JP2000319273A - (ジアリールアミノ)フラン類の製造方法 - Google Patents

(ジアリールアミノ)フラン類の製造方法

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JP2000319273A
JP2000319273A JP2000071048A JP2000071048A JP2000319273A JP 2000319273 A JP2000319273 A JP 2000319273A JP 2000071048 A JP2000071048 A JP 2000071048A JP 2000071048 A JP2000071048 A JP 2000071048A JP 2000319273 A JP2000319273 A JP 2000319273A
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bifuran
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Toshihide Yamamoto
敏秀 山本
Shoichi Nishiyama
正一 西山
Masato Watanabe
真人 渡辺
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Tosoh Corp
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (ジアリールアミノ)フラン類を入手容易な
原料から穏和な反応条件下に簡便かつ収率よく製造する
方法を提供する。 【解決手段】 パラジウム化合物とターシャリーブチル
−リン結合を有するホスフィンを含む触媒、及び塩基の
存在下に下記一般式(1) 【化1】 (式中、Xは塩素、臭素、又はヨウ素原子を表す。lは
0又は1、mは0〜3の整数、nは1〜3の整数であ
り、Rはフェニル基又は炭素数1〜20までのアルキル
基を表す。)で示されるハロゲン化フラン類を、下記一
般式(2) 【化2】 (式中、Ar1、Ar2は、各々独立して、無置換又は置
換基を有する炭素数6〜30のアリール基を表す。)で
示されるN,N−ジアリールアミンによりアミノ化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は(ジアリールアミ
ノ)フラン類の製造方法に関する。本発明の方法にによ
り製造される(ジアリールアミノ)フラン類は、医農薬
中間体や、電子写真の感光材料、有機エレクトロルミネ
ッセンス素子材料等の電子材料として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、(ジアリールアミノ)フラン類
は、銅、塩基の存在下にアミノフラン類とアリールハラ
イドを反応させるUllmann反応により製造されて
いる。例えば、特開平4−337359号公報では、
2,5−ジアミノフランを銅、炭酸カリウム存在下、ジ
メチルホルムアミド溶媒還流条件で4.6当量のp−ニ
トロクロロベンゼンと4日間反応(Ullmann反
応)することにより、テトラキス(p−ニトロフェニ
ル)−2,5−ジアミノフランを合成している。
【0003】また関連技術としては、Buchwald
ら、Angew.Chem.Int.Ed.Eng
l.,Vol.34,No.12,1348(199
5)や、Hartwigら、Tetrahedron
Lett.,Vol.36,3609(1995)によ
り、パラジウム触媒を用いて、アリールハライドとアミ
ン類からアリールアミン類を製造する方法が報告されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ull
mann反応による方法では、一般的に150℃以上の
高温条件が必須であり、また反応時間も10時間から数
日間となる等過酷な反応条件を必要とする。更に大量の
銅を使用することから、銅含有廃液が多量発生し、これ
らの無害化には多大な労力が必要となるばかりでなく、
製品中への銅化合物の混入を防ぐため、煩雑な後処理操
作を必要とする。さらにUllmann反応では、概し
て低収率である等多くの問題がある。
【0005】一方、BuchwaldやHartwig
らによるアリールハライドとアミン類とをPd触媒によ
りアミノ化しアリールアミン類を合成する方法では、ハ
ロゲン化フラン類を原料として用いる例は全く報告され
ておらず、また、ジアリールアミンが一般的な2級アミ
ンとは異なり、アミノ基の塩基性が低く、また立体的に
