JP2000318972A - 走行移動装置 - Google Patents

走行移動装置

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JP2000318972A
JP2000318972A JP11131210A JP13121099A JP2000318972A JP 2000318972 A JP2000318972 A JP 2000318972A JP 11131210 A JP11131210 A JP 11131210A JP 13121099 A JP13121099 A JP 13121099A JP 2000318972 A JP2000318972 A JP 2000318972A
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JP
Japan
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guide
guide frame
power supply
traveling
moving
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JP11131210A
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English (en)
Inventor
Yasunari Hirata
耕也 平田
Akemichi Yamamoto
明道 山本
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Hirata Corp
Original Assignee
Hirata Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行移動装置において、 【解決手段】 ガイドフレーム11内に各ガイド面14
a,14b,15を一体に形成する一方、スライダ16
にガイドローラ19a,19b,22を装着してガイド
面14a,14b,15bに支持されることで、スライ
ダ16をガイドフレーム11に沿って移動可能とすると
共に、ガイドフレーム11内に駆動ベルト24と、給電
ケーブル28を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の作業を行う
作業装置が搭載された移動体をガイドフレームに沿って
移動自在に支持する走行移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に従来の走行移動装置の断面を示
す。同図に示すように、断面が中空箱型形状をなすフレ
ーム001の上面及び側面には、多数の固定ボルト002によ
ってガイドレール003,004が固定されている。一方、断
面がL字形状をなすスライダ005は、水平部005a及び垂
直部005bに支持軸006によってそれぞれ複数のガイドロ
ーラ007,008が回転自在に取付けられている。そして、
この各ガイドローラ007,008がガイドレール003,004を
転動自在に挾持することで、スライダ005がフレーム001
の長手方向に沿って移動自在に支持される。なお、スラ
イダ005には図示しない駆動モータが搭載され、駆動ピ
ニオンがフレーム001の外面に固定されたラックに噛み
合っている。
【0003】また、フレーム001には図示しない電源部
が配設される一方、スライダ005には組立など各種作業
を行う作業装置が搭載されており、この電源部と作業装
置とは、電力や電気信号、流体圧を供給するための給電
ケーブル009によって接続されている。中空のケーブル
ベア010は一端部がフレーム001の側面に取付けられ、湾
曲した他端部はスライダ005に取付けられており、内部
に給電ケーブル009が配設されている。
【0004】従って、駆動モータを駆動すると、駆動ピ
ニオンがラック上を噛み合いながら転動し、スライダ00
5は、各ガイドローラ007,008がガイドレール003,004
に対して転動することで、フレーム001の長手方向に沿
って移動する。このとき、スライダ005の移動に伴って
給電ケーブル009がケーブルベア010にガイドされて移動
し、この給電ケーブル009の弛みや絡みつきが防止され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の走行移
動装置にあっては、フレーム001の外周面に固定ボルト0
02によってガイドレール003,004を固定している。一般
に、フレーム001はアルミ押し出し成形によって製作し
ており、このフレーム001に別部品のガイドレール003,
004を固定しなければならず、材料コストが上昇すると
共に、組立コストが上昇してしまうという問題がある。
【0006】また、フレーム001の外周面に固定された
ガイドレール003,004にガイドローラ007,008を介して
スライダ005を移動自在に支持されている。そのため、
ガイドレール003,004とガイドローラ007,008とのガイ
ド面が外部に存在することとなり、走行時に発生する騒
音が大きくなると共に、このガイド面の摩擦による埃等
が発生しやすくなる。特に、このガイド面から発生する
埃等の問題が解決できなければ、この走行移動装置のク
