィルタは勿論、遠い場所の吸着フィルタにも光が適度な強さで当たる。
つまり、光が吸着フィルタ全面に均一的に当たるので、空気清浄装置は、吸着フィルタによる臭い成分の分解能力に優れる。
また、発光管の出力を上げたり、発光管を複数個、設置する必要がないので電力を多く消費しない。
【0008】
〔請求項2について〕
発光管のバルブに反射面を形成して第2の反射鏡とすれば、第2の反射鏡を支持する支持手段が不要になるとともに、吸着フィルタ方向へ光を反射させる際に生じる影の面積を極力、小さくすることができる。
【0009】
〔請求項3について〕
円形のバルブ断面を有し、光を発光する発光管は、第2の反射鏡の第1焦点付近に配置されている。
第2の反射鏡は、発光管が第1焦点付近に位置する楕円面を有し、発光管が発光する光を楕円面で反射させ第2焦点付近を経て第1の反射鏡方向に照射する。
第1の反射鏡は、発光管方向から来た光を吸着フィルタ方向へ反射させる。
【0010】
なお、発光管が第2の反射鏡の第1焦点に位置する楕円面を有し、第1の反射鏡の焦点と第2の反射鏡の第2焦点とが一致する場合には、下記の様になる。
第2の反射鏡は、発光管が発光する光を楕円面で反射させ第2焦点を経て第1の反射鏡方向に照射する。第1の反射鏡は、発光管方向から来た光を吸着フィルタ方向へ反射させ、平行光束にする。
【0011】
これにより、発光管に近い場所の吸着フィルタは勿論、遠い場所の吸着フィルタにも光が適度な強さで当たる。
つまり、光が吸着フィルタ全面に均一的に当たるので、空気清浄装置は、吸着フィルタによる臭い成分の分解能力に優れる。
また、発光管の出力を上げたり、発光管を複数個、設置する必要がないので電力を多く消費しない。
【0012】
〔請求項4について〕
第1の反射鏡と吸着フィルタとの間に配置され、光を発光する発光管は、円形のバルブ断面を有し、第2の反射鏡の中心に配置されている。
第2の反射鏡は、発光管が中心近傍に位置する円弧面を有し、発光管が発光する光を第1の反射鏡方向に反射させる。
断面がV字状の山形形状を呈する第1の反射鏡は、発光管方向から来た光を吸着フィルタ方向へ反射させる。
【0013】
これにより、発光管に近い場所の吸着フィルタは勿論、遠い場所の吸着フィルタにも光が適度な強さで当たる。
つまり、光が吸着フィルタ全面に、均一的に当たるので、空気清浄装置は、吸着フィルタによる臭い成分の分解能力に優れる。
また、発光管の出力を上げたり、発光管を複数個、設置する必要がないので電力を多く消費しない。
更に、第1の反射鏡は、断面がV字状の山形形状を呈するので、第1の反射鏡を安価に作ることができる。
【0014】
〔請求項5について〕
光を発光する発光管は、円形のバルブ断面を有し、第1の反射鏡の焦点付近に配置されている。
第2の反射鏡は、断面がV字状の山形形状を呈し、発光管が発光する光を第1の反射鏡方向に反射させる。
第1の反射鏡は、発光管方向から来た光を吸着フィルタ方向へ反射させる。
発光管方向から直接、照射される光は、第1の反射鏡で反射して吸着フィルタ方向へ向かう。なお、発光管が第1の反射鏡の焦点に配される場合には、発光管方向から直接、照射される光は、第1の反射鏡で反射して平行光束になり、吸着フィルタ方向へ向かう。
【0015】
これにより、発光管に近い場所の吸着フィルタは勿論、遠い場所の吸着フィルタにも光が適度な強さで当たる。
つまり、光が吸着フィルタ全面に、均一的に当たるので、空気清浄装置は、吸着フィルタによる臭い成分の分解能力に優れる。
また、発光管の出力を上げたり、発光管を複数個、設置する必要がないので電力を多く消費しない。
更に、第2の反射鏡は、断面がV字状の山形形状を呈するので、第2の反射鏡を安価に作ることができる。
【0016】
〔請求項6について〕
第2の反射鏡は、発光管方向から来た光を第1の反射鏡が吸着フィルタ方向へ反射させる際に、第2の反射鏡自体により後方に影ができる。
そこで、影を作る原因となる第2の反射鏡部分に窓を形成し、光を直接、吸着フィルタ方向へ照射して影を無くしている。