嵩高いことから、反応性が低くなるという問題があり、
これら先行文献に記載の方法をそのままジアリールアミ
ノ)チオフェン類の製造方法に適用することはできず、
従来のアミノ化反応の条件では、十分な活性、選択性は
得られなかった。
【0006】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、(ジアリールアミノ)フラン類
を入手容易な原料から穏和な反応条件下に簡便かつ収率
よく製造する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討を
行った結果、ターシャリーブチル−リン結合を有するホ
スフィンとパラジウム化合物を含む触媒、及び塩基の存
在下、特定のハロゲン化フラン類を特定のN,N−ジア
リールアミンによりアミノ化することにより、本発明の
(ジアリールアミノ)フラン類を収率良く合成できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち本発明は、パラジウム化合物とターシ
ャリーブチル−リン結合を有するホスフィンを触媒とし
て用い、塩基の存在下に下記一般式(1)
【0009】
【化4】
【0010】(式中、Xは塩素、臭素、又はヨウ素原子
を表す。lは0又は1、mは0〜3の整数、nは1〜3
の整数であり、Rはフェニル基又は炭素数1〜20まで
のアルキル基を表す。)で示されるハロゲン化フラン類
を、下記一般式(2)
【0011】
【化5】
【0012】(式中、Ar1、Ar2は、各々独立して、
無置換の又は置換基を有する炭素数6〜30のアリール
基を表す。)で示されるN,N−ジアリールアミンによ
りアミノ化することを特徴とする下記一般式(3)
【0013】
【化6】
【0014】(式中、lは0又は1、mは0〜3の整
数、nは1〜3の整数であり、Rはフェニル基又は炭素
数1〜20までのアルキル基を表し、Ar1、Ar2は、
各々独立して、無置換又は置換基を有する炭素数6〜3
0のアリール基を表す。)で示される(ジアリールアミ
ノ)フラン類の製造方法である。
【0015】以下本発明を更に詳細に説明する。
【0016】上記一般式(1)で示されるハロゲン化フ
ラン類としては、特に限定するものではないが、例え
ば、2−クロロフラン、3−クロロフラン、2−ブロモ
フラン、3−ブロモフラン、2−ヨードフラン、3−ヨ
ードフラン等のモノハロゲン化フラン類,2−クロロ−
3−メチルフラン、2−クロロ−3−エチルフラン、2
−クロロ−3−(n−プロピル)フラン、2−クロロ−
3−(イソプロピル)フラン、2−クロロ−3−ブチル
フラン、2−クロロ−3−(n−ブチル)フラン、2−
クロロ−3−(イソブチル)フラン、2−クロロ−3−
(sec−ブチル)フラン、2−クロロ−3−(n−ペ
ンチル)フラン、2−クロロ−3−(n−ヘキシル)フ
ラン、2−クロロ−3−(n−ヘプチル)フラン、2−
クロロ−3−(n−オクチル)フラン、2−クロロ−3
−(n−ノニル)フラン、2−クロロ−3−(n−デシ
ル)フラン、2−クロロ−3−(n−ドデシル)フラ
ン,2−ブロモ−3−メチルフラン、2−ブロモ−3−
エチルフラン、2−ブロモ−3−(n−プロピル)フラ
ン、2−ブロモ−3−(イソプロピル)フラン、2−ブ
ロモ−3−ブチルフラン、2−ブロモ−3−(n−ブチ
ル)フラン、2−ブロモ−3−(イソブチル)フラン、
2−ブロモ−3−(sec−ブチル)フラン、2−ブロ
モ−3−(n−ペンチル)フラン、2−ブロモ−3−
(n−ヘキシル)フラン、2−ブロモ−3−(n−ヘプ
チル)フラン、2−ブロモ−3−(n−オクチル)フラ
ン、2−ブロモ−3−(n−ノニル)フラン、2−ブロ
モ−3−(n−デシル)フラン、2−ブロモ−3−(n
−ドデシル)フラン,2−ヨード−3−メチルフラン、
2−ヨード−3−エチルフラン、2−ヨード−3−(n
−プロピル)フラン、2−ヨード−3−(イソプロピ
ル)フラン、2−ヨード−3−ブチルフラン、2−ヨー
ド−3−(n−ブチル)フラン、2−ヨード−3−(イ
ソブチル)フラン、2−ヨード−3−(sec−ブチ
ル)フラン、2−ヨード−3−(n−ペンチル)フラ
ン、2−ヨード−3−(n−ヘキシル)フラン、2−ヨ
ード−3−(n−ヘプチル)フラン、2−ヨード−3−
(n−オクチル)フラン、2−ヨード−3−(n−ノニ
ル)フラン、2−ヨード−3−(n−デシル)フラン、
2−ヨード−3−(n−ドデシル)フラン等のアルキル
置換モノハロゲン化フラン類、2,5−ジクロロフラ
ン、2,4−ジクロロフラン、3,4−ジクロロフラ
ン、2,5−ジブロモフラン、2,4−ジブロモフラ