リーンルームへ採用することができない。
【0007】更に、給電ケーブル009の弛みや絡みつき
を防止するケーブルベア010も、別部品としてフレーム0
01及びスライダ005の側方に外部に露出して配設されて
いる。そのため、材料コスト及び組立コストが上昇する
と共に、可動部分から埃等が発生してクリーンルームで
の使用が困難となってしまうという問題がある。
【0008】本発明は、このような問題を解決するもの
であって、材料コスト及び組立コストを低減すると共
に、可動部分からの埃等の発生を抑制してクリーンルー
ムでの使用を可能とした走行移動装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の本発明の走行移動装置は、長手方向に沿
って配設されたガイドフレームと、該ガイドフレーム内
にその長手方向に沿って形成された少なくとも2つのガ
イド面と、前記ガイドフレームの外周部に配設された移
動体と、該移動体から前記ガイドフレームの表面開口か
ら内部に侵入して前記各ガイド面にガイドされることで
前記移動体を前記ガイドフレームに沿って移動自在に支
持する少なくとも2つのガイド手段とを具えたことを特
徴とするものである。
【0010】従って、移動体をガイドフレームに沿って
移動自在に支持するガイド手段及びガイド面がガイドフ
レーム内に位置することで、走行時に発生する騒音が外
部に漏れにくくなると共に、ガイド手段とガイド面の接
触部にて発生した埃等が外部へ放出されにくくなり、ま
た、ガイド面を有するガイドフレームを、例えば、アル
ミ押し出し成形によって一体成形が可能となり、材料コ
スト及び組立コストを低減できる。
【0011】また、請求項2の本発明の走行移動装置で
は、前記ガイドフレームは縦断面が矩形形状をなし、前
記第1のガイド手段は該ガイドフレームの上面開口から
内部に侵入し、前記第2のガイド手段は該ガイドフレー
ムの側面開口から内部に侵入することを特徴としてい
る。
【0012】従って、各ガイド手段がガイドフレームの
上面開口と側面開口の2ヵ所から内部に侵入してガイド
面に支持されることとなり、移動体の支持が安定したも
のとなる。
【0013】また、請求項3の本発明の走行移動装置で
は、前記2つのガイド面は互いに交差する面であること
を特徴としている。
【0014】従って、2つのガイド面が交差すること
で、各ガイド面に支持される各ガイド手段の支持方向が
異なり、移動体の支持が安定したものとなる。
【0015】また、請求項4の本発明の走行移動装置で
は、前記2つのガイド手段は、複数のガイドローラを有
することを特徴としている。
【0016】従って、ガイド手段が複数のガイドローラ
としたことで、各ガイドローラが対応するガイド面を転
動して移動体をガイドフレームに沿って移動自在にする
ことこととなり、移動体の走行が円滑なものとなる。
【0017】また、請求項5の本発明の走行移動装置で
は、前記移動体には作業装置が装着され、前記ガイドフ
レーム側の電源部から該作業装置に給電する給電部が、
該ガイドフレーム内に配設されたことを特徴としてい
る。
【0018】従って、ガイドフレーム側の電源部からガ
イドフレーム内の給電部を通して移動体の作業装置に給
電されることとなり、ガイドフレームの外部に給電ケー
ブルのガイド等を配設する必要はなく、材料コスト及び
組立コストを低減できると共に、外部への埃等の放出を
防止できる。
【0019】また、請求項6の本発明の走行移動装置で
は、前記給電部は、一端部が前記電源部に接続されて他
端部が前記作業装置に接続された給電ケーブルであっ
て、該給電ケーブルは前記ガイドフレーム内に設けられ
たケーブルガイドに支持されていることを特徴としてい
る。
【0020】従って、給電ケーブルを支持するケーブル
ガイドをガイドフレーム内に設けたことで、ガイドフレ
ームの外部にケーブルガイドを配設する必要はなく、外
部への埃等の放出を防止できる。
【0021】また、請求項7の本発明の走行移動装置で
は、前記給電部は、前記電源部に接続されて前記ガイド
フレームに沿って敷設された集電レールと、前記作業装
置に接続されて前記移動体に配設された集電子とを有す
ることを特徴としている。
【0022】従って、ガイドフレームの集電レールに摺
接する集電子を介して作業装置に給電されることとな
り、給電ケーブル及びケーブルガイドが不要となり、給
電部を小型化できると共に、集電レールと集電子との接
触部にて発生した埃等が外部へ放出されにくくなる。
【0023】また、請求項8の本発明の走行移動装置で
は、前記移動体には作業装置が装着され、前記ガイドフ
レーム側の電源部から給電ケーブルによって該作業装置
に給電可能であって、該給電ケーブルの長手方向には複
数の規制駒が固定されることで、該規制駒の自重によっ
て該給電ケーブルを直線状態及び湾曲状態に規制可能と
したことを特徴としている。
【0024】従って、給電ケーブルの長手方向にその自
重によって給電ケーブルを直線状態及び湾曲状態に規制
する複数の規制駒を固定したことで、ケーブルベアを用
いることなく、容易に給電ケーブルの弛みや絡みつきを
防止でき、また、ケーブルベアの曲げ伸ばしによる騒音
の発生を防止できる。
【0025】また、請求項9の本発明の走行移動装置で
は、前記移動体には作業装置が装着され、前記ガイドフ
レーム側の電源部から給電ケーブルによって該作業装置