これにより、第2の反射鏡の前方に影ができず、光が吸着フィルタ全面に、均一的に当たるので、吸着フィルタによる臭い成分の分解能力を、一層、高めることができる。
【0017】
〔請求項7について〕
空気清浄装置は、第1の反射鏡をハウジングの内壁で構成している。
これにより、部品点数を減らすことができるとともに、ハウジングの容積を小さくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施例(請求項1、6に相当)を、図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示す如く、空気清浄装置Aは、ケーシング1の空気通路11内に、送風機2と、光触媒付吸着フィルタ3と、放物面鏡4と、水銀ランプ5と、内球面鏡6とを配設してなり、車両の天井や後部に設置されている。
【0019】
ケーシング1は、プラスチック製の中空函であり、空気通路11が形成されている。空気通路11は、車室内に開口する空気導入口12および空気吹出口13を有する。
【0020】
空気通路11の略中央に配置される送風機2は、車載用バッテリから作動用電力の供給を受けて回転するモータ21と、モータ21により駆動される翼車22とからなり、空気通路11に、空気導入口12から空気吹出口13へ向かう空気流を発生させる。
【0021】
光触媒付吸着フィルタ3は、二枚の濾紙をプリーツ状に貼り合わせたものであり、空気導入口12近傍の空気通路11に、通路を塞ぐ様にケーシング1内に配されている。
空気流の当たる側に位置する濾紙は防塵用である。また、光が当たる側に位置する濾紙は、表面に光触媒(酸化チタン)と吸着剤とを担持させたものであり、吸着剤(活性炭やゼオライト)が臭いの成分を吸着する。なお、光触媒は、水銀ランプ5から照射される紫外線により、吸着剤が吸着した臭い成分を分解(再生)する。
【0022】
放物面鏡4は、鏡面処理が成された放物面が光触媒付吸着フィルタ3方向に向く様に、光触媒付吸着フィルタ3の下流側のケーシング1壁に配置されている。この放物面鏡4は、水銀ランプ5が放射する後半球光束および内球面鏡6で反射した前半球光束を吸着フィルタ方向へ反射させて平行光束にする。
【0023】
放物面鏡4の焦点に配される水銀ランプ5(5W、直管形)は、円筒状のバルブ51(ガラス製)の両端を、フィラメントおよび端子を有する口金で塞ぎ、内部に水銀とアルゴンとを封入してなる。
この水銀ランプ5は、グロースタータ(何れも図示せず)により点灯し、水銀蒸気中放電によって発生する水銀輝線によりバルブ51から紫外線を発光する。
【0024】
ケーシング1内に配される内球面鏡6は、水銀ランプ5が円弧中心に位置する円弧面61を有し、水銀ランプ5が放射する前半球光束を放物面鏡4方向に反射させる。
水銀ランプ5のバルブ51から放射される紫外線のうち、内球面鏡6および放物面鏡4の深凹部へ向かう紫外線は、水銀ランプ5や内球面鏡6によって遮られる。
このため、本実施例では、影を作る内球面鏡6の深凹部近傍にスリット62を間欠的に形成している。なお、機械的強度を保つため、スリット62間に連結部を設けている。
【0025】
本実施例の空気清浄装置Aは、以下の様に作動する。
空気清浄装置Aの作動スイッチ(図示せず)をオンにすると、送風機2が作動状態になり、空気導入口12から空気吹出口13へ向かう空気流が空気通路11内に発生する。これにより、車室内の空気が空気導入口12からケーシング1内に吸い込まれる。
【0026】
水銀蒸気中放電によって水銀ランプ5のバルブ51から紫外線が放射される。放射される紫外線のうち、後半球光束は放物面鏡4方向に放射され、前半球光束は内球面鏡6で反射して放物面鏡4方向に放射される。
【0027】
水銀ランプ5が、内球面鏡6の中心に配され、且つ、放物面鏡4の焦点に配されているので、放物面鏡4方向に放射された光束は、放物面鏡4で反射して平行光束となって光触媒付吸着フィルタ3へ向かう。