ン、3,4−ジブロモフラン、2,5−ジヨードフラ
ン、2,4−ジヨードフラン、3,4−ジヨードフラン
等のジハロゲン化フラン類、3−メチル−2,5−ジク
ロロフラン、2−メチル−3,5−ジクロロフラン、3
−メチル−2,5−ジブロモフラン、2−メチル−3,
5−ジブロモフラン、3−メチル−2,5−ジヨードフ
ラン、2−メチル−3,5−ジヨードフラン等のアルキ
ル置換ジハロゲン化フラン類、5−クロロ−2,2’−
ビフラン、5−ブロモ−2,2’−ビフラン、5−ヨー
ド−2,2’−ビフラン、5,5’−ジクロロ−2,
2’−ビフラン、5,5’−ジブロモ−2,2’−ビフ
ラン、5,5’−ジヨード−2,2’−ビフラン、3,
4’−ジメチル−5−クロロ−2,2’−ビフラン、
3,4’−ジメチル−5−ブロモ−2,2’−ビフラ
ン、3,4’−ジメチル−5−ヨード−2,2’−ビフ
ラン、3,4’−ジフェニル−5−クロロ−2,2’−
ビフラン、3,4’−ジフェニル−5−ブロモ−2,
2’−ビフラン、3,4’−ジフェニル−5−ヨード−
2,2’−ビフラン、3,4’−ジメチル−5,5’−
ジクロロ−2,2’−ビフラン、3,4’−ジメチル−
5,5’−ジブロモ−2,2’−ビフラン、3,4’−
ジメチル−5,5’−ジヨード−2,2’−ビフラン、
3,4’−ジフェニル−5,5’−ジクロロ−2,2’
−ビフラン、3,4’−ジフェニル−5,5’−ジブロ
モ−2,2’−ビフラン、3,4’−ジフェニル−5,
5’−ジヨード−2,2’−ビフラン、4,3’−ジメ
チル−5−クロロ−2,2’−ビフラン、4,3’−ジ
メチル−5−ブロモ−2,2’−ビフラン、4,3’−
ジメチル−5−ヨード−2,2’−ビフラン、4,3’
−ジフェニル−5−クロロ−2,2’−ビフラン、4,
3’−ジフェニル−5−ブロモ−2,2’−ビフラン、
4,3’−ジフェニル−5−ヨード−2,2’−ビフラ
ン、4,3’−ジメチル−5,5’−ジクロロ−2,
2’−ビフラン、4,3’−ジメチル−5,5’−ジブ
ロモ−2,2’−ビフラン、4,3’−ジメチル−5,
5’−ジヨード−2,2’−ビフラン、4,3’−ジフ
ェニル−5,5’−ジクロロ−2,2’−ビフラン、
4,3’−ジフェニル−5,5’−ジブロモ−2,2’
−ビフラン、4,3’−ジフェニル−5,5’−ジヨー
ド−2,2’−ビフラン等のハロゲン化ビフラン類、5
−クロロ−2,2’:5’,2’’−ターフラン、5,
5’’−ジクロロ−2,2’:5’,2’’−ターフラ
ン、3,4’、4’’−トリメチル−5−クロロ−2,
2’:5’,2’’−ターフラン、3,4’、4’’−
トリメチル−5,5’’−ジクロロ−2,2’:5’,
2’’−ターフラン、4,3’、3’’−トリメチル−
5−クロロ−2,2’:5’,2’’−ターフラン、
4,3’、3’’−トリメチル−5,5’’−ジクロロ
−2,2’:5’,2’’−ターフラン、3,4’、
4’’−トリフェニル−5−クロロ−2,2’:5’,
2’’−ターフラン、3,4’、4’’−トリフェニル
−5,5’’−ジクロロ−2,2’:5’,2’’−タ
ーフラン、4,3’、3’’−トリフェニル−5−クロ
ロ−2,2’:5’,2’’−ターフラン、4,3’、
3’’−トリフェニル−5,5’’−ジクロロ−2,
2’:5’,2’’−ターフラン、5−ブロモ−2,
2’:5’,2’’−ターフラン、5,5’’−ジブロ
モ−2,2’:5’,2’’−ターフラン、3,4’、
4’’−トリメチル−5−ブロモ−2,2’:5’,
2’’−ターフラン、3,4’、4’’−トリメチル−
5,5’’−ジブロモ−2,2’:5’,2’’−ター
フラン、4,3’、3’’−トリメチル−5−ブロモ−
2,2’:5’,2’’−ターフラン、4,3’、
3’’−トリメチル−5,5’’−ジブロモ−2,
2’:5’,2’’−ターフラン、3,4’、4’’−
トリフェニル−5−ブロモ−2,2’:5’,2’’−
ターフラン、3,4’、4’’−トリフェニル−5,
5’’−ジブロモ−2,2’:5’,2’’−ターフラ
ン、4,3’、3’’−トリフェニル−5−ブロモ−
2,2’:5’,2’’−ターフラン、4,3’、
3’’−トリフェニル−5,5’’−ジブロモ−2,
2’:5’,2’’−ターフラン、5−ヨード−2,
2’:5’,2’’−ターフラン、5,5’’−ジヨー
ド−2,2’:5’,2’’−ターフラン、3,4’、
4’’−トリメチル−5−ヨード−2,2’:5’,
2’’−ターフラン、3,4’、4’’−トリメチル−
5,5’’−ジヨード−2,2’:5’,2’’−ター
フラン、4,3’、3’’−トリメチル−5−ヨード−
2,2’:5’,2’’−ターフラン、4,3’、