に給電可能であって、該湾曲する給電ケーブルの内側に
互いに自由回転自在に連結された複数の回転コロが配設
されることで、該給電ケーブルを直線状態及び湾曲状態
に規制可能としたことを特徴としている。
【0026】従って、湾曲する給電ケーブルの内側に複
数の回転コロを配設したことで、ケーブルベアを用いる
ことなく、容易に給電ケーブルの弛みや絡みつきを防止
でき、また、ケーブルベアの曲げ伸ばしによる騒音の発
生を防止できる。
【0027】また、請求項10の本発明の走行移動装置
では、前記移動体を前記ガイドフレームに沿って移動す
る駆動手段が該ガイドフレーム内に配設されたことを特
徴としている。
【0028】従って、移動体の駆動手段をガイドフレー
ム内に配設したことで、駆動手段への外部への埃等の放
出を防止できる。
【0029】また、請求項11の本発明の走行移動装置
では、前記駆動手段は、前記ガイドフレーム内の長手方
向各端部に枢着された一対のプーリと、該一対のプーリ
に掛け回されて前記移動体に連結された無端の駆動ベル
トと、該駆動ベルトを駆動する駆動モータとを有するこ
とを特徴としている。
【0030】従って、一対のプーリ及び駆動ベルトをガ
イドフレーム内に配設したことで、外部への埃等の放出
を防止して円滑な駆動が可能となる。
【0031】また、請求項12の本発明の走行移動装置
では、前記移動体を前記ガイドフレームに沿って移動す
る駆動手段は、各端部が前記ガイドフレームの長手方向
各端部に固定された駆動ベルトと、前記移動体に回転自
在に支持されて該駆動ベルトに噛み合う駆動プーリと、
該駆動プーリを駆動する駆動モータとを有することを特
徴としている。
【0032】従って、駆動モータによって駆動プーリが
駆動し、この駆動プーリがガイドフレームに固定された
駆動ベルトに噛み合いながら転動することで、移動体が
ガイドフレームに沿って移動することとなり、ガイドフ
レーム内に駆動プーリや駆動ベルトを配設することな
く、外部への埃等の放出を防止して円滑な駆動が可能と
なる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0034】図1に本発明の第1実施形態に係る走行移
動装置の概略斜視、図2に本実施形態の走行移動装置の
断面、図3に本実施形態の走行移動装置における別のガ
イド手段を表す走行移動装置の断面、図4及び図5に本
実施形態の走行移動装置における別のケーブルガイドを
表す走行移動装置の断面を示す。
【0035】本実施形態の走行移動装置において、図1
及び図2に示すように、ガイドフレーム11は断面が中
空箱型形状をなして所定長さを有しており、上面及び一
側面には長手方向に沿って開口12,13が形成されて
いる。そして、ガイドフレーム11の上部開口12の左
側には上方にガイド面14aが、右側には下方にガイド
面14bがそれぞれ形成され、側部開口13にはガイド
面15が形成されており、ガイド面14a,14bとガ
イド面15とは互いに交差する面となっている。この場
合、ガイドフレーム11は、例えば、アルミ押し出し成
形によって各ガイド面14a,14b,15が一体成形
される。
【0036】一方、移動体としてのスライダ16は断面
がL字形状をなし、水平部16aの下面部にはガイドフ
レーム11の上部開口12へ侵入するように取付ブラケ
ット17が取付けられており、この取付ブラケット17
の左右の取付片18a,18bにはガイド手段としての
ガイドローラ19a,19bが支持軸20a,20bに
よって回転自在に取付けられている。また、スライダ1
6の垂直部16bの側面部にはガイドフレーム11の側
部開口13へ侵入する取付片21が一体に形成され、こ
の取付片21にはガイド手段としてのガイドローラ22
が支持軸23によって回転自在に取付けられている。そ
して、スライダ16のガイドローラ19a,19bがガ
イドフレーム11のガイド面14a,14b上を転動自
在であり、ガイドローラ22がガイド面15上を転動自
在となっている。
【0037】また、ガイドフレーム11内には長手方向
各端部に図示しない駆動プーリ及び従動プーリが回転自
在に支持され、この駆動プーリ及び従動プーリに無端の
駆動ベルト24が掛け回されており、この駆動ベルト2
4はスライダ16に連結ブラケット25を介して連結さ
れている。そして、駆動プーリは図示しない駆動モータ
によって回転駆動できるようになっている。なお、図2
において、26a,26b,27はガイドフレーム11
内への埃等の侵入を防止するためのカバーである。
【0038】従って、駆動モータによって駆動プーリを
駆動回転すると、この駆動プーリと従動プーリに掛け回
された駆動ベルト24が循環駆動し、この駆動ベルト2
4に連結ブラケット25を介して連結されたスライダ1
6がガイドフレーム11に沿って移動することができ
る。このとき、スライダ16は、各ガイドローラ19
a,19b,22が対応する各ガイド面14a,14
b,15を転動自在に挾持することで、円滑に安定して
走行することができる。
【0039】また、固定されたガイドフレーム11側に
は図示しない電源部が配設される一方、スライダ16に
は組立など各種作業を行う作業装置が搭載されており、
この電源部と作業装置とは、電力や電気信号、流体圧を
供給するための給電部としての給電ケーブル28によっ
て接続されている。この給電ケーブル28は複数のケー