また、内球面鏡6の深凹部へ放射される光束は、スリット62から出て、直接、光触媒付吸着フィルタ3へ向かう。
【0028】
光触媒付吸着フィルタ3を導入した室内空気が通過する際に、濾紙に担持させた吸着剤に臭い成分が吸着し、清浄化された空気は空気吹出口13から車室内へ吹き出る。なお、光触媒は、紫外線により、吸着剤が吸着した臭い成分を分解(再生)する。
【0029】
本実施例の空気清浄装置Aは、以下の利点を有する。
空気清浄装置Aは、内球面鏡6の中心で、且つ放物面鏡4の焦点に水銀ランプ5を配置して、放物面鏡4が光触媒付吸着フィルタ3方向へ紫外線を反射させて平行光束にする構成である。
更に、影を作る内球面鏡6の深凹部近傍にスリット62を間欠的に形成し、スリット62間に連結部を設けている。
【0030】
これにより、水銀ランプ5に近い場所の光触媒付吸着フィルタ3は勿論、遠い場所の光触媒付吸着フィルタ3にも紫外線が適度な強さで当たる。また、内球面鏡6の前方に影ができない。なお、スリット62を間欠的に形成しているので内球面鏡6の機械的強度は維持できる。
つまり、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3全面に均一的に当たるので、空気清浄装置Aは、臭い成分の分解能力に優れる。
また、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3全面に均一的に当たる{図3(b)のx軸方向距離ー 紫外線強度グラフ参照}ので、水銀ランプ5の出力を上げたり、水銀ランプ5を複数個、設置する必要がないので、空気清浄装置Aは、電力を多く消費しない。
【0031】
つぎに、本発明の第2実施例(請求項1、6に相当)を図4に基づいて説明する。
本実施例の空気清浄装置は、下記の点が空気清浄装置Aと異なる。
内球面鏡6を設けず、水銀ランプ5のバルブ51の前半球(光触媒付吸着フィルタ3側)の外面に反射物63を形成して、水銀ランプ5が放射する前半球光束を放物面鏡4方向に反射させている。
【0032】
水銀ランプ5のバルブ51から放射される紫外線のうち、光触媒付吸着フィルタ3の中央および放物面鏡4の深凹部へ向かう紫外線は、水銀ランプ5や反射物63によって遮られる。このため、反射物63の中央にスリット631を形成している。
【0033】
本実施例の空気清浄装置は、以下の利点を有する。
空気清浄装置は、放物面鏡4の焦点に水銀ランプ5を配置し、バルブ51の前半球の外面に反射物63を形成して、放物面鏡4が光触媒付吸着フィルタ3方向へ紫外線を反射させて平行光束にする構成である。更に、反射物63の中央にスリット631を形成している。
【0034】
これにより、水銀ランプ5に近い場所の光触媒付吸着フィルタ3は勿論、遠い場所の光触媒付吸着フィルタ3にも紫外線が適度な強さで当たる。また、バルブ51の前方に影ができないとともに、第1実施例のものより盛り上がり部31の大きさを小さくすることができる。
また、内球面鏡6を使用していないので、内球面鏡6の位置決めを行う必要がなく、内球面鏡6を固定する固定具が不要である。
【0035】
反射物63にスリット631を連続して形成できるので死角ができず、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3全面に均一的に当たる{図4(b)のx軸方向距離ー 紫外線強度グラフ参照}。このため、水銀ランプ5の出力を上げたり、水銀ランプ5を複数個、設置する必要がないので、空気清浄装置は、電力を多く消費しない。
【0036】
つぎに、本発明の第3実施例(請求項1、7に相当)を図5に基づいて説明する。
本実施例の空気清浄装置は、下記の点が空気清浄装置Aと異なる。
放物面鏡4は、空気清浄装置Aの放物面鏡4の半分であり、ハウジングの内壁で形成している。そして、焦点に水銀ランプ5を配置している。