3’’−トリメチル−5,5’’−ジヨード−2,
2’:5’,2’’−ターフラン、3,4’、4’’−
トリフェニル−5−ヨード−2,2’:5’,2’’−
ターフラン、3,4’、4’’−トリフェニル−5,
5’’−ジヨード−2,2’:5’,2’’−ターフラ
ン、4,3’、3’’−トリフェニル−5−ヨード−
2,2’:5’,2’’−ターフラン、4,3’、
3’’−トリフェニル−5,5’’−ジヨード−2,
2’:5’,2’’−ターフラン等のハロゲン化ターフ
ラン類を例示することができる。
【0017】上記一般式(2)で示されるN,N−ジア
リールアミンにおいて、Ar1、Ar2で示されるアリー
ル基としては、特に限定するものではないが、例えば、
各々独立して、フェニル基、2−メチルフェニル基、3
−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2−メト
キシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキ
シフェニル基、2−エトキシフェニル基、3−エトキシ
フェニル基、4−エトキシフェニル基、2−フルオロフ
ェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェ
ニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル
基、4−クロロフェニル基、2−トリフルオロメチルフ
ェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−ト
リフルオロメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニ
ル基、2,3−ジメチルフェニル基、2,4−ジメチル
フェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、3−(トリ
フルオロメトキシ)フェニル基、4−(トリフルオロメ
トキシ)フェニル基、3,4−メチレンジオキシフェニ
ル基等の無置換の又は置換基を有するフェニル基,1−
ナフチル基、2−ナフチル基、2−メチル−1−ナフチ
ル基、4−メチル−1−ナフチル基等の無置換の又は置
換基を有するナフチル基,無置換の又は置換基を有する
アントラセニル基、2−フルオレニル基、9,9−ジメ
チル−2−フルオレニル基等の無置換又は置換基を有す
るフルオレニル基、無置換の又は置換基を有するビフェ
ニル基、無置換の又は置換基を有するピレニル基、4−
(3−メチルジフェニルアミノ)フェニル基等を例示す
ることができる。
【0018】上記一般式(2)で示されるN,N−ジア
リールアミン類は、アリールハライドとアニリン類を、
本発明の方法において使用する触媒によりアミノ化する
ことで容易に合成することができ、単離操作を経ずその
まま引き続きハロゲン化フラン類を反応させることもで
きる。
【0019】本発明の方法において、上記一般式(2)
で示されるN,N−ジアリールアミン類の使用量は、上
記一般式(1)で示される原料のハロゲン化フラン類の
ハロゲン原子1モルに対して0.1〜5倍モルの範囲で
あればよいが、反応収率の向上、後処理の簡便化という
観点から、0.5〜2倍モルの範囲とすることが好まし
い。
【0020】本発明の方法では、ターシャリーブチル−
リン結合を有するホスフィンとパラジウム化合物を含む
触媒の存在下、アミノ化反応を行う。
【0021】本発明の方法で使用されるパラジウム化合
物としては、特に限定するものではないが、例えば、ヘ
キサクロロパラジウム(IV)酸ナトリウム四水和物、
ヘキサクロロパラジウム(IV)酸カリウム等の4価パ
ラジウム化合物類,塩化パラジウム(II)、臭化パラ
ジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、パラジウム
アセチルアセトナート(II)、ジクロロビス(ベンゾ
ニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(II)、ジクロロテト
ラアンミンパラジウム(II)、ジクロロ(シクロオク
タ−1,5−ジエン)パラジウム(II)、パラジウム
トリフルオロアセテート(II)等の2価パラジウム化
合物類,トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウ
ム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジ
ウムクロロホルム錯体(0)、テトラキス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(0)等の0価パラジウム化
合物類を例示することができる。
【0022】本発明の方法においてパラジウム化合物の
使用量は、特に限定するものではないが、上記一般式
(1)で示される原料のハロゲン化フラン類のハロゲン
原子1モルに対して、パラジウム換算で通常0.001
モル%〜20モル%の範囲であり、更に高価なパラジウ
ム化合物を使用することから、好ましくは0.01〜5
モル%の範囲である。
【0023】本発明の方法における触媒成分の1つとし
て用いられるホスフィン配位子は、触媒の活性、生成物
の選択性が特異的に高いことからターシャリーブチル−
リン結合を有するホスフィンが使用される。このターシ
ャリーブチル−リン結合を有するホスフィンの具体例と
しては、トリ(ターシャリーブチル)ホスフィン、1,
1’−ビス(ジターシャリーブチルホスフィノ)フェロ
セン、2−(ジターシャリーブチルホスフィノ)−2’
−(ジメチルアミノ)−1,1’−ビナフチル、2,
2’−ビス(ジターシャリーブチルホスフィノ)−1,
1’−ビナフチル、1−[1−(N,N−ジメチルアミ
ノ)エチル]−2−[(ジターシャリーブチル)ホスフ
ィノ]フェロセン、1−[1−(メトキシ)エチル]−
2−[(ジターシャリーブチル)ホスフィノ]フェロセ
ン等を例示することができる。特に好ましくは、合成の
容易さからトリ(ターシャリーブチル)ホスフィンであ
る。これらターシャリーブチル−リン結合を有するホス
フィンの使用量としては、特に制限するものではない
が、パラジウム化合物に対して、通常0.01〜100
00倍モルの範囲で使用すればよい。そして高価なホス
フィンを使用することから、パラジウム化合物に対し
て、0.1〜10倍モルの範囲であることが好ましい。
【0024】本発明の方法においては、触媒成分として
パラジウム化合物とターシャリーブチル−リン結合を有
するホスフィンからなる触媒が用いられるが、これら触
媒成分は、反応系にそれぞれ触媒成分として別々に加え
ても良いし、予めこれら触媒成分よりなる錯体の形に調
製して添加しても良い。
【0025】本発明の方法で用いられる塩基としては、
特に限定するものではないが、例えば、ナトリウム、カ
リウムの炭酸塩、アルカリ金属アルコキシド等の無機塩
基又は3級アミン等の有機塩基が挙げられる。これらの
内、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムメトキシド、カリウムエトキシド、リチウムター
シャリーブトキシド、ナトリウムターシャリーブトキシ
ド、カリウムターシャリーブトキシド等のアルカリ金属
アルコキシドが好ましく、これらは反応系に直接そのま
ま加えても、また、アルカリ金属、水素化アルカリ金属
とアルコールからその場で調製して反応系に供してもよ
い。取り扱いが容易で、安価であることからナトリウム
ターシャリーブトキシドが特に好ましい。
【0026】本発明の方法において塩基の使用量は、特
に制限するものではないが、ハロゲン化フラン類のハロ
ゲン原子に対して0.5倍モル以上とすることが好まし
く、反応終了後の後処理操作を容易とするため、1.0
〜5.0倍モルの範囲であることが特に好ましい。
【0027】本発明の方法は、通常は不活性溶媒下で実
施することが好ましい。そのような不活性溶媒として
は、本反応を著しく阻害しない溶媒であれば良く、特に
制限するものではないが、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒,テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル溶媒,アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチルホスホトリアミド等が挙げられる。これらの内、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒
が特に好ましく用いられる。
【0028】本発明の方法は、常圧下で、窒素、アルゴ
ン等の不活性ガス雰囲気下で実施することが好ましい
が、たとえ加圧条件であっても実施することが可能であ
る。
【0029】本発明の方法において反応条件としては、
アミノ化反応が進行する条件であればよく特に制限する
ものではないが、例えば、反応温度は、通常20〜30
0℃、より好ましくは50〜200℃の範囲であり、反
応時間は、通常数分〜72時間の範囲で製造することが
できる。
【0030】本発明の方法により製造される(ジアリー