ブルが並列した状態でテープ等によって一体に形成され
たものであり、湾曲した状態でガイドフレーム11内に
配設され、このガイドフレーム11に一体に形成された
ケーブルガイド面29a,29bに支持されている。
【0040】このように構成された本実施形態の走行移
動装置にあっては、ガイドフレーム11内に各ガイド面
14a,14b,15が形成されるように、このガイド
フレーム11をアルミ押し出し成形によって成形する一
方、ガイドフレーム11の外周部に配設したL字形状の
スライダ16の取付ブラケット17にガイド面14a,
14bに支持されるガイドローラ19a,19bを装着
すると共に、取付片21にガイド面15に支持されるガ
イドローラ22を装着している。
【0041】従って、スライダ16の走行時に発生する
騒音がガイドフレーム11の外部に漏れにくくなると共
に、ガイド面14a,14b,15とガイドローラ19
a,19b,22の接触部にて発生した埃等が外部へ放
出されにくくなり、スライダ16を円滑に移動させるこ
とができ、また、ガイドフレーム11にガイド面14
a,14b,15を一体成形することで、材料コスト及
び組立コストを低減できる。
【0042】また、本実施形態の走行移動装置では、ガ
イドフレーム11内に駆動プーリ及び従動プーリと駆動
ベルト24を配設すると共に、ガイドフレーム11側の
電源部とスライダ16側の作業装置との給電ケーブル2
8をガイドフレーム11内に配設し、ガイドフレーム1
1に給電ケーブル28のケーブルガイド面29a,29
bを形成している。
【0043】従って、スライダ16の走行時に発生する
駆動騒音や給電ケーブル28の摺接音がガイドフレーム
11の外部に漏れにくくなると共に、外部への埃等が放
出されにくくなり、ガイドフレーム11内に集塵装置を
設けることで、外部に埃等を出さずに集塵でき、クリー
ンルームへの適用が可能となる。
【0044】なお、上述の実施形態では、ガイドフレー
ム11の上部開口12にガイド面14a,14bを形成
すると共に、側部開口13にガイド面15を形成し、ス
ライダ16のガイドローラ19a,19bをガイド面1
4a,14bにより支持し、ガイドローラ22をガイド
面15に支持するようにしたが、スライダ16の支持構
造はこれに限定されるものではない。
【0045】例えば、図3(a)に示すように、ガイドフ
レーム31の上部開口32に垂直なガイド面34を形成
すると共に、側部開口33に水平なガイド面35を形成
し、スライダ36のガイドローラ37をガイド面34に
より支持し、ガイドローラ38をガイド面35に支持す
るようにしてもよい。また、図3(b)に示すように、ガ
イドフレーム41の一方の側部開口42に水平なガイド
面44を形成すると共に、他方の側部開口43に水平な
ガイド面45を形成し、スライダ46のガイドローラ4
7をガイド面44により支持し、ガイドローラ48をガ
イド面45に支持するようにしてもよい。更に、図示し
ないが、ガイドフレームの上部開口及び両側の側部開口
にそれぞれガイド面を形成し、スライダに設けた3つの
ガイドローラを各ガイド面で支持するようにしてもよ
く、ガイド面やガイドローラの位置、個数は実施形態に
限定されない。そして、ガイド手段としてガイドローラ
を用いたが、摺動抵抗の小さい摺動子であってもよく、
また、リニアベアリングを用いてもよい。
【0046】また、上述の実施形態では、ガイドフレー
ム11内に給電ケーブル28をガイドするケーブルガイ
ド面29a,29bを形成することで、別体のケーブル
ベアを不要としたが、給電ケーブル28をガイドフレー
ム11の外部に配設し、ケーブルベアに代えて以下に説
明する規制駒や回転コロを用いることで、ケーブルベア
の曲げ伸ばしによる騒音の発生を抑制できる。
【0047】即ち、図4に示すように、給電ケーブル5
1の外周部にはその長手方向に沿って複数の規制駒52
が固定されている。この規制駒52は、外周突起部53
の長さが内周突起部54の長さよりも若干長い。そのた
め、給電ケーブル51の直線状態では、その自重によっ
て隣接する外周突起部53同志が密着する一方、隣接す
る内周突起部54同志の間には隙間が形成されること
で、給電ケーブル51の直線状態が維持される。また、
給電ケーブル51の湾曲状態では、その自重によって隣
接する内周突起部54同志が密着する一方、隣接する外
周突起部53同志の間には隙間が形成されることで、給
電ケーブル51の湾曲状態が維持される。なお、図中、
55はガイドフレームに固定されて給電ケーブル51を
載置する支持ブラケットである。
【0048】また、図5(a)に示すように、給電ケーブ
ル61は湾曲状態で、一端部はスライダ62に連結部6
3によって連結され、図示しない作業装置に連結されて
おり、他端部はガイドフレーム64に連結部65によっ
て連結され、図示しない電源部に連結されている。この
給電ケーブル61が湾曲した内周部には、その長手方向
に沿って3つの回転コロ66を配設し、連結ブラケット
67によって互いに同間隔を保ってそれぞれ自由回転自
在となっている。そして、この連結ブラケット67は引
張スプリング68によって一方方向、つまり、給電ケー
ブル61の湾曲部に密着する方向に付勢されている。従
って、スライダ62が左方に移動すると、図5(b)に示
すように、給電ケーブル61は内周側が3つの回転コロ