内球面鏡6は、深凹部とランプ中心とを結ぶ面とフィルタ面とが平行となる位置(図示、水銀ランプ5の右側)に配置されている。この内球面鏡6は、水銀ランプ5が円弧中心に位置する円弧面61を有し、水銀ランプ5が放射する半球光を放物面鏡4方向に反射させている。
【0037】
本実施例の空気清浄装置は、以下の利点を有する。
空気清浄装置は、水銀ランプ5方向から放物面鏡4に放射される紫外線を放物面鏡4が平行光線にして光触媒付吸着フィルタ3方向に反射させる構成である。なお、水銀ランプ5から放射される紫外線のうち、一部は直接、光触媒付吸着フィルタ3に照射される。
【0038】
このため、図5(b)のグラフに示す様に、水銀ランプ5に近い場所の光触媒付吸着フィルタ3は勿論、遠い場所の光触媒付吸着フィルタ3にも紫外線が適度な強さで当たる。また、内球面鏡6によって影ができない。
【0039】
つまり、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3全面に均一的に当たるので、空気清浄装置は、臭い成分の分解能力に優れる。
また、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3全面に均一的に当たる{図5(b)のx軸方向距離ー 紫外線強度グラフ参照}ので、水銀ランプ5の出力を上げたり、水銀ランプ5を複数個、設置する必要がないので、空気清浄装置は、電力を多く消費しない。
【0040】
つぎに、本発明の第4実施例(請求項3に相当)を図6に基づいて説明する。
本実施例の空気清浄装置は、下記の点が空気清浄装置Aと異なる。
放物面鏡4は、空気清浄装置Aのものよりやや小さく、鏡端がカットされている。
この放物面鏡4は、焦点に配される水銀ランプ5が放射する紫外線、および楕円内面鏡7で反射した紫外線を吸着フィルタ方向へ反射させて平行光束にする。楕円内面鏡7は、第1焦点71に配される水銀ランプ5が放射する紫外線を楕円内面で反射させ第2焦点72を介して放物面鏡4に当てる。
【0041】
水銀ランプ5のバルブ51から放射される紫外線のうち、楕円内面鏡7および放物面鏡4の深凹部へ向かう紫外線は、水銀ランプ5や楕円内面鏡7によって遮られる。
このため、本実施例では、影を作る楕円内面鏡7の深凹部近傍にスリット73を間欠的に形成している。なお、機械的強度を保つため、スリット73間に連結部を設けている。
【0042】
本実施例の空気清浄装置は、以下の利点を有する。
空気清浄装置は、水銀ランプ5方向から放物面鏡4に放射される紫外線を放物面鏡4が平行光束にして光触媒付吸着フィルタ3方向に反射させる構成である。なお、水銀ランプ5から放射される紫外線のうち、一部はスリット73を通して、直接、光触媒付吸着フィルタ3に照射される。
【0043】
このため、図6(b)のグラフに示す様に、水銀ランプ5に近い場所の光触媒付吸着フィルタ3は勿論、遠い場所の光触媒付吸着フィルタ3にも紫外線が適度な強さで当たる。また、楕円内面鏡7によって影ができない。
【0044】
つまり、紫外線強度がややドーム状になるものの、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3全面に均一的に当たる{図6(b)のx軸方向距離ー 紫外線強度グラフ参照}ので、空気清浄装置は、臭い成分の分解能力に優れる。
また、水銀ランプ5の出力を上げたり、水銀ランプ5を複数個、設置する必要がないので、空気清浄装置は、電力を多く消費しない。
【0045】
つぎに、本発明の第5実施例(請求項5に相当)を図7に基づいて説明する。
本実施例の空気清浄装置は、下記の点が空気清浄装置Aと異なる。
反射板8は、断面がV字状の山形形状を呈し、水銀ランプ5が発光する光を放物面鏡4方向に反射させる。
この反射板8は、水銀ランプ5と光触媒付吸着フィルタ3との間に配設されている。
【0046】
本実施例の空気清浄装置は、以下の利点を有する。
空気清浄装置は、水銀ランプ5方向から来た紫外線を放物面鏡4が光触媒付吸着フィルタ3方向に反射させる構成である。なお、水銀ランプ5から直接、放物面鏡4に到達する紫外線は、放物面鏡4で反射して平行光束になり、光触媒付吸着フィルタ3方向に向かう。