ルアミノ)フラン類としては、具体的には、2−(ジフ
ェニルアミノ)フラン、2−(3−メチルジフェニルア
ミノ)フラン、2−(4−メチルジフェニルアミノ)フ
ラン、2−(4−フルオロジフェニルアミノ)フラン、
2−(3−メトキシジフェニルアミノ)フラン、2−
(4−メトキシジフェニルアミノ)フラン、2−(3−
トリフルオロメチルジフェニルアミノ)フラン、2−
(4−トリフルオロメチルジフェニルアミノ)フラン、
2−[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]フ
ラン、2−[N−(2−ナフチル)−N−フェニルアミ
ノ]フラン、2−[N−(2−フルオレニル)−N−フ
ェニルアミノ]フラン、2−[N−(1−ピレニル)−
N−フェニルアミノ]フラン、2−[N−(9−フェナ
ントレニル)−N−フェニルアミノ]フラン、2−[N
−(4−ビフェニル)−N−フェニルアミノ]フラン、
3−(ジフェニルアミノ)フラン、3−(3−メチルジ
フェニルアミノ)フラン、3−(4−メチルジフェニル
アミノ)フラン、3−(4−フルオロジフェニルアミ
ノ)フラン、3−(3−メトキシジフェニルアミノ)フ
ラン、3−(4−メトキシジフェニルアミノ)フラン、
3−(3−トリフルオロメチルジフェニルアミノ)フラ
ン、3−(4−トリフルオロメチルジフェニルアミノ)
フラン、3−[N−(1−ナフチル)−N−フェニルア
ミノ]フラン、3−[N−(2−ナフチル)−N−フェ
ニルアミノ]フラン、3−[N−(2−フルオレニル)
−N−フェニルアミノ]フラン、3−[N−(1−ピレ
ニル)−N−フェニルアミノ]フラン、3−[N−(9
−フェナントレニル)−N−フェニルアミノ]フラン、
3−[N−(4−ビフェニル)−N−フェニルアミノ]
フラン、3−メチル−2−(ジフェニルアミノ)フラ
ン、3−メチル−2−(3−メチルジフェニルアミノ)
フラン、3−メチル−2−(4−メチルジフェニルアミ
ノ)フラン、3−メチル−2−(4−フルオロジフェニ
ルアミノ)フラン、3−メチル−2−(3−メトキシジ
フェニルアミノ)フラン、3−メチル−2−(4−メト
キシジフェニルアミノ)フラン、3−メチル−2−(3
−トリフルオロメチルジフェニルアミノ)フラン、3−
メチル−2−(4−トリフルオロメチルジフェニルアミ
ノ)フラン、3−メチル−2−[N−(1−ナフチル)
−N−フェニルアミノ]フラン、3−メチル−2−[N
−(2−ナフチル)−N−フェニルアミノ]フラン、3
−メチル−2−[N−(2−フルオレニル)−N−フェ
ニルアミノ]フラン、3−メチル−2−[N−(1−ピ
レニル)−N−フェニルアミノ]フラン、3−メチル−
2−[N−(9−フェナントレニル)−N−フェニルア
ミノ]フラン、3−メチル−2−[N−(4−ビフェニ
ル)−N−フェニルアミノ]フラン、2,5−ビス(ジ
フェニルアミノ)フラン、2,5−ビス(3−メチルジ
フェニルアミノ)フラン、2,5−ビス(4−メチルジ
フェニルアミノ)フラン、2,5−ビス(4−フルオロ
ジフェニルアミノ)フラン、2,5−ビス(3−メトキ
シジフェニルアミノ)フラン、2,5−ビス(4−メト
キシジフェニルアミノ)フラン、2,5−ビス(3−ト
リフルオロメチルジフェニルアミノ)フラン、2,5−
ビス(4−トリフルオロメチルジフェニルアミノ)フラ
ン、2,5−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニ
ルアミノ]フラン、2,5−ビス[N−(2−ナフチ
ル)−N−フェニルアミノ]フラン、2,5−ビス[N
−(2−フルオレニル)−N−フェニルアミノ]フラ
ン、2,5−ビス[N−(9,9−ジメチル−2−フル
オレニル)−N−フェニルアミノ]フラン、2,5−ビ
ス[N−(1−ピレニル)−N−フェニルアミノ]フラ
ン、2,5−ビス[N−(9−フェナントレニル)−N
−フェニルアミノ]フラン、2,5−ビス[N−(4−
ビフェニル)−N−フェニルアミノ]フラン、テトラキ
ス[4−(3−メチルジフェニルアミノ)フェニル]−
2,5−ジアミノフラン等の(ジアリールアミノ)フラ
ン類等が例示することができる。
【0031】その他、以下に示される(ジアリールアミ
ノ)ビフラン類や(ジアリールアミノ)ターフラン類等
を例示することができる。
【0032】
【化7】
【0033】
【化8】
【0034】
【化9】
【0035】
【化10】
【0036】
【化11】
【0037】
【化12】
【0038】
【化13】
【0039】
【化14】
【0040】
【化15】
【0041】
【化16】