66によって保持され、直線状態及び湾曲状態が維持さ
れる。
【0049】図6に本発明の第2実施形態に係る走行移
動装置の側面視、図7に本実施形態の走行移動装置の平
面視、図8に図6のVIII−VIII断面、図9に図6のIX−
IX断面、図10に本実施形態の走行移動装置の概略斜視
を示す。
【0050】本実施形態の直線移動装置において、図6
乃至図10に示すように、ガイドフレーム71は断面が
中空箱型形状をなして所定長さを有しており、長手方向
の各端部にはストッパ72,73が固定されている。ま
た、このガイドフレーム71の上面及び一側面には長手
方向に沿って開口74,75が形成されており、それぞ
れ所定個所に補強用ガイド板を敷設することで、上部開
口74の両側にはそれぞれ対向する上ガイド面76a、
下ガイド面76bと左右ガイド面76c,76dが形成
され、側部開口75にはガイド面77が形成されてお
り、ガイド面76a,76bとガイド面76c,76d
とは互いに交差する面となっている。この場合、ガイド
フレーム71は、例えば、アルミ押し出し成形によって
各ガイド面76a,76b,76c,76d,77が一
体成形される。
【0051】一方、移動体としてのスライダ78はガイ
ドフレーム71の上面及び一側面に対向する水平部78
aと垂直部78bとを有し、水平部78aの下面部には
ガイドフレーム71の上部開口74へ侵入する接続部7
9が一体に形成され、この接続部79にはガイド手段と
してのガイドローラ80a,80bが水平軸81a,8
1bによって回転自在に取付けられると共に、ガイドロ
ーラ82a,82bが垂直軸83a,83bによって回
転自在に取付けられている。また、スライダ78の垂直
部78bの側面部にはガイドフレーム71の側部開口7
5へ侵入する取付片85が取付けられ、この取付片85
にはガイド手段としてのガイドローラ86が垂直軸87
によって回転自在に取付けられている。
【0052】そして、スライダ78の設けられた各ガイ
ドローラ80a,80bはそれぞれスライダ78の移動
方向に沿って5つ並設されており、一方側のガイドロー
ラ80aは、中央部の1つがガイドフレーム71の下ガ
イド面76b上を転動自在であり、その他の4つが上ガ
イド面76a上を転動自在である。また、他方側のガイ
ドローラ80bは、中央部の1つがガイドフレーム71
の上ガイド面76a上を転動自在であり、その他の4つ
が下ガイド面76b上を転動自在である。更に、ガイド
ローラ82aがガイド面76c上を、ガイドローラ82
bがガイド面76dを転動自在である。また、ガイドロ
ーラ86がガイド面77上を転動自在となっている。
【0053】また、ガイドフレーム71の上面部には下
面側に歯が形成された歯付駆動ベルト91が配設されて
おり、この歯付駆動ベルト91の各端部がガイドフレー
ム71の各端部に固定金具92によって固定されてい
る。一方、スライダ78にはこのスライダ78の移動方
向と直交する水平方向に沿って回転軸93が回転自在に
支持されており、この回転軸93の一端部には伝達プー
リ94が固結される一方、他端部には歯付駆動ベルト9
1に噛み合う駆動プーリ95が固結されている。また、
スライダ78には駆動プーリ95の両側に位置して支持
ローラ96が回転自在に支持されており、各支持ローラ
96は歯付駆動ベルト91の背面(上面)を支持するこ
とで、駆動プーリ95と歯付駆動ベルト91の適正な噛
み合いを確保している。そして、スライダ78には駆動
手段としてのサーボモータ97が搭載されており、この
サーボモータ97の駆動軸98にはモータプーリ99が
固結され、モータプーリ99と伝達プーリ94との間に
は無端の駆動伝達ベルト100が掛け回されている。
【0054】従って、サーボモータ97を駆動すると、
モータプーリ99の回転力が駆動伝達ベルト100を介し
て伝達プーリ94に伝達され、更に、回転軸93を介し
て駆動プーリ95に伝達されることで、この駆動プーリ
95が歯付駆動ベルト91に噛み合ったまま回転するこ
とで、スライダ78はガイドフレーム71に沿って移動
することができる。このとき、スライダ78は、各ガイ
ドローラ80a,80b,82a,82b,86が対応
する各ガイド面76a,76b,76c,76d,77
を転動自在に挾持することで、円滑に安定して走行する
ことができる。また、ガイドローラ80aは接触方向が
上ガイド面76a、ガイドローラ80bは接触方向が下
ガイド面76bとなっており、且つ、それぞれ中央部の
ものとその他のものとでも接触方向が上下に相違してお
り、スライダ78のがたつきを防止できる。そして、サ
ーボモータ97の駆動回転方向を逆することで、スライ
ダ78の移動方向を変更することができる。
【0055】また、ガイドフレーム71には図示しない
電源部が配設される一方、スライダ78には作業装置が
搭載されており、この電源部と作業装置とは、電力や電
気信号、流体圧を供給するための給電部101としての集
電レール102と集電子103とによって接続されている。即
ち、ガイドフレーム71内には上部開口74の中央部に
電源部に接続された集電レール102が敷設されている。
一方、スライダ78の接続部79の下面には各ガイドロ
ーラ80a,80b,82a,82bの前後に位置し
て、常時集電レール102に摺接する集電子103が装着さ
れ、この集電子103は作業装置に接続されている。