【0047】
このため、水銀ランプ5に近い場所の光触媒付吸着フィルタ3は勿論、遠い場所の光触媒付吸着フィルタ3にも紫外線が適度な強さで当たる。
つまり、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3全面に均一的に当たるので、空気清浄装置は、臭い成分の分解能力に優れる。
また、反射板8の背後に影ができるが、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3全面に、おおよそ均一に当たるので、水銀ランプ5の出力を上げたり、水銀ランプ5を複数個、設置する必要がないので、空気清浄装置は、電力を多く消費しない。
反射板8が簡単な構造であるので、製造コストを低減することができる。
【0048】
つぎに、本発明の第6実施例(請求項4、6に相当)を図8に基づいて説明する。
本実施例の空気清浄装置は、下記の点が空気清浄装置Aと異なる。
第1の反射鏡を、断面がV字状の山形形状の反射鏡9にしている。
反射鏡9は、鏡面処理が成された反射面が光触媒付吸着フィルタ3方向に向く様に、光触媒付吸着フィルタ3の下流側のケーシング1壁に配置されている。
この反射鏡9は、水銀ランプ5側からの紫外線を光触媒付吸着フィルタ3方向へ反射させる。
【0049】
空気清浄装置は、内球面鏡6の中心に水銀ランプ5を配置し、反射鏡9が光触媒付吸着フィルタ3方向へ紫外線を反射させる構成である。
更に、影を作る内球面鏡6の深凹部近傍にスリット62を間欠的に形成し、スリット62間に連結部を設けている。
【0050】
これにより、紫外線強度の分布は波打つものの、水銀ランプ5に近い場所の光触媒付吸着フィルタ3は勿論、遠い場所の光触媒付吸着フィルタ3にも紫外線が適度な強さで当たる。また、内球面鏡6の前方に影ができない。なお、スリット62を間欠的に形成しているので内球面鏡6の機械的強度は維持できる。
つまり、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3に、全面におおよそ均一に紫外線が当たるので、空気清浄装置は、臭い成分の分解能力に優れる。
また、紫外線が光触媒付吸着フィルタ3の全面におおよそ均一に当たる{図8(b)のx軸方向距離ー 紫外線強度グラフ参照}ので、水銀ランプ5の出力を上げたり、水銀ランプ5を複数個、設置する必要がないので、空気清浄装置は、電力を多く消費しない。
【0051】
本発明は、上記実施例以外に、次の実施態様を含む。
a.スリット62にプラスチックやガラス等の透光体を配設すれば、スリット62を連続して形成することができ、影になる部分を完全になくすことができる。また、透光体をレンズにして平行光束にすれば、光触媒付吸着フィルタ3の全面に略完全に均一に紫外線を当てることができる。
【0052】
b.発光管は、吸着フィルタの光触媒を再生できれば、紫外線以外に可視光を発光するものでも良い。
c.光触媒付吸着フィルタ3は、その他、ハニカムフィルタや、粒状のものを使用しても良い。
d.空気清浄装置は、一般家庭の部屋、トイレ、オフィス、工場、バスや電車や船等の乗物に配設しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る空気清浄装置の説明図である。
【図2】その空気清浄装置の要部を拡大した斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る空気清浄装置の要部断面図(a)、およびx軸方向距離ー 紫外線強度グラフである(b)。
【図4】本発明の第2実施例に係る空気清浄装置の要部断面図(a)、およびx軸方向距離ー 紫外線強度グラフである(b)。
【図5】本発明の第3実施例に係る空気清浄装置の要部断面図(a)、およびx軸方向距離ー 紫外線強度グラフである(b)。