【0042】
【化17】
【0043】
【化18】
【0044】
【化19】
【0045】
【化20】
【0046】
【化21】
【0047】
【化22】
【0048】
【発明の効果】本発明の方法によれば、入手容易な原料
から(ジアリールアミノ)フラン類を穏和な反応条件下
に、簡便かつ収率よく製造することが可能であり、工業
上極めて有用である。
【0049】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れら実施例になんら制限されるものではない。
【0050】実施例1 冷却管、温度計、磁気回転子を付した200mlの四つ
口フラスコに、室温下3−ブロモフラン2.50g
(0.017mol)、ナトリウムターシャリーブトキ
シド1.96g(1.2当量)、及びキシレン40ml
を仕込み、フラスコ内を窒素雰囲気下とした後、ジフェ
ニルアミン2.87g(0.017mol)をキシレン
20mlを用いて仕込んだ。更に酢酸パラジウム38.
1mg(2.0mol%)、トリ(ターシャリーブチ
ル)ホスフィンの0.1g/mlトルエン溶液を1.4
ml(4.0mol%)加えた後、120℃まで昇温
し、そのまま3時間加熱撹拌した。反応終了後、室温ま
で放冷し、50mlの水を加えて撹拌し水洗を行った。
水洗後、分液ロートにて有機相を分離した。有機相を、
内部標準としてオルトブロモアニソールを用い、内部標
準法によるガスクロマトグラフィー分析した結果、目的
とする3−(ジフェニルアミノ)フランの収率は82.
5%であった。有機相を減圧下で濃縮してキシレンを除
去した後、メタノール30mlを添加して再沈させた。
再沈により目的とする3−(ジフェニルアミノ)フラン
3.46g(GC純度>99%、収率69%)を黄色粉
体として得た。得られた3−(ジフェニルアミノ)フラ
ンは、GC−MASS(ヒウレットパッカード製)を用
いて分子量測定を行い、理論分子量の255を有するこ
とを確認した。
【0051】実施例2 冷却管、温度計、磁気回転子を付した200mlの四つ
口フラスコに室温下2,5−ジブロモフラン4.52g
(0.02mol)ナトリウムターシャリーブトキシド
4.61g(1.2当量)、及びキシレン60mlを仕
込み、フラスコ内を窒素雰囲気とした後、ナフチルフェ
ニルアミン8.76g(0.04mol)とキシレン2
0mlを仕込んだ。更にトリス(ジベンジデンアセト
ン)二パラジウム・クロロホルム錯体103.5mg
(2mol%)トリ(ターシャリーブチル)ホスフィン
の0.1g/mlトルエン溶液1.62ml(4mol
%)を加えた後、120℃まで昇温し、そのまま12時
間加熱撹拌した。反応終了後、室温まで放冷し、80m
lの水を加えて撹拌して水洗した。水洗後、分液ロート
にて有機相を分離した。有機相を分液後、減圧下にキシ
レン溶媒を留去した後、メタノール50mlを加え再沈
した。再沈により目的とする2,5−ビス(ナフチルフ
ェニルアミノ)フラン7.23g(収率71.0%)を
黄土色粉体として得た。得られた2,5−ビス(ナフチ
ルフェニルアミノ)フランは、GC−MASSを用いて
分子量測定を行い、理論分子量の502を有することを
確認した。また、NMR(日本電子製GX−400)、
IR(島津製作所製IR−8000)により構造を確認
した。
【0052】比較例1 冷却管、温度計、磁気回転子を付した100mlの四つ
口フラスコに、室温下、3−ブロモフラン2.50g
(0.017mol)、ナトリウムターシャリーブトキ
シド1.96g(1.2当量)、及びキシレン20ml
を仕込んだ。フラスコ内を窒素雰囲気下とした後、ジフ
ェニルアミン2.87g(0.01mol)とキシレン
10mlを仕込んだ。更に酢酸パラジウム38.1mg
(臭素原子に対して1.0mol%)、トリ(ノルマル
ブチル)ホスフィン0.14ml(4.0mol%)を
加えた後、120℃まで昇温し、そのまま6時間加熱撹
拌した。反応終了後、室温まで放冷し、50mlの水を
加えて撹拌し水洗を行った。水洗後、分液ロートにて有
機相を分離した。有機相を、オルトブロモアニソールを
内部標準として、内部標準法によりガスクロマトグラフ
ィー分析を行ったところ、目的とする3−(ジフェニル
アミノ)フランはわずか1%未満であった。
【0053】比較例2 トリ(ノルマルブチル)ホスフィンをトリ(シクロヘキ
シル)ホスフィン(25重量%トルエン溶液)0.8m
l(4.0mol%)とした以外は比較例1と同様の操
作を行った。
【0054】内部標準法によるガスクロマトグラフィー
分析の結果、目的とする3−(ジフェニルアミノ)フラ