【0056】このように構成された本実施形態の走行移
動装置にあっては、ガイドフレーム71内に各ガイド面
76a,76b,76c,76d,77が形成されるよ
うに、このガイドフレーム71をアルミ押し出し成形に
よって成形する一方、ガイドフレーム71の外周部に配
設したスライダ78の接続部79にガイド面76a,7
6bに支持されるガイドローラ80a,80bと、ガイ
ド面76c,76dに支持されるガイドローラ82a,
82bとを装着すると共に、取付片85にガイド面77
に支持されるガイドローラ86を装着している。
【0057】従って、スライダ78の走行時に発生する
騒音がガイドフレーム71の外部に漏れにくくなると共
に、ガイド面76a,76b,76c,76d,77と
ガイドローラ80a,80b,82a,82b,86の
接触部にて発生した埃等が外部へ放出されにくくなり、
スライダ78を円滑に移動させることができ、また、ガ
イドフレーム71にガイド面76a,76b,76c,
76d,77を一体成形することで、材料コスト及び組
立コストを低減できる。更に、スライダ78に装着され
た各ガイドローラ80a,80bの接触位置を上下に相
違させており、スライダ78の垂直部78bに図示しな
い作業装置やこの作業装置を昇降させる昇降装置が搭載
されて重量が増加しても、スライダ78の走行をがたつ
きなく安定して支持できる。
【0058】また、本実施形態の走行移動装置では、ガ
イドフレーム71の上面部に歯付駆動ベルト91を配設
して端部を固定する一方、スライダ78にサーボモータ
97によって回転駆動する駆動プーリ95を設け、この
駆動プーリ95を歯付駆動ベルト91に噛み合わせてい
る。
【0059】従って、ガイドフレーム71の上部開口7
4を歯付駆動ベルト91とスライダ78が覆うと共に、
歯付駆動ベルト91の下面側に歯が形成されて駆動プー
リ95と噛み合っており、歯付駆動ベルト91や各プー
リ94,95,99、駆動伝達ベルト100等をガイドフ
レーム71内に配設することなく、外部への埃等の放出
を防止でき、ガイドフレーム71内に集塵装置を設ける
ことで、外部に埃等を出さずに集塵でき、クリーンルー
ムへの適用が可能となる。
【0060】更に、本実施形態の走行移動装置では、ガ
イドフレーム71側の電源部からスライダ78側の作業
装置へ給電する給電部として集電レール102と集電子103
とを用い、これらをガイドフレーム71内に配設してい
る。
【0061】従って、スライダ78の走行時に発生する
給電ケーブルの摺接音やケーブルベアの曲げ伸ばし音が
ガイドフレーム71の外部に漏れにくくなると共に、外
部からの埃等が集電レール102と集電子103との接触部に
付着しにくくなり、ガイドフレーム71内に集塵装置を
設けることで、外部に埃等を出さずに集塵でき、クリー
ンルームへの適用が可能となる。
【0062】なお、上述の各実施形態において、ガイド
面及びガイド手段、給電部、駆動手段を選択的にガイド
フレーム内に配設するようにしたが、その組み合わせは
実施形態に限定されるものではない。また、ガイド手段
としてガイドローラを用いて説明したが、摺動子やリニ
アベアリングを用いてもよく、また、給電部として給電
ケーブルや集電レール及び集電子を用いて説明したが、
電磁誘導を用いてもよく、更に、駆動手段として駆動モ
ータ及び無端ベルトやサーボモータ及び固定ベルトを用
いて説明したが、ラック&ピニオン方式を用いてもよ
い。
【0063】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の走行移動装置によれば、ガイド
フレーム内にその長手方向に沿って少なくとも2つのガ
イド面〜形成する一方、移動体にガイドフレームの表面
開口から内部に侵入して各ガイド面にガイドされること
で移動体をガイドフレームに沿って移動自在に支持する
少なくとも2つのガイド手段を設けたので、ガイド手段
及びガイド面がガイドフレーム内に位置することで、走
行時に発生する騒音が外部に漏れにくくなると共に、外
部へ埃等が放出されにくくなって移動体を円滑に移動さ
せることができ、また、ガイド面を有するガイドフレー
ムを、例えば、アルミ押し出し成形によって一体成形が
可能となり、材料コスト及び組立コストを低減すること
ができる。
【0064】また、請求項2の本発明の走行移動装置に
よれば、ガイドフレームを縦断面が矩形形状とし、第1
のガイド手段がガイドフレームの上面開口から内部に侵
入し、第2のガイド手段がガイドフレームの側面開口か
ら内部に侵入するようにしたので、ガイド手段がガイド
フレームの上面開口と側面開口の2ヵ所から内部に侵入
してガイド面に支持されることとなり、移動体の支持を
安定させることができる。
【0065】また、請求項3の本発明の走行移動装置に
よれば、2つのガイド面を互いに交差する面としたの
で、各ガイド面に支持される各ガイド手段の支持方向が
異なり、移動体の支持を安定させることができる。
【0066】また、請求項4の本発明の走行移動装置に
よれば、2つのガイド手段を複数のガイドローラとした
ので、各ガイドローラが対応するガイド面を転動して移
動体をガイドフレームに沿って移動自在にすることこと
となり、移動体の走行を円滑に行うことができる。
【0067】また、請求項5の本発明の走行移動装置に
よれば、移動体に作業装置を装着し、ガイドフレーム側