【図6】本発明の第4実施例に係る空気清浄装置の要部断面図(a)、およびx軸方向距離ー 紫外線強度グラフである(b)。
【図7】本発明の第5実施例に係る空気清浄装置の要部断面図(a)、およびx軸方向距離ー 紫外線強度グラフである(b)。
【図8】本発明の第6実施例に係る空気清浄装置の要部断面図(a)、およびx軸方向距離ー 紫外線強度グラフである(b)。
【図9】従来の空気清浄装置の要部を示す斜視図(a)、およびx軸方向距離ー 紫外線強度グラフである(b)。
【図10】反射板を放物面を有する反射鏡に変更した試作品の空気清浄装置の要部断面図(a)、およびx軸方向距離ー 紫外線強度グラフである(b)。
【図11】放物面を有する主反射鏡と円弧面を有する副反射鏡とを有する脱臭装置の要部断面図(a)、およびx軸方向距離ー 紫外線強度グラフである(b)。
【符号の説明】
A 空気清浄装置
1 ケーシング(ハウジング)
3 光触媒付吸着フィルタ
4 放物面鏡(第1の反射鏡)
5 水銀ランプ(発光管)
6 内球面鏡(第2の反射鏡)
7 楕円内面鏡(第2の反射鏡)
9 反射鏡(第1の反射鏡)
61 円弧面
62 スリット
71 第1焦点
72 第2焦点
631 スリット(窓)

Claims (7)

  1. 臭い成分を分解する光触媒を担持した吸着フィルタと、
    放物面を有する第1の反射鏡と、
    該第1の反射鏡の焦点付近に配され、円形のバルブ断面を有し光を発光する発光管と、
    該発光管が円弧中心付近に位置する円弧面を有し、前記発光管が発光する光を第1の反射鏡方向に反射させる第2の反射鏡とを空気流が通過するハウジング内に配置してなり、
    発光管方向から来た光を前記第1の反射鏡が吸着フィルタ方向へ反射させることを特徴とする空気清浄装置。
  2. 前記発光管のバルブに反射面を形成して前記第2の反射鏡とした請求項1記載の空気清浄装置。
  3. 臭い成分を分解する光触媒を担持した吸着フィルタと、
    放物面を有する第1の反射鏡と、
    円形のバルブ断面を有し光を発光する発光管と、
    該発光管が第1焦点付近に位置する楕円面を有し、前記発光管が発光する光を前記楕円面で反射させ第2焦点付近を経て第1の反射鏡方向に照射する第2の反射鏡とを空気流が通過するハウジング内に配置してなり、
    発光管方向から来た光を前記第1の反射鏡が吸着フィルタ方向へ反射させることを特徴とする空気清浄装置。
  4. 臭い成分を分解する光触媒を担持した吸着フィルタと、
    断面がV字状の山形形状を呈する第1の反射鏡と、
    該第1の反射鏡と前記吸着フィルタとの間に配置され、円形のバルブ断面を有し光を発光する発光管と、
    該発光管が円弧中心付近に位置する円弧面を有し、前記発光管が発光する光を第1の反射鏡方向に反射させる第2の反射鏡とを空気流が通過するハウジング内に配置し、
    発光管方向から来た光を前記第1の反射鏡が吸着フィルタ方向へ反射させることを特徴とする空気清浄装置。
  5. 臭い成分を分解する光触媒を担持した吸着フィルタと、
    放物面を有する第1の反射鏡と、
    該第1の反射鏡の焦点付近に配され、円形のバルブ断面を有し光を発光する発光管と、
    断面がV字状の山形形状を呈し、前記発光管が発光する光を第1の反射鏡方向に反射させる第2の反射鏡とを空気流が通過するハウジング内に配置してなり、
    発光管方向から来た光を前記第1の反射鏡が吸着フィルタ方向へ反射させることを特徴とする空気清浄装置。
  6. 発光管方向から来た光を前記第1の反射鏡が吸着フィルタ方向へ反射させる際に影を作る第2の反射鏡部分に、前記光を直接、吸着フィルタ方向へ照射するための窓を形成した請求項1乃至請求項5の何れかに記載の空気清浄装置。
  7. 前記第1の反射鏡を前記ハウジングの内壁で構成した請求項1乃至請求項6の何れかに記載の空気清浄装置。
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