ンの収率は7.8%であった。
【0055】比較例3 トリ(シクロヘキシル)ホスフィンをトリ(オルトトリ
ル)ホスフィン207mg(4.0mol%)、酢酸パ
ラジウムをトリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジ
ウム88mg(臭素原子に対して1.0mol%)とし
た以外は比較例2と同様の操作を行った。内部標準法に
よるガスクロマトグラフィー分析の結果、目的とする3
−(ジフェニルアミノ)フランの収率は3.5%であっ
た。
【0056】比較例4 トリ(オルトトリル)ホスフィンを2,2’−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル212m
g(2.0mol%)とした以外は比較例3と同様の操
作を行った。内部標準法によるガスクロマトグラフィー
分析の結果、目的とする3−(ジフェニルアミノ)フラ
ンの収率は30.8%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA06 BA21A BA21B BA27A BA27B BA47A BC72A BC72B BE26A CB77 DA02 4H039 CA71 CD20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラジウム化合物とターシャリーブチル
    −リン結合を有するホスフィンを含む触媒、及び塩基の
    存在下に下記一般式(1) 【化1】 (式中、Xは塩素、臭素、又はヨウ素原子を表す。lは
    0又は1、mは0〜3の整数、nは1〜3の整数であ
    り、Rはフェニル基又は炭素数1〜20までのアルキル
    基を表す。)で示されるハロゲン化フラン類を、下記一
    般式(2) 【化2】 (式中、Ar1、Ar2は、各々独立して、無置換又は置
    換基を有する炭素数6〜30のアリール基を表す。)で
    示されるN,N−ジアリールアミンによりアミノ化する
    ことを特徴とする下記一般式(3) 【化3】 (式中、lは0又は1、mは0〜3の整数、nは1〜3
    の整数であり、Rはフェニル基又は炭素数1〜20まで
    のアルキル基を表し、Ar1、Ar2は、各々独立して、
    無置換の又は置換基を有する炭素数6〜30のアリール
    基を表す。)で示される(ジアリールアミノ)フラン類
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式(1)及び一般式(3)におい
    て、nが1であることを特徴とする請求項1記載の(ジ
    アリールアミノ)フラン類の製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式(1)及び一般式(3)におい
    て、nが1であり、かつmが0であることを特徴とする
    請求項1に記載の(ジアリールアミノ)フラン類の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 ターシャリーブチル−リン結合を有する
    ホスフィンがトリ(ターシャリーブチル)ホスフィンで
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    記載の(ジアリールアミノ)フラン類の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000319272A (ja) * 1999-03-10 2000-11-21 Tosoh Corp (ジアリールアミノ)フラン類
WO2008023550A1 (fr) * 2006-08-23 2008-02-28 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Dérivé d'amine aromatique et dispositif électroluminescent organique utilisant celui-ci

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JP5139297B2 (ja) * 2006-08-23 2013-02-06 出光興産株式会社 芳香族アミン誘導体及びそれらを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子

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