の電源部から作業装置に給電する給電部をガイドフレー
ム内に配設したので、ガイドフレーム側の電源部からガ
イドフレーム内の給電部を通して移動体の作業装置に給
電されることとなり、ガイドフレームの外部に給電ケー
ブルのガイド等を配設する必要はなく、材料コスト及び
組立コストを低減できると共に、外部への埃等の放出を
防止することができる。
【0068】また、請求項6の本発明の走行移動装置に
よれば、給電部を一端部が電源部に接続されて他端部が
作業装置に接続された給電ケーブルとし、給電ケーブル
をガイドフレーム内に設けられたケーブルガイドに支持
したので、ガイドフレームの外部にケーブルガイドを配
設する必要はなく、外部への埃等の放出を防止すること
ができる。
【0069】また、請求項7の本発明の走行移動装置に
よれば、給電部を、電源部に接続されてガイドフレーム
に沿って敷設された集電レールと、作業装置に接続され
て移動体に配設された集電子とで構成したので、ガイド
フレームの集電レールに摺接する集電子を介して作業装
置に給電されることとなり、給電ケーブル及びケーブル
ガイドが不要となり、給電部を小型化することができ
る。
【0070】また、請求項8の本発明の走行移動装置に
よれば、移動体に作業装置が装着し、ガイドフレーム側
の電源部から給電ケーブルによって作業装置に給電可能
とし、給電ケーブルの長手方向に複数の規制駒が固定す
ることで、規制駒の自重によって給電ケーブルを直線状
態及び湾曲状態に規制可能としたので、ケーブルベアを
用いることなく、容易に給電ケーブルの弛みや絡みつき
を防止することができ、ケーブルベアの曲げ伸ばしによ
る騒音の発生を防止することができる。
【0071】また、請求項9の本発明の走行移動装置に
よれば、移動体に作業装置を装着し、ガイドフレーム側
の電源部から給電ケーブルによって作業装置に給電可能
とし、湾曲する給電ケーブルの内側に互いに自由回転自
在に連結された複数の回転コロを配設することで、給電
ケーブルを直線状態及び湾曲状態に規制可能としたの
で、ケーブルベアを用いることなく、容易に給電ケーブ
ルの弛みや絡みつきを防止でき、ケーブルベアの曲げ伸
ばしによる騒音の発生を防止することができる。
【0072】また、請求項10の本発明の走行移動装置
によれば、移動体をガイドフレームに沿って移動する駆
動手段をガイドフレーム内に配設したので、駆動手段へ
の外部への埃等の放出を防止することができる。
【0073】また、請求項11の本発明の走行移動装置
によれば、駆動手段を、ガイドフレーム内の長手方向各
端部に枢着された一対のプーリと、一対のプーリに掛け
回されて移動体に連結された無端の駆動ベルトと、駆動
ベルトを駆動する駆動モータとで構成したので、プーリ
及び駆動ベルトがガイドフレーム内に配設され、外部へ
の埃等の放出を防止して円滑な駆動を可能とすることが
できる。
【0074】また、請求項12の本発明の走行移動装置
によれば、移動体をガイドフレームに沿って移動する駆
動手段を、各端部がガイドフレームの長手方向各端部に
固定された駆動ベルトと、移動体に回転自在に支持され
て駆動ベルトに噛み合う駆動プーリと、駆動プーリを駆
動する駆動モータとで構成したので、駆動モータによっ
て駆動プーリが駆動し、この駆動プーリがガイドフレー
ムに固定された駆動ベルトに噛み合いながら転動するこ
とで、移動体がガイドフレームに沿って移動することと
なり、ガイドフレーム内に駆動プーリや駆動ベルトを配
設することなく、外部への埃等の放出を防止して円滑な
駆動を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る走行移動装置の概
略斜視図である。
【図2】本実施形態の走行移動装置の断面図である。
【図3】本実施形態の走行移動装置における別のガイド
手段を表す走行移動装置の断面図である。
【図4】本実施形態の走行移動装置における別のケーブ
ルガイドを表す走行移動装置の断面図である。
【図5】本実施形態の走行移動装置における別のケーブ
ルガイドを表す走行移動装置の断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る走行移動装置の側
面図である。
【図7】本実施形態の走行移動装置の平面図である。
【図8】図6のVIII−VIII断面図である。
【図9】図6のIX−IX断面図である。
【図10】本実施形態の走行移動装置の概略斜視図であ
る。
【図11】従来の走行移動装置の断面図である。
【符号の説明】
11 ガイドフレーム 12,13 開口 14a,14b,15 ガイド面 16 スライダ(移動体) 19a,19b,22 ガイドローラ(ガイド手段) 24 駆動ベルト(駆動手段) 28 給電ケーブル(給電部) 29a,29b ケーブルガイド面 31,41 ガイドフレーム 32,33,42,43 開口 34,35,44,45 ガイド面 36,46 スライダ(移動体) 37,38,47,48 ガイドローラ(ガイド手段) 51 給電ケーブル(給電部) 52 規制駒(ケーブルガイド) 61 給電ケーブル 62 スライダ(移動体) 64 ガイドフレーム 66 回転コロ(ケーブルガイド) 71 ガイドフレーム 74,75 開口 76a,76b,76c,76d,77 ガイド面 76 スライダ(移動体) 80a,80b,82a,82b,86 ガイドローラ
(ガイド手段) 91 歯付駆動ベルト(駆動手段) 97 サーボモータ(駆動手段) 102 集電レール(給電部) 103 集電子(給電部)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って配設されたガイドフレ
    ームと、該ガイドフレーム内にその長手方向に沿って形
    成された少なくとも2つのガイド面と、前記ガイドフレ
    ームの外周部に配設された移動体と、該移動体から前記
    ガイドフレームの表面開口から内部に侵入して前記各ガ
    イド面にガイドされることで前記移動体を前記ガイドフ
    レームに沿って移動自在に支持する少なくとも2つのガ
    イド手段とを具えたことを特徴とする走行移動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走行移動装置において、
    前記ガイドフレームは縦断面が矩形形状をなし、前記第
    1のガイド手段は該ガイドフレームの上面開口から内部
    に侵入し、前記第2のガイド手段は該ガイドフレームの
    側面開口から内部に侵入することを特徴とする走行移動
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の走行移動装置において、
    前記2つのガイド面は互いに交差する面であることを特
    徴とする走行移動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の走行移動装置において、
    前記2つのガイド手段は、複数のガイドローラを有する
    ことを特徴とする走行移動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の走行移動装置において、
    前記移動体には作業装置が装着され、前記ガイドフレー
    ム側の電源部から該作業装置に給電する給電部が、該ガ
    イドフレーム内に配設されたことを特徴とする走行移動
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の走行移動装置において、
    前記給電部は、一端部が前記電源部に接続されて他端部
    が前記作業装置に接続された給電ケーブルであって、該
    給電ケーブルは前記ガイドフレーム内に設けられたケー
    ブルガイドに支持されていることを特徴とする走行移動
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の走行移動装置において、
    前記給電部は、前記電源部に接続されて前記ガイドフレ
    ームに沿って敷設された集電レールと、前記作業装置に
    接続されて前記移動体に配設された集電子とを有するこ
    とを特徴とする走行移動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の走行移動装置において、
    前記移動体には作業装置が装着され、前記ガイドフレー
    ム側の電源部から給電ケーブルによって該作業装置に給
    電可能であって、該給電ケーブルの長手方向には複数の
    規制駒が固定されることで、該規制駒の自重によって該
    給電ケーブルを直線状態及び湾曲状態に規制可能とした
    ことを特徴とする走行移動装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の走行移動装置において、
    前記移動体には作業装置が装着され、前記ガイドフレー
    ム側の電源部から給電ケーブルによって該作業装置に給
    電可能であって、該湾曲する給電ケーブルの内側に互い
    に自由回転自在に連結された複数の回転コロが配設され
    ることで、該給電ケーブルを直線状態及び湾曲状態に規
    制可能としたことを特徴とする走行移動装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の走行移動装置におい
    て、前記移動体を前記ガイドフレームに沿って移動する
    駆動手段が該ガイドフレーム内に配設されたことを特徴
    とする走行移動装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の走行移動装置におい
    て、前記駆動手段は、前記ガイドフレーム内の長手方向
    各端部に枢着された一対のプーリと、該一対のプーリに
    掛け回されて前記移動体に連結された無端の駆動ベルト
    と、該駆動ベルトを駆動する駆動モータとを有すること
    を特徴とする走行移動装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の走行移動装置におい
    て、前記移動体を前記ガイドフレームに沿って移動する
    駆動手段は、各端部が前記ガイドフレームの長手方向各
    端部に固定された駆動ベルトと、前記移動体に回転自在
    に支持されて該駆動ベルトに噛み合う駆動プーリと、該
    駆動プーリを駆動する駆動モータとを有することを特徴
    とする走行移動装置。
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